JP2014508046A - 研磨物品用のイミド架橋したバインダー - Google Patents

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Abstract

研磨物品は、繊維性基材、その繊維製基材の上に付着されたバインダー、及びそのバインダーに接触した砥粒を含む。そのバインダーはブロック化イソシアネート成分及び酸無水物成分から誘導されたイミド架橋したウレタンを含む。

Description

本開示は、概してイミド架橋したバインダーを含む研磨物品に関する。
不織布研磨物品は、嵩高な不織布繊維ウエブ、研磨剤粒子、及び研磨剤粒子を嵩高な不織布繊維ウエブに固定させるポリマーバインダーを含むことが多い。従来のバインダーは、芳香族アミン硬化剤で硬化したブロック化イソシアネート官能基を有する耐溶剤性ウレタンプレポリマー含む。従来の芳香族アミン硬化剤は、発がん性物質としてリストされたメチレンジアニリンを含む。
生産ラインで従来のバインダーを硬化させる際に、硬化を完結させるための溶剤並びにブロック化剤の除去が含まれる。硬化には通常、加熱が含まれる。結果として、溶剤、ブロック化剤、及び一部のアミン硬化剤が蒸発し、作業者を潜在的な危険にさらす。
従って改善された硬化機構が望まれる。
付帯する図面を参照して、本開示はより良好に理解され、本開示の多数の特徴及び利点が当業者に明らかになる。
例示的研磨砥石車の図示が含まれる。 例示的研磨砥石車の図示が含まれる。 例示的研磨ベルトの図示が含まれる。
異なった図における同じ参照記号の使用は、類似又は同一の項目を示す。
例示的実施形態において、研磨物品には、繊維性基材、繊維性基材に付着されたバインダー、バインダーと接触している砥粒が含まれる。そのバインダーにはイミド架橋したウレタン成分が含まれ得る。一実施例では、繊維性基材には、嵩高な不織布織布などの不織布繊維性材料が含まれる。そのバインダーは、ブロック化イソシアネート成分と酸無水物成分とから誘導されるイミド架橋したウレタンバインダーを含むことができる。例えば、ブロック化イソシアネート成分には、末端基を形成する少なくとも一部のイソシアネート成分である、1個のイソシアネート成分と反応したポリエーテルブロックが挙げられる。末端イソシアネート基はオキシム又はイミダゾール官能基化成分でブロックすることができる。酸無水物成分には無水マレイン酸変性ポリマーが挙げられ得る。例示的な変性ポリマーには、スチレン系ポリマー、ポリオイレフィン、シリコーンポリマー、又はそれらの任意の組み合わせが含まれる。研磨物品は、特に、砥石車、フラップ砥石車、又はベルトの形状であり得る。
別の例示的実施形態では、そのような研磨物品は、繊維性基材をバインダー配合物でコーティングすること、砥粒をバインダー配合物に適用してバインダー配合物を硬化すること、によって形成できる。バインダー配合物はブロック化イソシアネート成分及び酸無水物成分を含むことができる。硬化すると、ブロック化イソシアネート成分と酸無水物成分とが反応してイミド架橋したウレタンバインダーを形成する。特別の実施例では、加熱することは、ブロック化イソシアネート成分の末端イソシアネート基からブロック化剤の離脱を促進することができる。末端イソシアネート基は、架橋剤の無水マレイン酸基と反応し、イミド官能基を形成し、結果としてイソシアネート成分の間でイミド官能基架橋をもたらす。実施例では、砥粒はバインダー配合物と独立して適用される。或は、砥粒はバインダー配合物を含むスラリーの中で適用できる。更なる実施例では砥粒を覆って第2のバインダー配合物が適用され、硬化できる。
基材は、少なくとも一部分が繊維性材料で形成されている繊維性基材である。その繊維性材料は、織布形状、不織布形状、又は編み物形状の繊維であることができる。例えば繊維は、縫合糸、撚り糸、織物、編み物に形成され、繊維材料の布を形成できる。別の実施例では、ランダムに適用され接着剤で固定される。例えば、そのような不織布材料は嵩高い不織布繊維材料であり得る。実施例では、繊維には、天然繊維、無機繊維又はポリマー繊維が挙げられる。例えば、天然繊維には、綿、羊毛、木材由来繊維、又はこれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。無機繊維にはガラス繊維が挙げられる。例示的ポリマー繊維には、ポリアミド繊維、ポリアラミド繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリアクリロニトリル繊維、又はこれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。特定な例では、ポリマー繊維はポリアミド繊維を含む。別の例ではポリマー繊維はポリアラミド繊維を含む。更なる例では、繊維にはポリエステル繊維が含まれる。接着剤には例えば、アクリル樹脂、ポリウレタン、酢酸ビニルコポリマー、又はこれらの組み合わせ、が挙げられる。
