JP2014510509A - アクテイブに支持される駆動軸を有する駆動装置 - Google Patents

アクテイブに支持される駆動軸を有する駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モータの自動ロックと振動の低減が達成されるように、駆動軸の有利な軸支持の提供。
【解決手段】本発明は、動力車の調整装置用の駆動装置であって、駆動装置は、駆動装置の各構成要素を少なくとも部分的に囲むハウジングまたはハウジング部分と、長手方向に延在し、少なくとも一端によってハウジングまたはハウジング部分で軸心方向に支持される電気モータ駆動の駆動軸とを備える。本発明によれば、アクテイブ軸受要素(5)が駆動軸(200)の少なくとも一端(200A)においてハウジング(21)またはハウジング部分と駆動軸(200)との間に配置され、この軸受要素は、駆動装置(2)の作動中に、駆動軸(200)に長手方向(L)の軸心方向に作用するのに適している。
【選択図】図2

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の動力車(Kraftfahrzeug)の調整装置用の駆動装置、およびこの種の駆動装置の操作方法に関する。
動力車の調整装置用のこの種の駆動装置は、駆動装置の構成要素を少なくとも部分的に囲むハウジングまたはハウジング部分と、長手方向に延在し、少なくとも一端を介してハウジングまたはハウジング部分で軸心方向に支持される電気モータ駆動の駆動軸とを備える。調整装置との関連において、駆動装置は、例えば車両ドアのウィンドウリフタの形態、あるいはスライディングルーフ作動システムまたは座席調整システムの形態で使用できる。
特許文献1で知られ、ウィンドウリフタ用の駆動部として構成されるこの種の駆動装置の場合、駆動軸が駆動装置のハウジングで軸心方向に支持される。ここでは、例えばハウジングまたはハウジング部分に対して軸心方向に駆動軸を置くことで、あるいは低摩擦での支持を提供する例えば円盤状スラスト要素等のスラスト要素を介してハウジング上で駆動軸が動作することで、支持を提供できる。
従来の駆動装置の場合における駆動軸は、駆動軸に軸心方向の支持を提供するハウジングに対して、軸心方向の遊びを有するが、概して、これは完全には避けられず、摩耗によって駆動装置の作動中に変化する。このような軸心方向の遊びのために、例えば駆動装置の回転方向を切り替えた結果として駆動軸の軸心の負荷方向が変化する時等、駆動装置の作動中に煩わしい雑音が生じる場合がある(「切り替えクリック音」という)。さらに、作動中の摩耗による軸心方向の遊びの変化は、駆動装置の動作挙動に不利な影響を及ぼす可能性もあり、駆動装置の不安定な動作の原因となりうる。
特許文献1で知られる駆動装置の場合、圧電アクチュエータは駆動軸の周りに半径方向に広がり、このアクチュエータは、例えばウィンドウリフタにより調整される窓ガラスでトラップ部分が検出された時に、駆動装置の駆動軸に制動動作を実行する。特許文献1に記載するアクチュエータは軸心方向の支持を提供しない。
特許文献2は圧電センサを開示しており、この圧電センサは駆動軸の一方の軸心端に配置され、調整装置でトラッピングを検出するために、駆動軸に生じる軸心方向の力を検知し評価する。駆動軸は、その一方は駆動装置のハウジングに直接支持され、他方は圧電センサに作用するスプリングを介して支持される。
欧州特許第1436880(B1)号 英国特許第1592748(B)号
本発明の基礎をなす目的は、駆動軸の軸心を有利に支持できる駆動装置と、この種の駆動装置の操作方法とを提供することである。
この目的は、請求項1の特徴部分を有する発明によって実現される。
これによれば、冒頭で挙げる種類の駆動装置において、アクテイブ軸受要素が、駆動軸の少なくとも一端においてハウジングまたはハウジング部分と駆動軸との間に配置され、この軸受要素は、駆動装置の作動中に駆動軸に対して長手軸心方向に作用するのに適しているように意図されている。
特にアクテイブ軸受要素は、作動に応じて駆動軸の回転運動をロックするように設計することができる。これは、駆動軸の運動をロックするように設計されたアクテイブ軸受要素を設けるというアイデアに由来する。これにより、アクテイブ軸受要素の作動に応じて、駆動軸を選択的にロックまたは解放できる。その結果、容易に回転するように、駆動軸は選択的に固定されるか小さな力のみを受ける。
作動により駆動軸の回転運動をロックできるこの種のアクテイブ軸受要素を設けることで、駆動装置を全般的に非自動ロック設計にでき、同時にラップスプリングブレーキ等の受動的なブレーキ装置を使う必要がなくなる。これらは、出力側に加わる力を阻止することで、例えば重量に起因する力の作用による調整可能部分の戻りを防ぐために、従来設けられている。駆動装置用の従来設けられている自動ロックシステム、または従来設けられている受動的なブレーキ装置は通常摩擦損失の発生の原因となり、これにより駆動装置は、全般的に動きにくくなり、効率が低下する。ブレーキ装置として従来設けられているラップスプリングブレーキの場合、ラップスプリングは、例えば駆動装置の通常作動中に付随的な摩擦運動を行わなければならず、結果として無視できない摩擦が生じるので力の消費が増加する。請求項によれば、駆動軸の回転運動を選択的にロックするか、その作動位置によってはそうしないアクテイブ軸受要素を設けることで、駆動軸が自由に動作すべき通常作動において摩擦損失を低減できる。駆動装置の静止時、または例えばトラッピングの場合にも、アクテイブ軸受要素によって駆動軸をロックできる。従って確実に駆動軸が固定され、これにより回転運動を防止できる。
アクテイブ軸受要素は、例えば圧電アクチュエータ、電磁アクチュエータ、または磁歪アクチュエータとして設計してもよい。電気信号、電磁信号、または磁気信号を印加することでアクテイブ軸受要素をアクテイブに動作させることができ、これによりアクテイブ軸受要素は、ハウジングと相対的に、駆動軸の軸心方向の遊びに対してアクテイブな効果を有する。従って軸心方向の遊びは、駆動装置の組み立て時に受動的な要素によって静的に予め決められるのではなく、軸受要素の適切な制御の影響を受けアクテイブに制御されうる。
この場合、駆動軸の軸心方向の遊びをハウジングまたはハウジング部分に対して設定するために、および/または駆動軸の振動挙動に影響を与えるために、アクテイブ軸受要素を好ましくは作動させることができ、アクテイブ軸受要素を駆動軸に長手方向の軸心方向に作用するように設計する。
アクテイブ軸受要素を軸心方向の遊びの設定にもさらに用いることで、アクテイブ軸受要素は二重の機能を果たす。一方ではアクテイブ軸受要素はその作動位置に応じて駆動軸の回転運動をロックする。他方ではアクテイブ軸受要素は、作動要素が駆動軸の回転運動をロックしていない時に、駆動軸の軸心方向の遊びをアクテイブに有利に設定するように駆動軸に作用する。
こうして、例えば駆動装置の静止時、またはトラッピングの場合の第1の作動状態では、例えば、アクテイブ軸受要素によって直接的または間接的に駆動軸の回転運動をロックし、そして駆動軸を固定するように備えられている。駆動装置によって調整可能部分を調整している第2の作動状態では、対照的にアクテイブ軸受要素は、駆動軸の軸心方向の遊びをアクテイブに有利に設定するように駆動軸に作用し、駆動軸への負荷に応じて軸心方向の遊びを静的または動的に設定できる。
少なくとも一端で駆動軸を軸心方向にこのように能動的に支持することで、例えば駆動装置の回転方向の切り替え時等の作動中における煩わしい雑音を回避できる。これは作動中に駆動軸の軸心方向の遊びを例えば最小化して適切に特定することで行われる。これにより確実に、駆動軸への負荷の変化による軸心方向の変位が生じなくなる。
さらに、アクテイブな支持によって、例えば特定の作動状況に応じて駆動装置の動作挙動を制御できる。これにより、例えば駆動装置が低温始動する場合、低温始動を最適化して駆動装置の次の動作中に遊びを適切に低減または可変的に指定するように、駆動軸の軸心方向の遊びを増加できる。
さらに、駆動軸の軸心方向の遊びの動的な設定によって、モータの不均衡を必要に応じて補償することもできる。これは駆動軸の軸心方向の遊びの動的な変動によって、不均衡と、必要に応じて、それにより駆動軸で励起される振動とに動的に反応することで行われる。
こうした状況において、軸心方向の遊びをアクテイブに補償しないシステムではモータ(電機子)の不均衡による励起が通常動的に増加しうる。これは、実質的に電機子軸の軸心方向に遊びが無いことから、製造上の公差または摩耗が(モータの起動方向に応じて)電機子軸の少なくとも一方の軸心端において軸心方向の支持に緩みを生じさせることによる。回転するモータ電機子のねじれ効果によってモータ励起が増加しうる。
長手方向に見て、アクテイブ軸受要素を、ハウジングまたはハウジング部分と駆動軸の結合端との間に軸心方向に配置できると有利である。原則として、駆動軸の一方の軸心端にアクテイブ軸受要素を設ければ十分である。しかし、駆動軸の両軸心端にそれぞれアクテイブ軸受要素を必要に応じて設けることも可能と考えられ、この軸受要素は、駆動軸の結合軸心端と軸心方向の支持の役割を果たすハウジング部分との間に配置される。
動作に応じて、アクテイブ軸受要素は駆動軸の回転運動をロックする。この目的のために、軸受要素は例えば、アクテイブ軸受要素によって設定される軸心方向の遊びに応じて駆動軸に制動動作を実行できる。これは例えば、トラッピングの検出時に駆動軸の回転運動を制動して、調整対象の調整可能部分がさらに調整されるのを防ぐ役割を果たせる。静止時の駆動装置はロックによって同様に固定でき、これにより確実に、調整対象の調整可能部分が、駆動装置の静止時に外的に作用する力またはそれ自体の重量によって移動しなくなる。
特定の作動状況に応じて駆動軸の回転運動をロックするには、アクテイブ軸受要素と相互作用し、アクテイブ軸受要素との相互作用を伴う制動動作によって駆動軸の回転運動をロックするように設計されるブレーキ装置を設けうる。この目的のために、ブレーキ装置は、ステップアップ機構として設計されるレバー機構によってアクテイブ軸受要素に連結可能であり、駆動軸を制動する少なくとも1つのブレーキシューを有しうる。1つ以上のブレーキシューには、例えば少なくとも1つのブレーキシューが、駆動軸または駆動軸上に配置したブレーキディスクに制動動作を伴って据えられる位置の方向に、駆動装置のハウジングまたはハウジング部分に対して、予荷重を付与できる。
この場合、アクテイブ軸受要素は例えば、少なくとも1つのブレーキシューを制動位置から解放するために、少なくとも1つのブレーキシューに連結可能である。これにより確実に、アクテイブ軸受要素の作動時にブレーキシューを駆動軸との制動係合から解放する。この場合さらに、駆動装置の作動中にアクテイブ軸受要素によって軸心方向の遊びを所望の方法で設定することもできる。アクテイブ軸受要素はこのように、駆動軸と自動ロックの方法では相互作用せずに、制動効果を確立または解除するためにブレーキ装置を間接制御する役割を果たす。このときブレーキシューは、適切な予荷重の付与により、非通電時にそれらの制動位置に自動的に移動し、アクテイブ軸受要素への通電時にその制動位置から解放される。
アクテイブ軸受要素は、例えばスラスト要素を介して駆動軸の結合端と軸心方向に接触でき、これにより駆動軸の軸心方向の遊びを設定できる。スラスト要素は例えば、アクテイブ軸受要素上に配置され、軸受要素に接続されうる。このとき特に、スラスト要素が駆動軸の結合端に据えられるように、スプリングによって、アクテイブ軸受要素と相対的に、スラスト要素に対して軸心方向に予荷重を付与することが考えられる。後者の場合、軸心方向の遊びはアクテイブ軸受要素のみによって設定されるのではなく、アクテイブ軸受要素とスラスト要素に予荷重を付与するスプリングとの間の相互作用の過程で設定される。これにより、軸心方向の遊びを、一方ではアクテイブ軸受要素によって、他方では予荷重を付与するスプリングのばね特性によって、アクテイブに設定する。
アクテイブ軸受要素は、例えば圧電アクチュエータ、電磁アクチュエータ、あるいは磁歪アクチュエータとして構成できるが、これは単なる例示として理解すべきであり、アクテイブ軸受要素の構成の他の可能性も考えられる。アクテイブ軸受要素を圧電アクチュエータとして構成すると、アクテイブ軸受要素を有利に複数の圧電層を有する多層構造にできる。これにより圧電層の1つが、駆動軸を介してアクテイブ軸受要素に作用する軸心方向の力を検出するセンサ部を包含することができる。これによりフィードバック制御回路としてアクテイブ軸受要素を用いて、一方では駆動軸が及ぼす軸心方向の力を検出し、他方では動作挙動の閉ループおよび開ループ制御を実行するように、効果的な力に応じて軸心方向の遊びを設定できる。複数の圧電層を有するアクテイブ軸受要素の多層構造によって圧電アクチュエータを得ることがさらにでき、これは軸心方向の遊びを設定するために比較的長い距離にわたって機械的に変形できる。これは各層をいわば直列で配置したアクテイブ軸受要素の多層設計によって実現される。その結果、適切な電圧の印加を行えば、各層で結果生じた変形が蓄積し、比較的大きな変形を可能にする。
圧電アクチュエータとして構成されるアクテイブ軸受要素は例えば、振動を検出するセンサとして、および補償信号を生成するアクチュエータとしての役割を果たせる。このときアクテイブ軸受要素は、振動を検出するセンサとして、および補償信号を生成するアクチュエータとして同時または交互に動作できる。単一の圧電素子をこのようにセンサとアクチュエータとの両方として使用できる。アクテイブ軸受要素がセンサおよびアクチュエータとしての役割を交互に果たす場合(すなわちセンサ動作とアクチュエータ動作とが時間的に交互となる場合)、センサ動作の時間は好ましくはアクチュエータ動作よりも短い。
アクテイブ軸受要素が制御電子回路に接続されると有利であり、これによって軸心方向の遊びを設定および制御する。
一方では、ここでは駆動装置の作動中に準静的な方法で軸心方向の遊びを設定および指定できる。これは軸心方向の遊びを設定し、例えば駆動装置の電源オフ時またはトラッピングの検出時等の状況に依存した方法でそれを修正することで行う。
