JP2014509590A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. 細胞培養物品の表面を被覆する方法において、
   共有結合したポリペプチドを有するポリマーであって、単官能性のモノマーから形成され、架橋を含まないポリマーを、有機溶媒を実質的に含まない水溶液中に溶解させて、ポリマー溶液を生成する工程であって、前記ポリペプチドに接続した前記ポリマーに対する前記ポリペプチドの質量百分率が、前記ポリペプチドに接続したポリマーを水溶性にするほど十分に高いものである工程、
   細胞培養物品の表面に前記ポリマー溶液を配置して、被覆物品を製造する工程、および
   前記被覆物品に、前記ポリペプチドに接続した前記ポリマーを前記細胞培養物品の表面に結合させるのに十分な熱または電磁放射線を施す工程、
   を有してなる方法。
2. 前記ポリペプチドに接続されていない実質的に同様のポリマーが２５℃で水中に不溶性である、請求項１記載の方法。
3. 前記ポリマーが、（ｉ）前記ポリペプチドに接続したメタクリル酸と、（ｉｉ）ヒドロキシエチルメタクリレートとの重合により形成される、請求項１または２記載の方法。
4. 請求項１から３いずれか１項記載の方法により製造された被覆された細胞培養物品。
5. 水溶液、および
   前記水溶液中に溶解したポリペプチドに接続したポリマーであって、単官能性のモノマーから形成され、架橋を含まないポリマー、
   を含む組成物において、
   前記ポリペプチドに接続されていない実質的に同様のポリマーが３７℃で水中に不溶性であり、
   前記ポリペプチドに接続したポリマーに対する前記ポリペプチドの質量百分率が、前記ポリペプチドに接続したポリマーを水溶性にするほど十分に高く、
   前記組成物は有機溶媒を実質的に含まない、組成物。