基材は繊維性材料から形成される織布とすることも不織布とすることもできる。或は、繊維性材料は、フィルム、コーティングされた織布、発泡体、金属基材、又はこれらの組み合わせなどの支持層に適用されることができる。基材は可撓性又は硬質性であってもよい。例示的な可撓性基材には、ポリマーフィルム(プライマー処理フィルムを含む)、例えばポリオレフィンフィルム(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、二軸延伸ポリプロピレンを含む)、ポリエステルフィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレート又は液晶ポリマー)、ポリアミドフィルム、セルロースエステルフィルム、又はこれらの任意の組み合わせ;金属箔;メッシュ;発泡体(例えば天然スポンジ材料又はポリウレタン発泡体);クロス(例えば、ポリエステル、ナイロン、絹、綿、ポリコットン又はポリレーヨンを含む繊維又は糸から作製されるクロス);紙;加硫紙;加硫ゴム;バルカンファイバ;不織布材料;又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。クロス基材は織り込み、又はステッチボンディングであってもよい。特定の例では、基材は、紙、ポリーフィルム、又はそれらの組み合わせからなる群から選択される。その他の例では、基材にはポリプロピレンフィルム又はポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが挙げられる。
特定の例では、基材は嵩高な不織布材料である。一実施形態では、研磨物品は嵩高な不織布材料から誘導された開放構造を有することができる。開放構造は繊維の間に配置される空隙を含むことができる。開放構造は少なくとも約25%が、例えば少なくとも約40%、少なくとも約55%、が開放容積であってもよい。更に、開放容積は、約99%開放容積以下、例えば、約95%開放容積以下、更に90%開放容積以下、であってもよい。
砥粒はバインダーを使用して繊維性材料に固定される、砥粒は、シリカ、アルミナ(融合した又は焼結した)、ジルコニア、ジルコニア/アルミナ酸化物、炭化ケイ素、ガーネット、ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素、窒化ケイ素、セリア、二酸化チタン、二ホウ化チタン、炭化ホウ素、酸化錫、炭化タングステン、炭化チタン、酸化鉄、クロミア、フリント、エメリー、又はそれらの任意の組み合わせ、を含む砥粒の中の任意の一つ又は組み合わせから形成できる。特定の実施例では、主としてαアルミナを含む高密度砥粒が含まれる。別の実施例では、砥粒は少なくとも約8.0のモース硬度、例えば、少なくとも約8.5、更には少なくとも約9.0を有することができる。特に、砥粒は、ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素、炭化ホウ素、炭化ケイ素、又はこれらの任意の組み合わせなどの超砥粒(super abrasive grain)が含まれ得る。
砥粒はまた、特定な形状を有することができる。そのような形状の例には、棒、三角形、ピラミッド、円錐体、中実の球体、中空の球体、又はこれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。或は、砥粒はランダムな形状であってもよい。
砥粒は一般的に、2000ミクロン以下、例えば、約1500ミクロン以下、平均粒径を有する。別の実施例では、砥粒粒径は、約750ミクロン以下、例えば、約350ミクロン以下、例えば、砥粒粒径は、少なくとも0.1ミクロン、例えば、約0.1ミクロン〜約1500ミクロン、より一般的には約0.1ミクロン〜約200ミクロン又は約1ミクロン〜約100ミクロンであってもよい。砥粒の粒径は一般的に、その砥粒の最長寸法であると規定される。一般的には粒径の範囲分布(range distribution)がある。幾つかの例では粒径は厳密に制御される。砥粒は、個別粒子、凝集物、集合体、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。
砥粒を繊維性材料に固定するバインダーには、イミド架橋したウレタンバインダーが挙げられる。詳細には、そのようなイミド架橋したウレタンバインダーは、ブロック化イソシアネート成分及び酸無水物架橋剤から形成される。ブロック化イソシアネート成分は、ブロック化剤、例えば、オキシム基、イミダゾール基、又はそれらの組み合わせを含む作用剤でブロックされたイソシアネート末端基を有することができる。具体的には、ブロック化剤はオキシム基又はイミダゾール官能基を有する脂肪族化合物が挙げられ得る。例示的ブロック化剤には、オキシム又はイミダゾール官能基を有する、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、又はヘキシル主鎖が挙げられる。具体的な例には、ブロック化剤としてブチルオキシムが挙げられる。
更に、ブロック化イソシアネート成分は、アルコール官能成分と多官能イソシアネート成分、例えば、ジイソシアネート、トリイソシアネート又はより多官能のイソシアネート成分との生成物であり得る。例示的ジイソシアネートモノマーには、トルエンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニエンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルジイソシアネート、3、3’−ジメチル−4、4’−ビフェニレンジイソシアネート、3、3’−ジメチル−4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、3、3’−ジクロロ−4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、又は1、5−ナフタレンジイソシアネート;それらの変性製品、例えば、カルボジイミド変性製品;又は類似物;又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられ得る。