しかし他方では、制御電子回路によって動的な方法で軸心方向の遊びを変化させ、指定できる。これはアクテイブ軸受要素を用いて、駆動軸で検出される振動に応じてこの目的のために動的な補償信号を生成することで行う。これにより、駆動軸に生じる振動および揺動をアクテイブ軸受要素の能動的な制御によって補償または少なくとも修正することで、例えばモータの不均衡を動的に補償できる。
この2番目の場合、制御電子回路は、検出される振動を除去する、または振動を所定の目標機能に調整する補償信号を生成するように設計できる。すなわち、駆動軸で励起される振動に応じて、励起される振動を補償するために振幅および位相が一致する補償信号を生成するように設計できる。
この目的は動力車の調整装置用の駆動装置の操作方法によっても実現される。ここで駆動装置は、駆動装置の各構成要素を少なくとも部分的に囲むハウジングまたはハウジング部分と、長手方向に延在し、少なくとも一端を介してハウジングまたはハウジング部分で軸心方向に支持される電気モータ駆動の駆動軸とを有する。ここで、駆動軸の少なくとも一端において、ハウジングまたはハウジング部分と駆動軸との間に配置したアクテイブ軸受要素が設けられ、この軸受要素は、駆動軸に長手方向の軸心方向に作用するように、駆動装置の作動中に動作する。
アクテイブ軸受要素は、駆動装置の第1の作動状態では、好ましくは駆動軸の回転運動をロックし、駆動装置の第2の作動状態では、駆動軸の軸心方向の遊びをハウジングまたはハウジング部分に対して設定するため、および/または駆動軸の振動挙動に影響を与えるために作動し、この目的のために、駆動軸に対して長手方向の軸心方向に作用する。
駆動装置のために上述した各利点および有利な各実施形態は、方法にも同様に適用できる。
特に、アクテイブ軸受要素を用いて軸心方向の遊びを、例えば駆動装置の作動温度等の駆動装置の作動状態に応じて設定できる。アクテイブ軸受要素を同様に用いて、駆動装置が駆動する構成要素でトラッピングを検出した場合に、(特に慣性に関する連続動作を防ぐために)駆動軸を制動できる。この目的のために、上述に類似した方法で、アクテイブ軸受要素が駆動軸に直接的な制動動作を行うこと、またはブレーキ装置を制御する間接的な役割を果たすことが考えられる。
駆動装置の作動中に駆動軸に励起する振動に応じて、アクテイブ軸受要素は、駆動軸の振動を打ち消す補償信号を同様に生成できる。これにより、例えば駆動軸に励起する振動を、所定の周波数帯域において実質的に除去できる。または励起振動をその振動の特定の目標機能が得られるように修正できる。その結果、小さい雑音だけが発生し、駆動装置の動作挙動が有利なものとなる。動作挙動がこのように動的に影響を受ける周波数帯域としては、例えば20Hz〜500Hz、特に20Hz〜150Hzであってもよい。
本発明の基礎をなすコンセプトを、下記の図面に示す実施例を用いてより詳細に以下に説明する。
駆動装置を有するウィンドウリフタの形態の調整装置の概要を示す図である。 アクテイブ軸受要素の手段を介して軸心方向に支持される駆動軸を有する駆動装置の概略図を示す図である。 アクテイブ軸受要素を介して支持され、アクテイブ軸受要素の作動に応じてブレーキ装置によって追加的に制動される駆動軸の別の実施例を示す図である。 アクテイブに支持される駆動軸の別の実施例を示す図である。 図4に示す実施例と比較して変形を加えた実施例を示す図である。 アクテイブに支持される駆動軸の別の実施例を示す図である。 圧電アクチュエータの形態の多層構造のアクテイブ軸受要素を示す概略図である。 制御電子回路によって制御され、アクテイブ軸受要素を有する駆動装置を示す概略図である。 アクテイブ軸受要素に電圧を印加していない状態の、アクテイブに支持される駆動軸を有する駆動装置の別の実施例を示す概略図である。 アクテイブ軸受要素に電圧を印加した状態の、図9Aに示す駆動装置を示す概略図である。 アクテイブに支持される駆動軸の別の実施例を示す概略図である。 圧電アクテイブ軸受要素を示す概略図である。・ 圧電アクテイブ軸受要素を示す概略図である。 圧電アクテイブ軸受要素を示す概略図である。 圧電アクテイブ軸受要素を示す概略図である。 圧電アクテイブ軸受要素を示す概略図である。 圧電アクテイブ軸受要素を示す概略図である。 圧電アクテイブ軸受要素を示す概略図である。 アクテイブに支持される駆動軸の別の実施例を示す概略図である。 アクテイブに支持される駆動軸のさらに別の実施例を示す概略図である。 駆動軸に半径方向に作用するブレーキ装置を示す図である。
図1は、車両ドアにおける窓ガラス4の調整に用いる、二重ストランドケーブル型ウィンドウリフタ構造の調整装置1を示す。ウィンドウリフタ構造の調整装置1はアセンブリキャリア3に配置され、このアセンブリキャリア3はドアモジュールを設けるために、その上に配置された調整装置1と共にモジュールとして車両ドアに固定可能であり、特に車両ドアに固定された際に、車両ドアのウェットスペースNとドライスペースTとを水密に分離するように構成できる。
ウィンドウリフタ構造の調整装置1は、駆動装置2と、互いに並行して延在する2つのガイドレール11、12とを有する。駆動装置2は、少なくとも一定の部分にわたってボーデンシース13内を導かれる柔軟な牽引ケーブルの形態の牽引手段130を介して駆動要素14、15に接続される。これら駆動要素14、15は、ガイドレール11、12上を導かれ、またこれらを介して窓ガラス4をガイドレール11、12で摺動自在に支持する。牽引手段130は、駆動装置2のケーブルドラム10から一方のガイドレール11の上部方向変換要素(Umlenkelement)110に向かい、この上部方向変換要素110からガイドレール11に沿って下部方向変換要素111に向かい、この下部方向変換要素111から他方のガイドレール12の上部方向変換要素120へ斜めに、他方のガイドレール12に沿って下部方向変換要素121に向かい、そこからケーブルドラム10に戻るように延在する。このように牽引手段130は、ケーブルの閉ループを形成し、ガイドレール11、12に沿って駆動要素14、15を調整するために、ケーブルドラム10の回転運動によりその位置で作動できる。
駆動装置2は、電気モータ20と、伝動装置を囲むハウジング21と、ケーブルドラム10を囲む軸受カバー22とを有する。駆動装置2は各接続点30でアセンブリキャリア3に接続され、これによりアセンブリキャリア3上に保持される。
図2は、駆動装置2の第1の実施例の概略図を示す。駆動装置2は、回転子204と駆動軸200とを備える電気モータ20を有し、駆動軸200は、駆動軸200上に配置したウォーム201を介してウォームホイール23と係合し、ウォームホイール23を介してケーブルドラム10(図1参照)と動作接続される。駆動軸200は、球面軸受203および「ポールポット軸受(Poltopflager)」205によってハウジング21で半径方向に支持される。同時に軸心方向では、一方でスラスト要素202によって、そしてスラスト要素206にプラスして圧電アクチュエータの形態のアクテイブ軸受要素5とによって、ハウジング21で支持される。
アクテイブ軸受要素5は、ハウジング21に対して、駆動軸200が延在する長手方向Lの軸心方向に、駆動軸200をアクテイブに支持する役割を果たす。圧電アクチュエータの形態のアクテイブ軸受要素5は、駆動軸200の軸心方向に遊びを設定して長手方向Lにおける駆動軸200の支持に影響を与えるために電気信号を印加することにより通電できる。
