JP2014515081A - マスタシリンダ及びマスタシリンダの組付け方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ハウジング(204)内を運動軸線(205)の方向に可動である、ピストンロッドを備えたピストン(202)を有するシリンダ(201)を持つ、特に内燃機関運転型の車両における、特に摩擦クラッチのハイドロリック式の操作システム用のマスタシリンダに関し、開口を有するストッパキャップ(207)が形成されていて、開口を通じてピストンロッドは可動であり、ストッパキャップは外側でハウジングに結合されていて、ピストンロッドの可動性を、運動軸線の方向において制限する。本発明に係るマスタシリンダにより、好ましくは、ピストンロッドの簡単な組付けが、対応するストッパ領域の形成と同時に可能になる。保持留め具の使用及び強度の理由からのハウジングの相応の延長を回避することができるので、公知とみなされている解決手段と比較して、マスタシリンダは、運動軸線の方向で短く構成することができる。

Description

本発明の対象は、特に内燃機関運転型の自動車の、特にハイドロリック式の操作装置において使用することができるマスタシリンダである。さらに、マスタシリンダの組付け方法を開示する。
マスタシリンダは、力をハイドロリック式に伝達するために使用される。このことは、例えば鉱油といった液圧媒体による、マスタシリンダからスレーブシリンダへの力の伝達に基づく。内燃機関運転型の自動車のクラッチの操作装置において、一般的にマスタシリンダはクラッチペダルに結合されているので、クラッチペダルの操作が、マスタシリンダにおけるピストンの運動に繋がる。この運動は液圧媒体を介してスレーブシリンダに伝達され、クラッチの操作のために、つまりクラッチの係合又はレリーズをもたらす。
マスタシリンダは、ハウジング内にピストンを備えたシリンダを有し、この構成において、ピストンは操作のために、一般的にピストンロッドに結合されている。先行技術において、マスタシリンダのピストンのピストンロッドを、ピストンロッド、ピストン及び他の部分が、マスタシリンダの内部から、つまりマスタシリンダから落下することを防ぐために、保持留め具によりシリンダのハウジングに位置固定するということが公知である。保持留め具は、少なくともクリップ結合を介してハウジングに結合される。上記解決手段の欠点は、マスタシリンダの所定の強度を保証する必要がある場合に、保持留め具も、この保持留め具が取り付けられるハウジングの部分も、所定の壁厚を有していなければならないという点である。軸線方向において、このことは構成スペースに対する比較的高い要求に繋がる。形成される必要不可欠なクリップ結合は、適切な保持ノーズ等をハウジングに形成する必要がある、ということになる。これにより、ハウジングを製造する金型は複雑になる。特に不都合なまくれ形成(Gratbildung)に繋がる。その理由は、まくれは、保持留め具の組付け時に規則的にはぎ取られるか又は剪断されるからである。このことは、不都合な汚染、場合によっては品質問題に繋がることがある。
このことを起点として、本発明の根底にある目的は、先行技術において公知の欠点を少なくとも部分的に克服することができるマスタシリンダを提供することである。特に、ピストンロッドの位置固定が簡単かつ確実に可能である、マスタシリンダを提供することが望ましい。さらに、マスタシリンダの相応の組付け方法を提供することが望ましい。
上記目的は、独立請求項の特徴によって達成される。各従属請求項は、有利な改良形に向けられている。
本発明の対象は、特にハイドロリック式の操作システムに適していて、とりわけ特に摩擦クラッチ、好ましくは内燃機関運転型の車両における摩擦クラッチのハイドロリック式の操作システムに適しているマスタシリンダである。このマスタシリンダは、ハウジングにおいて運動軸線に向かって可動である、ピストンロッドを持ったピストンを有するシリンダを備える。さらに開口を有するストッパキャップが形成されていて、開口を通じてピストンロッドは可動である。ストッパキャップは外側でハウジングに結合されていて、運動軸線の方向でピストンロッドの可動性を制限する。
運動軸線は、シリンダ及びハウジングの長手方向軸線に相当する。運動軸線は、ハウジング内でピストンが往復運動することができる方向である。ストッパキャップとは、ハウジングの一方の端部を外側で囲むように係合するエレメントと理解される。ストッパキャップは、開口を画定する閉じた周面を有する。好ましくは、ストッパキャップは特別な取付けエレメントを有する。この取付けエレメントによってストッパキャップは、ハウジングの外周面において結合される。つまりストッパキャップは、ピストンロッドの、運動軸線の方向での可動性を制限するストッパとして作用する。
ストッパキャップとハウジングとの結合は、好ましくは素材結合式、摩擦結合(力伝達結合)式及び/又は形状結合(形状による束縛)式に形成される。特に、保持キャップをハウジングに溶接するか若しくは接着する、及び/又は、例えばバヨネット結合といった摩擦及び/又は形状結合を形成することは有利である。本発明による解決手段において、ストッパ機能は、ハウジングとの結合の機能から空間的に分離されている。したがって、先行技術において公知の解決手段より明らかに小さな軸線方向の構成スペースしか必要としないピストンロッド用のストッパを形成するということが可能である。その理由は、結合の強度を、ハウジングの内側でなく、ハウジングの外側ひいては構成スペースとは無関係に保証することができるからである。これにより、比較的小さく構成されたマスタシリンダを形成し、これと同時にマスタシリンダの製造時のコストを削減することが可能である。その理由は、ハウジングを製造するために明らかに簡単な金型の他に、先行技術において公知の保持留め具を用いたよりも簡単な組付けも可能であるからである。
マスタシリンダの有利な構成によれば、開口は、少なくとも一部分領域において、ハウジングの内法横断面よりも小さいように形成されている。
ハウジングの内法横断面とは、この構成においては、包絡面、つまりハウジングの外面の間の横断面と理解される。ハウジングの内法横断面は、上記領域においてピストンの横断面に実質的に相当する。その理由は、ピストンは適切なシール手段によりハウジング内を密に案内されるからである。開口が少なくとも一部分領域において、ハウジングの内法横断面よりも小さいという、開口の構成は、この開口が全体的にハウジングの内法横断面よりも小さいことを意味する。したがって、ピストンロッドが少なくとも部分的に貫通することができるが、ピストンはできないように開口を形成することにより、簡単に、ストッパキャップのストッパ機能を可能にすることができる。
マスタシリンダのさらに別の構成によれば、ハウジングの内法直径に相当する少なくとも1つの直径を有するように開口は形成されている。
このことは、ハウジング若しくはハウジングの内面の2つの相対する点を、ハウジング横断面の中心点又は重点を通って接続する少なくとも1つの線があると理解される。ハウジング横断面の長さは、ハウジングの内法直径に相当する。したがって、ストッパキャップは、少なくとも一部分領域、例えば所定の角領域又は真ん中の領域において、ハウジングの内法横断面を完全に開放する開口を有する。したがってピストンロッドを、上記開口を通ってハウジング内に導入することができるが、回動軸線を中心に回動することにより、開口を抜けての紛失に対してロックすることができるように、ピストンロッドを構成することが可能である。
マスタシリンダのさらに別の構成によれば、ストッパキャップは開口として、ハウジングの内法横断面が完全に開放している少なくとも1つの第1の部分領域と、ハウジングの内法横断面が少なくとも部分的に覆われている少なくとも1つの第2の部分領域とを有するように形成されている。
このことは、ストッパキャップに設けられている開口が、ハウジングの内法横断面の所定の部分領域を開放し、他の部分領域を閉鎖するように形成されていると理解される。したがって例えば、開口が、真ん中の一貫して開放されている領域を有することが可能である。この領域は、ハウジングの内法横断面の中心点又は重点を含み、そこから離れている、閉じて形成されている外側の領域を含む。さらに例えば、ハウジングの円形の内法横断面において、開口が、例えば半円又は円の3/4を開放させておき、残りを閉鎖することが可能である。したがって、ピストンロッドの適切な構成により、ピストンロッドが、組付けられたストッパキャップを通ってハウジング内に導入することができ、次いで、好ましくはハウジングの内法横断面の重点又は中心点を含む軸線を中心としたピストンロッドの回転により、ロックすることができるので、ストッパキャップの閉じられた領域が、ピストンロッド用のストッパ領域を形成する。
さらに別の構成によれば、ピストンロッドは開口を通じてハウジング内に導入可能であるように形成されている。
上記構成により、ストッパキャップを備えたハウジングを、既に予め組み立てることができ、後になって初めてピストンロッドを導入することができるので、マスタシリンダの簡単な組付けが可能になる。
上記関係において、好ましくはピストンロッドは、開口を通じた導入後に、ピストンロッドの長手方向軸線を中心とした回転によりロック可能である。
これにより、ピストンロッドが適切に構成されている場合には、対応する保持留め具の手間のかかる組付けの代わりに組付けは、ピストンロッドを、長手方向軸線による回転によって適切に配向することで、ピストンロッドの輪郭が開口の輪郭と一致するように配向し、次いでピストンロッドを、開口を通じてハウジング内に導入して、それからピストンロッドの長手方向軸線を中心とした回転によりロックすることに限定される、ということが達成される。
好ましくはピストンロッド及び/又はハウジングは、ピストンロッドの長手方向軸線を中心とした回転後の所定の最終位置がもたらされる、つまり正確な最終位置が達成された、ということが組付け時に簡単に確認可能であるように形成されている。
マスタシリンダのさらに別の構成によれば、ストッパキャップは、周面側でハウジングの外側に形成されているハウジングの第2の取付け領域に結合されている第1の取付け領域を有する。
つまり第1の取付け領域はハウジングに周囲から係合する。好ましくは第1の取付け領域及び第2の取付け領域は、互いに対応するように形成されている。結合は、特に、好ましくは溶接及び/若しくは接着といった素材結合式に、並びに/又は好ましくはバヨネット接続又はクリップ結合により、摩擦結合式及び/若しくは形状結合式に行うことができる。
さらに別の観点によれば、特に内燃機関運転型の車両における、特に摩擦クラッチのハイドロリック式の操作システムのための、マスタシリンダの組付け方法について記載され、マスタシリンダは、ピストンロッドを備えた、ハウジング内を運動軸線方向に可動であるピストンを有する。この方法は、以下のステップ、つまり:
−ハウジング及びピストンを備えたシリンダを、少なくとも第1の取付け領域を備えたストッパキャップでもって、ハウジングの外周面に設けられている第2の取付け領域に結合するステップであって、ストッパキャップが、ハウジングを運動軸線の方向において一方の端部において制限し、ストッパキャップが、ハウジングの内法横断面を部分的に解放する開口を有している、ステップと、
−ピストンロッドを、ストッパキャップにおける開口を通じて進入端部でもってハウジング内に案内し、運動軸線に対して相対的な回転によりロックするステップと、
が実施される。
本発明に係る方法は、特に本発明に係るマスタシリンダを組み付けるために使用される。
上記方法の有利な構成によれば、第1の取付け領域と第2の取付け領域との結合は、素材結合式に形成されている。
好ましくは溶接結合又は接着結合による構成である。
上記方法のさらに別の構成によれば、第1の取付け領域と第2の取付け領域との結合は、摩擦結合式及び/又は形状結合式に形成される。特に好ましくは、バヨネット接続又はクリップ結合の形式に基づく構成である。
本発明に係るマスタシリンダのために開示されている詳細及び利点は、上記方法に応用及び転用することができ、その逆もまた然りである。特許請求の範囲において個々に記載されている特徴は、任意で技術的に有利に互いに組合せ可能であり、かつ明細書の記載により明らかになる事項及び図面による詳細により補完することができる。この場合には、本発明の別の構成が開示されている。
公知とみなされているマスタシリンダの縦断面図である。 公知とみなされているマスタシリンダにおける、ピストンロッドに位置固定するための保持留め具を示す図である。 公知とみなされているマスタシリンダの横断面図である。 マスタシリンダの斜視図である。 マスタシリンダの縦断面図である。 マスタシリンダの組付けの斜視図である。 マスタシリンダの組付けの斜視図である。 ピストンロッドを備えたマスタシリンダのハウジングの横断面図である。 ストッパキャップを示す図である。 ストッパキャップを示す別の図である。
以下に、本発明を添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明は、図面に示した詳細及び実施の形態に限定されるものではない。
図1に、公知とみなされているマスタシリンダ100を縦断面において概略的に示す。マスタシリンダ100は、シリンダ101と、ピストン102と、このピストン102に結合されているピストンロッド103とを有する。このピストン102は、ハウジング104に対して、運動軸線105の方向に可動である。ハウジング104は、この実施例においては、複数の部分から構成されている。運転時に、ピストンロッド103、つまりピストン102はハウジング104内を移動し、これにより液圧液体が、液圧管路106を介して、スレーブシリンダ(図示せず)に搬送される。これにより、力をマスタシリンダ100からスレーブシリンダに伝達することができる。マスタシリンダ100は、プラスチックから形成されている。
ピストンロッド103は、保持留め具107を介してハウジング104内に位置固定される。図2に上記保持留め具107の斜視図を示す。保持留め具107は係止ノーズ108を有し、この係止ノーズ108は、ハウジング104における対応する係止切欠きと協働するので、係止結合又はクリップ結合を形成することもできる。
図3に、対応するマスタシリンダ100の横断面を概略的に示す。保持留め具107は、ピストンロッド103をハウジング104に位置固定する。保持留め具107の壁厚の他に、強度の理由から外方に向けられて、保持留め具が結合される溶接リング又はハウジングの所定の壁厚を、つまり特定の壁厚を設定する必要があるので、マスタシリンダ100の、保持留め具107に起因する必要不可欠な延長は、単に運動軸線105の方向での保持留め具の厚さよりも大きい。
図4に、マスタシリンダ200の択一的なコンセプトを示す。このマスタシリンダ200はシリンダ201を有する。特に図5から認識することができるように、シリンダ201はピストンロッド203を備えたピストン202を有する。このピストン202は、この実施の形態においては複数の構成部材から形成されているハウジング204に沿って、運動軸線205の方向に可動である。ピストン202は、ハウジング204に対するピストン202のシールのための一般的なシール手段206を有する。マスタシリンダ200は、さらにストッパキャップ207を有する。このストッパキャップ207は、第1の取付領域208を有する。ハウジング204は、周面側で外側に第2の取付領域209を有する。第1の取付領域208及び第2の取付領域209は、互いに対応するように形成されていて、この実施の形態においては、両者は一緒にバヨネットロックを形成する。その結果、第1の取付領域208、ひいてはストッパキャップ207は、バヨネット結合を介してハウジング204に結合されている。択一的に又は付加的に、例えば第1の取付領域208と第2の取付領域209との間に溶接結合を形成することができる。したがって、ストッパキャップ207は、簡単にハウジング204に結合することができる。ストッパキャップ207は、ピストンロッド203に対するストッパとして働くストッパ領域210を有する。これにより、運動軸線205の方向、すなわち引出し方向211でのピストンロッド203の可動性が制限される。
図6及び図7に、ピストンロッド203の組付けを概略的に示す。組付けのために、ピストンロッド203は、ストッパキャップ207の開口212を通って案内される。このために開口212は、第1の直径213が、ハウジング204の内法に上記方向において一致する一方で、好ましくは第1の直径213に対して垂直方向を向いている第2の直径214は、第1の直径213より小さく、上記方向においてハウジング204の内法よりも小さいように形成されている。これにより、ピストンロッド及び特にピストンロッド203のヘッド215を非対称的に形成することが可能である。このヘッド215は、この実施例において、丸味付けしてある長辺を備えたほぼ方形の横断面を有する。この横断面は、ストッパキャップ207の開口212の横断面にほぼ相当する。これにより、第1の配向において、ピストンロッド203はヘッド215でもって開口212を通って案内することができ、次いで運動軸線205を中心とした90°の回転により、ストッパキャップ207の後方、ひいてはハウジング204内でロックすることができる。したがって、予めの回転運動の実施なく、ピストンロッド203は、開口212を通ってもはや出ることはできない。
図8に、ハウジング204の内法横断面216を概略的に示す。この内法横断面216は、ハウジング204の内側の壁により画定される内側の領域である。この実施例において、上記内法横断面216は円形であり、一貫して統一的な内法直径217を有する。ピストンロッド203の対応する領域、特にピストンロッド203のヘッド215は、その最大直径218が、ハウジング204の内法直径217に相当するように形成されている。ハウジング204の開口212は、好ましくは少なくとも一部分領域において、ハウジング204の内法横断面216よりも小さいように構成されている。
図9に、対応する実施例を示す。ストッパキャップ207は開口212を有する。この開口212は、ハウジング204の完全な内法横断面216を解放せず、むしろ覆われている部分領域219が形成されている。図10は、開口212が、内法横断面216の円の3/4を含む、別の択一的な可能性を示す。図9における実施例でも、また図10における実施例でも、ハウジング204の内法横断面216は完全に開いている第1の部分領域220と、ハウジング204の内法横断面216が覆われている第2の部分領域221が形成されている。両方の場合に、ハウジング204の内法直径217に相当する、開口212の少なくとも1つの直径222がある。
上記マスタシリンダ200により、好ましくは、対応するストッパ領域201を同時に形成する場合、ハウジング204におけるピストンロッド203の簡単な組付けが可能になる。保持留め具107の使用、及び強度の理由からのハウジング204の相応の延長を回避することができるので、公知とみなされている解決手段と比較して、マスタシリンダ200は、運動軸線205の方向において短く構成することができる。
100 マスタシリンダ
101 シリンダ
102 ピストン
103 ピストンロッド
104 ハウジング
105 運動軸線
106 液圧管路
107 保持留め具
108 係止ノーズ
200 マスタシリンダ
201 シリンダ
202 ピストン
203 ピストンロッド
204 ハウジング
205 運動軸線
206 シール手段
207 ストッパキャップ
208 第1の取付領域
209 第2の取付領域
210 ストッパ領域
211 引出方向
212 開口
213 第1の直径
214 第2の直径
215 ヘッド
216 内法横断面
217 内法直径
218 大きな直径
219 部分領域
220 第1の部分領域
221 第2の部分領域
222 直径
223 回転

Claims (10)

  1. ハウジング(204)内を運動軸線(205)の方向に可動である、ピストンロッド(203)を持ったピストン(202)を有するシリンダ(201)を備える、特に内燃機関運転型の車両における、特に摩擦クラッチのハイドロリック式の操作システム用のマスタシリンダ(200)であって、
    開口(212)を有するストッパキャップ(207)が形成されていて、前記開口(212)を通じて前記ピストンロッド(203)は可動であり、
    前記ストッパキャップ(207)は外側で前記ハウジング(204)に結合されていて、前記ピストンロッド(203)の可動性を、前記運動軸線(205)の方向において制限することを特徴とする、マスタシリンダ。
  2. 前記開口(212)は、少なくとも一部分領域(219)において、前記ハウジング(204)の内法横断面(216)よりも小さいように形成されている、請求項1記載のマスタシリンダ。
  3. 前記開口(212)は、前記ハウジング(204)の内法直径(217)に相当する少なくとも1つの直径(222)を有するように形成されていることを特徴とする、請求項1又は2記載のマスタシリンダ。
  4. 前記ストッパキャップ(207)は、前記開口(212)として、前記ハウジング(204)の内法横断面(216)が完全に開いている少なくとも1つの第1の部分領域(220)と、前記ハウジング(204)の前記内法横断面(216)が少なくとも部分的に覆われている少なくとも1つの第2の部分領域(221)とを有するように形成されていている、請求項1から3までのいずれか1項記載のマスタシリンダ。
  5. 前記ピストンロッド(203)は、前記開口(212)を通じて前記ハウジング(204)内に導入可能であるように形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のマスタシリンダ。
  6. 前記ピストンロッド(203)は、前記開口(212)を通じた導入後に、前記ピストンロッド(203)の長手方向軸線を中心とした回転(223)によりロック可能であるように形成されている、請求項5記載のマスタシリンダ。
  7. 前記ストッパキャップ(207)は第1の取付領域(208)を有し、該第1の取付領域(208)は、前記ハウジング(204)の周面側で外側に形成されている、前記ハウジング(204)の第2の取付領域(209)に結合されている、請求項1から6までのいずれか1項記載のマスタシリンダ。
  8. 運動軸線の方向でハウジング内を可動である、ピストンロッドを備えたピストンを有するシリンダを持つ、特に内燃機関運転型の車両における、特に摩擦クラッチのハイドロリック式の操作システム用の、マスタシリンダの組付け方法であって、
    −ハウジング及びピストンを備えた前記シリンダを、少なくとも1つの第1の取付領域を備えたストッパキャップでもって、前記ハウジングの外周面に設けられている第2の取付領域に結合するステップであって、その結果、前記ストッパキャップは一方の端部において、前記ハウジングを運動軸線の方向で制限し、前記ストッパキャップは、前記ハウジングの内法横断面を部分的に解放する開口を有する、ステップと、
    −前記ピストンロッドを、進入端部でもって、前記ストッパキャップにおける開口を通じてハウジング内に案内し、前記運動軸線に対して相対的な回転によりロックするステップと、
    を有する、マスタシリンダの組付け方法。
  9. 前記第1の取付領域と第2の取付領域との結合を、素材結合により形成することを特徴とする、請求項8記載の方法。
  10. 前記第1の取付領域と前記第2の取付領域との結合を、摩擦結合及び/又は形状結合により形成することを特徴とする、請求項8又は9記載の方法。
JP2014506757A 2011-04-27 2012-04-10 マスタシリンダ及びマスタシリンダの組付け方法 Active JP6049695B2 (ja)

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