JP2014519821A - シガレット包装具の交互パターン、喫煙物品、及び方法 - Google Patents

シガレット包装具の交互パターン、喫煙物品、及び方法 Download PDF

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Abstract

シガレット包装具は、グラビア印刷等の印刷技法により塗布した横方向に延びる帯状領域を含む。帯状領域は、プロピレングリコール等の抗シワ剤及び炭酸カルシウムも含有する澱粉水溶液であり得る印刷組成物の1回又は2回の塗布で塗布することができる。帯状領域のパターンは、煙草ロッドに沿った且つ/又は煙草ロッドの周りの帯又は縞であり得る。帯状領域は、ベタであってもよく、又は任意の数のクロスウェブ方向及び/又は長手方向の不連続部を含んでもよい。パターンは、喫煙物品を基板に載せると、煙草ロッドの長さに沿った少なくとも2つの場所が、基板と接触しない喫煙物品の側部のみに位置する膜形成化合物を有するように構成され得る。
【選択図】図1

Description

本開示は、包括的には喫煙物品、より詳細には、シガレット製造に用いるパターン付き包装具(wrapper)、関連の材料、プロセス、及びそれらを作製する方法に関する。パターン付き包装具は、第1IP性能を有する第1パターン要素と、第2IP性能を有する第2パターン要素とを含み、第1パターン要素及び第2パターン要素が交互にある。包装具及び喫煙物品は、低延燃性及び/又は低自己消火特性を示す。パターン状領域についてのさまざまな他の構成が考えられ記載される。
この非仮特許出願は、2011年5月16日付けで出願された米国仮出願第61/486,431号に基づく米国特許法第119条及び特許法施行規則1.55条の下での優先権を主張し、上記出願の内容全体を参照により本明細書に援用する。
延燃性(「IP」)
延燃性又はIPは、全体を参照により本明細書に援用するASTM E2187−04「喫煙物品の着火強度を測定するための標準試験法」の記載に従って実行した標準試験である。延燃性は、喫煙物品が、燻らせて基板に載せた際に煙草ロッドの燻焼を維持するのに十分な熱を発生させる確率を測定したものである。低いIP値は、基板上に不注意で放置した際に燻焼している喫煙物品が基板で燃焼を起こす可能性の低下と相関するので、そのような値が望ましい。
自己消火性(「SE」)
本明細書中での自己消火性又はSEは、自由燃焼条件下での喫煙物品の燻焼特性を指すものである。SEを評価するには、実験室試験を23℃±3℃及び相対湿度55%±5%で実行し、これらの両方を温湿度記録計で監視すべきである。排気フード(単数又は複数)が、試験中に形成された燃焼生成物を除去する。試験前、試験対象の喫煙物品を55%±5%の相対湿度及び23℃±3℃で24時間調製する。試験の直前に、喫煙物品をガラスビーカーに入れて自由な空気アクセスを確保する。
SE試験は、筐体又は試験箱内で行われる。単孔喫煙機及び電気ライターを用いて、試験用の喫煙物品に着火する。試験中、装置又は「アングルホルダ」が、吸口端を0°(水平)、45°、及び/又は90°(鉛直)の角度で保持することにより、試験対象の喫煙物品を保持する。好ましくは、20個の喫煙物品を0°、45°、及び90°それぞれの位置で試験する。2つ以上の装置を用いる場合、装置は、相互干渉を回避するために喫煙物品が相互に対面しないよう位置決めされることが好ましい。燻焼している火種(coal)の前線がチップペーパーに到達する前に喫煙物品が消える場合、結果は「自己消火性」として記録され、他方では、燻焼している火種の前線がチップペーパーに到達するまで喫煙物品が燻焼し続けている場合、結果は「非自己消火性」と記録される。したがって、例えば、95%のSE値は、試験した喫煙物品の95%が自由燃焼条件下で自己消火性を示したことを示す一方、20%のSE値は、試験した喫煙物品の20%が自由燃焼条件下で自己消火性を示したことを示す。
SE値は、「0°自己消火値」、「45°自己消火値」、又は「90°自己消火値」に関して言及することができ、これらのそれぞれが指定の試験角度でのSEの値を指す。さらに、SE値は、3つの角度位置の平均、すなわち、(i)「0°自己消火値」、(ii)「45°自己消火値」、及び(iii)「90°自己消火値」の平均を指す「自己消火平均値」に関して言及することができる。「自己消火値」又は「SE値」への言及には、0°でのSE値、45°でのSE値、90°でのSE値、又はSE平均値の区別がなく、それらのいずれかを指し得る。
現在の規制要件を満たすために、喫煙物品に関する延燃性値又はIP値は、好ましくは約25%以下とすべきである。0%のIP値を示すシガレットは、現在の規制IP性能要件を満たし且つ上回るが、SE値は高くなる。喫煙物品に関する平均自己消火平均値は、好ましくは約50%以下、より好ましくは約25%以下とすべきである。
本明細書に開示する実施形態は、パターン付き且つ帯付きの紙とかかる紙から構成した喫煙物品とを含み、追加材料(add-on material)は、本明細書に開示する抗シワ剤を含む澱粉水溶液(又は系)及び本明細書に開示するチョークを含み、これらは、以下を達成可能であるように交互の第1パターン要素及び第2パターン要素で塗布される。
・改善されたが異なるIP特性を有する隣接パターン要素。
・交互のパターン要素が25%未満のIP値を提供可能である。
・SE性能が向上する一方で規制IP性能基準が満たされる。
さらに、パターン付き及び/又は帯付きの紙とかかる紙から構成した喫煙物品とを含み、追加材料が、帯付き紙が自己消火性を生じる傾向を弱めると共に消費者に対する製品の外観を高めるのに十分なチョーク含有量を含む好ましくは澱粉水溶液を含む実施形態を、本明細書で教示する。
さらに、パターン付き及び/又は帯付きの紙とかかる紙から構成した喫煙物品とを含み、所望のIP性能を維持しつつ自己消火(SE)の統計的発生を抑えるのに役立つパターンに従って帯を設定した実施形態を、本明細書で教示する。
一態様によれば、本開示は、抗シワ剤及びチョークを組み込んだ澱粉水溶液を印刷ステーションに供給することにより、パターン付き包装紙を作製又は準備する方法であって、印刷ステーションにベースウェブを通すことにより、澱粉水溶液を用いて単一ステップで交互の第1パターン要素及び第2パターン要素を塗布することができるようにした方法を含む。
本開示の別の態様では、喫煙物品用の包装紙は、抗シワ剤及びチョークを含む澱粉水溶液を用いて追加材料をパターン状に塗布されるベースウェブを有し得る。澱粉水溶液は、少なくとも約25重量%の澱粉と、有効量〜澱粉の重量の約35%未満の抗シワ剤と、澱粉の重量の約30%〜約80%のチョーク又は炭酸カルシウムとを含み得る。
本開示の別の態様によれば、喫煙物品は、煙草及び包装紙を含むことができ、包装紙は、抗シワ剤及びチョークを含有する澱粉水溶液として塗布される追加材料の交互の第1パターン要素及び第2パターン要素を含み、隣接パターン区域は、低下させたが異なるIP性能を有する。
本開示のさらに他の態様は、追加材料のパターン、追加材料の成分の特性を含むがこれに限定されない。さらに、本開示は、延燃性及び自己消火特性を含むがこれに限定されない喫煙物品で得られる特徴に関する。
本開示の多くの目的及び利点は、同じ参照符号を同じ要素に付けた添付図面と共に本明細書を読めば当業者には明らかとなるであろう。
本開示による喫煙物品の概略斜視図である。 本開示による包装紙の概略図である。 本開示の別の実施形態による包装具の概略図である。 本開示のさらに別の実施形態による包装具の概略図である。 本開示のさらに別の実施形態による包装具の概略図である。 図2の線6−6に沿った拡大概略断面図である。 本開示による喫煙物品のさらに別の実施形態の斜視図である。 基板上に位置決めした喫煙物品の、燻焼している火種への空気流を示す拡大断面図である。 基板から除去した喫煙物品の、燻焼している火種への空気流を示す拡大断面図である。 喫煙物品の別の実施形態の側面図である。 喫煙物品のさらに別の実施形態の側面図である。 喫煙物品のさらにまた別の実施形態の側面図である。 喫煙物品のさらに別の実施形態の概略斜視図である。 図13の実施形態の包装具の詳細図である。 喫煙物品のさらに別の実施形態の概略斜視図である。 喫煙物品のさらに別の実施形態の側面図である。 非円形断面を有する喫煙物品の拡大断面図である。 本明細書に開示する印刷帯付き包装具の実施形態を作製するのに適したグラビア印刷プロセスの概略図である。 各区間に異なるパターン要素を有する交互区間を有する包装具の概略図である。
背景定義
図1を参照すると、本開示は、シガレット等の喫煙物品120に関し、これは、煙草ロッド122と、煙草ロッド122のうちチップペーパー132を有する一端に取り付けたフィルタ132とを備えることが好ましい。好ましくは、煙草ロッド122は、煙草刻(「カットフィラー(cut filler)柱と、煙草刻柱の周りに配置した包装具123とを備え、包装具123は、以下の教示に従って構成される。煙草ロッド122は、点火可能端又は点火端124とチップ端130(フィルタなしのシガレットの場合はシガレット120の吸口端130と称する)とを有する。カットフィラー煙草は、業界標準の名称である。さらに、煙草ロッド122は、通常は概して円形の断面を有するが、楕円形断及び他の非円形も本開示の範囲内にある。包装具は、長手方向継目に沿ってシールされて煙草ロッド122を形成する。
煙草ロッドは、喫煙物品の長手方向軸に沿ってチップペーパーの縁131から煙草ロッドの自由端まで測定した公称長さを有する。例として、この公称長さは、約60mm〜約100mmの範囲にあり得る。
「包装具」ペーパー123(図2を参照)は、亜麻、木材パルプ、セルロース繊維等から作ることができる「ベースウェブ」140を通常は含み、複数のパターン状及び/又は帯状領域126、126aが片面又は両面に塗布され得る。好ましくは、パターン状及び/又は帯状領域126、126aは、包装具123が煙草ロッド122の煙草柱を包む際の包装具123の内側に塗布される。
本明細書に開示する印刷パター付き状及び/又は帯付き紙のさまざまな実施形態の構成に適したベースウェブの製造において、かかる製造は、幅が数フィート(通常は、幅又は横方向寸法が約3フィート)のベースウェブロールの製造を通常は含み、続いてこれをスリッティングしてボビンにする。印刷作業は、ロールに対して行われることが好ましいが、スリッティング後に行ってもよい。好ましくは、ボビン自体は、煙草ロッド122の作製に必要な幅又はかかる幅の整数個分(例えば、かかる幅の1つ分、2つ分、又は4つ分)に等しい横方向寸法を有する。ボビンは、通常のシガレット製造機での使用に適合したものである。包装具は、煙草ロッドの公称円周及び重なる継目を考慮した幅方向寸法を有することが好ましい。結果として、包装具をスリッティングすると、そこから形成された喫煙物品は、正確な重なりを有する長手方向継目を常に有する。
本開示の目的上、「長手方向」は、煙草ロッドの長さに沿った(例えば、図1における軸134に沿った)、又は包装具の準備に用いられ、さらに煙草ロッドの作製に用いられ得るベースウェブ140の長さに沿った(例えば、図2における矢印142)方向を指す。
本開示の目的上、「横方向」は、煙草ロッド122の円周に沿った方向(図1を参照)、又は包装具の準備に用いるベースウェブ140を横断する方向(例えば、図2における矢印144)を指し、包装具をさらに煙草ロッドの作製に用いることができる。
本開示の目的上、「帯状領域」又は「区間」は、下にあるベースウェブ140のうち追加材料を塗布した区域126、126a(図2を参照)である。パターン状及び/又は帯状領域は、ベースウェブ140上の2次元パターン又は配列を通常は示す。より具体的には、パターン又は配列は、ベースウェブ140の長手方向142の反復単位、ベースウェブ140の横方向144の反復単位、及び/又はベースウェブ140の横方向144及び長手方向142の両方で反復する単位を含み得る。追加材料領域126、126aを包装具123に塗布することで、申し分のない又は改善された延燃性(「IP」)特性が得られると共に、改善された自己消火(「SE」)特性を得ることもできる。
追加材料領域126、126aは、ベースウェブ140に沿って離間しており、追加材料領域126、126aの少なくとも1つの領域が各完成喫煙物品の煙草ロッド122の第1端及び第2端128、130間に位置決めされるが、より好ましくは少なくとも2つの追加材料領域が煙草ロッド122に現れ得るようにする。追加材料領域126、126aは、軸134に沿った1つ又は複数の離間した場所で周方向に延び、喫煙物品120の煙草ロッド122の周りに延びることが好ましい。追加材料領域126、126aは、本開示ではその周方向に不連続部を含むように図示されているが、追加領域の他の構成も本開示の趣旨及び範囲内にあり、これは、追加材料が実質的に連続的である構成を含むがこれに限定されない。
慣例上、本明細書でさまざまな実施形態の寸法を記載する際に、帯又は区間「幅」が煙草ロッド122の長手方向134(図1を参照)に延びる一方で、周方向の寸法を「周方向」又は「横方向」又は「幅方向」と表現することに留意されたい。
パターン状及び/又は帯状領域126、126aがベースウェブ140を横断して(又は煙草ロッドの周方向に)延びる場合、パターン状及び/又は帯状領域126、126aの「幅」は、長手方向142に前縁146から後縁148まで測定され、好ましくは約5mm〜約9mm(前縁146から後縁148まで)、より好ましくは約5mm〜約7mm、さらにより好ましくは約6mm〜約7mmの範囲にある。さらに、パターン状及び/又は帯状領域は、27mmの「位相」(すなわち、1つのパターン状及び/又は帯状領域126、126aの前縁146から次の隣接するパターン状及び/又は帯状領域126、126aの前縁146までの間隔)を有し得る。好ましくは、パターン状及び/又は帯状の追加材料領域は、包装具の通気度を約0コレスタ〜約12コレスタの範囲に低下させる。
本開示の目的上、「帯間隔」は、包装具を作るベースウェブ140上の1つのパターン状及び/又は帯状領域126、126aの後縁148と隣接するパターン状及び/又は帯状領域126、126aの前縁146との間の距離を指す。
本明細書で用いる場合、語句「前縁」は、パターン状及び/又は帯状領域126、126aを含む包装具123を有する喫煙物品120の燻焼中に接近する火種に最も近いパターン状及び/又は帯状領域126、126aの縁146(図1を参照)を指し、一方で語句「後縁」は、パターン状及び/又は帯状領域126、126aを含む包装具123を有する喫煙物品120の燻焼中に接近する火種から最も遠いパターン状及び/又は帯状領域126、126aの縁148を指す。
本開示の目的上、「層」は、包装具を作製するベースウェブに塗布した一定量の追加材料を指す。各パターン状及び/又は帯状領域126、126aは、水性成膜組成物の「層」を包装具のベースウェブ140に塗布して、対応のパターン状及び/又は帯状領域における紙の通気度を低下させることにより形成することができる。
成膜組成物を用いる場合、当該「成膜組成物」は、水及び高濃度の、例えば14重量%〜約50重量%の吸蔵剤を含み得ることが好ましい。成膜化合物は、澱粉、アルギン酸、セルロース、又はゴム等の1つ又は複数の吸蔵剤を含むことができ、炭酸カルシウムをフィラーとして含むこともできる。さらに、成膜組成物は、抗シワ剤を含むことが好ましい。澱粉が成膜化合物である場合、少なくとも25%の濃度が特に有利であり、約30%の濃度が目下最も好ましい。
溶剤系配合物又は精製セルロース組成物を含む配合物等、他の追加配合物(又は組成物)を上記のものの代わりに、又は上記のものと組み合わせて用いることができる。
「抗シワ剤」は、印刷又は他の変換作業中にベースウェブ140(図2を参照)の横方向収縮を阻止する材料である。適当な抗シワ剤は、1,2プロピレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、及び澱粉可塑剤からなる群から選択され得る。「抗シワ剤」を含むことに関する教示は、係属中の公開特許出願である米国特許出願公開第2008/0295854号及び米国特許出願第13/324,747号(代理人整理番号1021238−001292)に示されており、上記出願の内容を参照により本明細書に援用する。
成膜組成物は、グラビア印刷、デジタル印刷、テンプレートを用いたコーティング若しくは吹き付け、又は任意の他の適当な技法等の変換技術を用いて、ベースウェブ140に塗布することができる。
グラビア印刷技法を用いて塗布した追加材料の塗布量について述べる場合、「X」を添え字とした値を用いて体積塗布量に言及することが多い。以下の表は、1平方インチあたり10億立方ミクロン又は「BCM」で「X」に関する体積等価量(volumetric equivalents)を挙げたものである。
語句「重量比」を澱粉溶液の澱粉成分に関して本明細書で用いる場合、「重量比」は、澱粉溶液の調製に用いる澱粉の重量と比較した追加材料の重量の比である。さらに、本開示の目的上、「X%の澱粉溶液」への言及は、澱粉重量が溶液重量のX%(例えば、澱粉重量及び水性成分重量の和で割った澱粉の重量)である澱粉水溶液を指す。
包装具は、通常は空気を通すベースウェブを含む。包装具の通気度は、コレスタ単位で通常は特定される。コレスタ単位は、単位圧力低下(すなわち、水柱センチメートル)あたりの単位面積(すなわち、cm)あたりの体積流量(すなわち、cm/秒)で紙の通気度を測定したものである。従来の包装具のベースウェブは、「gsm」と略されるグラム毎平方メートルで測定される既知の坪量も有する。業界で一般に用いられる通常の喫煙物品紙のベースウェブの通気度及び坪量を、以下の表に挙げる。
この説明の目的上、好ましい包装具のベースウェブは、少なくとも約20コレスタ単位の通気度を有する。最も好ましくは、包装具は、約25gsmの坪量を有する約33コレスタ〜約46コレスタの公称通気度を有する一般的なベースウェブ等のように、約30コレスタを超える通気度を有する。用途によっては、ベースウェブは、約60コレスタを超える、又は約80コレスタを超える通気度、又はさらに高い通気度値を有し得る。
概略的描写vs実際の描写
図6等のパターン付き及び/又は帯付き紙の断面の描写は、単一塗布から作られたパターン状及び/又は帯状領域を有する紙ウェブの、またかかるパターン付き及び/又は帯付き紙を作製する塗布プロセスの、有用な概略図であると考えられる。しかしながら、かかる概略図は、最終パターン付き及び/又は帯付き紙製品におけるベースウェブ構造の断面の現実も、追加材料層を塗布したベースウェブ構造の断面の現実も、追加材料層の断面の現実も、正確には描写していない。
1つ又は複数の追加材料層をベースウェブ140に塗布した現実の結果は、ウェブに塗布した層の概略図とは大幅に異なる。したがって、追加層の概略図は、プロセス塗布量を確かに示し、グラビア印刷シリンダ等の塗布区間のエッチングの指針として用いられるかもしれないが、これらの概略図は、1つの追加材料層をベースウェブに塗布することにより準備される完成包装具の構造を正確に表すものではない。材料が印刷された包装具の断面構造のさらなる詳細は、全体を参照により本明細書に援用する米国特許出願公開第2008/0295854号で見ることができる。
例示的な実施形態−ベタ帯パターン
ここで図2を参照すると、喫煙物品用の包装具は、追加材料パターン126、126aをベースウェブ140に塗布することにより準備される。追加材料は、約25重量%〜約35重量%の範囲の澱粉を有する澱粉水溶液を含むことが好ましい。さらに、追加材料は、約60%〜約80%の範囲のチョーク(すなわち、炭酸カルシウム)と、約10%〜約30%の範囲の抗シワ剤とを含むことが好ましく、チョーク及び抗シワ剤のパーセンテージは、水溶液中で用いられる澱粉の重量のパーセンテージである。
目下好ましい実施形態では、追加材料を、印刷ステップにより実質的に連続した横方向に延びるベタ帯126、126aでベースウェブ140に塗布し、乾燥させて追加材料から水分を除去する。当該印刷ステップは、単一の印刷ステップ、2つ以上の連続した印刷ステップ、グラビア印刷作業、フレキソ印刷作業、セルロース析出プロセス等であり得る。すなわち、印刷概念はウェブへの印刷組成物の塗布の1つであり、特定の塗布又は印刷機構にプロセスの一般性を制限する意図はない。好ましくは、帯126及び帯126aは、ベースウェブ140の長手方向に沿って交互にある。帯126は、得られる横方向帯が0%のIP性能を提供するのに有効であるようベースウェブ140に塗布されることが好ましい。帯126aは、得られる横方向帯が帯126よりも高いIP性能を可能にするようベースウェブ140に塗布されることが好ましい。好ましくは、帯126aと帯126とを組み合わせたIP性能は、約25%未満である。最も好ましくは、帯126aのIP性能も、約25%未満である。いずれにしても、帯126及び帯126aは、ベースウェブ上の幾何学的形状に関して及びIP性能要件(現在は25%以下のIP値)を満たすことに関しての両方で、名目上は同じである。
追加材料は、例えば、グラビア印刷プロセス又は移動オリフィス装置によりベースウェブ140に塗布することができる。移動オリフィス装置は、本発明の譲受人に譲渡された米国特許第5,534,114号及び第5,997,691号により詳細に記載されており、上記特許の両方を参照により本明細書に援用する。移動オリフィス装置を用いて交互のIPを有する平行な帯状領域を得るために、交互オリフィスの公称直径は、帯状領域が交互の量の追加材料を受け取るように交互パターンで異なり得る。
グラビアプロセスを用いる場合、グラビアロールは、例えば、約50インチの横方向幅を有する帯を印刷可能であるように約50インチの軸方向長さを有し得る。グラビアロールは、ベースウェブへの転写用の追加溶液を受け取るセルを有する周方向に離間した領域を有することが好ましい。これらの離間領域の、グラビアロールの周方向で測定した幅は、得られる包装具の帯の所望の幅に対応することが好ましい。さらに、これらの離間領域は、得られる包装具の帯状領域のピッチに対応する距離だけ相互に周方向にさらに離間する。
各離間領域内で、グラビアロールに複数の略六角形の挿入セルを設ける。六角形セルは約85線で配置することができる。33コレスタ単位又は46コレスタ単位の多孔度を有するベースウェブを用いる場合、各六角形セルは、約48μm(マイクロメートル)〜約52μm、好ましくは約50μmの深さを有し得る。隣接する六角形セルは、通常は相互に約10μm〜約14μm離間しており、グラビアローラの表面に対して約60°の角度で下方に傾斜した側壁を有する。得られる六角形セルは、約285μm〜約295μmの開口を有する。ベースウェブの通気度が60コレスタ単位程度である場合、六角形セルの深さは約60μmであり得る。隣接する帯126、126aの交互のIP性能を得るために、グラビアロールにおける対応のセルの深さを適宜調整することができる。代替的に、隣接する帯126、126aの幅を調整して、追加材料をグラビアロールにより塗布する速度を変えることができる。さらにまた、セル深さ及び帯幅の組み合わせを用いて、交互の帯IP性能を得ることができる。さらにまた、隣接する帯の六角形セル間の間隔を変えることができる。他の同等のメカニズムも当業者の技術範囲内であり得る。
当業者であれば、グラビアローラの六角形セルを、例えばエッチングを含む既知のプロセスを用いて作製できることを理解するであろう。
得られる包装具を続いて用いて、喫煙物品120(図1を参照)を構成する。喫煙物品120は、一定量のカットフィラー煙草124を包む包装具123を有する煙草ロッド122を通常は含む。適当なフィルタ132を、煙草ロッド122の一端に設けることができる。上述の包装具を用いると、煙草ロッド122(したがって喫煙物品120)は、実質的にベタ帯状の追加材料配置を示し、帯126、126aは、煙草ロッド122にわたって周方向に延び、(軸134の方向に沿って測定して)約6mm〜約7mmの範囲の、好ましくは約7mmの帯幅を有する。
記載されているように本実施形態において1,2ポリプロピレングリコール等の抗シワ剤を含むことにより、以下の説明でさらに詳述するが具体的には以下を含む関連の利点を得ることができる。
・水溶液が包装具にシワ及び/又は折れを作る傾向に対する対策を提供すること、
・商業的に実現可能な印刷速度で追加水溶液系を用いた単一塗布での、ベースウェブの複雑なパターンの印刷を可能にすること、及び/又は
・より長い有効保存寿命を含む追加溶液の安定性を提供することで、印刷作業中の費用及び無駄を減らすこと。
記載されているように本実施形態でチョークを含むことにより、パターン付き及び/又は帯付き紙シガレットが自己消火する傾向を抑え、消費者に対する製品の外観を高め、且つ上記で要約し以下の説明でさらに詳述するこれら及び他の関連の利点を得ることができる。
同じく当然ながら、図1を参照して説明したベタ帯構成により、喫煙物品に所望のIP性能、すなわち25%以下のIP性能を提供可能であり且つ様々な用途で25%未満のIP性能を含み得る包装具が得られる。
好ましくは追加澱粉水溶液の塗布が直面する困難
澱粉水溶液をパターン付き及び/又は帯付き包装具の作製用の追加材料として用いて、かかるパターン付き及び/又は帯付き包装具を用いて製造される喫煙物品のIP性能を制御するという概念には、利点がある。しかしながら、ベースウェブへの澱粉水溶液の塗布には困難がある。例えば、澱粉水溶液は、ベースウェブ140(図2を参照)の不規則な粗い多孔質表面に浸透する傾向があり、パターン状及び/又は帯状領域の付近でベースウェブの横方向収縮を引き起こす傾向がある。最後の点に関して、澱粉水溶液をベースウェブに横方向寸法で約36インチ塗布すると、ウェブが乾燥時に0.50インチ〜0.75インチ収縮し得ることが観察された。この収縮度は、印刷及び他の変換作業を通した適切なウェブトラッキングの維持を妨げる。
収縮がパターン状及び/又は帯状領域に局在化されるので、隣接するパターン状及び/又は帯状領域間の空間におけるベースウェブの横方向幅は、パターン状及び/又は帯状領域におけるベースウェブの横方向幅よりも大きい。横方向幅のこの不一致は、パターン状及び/又は帯状領域間の空間におけるベースウェブの横方向の波打ちを引き起こす。
包装具におけるこのような波打ちは、包装具のその後の取り扱い及び包装具からの喫煙物品の製造の両方に悪影響を及ぼす。例えば、波打ちのある包装具をスプールに巻き付けるか、又はスリッティングしてボビンに巻き付ける際に、巻き付けプロセスが波打ちを平らにすることで包装具に折れが生じる。折れの生じた包装具を用いて喫煙物品を製造すると、包装具におけるこれらの折れが喫煙物品に反映され、視覚的に許容不可能な喫煙物品となる。
抗シワ剤
