JP2014510565A - 歯科インプラント用ドリルテンプレート及びこのドリルテンプレートの製造法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも1つの通過開口部(19、20、21)及び少なくとも1つのスリーブ(3、4、5)を備えるベース部品(2)を含む、歯科インプラント用のインプラント掘削(6、7、8)を実施するためのドリルテンプレート(1)及びこのドリルテンプレート(1)の作成方法に関する。さらに、このベース部品(2)の第1の表面(9)はプレパレーション部の押型(10)を有し、ベース部品の向かい合う第2の表面(15)が接触面(16、17、18)を有している。通過開口部(19、20、21)は、第2の表面(15)から出発して、ベース部品(2)の第1の表面(9)の方へ広がっており、スリーブ(3、4、5)が少なくとも部分的に通過開口部(19、20、21)の中に挿入可能であり、このスリーブ(3、4、5)は挿入された状態で接触面(16、17、18)上にあたり、ベース部品(2)に対するスリーブの位置及び方向が決められるように、通過開口部(19、20、21)とベース部品(2)の接触面(16、17、18)が形成されている。

Description

本発明は、少なくとも1つの通過開口部と少なくとも1つのスリーブとを備えるベース部品を含む、歯科インプラントのインプラント掘削を実施するためのドリルテンプレートに関し、ベース部品の第1の表面がプレパレーション部の押型を有し、ベース部品の向かい合う第2の表面が接触面を有している。
従来技術から、通過開口部とインサートスリーブとを備える多数のドリルテンプレートが知られており、それらを用いて、計画されたインプラント掘削を特定の方向及び特定の位置に行い、次に、歯科インプラントがその中に挿入される。
独国特許第10 2009 008 790 B3号(特許文献1)から、口腔外科用ドリルをガイドするためのガイドスリーブを備えるドリルテンプレートが開示されている。ガイドスリーブがその周辺面にスリーブの縦軸に関して斜めに通るスリットを有している場合、最小のスペースでもこのドリルをガイドスリーブの中に挿入することができる。その上さらに、このようなガイドスリーブにより、予定された掘削軸の方向にドリルをほぼ最適にガイドすることができる。
このガイドスリーブは、固定手段によってドリルテンプレートの中に固定することができる。この固定手段は切替えメカニズムの部品として形成することができ、これを用いてスリーブを取外し可能にホルダに固定することができる。この切替え機構は、円錐形のエレメントとそれに属するホルダとを含むことができ、これらはポジティブ結合で接続することができる。
Straumann社から出版されているハンドブック「個々のドリルテンプレートの作成及び適用」は、ドリルテンプレートの作成方法を開示している。第1工程では、石膏によるシチュエーションモデルが作られる。第2工程では、プラスチックスプリントが感覚モデルの上に深絞り加工される。第3工程では第2の石膏モデルが作成され、計画されたインプラント箇所がのこぎりで細かくひかれ、測定された骨の輪郭が転記され、インプラント軸が決定される。第4工程では、元の状況モデル上に、計画されている復元のろう形成が作成される。第5工程では、ワックスアップモデルの複製が作成され、プラスチックスプリントがその上に深絞り加工される。第6工程では、新しいプラスチックスプリントが状況モデルの上に転記される。第7工程では、検出されたインプラント位置とインプラント軸とがシチュエーションモデルの上にマークされ、平行測定器を使ってパイロットドリルで穴があけられる。第8工程では、チタンピンが穴の中に挿入される。第9工程では、モデルに挿入しているチタンピンによって新しいプラスチックスプリントが深絞り加工される。第10工程では、プラスチックスプリントがモデルから取り出され、チタンピンが短いチタンピンと交換される。第11工程では、骨輪郭が刻み込まれた、あらかじめ作成されたモデルの上にプラスチックスプリントが据えられ、インプラント軸が調整される。必要に応じて、掘削の位置及び方向をまだ修正することができる。第12工程では、段付きのチタンピンが掘削の中に挿入され、場合により存在するアンダーカットが石膏、ワックス又は蝋でブロックされる。段付きのチタンピンによって新しいプラスチックスプリントが深絞り加工される。段付きチタンピンを取り除いた後、噛み合わせ開口部がプラスチックスプリントの中にカットされるか、研削され、縁付きの掘削スリーブがプラスチックスプリントの中に挿入される。次に、インプラント箇所付近のプラスチックスプリントが研削又はカットされる。この代替の方法では、第9段階で掘削スリーブをチタンピンの上にかぶせることができ、掘削プラットフォームの4つがプラスチック又は石膏で固定される。続いて、プラスチックスプリントが掘削スリーブによって深絞り加工され、パイロットドリルを支持するために掘削開口部が切削される。
独国特許第199 52 962 A1号(特許文献2)は歯科インプラントの切削補助の作成方法を開示しており、この場合、最初に顎のレントゲン撮影が行われ、次に、顎と歯の目に見える表面の3次元の光学的測定が行われる。レントゲン撮影及び3次元の光学画像の測定データセットは、互いに相関させられる。隣接する歯に対するインプラントの種類及び位置などの情報に基づいてテンプレートが計画及び作成され、このテンプレートは隣接する歯の上に置かれ、それによってインプラントガイド穴の正確な掘削が可能となる。レントゲンデータを用いて、周知の方法でインプラントを決定し、位置決めすることができる。隣接する歯の表面構造、すなわち咬合面から得られた情報を用い、CAD/CAM装置を使用してインプラントサポートをドリルテンプレートの形に研磨することができる。測定データに基づき、CAD/CAM機械は、咬合面のめす型とドリル用のガイドとを備えるテンプレートを製造することができる。このテンプレートに、掘削深度を決定するストッパが転記される。
国際特許第99/32045号(特許文献3)は、インプラントのための歯の掘削補助の製造方法を開示している。まず、顎の画像を用いながら、押型面に関して3次元のコンピュータ画像が形成される。次に、ドリル穴の位置及び掘削深度が特定され、コンピュータ制御による製造機械の中にインプラントドリル穴の座標データのセットが保存される。精密ツールを用いて、ドリルテンプレートの中に、あらかじめ保存されているそれぞれのドリル穴座標データセットについて、顎断面に基づいて検出されたドリル穴の位置とドリル穴の方向に従ってドリルガイドベースが準備される。
