JP2009529834A - 高ビットレートシステム用通信フォーマット - Google Patents

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Abstract

DQPSKのような多値レベルデータ変調フォーマットが、シンボルレートに同期した、振幅、位相及び/または偏波変調と組み合せられた、装置、システム及び方法。

Description

関連出願の説明
本出願は、2006年3月6日に出願された米国仮特許出願第60/779700号の出願日の優先権を主張する。この出願の明細書の教示は本明細書に参照として含まれる。
本発明は情報の光通信に関し、さらに詳しくは、光ファイバ通信システムを通じる伝送能力の改善に関する。
光増幅中継器を用いる海中または大陸横断陸上光波通信システムに用いられるような、非常に長い光ファイバ通信路では、通信路の光ファイバの長さに沿って蓄積する大きな減損によって性能が低下する。単データチャネル内のこれらの減損の発生源には、エルビウムドープファイバ増幅器(EDFA)で発生する増幅自然放出(ASE)雑音、単一モードファイバの屈折率のファイバを通って伝搬する光の強度への依存性によって生じる非線形効果及び異なる光周波数を異なる群速度で進行させる色分散を含めることができる。また、偏波依存効果は、異なる偏波を異なる群遅延で進行させる偏波モード分散及び/または異なる偏波に異なる減衰を与える偏波依存損失のような時間で変動する減損を生じさせ得る。さらに、いくつかの光チャネルが同じファイバ上に並存し得る波長分割多重化(WDM)システムに対しては、ファイバの非線形屈折率によって生じるチャネル間クロストークが問題となり得る。
いくつかのシステムにおいては、チャネルあたりのデータレートを高くして長距離通信システムを動作させることが有利であり得る。複数の同期デジタルハイアラーキー(SDH)標準、例えば10Gb/s及び40Gb/s、が有用と見なされ得る。一般的に言って、システムの性能を制限する減損は(雑音で生じる)ランダムネスに関係する受信アイパターンにおける劣化及び決定論的劣化(すなわち受信ビットパターンにおける歪)の2つのタイプの劣化をおこさせ得る。第2のタイプの歪は時にシンボル間干渉またはISIと称される。ビットレートが毎秒数10ギガビットの範囲まで高まると、受信パルスの形状に影響を与えるこれらの減損を制御すること及びISIを制限することが有用であり得る。
受信波形の歪は通信線路の構成によって、また通信パルスの形状によっても、影響を受ける。既知の長距離システムは、データビットストリームの1及び0にしたがって通信パルスがオン/オフされる、オンオフキーイング(OOK)を用いて実施されている。オンオフキーイングは、ゼロ復帰(RZ)フォーマット、非ゼロ復帰(NRZ)フォーマット及びチャープゼロ復帰(CRZ)フォーマットのような、様々な既知のフォーマットで実施することができる。一般に、RZフォーマットにおいては伝送される光パルスがビット期間の全体は占めず、隣接ビット間でゼロに戻るが、NRZフォーマットでは二進数の1が連続して送られる場合に光パルスは値が一定である特性を有する。CRZのようなチャープフォーマットにおいては、ビット同期正弦波位相変調が伝送されるパルスにかけられる。
位相偏移キーイング(PSK)は当業者には既知の別の変調方法である。PSK変調においては、1及び0が光搬送波の位相差または位相遷移によって識別される。PSKは送信器を、1を示す第1の位相にしたがい、次いで0を示す第2の位相にしたがってオンにすることによって実施することができる。差分位相偏移キーイング(DPSK)フォーマットにおいては、信号の光強度を一定に保つことができ、1と0は差分位相遷移によって示される。DPSK変調フォーマットには、DPSK信号にゼロ復帰振幅変調がかけられるRZ-DPSK,及びCRZ-DPSKが含まれる。
多値レベル変調フォーマットも注目されている。多値レベル変調フォーマットでは複数のデータビットを単一の伝送されるシンボル上にエンコードすることができる。そのようなフォーマットでは、スペクトル効率を高め、上述した減損に対する余裕を向上させることができる。多くの多値レベル変調フォーマットが知られている。1シンボルあたり2ビットをエンコードするに有用な多値レベル変調フォーマットの例には、直交位相偏移キーイング(QPSK)、情報が4つの差分位相にエンコードされる差分直交位相偏移キーイング(DQPSK)及び振幅偏移キーイングと差分二進位相偏移キーイングの組合せ(ASK-DBPSK)がある。1シンボルあたり3ビットをエンコードするに有用な8シンボルレベルをもつ多値レベル変調フォーマットには、差分8レベル位相偏移キーイング(D8PSK)及びASK-DQPSKがある。直交振幅偏移キーイングと差分直交位相変調の組合せ(QASK-DQPSK)を用いて、16シンボルレベル、すなわち1シンボルあたり4ビット、を提供することができる。
通信システムのビットレートを高めると、対応する通信劣化が一層顕著になり得る。上掲の減損の観点から、従来手法を用いて、40Gb/s信号を大洋横断距離にわたり十分な性能余裕をもって伝送することは困難であろう。
本開示にしたがえば、同期オーバーヘッド変調を多値レベル伝送フォーマットと組み合せて用いることによって、単チャネル及びWDMのいずれに対しても、長距離高速光通信の改善された性能が得られる方法及び装置が提供される。このオーバーヘッド変調は、シンボルレートと同期している、振幅変調、位相変調及び/または偏波変調の組合せとすることができる。
例えば、1シンボルあたり2ビットを送るために差分直交位相偏移キーイング(DQPSK)を用いることができる。1シンボルあたり2ビットを用いることで、PMD及び色分散に関連する減損のような、シンボルの長さに依存するいくつかのタイプの減損を軽減することができる。高速データ信号を分波し、エンコードして、(普通には「同相」成分及び「直交」成分に対するI及びQとして知られる)2つの経路上に載せることができる。I成分及びQ成分はDQPSK変調器を用いて光信号を変調するために用いることができる。この基本DQPSK信号上に、シンボルレートに同期しているオーバーヘッド変調を加えることができる。得られる信号は光波通信システムに通常見られる歪に対する余裕がさらに大きく、したがって優れた伝送性能を与えることができる。
すなわち、本開示の一態様にしたがえば、多値レベルデータ変調フォーマットを用いて光信号上にデータを変調して、あるシンボルレートで与えられる複数の出力シンボルのそれぞれにエンコードされた複数のデータビットを有するデータ変調信号を与えるように構成されたデータ変調器、及び、光信号の振幅、光信号の位相及び光信号の偏波からなる群から選ばれる少なくとも1つの特性のシンボルレートにおける周期変調を与えるように構成された少なくとも1つのオーバーヘッド変調器を有する、光信号を伝送するための装置が提供される。
本開示の別の態様にしたがえば、送信器、送信器に結合された光通信路及び光通信路に結合された受信器を備える通信システムが提供される。送信器は、多値レベルデータ変調フォーマットを用いて光信号上にデータを変調して、あるシンボルレートで与えられる複数の出力シンボルのそれぞれにエンコードされた複数のデータビットを有するデータ変調信号を与えるように構成されたデータ変調器、及び、光信号の振幅、光信号の位相及び光信号の偏波からなる群から選ばれる少なくとも1つの特性のシンボルレートにおける周期変調を与えるように構成された少なくとも1つのオーバーヘッド変調器を有することができる。
本開示のまた別の態様にしたがえば、光通信システム上の伝送のために光信号を変調する方法が提供され、本方法は、あるシンボルレートで与えられる複数の出力シンボルのそれぞれに複数のデータビットをエンコードするために多値レベル変調フォーマットを用いて光信号上にデータを変調する工程、及び、光信号の振幅、光信号の位相及び光信号の偏波からなる群から選ばれる少なくとも1つの特性のシンボルレートにおける周期変調をかける工程を含む。
参照される以下の詳細な説明は、同様の参照数字が同様の要素を表す添付図面とともに読まれるべきである。
全般的に、本開示にしたがうシステム及び方法は、シンボルレートに同期する、振幅変調、位相変調及び/または偏波変調と組み合された多値レベルデータ変調フォーマットを備えることができる。多値レベル変調と組み合される、振幅変調、位相変調及び/または偏波変調は本明細書において「オアーバーヘッド変調」と称される。本開示にしたがう、多値レベル変調フォーマットとシンボルレートで同期しているオーバーヘッド変調を用いれば、単チャネル光通信システム及びWDM光通信システムのいずれに対しても、長距離高速光通信において高い性能が得られる。
光ファイバ内のある中心波長をもつ光波は、時間とともに連続的に変化させ得る、振幅、位相(周波数)及び偏波状態の、3つの特性を有する。「変調フォーマット」が意味することは、その光波に与えられている情報/データにしたがってこれらの特性の1つないしさらに多くが変化させられることである。その他のパラメータが情報信号にしたがうように拘束されることはない。本明細書に用いられるように、「多値レベル変調フォーマット」は、それぞれの伝送シンボルにおいて1つより多くのデータビットのエンコードを可能にする、いずれかの変調フォーマットを指すとする。例えば、DQPSKは1シンボルあたり2ビットのエンコードを可能にする4シンボルレベルを提供する多値レベル変調フォーマットである。その他の多値レベル変調フォーマットには、QPSK,ASK-DBPSK,D8PSK,ASK-DQPSK,AQSK-DQPSKがあるが、これらには限定されない。
本明細書で術語「シンボル」は1度に伝送される最小単位を指して用いられる。本明細書で術語「シンボルレート」は1秒毎に伝送されるシンボルの数、すなわちヘルツ(Hz)を指して用いられる。多値レベル変調フォーマットを用いてエンコードされるデータに対しては、複数のデータビットが単一シンボルにおいて同時に伝送され、この結果、ビットレートの分数になるシンボルレートが得られる。例えば、DQPSK変調信号はそれぞれのシンボルに対して2ビットのデータを含み、この結果、ビットレートの1/2であるシンボルレートが得られる。
図1は本開示にしたがうWDM通信システム100の一例示的実施形態の簡略なブロック図である。本通信システムは送信端末104から、1つないしさらに多くの、遠隔地におかれた受信端末106に光情報路102を通じて複数の光チャネルを伝送するためにはたらく。例示的システム100は送信器から5000kmないしそれ以上の距離にある受信器にチャネルを伝送するために構成された長距離海中システムとすることができる。例示的実施形態は光システムに関して説明され、長距離光WDMシステムに関して有用であるが、本明細書に論じられる広汎な概念は別のタイプの信号を送信及び受信する別の通信システムにおいて実施することができる。
当業者であれば、システム100が説明を容易にするために極めて簡略化された2局間システムとして表されていることを認めるであろう。例えば、送信端末104及び受信端末106はいずれも、もちろん、トランシーバとして構成することができ、よってそれぞれを送信機能及び受信機能のいずれをも果たすように構成することができる。しかし、説明を容易にするため、端末は本明細書においては送信機能または受信機能だけに関して表され、説明される。本開示にしたがうシステム及び方法を広範なネットワークコンポーネント及びネットワーク構成に組み込み得ることは当然である。本明細書に図示される例示的実施形態は、限定としてではなく、単に説明として提供される。
図示される例示的実施形態において、複数の送信器TX1,TX2,...,TXNのそれぞれは、随伴入力ポート108-1,108-2,...,108-N上でデータ信号を受け取り、随伴波長λ,...,λ上でデータ信号を送信する。送信器TX1,TX2,...,TXNの内の1つないしさらに多くを、多値レベル変調フォーマットを用い、シンボルレートにおける同期オーバーヘッド変調を用いて、随伴波長上でデータを変調するように構成することができる。送信器は、もちろん、説明を容易にするために極めて簡略化された形態で示される。当業者であれば、それぞれの送信器がそれぞれの随伴波長においてデータ信号を所望の振幅及び変調で送信するために構成された電気コンポーネント及び光コンポーネントを有し得ることを認めるであろう。
送信波長または送信チャネルはそれぞれ、複数の接続路110-1,110-2,...,110-N上を搬送される。データチャネルはマルチプレクサまたは合波器112によって合波されて光路102上の集約信号にされる。光情報チャネル102は、光導波路ファイバ、光増幅器、光フィルタ、分散補償モジュール、並びにその他の能動コンポーネント及び受動コンポーネントを有することができる。
集約信号は、1つないしさらに多くの、遠隔地受信端末106で受信することができる。デマルチプレクサ114が、波長λ,...,λで伝送されたチャネルを随伴受信器RX1,RX2,...,RXNに結合された随伴接続路116-1,116-2,...,116-N上に分離する。受信器RX1,RX2,...,RXNの内の1つないしさらに多くを、伝送された信号を復調し、随伴出力路118-1,118-2,118-3,...,116-N上に随伴出力データ信号を与えるように構成することができる。
図2は本開示にしたがう一例示的送信器250の簡略化したブロック図である。図示される例示実施形態は特定の多値レベル変調フォーマット、すなわちDQPSKを含み、シンボルレートにおける同期オーバーヘッド変調を与えるための変調器の配置を有するが、本明細書に説明される例示的実施形態が、限定としてではなく、例証として提示されていることは当然である。本開示にしたがうシステムは、いずれの多値レベル変調フォーマット及び/またはオーバーヘッド変調構成を用いても実施できる。
図示される例示的実施形態250は、連続波(CW)光信号201を生成するためのレーザ200を有する。光信号は、多値レベルデータ変調フォーマットを用いて光信号201上にデータ信号をエンコードするためのデータ変調器に結合させることができる。図示される実施形態において、例えば、光信号201はよく知られた態様で信号に情報を載せるためにDQPSK変調フォーマットにしたがって信号を変調するDQPSKデータ変調器202に結合され、変調光情報信号203が生成される。DQPSK変調フォーマットを用いれば、変調光情報信号203は1シンボルあたり2データビットを有することができる。
データ変調器202は、光信号201に載せられるべきデータを、ショートリーチ光信号とすることができる入力データ源204から受け取ることができる。入力データ源から受け取られたデータは、変調器202によって与えられる多値レベルデータ変調フォーマットとは異なる、変調フォーマットを用いて変調することができる。光信号204は光受信器205において電気信号に変換することができる。光受信器205はデマルチプレクサ208に電気データ信号206及びクロック信号207を供給することができる。デマルチプレクサ208は、例えば、2本の線路209(D1)及び210(D2)上にビットデインターリーブ信号を供給することができ、クロック信号207のレートの1/2のレートの第2のクロック信号211(Clk/2)を供給することができる。ここで、2つのデータ信号209及び210は既知のDQPSKエンコーダ回路212を用いてエンコードすることができ、エンコードされた信号はI線路213上及びQ線路214上に出力させることができ、この出力はDQPSK変調器202を駆動することができる。
得られたDQPSK信号203はさらに、シンボルレートで同期して駆動される1つないしさらに多くのオーバーヘッド変調段を経ることができる。図示される例示的実施形態において、シンボルレートはクロックレートの1/2,すなわちClk/2である。オーバーヘッド変調段には、振幅変調器215,位相変調器216及び/または偏波変調器217を含めることができ、これにより(シンボルレートで)同期変調されたDQPSK信号218を得ることができる。(1つまたは複数の)変調段は、シンボルレートクロック信号211(Clk/2)がそれぞれに随伴する遅延調節及び振幅調節を受けた後のシンボルレートクロック信号によって駆動することができる。例えば、振幅変調器215を駆動するクロック信号は初めに遅延素子219を通り、次いで振幅調節素子220を通ることができる。位相変調器216を駆動するクロック信号は初めに遅延素子221を通り、次いで振幅調節素子222を通ることができる。偏波変調器217を駆動するクロック信号は初めに遅延素子223を通り、次いで振幅調節素子224を通ることができる。
例示的な、シンボルレートクロック211が振幅変調器215を駆動する態様は、振幅変調器が作用する光信号203の電場成分を考察することによって説明することができる。x-y座標において、これらの成分は式(1):
Figure 2009529834
及び式(2):
Figure 2009529834
と表すことができる。ここで、ωは光搬送波周波数、A(t)及びA(t)はいかなる強度変調も含み得るであろう実数電場振幅、また、φ(t)及びφ(t)は光位相成分であって、変調器202及び存在するかもしれないその他いずれかの光位相変調によってかけられるデータ変調を含む。
振幅変調器215は、周期的であり、クロック信号211に等しく、クロック信号211に位相ロックされた、基本周波数成分を有する、関数F(t)で実数振幅A(t)及びA(t)だけを変えることによって、光信号を変調することができる。変調器215は、信号203の強度にI(t)が乗じられるような、振幅変調をさらにかけることができる。
ここで、周期関数F(t)は[+1,−1]に限定された範囲内にあるように規格化されているとする。I(t)は式(3):
Figure 2009529834
で与えることができ、式(3)のBは式(4):
Figure 2009529834

で与えられる。ここで、Aamは変調器215によって信号203にかけられた振幅変調の深さ(%)、Ψamはデータ変調に対する変調の位相角である。
したがって、I(t)は、周期関数F(t)の、最大値が1であり、最小値がBであって、Ψamだけ時間がオフセットされた、スケール変換形とすることができる。AM(振幅変調)レベルは振幅調節素子220によって設定することができ、オフセットΨamは可変遅延素子219によって調節される。振幅変調器215からでる信号225は、式(5):
Figure 2009529834
及び式(6):
Figure 2009529834
で与えられる電場成分によって表すことができる。
重畳変調の表式は、上記説明に適合するいずれかの周期関数による一般形で与えられる。しかし、正弦波変調が特に有用であり得る。また、技術上よく知られているように、振幅変調器215を駆動する電気信号は、シンボルレートの1/2の周波数をもつ正弦波信号とし、(振幅変調器215がマッハ−ツェンダー干渉計タイプの変調器であるとすれば)2倍の電圧で駆動することができる。
位相変調器216及び偏波変調器217が信号に作用する態様は、振幅変調器215の態様と同様とすることができる。これらのコンポーネントは式(5)及び(6)に関して説明したような態様で、さらに位相項を含めて、作用することができる。例えば変調器216及び217によってかけられるシンボルレート同期変調は正弦波変調とすることができる。変調段216及び217は、振幅は変えずに、信号201の光位相を変えることができる。この場合、光信号にかけられる位相変調は、偏波変調器217にともなう位相Ψ及び光位相変調器216にともなう位相Ψの、2つの個別で独立な位相を含むことができる。すなわち、偏波変調器217から出力される光信号218の位相角φ及びφは、式(7):
Figure 2009529834
及び(8):
Figure 2009529834
で表すことができる。ここで、a及びaは偏波変調器の位相変調指数、bは光位相変調器の位相変調指数、Ψ及びΨはそれぞれ遅延素子221及び223で設定される位相オフセット、Ωはクロック211で設定されるビットレートである。
式(7)及び(8)が示すように、光位相変調器216は光信号のx成分及びy成分のいずれにも同じ位相変調をかけることができる。したがって、光位相変調器216は信号203の光位相を、その偏波は変調することなく、変調することができる。光位相変調器216が偏波を変調しない理由は、光信号の偏波変調が位相φとφの差に比例し、光位相変調器216はφ及びφを等量だけ変調するから、φとφの差は光位相変調器216によって影響されないことであろう。原理的に、(a +a )の値を一定に維持し、相対位相差φ−φを0と2πの間で変えながら、比a/aを変えることにより、これらの電場成分を有する単色光の全ての可能な偏波状態(SOP)を得ることができる。しかし、偏波変調器217は、変調サイクルにわたるその平均値が小さい「偏波度」(DOP)を与えるに十分な、位相φとφの差だけを変えることによって光信号のSOPを変調するようにはたらくことができる。
したがって、出力信号218は実質的にゼロに等しくすることができる偏波度を有することができ、スクランブル偏波と称される。偏波変調器217はポアンカレ球の完全な大円上で光情報信号218のSOPをトレースするようにはたらくことができる。あるいは、光信号のSOPはポアンカレ球に沿って往復することができる。いずれの場合にも、それぞれの変調サイクルにわたるSOPの平均値は値1よりかなり小さくすることができる。
当業者であれば、図2に示される様々な変調器の機能が例示を目的としているに過ぎず、2つないしさらに多くの変調器が単一の機能ユニットとして実現され得ることを認めるであろう。例えば、データ変調器202は、データ信号213及び214に適切な電気駆動信号を供給させることによって振幅変調器215としても機能することができる。さらに、位相変調器216の機能と偏波変調器217の機能は、米国特許第5526162号明細書の図3に示される態様と同様の態様で複合することができる。この特許明細書の教示は本明細書に参照として含まれる。
当業者であれば、変調器をいかなる順序でも備え得ることを認めるであろう。例えば、図2Aに示されるように、データ変調の前にオーバーヘッド変調をかけることができる。すなわち、(1つまたは複数の)オーバーヘッド変調器の出力にデータ変調器を結合することができ、あるいはオーバーヘッド変調の一部をデータ変調の前にかけ、オーバーヘッド変調の別の部分をデータ変調の後にかけることができる。また、説明したデータ変調器の内の1つまたは2つしか用いないことも有用であり得る。例えば、いくつかの用途では、偏波変調が必要とされず、素子217,224及び223を省くことができるであろう。また、オーバーヘッド変調は、例えばレーザの直接変調により、電気波形によっておこさせることができる。本明細書に用いられるような表現「通信する」または「結合された」は、1つのシステム素子によって搬送される信号が「通信する」素子または「結合された」素子にそれによって与えられる、いずれかの接続、結合、リンク等を差す。そのような「通信する」素子または「結合された」素子は相互に直接に接続される必要はなく、中間の光コンポーネントまたは光素子を介することができる。
図3は、CRZ-DQPSK波形(すなわち、偏波変調なしの、同期振幅及び位相変調波形)を送信するように構成された、本発明にしたがう送信器にともなう一連の例示的波形を示す。例えば、データパターン301は、送信器250で与えられる多値レベル変調フォーマットとは異なる、代表的な「ショートリーチ」フォーマットにしたがって変調された信号204上の出力データを表す。波形301のデータビットは本開示にしたがう送信器へのビットレートB(または、等価的にビット時間T=1/B)での入力に見ることができる。パターン301のこの入力データストリームは、例えば、40Gb/sのビットレートで動作でき、このビットレートではビット時間がT〜25psになるであろう。波形302及び303は図2の計測点225における信号の例示的な振幅及び位相を示す。振幅特性302は、シンボル時間Sの約40%を占めるパルスを示す。これらのパルスは、振幅変調係数(変調深さ)が100%の、振幅変調器215で形成された。本図において、シンボル時間Sは入力データのビット時間の2倍(2T)であるとして示される。
システムのBERを改善するため、本開示にしたがうシステムの1つないしさらに多くの送信器は変調データに前方エラー訂正(FEC)コーディングを施すためのエンコーダを有することができる。当業者には知られているように、FECコーディングは、本質的に、それについて先に知られている情報がないデータエラーの検出及び訂正に適するコードのデータストリームへの組入れを含む。エラー訂正コードはあるデータストリームに対して生成(すなわちエンコード)され、受信器に送られる。受信器はエラー訂正コードを復号するためのFECデコーダを有することができ、受信したデータストリーム内のいかなるエラーも訂正するためにそのコードを用いる(すなわちデコードする)。
数多くのエラー訂正コードが知られており、それぞれが、どのようにコードが生成されるかに関し、したがってどのようにコードがはたらくかに関する、様々な特性をもつ。これらのいくつかの例は、線形ハミングコード及び巡回ハミングコード、巡回ボーズ(Bose)-ショウドゥリ(Chaudhuru)-ホッケンゲム(Hocquenghem)(BCH)コード、コンボリューション(ヴィテルビ(Viterbi))コード、巡回ゴレイ(Golay)−ファイア(Fire)コード、及び、ターボコンボリューションコード及び乗積コード(TCC,TPC)のような、より新しいいくつかのコードである。様々なエラー訂正コードを実施するためのハードウエア及びソフトウエアの構成が当業者に知られている。本開示にしたがうシステムにおいて、例えば、7%のFECオーバーヘッドが用いられれば、実シンボルレートが7%高まり、対応するシンボル期間が7%減じるであろう。
波形303は計測点225における信号の光位相を示す。ここでは、RZ-DQPSK信号がπ/2ラジアンずつ隔てられた4つの値/レベル(すなわち、0,π/2,π,3π/2)の内の1つをとる。波形304は図2の計測点226における光信号を示す。波形303と304の違いは、位相変調器216でかけられた正弦波位相変調である。波形304は、ピーク−ピーク位相変調が1ラジアンの正弦波位相変調を示す。参照数字304で示される信号の位相はシンボル時間にかけて値が一定ではないが、連続するビット間の位相差は一定である。したがって、差分位相復調器はこのままでいかなる「背中合せ」劣化の対価も払わずに信号を復調することができる。このことは、名称を「光通信システムの改善された性能のための同期振幅変調(Synchronous amplitude modulation for improved performance of optical transmission system)」とする、ニール・エス・バーガノ(Neal S. Bergano)の米国特許出願公開第2004/0161245号明細書に説明されている。この明細書の教示は完全に本明細書に参照として含まれる。
図4は、本開示にしたがうシステムが光通信システムの非線形余裕を改善できることの例示的な実験的検証を示す。振幅変調器215,位相変調器216及び/または偏波変調器217によって変調をさらにかけることに対する動機は、光データ通信システムにおける伝送性能を改善することである。図4は、図2に示される例示的送信器を用いることで可能になる3つの相異なる変調フォーマットについて集められたデータを示す。
この実験では、チャネル間隔が133GHzの、28のWDMチャネルを42.7Gb/sのビットレートで送信した。2つの21.4Gb/sのプリコーデッド215−1疑似ランダムビットストリームでDQPSK変調器を駆動した。隣接するチャネルをランダム偏極(PRZ)または直交偏極(CRZ)させて、反転及び遅延データパターンで変調した。
前分散補償の後、WDM信号を6550kmの伝送距離の巡回ループ試験台に送り込んだ。12の単段C帯EDFA,9つの45km勾配整合スパン及び2つの30km補償スパンで468kmループ試験台を構成した。6550kmの伝送距離になる、468kmループ試験台の14回通過に対してデータを集めた。勾配整合スパンは、27kmの大実効面積ファイバ(100μm,+20ps/nm/km)及び、これに続く、18kmの逆分散ファイバ(30μm,−40ps/nm/km)で構成した。残留分散勾配の測定値は2fs/nm/kmであり、(ファイバ、EDFA及び全コンポーネントを含む)試験台のPMD測定値は0.056ps/km1/2であった。
受信器において、後分散補償の後に、測定したチャネルをフィルタリングし、21.4GHzマッハ−ツェンダー遅延干渉計を用いて復調した。2つの光出力を平衡受信器に送った。
従前の研究では、非線形余裕を改善するためにスペクトル効率を犠牲にして同期変調を用い得ることが示されていた(ニール・エス・バーガノ等,Electronics Letters,1996年,第32巻、第1号、pp.52〜54)。DQPSKの光スペクトルはDBPSKの約1/2であるから、同期変調に十分なスペクトル空間(同じスペクトル効率)を利用することができる。
図4は、6550km伝送後の、PRZ-DQPSKフォーマット、CRZ-DQPSKフォーマット及びRZ-DQPSKフォーマットについての性能を示す。同期偏波(PRZ)変調フォーマット及び同期位相(CRZ)変調フォーマットはいずれも、光スペクトル密度がより低いことにより、RZ-DQPSK単独よりも優れた非線形余裕を示した。PRZ-DQPSKもそれぞれのビット内での高速偏波変化から利益を得ることができる。RZ-DQPSKフォーマットに比較して、チャネルパワー余裕は−1.5dB高められ、性能が1dB改善された。
図5は、振幅変調レベル/深さが様々な、本開示にしたがう例示的システムの出力における振幅「アイダイヤグラム」を示す。振幅変調器の変調係数及び位相変調器の変調指数はいずれも(例えば、それぞれ振幅変調手段220,222を用いて)調節可能であり、特定のシステム構成の伝送特性を最適化するために用い得るであろう。例えば、アイダイヤグラム501〜506は、0%(すなわち無同期振幅変調)から、20%,40%,60%,80%及び100%まで変化する変調深さに対応する。いくつかの用途においては光帯域幅を犠牲にしてもパルス幅を狭くすることが有利であり得ようが、別の用途では訂正技術のトレードオフのために逆になるであろう。同様の態様において、いくつかの用途では変調器216において大きな位相変調指数を用いることが有利であり得ようが、別の用途では訂正技術のトレードオフのために逆になるであろう。
図6は、データシンボルと同期振幅変調の間の(例えば、可変遅延手段219を用いる)遅延設定が様々な、本開示にしたがうシステムの出力における振幅「アイダイヤグラム」を示す。図6の全アイダイヤグラムは60%のAM(振幅変調)係数について示されている。したがって、0°のタイミングオフセット及び60%のAM係数について計算されたアイダイヤグラム601は、アイダイヤグラム504と同様である。アイダイヤグラム602及び603はそれぞれ−15°及び−30°について計算され、アイダイヤグラム604及び605はそれぞれ+15°及び+30°について計算されている。この調節可能な「スキュー」を用いて伝送性能を改善することができるであろう。
デバイス及び遅延の同様の最適化は位相変調区画及び偏波変調区画にも適する。位相変調とともに用いられるときには振幅変調器に対する最適変調係数が変わり得るから、最適性能を達成するためには、3つの同期変調の全てを合せて最適化することができる。受信光フィルタも選ばれた変調フォーマットに最適に選ぶことができる。
本開示に説明される実施形態、ただし本開示にしたがうシステムまたは方法を利用するいくつかの実施形態は、限定としてではなく、説明として、本明細書に述べられる。当業者には容易に明らかになるであろう多くのその他の実施形態が、本開示の精神及び範囲を実質的に逸脱せずになされ得る。
本開示にしたがうシステムの一例示的実施形態の簡略化したブロック図を示す 図2は、本開示にしたがう送信器の一例示的実施形態の簡略化したブロック図を示す 図2Aは、本開示にしたがう送信器の別の例示的実施形態の簡略化したブロック図を示す 本開示にしたがう送信器の一例示的実施形態にともなう波形を示す 本開示にしたがう一実施形態の伝送性能を示すQ値対パワーのグラフを含む シンボルレート同期AM変調量が変動している、本開示にしたがう一実施形態の振幅特性についてのアイダイヤグラムを示す データとシンボルレート同期AM変調の間の相対タイミング偏移量が変動している、本開示にしたがう一実施形態の振幅特性についてのアイダイヤグラムを示す
符号の説明
100 WDM通信システム
102 光情報路
104 送信端末
106 受信端末
108 入力ポート
110,116 接続路
112 マルチプレクサ
114 デマルチプレクサ
118 出力路

Claims (27)

  1. 光信号を送信するための装置において、
    多値レベルデータ変調フォーマットを用いて光信号上でデータを変調して、あるシンボルレートで与えられる複数の出力シンボルのそれぞれにエンコードされた前記データの複数のビットを有するデータ変調信号を与えるように構成されたデータ変調器、及び
    前記光信号の振幅、前記光信号の位相及び前記光信号の偏波からなる群から選ばれる少なくとも1つの特性の前記シンボルレートにおいて周期変調をかけるように構成された少なくとも1つのオーバーヘッド変調器、
    を有することを特徴とする装置。
  2. 前記シンボルレートにおける前記周期変調が、前記光信号の前記振幅、前記光信号の前記位相及び前記光信号の前記偏波からなる群から選ばれる少なくとも2つの特性の周期変調を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記シンボルレートにおける前記周期変調が、前記光信号の前記振幅、前記光信号の前記位相及び前記光信号の前記偏波のそれぞれの周期変調を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記装置が前記周期変調のレベルを選択的に変えるための少なくとも1つの振幅調節機構をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記装置が前記出力シンボルに対する前記周期変調のタイミングを選択的に変えるための少なくとも1つの可変遅延節機構をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 前記多値レベルデータ変調フォーマットが差分直交位相偏移キーイング(DQPSK)変調フォーマットであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 前記多値レベルデータ変調フォーマットが直交位相偏移キーイング(QPSK)変調フォーマットであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 前記データ変調信号が前方エラー訂正(FEC)コーディングを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 前記シンボルレートにおける前記周期変調が、前記データ変調器に結合されたクロックによって確立されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 前記少なくとも1つのオーバーヘッド変調器が前記データ変調器の出力に結合されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  11. 前記データ変調器が前記少なくとも1つのオーバーヘッド変調器の出力に結合されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 前記データが、前記多値レベルデータ変調フォーマットとは異なる変調フォーマットで前記装置に受け取られることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 通信システムにおいて、