このようなジイソシアネートモノマーは単独で、又は少なくとも2種の混合物で使用できる。特定の実施例では、イソシアネート成分にはメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、又はこれらの任意の組み合わせ、が挙げられ得る。一実施例では、イソシアネートには、メチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)又はトルエンジイソシアネート(TDI)が挙げられ得る。具体的には、イソシアネートには、メチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)又はその誘導体が挙げられる。別の実施例では、イソシアネートには、トルエンジイソシアネート(TDI)又はその誘導体が挙げられる。例示的な多官能イソシアネート成分には、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフェート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、又はそれらの組み合わせが挙げられる。
イシシアネート成分は、約2.0〜2.9の範囲の平均官能基、例えば、2.0と2.7の間の官能基を有することができる。更にイソシアネート成分はNCO含量を5%〜35%で、例えば、10%〜30%で有することができる。
実施例では、ブロック化イソシアネートプレポリマーは、アルコール官能成分と過剰量のイソシアネート成分との反応生成物であり、結果としてイソシアネート基で終端したウレタン前駆体が得られる。架橋剤の存在下で、イソシアネート基の部分は架橋剤と反応し、結果として化学的に架橋したポリウレタン網目が得られる。
アルコール官能成分はポリオールであってもよい。一実施例では、ポリオールは、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、それらの変性若しくはグラフト化誘導体、又はそれらの組み合わせであってもよい。好適なポリエーテルポリオールは、アルキレンオキシドの二重金属シアン化物触媒によるポリインサーション(polyinsertion)によって;触媒としての水酸化アルカリ又はアルカリアルコラートの存在下及び2〜6、好ましくは2〜4の反応性水素原子を結合された形態で含有する少なくとも1種の開始剤分子を添加した、アルキレンオキシドのアニオン重合によって;又は五塩化アンチモン又は三フッ化ホウ素エーテラートなどのルイス酸の存在下におけるアルキレンオキシドのカチオン重合によって生産できる。好適なアルキレンオキシドはアルキレン基中に2〜4この炭素原子を含むことができる。実施例にはテトラヒドロフラン;1,2−プロピレンオキシド;1、2−又は2、3−ブチレンオキシド;エチレンオキシド;1、2−プロピレンオキシド;又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。アルキレノキシドは単独で、継承して、又は混合物として、使用することができる。具体的には、1、2−プロピレンオキシド及びエチレンオキシドの混合物が使用でき、混合物の使用によって、エチレンオキシドはエチレンオキシド末端ブロックとして10%〜50%の量で使用され、その結果得られるポリオールは、70%以上の一級OH末端基を示す。開始剤分子の例には、水又は二価アルコール又は三価アルコール、例えば、エチレングリコール、1、2−プロパンジオール及び1、3−プロパンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、エタン−1、4−ジオール、グリセロール、トリメチロールプロパン、又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。
好適なポリエーテルポリオール、例えば、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンポリオールは、1.5〜4の、例えば2〜3の平均官能基を有し、また800g/モル〜25,000g/モル、例えば800g/モル〜14,000g/モル、とりわけ2,000g/モル〜9,000g/モルの数平均分子量を有する。
別の実施例では、ポリオールはポリエステルポリオールを含むことができる。一実施例では、ポリエステルポリオールは、二塩基酸、例えばアジピン酸、グルタル酸、フマール酸、コハク酸、マレイン酸、若しくは酸無水物と、二官能価アルコール、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ若しくはトリプロピレングリコール、1、4−ブタンジオール、1、6−ヘキサンジオール、又はそれらの任意の組み合わせと、から誘導される。例えば、ポリエステルポリオールは、副生成物の水を連続的に除去する、グリコールと酸の縮合反応によって形成できる。少量の多官能性アルコール、例えばグリセリン、トロメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、サッカロース、若しくはソルビトール若しくはポリサッカライドを使用してポリエステルポリオールの分岐を増加させる。単純なアルコール及び酸のエステルがエステル交換反応を利用して使用でき、その場合、単純なアルコールが水と同様に連続的に除去され、1種又は2種以上の上記グリコールによって置換される。更に、ポリエステルポリオールは、芳香族酸、例えば、テレフタル酸、フタル酸、安息香酸、それらの酸無水物例えば、無水フタル酸、から生成できる。特定の実施例では、ポリオールにはアルキルジオールアルキルエステルが挙げられ得る。例えば、アルキルジオールアルキルエステルには、トリメチルペンタンジオールイソブチレート、例えば、2、2、4−トリメチル−1、3−ペンタンジオールイソブチレートが挙げられ得る。
特定の実施例では、ポリオールは少なくとも2個の一級ヒドロキシル基を有する多官能ポリオールであってもよい。例えばポリオールは少なくとも3個の一級ヒドロキシル基を有することができる。特定の実施例では、ポリオールは、5mgKOH/g〜70mgKOH/gの範囲、例えば10mgKOH/g〜70mgKOH/gの範囲、10mgKOH/g〜50mgKOH/gの範囲、若しくは更に15mgKOH/g〜40mgKOH/gの範囲、のOH価(OH number)を有するポリエーテルポリオールである。更なる実施例では、ポリエーテルポリオールはグラフト化されていてよい。例えば、ポリオールはスチレン−アクリロニトリルでグラフト化されたポリエーテルポリオールであってもよい。更なる実施例で、ポリオールとして、多官能物、例えば3官能ポリエーテルポリオールと、グラフト化ポリオール、例えばグラフト化スチレン−アクリロニトリル部分を有するポリエーテルポリオールとのブレンドが挙げられ得る。具体的には、ポリオールはBASFグループのElastgranから商品名Lupranol(登録商標)として入手可能なポリエーテルポリオールである。
加えて、バインダー配合物は触媒を含むことができる。その触媒には、有機金属触媒、アミン触媒、又はそれらの組み合わせが挙げられ得る。有機金属触媒には例えば、ジブチル錫ジラウリレート、カルボン酸リチウム塩、テトラブチルチタネート、カルボン酸ビスマス塩、又はそれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。アミン触媒には、三級アミン、例えば、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン及びより高級な同族体、1、4−ジアザビシクロ−[2、2、2]−オクタン、N−メチル−N’−ジメチルアミノエチルピペラジン、ビス(ジメチルアミノアルキル)ピペラジン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N−ジエチルベンジルアミン、ビス(N,N−ジエチルアミノエチル)アジペート、N,N,N’,N’−テトラメチル−1,3−ブタンジアミン、N,N−ジメチル−β−フェニルエチルアミン、ビス(ジメチルアミノプロピル)尿素、ビス(ジメチルアミノプロピル)アミン、1、2−ジメチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、単環式及び二環式アミジン、例えば、ビス(ジメチルアミノエチル)エーテルなどのビス(ジアルキルアミノ)アルキルエーテル、(ホルムアミド基などの)アミド基を有する三級アミン、又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられ得る。別の例の触媒成分として、ジメチルアミンなどの二級アミン、又はホルムアルデヒドなどのアルデヒド、又はアセトン、メチルエチルケトン、若しくはシクロヘキサノンなどのケトン、又はフェノール、ノニルフェノール若しくはビスフェノールなどのフェノール、を含むマンニッヒ塩基が挙げられる。イソシアネート基に関して活性である水素原子を有する三級アミン形態の触媒としてはトリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、N、N−ジメチルエタノールアミン、それらのプロピレンオキシド若しくはエチレノキシドなどのアルキレンオキシドとの反応生成物、又は二級−三級アミン、又はこれらの任意の組み合わせが挙げられ得る。炭素−珪素結合を有するシラミン(silamine)は、例えば、2、2、4−トリメチル−2−シラモルホリン、1、3−ジエチルアミノメチルテトラメチルジシロキサン、又はそれらの任意の組み合わせなどの触媒としても使用できる。
ブロック化イソシアネートウレタン成分は酸無水物架橋剤で架橋できる。一実施例において、酸無水物架橋剤には無水マレイン酸変性ポリマーが含まれる。変性される例示的ポリマーには、スチレン系ポリマー、ポリオレフィン、ジエンエラストマー、ビニルエーテルポリマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー、アクリル系ポリマー、ポリエーテルポリマー、ポリエステルポリマー、シリコーン、又はこれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。例示的ポリオレフィンには、ポリオレフィンホモポリマー、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリペンテン;若しくはポリメチルペンテン、ポリオレフィンコポリマー、例えばエチレン−プロピレンコポリマー、エチレン−ブテンコポリマー、若しくはエチレン−オクテンコポリマー;又はそれらの任意のブレンド;又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。
ジエンエラストマーは、架橋性コポリマーであって、ジエンモノマー、例えばエチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)、アクリロニトリルブタジエンスチレンターポリマー(ABS)又はこれらの組み合わせから誘導される。例示的ジエンモノマーには、共役ジエン、例えばブタジエン、イソプレン、クロロプレンなど;5〜約25の炭素原子を含む非共役ジエン、例えば1、4−ペンタジエン、1、4−ヘキサジエン、1、5−ヘキサジエン、2、5−ジメチル−1、5−ヘキサジエン、1、4−オクタジエンなど;環状ジエン、例えばシクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロオクタジエン、ジシクロペンタジエンなど;ビニル環式エン(vinyl cyclic ene)、例えば1−ビニル−1−シクロペンテン、1−ビニル−1−シクロヘキセンなど;アルキルビシクロノナジエン、例えば3−メチルビシクロ−(4,2,1)−ノナ−3、7−ジエンなど;インデン、例えばメチルテトラヒドロインデンなど;アルケニルノルボルネン、例えば5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ブチリデン−2−ノルボルネン、2−メタリル−5−ノルボルネン、2−イソプロペニル−5−ノルボルネン、5−(1、5−ヘキサジエニル)−2−ノルボルネン、5−(3、7−オクタジエニル)−2−ノルボルネンなど:トリシクロジエン、例えば3−メチルトリシクロ(5、2、1、02、6)−デカ−3、8−ジエンなど;又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。特定の実施形態では、ジエンには非共役ジエンが挙げられる。別の実施形態では、ジエンエラストマーにはアルケニルノルボルネンが挙げられる。
例示的アクリルポリマーには、(メタ)アクリレート(すなわちアクリレート又はメタクリレート)官能モノマーから誘導されるポリマーが挙げられる。例示的なモノマーには、メタクリレート、アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、(メタ)アクリロイルモルホリン、7−アミノ−3、7−ジメチルオクチル(メタ)アクリレート、イソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、イソボルニルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、エチルジエチレングリコール(メタ)アクリレート、t−オクチル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエン(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニロルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミドテトラクロロフェニル(メタ)アクリレート、2−テトラクロロフェノキシ(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、テトラブロモフェニル(メタ)アクリレート、2−テトラブロモフェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−トリクロロフェノキシエチル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニル(メタ)アクリレート、2−トリブロモフェノキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、ペンタクロロフェニル(メタ)アクリレート、ペンタブロモフェニル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ボルニル(メタ)アクリレート、メチルトリエチレンジグリコール(メタ)アクリレート、又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。詳細には、アクリレートポリマーはメタクリレート、アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、それらのコポリマー、又はそれらの任意の組み合わせ、から誘導できる。更なる実施例では、アクリルポリマーには、ポリアクリレート及びポリメタクリレートのコポリマー、ポリアクリレート及びエチレンメタクリレートコポリマー(「EMAC」)(シェブロンケミカル(Chevron Chemicals)社のEMAC 2260)、又はポリアクリレート及びエチレンブチルアクリレート(「EBAC」)が挙げられる。
例示的シリコーンには、官能化された末端基を有するポリアルキルシロキサンが挙げられる。例示的ポリアルキルシロキサンは、前駆体、例えばジメチルシロキサン、ジエチルシロキサン、ジプロピルシロキサン、メチルエチルシロキサン、メチルプロピルシロキサン、メチルフェニルシロキサン、それらのフッ素化誘導体、又はそれらの任意の組み合わせ、から形成される。特定の実施例では、ポリアルキルシロキサンは無水マレイン酸官能基で終端できる。
更なる実施例では、ポリマーはポリエチレンフタレートなどのポリエステルである。別の実施例では、ポリエステルは液晶ポリマーである。例示的な液晶ポリマーには芳香族ポリエステル、例えば、商品名ザイダー(登録商標)(XYDAR)(アモコ(Amoco))、ベクトラ(登録商標)(VECTRA)(ヘキストセラニーズ(Hoechst Celanese))スミコスーパー(商標)(SUMIKOSUPER)(住友化学)、エコノール(商標)(EKONOL)(サンゴバン(Saint−Gobain))、デュポンHX(商標)(DuPont HX)又はデュポンゼナイト(商標)(DuPont ZENITE)(デュポン(E.I.DuPont de Nemours))、ロッドランTM(RODRUN)(ユニチカ(Unitika))、グランラー(商標)(GRANLAR)(グランモント(Grandmont))、又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。例示的ポリエーテルには、ポリオキシメチレン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、又はそれらの任意の組み合わせが挙げられる。例示的スチレン系ポリマーには、少なくとも1つのポリスチレンブロックを有するポリマー、例えばポリスチレン、アクリロニトリルブタジエンスチレンコポリマー(ABS)、スチレン−ブタジエン(SB)、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレン(SIS)、スチレン−イソプレン(SI)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン(SEBS)、スチレン−エチレン−ブチレン(SEB)、スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン(SEPS)、イソプレン−イソブチレンラバー(IIR)、スチレン−エチレン−プロピレン(SEP)、又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。
詳細には、無水マレイン酸変性ポリマーには、シリコーン成分が含まれる。別の実施例では、無水マレイン酸変性ポリマーには、スチレン系ポリマー成分が含まれる。更なる実施例には、無水マレイン酸変性ポリマーにはポリオレフィン成分が含まれる。
酸無水物架橋剤は、バインダー配合物中にイソシアネート成分の重量に基づいて0.001重量%〜20重量%の量で含まれ得る。例えば、酸無水物架橋剤は、イソシアネート成分の重量に基づいて、0.005重量%〜10重量%、例えば、イソシアネート成分の重量に基づいて0.005重量%〜7重量%、若しくは更に0.01重量%〜5重量%、の量で含まれ得る。
バインダー配合物はさらに、フィラー、溶剤、可塑剤、連鎖移動剤、触媒、安定剤、分散剤、硬化剤、反応緩和剤、又は分散体の流動性に影響を及ぼす作用剤を含むことができる。更にバインダー配合物は帯電防止剤、例えば、グラファイト、カーボンブラック、それらの任意の組み合わせを含むことができる。別の実施例では、バインダー配合物は懸濁剤、例えばヒュームドシリカを含むことができる。別の実施例では、バインダー配合物はステアリン酸金属塩などのアンチローディング剤(anti−loading agent)、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸マグネシウム、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。追加の実施例では、バインダー配合物はワックスなどの潤滑剤を含むことができる。更にバインダー配合物は湿潤剤、染料、フィラー、粘度調整剤、消泡剤、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
繊維性材料に適用された後、バインダー配合物は硬化され、砥粒を繊維性材料に固定するイミド架橋したウレタンバインダーを形成できる。詳細には、硬化することにはバインダー配合物を加熱することが含まれ得る。例えば、加熱は末端イソシアネート基からブロック化剤の解離を促進させることができ、末端イソシアネート基は架橋剤の無水マレイン酸基と反応し、イミド官能基を形成し、結果としてウレタンプレポリマーとの間でイミド官能架橋が得られる。
硬化された後、バインダーは、化学的特性及び機械的特性などに所望する特性を有することができる。例えば、バインダーは35℃で測定して、0.5MPa〜20MPaの範囲内の貯蔵弾性率を有することができる。例えば、貯蔵弾性率は1MPa〜15MPaの範囲内、例えば1.5MPa〜12MPaの範囲内であることができる。特定の実施例では、貯蔵弾性率は1.5MPa〜5MPaの範囲内である。代替例では、貯蔵弾性率は6MPa〜12MPaの範囲内である。
更に、バインダーは所望の熱機械的特性を示すことができる。例えば、熱機械分析(TMA)プローブで試験すると、バインダーは200℃より高い温度では少なくとも60%のプローブ高さを示すことができる。例えばプローブは少なくとも210℃において、例を挙げると少なくとも235℃において、若しくは更には少なくとも250℃において60%の高さであることができる。詳細には、プローブ高さは350℃より高い温度において60%以下となり得る。
更に、バインダーは所望のガラス転移温度を有することができる。例えば、ガラス転移温度は少なくとも−20℃、例えば少なくとも−15℃、若しくは更には少なくとも−5℃であることができる。
別の実施例では、バインダーは15〜170の範囲の、例えば15〜160の範囲の所望のケーニッヒ振子硬度(Koenig pendulum hardness)を示すことができる。例えば、ケーニッヒ振子硬度は、少なくとも15回振動、例えば少なくとも35回振動、少なくとも40回振動、少なくとも50回振動、若しくは更に少なくとも75回振動であることができる。詳細には、ケーニッヒ振子硬度は170回振動より高くはなく、例えば160回振動より高くない。更にバインダーは、20kgf/mm2〜80kgf/mm2の範囲にある所望のヌープ硬度(Knoop hardness)を示すことができる。
