JP2013239830A - 光送信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】送信側の構成のみで1:2DEMUX出力の位相の正誤を判断する。
【解決手段】送信データを集約する16:1MUX2と、16:1MUX2からのデータ列をクロックを用いて2列に分割する1:2DEMUX3と、1:2DEMUX3からのデータ列を増幅するドライバ6,7と、増幅されたデータ列を光変調するQPSK光変調器11と、QPSK光変調器11へのデータ列のうち一方がACパターン、他方がDCパターンとなる固定パターンの送信データを16:1MUX2に出力するデータ出力制御部1と、クロックの位相をシフトする位相器12と、ドライバ6,7の出力を制御するドライバON/OFF制御部12と、QPSK光変調器11からの光を分岐する光カプラ14と、分岐された光をモニタするフォトダイオード15と、ドライバ出力が制御された状態でのモニタ結果を基に位相器12のシフト量を制御するクロック位相制御部16とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、タイミング同期により送信データ列を2分割して出力する1:2DEMUXを備え、タイミング同期に用いるクロックの位相を制御する機能を有した光送信機に関するものである。
光海底ケーブル伝送システムは、短距離向けに海峡横断などに適用する無中継伝送方式と、長距離向けに大洋横断などに適用する中継伝送方式に大別される。中継伝送方式の光海底ケーブル伝送システムは、海底中継伝送路とその両端の陸地の海岸局装置等から構成され、海底中継伝送路では、海底中継装置が50km程度の中継スパンごとに配設される構成が一般的である。また、光海底ケーブル伝送システムでは、波長分割多重光伝送(WDM)技術が一般的に用いられる。
図9は、WDM装置の構成を示す概略図である。WDM装置は、複数の光送信機200、光波長多重装置300、光波長分離装置400および複数の光受信機500から構成される。複数の光送信機200は、それぞれレーザを備え、互いに異なった波長のレーザ光を発光する。そして、光送信機200は当該レーザ光を変調して送信信号を生成し、光波長多重装置300で上記複数の送信信号を多重化する。その後、多重化された送信信号は光海底ケーブルを伝送する。一方、受信側では、多重化された送信信号を光波長分離装置400で各波長の光信号に分離し、当該各光信号を複数の光受信機500でそれぞれ受信して、内蔵する受光素子により電気信号に変換する。この技術は、少量のケーブルリソースから大容量の情報伝送を可能にする利点がある。
WDM技術を用いた光海底ケーブル伝送システムにおいては、波長間隔を狭くし密に多重化する方法や、光送受信機のビットレートを高速化する方法によって、通信容量の大容量化が可能である。現在では、40Gbps,100Gbpsの伝送速度を有する光海底ケーブル伝送システムが実現されている。
一方、波長間隔を狭くし多重化を密にすると送信光強度が増加する。例えば、1波あたりの送信光強度を+10dBmとし多重数を64とすると、送信光強度は+28dBmにも達する。しかし、光ファイバに入力する光強度の大きくするとファイバの非線形効果が顕著に現れ伝送特性を悪化させるため、送信光強度には限界がある。そのため、1波あたりの送信光強度を落とす必要があるが、送信光強度を落とせばS/N比(Signal to Noise)を劣化させるため、過度に送信光強度を低減すると伝送特性が悪化する課題がある。
また、ビットレートを高速化させると送信光のスペクトル幅が大きくなる。そのため、従来の変調方式であるOOK(ON−OFF Keying)やDPSK(Differential Phase Shift Keying)を用いると、波長間隔を狭くできず、波長多重数を稼げない欠点がある。
これらを解決する手段として、デジタルコヒーレント方式の一つであるDP−QPSK(Dual Polalization Quadrature Phase Shift Keying)変調方式を用いる方法が提案されている。この方式は、光の偏波および4位相の変化に情報を載せて光信号を送信し、受信器では、フロントエンドモジュール(FEモジュール)で同じ波長の局所光と受信光信号を干渉させて、位相変調光を強度変調光に変換した後に、光電変換することで信号を受信する。DP−QPSKは、位相変調方式であり、受信光をバランス検波する。従って、OOKに比べ、受信感度を向上できるため、送信光強度を低減しても良好な伝送特性を確保できる。また、DP−QPSKは2偏波と4位相を用いるため、一般的に用いられているOOKやDPSKと比較して変調レートを4分の1にすることができる。従って、スペクトル幅を狭くでき、波長多重数を稼ぐことができる。
DP−QPSKは2偏波と4位相を用いるため、DP−QPSK変調器は4つの入力端子を備える。そこで、例えば、16列の送信データを2出力のMUX(Multiplexer)で束ねた後、1:2DEMUX(DeMultiplexer)でMUXからの送信データ列を2分割して4系列のデータを生成し、DP−QPSK変調器に入力する。
1:2DEMUXでは、タイミング同期に用いるクロックとして、送信データ列の周波数fに対して半分の周波数f/2のクロックを用いる。このとき、入力位相が反転すると、出力データ列が反転して、誤ったデータ列を出力する。これに対応する方法が、例えば特許文献1に開示されている。すなわち、受信側のビット誤り率の情報をフィードバックさせることにより、送信側の設定を変更している。これにより、クロック位相の正誤を判断することが可能になる。
US20100067902[6項、What is claimed is 1]
上述の通り、特許文献1に係る請求項1の技術により、受信側がデータを受信してビット誤り率の情報を送信側にフィードバックさせることで、1:2DEMUX出力のクロック位相の正誤を判断することが可能である。しかしながら、受信側がデータを受信しているということは、つまり、送信側と受信側が相互でデータ通信できていることが条件であり、送信側だけでは判断が不可能である。特に長距離通信の確立の際においてはデータ不通の状態から始まるので、上記技術を適用するのが困難であるという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、受信側の情報を必要とせず送信側の構成のみで、1:2DEMUX(デマルチプレクサ)出力の位相の正誤を判断する光送信機を提供することを目的としている。
この発明に係る光送信機は、送信データを集約したデータ列を出力するマルチプレクサと、マルチプレクサからのデータ列を、クロックを用いた同期タイミングで、2列のデータ列に分割して出力するデマルチプレクサと、デマルチプレクサからのデータ列を増幅する電気ドライバと、電気ドライバにより増幅されたデータ列を光変調する光変調器と、光変調器に入力されるデータ列のうち一方がACパターンとなり他方がDCパターンとなる固定パターンの送信データをマルチプレクサに出力するデータ出力制御部と、クロックの位相をシフトする位相器と、電気ドライバからの出力ON/OFFを制御するドライバON/OFF制御部と、光変調器からの光を分岐する光カプラと、光カプラにより分岐された光をモニタするフォトダイオードと、ドライバON/OFF制御部によりドライバの出力ON/OFFが制御された状態でのフォトダイオードによるモニタ結果に基づいて、位相器のシフト量を制御するクロック位相制御部とを備えたものである。
また、この発明に係る光送信機は、送信データを集約したデータ列を出力するマルチプレクサと、マルチプレクサからのデータ列を、クロックを用いた同期タイミングで、2列のデータ列に分割して出力するデマルチプレクサと、デマルチプレクサからのデータ列を増幅する電気ドライバと、電気ドライバにより増幅されたデータ列を光変調する光変調器と、光変調器に入力されるデータ列のうち一方がACパターンとなり他方がDCパターンとなる固定パターンの送信データをマルチプレクサに出力するデータ出力制御部と、クロックの位相をシフトする位相器と、電気ドライバからの電気出力のピークをモニタするピーク検波部と、ピーク検波部によるモニタ結果に基づいて、位相器のシフト量を制御するクロック位相制御部とを備えたものである。
また、この発明に係る光送信機は、送信データを集約したデータ列を出力するマルチプレクサと、マルチプレクサからのデータ列を、クロックを用いた同期タイミングで、2列のデータ列に分割して出力するデマルチプレクサと、デマルチプレクサからのデータ列を増幅する電気ドライバと、電気ドライバにより増幅されたデータ列を光変調する光変調器と、光変調器に入力されるデータ列のうち一方がACパターンとなり他方がDCパターンとなる固定パターンの送信データをマルチプレクサに出力するデータ出力制御部と、クロックの位相をシフトする位相器と、電気ドライバの消費電流をモニタする電流検出部と、電流検出部によるモニタ結果に基づいて、位相器のシフト量を制御するクロック位相制御部とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、受信側の情報を必要とせず送信側の構成のみで、デマルチプレクサ出力の位相の正誤を判断することができる。それにより、送信側と受信側がデータ不通の状態から始まる長距離伝送の確立に対しても適用可能である。
本発明の実施の形態1に係るデータ信号生成部の構成を示す図(QPSK変調)である。 本発明の実施の形態1に係るデータ信号生成部の1:2DEMUXによる送信データ列の2分割を説明する概念図である。 本発明の実施の形態1に係るデータ信号生成部の1:2DEMUXからQPSK変調器への送信データ列入力を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係るデータ信号生成部の構成を示す図(DP−QPSK変調)である。 本発明の実施の形態2に係るデータ信号生成部の構成を示す図(QPSK変調)である。 本発明の実施の形態2に係るデータ信号生成部の構成を示す図(DP−QPSK変調)である。 本発明の実施の形態3に係るデータ信号生成部の構成を示す図(QPSK変調)である。 本発明の実施の形態3に係るデータ信号生成部の構成を示す図(DP−QPSK変調)である。 従来の波長分割多重光伝送装置(WDM)の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係るデータ信号生成部の構成を示す図である。なお、当該データ信号生成部は、1つの送信データ列を2分割する1:2DEMUX3を用いる光送信機に適用可能な構成であり、図1では例としてQPSK変調方式の場合の構成を示している。
データ信号生成部は、図1に示すように、データ出力制御部1、16:1MUX(マルチプレクサ)2、1:2DEMUX(デマルチプレクサ)3、コンデンサ4,5、ドライバ(電気ドライバ)6,7、コンデンサ8,9、レーザダイオード(LD)10、QPSK光変調器(光変調器)11、位相器12、ドライバON/OFF制御部13、光カプラ14、フォトダイオード(PD)15およびクロック位相制御部16から構成されている。
データ出力制御部1は、16:1MUX2への送信データを制御するものである。ここで、データ出力制御部1は、QPSK光変調器11に入力される2つのデータ列のうち一方がACパターンとなり他方がDCパターンとなるような、固定パターンの16列の送信データを16:1MUX2に出力する。
16:1MUX2は、データ出力制御部1からの16列の送信データを集約して1列のデータ列(送信データ列)を出力するものである。この16:1MUX2により集約された1列のデータ列は1:2DEMUX3に出力される。
1:2DEMUX3は、16:1MUX2からの1列のデータ列を2列のデータ列に分割して出力するものである。ここで、1:2DEMUX3は、16:1MUX2からのデータ列の周波数fに対して半分の周波数f/2のクロックを用いて、HI,LOWのタイミングで1bit毎にデータの振り分けを行うことで2列のデータ列に分割する。この1:2DEMUX3により分割されたデータ列はそれぞれ対応するコンデンサ4,5に出力される。
コンデンサ4,5はそれぞれ、1:2DEMUX3からのデータ列のDC成分を除去するものである。このコンデンサ4,5によりDC成分が除去されたデータ列はそれぞれ対応するドライバ6,7に出力される。
ドライバ6,7はそれぞれ、対応するコンデンサ4,5からのデータ列(電気信号)を増幅するものである。このドライバ6,7により増幅されたデータ列はそれぞれ対応するコンデンサ8,9に出力される。
コンデンサ8,9はそれぞれ、対応するドライバ6,7からのデータ列のDC成分を除去するものである。このコンデンサ8,9によりDC成分が除去されたデータ列はI−ch,Q−chのデータ列としてQPSK光変調器11に出力される。
レーザダイオード10は、光を発光するものである。このレーザダイオード10により発光された光はQPSK光変調器11に出力される。
QPSK光変調器11は、コンデンサ8,9からのデータ列に対して、レーザダイオード10からの光によりQPSK変調するLN光変調器である。このQPSK光変調器11により変調された光は外部に出力される。
位相器12は、1:2DEMUX3に入力されるクロックの位相をシフトさせるものである。この位相器12は、クロック位相制御部16による制御に応じてシフト量を設定する。なお、一般的なMUXでは位相器が内蔵されているものが多く、その場合にはMUX内部の位相器を使用すればよい。
ドライバON/OFF制御部13は、ドライバ6,7の出力ON/OFFを制御するものである。
光カプラ14は、QPSK光変調器11からの光を2分岐するものである。この光カプラ14により分岐された光はフォトダイオード15に出力される。
フォトダイオード15は、光カプラ14からの光を光電変換して、その出力をモニタするものである。このフォトダイオード15によるモニタ結果はクロック位相制御部16に出力される。
なお、一般的な光変調器では光カプラおよびフォトダイオードの機能が内蔵されているものが多く、その場合には光変調器内部の光カプラおよびフォトダイオードを使用すればよい。
クロック位相制御部16は、フォトダイオード15によるモニタ結果に基づいて、位相器12を制御するものである。
次に、上記のように構成されたデータ信号生成部の動作について説明する。
QPSK変調方式では、図1に示すように、16:1MUX2で16列の送信データを1列のデータ列として出力し、1:2DEMUX3で2列のデータ列に分割して出力し、各出力のDC成分をコンデンサ4,5で除去してドライバ6,7で増幅する。その出力のDC成分を再度コンデンサ8,9で除去し、I−ch,Q−chのデータ列としてQPSK光変調器11に入力して、レーザダイオード10の光によりQPSK変調する。
上記QPSK光変調器11へのI−ch,Q−chのデータ列は、1:2DEMUX3のタイミング同期に用いる周波数f/2のクロックの位相タイミングによって決まる。ここで、図2で示すように、クロックの位相タイミングが反転すると、I−chとQ−chのデータ列は反転する。そして、そのままQPSK変調を行うと、受信側が正しく復号できなくなるので、データ受信ができなくなる。よって、正しい位相タイミングでクロックを1:2DEMUX3に入力する必要がある。
そこで、正しい位相タイミングでクロックを1:2DEMUX3に入力するために、16:1MUX2と1:2DEMUX3との間に位相器12を配置し、クロックの位相を制御することで位相を整合させる。
次に、位相器12の制御方法について説明する。
まず、データ出力制御部1により、16:1MUX2へのデータ列を従来のようなランダムパターンではなく固定パターンとする。一つの例としては、図3に示すように、1:2DEMUX3の片方の出力(出力1)がHI(1)とLOW(0)の交番パターン(A)となり、もう片方の出力(出力2)が全てLOWパターン(B)となるような固定パターンにする(すなわち、データ出力制御部1は、交番パターン(A)とLOWパターン(B)が交互になるような固定パターンの16列の送信データを16:1MUX2へ出力する)。
これにより、1:2DEMUX3へ入力するクロックの位相タイミングが正しい場合、I−chへの入力はACパターンとなるのでQPSK光変調器11からは光出力があり、Q−chへの入力はDCパターンとなるのでQPSK光変調器11からは光出力がない状態になる。また、クロックの位相タイミングが誤っている場合には、I−chとQ−chの出力が逆になる。
そして、ドライバON/OFF制御部13でQ−chのドライバ7を出力OFFにして、QPSK光変調器11への入力をI−chのみとすると、クロックの位相タイミングが正しい場合はQPSK光変調器11からの光出力があり、位相タイミングが誤っている場合は光出力がない状態になる。逆に、I−chのドライバ6を出力OFFにすると反対の現象となる。
そして、上記ドライバON/OFF制御部13によりドライバ6,7の出力ON/OFFを制御した状態で、QPSK光変調器11の光出力を光カプラ14で分岐し、フォトダイオード15で光電変換して、クロック位相制御部16に入力する。そして、クロック位相制御部16では、ドライバON/OFF制御部13でQ−chのドライバ7を出力OFFにしたときに光入力があり、逆にI−chのドライバ6を出力OFFにしたときに光入力がないように位相器12を制御する。
具体例を挙げると、レーザダイオード10の出力が13dBmの場合、AC入力の場合はフォトダイオード15への光入力が0dBm以上、DC入力の場合はフォトダイオード15への光入力が−20dBm以下になる。そこで、フォトダイオード15の検出値として、例えば−10dBmをしきい値に設定する。そして、−10dBm以下の光入力であれば光入力はなし、−10dBm以上の光入力がありと判断することで、位相器12を適切に駆動させる。
以上のように、この実施の形態1によれば、固定パターンの送信データを16:1MUX2に出力し、各ドライバ6,7を出力ON/OFFしたときのQPSK変調器11からの光出力の有無をモニタして1:2DEMUX3に入力するクロックの位相を制御するように構成したので、受信側の情報を用いずに、正しい位相タイミングにすることが可能となる。そのため、送信側と受信側がデータ不通の状態から始まる長距離伝送の確立に対しても適用可能となる。
なお、本発明は、図1に示すような16:1MUX2およびQPSK光変調器11を用いたQPSK変調の場合に限ったものでなく、図4に示すような16:2MUX(マルチプレクサ)17およびDP−QPSK光変調器(光変調器)18を用いたDP−QPSK変調の場合にも適用することが可能である。なお図4では、主要な構成のみ図示し、DATA1に関する各構成要素の符号に接尾語aを付し、DATA2に関する各構成要素の符号に接尾語bを付している。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係るデータ信号生成部について説明する。このデータ信号生成部は、実施の形態1に係るデータ信号生成部と比較すると、位相器12の制御方法に関する点で相違する。
すなわち、実施の形態1のデータ信号生成部では、QPSK光変調器11からの光出力を基に位相器12を制御したが、そのためには、ドライバON/OFF制御部13、光カプラ14およびフォトダイオード15が必要となる。それに対して、実施の形態2のデータ信号生成部は、QPSK光変調器11からの光出力ではなく、ドライバ6,7からの電気出力のピーク検波によって位相を制御するものであり、構成を簡易化したものである。
図5は本発明の実施の形態2に係るデータ信号生成部の構成を示す図である。図5に示す実施の形態2に係るデータ信号生成部は、図1に示す実施の形態1に係るデータ信号生成部からドライバON/OFF制御部13、光カプラ14およびフォトダイオード15を削除し、ピーク検波部19,20を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
ピーク検波部19,20はそれぞれ、対応するドライバ6,7からの電気出力のピークをモニタするものである。このピーク検波部19,20によるモニタ結果はクロック位相制御部16に出力される。なお、ドライバの中にはピーク検波部が内蔵されているものもあり、その場合にはドライバ内部のピーク検波部を使用すればよい。
なお、クロック位相制御部16は、ピーク検波部19,20によるモニタ結果に基づいて、位相器12を制御する。
次に、位相器12の制御方法について具体的に説明する。
実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、16:1MUX2で16列の送信データを1列のデータ列として出力し、1:2DEMUX3で2列のデータ列に分割して出力し、各出力のDC成分をコンデンサ4,5で除去してドライバ6,7で増幅する。その出力のDC成分を再度コンデンサ8,9で除去し、I−chとQ−chのデータ列としてQPSK光変調器11に入力する。
ここで、16:1MUX2のデータ列を制御するデータ出力制御部1によって、図3のような0と1の交番パターン(A)と全て0のパターン(B)が交互になるような固定パターンの周波数fの送信データを出力する。これにより、周波数f/2のクロックの位相タイミングが正しい場合には、I−chへの入力はACパターンとなり、Q−chへの入力はDCパターンとなる。
そして、実施の形態1では、QPSK変調された出力光を光カプラ14で分岐し、フォトダイオード15でモニタしていたが、実施の形態2では、ドライバ6,7の出力をそれぞれピーク検波部19,20にてピーク検波することによりAC出力かDC出力を判別する。そして、クロック位相制御部16は、I−chの入力となるドライバ6のピーク検波部19のピーク値が設定電圧値(出力あり)となり、Q−chの入力となるドライバ7のピーク検波部20のピーク値が0(出力なし)となるように、位相器12を制御する。
以上のように、この実施の形態2によれば、ドライバ6,7の出力のピークをモニタして1:2DEMUX3に入力するクロックの位相を制御するように構成したので、実施の形態1と同様の効果を得ることができ、また、構成を簡易化できる。
なお、本発明は、図5に示すような16:1MUX2およびQPSK光変調器11を用いたQPSK変調の場合に限ったものでなく、図6に示すような16:2MUX17およびDP−QPSK光変調器18を用いたDP−QPSK変調の場合にも適用することが可能である。なお図6では、主要な構成のみ図示し、DATA1に関する各構成要素の符号に接尾語aを付し、DATA2に関する各構成要素の符号に接尾語bを付している。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係るデータ信号生成部について説明する。このデータ信号生成部は、実施の形態1、2に係るデータ信号生成部と比較すると、位相器12の制御方法に関する点で相違する。
すなわち、実施の形態1のデータ信号生成部では、QPSK光変調器11からの光出力を基に位相器12を制御したが、そのためには、ドライバON/OFF制御部13、光カプラ14およびフォトダイオード15が必要となる。また、実施の形態2のデータ信号生成部では、ピーク検波用のIC、もしくはピーク検波内蔵のドライバが必要となる。それに対し、実施の形態3のデータ信号生成部は、ドライバ6,7の消費電流を検出することによって位相を制御するものであり、構成を簡易化したものである。
図7は本発明の実施の形態3に係るデータ信号生成部の構成を示す図である。図7に示す実施の形態3に係るデータ信号生成部は、図1に示す実施の形態1に係るデータ信号生成部からドライバON/OFF制御部13、光カプラ14およびフォトダイオード15を削除し、電流検出部21,22を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
電流検出部21,22はそれぞれ、対応するドライバ6,7の消費電流をモニタするものである。この電流検出部21,22によるモニタ結果はクロック位相制御部16に出力される。なお、ドライバの中には電流検出部が内蔵されているものもあり、その場合にはドライバ内部の電流検出部を使用すればよい。
なお、クロック位相制御部16は、電流検出部21,22によるモニタ結果に基づいて、位相器12の制御を行う。
次に、位相器12の制御方法について具体的に説明する。
実施の形態3においても、実施の形態1と同様に、16:1MUX2で16列の送信データを1列のデータ列として出力し、1:2DEMUX3で2列のデータ列を分割して出力し、各出力のDC成分をコンデンサ4,5を除去してドライバ6,7で増幅する。その出力のDC成分を再度コンデンサ8,9で除去し、I−chとQ−chのデータ列としてQPSK光変調器11に入力する。
ここで、16:1MUX2のデータ列を制御するデータ出力制御部1によって、図3のような0と1の交番パターン(A)と全て0のパターン(B)が交互になるような固定パターンの周波数fの送信データを出力する。これにより、周波数f/2のクロックの位相タイミングが正しい場合には、I−chへの入力はACパターンとなり、Q−chへの入力はDCパターンとなる。
そして、実施の形態1では、QPSK変調された出力光を光カプラ14で分岐し、フォトダイオード15でモニタしており、実施の形態2では、ドライバ6,7出力をそれぞれピーク検波することによりAC出力かDC出力を判別していたが、実施の形態3ではドライバ6,7の消費電流を電流検出部21,22でモニタすることによりドライバ6,7への入力がACかDCを判別する。ここで、DC入力である場合には、ドライバ6,7に入力する電気振幅はほぼ0となり、ドライバ6,7の動作もほとんどないので消費電流は非常に小さくなる。逆に、AC入力である場合には、ドライバ6,7に入力する電気振幅があり、ドライバ6,7は通常通り動作するので消費電流は大きくなる。
そして、クロック位相制御部16では、DC入力の場合とAC入力の場合を判別できるように電流検出部21,22にしきい値を設定する。そして、電流検出部21の消費電流がしきい値以上であり、電流検出部22の消費電流がしきい値以下であるように位相器12を制御する。
以上のように、この実施の形態3によれば、ドライバ6,7の消費電流をモニタして1:2DEMUX3に入力するクロックの位相を制御するように講成したので、実施の形態1,2と同様の効果を得ることができ、また、構成を簡易化できる。
なお、本発明は、図7に示すような16:1MUX2およびQPSK光変調器11を用いたQPSK変調の場合に限ったものでなく、図8に示すような16:2MUX17およびDP−QPSK光変調器18を用いたDP−QPSK変調の場合にも適用することが可能である。なお図8では、主要な構成のみ図示し、DATA1に関する各構成要素の符号に接尾語aを付し、DATA2に関する各構成要素の符号に接尾語bを付している。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 データ出力制御部、2 16:1MUX(マルチプレクサ)、3 1:2DEMUX(デマルチプレクサ)、4,5,8,9 コンデンサ、6,7 ドライバ(電気ドライバ)、10 レーザダイオード(LD)、11 QPSK光変調器(光変調器)、12 位相器、13 ドライバON/OFF制御部、14 光カプラ、15 フォトダイオード(PD)、16 クロック位相制御部、17 16:2MUX(マルチプレクサ)、18 DP−QPSK光変調器(光変調器)、19,20 ピーク検波部、21,22 電流検出部。

Claims (5)

  1. 送信データを集約したデータ列を出力するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサからのデータ列を、クロックを用いた同期タイミングで、2列のデータ列に分割して出力するデマルチプレクサと、
    前記でマルチプレクサからのデータ列を増幅する電気ドライバと、
    前記電気ドライバにより増幅されたデータ列を光変調する光変調器と、
    前記光変調器に入力されるデータ列のうち一方がACパターンとなり他方がDCパターンとなる固定パターンの送信データを前記マルチプレクサに出力するデータ出力制御部と、
    前記クロックの位相をシフトする位相器と、
    前記電気ドライバからの出力ON/OFFを制御するドライバON/OFF制御部と、
    前記光変調器からの光を分岐する光カプラと、
    前記光カプラにより分岐された光をモニタするフォトダイオードと、
    前記ドライバON/OFF制御部により前記ドライバの出力ON/OFFが制御された状態での前記フォトダイオードによるモニタ結果に基づいて、前記位相器のシフト量を制御するクロック位相制御部と
    を備えた光送信機。
  2. 送信データを集約したデータ列を出力するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサからのデータ列を、クロックを用いた同期タイミングで、2列のデータ列に分割して出力するデマルチプレクサと、
    前記デマルチプレクサからのデータ列を増幅する電気ドライバと、
    前記電気ドライバにより増幅されたデータ列を光変調する光変調器と、
    前記光変調器に入力されるデータ列のうち一方がACパターンとなり他方がDCパターンとなる固定パターンの送信データを前記マルチプレクサに出力するデータ出力制御部と、
    前記クロックの位相をシフトする位相器と、
    前記電気ドライバからの電気出力のピークをモニタするピーク検波部と、
    前記ピーク検波部によるモニタ結果に基づいて、前記位相器のシフト量を制御するクロック位相制御部と
    を備えた光送信機。
  3. 送信データを集約したデータ列を出力するマルチプレクサと、
    前記マルチプレクサからのデータ列を、クロックを用いた同期タイミングで、2列のデータ列に分割して出力するデマルチプレクサと、
    前記デマルチプレクサからのデータ列を増幅する電気ドライバと、
    前記電気ドライバにより増幅されたデータ列を光変調する光変調器と、
    前記光変調器に入力されるデータ列のうち一方がACパターンとなり他方がDCパターンとなる固定パターンの送信データを前記マルチプレクサに出力するデータ出力制御部と、
    前記クロックの位相をシフトする位相器と、
    前記電気ドライバの消費電流をモニタする電流検出部と、
    前記電流検出部によるモニタ結果に基づいて、前記位相器のシフト量を制御するクロック位相制御部と
    を備えた光送信機。
  4. 前記マルチプレクサは16列の送信データを1列に集約し、
    前記光変調器はQPSK変調を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の光送信機。
  5. 前記マルチプレクサは16列の送信データを2列に集約し、
    前記光変調器はDP−QPSK変調を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の光送信機。
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