JP2014515321A - 繊維材料ブロック、特に木のブロックからの無端バンドの作製のための方法と装置、及び無端バンドと繊維材料ブロック - Google Patents

繊維材料ブロック、特に木のブロックからの無端バンドの作製のための方法と装置、及び無端バンドと繊維材料ブロック Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも以下の工程:少なくとも1つの繊維材料ブロックを提供する工程であって、この繊維材料ブロックはフェース側を有する工程;繊維材料ブロックのフェース側から板要素(31)を切り出す工程であって、この板要素(31)は、繊維材料ブロックからの切断表面、切断表面に向かい合う主表面、および切断表面と主表面とを接続する端表面を有する工程;板要素(31)の主表面が繊維材料ブロックのフェース表面に追従するように、板要素(31)の切断表面と繊維材料ブロックとを互いに関連して配置する工程であって、このフェース表面が追加の板要素の主表面を形成する工程;板要素と追加の板要素とを接続手段により接続する工程;繊維材料ブロックのフェース側から追加の板要素を切り出す工程、を含む、繊維材料特に木材を含む無端バンド(300)の作製のための方法と装置(1)に関する。本発明はさらに、無端バンド(300)と、無端バンド(300)の作製用の原料である繊維材料ブロックとに関する。

Description

本発明は、繊維材料特に木を含む無端バンド(endless band)の作製法と、この方法を適用するための装置と、及び繊維材料を含む対応する無端バンドとに関する。
木材薄板のシートなどの繊維含有材料のシートは、家具又は床及びドアパネルなどのコア材料のような大きなものを覆うのに使用される。このような材料を用いることにより、次にコア体の表面は被覆材料の特性、特にシートの外観及び/又は構造特性が与えられる。さらに、繊維含有材料のシートは、繊維含有体を組み立てるのに使用でき、これは、例えば合板の形成中のシートの構造特性により影響される。
単一シートの形の繊維材料と比較して、繊維材料を含む無端バンドは、単一シートで可能になるようなものより大きな表面積を覆うことができ、ぐるぐると巻くことにより容易に保管でき、平面繊維材料のさらなる加工の自動化を容易にするであろうという追加の利点を与える。
木材薄板の無端バンドは、まず米国特許第5,383,504号に従って、丸太から木材薄板の単一シートを切断し、次に米国特許第2,771,923号に従って、薄板の単一シートをつなぐことにより作製される。こうして、通常は薄板の端を正確に切断した後、これらをつなぐこと、及びこれらの薄板シートの安全な保管又は搬送条件を与えることも必要である。薄板シートをつなぐには、つなぐべき薄板シートの正確な位置合わせ、接着剤の塗布、及びシートの最終的な膠着が必要である。こうして木材薄板の無端バンドの作製は通常、薄板の無端バンドを作製するための比較的複雑な加工をもたらす異なる装置の適用を含む、多くの作製工程の制御を必要とする。
本発明の基礎となる目的は、繊維材料を含む有用で確実な無端バンドの作製のための、単純な方法と効率的な装置とを提供することである。
この目的は、請求項1に記載の方法と、請求項8に記載の装置と、請求項11に記載の無端バンドと、及び請求項12に記載の無端バンドの作製用の原料である繊維材料ブロックと、により達成される。
本発明の方法は、i)繊維材料ブロックから板要素、特に木材薄板のシートを切り出す工程、ii)板要素をブロックで配置する工程、次にiii)再度、追加の板要素を切り出して無端バンドを構成する工程が、迅速で確実な複合作製プロセスの連続的工程であり、かつ単一の装置により実施することができるという利点を提供する。特に、本方法は、板要素を組み立てて無端バンドを形成する前に、積み重ねた板要素又は木材薄板を保管したり又は搬送したりする必要無く、適用することができる。
さらに、本発明、又は本発明の少なくとも好適な態様は、以下の利点の少なくとも1つを与える:本発明の無端バンドは、表面に興味深い構造特性と装飾特性を与えるために使用することができる;同時に、本発明の作製法を適用する時、特に単一の繊維材料ブロックから出発する時、これらの性質は均一な方法で無端バンドに与えられる;さらに、無端バンドは融通のきく製品であり、2次元表面又は3次元表面を形成したり覆ったりするために使用することができる;無端バンド作製のための先行技術の方法と比較して、本発明の方法は、無端バンドの作製のための、実施するのが容易な、より経済的な工業的方法である;保管中の繊維含有材料、特に残余の木材薄板は、より柔軟な、より経済的、より環境に優しい方法で利用して、無端バンドを製造するための基礎である繊維材料のブロックを提供することができる;特に、例えば木材、竹、麻、草などの多様な繊維材料を使用することができる;一般に、本発明又はその好適な態様を利用することにより、新しい市場に参入し、新しいビジネスモデルを開発することができる。
ある態様において本発明は、少なくとも繊維材料ブロック、特に木材を含む繊維材料ブロックからの無端バンドの作製法であって、少なくとも以下の工程:
繊維材料ブロックのフェース側から板要素を切り出す工程であって、板要素は繊維材料ブロックからの切断表面と、切断表面に向かい合う主表面と、及び切断表面と主表面とを結合する端表面とを有する、工程と、
板要素の主表面が繊維材料ブロックのフェース表面に追従するように、板要素と繊維材料ブロックとの端面を互いに関連して配置する工程であって、このフェース表面は追加の板要素の主表面を形成する工程と、
板要素と追加の板要素とを、接続手段により接続する工程と、
繊維材料ブロックのフェース側から追加の板要素を切り出す工程と、
を含む方法に関する。
ある態様において、本発明の方法内で上記工程は、作製される無端バンドの所望の長さが達成されるまで繰り返される。
別の態様において本発明の方法は、板要素の端表面と繊維材料ブロックとを互いに関連して配置する工程であって、板要素はブロックに隣接する、工程を含む。
本発明の方法のある態様内で、接続手段は無端接続バンドである。
本発明の方法の別の態様において、繊維材料ブロックから追加の板要素が切り出される前に、繊維材料ブロック及び/又は板要素に接続手段が設けられる。
本発明の方法の別の態様において、板要素と追加の板要素とが接続手段により結合される前に、追加の板要素が繊維材料ブロックから完全に切り出される。
本発明のある態様において、無端バンドの作製中に、繊維材料ブロックは無端バンドの接続端(これは、追加の板要素と並んで配置される無端バンドの端である)に向かって自動的に送られる。
別の態様において、切断動作中に無端バンドをブロックに向かって動かしている間、ブロックを静止させて切断が行われる。
別の態様において本方法は、繊維材料の断片を特に含み、本発明の方法を適用する前に与えられる無端繊維材料ブロックを作製する工程をさらに含む。
別の態様において、本出願は、少なくとも1つの繊維材料ブロック(10;20;40;50’;50)からの繊維材料を含む無端バンド(100;200)の作製のための装置(1;1’)に関する。本装置は特に、本出願の方法を実施に適合するように改変し得る。本装置は、
少なくとも1つの繊維材料ブロックのフェース側(20a)から板要素(30)を切り出すように設計された切断器具(12;12’)と、
板要素(30)と繊維材料ブロック(10;20;40;50’;50)とを互いに関連して配置するための配置器具(12、16、17)と、
少なくとも2つの板要素を接続するための接続器具と、を含む。
ある態様において、この装置内の板要素は、繊維材料ブロックからの切断表面と、切断表面に向かい合う主表面と、及び切断表面と主表面とを接続する端表面とを有し、
ここで、この装置はさらに、
板要素の主表面が繊維材料ブロックのフェース表面に追従するように、配置器具により、板要素の端表面と繊維材料ブロックの端表面とを互いに関連して配置し(ここでこのフェース表面は追加の板要素の主表面を形成する)、
切断器具により、繊維材料ブロックのフェース側から追加の板要素(31)を切り出し、そして
板要素と追加の板要素とから無端バンドを構成する(ここで、板要素と追加の板要素は、少なくとも1つの接続手段により接続される)、
ように設計されている。
ある態様において、本発明の装置は、以下の要素の少なくとも1つ又はすべてをさらに含む:
繊維材料ブロックを保持するためのブロックホルダー器具(2);
特に切断器具(12)の運転と自動同期する、繊維材料ブロックを送るためのブロック送り器具(5、6);
好ましくは、静止した固定部分に対してブロックを固定することができる、ブロック押圧手段(3);
バンド加工器具(4);
バンド保持及び/又は固定器具(12、17);
装置の可動要素の1つを駆動させるための少なくとも1つの駆動器具;
装置の少なくとも2つの要素の相対動作(例えば、ブロックホルダー器具とバンド加工器具の相対的動作)を相互に関連させるための器具又は機構;
少なくとも1つの電気制御器具。
本発明の装置のある態様において、バンド加工器具は配置器具を含み、バンド加工器具は、静止部分に対して、特に装置の静止固定部分に対して可動性がある。
本発明はまた、特に請求項1の方法により得られる繊維材料を含む無端バンド(100;200)、特に、
繊維材料ブロックのフェース側から切り出される複数の板要素と、
複数の板要素を接続させる少なくとも1つの接続手段と、
を有する3D無端バンドであって、
ここで、板要素はそれぞれ、繊維材料ブロックからの切断表面と、切断表面に向かい合う主表面と、及び切断表面と主表面とを接続させる端表面とを有し、そして
ここで、板要素の端表面と追加の板要素の端表面とは、板要素の主表面が追加の板要素の主表面に追従するように配置される、ことを特徴とする無端バンドに関する。
これはまた、無端バンドを形成するための基礎材料として適用するために使用できるように設計された繊維材料ブロック(20;40;50)であって、サブ建築部品、特にランダム断片、又は所定の配列で配置された薄板層を含むか又はこれから実質的になる繊維材料ブロックに関する。
これはまた、無端バンドであって、ここで
無端バンドを形成する板要素は、異なるサブ建築部品、特にストリップ要素を含み、又は異なるサブ建築部品から実質的になり、これらは、好ましくは薄板から形成され、上記の繊維材料ブロック(これは、好ましくは積層薄板からなる)を切断することにより得られる、無端バンドに関する。
これはまた、無端バンドであって、ここで
無端バンド内と無端バンドを形成するための基礎材料であるブロック内の、ストリップ要素の所定の順序が提供され、この順序は少なくとも1つの基準に従って決定される、無端バンドに関する。
別の態様において、本出願は、表面、例えば車や他の乗り物、例えば船、のインテリア、特に3次元体もしくは部品、例えば家具の、曲面を形成するための又は覆うための上記の繊維材料を含む無端バンドの使用に関する。
さらなる利点は、以下に記載される本発明の好適な態様を参照して考察されるであろう:本発明は、木材又は木材薄板を参照して記載されるであろう。しかし本発明はまた、他の繊維含有材料、例えば繊維複合材料にも適用可能である。
繊維材料ブロック(すべての態様)
繊維性材料は、比較的小さい重量で、繊維の方向に比較的大きい引張り強さの利点を与える。繊維の強化の原理は、木材等の天然物に内在しており、繊維複合材料に利用される。
板要素を作り出すための原材料であるブロック、特に木材薄板又は木材薄板断片のシートは好ましくは、繊維を有する材料を含むか、又は少なくとも部分的にもしくは完全に、このような材料からなる。この原材料は、木材、すなわち天然の木材であり、これは好ましくは、木を切り倒し、さらに好ましくはこの木から丸太を切り出し、さらに好ましくは丸太から大きな木片を切り出すことにより、得られる。しかし、本発明の無端バンドが必要な安定性を達成する限り(これは、所望の応用に依存する)、ブロックの材料が繊維を含まないこと、無端バンドの一部である板要素が繊維を含まない、及び無端バンドが繊維を含まないことも可能である。しかし本発明は、無端バンドを作製するための繊維材料、特に木材の使用に焦点をあてる。
一般に、原材料は、再生可能な1次生成物、例えばそれぞれ木材又は他の植物性材料を含むことが好ましい。再生可能な1次生成物は、天然の繊維、例えば木質又は非木質の、例えば工業規格ISO6938:1984により規定される天然の繊維を含んでよい。材料は植物性材料であることが好ましく、繊維は植物性、特に繊維穀物、好ましくはセルロース及び/又はリグニンを主とする植物繊維であることが好ましい。この材料は好ましくは天然の木材であり、これは木材繊維を含む。天然の繊維を有する天然の材料、特に木材は、環境にやさしく、健康的であり、美観の点から広く認められている。
この繊維材料ブロックは、好ましくは異方性構造(すなわち、繊維が実質的に平行に配置されている構造)を有する。しかしこのブロックはまた、実質的に等方性構造を有してもよい。切断表面が繊維に対して平行に走る時、ブロックのフェース側から板要素を切り出すことは簡単である。こうして、板要素、特に木材薄板シートは、平行に配置された繊維を含み、従ってこのような板要素は繊維の方向に大きい引張り強さを有する。しかし、切断表面を繊維に平行ではないように、及び切断表面が繊維の方向に対して0°より大きく90°より小さい角度を有するように、繊維の少なくとも一部又はブロックの実質的にすべての繊維を、配置することも可能である。
このブロックは、木材のブロック、例えば積層木材のブロック、特に薄層木材のブロック、及び/又は木材と1つ又はそれ以上の追加の材料との複合体のブロックでもよい。特にブロックは、木材の断片を含むことができる。断片の層は、例えば水を含有する接着剤を用いて、又は水を含まない接着剤を用いて、又はポリウレタン接着剤を用いて、又は分散接着剤を用いて、互いに接着することができる。
ブロックが大きな木材のワークピースである場合、例えば丸太又は丸太の一部(「薄板」)である場合、板要素の切断用の切断表面は、木材繊維に実質的に平行に配置されることが好ましく、これは切断を容易にする。しかし切断表面が、木材繊維に対して0°より大きく最大90°の角度であることも可能である。切断表面が木材繊維に対して平行に配置される時、木の年輪を横切って切断されたのこぎりで切った木片のような木材薄板の板要素が得られる。
ブロックが積層木材のワークピースである場合、少なくとも1つの層又はすべての層が、同じタイプの平らな木材、例えば厚板もしくは厚さが6mm又はそれ以上の厚板様板を含むことが好ましい。厚板様の層は、大きな木材厚板、又は再生木材厚板、例えばフレークボード、ベニヤ板、配向性ストランドボード(Oriented Strand Board:OSB)、中密度繊維板(medium-density fiberboard:MDF)、又は低密度繊維板(low-density fiberboard:LDF)でもよい。厚板様の層はまた、後述される再構成薄板と同様の再構成厚板でもよい。
別の態様において、繊維材料ブロック、特に無端繊維材料ブロックは、特に繊維材料、例えば木材又は薄板、のシート断片から作成してもよい。
上記繊維材料ブロックの製造方法は、断片又は断片のパッケージ又は必要量を手動で又は自動的に重層する工程と、好ましくは接着剤で接続するかもしくは圧縮する工程とを含む。このようなブロックへの言及は、図5aと図5bの説明で後述され、これらは、そのようなブロックの追加の好適な形態と態様、及びその作製法を含む。このような方法は、ブロックの自動作製と、このブロックに基づく無端バンドの作製とを可能にする。
好ましくは、積層ブロックの少なくとも1つの層又はすべての層は、薄板又は木材の薄板様のシートである。用語「薄板」は、典型的には、0.1mm〜6mm、例えば0.1mm〜3mm、約0.45mm〜2.5mm、0.45mm〜1.3mmの厚さを有する木材シートの明確な種である。用語「薄板シート」、「木材薄板」、又は「薄板のシート」は、用語「薄板」と同義に使用される。薄板は、例えば薄く切った薄板(横又は縦方向の薄片化により製造される)、はがした薄板(回転薄片化により製造される)、又はstaylog法(偏心回転薄片化)により製造された薄板でもよい。
薄板はまた、再構成薄板、例えばGB2236979Aに記載された方法に従って作製された薄板でもよい。再設計された薄板は、従来法で製造された薄板、例えばはがした薄板を向い合わせて配置して互いに接着することにより作製することができる。こうして得られた複合材料は次に、再度薄片化して、再構成された薄板シートが得られ、これらは薄板のロッド又はストリップにより形成され、それぞれ重ねて配置されるか又は積層される。これは、モザイク様構造を有する不均一な無端バンドの作製を可能にする。
積層木材を作成するために使用される薄板は、具体的には、薄板の無端バンドの所定の美的特性(機械的及び/又は光学的)を達成するように設計されてもよい。用いられる木材と接着剤は、例えば、着色又は染色されてもよい。さらに、硬材を使用できる可能性があるために、傷のつきにくい薄板を製造することができる。機械的及び光学的特性を変化させるために、異なる木材種の使用ならびに非木製材料の組み込み(例えば、金属又は金属粉、グリッター、プラスチックなど)も可能である。製造された無端バンドは容易に加工することができる。さらに、製造される無端バンドの特性を損なうことなく、このブロック又はフリッチの製造のための低グレード薄板の有利な使用もまた可能である。無端バンドの他の利点は、後述される。
特に、積層木材のブロックで使用するために、異なるタイプの薄板、異なる木材種、木材と他の材料からの異なるパターン、着色又は染色接着剤からの異なるパターンなどを製造し、顧客の要求に従って改造することができる。
木材又は薄板を含むブロックはまた、追加の材料、好ましくは接着剤、接着促進剤、工業用繊維(例えば、ガラス、炭素、アラミド)などを含んでよい。
本発明の好適な態様において、各ブロックが積み重ねた薄板を含むか又はこれからなる1つ又はそれ以上の繊維材料ブロックが提供される。各積み重ねた薄板内で、薄板は所定の順序に従って配置され、この順序は、特に作製される無端バンドの性質に影響を与える少なくとも1つの基準に従って選択することができる。薄板は、例えば同じ種の木材、又は異なる種の木材、又は着色した木材から形成することができる。薄板の所定の順序は、無端バンドの性質、特に美観を調整することができるという利点を与える。そのような所定の順序の板要素、特に互いの上に並べて配置された薄板、を有する積層ブロックは、本発明の態様の好適な基礎材料であり、発明性があり、また本発明の方法、装置、及び無端バンドから独立して、特許請求することもできる。
さらに、利用できる多少異なる薄板のストックから出発して、異なる薄板が1つ又はそれ以上の積み重ねた繊維材料ブロックの上に最適に分布されて、材料の所望の性質を作り出すように、及び/又は無端バンド上の異なる薄板材料(ストリップ要素)の分布を最適化するように、配列を調整することができる。こうして、一般的に、1つ又はそれ以上の無端バンドの製造中に生成される残存材料及び廃棄材料を最小限に抑えることが可能である。これはまた、無端バンドを作製するための装置の製造環境についての柔軟性と保管性のニーズに影響を与えるが、これは、所定の構造と寸法のブロックを製造し、次に最終ユーザーが注文するフォーマットに応じて、これを調整および改造するために、所定数の薄板を製造、保管し、次に供給することだけが必要だからである。
好ましくは、積層ブロック中の薄板の配列をあらかじめ決定するための基準は、均一な外観を有する無端バンドの作製を可能にすることである。ここで、ストックからの薄板の配列は、好ましくは色、明るさ、パターン、及び/又はグラデーションについて均一な外観を与えるように、意図的に配置される。
さらに、積層ブロック中の薄板の配列をあらかじめ決定するための基準は、既知の木材(ブナ、オーク、カエデなど)の質感を模倣する特定の質感を有する無端バンドが作り出されるようなものでもよい。積層ブロックを使用して、無端バンドの質感もまた、例えば無端バンドの一部内で少なくとも部分的に、又は実質的に全無端バンド内で、ランダムにすることができる。
さらに、デジタル加工のための手段(例えば、デジタルカメラ及び/又はコンピューター)を使用して、利用できる薄板の個々のフェース表面及び/又はエッジ表面をデジタル的に記録することができ、これらは、追加の工程で適切なプログラムコードにより設計されたコンピューター手段を用いて、積層ブロック内の薄板の1つ又はそれ以上の特定の配列を計算するように設計することができる。この配列は、ブロックから切断される板要素の、及び無端バンドの、特定の質感を出すように使用することができる具体的な基準を満足する。例えば、プログラムコードは、利用できる登録された薄板のストックから得ることができる無端バンドの1つ又は数個の質感を予測するように設計することができ、予測される質感は、スクリーン及び/又はモニター上でグラフ的に視覚化することができる。このようなコンピューター手段を用いて、異なる薄板又は薄板のストリップの位置を選択してバッファーに送り、次にデザインソフトウェアからの指令に従って、薄板を個々に取り上げ置くことができる。作製のために選択される各特定の質感は、次に積層ブロック内で特定の配列の薄板と関係付けられる。無端バンドを製造するための半自動もしくは自動装置、又はステーションを設けるために、薄板を分類するための、特に薄板の所定の順序に依存して分類するための手段、及び/又は薄板をステープルで留めるための手段、及び/又は薄板を接着もしくは積層するための手段が設けられ積層ブロックを形成することができる。これらの手段は、それぞれ本発明の装置の一部でもよい。あるいは、本発明のこれらの異なる手段と装置は、例えば、薄板を搬送するための、及び/又は持ち上げるための手段、及びシグナル接続するための手段、例えばステーションの手段間のデータを交換するためのケーブル又はワイアレスデータ転送手段を使用することにより、接続させて、無端バンドを製造するためのステーション(これは半自動でも自動でもよい)を形成することができる。この態様は、無端バンドのデザイナーにとって、又は無端バンドの最終使用者にとって強力な手段であり得る。
積層ブロックを構成するベニアは、別の積層ブロックから切り出して製造される再構成薄板でもよい。再構成薄板の積層ブロックでは、好ましくは木材繊維に平行に並んで配置されたストリップ要素からなる薄板では、ストリップ要素は、分割して「スポット要素」に分離することができる。再構成薄板の積層ブロックは、切断表面が繊維に対して平行になるように切断することができ、これは切断を容易にするか、又は繊維に対して平行ではないように、例えば繊維に対して90°の角度で切断することができる。その結果、このような積層ブロックから切断される板要素は、ストリップ要素の代わりにスポット要素を含んでよく、スポット要素は同様の長さと幅を有することができる。こうして、無端バンド又はその表面は、スポット要素のアレイを含むか、これから実質的になることができる。このような複合体は、無端バンドの外観の追加の可能性を与え、スポット要素は写真のピクセルのように作用し、及び無端バンドの機械的性質にも寄与する。従って、特に無端バンドと板要素のコンピューター支援デザインと組合せて、興味深い性質を有する無端バンドを提供することができる。
さらに、積層ブロックは、3次元成形性を有する無端バンド(3D無端バンド)を製造するのに使用することができる。そのような3D無端バンドは、積層ブロックから切断された並んだ板要素を含み、板要素は、薄板のストリップ要素を有する薄板である。ストリップ要素は、ストリップ要素が引張荷重に対してストリップ要素の方向に沿って強い強度を有するように、ストリップ要素の長さと基本的に平行に配置された木材繊維を含む。3D板要素(3D表面要素)単独が、種々の型の積層3次元成形部分を製造するのに、又は種々の材料の他の3D成形成分、例えば家具、横木、計器盤など、をカバーし又は被覆するのに適していることが知られている。3D薄板シートを製造し適用する技術は、DD271670B5に記載されている。
3D無端バンドの3D能力を実施するための好適なオプションは、隣接するストリップ要素が異なる曲げ半径を有することを可能にするために、ストリップ要素が3D無端バンドの層内で実質的な個々の移動能力(内部移動性)を有することであり、これは、2つの隣接ストリップ要素の相対的移動を含む。これは、3D無端バンド内で、例えばストリップ要素を接続及び/又は分離させることができる弾性接着剤によりストリップ要素が互いに接続されていても、これらを個々に曲げることを可能であることを意味する。好ましくは、隣接するストリップ要素は、その各々の対向する面で接続されていない。しかし、これらは通常、3D無端バンド内で接続手段により接続される。次に接続手段は、好ましくは、例えば3D無端バンドの後処理により、3D無端バンド内の隣接するストリップ要素の相対的移動(ある許容範囲内で)が可能であるか又は可能であるようにされるように設計される。無端接続バンド又はフリース(これは、弾性であってもよく、ストリップ要素の長さに沿う方向で、ある移動能力を有する)は、ストリップ要素の内部移動性を与えるのに充分であろう。必須ではないが、移動能力が3D無端バンドの長さ方向であることは可能である。こうして、接続手段に接続され、3D無端バンドの長さ方向に対して固定されている隣接するストリップ要素は、ストリップ要素の長さに沿う相対的移動動作を行うことができる。
ストリップ要素は、好ましくは以下のそれぞれ好適な範囲の{0.1;0.3;1}mm≦W≦{10;25;50;75;100}mmの1つの幅Wを有する。
板要素の及び/又は3D無端バンドのブロック内の木材の水分含量を調整することは、有利である。例えば、3D無端バンドは、好ましくは本発明の作製の前に、木材水分含量が10%超、好ましくは約15%〜22%にすることができる。さらなる利点は、個々のストリップを、正常な水分平衡での曲げと比較してより小さい半径で曲げることができるため、3D無端バンドがはるかに3D変形性であることである。この効果は、3次元変形の前に3D無端バンドの追加の加熱が起きる場合は、さらに増大させることができる。
3D無端バンドの応用において、高水分含量は3D成形部分の以後の高温プレス中に通常の量まで低下する。3D無端バンドのこうして達成された改良された可融性の結果として、プレス(3D成形)プロセス中に起きる可能性のあるヒビやギャップは有効に閉じられる。
3D無端バンドの製造前に木材水分がすでに上昇しているなら、必要な切断力は低下し、従って機械による摩耗が低下する。
さらに有利な変更態様に従って、難燃剤及び/又は抗菌材料を加えてもよい。
選択される応用のために、3D無端バンドは公知の含浸樹脂で処理される。そのような樹脂は材料(木材)構造の内部に貫通し、3D無端バンドのストリップ要素の表面を湿らせる。樹脂は、加熱中(3D変形の前)に液体になるようなものであり、従って3D表面要素のストリップの移動を可能にする。耐水性を改善(これは、含浸性材料(例えば木材)について一般的に知られている)する以外に、これはまた、含浸された3D表面要素のストリップ要素の逆接着が可能であることも有利である。
3D板要素(3D表面要素)及びその作製法、処理、使用のさらなる詳細は、米国特許出願第2004/0144448A1号(これは参照することにより本明細書に組み込まれる)に記載されている。3D無端バンドは、好ましくは薄板の無端バンドである。
3D無端バンドを使用することにより、3D表面要素(現在は、コイルの形の連続的3D無端バンド)の保管と搬送がより効率的で安全になり、製品への傷害がより少なくなる。さらに、3D表面要素の作製プロセスはより経済的であり、3D表面要素は、より低コストの材料を使用して製造することができる。
積層ブロックのブロック、又は厚板、又は薄板は、木材のストランド、フレーク、又は薄板断片、特に木材の残存片もしくは断片、又は木材のチップを含むことができるか、又はこれは、少なくとも部分的に又は完全に木材のそのような断片からなることができる。木材のこの断片は、例えば、平面(flat)、平面(plane)、及び/又は板型に成形することができる。断片はこれら自体の間で、例えば水含有接着剤により、又はポリウレタンを有する接着剤により、又は分散接着剤により接着することができる。積層ブロックのブロック又は層は、木材断片の密度を調整するために、多少押圧することができる。そのようなブロックから切断される板要素は、調整された密度を有することができ、木材断片の元々の材料の大きな木材の密度より低いか又は高い密度を有することができる。特に、軽量板要素及び軽量無端バンドを設けることができ、ここで無端バンドは、例えば複合無端バンドもしくは複合板のコア材料を与えるために使用することができ、これは、例えば別の薄板無端バンドもしくは薄板の形の少なくとも1つのカバー層を有する。
好ましくは、ブロックの形は直方体であり、さらに好ましくは少なくとも2つの対向する平行面を有する立方体様である:好ましくは少なくとも1つの平面表面、好ましくは長方形の直方体である。これは、ブロックのフェース側から平面の板要素を切り出して、例えば、無端バンド中で板要素のギャップの無い好ましくは継ぎ目のない接続が所望の場合でも、板要素を切断する追加の工程の必要無く、この板要素を平行な端表面を直接並べて配置して、無端バンドを形成することを可能にする。
無端バンドを形成するために、2つ以上のブロック、特に無端ブロックが設けられることが好ましい。好ましくは少なくとも2つのブロック、例えば同じ幅又は特に同じ形の少なくとも2つのブロックを使用して、無端バンドの作製のための原料として無端ブロックを連続して形成して、次にこれらを直列に並べてノンストップ法で無端バンドが作製される。好ましくは2つ又は数個のブロックをブロック接続手段(例えば、接着剤)を用いて接続することにより、これらのブロックがつながれる。例えばブロック接続手段を使用して又は使用せずに互いに結合した、2つ又は数個のブロックを並んで配置してつなぐことも可能である。2つ以上のブロックを使用することにより、無端バンドの作製がより効率的になる。さらに、異なる構造の、例えば異なる組成、色、もしくは密度のブロックを使用することにより、異なるバンド部分を有する無端バンドを提供することができる。
好ましくは、無端バンドの作製中ブロックの配向は変化しない。これは、ブロックから作製される無端バンドの実質的に均一な外観につながる。例えばその高さ軸、幅軸、又は長さ軸の周りに、ブロックを好ましくは90°又は180°回転することにより、無端バンドの作製中にブロックの配向を変化させて、作製された無端バンドの少なくとも2つの連続した板要素が、対応する配向の差を示すようにすることができる。こうして、均一ではない外観を有する無端バンドを、効率的に作製することができる。このような結果はまた、無端バンドを作製するために、ブロックを切断する少なくとも2つの工程間で交換される2つ又は数個のブロックを使用することにより、達成することもできる。
好ましくは、無端バンドのすべての板要素は同じブロックから切り出される。これは、バンドの視覚的及び機械的性質に関して高い均一性を有する無端バンドの作製を可能にする。実質的に連続的方法で、1つ又は数個の無端バンドを作製するために、2つ以上のブロックを使用することも可能である。例えば、好ましくは同じサイズと形の長方形のブロックは、その2つの各小さい側の表面が互いに相対して接続して、直列で縦に配置される。このブロックは、特に、側表面を互いに接着剤により接続させて、互いに接続することができるであろう。
装置の一部であるか又は装置に関連したブロック保持手段で、少なくとも1つの繊維材料ブロックを保持することも可能である。ブロック保持手段は、本発明の配置器具及び切断器具に向かってブロックを搬送、特に送るための搬送手段を含むことができる。こうして、無端バンドを作製する実質的に連続的なプロセスは極めて効率的である。
さらに、ブロック保持手段は、2つ以上のブロックを保持及び/又は搬送することができるように構成することができる。保持手段は、例えばブロックを保持するホルダーの回転及び/又は移行により、少なくとも1つのブロックを配置するための手段を含んでよい。こうして、数個のブロックを、無端バンドを設計するためのより柔軟性を与える、実質的に連続的なプロセスで使用することができる。
用語「水含有接着剤」は、第1の木材シートを含むブロックを形成するために、水を含有し、かつ第1の木材シートの少なくとも2つを互いに接着させることができる、任意の化合物を規定する。この化合物は、水中に、溶液、エマルジョン、懸濁液、又は分散液の形で存在してもよい。すなわち用語「溶液」、「懸濁液」、「エマルジョン」、及び「分散液」は、本発明において同義で使用される。用語「接着剤(adhesive)」は、用語「(glue)」と同義に使用される。用語「接着する(adhering)」は、「接着する(gluing)」と同義で使用される。
繊維材料ブロックの材料は非天然の材料、特に人工の材料、例えば繊維複合材料であることも可能である。このような材料は、繊維を含有するマトリックス材料を含むことができる。マトリックス材料は、例えば異なるプラスチック、樹脂、金属、セラミクスでもよい。繊維は、セルロース繊維、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維などでもよい。
特にブロック、積重ねたブロック又は再構成ブロック、又は板要素の個々の層に関する、繊維材料中の繊維の配向は、実質的に単方向性でもよく、これは、要素の1つからのすべての繊維が実質的に平行であることを意味する。しかし、繊維の配向は多方向性であってもよく、これは、ブロックの繊維が2つ以上の方向に向いていることを意味する。特に、材料中の繊維の優先的配向の2より大きい不連続数Nが与えられるか、又は繊維の分布がランダムでもよい。さらに、積重ねたブロック又は再構成ブロックの個々の層は、実質的に単方向性でもよく、優先的方向に平行して配置されてもよく、層の優先的方向は、少なくとも部分的には異なってもよい。
板要素(すべての態様)
板要素は、繊維を含む平らな要素であり、その幅Wと長さLは、それぞれ因子C≧2、5、10、25、50、100、1000などで、その高さHより大きく、従ってH*c=W、及びH*c=Lとなる。板要素の高さは、薄板の高さ(=厚さ)であるか、又はこれとは異なってもよい。好ましくは板要素は、薄板又は再構成薄板である。板要素、特に薄板は、好ましくは変形可能又は柔軟性であるか、又は少なくとも1つの回転軸に沿って、また好ましくは少なくとも2つの回転軸(これは垂直でもよい)に沿って、曲げることができる。さらに板要素はまた、実質的に剛性、例えば実質的に非柔軟性でもよい。
好ましくは板要素の繊維、又は薄板の繊維は、板要素の主表面と及び切断表面と実質的に平行に配置される。実質的に平面の直方体の板要素において、繊維は好ましくは板要素の直線端の1つに平行に配置される。しかし、繊維が板要素の主表面に対して又はその端に対して平行に配向していないことも可能である。積層ブロックでは、木材繊維が、板要素の主表面及び切断表面に対して実質的に平行に配置された木材繊維を有する薄板を使用することができる。しかし、繊維はまた、板要素の主表面、切断表面、又は側表面、又は端と、0°超90°未満の角度で配置されることもできる。言い方を変えると、繊維の配向は、最終生成物、例えば無端バンド内の所望の光学的外観に依存して、及び/又は無端バンド及び/又は任意の器具内で自由に選択される。
好ましくは、板要素は、積層ブロックから製造される薄板、好ましくは再構成薄板である。
接続手段
接続手段は、板要素と追加の板要素、好ましくは3つ以上の板要素(しかし、必ずしもすべての板要素ではない)を接続するのに適している。また、無端バンドのすべての板要素を接続することもできるであろう。板要素が実質的に、サブ建築部品、例えばストリップ要素又はスポット要素からなり、少なくとも部分的又は完全に断片化した無端バンドを形成する場合、好ましくはその少なくとも1つの接続手段は、各建築部品又は建築備品の各表面(これは板要素の主表面に寄与する)が接続手段と接続するように配置される。こうして、断片化された無端バンドの安定性は増強される。好適な態様において、接続手段と板要素の配置は、無端バンドの主たる要素である。
好適な接続手段は、無端接続バンドであり、これは、好ましくは板要素に接続され、特に接着され、さらに無端バンドの板要素は、板要素の主表面に、及び特に無端バンドの複数の又はすべての板要素に接続されるか又は特に接着される。接着剤は、例えば水含有接着剤であるか、又はこれはポリウレタン系の接着剤でもよい。無端接続バンドは、無端バンドの板要素を接続させ、好ましくは連続的担体材料として設計され、これは無端バンドの板要素を搬送するか又は固定する。無端接続バンドは自己接着性であるように設計されるか、又は無端接続バンドを板要素と組み立てる前に、接着剤が与えられる。無端接続バンドはまた、接着剤以外のさらなる接続手段、例えばクランプ要素又は部材が与えられて、隣接する板要素間をぴったり合わせるか、又はネール要素、フック要素、もしくはスクリュー要素、又はマジックファスナー(例えば、Velcro(登録商標)系のファスナー)を与えられる。
また、無端バンドでは、接続手段、それぞれ無端接続バンドは、板要素の端表面及び追加の板要素の端表面に接続されて、こうして板要素を接続することも可能である。好ましくは接続手段、それぞれ無端接続バンドは、複数の又はすべての板要素に接続され、それぞれ各板要素の端表面に接続されて、これが無端バンドの1つの端表面を形成する。好ましくは2つの接続手段(それぞれ2つの無端接続バンド)が与えられ、各々は各板要素の2つの端表面の1つに接続され、これが無端バンドの1つの端表面を形成する。このような態様において、無端バンドの板要素の主表面と切断表面は、好ましくは接続手段により占有されず、従ってこれは、無端バンドのさらなる加工を簡単にすることができる。
無端接続バンドは、無端接着材料、例えば接着糸又は数個の接着糸(これは、ネットワークを形成するように編むことができる)、接着性繊維ウェブ、又はフリース、接着組織、接着箔、接着プラスチック、又はプラスチック溶融物でもよい。接続手段の種類に応じて、板要素又は板要素の建築部品(例えばストリップ要素)は、好ましくは無端バンド内で横の動作性を有するか、又は板要素の端に対して又は建築部品に対して平行な動作性を有する。特に、板要素が断片化(ストリップ要素など)されている場合、3D成形される無端バンドの能力が増強される。
無端接続バンドは、複合バンド例えば積層バンドでもよい。ある層が接着剤を含み、他の層が、この層内で、例えば繊維により無端接続バンドのすべての層に引張り強さを付加し、こうして担体マトリックスを形成してもよい。繊維は実質的に平行に配置されるか、又はネットワークもしくはメッシュを形成してもよい。この繊維は、例えばセルロース系、織物繊維、ガラス繊維、炭素繊維、又はアラミド繊維でもよい。好ましくはこの繊維又は繊維の配置は、例えば弾性繊維として使用する時、接続手段に弾性を提供する。
接続手段は好ましくは、無端バンドの作製、保管、及び/又は適用後に、接続手段が取りはずしできるように、取り外し可能な形で板要素に接続されるように設計される。これは、最初薄板の無端バンドによりカバーされ、次に接続手段が取り除かれて、板要素の傷の無い主表面を暴露する物体、例えば家具の一部について有用となり得る。あるいは、それぞれ接続手段の少なくとも一部又は1層(又は接続手段の実質的にすべて)をまず取り外して、改造した無端バンドを得て、次にこれを加工して、物体、例えば家具の一部をカバーすることができる。
好ましくは無端接続バンドの幅は、無端バンドの幅と等しいか、又は少なくとも無端バンドの一部の幅と等しい。しかし無端接続バンドの幅はまた大きくてもよく、これは無端バンドの板要素を保管し防御するのに有用となり得る。この幅はまた小さくてもよく、こうして接続バンド又は接着剤により、板要素の主表面の大きすぎる面積が専有されることを避けることができる。好ましくは平行で、及び好ましくは互いに離れて配置された2、3、4、又はそれ以上の無端接続バンドを使用して、板要素を接続することができる。このバンドの幅は、好ましくは、この数により分割される無端バンドの幅より小さいことが好ましいが、異なっていてもよい。
少なくとも1つの接続手段はまた、特に、無端バンドの板要素をすべて接続することはせず、2つのみ又は一群の板要素、又は板要素の建築部品(断片)のみを接続するように、設計することもできる。例えば、自己接着性部材のような接続手段を使用することができ、これは無端バンドに搬送されて、好ましくは板要素の主表面上又は端表面上で、第1(最初)の板要素に少なくとも1つの接続点を設け、第2(追加)の板要素に少なくとも1つの接続点を設けることにより、無端バンドの2つの隣接する第1及び第2の板要素を接続することができる。この場合、連続的無端バンドの作製を可能にするために、通常複数の接続手段が必要とされる。接続手段は、無端接続バンド上で保管することができる。無端担体バンドは、保管中に巻いておくことができ、接続手段を距離(これは、無端バンドの板要素の端表面の距離に合わせられる)を離して保持する。接続手段を適用すると、無端担体バンドは次に、巻きをほどかれ、接続手段は実質的に連続的工程で適用できるであろう。
さらに、接続手段は、実質的に無端バンドの2つの隣接する板要素の間に配置することができる。好ましくはこれはまた、無端バンドの2つの隣接する板要素の対向する端表面に配置することができる。隣接する板要素は、例えば水含有接着剤又はポリウレタン系接着剤を用いて接着することができる。接着剤は板要素の端表面に与えられ、これは、繊維材料ブロックから切り出されたばかりであり、及び/又はこれは、板要素の端表面が横方向の端表面に結合される前に、ブロックのフェース側の横方向の端表面に設けることができ、こうして、板要素の主表面は繊維材料ブロックのフェース表面に追従し、ここでこのフェース表面は、追加の板要素の主表面を形成する。あるいは又はさらに、接着剤はまた、板要素の端表面が横方向の端表面に結合される前に、ブロックのフェース側の横方向の端表面に設けることもできる。こうして、作製された無端バンドは板要素を含むことができ、これは各端表面と並んで結合され、これは、好ましくは接着剤により互いに結合される。
さらに、無端バンドの安定化及び/又は防御のために追加の又は代替の接続手段が設けられ、例えば追加の接続手段は無端接続バンド、又は、例えば平面型の、可撓性材料(例えば箔、ウェブ、又はフリース)の形の無端防御バンドでもよい。
さらに、互いに向かい合う板要素の端側面は、フォーム閉鎖により隣接板要素を接続することができる、ぴったり合う要素、又はそれぞれジグソーパズルの接続部分のような鍵とスロット型の要素を有するように、設計することができる。主要な要素は、第1の板要素の端表面に配置することができ、スロット要素は、隣接する第2の板要素の対向する端表面に配置することができるであろう。好ましくはこのような2つの要素は各端表面に設けられ、これらは、好ましくは無端バンドの隣接板要素間の実質的に継ぎ目の無い接続をしないように、好ましくは最大の距離で配置される。鍵とスロット型の要素は、例えばダイ切断で切断することにより、板要素の対向する側面を成形して形成することができる。この工程は、繊維材料ブロックを切断する前に、例えば、ブロックの1つのフェース側又は対向するフェース側に溝及び/又はバーを設けることにより行われるか、又はこの工程は、少なくとも一部は、繊維材料ブロックから板要素を切り出した後に行うことができる。このような態様において、無端バンドの板要素の主表面、切断表面、及び/又はフリーの横方向の端表面は、好ましくは接続手段により占有されず、これは、無端バンドのさらなる加工を単純化する。
接続手段は、無端バンドを構成する繊維材料内にある物質、例えば木材中のリグニン、により構成されてもよい。木材の場合、リグニンは、熱及び/又は圧力により木材から抽出されるが、これは、本発明のプロセス前又はプロセス中に、出発木材材料の各熱処理及び/又は押圧処理により行うことができる。ある態様において、繊維(例えば木材)材料ブロックは、無端バンドを作製する方法の前に、そのような処理に付される。この接続手段は、繊維材料ブロック内に天然に存在する物質でも、又はこれに付加されてもよい。この態様において「接続器具」は、接続手段例えばリグニンを抽出、活性化、又は修飾するのに関与する器具である。そのような接続器具の例は、加熱手段及び/又は押圧手段及び/又は照射手段である。
さらに、板要素をブロックのフェース側から切り出す前に、ブロックのフェース表面に、接続手段、例えば1つ又はそれ以上の接着バンドもしくは箔を、又は接着促進物質を、及び/又は接着剤を設けることができ、こうして、得られる板要素が追加の接続手段により追加の板要素に接続される前に、得られる板要素の主表面に接続手段が設けられる。
無端バンドを形成する隣接する板要素は、当業者が自由に選択できる異なる方法で接続することができる。無端バンドの一部を形成する隣接する第1及び第2の板要素は、例えば以下の態様により接続することができる:i)第1の板要素がブロックに配置される時と、及び/又はそれぞれ、ブロックから第2の板要素を切り出す工程が開始される時と、実質的に同時;ii)ブロックから第2の板要素を切り出す工程が開始された後;iii)ブロックから第2の板要素を切り出す工程が終了する時;iv)ブロックから第2の板要素を切り出す工程が終了した後に;v)ブロックから第2の板要素を切り出す工程の前。
上記で定義された態様iv)内の別の可能性は、板要素と追加の板要素とが接続手段により接続される前に、繊維材料ブロックから追加の板要素を完全に切り出すことである。本発明を定義する一般的に好適な特徴、特にケースiv)に関するものは以下である:無端バンドを形成するために「追加の板要素」の後に配置される少なくとも1つの板要素又は数個又はすべての板要素が、まだ繊維材料ブロックの一部である間(これは、これらがブロックから切り出されていないことを意味する)に、板要素と追加の板要素の配置が行われる。板要素は切り出され、配置されて、1つの装置により無端バンドを形成する。さらなるケースiv)に関して、並んでいるが接続されていない隣接する第1要素と第2要素が、接続ステーションに搬送されるように、無端バンドを搬送することができる。
接続器具は、本発明の装置の別の部分である。好ましくは、無端バンド又はそれぞれ第1及び第2の要素が、配置器具から接続ステーションに送られるように、接続器具が配置される。接続器具は、上記の接続手段を与え、隣接する第1及び第2の要素を、好ましくは無端バンドのより多くの板要素を接続するように機能する。
無端バンド(すべての態様;利点)
好ましくは無端バンドは、2つの主要な要素である複数の板要素の「無端」層と接続手段とを含む。一般に無端バンドは、2つ以上の又は数個の板要素を含み、特に多数の板要素を含む。しかし本発明の方法の1つの利点は、作製される無端バンドの長さは、本発明の装置の技術によっては限定されないことである。従って、その作製後に無端バンドを巻くことは、容易な保管を可能にする。さらに、本発明の装置に新しいブロックを連続して供給することにより、新しい繊維材料ブロックの送りが、実質的に連続的方法で行われる。これは接続手段(これは、巻かれた無端接続バンドでもよい)についても当てはまる。無端バンドの長さは、最大巻きサイズによってのみ限定される。
板要素例えば薄板の公知の無端バンドとの差は、特に、通常の薄板加工の場合の中間の保管工程無しで、ブロックから切り出した直後に、本発明の無端バンドの板要素が無端バンドに付加されていることである。さらに、無端バンドは通常、無端バンドの各部分の作製の直後に、コイルとして保管される。これは、無端バンドのすべての板要素の表面が、短期間(これは、実質的に、無端バンド内の各板要素について同じ期間である)周りの雰囲気にのみ暴露されることを意味する。従って板要素の表面の傷(これは、水蒸気又は他のガスや物質の板要素への適用のように、板要素の視覚的又は機械的性質に影響を与える)は、実質的に各板要素について同じである。無端バンドの各板要素について、例えばコイル中のブロックからの板要素の切り出しと以後の保管との間の暴露時間は、実質的に同じである。暴露時間Tは好ましくは、{0.5;1;2}秒≦T≦{3;5;7;10;15;20;25;30;40;50;60}秒の可能な下限と上限との範囲の1つであるが、これより短くても長くてもよい。
その結果、本発明の無端バンドは、例えば同じ歴史と起源を有する木材から製造されてもよい。すなわちこの無端バンドは、同様に処理され同様に時間の経過した表面を示すように調製され、特に不明の種々の保管期間中、各薄板について保管する中間工程を必要とする従来法により製造される無端バンドと比較して、無端バンドの長さに沿ってより均一な性質を有することができる。さらに、本発明の無端バンドの板要素は、従来の薄板加工の薄板の保管期間と比較して、無視できるような無端バンド製造の全体の時間の許容範囲内で、実質的に同じ年月を有する。本発明の板要素と無端バンドは、従来の薄板加工とは異なり、実質的に連続的プロセスで、1つ又はそれ以上のブロックから作製される。
積層無端バンドを形成するために、1つ又は数個の追加の無端バンドにより、無端バンドがつながれ、例えば押圧され、積層され、及び/又は接着されることは可能でありかつ好ましい。この目的のために、本発明の2つ又は数個の装置を組合せて使用することができ、無端バンドの組合せは結合器具を使用して行うことができる。さらに、同じか又は異なる繊維材料ブロックから切り出された少なくとも2つの板要素を層として配置することができ、好ましくは2つの積層板要素の間の接続海面として接着剤を適用することができ、及び好ましくは少なくとも2つの積層板要素を一緒に押圧することができる本発明の適切に設計された装置により、積層無端バンドを作製することもできる。
ストリップ要素を含む無端バンドを作製するための方法は、(1)繊維材料例えば薄板を含む最初の複数の板要素を選択する工程であって、各板要素の繊維は好ましくは板要素の1つ又はそれ以上の端及び表面に対して実質的に平行に及び/又は平行に配置される、工程と;(2)無端バンドを作製するためのブロックである少なくとも1つの積層繊維材料ブロックを形成するように板要素を配置する工程であって、ブロックの繊維は好ましくはすべて互いに平行に配置され、かつブロックの1つの側表面と1つの側端に平行に配置され、好ましくは2つ以上のブロックを使用して1つの無端バンドを構成するブロックを交換することにより、(積層)ブロックの板要素は少なくとも1つの基準に従って所定の配列で積層される工程と、の追加の工程を含む。
無端バンドは、例えば、自己接着性であるか又は板要素を含む層に配置されるか及び/又は適用される無端箔を適用することにより、無端バンドに防御層を供給するために修飾することができる。さらに、追加の層例えば防御層はまた、作製中又は作製後に無端バンドに適用することもできる。
装置
切断/切断器具
本装置は、少なくとも1つの繊維材料ブロックを使用する無端バンドの自動的又は半自動的作製のために設計することができる。
繊維材料を含む無端バンドの作製のための装置は、少なくとも1つの繊維材料ブロックのフェース側から板要素を切り出するように設計された少なくとも1つの切断器具を含み、ここで板要素は、繊維材料ブロックからの切断表面と、切断表面に向かい合う主表面と、切断表面と主表面とを接続する端表面とを含む。繊維材料は、好ましくは、少なくとも1つの材料ブロックからの、好ましくは大きな木材丸太又は複合木材ブロック、例えば積層薄板ブロックからの、木材である。切断器具又は切断器具の一部である切断手段は、好ましくはブロックに対して、又はブロックホルダー器具に対して可動性であるように配置される。ブロックに向かって切断動作中に、無端バンドを、特に好ましくはバンド加工器具を、及び/又は配置器具を、及び/又は切断器具を動かしている間、好ましくは同時に動かしている間、ブロックを靜置させて保持することにより、切断が行われるように、この装置が設計されることが好ましい。しかし、静止している切断器具に対してブロックを持ち上げることにより、例えばこれらの要素の少なくとも1つに対してブロックを動かすこともできる。
切断器具は、形状が明確に定義された工具の端を用いる切断を含むことができる特定の切断技術を実施できるように設計することができる。切断器具は、最も好ましくは切断用の刃(例えば鋼鉄からの)を有するか、又は鋸工具又は剪断工具又はブランキング工具を有する切断器具による切断を有する。さらに、ブロックの厚さにより、放射線ベースの又は液体ベースの切断技術も可能であり、例えばレーザー切断用の器具又は水流ジェット切断用の器具を使用して切断することもできる。
切断器具は好ましくは、バンド加工器具の一部であり、これはまた、例えば実質的に連続的な作製プロセスの以前の工程ですでに組み立てられた無端バンドのセクションをクランプ固定することにより、少なくとも一時的に保持及び/又は固定(「バンド保持手段及び/又は固定手段」)するための手段を含むことができる。バンド保持手段は、圧力や摩擦により仲介され得る保持力により、好ましくは摩擦ベースの保持部材及び/又は押圧部材として作用する装置の一部を設けることにより、バンドを保持するように構成することができる。例えば、バンドは、第1の摩擦表面を設けることにより保持することができ、ここで第1の摩擦表面は切断器具の一部でもよく、これはまた、第1の摩擦表面に対してバンドを押さえつけるためのカウンターベアリングでもよい。第2の摩擦表面を設けることができ、これはバンド押圧及び/又はスライディング要素の一部でもよく、これは好ましくはバンド加工器具の一部である。
バンド加工器具は好ましくは、これも装置の一部であり得るブロックホルダー器具に関して可動性に配置される。この装置とバンド加工器具は好ましくは、バンド加工器具が、ブロック保持器具に向かって及びブロックとバックに向かって特に繰り返して動かすことができる、それぞれ少なくとも部分的に並進動作で又は実質的に並進動作でバンド加工器具が行うように設計される。この動作はまた、好ましくは、例えば切断刃のような切断手段により、ブロックから板要素を切り出すために使用される。
好ましくは、バンド加工器具とブロック又はブロックホルダー器具が互いに離れるように動く時、無端バンド部分は切断器具に対して保持力により保持又は固定されるように、及び好ましくは、バンド加工器具とブロックホルダー器具が近づいて切断器具がブロック中を動く場合、無端バンド部分は切断器具に対して保持されないか又は固定されないように、及び好ましくは少なくとも充分に解放されるように、バンド保持手段及び/又は固定手段は設計される。好ましくは、バンド保持手段の保持力は、切断動作中に克服される。
さらに、少なくとも1つの繊維材料ブロックからの繊維材料を含む無端バンドの作製用装置は、板要素と繊維材料ブロックとを互いに関連して配置するための少なくとも1つの配置器具を有する。配置器具は、無端バンドを保持するための、及び/又は固定するための、及び/又はガイドするための手段を含んでよい。そのような手段は、無端バンドが通過することを可能にするための開口部又はくぼみを、及び/又は少なくとも1つの摺動面を与えるように設計することができる。これは、無端バンド又は無端バンドの板要素を摺動面に沿って滑らせるように機能する。好ましくは摺動面は、摩擦力の低下した摺動を可能にする非摩耗性材料、例えばTeflon(登録商標)部材又は材料により覆われる。好ましくは切断器具は配置器具の摺動面、特に低摩擦表面を提供する。これは、板要素又は無端バンドが、切断器具に極めて近接して配置器具(これは、細い円錐形の鋼鉄刃でもよい)中を通過することを可能にする。こうして、無端バンドのすべてのひずみの可能性が最小化される。
さらに、作製中に又は作製後に、例えば処理後に、無端バンドを保管するための保管器具を設けることができる。保管器具は、装置の一部でもよく、又は装置に付随するものでもよい。
この装置は好ましくは、特に板要素がブロックのフェース側から切断される時に、ブロックを保持するように設計されたブロックホルダー器具を含む。ブロックホルダー器具は、ブロックを保持するためのテーブル又は乗せ台を含んでよい。ブロックホルダー器具は、ブロックを送る工程中に、ブロックをガイドするためのガイド器具を含むことができ、このガイド手段は、ブロックの拘束ガイド動作を行うことができる。この装置又はブロック保持器具はまた、ブロックを搬送するか及び/又は持ち上げるための手段を含んでよい。ブロックを搬送するための手段は、ブロック送り器具であるか又は別の器具でもよい。ブロックホルダー器具はまた、本発明の器具とは別の器具として設けられるが、装置に付随してもよい。こうして、無端バンドを作製するための実質的に連続的なプロセスは非常に効率的である。
さらにブロックホルダー器具及び/又はブロック搬送器具は、2つ以上のブロックを保持及び/又は搬送できるように設計することができる。ブロックホルダー器具は、この少なくとも1つのブロックを、例えばブロックを保持するホルダーの回転及び/又は並進により、配置させるための手段を含んでよい。こうして、無端バンドを設計するためのさらなる柔軟性を与える無端バンドを作製するための実質的に連続的プロセスで、いくつかのブロックを使用することができる。
装置と装置に付随する部品はまた、少なくとも1つの繊維材料ブロックを使用する、無端バンドの自動又は半自動作製のためのステーションの一部でもよい。
さらに、装置の特にブロックホルダー器具の一部でもよいか、又は器具に付随してもよいブロック送り器具を設けることができる。この装置特にブロックホルダー器具は、好ましくは、ブロックを所定の距離だけ少なくとも1方向、好ましくは水平方向に送るように設計されたブロック送り器具を含む。この距離は、好ましくは板要素の所望の厚さに等しく、これはブロックを切断するための次の工程で切り出されるであろう。ブロック送り器具は、排除部材、例えばブロックを排除し送るためのピストンを含むことができる。さらにブロック送り器具は、ブロック固定手段及びブロックを送るように設計された、排除部材に対してブロックを固定するためのブロック固定手段を含むことができる。ブロック送り器具は、歯車、歯車ラックなどを含むことができる。ブロック送り器具はまた駆動手段、例えば電気、油圧、空気圧、又は電動駆動手段を含むことができる。この装置は好ましくは、無端バンドの作製中に、繊維材料ブロックが、追加の板要素と並んで配置される無端バンドの端である無端バンドの接続端に向かって自動的に送られるように設計される。
好ましくは、ブロック押圧手段は、ブロックを押圧するために、特にブロックを、ブロックのフェース側から直線移動で板要素を切り出す切断刃の方向により規定される切断方向に沿って(又はその方向に)押圧するために、設けられる。ブロック押圧手段は、少なくとも2つの部材(押圧手段とカウンターベアリング手段)を含み、両方とも、例えばブロックに面している固体平面表面を有する押圧板を含むことができる。押圧板は、押圧板の1つの端で線を規定し、その線に沿ってブロックの突端が切り出されて板要素を与えるように、構成することができる。ブロック押圧手段は、圧力手段、例えば可動ピストンを含み、これは空気、油圧、又は他の手段により駆動することができる。ブロック押圧手段はまた、ブロックを押圧する時加えられる力を追跡するための力センサーを含むことができる。ブロック押圧手段の使用は、ブロックから板要素を切り出すための切断の正確さを増強することができる。
好ましくはこの装置は、無端バンドの少なくとも2つの板要素を接続するための接続器具を含む。接続器具は、この少なくとも2つの板要素に対して接続手段を押圧するための押圧部材を含むことができる。押圧部材は、ばねが装填されていてもよい。押圧部材は、ベアリング手段、例えば回転可能なドラム又は摺動要素を含むことができる。
装置はさらに、ブロックの、及び/又は切断器具の、及び/又は無端バンドの、又は任意の他の要素の位置を検出するための、センサー手段を含むことができる。この装置はまた、温度センサー手段、湿度センサー手段、及び/又は加速センサー手段を含むことができる。バンド保持力を測定するために、力センサーが設けられる。こうして、無端バンドの作製及び装置の運転を連続的に追跡することができる。
装置はまた、装置の運転と無端バンドの作製とを制御するための、制御器具、例えば電気制御器具、例えばマイクロコントローラー、コンピューター手段、データ記憶手段、シグナル接続手段を、ユーザー入力/出力インターフェース有り又は無しで、含むことができる。制御器具は、装置の運転と無端バンドの作製とを自動的又は半自動的に制御するための、コンピュータープログラムコード、及び/又はプログラムデータ、又は任意の他のデータを含むことができる。
さらに、本装置は、
板要素の主表面が繊維材料ブロックのフェース表面に追従するように、配置器具を用いて、互いに板要素の及び繊維材料ブロックの端表面を配置するように(ここで、このフェース表面は追加の板要素の主表面を形成する)、
切断器具を用いて、繊維材料ブロックのフェース側から追加の板要素を切り出すように、及び
板要素及び任意の追加の板要素から無端バンドを構成するように(ここで、板要素と任意の追加の板要素は、少なくとも1つの接続手段を用いて接続される)、設計される。
本発明の装置は、繊維材料ブロックに対して作用するように意図される。しかし、ブロックを切断器具により切断することができ、かつ配置器具を用いて使用することができる限り、この装置はまた、非繊維材料を含有するか又はこれからなるブロックを用いて使用するのにも適している。これは、好ましくは建築材料の技術的側面に当てはまる。
本発明の本記載を使用して、本方法、装置、ブロック、及び無端バンドの好適な態様と特徴は、それぞれ本方法、装置、ブロック、及び無端バンドの任意の好適な特徴を誘導するために使用することができる。
さらに、本発明の追加の利点、特徴、及び応用は、図面を参照することにより、本発明の装置と方法の以下の態様から誘導される。以下の図面において、同じ参照記号は実質的に同じ要素を説明する。
図1aは、本発明の装置の好適な態様の略側面図である。 図1bは、本発明の装置の別の好適な形態の略側面図である。 図1cは、本発明の装置の別の好適な形態の略側面図である。 図2aは、本発明の無端バンドの好適な態様を製造するために、本発明の方法と装置について使用できる、薄板の積層ブロックを製造するための方法を模式的に示す。 図2bは、本発明の無端バンドの好適な態様を製造するために、本発明の方法と装置について使用できる、例えば図2aに示した方法により与えられる薄板の積層ブロックの断面を示す。 図2cは、本発明の無端バンドの好適な態様を製造するために、本発明の方法と装置について使用できる、図2bに示したブロックから切断された板要素の断面を示す。 図3a、3b、3c、3d、3d、及び3fは、ある態様において、図1の装置を使用して、図2bのブロックを使用して、本発明の無端バンドを製造するための本発明の方法を実施するのに関与する工程を模式的に示す。 図4a、4b、及び4cは、本発明の方法と、及び本発明の無端バンドの好適な態様の作製との形態を模式的に概説する。 図5aは、本発明の無端バンドの別の好適な態様を製造するために使用できる、繊維材料の追加のブロックを模式的に示す。 図5bは、本発明の無端バンドのさらなる好適な態様を製造するために使用できる、繊維材料の追加のブロックを模式的に示す。 図6a、6b、6c、及び6dは、本発明の方法と装置の別の好適な態様の工程を模式的に示す。
図1aは、本発明の装置1の好適な態様を示す。本発明の無端バンドを製造するための方法は図3a〜3eに例示され、装置1の構成は特に図1aに、図1bと1cに例示された装置の好適な実施形態とともに概説される。
図1aでは、装置1は、ブロックホルダー器具2、ブロック押圧手段3、及びバンド加工器具4を有する。
ブロックホルダー器具2は、図1aで矢印で示されるブロック送り器具5、6を有し、これは、ブロックを薄板の所望の厚さに等しい工程距離で水平方向7に段階的に送るように設計され、、ブロックはブロック10を切断する次の工程で切り出される。ブロックホルダー器具は、拘束ガイド法で送りプロセス中にブロックをガイドするための、固定器具とガイド器具9a、9bを含む。ガイド器具は、少なくとも間欠的に可動性又は静止性でもよい。
ブロック押圧手段3は、2つの押圧部材8aと8bとを含み、ここで押圧部材8aは、二重矢印で示されるように縦に可動性であり、カンターベアリングとして作用する押圧部材8bは静止性である。ブロック押圧手段3は、規定された方法でブロック10を押圧するために、また切断方向11(これは、切断器具12、すなわち刃12、の方向により規定される)に沿ってブロックを保持するために使用され、切断器具は、ブロック11のフェース側から直線移動で板要素を切り出す。ブロック押圧手段3の使用は、切断の正確性と品質を向上させ、又はブロックから板要素を切り出す。
装置1は、以下の3つの動作を自動的に繰り返すように設計され、これらは好ましくは、一定期間一時的に互いに相関する:
ブロック送り器具5、6による送り動作;
ブロック押圧手段3による押圧動作;
切断器具12による切断動作。
この3つの動作中、薄板と板要素とをそれぞれ自己接着性無端バンド13(これは接続バンド保管ドラム15上で巻かれる)に適用することにより、板要素を接続手段13に接続するために、バンド加工器具4は実質的に使用される。作製された無端バンドは次に、バンド加工器具4から矢印14の方向に出て行く。
バンド加工器具4はさらに、配置器具16、17を含み、これは可動性フレーム16と摺動要素17とを含む。配置器具は、板要素及び/又は無端バンドをブロックと配置させるように機能し、こうして本発明の無端バンドを形成することを助ける。薄板30又は無端バンド100もまた刃12によりそれぞれ保持され配置されるため、刃12はまた配置器具の一部と見なされる。これは、切断器具の少なくとも一部を配置器具の一部とも見なすことができること、すなわち配置器具が少なくとも一部は切断器具を含むことができることを意味する。
フレーム16は、二重矢印19により示されるように、少なくとも方向11に沿って可動性である。概説した態様において、切断器具12はバンド加工ユニット4のフレーム16に固定される。これは好適な態様であるが、本発明に必須ではない。全バンド加工器具4は、二重矢印19により示されるように、少なくとも方向11に沿って可動性である。これは好適な態様であるが、本発明に必須ではない。フレーム16に関して、摺動要素17はある許容範囲内で固定力18の方向に可動性であり、配置器具の一部に対して、ここでは刃12の側表面に対して、板要素を押圧することができる。摺動要素とバンド加工器具4は、図1aには示されない無端バンドの一部(これは前の工程で作製された)を刃12に対して、規定の圧力で押圧するように設計され、これは、無端バンドが、方向14にバンド加工器具4の刃12と摺動要素17の間で摺動することを可能にする。
図1bにおいて、装置1’の構成の詳細が示され、ここで摺動要素17は板要素30の末端部に圧力を適用するように使用され、これは、作製プロセス中一時的に無端バンドの端を形成する。圧力は、無端接続バンド13を押圧し無端バンドの板要素に接続するのに充分である。押圧部材17の押圧表面の端は、切断刃12の先端に対向して配置され、従って、無端接続バンド13は、刃の先端(これは積層薄板のブロック20を貫通する)の位置でフェース表面20b(図2bを参照)に実質的に同時に接続され、一方、追加の板要素31はブロック20から切り出される。こうして、無端バンドは、無端バンドの作製中に接続手段により直ちに安定化される。
図1cにおいて、別の装置1”の構成の詳細が示され、ここで、第1の摺動要素部材17”と第2の摺動要素部材17'''を含む別の摺動要素17’が使用される。ここでは、装置と摺動要素は、時間tの間に、摺動要素の長さLに沿って無端バンドの端部をガイドするのに使用される。こうして、無端バンドは、時間tの間に内部ストレスが解放され、次に板要素は接続手段(ここでは、無端接続バンド13)により接続される。「v」は、無端バンドの作製工程中に摺動部材に沿って走る無端バンドの速度であり、これは好ましくは、ブロック20を貫通する刃12の切断速度でもある。速度が一定の場合、v=L/tの関係が満たされる。第1及び第2の摺動要素部材17”と17'''、又は追加の部品を使用する代わりに、摺動要素17’はまた一体化される(示していない)。図1cにおいて、装置のバンド加工手段は、押圧部材60例えば回転ドラムをさらに含み、これはバンド加工器具に対して静止性であり、ばねが装填されている。押圧部材60は、無端バンド13を無端バンドの板要素に対して押圧し接続するように機能する。押圧部材は、装置の接続器具の一部である。押圧部材60は、刃12の先端からの距離L(無端バンドの長さに沿って測定される)で配置される。長さLに沿うバンド要素30の押圧とガイド、及び好ましくは無端接続バンド13の板要素30への押圧は、カンターベアリングとして作用する第3の摺動要素部材17””により支持される。
図1bと1cにおいて、装置はそれぞれ、無端バンドの端表面がそこに隣接するブロックのフェース側の上に配置される直前の運転状態で示される。この運転中、ブロック20はブロック押圧手段8a’と8b’により押圧され固定される。
図1aについて、本発明で使用される繊維材料ブロック10は、種々の構成を有することができ、これは生じる無端バンドが種々の所望の特性を有することができることを意味する。
図2b、4b、5a、及び5bは、それぞれ繊維材料ブロックの好適な態様の例を示す。
図2bは、図2aに示されるように、繊維材料ブロックと木材丸太をはがすことによるその作製の態様を記載する。本発明の方法の1つの態様を記載するために、図3a〜3fでは積層ブロックが使用される。
図2aにおいて、積層薄板ブロック20を作製するのに使用される器具は、本発明の装置の一部ではないが、無端バンドを作製するための自動又は半自動ステーションの一部でもよい。丸太22はその長さ軸の周りに回転され、こうして無端薄板25は丸太22から、押圧摺動部材23及び剥離用刃24により剥離される。無端薄板25は剥離ステーションを矢印28の方向に出て、次にクリッピングステーション26により薄板27片に切られ、次に保管される。薄板片27は選択され、品質により分類され、適切な寸法に切断される。薄板片27は整列され、木材繊維の方向が平行であるように、すなわち積み重ねた束の主表面と長辺端に平行であるように、積み重ねた薄板にステープルで留められる。繊維の方向は、記号21で示されるように、図面頁の表面に対して垂直である。積層することができる積み重ねた束中の薄板は、互いに押圧される。こうして、ブロックと生じる無端バンドとは、丸太の切断表面の天然の質感に似た質感を有し、これはその長さに沿って半分にされる。そのような質感は、しばしば美観的価値が好ましい。
図2cにおいて、板要素30、31が示され、これは、図2bに概説されるようにブロック20から製造され、こうして板要素となり、これは並んで配置されるストリップ要素からなる。一般に板要素は、繊維材料ブロックから得られる切断表面30cと、切断表面に向かい合う主表面30bと、及び切断表面と主表面とを接続する端表面30aとを有する。
フッ素3a、3b、3c、3d、3e、及び3fは、ある態様において図1の装置及び図2bのブロックを使用して本発明の無端バンドを製造するための本発明の方法を実施するのに関与する工程を、模式的に概説する。装置1を記載する態様において、唯一の静止部分は押圧部材8bであり、ブロック20を有するブロックホルダー器具2、押圧部材8a、及びバンド加工器具4は、押圧部材8bに対して可動性である。
図3aにおいて、ブロック20は無端薄板バンド100を製造するための基礎材料である。図3aにおいて、ブロックホルダー器具2、特に固定手段とガイド手段9a、9b、及びブロック20はその開始位置にあり、これは、板要素30すなわち薄板30をブロック20のフェース側20a(図2を参照)から切り出した後の位置である。薄板30は、繊維材料ブロック(これは図3aで刃に押圧される)からの切断表面と、切断表面に向かい合う主表面を有する。主表面は、摺動要素17の板摺動表面に対して押圧され、こうして主表面はまた、主表面と摺動面の間に配置された無端接続バンド13に対して押圧される。端表面は、薄板30の切断表面と主表面とを接続する。
ブロックのフェース表面20bは、押圧部材8aの側表面8c又は刃12の対向する垂直の側表面により規定される平面内に位置する。表面8cは、切断動作中に刃12をガイドするガイド表面として作用し、こうして、ブロックからの正確な切断を達成する。図3aにおいてブロック20は、可動性ホルダー器具2により固定される。図3aにおいて、刃12がその上の回転位置(図3aに示される)に達すると、ブロック押圧手段8aと8bは解放される。このため、ブロック20は送り器具により動かされる。
図3bは、ブロックホルダー器具2の送り器具が、固定手段とガイド手段9a、9bの助けを借りて、矢印37の水平方向で右へ刃12の方向へ、如何にブロック20を送ったかを示す。この送りは、薄板30と無端バンド100の厚さに等しい距離で行われる。この方向は、ブロック20の平行な繊維の方向とは垂直である。無端バンドの作製中、ブロックはいつも正確に同じ距離で自動的にその方向に送られる。バンド加工器具4の位置は、図3aに関して変化しなかった。装置1の送り器具の操作は完全に自動である。
図3cにおいて、ブロック押圧手段8aと8bは、矢印38の方向で近づき、その結果、ブロックはこの方向に沿って押圧(圧縮)され、固定されて正確な切断が行われる。
図3cに記載されるようにブロックを固定し押圧した後、配置器具16、17(これは、可動性フレーム16と摺動要素17とを含む)は、ブロック20からの薄板30の切断表面30cを、薄板の主表面30bがブロック20のフェース表面20bを追従するように配置させ、ここでこのフェース表面は、追加の板要素31の主表面を形成する。
一般に、バンド加工器具4(及び/又は切断器具12)が静止性であり、追加の配置器具がブロックを板要素に配置させるように設計することは、可能である。さらに、ブロックホルダー器具が、おそらく静止性の切断器具12の方向にブロックを持ち上げるためのリフト手段を含むことが可能である。図3a〜3fの態様において、配置器具16、17、12は、図3cに記載した工程に続いて、すでに切断された板要素(無端バンドの薄板部)でもよい薄板30をブロック20に配置させ、こうして、以下の条件の少なくとも1つ又はすべてが満たされる:
i)板要素30の端表面は、図3dに示した矢印39の指示に従って、ブロック20のフェース側20aに近づく、
ii)板要素30は、ブロック20のフェース側20aの上側に隣接する(図3dに示される)、
iii)板要素30の端表面の端線は、ブロック20のフェース側20aの上側の端線と整列させられる(図3dに示される)、
iv)追加の板要素31が切り出される前に、ブロック20のフェース側20aの上側の領域に接着剤が適用される、
v)板要素30がブロック20のフェース側20aの上側に隣接する時、又は配置器具が切断器具12(これは配置器具に固定される)の切断動作を行うために動かされたしばらく後、しかし好ましくはその前に、板要素30を固定するために摺動要素17と刃12の表面により加えられる押圧は低下するか;又は、この押圧は無端バンドの作製中実質的に一定のままである。
図3eでは、図3a〜3dからのブロック20のフェース側20aが切り出され、新しい板要素31として板要素30に加えられ、こうして無端バンドの作製が開始又は継続され、次にバンド加工器具がその開始位置に戻った(図3fを参照)。こうして、図3aと比較した図3fの唯一の差は、薄板30が接続された薄板30と31により交換されていることである。
切断動作中、フェース側20aのフェース表面20b(これは、新たに切り出される板要素31の主表面になる)は、無端接続バンド13に連続的に接続され、これは、バンド加工器具4が低下させられる間、ドラム15から自動的にほどかれる。ブロックから板要素を切り出す切断プロセスと接続手段をブロックのフェース表面に接続する作用は、図1bに示される装置1’の態様に従って、実質的に同時に開始されることが、可能でありかつ好ましい。しかし、接続手段は、切断プロセスが開始する前又は後(後者は、図1cに示される装置1”の態様に一致する)に、ブロックのフェース表面に接続されることも、可能でありかつ好ましい。接続手段は、新しい板要素31を切り出した後に、あらかじめ切り出された板要素30の主表面に接続されることが好ましく、特に接続手段はブロックには接続されず、好ましくは、無端バンドが配置器具を通過する間、無端バンドに接続されることが好ましい(図1c)。
接続手段は、段階的に、及び/又は一部は連続的に、ブロックに及び/又は板要素に適用される。摺動要素17又は17’は、好ましくは配置器具を通過する無端バンドの規定された摩擦状態を引き起こす。この摩擦状態は、ブロック材料の特異的圧縮性が認識されるように、及び、特にこの無端バンドの内部ストレスの実質的な変化無しで、すべての無端バンドが同等の品質であるように、調整される。
好ましくは、送り動作、配置動作、及び切断動作の同期は、本発明の装置により自動的に行われる。この装置は、送り器具及び/又は配置器具及び/又は切断器具が同期して作用するように設計され、これは、好ましくは継ぎ目の無い接続された板要素を用いて無端バンドを作製する装置の実質的に連続的な運転を可能にする。
図6a〜6dは、本発明の装置の好適な態様を使用する本発明の方法の好適な態様の工程を示す。図1a、1b、及び1cの態様と比較して、図6a〜6dの態様は、切断プロセスを開始及び終了する時間と比較して、無端バンドの2つの隣接する板要素を接続手段に接続するために異なる時間を使用する。
図6a〜6dの態様において、接続手段すなわち無端接続バンド113(これはすでに無端バンド300に接続されている)は、追加の板要素がブロックから切り出される前に、繊維材料ブロック20のフェース表面に接続される。詳細には、図6aにおいて、無端バンド300には、無端接続バンド113がすでに設けられている。図6a〜6dには装置の配置器具は示していない。
図6bにおいて、ブロック20は、ブロック20から切り出される距離だけ送られる。無端接続バンド113を有する無端バンド300は、無端バンド300の端表面がブロックのフェース側20aの上表面に移動されるように、ブロック20に配置される。この移動は、下向きの矢印により図6bに示される。この移動の間、無端接続バンド113は、ブロックのフェース表面20bに接続されていない。
図6cにおいて、無端バンド300の端表面はブロックに隣接しており、接続バンド113は押圧され、こうして押圧部材117(これは接続器具として作用する)によりブロックのフェース表面20bに接続される。押圧手段は、接続手段に熱を加えるために加熱することができる。こうして無端バンド300は、図6において追加の板要素がブロックから切り出される前に、一時的にブロック20に接続される。
図4a、4b、及び4cは、無端バンドの好適な態様を示し、ここで、ブロック40内の板要素41、42、43の順序は、ブロック40から作製される無端バンドでも、所定の配列が達成されるように、あらかじめ決められている。図4aには3種類の薄板が示され、すなわち、5倍量保管されている第1の薄板41、3倍量保管されている第2の薄板42、2倍量保管されている第3の薄板43である。この態様の目的は、薄板の最少量の廃棄材料が産生され、同時に最大長さの無端バンドが達成されるように、保管中の薄板から均一な性質の無端バンドを形成することである。好ましくは本発明の方法に従って、好ましくは本発明の装置を使用して、作製された本発明の無端バンド200において、保管中の薄板の均一な分布が達成され、均一な性質の無端バンドが得られる。これらの性質は、例えば外観でもよく、これは、ブロック40中の薄板41、42、43の配列の規則的配置により作り出される。ブロック40のこの配列は、特に、例えばその均一性について無端バンド200の表面の明るさの分布を最適化するように計算される。追加の性質は、機械的性質でもよく、例えば一部の薄板41が他の薄板41や42より大きな圧縮性を有するため、無端バンドの均一な機械的装填能力を与える場合でもよい。
断片から繊維材料ブロック特に無端繊維材料ブロック50を形成する方法
図5aは、繊維材料の追加のブロックの一部を模式的に示し、これはまた、本発明の無端バンドの別の好適な態様を製造するために使用することができる。ブロック50’は、繊維材料の断片を含有する:すなわち、薄板ストリップ及び/又は板51(及び/又は他の形の断片)は主要ブロック50’(これは、支持台52上で支持される)中に配置される。ブロック50’内の断片は、積み重ねられ、ランダムに分布され、互いに重ねられる。ブロック50’の各断面内の断片の数は、10%、5%、2%、又は1%などの許容範囲内で実質的に同じである。
図5bにおいて、断片の重複領域内で及び断片の密度が低下した位置内で、実質的にブロック50の材料の欠陥が存在しないように、図5bのブロック50’が圧縮された。断片を追加し圧縮する工程は連続的に行われるため、このような繊維材料ブロック50は、無限に製造することができる(従って「無端」)。従って伸長した無端バンドは、ブロック(ブロック50など)及び本発明の装置を使用して容易に製造することができる。生じる無端バンドは、無端バンドの幅と長さに沿って実質的に均一な性質を有し、特にこれは、ブロック50を形成するのに使用される断片の「スペクトル」に対応して、均一の外観を有する。
ブロック50及びブロック50を形成する方法の具体的な利点は、自由なフォーマット及び自由な厚さの小断片を使用することができ、これは、好ましくは切断表面を含まないこと、及びブロックの層をつなぐ接着剤(これは、ブロック20のような積層ブロックにより通常必要とされる)を含まないことである。従って断片は、廃棄材料でも又は残存材料でもよく、これはブロック50を形成する前に削るか又は他の処理をしてもよい。こうして、木材及び薄板廃棄材料を利用又はリサイクルする解決策が見つかった。一般に「断片」は、大きな部分を分離することにより形成される部分に限定されないが、これが好ましい。好ましくは断片は小さい部分、好ましくは作製されるブロックの高さHB(又はHB*0.5、又はHB*0.25、又はHB*0.1)より小さいか、好ましくはその寸法である高さH、幅W、長さLの以下の好適な範囲より小さい:
{0.1;0.5;1;2;3;4;5}mm≦H;W;L≦{1;5;10;15;20;30;50;100;150;200;300;500}mm。
断片、特に繊維材料(特に木材)のシート断片から、繊維材料ブロック特に無端繊維材料ブロック50を形成するための方法は、断片、断片のパッケージ、又は断片の充填物の用手的又は自動的敷設工程を含む。断片の数を追跡し制御するために、公知の密度感知法及び厚さセンサーを使用することができる。断片はまた、均一な形及び/又はサイズ及び/又は大きさを有するように加工することができる。さらに、位置センサー、例えば光学センサー、及び/又は電気制御器具、及び/又は断片の位置及び/又は断片のベッド内の配向を調整するための調整手段を使用することもでき、ここで、調整手段は、断片の防ぐ後に下流に配置することができる。この調整手段はまた、OSBボードの一般的に知られている製造法内で見出される。ここでは、マットを形成するために、ふるいにかけ次にベルト上又はワイヤネット上に配向された木材のストリップが、使用される。OSB厚板作製プロセスの例は、国際公開第1999/047321A1号に見つけることができる。ブロック50を作り出すために、ステープルで留めたか又は敷設した断片を押圧することができる。断片を互いに接着するために、接着剤、水含有接着剤、又は他の任意の接着剤をそれぞれ使用することができる。この方法の1つの利点は、生じるブロック50の高い均一性であり、断片のフォーマット、サイズ、又は容量が低下すると、この均一性は上昇する。この方法は、自動化に極めて適している。
薄板断片を使用する代わりに、ブロックは、OSB製造に使用されるチップに似ているか又は等しい薄板様チップを含むことが好ましい。この方法のさらなる利点は、木材チップ(OSBチップ)及び既知のOSBシステム工学を使用してブロック50を形成するために、公知のOSB製造技術を少なくとも部分的に使用することができることである。
ブロック50のさらなる態様において、ブロック内の断片の「閉鎖構造」を使用する代わりに、例えばギャップや材料の欠陥の実質的に無い「圧縮構造」を使用する代わりに、高率の断片の間に又は実質的にすべての断片の間に中空スペースが設けられるように、断片を配置することができる。この中空スペースは、全ブロック容積にわたってランダムに分布してもよく、これは作製にとってより容易であるか、又はこれらは実質的に規定された方法でブロック容積にわたって配置することができ、これは、生じるブロックと無端バンドの性質を設計し予測することを容易にするであろう。この場合でも、ブロックはまた圧縮することができる。また、断片を互に接続するために接着剤を使用することができるであろう。中空スペースを有するブロックは密度が低下しており、好ましくは本発明の方法を使用して軽量無端バンドを作製するために使用される。このような軽量無端バンドは、軽量建築部品、例えば軽量板のコア要素を製造するために使用することができる。無端カバーバンドとしての少なくとも1つの無端薄板バンドと少なくとも1つの軽量無端バンドを組合せて積層無端バンドを形成することは、積層無端軽量バンドを与えることができる。
断片からブロック50を製造するある例において、薄板の断片は、長さ50mm、幅20mm、及び厚さ1.8mmを有することができる。接着剤ドラム中で、薄板断片は分散接着剤が与えられる。ベルトを使用すると、この処理された薄板断片は調整器具中を通過して、この薄板断片の配向を整列させる。さらにこれらは、マット形成器具中を通過し、ここで、高さ300mmで同様に配向した薄板断片の幅のマットが形成される。このマットは次に押圧部材により圧縮されて、240mmの高さになり、水蒸気を与えられて、分散接着剤が再活性化され、マットの硬化を引き起こす。同時に。薄板断片は、蒸気により及び接着剤と共同して可塑化され、圧縮が固定される。こうして作製されたブロックは、ブロックがまだ熱いうちに直ちに使用され、厚さ3mmの無端バンドが生成される。無端バンドの作製中、好ましくはブロックはまだ30〜95℃又は50〜85℃の温度を有する。生じる無端バンドは、薄板ストリップ間に45vol%の中空スペースを有し(図5aと同様に)、次に軽量サンドイッチ要素の作製のためのコア層を形成するのに使用される。

Claims (15)

  1. 少なくとも繊維材料ブロック、特に木材を含む繊維材料ブロックからの無端バンドの作製方法であって、少なくとも以下の:
    繊維材料ブロックのフェース側から板要素を切り出す工程であって、板要素が繊維材料ブロックからの切断表面、切断表面に向かい合う主表面、及び切断表面と主表面とを接続する端表面を有する、工程、
    板要素の主表面が繊維材料ブロックのフェース表面に追従するように、板要素の端表面と繊維材料ブロックとを互いに関連して配置する工程であって、このフェース表面が追加の板要素の主表面を形成する、工程、
    板要素と追加の板要素とを、接続手段により接続する工程、
    繊維材料ブロックのフェース側から追加の板要素を切り出す工程、
    とを含む方法。
  2. 作製される該無端バンドの所望の長さが達成されるまで、請求項1に記載の工程が繰り返される、請求項1に記載の方法。
  3. 該板要素の端表面と繊維材料ブロックとを互いに関連して配置する工程において、該板要素がブロックに隣接する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 該繊維材料ブロックから追加の板要素が切り出される前に、繊維材料ブロック及び/又は板要素に接続手段が設けられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 該板要素と追加の板要素とが接続手段により接続される前に、追加の板要素が繊維材料ブロックから完全に切り出される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 該無端バンドの作製中に、繊維材料ブロックが無端バンドの接続端に向かって自動的に送られ、該接続端が追加の板要素と並んで配置される無端バンドの端である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 該切断動作中に無端バンドをブロックに向かって動かしている間、ブロックを静止させて切断が行われる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法を実施するのに特に適した、少なくとも1つの繊維材料ブロック(10;20;40;50’;50)からの繊維材料を含む無端バンド(100;200)の作製のための装置(1;1’)であって、少なくとも1つの、
    繊維材料ブロックのフェース側(20a)から板要素(30)を切り出すように設計された切断器具(12;12’)、
    板要素(30)と繊維材料ブロック(10;20;40;50’;50)とを互いに関連して配置するための配置器具(12、16、17)、及び
    少なくとも2つの板要素を接続するための接続器具、
    を含む、装置。
  9. 該板要素が、繊維材料ブロックからの切断表面、切断表面に向かい合う主表面、及び切断表面と主表面とを接続する端表面を有する、請求項8に記載の装置であって、
    該装置はさらに、
    板要素の主表面が繊維材料ブロックのフェース表面に追従するように、配置器具により、板要素の端表面と繊維材料ブロックの端表面とを互いに関連して配置し、ここで該フェース表面は追加の板要素の主表面を形成し、
    切断器具により、繊維材料ブロックのフェース側から追加の板要素(31)を切り出し、そして
    板要素と追加の板要素とから無端バンドを構成し、ここで、板要素と追加の板要素は、少なくとも1つの接続手段により接続される、
    ように構成されている、装置。
  10. 以下の要素:
    繊維材料ブロックを保持するためのブロックホルダー器具(2);
    特に切断器具(12)の運転と自動同期する、繊維材料ブロックを送るためのブロック送り器具(5、6);
    好ましくは、静止した固定部分に対してブロックを固定することができる、ブロック押圧手段(3);
    バンド加工器具(4);
    バンド保持及び/又は固定器具(12、17);
    装置の可動要素の1つを駆動させるための少なくとも1つの駆動器具;
    装置の少なくとも2つの要素の相対動作、例えば、ブロックホルダー器具とバンド加工器具の相対的動作、を相互に関連させるための器具又は機構;
    少なくとも1つの電気制御器具、
    の少なくとも1つ又はすべてをさらに含む、請求項9に記載の装置(1)。
  11. 特に請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法により得られる繊維材料を含む無端バンド(100;200)、特に、
    繊維材料ブロックのフェース側から切り出される複数の板要素、
    複数の板要素を接続させる少なくとも1つの接続手段、
    を有する3D無端バンドであって、
    ここで、該板要素はそれぞれ、繊維材料ブロックからの切断表面、切断表面に面する主表面、及び切断表面と主表面とを接続させる端表面を有し、そして
    ここで、板要素の端表面と追加の板要素の端表面とが、板要素の主表面が追加の板要素の主表面に追従するように配置される、ことを特徴とする、無端バンド。
  12. 請求項11に記載の無端バンドを形成するための基礎材料として適用するために使用できるように構成された繊維材料ブロック(20;40;50)であって、サブ建築部品、特にランダム断片、又は所定の順序で配置された薄板層を含むか又はこれから実質的になる、繊維材料ブロック。
  13. 請求項11に記載の無端バンドであって、
    無端バンドを形成する板要素は、異なるサブ建築部品、特にストリップ要素を含み、又は異なるサブ建築部品から実質的になり、これらは、好ましくは薄板から形成され、請求項12に記載の繊維材料ブロックであって、好ましくは積層薄板からなる繊維材料ブロックを切断することにより得られる、無端バンド。
  14. 請求項13に記載の無端バンドであって、
    無端バンド内と無端バンドを形成するための基礎材料であるブロック内の、ストリップ要素の所定の順序が提供され、この順序は少なくとも1つの基準に従って決定されている、無端バンド。
  15. 表面、特に3次元体もしくは部品、例えば家具の曲面を形成するための又は覆うための、請求項11、13、又は14のいずれか1項に記載の、繊維材料を含む、無端バンドの使用。
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