JP2014517323A - 超臨界流体クロマトグラフィー用の開放型常圧回収のための方法および装置 - Google Patents

超臨界流体クロマトグラフィー用の開放型常圧回収のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

超臨界流体クロマトグラフィーシステムは、圧縮性流体を含む第1のフローストリームを圧送するための第1のポンプおよび調節剤流体を含む第2のフローストリームを圧送するための第2のポンプを備える。第2のポンプは、第1のポンプと並列になっている。複合フローストリーム中にカラムが位置している。カラムは第1および第2のポンプの下流に位置している。複合フローストリームは、第1のフローストリーム、第2のフローストリームおよび試料を含む。検出器はカラムの下流に位置している。気液分離器は検出器の下流に位置している。気液分離器は、試料の大部分を保持しながら、圧縮性流体の大部分を排出するように構成され、これによりフローストリームのエアロゾル化を防止し、試料損失ならびに交差汚染を最小限に抑える。開放型コレクタは、気液分離器の後に位置している。

Description

本技術は一般に、超臨界流体クロマトグラフィー(「SFC」)用の開放型常圧回収のための方法および装置に、ならびに特にSFC用のXY型フラクションコレクタ(例えばZ方向に移動しないコレクタアーム)による開放型常圧回収のための方法および装置に関するものである。
関連出願
本願は、2011年6月17日に出願された米国仮特許出願第61/498,458号の優先権を主張し、この内容全体は参照により本明細書に組み入れられている。
開放型フラクションコレクタ、例えばXY型フラクションコレクタは、これの柔軟性、簡便性、効率、広い適用範囲、信頼性および経済性のために、分取液体クロマトグラフィー装置で広く使用されてきた。従来技術のコレクタは、管、瓶、容器、パススルー/漏斗型連結部を保持するための多様なサイズのコンテナおよびラックアダプタ構成ならびに画分回収用のより大型のコンテナを収容できるプラットフォームを含むことができる。コレクタは、フロントパネルを通じて、または高度なソフトウェア通信プロトコルによる直接制御を介してのどちらかによる自動制御のための電子部品も有することができる。
クロマトグラフィー画分の実際の回収は、クロマトグラフィー装置から液体配管連結部を通じて行われる。画分は、クロマトグラフィーシステム内のカラム/カートリッジから分離された後、連結配管を介してXY型コレクタに移送され、ロボットアームコレクタ先端部を通じて流れ、ロボットアームコレクタ先端部下のコンテナに回収される。コンテナの種類は例えばガラス管、瓶、容器および/またはパススルーアダプタであることが可能であり、これらによって画分を箱入り大型ガラス瓶などの大型サイズのコンテナに回収することができる。回収工程の間にロボットコレクタアームは、オペレータにより予め設定された方法に基づいてコンテナに沿って移動して、各種の画分の分離および該当するコンテナへの回収を実現することができる。
XY型コレクタは、応用範囲が広く、フラッシュクロマトグラフィー(「フラッシュ」)をはじめ、低圧から中圧クロマトグラフィー(それぞれ「LPLC」および「MPLC」)、高圧液体クロマトグラフィー(「HPLC」)にまで及ぶ多様なクロマトグラフィーシステムで使用できる。XY型コレクタは、予め設定された方法を使用してフロントパネルから手動で制御することも、またはクロマトグラフィーシステムの完全自動化ソフトウェアによるプログラム制御から制御することも可能である。XY型コレクタは、名前が示唆するように、2次元のみで移動可能な、即ちZ方向に移動しないアダプタアームを有する。通例、アームは、開放された回収容器、例えば試料を回収する試験管のグリッド形成の上に配置されている。クロマトグラフィー装置構成、例えば「フラッシュ」、「LPLC」、「MPLC」および「HPLC」の場合、アダプタアームをZ次元に移動する必要がないのは、カラムから出る溶離液を、開放された回収容器中へ重力のみの作用を受けて容易に滴下させることができる、即ち溶離液が液相または液−固相にあるためである。このためXY型コレクタの利点としては、これに限定されるわけではないが、使いやすさ、信頼性、経済性および柔軟性が挙げられる。
超臨界流体クロマトグラフィー(「SFC」)は、液体クロマトグラフィーシステムの代わりに使用することができる高圧高性能クロマトグラフィーツールである。通例、現在のSFCシステムは、クロマトグラフィー分離および精製工程を行うために、圧縮性流体(例えば二酸化炭素)をこの流体の超臨界点より上の条件において移動相として、大半の場合で調節溶媒と共に用いる。概して、SFCは、他のクロマトグラフィーシステム、例えばHPLCよりも高い効率、高い能力およびより速い処理時間を有する。SFCは、より少ない測定単位でクルードクリーンアップ(crude cleanup)および分離/精製を相当に処理することが可能であり、二酸化炭素の使用により毒性有機溶媒廃液を著しく減少させる。従ってSFCは、高い生産性と多大な経済的影響を備える、環境に配慮した技法であると見なされている。
SFCは、超臨界流体、例えば二酸化炭素を主流体溶媒として使用する。超臨界COは、SFCクロマトグラフィーシステム中を流れる間に制御圧下にある。圧力調整器、例えば背圧調整器(「BPR」)を使用して、SFCシステム全体のCOの圧力を制御することができる。BPRは通例、クロマトグラフィーシステムの配管の後端に配置される。流体がBPRを通過して、コレクタまで移送されると、流体は減圧され、超臨界CO(ならびに他の圧縮性流体)を気体状蒸気に変換して排出することができる。このことにより、試料画分が最小液体体積で回収される。従って液体のエアロゾルがこの減圧工程と共に発生可能であることは、自然現象である。発生したエアロゾルは、分離工程から興味のある試料を移送することができる。この減圧工程から発生した制御されないエアロゾルが、分離および検出後の回収の間に、他の問題やリスクの中でも試料損失や交差汚染を生じる可能性があるのは、溶離液が単に1個の開放された回収容器に直接滴下するのではなく、即ち溶離液は少なくとも一部がエアロゾル化されているためである。
圧縮性流体がSFCシステムで使用される場合に行われる減圧工程のために、SFCクロマトグラフィー用の既存の回収設計では、十分に制御されているコントローラを使用する。例えば試料回収場所は、発生するエアロゾルを圧力および寸法手段によって制御できるコンテナ内に包囲されている。従って従来技術の設計では、通例、試料回収場所を密閉容器内に配置して、正常な処理条件下でエアロゾルが大気中に放出する可能性を物理的に排除している。容器は、例えばSFC処理中の高圧に耐えられるステンレス鋼金属で、または加圧リスクレベルを低下させた減圧制御手段(例えば排気)を備えたガラス/ポリマー材料で作製することができる。従来技術の設計では、専用の設計を必要とすることがあり、ハードウェアとソフトウェアに多大な投資を伴う。このために、他の影響の中でも、応用範囲の拡大や回収システムの堅牢性が妨げられることがある。
幾つかの理由で、XY型コレクタはSFCシステムで使用されてこなかった。例えば、XY型コレクタはコンテナの上に配置されるコレクタアームを備え、このことは回収場所を密閉された回収容器内に封入できないことを意味する。加えて、回収アームは、アーム先端部をコンテナ中に下降させてエアロゾルを封じ込めるための、垂直移動(X−Y方向平面/水平移動に対して、Z方向移動)を備えていない。SFC装置とXY型コレクタとの一体化には、多くの利点(例えばSFCシステムの高い生産性と、XY型コレクタの柔軟性、簡易性、有効性、広い応用範囲、信頼性および経済性との組合せ)があるものの、これにより一体化には独自の設計のための問題が生じる。
本技術は、他の種類のクロマトグラフィー、例えばHPLC、MPLC、LPLCおよびフラッシュクロマトグラフィーに好適な標準XY型コレクタ(即ちZ方向に移動しない。)を組み入れることができる、SFCのためのシステムおよび方法に関するものである。本技術は、試料の損失がなく、超臨界流体が常圧状態に達したときに交差汚染がない、開放型常圧XY型コレクタに連結することができるSFCシステムにも関する。
該技術によって、SFCにて標準XY型フラクションコレクタが使用できるようになる。このようなフラクションコレクタは、クロマトグラフィーシステムとの使用について当分野で公知であり、オペレータにより予め設定された方法に基づいてコンテナに沿って移動して、各種の画分の分離および該当するコンテナへの回収を実現することができるロボットコレクタアームを組み入れてよい。該技術によって、特殊な回収容器を必要としない開放型コレクタも使用できるようになる。例えば本技術では、ステンレス鋼または高圧に耐えられる一部のポリマーもしくはガラスで作製された密閉容器の必要性がなくなる。
