JP2014508609A - 超音波エネルギー導入用ソノトロード - Google Patents

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Abstract

接続部(4)を備える、超音波振動トランスデューサ(2、3)に接続するためのソノトロード(18)であって、接続部(4)は、第1の軸(16)に沿って延び、第1端部(42)によって超音波振動トランスデューサ(2、3)に取り付けられ又は接続され、接続部(4)は超音波振動トランスデューサ(2、3)によって、ほぼ第1の軸(16)だけに沿って振動するように構成される。このソノトロードでは、第1端部(42)とは反対側の接続部(4)の自由端(43)で、第2の軸(8)に沿って延びる実質的に円筒形の第1スリーブ(5)と、第3の軸(17)に沿って延びる実質的に円筒形の第2スリーブ(6)の両方が共通の交差領域(36)に配置され、第1の軸(16)が第2の軸(8)と100〜140°の範囲の第1の角度(γ)を形成し、第1の軸(16)が第3の軸(17)と100〜140°の範囲の第2の角度(β)を形成し、3つの軸(8、16、17)が実質的に1つのソノトロード面(41)に配置される。さらに、対応するソノトロードツールとこのソノトロードツールの使用が記載される。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に多孔質陥凹に、超音波エネルギーを導入するためのソノトロード、かかるソノトロードを備えるソノトロードツール、並びに、かかる装置の使用に関する。
超音波はワークピース間の接続を獲得するためにますます使用されるようになってきており、それによって、超音波作用下でそれ自体が液化する材料を接続ポイントに導入し、これを超音波下で液化し、その後、積極及び/又は材料嵌合接続を2つのワークピース間に確立させる。
効率的に、即ち、できる限り少ない振動エネルギーを使用して、できる限り局部的に液化を起こすためには、求められた用途に最適な向きで超音波振動の導入を可能とする装置を提供することが必要である。加えて、振動の偏向を実行することより、導入ポイントのしばしば困難な空間条件に対処することもまた重要である。
従って、医療分野だけではなく非医療分野においても、超音波の導入を可能にするソノトロードツールとして公知の非常に多くの特別な装置がある。
ここで、例えば、特許文献1〜3、又は、特許文献4、特許文献5それぞれでは、実際に標的とされる超音波の偏向のこれらの場合において述べる限り、応用分野の超音波の偏向は、超音波発生装置に、このときは狭い空間条件に適応させたフック形状のソノトロードを連結させることによって確実にされ、振動エネルギーはこのフック形状の装置の先端部から明確に所望の位置に伝達できる。このような装置の問題は、超音波振動の偏向が複雑なことであり、従って、このような装置は、例えば連結ポイントで超音波振動を軸方向に印加した場合、この連結ポイントに対して角度をつけたソノトロードの先端部でさえも、超音波振動を先端部の軸だけに沿わせて印加することも確実にできない。このように、先端部では、とりわけ、横方向の振動が生じ、例えば特に医療分野ではこれは非常に望ましくなく、なぜなら、処置中の一方で患者に不快な痛みを引き起こす可能性があり、また周辺組織に持続的ダメージをもたらす可能性もある。さらに、この結果、エネルギー入力の効率が悪くなるので、望ましくなく治療時間が延長されてしまう。
他方で、超音波振動を迂回させる目的を明確に有する装置がある。これは適切に特別に設計されたソノトロードの屈曲振動により達成され、換言すれば、ソノトロードの下部に固定軸に沿って印加された軸方向の振動が、通常はこの目的のために特別に曲げられたソノトロードの中間要素で屈曲振動に変換され、その後、ソノトロードの端部で、屈曲振動を実行するこの連結要素が先端部に移行し、先端部は幾何学的に配置されて、先端部で、軸方向の超音波振動がこの先端要素を標的とするように印加される。このタイプの装置は、通常、屈曲振動を引き継ぐ環状又は円形の中間要素を有し、例えば、特許文献6、7、8、又は9から公知である。
このような装置は、屈曲振動を実行する湾曲した中間要素が複雑なので、特に高い応力がかかる要素はすり減る傾向があること、及び多くの空間を必要とすることも不利な点である。同様の原理に基づいた1つの構造が特許文献10から公知であるが、ここでは、正確にリング形状をした屈曲振動中間要素は使用されず、むしろ、部分的に円形状の、湾曲した屈曲振動要素だけが使用されている。
米国特許第5100321号明細書 米国特許出願公開第2003/0157458号明細書 欧州特許出願公開第0535542号明細書 米国特許第5899693号明細書 欧州特許出願公開第1530953号明細書 欧州特許出願公開第0594541号明細書 国際公開第2005/009256号 米国特許出願公開第2010/0130867号明細書 独国実用新案第20113692号明細書 国際公開第2007/101362号
従って、本発明の目的は、改良されたソノトロード、特に、特定の角度で狭い空間の1つの軸だけに沿って発振する超音波振動の偏向の向きを明確に変えることができる、即ち、それにより、第2の軸に沿って発振している超音波振動を、実質的にこの第2の軸だけに沿わせる、ソノトロードを提供することである。
具体的には、本発明の目的は、接続部を備えた超音波振動トランスデューサに接続するためのソノトロードであって、この接続部は、第1の軸に沿って延び、第1の端部で振動トランスデューサに取り付けられ又は連結され、接続部は超音波振動トランスデューサによって、実質的に第1の軸だけに沿って振動するように構成される、ソノトロードを提案することである。
この目的は、請求項1の特徴によって達成される。
さらに具体的には、ここで提案されるソノトロードは、第1の端部とは反対側の接続部の自由端で、第2の軸に沿って延びる実施的に円筒形の第1スリーブと、第3の軸に沿って延びる実施的に円筒形の第2スリーブの両方が共通の交差領域に配置され、第1の軸が第2の軸と100〜140°の範囲の第1の角度を形成し、第1の軸が第3の軸と100〜140°の範囲の第2の角度を形成し、3つの軸が実質的に1つのソノトロード面に配置されることを特徴とする。
典型的には、第1と第2のスリーブを円筒形構造にすることが好ましいが、例えば、楕円や多角形の断面等の異なる横断面を有してもよい。接続部もまた円筒形構造にしてもよいが、例えば、長方形の断面、又は他の多角形や楕円の断面等の異なる横断面を有してもよい。
第1の方向を第2の方向へ偏向するために屈曲振動を典型的に使用する先行技術による複雑な偏向要素とは異なり(この屈曲振動に耐えることができるような大きな要素を必要とする)、本発明の主要な態様は、ここではY字形状の構造が用いられ、全てのアームに沿って、超音波振動が実質的に各アームの軸に沿ってのみ印加されるように質量分布と幾何学的構造に関して設計されることである。換言すれば、狭い空間で軸方向の超音波振動の標的偏向を可能にする、均衡構造を提供する。好ましくはアームで、特にスリーブの先端部で、スリーブが中空の円筒形構造の場合は環状縁で、即ち、前方開口の領域の各スリーブの先端部で、軸方向ではない振動(即ち、アーム又は交差ポイント周辺の屈曲振動)の比率が、超音波振動エネルギー全体の15%以下、好ましくは10%以下、特に好ましくは5%以下である。
つまり、振動エネルギーの大半、即ち、超音波振動エネルギーの85%より多く、好ましくは90%より多く、特に好ましくは95%より多く、最も好ましくは少なくとも98%が、特にスリーブの先端部、スリーブが中空の円筒形構造の場合は環状縁で、即ち、前方開口の領域の各スリーブの先端部で、各アームに軸方向振動として印加される。
第1の好ましい実施形態によると、2つのスリーブにおける、外径の、第2の軸と第3の軸それぞれに沿って延びる長さに対する比は、1:2〜1:10の範囲であり、好ましくは1:3〜l:6の範囲である。2つのスリーブをこのような寸法にすることにより、2つの異なる空間方向の対称的な接続部に沿って、軸方向の振動を実質的に分割し、これらの2つの異なる空間方向には再び軸方向の振動が存在し、これらの比が上述の質量分布を十分確保できることが分かっている。特に、1:2より低い比では、不満足な振動挙動となり、1:10より上の比では、対応するスリーブが長すぎてフラッピングが始まる。また、接続部は、上述の対称性をさらに最適にするために、2つのスリーブと同様の長さに設計されることが好ましい。可能な寸法の詳細をさらに以下で説明する。
上記の対称性と最適な振動分布を確実にするために、第1の角度γ及び/又は第2の角度βは好ましくは110〜130°の範囲であり、より好ましくは115〜125°の範囲であり、特に好ましくは118〜122°の範囲である。2つの角度は実質的に120°が特に好ましく、その結果、3つの回転軸を有する対称要素となる。
さらなる好ましい実施形態によると、第1の角度γと第2の角度βは等しく、偏向は5°以下、好ましくは2°以下である。2つの角度が実質的に正確に同一であることが最も好ましい。
さらなる好ましい実施形態によると、第2の軸と第3の軸は第3の角度αを形成し、その範囲は100〜140°であり、特に110〜130°であり、特に好ましくは105〜125°である。
第1スリーブと第2スリーブはどちらも円筒外面を有する円筒として設計されることが好ましい。さらに、接続部もまた円筒として設計されることが好ましい。
さらに、第1スリーブの外径Dは第2スリーブの外径dより大きいことが好ましい。従って、2つのスリーブを異なる陥凹に使用することが可能なので、その対称構造により、2方向に軸に沿って横振動を伴わない超音波振動の最適な偏向を確実にするツールが得られ、同時に2つのスリーブを実際の作業工程で使用できるので、スリーブの1つは超音波振動の偏向のバランスを取るためだけに設けられるのではない。さらに、2つのスリーブは特に異なる用途に使用することができる。大径は小径より1.1〜3倍大きいことが好ましく、1.2〜2倍大きいことが特に好ましい。
さらなる好ましい実施形態によると、外径d、Dの、第2の軸、第3の軸にそれぞれ沿って延びる長さl、Lに対する比は2つのスリーブで実質的に等しく、最も効率のよい質量分布をさらに確実にする。
さらに特に好ましい実施形態は、第1スリーブ及び/又は第2スリーブが、好ましくは両方が、中心軸方向の円筒状凹部を有し、この凹部はそれぞれ自由端に開いて前方開口を形成することを特徴とする。換言すれば、2つのスリーブは中空円筒として構成されるが、中実円筒として構成してもよい。従って、このようなソノトロードは国際公開第2009/141252号に開示されるような工程に使用することができる。スリーブの1つを中空円筒として、1つを中実円筒として設けることもまた可能である。1つ(又は両方)のスリーブが中実円筒として構成されている場合、国際公開第2009/141252号による方法のガイドピンの機能を引き継ぎ、1つ(又は両方)のスリーブが中空円筒として構成されている場合はこれが好ましい選択であり、国際公開第2009/141252号による方法におけるスリーブとして使用される。いずれの場合にも中空円筒が構成されていれば、このように形成された円筒形の内部空間は、その長さに渡って一定の横断面を有することが好ましい。スリーブを1つだけ中空円筒として構成し、他のスリーブを、例えば中実円筒としてできるだけ短くして省スペースに構成し、しかし中空円筒の振動特性を調整して軸方向の振動のみがそこに印加されるような形状及び質量に構成することも可能である。
好ましくは、各スリーブのこの前方開口の領域に形成された周囲縁部は先端に向かって円錐状に先細に設計されることが好ましく、即ち、内側縁でその直径は中空円筒の内径に一致し、鋭角な縁が存在することが好ましい。段差のついた形状について、線に沿った軸方向断面図の形状は円錐状に先細であってもよく、又は凹面状に円錐形であってもよい。これは再び国際公開第2009/141252号による方法と併せて使用を最適化することであり、換言すれば、この方法のガイドピンの周囲に、超音波を印加して液化でき、改善されるべき陥凹の多孔質壁構造に入り込むカラーを提供することである。
さらなる好ましい実施形態によると、中空円筒の内部で定義された凹部は、全長に沿って一定の内径を有する貫通孔であり、各後方開口を通って交差領域のそれぞれの位置でアクセス可能でもあり、その結果、適切な外径を有するガイドピンを前方及び後方のどちらからも挿入することができ、又は、完全に押通させることができる。
さらに好ましい実施形態は、接続部と2つのスリーブがどちらも交差領域に、管状の中空円筒が集中する(例えば、ソノトロードが一体に形成される場合)、又は互いに接続される(例えば、個々の要素が一緒にねじ込まれる場合)ように設計されることを特徴とする。これは、好ましくは、両方のスリーブを通じて両側からアクセス可能な貫通開口を設けて、接続部の自由端に前方開口を設ける。しかし、この前方開口は、例えば衛生上の理由から、ピン等で閉鎖してもよい。接続部が中空円筒として形成される場合は、中空円筒の壁厚及び/又は外径及び/又は長さは、スリーブの一方又は両方と同じ寸法であることが好ましい。
さらに好ましい実施形態は、第1スリーブと第2スリーブが、特に第1の軸を通って広がる鏡面と、ソノトロード面に垂直な面に関して対称な質量分布を有することを特徴とする。これは、好ましくは、例えば、交差領域のソノトロードに材料肉厚部及び/又は材料凹所を設けることにより、2つのスリーブの長さ及び/又は直径及び/又は内径の差異、又は材料のその他の差異を補償することを確実にする。このような肉厚部は安定化のために使用することもでき、及び/又は、接続部の自由端の領域に設けてもよい。交差領域はまた、接続部と2つのスリーブをそこに形成した、又は2つのスリーブをねじ込む、分離するブロックとして形成することもできる。交差領域は、例えば、異なる用途のための異なるスリーブの取り付けのために設計することができ、交差領域を、特定の質量分布を通じて振動挙動の釣り合いをとるために使用することもでき、簡易な中空円筒として設計された異なるスリーブを端部でねじ留めすることができ、この機能は交差領域の設計によって引き継がれるので、スリーブを最適な振動分布のために特別に設計する必要がない。
さらに好ましい実施形態によると、ソノトロードは任意に被膜された金属材料から製造される。好ましくは、この材料は、アルミニウム、鉄、チタン、スチール、及びこれらを主成分とする又は主にこれらの合金で構成された金属、からなる群から選択される。
一般に、上述のように、ソノトロードを一体に、例えば、上述の材料の1つから設計することが可能である。この場合、ソノトロードは例えばワークブロックから圧延される。あるいは、上述のように、ソノトロードを相互接続された個々の要素から設計することが可能である。相互接続された個々の要素は、例えば、2つのスリーブ、交差領域及び接続部である。接続は形状嵌合及び/又は圧力嵌合により生じることが好ましい。材料嵌合は代替として又は追加として可能であるが、超音波特性に不利に作用されるべきではなく、接続方法の中にはそういう場合もある。従って、例えば、接続部及び/又は交差領域及び/又は第1スリーブ及び/又は第2スリーブを、螺合し/差し込み/圧迫し/リベット留めするという点で、ソノトロードは連結ねじ式、差し込み式、圧着式、リベット式要素から設計することが可能である。例えば、交差領域を、対応する角度で分岐する3つの内ねじ山を備えたブロックの形状に設計することが可能であり、続いて、外ねじ山を有する簡易な中空円筒として形成された接続部とスリーブをそれぞれ対応領域にねじ留めすることができる。振動挙動に悪影響を与えるかもしれないので、ソノトロードは溶接部がないことが好ましい。説明したように、コーティングが使用でき、特にコーティングは、例えば、滑り特性、衛生特性、及び/又は振動伝達特性に影響を与える。例えば、特にスリーブの領域では、PTFE等のプラスチックコーティングが可能である。
サイズについて、家具業界では、例えば又は一般的に、木材、発泡体(金属発泡体、プラスチック発泡体等)、複合材料等の多孔質材料の接続のために、又は、医療分野でも、例えば骨や多孔質組織に穿孔する場合、特に穴の改善のためには、2つのスリーブの長さは5〜50mmの範囲、好ましくは10〜25mmの範囲であり、直径は2〜15mmの範囲、好ましくは2.5〜10mmの範囲、特に好ましくは2.5〜7mmの範囲であれば、有利であることが証明されている。既に上述のように、例えば、外径について2つのスリーブの寸法が、2つの標準穴の直径のために特別に設計されていれば有利であり、例えば、第1スリーブの外径は4.3mm、第2スリーブの外径は3.5mmと考えられる。
好ましい対のスリーブのサイズは以下の通りである。
−ソノトロードの2つの小さい径2.8mm(第1スリーブの外径)と3.5mm(外径第2スリーブ)の組み合わせ;
−2つの大きい径4.3mm(第1スリーブの外径)と5.3m(第2スリーブの外径)の組み合わせ
しかし、原則として、他の組み合わせも実施可能である。質量分布を補償するために、長さを若干調整すること、即ち、厚い外径のスリーブより薄い外径のスリーブを少し長く設計することが可能である。上記の2つの寸法として、例えば、外径が4.3mmのスリーブの長さを約15mmにし、外径が3.5mmのスリーブの長さを16mmにすることが可能である。特定の振動挙動の具体的な調整及びバランスは、通常、スリーブのこのような長さ調整でほとんど達成できるので、振動特性の最適化は、実験又はシミュレーションで比較的容易に見つけ出される。追加の調整は、交差領域の設計、例えば、材料肉厚部や凹所によって達成できる。
2つのこのような異なるスリーブを貫通する対応する貫通開口は、内径に関して同一の設計であってもよく、それにより、同じガイドピンが使用できる。しかし、各スリーブを貫通するように調整された貫通開口を異なって(例えば、最適な壁厚を維持するように)設計することも可能であり、異なるスリーブを使用する場合は、ガイドピンもまた異なるものを使用しなければならない。
好ましくは、接続部の第1端部に、超音波振動トランスデューサ取り付け用の接合部が設けられ、好ましくは形状嵌合及び/又は圧力嵌合の連結領域の形状であり、特に好ましくはねじ山、フランジ、溝又はバイヨネット留め具の形状である。
さらに、本発明は、超音波振動トランスデューサと、上記で詳しく説明したようなソノトロードとを備えるソノトロードツールに関し、好ましくは振動トランスデューサは、ハンドルとして形成された変換器とブースターを有し、ソノトロードはブースターに固定され、そこに一体的に設計される。適切なツールは典型的には電気的接続と印加された振動を調整できる制御もまた有する。典型的には、20〜120kHzの範囲の振動、好ましくは30〜80kHzの範囲、より好ましくは50〜80kHzの範囲の振動が印加される。
このようなソノトロードツールは、好ましくは、医療分野、特にインプラント分野、具体的には歯科分野用のハンドツールとして設計されることを特徴とする。
さらにまた本発明は、陥凹の改善のための上記のソノトロード又は上記のソノトロードツールの、特に、国際公開第2009/141252号に詳細に説明されるような方法の構成での使用に関する。これは医療方法又は非医療方法でもよい。従って、方法に関して、国際公開第2009/141252号の開示内容が本開示に明示的に含まれる。換言すれば、これは、陥凹により露出された空洞を有する多孔質材料や有孔材料における陥凹の改善方法であり、外径を有する円筒形外側面とガイドピンを収容するための中央凹部を有する2つの円筒形スリーブの1つが使用され、ガイドピンは、機械的エネルギーを加える前に、陥凹の底部に実質的に下方に挿入されて設けられ、陥凹の底部に面する端部の領域でガイドピンは、機械的エネルギーによって液化される材料から作られた改善カラーに囲まれ、改善カラーの円筒形側面は実質的にスリーブと同じ外径を有し、機械的エネルギーが印加されるとスリーブが改善カラーの材料を液化して横方向及び/又は縦方向に変位させながら、陥凹の底部に向かう方向にガイドピンに対して移動できるように、ガイドピンは中央凹部に収容される。
さらなる実施形態は従属項に定義される。
図1は、ソノトロードが部分的に軸方向に切断されて示され、紙平面に配置され、ガイドピンが第1スリーブの前方から突出している、ソノトロードツールの側面図である。 a)は、ガイドピンが第1スリーブの後方から突出している、図1のソノトロードの側面図であり、b)は、第1スリーブから両側に突出している長いガイドピンを有する、図1のソノトロードツールである。 図3は、口腔開口内に挿入されて、下顎に用意された穴上にあるソノトロードツールの概略斜視図である。 図4は、第1スリーブの上のソノトロード面に沿って示したソノトロードである。 図5は、ソノトロードの斜視図である。 図6は、ソノトロードの可能な寸法を示す図である。
本発明の好ましい実施形態を、図をもとに以下に説明するが、これらは、説明のためだけのものであって、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。
特に医療分野、とりわけインプラント分野及び特に歯科インプラント分野のための医療分野において、多孔質材料の陥凹の改善のための方法は、例えば、国際公開第2009/141252号から公知である。この場合では、超音波下で液化される材料の実質的に円筒状のカラーを液化方法で充填するのに使用し、陥凹の壁領域の細孔を、超音波の影響下でこの材料で充填する。ガイドピンがそれぞれ軸方向の凹部を有するスリーブ内に案内されて、すでに用意された穴にガイド要素として挿入され、その後、その上にスライド装着されたスリーブが陥凹の底部に向かって押し下げられてこれは達成される。先端領域のガイドピンの周囲に、液化可能な材料の中空円筒が設けられ、それはスリーブによって移動され、スリーブは改善されるべき穴の内径に実質的に対応する外周を有し、下方へ向かって移動して、同時にこの材料カラーを外側から多孔内へ液化することにより、材料内の空隙を充填する。
このような方法と関連して、ガイドピン上を案内されたスリーブにのみ超音波振動を印加すると、液化されるべき材料はこのスリーブと接触する場合にのみ液化される。さらに、このスリーブでは横方向の超音波振動は避けなければならず、即ち、超音波振動はこのスリーブの軸に沿って広がらなくてはならない。特に歯科分野では空間が狭いので、手持ちの装置の超音波振動を一方向に偏向させることが可能な装置が必要であり、それにより、穴の加工に最適に使用することができる。このような装置を以下に説明する。
図1は変換器2の形状のハンドルを備えたソノトロードツール1の側面図を示し、変換器2で実際の超音波を発生する。超音波は、例えば、30〜70kHzの範囲の周波数で印加され、振幅は約1〜5マイクロメートルであり、超音波振動は矢印9で概略的に示されるように軸方向に広がる。超音波振動は最初にいわゆるブースター3に伝達され、そこで振幅が増幅されて、その後、実際のソノトロード18の領域内で超音波振動が5〜25マイクロメーターの間の範囲の振幅となる。
このブースター3に、実際のソノトロード要素18が取り付けられる。これは、例えば、ねじ形状の連結ポイントを介して生じるが、他の連結の可能性もまた考えられる。実際のソノトロード18は円筒形の接続部4を有し、この場合では、中空円筒として形成され、即ち、軸16に沿って延びる内部空洞13を有する。この空洞は前方に向かって開いており、即ち、前方開口31である。
ソノトロード18の接続部の自由な前端部に、交差領域36が設置される。この交差領域36で、ソノトロード18は、異なる方向を指し示す2つのスリーブ、より大きい外径を有する第1スリーブ5と、より小さい外径を有する第2スリーブ6とに分岐する。2つの部分5と6は対称的に分岐し、即ち、第1スリーブ5の軸8と第2スリーブ6の軸17とは120度の角度を形成し、これらの軸は同様に接続部4の前述の軸16とも同じ角度をなし、この三脚の個々のアームはすべて、符号41で概略的に示され、紙平面に表示したように位置する、共通の平面にある。
第1スリーブ5と第2スリーブ6は両方とも中空円筒として設計され、即ち、これらは空洞15と14をそれぞれ囲む。この空洞はソノトロードの領域全体を通る貫通開口として設計され、即ち、第1スリーブの前方端に前方開口27が、後方には後方開口28があり、第2スリーブ6にもまた前方開口29と後方開口30がある(図2もまた参照)。これらの貫通開口はそれぞれ、全長にわたり一定の内径を有し、ガイドピン7を滑らせて挿入することができる。超音波がブースター3から矢印9に従って軸方向に印加されると、矢印10で概略的に示したように、接続部4に軸方向の超音波振動が生じる。2つのアーム5、6をそれぞれ対称的に設計することにより、この軸方向の振動は、矢印11と12に示されるように、各スリーブの2つの軸方向の振動に分割される。これは、例えば、同様の対称群を有する分子の振動挙動から公知であるように、もっぱら対称性の問題に関連する。ソノトロード18が完全に対称に設計されていれば、即ち、スリーブ5と6がともに同じ長さ、同じ壁厚、同じ材料で、同じ径を有するように設計されていれば、特にそれぞれのアームがそれぞれの軸に沿って120度の角度を形成する場合、振動は2つのスリーブ5と6にそれぞれ、軸方向に均一に分配され、また、これらのスリーブに広がる。
しかし、同時に、目的はスリーブ5、6の2つのアームを異なる用途のために使用できること、即ち、異なる外径のスリーブ5,6を異なる径の穴に使用できることを確実にすることがであり、この完全対称は具体的にここに記載しないが、このことは、一方で、小径のスリーブ部分6を大径の短いスリーブ部分5よりわずかに長く設計することにより、及び、交差領域のアーム6にさらに材料肉厚部24を設け、要素5の領域23に、対応する材料肉厚部を設けることにより、アームそれぞれに、真に純粋な軸方向の振動を確実にすることを考慮している。従って、振動特性はバランスを保つことができ、図1の矢印で示された軸方向の振動だけが個々のアームに実際に印加されることが保証される。
初めに述べた国際公開第2009/141252号による方法を実施するためには、さらに各スリーブ5、6の環状縁は、先端部、即ち、遠位縁19で、円錐状にテーパーされた形状を有し、液化可能な材料からなる材料スリーブは、高濃度の横方向の変位が確実となり、ガイドピン7に押し出される。
図2は、ガイドピン7がスリーブ5の中央の貫通開口にどのように押通されるかを示しており、図2aでは後方に押され、図2bでは、長尺のガイドピンが設けられて貫通開口全体を貫通し、換言すれば、その後方端32が後方に突出している。ガイドピン7は、必要に応じて違う長さにすることもでき、例えば、プラスチック材料で製造することもできる。
図3は、歯科分野での、このようなソノトロードツールの使用の概略図を示し、即ち、下顎33内に下穴37が設けられ、下穴37は側部周囲多孔質壁39を有する。国際公開第2009/141252号による方法では、ここでガイドピン(ここには図示せず)が穴に挿入され、穴の中に突出する端部に、振動の影響下で液化する材料からなる環状の材料カラーが設けられる。スリーブ5は図3の下向きの動きで内側に、続いて穴の中に移動され、それにより中空の円筒状の材料カラーは、スリーブの遠位端との接触領域で連続的に上から下に液化され、多孔質領域39内で横方向に移動するが、ガイドピンは静止したままである。
図4と5は、上記のソノトロードの斜視図を示す。ここでは、交差領域36がどのようにブロック形状に設計されているかを見ることができ、その設計は特に振動条件に適応させてもよい。図6は上記のソノトロードの可能な寸法と設計を示し、例えば、第1スリーブ5の可能な長さLは10〜20mmの範囲であり、例えば、約15mmであり、外径Dは例えば、4.3mm、内径Diは3mmであり、その結果、外径が3mmのガイドピン7を使用することができる。従って、内径が3mm、外径が4.3mmの液化材料の材料カラーを使用することができる。
上述のように、第2スリーブ6は、同様に、振動のバランスをとるために、10〜20mmの範囲の少し長めの長さlであり、ここでは具体的に約16mmであり、外径dは3.5mm、内径は2.5mmである。従って、このスリーブを3.5mmの外径の小さい穴に使用する場合は、2.5mmの外径のガイドピン7を使用する。従って、内径が2.5mm、外径が3.5mmの液化材料の材料カラーが使用されることになる。
すでに前の図に示したように、接続部4もまた中空円筒として形成され、即ち、空洞を取り囲む。この部分は典型的には長さkを有し、各スリーブの長さとほぼ同じである。ここに示した具体的なケースは、この部分の長さkは約15mmである。3つのアームはそれぞれ角度α、β、γを形成し、ここに示した具体例のこれらの角度はすべて120度である。
1 ソノトロードツール
2 変換器
3 ブースター
4 18の接続部
5 18の第1接続部、大径を有する第1スリーブ
6 18の第2接続部、小径を有する第2スリーブ
7 ガイドピン
8 5の軸、第2の軸
9 3の振動方向
10 4の振動方向
11 5の振動方向
12 6の振動方向
13 4の空洞
14 6の空洞
15 5の空洞
16 4の軸、第1の軸
17 6の軸、第3の軸
18 ソノトロード
19 5の遠位縁
20 6の遠位縁
21 要素4〜6の交差ポイント
22 4の交差領域の部分の材料肉厚部
23 5の交差領域の部分の材料肉厚部
24 6の交差領域の部分の材料肉厚部
25 7の自由な遠位端
26 7の円筒形周囲面
27 5の前方開口
28 5の後方開口
29 6の前方開口
30 6の後方開口
31 前方開口
32 7の後方端
33 下顎
34 上顎
35 口腔開口
36 18の交差領域
37 33の下穴
38 37の底部
39 37の多孔質壁領域
40 3に18を固定するための開口部
41 ソノトロード面
42 4の後端、4の接続側
43 4の自由端
α 8と17の間、5と6の間それぞれの開放角度
β 16と17の間、4と6の間それぞれの開放角度
γ 8と16の間、4と5の間それぞれの開放角度、第1角度
L 5のワークセクションの長さ
D 5の外径
Di 5の内径
l 6のワークセクションの長さ
d 6の外径
di 6の内径
k 3と36の間の4の長さ

Claims (14)

  1. 接続部(4)を備える、超音波振動トランスデューサ(2、3)に接続するためのソノトロード(18)であって、前記接続部(4)は、第1の軸(16)に沿って延び、第1端部(42)によって前記超音波振動トランスデューサ(2、3)に取り付けられ又は接続され、前記接続部(4)は、前記超音波振動トランスデューサ(2、3)によって、ほぼ前記第1の軸(16)だけに沿って振動するように構成され、
    前記第1端部(42)とは反対側の前記接続部(4)の自由端(43)で、第2の軸(8)に沿って延びる実質的に円筒形の第1スリーブ(5)と、第3の軸(17)に沿って延びる実質的に円筒形の第2スリーブ(6)の両方が共通の交差領域(36)に配置され、
    前記第1の軸(16)が前記第2の軸(8)と100〜140°の範囲の第1の角度(γ)を形成し、前記第1の軸(16)が前記第3の軸(17)と100〜140°の範囲の第2の角度(β)を形成し、これらの3つの軸(8、16、17)が実質的に1つのソノトロード面(41)に配置される、ソノトロード(18)。
  2. 前記2つのスリーブ(5、6)の、外径(d、D)の、前記第2の軸(8)と前記第3の軸(17)それぞれに沿った長さ(l、L)に対する比が、1:2〜1:10の範囲、好ましくは1:3〜1:6の範囲である、請求項1に記載のソノトロード(18)。
  3. 前記第1の角度(γ)及び/又は前記第2の角度(β)が110〜130°の範囲、好ましくは115〜125°の範囲、特に好ましくは118〜122°の範囲である、請求項1又は2に記載のソノトロード(18)。
  4. 前記第1の角度(γ)と前記第2の角度(β)が、5°以下、好ましくは2°以下の偏向までで同じであり、好ましくは前記第2の軸(8)と前記第3の軸(17)が第3の角度(α)を形成し、その角度は100〜140°の範囲、好ましくは110〜130°の範囲、特に好ましくは105〜125°の範囲である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のソノトロード(18)。
  5. 前記第1スリーブ(5)と前記第2スリーブ(6)の両方が、円筒形の外面を持つ円筒として設計され、前記第1スリーブ(5)の前記外径(D)が前記第2スリーブ(6)の前記外径(d)より大きく、好ましくは1.1〜3倍、より好ましくは1.2〜2倍大きく、及び、好ましくは前記外径(d、D)の、前記第2の軸(8)と前記第3の軸(17)それぞれに沿った前記長さ(l、L)に対する比が、実質的に前記2つのスリーブ(5、6)について同一である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のソノトロード(18)。
  6. 前記第1スリーブ(5)及び/又は前記第2スリーブ(6)が、好ましくは両方が、中央軸方向円筒形凹部(14、15)を有し、それぞれの自由端で開いて前方開口(27、29)を形成し、好ましくは、この前方開口(27、29)の領域に形成された各スリーブ(5、6)の環状縁が、好ましくは円錐状に先細に設計され、好ましくは前記凹部(14、15)が一定の内径(Di、di)を有する貫通孔であり、それぞれの後方開口(28、30)を通じて、前記交差領域(36)のそれぞれの位置でアクセス可能である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のソノトロード(18)。
  7. 前記接続部(4)と前記2つのスリーブ(5、6)がどちらも管状の中空円筒として設計され、前記交差領域(36)で合流して互いに接続され、両側からそれぞれ両方のスリーブ(5、6)を通じてアクセス可能な貫通開口(27〜30)が設けられ、好ましくは前記接続部(4)の前記自由端(43)に前方開口が設けられ、さらに好ましくはこの前方開口を閉鎖要素で閉じることができる、請求項1〜6のいずれか1項に記載のソノトロード(18)。
  8. 前記第1スリーブ(5)と前記第2スリーブ(6)は、対称の質量分布を有し、特に、前記第1の軸(16)を通って配置された鏡面と前記ソノトロード面(41)に垂直な面に関して対称であり、前記長さ(L、l)及び/又は前記外径(D、d)及び/又は前記内径(Di、di)の差を補償するために、材料肉厚部(23、24)及び/又は材料凹所が前記交差領域(36)内のソノトロード(18)に形成される、請求項1〜7のいずれか1項に記載のソノトロード(18)。
  9. 前記ソノトロード(18)が、好ましくは、アルミニウム、鉄、チタン、スチール、及びこれらを主成分とする又はこれらの合金からなる金属、からなる群から選択される金属材料から製造され、好ましくは、前記ソノトロードは一体に形成されて1つのワークブロックから機械加工される、又は、好ましくは前記ソノトロードはねじ式要素が螺合されて形成され、前記接続部(4)及び/又は前記交差領域(36)及び/又は前記第1スリーブ(5)及び/又は前記第2スリーブ(6)が螺合されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のソノトロード(18)。
  10. 前記2つのスリーブ(5、6)の長さ(L、l)が5〜50mmの範囲、好ましくは10〜25mmの範囲であり、直径が2〜15mmの範囲、好ましくは2.5〜10mmの範囲、特に好ましくは2.5〜7mmの範囲である、請求項1〜9のいずれか1項に記載のソノトロード(18)。
  11. 前記接続部(4)の前記第1の端部(42)に、前記超音波振動トランスデューサ(2、3)の取り付け用接合部が、好ましくは形状嵌合及び/又は圧力嵌合の連結領域の形状で、特に好ましくはねじ山、フランジ、溝又はバイヨネット留め具の形状で設けられる、請求項1〜10のいずれか1項に記載のソノトロード(18)。
  12. 超音波振動トランスデューサ(2、3)と、請求項1〜11のいずれか1項に記載のソノトロード(18)とを備えるソノトロードツール(1)であって、好ましくは前記振動トランスデューサがハンドル状の変換器(2)とブースター(3)を備え、前記ソノトロードが前記ブースターに固定される、又は、それと一体に設計されるソノトロードツール(1)。
  13. 医療分野用に、特に歯科分野の特にインプラントの分野用に、ハンドツールとして設計される請求項12に記載のソノトロードツール(1)。
  14. 陥凹、特に陥凹により露出された空洞を有する多孔質有孔材料における陥凹の改善のための、請求項1〜11のいずれか1項に記載のソノトロード(18)又は請求項12に記載のソノトロードツール(1)の使用であって、
    外径と、ガイドピン(7)を収容するための中央凹部(14、15)を有する、円筒形側面を備える2つの円筒形スリーブ(5、6)のうちの1つが使用され、
    前記ガイドピン(7)が、機械的エネルギーを印加する前に前記陥凹の底部に向かって実質的に下に挿入されるように設けられ、
    前記ガイドピン(7)が、前記陥凹の前記底部に面するその端部の領域で、機械的エネルギーによって液化可能な材料から製造された改善カラーで囲まれ、
    前記改善カラーの円筒形側面は実質的に前記スリーブ(5、6)と同じ外径を有し、
    機械的エネルギーが印加されると、前記スリーブ(5、6)が前記改善カラーの材料を液化して横方向及び/又は縦方向に変位させながら、前記陥凹の前記底部に向かう方向に前記ガイドピン(7)に対して移動できるように、前記ガイドピン(7)が前記中央凹部(14、15)に収納される、使用。
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