更に、バインダーは、破断時伸度などの所望の機械的特性を示すことができる。例えば、バインダーは少なくとも200%の、例を挙げれば少なくとも300%、又は更には少なくとも400%の伸度を示すことができる。
具体的には、研磨物品は砥石車、フラップ砥石車、又はベルトの形状であることができる。例えば、図1に例示したように、砥石車100は中央部ダウエル104で固定された1層又は2層以上の不織布102を有する。不織布層102の繊維106は、イミド架橋したウレタン成分を含むバインダーで繊維に固定された砥粒でコーティングされている。
別の実施例では、図2に例示したように、研磨物品200は中央部支持体204に固定されたフラップ202を有する。フラップ202は繊維性材料に砥粒を固定するバインダーでコーティングされた繊維性材料を含むことができる。バインダーはイミド架橋したウレタン成分を含むことができる。
更なる実施例では、基材302を有する研磨ベルト300が図3に例示される。繊維304は基材302上に付着される。砥粒はイミド架橋したウレタン成分を含むバインダーで繊維304に固定されている。
研磨物品は、繊維性材料を含む基材を分配すること、その繊維性材料をバインダー配合物でコーティングすること、砥粒を付着させバインダー配合物と接触させること、及びそのバインダー配合物を硬化させることによって形成され得る。特定の実施例では、基材は不織布繊維性材料を含む。不織布繊維性材料は、支持体の上にランダムに繊維を付着させ、接着剤で繊維をコーティングして形成できる。接着剤、例えばアクリル樹脂、ウレタン、又は酢酸ビニル接着剤は、繊維を合わせて固定させ嵩高い不織布繊維性材料を形成する。任意選択で、繊維性材料は支持体層に固定され得る。別の実施例では繊維性材料は、更なる処理のために厚板に切断され得る。
不織布繊維性材料を有する基材はバインダー配合物でコーティングするため分配される。例えば、不織布材料は、スプレーコーティング、浸漬コーティング、又はそれらの任意の組み合わせなどによってバインダー配合物でコーティングされる。過剰のバインダー配合物は不織布繊維性材料からドレン抜きできる。詳細には、バインダー配合物はブロック化イソシアネート及び酸無水物架橋剤を含む。
加えて、砥粒は付着させバインダー配合物と接触させることができる。一実施例では、スラリーはバインダー配合物及び砥粒で形成でき、スラリーは不織布繊維性材料上にコーティングされ得る。このような例では、砥粒の付着及びバインダー配合物のコーティングが同時に起こる。別の例では、砥粒が付着され、続いて不織布繊維性材料上にバインダー配合物がコーティングされることができる。更なる例では、砥粒はバインダー配合物でコーティングされる前に付着され得る。
砥粒をバインダー配合物と接触させて付着させた後に、バインダー配合物を硬化させてイミド架橋したウレタンバインダーを形成することができる。更なる実施例では、不織布繊維性材料は更なるバインダー配合物でコーティングされ、続いて砥粒が適用される。一実施例では、さらなるバインダー配合物にはブロック化イソシアネート成分及び酸無水物架橋剤が含まれる。その第2のバインダー配合物は硬化されて、イミド架橋したウレタンバインダーを形成する。そのため、バインダー配合物は下引き接着剤層として使用でき、上引き接着剤層として使用でき、又は両方共砥粒に対して使用できる。別の例では、バインダー配合物は超上引き接着剤層などのその他のコーティングに使用できる。
コーティングされた繊維性材料は、切断又は形状付けされて研磨物品を形成する。例えば、コーティングされた繊維性材料は円形形状に切断され、砥石車を形成できる。別の例では、生成材料は積重ねられ多層製品を形成でき、又は回旋状砥石車(convolute wheel)に巻くことができる。別の例では、コーティングされた繊維性材料はフラップに切断され、フラップを組み立てて研磨製品を形成できる。
形成された後、研磨製品は摩耗される加工物の表面と接触して配置され、その表面に対して移動させて、所望の表面特性又は材料除去を生じさせることができる。例えば、研磨製品をサンダー又はその他の機械装置に取り付けて、加工物と接触配置させることができる。始動すると、サンダー又はその他の機械装置が研磨製品を加工物に対して、例えば往復運動で、円運動で、又はその両方で移動させて、摩耗を促進させることができる。別の実施例では、研磨物品は携帯型手刺し研磨物品として使用できる。更なる例では、研磨物品は、平坦な切断円板の研磨物品、統合された砥石車の研磨物品、すくい車の研磨物品、センターへこみ形研削砥石の研磨物品、回旋状砥石車の研磨物品、研磨ベルト、センターのない研磨物品、ハンドサンデイング又はジッターバッグ利用向けに分配される巻物状研磨物品、であってもよい。
実施例1
バインダー配合物サンプルを調製し、ケーニッヒ振子硬度を試験する。
対照サンプル1:メチルエチルケトン(MEK)中の13.5%固形分溶液のメチレンジアニリンを、アジプレン(Adiprene)BL−16(ケムチュラChemtura)及びアジプレンBL−40(ケムチュラ)のそれぞれが51.3gのジアミンに対して35.0g及び15.0gの比率である混合物に添加する。その溶液をガラス板上に4ミルの湿潤厚で注型し、250°Fで20.5時間乾燥させる。
イミド架橋したサンプル1:0.14gのSMA1000(クレイバレー(Cray Valley))サンプルを、25gのMEK及び24.9gのアジプレンBLM−500に添加する。得られたバインダー混合物のフィルムを調製し、対照サンプルに関連して述べたように硬化させる。