一態様において、該技術は、超臨界流体クロマトグラフィーシステムを特徴とする。該システムは、圧縮性流体(例えばCO)を含む第1のフローストリームを圧送するための第1のポンプおよび調節剤流体(例えばメタノール)を含む第2のフローストリームを圧送するための第2のポンプを備える。通例、調節剤流体は、非圧縮性流体である。第2のポンプは、第1のポンプと並列になっている。複合フローストリーム中にカラムが位置している。カラムは第1および第2のポンプの下流に位置している。複合フローストリームは、第1のフローストリーム、第2のフローストリームおよび試料を含む。検出器はカラムの下流に位置している。気液分離器は検出器の下流に位置している。気液分離器は、試料損失と交差汚染を回避するために、試料の大部分を保持しながら、圧縮性流体の大部分を排出するように構成されている。開放型XY型コレクタは、気液分離器の後に位置している。
圧縮性流体は、高圧を受けたときに流体密度が著しく変化する流体である。SFCに関連して、圧縮性流体と非圧縮性流体との主要な相違は、これら流体に圧力を印加した場合に、各種流体が挙動する方法である。非圧縮性流体、例えば水およびメタノールの場合、一箇所に圧力を引加すると、システム中の他のすべての箇所に等しい圧力がただちに加わる。
圧縮性流体、例えば超臨界COの場合、システムの一箇所に力を加えると、システムの他の箇所で圧力上昇はただちに起こらない。代わりに、流体は力が印加された付近を圧縮する;即ち流体の密度は、力に応じて局所的に上昇する。この圧縮流体は続いて、隣接する流体粒子に向かって拡張して、隣接する流体自体を収縮させる。多くの場合、最終結果は、局所的に高密度の流体がシステム中を移動するときに、圧力波が発生するということである。
上の態様の1つ以上の実施形態において、試料損失および交差汚染は、エアロゾル化を制限する1つ以上の装置、例えばGLSを組み入れることにより低減される。1つ以上の実施形態において、超臨界流体クロマトグラフィーシステムは、気液分離器の下流に位置するコレクタアームを含むこともできる。幾つかの実施形態において、超臨界流体クロマトグラフィーシステムは、コレクタアームに連結されたコレクタアームアダプタを含む。コレクタアームアダプタは、複合フローストリームが常圧条件にある場合に、エアロゾルをさらに減少させるように構成することができる。幾つかの実施形態において、コンテナラックは調節式である。
幾つかの実施形態において、気液分離器は、ステンレス鋼、適切なポリマーまたはガラスから作製されている。幾つかの実施形態において、背圧調整器は、気液分離器の上流に位置することができる。幾つかの実施形態において、圧縮性流体は二酸化炭素(CO)である。
本技術は、超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)で複数の試料を回収する方法も特徴とする。該方法は、圧縮性流体を含む第1のフローストリームを圧送することおよび非圧縮性流体を含む第2のフローストリームを圧送することを含む。該方法は、試料を第2のフローストリームに注入することならびに第1および第2のフローストリームを合せて複合フローストリームを形成し、次にフローストリームにSFC条件を受けさせることをさらに含む。該方法は、クロマトグラフィーカラムに流すことおよび試料を開放型XY型コレクタに試料を回収することによって圧縮性流体の少なくとも一部を複合フローストリームから除去することをさらに含む。
幾つかの実施形態において、方法で使用する圧縮性流体はCOである。
幾つかの実施形態において、試料のエアロゾル化は、開放型XYコレクタへの試料の回収中に防止される。
本開示の例示的な方法および装置によって、多くの利点が提供される。例えば本技術は、化学業界や学術研究機関を含む多種多様の施設で使用するためのSFC技術の範囲を改善および拡張する。交差汚染、試料損失および圧縮流体の安全でない排出などの技術的懸念を排除することにより、該技術は、SFCをより堅牢で信頼性の高い方法としている。加えて、該技術によってSFCがより便利な方法となっているのは、他の種類のクロマトグラフィーと共にすでに使用され、当業者が精通している、標準の開放型常圧XY型フラクションコレクタを使用できるためである。
本開示が提供する上記および他の特徴および利点は、添付図面と併せて以下の説明を参照することによってより良好に理解され得る。図面は、必ずしも縮尺通りではなく、該技術の原理を例証する際に代わりに概して強調されている。
本技術の例証的な実施形態による、開放型XY型コレクタを備えたSFCシステムの概略図である。 本技術の例証的な実施形態による、コレクタアームアダプタおよびSFC機器装備のためのラックアダプタの両方と共に設置されたXY型コレクタである、ウォーターズ・フラクションコレクタIII(「WFCII」)の設置を示す。 本技術の例証的な実施形態による、WFCIIIのコレクタアームアダプタ設計を示す。 本技術の例証的な実施形態による、コレクタアームアダプタの概略表示を示す。 本技術の例証的な実施形態による、SFC機器装備と適合するWFCIIIのラックアダプタ設計の一実施形態を示す。 本技術の例証的な実施形態による、SFC機器装備と適合するWFCIIIのラックアダプタ設計の上面図を示す。 本技術で使用する気液分離器の実施形態の図である。 本技術で使用する気液分離器のドリッパの実施形態の図を示す。 本技術で使用する気液分離器のドリッパの実施形態の図を示す。 本技術で使用する気液分離器のドリッパの実施形態の図を示す。 本技術で使用する気液分離器のドリッパの実施形態の図を示す。 本技術で使用する気液分離器のドリッパの実施形態の図を示す。 本技術で使用する気液分離器の別の実施形態である。 開放型常圧回収システムの実施形態の概略図を示す。
SFC用に画分を回収するときの試料損失および交差汚染を防止するために、該技術は、BPRの後にフローストリーム中に設置された気液分離器(GLS)を利用し、GLSの目的は、試料が溶解している非圧縮性調節液を維持しながら、気体状二酸化炭素(CO)大部分をまたは処理で使用するいずれの超臨界流体をも排出することである。COはSFCで使用する一般的な超臨界流体の1つであり得るが、他の好適な超臨界流体は、亜酸化窒素(NO)、ヘキサフルオロ硫黄(SF)またはクロロフルオロカーボン(CFC)、例えばフレオンであり得る。当業者は、GLSがおよそ数ミル/分から数百ml/分の範囲に及ぶ流速に好適であるようにGLSを最適化するために、GLSの寸法、形態および動作設定を変更できる。
参照によりこれの全体が本明細書に組み入れられている、WO2010/056313に記載されているGLSは、内径が広がっている特殊なテーパー管が挿入されているチャンバを備えている。テーパー管の端部は、気液混合物がテーパー管から出て、より大型のチャンバに流入するときに、フローをチャンバ内壁に、分離器の衝突壁に対して接線方向の角度で衝突させるように角度が付けられている。
気液フローは、テーパー管を出るときに直接下降しないため、GLS内部で調節液および試料の合体が始まる。衝突点および衝突角は、液体ストリームを液体出口点に向けてらせん状に下降させる役割を果たす。同時に、圧縮性流体、例えばCOは、テーパー管を出るときに排出される。圧縮性流体が排出されるときに、調節液および試料はGLS内部にて制御された方式で合体するため、調節液および試料はGLSの底部に向けて流出することができる。
実施形態において、GLSを通過した後に、調節液は圧縮性流体、例えばCOから分離され、従ってもはやエアロゾル化される危険はない。調節液は今や、他の種類のクロマトグラフィー、例えばHPLC、MPLC、LPLCまたはフラッシュクロマトグラフィーに共通である、この他の移動相流体と全く同様に挙動する。従って移動相流体は、試料損失または交差汚染のおそれなしに、当業者に公知の標準開放型XY型フラクションコレクタを使用して回収することができる。
該技術の幾つかの実施形態は、GLSの下流に配置できるXY型コレクタアームに取り付け可能なコレクタアームアダプタ(例えば図3Aを参照)をさらに備える。このコレクタアームアダプタの機能は、ひとたび流体フローが常圧条件、例えば流体フローがロボットアームのコレクタ先端部を離れる位置を受けると、発生するエアロゾルを抑制および/または低減することである。例えばコレクタアーム・アダプタは、GLSを通過した後に、微量の残留量のCO(例えば0.001%から1%、0.01%から0.1%)がフローストリーム中に残存する場合に適切である。コレクタアームアダプタは、試料をコレクタラックに分散させる先端部を包囲するカバーを含む。コレクタアームアダプタは包囲部を形成して、複合ストリームがGLSを通過した後に圧縮性流体中に残った微量残留COの結果として発生し得るいずれの残存エアロゾルも捕捉する。GLSをコレクタアームアダプタに連結することにより、ストリームがコレクタを出るスペースとコレクタの下のコンテナとの間の、流体フローストリーム周囲の非常に限定された範囲内に、著しく縮小した規模でエアロゾルを十分に封じ込めることができる。幾つかの実施形態において、エアロゾルは完全に低減され、この設計では見ることができない。
該方法は、GLSおよびコレクタアームアダプタに連結することができる調節可能なコンテナラックを含むことができる。コンテナラックの受入れポートの該当する寸法および開口部は、ラックの高さが調節可能なことに加えて、画分フローの回収効率を高くするために、広範囲の流体フローの特徴に適応することができる。
該技術は、特徴的なSFC機器装備用のハードウェア開発のための最適な方法を含むことができる。該方法は、ガス排出およびエアロゾル低減を最大限に制御する能力を最適化するために、実際のSFCのフローの特徴に基づくGLSおよびコレクタアームアダプタの設計を含むことができる。GLSは、ステンレス鋼、ポリマー、ガラスまたは処理に適合する他の種類の材料で作製することができる。GLSの形態および寸法は、排出フローを適正にして、同時にコレクタに流下した大半の流体フローを保存するために、実際のフロー容量に相応させることが可能である。コレクタアームアダプタ(例えば図3Aおよび3Bを参照のこと)は、流速および組成に基づいて最適化したエアロゾル封じ込めおよび低減能力のための多様な寸法および形態を含むことができる。ラックアダプタ(例えば図4および5を参照のこと)は、回収効率を最大限にして、液体フローを封入し、エアロゾル発生を最小限にするために、高さを調節可能にするための、ならびに多様な種類のコンテナ、例えば管、瓶および容器から箱入り大型ガラス瓶までを収容および連結するための設計を含むことができる。
本技術は、方法開発のための最適な方法も含むことができる。該方法は、気液分離および排出の性能を最高にすることに特に適合した形態および寸法と組み合せて、方法パラメータ、例えば2、3psiから50−60barの範囲に及ぶことがあるGLSの圧力設定の最適化を含むことができる。該方法は、コレクタアームアダプタの寸法およびロボットアーム上での空間配置に関して、ならびにエアロゾル制御の効率を最良にするための、コレクタアームアダプタの調整も含むことができる。
本技術は、画分の回収を目的とする方法および装置への利用を多様に統合することも含む。XY型コレクタでのこのような開発としては、これに限定されるわけではないが、高性能SFCからの定期画分回収、SFCでの従来の画分回収に加えた2次回収、高フロー高速超臨界流体フラッシュクロマトグラフィーのための画分回収および回収中にエアロゾル発生の潜在的リスクがあるこの他の種類の加圧液体処理を含む。
上述の技術のこのような一実施形態を、マスディレクテッド(mass−directed)分取SFC 100(MD−SFC100)システム100を図1に示す。システムの構成要素は、腐食または他の安全上の懸念なしに、超臨界条件に到達するために必要な強度の圧力および温度に耐えることができる好適な配管101によって相互に連結されている。一実施形態において、システムは、CO供給源105と、続いてシステム内でのCOのフローを制御するフローメータ106を備えている。調節剤溶媒、例えばメタノールを含有する、独立したリザーバ111もある。幾つかの実施形態において、COおよび調節剤溶媒の両方にポンプ110、115がそれぞれある。幾つかの実施形態において、(試料注入116および開放型コレクタ160を含む。)ウォーターズ2767サンプルマネージャ120がある。インラインヒーター125、カラムオーブン127に包囲された分離カラム126もある。幾つかの実施形態において、フローの一部を質量分析検出器135へ、フローの残りの部分をUV/PDA検出器130へ方向付ける調整式スプリッタ128もある。幾つかの実施形態において、UV/PDA検出器の下流に自動BPR 131が位置している。BPRの下流に位置する補給水ポンプ132、および熱交換器133がある。幾つかの実施形態において、GLS 140を使用して、複合フローストリームから圧縮性流体を除去して(例えば100%除去、99.98%除去、99.8%除去、99%除去)、エアロゾル化ならびに該当する試料損失および交差汚染なしに、この圧縮性流体を排出する。連結点141の後に、ストリームの一部が廃棄物容器150に方向付けられると共に、残りのフローは、ウォーターズ2767フラクションコレクタおよびウォーターズ・フラクションコレクタ(WFCIII)155としてここに示されるフラクションコレクタ160に方向付けられる。本構成において、XY型フラクションコレクタであるウォーターズ・フラクションコレクタ(WFCIII)は、2次コレクタとして一体化されている。WFCIIIは、ウォーターズ2767フラクションコレクタ160と並んで配管され、クロマトグラフィーシステム100全体を制御するウォーターズ・マスリンクスソフトウェアによって制御される。一実施形態において、ウォーターズ2767フラクションコレクタ160は1次フラクションコレクタであり、画分の大部分の回収を行う。一実施形態において、WFCIIIは場合により、2次フラクションコレクタ155として使用することができる。必須ではない2次コレクタ155の目的は、1次コレクタ160が逃すことがあるいずれの画分をも回収することである。例えばソフトウェアの欠陥または他の予見されない状況により、1次コレクタによるすべての画分の回収が妨げられることがあり、このため2次コレクタがいずれの未回収画分をも回収するために存在し得る。従って幾つかの実施形態において、1台のみのフラクションコレクタ(例えばウォーターズ2767フラクションコレクタ160)を使用することが可能であるが、幾つかの実施形態において、複数のフラクションコレクタを使用することが可能である。
図示されていない他の実施形態において、システム100を、SFCを行うための他の流体と組合せて使用することができる。即ち、処理されてクロマトグラフィー用の超臨界相を形成できる他の圧縮性流体を、COの代わりに使用できる。例えば一実施形態において、亜酸化窒素(NO)を使用してよい。または一実施形態において、他の圧縮性流体、例えばヘキサフルオロ硫黄(SF)またはクロロフルオロカーボン(CFC)、例えばフレオンを使用してよい。
図2は、SFC機器装備用のコレクタアームアダプタ230(例えば図3Aのコレクタアームアダプタ305)およびラックアダプタ220(例えば、図4のラックアダプタ405および図5のラックアダプタ505)の両方と共に設置されたXY型コレクタである、WFCIII(例えば図1の部品番号155)の設置を示す。本実施形態において、コレクタは、質量分析計および/または蒸発光散乱検出器(Evaporative Light Scattering Detector「ELSD」)からの装置用方法によって設定された基準ならびに他の信号に基づいて、興味のある化合物の画分を回収するように動作する。WFCIIIコレクタは、クロマトグラフィーシステム全体を制御するオペレーティングソフトウェアによって完全に一体化・制御することができる。WFCIIIが、回収効率をより高くするために補足的な方法でウォーターズ2767コレクタと共に動作するか、またはウォーターズ2767コレクタが単独コレクタとして動作するかのどちらかである。WFCIIIは、質量分析計、UV、ELSDもしくはシステムの他の種類の検出装置からの一連の注入ピークベース信号およびこれらの信号との異なる種類のアルゴリズム組合せによって起動することが可能であるか、またはタイムウィンドウ、ピーク起動タイム・スライス・モードもしくは予め設定された方法によって制御可能なこの他の手動モードによって、画分を回収することができる。本実施形態の構成によって、回収効率を高くすることが可能であり、無作為の動作不良による潜在的な試料損失のリスクを低減することができる。該構成によって、汎用回収機能も強化され、さらなるクロマトグラフィー用途、例えば、これに限定されるわけではないが、医薬品、天然生成物、食品分析、環境監視、石油分析および/または代替エネルギー開発のための高スループット分析および精製、キラル分析、フラッシュクロマトグラフィー用に、SFC機器装備の適用性、堅牢性、経済性および柔軟性をさらに拡張することができる。
図3Aのコレクタアームアダプタ305は、必須ではない機能である。COまたは圧縮性流体のすべてが排出されているわけではなく、ある少量が残存している場合、アダプタアーム305は、出口先端部周囲の空間を封じ込めることにより、試料損失/交差汚染を防止することができる。
図3Bは、3Aに示すコレクタアームアダプタ、即ちアダプタ305の内部形態の概略図を示す。流体は入口355を通って進入し、出口360を通って流出する。この移行から生じるいずれのエアロゾル化も、包囲部365によって回収される。一実施形態において、入口部355は長さ8mmである。一実施形態において、出口部360は長さ6mmである。一実施形態において、包囲要素365は長さが14mmである。
コレクタアームアダプタ305は、必須ではない要素であり、性能を向上させることができるが、GLSは必要な構成要素である。GLSは、複合フローストリームからのCOの相当の部分(例えば100%、99%)を排出する。
図1のシステムで使用する気液分離器、即ちGLS 140を図6により詳細に示す。分離器は、入口フローポート650、気体ベント655、上部キャップ660、外部容器670、底部キャップ680、液体流出ポート685およびドレンポート690を備えている。ドリッパ665と呼ばれる、内径が大きくなる特殊なテーパー管を分離器中に挿入する。ドリッパ667の口(これを通じてフローがドリッパを出て分離器に入る、出口)は、フローがドリッパ666に進入するドリッパの直径(入口)よりも広い。ドリッパの寸法はシステムの流速に対して最適化され、このことは一体化された液体ストリーム中にエアロゾルを合せるのに役立つ。概して、出口の直径の、入口の直径に対する比は、2−100の間から1である。約100グラム/分までの流速では、出口の直径の、入口の直径に対する比は、約2−4から1、好ましくは約3から1である。比は、1000グラム/分までの流速に対応するために調整することができる。
図7に示すドリッパ、例えば図6のドリッパ665は、分離器の下向き垂直軸に対して10から80度の間の角度を有する。言い換えれば、ドリッパの出口は、真下でも真横でもなく、むしろ中間である。この角度は、垂直配向であり、接線方向の角度ではない。
GLSの別の実施形態を図8に示す。フローは、入口ポート805を介してGLSに方向付けられる。流体がドリッパ810を移動するにつれ、流体はドリッパ815の口から出る。非圧縮性流体が内壁820上に集まり、重力の作用によって回収盤825に向かって落下し、最終的に出口830を通って流出する。この間、圧縮性流体は気体ベント835を通って出る。
GLSは、BPRの下流、および最も効果的にはフラクションコレクタの上流のどこに位置することもできる。図1に示す一実施形態において、GLSは熱交換器の後に位置する。別の実施形態において、複数の気液分離器が連結点141の後に位置してよい。
図9は、開放型常圧回収システムの実施形態の概略図を示す。図9は、ラックアダプタと共に動作して試料をコンテナに送達するコレクタアームアダプタを示している。流体は、GLS 905(即ち図1のGLS140)を通って流れる。試料の一部が1次フラクションコレクタ910、即ち図1のウォーターズ2767フラクションコレクタ160によって回収された後、試料の一部がコレクタアームアダプタ920、即ち図3Aに示す部品305を通過する。いずれの残存する微量のエアロゾルも、ラックアダプタ930、即ち図2の部品220、図4の部品405および図5の部品505によって回収される。次に画分をコンテナ940中に通過させる。
上記の技術を、分取SFC用途の、Z方向へ移動(例えば垂直方向へ移動)しないアームを備えたXY型フラクションコレクタに適合させることができる。該技術は、Z方向に移動しない既存のXY型フラクションコレクタを改変して、SFCシステムにおける技術上・安全上の両方の使用要件を満足させることができる。エアロゾルがSFCシステム外部で発生する場合に、安全上の懸念が生じる。加えて、エアロゾルの存在を低減させることにより、該技術は、画分回収時の試料損失および交差汚染を著しく低減させる。
本技術は、化学業界や学術研究機関を含む多種多様の施設で使用するためのSFC技術の範囲を改善および拡張する。交差汚染、試料損失および圧縮流体の安全でない排出などの技術的懸念を排除することにより、該技術は、SFCをより堅牢で信頼性の高い方法としている。加えて、該技術によってSFCがより便利な方法となっているのは、他の種類のクロマトグラフィーと共にすでに使用され、当業者が精通している、標準の開放型常圧XY型フラクションコレクタを使用できるためである。