    送信器であって、
    多値レベルデータ変調フォーマットを用いて光信号上でデータを変調して、あるシンボルレートで与えられる複数の出力シンボルのそれぞれにエンコードされた前記データの複数のビットを有するデータ変調信号を与えるように構成されたデータ変調器、及び
    前記光信号の振幅、前記光信号の位相及び前記光信号の偏波からなる群から選ばれる少なくとも1つの特性の前記シンボルレートにおける周期変調をかけるように構成された少なくとも1つのオーバーヘッド変調器、
    を有する送信器、
    前記送信器に結合された光通信路、及び
    前記光通信路に結合された受信器、
    を備えることを特徴とするシステム。
  14. 前記シンボルレートにおける前記周期変調が、前記光信号の前記振幅、前記光信号の前記位相及び/または前記光信号の前記偏波からなる群から選ばれる少なくとも2つの特性の周期変調を含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  15. 前記シンボルレートにおける前記周期変調が、前記光信号の前記振幅、前記光信号の前記位相及び前記光信号の前記偏波のそれぞれの周期変調を含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  16. 前記送信器が、前記周期変調のレベルを選択的に変えるための少なくとも1つの振幅調節機構をさらに有することを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  17. 前記送信器が、前記出力シンボルに対する前記周期変調のタイミングを選択的に変えるための少なくとも1つの可変遅延節機構をさらに有することを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  18. 前記多値レベルデータ変調フォーマットが差分直交位相偏移キーイング(DQPSK)変調フォーマットであることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  19. 前記多値レベルデータ変調フォーマットが直交位相偏移キーイング(QPSK)変調フォーマットであることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  20. 前記データ変調信号が前方エラー訂正(FEC)コーディングを含むことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  21. 前記シンボルレートにおける前記周期変調が、前記データ変調器に結合されたクロックによって確立されることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  22. 前記少なくとも1つのオーバーヘッド変調器が、前記データ変調器の出力に結合されることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  23. 前記データ変調器が前記少なくとも1つのオーバーヘッド変調器の出力に結合されることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  24. 前記データが前記多値レベルデータ変調フォーマットとは異なる変調フォーマットで前記送信器に受け取られることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  25. 光通信システム上での伝送のために光信号を変調する方法において、前記方法が、
    前記光信号上にデータを、あるシンボルレートで与えられる複数の出力シンボルのそれぞれにおいて前記データの複数のビットをエンコードするために、多値レベルデータ変調フォーマットを用いて、変調する工程、及び
    前記光信号の振幅、前記光信号の位相及び前記光信号の偏波からなる群から選ばれる少なくとも1つの特性の前記シンボルレートにおける周期変調をかける工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  26. 前記方法が前記シンボルレートにおける前記周期変調のレベルを選択的に調節する工程をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記方法が前記出力シンボルに対する前記出力信号の前記振幅の前記周期変調のタイミングを選択的に変える工程をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
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