JP5691426B2 - 光送信器および偏波ビットインターリーブ信号生成方法 - Google Patents

光送信器および偏波ビットインターリーブ信号生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5691426B2
JP5691426B2 JP2010256856A JP2010256856A JP5691426B2 JP 5691426 B2 JP5691426 B2 JP 5691426B2 JP 2010256856 A JP2010256856 A JP 2010256856A JP 2010256856 A JP2010256856 A JP 2010256856A JP 5691426 B2 JP5691426 B2 JP 5691426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
optical
modulator
output
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010256856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012108301A (ja
Inventor
和行 石田
和行 石田
杉原 隆嗣
隆嗣 杉原
吉田 剛
剛 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2010256856A priority Critical patent/JP5691426B2/ja
Publication of JP2012108301A publication Critical patent/JP2012108301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5691426B2 publication Critical patent/JP5691426B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、光ファイバを通信線路として用いる光伝送システムにおいて、偏波ビットインターリーブされた光信号列を生成する光送信器に関する。
長距離光伝送システムでは1.5μm帯の光を直接増幅できるエルビウム添加ファイバ増幅器(Erubium Doped Fiber Amplifier:以下、EDFAと略す。)を利用した光中継増幅伝送方式が主流となっている。さらに、近年では広帯域に増幅可能なEDFAにより、波長多重伝送方式を用いた大容量光伝送システムが実現されている。
さらなる大容量化と低コスト化が要求される昨今、これを実現する手段として1チャネルあたりの伝送速度の増加が考えられ、現在主流の10Gbit/sから40Gbit/s、100Gbit/sへの期待が高まっている。
伝送速度を増加させるには受信端においてより高い光信号対雑音比を必要とするため、光ファイバ中では高い光信号パワーで伝送することが求められる。しかしながら、高い光信号パワーによる伝送は、光ファイバ中における非線形効果の影響を助長するため、一般に伝送速度を増加させると伝送距離が制限される。
そこで、伝送速度を上昇させるために非線形耐力に優れる変調方式が求められており、隣接パルス間の偏波状態を直交関係にする偏波ビットインターリーブ(ビット交番偏波)方式が注目されている。
偏波ビットインターリーブ方式は、例えば、TEモード(Transverse Electric mode)とTMモード(Transverse Magnetic mode)などの2つの直交する偏波状態で交互に遷移する光パルス列によってデータ信号を伝送させる。この方式は、隣接パルス間の符号間干渉を抑制できるため、非線形耐力に優れていることが知られている。
従来の偏波ビットインターリーブを行う送信器の一例として、光源と、RZ(Return to Zero)変調を行うパルスカーバと、RZ信号をデータ変調するデータ変調器と、偏波変調部(Polarization Alternator)を備えており、偏波変調部は、偏波ビームスプリッター(PBS:Polarization Beam Splitter)と、位相変調器(PM:Phase modulator)と、偏波合波器(PBC:Polarization Beam Combiner)から構成される送信器が提案されている(例えば、下記非特許文献1の図1(b))。
この例においては、データ変調器によってデータ変調された光信号列は、偏波ビームスプリッターに入力されて、2つの直交した偏波(Ex,Ey)に分離される。分離された一方の光信号列は、位相変調器においてデータ変調のビットレートで1と0が交番する信号に位相変調される。すなわち、位相がπシフトするビットと、位相シフトしないビットが交互に並ぶ光信号列となる。偏波合波器では位相変調された光信号列と他方の光信号列を合波する。偏波ビームスプリッターと偏波合波器間の2つの光信号がビット単位で遅延量が同じである場合、偏波合波器からは偏波ビットインターリーブされた光信号列が出力される。
しかしながら、上記の非特許文献1に記載される従来技術では、位相変調器でビット毎にパルス列を変交番させるための位相調整に加え、偏波ビームスプリッターと偏波合波器間でビット単位での遅延量調整も併せて行わなければならず、制御が複雑になるという問題点があった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、偏波ビットインターリーブを行う光送信器に、2出力型変調器を用いることで、制御箇所を減らして制御性を向上させ、偏波ビットインターリーブを簡易に実現する光送信器を提供するものである。
本発明にかかる光送信器は、偏波ビットインターリーブ信号を生成する光送信器であって、RZ(Return to Zero)変調された光信号を2分岐する分岐部、前記分岐部に接続され、所定の変調器駆動信号によって動作し、分岐された前記光信号間に1パルス信号単位で所定の位相差を与える第1の位相変化部および第2の位相変化部、前記第1の位相変化部から出力された光信号と、前記第2の位相変化部から出力された光信号とを合流させ、1パルス信号毎に交互に2つの出力に分ける合流分岐部、を有する2出力型変調器と、前記2出力型変調器から出力された2つの光信号を合波する偏波合波器と、前記2出力型変調器から出力された光信号の一部を受光し、該光信号を電気信号に変換する受光器と、前記受光器からの電気出力信号に基づいて、前記RZ変調された光信号と前記変調器駆動信号との位相ずれを制御する制御信号を生成する制御回路と、
前記制御回路からの前記制御信号に基づいて、前記変調器駆動信号の位相を調整し、前記RZ変調された光信号と前記変調器駆動信号とを1パルス信号単位で同期させる移相器と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、偏波ビットインターリーブを簡易に実現する光送信器を提供することができる。
この発明の実施の形態1にかかる光送信器の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1にかかる2出力型変調器の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1にかかる2出力型変調器の入力光信号列と変調器駆動信号の関係の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1にかかる2出力型変調器の出力信号の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2にかかる2出力型変調器の入力光信号列と変調器駆動信号の関係の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2にかかる光送信器の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態2にかかる光送信器の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1または実施の形態2にかかる光送信器を備える光伝送システムの構成例である。 この発明の実施の形態1または実施の形態2にかかる光送信器を備える光伝送システムの構成例である。
以下に、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、それぞれが本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
実施の形態1.
図1は本実施の形態にかかる光送信器の構成例を示す図である。図示するように本実施の形態にかかる光送信器は、光源1と、データ変調器2と、パルスカーバ3と、2出力型変調器4と、偏波合波器5によって構成される。本実施の形態においてデータ変調器2は一例として強度変調器であるとする。
光源1には、例えば、レーザー出力器を用いることができる。パルスカーバ3、2出力型変調器4のそれぞれには、例えば、マッハツェンダ型LiNbO3変調器を用いることができる。または、InPなど他の材質の変調器であってもよい。
次に、図1を用いて本実施の形態にかかる光送信器の動作を説明する。まず、光源1は所定の波長のCW(Continuous Wave)光を生成し、データ変調器2へ出力する。データ変調器2は図示されていない発振器から入力されるクロック信号に基づき、CW光をf[Gbit/s]となる周波数で強度変調し、パルスカーバ3へ出力する。パルスカーバ3は強度変調された光信号からRZ変調された光信号を生成し、2出力型変調器4に出力する。パルスカーバ3は上記のデータ変調信号に同期するf[GHz]またはf/2[GHz]の信号によって駆動している。2出力型変調器4は入力されたRZ変調された光信号を1パルス信号毎に交互に2つの出力に振り分ける。2出力型変調器4は、上記のデータ変調信号に同期するf/2[GHz]の信号で駆動している。または、上記データ変調信号に同期するf[GHz]で0と1が変交番する信号によって駆動していてもよい。偏波合波器5は2出力型変調器4の2つの出力に分けられた光信号を合波する。これにより、偏波合波器5から偏波ビットインターリーブされた光信号が出力される。
上記のデータ変調器2、パルスカーバ3、2出力型変調器4のデータ変調信号への同期方法としては、例えば、図示していない同一の発振器から出力されるクロック信号を、移相器により位相を調整して各機能部に入力することにより同期状態を保つ方法であってもよい。また、例えば、同一の発振器を用いる場合に限らず複数の発振器を用いてそれらの間で位相調整を行うことにより、同期を保つ方法であってもよい。上記以外の任意の方法を用いてもよい。
