JP2014519817A5

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Publication number: JP2014519817A5
Application number: JP2014509577A
Authority: JP
Filing date: 2012-05-01
Publication date: 2015-06-25
Anticipated expiration: 2032-05-01

Claims

ウイルス様粒子（ＶＬＰ）を調製するためのインビトロでの製造方法であり、
ａ）組換えポテックスウイルス外被タンパク質とｓｓＲＮＡとを組み合わせる処理を、重量比で５：１〜５０：１のタンパク質対ＲＮＡ比率（タンパク質：ＲＮＡ）で、６．０から９．０のｐＨ、２℃から３７℃の温度で、ＶＬＰへの集合に十分な時間行う工程と、
ｂ）前記ＶＬＰをヌクレアーゼで処理し、当該粒子から突出しているＲＮＡを除去する工程と、
ｃ）前記ＶＬＰを、他のプロセス成分から分離する工程を含む、インビトロでの製造方法。
前記組換えポテックスウイルス外被タンパク質が、組換えパパイヤモザイクウイルス（ＰａｐＭＶ）外被タンパク質である、請求項１記載の製造方法。
前記組換えポテックスウイルス外被タンパク質が、遺伝子改変外被タンパク質である、請求項１または２記載の製造方法。
前記組換えポテックスウイルス外被タンパク質が、１以上の抗原ペプチドに融合されている、請求項１から３のいずれか一項に記載の製造方法。
前記１以上の抗原ペプチドが、前記組換えＰａｐＭＶ外被タンパク質のＣ末端またはＮ末端に融合されている、請求項４記載の製造方法。
前記組換えポテックスウイルス外被タンパク質が、少なくとも７０％が低分子量種の形態にある、請求項１から５のいずれか一項に記載の製造方法。
前記タンパク質対ＲＮＡ比率が、重量比で５：１〜５０：１である、請求項１から６のいずれか一項に記載の製造方法。
前記タンパク質対ＲＮＡ比率が、重量比で１０：１〜５０：１である、請求項１から６のいずれか一項に記載の製造方法。
前記ｐＨが、ｐＨ６．５からｐＨ８．５である、請求項１から８のいずれか一項に記載の製造方法。
前記ｐＨが、ｐＨ７．０からｐＨ８．５である、請求項１から８のいずれか一項に記載の製造方法。
前記温度が、５℃から３７℃である、請求項１から１０のいずれか一項に記載の製造方法。
前記温度が、１０℃から３７℃である、請求項１から１０のいずれか一項に記載の製造方法。
前記温度が、２０℃から３７℃である、請求項１から１０のいずれか一項に記載の製造方法。
前記組換えポテックスウイルス外被タンパク質が、大腸菌内で産生される、請求項１から１３のいずれか一項に記載の製造方法。
前記ｓｓＲＮＡが、合成ｓｓＲＮＡ、天然由来のｓｓＲＮＡ、天然由来の修飾ｓｓＲＮＡ、または天然由来のｓｓＲＮＡのフラグメントである、請求項１から１４のいずれか一項に記載の製造方法。
前記ｓｓＲＮＡが、５０ヌクレオチドから５０００ヌクレオチドの長さである、請求項１から１５のいずれか一項に記載の製造方法。
前記ｓｓＲＮＡが、１０００から３０００ヌクレオチドの長さである、請求項１から１５のいずれか一項に記載の製造方法。
前記ｓｓＲＮＡが、ＡＵＧコドンを含まない合成ｓｓＲＮＡである、請求項１から１７のいずれか一項に記載の製造方法。
前記合成ｓｓＲＮＡが、配列番号５における第１７番目から第５４番目までのヌクレオチドに対応する配列、あるいは、配列番号５もしくは６に示す核酸配列に対応する配列またはそのフラグメントを含む、請求項１８記載の製造方法。
請求項１から１９のいずれか一項に記載の製造方法により調製されるウイルス様粒子（ＶＬＰ）。
組換えＰａｐＭＶ外被タンパク質およびｓｓＲＮＡを含むパパイヤモザイクウイルス（ＰａｐＭＶ）ウイルス様粒子（ＶＬＰ）であり、前記ｓｓＲＮＡが、５０ヌクレオチドから５０００ヌクレオチドの長さであり、かつ、配列番号５もしくは６に示す核酸配列に対応する配列またはそのフラグメントを含む、パパイヤモザイクウイルス（ＰａｐＭＶ）ウイルス様粒子（ＶＬＰ）。
前記組換えＰａｐＭＶ外被タンパク質が、前記ＰａｐＭＶ外被タンパク質のＣ末端またはＮ末端で、１以上の抗原ペプチドに融合されている、請求項２１記載のＰａｐＭＶＶＬＰ。
前記ｓｓＲＮＡが、１０００から３０００ヌクレオチドの長さである、請求項２１または２２記載のＰａｐＭＶＶＬＰ。
前記ｓｓＲＮＡが、配列番号５に示す核酸配列に対応する配列または配列番号５の第１７番目から第５４番目までのヌクレオチドに対応する配列を含む、請求項２１から２３のいずれか一項に記載のＰａｐＭＶＶＬＰ。
請求項２０から２４のいずれか一項に記載のＶＬＰと、薬学的に許容可能な担体または希釈剤を含む医薬組成物。
１以上の抗原をさらに含む、請求項２５記載の医薬組成物。
前記１以上の抗原が、１以上のインフルエンザウイルス抗原である、請求項２６記載の医薬組成物。
請求項２０から２４のいずれか一項に記載のＶＬＰを含む、医薬品。
前記医薬品が、対象における抗原に対する免疫応答を高めるためのアジュバントである、請求項２８記載の医薬品。
前記免疫応答が、体液性免疫応答、ＣＴＬ免疫応答、または粘膜免疫応答である、請求項２９記載の医薬品。
前記医薬品が、対象における自然免疫応答を刺激することにより、前記対象における微生物感染を予防するか、またはその重症度を軽減するためのものである、請求項２８記載の医薬品。
前記医薬品が、１以上の抗原と組み合わせてワクチンとして使用するためのものである、請求項２８記載の医薬品。
前記１以上の抗原が、１以上のインフルエンザウイルス抗原である、請求項３２記載の医薬品。
パパイヤモザイクウイルス（ＰａｐＭＶ）ウイルス様粒子（ＶＬＰ）を調製するためのインビトロでの製造方法であり、
ａ）組換えＰａｐＭＶ外被タンパク質とｓｓＲＮＡとを組み合わせる処理を、重量比で５：１および４０：１のタンパク質対ＲＮＡ比率（タンパク質：ＲＮＡ）で、６．５から８．５のｐＨ、２２℃から３７℃の温度の緩衝液中で、ＶＬＰへの集合に十分な時間行う工程であり、前記組換えＰａｐＭＶが、少なくとも７０％が２０量体未満の低分子量種の形態にある工程と、
ｂ）前記ＶＬＰをヌクレアーゼで処理し、当該粒子から突出しているＲＮＡを除去する工程と、
ｃ）前記ＶＬＰを、他のプロセス成分から分離する工程を含む、インビトロでの製造方法。