この方法の欠点は、ほとんどのCAD/CAM機械がその自由度を制限されており、特に互いに斜めに配置されている穴は実施不可能なことである。従って、CAD/CAM機械を用いるドリルテンプレートの製造は、制限された適用範囲にしか使用できない。多くの場合、ドリルテンプレートの製造は技工室で個別に行われるか、又は例えばその構造により加工する対象物の動きを6つの全自由度で可能にするヘキサポッド及び垂直な掘削を実施するためのパラレロメータなどを使用して事前のCAD/CAM計画後に行われる。集中型生産では、大抵、CT−DVTテンプレート、バイトプレート及び石膏による顎モデルが使用される。これらは、経費をかけて作られるヘキサポッドの上に取り付けられ、多数の測定点を頼りに調整される。このプロセスは極めて多くの労力を要するため不具合も多い。
独国特許第102009008790B3号明細書 独国特許第19952962A1号明細書 国際特許第99/32045号明細書
従って、本発明の課題は、自由度が制限されている従来の製造機械を使用して、特に斜めの掘削軸を備える任意のテンプレートの製造を可能にする方法を提供することにある。
本発明は、少なくとも1つの通過開口部及び少なくとも1つのスリーブを備えるベース部品を含む、歯科インプラント用のインプラント掘削を実施するためのドリルテンプレートに関する。ベース部品の第1の表面はプレパレーション部の押型を有し、ベース部品の向かい合う第2の表面が接触面を有している。通過開口部は、この第2の表面から出発して、ベース部品の第1の表面の方へ広がっており、スリーブが少なくとも部分的に通過開口部の中に挿入可能であり、このスリーブは挿入された状態で接触面上にあたり、ベース部品に対するスリーブの位置及び方向が決められるように、通過開口部とベース部品の接触面とが形成されている。
歯科ドリルテンプレートは任意のドリルテンプレートであってよく、隣接する歯によって支持される、最小侵襲手術用ドリルテンプレート、並びに顎骨によって支持されている、いわゆる開放皮弁手術のドリルテンプレートなどである。
このドリルテンプレートは、ドリルのガイドに用いられ、これによって、インプラント固定のための計画されたインプラント掘削が、インプラント計画で計算されたとおりに実施される。通過開口部の第1の表面にはスリーブが通過開口部の中に挿入され、その際、スリーブの内部表面はドリルのガイドに用いられる。インプラント計画では、顎のレントゲン撮影及び顎と歯の目に見える表面の3次元の光学的測定を使用することができ、これによって、顎に対するインプラントタイプ及びインプラント位置とが仮想決定される。インプラントを挿入するため、特に、顎に対する正確な位置、相対的角度及びインプラント掘削の深度が計画される。ドリルテンプレートは、互いに斜めに配置することができる1つ又は複数のインプラント掘削を実施するために設けられている。ベース部品の第1の表面にある振動箇所の押型は、プレパレーション部の表面又はプレパレーション部に隣接する歯の押型に対するめす型の対応物に該当する。ベース部品の第1の表面と第2の表面との間にある広げられた通過開口部は任意に形成することができる。特に、この通過開口部は、楕円形又は円形の基底面を持つ円錐形に形成することができる。この場合、スリーブは円筒形のスリーブ部品を有し、このスリーブ部品は通過開口部の中に入り込んでいる。スリーブは皿型のスリーブ部品を有してもよく、この部品は、挿入された状態でベース部品の接触面にあたり、それによって、ベース部品に対するスリーブの位置及び方向が決定されている。この場合、通過開口部の直径は円筒形のスリーブ部品の直径よりも大きくてもよいため、スリーブの位置は、接触面によってのみ規定される。
このドリルテンプレートの利点は、通過開口部が広げられていることにより、3又は4軸を持つ従来の加工機械を用いて通過開口部を研削できることである。それにより、このドリルテンプレートは、自由度の制限された任意の従来の加工機械を用いて簡単かつ迅速な方法で、歯科診療所で直接作成することができる。従って、このドリルテンプレートの場合、中央の歯科技工室において計画データに基づき複雑な加工機械を用いて作成する必要はない。
このドリルテンプレートのもう1つの利点は、位置及び方向の測定値がインプラント計画によって規定された規定値と一致しないことが確認された場合、ベース部品に対するスリーブの方向及び位置を修正できることである。この場合、接触面の修正は加工機械の中で実施することができる。円筒形の通過開口部を備える従来のドリルテンプレートでは、ガイド掘削の方向及び位置のそうした修正は不可能である。
このスリーブは金属で、ベース部品はプラスチックで製造することができ、プラスチックはできるだけ加工しやすく、透明であってもよい。
有利には、ベース部品が第2の表面上にストッパを有し、このストッパは、挿入された状態のスリーブが接触面上にあたり、スリーブの側面がストッパに接触するように形成されている。
これにより、挿入された状態のスリーブは側面をストッパによって境界され、従ってその位置に固定される。このストッパは、例えば90°の角度を持つ段の形で形成することができ、皿型のスリーブ部品に対する対応物として形成されている。このストッパは平らな面の形にも作ることができ、これらの面は、挿入された状態のスリーブとの接触点を有している。このストッパは、自由度の制限された3又は4軸の加工機械を用いて研削することができる。
有利には、広げられた通過開口部の面が、挿入された状態のスリーブの軸に対して開口角度を形成することができ、この角度は少なくとも15°であってよい。
このことにより、広げられた通過開口部は、自由度の制限された3又は4軸の加工機械を用いて研削することができる。任意の方向を持つ円筒形の穴を研削することは、そのような加工機械では不可能である。
有利には、広げられた通過開口部が円錐形であり、第1の表面が第1の半径を有し、第2の表面が第2の半径を有することができる。スリーブは、皿型の第1のスリーブ部品と、ガイドダクトを備える円筒形の第2のスリーブ部品とを有することができ、ベース部品の第2の表面に接している通過開口部の第2の半径は、円筒形の第2のスリーブ部品に適合することができる。通過開口部の第2の半径は、第2のスリーブ部品の半径と少なくとも同じ大きさであってよい。
これにより、円錐形に広げられた通過開口部は、円筒形の第2のスリーブ部品に合うように研削される。スリーブの位置決めは、この場合、第1の皿型のスリーブ部品が接触面にあたることによって行われる。通過開口部の第2の半径は、円筒形の第2のスリーブ部品の半径に出来る限り一致するべきであると考えられ、それによって挿入された状態のスリーブは側面方向に固定される。
有利には、スリーブがガイドダクトを備える第3のスリーブ部品を有してもよく、この部品は、接触面から出発してベース部品から離れる方向に向けられている。
このことにより、通過開口部に挿入される第2のスリーブ部品をより小さな寸法で実施することができ、その際、第3のスリーブ部品内のガイドダクトは、インプラント掘削を実施するドリルの精密なガイドが保障されるような長さに寸法が決められている。
有利には、スリーブがあらかじめ製造されていることができる。ベース部品は、3又は4つの加工軸を備える制限された加工機械を用いて製造することができる。
このスリーブは、例えば5つ以上の加工軸を備えるCAM加工機械を使用してあらかじめ製造することができる。このスリーブはまた、焼結処理などその他の製造方法によってもあらかじめ製造できる。異なるドリル用に異なったガイドダクトを備える複数のスリーブもあらかじめ製造することが可能であり、ドリルテンプレートの作成セットの中に準備することができる。
ベース部品自体は、通過開口部が広げられていることから、自由度の制限されたCAM加工機械でも製造可能である。
本発明のもう1つの対象は、少なくとも1つの通過開口部と少なくとも1つのスリーブとを備えるベース部品を有する歯科ドリルテンプレートの製造方法である。この場合、ベース部品の第1の表面には、すでにプレパレーション部の押型がある。第1の工程では、ベース部品の向かい合う第2の表面に接触面が作られ、この接触面はスリーブの接触部品に合うように形成される。第2の工程では通過開口部が作られ、この通過開口部は、第2の表面から出発してベース部品の第1の表面に向けて広げられる。この場合、スリーブが通過開口部の中に少なくとも部分的に挿入可能であり、このスリーブは挿入された状態で接触部品を介して接触面にあたり、ベース部品に対するスリーブの位置及び方向が決められるように、通過開口部及びベース部品の接触面が作られる。
ベース部品の接触面は、スリーブの皿型の接触部品に対する対応物として、例えばリング状に形成することができる。加工は3又は4軸の制限された自由度を備える加工機械で行うことができる。通過開口部の加工は、例えば制限された加工機械でも行うことができる。広げられた通過開口部は、少なくともベース部品の第2の表面で円筒形のスリーブ部品を備えるスリーブを挿入することができるように形成されている。このスリーブは、ドリルのガイドに用いられるガイドダクトを含んでいる。
本発明に基づく方法の利点は、このドリルテンプレートが、多くの歯科診療所で使用されている3又は4軸の従来の加工機械によって加工できることである。従って、計画データの引渡し及び歯科技工室での集中製造はもはや必要ない。
本発明のもう1つの利点は、接触面の後修正が加工機械の中で実施でき、ベース部品に対するスリーブの状態及び位置を修正できることである。ガイド穴の製造後にそのような修正をガイド穴に行うことは、従来のドリルテンプレートでは不可能である。位置及び方向の測定値がインプラント計画によって規定された規定値と一致しないことが点検で確認された場合は、接触面の修正が必要である。円筒形の通過開口部を備える従来のドリルテンプレートでは、ガイド穴の方向及び位置のそうした修正は不可能である。
有利には、もう1つの工程において、接触部品とベース部品の接触面とが接触するまで、スリーブがベース部品の第2の表面で通過開口部の中に挿入され、次に、接着によってスリーブをベース部品に固定することができる。
これにより、スリーブの皿型の接触部品と、例えばベース部品のリング型の接触面とが接触するまで、スリーブは通過開口部の中に挿入される。次に、スリーブは、接着によってベース部品と固定される。これにより、本発明に基づくドリルテンプレートが仕上げられる。スリーブのベース部品への接着工程の前に、ベース部品に対するスリーブの位置及び方向の点検を実施し、必要な場合は接触面の修正を行うことができる。
本発明に基づくドリルテンプレートは、互いに斜めに調整された複数のスリーブを備える複数の通過開口部を有してもよい。
有利には、ベース部品の第2の表面にストッパを作ることができ、このストッパは、スリーブの軸に関して、挿入された状態のスリーブの接触部品の側面がこのストッパによって境界されるように形成されている。
これにより、例えば制限された加工機械によってストッパを研削又はフライス加工することができる。このストッパは、例えば段として形成することができ、この段は例えば皿型スリーブ部品に対する対応物として形成されている。スリーブの軸は左右対称軸であってもよく、この軸はスリーブのガイドダクトの軸と一致する。
有利には、接触面と通過開口部を加工するため、研削ツール及び/又はフライス盤を使用してCAM方式を用いることができる。
従って、本発明に基づく方法を実施するため、研削ツール又はフライス盤を備える従来のCAM加工機械を用いることが可能である。そのような加工機械は、すでに多くの歯科診療所で使用可能であるため、ドリルテンプレートの作成を歯科診療所で直接実施することができる。
有利には、3又は4つの加工軸を備える加工機械が使用可能である。
これにより、本発明のドリルテンプレートは、加工軸が3又は4つだけの制限された加工機械によっても作成することができる。
有利には、少なくとも5つの加工軸を備える加工機械を使用して、スリーブをあらかじめ製造することもできる。
この既製のスリーブは、例えば焼結など、その他の製造方法の使用によってあらかじめ製造することもできる。この方法を実施するため、様々なドリルのために複数の既製スリーブが揃ったセットをあらかじめ製造することもできる。
有利には、押型の特定の部分が作成され、押型のその他の部分は加工されないまま残り、ベース部品の接触部分として用いることもできる。
この工程では、特に、特定の接触部分が残されている限り、プレパレーションの押型が広げられるため、ドリルテンプレートがプレパレーション部に正確にはめ合わされ、規定の接触部分で残歯牙と接触することが確実なものになる。
ベース部品の接触面を計画する場合、インプラント掘削の計画された深度も考慮することがき、その際、挿入されるスリーブは深度ストッパとして用いられる。この代替の方法として、加工機械の中で独立した深度ストッパがフライス加工され、このストッパがドリルの侵入深度を決定する。
有利には、広げられた通過開口部が円錐形に作られ、その際、通過開口部は第1の表面に第1の半径を有し、ベース部品の第2の表面に第2の半径を有することができる。この場合、スリーブは、皿型の第1のスリーブ部品及びガイドダクトを備える円筒形の第2のスリーブ部品を有することができる。ベース部品の第2の表面に接する通過開口部の第2の半径は、この場合、円筒形の第2のスリーブ部品に適合させることができ、その際、通過開口部の第2の半径は、少なくとも第2のスリーブ部品の半径と同じサイズに形成することができる。
これにより、広げられた通過開口部を加工機械の中で円錐形にフライス加工することができ、その際、挿入された状態のスリーブを側面で固定するため、ベース部品の第2の表面に接する通過開口部の第2の半径は、出来る限り円筒形の第2のスリーブ部品の半径に一致しなければならない。従って、挿入された状態において、広げられた通過開口部の形態、ストッパ及び接触面によって、スリーブ部品の位置及び方向を調整することができる。
本発明のもう1つの対象は、作成されたドリルテンプレートの点検装置である。この場合、ドリルテンプレートはガイドダクトを有している。この装置は、少なくとも1つのピン及びプレートを有し、その際、ピンはガイドダクトに挿入可能である。プレートはドリルテンプレートの上部に調整可能な間隔で配置されており、プレート上の位置を読み取るためにマークが付けられている。ピン、プレート及び点検するドリルテンプレートは、ピンがプレート上のマークによって読み取り可能な位置をプレート上に示すように形成され、互いに配置されている。
ドリルテンプレートのガイド穴の中にピンが挿入され、次に、ピンの下端部が印刷された点検シート上のマークと一致するかどうかが点検される周知の検証法と比べ、この方法は、点検シートの印刷が必要ないという利点がある。
もう1つの利点は、この装置が、ガイドダクトの位置と傾きを正確に点検できることにある。点検シートを使って点検する場合、ドリルテンプレートが点検シート上に置かれるため、ガイド穴の傾き及び位置の誤差を確実に決定するには、ガイド穴と点検シートとの間の間隔が小さすぎる。本装置の場合、ドリルテンプレートとプレートとの間隔が十分にあるかぎり、ガイドダクトの傾き及び位置を確実に測定できるように、ピンの寸法を形成することができる。
有利には、プレートがガラスプレートであってもよく、このガラスプレートは、ドリルテンプレートまでの特定の間隔がある状態で、ピンの上部先端に接触するように配置することができ、このプレート上のマークを使ってピンの上部先端の位置が読取り可能である。
作成されたドリルテンプレートは、複数のインプラント掘削のために1つ又は複数のガイドダクトを有してもよい。個々のガイドダクトのために、挿入可能なスリーブがベース部品上に位置決めされ、このベース部品と接着される。プレート上でのピンの位置座標が読み取られ、そこからそれぞれのガイドダクトの正確な傾き及び位置を特定することができる。
有利には、代替の方法として、プレートを部分的に透明な材料から製造することができる。このピンは、ピンの軸に沿って配向されているレーザーを有することができ、このレーザーはプレート上へ光点を投影するため、ピンがガイドダクト内に挿入されている場合には、ピンのレーザーによって、プレート上のマークを使って読み取り可能な位置がプレート上に示される。
この代替の実施形態では、位置を読み取るために、プレートとピンを上部先端とを接触させる必要はない。これにより、プレートとドリルテンプレートとの間の間隔を任意に設定することができる。
有利には、プレート上のマークは、x軸とy軸を持つ座標面となっていてもよい。
これにより、具体的な座標を座標面上で読み取ることができる。
有利には、この装置が、ドリルテンプレートの接触部分に合うように形成されているサポートを有することができ、その際、ドリルテンプレートの接触部分とガイドダクトとの間、並びにサポートとプレートとの間の位置関係が周知である。
これにより、この装置に対するドリルテンプレートの正確な位置決めが可能となる。
有利には、この装置がルーペを有してもよく、このルーペは、プレートの上部に配置され、プレート上のマークを読み取るために用いられる。
これにより、プレート上のマークを拡大して表示することができ、読み取りをより確実に行うことができる。ピンの上部先端は円錐形に形成することができ、上部先端のプレート上の位置を明確に特定することができる。ピンの下部端部は任意に形成することができる。
有利には、ピンが円筒形に形成されていてもよく、ピンがガイドダクトの中に挿入されている場合、ピンの下端部は装置のベースプレートに接触している。
ピンがこの実施形態である場合、例えば構造ソフトウェアを使用して、ピンの長さ、ベースプレートとプレートとの間の間隔、並びにピンの上部先端の座標に基づいて、ガイドダクトの傾き並びに位置を算出することができる。
有利には、ピンが中央部で円錐形の接触部品を有することができ、この接触部品は、挿入された状態でドリルテンプレートの上にあたっている。
この代替の実施形態では、ピンの下端部は装置のベースプレートには接触していない。このピンは、挿入された状態で、挿入されているスリーブ上の接触部品にあたっている。これにより、例えば構造ソフトウェアを使って、接触部品とピンの上部先端との間の周知の間隔、並びに上部先端のプレート上の座標に基づき、ガイドダクトの位置及び傾きを算出することができる。
この実施形態の場合、ドリルの予定した侵入深度も点検することができ、その際、ピンの下方部の寸法は、ピンの下部先端と接触部品との間の間隔がドリルの侵入深度に一致するように形成されている。
本発明のもう1つの対象は、上述の装置を用いたドリルテンプレートの点検方法である。点検するドリルテンプレートは、装置に対する周知の位置関係の中で位置決めされ、その際、ピンがガイドダクトの中に挿入される。プレートは、ドリルテンプレートに対して特定の間隔で配置され、ピンが示しているプレート上の位置がマークを用いて読み取られる。
点検シートを備える周知の方法と比較して、本方法は、点検シートを印刷せずに済み、ガイドダクトの傾きと位置とをより精密に決定できるという利点を有している。これにより、プレート上の位置の正確な座標が特定される。このことから、このドリルテンプレートの点検装置に対する位置が決められる。
有利には、プレートを、ドリルテンプレートまでの特定の間隔がある状態で、ピンの上部先端に接触するように配置することができ、その際、プレート上のマークを使ってピンの上部先端の位置を読み取ることができる。
これにより、ピン先端のプレート上の位置を簡単な方法で特定することができる。
有利には、ピンの上部先端の読み取られたプレート上の位置座標を使用し、またドリルテンプレートに対するプレートの設定された高さを使用して、ガイドダクトの方向及び位置を点検することができる。
これにより、ガイドダクトの方向及び位置を簡単な方法で点検することができる。
有利には、ドリルテンプレートの構造ソフトウェアを使って、プレート上のピン上部先端の座標の規定値及びプレートの高さの規定値を算出することができ、続いて、これらの規定値が読み取られた実測値と比較される。
これにより、計画されたガイド穴を考慮して、規定値の算出がコンピュータによって自動的に行われる。従って、読み取られた実測値は、簡単な方法で、算出された規定値と比較することが可能である。読み取られた実測値は、構造ソフトウェアの定型入力の中に入力可能であり、次に、ガイドダクトの傾き及び位置の実際の偏差が算出される。
有利には、プレートを部分的に透明な材料から製造することができる。このピンは、ピンの軸に沿って配向されているレーザーを有することができ、このレーザーはプレート上へ光点を投影し、その際、挿入されているピンのレーザーはプレート上に1つの位置を示し、この位置がプレート上のマークを使って読み取られる。
これにより、レーザーを用いることによって、ピンが示す位置を簡単な方法で特定することができる。この場合、プレートは、ドリルテンプレートに対して任意の間隔で配置することが可能である。
有利には、レーザーによって示され、読み取られたプレート上の位置座標を使用し、またドリルテンプレートに対するプレートの設定された高さを使用して、ガイドダクトの方向及び位置を点検することができる。
これにより、ガイドダクトの正確な点検が保障される。
有利には、プレート上のマークはx軸とy軸を持つ座標面となることができ、その際、上部先端の位置のx座標とy座標がユーザーによって読み取られる。
これにより、具体的な位置の座標を読み取ることができる。代替の方法として、光学的センサを用いてマークの光学的走査を実施することもできる。
有利には、ドリルテンプレートの接触部分で、適合するように形成された装置のサポート上にドリルテンプレートが置かれてもよい。
これにより、ドリルテンプレートを、装置に対して特定の位置関係の中で精密に位置決めすることができる。
有利には、ドリルテンプレートがルーペを有することができ、プレート上のマークは、このルーペを用いてユーザーにより読み取られる。
これにより、プレート上のマークは、読み取り易さをより改善するため拡大されて表示することができる。
本発明を図に基づいて詳しく説明する。

複数のスリーブを備えるドリルテンプレートの略図。 ドリルテンプレートの部分図。 図1及び図2によるドリルテンプレート部分の上面図。 図1及び図2によるドリルテンプレート点検装置の略図。 点検装置の代替の実施形態の略図。 3つの加工軸を備えるCAM加工機械の略図。 レーザーを備えるドリルテンプレートの代替の点検装置の略図。
図1は、ベース部品2、第1のインプラント掘削6を実施するための第1のスリーブ3、第2のインプラント掘削7を実施するための第2のスリーブ4、及び第3のインプラント掘削8を実施するための第3のスリーブ5を含む、ドリルテンプレート1の略図を示している。ベース部品2の第1の表面9は、プレパレーション部の押型10を有している。図示されている実施形態では、ドリルテンプレートが患者の下顎全体の押型10を含んでいる。しかし、このドリルテンプレート1は、顎の一部分のためだけにも、又は隣接する歯11、12、13、14に接して支持するための接触点のためだけに作成することもできる。ベース部品2の第2の表面15は、第1の接触面16、第2の接触面17及び第3の接触面18を有している。ベース部品2も、第2の表面15から出発して第1の表面9の方へ広げられた通過開口部19、第2の通過開口部20及び第3の通過開口部21を有している。スリーブ3、4及び5は、円筒形のスリーブ部品が通過開口部19、20及び21の中に挿入されており、皿型のスリーブ部品が接触面16、17及び18の上にのっているため、スリーブ3、4及び5の位置及び方向は、接触面16、17及び18の傾き及び位置によって、並びに通過開口部19、20及び21の位置によって決定されている。スリーブ3、4及び5は、動かないように接触面16、17及び18と接着されている。広げられた通過開口部19、20及び21は円錐形である。
図2は、ベース部品2及びスリーブ3を含む、図1によるドリルテンプレート1の部分図を示している。ベース部品2の第1の表面9は押型10を有し、ベース部品2の向かい合う第2の表面15は第1の接触面16を有している。スリーブ3は第1の皿型部品30を有し、その接触部分31と接触面16の上にあたり、またスリーブ3は第2の円筒形のスリーブ部品32を有し、これは第1の広げられた通過開口部19の中に挿入されている。スリーブ3はガイドダクト33を有し、これは、患者の顎34のインプラント掘削6を実施するため、ドリルをガイドする役割を果たす。ベース部品2は直角の段の形でストッパ35を有し、これは第1の皿型のスリーブ部品30を側面方向に固定している。ストッパ35は、皿型のスリーブ部品30に対する対応物として形成することができる。このストッパは、スリーブへの1つ又は複数のストッパポイントを備える平らな面としても形成することができる。広げられた通過開口部19は面36を有し、これはスリーブ3及びインプラント掘削6の軸37に対して開口角度38を有しており、この場合の開口角度は20°である。第1の通過開口部19は円錐形であり、ベース部品2の第1の表面9に接する第1の半径39及びベース部品2の第2の表面15に接する第2の半径40を有している。通過開口部19は、CAM加工機械によって、第2の半径40ができるだけ第2の円筒形のスリーブ部品32の半径と一致するように研削される。これにより、スリーブは、挿入された状態で通過開口部19、ストッパ35及び接触面16によってその位置及び方向が固定される。
図3は、図1及び図2によるドリルテンプレート部分の上面図を示している。スリーブ3の皿型の第1のスリーブ部品30は、円筒形のガイドダクト33を有している。皿型のスリーブ部品30は、傾斜面として形成されている接触面16上にあたっている。ストッパ35としては、第1のストッパポイント43と第2のストッパポイント44とを備える、2つの平らな面41及び42が用いられる。
図4は、ベース部品2及びガイドダクト33を備えるスリーブ3を含む、図1及び図2によるドリルテンプレート1を点検するための装置50の略図を示している。装置50は、ピン51、ガラスプレート52及びルーペ53を有している。ガラスプレート52は、ベースプレート55に接続されているホルダ54に固定されている。
ガラスプレート52とベースプレート55との間の間隔56は調整可能であり、測定目盛り57を使って読み取ることができる。ガラスプレート52はx軸59及びy軸60を持つ座標面58を有しているため、ピン51の上部先端61のガラスプレート52上の正確な位置を読み取ることができる。この装置はサポート62を有し、このサポートは、ベースプレート55とホルダ54との間に段の形で形成されている。ドリルテンプレートに接して、接触部分63が設けられており、これは、サポート62の形に対応している。他方の端部では、ドリルテンプレート1が第2のサポート64の上にあたっている。ルーペ53は調整手段65を介してホルダ54に取り付けられ、ルーペの位置を調整して、ピン51の上部先端61の位置を拡大して観察できるようになっている。ドリルテンプレート1の点検方法は複数の工程で進行する。第1の工程では、ピン51がスリーブ3の中に挿入され、その際、ピン51の下部先端66がベースプレート55に接触する。第2の工程では、上部先端61がガラスプレート52に接触するように、ガラスプレート52の間隔56が調整される。第3の工程では、上部先端61の位置座標が、x軸59とy軸60を用いて読み取られる。第4の工程では、読み取られた座標と間隔56とに基づき、スリーブ3のガイドダクト33の傾き及び位置が算出される。測定された実測値は、次に、構造ソフトウェアを使って算出された規定値と比較することができる。
図5は、点検装置の代替の実施形態の略図を示している。図4による装置との違いは、ピン51が中央部分で円錐形の接触部品70を有し、挿入された状態でこの接触部品70がスリーブ3の上にあたっていることにある。上部先端61と接触部品70との間の上部の長さ71は周知であり、ガラスプレート51上の上部先端の位置座標とともに、ガイドダクト33の傾きと位置との算出に用いられる。
図6は、3つの加工軸を備えるCAM加工機械80の略図を示し、第1のフライス盤81と第2のフライス盤82とを含み、これらは上述の図1〜図5による、点線で示されているドリルテンプレート1を、コンピュータ制御84によりブランク83から研削して作成する。コンピュータ84は、キーボード85及びマウス86などの入力装置を備え、在庫計画用のCADソフトウェアと同様に操作することができる。コンピュータ84はモニタ87に接続されており、このモニタは、計画されているドリルテンプレート1の仮想モデル88が表示される。加工機械80は4つの加工軸を有することもできる。本発明に基づく方法に従って、斜めのガイドダクトを備える任意のドリルテンプレートを作成するための制限された自由度を持つ加工機械80が使用可能である。従来の方法では、多くの場合、このために少なくとも5つの加工軸を備える加工機械を使用しなければならない。
図7は、図1及び図2によるドリルテンプレート1を点検するための図4による装置50に対し、代替の装置の略図を示している。図4の装置50と異なっているのは、プレート52が部分的に透明な材料から製造されていること、ピン51が、ピンの軸に沿って配向されているレーザー90を有し、このレーザーはレーザービーム91を発してプレート52上へ光点92を投影し、その際、挿入されているピン51のレーザーはプレート52上の位置91を示し、この位置がプレート52上の座標軸59、60を使って読み取られることである。レーザー90によって示され、読み取られたプレート52上の位置92の座標を使用し、またドリルテンプレート81に対するプレート52の設定された高さ56を使用して、ガイドダクト33の方向及び位置が検出され、点検される。
Straumann社から出版されているハンドブック「個々のドリルテンプレートの作成及び適用」は、ドリルテンプレートの作成方法を開示している。第1工程では、石膏によるシチュエーションモデルが作られる。第2工程では、プラスチックスプリントが感覚モデルの上に深絞り加工される。第3工程では第2の石膏モデルが作成され、計画されたインプラント箇所がのこぎりで細かくひかれ、測定された骨の輪郭が転記され、インプラント軸が決定される。第4工程では、元の状況モデル上に、計画されている復元のろう形成が作成される。第5工程では、ワックスアップモデルの複製が作成され、プラスチックスプリントがその上に深絞り加工される。第6工程では、新しいプラスチックスプリントが状況モデルの上に転記される。第7工程では、検出されたインプラント位置とインプラント軸とがシチュエーションモデルの上にマークされ、平行測定器を使ってパイロットドリルで穴があけられる。第8工程では、チタンピンが穴の中に挿入される。第9工程では、モデルに挿入しているチタンピンによって新しいプラスチックスプリントが深絞り加工される。第10工程では、プラスチックスプリントがモデルから取り出され、チタンピンが短いチタンピンと交換される。第11工程では、骨輪郭が刻み込まれた、あらかじめ作成されたモデルの上にプラスチックスプリントが据えられ、インプラント軸が調整される。必要に応じて、掘削の位置及び方向をまだ修正することができる。第12工程では、段付きのチタンピンが掘削の中に挿入され、場合により存在するアンダーカットが石膏、ワックス又は蝋でブロックされる。段付きのチタンピンによって新しいプラスチックスプリントが深絞り加工される。段付きチタンピンを取り除いた後、噛み合わせ開口部がプラスチックスプリントの中にカットされるか、研削され、縁付きの掘削スリーブがプラスチックスプリントの中に挿入される。次に、インプラント箇所付近のプラスチックスプリントが研削又はカットされる。この代替の方法では、第9段階で掘削スリーブをチタンピンの上にかぶせることができ、この掘削スリーブをプラスチック又は石膏で固定することができる。続いて、プラスチックスプリントが掘削スリーブによって深絞り加工され、パイロットドリルを支持するために掘削開口部が切削される。

Claims (31)

  1. 少なくとも1つの通過開口部(19、20、21)及び少なくとも1つのスリーブ(3、4、5)を備えるベース部品(2)を含む、歯科インプラント用のインプラント掘削(6、7、8)を実施するためのドリルテンプレート(1)であり、前記ベース部品(2)の第1の表面(9)はプレパレーション部の押型(10)を有し、前記ベース部品の向かい合う第2の表面(15)が接触面(16、17、18)を有している、ドリルテンプレート(1)であって、
    前記通過開口部(19、20、21)は、前記第2の表面(15)から出発して、前記ベース部品(2)の前記第1の表面(9)の方へ広がっており、前記スリーブ(3、4、5)が少なくとも部分的に前記通過開口部(19、20、21)の中に挿入可能であり、前記スリーブ(3、4、5)は挿入された状態で前記接触面(16、17、18)上にあたり、前記ベース部品(2)に対する前記スリーブの位置及び方向が決められるように、前記通過開口部(19、20、21)と前記ベース部品(2)の前記接触面(16、17、18)が形成されていることを特徴とする、ドリルテンプレート(1)。
  2. 前記ベース部品(2)が前記第2の表面(15)上にストッパ(35)を有し、該ストッパは、挿入された状態の前記スリーブ(3、4、5)が前記接触面(16、17、18)上にあたり、前記スリーブの側面が前記ストッパに接触するように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のドリルテンプレート(1)。
  3. 広げられた前記通過開口部(19、20、21)の面(36)が、挿入された状態の前記スリーブ(3、4、5)の軸(37)に対して開口角度を形成し、該角度は少なくとも15°であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のドリルテンプレート(1)。
  4. 広げられた前記通過開口部(19、20、21)が円錐形であり、前記第1の表面(9)が第1の半径(39)を有し、前記第2の表面(15)が第2の半径(40)を有し、前記スリーブ(3、4、5)は、皿型の第1のスリーブ部品(30)及びガイドダクト(33)を備える円筒形の第2のスリーブ部品(32)を有し、前記ベース部品(2)の前記第2の表面(15)に接する前記通過開口部(19、20、21)の前記第2の半径(40)が、前記円筒形の第2のスリーブ部品(32)に適合しており、前記通過開口部(19、20、21)の前記第2の半径(40)は、前記第2のスリーブ部品(32)の半径と少なくとも同じ大きさであることを特徴とする、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のドリルテンプレート(1)。
  5. 前記スリーブ(3、4、5)がガイドダクト(33)を備える第3のスリーブ部品を有し、該部品は、前記接触面(16、17、18)から出発して前記ベース部品(2)から離れる方向に向けられていることを特徴とする、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のドリルテンプレート(1)。
  6. 前記スリーブ(3、4、5)があらかじめ製造されていること、及び前記ベース部品(2)は、3又は4つの加工軸を備える加工機械(80)を用いて製造することができることを特徴とする、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のドリルテンプレート(1)。
  7. 少なくとも1つの通過開口部(19、20、21)及び少なくとも1つのスリーブ(3、4、5)を備えるベース部品(2)を有する、歯科ドリルテンプレート(1)の製造方法であり、前記ベース部品(2)の第1の表面(9)にプレパレーション部の押型(10)がある方法であって、前記ベース部品(2)の向かい合う第2の表面(15)に接触面(16、17、18)が作られ、該接触面は前記スリーブ(3、4、5)の接触部品(31)に合うように形成され、前記通過開口部(19、20、21)は、前記第2の表面(15)から出発して、前記ベース部品(2)の前記第1の表面(9)の方へ広がっており、前記スリーブ(3、4、5)が少なくとも部分的に前記通過開口部(19、20、21)の中に挿入可能であり、前記スリーブ(3、4、5)は挿入された状態で記接触部品(31)を介して前記接触面(16、17、18)上にあたり、前記ベース部品(2)に対する前記スリーブの位置及び方向が決められるように、前記通過開口部(19、20、21)と前記ベース部品(2)の前記接触面(16、17、18)とが作られることを特徴とする、方法。
  8. 前記接触部品(31)と前記ベース部品(2)の前記接触面(16、17、18)とが接触するまで、前記スリーブ(3、4、5)が前記ベース部品(2)の前記第2の表面(15)で前記通過開口部(19、20、21)の中に挿入され、次に、前記スリーブ(3、4、5)は接着によって前記ベース部品(2)に固定されることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記ベース部品(2)の前記第2の表面(15)にストッパ(35)が作られ、該ストッパは、前記スリーブの軸(37)に関して、挿入された状態の前記スリーブ(3、4、5)の前記接触部品の側面が前記ストッパ(35)によって境界されるように形成されていることを特徴とする、請求項7又は8に記載の方法。
  10. 前記接触面(16、17、18)と前記通過開口部(19、20、21)を作るため、研削ツール及び/又はフライス盤を使用してCAM方式が用いられることを特徴とする、請求項7〜9のうちいずれか一項に記載の方法。
  11. 3又は4つの加工軸を備える加工機械(80)が使用されることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 少なくとも5つの加工軸を備える加工機械を使用して、前記スリーブ(3、4、5)があらかじめ製造されることを特徴とする、請求項7〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記押型(10)の特定の部分が作成され、前記押型(10)のその他の部分は加工されないまま残り、前記ベース部品(2)の接触部分として用いられることを特徴とする、請求項7〜12のうちいずれか一項に記載の方法。
  14. 広げられた前記通過開口部(19、20、21)が円錐形であるように前記ベース部品(2)が加工され、前記通過開口部は、前記第1の表面(9)で第1の半径(39)を有し、前記前記ベース部品(2)の前記第2の表面(15)で第2の半径(40)を有し、前記スリーブ(3、4、5)は、皿型の第1のスリーブ部品(30)及びガイドダクト(33)を備える円筒形の第2のスリーブ部品(32)を有し、前記ベース部品(2)の前記第2の表面(15)に接する前記通過開口部(19、20、21)の前記第2の半径(40)が、前記円筒形の第2のスリーブ部品(32)に適合し、前記通過開口部(19、20、21)の前記第2の半径(40)は、前記第2のスリーブ部品(32)の半径(39、49)と少なくとも同じ大きさに形成されることを特徴とする、請求項7〜13のうちいずれか一項に記載の方法。
  15. 請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の前記ドリルテンプレート(1)の点検装置であり、前記ドリルテンプレート(1)が少なくとも1つのガイドダクトを有している装置であって、前記装置は、少なくとも1つのピン(51)及びプレート(52)を有し、前記ピン(51)は前記ガイドダクト(33)に挿入可能であり、前記プレート(52)は前記ドリルテンプレート(1)の上部に調整可能な間隔(56)で配置されており、前記プレート(52)上の位置を読み取るためにマークが付けられ、前記ピン(51)、前記プレート(52)及び点検する前記ドリルテンプレート(1)は、前記ピン(1)が前記プレート(52)上のマークによって読み取り可能な位置を前記プレート上に示すように形成され、互いに配置されていることを特徴とする、装置(50)。
  16. 前記プレートがガラスプレート(52)であり、該ガラスプレートは、前記ドリルテンプレート(1)までの特定の間隔(56)がある状態で、前記ガイドダクト(33)の中に挿入されている前記ピン(51)の上部先端(61)に接触するように配置することができ、前記マーク(59、60)を使って前記ピンの前記上部先端(61)の前記ガラスプレート(52)上の位置が読取り可能であることを特徴とする、請求項15に記載の装置(50)。
  17. 前記プレート(52)が部分的に透明な材料から製造されていること、前記ピン(51)が、前記ピンの軸に沿って配向されているレーザーを有し、該レーザーは前記プレート(52)上へ光点を投影するため、前記ピン(51)が前記ガイドダクト(33)に挿入されている場合、前記ピン(51)の前記レーザーは前記プレート(52)上の位置を示し、該位置は前記プレート(52)上のマークを使って読取り可能であることを特徴とする、請求項15に記載の装置(50)。
  18. 前記プレート(52)上のマークが、x軸(59)とy軸(60)を持つ座標面(58)となることを特徴とする、請求項15〜17のうちいずれか一項に記載の装置(50)。
  19. 前記装置が、前記ドリルテンプレート(1)の接触部分(63)に合うように形成されているサポート(64)を有し、前記ドリルテンプレート(1)の前記接触部分(63)と前記ガイドダクト(33)との間、並びに前記サポート(64)と前記プレート(52)との間の位置関係が周知であることを特徴とする、請求項15〜18のいずれか一項に記載の装置(50)。
  20. 前記装置(50)がルーペ(53)を有し、該ルーペは、前記プレート(52)の上部に配置され、前記プレート(52)上のマークを読み取るために用いられることを特徴とする、請求項15〜19のうちいずれか一項に記載の装置(50)。
  21. 前記ピン(51)が円筒形に形成されており、前記ピン(51)が前記ガイドダクト(33)の中に挿入されている場合、前記ピン(51)の下端部は前記装置のベースプレート(55)に接触していることを特徴とする、請求項15〜20のうちいずれか一項に記載の装置(50)。
  22. 前記ピン(51)が中央部で円錐形の接触部品(70)を有し、該接触部品は、挿入された状態で前記ドリルテンプレート(1)の上にあたっていることを特徴とする、請求項15〜21のうちいずれか一項に記載の装置(50)。
  23. 請求項15〜22のうちいずれか一項に記載の装置を使用してドリルテンプレート(1)を点検する方法であり、点検する前記ドリルテンプレート(1)は、前記装置に対する周知の位置関係の中で位置決めされ、前記ピン(51)が前記ガイドダクトに挿入され、前記プレート(52)は、前記ドリルテンプレート(1)に対して特定の間隔(56)で配置され、前記ピン(51)が示している前記プレート(52)上の位置が前記マークを用いて読み取られることを特徴とする、方法。
  24. 前記プレート(52)が、前記ドリルテンプレート(1)までの特定の間隔(56)がある状態で、前記ピン(51)の上部先端(61)に接触するように配置され、前記プレート(52)上の前記マークを使って前記ピン(51)の前記上部先端(61)の位置が読み取られることを特徴とする、請求項23に記載の方法。
  25. 前記ピンの前記上部先端(61)の読み取られた前記プレート(52)上の位置座標を使用し、また前記ドリルテンプレート(81)に対する前記プレート(52)の設定された高さを使用して、前記ガイドダクト(33)の方向及び位置が点検されることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
  26. 前記ドリルテンプレート(1)の構造ソフトウェアを使って、前記プレート(52)上の前記ピン(51)の前記上部先端(61)の座標の規定値及び前記プレート(52)の高さの規定値が算出され、続いて、前記規定値が読み取られた実測値と比較されることを特徴とする、請求項23〜25のうちいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記プレート(52)が部分的に透明な材料から製造されていること、前記ピン(51)が、前記ピンの軸に沿って配向されているレーザー(90)を有し、該レーザーは前記プレート(52)上へ光点(92)を投影し、挿入されている前記ピン(51)の前記レーザーは前記プレート(52)上の位置(92)を示し、該位置が前記プレート(52)上のマーク(59、60)を使って読み取られることを特徴とする、請求項23に記載の方法。
  28. 前記レーザー(90)によって示され、読み取られた前記プレート(52)上の位置座標を使用し、また前記ドリルテンプレート(81)に対する前記プレート(52)の設定された高さ(56)を使用して、前記ガイドダクト(33)の方向及び位置が点検されることを特徴とする、請求項27に記載の方法。
  29. 前記プレート(52)上の前記マークは、x軸(59)とy軸(60)を持つ座標面(58)となり、前記上部先端(61)の位置のx座標とy座標がユーザーによって読み取られることを特徴とする、請求項23〜28のうちいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記ドリルテンプレート(1)の接触部分(63)で前記ドリルテンプレート(1)が、適合するように形成された前記装置のサポート(64)上に置かれることを特徴とする、請求項23〜29のうちいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記ドリルテンプレート(1)がルーペ(53)を有し、前記プレート(52)上の前記マークは、前記ルーペを用いてユーザーにより読み取られることを特徴とする、請求項23〜30のうちいずれか一項に記載の方法。
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