JP2014514183A5

JP2014514183A5 -

Info

Publication number: JP2014514183A5
Application number: JP2013558558A
Authority: JP
Filing date: 2012-03-15
Publication date: 2016-05-19
Anticipated expiration: 2032-03-15

Description

本発明は、
Ａ）４０〜６５体積％の少なくとも一種の焼成可能な無機粉末Ａと、
Ｂ）３５〜６０体積％の、
Ｂ_１）５０〜９５質量％の一種以上のポリオキシメチレンホモポリマーまたはコポリマーと、
Ｂ_２）均一にＢ_１）に溶解したあるいはＢ_１）に分散した５〜５０質量％のバインダーとしてのポリマーで、平均粒度が１μｍ未満のものと、から構成される混合物（Ｂ＝Ｂ _１ +Ｂ _２）、および
Ｃ）０〜５体積％の分散助剤と、を含む
（なお、成分Ａ）とＢ）とＣ）の合計が１００体積％である）
熱可塑記録材料から射出成型または押出で圧密体を作り、
ａ）成型物から、バインダー成分Ｂ_２を抽出するが、バインダー成分Ｂ）が不溶である溶媒で成型物を処理し、
ｂ）次いで乾燥により成型物からこの溶媒を除き、
ｃ）次いで成型物からバインダー成分Ｂ_１を除く酸含有雰囲気でこの成型物を処理してバインダーを除くことからなる、
バインダー除去と焼成により金属製またはセラミック製成形体を製造する方法を提供する。

Claims

Ａ）４０〜６５体積％の少なくとも一種の焼成可能な無機粉末Ａ、
Ｂ）３５〜６０体積％の
Ｂ_１）５０〜９５質量％の一種以上のポリオキシメチレンホモポリマーまたはコポリマーと、
Ｂ_２）均一にＢ_１）に溶解したあるいはＢ_１）に分散した５〜５０質量％のバインダーとしてのポリマーで、平均粒度が１μｍ未満のものと、の混合物（Ｂ＝Ｂ _１ +Ｂ _２）、および
Ｃ）０〜５体積％の分散助剤、を含む
（なお、成分Ａ）、Ｂ）、及びＣ）の合計が１００体積％である）
熱可塑性材料から射出成型または押出で圧密体を形成し、バインダーを除去して焼成する、熱可塑性材料からの金属製又はセラミック製成形体の製造方法であって、
ａ）成型物から、バインダー成分Ｂ_２）を抽出するが、バインダー成分Ｂ_１）は不溶である溶媒で成型物を処理し、
ｂ）次いで乾燥により成型物から該溶媒を除去し、
ｃ）次いで成型物からバインダー成分Ｂ_１を除く酸含有雰囲気で該成型物を処理することでバインダーを除去する工程を有し、
上記酸処理を、成型物中の残存バインダー含量が０．５質量％未満となるまで行う製造方法。
工程ｃ）において、室温で固体であり、８０〜２００℃で昇華または溶融する酸を用いる請求項１に記載の製造方法。
工程ｃ）において、シュウ酸無水物を用いる請求項１または２に記載の製造方法。
工程ａ）を、室温より高く溶媒の沸点以下の温度で行う請求項１〜３のいずれか一項に記載の製造方法。
用いる焼成可能な無機粉末Ａ）が、金属粉末、金属合金粉末、金属カルボニル粉末、セラミック粉末、及びこれらの混合物から選択される粉末である請求項１〜４のいずれか一項に記載の製造方法。
バインダー成分Ｂ_２）の比率が１０〜３０質量％である請求項１〜５のいずれか一項に記載の製造方法。
バインダー成分Ｂ_２）が、ポリオレフィン、脂肪族ポリウレタン、脂肪族未架橋ポリエポキシド、ポリエーテル、脂肪族ポリアミド、ポリアクリレート、及びこれらの混合物からなる群から選ばれる請求項１〜６のいずれか一項に記載の製造方法。
バインダー成分Ｂ_２）が、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリ−１，３−ジオキセパン、ポリ−１，３−ジオキサン、ポリ−１，３−ジオキソラン、ポリテトラヒドロフラン（ポリ（テトラメチレン）オキシド）、及びこれらの混合物からなる群から選ばれるポリエーテルである請求項１〜７のいずれか一項に記載の製造方法。