アクテイブ軸受要素5を介した駆動軸200のアクテイブな支持を用いて、駆動装置2の特定の動作状況に応じて軸心方向の遊びを設定できる。よって、例えばアクテイブ軸受要素5を用いて軸心方向の遊びを低減でき、これにより駆動装置の回転方向が切り替わり、その結果として駆動軸200に作用する力の負荷の向きが変わった時に、他の場合ならば「切り替えクリック音」として知覚されるであろう煩わしい雑音がなくなる。
さらに、軸心方向の遊びは、例えば駆動装置2が低温始動する場合に駆動軸200の軸心方向の遊びを比較的大きく指定するために、例えば特定の動作条件に応じて異なる方法で設定でき、これにより駆動装置2の低温始動の問題が回避される。
また、アクテイブ軸受要素5を用いて軸心方向の遊びに対する動的制御を実行することもでき、これにより駆動軸200の振動、特に軸心方向に作用する振動を、動的に補償するか、少なくとも修正して、駆動装置2での振動および雑音の励起が無視できる程度か、振動および雑音の励起が少なくとも煩わしくない程度にする。
さらに、アクテイブ軸受要素5を用いて、例えば調整装置1のトラッピングが検出される場合(図1参照)に、接触圧力を加えて駆動軸200を制動することで制動効果も実現できる。こうして、駆動装置2が通電していない時に、例えば駆動軸200、ひいては駆動装置2を静止状態で固定することもでき、確実に、モータの静止時に調整対象の調整可能部分(窓ガラス、図1参照)が、外的に作用する負荷の力または調整可能部分の重量によって意図せざる調整が行われることがなくなる。
アクテイブ軸受要素5を圧電アクチュエータとして構成すると有利である。しかし、アクテイブ軸受要素5の電磁アクチュエータまたは磁歪アクチュエータによる具体化も考えられる。よってアクチュエータは、電気信号(圧電アクチュエータ)、電磁信号(電磁アクチュエータ)、または磁気信号(磁歪アクチュエータ)によって駆動される。これらのアクチュエータに共通するのは、印加した信号をアクチュエータの長さの機械的変化に変換することであり、これによって駆動軸200の軸心方向の遊びを所望の方法で設定できる。
図7に例として示すように、圧電アクチュエータとして構成される軸受要素5は、複数の圧電層510、520、521、522、523を有する多層構造にできる。ここで、各層はその結果互いに機械的に接続され、積み重ねられ、電気的に並列接続される。その結果、このケースでは、1つの層510は圧電センサを備えることができ、アクテイブ軸受要素5に作用する力および応力を感知し、検出できる。他の層520、521、522、523は、圧電アクチュエータを包含し、多層構造のため比較的大きな幅で軸心方向の遊びを変化させられる。
駆動軸200のアクテイブ軸受の変形実施例を図3に示す。この実施例では、アクテイブ軸受要素5はスラスト要素53を介してブレーキ装置8と相互作用し、アクテイブ軸受要素5はレバー機構83と、レバー機構83を介してブレーキシュー81、82とに作用する。
ブレーキシュー81、82は、駆動軸200を制動する役割を果たし、この目的のために、制動位置の制動面208で駆動軸200の軸心方向前端部200Aに軸心方向に据わっている。ブレーキシュー81、82には、ハウジング21と相対的にこの制動位置まで、スプリング84によって予荷重が付与される。
アクテイブ軸受要素5が通電していない場合、すなわちアクテイブ軸受要素5が動作しない場合、ブレーキシュー81、82はこれらの制動位置にある。一方、駆動軸200の軸心方向の遊びを設定するためにアクテイブ軸受要素5を通電する場合、アクテイブ軸受要素5は圧電励起され長手方向Lに伸長し、レバー機構83に作用する。その結果、ブレーキシュー81、82は、旋回点D1、D2周りに旋回可能に装着したレバー831、832によって、これらの制動位置の外へ、駆動軸200の前端部200Aの制動面208から離れるように移動する。これにより駆動軸200にはブレーキシュー81、82による制動がかからなくなり、同時に、長手方向Lにおける駆動軸200の軸心方向の遊びを、例えば圧電アクチュエータとして構成されるアクテイブ軸受要素5によって設定できる。これは、アクテイブ軸受要素5のスラスト要素53を、駆動軸200に隣接する例えば円盤状に構成されるスラスト要素206に近づけ、必要に応じて、スラスト要素53をスラスト要素206と接触させることで行う。
通電により、方向V1のアクテイブ軸受要素5の長さが駆動軸200の端部200Aに向けて変化する。レバー機構83のレバー831、832のレバー動作によって、ブレーキシュー81、82はその結果同時に反対方向V2に移動し、駆動軸200の端部200Aにおける制動面208と摩擦係合しなくなる。
図3に示す実施例では、図2に示す実施例とは対照的に、アクテイブ軸受要素5を介した間接的な制御方法で駆動軸200の制動およびロックを実現する。アクテイブ軸受要素5に通電してブレーキ装置8を解放し、その後アクテイブ軸受要素5を用いて、通電した状態の駆動軸200の軸心方向の遊びを準静的または動的に設定できる。アクテイブ軸受要素5への通電が再び中止されると、スプリング84による予荷重の付与によってブレーキシュー81、82はその制動位置に戻る。これにより確実に、駆動装置2の静止状態において駆動軸200が再び制動され、固定される。
図3に示す実施例と比較して若干の変形を加えた実施例を図4に示す。この実施例では、ブレーキ装置8のブレーキシュー81、82は、駆動軸200の前端の摩擦面には作用せず、駆動軸200の軸心端部200Aに装着した環状のブレーキディスク207に作用する。他の点では、図4に示す実施例の動作モードは、図3に示す実施例を用いて上述した動作モードに類似する。
図5に示す実施例もまた、図4に示す実施例と比較して若干の変形を加えたものである。この実施例では、アクテイブ軸受要素5と同じ側のスラスト要素53が長手方向Lにアクテイブ軸受要素5内に延在し、それ自体がアクテイブ軸受要素として構成される。ここでは、(アクテイブ)スラスト要素53を用いて駆動軸200の軸心方向の遊びを設定する。アクテイブ軸受要素5は、対照的にブレーキ装置8の作動する役割のみを果たす。
図6は、追加スプリング54によってスラスト要素53に、アクテイブ軸受要素5と相対的に、弾力的に予荷重が付与される点で、図4および5に示す実施例とは異なる実施例を示す。これは駆動軸200の軸心方向の遊びが、アクテイブ軸受要素5のみによって決定されるのではなく、一方ではアクテイブ軸受要素5の設定による、他方ではスプリング54のばね特性による結果であるという効果を有する。
しかし、アクテイブ軸受要素5への適切な通電と、ばね特性の構成とによって、この場合スラスト要素53を駆動軸200の端部200Aと接触させることもでき、これにより軸心方向の遊びにおける弾性が排除され、その結果、駆動軸200の軸心方向の遊びが非常に大幅に極小化される。
他の点では、本実施例の場合も、動作モードは図3〜5を用いて上述した動作モードと類似する。
図8に概略的に示すように、駆動装置2のアクテイブ軸受要素5に対して開ループおよび閉ループ制御を実行するために制御電子回路9を設けうる。この場合、制御電子回路9を駆動装置2の電子回路に組み込める。しかし、制御電子回路9を駆動装置2から独立させてドア制御ユニットの一部として構成することも考えられる。
制御電子回路9は、圧電アクチュエータとして設計されるアクテイブ軸受要素5に電気的に接続され、このアクテイブ軸受要素5に通電する役割を果たす。この場合制御電子回路9は、軸心方向の遊びを指定し、これを準静的な方法で、例えばイベントに依存した方法で、例えば車両内部もしくは外部の温度、または電気モータ20の動作温度等の外部入力および操作変数を参照して設定できる。例えば駆動装置2と結合した調整装置でトラッピングの事例が検出される場合に、(図2〜6に示す実施例を用いて上述したように)駆動装置2が制動して固定されるように、アクテイブ軸受要素5を作動させることができる。
駆動装置2の作動中に、特に駆動軸200および回転子204等の各構成要素の不均衡が検出されると、アクテイブ軸受要素5を動的に作動させることもでき、これにより駆動装置2の振動励起を可能であれば少なくとも減衰させ、雑音を最小限に抑え、駆動装置2に連結される各構成要素の励起を最小限に抑える。これにより例えば、駆動軸200で励起される振動と位相が正反対で、したがって駆動軸200で励起される振動を打ち消す補償信号を、アクテイブ軸受要素5を用いて生成することもできる。
全般的に、記載されているタイプのアクテイブ軸受要素によるアクテイブな支持によって、駆動装置の音響特性の改良を実現できる。これはとりわけ、アクテイブ軸受要素によって駆動装置をロックでき、駆動装置の機械的な各構成要素の自動ロック構成が不要となり、それ故に音響の観点から駆動装置の改良設計ができるために実現する。
さらに、アクテイブな支持の結果、トラッピング防止機能を改良できる。これはトラッピングの検出時に、閉ループ制御下で駆動装置を制動できるためである。
駆動装置の全般的な小型化および軽量化も可能となる。これは、自動ロック構成の必要がない高効率の伝動装置を使用できるためである。特に、例えばラップスプリング等の追加のブレーキ装置を使わずに済むであろう。
最後に、調整可能部分の調整位置の検出は、モータ電流信号を検出することで改良してもよい。これは、アクテイブな支持によって駆動装置の静止時に駆動軸を固定でき、それ故に駆動軸は(モータの電源をオフにする前に、例えばモータ電流のリップルから検出される、最後に電圧印加した位置に対して)任意の位置をとれないためである。
図9Aおよび9Bは、圧電素子の形態のアクテイブ軸受要素5によって能動的に支持される駆動軸200を有する駆動装置2の別の実施例を示す。
この場合、アクテイブ軸受要素5は、一方では駆動装置2の通常作動中にスラスト要素53によって駆動軸200の軸心方向の遊びを設定する役割を果たし、スラスト要素53は、アクテイブ軸受要素5に固定して接続されるガイド要素530上のスプリング54によってガイドされる。よって有利な動作挙動を実現できる。
こうして、軸心方向の遊びを用いて、例えば固定された遊びを静的または準静的に設定できる。しかし、駆動装置2の作動中に軸心方向の遊びを動的に変化させることもでき、これにより不均衡を動的に補償する、または雑音励起を修正することができ、これにより確実に、雑音励起を例えば所定の周波数帯域において最小限に抑える。
他方では、アクテイブ軸受要素はブレーキ装置8を作動させる間接的な役割を果たす。ブレーキ装置8はブレーキシュー81、82を有し、これらはブレーキリング・タイプのインテグラル・ブレーキ要素として具体化でき、制動状態では、図9Aに示すように駆動軸200の軸心摩擦面208に摩擦要素810を介して据えられる。ブレーキシュー81、82は、半径方向支持体85によって、ハウジング21に対してねじれに反して支持され、スプリング84によってハウジング21に対して長手軸心Lの軸心方向に予荷重が付与される。
駆動装置2をロックするのが望ましい動作状態において、ブレーキ装置8を用いて駆動軸200に対して軸心方向に制動動作を行う。これにより確実に、駆動軸200はロックされて、長手軸心L周りに容易に回転できなくなる。こうして、駆動軸200をブレーキ装置8によって固定でき、これにより駆動装置2の出力側に加わる力を妨げ、またはトラッピングが検出された場合に駆動軸200がそれ以上移動できないようにする。
ブレーキ装置8はアクテイブ軸受要素5を介して作動する。この目的のために、ブレーキ装置8のブレーキシュー81、82は、レバー機構83によってアクテイブ軸受要素5に連結される。レバー機構83はレバー831、832を有し、これらは回転の軸D1周りに旋回可能にハウジング21に装着され、短い方の端部がアクテイブ軸受要素5に、長い方の端部がブレーキシュー81、82に据えられる。
レバー機構83はステップアップ機構を具体化し、これはアクテイブ軸受要素5の小さい調整移動をブレーキシュー81、82の比較的大きな調整移動に変換するように設計される。伝達比は例えば1:15とされる。その結果、例えばアクテイブ軸受要素5の50μmの調整移動が、ブレーキシュー81、82の750μmの作動移動に変換される。
ブレーキ装置8との相互作用においてアクテイブ軸受要素5は、駆動装置2の非通電状態、すなわちモータの静止時に、駆動装置2をロックする役割を果たす。それに対して、モータの通電状態、すなわち駆動装置2の通常作動中には、駆動軸200が円滑に移動できるように駆動軸200を解放する役割を果たす。こうして、ロックは選択可能であり、また駆動軸200の軸心方向の遊びは、駆動装置2の通常作動中にアクテイブ軸受要素5によって所望の方法で設定される。
図9Aに示すモータの非通電状態では、アクテイブ軸受要素5に電圧は供給されない。この状態で、ブレーキシュー81、82は、スプリング84による予荷重の付与によって、摩擦要素810を介して駆動軸200の摩擦面208と摩擦接触する。これにより確実に、駆動軸200はブレーキシュー81、82とのノンポジテイブ・ロックによって固定されて回転できなくなる。この状態で、アクテイブ軸受要素5は長さL1を有し、ブレーキシュー81、82に対するリセット効果はない。
調整可能部分の調整のために駆動装置2を作動させるには、駆動装置2に通電し、アクテイブ軸受要素5にも電圧を印加し、その結果、図9Bに示すようにアクテイブ軸受要素5が伸びる。対応する電圧を印加すると、アクテイブ軸受要素5は図9Aに示す状態と比べて長さの変化ΔL分、長手軸心Lに沿って軸心方向に伸びる。その結果、長さL2=L1+ΔLとなる。長さの変化ΔLによって、アクテイブ軸受要素5はレバー機構83のレバー831、832を介してブレーキシュー81、82に作用し、これらを駆動軸200から引き離す。その結果、摩擦要素810は駆動軸200の摩擦面208とノンポジテイブ接触をしなくなる(ノンポジテイブのロックが解消される;一方で摩擦要素810と摩擦面208との間には若干の摩擦接触が依然存在しうる)。
アクテイブ軸受要素5の作動によってブレーキ装置8がこのように作動し、駆動軸200を解放する。同時にスラスト要素53を駆動軸200と接触させるか、スラスト要素53と駆動軸200の端部200Aとの接触を強めることで、駆動軸200の軸心方向の遊びを、スラスト要素53を介してアクテイブ軸受要素5によって所望の方法で設定できる。
アクテイブ軸受要素5による駆動装置2の切り替え可能なロックがこのように提供される。これにより駆動装置2を自動ロック装置として構成しないことと、例えばラップスプリングブレーキ形態の受動的なブレーキ装置を設けないこととが可能となる。よって作動中の駆動装置2の摩擦損失を低減でき、駆動装置2の効率が全般的に向上する。
同時に、アクテイブ軸受要素5によって軸心方向の遊びを設定することで、調整可能部分の調整中における駆動装置2の有利な動作挙動を実現できる。特に、雑音を低減でき、切り替えクリック音を回避し、特定の周波数帯域における雑音励起を抑制できる。
図10は、アクテイブに支持される駆動軸200を有する駆動装置2の別の実施例を示す。この実施例では、複数のアクテイブ軸受要素5A、5B、5Cを駆動軸200の端部200Aとハウジング21との間に軸心方向に直列に配置するため、アクテイブ軸受要素5A、5B、5Cの効果が累積する。
アクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cを図11A〜11Gに示す実施例の圧電素子(piezoelektrische Elemente)として設計すると有利である。
図11Aに示すように、アクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cは例えば、個別の圧電層からなるアクチュエータ部52を有してもよく、個別の圧電層には、アクチュエータ部52を印加電圧の方向に短縮または伸長するために正電圧V+または負電圧V−を印加できる。スプリング部524は、アクチュエータ部52の側面に取り付けられ、スプリング部はアクチュエータ部52の側面から突出し、アクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cに幅Bを付与する。
例えば正電圧V+をアクチュエータ部52に印加すると、アクチュエータ部52の長さを増加できる。その結果、スプリング部524に対する効果によって幅Bは減少する。逆に、負電圧V−をアクチュエータ部52に印加すると、アクチュエータ部52が縮むために幅Bは増加する。
圧電素子形態のアクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cの別の実施例を図11Bに示す。この実施例では、圧電素子からなるアクチュエータ部52が、蛇行形状で延在することで圧電部の長さが大きくなるように設けられる。電圧印加時の圧電素子の伸長は圧電素子の長さに比例するため、正電圧V+または負電圧V−をアクチュエータ部52の両端間に印加すると、このようにアクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cの幅Bの増加または減少が実現できる。
アクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cの別の実施例を図11Cに示す。アクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cは皿型のアクチュエータ部52を有し、この上には各スプリングウェブ525によってアクテイブ・セクション526が配置される。アクチュエータ部52に電圧を印加することで、アクテイブ・セクション526をスプリングウェブ525によってアクチュエータ部52に対して方向Cまたは方向Cと逆方向に移動できる。
図11Dおよび11Eに示す圧電アクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cの実施例では、スプリング部524が「8」の形のアクチュエータ部52に配置され、このときスプリング部は両側でアクチュエータ部52から突出し(図11D参照)、8の字のアクチュエータ部52の各開口部内で固定される。電圧V+、V−を印加することでアクチュエータ部52を伸長または短縮でき、この方法でアクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cの幅Bを減少または増加させることができる。
図11Aに示す実施例と同様の図11Fに示す実施例では、スプリング部524は各部がリジッド・デザインされ、この各リジッド部は各継手524aによって互いに接続される。アクチュエータ部52に電圧V+、V−を印加することで、この場合もアクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cの幅Bを変更できる。
図11Gに示す若干の変形を加えたさらなる実施例では、スプリング部524はインテグラル・デザインされ、アクチュエータ部52を囲み、このときスプリング部524の各部はフィルムヒンジの形態の各継手524aによって互いに接続される。この場合も電圧V+、V−を印加することで、アクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cの幅Bを変更できる。
圧電アクチュエータ・システムは、例えば、Muhammed Abed Al−Wahabによる論文「Neue Aktorsysteme auf Basis strukturierter Piezokeramik」(構造化されたピエゾセラミックに基づく新アクチュエータ・システム)(Magdeburug大学、2004年)にも記載されている。
圧電素子の形態のアクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cの上述の各実施例は、単なる例として挙げるべきものである。ここで、図11A、11B、11Cに示す各実施例は、アクチュエータ部52の比較的小さい伸長または短縮が、アクテイブ軸受要素5、5A、5B、5Cの幅Bの比較的大きな増加または減少に変換されるような作動移動の増幅をもたらす。
図10に示す実施例におけるアクテイブ軸受要素5A〜5Cによって、軸心方向の遊びを静的(準静的)または動的な方法で設定できる。ここで、アクテイブ軸受要素5A〜5Cは、圧電設計の軸受要素5A〜5Cに電圧を印加していない時に、駆動軸200が、定義された軸心方向の予荷重の影響を受けるような種類にできる。正電圧を圧電軸受要素5A〜5Cに印加すると、予荷重を低減またはさらに完全に除去できる。負電圧をアクテイブ軸受要素5A〜5Cに印加すると予荷重を増加できる。
圧電設計の軸受要素5A〜5Cの数は、要求に応じて、かつ所望の長さの変化の大きさに応じて選択できる。
圧電アクテイブ軸受要素5A〜5Cが配置されるハウジング21の領域(ハウジング21の断面図によれば、図10における駆動軸200の右側)では、ハウジング21が少なくとも若干の弾性を半径方向に有するように設計できる。これにより、アクテイブ軸受要素5A〜5Cがハウジング21内で詰まることなく、圧電アクテイブ軸受要素5A〜5Cの長さの変化を補償できる。
アクテイブに支持される駆動軸200の別の実施例を図12に示す。これは図10に示す実施例と比較して、さらなるアクテイブ軸受要素5Dが設けられる点で変形しており、アクテイブ軸受要素5Dは、長手軸心Lに沿って軸心方向に移動できるようにハウジング21に装着され、これを介してアクテイブ軸受要素5A〜5Cが駆動軸200に作用する。
アクテイブ軸受要素5A〜5Dは、異なる機能を果たせる。例えばアクテイブ軸受要素5A〜5Cは、静的または準静的な方法で駆動軸200の軸心方向の遊びを設定し、駆動軸200に対する定義された軸心方向の予荷重を特定する役割を果たせる。アクテイブ軸受要素5Dは対照的に、駆動軸200の軸心方向の遊びを駆動装置2の作動中に動的に、かつ例えば駆動軸200への動的な負荷に応じて変化させる役割を果たせる。これにより雑音を減衰させ、不均衡を補償し、全般的な動作挙動に影響を与えられる。
アクテイブ軸受要素5A〜5Dは異なる構造設計にでき、これにより異なるアクテイブ軸受要素5A〜5Dを組み合わせられる。
図13に示す別の実施例では、駆動軸200はアクテイブ軸受要素5A〜5Cによってアクテイブに支持され、アクテイブ軸受要素5A〜5Cはカップリング・エレメント55を介して駆動軸200の端部200Aと動作接続される。また、ブレーキ装置8が設けられ、上述と類似した方法で、半径方向支持体85によってハウジング21上を導かれるブレーキシュー81、82と、レバー機構83とを有する。
ブレーキ装置8の作動のために、追加のアクテイブ軸受要素5Dが設けられ、この軸受要素は環状スリーブとして設計され、他のアクテイブ軸受要素5A〜5Cを囲み、後者の各軸受要素はこれにより追加の軸受要素5Dの内部空洞内に配置される。追加のアクテイブ軸受要素5Dは、レバー機構83のレバー831、832に作用し、レバー831、832をそれぞれ結合する旋回軸心D1、D2周りに旋回させることでブレーキシュー81、82に作用して、駆動軸200を解放する。
図14は駆動装置2の実施例を示し、駆動軸200に半径方向に作用するブレーキシュー81’、82’によるブレーキ装置8’で駆動軸200を固定できる。ブレーキシュー81’、82’には、スプリング84’によってハウジング21に対して半径方向に予荷重が付与され、レバー機構83’のレバー831’、832’を介して圧電素子の形態のアクテイブ軸受要素5’と動作接続される。
アクテイブ軸受要素5に電圧を印加しない状態で、ブレーキシュー81’、82’は駆動軸200の外周面と摩擦接触し、これによりハウジング21上を半径方向に導かれるブレーキシュー81’、82’と駆動軸200との間のノンポジテイブ・ロックが確立する。これにより確実に駆動軸200が固定される。
電圧を印加することで圧電設計のアクテイブ軸受要素5’が作動すると、アクテイブ軸受要素5’はレバー831’、832’を介してブレーキシュー81’、82’に作用し、これらを半径方向外向きに調整する。これによりブレーキシュー81’、82’と駆動軸200との間のノンポジテイブ・ロックを解消し、駆動軸200が解放され円滑に動作する。
レバー831’、832’は、それぞれに結合する旋回軸心D1’、D2’周りに旋回可能にハウジング21に装着され、それぞれの短い方の端部によってアクテイブ軸受要素5’に接続され、これによりアクテイブ軸受要素5’の幅を(長手方向Lに対して横方向に)減少させることでブレーキシュー81’、82’を駆動軸200から半径方向に引き離せる。
本発明の根本をなす概念は、上述の各実施例に限定されるものではなく、根本的に異なる種類の実施形態においても実施できる。よって、ここに記載する種類の駆動装置は、動力車ドアのウィンドウリフタとの使用に特に限定されるものではなく、車両の他のあらゆる調整装置に採用できる。
1 調整装置
10 ケーブルドラム
11, 12 ガイドレール
110、111、120、121 方向変換要素
13 ボーデンシース
130 牽引手段
14, 15 駆動要素
2 駆動装置
20 電気モータ
200 駆動軸
200A 前端
201 ウォーム
202 スラスト要素
203 軸受(ベアリング)
204 回転子
205 軸受(ベアリング)
206 スラスト要素
207 ブレーキディスク
208 摩擦面
21 ハウジング
22 軸受(ベアリング)カバー
23 ウォームホイール
3 キャリアプレート
30 接続点
4 窓ガラス
5、5A〜5D;5’ アクテイブ軸受要素
51 センサ部
510 層
52 アクチュエータ部
520、521、522、523 層
524 スプリング部
524a 継手(ジョイント)
525 スプリングウェブ
526 アクテイブ・セクション
53 スラスト要素
530 ガイド要素
54 スプリング
55 結合(カップリング)要素
8 ブレーキ装置
81、82;81’、82’ ブレーキシュー
810 摩擦要素
83; 83’ レバー機構
831、832;831’、832’ レバー
84;84’ スプリング
85 半径方向支持体
9 制御電子回路
B 幅
C 方向
D 旋回軸心
D1、D2;D1’、D2’ 旋回(ピボット)点
ΔL 長さの変化
L 長手方向
L1、L2 長さ
N ウェットスペース
T ドライスペース
V1、V2 方向
V+、V− 電圧

Claims (27)

  1. 駆動装置の構成要素を少なくとも部分的に囲むハウジングまたはハウジング部分と、
    長手方向に延在し、少なくとも一端を介して前記ハウジングまたはハウジング部分で軸心方向に支持される電気モータ駆動の駆動軸とを備えた、動力車の調整装置用の駆動装置において、
    アクテイブ軸受要素(5)は、前記駆動軸(200)の少なくとも一端(200A)において前記ハウジング(21)またはハウジング部分と前記駆動軸(200)との間に配置され、前記軸受要素は、前記駆動装置(2)の作動中に、前記駆動軸(200)に前記長手方向(L)の軸心方向に作用するのに適していることを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置において、前記アクテイブ軸受要素(5)は、作動に応じて前記駆動軸(200)の回転運動をロックするように設計されることを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項1または2に記載の駆動装置において、前記駆動軸(200)の軸心方向の遊びを前記ハウジング(21)またはハウジング部分に対して設定するため、および/または前記駆動軸(200)の振動挙動に影響を与えるために、前記アクテイブ軸受要素(5)を作動させることができ、前記アクテイブ軸受要素(5)は、長手方向(L)の軸心方向に前記駆動軸(200)に作用するように設計されることを特徴とする駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動装置において、前記アクテイブ軸受要素(5)は、圧電アクチュエータ、電磁アクチュエータ、または磁歪アクチュエータとして設計されることを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の駆動装置において、長手方向(L)に見て、前記アクテイブ軸受要素(5)は、前記ハウジング(21)またはハウジング部分と前記駆動軸(200)の前記一端(200A)との間に軸心方向に配置されることを特徴とする駆動装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動装置において、前記アクテイブ軸受要素(5)と相互作用し、前記アクテイブ軸受要素(5)と相互作用することで前記駆動軸(200)の回転運動をロックするように設計されるブレーキ装置(8)を備えていることを特徴とする駆動装置。
  7. 請求項6に記載の駆動装置において、前記ブレーキ装置(8)は、レバー機構(83)によって前記アクテイブ軸受要素(5)に連結されることを特徴とする駆動装置。
  8. 請求項7に記載の駆動装置において、前記レバー機構(83)は、前記アクテイブ軸受要素(5)の小さい作動移動が前記ブレーキ装置(8)のより大きい作動移動に変換されるようにステップアップ機構として構成されることを特徴とする駆動装置。
  9. 請求項7または8に記載の駆動装置において、前記ブレーキ装置(8)は、前記駆動軸(200)を制動する少なくとも1つのブレーキシュー(81、82)を有することを特徴とする駆動装置。
  10. 請求項9に記載の駆動装置において、前記少なくとも1つのブレーキシュー(81、82)には、前記駆動装置(2)の前記ハウジング(21)またはハウジング部分に対して制動位置の方向に予荷重が付与され、当該制動位置において、前記少なくとも1つのブレーキシュー(81、82)は、前記駆動軸(200)に、または前記駆動軸(200)上に配置したブレーキディスク(207)に、制動動作を伴って据えられ、前記アクテイブ軸受要素(5)は、前記少なくとも1つのブレーキシュー(81、82)を前記制動位置から解放するために、前記少なくとも1つのブレーキシュー(81、82)に連結されることを特徴とする駆動装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の駆動装置において、前記アクテイブ軸受要素(5)は、前記駆動軸(200)の軸心方向の遊びを設定するスラスト要素(206、53)を介して、前記駆動軸(200)の前記一端(200A)と軸心方向に接触することを特徴とする駆動装置。
  12. 請求項11に記載の駆動装置において、前記スラスト要素(53)は前記アクテイブ軸受要素(5)上に配置され、前記軸受要素(5)に接続されることを特徴とする駆動装置。
  13. 請求項11または12に記載の駆動装置において、前記スラスト要素(53)は、前記駆動軸(200)の前記一端(200A)に据えられるように、前記アクテイブ軸受要素(5)に対して軸心方向にスプリング(54)によって予荷重が付与されることを特徴とする駆動装置。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の駆動装置において、前記アクテイブ軸受要素(5)は、複数の圧電層(510、520、521、522、523)を有する多層構造の圧電アクチュエータとして構成されることを特徴とする駆動装置。
  15. 請求項14に記載の駆動装置において、前記圧電層(510、520、521、522、523)の1つは、前記駆動軸(200)を介して前記アクテイブ軸受要素(5)に作用する軸心方向の力を検出するセンサ部(51)を含むことを特徴とする駆動装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の駆動装置において、圧電アクチュエータとして構成される前記アクテイブ軸受要素(5、5A、5B、5C)は、振動を検出するセンサ(S)および補償信号を生成するアクチュエータ(S’)としての役割を果たし、前記アクテイブ軸受要素(5、5A、5B、5C)は、振動を検出するセンサ(S)および補償信号を生成するアクチュエータ(S’)として、同時にまたは交互に動作できることを特徴とする駆動装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の駆動装置において、前記アクテイブ軸受要素(5)は、制御電子回路(9)に接続されることを特徴とする駆動装置。
  18. 請求項17に記載の駆動装置において、前記制御電子回路(9)は、前記駆動軸で検出される振動に応じて動的な補償信号を生成するように構成されることを特徴とする駆動装置。
  19. 請求項18に記載の駆動装置において、前記制御電子回路(9)は、検出される前記振動を除去する、または前記振動を所定の目標機能に調整するために、前記補償信号を生成するように設計されることを特徴とする駆動装置。
  20. 動力車の調整装置用の駆動装置の作動方法であって、
    前記駆動装置は、
    前記駆動装置の各構成要素を少なくとも部分的に囲むハウジングまたはハウジング部分と、
    長手方向に延在し、少なくとも一端を介して前記ハウジングまたはハウジング部分で軸心方向に支持される電気モータ駆動の駆動軸とを備え、
    アクテイブ軸受要素(5)は、前記駆動軸(200)の少なくとも一端(200A)において前記ハウジング(21)またはハウジング部分と前記駆動軸(200)との間に配置され、前記軸受要素は、前記駆動装置(2)の作動中に、前記長手方向(L)の軸心方向に前記駆動軸(200)に作用するために作動することを特徴とする方法。
  21. 請求項20に記載の方法において、前記アクテイブ軸受要素(5)は、前記駆動装置(2)の第1の作動状態では、前記駆動軸(200)の回転運動をロックし、前記駆動装置(2)の第2の作動状態では、前記駆動軸(200)の軸心方向の遊びを前記ハウジング(21)またはハウジング部分に対して設定するため、および/または前記駆動軸(200)の振動挙動に影響を与えるために、作動し、このために、前記駆動軸(200)に対して長手方向(L)の軸心方向に作用することを特徴とする方法。
  22. 請求項20または21に記載の方法において、前記軸心方向の遊びを、前記駆動装置(2)の作動状態、特に前記駆動装置(2)の作動温度および/または固定された振動パラメータに応じて、前記アクテイブ軸受要素(5)によって設定することを特徴とする方法。
  23. 請求項20〜22のいずれか一項に記載の方法において、前記駆動装置(2)が駆動する構成要素(4)でトラッピングが検出された場合に、前記アクテイブ軸受要素(5)は前記駆動軸(200)を制動することを特徴とする方法。
  24. 請求項20〜23のいずれか一項に記載の方法において、前記駆動装置(2)の作動中に前記駆動軸(200)で励起する振動に応じて、前記アクテイブ軸受要素(5)は、前記駆動軸(200)の前記振動を打ち消す補償信号を生成することを特徴とする方法。
  25. 請求項24に記載の方法において、前記アクテイブ軸受要素(5、5A、5B、5C)は、前記駆動軸(200)で励起される前記振動を所定の周波数帯域において実質的に除去することを特徴とする方法。
  26. 請求項24に記載の方法において、前記アクテイブ軸受要素(5)は、前記駆動軸(200)で励起される前記振動を所定の周波数帯域における目標機能に向けて調整することを特徴とする方法。
  27. 請求項25または26に記載の方法において、前記周波数帯域は20Hz〜500Hzであることを特徴とする方法。
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