図2は本実施の形態にかかる2出力型変調器の構成例を示す図である。パルスカーバ3によりRZ変調された光信号は入力導波路401から入力し、分岐部402によって分岐されて位相変化部403、404にそれぞれ伝播する。位相変化部403、404は導波路と導波路を伝播する光波の位相を変化させるための変調器駆動電圧を印加する電極によって構成されている。位相変化部403、404は変調器駆動信号によりプッシュプル駆動し、位相変化部403、404を進む光波には互いに逆向きの位相変化(±Φ)が与えられる。位相変化部403、404を伝播した光波は3dB方向性結合器405にて合流して光結合し、その後に分岐して出力導波路406、407から出力される。なお、本実施の形態の説明では、一例として3dB方向性結合器405を用いているが、これにかえてX分岐導波路、または、マルチモード干渉型(MMI:Multi−Mode Interference)導波路を用いることも可能である。上記の位相変化部403、404は第1の位相変化部および第2の位相変化部に対応する。上記3dB方向性結合器405は合流分岐部に対応する。
図3は本実施の形態にかかる2出力型変調器の入力光信号列と変調器駆動信号の関係の一例を示す図である。図3(a)に示すように、2出力型変調器4に入力されるRZ変調された光信号はデータ変調と同じf[GHz]で変調されているとし、全て「1」であるとする。また、図3(b)に示すように、変調器駆動信号はデータ変調の半分の周波数f/2[GHz]の正弦波であるとし、RZ変調された光信号のデータ変調信号と変調器駆動信号は略位相同期しているものとする。なお、当然ながら、完全な位相同期が必要となるわけではなく、偏波合波器5で合波された光信号列の符号間干渉が低減され、適用する通信経路で必要とされる通信品質が得られる程度の略位相同期がとれていればよい。
変調器駆動信号の駆動振幅が最大となる点で位相変化部403を進む光波の位相変化量がπ/4であるときには位相変化部404を進む光波の位相変化量は−π/4となり、両位相変化部を伝播する光波間の相対的な位相差はπ/2となる。一方、駆動振幅が最小となる点では上記位相変化量の符号は反転する。変調器駆動信号は図3(b)に示すようにf[GHz]で駆動振幅の最大、最小を繰り返すので、上記の位相差π/2で両位相変化部間の位相変化量の正負が周波数f[GHz]で切り替わる。これによって、3dB方向性結合器405で合流分岐して出力されるRZ変調された光信号は、出力導波路406、407から1パルス信号毎に交互に出力される。
出力導波路406、407から出力された光信号列は偏波合波器5にて合波される。合波された光信号列の光強度を図3(c)に示す。以下の説明において直交する偏波成分はX偏波、Y偏波とする。図示するように、X偏波(実線)、Y偏波(破線)が交互に入れ替わる偏波ビットインターリーブされた光パルス信号列となることがわかる。
図4は本実施の形態にかかる2出力型変調器の出力信号の一例を示す図である。図4(a)は、2出力型変調器4に入力されるRZ変調された光信号列を示している。上記と同様に、RZ変調された光信号列はデータ変調と同じf[GHz]で変調されているとし、全て「1」であるとする。全ての光信号の偏波状態をX偏波としている。2出力型変調器4をデータ変調の半分の周波数f/2[GHz]の正弦波または矩形波の信号、または、f[GHz]で0と1が変交番する信号によって駆動することで、RZ変調された光信号は2出力型変調器4の2つの出力導波路406、407から4(b)、4(c)に示すように交互に振り分けて出力される。この2つの光信号列を偏波合波器5にて合波することで4(d)に示すような隣接パルスの偏波が直交した偏波ビットインターリーブされた光信号列を得ることができる。
以上のように、本実施の形態にかかる光送信器は、RZ変調された光信号を1パルス信号毎に2つの出力に交互に振り分けていく2出力型変調器4と、振り分けられた光信号列を合波する偏波合波器5を備えるように構成した。これにより、2出力型変調器の位相制御により偏波ビットインターリーブされた光信号列を得ることができ、従来と比べ制御性が向上し、偏波ビットインターリーブを簡易に実現することができる。またさらには、偏波ビームスプリッターと偏波合波器間のビット単位の遅延調整が不要となり、偏波ビットインターリーブ信号列を安定して生成できる。またさらには、従来と比べ、制御の簡易化により部品点数を削減できるので、小型化、低コスト化を実現することができる。
なお、本実施の形態における偏波ビットインターリーブでは、一例として全て「1」のRZパルス化された光信号列に対する偏波ビットインターリーブについて説明したが、本実施の形態を適用できる変調信号はこれに限られるものではなく、伝送する情報に基づいて他の変調方式であってもよい。例えば、データ変調器2において、通常のOOK(On−Off Keying)、DPSK(Differential Phase Shift Keying)、DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)などの他の変調方式でデータ変調したとしても本実施の形態を適用することができる。
なお、上記の実施の形態では1つのRZ信号、すなわち、1パルス信号(1シンボル)が1ビットを表す場合について説明したが、多値信号のように1パルス信号(1シンボル)がN(N:任意の整数)ビットを表す場合にも適用できる。すなわち、この場合にも2出力型変調器4は1パルス信号毎に交互に2つの出力に振り分けて、直交する偏波が1パルス信号毎に遷移する光信号列となる。
なお、本実施の形態における図1ではデータ変調器2を光源1とパルスカーバ3の間に配置されているが、データ変調器2をパルスカーバ3と2出力型変調器4の間に配置してもよい。または、偏波直交多重した信号に対応可能なデータ変調器であれば、偏波合波器5の後段に配置することもできる。
なお、本実施の形態における2出力型変調器4は、位相変化部403、404に変調器駆動信号を印加してプッシュプル駆動させているが、例えば、片側の位相変化部に印加して、上記と同様の変調器駆動信号の制御によって、両位相変化部を伝播する光波の相対的な位相差がπ/2となり、両位相変化部間の位相変化量の正負がデータ変調と同じ周波数で切り替わるように制御すれば、上記と同様の結果を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、2出力型変調器4の変調器駆動信号の位相を制御する構成を備えていなかったが、本実施の形態ではこれを追加する構成としている。
図5は本実施の形態にかかる2出力型変調器の入力光信号列と変調器駆動信号の関係の一例を示す図である。図3と同様に図5(a)に示すように、2出力型変調器4に入力されるRZ変調された光信号列はデータ変調と同じf[GHz]で変調されているとし、全て「1」であるとする。また、図5(b)に示すように、位相変化部403、404に印加される変調器駆動信号はデータ変調の半分の周波数f/2[GHz]の正弦波であるとする。しかし、データ変調信号と変調器駆動信号は略位相同期しておらず、変調器駆動信号が位相同期状態から1/4周期ずれた状態となっている。
このような場合には、図5(c)に示すとおり、X偏波(実線)とY偏波(破線)の両偏波成分に重なりが生じることによって両偏波成分の周期性が失われ、偏波ビットインターリーブされた光信号列を得ることができなくなる。一般的に、光変調器では温度変化や経時劣化などによって変調器駆動信号が最適な動作点からずれることがある。したがって、偏波ビットインターリーブを安定して実現するには、2出力型変調器4に入力されるRZ変調された光信号のデータ変調に変調器駆動信号が同期するよう位相関係を制御する構成があることが望ましい。
図6は本実施の形態にかかる光送信器の構成例を示す図である。本実施の形態にかかる光送信器は、実施の形態1の図1に光カプラ6と、受光器7と、制御回路8と、移相器9を追加する構成としている。図6において、実施の形態1の図1と同様の機能を有する構成は、図1と同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
次に、図6を用いて本実施の形態にかかる光送信器の動作について説明する。光カプラ6は偏波合波器5から出力された光信号のうちの一部を分岐する。受光器7は光カプラ6によって分岐された光信号を受光し、光信号を電流信号に変換する。変換された電流信号は制御回路8に出力される。受光器7は、例えば、光検出器(PD:Photo Detector)を用いることができる。なお、受光器7は、光検出器の後段にトランスインピーダンスアンプ(TIA:Trans−Impedance Amplifier)を配置して電流信号を電圧信号に変換してから制御回路8に出力するものであってもよい。制御回路8は受光器7からの電気出力信号に基づいて2出力型変調器4に入力されるRZ信号列のデータ変調信号と変調器駆動信号間の位相ずれを制御する制御信号を出力する。移相器9は制御回路8からの制御信号に基づき変調器駆動信号の位相調整を行う。
制御回路8の位相ずれの制御方法の一例として、変調器駆動信号の周波数f/2[GHz]よりも十分に遅い低周波信号を重畳した変調器駆動信号によって2出力型変調器4を駆動し、受光器7の電気出力信号から低周波信号の周波数成分を抽出して位相ずれを制御する方法がある。2出力型変調器4が最適な設定で動作している場合には、低周波信号の2倍の周波数成分が最大となり、低周波信号の周波数成分が最小となる。一方、最適な設定からずれが生じると、低周波信号の2倍の周波数成分が減少し、低周波信号の周波数成分が増加する。制御回路8は受光器7の電気出力信号からバンドパスフィルターによって高周波成分を取り除き、残った低周波成分と低周波信号と同期検波する。この結果に基づき、制御回路8は低周波信号の周波数成分が最小、または、低周波信号の2倍の周波数成分が最大となるように変調器駆動信号の位相をずらす制御信号を生成する。移相器9は制御回路8から出力される制御信号に基づき変調器駆動信号の位相調整を行う。
以上のように、本実施の形態にかかる光送信器は、偏波合波器5から出力された光信号の一部を分岐し、光信号を変換した電気信号から制御回路8によってRZ変調された光信号のデータ変調信号と変調器駆動信号間の位相ずれを制御し、制御回路8の制御信号に基づき変調器駆動信号の位相を調整する移相器9を備えるように構成した。これによって、2出力型変調器に入力されるRZ変調された光信号のデータ変調信号と変調器駆動信号の位相同期を保持する制御が適宜行われることなり、直交する両偏波成分が交互に入れ替わる周期性が安定し、偏波ビットインターリーブを安定に実現することができる。
なお、本実施の形態は図6に示す構成に限られない。例えば、図7に示すような構成とすることも可能である。図7は本実施の形態にかかる光送信器の構成例を示す図である。図6と異なる点は光カプラ6の位置を偏波合波器5の前段の2出力型変調器4の一方の出力側に設ける構成としている。すなわち、偏波合波器5から出力される光信号でなくても、2出力型変調器4から出力された光信号であれば、位相ずれを検出することができる。
また、上記実施の形態1または実施の形態2にかかる光送信器と、該光送信器からの光信号列を受信する光受信器を備える光伝送システムを形成することができる。図8は上記実施の形態1または実施の形態2にかかる光送信器を備える光伝送システムの構成例である。図示している光送信器10と光受信器11は光ファイバ12を介して光信号列を伝送する。このような光伝送システムは、例えば、海底ケーブル、または、伝送区間の一部または全てが陸上の区間の光伝送システムなどに適用することができる。なお、上記実施の形態1または実施の形態2にかかる光送信器は、他の光送信器からの光信号列を受信する機能を備えていてもよい。図9はこの場合における上記実施の形態1または実施の形態2にかかる光送信器を備える光伝送システムの構成例である。図示するように図8の光伝送システムにおいて光送信器10、光受信器11のそれぞれを、光送受信機能を備えた実施の形態1または実施の形態2の光送信器である光送受信器13によって置き換えたものとすることもできる。なお、図8および図9において省略されている先には光送信器10、光受信器11、または光送受信器13がある。
1 光源
2 データ変調器
3 パルスカーバ
4 2出力型変調器
401 入力導波路
402 分岐部
403、404 位相変化部
405 3dB方向性結合器
406、407 出力導波路
5 偏波合波器
6 光カプラ
7 受光器
8 制御回路
9 移相器
10 送信器
11 受信器
12 光ファイバ
13 光送受信器

Claims (5)

  1. 偏波ビットインターリーブ信号を生成する光送信器であって、
    RZ(Return to Zero)変調された光信号を2分岐する分岐部、
    前記分岐部に接続され、所定の変調器駆動信号によって動作し、分岐された前記光信号間に1パルス信号単位で所定の位相差を与える第1の位相変化部および第2の位相変化部、
    前記第1の位相変化部から出力された光信号と、前記第2の位相変化部から出力された光信号とを合流させ、1パルス信号毎に交互に2つの出力に分ける合流分岐部、を有する2出力型変調器と、
    前記2出力型変調器から出力された2つの光信号を合波する偏波合波器と、
    前記2出力型変調器から出力された光信号の一部を受光し、該光信号を電気信号に変換する受光器と、
    前記受光器からの電気信号に基づいて、前記RZ変調された光信号と前記変調器駆動信号との位相ずれを制御する制御信号を生成する制御回路と、
    前記制御回路からの前記制御信号に基づいて、前記変調器駆動信号の位相を調整し、前記RZ変調された光信号と前記変調器駆動信号とを1パルス信号単位で同期させる移相器と、を備えることを特徴とする光送信器。
  2. 前記第1の位相変化部と第2の位相変化部のうち少なくとも一方は、前記RZ変調された光信号と略位相同期する変調器駆動信号で動作させることを特徴とする請求項1に記載の光送信器。
  3. 請求項1又は2に記載の光送信器を備える光送受信器。
  4. 請求項1又は2に記載の光送信器、または、請求項に記載の光送受信器のうちいずれか1つを備える光伝送システム。
  5. RZ変調された光信号を2分岐する分岐ステップと、
    所定の変調器駆動信号で分岐された前記光信号のそれぞれの位相を変化させ、分岐された前記光信号間に1パルス信号単位で所定の位相差を与える位相変化ステップと、
    位相変化ステップにより位相差が与えられた前記光信号を合流させ、1パルス信号毎に交互に2つの出力に分ける合流分岐ステップと、
    前記合流分岐ステップによって出力された2つの光信号を合波する合波ステップと、
    前記合流分岐ステップによって出力された光信号の一部を受光し、該光信号を電気信号に変換する受光ステップと、
    前記受光ステップによって出力された電気出力信号に基づいて、前記RZ変調された光信号と前記変調器駆動信号との位相ずれを制御する制御信号を生成する制御ステップと、
    前記制御ステップによって生成された制御信号に基づいて、前記変調器駆動信号の位相を調整し、前記RZ変調された光信号と前記変調器駆動信号とを1パルス信号単位で同期させる位相調整ステップと、を有することを特徴とする偏波ビットインターリーブ信号生成方法。
JP2010256856A 2010-11-17 2010-11-17 光送信器および偏波ビットインターリーブ信号生成方法 Expired - Fee Related JP5691426B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010256856A JP5691426B2 (ja) 2010-11-17 2010-11-17 光送信器および偏波ビットインターリーブ信号生成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010256856A JP5691426B2 (ja) 2010-11-17 2010-11-17 光送信器および偏波ビットインターリーブ信号生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012108301A JP2012108301A (ja) 2012-06-07
JP5691426B2 true JP5691426B2 (ja) 2015-04-01

Family

ID=46493990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010256856A Expired - Fee Related JP5691426B2 (ja) 2010-11-17 2010-11-17 光送信器および偏波ビットインターリーブ信号生成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5691426B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5892914B2 (ja) * 2012-11-26 2016-03-23 三菱電機株式会社 光信号生成装置
JP6066790B2 (ja) * 2013-03-18 2017-01-25 三菱電機株式会社 光送信機、光通信システム、偏波変調方法及びプログラム
CN106464374B (zh) 2014-05-08 2019-06-07 三菱电机株式会社 光传输方法及光传输系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7844186B2 (en) * 2004-02-20 2010-11-30 Alcatel-Lucent Usa Inc. Method and apparatus for optical transmission
JP5088052B2 (ja) * 2007-08-31 2012-12-05 富士通株式会社 偏光多重送信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012108301A (ja) 2012-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9419720B2 (en) Optical signal transmitter
JP4465458B2 (ja) 位相制御光fsk変調器
US7224906B2 (en) Method and system for mitigating nonlinear transmission impairments in fiber-optic communications systems
US7398022B2 (en) Optical return-to-zero phase-shift keying with improved transmitters
JP4710387B2 (ja) 差分m位相偏移変調方式に対応した光受信器および光受信方法
JP4278332B2 (ja) 光送信器および光伝送システム
JP5088052B2 (ja) 偏光多重送信装置
US9716552B2 (en) OTDM coherent transceiver
US7515834B2 (en) Upgraded optical communication system with increased transmission capacity and method
US9337936B2 (en) Optical transmission apparatus, optical transmission method and program for optical transmission
US7277647B2 (en) System and method of optical transmission
JP2008530900A (ja) 光mskデータフォーマット
US7349636B2 (en) Optical phase and intensity modulation with improved transmitters
JP5068240B2 (ja) 光伝送方式、送信器及び受信器
JP4889661B2 (ja) 光マルチキャリア発生装置およびそれを用いた光マルチキャリア送信装置
JP5691426B2 (ja) 光送信器および偏波ビットインターリーブ信号生成方法
EP1482662A1 (en) System and method for alternate mark inversion and duobinary optical transmission
JP2011002640A (ja) 光変調装置および光送信器、並びに、光変調装置の制御方法
JP2004070130A (ja) 光送信装置
JP5411538B2 (ja) 光マルチキャリア発生装置及び方法及び光マルチキャリア発生装置を用いた光マルチキャリア送信装置
EP1749357B1 (en) Method and apparatus for producing high extinction ratio data modulation formats
JP3447664B2 (ja) 光送信器および光送信器制御方法
Zhao et al. 40G QPSK and DQPSK modulation
JP5892914B2 (ja) 光信号生成装置
WO2003028267A1 (en) Mitigating nonlinear transmission impairments in fiber-optic communications systems

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130830

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150119

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees