JP2014518641A - 二本鎖rnaエンドリボヌクレアーゼ - Google Patents
二本鎖rnaエンドリボヌクレアーゼ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014518641A JP2014518641A JP2014514835A JP2014514835A JP2014518641A JP 2014518641 A JP2014518641 A JP 2014518641A JP 2014514835 A JP2014514835 A JP 2014514835A JP 2014514835 A JP2014514835 A JP 2014514835A JP 2014518641 A JP2014518641 A JP 2014518641A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- double
- stranded rna
- endoribonuclease
- sequence
- seq
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N15/00—Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
- C12N15/09—Recombinant DNA-technology
- C12N15/11—DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
- C12N15/52—Genes encoding for enzymes or proenzymes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/14—Hydrolases (3)
- C12N9/16—Hydrolases (3) acting on ester bonds (3.1)
- C12N9/22—Ribonucleases RNAses, DNAses
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P19/00—Preparation of compounds containing saccharide radicals
- C12P19/26—Preparation of nitrogen-containing carbohydrates
- C12P19/28—N-glycosides
- C12P19/30—Nucleotides
- C12P19/34—Polynucleotides, e.g. nucleic acids, oligoribonucleotides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Y—ENZYMES
- C12Y301/00—Hydrolases acting on ester bonds (3.1)
- C12Y301/26—Endoribonucleases producing 5'-phosphomonoesters (3.1.26)
- C12Y301/26003—Ribonuclease III (3.1.26.3)
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Plant Pathology (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
【選択図】なし
Description
a)二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループを形成するアミノ酸配列を含む、二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、その機能的な変異体、および/または、誘導体を選択する工程であって、ループは、二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼのアミノ酸配列によって形成され、二本鎖RNAを含むMini III エンドリボヌクレアーゼの複合体の3次元モデルによって決定された二本鎖RNAの主溝にあるとともに主溝に相互作用するループのモデルに一致する、工程、
b)二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループを形成する配列を含む、二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、その機能的な変異体、および/または、誘導体をコードする遺伝子またはそのフラグメントをクローン化する工程を含む。
a) 二本鎖RNAの切断において配列特異性を示す本発明の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼを得る方法で得られた二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼの二本鎖RNAの主溝にあるループに一致するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に変化を導入する工程;
b)工程a)で得られたヌクレオチド配列から、二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼの誘導体および/または変異体を発現させる工程、および、
c)二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼの誘導体および/または変異体の変化させた配列特異性を特定する工程、を含む。
酵素を切断する二本鎖RNA(dsRNA)は、リボヌクレアーゼIIIドメインを含有する。このグループはDicerとDroshaを含んでおり、これらはこのような酵素の機能に必要な追加のドメインを包含している。ここで、追加の二本鎖RNA−結合ドメインと、追加の二本鎖RNA結合ドメインを含まない酵素を含む、細菌の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼも同様に分類される。
a) 鋳型DNAの調製
ATCC菌株の採取から得られた冷凍乾燥細胞を、500μlのLB中で懸濁し、その後、上記の懸濁液1μlをPCR反応に加えた。ATCC 23857として利用可能なバチルス・サブティリス、ATCC 25586として利用可能なフソバクテリウム・ヌクレアタム、および、ATCC 1457として利用可能なバチルス・セレウスの菌株から鋳型DNAを得た。
500ナノグラムのベクターpET28(Novagen)を切断して、制限酵素NdeIおよびXhoIを完成させ、生成物をアガロースゲル上で分離した。メーカーのプロトコルに従ってGel Out kit(A&A Biotechnology)を用いて、大きさ5289 bpの生成物をゲルから回復させた。
適切な菌株から得られた1μlのDNA鋳型を用いるPCR a)は50μlの反応混合物:5μlの反応緩衝液、200μMのdNTP混合物、1U Pfuポリメラーゼ(Fermentas)、および、50pmolの各プライマー:バチルス・サブティリスからのDNAを用いた反応のためのBsu28fおよびBsu28、フソバクテリウム・ヌクレアタムからのDNAを用いた反応のためのFnu28fおよびFnu28r、バチルス・セレウスのDNAを用いた反応のためのBce28fおよびBce28r中で、Bioradサーモサイクラー内で行なわれた。対照反応はDNA鋳型を含まずに行なわれた。
バチルス・サブティリス(BSU エンドリボヌクレアーゼアミノ酸配列はSEQ ID NO2で示される)のyazC遺伝子からの野生型の配列特異的な二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼをコードするpET28Bsu;
フソバクテリウム・ヌクレアタム(エンドリボヌクレアーゼ FNU)からの野生型の配列特異的な二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼをコードするpET28Fnu;
バチルス・セレウス(エンドリボヌクレアーゼ BCE)からの野生型の配列特異的な二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼをコードするpET28Bce。
大腸菌株ER2566(New England Biolabs)を、実施例2で得られたpET28Bsuプラスミドで形質転換させた。形質転換は実施例2に記載のように行った。50μg/mlのカナマイシンと1%のグルコースを含むLB固体培地上で菌株を選択した。50μg/mlのカナマイシンと1%のグルコースを含む25mlの液体LB培地に選択した形質転換体を接種し、37°Cで16時間インキュベートした。その後、50μg/mlのカナマイシンを補充した500mlの液体LBに、25mlの培養物を接種し、37°CでOD600〜0.6まで揺らしながらインキュベートし、その後、1mMの終末濃度にIPTGを加えることによって、タンパク質の発現を誘発した。誘発は揺らしながら37°Cで3時間行った。培養物を4°Cで10分間、5000gで遠心分離機にかけ、STE緩衝液中で再懸濁させ、再度遠心分離機にかけた。ペレット剤を20mlの溶菌液(50mM NaPO4 pH8.0、300mM NaCl、10mMイミダゾール、10%グリセロール、1mM PMSF、10mM BME、0.1%トリトンX−100)中で懸濁し、次に、細菌細胞を、1360気圧下でCell Disruptor(Constant Systems LTD)を介して単一のパスを用いて分解した。20分間4°Cで20000gで超遠心分離機の遠心分離によって溶菌液を浄化した。タンパク質を、ペプチド鎖中にあるポリヒスチジンタグを用いて、親和性クロマトグラフィーによって精製した。
発現したタンパク質のエンドリボヌクレアーゼ活性の測定に、以下の基質が用いられた。
a)3つのセグメント:2948bp(S)、4063bp(M)、および、6374bp(L)からなるバクテリオファージΦ6ゲノム。この基質は46の共通の切断配列を含むが、好ましい切断配列を含んでいない。バクテリオファージΦ6の二本鎖RNAはFinnzymesから購入した。
b)インビトロで合成した二本鎖RNA基質(長さ234bp)。この基質は1つの好ましい切断部位を含んでいる。
bsuRNAf 5’GCGCGTAATACGACTCACTATAGGG 3’(SEQ ID NO12)と、
bsuRNAr 5’GGAAAAAAATCCGGCTCGTATGTTGTG 3’(SEQ ID NO13)が使用された。
・18F−5’ACCGUCGACCUCGAGGGG 3’(SEQ ID NO14)
・18R−5’CCCCUCGAGGUCGACGGU 3’(SEQ ID NO15)
・20F−5’AUACCGUCGACCUCGAGGGG 3’(SEQ ID NO16)
・20R−5’CCCCUCGAGGUCGACGGUAU 3’(SEQ ID NO17)
・22F−5’AUACCGUCGACCUCGAGGGGGG 3’(SEQ ID NO18)
・22R−5’CCCCCCUCGAGGUCGACGGUAU 3’(SEQ ID NO19)
・30F−5’CGAUACCGUCGACCUCGAGGGGGGGCCCGG 3’(SEQ ID NO20)
・30R−5’CCGGGCCCCCCCUCGUGGUCGACGGUAUCG 3’(SEQ ID NO21)
・30N1F−5’UCGAGUUGCCGGUUGCUGUGAUGGCCGUUC 3’(SEQ ID NO22)
・30N1R−5’GAACGGCCAUCACAGCAACCGGCAACUCGA 3’(SEQ ID NO23)
・30N2F−5’CCACUCUUAGAUACCCGAUUCCCCUGUUUC 3’(SEQ ID NO24)
・30N2R−5’GAAACAGGGGAAUCGGGUAUCUAAGAGUGG 3’(SEQ ID NO25)
・30N3F−5’UCUGAUGGGCGCUACCGGUUCCGGUAAGUC 3’(SEQ ID NO26)
・30N3R−5’GACUUACCGGAACCGGUAGCGCCCAUCAGA 3’(SEQ ID NO27)
酵素による基質切断の反応を1時間にわたって37°Cで行なった。15μlの反応混合物は、実施例3に従って調製された4pmolの対応する酵素、実施例4に従って得られた2pmolの基質、1.5μlの反応緩衝液(100mMトリス−HCl pH7.5、50mM NaCl、10mM MgCl2、1mg/ml BSA)を含んでいた。生成物を、標準的なアガロースゲル電気泳動法、または、ポリアクリルアミドゲル電気泳動法(6%ポリアクリルアミド、TBE:135mMトリス−HCl、45mMホウ酸、2.5mM EDTA)で分離した。電気泳動の後、ゲルを10分間、臭化エチジウムで染色し、紫外線を用いて生成物を視覚化した。
a) プライマーによる標識化
配列5’GAAACAGCTATGACCATGA 3’(SEQ ID NO28)を含むRTrプライマーと、配列5’GATCCCCCACAATCCTGTC 3’(SEQ ID NO29)を含むRTfプライマーを、[γ−33P]ATPを使用して放射活性物質で標識した。10pmolのプライマー、1μl反応緩衝液、10μCi[γ−33P]ATP、および、1U T4ポリヌクレオチドキナーゼ(Fermentas)を含む反応(10μl体積)を、30分間37°Cで行なった。
実施例4bで得られた234bpの二本鎖RNA基質では、エンドリボヌクレアーゼ BSUWTの1つの切断部位しかないことが示された。234bpの二本鎖RNAを、エンドリボヌクレアーゼ BSUWTを用いて、実施例5に記載されたように切断した。その後、90bpおよび144bpの生成物をゲルから分離した。切断部位は逆転写反応を使用するので捜し出された。0.1μgの各生成物を、実施例6aからの放射活性物質で標識した1pmolのプライマーと混合した。これらの12.5μlの混合物を、5分間950Cでインキュベートした。その後、混合物に、4μl反応緩衝液(Fermentas)、20UリボヌクレアーゼインヒビターRiboLock(Fermentas)、2μl 10mM dNTP、10U AMV逆転写酵素(Fermentas)を補充し、その反応を60分間45°Cで行った。並行して、反応混合物に加えて、dNTPに対して1:100の割合でddAT、ddCTP、ddGTP、または、ddUTPを加えた(反応を分離するために)ことを除けば、上記の逆転写反応を用いて、同じプライマーと鋳型で配列決定を行った。反応生成物を、6%変成ポリアクリルアミドゲル(6%のポリアクリルアミド、TBE: 135mM トリス−HCl、45mM ホウ酸、2.5mM EDTA、8M尿素)上で分離し、貯蔵用蛍光スクリーン(Storage Phosphor Screen)(GE Healthcare)に16時間さらし、Storm scanner(GE Healthcare)を用いて視覚化した。二本鎖RNAの上鎖のヌクレオチド位置90と91(図6Aと表2を参照)、および、下鎖の位置146と147(図6Bを参照)の間に切断部位を位置付けた。
両方の鎖での切断部位を決定するために、RNAオリゴヌクレオチド30Fと30Rをアニーリングすることによって、30bpの二本鎖RNA基質を調製した。1つの鎖の5’末端を、[γ−33P]ATPおよびT4ポリヌクレオチドキナーゼで標識化し、標識化されていない補足的なオリゴヌクレオチドをアニーリングした。234bpの二本鎖RNAに由来する切断部位配列を含む一本鎖RNA分子を合成した(Metabion)。基質をエンドリボヌクレアーゼ BSUWTで切断した。生成物を、15%変成ポリアクリルアミドゲル(15%のポリアクリルアミド、TBE: 135mM トリス−HCl、45mM ホウ酸、2.5mM EDTA、8M尿素)上で分離した。実施例6bのように、生成物の視覚化を行った。その結果を図7に示す。生成された末端の正確な切断部位と形状を測定した。エンドリボヌクレアーゼ BSUWTは、2ヌクレオチド3’オーバーハングを生成する(図7b)。
a)エンドリボヌクレアーゼ BSUWTの酵素活性に対する条件変化の影響
野生型のエンドリボヌクレアーゼ BSUの酵素活性に対する様々な因子の影響を調べた。最適条件を、様々な温度、pH、NaCl濃度、および、マグネシウム2+イオン濃度下のインビトロの切断で測定した。試験したパラメーターのみを変えることで、実施例5のように切断反応を行った。基質の切断に対するpHの効果はpH値:6.8、7.0、7.5、8.0、8.2、8.5、8.8で試験した。234bpの二本鎖RNA基質の最良の切断がpH6.8、7.0、7.5、7.8(図3A)で得られることがわかる。活性に対する温度の効果は、温度:15°C、25°C、30°C、35°C、40°C、45°C、50°C、55°Cで試験した。切断の最適温度は35°Cと45°Cの間であった(図2B)。この温度範囲以外では、基質はより緩慢な速度で切断される。イオン濃度の効果は、5、20、40、60、80、100mMのNaCl濃度で研究した。酵素活性に最適な条件は、5−60mMまでの塩化ナトリウムに及ぶ(図2C)。基質の切断効率は、高濃度の塩で減少する。マグネシウム2+イオン濃度の効果は、0.03、0.05、0.08、0.1、0.25、0.5、1、2.5、5、7.5、10、12.5、15、17.5mMの値で試験した。反応混合物中の最適なMg2+イオン濃度は、1−2.5mMである(図2D)。この範囲外では、基質はより緩慢な速度で切断される。
切断部位付近のリボースのメチル化に対するエンドリボヌクレアーゼ BSUWTの感受性を解析した。2つのグアノシンのリボースのメチル化を含む30bpの二本鎖RNA基質を試験した(図3A)。実施例5のように切断反応を行った。メチル化されたグアノシンリボースを含む2つの基質は切断されない(図3B)。酵素は、切断部位に接近している2つのグアノシン残基のリボースのメチル化に高感度である。
エンドリボヌクレアーゼ BSUWTの最小の二本鎖RNA基質を同定した。この目的のために、18、20、および22bpの基質を調べた。エンドリボヌクレアーゼ BSUWTは、22の塩基対の長さで二本鎖RNAを切断することができる(図4)。それよりも短い基質は切断されない。
a)置換による基質ライブラリーの構築
234bpの基質(表2)のための切断部位を含む核酸のフラグメント中に、14の単一位置置換ライブラリー(sinble position substitution)を構築した。置換を導入するために、対のプライマーを、所定の位置で変異によって設計した。対のプライマーの1つは適切な置換を含んでいる。PCRのための鋳型は、SEQ ID NO2で示される修飾したプラスミドpKSIIであった。各プライマー対を用いたPCR反応を、実施例2に記載の方法と条件に従って行なった。置換ライブラリーを生成するために使用されるプライマーの配列を以下の表3に示す。
1から14までの数字で特定された置換ライブラリーから選択されたコンストラクトを、実施例4bに記載されたプライマーbsuRNAfおよびbsuRNArを用いて、二本鎖RNAを合成するための鋳型として使用した。
実施例8bで合成された基質を使用して優先配列を決定した。実施例3に従って調製したエンドリボヌクレアーゼ BSUWTを用いて、実施例5のように切断反応を行った。以下の表4は、エンドリボヌクレアーゼ BSUWTに対する測定した配列優先性を示す。
エンドリボヌクレアーゼ BSUWTのwt配列(SEQ ID NO1)をコードする組み換え型は、二本鎖RNAの主溝にあるループ内に位置する残基をコードする選択されたコドンの置換変異誘発にさらされた(図1)。タンパク質中の置換は、適切に設計されたプライマー対を用いて導入された。PCR反応用の鋳型はプラスミドpET28Bsu(実施例2)であった。導入された置換を用いてコード配列の変異体を増幅するためのPCR反応は、以下の表7に列挙されるプライマー対を用いて、実施例2に記載されているように行なわれた。
アミノ酸残基K79、R80、R82、N83、K85、S86、T88、K91、N92、D94の位置のアラニンに対する置換を含む10の変異体を調製した。実施例3のように、変異体の発現および精製を行った。その後、ヌクレオチド活性を調べた。その結果を表8に示す。位置R80、R82、K85、T88、K91、N92、D94は、酵素の配列特異性に関係するかもしれない。それらは、恐らく二本鎖RNA核酸中の塩基と相互に作用し、したがって、さらなる置換変異誘発については、アラニンに対する置換が酵素を不活性化したか、あるいは、その活性を減少させた位置が選択された。
30bpの二本鎖RNA基質は、実施例4に記載のRNAオリゴヌクレオチド30N1Fおよび30N1R、30N2Fおよび30N2R、30N3Fおよび30N3Rをアニーリングすることによって調製された。実施例4からのオリゴヌクレオチド30Fおよび30Rから調製された優先配列を含む30bpの二本鎖RNAを、対照として使用した。実施例3に従って調製したエンドリボヌクレアーゼ BSUWTを用いて、実施例5のように切断反応を行った。調製した基質を、エンドリボヌクレアーゼ BSUWTによって切断した。15%変成ポリアクリルアミドゲル(15%ポリアクリルアミド、TBE:135mM トリス−HCl、45mM ホウ酸、2.5mM EDTA、8M)上で生成物を分離した。生成物の視覚化を実施例6bで行った。その結果を図8に示す。3つの試験した基質を切断しない。
SEQ ID NO1 − バチルス・サブティリスからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ BSUWTのアミノ酸配列
SEQ ID NO2 − 修飾されたベクターpKS IIの配列
SEQ ID NO3 − 二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループを形成するフソバクテリウム・ヌクレアタムからのエンドリボヌクレアーゼ FNUのポリペプチド鎖のフラグメント
SEQ ID NO4 − 二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループを形成するバチルス・サブティリスからのエンドリボヌクレアーゼ BSUのポリペプチド鎖のフラグメント
SEQ ID NO5 − 二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループを形成するバチルス・セレウスからのエンドリボヌクレアーゼ BCEのポリペプチド鎖のフラグメント
SEQ ID NO6 − エンドリボヌクレアーゼ BSU遺伝子増幅用プライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO7 − エンドリボヌクレアーゼ BSU遺伝子増幅用プライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO8 − エンドリボヌクレアーゼ FNU遺伝子増幅用プライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO9 − エンドリボヌクレアーゼ FNU遺伝子増幅用プライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO10 − エンドリボヌクレアーゼ BCE遺伝子増幅用プライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO11 − エンドリボヌクレアーゼ BCE遺伝子増幅用プライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO12 − 234bpの二本鎖RNA合成用のbsuRNAfプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO13 − 234bpの二本鎖RNA合成用のbsuRNArプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO14 − 18bpの二本鎖RNA調製用の18Fのオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO15 − 18bpの二本鎖RNA調製用の18Rオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO16 − 20bpの二本鎖RNA調製用の20Fオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO17 − 20bpの二本鎖RNA調製用の20Rオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO18 − 22bpの二本鎖RNA調製用の22Fオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO19 − 22bpの二本鎖RNA調製用の22Rオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO20 − 30bpの二本鎖RNA調製用の30Fオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO21 − 30bpの二本鎖RNA調製用の30Rオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO22 − N1 30bpの二本鎖RNA調製用の30N1Fオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO23 − N1 30bpの二本鎖RNA調製用の30N1Rオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO24 − N2 30bpの二本鎖RNA調製用の30N2Fオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO25 − N2 30bpの二本鎖RNA調製用の30N2Rオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO26 − N3 30bpの二本鎖RNA調製用の30N3Fオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO27 − N3 30bpの二本鎖RNA調製用の30N3Rオリゴヌクレオチドのヌクレオチド配列
SEQ ID NO28 − 逆転写反応用のRTrプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO29 − 逆転写反応用のRTfプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO30 − 234bpの二本鎖RNA基質のヌクレオチド配列
SEQ ID NO31 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSubfプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO32 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub83rプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO33 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub84rプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO34 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub85rプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO35 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub86rプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO36 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub87rプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO37 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub88rプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO38 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub89rプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO39 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSubrプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO40 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub90fプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO41 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub91fプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO42 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub92fプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO43 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub93fプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO44 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub94fプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO45 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub95fプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO46 − 234bpの二本鎖RNAの置換ライブラリー生成用のSub96fプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO47 − 83G 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO48 − 83A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO49 − 83U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO50 − 84A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO51 − 84U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO52 − 84C 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO53 − 85G 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO54 − 85A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO55 − 85C 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO56 − 86G 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO57 − 86A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO58 − 86U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO59 − 87A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO60 − 87U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO61 − 87C 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO62 − 88G 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO63 − 88U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO64 − 88C 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO65 − 89G 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO66 − 89A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO67 − 89U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO68 − 90G 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO69 − 90A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO70 − 90U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO71 − 91G 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO72 − 91A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO73 − 91C 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO74 − 92G 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO75 − 92A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO76 − 92U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO77 − 93A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO78 − 93U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO79 − 93C 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO80 − 94G 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO81 − 94U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO82 − 94C 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO83 − 95A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO84 − 95U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO85 − 95C 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO86 − 96A 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO87 − 96U 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO88 − 96C 234bpの二本鎖RNAのヌクレオチド配列
SEQ ID NO89 − K79Afプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO90 − K79Arプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO91 − R80Afプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO92 − R82Arプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO93 − R82Afプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO94 − R82Arプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO95 − N83Afプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO96 − N83Arプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO97 − K85Afプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO98 − K85Arプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO99 − S86Afプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO100 − S86Arプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO101 − T88Afプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO102 − T88Arプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO103 − K91Afプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO104 − K91Arプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO105 − N92Afプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO106 − N92Arプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO107 − D94Afプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO108 − D94Arプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO109 − D94Rfプライマーのヌクレオチド配列
SEQ ID NO110 − D94Rrプライマーのヌクレオチド配列
Claims (28)
- 二本鎖RNAの主溝にあって主溝と相互作用しているループを有する、二本鎖RNAの切断で配列特異的な特徴を示す二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、および/または、二本鎖RNAの切断で配列特異性を示す、その誘導体および/または変異体。
- 二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用しているループは、二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼのアミノ酸配列を有しており、前記ループは、二本鎖RNAと複合したエンドリボヌクレアーゼMini IIIの構造のモデル中の二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互に作用するループに一致する、ことを特徴とする請求項1に記載の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、および/または、その誘導体、および/または、変異体。
- 二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループは、SEQ ID NO3で示されるフソバクテリウム・ヌクレアタムからのエンドリボヌクレアーゼ FNUのフラグメントによって、および/または、SEQ ID NO4で示されるようなバチルス・サブティリスからのエンドリボヌクレアーゼ BSUのフラグメントによって、および/または、SEQ ID NO5で示されるようなバチルス・セレウスからのエンドリボヌクレアーゼ BCEのフラグメントによって形成された二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループに一致する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、および/または、その誘導体、および/または、変異体。
- 二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、および/または、その誘導体、および/または、変異体は、二本鎖RNA切断における配列特異性を示す、SEQ ID NO1のバチルス・サブティリスからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ BSUのアミノ酸配列、または、そのフラグメントを含む、ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、および/または、その誘導体、および/または、変異体。
- 二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、および/または、その誘導体、および/または、変異体は、置換D94Rを含むことを特徴とする、請求項4に記載の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、および/または、その誘導体、および/または、変異体。
- 二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、その誘導体、および/または、変異体は、二本鎖RNAの切断における配列特異性を示す、フソバクテリウム・ヌクレアタムからのエンドリボヌクレアーゼ FNU、または、フソバクテリウム・ヌクレアタムからのエンドリボヌクレアーゼ FNUのフラグメントを含む、ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、および/または、その誘導体、および/または、変異体。
- 二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、その誘導体、および/または、変異体は、二本鎖RNAの切断における配列特異性を示す、バチルス・セレウスからのエンドリボヌクレアーゼ BCE、または、バチルス・セレウスからのエンドリボヌクレアーゼ BCEのフラグメントを含む、ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、および/または、その誘導体、および/または、変異体。
- 二本鎖RNAの切断において配列特異性を示す二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼを得る方法であって、
前記方法は、
a)二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループを形成するアミノ酸配列を含む、二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、その機能的な変異体、および/または、誘導体を選択する工程であって、ループは、二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼのアミノ酸配列によって形成され、二本鎖RNAを含むMini III エンドリボヌクレアーゼの複合体の3次元モデルによって決定された二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループに一致する、工程、
b)二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループを形成する配列を含む、二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、その機能的な変異体、および/または、誘導体をコードする遺伝子またはそのフラグメントをクローン化する工程を含む、ことを特徴とする方法。 - 前記方法は、工程b)の後に、工程b)で得られた遺伝子またはそのフラグメントによってコードされたタンパク質を発現させる次の工程c)を含む、ことを特徴とする請求項8に記載の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼを得る方法。
- 工程c)の後、単離した二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼの配列特異性を決定する工程d)も続く、ことを特徴とする請求項9に記載の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼを得る方法。
- 二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループを形成するアミノ酸配列は、SEQ ID NO3で示されるフソバクテリウム・ヌクレアタムからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ FNUのフラグメントによって、および/または、SEQ ID NO4で示されるようなバチルス・サブティリスからのエンドリボヌクレアーゼ BSUのフラグメントによって、および/または、SEQ ID NO5で示されるようなバチルス・セレウスからのエンドリボヌクレアーゼ BCEのフラグメントによって、形成された二本鎖RNAの主溝にあって主溝に相互作用するループに一致する、ことを特徴とする請求項8乃至10に記載の二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼを得る方法。
- 二本鎖RNAの配列特異的な切断のために変化させた配列特異性を含む二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、その誘導体および/または変異体を得る方法であって、
前記方法は、
a)請求項8乃至11の方法で得られた二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼの二本鎖RNAの主溝にあるループに一致するアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列に変化を導入する工程、
b)工程a)で得られたヌクレオチド配列から、二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼの誘導体および/または変異体を発現させる工程、および、
c)二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼの誘導体および/または変異体の変化させた配列特異性を特定する工程、を含む、ことを特徴とする方法。 - 二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼの誘導体および/または変異体の選択性の変化は、二本鎖RNAの切断におけるヌクレオチド配列への選択性が増加した誘導体および/または変異体をもたらす、ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼを生成するための方法であって、
前記方法は、
請求項1乃至7の二本鎖RNAの切断で配列特異性を示す二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、その誘導体および/または変異体、あるいは、請求項8乃至11の方法によって得られた二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、 あるいは、請求項12または13の方法によって得られた二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼを発現する工程を含む、ことを特徴とする方法。 - 遺伝子コンストラクトであって、
前記遺伝子コンストラクトは、請求項1乃至7の二本鎖RNAの切断における配列特異性を示す二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、その誘導体および/または変異体、あるいは、請求項8乃至11の方法によって得られた二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、あるいは、請求項12または13の方法によって得られた二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼをコードするヌクレオチド配列を含む、ことを特徴とする、遺伝子コンストラクト。 - 請求項15の遺伝子コンストラクトを含む宿主細胞。
- 配列特異的な二本鎖RNA切断を示す二本鎖エンドリボヌクレアーゼを生成するために、フソバクテリウム・ヌクレアタムからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ FNUまたはそのフラグメント、および/または、その機能的な変異体および/または誘導体をコードする遺伝子の使用。
- フソバクテリウム・ヌクレアタムからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ FNU、その誘導体、および/または、変異体は、SEQ ID NO3で示されるアミノ酸配列を含む、ことを特徴とする請求項17に記載の使用。
- 配列特異的な二本鎖RNA切断を示す二本鎖エンドリボヌクレアーゼを生成するために、バチルス・セレウスからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ BCEまたはそのフラグメント、および/または、その機能的な変異体および/または誘導体をコードする遺伝子の使用。
- バチルス・セレウスからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ BCE、その誘導体、および/または、変異体は、SEQ ID NO5のアミノ酸配列を含む、ことを特徴とする請求項19に記載の使用。
- 配列特異的な二本鎖RNA切断を示す二本鎖エンドリボヌクレアーゼを生成するために、SEQ ID NO1で示されるバチルス・サブティリスからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ BSUまたはそのフラグメント、および/または、その機能的な変異体および/または誘導体をコードする遺伝子の使用。
- バチルス・サブティリスからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ BSU、その誘導体、および/または、変異体は、SEQ ID NO1で示されるアミノ酸配列を含む、ことを特徴とする請求項21に記載の使用。
- バチルス・サブティリスからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ BSUをコードする遺伝子はD94R置換を含む、ことを特徴とする請求項22に記載の使用。
- キットであって、
前記キットは、請求項1乃至7の配列特異的な二本鎖RNAの切断を示す二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、その誘導体および/または変異体、あるいは、請求項8乃至11の方法によって得られた二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ、あるいは、請求項12または13の方法によって得られた二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼを含む、ことを特徴とするキット。 - キットは、フソバクテリウム・ヌクレアタムからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ FNU、および/または、バチルス・セレウスからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ BCE、および/または、バチルス・サブティリスからの二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ BSUあるいはD94Rを含むこの変異体、および/または、配列特異的な二本鎖RNAの切断を示すこれらの誘導体ならびに変異体を含む、ことを特徴とする請求項24に記載のキット。
- SEQ ID NO1で示されるバチルス・サブティリスからのアミノ酸配列、または、そのフラグメントを含む、二本鎖RNAエンドリボヌクレアーゼ活性を持つ酵素、配列特異性を保持するその誘導体および/または変異体であって、
前記酵素は、以下の共通配列(H=A,C,U,D=A)内で二本鎖RNAの配列特異的な活性を示す、ことを特徴とする酵素。
- 前記酵素は、以下の共通配列(Y=C,U,R=A,G,N=G,A,U,C)内で二本鎖RNAの配列特異的な活性を示す、ことを特徴とする請求項26に記載の酵素、配列特異性を保持するその誘導体および/または変異体。
- 前記酵素のアミノ酸配列は、SEQ ID NO1で表されるアミノ酸94の置換D94Rを含む、ことを特徴とする請求項26または27に記載の酵素。配列特異性を保持するその誘導体および/または変異体。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201161494574P | 2011-06-08 | 2011-06-08 | |
US61/494,574 | 2011-06-08 | ||
PLP.395178 | 2011-06-08 | ||
PL395178A PL222511B1 (pl) | 2011-06-08 | 2011-06-08 | Endorybonukleazy dsRNA |
PCT/PL2012/050020 WO2012169917A1 (en) | 2011-06-08 | 2012-06-07 | Dsrna endoribonucleases |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014518641A true JP2014518641A (ja) | 2014-08-07 |
JP2014518641A5 JP2014518641A5 (ja) | 2016-03-17 |
JP6075892B2 JP6075892B2 (ja) | 2017-02-08 |
Family
ID=47296271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014514835A Expired - Fee Related JP6075892B2 (ja) | 2011-06-08 | 2012-06-07 | 二本鎖rnaエンドリボヌクレアーゼ |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9238805B2 (ja) |
EP (1) | EP2718431B1 (ja) |
JP (1) | JP6075892B2 (ja) |
KR (1) | KR20140045371A (ja) |
CN (1) | CN103764821B (ja) |
AU (1) | AU2012267271B2 (ja) |
CA (1) | CA2837143C (ja) |
DK (1) | DK2718431T3 (ja) |
ES (1) | ES2555661T3 (ja) |
PL (1) | PL222511B1 (ja) |
WO (1) | WO2012169917A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2766498B1 (en) | 2011-10-14 | 2019-06-19 | President and Fellows of Harvard College | Sequencing by structure assembly |
EP4249605A3 (en) | 2011-12-22 | 2023-11-15 | President And Fellows Of Harvard College | Methods for analyte detection |
US11021737B2 (en) | 2011-12-22 | 2021-06-01 | President And Fellows Of Harvard College | Compositions and methods for analyte detection |
WO2013184754A2 (en) | 2012-06-05 | 2013-12-12 | President And Fellows Of Harvard College | Spatial sequencing of nucleic acids using dna origami probes |
EP3578666A1 (en) | 2013-03-12 | 2019-12-11 | President and Fellows of Harvard College | Method of generating a three-dimensional nucleic acid containing matrix |
MY177814A (en) | 2013-06-04 | 2020-09-23 | Harvard College | Rna-guided transcriptional regulation |
CN104306989A (zh) * | 2014-09-27 | 2015-01-28 | 郭和友 | 一种利用切割酶治疗细菌方法 |
AU2016349288A1 (en) | 2015-11-03 | 2018-05-31 | President And Fellows Of Harvard College | Method and apparatus for volumetric imaging of a three-dimensional nucleic acid containing matrix |
PL415883A1 (pl) * | 2016-01-22 | 2017-07-31 | Międzynarodowy Instytut Biologii Molekularnej I Komórkowej | RNazy MiniIII, sposoby zmiany specyficzności cięcia sekwencji RNA przez RNazy MiniIII oraz ich zastosowania |
WO2017189525A1 (en) | 2016-04-25 | 2017-11-02 | President And Fellows Of Harvard College | Hybridization chain reaction methods for in situ molecular detection |
WO2018045186A1 (en) | 2016-08-31 | 2018-03-08 | President And Fellows Of Harvard College | Methods of combining the detection of biomolecules into a single assay using fluorescent in situ sequencing |
EP3507364A4 (en) | 2016-08-31 | 2020-05-20 | President and Fellows of Harvard College | METHODS OF GENERATING NUCLEIC ACID SEQUENCE LIBRARIES FOR IN SITU FLUORESCENT SEQUENCING DETECTION |
WO2018134386A1 (en) * | 2017-01-23 | 2018-07-26 | Novozymes A/S | Host cells and methods for producing double-stranded rna |
SG11202101934SA (en) | 2018-07-30 | 2021-03-30 | Readcoor Llc | Methods and systems for sample processing or analysis |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5459392A (en) | 1977-10-14 | 1979-05-12 | Rikagaku Kenkyusho | Novel nuclease and its preparation |
US20060057590A1 (en) | 2004-09-14 | 2006-03-16 | Azeddine Si-Ammour | RNA probes |
-
2011
- 2011-06-08 PL PL395178A patent/PL222511B1/pl unknown
-
2012
- 2012-06-07 EP EP12735349.8A patent/EP2718431B1/en not_active Not-in-force
- 2012-06-07 CN CN201280027648.7A patent/CN103764821B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2012-06-07 JP JP2014514835A patent/JP6075892B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2012-06-07 CA CA2837143A patent/CA2837143C/en not_active Expired - Fee Related
- 2012-06-07 KR KR1020137032364A patent/KR20140045371A/ko not_active Application Discontinuation
- 2012-06-07 WO PCT/PL2012/050020 patent/WO2012169917A1/en active Application Filing
- 2012-06-07 DK DK12735349.8T patent/DK2718431T3/en active
- 2012-06-07 ES ES12735349.8T patent/ES2555661T3/es active Active
- 2012-06-07 AU AU2012267271A patent/AU2012267271B2/en not_active Ceased
-
2013
- 2013-11-25 US US14/088,934 patent/US9238805B2/en not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (10)
Title |
---|
JPN5014007624; MOLECULAR MICROBIOLOGY V71 N5, 200903, P1145-1154 * |
JPN5014007624; REDKO YULIA: 'RIBOSOMAL PROTEIN L3 BOUND TO 23S PRECURSOR RRNA STIMULATES ITS MATURATION BY MINI-III RIBONUCLEASE' MOLECULAR MICROBIOLOGY V71 N5, 200903, P1145-1154 * |
JPN5014007625; MOLECULAR MICROBIOLOGY V68 N5, 200806, P1073-1076 * |
JPN5014007625; OLMEDO GABRIELA: 'MINI-III, A FOURTH CLASS OF RNASE III CATALYSES MATURATION 以下備考' MOLECULAR MICROBIOLOGY V68 N5, 200806, P1073-1076 * |
JPN5014007626; MOLECULAR MICROBIOLOGY V68 N5, 200806, P1096-1106 * |
JPN5014007626; REDKO YULIA: 'MINI-III, AN UNUSUAL MEMBER OF THE RNASE III FAMILY OF ENZYMES, 以下備考' MOLECULAR MICROBIOLOGY V68 N5, 200806, P1096-1106 * |
JPN7015002704; Database UniProt [online], Accession No. D5RB71,<http://www.uniprot.org/uniprot/D5RB71> 2010.7.13 up , 20100713 * |
JPN7015002705; Database UniProt [online], Accession No. O31418,<http://www.uniprot.org/uniprot/O31418> 1998.1.1 upl , 19980101 * |
JPN7015002706; Database UniProt [online], Accession No. Q81J58,<http://www.uniprot.org/uniprot/Q81J58> 2003.6.1 upl , 20030601 * |
JPN7015002707; Database UniProt [online], Accession No. Q8RIL0,<http://www.uniprot.org/uniprot/Q8RIL0> 2002.6.1 upl , 20020601 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2718431A1 (en) | 2014-04-16 |
AU2012267271B2 (en) | 2015-06-04 |
DK2718431T3 (en) | 2015-11-16 |
CN103764821A (zh) | 2014-04-30 |
ES2555661T3 (es) | 2016-01-07 |
EP2718431B1 (en) | 2015-10-28 |
CA2837143A1 (en) | 2012-12-13 |
PL222511B1 (pl) | 2016-08-31 |
US20140087427A1 (en) | 2014-03-27 |
CA2837143C (en) | 2016-01-05 |
KR20140045371A (ko) | 2014-04-16 |
PL395178A1 (pl) | 2012-12-17 |
US9238805B2 (en) | 2016-01-19 |
AU2012267271A1 (en) | 2013-12-12 |
WO2012169917A1 (en) | 2012-12-13 |
JP6075892B2 (ja) | 2017-02-08 |
CN103764821B (zh) | 2016-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6075892B2 (ja) | 二本鎖rnaエンドリボヌクレアーゼ | |
Özcan et al. | Type IV CRISPR RNA processing and effector complex formation in Aromatoleum aromaticum | |
Wang et al. | Continuous directed evolution of proteins with improved soluble expression | |
EP2527438B1 (en) | Methods and compositions for DNA fragmentation and tagging by transposases | |
Taylor et al. | Catalysts from synthetic genetic polymers | |
EP3091072B1 (en) | Modified cascade ribonucleoproteins and uses thereof | |
Laishram | Poly (A) polymerase (PAP) diversity in gene expression–star-PAP vs canonical PAP | |
Olina et al. | Genome-wide DNA sampling by Ago nuclease from the cyanobacterium Synechococcus elongatus | |
JP2019528743A (ja) | 規定された配列および長さのdna1本鎖分子の拡大可能な生物工学的生成 | |
Yao et al. | Heterologous expression and purification of Arabidopsis thaliana VIM1 protein: in vitro evidence for its inability to recognize hydroxymethylcytosine, a rare base in Arabidopsis DNA | |
Saha et al. | Mycobacterium tuberculosis UvrD1 and UvrD2 helicases unwind G‐quadruplex DNA | |
Semenova et al. | Transcription regulation of the EcoRV restriction–modification system | |
Lioliou et al. | In vivo mapping of RNA–RNA interactions in Staphylococcus aureus using the endoribonuclease III | |
Jamroze et al. | The reverse gyrase from Pyrobaculum calidifontis, a novel extremely thermophilic DNA topoisomerase endowed with DNA unwinding and annealing activities | |
US9353358B2 (en) | Sequence-specific engineered ribonuclease H and the method for determining the sequence preference of DNA-RNA hybrid binding proteins | |
JP2023526061A (ja) | 熱安定性末端デオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ | |
US20190032035A1 (en) | Mini-III RNases, Methods for Changing the Specificity of RNA Sequence Cleavage by Mini-III RNases, and Uses Thereof | |
US11447812B2 (en) | Single-strand binding protein | |
Sagredo et al. | Design of novel relaxase substrates based on rolling circle replicases for bioconjugation to DNA nanostructures | |
KR20240107347A (ko) | 이중 가닥 dna 데아미나제 | |
PL222512B1 (pl) | Endorybonukleaza przecinająca nić RNA w hybrydach DNA-RNA | |
Setayesh et al. | Cloning, molecular characterization and expression of a DNA-ligase from a new bacteriophage: Phax1 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150930 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20151222 |
|
A524 | Written submission of copy of amendment under section 19 (pct) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524 Effective date: 20160129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160606 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160811 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170106 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6075892 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |