JP2014519251A - ゼロ復帰フォーマットに時間シフトを使用する偏光多重化シグナリング - Google Patents
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Abstract
一方の直交偏光成分からのビットウィンドウのデータ搬送部が、他方の直交偏光成分のビットウィンドウのゼロ部を占有するように、ゼロ復帰フォーマットを使用してデータを符号化し、構成直交偏光成分をインタリーブすることによる偏光多重化。
Description
関連出願の相互参照
本願は、米国特許法第112(e)条下で、2011年3月13日に出願された米国仮特許出願第61/486,148号明細書の利益を主張するものであり、この仮特許出願を参照により本明細書に援用する。
本願は、米国特許法第112(e)条下で、2011年3月13日に出願された米国仮特許出願第61/486,148号明細書の利益を主張するものであり、この仮特許出願を参照により本明細書に援用する。
光ファイバ通信ネットワークは、高速データをネットワークノード間に提供することにより、情報時代の主要需要に応える。光ファイバ通信ネットワークは、相互接続された光ファイバリンクの集合体を含む。簡単に言えば、光ファイバリンクは、情報を光の形態で光ファイバに放射する光学信号源を含む。内部反射の原理により、光学信号は、最終的に光学信号受信器に受信されるまで、光ファイバを伝播する。光ファイバリンクが双方向である場合、情報は、通常、別個の光ファイバを使用して逆に光学的に通信し得る。
光ファイバリンクは、それぞれが異なる光ファイバリンク長を必要とする広範囲の用途で使用される。例えば、比較的短い光ファイバリンクを使用して、コンピュータと近傍の周辺機器との間、又はローカルビデオソース(DVD若しくはDVR等)とテレビとの間で情報を通信し得る。しかし、対極では、光ファイバリンクは、情報を2つのネットワークノード間で通信すべき場合、数百km、又は場合によっては数千kmに延び得る。
長距離及び超長距離光学系は、約数百km又は数千kmの長い光ファイバリンクにわたる光信号の伝送を指す。通常、長距離光学系は、波長分割多重化(WDM)又は高密度WDM(DWDM)の原理を使用しての、単一の光ファイバにわたる、それぞれが光の別個の波長に対応する別個のチャネルでの光学信号の伝送を含む。
WDM又はDWDMを使用するそのような長距離にわたる光学信号の伝送は、特にチャネル当たり毎秒ギガビット範囲の高ビットレートで大きな技術的問題を呈する。高速長距離及び超長距離光学通信の分野での任意の改良には、大きな時間及びリソースが必要であり得る。そのような改良は多くの場合、地球全体を通してのより広く普及した通信可用性に繋がることが多いため、各改良は大きな進歩を表すことができる。したがって、そのような進歩は潜在的に、協働、学習、ビジネスの実行等を行う人類の能力を加速させ得、地理的位置の関係性がますます小さくなる。
光学通信システムは、偏光多重化を使用して光学信号を通信し得る。偏光多重化では、信号は偏光され、直交信号成分に分割される。各信号成分には、変調フォーマット、例えば、位相偏移キーイング(PSK)変調に従ってデータが符号化される。次に、信号成分は結合されて送信される。受信器は、信号を2つの直交信号成分に分割する。次に、各信号成分は復調されて、送信データが検索される。他の利点の中でも特に、偏光多重化は、チャネルの伝送容量を2倍にし得る。
しかし、偏光多重化は欠点を有し得る。一例として、信号の偏光状態(SOP)は、送信器から受信器への伝送中に変化し得る。したがって、受信器はこの変化を補償する必要があり得る。しかし、変化の補償は、特定の状況で困難であり得る。
本明細書に記載の少なくとも1つの実施形態は、ゼロ復帰フォーマットを使用してデータを符号化するとともに、一方の直交偏光成分からのビットウィンドウのデータ搬送部が他方の直交偏光成分のビットウィンドウのゼロ部を占有するように、構成直交偏光成分をインタリーブすることによる偏光多重化の実行に関する。この概要は、特許請求される主題の主要特徴又は本質的な特徴を識別することを意図されず、且つ特許請求される主題の範囲を特定する際の補助として意図されない。
上記及び他の利点及び特徴を得ることができる様式を説明するために、様々な実施形態のより具体的な説明が、添付図面を参照して提供される。これらの図面がサンプルの実施形態のみを示し、したがって、本発明の範囲を限定すると見なされないことを理解して、実施形態について、添付図面の使用を通して追加の具体性及び詳細と共に記載し説明する。
図1は、偏光多重化を使用して信号を通信する光学伝送システム10の一例を示す。一実施形態によれば、システム10は、例えば、約1550ナノメートルの周波数及び例えば、10、20、40、又は40を超えるギガビット/秒のデータレートを有する光学信号を通信する。信号は、音声、データ、オーディオ、ビデオ、マルチメディア、他の情報、又は上記の任意の組み合わせ等の任意の適した情報を通信し得る。この特定の例では、伝送システム10は、海底光学通信システム等の長距離光学伝送システムとして示される。しかし、本明細書に記載の方法及び技法は、長距離、短距離、及びメトロネットワークに基づくシステムを含め、全種類の光学通信システムにより広く適用可能である。
示される例によれば、システム10は、送信器20、光ファイバスパン12、光学増幅器13、及び受信器28を含む。送信器20は、光学信号を受信器28に通信するように動作可能である。送信器20及び受信器28は、1つ又は複数の変調フォーマットに従って通信し得る。変調フォーマットは、特定の様式で信号を変調して、データを信号に符号化する技法を指す。適する変調フォーマットの一例は、ゼロ復帰(RZ)変調と呼ばれるフォーマットのクラスを含む。利用し得るRZ変調フォーマットの一例は、RZ位相偏移キーイング(PSK)変調であり、より詳細には、RZ差動PSK(RZ−DPSK)変調である。DPSK変調では、データは、連続するビット間での位相偏移として符号化される。n位相偏移キーイング(n−PSK)変調によれば、n個の異なる位相偏移を使用して、シンボル毎にpビットを符号化し得、ここで、n=2pである。例えば、差動二進PSK(DBPSK)は2つの位相偏移を使用して、シンボル毎に1ビットを符号化し、差動直交PSK(DQPSK)は4つの位相偏移を使用して、シンボル毎に2ビットを符号化する。当然、広範囲の他の変調フォーマットも同様に利用し得る。
任意の上記フォーマットで生成される光学データ信号は、光学受信器28に到達する前に繰り返し減衰及び増幅されるとともに、恐らくは分散管理されて、図1に示される光学伝送システムを介して伝送される。
一実施形態によれば、送信器20は、偏光多重化を使用して信号を変調し、信号にデータを符号化する。受信器28は、偏光逆多重化を使用して信号を復調し、信号に符号化されたデータを復調する。送信器20及び受信器28は、図2及び図3のそれぞれを参照して記載されるように変調及び復調を実行し得る。
図2は、図1に示される送信器20が利用し得る偏光多重化・伝送装置の一例のブロック図である。偏光多重化・伝送装置は、様々な強度及び直交偏光方向を有する各変調信号成分を多重化することにより、偏光多重化光を生成する。図2に示されるように、偏光多重化・伝送装置100は、光源101、偏光ビームスプリッタ(PBS)106、光学データ変調器102及び108、パルスカービング変調器103及び110、PBS104、並びに遅延線112を含む。
光源101は、パルス又は連続波光ビームを生成して出力し、この光ビームはPBS106により、等しい電力を有する2つの直交ビームに分割される。この例では、光源101から出力されるビームは、連続波光ビームである。光源101は、例えば、レーザ又はLEDであり得る。直交ビームの一方は第1の光学データ変調器102に向けられ、第1の光学データ変調器102は、ゼロ復帰オンオフキーイング(RZ−OOK)又はRZ−差動位相偏移キーイング(RZ−DPSK)等の多くの可能なフォーマットの1つで、第1のデータ信号Xに基づいてデータを直交ビームに変調し、それにより、光学データ信号を生成し、この光学データ信号は第1のパルスカービング変調器103に向けられる。第1の光学データ変調器102は、例えば、マッハツェンダー強度変調器であり得る。第1のパルスカービング変調器103は、クロック信号Zに基づいてRZパルスを光学データ信号からカービングするゼロ復帰(RZ)パルスカービング器である。第1のパルスカービング変調器103は、例えば、データレート又はデータレートの半分のいずれかで、正弦駆動信号を使用する二重駆動マッハツェンダー変調器であり得る。結果として生成されるRZ−DPSK光学信号は、PBS104に向けられる。
PBS106により生成される第2の直交ビームは、第2のデータ変調器108(データ信号Yに基づく)及び第2のRZパルスカービング変調器110により同様に変調される。遅延線112は、相対遅延1/2ビットを追加し、それにより、遅延線112の出力において生成されるRZ−DPSK光学信号ストリームを、PBS104により時間的にインタリーブ又は多重化して、偏光多重化RZ−DPSK又はRZ−OOK信号を出力において生成することができる。当然、(N+1/2)ビット遅延(ここで、Nは全数)による遅延も同じインタリーブ効果を達成し、それにより、一方の直交偏光成分からのビットウィンドウのデータ搬送部が、他方の直交偏光成分のビットウィンドウのゼロ部を占有する。結果として生成される偏光多重化出力信号114は、クロック周波数の2倍において振幅変調を有する。信号の2つの直交偏光成分は、ほとんどあるいは全く互いに重複しないため、偏光多重化信号のピーク電力は低減し、それにより、より高い光学電力レベルで生じ得る非線形損傷を低減する。
図3は、図1の受信器28に利用し得る光学受信器装置400の一例を示す。受信器装置400は、偏光逆多重化を使用して信号410を復調するように動作可能な1つ又は複数の適する構成要素を含み得る。示される実施形態によれば、受信器400は、偏光コントローラ420、PBS430、光検出器440及び450、並びに偏光フィードバックメカニズムを含み、示される実施形態では、偏光フィードバックメカニズムは、クロックフィルタ455、増幅器460、ピーク検出器470、ローパスフィルタ475、ADC480、及び制御回路490を含む。
偏光コントローラ420は、偏光変動を補償して、安定した偏光状態(SOP)を提供するように構成される。特に、偏光コントローラ420は、送信器20からの2つの直交偏光入力信号の偏光状態を、偏光ビームスプリッタ(PBS)430の軸に再位置合わせして、信号間のクロストークを回避する。偏光コントローラ420は、出力直交偏光信号の偏光をPBS430の入力に位置合わせする任意の適した設定を有し得る。例えば、偏光コントローラ420は約45度に設定し得る。偏光コントローラ420は、より詳細に後述するように、偏光フィードバックメカニズムから命令を受信する。
偏光コントローラ420は、任意の適した技術を利用し得、例えば、ニオブ酸リチウムに基づくコントローラ、光学セラミックに基づくコントローラ、又はファイバスクイーザに基づくコントローラであり得る。いくつかの実施態様では、偏光コントローラはエンドレスであり、これは、偏光コントローラ又はその制御電圧を再設定する必要なく、変化している偏光状態を変換することができることを意味する。通常、偏光コントローラは、中断のない信号出力を提供するために、少なくとも、出力信号を邪魔せずに再設定可能であるべきである。
多くの技術では、偏光コントローラ420の基本構築ブロックは光学波長板である。波長板は入力光学信号を2つの直交偏光に分離し、相対光学位相偏移を課す。例えば、入力線形偏光に対してX度に向けられたλ/2波長板は、入力線形偏光を2X度だけ回転させ、例えば、45度の向きのλ/2板は信号を90度回転させる。別の例では、45度のλ/4波長板は、線形偏光を円形偏光に変換する。偏光コントローラ420は一般に、制御回路490からのフィードバック等の外部パラメータにより制御される直列接続された波長板の集まりとして実施される。偏光コントローラ420内の各波長板は、2つの制御パラメータ、すなわち、向きの軸及び相対位相遅延順を有することができる。偏光制御方法によっては、対応するトレードオフで、両パラメータを制御するものもあれば、一方のみを制御するものもある。
本発明は任意の偏光制御方法を意図するが、いくつかの実施態様では、偏光コントローラ420は4波長板構成を利用して、段差なし又はコントローラ巻き上げなしでのエンドレス制御を可能にする。通常、任意の制御を提供するために、3波長板が必要とされる。しかし、ある時点で、板のうちの1枚又は複数が、ある終了ストップに達する場合、巻き戻しを必要とする。第4の波長板を構成に追加することにより、巻き出し手順中に制御を維持することができる。
例えば、DSP等の制御回路490は、入力偏光多重化信号410の偏光の変化を補償するのに正しく最適な方向において波長板電圧を直接駆動する制御信号を生成する。制御回路490は、後述するフィードバックメカニズムからフィードバックを受信する。
図3に戻ると、偏光ビームスプリッタ(PBS)430は信号を分割して、直交信号成分をもたらし、各信号成分は、光検出器440及び450のそれぞれにより電気信号に変換されるべきである。信号は任意の適した様式で分割し得る。一実施形態によれば、信号は、一方の信号成分がExに沿って100%又は略100%の伝送で位置合わせされ、他方がEyに沿って100%又は略100%の伝送で位置合わせされるように、直交信号成分483及び485に分割される。
上述したように、偏光コントローラ420が適宜調整された場合、偏光多重化信号410の偏光状態はPBS430の軸と位置合わせされ、逆多重化信号成分483と485の間のクロストークは最小化される。その結果、逆多重化信号成分483及び485内のクロック信号の振幅は最大化される。他方では、偏光コントローラ420が偏光状態を不正確に調整する場合、逆多重化信号成分483及び485は互いに部分的に破損する。この場合、各逆多重化信号483及び485内のクロック信号の振幅が低減する。この状況を図4に示し、図4は、図3に示されるものと同じ受信器構成400を示すが、偏光多重化信号410の偏光状態とPBS430の軸とが位置合わせずれしている。この例では、逆多重化信号成分は、互いにいくらかのクロストークを示し、それにより、主要成分の振幅を低減する。受信器装置400も示す図5では、偏光多重化信号410の偏光状態とPBS430の軸との位置合わせずれは、各光検出器440及び450の出力に提供される2つの直交成分485及び483のそれぞれの振幅が互いに等しいようにさらに破損する。したがって、図5では、成分485と483との間のクロストークは最大である。
上記解析は、偏光多重化信号410の偏光状態とPBS430の軸とが適宜位置合わせされる場合、クロック信号の振幅が最大化されることを示す。したがって、逆多重化信号成分483及び485の一方又は両方においてクロック信号を追跡し、クロック信号が最大化されるように偏光コントローラ420を調整することにより、フィードバックメカニズムを提供し得る。図3〜図5に示される受信器構成400は、このようにして動作するフィードバックメカニズムの一実施態様を示す。
示されるように、フィードバックメカニズムはクロックフィルタ455を含み、クロックフィルタ455は、クロック信号に向けて調整され、光検出器440の出力に現れる逆多重化信号成分483の一部を受信する。例えば、逆多重化成分483のビットレートが20GHzである場合、クロックフィルタは、20GHzの周波数を通過させる一方で、他の周波数を除外するナローパスフィルタであり得る。一例として、クロックフィルタ455は2GHzの帯域幅を有し得る。
フィルタリングされたクロック信号は、次に、電気利得要素460により増幅される。クロックフィルタ455及び利得要素460は別個の構成要素として示されるが、これらは、例えば、逆多重化信号成分483のビットレートの周波数を通過させるように適宜構成されたナローバンド増幅器等の単一の構成要素であってもよい。
結果として生成される信号は、次に、高周波数応答を有するダイオードであり得るピーク検出器470に向けられ、それにより、信号を実質的に整流する。次に、整流された信号はローパスフィルタ475を通り、ローパスフィルタ475は、整流された信号を平均化して、信号483のピークを検出するDC信号を生成する。ピークが高いほど、偏光コントローラはよりよく調子が合っている。一実施形態では、ローパスフィルタ475は、約1メガヘルツの遮断周波数を有するRC回路であり、その一方で、偏光コントローラ420は約100キロヘルツで動作する。
次に、結果として生成されるピーク信号はアナログ/デジタル変換器480に提供され、アナログ/デジタル変換器480は、クロック信号の強度又は振幅を表すデジタル信号を生成する。制御回路490はこのデジタル信号を受信し、それに応答して、受信デジタル信号が最大化されるように偏光コントローラ420を調整する。このようにして、偏光多重化信号410の偏光状態と、PBS430の軸との位置合わせを維持することができる。
代替の例として、クロックフィルタ455はクロック周波数の2倍に調整し得る。例えば、逆多重化信号成分のクロック周波数が20GHzであった場合、クロックフィルタ455は40GHzを通すように構成し得る。図5を参照すると、偏光コントローラが完全に位置合わせずれしている場合、結果として、逆多重化信号成分483は、強い40GHz成分を有する信号を搬送する。この場合、そのピークは、構成要素460、470、475、及び480を使用して検出され、デジタル形態に変換される。この場合、制御回路490の目的は、受信デジタル信号を最小化し、それにより、直交信号成分間の位置合わせずれ及びクロストークを修正することである。
制御信号の生成に必要な、制御回路490により実行される機能は、標準のプログラミング及び/又はエンジニアリング技法を使用して、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、又はそれらの任意の組み合わせを生成して、開示される主題を実施するようにコンピュータを制御する方法、装置、又は製品として実施し得る。本明細書において使用される場合、「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読装置からアクセス可能なコンピュータプログラム、搬送波、又は媒体を含むことが意図される。例えば、コンピュータ可読媒体は、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気ストリップ、・・・)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)、・・・)、スマートカード、及びフラッシュメモリ装置(例えば、カード、スティック、キードライブ、・・・)を含むことができるが、これらに限定されない。当然、特許請求される主題の範囲又は趣旨から逸脱せずに、多くの変更をこの構成に行い得ることを当業者は認めるだろう。図3〜図5の実施形態は、フィードバックメカニズムが主にアナログで実施される(制御回路490を除き)受信器を示した。しかし、受信器は、偏光逆多重化を実行するように構成することもでき、その場合、クロックフィルタ455、利得要素460、ピーク検出器470、及びローパスフィルタ475はデジタルで実施してもよい。
請求項2〜6、8〜14、及び16〜20の特徴を含む(しかし、これらに限定されない)、任意選択的ないくつかの技術的特徴があることが理解されるだろう。そのような特徴は、独立請求項の任意の数(例えば、それらのうちの任意の1つ又はそれらのうちの任意の2つ等)の特徴と任意の組み合わせで組み合わせて使用することができる。本明細書により、最も広義に定義される発明において、任意の1つ又は複数の任意選択的な特徴を任意の組み合わせでの使用を明示的に開示する。
したがって、本明細書に記載の原理では、所望の形式で請求項を編成する枠組みに基づくメカニズムが可能である。本発明は、本発明の趣旨又は本質的な特徴から逸脱せずに、他の特定の形態で具現してもよい。記載される実施形態は、すべての点で、限定ではなく例示として見なされるべきである。したがって、本発明の範囲は、上記説明ではなく添付の特許請求の範囲により示される。特許請求の範囲の均等物の意味及び範囲内にあるすべての変更は、特許請求の範囲内に包含されるべきである。
Claims (20)
- 光学送信器であって、
パルス又は連続波光ビームを生成して出力する光源と、
前記光ビームを第1及び第2の直交偏光成分に分割する偏光ビームスプリッタと、
前記第1の直交偏光成分を受信し、ゼロ復帰フォーマットを使用して前記第1の直交偏光成分にデータを変調する第1の光学データ変調器と、
前記第2の直交偏光成分を受信し、ゼロ復帰フォーマットを使用して前記第2の直交偏光成分にデータを変調する第2の光学データ変調器と、
前記変調された第2の直交偏光成分を遅延させる遅延構成要素と、
前記変調された第1の直交偏光成分及び前記遅延され変調された第2の直交偏光成分を結合する光学マルチプレクサであって、前記遅延構成要素により導入される前記遅延は、前記直交偏光成分が、前記光学マルチプレクサにより結合される場合、インタリーブされるのに十分である、光学マルチプレクサと、
を備える、光学送信器。 - 前記第1の直交偏光成分の前記ゼロ復帰フォーマット及び前記第2の直交偏光成分の前記ゼロ復帰フォーマットは、同じゼロ復帰フォーマットである、請求項1に記載の光学送信器。
- 前記第1の直交偏光成分の前記ゼロ復帰フォーマットは、ゼロ復帰オンオフキーイング(RZ−OOK)である、請求項1に記載の光学送信器。
- 前記第1の直交偏光成分の前記ゼロ復帰フォーマットは、ゼロ復帰差動位相偏移キーイング(RZ−DPSK)である、請求項1に記載の光学送信器。
- 前記遅延構成要素は半ビットの遅延を導入する、請求項1に記載の光学送信器。
- 前記遅延構成要素は、N+1/2ビットの相対遅延を導入し、ここで、Nは全数である、請求項1に記載の光学送信器。
- 光学受信器であって、
制御信号の受信に基づいて、外部から受信する偏光多重化光学信号の偏光状態を調整する偏光コントローラであって、前記偏光多重化光学信号にはクロック信号が変調されている、偏光コントローラと、
前記偏光コントローラから受信する前記偏光多重化光学信号を第1及び第2の直交偏光成分に分割する偏光スプリッタと、
前記第1の直交偏光成分を第1の電気信号に変換する第1の光学検出器と、
前記第2の直交偏光成分を第2の電気信号に変換する第2の光学検出器と、
前記第1又は第2の電気信号から抽出される前記クロック信号の特徴に基づいて、前記制御信号を生成するフィードバック回路と、
を備える、光学受信器。 - 前記制御信号は、前記クロック信号の振幅が最大化されるように、前記外部から受信する偏光多重化光学信号の前記偏光状態を前記偏光コントローラに調整させる、請求項7に記載の光学受信器。
- 前記フィードバック回路は、前記クロック信号の周波数に調整され、前記第1の光学検出器の出力に結合されたフィルタを含む、請求項7に記載の光学受信器。
- 前記フィードバック回路は、
前記フィルタから前記クロック信号を受信し、前記クロック信号振幅を表す出力信号を生成するピーク検出器装置と、
前記ピーク検出器装置からの前記出力信号の受信に応答して、前記制御信号を生成する制御回路と、
をさらに含む、請求項9に記載の光学受信器。 - 前記偏光多重化光学信号は、前記クロック信号に基づいて、RZパルスを有するRZフォーマットに従って変調される光学信号である、請求項7に記載の光学受信器。
- 前記光学信号はRZ−DPSK信号である、請求項11に記載の光学受信器。
- 前記フィードバック回路は、前記クロック信号の特徴に基づいて、前記第1の直交偏光成分と前記第2の直交偏光成分との間でのクロストークを低減させる前記制御信号を生成するように構成される、請求項7に記載の光学受信器。
- 前記制御信号は、前記クロック信号の振幅が最小化されるように、前記外部から受信する偏光多重化光学信号の前記偏光状態を前記偏光コントローラに調整させる、請求項7に記載の光学受信器。
- 光学信号を逆多重化する方法であって、
クロック信号が変調された偏光多重化光学信号を受信することと、
偏光コントローラから受信される前記偏光多重化光学信号を第1及び第2の直交偏光成分に分割することと、
前記第1又は第2の直交偏光成分のうちの少なくとも一方から導出される前記クロック信号の特徴に基づいて、前記偏光多重化光学信号の偏光状態を調整することと、
を含む、方法。 - 前記偏光多重化光学信号の前記偏光状態を、前記偏光多重化光学信号を前記第1及び第2の直交偏光成分に分割するために使用される偏光スプリッタの偏光軸に位置合わせするように、前記偏光多重化光学信号の前記偏光状態を調整することをさらに含む、請求項15に記載の方法。
- 前記クロック信号の前記特徴はその振幅である、請求項15に記載の方法。
- 前記クロック信号の振幅を最大化するように、前記偏光多重化光学信号の前記偏光状態を調整することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
- 前記クロック信号の振幅を最小化するように、前記偏光多重化光学信号の前記偏光状態を調整することをさらに含む、請求項17に記載の方法。
- 前記クロック信号は、前記第1及び第2の直交偏光成分のそれぞれのビットレートの2倍である、請求項19に記載の方法。
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