本明細書中の教示と一致するようにパターン付き及び/又は帯付き包装具を作製するのに用いる澱粉水溶液に抗シワ剤(好ましくは、プロピレングリコール等)を含むことで、横方向収縮を動作管理可能なレベルに減らし、顕著なシワを軽減し、且つ最初に現れた折れ問題を本質的になくすことができる。抗シワ剤を含むことにさらに他の利益もあることが分かった。例えば、抗シワ剤を澱粉水溶液に組み込む場合、抗シワ剤は、乾燥プロセス中及び完成紙において澱粉の弾性がより高くなるように可塑剤として機能する。パターン状及び/又は帯状領域におけるクラッキング及びフレーキングが軽減された。さらに、抗シワ剤の存在は、澱粉溶液をベースウェブの表面上により多く留まらせてその材料により少なく浸透させることで、成膜を改善すると思われる。抗シワ剤を含む澱粉水溶液から形成したパターン状及び/又は帯状領域の付近の包装具の収縮は、36インチ幅のベースウェブで約0.0625インチ〜0.125インチの範囲、つまり折れも過度の波打ちも招かない範囲にあることが観察された。さらに、澱粉水溶液に抗シワ剤を含むことで、塗布すべき追加材料を単一の塗布、印刷パス等でベースウェブに塗布することが可能となることが分かったが、これは、十分な乾燥能力がこのような実施で確立される場合に限る。さらに、パターン状に塗布すべき澱粉水溶液に抗シワ剤を含むと、複数の印刷ステーションを用いる場合に印刷見当(print registration)をより正確に維持できるので、ベタ帯領域よりも複雑さが示され得る。さらに、澱粉水溶液のポットライフは、本明細書に開示した抗シワ剤を含むことにより実質的に改善される。
上記利点は、当業者には以下の教示からよりよく理解されるであろう。次に図2を参照すると、追加材料領域126、126aは、喫煙物品のIP及びSE特性を決定及び調節する。これらの追加材料領域126、126aは、包装具123のベースウェブ140(図2を参照)に塗布され、続いて従来のシガレット製造機器において煙草ロッドに形成される。ベースウェブ140の公称通気度は、約25コレスタ〜約100コレスタの範囲であり得る。現在、ベースウェブの好ましい公称通気度は、約33コレスタ〜約65コレスタの範囲にあり、最も好ましい公称通気度は約33〜約60である。ベースウェブ140は、包装具123の長さに沿って延びる長手方向142と、長手方向142に対して概ね垂直であるか又は横断するように包装具123にわたって横方向に延びる横方向144とを有する。
これらの追加材料領域126、126aは、好ましくは印刷技法によりベースウェブ140に塗布することができる。1つ又は複数の印刷技法(ダイレクト印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷、グラビア印刷等からなる群から選択される)を用いて、領域126、126aを塗布できるが、好ましくはグラビア印刷プロセスを用いる。グラビア印刷は、堆積速度、堆積パターン等の十分な制御を提供し、ベースウェブ140への高速印刷に適している。本開示の目的上、「高速」印刷は、ベースウェブ140が約300フィート/分を超える線速度で印刷プロセスを進む印刷プロセスを指す。シガレット製造の目的では、450フィート/分を超えるベースウェブ印刷速度が好ましく、500フィート/分以上の速度がさらにより好ましい。この点で、追加材料の堆積速度及び堆積した追加材料のパターンの品質は、高速印刷プロセスにより準備された包装具を低速印刷プロセスにより準備された包装具と比較した場合にかなり異なり得る。高速印刷動作は、所望のIP値(性能)及び所望のSE値(性能)の両方を達成できる。
驚くことに、ベースウェブを、1000フィート/分で、許容可能な紙外観で(すなわち、品質欠陥なしで)、且つ折れ又はシワの統計的な多発又は許容不可能な発生を伴わずに、図7を参照して説明される実施形態による帯を含むよう変換(印刷)できることが分かった。
この説明の1つの目的は、煙草ロッドに形成されると25%以下のIP値を示す、商業規模の高速で製造された包装具123(図2を参照)を提供することである。したがって、得られる印刷領域の堆積速度及び堆積特性は、ここでは高速印刷の重要な特徴である。このIP値は、現時点では十分であると考えられるが、さらにより好ましいのは、得られる喫煙物品の約15%以下のIP値であり、最も好ましい得られる物品のIP値は約10%以下である。より低いSE値も望まれる。これに関連して、50%以下のSE値が望ましく、より好ましいSE値は約25%未満であり、最も好ましいSE値は約10%未満である。
追加材料領域で用いられる材料は、本明細書に記載の包装具を用いて製造した喫煙物品のIP及びSE性能で重要であり得る。一実施形態では、追加材料領域は、炭酸カルシウム(又はチョーク)粒子、澱粉、及び抗シワ剤の混合物を含む溶液で印刷することができる。澱粉及び抗シワ剤溶液と同様に、炭酸カルシウム(又はチョーク)粒子、澱粉、及び抗シワ剤の混合物を含む溶液が水溶液として塗布されるが、非水溶液も本開示の趣旨及び範囲内にある。
本開示は、さまざまな抗シワ剤が本明細書に記載の所望の特性を得るのに適していることを考慮している。例えば、抗シワ剤は、グリセリン、1,2プロピレングリコール、プロピレングリコール等からなる群から選択され得る。特に、抗シワ剤としてプロピレングリコールが最も好ましい。
一般的には、本開示は、抗シワ剤及び炭酸カルシウムの組み合わせを公称澱粉水溶液に添加して、印刷に用いるべき追加溶液を得ることを考慮している。この説明で用いる公称澱粉水溶液では、澱粉は、公称溶液重量の約25%〜約35%を含み得る。好ましくは、澱粉は、公称溶液の約28重量%〜約32重量%を含み得る。最も好ましくは、澱粉は、公称溶液の約30重量%を含み得る。
抗シワ剤を公称澱粉溶液に添加することが好ましく、抗シワ剤の重量は、公称澱粉溶液中の澱粉の重量の約10%〜乾燥機器がプロピレングリコール含有溶液を十分に乾燥させる能力により設定される上限値の範囲にある。定量的には、当該上限値は従来のグラビア印刷装置で約30%である。好ましくは、抗シワ剤の重量は、約20%〜約30%の範囲となる。最も好ましくは、抗シワ剤の重量は、公称澱粉溶液中の澱粉の重量の約25%となる。
実施例
以下の例示的且つ非限定的な実施例は、さらなる説明を提供するためのものである。表I及びIIに示す結果は、抗シワ添加剤(anti-wrinkling agent additive)を含まない印刷溶液の初期粘度及び時間安定性と、抗シワ添加剤を含む印刷溶液の初期粘度及び時間安定性とを比較したものである。表I(1,2プロピレングリコールに関する)及び表II(グリセリンに関する)に記録された観察記録は、1,2プロピレングリコール又はグリセリン等の抗シワ剤を含有する印刷溶液が、はるかに長期間にわたり低い粘度を有するという点で、初期粘度がより低くより安定していることを示す。
CaCOを24%乾燥澱粉の水溶液に添加し、溶液中に存在する添加したCaCO対乾燥澱粉の重量比は、0.8:1.0である。
CaCOを24%乾燥澱粉の水溶液に添加し、溶液中に存在する添加した1,2プロピレングリコール対添加したCaCO対乾燥澱粉の重量比は、1.0:0.8:1.0である。
CaCOを20%乾燥澱粉の水溶液に添加し、溶液中に存在する添加したCaCO対乾燥澱粉の重量比は、1:1である。
CaCO及びグリセリンを20%乾燥澱粉の水溶液に添加し、溶液中に存在する添加したグリセリン対添加したCaCO対乾燥澱粉の重量比は、1:5:5である。
上記の表は、抗シワ剤を用いた印刷溶液の有用保存寿命が、その粘度で測定した場合、抗シワ剤を含まない印刷溶液の保存寿命の本質的に2倍であることを示す。したがって、追加領域に塗布する材料に抗シワ剤を添加すると、追加材料の領域の形成に用いる印刷溶液のレオロジー特性が改善される。
追加材料を印刷技法で塗布する際、塗布材料の粘度が重要である。塗布材料の粘度が経時的に増加する場合、追加材料の保存寿命又はポットライフは有限であり、その後に材料はその実用性を失う。表1が示すように、塗布材料配合物への抗シワ剤の添加により、追加材料の初期粘度を約20%低減することができる。さらに、追加材料の保存寿命又はポットライフは、抗シワ剤を有しない材料と比較して少なくとも2倍以上増加する。
表III及び表IVに示す結果は、印刷溶液への抗シワ剤の添加が、IP性能に許容不可能なほど影響することなく(すなわち、許容可能なIPレベルを維持しつつ)自由燃焼SEを低減することが分かったことを示す。表IIIに提示した情報の目的で、シガレット40本のバッチを試験してIP性能を得る一方で、シガレット20本のバッチを各角度位置で試験してSE性能を得た。
1,2プロピレングリコールを22%乾燥澱粉の水溶液に添加し、1,2プロピレングリコール対乾燥澱粉の比を1.0:1.0として1,2プロピレングリコールを澱粉溶液に添加し、CaCOを、溶液中で用いた乾燥澱粉の重量に対して測定した記載の重量パーセンテージで澱粉溶液に添加した。
表IIIから特定の結論を出すことができる。例えば、IPは、7mm帯に関する25%の目標値未満に留まった。さらに、IPは、CaCO重量が澱粉重量の80%未満である場合に25%の目標値未満に留まった。さらに、平均SE値は、CaCO重量が澱粉重量の40%を超えた場合に70%以下であり、0°でのSEは、CaCO重量が澱粉重量の40%を超えた場合に25以下であった。
追加材料に抗シワ剤を含むことで、得られるパターン付き及び/又は帯付き包装具の特性も改善される。より詳細には、抗シワ剤は、包装具上で乾燥させると追加材料の可撓性を高めることが分かった(すなわち、可塑剤として働く)。結果として、追加材料の帯は、抗シワ剤を配合物中で用いない包装具の帯よりも取り扱い及び使用中にベースウェブから分離し難い。さらに、上述のように、追加材料への抗シワ剤の組み込みは、抗シワ剤を含むがIP性能の低下を伴わない追加材料の帯を有する包装具から作製した喫煙物品において、SE性能の向上をもたらす。
澱粉溶液中での抗シワ剤の働きは十分に理解されていないが、抗シワ剤が澱粉溶液中で可塑剤としても機能すると考えられる。可塑剤としても機能可能である抗シワ剤を含まない澱粉溶液は、紙構造の上面に浸透する傾向がある。さらに、抗シワ剤なしでは、澱粉溶液が乾燥時に収縮する又は縮む傾向がある。この収縮及び/又は縮みは、下にあるウェブも、すなわちパターン状及び/又は帯状領域の下の区域において収縮させるか又は縮ませる。例として、36インチ幅の紙ウェブの幅が、パターン状及び/又は帯状領域で約0.5インチ〜約0.75インチも、換言すれば1%〜約2%も収縮し得ることが、観察により分かった。
下にあるウェブは、パターン状及び/又は帯状領域間では収縮しないので、パターン状及び/又は帯状領域間の領域は波打ちを呈し、この波は下にあるウェブの長手方向に延び、下にあるウェブのクロスウェブ又は横方向で波の起伏が生じる。下にあるウェブをシガレット製造用サイズに長手方向にスリッティング分割した後に、紙ウェブのこれらの長手方向部分のそれぞれを対応のボビンにきつく巻き付ける。したがって、上述の起伏は、非帯状領域に折れをもたらすことがあり、ここでパターン状及び/又は帯状領域の収縮により生じた幅の縮小を調整するように紙が折り重なる。包装具におけるこのような折れは、概して煙草ロッド製造に許容不可能である。
したがって、パターン状及び/又は帯状領域の収縮は、包装具の非帯状又は非印刷区域のシワの原因であると思われる。再び、そのメカニズムは十分に理解されていないが、澱粉溶液への抗シワ剤の添加は、印刷層又は帯状領域の可撓性を高めると思われる。当該可撓性は、印刷澱粉層の弾性がより高いことから得ることができる。当該可撓性は、紙構造への印刷層の浸透が少ないことで印刷層が紙ウェブの表面上により多く残ることからも得ることができる。これらのメカニズム、これらのメカニズムの組み合わせ、又は他の何らかのメカニズムが有効である否かに関係なく、包装具が撓む際に、層又はパターン状及び/又は帯状領域の弾性増加が、層又はパターン状及び/又は帯状領域が包装具から分離する可能性を減らすことが観察により示される。さらに、層又はパターン状及び/又は帯状領域の弾性は、塗布した溶液の乾燥に伴い層又は帯状領域の寸法をその下の紙に適合させると思われ、したがってパターン状及び/又は帯状領域の収縮が減ると同時にパターン状及び/又は帯状領域間のシワ及び/又はパッカーリングも減る。したがって、澱粉溶液への抗シワ剤の組み込みは、上述のシワを抑制する。
本明細書に開示する抗シワ剤のさらに別の利点は、溶液の成膜属性に関する。より詳細には、追加材料に抗シワ剤を含むことで、追加材料を塗布されるベースウェブの表面に関する追加材料の成膜特性が改善されると思われる。この改善した成膜特性は、追加材料から構成したパターン付き及び/又は帯付き包装具のIP性能を向上させると考えられる。
抗シワ剤を澱粉溶液に添加すると、パターン状及び/又は帯状領域の通気度が改善され、すなわち、通気度がより均一になり、且つ可塑剤を用いない帯の通気度よりも低くなる。この現象は、必要な澱粉溶液量を単一の印刷ステップで塗布又は印刷できるので有意義である。当業者であれば、これまでに、パターン状及び/又は帯状領域で必要な通気度低下をもたらすために複数の印刷ステップが通常は必要だったことを理解するであろう。
炭酸カルシウム
炭酸カルシウム又はチョークを、抗シワ剤に加えて公称澱粉溶液に添加することが好ましく、チョークの重量は、公称溶液中の澱粉の重量の約30%〜約80%の範囲にあり得る。33コレスタの紙を用いる場合、約60%の炭酸カルシウムの添加が目下好ましい。46コレスタ〜60コレスタの紙を用いる場合、約80%の炭酸カルシウムの添加が目下好ましい。チョークを公称澱粉溶液に添加して、未被覆ベースウェブ材料の反射度に匹敵するように得られる追加材料の反射度を調整することができる。かかる反射度では、追加材料から構成したパターン状及び/又は帯状領域は、注意深く見なければあまり見えない。
CaCO対澱粉比は、高速印刷により準備した場合の本開示の包装具から作った喫煙物品のIP及びSE性能を決定するのに重要な因子でもあり得る。CaCO対澱粉比は、追加材料領域に関する炭酸カルシウム対澱粉の重量比として決定される。より具体的には、約0.8未満のCaCO対澱粉比が、約25%未満のSE(0°での)性能の向上と共に所望のIP性能を得るのに好ましい。CaCOは、本明細書に記載の理由の中でも特に、そのSE性能を向上させるために記載した実施形態の構成に含まれる。
上記説明及び添付図面は、当業者が喫煙物品用のパターン付き及び/又は帯付き包装具を製造する方法を理解する助けとなる。そのプロセスにおいて、追加材料のパターン状及び/又は帯状領域126、126a(図2を参照)を、ベースウェブ123の片面に離間した場所として設ける。これらのパターン状及び/又は帯状領域126、126aの間隔は、ベースウェブ140の長手方向142でのこれらのパターン状及び/又は帯状領域126、126aの幅よりも実質的に大きいように選択することができる。パターン状及び/又は帯状領域126、126aの幅は、約5mm(ミリメートル)〜約10mmの範囲にあるように選択することができ、これらのパターン状及び/又は帯状領域126、126a間の間隔(当該間隔は、1つのパターン状及び/又は帯状領域の後縁から次の隣接するパターン状及び/又は帯状領域の前縁までの距離として測定する)は、約12mm〜約40mmの範囲とすることができる。
好ましい澱粉組成物及びそれらの調製
本開示のパターン状及び/又は帯状領域は、澱粉、チョーク又はCaCO、及び抗シワ剤を含有する水溶液を含むことが好ましい。多くのタイプの澱粉が考えられるが、タピオカ澱粉が層の澱粉成分として目下好ましい。適当な市販の澱粉は、Corn Products Internationalの子会社であるNational Starchから入手可能なFLO−MAX8である。
澱粉材料の特定の特徴が、パターン付き原紙を喫煙物品に形成した場合に非常に低い延燃性値をもたらす所定のパターンを生じさせることが分かった。さらにより驚くべきことに、いくつかの既知の澱粉材料の標準仕様内で、材料特性のバッチ間変動が得られる喫煙物品の延燃性に影響し得ることが認識された。例として、National StarchによりFlo−Max8として市販されている酸化タピオカ澱粉の仕様は、1%溶液中のpHが4.5〜6.5の範囲にあり、粒子の分子量が10,000を超えることを示す。驚くべきことに、約6〜約6.5の範囲のpHを有するFlo−Max8のバッチで所定のパターンをベースウェブに塗布した場合、IPは、pHが約6未満だが依然として製造業者の仕様の範囲内にある他のFlo−Max8バッチと比較してはるかに向上することが分かった。
包装具への膜の塗布に用いる澱粉パラメータの選択において、さまざまなバランス又は妥協が必要である。例えば、高分子量澱粉は、効果的な通気度低下をもたらし得るが、こうした高分子量澱粉は、低濃度で用いなければならず、溶液の含水量が非常に多くなる。しかしながら、高含水量膜は、多孔質包装具で効果的に乾燥するのがはるかに困難である。
十分には理解されていないが、酸化澱粉の好ましいpH範囲は、より酸性度の高い(すなわち、pHがより低い)澱粉よりも長いポリマー鎖を与える、澱粉ポリマー鎖のより低い酸化度、つまり不完全な酸化を反映すると考えられる。
これらの理解に基づき、パターン付き包装具のIPの顕著な改善が、特定の改善された特性を有する澱粉溶液で得られることが分かった。酸化澱粉を含む水溶液のこれらの特性は、約6〜約6.5の範囲のpH、少なくとも約65ダイン/センチメートルの表面張力、約50センチポアズ以下の室温粘度、及び乾燥粒子で約4ミクロン〜約40ミクロンの範囲の粒径分布を含む。さらに、粒子は、溶液が約25%〜約35%の範囲の澱粉濃度を有し得るような分子量を有することが好ましい。好ましくは、澱粉は酸化タピオカ澱粉を含む。
ベースウェブ又は包装具への塗布に用いる澱粉水溶液は、澱粉/水混合物を作ることにより通常は調製され、これは、最初に所望の重量の乾燥澱粉粉末を所望の重量の室温水(すなわち、約15℃〜約25℃)と混合して、予め選択した濃度を有する澱粉/水混合物を得ることにより行われる。例えば、予め選択した濃度が20%である澱粉/水溶液を調製するためには、20重量部の澱粉を80重量部の水と混合する。澱粉/水溶液を、続いて約90℃〜約95℃の範囲の高サブ沸騰温度(sub-boiling temperature)、すなわち沸騰温度未満に加熱する。澱粉/水溶液は、熱ソーキング(thermal soaking)のために高温で約20分〜約30分保持される。続いて、澱粉/水溶液を室温に冷却する。当該冷却ステップは、自然に生じる熱移動プロセス等により受動的に行われ得るか、又は冷却浴への浸漬、若しくは従来の機械的冷却システムの使用等により能動的(又は強制的)であり得る。混合ステップ、加熱ステップ、熱ソーキングステップ、及び冷却ステップを通して、澱粉/水混合物を攪拌する。攪拌は、連続的又は実質的に連続的であり得る。炭酸カルシウム等の付加的な成分を澱粉/水溶液に組み込む場合、これらの成分は、澱粉/水溶液が熱ソーキングステップ後に室温に戻った後に添加すべきである。
上記で特定した特徴を有し上述のように調製した澱粉水溶液は、例として限定はされないがグラビア印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷、吹き付け、及びダイコート印刷からなる群を含む多数の印刷技法のいずれかを用いてベースウェブに塗布することができる。他の印刷プロセスも適している場合があり、本明細書の教示の範囲内にあることが意図される。しかしながら、好ましくは、グラビア印刷を用いて澱粉溶液をベースウェブに塗布し、パターン付き包装具を得ることができる。
驚くべきことに、CaCO/澱粉比が、高速印刷により準備した本開示の包装具から作った喫煙物品のIP及びSE特性を決定するのに重要な因子であることが分かった。CaCO/澱粉比は、追加材料領域126、126aの炭酸カルシウム対澱粉の重量比として決定される。より具体的には、少なくとも約60%のCaCO/澱粉比が、約25%未満のIP及びSE(0)性能を得るのに好ましい。さらにより好ましいのは、約20%未満のIP及びSE(0)性能を得るのに少なくとも約70%のCaCO/澱粉比である。
多くのタイプの炭酸カルシウム粒子が、本開示の趣旨及び範囲内にあると考えられる。しかしながら、現在では、Solvay Chemicals, Inc.からSOCAL31として入手可能な炭酸カルシウムが適当な市販の炭酸カルシウムである。SOCAL31は、平均粒径約70nm(ナノメートル)の超微粒沈降形態の炭酸カルシウムである。より大きな炭酸カルシウム粒子は、超微粒沈降形態の炭酸カルシウムと比較した場合にこの用途では同様に機能しないことが観察されたが、これは、粒子が大きいほど溶液から沈降する速度が速い傾向に少なくとも一部は起因し、また本明細書に記載の有益な特性を得るためにより多くの量が必要であることに少なくとも一部は起因する。
追加材料領域に用いる材料は、本明細書に記載の包装具を用いて製造した喫煙物品のIP及びSE性能において重要であり得る。一実施形態では、追加材料領域には、抗シワ剤及び炭酸カルシウム(又はチョーク)を含む澱粉溶液を印刷することができる。水性成分は乾燥し易いので、澱粉水溶液が目下好ましいが、非澱粉水溶液の使用も本開示の趣旨及び範囲内にある。
より詳細に上述したように、澱粉溶液への抗シワ剤の組み込みにより、澱粉水溶液を単一の印刷ステップ又は層でその下の紙ウェブに塗布することができる。
目下好ましい溶液は、印刷時に(at the press)(ここでの全てのパーセンテージは総溶液重量に基づく)、総溶液重量の約18wt%〜約23wt%(重量パーセント)、より好ましくは約20wt%〜約22wt%、さらにより好ましくは約21wt%の量の澱粉と、総溶液重量の約7wt%〜約10wt%、より好ましくは約7wt%〜約9wt%、さらにより好ましくは約8wt%の範囲の量のプロピレングリコールと、総溶液重量の約9wt%〜約13wt%、より好ましくは約10wt%〜約12wt%、さらにより好ましくは約11wt%の範囲の量の炭酸カルシウムとを含むことができ、本質的には残り(約55wt%〜約65wt%、より好ましくは約60wt%の範囲の量)が水である。
上記の考察から、包装具のパターン状及び/又は帯状領域について多くの異なるパターンが本開示の趣旨及び範囲内にあることが、当業者にはここで明らかとなるであろう。例えば、複数の横方向に延びるベタ帯を含むパターンを説明した(図2を参照)。ベタ帯は、不連続部(図4を参照)又は複数の反復不連続部(図5を参照)も含み得る。ベタであるという説明は、本開示の目的上、追加材料領域が単一ステップで塗布されることを意味する。
IP性能を維持する一方でのSE性能の向上
上述のように、政府の要件を満たし且つ好ましくは上回るIP性能を達成することが望ましい。これは、図7を参照して説明したもの等のベタ帯構成で達成可能である。さらに、同じく前述のように、IP性能の向上は、喫煙物品のSE性能に悪影響を及ぼし得る。換言すれば、IP性能が政府の要件を満たすか又は上回り得る一方で、当該IP性能は、喫煙者が手に持つと自己消火する(self extinguish when hand held by a smoker)喫煙物品、つまり100%のSEに通常は関連する。喫煙者は、普通は喫煙物品に再点火する必要がないことを望むので、IP性能を維持する一方でのSE性能の向上は、改良包装具に非常に望ましい特徴となる。本出願人らは、IP性能を維持する一方でこのようなSE性能の向上を提供する包装具上のパターン状及び/又は帯状領域の配置を発見した。例えば、図7を参照して説明した実施形態におけるチョーク含有量の含入は、属性の中でも特にSE性能の向上に寄与する。
チョークを塗布してSE性能を向上させることに加えて、又はその代わりに、本明細書に開示する特定の帯構成及びパターンが、SE性能の向上及び所望のIP性能の両方を有する喫煙物品の構成に有用である。例えば、図3等に示すようなスリット帯構成は、自由燃焼中の燻焼をより持続させることが可能だが、基板に隣接して配置されると燻焼を持続させない。
表Vを参照すると、包装具Aは、さまざまな領域における追加量を約3.5X〜約5.5xの範囲とした印刷パターン状及び/又は帯状領域について、全幅6mmでそれぞれ約2mmの3つの領域を有するスリット帯配置を含む。追加量から、乾燥重量基準で約1g/m〜約9g/mの追加材料が得られ、包装具は約26.5g/mの公称坪量を有する。追加量を少なくすれば、乾燥重量基準で測定した追加材料の重量について比例的に調整された値が得られると予測される。パターン状及び/又は帯状領域の幅は、通常は長手方向に測定され、27mmの位相(すなわち、1つのパターン状及び/又は帯状領域の前縁から次の又は後続のパターン状及び/又は帯状領域の前縁までの間隔)を有する。
表Vにおいて、「帯状領域構成」は、燃焼中の煙草ロッドにおいて火種が進む方向に見た帯の部分の幅を簡潔に記載したものである。したがって、パターン状及び/又は帯状領域126、126aの2.5−2−2.5構成(図3を参照)は、全パターン状及び/又は帯状領域幅の第1部分又は区間202が2.5mmであり、全パターン状及び/又は帯状領域幅の第2部分又は区間203が2mmであり(空間であり得る)、全パターン状及び/又は帯状領域幅の第3部分又は区間204が2.5mmであることを意味する。ここで、最初に第1部分202に燃焼中の煙草ロッドの進行火種が辿り着き、次に第2部分203に進行火種が辿り着き、最後に第3部分204に進行火種が辿り着く。

表VI〜表IXは、多区間パターン状及び/又は帯状領域126(図3を参照)をシングルパス印刷動作でこれらの表に示す塗布量で作ることができることを示す。包装具A〜Dのそれぞれにおいて、追加材料は、澱粉、チョーク又は炭酸カルシウム、及びプロピレングリコールを含有する水溶液を含むことが好ましい。当該水溶液に目下好ましい混合物は、澱粉、チョーク、及びプロピレングリコールを約100(澱粉)、約30%〜約80%(チョーク)、約20%〜約30%(プロピレングリコール)の重量比で含み、この場合、チョーク成分及びプロピレングリコール成分は、溶液中の澱粉の重量のパーセンテージとして表したものである。澱粉のみは、水溶液中で約25%〜約35%の範囲にあり得る。
追加材料の成分の相対的比率のいくらかの変化が、水溶液をベースウェブに塗布して乾燥させる際に変わり得る。例えば、観察によれば、1,2プロピレングリコールを抗シワ剤として用いる場合、溶液に添加したプロピレングリコールの約50%〜約60%が、紙ウェブ上で乾燥させた際に追加材料中に残る。他の抗シワ剤では、乾燥プロセス中にある程度の減量も起こり得る。しかしながら、かかる減量は、乾燥プロセス中の追加材料の澱粉成分及び炭酸カルシウム成分に関しては観察されなかった。
追加材料領域126、126aは、図示のように紙ウェブを横断して実質的に連続し得るか(図2を参照)、又は煙草ロッドの包装具に形成されるとC字形領域を画定するように1つ又は複数の長手方向に延びる分離部を有し得るか(図4を参照)、又は煙草ロッド122(図1を参照)の長手方向軸134を横断する断面で見た場合に煙草ロッドの周りに概ね対称に位置決めされた複数の材料部分127’(図5を参照)をもたらす複数の分離部を有し得る。
さらに、包装具123上の追加材料領域126、126aは、軸142に沿って距離wだけ離間した2つ以上の実質的にリング形の部分(図3を参照)に分割してもよく、距離wは、煙草ロッド122の軸134と概ね平行な方向に測定した場合にリング126、126aの幅を通常は超えない。このような間隔特徴は、帯構造における「スリット」を提供する。
包装具123上の領域126、126aは、隣接する領域126、126aのパッチ127’を他の隣接する領域126、126aのパッチから周方向に変位させて、最終的に煙草ロッド122の周りに周方向に配置され得る複数のパッチ127(図5を参照)を含むことができる。さらに、パッチ127、127’は、米国特許出願第60/924,666号及び米国特許出願公開第2008/0295854号に教示されているような所定のパターンに従って配置することができ、上記出願の全内容を参照により本明細書に援用する。
追加材料領域は、単層210として塗布することが好ましい(図6を参照)。図6におけるベースウェブ断面の図は概略的であることに留意すべきである。上述のように、ベースウェブの実際の断面は、ベースウェブを形成する無数の繊維のスライスである。シガレット包装具の場合、その厚さは約30ミクロン(すなわち、30×10−6メートル又は30μm)程度であり得る。追加材料の実際の厚さは≦2μmであり、追加材料は、ベースウェブの繊維が作り出す表面に浸透し適合する傾向がある。結果として、追加材料の領域における材料堆積は、(図6のように)箱状に概略的に図示することができるが、実際には肉眼ではほぼ感知不可能である。
好ましい単層(図6を参照)における材料の塗布量は、約4X〜約6Xの範囲にあり得る。これらの目的で、「X」は上述通りである。ベースウェブが約33の公称コレスタ値を有する場合、約6Xの目下好ましい塗布量が適当であると考えられる。ベースウェブが約60の公称コレスタ値を有する場合、約5.5Xの目下好ましい塗布量が適当であると考えられる。
喫煙物品120(図7を参照)は、喫煙物品120の軸に沿って相互に軸方向に離間した1つ又は複数のパターン状及び/又は帯状領域250、250aを含み得る。各パターン状及び/又は帯状領域250、250aは、少なくとも1つの長手方向に延びるギャップ252がパターン状及び/又は帯状領域250、250aの端部254間にあるように、また隣接する帯同士のIP性能が異なるように塗布した追加材料を含み得る。図7の実施形態は、パターン状及び/又は帯状領域250のそれぞれにおける単一のギャップ252を示すが、2つ以上のギャップ252を喫煙物品120の円周にわたって設けることができる。2つ以上のギャップ252を設ける場合、ギャップは、相互に概ね平行であることが好ましく、喫煙物品120の円周にわたって相互に実質的に等間隔に離間することも好ましい。一対の実質的に径方向に対向した追加材料区域を有する喫煙物品の実施形態を、図8及び図9において見ることができる。図示のように、追加材料区域250、250’の周方向の大きさは、これらの追加材料区域250、250’間の空間又はギャップ252の周方向の大きさと実質的に同じであり得る。
上記配置では、喫煙物品120が自由燃焼状態にある場合(図9を参照)、追加材料領域250、250’は、その低い通気度により煙草ロッド122の燃焼火種への空気流を妨げる。他方では、喫煙物品が実質的に水平な位置で保持されると、包装具123の底部ギャップ252が煙草ロッド122の側部に空気が自由に入るようにして、火種の燃焼を支持する。喫煙物品120を基板260上に配置すると、非常に異なる状況が起こる(図8を参照)。これらの条件下では、基板260は、煙草ロッド122の底部又は底部ギャップ252への上向きの空気の流れを遮る。追加材料領域250、250’及び基板260は協働して、空気を包装具のベースウェブ140に引き込むことができるはるかに小さな区域258、259を画定する。より具体的には、領域250の底部と基板260との間の鉛直区域258及び領域250’と基板260との間の鉛直区域259は、空気が煙草ロッド122の燻焼している火種に到達するために通過できる面積の実質的な減少をもたらす。空気中の酸素の欠乏の結果として、燃焼線が図13に示すように位置決めされた対向した追加材料領域に達すると、喫煙物品120の燻焼している火種は自己消火する。空気が火種の燃焼を支援するための面積が実質的に減少した状況は、図9に示す位置と喫煙物品をその長手方向を中心に回転させた際の喫煙物品の他の位置との間の煙草ロッド122の回転位置に関しても存在する。
しかしながら、追加領域250、250’の一方が基板260と接触するように喫煙物品120を基板260に載せた場合、追加領域は、空気がベースウェブ140を通過できる面積を依然として十分に制限することができ、基板260と追加領域との間で材料が協働して上記面積を減らす程度は、スナッファ(snuffer)領域252で生じるものと比較して小さい。この説明の目的上、スナッファ領域252は、煙草ロッド122のうち、基板260に載せると燃焼火種の消火を引き起こすよう働く区域である。
上記実施例では、IP値の低下は、SE値の低下、及び図7のもの等の追加材料領域を備えた包装具を有する喫煙物品120の自由燃焼品質の改善にも関連する。図9のSE実施形態が水平位置(すなわち、0°)の喫煙物品で生じることも、当業者には理解されるであろう。同様のSE改善が、45°及び90°の他のSE評価位置でも観察される。喫煙物品120が、喫煙物品の軸の周りで相互に45°離間(オフセット)した3つの具体的な向きの1つで基板260に載せられた場合も、自己消火特性及び所望のIPが達成される。当然ながら、簡潔にするためにこのような方法で考察を進めた。どの側部が基板260に当接するかに関係なく、また喫煙物品における所望の自由燃焼品質が損なわれるほど、又は主流煙中の一酸化炭素レベルが上昇するほど成膜化合物を紙に塗布する必要なく、この説明に従ったパターンは喫煙物品を消火することができることが容易に理解されるであろう。これは、対向する成膜化合物領域が基板260と接触した側部から正確に90°の場所に現れなくてもよいことを認識することにより理解することができる。これらの領域は、基板260と接触した側部からより近い場所又はより遠い場所に、例えば基板260と接触した側部から約60°〜120°の場所に中心を有し得る。
さらに、特定の選択パターンについて、喫煙物品を消火する能力は、長手方向の場所での成膜化合物の面積あたりの特定の重量よりも、追加材料(例えば、成膜化合物)の最小の長さ方向の大きさの提供に応じて変わり得る。矩形領域の長さは、例えば、用いる特定の設計、ベースウェブ、及び成膜化合物に関して約5.5mm以上であり得る。用いる成膜化合物の量を増加させて、通常は自由燃焼品質及びSE性能を損なわせることなくIP性能を向上させることができ、所望であれば、燃焼促進剤を紙に塗布してさらに高い追加レベルを支援することができる。
これまでは、ベースウェブと追加材料領域との間で3:1の通気度比は、スナッファ領域の長手方向位置における紙の通気度の低下が不十分であるので、喫煙物品を消火するのに不十分であると考えられていた。しかしながら、この通気度比は、喫煙物品の円周の一部においては、下に基板260がある場合及び追加材料を喫煙物品120のうち基板260と接触しない側に位置付ける場合に、喫煙物品を消火するのに十分であり得る。
上述の実施形態では、喫煙物品は概ね円形の断面を有する。したがって、喫煙物品の任意の側部を基板260に当接させることが可能である。しかしながら、本明細書で教示したパターンは、喫煙物品のどの側部が基板260に当接するかに関係なく、図8及び図9に関して上述の燃焼特性(25%以下のIP値及び50%以下のSE値)を実現できるようなものであり得る。好ましくは、パターンは、ベースウェブを煙草ロッド122に巻き付けると、成膜化合物区間が煙草ロッド122に沿った1つ又は複数の(好ましくは少なくとも2つの)長手方向の場所で基板260と接触しない対向側部に現れるよう選択される。
スリット帯状領域
追加材料領域の他のパターンも、当然ながら本開示の範囲内にある。さらに、パターン状及び/又は帯状領域の形成に用いる水溶液に抗シワ剤を含むことで、複雑なパターンを得ることができる。
例えば、別の実施形態では、パターン状及び/又は帯状領域は、本明細書に開示した方法のいずれかにより塗布することができる第1追加材料区間、第2追加材料区間、及び第3追加材料区間を含むことができ、第2区間は、燃焼火種がパターン状及び/又は帯状領域に接近すると溶融又は蒸発することにより第2区間により高い通気度を与える閉塞材料が充填されることが好ましい穿孔を含む。
したがって、ベースウェブと、第1区間、第2区間、及び第3区間を有する少なくとも1つの横方向パターン状及び/又は帯状領域とを備えた、喫煙物品の包装具を開示する。第1区間及び第3区間は、包装具の通気度を低下させる追加材料を含む。第1区間及び第3区間のそれぞれが有する幅は、当該第1区間又は第3区間を喫煙物品の包装具に別個に塗布した場合に、喫煙物品が示す完全燃え尽き(total burn through)の発生が統計的に有意であり、且つ自由燃焼条件下での自己消火の発生が統計的に少数又は皆無であるようなものである。第1区間及び第2区間の幅の和は、これらの区間を単一の連続帯として(スリットも他の長手方向又は横方向の不連続部も伴わずに)喫煙物品の包装具に塗布した場合に、喫煙物品が示す完全燃え尽きの発生が統計的に少数又は皆無であり、且つ自由燃焼条件下の自己消火の発生が統計的に有意であるようなものである。第1区間及び第3区間は、第2区間により分離される。包装具は、第1区間及び第3区間に沿ってよりも第2区間に沿って高い通気度を有する。第2区間が、第1区間及び第3区間(均等又は不均等な幅を有し得る)のいずれかの幅よりも小さな幅を有することにより、第1区間及び第3区間を単一の連続帯として塗布した包装具を備えた喫煙物品と比較して、第1区間、第2区間、及び第3区間を備えた点火済みの喫煙物品が示す自由燃焼条件下での自己消火の発生が統計的に少ない一方で、統計的に少数又は皆無の完全燃え尽きの発生が維持される。好ましくは、第1区間及び第3区間は、第1区間及び第3区間にわたって均一な追加材料を有する。任意に、第2区間は、第1区間及び第3区間と本質的に等しい幅を有し得る。
パターン状及び/又は帯状領域の追加材料の総重量は、0.5グラム毎平方メートル(「gsm」)〜15グラム毎平方メートルの範囲にあることが好ましい。従来のシガレットペーパーは、通気性があり、通気度は、単位圧力低下(すなわち、水柱cm)あたりの単位面積(すなわち、cm)あたりの体積流量(すなわち、cm/秒)で紙の通気度を測定したコレスタで一般的には指定される。シガレットペーパーの通気度は、通常は20コレスタを超え、好ましくは、シガレットペーパーは、約33コレスタ〜約60コレスタの通気度及び約22gsm〜30gsmの坪量を有する。しかしながら、パターン状及び/又は帯状領域及びその下のシガレットペーパーを通る通気度は、0コレスタ〜15コレスタの範囲にあることが好ましい。通気度の低下は、パターン状及び/又は帯状領域の付近でのシガレット火種の燃焼を支援するのに必要な空気流を制限することが好ましい。
第1区間及び第3区間は、中間の第2区間よりも大きなグラム毎平方メートル坪量を有することが好ましく、例えば、第1区間及び第3区間のグラム毎平方メートル秤量は、第2区間のグラム毎平方メートル秤量の少なくとも2倍であり得る。第2区間はギャップを含み得る。本明細書で用いる場合、用語「ギャップ」は、第1区間と第3区間との間の、通気度を低下させる追加材料が一切ない(すなわち、通気度を低下させる追加材料層を含まない)パターン状及び/又は帯状領域の個別区域を指す。第2区間での燃焼を助けるために、包装具は、第2区間の場所に酸化鉄を含み得る。第2区間は、第1区間及び第3区間よりも高い通気度を有することが好ましい。
ベースウェブの非帯状区域は、通気度を低下させる追加材料を含まないことが好ましい。図11を参照して後述するように、横方向パターン状及び/又は帯状領域は、4つ以上の区間を含み得る。例えば、横方向パターン状及び/又は帯状領域は、例えば5つの区間を含むことができ、第2区間及び第4区間が第1区間、第3区間、及び第5区間を分離し、包装具は、第1区間、第3区間、及び第5区間に沿ってよりも第2区間及び第4区間に沿って高い通気度を有する。
ベースウェブと横方向パターン状及び/又は帯状追加材料領域とを備えた、喫煙物品の包装具も提供される。横方向パターン状及び/又は帯状領域は、基板上に放置された場合に横方向パターン状及び/又は帯状領域を含む喫煙物品の消火を引き起こすよう設計される。包装具は、包装具を備えた喫煙物品の自己消火の発生が中間区間のないものよりも統計的に少ないように、横方向パターン状及び/又は帯状領域沿って通気度のより高い中間区域をさらに備える。
さらに別の実施形態では、喫煙物品の包装具は、ベースウェブと、ベースウェブ上の第1区間、第2区間、及び第3区間を備えた少なくとも1つの横方向パターン状及び/又は帯状領域とを備える。少なくとも1つの横方向パターン状及び/又は帯状領域は、フィラーを含まなくてもよく、任意に区間の少なくとも1つが、フィラーを含む追加材料から少なくとも部分的に形成される。追加材料は、第1区間及び第3区間にわたって均一であることが好ましい。第1区間及び第3区間は、第2区間の外側にあり、第2区間における全体的な包装具構造は、第1区間及び第3区間における全体的な包装具構造と比較して高い通気度を有する。
さらに、ベースウェブと、ベースウェブ上の第1区間、第2区間、及び第3区間を備えた少なくとも1つの横方向パターン状及び/又は帯状領域とを備えた、喫煙物品の包装具を提供する。第1区間及び第3区間は、第2区間の外側にあり、第2区間は、第1区間及び第3区間と比較して高い通気度を有し、第2区間と第1区間及び第3区間とは、追加材料を含む。
さらに、ベースウェブを供給するステップと、ベースウェブ上に第1区間、第2区間、及び第3区間を備えた少なくとも1つの横方向パターン状及び/又は帯状領域を形成するステップとを含む、喫煙物品のパターン付き及び/又は帯付き包装具を作製する方法を提供する。第1区間及び第3区間は、第2区間の外側にあり、第2区間は、第1区間及び第3区間と比較して高い通気度を有し、少なくとも第1区間及び第3区間は、フィラーを含まない追加材料から形成される。任意に区間の少なくとも1つが、フィラーを含む追加材料から少なくとも部分的に形成される。追加材料は、第1区間及び第3区間にわたって均一であることが好ましい。
さらに、ベースウェブを供給するステップと、ベースウェブ上に第1区間、第2区間、及び第3区間を備えた少なくとも1つの横方向パターン状及び/又は帯状領域を形成するステップとを含む、喫煙物品のパターン付き及び/又は帯付き包装具を作製する方法を提供する。第1区間及び第3区間は、第2区間の外側にあり、第2区間は、第1区間及び第3区間と比較して高い通気度を有し、第2区間と第1区間及び第3区間とは、追加材料から形成される。任意に区間の少なくとも1つが、フィラーを含む追加材料から少なくとも部分的に形成される。追加材料は、第1区間及び第3区間にわたって均一であることが好ましい。
図10〜図13は、本明細書に記載のスリットパターン付き及び/又は帯付き紙を備えた喫煙物品を示す。具体的には、図10は、第2区間又は不連続部404により分離された第1追加材料区間及び第3追加材料区間400、402をそれぞれが備えた2つのパターン状及び/又は帯状領域126、126aを有する喫煙物品を示し、第2区間404は、ギャップの形態であってもよく、又は追加材料を減らした区間の形態であってもよい。第1追加材料区間及び第3追加材料区間400、402はそれぞれ、例えば幅を約2mm〜5mmとすることができ、第2区間404は、例えば幅を約1mm〜2mmとすることができる。より具体的には、第1追加材料区間及び第3追加材料区間400、402はそれぞれ、例えば幅を約3mmとすることができ、第2区間404は、例えば幅を約1.5mm〜約2mmとすることができる。第1追加材料区間及び第3追加材料区間400、402は、上述の成分を有する追加材料の単層を含むことが好ましい。追加材料は、第1区間及び第3区間400、402にわたって実質的に均一であることが好ましい。
図11は、第2区間及び第4区間又は不連続部416、418により分離された第1追加材料区間、第3追加材料区間、及び第5追加材料区間410、412、414をそれぞれが備えた2つのパターン状及び/又は帯状領域126、126aを有する喫煙物品を示し、第2区間及び第4区間416、418は、ギャップの形態であってもよく、又は追加材料レベルを減らした形態であってもよい。第1追加材料区間、第3追加材料区間、及び第5追加材料区間410、412、414はそれぞれ、例えば幅を約2mm〜3mmとすることができ、第2区間及び第4区間416、418はそれぞれ、例えば幅を約1mm〜2mmとすることができる。より好ましくは、第1追加材料区間、第3追加材料区間、及び第5追加材料区間410、412、414はそれぞれ、例えば幅を約2mmとすることができ、第2区間及び第4区間416、418はそれぞれ、例えば幅を約1mm以下とすることができる。第1追加材料区間、第3追加材料区間、及び第5追加材料区間410、412、414は、追加材料の単層を含むことが好ましい。追加材料は、第1追加材料区間、第3追加材料区間、及び第5追加材料区間410、412、414にわたって実質的に均一であることが好ましい。
図12は、第2少量追加材料区間424により分離された第1追加材料区域及び第3追加材料区域420、422をそれぞれが備えた2つの帯状領域126、126aを有する喫煙物品を示す。第1追加材料区域及び第3追加材料区域420、422はそれぞれ、例えば幅を約2mm〜3mmとすることができ、第2少量追加材料区域424は、例えば幅を約1mm〜3mmとすることができる。より好ましくは、第1追加材料区域及び第3追加材料区域420、422はそれぞれ、例えば幅を約3mmとすることができ、第2少量追加材料区域424は、例えば幅を約2mm以下とすることができる。第1追加材料区域及び第3追加材料区域420、422は、追加材料の単層を含むことが好ましい。追加材料は、第1追加材料区域及び第3追加材料区域420、422にわたって均一であることが好ましい。
図10〜図13を参照すると、スリット帯付き紙は、以前のパターン付き及び/又は帯付き紙の設計よりも所与のCOレベルに関して通気度が低い包装具の使用を容易にする。例えば、33コレスタの通気度及び11mgのCO(FTC)排出量を有する紙を備えた煙草ロッドは、以前のバージョンの帯をさらに変更せずに塗布した場合に15mgのCO(FTC)を発生させることが分かった。この増加を抑えるためには、包装具の通気度を約46コレスタに上昇させなければならない。こうした変更は、シガレット設計に多数の結果、例えば、吸煙回数に影響を及ぼすこと、紙の機械加工性をおそらく低下させること等をもたらす。対照的に、33コレスタの通気度を有するスリット帯付き紙では、12mgのCO(FTC)となった。したがって、本明細書に記載のスリット帯状技術は、COレベル(FTC)にあまり影響のない帯の塗布を容易にする。
実施例
以下の実施例は、非限定的であり例示的なものにすぎないことが意図される。5つの異なる包装具(すなわち、5つの異なるパターン状及び/又は帯状領域構成を有する包装具)を備えたシガレットを、延燃性(「IP」)及び0°(水平)での自己消火性(「SE」)に関して試験した。各包装具のベースウェブは、通気度33コレスタ及び秤量25gsmを有するものとした。
数字はmmでの区間幅を指す(下記表XI〜表XVを参照)
表Xを参照すると、包装具Aは対照であり、連続したベタ6mm印刷帯状領域を備え、5.5Xの追加量を有する。本明細書で用いる場合、追加量は、乾燥重量基準で1gsm〜9gsmの追加材料となり、坪量25gsmのベースウェブに塗布した27mm位相(すなわち、帯状領域の前縁から次の帯状領域の前縁までの間隔)を有する6mm帯状領域の場合、26.5gsmの坪量となる。
対照包装具Aと比較すると、包装具B〜Eは、IPを維持しつつ(すなわち、IPの大幅な増加を伴わず)所望のSE低下を示した。特に、包装具Bは、95%から60%へのSE平均の低下から明らかなように、対照包装具Aを超える改善を示した。さらに、包装具B及びDを比較すると、第2区間の幅を1mmから2mmに増加させることにより、SE平均が60%から25%に低下する(一方でIP値はほぼ維持したままである)ことが分かり得る。したがって、第2区間の幅は、好ましくは1mmよりも大きく、好ましくは約1.5mm又は約2mmである。SE平均45%を示した包装具Cでも良好な結果が示されたが、最良の結果は、SE平均20%を示した包装具Eにより示された。
第1区間、第2区間、第3区間、第4区間、及び第5区間を備えた帯状領域を有し、且つ最良の結果を示した包装具Eは、高通気度の1mmの第2区間及び第4区間を有していた。対照的に、第1区間、第2区間、及び第3区間しか備えず、高通気度の1mmの第2区域を有する包装具Bは、同様には機能しなかった。したがって、第1区間、第2区間、及び第3区間しか備えない帯状領域を有する包装具は、第1区間、第2区間、第3区間、第4区間、及び第5区間を備えた帯状領域を有する包装具の高通気度区間よりも高通気度区間の幅を広くする(すなわち、約1.5mm〜約2mm)ことが好ましい。
さらに、喫煙物品のパターン付き及び/又は帯付き包装具を作製する方法は、ベースウェブを供給するステップと、ベースウェブ上に第1区間、第2区間、及び第3区間を備えた少なくとも1つの横方向パターン状及び/又は帯状領域を形成するステップとを含む。第1区間及び第3区間は、第2区間の外側にあり、第2区間は、第1区間及び第3区間と比較して高い通気度を有し、少なくとも第1区間及び第2区間は、フィラーを含まない追加材料から形成される。任意に区間の少なくとも1つが、フィラーを含む追加材料から少なくとも部分的に形成される。追加材料は、第1区間及び第3区間にわたって均一であることが好ましい。
さらに、喫煙物品のパターン付き及び/又は帯付き包装具を作製する方法は、ベースウェブを供給するステップと、ベースウェブ上に第1区間、第2区間、及び第3区間を備えた少なくとも1つの横方向パターン状及び/又は帯状領域を形成するステップとを含む。第1区間及び第3区間は、第2区間の外側にあり、第2区間は、第1区間及び第3区間と比較して高い通気度を有し、第2区間と第1区間及び第3区間とは、追加材料から形成される。任意に区間の少なくとも1つが、フィラーを含む追加材料から少なくとも部分的に形成される。追加材料は、第1区間及び第3区間にわたって均一であることが好ましい。
図13は、屈曲(angulated)スリット450を備えたパターン状及び/又は帯状領域を有する喫煙物品120の斜視図である。図15は、広げた包装具140上の屈曲スリットの例示的な図である。図14は、パターン状及び/又は帯状領域126、126aの前縁146及び後縁148の手前で終わる1つ又は任意に2つの長手方向スリット又は不連続部460を有するパターン状及び/又は帯状領域126、126aを有する喫煙物品120の斜視図である。
図16は、図14に示す屈曲スリットを有するパターン状及び/又は帯状領域を有するパターン付き及び/又は帯付き紙を備えた喫煙物品の側面図である。しかしながら、図14とは対照的に、屈曲スリット450は、図16のスリットとは逆方向に傾斜している。
喫煙物品120の幾何学的形状は、IP低減の目的での好ましい向きの達成を助けるよう設計することもできる。例えば、対向する長手方向パターン状及び/又は帯状領域600(図17を参照)を、実質的に楕円形の喫煙物品120Aの長軸の縁に位置付けることができ、実質的に楕円形の喫煙物品120Aの長軸は、喫煙物品を載せる基板260と実質的に平行な位置に当然ながらある。かかる喫煙物品120Aは、長円形喫煙物品としても知られている。
楕円の性質により、当然ながら、長円形喫煙物品が基板260にどのように載せられるかに関係なく、喫煙物品120Aは、最終的には、上側又は下側が基板に当接する2つの安定位置の一方になる。したがって、長手方向パターン状及び/又は帯状追加材料領域を、概ね楕円形の物品のうち最大曲率がある側部に沿ってのみ形成した場合、成膜化合物が喫煙物品120Aのうち基板260に接触しない側部に常に存在するようになる。さらに、安定位置でのこれらの長手方向パターン状及び/又は帯状領域と基板260との協働は、煙草ロッドへの空気流を制限するよう機能すると思われ、喫煙物品120Aを最初に基板260にどのように載せるかに関係なく、自己消火及び低IP値をもたらす。
追加材料の所定のパターンは、約20コレスタ単位〜約80コレスタ単位の範囲にある通気度を有するベースウェブに通常は塗布される。乾燥している場合、追加材料は、0コレスタ単位〜約12コレスタ単位、より好ましくは0コレスタ単位〜約10コレスタ単位の範囲にある値に通気度を局所的に低下させるのに有効な膜をベースウェブ上に形成することが多い。追加材料は、澱粉を含む水溶液として塗布することが好ましい。
印刷プロセス
好ましくは、パターン状及び/又は帯状領域は、グラビア印刷プロセスを用いて包装具に塗布する。グラビア印刷プロセスは、製紙直後に、すなわち抄紙機の端付近の場所における印刷ステーションで用いることができる。代替的に、グラビア印刷プロセスは、パターン状及び/又は帯状領域を印刷される包装具を運ぶリールに関連して用いることができる。例えば、選択された通気度及び選択された坪量を有する包装具のリールを、包装具が連続したベースウェブとしてリールから繰り出されるよう取り付ける。
ベースウェブは、グラビア印刷ステーションを前進又は通過し、ここで各パターン状及び/又は帯状領域の層が紙に印刷される。印刷プロセスは、紙のフェルト面(felt side)若しくはワイヤ面(wire side)又は両方に塗布することができる。
グラビア印刷ステーションにおいて、装置は、水平軸を中心として回転するよう概して取り付けたグラビアシリンダ又はローラを含む。ローラの概ね円筒形の表面は、第1パターン状及び/又は帯状領域層のネガを画定するのに適したプロセスでパターニングされる(すなわち、点、線、セル等で)。従来の彫刻(エッチング)、化学彫刻、電子彫刻、及びフォトエッチングを用いて、グラビアシリンダの表面をパターニングすることができる。ローラの円周は、パターン状及び/又は帯状領域間の公称距離とパターン状及び/又は帯状領域の幅との和の整数倍であるように決定される。したがって、ローラの回転毎に、その整数の第1パターン状及び/又は帯状領域が包装具に印刷される。
グラビア印刷では、追加材料層を均一に塗布することができるが、追加材料層は均一に塗布されなくてもよい。例えば、追加材料層は、層の個別部分が層の他の区域と比較して異なるgsm重量を有するよう塗布することができる。これは、例えば、層の個別部分が層の他の区域とは異なる深さを有するよう追加材料層を塗布することにより達成することができる。これは、例えば、層の他の区域とは異なる深さを有する層の個別部分を提供するためにグラビアシリンダ又はローラをパターニングすることにより達成することができる。
本明細書に記載の帯状領域の複数の区間、例えば、第1区間、第2区間、及び第3区間は、単一の印刷段階で塗布することができる。単一の印刷段階で塗布する場合、追加材料を含む区域は、適切にパターニングしたグラビアシリンダ又はローラを用いて塗布される。例えば、第1区間、第2区間、第3区間を含み、第1区間及び第3区間が追加材料を含む帯状領域では、グラビアシリンダ又はローラは、追加材料を第1区間及び第3区間にのみ塗布するようパターニングされる。
圧胴を、ローラの軸と平行な軸上で逆回転するように取り付ける。用途によっては、圧胴は非金属弾性面を含む。圧胴は、ローラとバッキングローラとの間に位置決めされ、バッキングローラも、ローラの軸と平行な軸上で回転するよう取り付けられ、圧胴に対して逆回転する。バッキングローラが提供する機能の1つは、均一な印刷圧力がローラと圧胴との間で得られるように圧胴の中心部を強化することである。グラビアシリンダ又はローラと圧胴とが協働して、印刷プロセス中にベースウェブを前進させるニップを画定する。当該ニップは、ベースウェブがグラビアシリンダと圧胴との間を移動する際にベースウェブを挟むようなサイズにする。ベースウェブに対するニップ圧力が、シリンダから紙への組成物の正確な転写を確実にする。
リザーバが、包装具上にパターン状及び/又は帯状領域を形成するための上述の組成物を収容する。リザーバは、粘性組成物を取り扱うことが可能な適当なポンプと連通する。組成物は、続いて適当な熱交換器へ流れることができ、そこで組成物の温度を約100℃〜約140℃の範囲にあるよう上昇させることにより、組成物の粘度をグラビア印刷に適したレベルに調製する。上述のように、グラビア印刷用の粘度は、通常は約200cP未満とする必要がある。好ましくは、組成物の温度は、粘度が約100cP未満となるよう選択される。
別個の熱交換器を開示するが、リザーバ自体で組成物の熱調節を行うことが望ましい場合がある。例えば、発熱体及び攪拌装置が組成物の昇温を維持するためにリザーバに含まれてもよい。リザーバに熱調節を委ねることには、ポンプ選択及び動作要件を単純にするという利点があるが、これは、組成物がすでに加熱されていることで低粘度となるので、ポンプが低温に関連した高粘度の組成物を取り扱う必要がないからである。熱調節がリザーバで行われるか別個の熱交換器で行われるかを問わず、熱調節ステップが組成物の焦げ付きを回避するよう選択された温度で行われることが重要である。焦げ付きは、組成物の変色を引き起こし得ると共に、組成物の特性に影響を及ぼし得る。したがって、組成物に熱調節を施しながら焦げ付きを回避すべきである。
熱調節ステップが行われる場所に関係なく、加熱された組成物は適当なアプリケータへ送られ、アプリケータがグラビアシリンダの長さに沿って組成物を展着する。この展着ステップは、組成物をグラビアシリンダに流し込むか又は吹き付けることにより、又は単にグラビアシリンダとコレクタとの間でグラビアシリンダの底部に溜まる組成物浴へ液体組成物を送ることにより、行うことができる。シリンダを加熱して、組成物の尚早な冷却を防止することができる。
概して、コレクタは、浴を回収するのに十分な高さまで、但しグラビアシリンダの上部よりもはるかに低い高さまで、グラビアローラの周りに鉛直に延びる。浴がコレクタの上部に達すると、組成物は、装置の底部のドレンを流れてリザーバへ戻ることができる。したがって、組成物は、印刷ステーションを循環し、上述の熱調節装置により適当な印刷粘度で維持され得る。
グラビアシリンダがアプリケータ及び/又は浴を通って回転すると、組成物は、パターン状及び/又は帯状領域を画定するようグラビアシリンダに設けた窪みを含めてグラビアシリンダの表面に付着する。グラビアシリンダをニップに向けてさらに回転させると、シリンダ表面が適当なドクターブレードを通過する。ドクターブレードは、グラビアシリンダの長さに沿って延び、グラビアシリンダの表面を拭うよう位置決めされる。このようにして、グラビアシリンダのうち隣接するパターン状及び/又は帯状領域間の公称間隔を画定する部分が、本質的に組成物を拭い取られる一方で、グラビアシリンダのうちパターン状及び/又は帯状領域を画定する彫刻部分自体は、組成物に満ちたニップに向かって前進する。
包装具及びグラビアシリンダの表面がニップを通って移動すると、組成物が包装具の表面に転写される。包装具の線速度(linear speed or velocity)は、包装具がニップを通過する際のグラビアシリンダ及び圧胴両方の接線表面速度(tangential surface velocity)と一致する。そのようなわけで、組成物のずれ及び/又はスミアが回避される。
パターン状及び/又は帯状領域の厚さは、ベースウェブの厚さの約20%未満であり、ベースウェブの厚さの5%未満とすることができる。したがって、印刷層の厚さは、下にあるベースウェブの厚さに対して小さいことが分かる。
図18は、印刷装置の概略図である。2つの印刷段602、602’が図示されている。第1印刷段602及び第2印刷段602’は実質的に同一なので、第2段に関しては詳細な説明を繰り返す必要はないとみなす。したがって、2つの段の対応する特徴は、同じ参照符号を有するが、第2段の特徴は、対応する参照符号にプライム(’)を付けることにより第1段の対応の特徴と区別する。単段印刷動作は第1段602を含むが、2段印刷動作は第1段602及び第2段602’を含むことを理解されたい。
印刷に関する上記説明を参照すると、供給リール601が紙のブランクウェブをグラビア印刷ステーション602に供給し、そこでパターンをブランクウェブに印刷して乾燥器634で乾燥させる。乾燥したパターン付きベースウェブは、続いて回収リール608へ進む。所望であれば、幅広のベースウェブを印刷動作後にスプリッタ635により裂くか又は分割して複数の幅狭ボビンに巻き取ることができ、ボビンは、喫煙物品に必要な幅に対応する幅を有する。任意のスリッタ635を、ベースウェブが印刷ステーションを離れる際に当該ベースウェブに対して用いてもよく、又はスリッタ及びスリッティング動作を異なる場所で行ってもよい。印刷ステーション602において、グラビアローラ610が追加材料のリザーバ626に接触し、ドクターブレード630を通って移動してグラビアローラ610と圧胴612との間のニップ616においてベースウェブ140の片側に接触する。
追加材料は、リザーバ618から適当なポンプ620によりアプリケータ624へ送られる。ポンプ620から放出された追加材料は、熱交換機622を通過することが好ましく、そこで追加材料の温度を約100゜F〜約140゜Fの範囲に上昇させる。加熱された追加材料は、続いてアプリケータ624へ流れ、そこでグラビアローラ610に展着される。余剰の追加材料は浴626に蓄積し、そこからリザーバ618へ戻る。追加材料は、適切な量の追加材料を単一印刷塗布中にベースウェブ140に塗布できるように、さらに十分に上述した特性を有することが好ましい。
単一印刷ステーションのシングルパス構成には、例として、グラビアシリンダの周面にわたって約34個の彫刻領域があってもよく、各彫刻領域は、ウェブに塗布される帯に対応する。これらの彫刻領域のうち、半分は残りの半分とは異なる彫刻が施され、これら2つは、異なる彫刻領域がグラビアシリンダの円周にわたって交互になるよう入り組んでいる。異なる領域間の彫刻差は、異なる幅(グラビアシリンダの周方向に測定して)、又は彫刻セルの深さ、及び/又は彫刻セルの幾何学的パターンにより得ることができる。
代替的な実施形態では、グラビアローラ610の周方向外面は、当該外面の第1部分が第1パターン又は設計で帯状領域を印刷し、当該外面の第2部分が第2パターン又は設計で帯状領域を印刷するような構成及び配置であり得る。第1部分は、グラビアローラ610の表面積の約半分を含み、第2部分は、グラビアローラ610の表面積の残りの約半分を含む。しかしながら、第1部分及び第2部分の相対的比率は、極めて大きく変わり得る。例えば、第1部分を第2部分に対して極めて小さくすることができる。第1部分及び第2部分の相対サイズは、包装具でその後製造した喫煙物品が統計的に所望のIP及びSE特性を有するよう選択され得る。
より詳細には、異なる帯状領域パターンのIP及びSE特性は通常は異なる。例として、限定はされないが、帯状領域126a、126b、126c、126dのパッチパターンを有する包装具(図19を参照)で作製した喫煙物品は、31.1%のSE性能及び6.3%のIP性能を有し得るが、帯状領域126e、126fの二重鋸歯パターンを有する包装具で準備した喫煙物品は、57.5%のSE性能及び4.5%のIP性能を示し得る。(i)喫煙物品の約72%が2つの二重鋸歯帯状領域を含み、(ii)喫煙物品の約28%が4つのパッチパターン帯状領域を含む喫煙物品の混合物を用いることにより、約200個の喫煙物品のサンプル集団が、いずれの単独のパターンよりも(加重平均による)良好な折衷である混合SE及びIP特性を提供する。したがって、IP規制に従うだけでなく、自由燃焼中に自己消火しない喫煙物品を求める喫煙者の欲求も満たす喫煙製品を設計することが可能である。帯状領域で用いるパターンと、異なるパターンの混合の統計結果とに応じて、さまざまな他の面積比をグラビアローラの表面で用いることができる。
例として(図19を参照)、かかるグラビアローラ610での印刷から得られるベースウェブ123の一部は、多数の喫煙物品用の包装具を生成することができる。平行点線710(実際には存在しないが、参照及び明確化のために図示する)間の空間は、ベースウェブ123における通常の煙草ロッドの長さを表す。グラビアローラの第1部分により印刷されたベースウェブの第1部分では、横方向に延びるパッチ127の列が帯状領域126a、126b、126c、126dを画定する。これらの列は、相互に対して横方向にオフセットしていることが好ましく、ベースウェブ123の長手方向の長さに沿って4列毎にパターンを繰り返す。グラビアローラの第2部分により印刷されたベースウェブの第2部分では、横方向に延びる二重鋸歯パターン126e、126fが印刷される。第2パターン、すなわち二重鋸歯パターンは、通常の煙草ロッドの長さを表す点線の各対間で2回生じる。グラビアローラは、その表面の約28%がパッチ帯状領域の第1パターンを印刷し、その表面の約72%が二重鋸歯パターンの第2パターンを印刷するよう構成することができる。かかるグラビアローラから作ったボビンは、2つのパターン間の28%/72%分割(又はシガレット設計者が選択した任意の他の分割)に従ってシガレットを作製する。第3パターン(又はさらに多くのパターン)が含まれ得ることが想定される。
所望であれば、印刷を2段構成で行うこともでき、その場合、異なる材料を別個の印刷ステーション602、602’により塗布することにより、帯状領域は寸法的に同じだが、一方が他方よりも高いIP性能を有しながらも、両方が規制を順守する。2つの印刷ステーションでは、彫刻領域を2つのグラビアシリンダ610、610’に位置決めすることができ、これらのそれぞれが例えば17個の彫刻領域を有する。かかる構成では、2つのグラビアシリンダ610、610’は同一とすることができ、塗布される溶液は2つのステーションで異なる。代替的に、2つのステーション又はシリンダが同じ溶液(又は組成物)を塗布できる一方で、2つのシリンダ610、610’の彫刻領域、すなわち、周方向幅、及び/又は彫刻セル構成、及び/又は彫刻セルパターン、及び/又は上記可能性のいくつかの組み合わせは異なる。2つのこうした印刷ステーションを用いる場合、共通の基礎液を塗布する場合があるが、チョーク含有量はステーション毎に異なっていてもよく、又は溶液それぞれの固形分、又はそれぞれの成膜剤の濃度レベル、及び/又はそれぞれの塗布量が異なる場合がある。
シングルパス印刷実施例
シガレット包装具へのパターン状領域のシングルパス印刷に用いる溶液の以下の例は、ここで得られる結果の意義を説明するためのさらなる基礎及び背景を提供する。
National Starchから入手可能なタピオカ系酸化澱粉であるFlow−Max8を十分な水と混合させて、溶液の30重量%澱粉の初期組成物を有する水溶液を作ることにより、澱粉水溶液を調製した。続いて、1,2プロピレングリコール及び炭酸カルシウムを澱粉溶液に添加剤として混合するか又は組み込んだ。導入したプロピレングリコールの重量は、溶液に用いた澱粉の重量の25.7%であった。導入した炭酸カルシウムの重量は、溶液に用いた澱粉の重量の68.6%であった。
得られた印刷溶液を、約100゜F〜約140゜Fの範囲の温度に加熱した。最終印刷溶液を、グラビア印刷機で約36インチ(すなわち、約920mm)の公称幅を有するシガレット包装具のベースウェブにパターンとして塗布した。ベースウェブは、60コレスタの通気度を有していた。最終印刷溶液を、33BCM〜41BCM(1平方インチあたり10億立方ミクロン)の目標速度でベースウェブに塗布した。本実施例のパターンは、ベースウェブの公称幅にわたって延びる複数の平行なベタ帯を形成し、各帯は、ベースウェブの長手方向に測定して約7mmの幅を有する。その後、ベースウェブを乾燥させることにより、印刷ウェブが乾燥した。
次に、ベースウェブに張力をかけてスリッタへ前進させ、スリッタにおいてベースウェブの公称幅を長手方向に切断して、それぞれが約27mmの幅を有する複数のストリップにし、この幅は、従来の煙草ロッドを包囲し且つ長手方向の接着剤継目を有するのに必要な幅である。ベースウェブが依然として張力を受けている間に、複数のストリップを個々のボビンとして同時に巻いた。
ボビンからの包装具を用いて、従来のシガレット製造機を用いて複数のシガレットを製造した。
得られたシガレットを、上述の標準技法を用いてIP性能について試験した。シガレットの標準補体(standard complement)を用いて、本実施例で製造したシガレットは、複数のIP試験のそれぞれで0のIP性能を出した。
本実施例及び他の研究に基づき、澱粉印刷水溶液を用いた印刷帯付き紙の製造可能性をもたらすメカニズムのよりよい理解が促進される。特定の背景情報は、本発明の意義を文脈で捉えるのに有用である。最初に、澱粉系接着剤を通常は煙草ロッドの長手方向継目に用いたことを1つの理由として、パターン状領域用の澱粉水溶液が、例えばアルギン酸系溶液の使用に関連して報告された継目爆発問題を克服すると思われることに留意すべきである。
水性印刷溶液を用いた場合のベースウェブのシワの可能性が関心事であった。シワの状況は、固形分の少ない印刷水溶液の使用から生じると思われる。少ない固形分は、ベースウェブの繊維間の水素結合を妨害するのに利用可能な多量の水分をもたらすと思われる。ベースウェブを印刷後に乾燥させると、収縮が起こる。ベースウェブは長手方向張力を受け続けているので、長手方向の収縮は重要でも厄介でもないと思われるが、幅方向の収縮は重要且つ厄介である。製紙後に紙を濡らして乾かすことで収縮が生じることがよく知られており文献にも載っている。したがって、このプロセスからある程度の収縮が予測される。
抗シワ剤を用いない場合、クロスウェブ収縮は36インチ幅ウェブで1インチ、すなわち2.8%程度も観察された。ベースウェブが印刷装置からスリッタ及びボビンワインダへ移動する際のベースウェブにおける張力は、クロスウェブ収縮の存在下で、印刷領域間のベースウェブにおける長手方向に延びる波を引き起こす。ベースウェブが印刷装置とボビンワインダとの間でローラを通過すると、これらの波が押圧されて折れを形成する。一旦折れが形成されると、経験上、ウェブに沿ってかなりの距離にわたって続く傾向がある。
スリッタおいて、波及び折れにより、長手方向の正確な切断場所が失われる結果として、ボビンワインダにおいて、1つのボビンの紙の縁が隣接するボビンに巻き込まれ得ることにより、隣接するボビンのその後の分離が困難又は不可能になる。
印刷水溶液の一連の見当合わせ塗布(registered applications)を適用するための複数の印刷ステーションの使用は、収縮、波打ち、折れ、及びスリッティング問題をより顕著にすることが観察された。
これらの理論に束縛されることを望むものではないが、未結合(unbounded)水又は自由水がベースウェブに浸透して繊維を膨張させ、繊維間の水素結合を壊し、繊維移動及び乾燥中の収縮をもたらすと、収縮が生じると思われる。この説明の目的上、結合水(bounded water)は、添加剤に伴う必要がある水の量を指す。例えば、水は澱粉を溶解させるために必要なので、澱粉の重量と等価重量である結合水がある。同様に、プロピレングリコールは水溶性なので、プロピレングリコールの重量と等価重量の結合水があると考えられる。しかしながら、炭酸カルシウムは有意義に水溶性ではないので、炭酸カルシウムには結合水は伴わない。未結合水又は自由水は、添加剤の溶解性に必要なものを超える水の量又は部分を指す。この未結合水又は自由水は、ベースウェブに浸透してその中の繊維に影響を及ぼすよう働く一方で、結合水にはそのような効果がないと考えられる。
水溶液を用いた既存のマルチパス印刷プロセスは、低い澱粉濃度、例えば約15%〜25%の澱粉を有する。かかる澱粉水溶液は、85%〜75%の水を有し、15%〜25%は澱粉に結合した水であり、70%〜75%は未結合水又は自由水である。これに対して、印刷時に上記実施例に記載した成分構成(constituency)を有する溶液は、水全体が約52%、結合水が約31%、未結合水が約21%である。したがって、先の実施例の溶液は、澱粉水溶液の当量と比較すると、約50%を超える未結合水の低減(すなわち、50%〜70%と比較して21%)を示す。
確かに、下にあるウェブへの印刷溶液の塗布量は、ベースウェブへの自由水の浸透にも影響を及ぼし得る。上記のように、先の実施例に記載したシングルパス印刷プロセスは、33CM〜41BCMの目標速度で最終印刷溶液を塗布する。一方、マルチパス印刷動作は、例えば、3X、3.5X、及び5Xで層を堆積させ得る。上記に挙げた対応表から、これらの塗布量は、それぞれ12.3BCM、13.6BCM、及び22.4BCM、又は合計約48.3BCMに相当する。したがって、シングル印刷パスプロセスは、シングルパスの塗布量が通常のマルチパルシステムのコンポーネントパスのいずれの塗布量よりも多くても、通常のマルチパスシステムと比較して印刷溶液の使用量を低減する。
簡潔に要約すると、シングルパス印刷プロセスは、通常のマルチパスプロセスと比較した場合にベースウェブに浸透可能な自由水を低減すると思われ、これは2つの現象の結果である。単一パスプロセスは、マルチパスプロセスよりも塗布される印刷溶液中で用いる全水が少ない傾向があり、シングルパスシステムの印刷溶液の組成は、通常のマルチパスプロセスよりもベースウェブに浸透する自由水がはるかに少ない。未結合水の量の低減及び未結合水と抗シワ剤との対抗の両方に利点がある。
本明細書に記載の印刷組成物でのシングルパスプロセスは、下にある紙ウェブを破壊可能な自由水を減らすだけでなく、観察されるIP性能に適した固形分も提供する、高固形分堆積を提供することにも留意すべきである。
ある程度の収縮に対応できる一方で、印刷プロセスにおける許容可能な収縮の臨界値が存在することも分かった。その臨界値を上回ると、より詳細に上述したように印刷動作の下流でベースウェブの折れが生じる。しかしながら、その臨界値を下回ると、本発明のシングルパスプロセスから、スリッティング及びボビンへの巻き付けが可能なシワも折れもない紙が得られる。許容可能な収縮の臨界値は、ベースウェブの公称幅の約1%であることが分かった。先の実施例に記載した印刷溶液を用いると、ウェブ収縮がベースウェブの公称幅の約0.54%となることが分かった。
目下の理解に基づき、シングルパスプロセス用の印刷水溶液は、好ましくは25%以上の澱粉を、約30%〜約80%のチョーク又は炭酸カルシウムを添加した水に混合して含み、チョーク含有量は澱粉重量のパーセンテージとして表し、さらに、1,2プロピレングリコール等の有効量の抗シワ剤を含む。有効量の抗シワ剤は、ウェブ上の印刷パターンにおける収縮をウェブの公称幅の約1%未満に減らすのに必要な量に相当する。換言すれば、有効量の抗シワ剤により、ベースウェブの公称幅がパターンの場所で約1%未満しか減らない。代替的に、印刷溶液は、澱粉重量の約20%〜約35%の抗シワ剤を含む。
印刷水溶液の目下好ましい組成は、重量パーセントで表すこともできる。より具体的には、水溶液は、25%(重量で)以上の澱粉と、約5重量%〜約30重量%の範囲の炭酸カルシウムと、約30重量%未満の量の1,2プロピレングリコール等の抗シワ剤とを含むことが好ましい。さらに、炭酸カルシウムは、約5重量%〜約20重量%の範囲で存在することがより好ましい。
印刷溶液の組成に関して、水溶液中の高い澱粉濃度は、以前の水溶液とは対照的に、ベースウェブに塗布した際の印刷溶液の成膜能力を向上させると思われる。成膜機能が優れているほど、充填又は塞栓するのに必要なベースウェブのピンホールが少ないので、必要な炭酸カルシウムが少なくなる。
シングルパス能力は、見当合わせ要件を減らし、印刷中の他の効率も高める。
「約」という語を本明細書中で数値に関連して用いる場合、関連の数値が記載の数値の±10%の公差を含むことが意図される。さらに、本明細書でパーセンテージに言及する場合、それらのパーセンテージは、重量に基づく、すなわち重量パーセントであることが意図される。
本明細書で用いる用語及び語句は、数学的又は幾何学的正確さをもって解釈されるものではなく、幾何学的用語は、幾何学的用語及び概念に近似又は類似することを意味するものとして解釈するものとする。「概して」及び「実質的に」等の用語は、関連の用語及び概念の正確な意味を包含すると共に形態、機能、及び/又は意味と一致する妥当な許容範囲を提供するためのものである。
本明細書が、新規の有用且つ非自明の喫煙物品、その包装具、及び包装具及び喫煙物品を作製するプロセスを説明することが、当業者にはここで明らかとなるである。多数の変更形態、変形形態、代替形態、及び等価物が、上記の詳細な説明に記載した喫煙物品、包装具、及びプロセスのさまざまな態様に関して存在することも、当業者には明らかとなるであろう。したがって、添付の特許請求の範囲に記載の本発明の趣旨及び範囲内に入る全てのかかる変更形態、変形形態、代替形態、及び等価物がこれに包含されることが明確に意図される。

Claims (30)

  1. 喫煙物品用の包装紙を作製するプロセスであって、
    ベースウェブを供給するステップと、
    印刷組成物を調製するステップと、
    該印刷組成物を前記ベースウェブに交互の第1パターン要素及び第2パターン要素で印刷により塗布するステップと、
    前記印刷組成物の所定塗布で前記第1パターン要素を形成するステップと、
    前記印刷組成物の異なる所定塗布で前記第2パターン要素を形成するステップと
    を含むプロセス。
  2. 請求項1に記載のプロセスにおいて、前記印刷組成物はセルロース組成物であるプロセス。
  3. 請求項1に記載のプロセスにおいて、前記印刷組成物は溶剤系組成物であるプロセス。
  4. 請求項1に記載のプロセスにおいて、前記印刷組成物は澱粉溶液であるプロセス。
  5. 請求項4に記載のプロセスにおいて、前記澱粉溶液は、約18重量%〜約23重量%の澱粉、溶液の約7%重量〜約10重量%の抗シワ剤、溶液の約9重量%〜約13重量%のチョークを含有する澱粉水溶液であるプロセス。
  6. 請求項1に記載のプロセスにおいて、前記異なる所定塗布の量を、前記印刷組成物の1つ又は複数の成分を変えることにより達成するプロセス。
  7. 請求項1に記載のプロセスにおいて、前記印刷を単一の印刷ステーションで行うプロセス。
  8. 請求項1に記載のプロセスにおいて、前記印刷を2つの印刷ステーションで行い、第1印刷ステーションは前記第1パターン要素を形成し、第2印刷ステーションは前記第2パターン要素を形成するプロセス。
  9. 請求項1に記載のプロセスにおいて、前記第1印刷ステーションにおける前記印刷組成物の濃度は、前記第2印刷ステーションにおける前記印刷組成物の濃度と異なるプロセス。
  10. 請求項1に記載のプロセスにおいて、前記第1印刷ステーションにおける前記印刷組成物は、前記第2印刷ステーションにおける前記印刷組成物とは異なるチョーク濃度を有するプロセス。
  11. 請求項1に記載のプロセスにおいて、前記第1印刷ステーションにおける前記印刷組成物は、前記第2印刷ステーションにおける前記印刷組成物とは異なる含水量を有するプロセス。
  12. 請求項5に記載のプロセスにおいて、前記抗シワ剤はプロピレングリコールであるプロセス。
  13. 請求項5に記載のプロセスにおいて、前記澱粉水溶液を約100゜F〜約140゜Fの範囲の温度に加熱するプロセス。
  14. 請求項5に記載のプロセスにおいて、前記パターンは少なくとも1つの帯状領域を含むプロセス。
  15. 請求項14に記載のプロセスにおいて、前記帯状領域は、約1ミリメートル〜約2ミリメートルのクロスウェブ不連続部を含むプロセス。
  16. 請求項14に記載のプロセスにおいて、前記帯状領域は、クロスウェブ方向に約1ミリメートル〜約2ミリメートルの少なくとも2つの不連続部を含むプロセス。
  17. 請求項16に記載のプロセスにおいて、前記不連続部どうしを約27ミリメートル未満の間隔で離間させるプロセス。
  18. 請求項5に記載のプロセスにおいて、前記単一印刷ステップはグラビア印刷ステップであるプロセス。
  19. 請求項1に記載のプロセスにおいて、
    前記印刷組成物の前記第1所定塗布で前記第1パターン要素を2回以上連続で繰り返すステップと、
    前記印刷組成物の前記第2所定塗布で前記第1パターン要素を2回以上連続で繰り返すステップと
    を含むプロセス。
  20. 請求項19に記載のプロセスにおいて、統計的に改善した喫煙物品のためにSE及びIP性能が調和するように前記第1パターン要素を繰り返し且つ前記第2パターンを繰り返すステップを含むプロセス。
  21. 請求項5に記載のプロセスに従って調製した包装紙を含む喫煙物品。
  22. 喫煙物品用の包装紙を作製するプロセスであって、
    公称横方向幅を有するベースウェブを供給するステップと、
    溶液の約18重量%〜約23重量%の澱粉、溶液の約9重量%〜約13重量%のチョーク、及び有効量の抗シワ剤を含有する澱粉水溶液を調製するステップと、
    前記澱粉水溶液を前記ベースウェブに交互の第1パターン要素及び第2パターン要素で単一印刷ステップにより塗布するステップと、
    前記澱粉溶液及び前記ベースウェブを乾燥させるステップと
    を含み、前記第1パターン要素の前記澱粉水溶液は、前記第2パターン要素の前記澱粉水溶液とは異なるプロセス。
  23. 請求項22に記載のプロセスにおいて、
    前記第1澱粉水溶液で前記第1パターン要素を2回以上連続で繰り返すステップと、
    前記第2澱粉水溶液で前記第2パターン要素を2回以上連続で繰り返すステップと
    を含むプロセス。
  24. 請求項23に記載のプロセスにおいて、統計的に改善した喫煙物品のためにSE及びIP性能が調和するように前記第1パターン要素を繰り返し且つ前記第2パターンを繰り返すステップを含むプロセス。
  25. 請求項22に記載のプロセスにおいて、前記抗シワ剤はプロピレングリコールであるプロセス。
  26. 請求項22に記載のプロセスにおいて、前記澱粉水溶液を約100゜F〜約140゜Fの範囲の温度に加熱するプロセス。
  27. 請求項22に記載のプロセスにおいて、前記パターンは少なくとも1つの帯状領域を含むプロセス。
  28. 前記帯状領域は少なくとも1つのクロスウェブ不連続部を含むプロセス。
  29. 請求項22に記載のプロセスにおいて、前記単一印刷ステップはグラビア印刷ステップであるプロセス。
  30. 喫煙物品の試験集団のSE性能値及びIP性能値を改善する方法であって、
    所定の第1レベルのSE及びIP性能を提供する第1パターンに従って前記試験集団の第1部分を製造するステップと、
    第2レベルのSE及びIP性能を提供する第2パターンに従って前記試験集団の第2部分を製造するステップと
    を含み、前記第1性能レベル及び前記第2性能レベルを調和させる方法。
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