該技術は、望ましくないエアロゾルが発生する危険があるいずれの工程においても使用できる。該システムのフロー条件は、加圧流体の減圧から発生するエアロゾルを低減するように最適化され、常圧条件下での回収効率と安全な運転を確保することができる。
開示した装置および方法の多様な態様を提示および記載したが、明細書を読めば、当業者は変形形態を想起し得る。本出願はこのような変形形態を含んでいる。

Claims (11)

  1. 超臨界流体クロマトグラフィーシステムであって、
    圧縮性流体を含む第1のフローストリームを圧送するための第1のポンプ、
    調節剤流体を含む第2のフローストリームを圧送するための第2のポンプであって、前記第1のポンプと並列になっている第2のポンプ、
    複合フローストリーム中に位置するカラムであって、前記カラムが前記第1および第2のポンプの下流に位置して、前記複合フローストリームが前記第1のフローストリーム、前記第2のフローストリームおよび試料を含む、カラム、
    前記カラムの下流に位置する検出器、
    前記検出器の下流に位置する気液分離器であって、試料損失と交差汚染を回避するために、前記試料の大部分を保持しながら、前記圧縮性流体の大部分を排出するように構成されている、気液分離器、ならびに
    前記気液分離器の後に位置する開放型XY型コレクタ、
    を備える、超臨界流体クロマトグラフィーシステム。
  2. 請求項1に記載の超臨界流体クロマトグラフィーシステムであって、前記気液分離器の下流に位置するコレクタアームをさらに備える、超臨界流体クロマトグラフィーシステム。
  3. 請求項2に記載の超臨界流体クロマトグラフィーシステムであって、前記コレクタアームに連結されたコレクタアームアダプタをさらに備え、前記コレクタアームアダプタは、前記複合フローストリームが常圧条件にある場合に、エアロゾルを減少させるように構成されている、超臨界流体クロマトグラフィーシステム。
  4. 請求項1に記載の超臨界流体クロマトグラフィーシステムであって、前記XY型コレクタに連結された、調節可能なコンテナラックをさらに備える、超臨界流体クロマトグラフィーシステム。
  5. 請求項1に記載の超臨界流体クロマトグラフィーシステムであって、前記気液分離器がステンレス鋼、ポリマーまたはガラスから作製されている、超臨界流体クロマトグラフィーシステム。
  6. 請求項1に記載の超臨界流体クロマトグラフィーシステムであって、前記気液分離器の上流に背圧調整器をさらに備える、超臨界流体クロマトグラフィーシステム。
  7. 請求項1に記載の超臨界流体クロマトグラフィーシステムであって、前記圧縮性流体が二酸化炭素(CO)である、超臨界流体クロマトグラフィーシステム。
  8. 超臨界流体クロマトグラフィー(SFC)で複数の試料を回収する方法であって、
    圧縮性流体を含む第1のフローストリームを圧送するステップ、
    非圧縮性流体を含む第2のフローストリームを圧送するステップ、
    試料を前記第2のフローストリームに注入するステップ、
    前記第1および第2のフローストリームを合せて複合フローストリームを形成するステップ、
    前記フローストリームにSFC条件を受けさせるステップ、
    前記複合フローストリームをクロマトグラフィーカラムに流すステップ、
    前記圧縮性流体の少なくとも一部を前記複合フローストリームから除去するステップ、および
    前記試料を開放型XY型コレクタに回収するステップ
    を含む、方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、前記圧縮性流体がCOである、方法。
  10. 請求項8に記載の方法であって、前記試料のエアロゾル化が前記開放型XYコレクタへの前記試料の回収中に防止される、方法。
  11. 請求項8に記載の方法であって、前記圧縮性流体の少なくとも一部を前記複合フローストリームから除去するステップが、前記圧縮性流体の少なくとも99%を除去することを含む、方法。
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