イミド硬化したサンプル2:2.53gのライコン(Ricon)131MA(クレイバレー)サンプルを、10.6gのメチルイソブチルケトン(MIBK)及び26.2gのアジプレンBL−40に添加する。得られたバインダー混合物のフィルムを調製し、対照サンプルに関連して述べたように硬化させる。
イミド硬化したサンプル3:ガントレッズ(Gantrez)AN−119(インターナショナル・スペシャルティ・プロダクツInternational Specialty Products)の15.6%固形分溶液を、21.7gのアジプレンBLM−500に対して28.4gの比率で添加する。得られたバインダー混合物のフィルムを調製し、対照サンプルに関連して述べたように硬化させる。
イミド硬化したサンプル4:11.28gのSMA1000(クレイバレー)サンプルに、11.3gのMEK及び11.3gのMIBK、続いて16.2gのアジプレンBL−40を添加する。得られたバインダー混合物のフィルムを調製し、対照サンプルに関連して述べたように硬化させる。
表1に例示したように、イミド架橋した実施例は、対照実施例と比較して増加したケーニッヒ振子硬度を示す。
Figure 2014508046
実施例2
ナイロン繊維からなる嵩高い不織布サンプル(500デニール2.5”及び200デニール2”の1:1ブレンド)が、4.4ポンド/リームの重量のバインダー及び35.6ポンド/リームの重量の繊維を使用して調製される。補助結合剤は、39部のハイカー(Hycar)26138、0.2部のトリトンX−100、1.5部のメラミン樹脂、及び59.3部の水からなり、生産ライン上で硬化させ、11”×11”四方に切断する。予備上引き接着剤層は270ポンド/リームの粒体及び20ポンド/リームのバインダーg数を含有して調製される。粒体内容物は70%のA2−60及び30%のハイパル(HiPal)60からなる。予備上引き接着剤層を325°Fで10分乾燥する。次いで上引き接着剤層を450ポンド/リームのコーティング重量で適用し、260°Fで6時間、続いて210°Fで14時間乾燥させる。ポリウレタン−イミドサンプルを、同じ補助結合剤、粒体パーセント及び粒体組成で、並びに同じ架橋条件を用いて調製する。それぞれのバインダーの組成を下記の表2及び表3に一覧にする。
Figure 2014508046
Figure 2014508046
砥石車は、サンプル厚板から4.5”直径に切断される。イミド架橋したサンプル5から製造された砥石車は、対照サンプル2よりも可撓性が高く、一方サンプル6はその他のそれぞれの砥石車サンプルと比較して非常に可撓性である。イミド架橋したサンプル5砥石車は、5ポンドの圧力下6000rpmにおいてカーボンスチール加工物の表層部を除去でき、一方サンプル6からのイミド架橋した砥石車は600rpmにて存在し続けない。対照サンプル2は10ポンドの圧力下で表層部を除去する。
第1の実施形態では、研磨物品は繊維性基材、繊維性基材の上に付着されたバインダー、及びバインダーと接触した砥粒を含む。バインダーにはイミド架橋したウレタン成分が含まれる。
第1の実施形態の実施例では、イミド架橋したウレタン成分はブロック化イソシアネート成分と酸無水物成分とから誘導される。例えば、ブロック化イソシアネート成分はポリエーテルブロックを含むことができる。別の実施例ではブロック化イソシアネート成分はポリエステル−エーテルブロックを含むことができる。追加の実施例では、酸無水物成分は無水マレイン酸変性ポリマーである。詳細には、無水マレイン酸変性ポリマーは、スチレン系ポリマー、ポリオレフィン、ジエンエラストマー、ビニルエーテルポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、アクリル系ポリマー、ポリエーテル、ポリエステル、シリコーン、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。例えば、無水マレイン酸変性ポリマーはシリコーンを含むことができる。別の実施例では、無水マレイン酸変性ポリマーはスチレン系ポリマーを含む。別の追加の実施例では、無水マレイン酸変性ポリマーはアクリル系ポリマーを含む。
第1の実施形態の更なる実施例では、バインダーは下引き接着剤層を形成する。別の実施例では、バインダーは上引き接着剤層を形成するか又は超上引き接着剤層を形成する。
第1の実施形態の追加実施例では、砥粒にはシリカ、アルミナ(溶融した又は焼結した)、ジルコニア、ジルコニア/アルミナ酸化物、炭化ケイ素、ガーネット、ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素、窒化ケイ素、セリア、二酸化チタン、二ホウ化チタン、炭化ホウ素、酸化錫、炭化タングステン、炭化チタン、酸化鉄、クロミア、フリント、エメリー、又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。更なる実施例では、砥粒は0.1ミクロン〜1500ミクロンの範囲の平均粒径を有する。
第1の実施形態の別の実施例では、バインダーには更に、ステアリン酸金属塩などのアンチローディング剤が含まれる。更なる実施例では、バインダーには粘度調整剤が含まれる。追加の実施例では、バインダーには懸濁剤が含まれる。
第1の実施形態の更なる実施例では、繊維性基材は不織布基材である。別の実施例では、繊維性基材は第2のバインダーで接合された繊維が含まれる。追加の実施例では、繊維は無機繊維が含まれる。更なる実施例では、繊維はポリマー繊維が含まれる。例えば、ポリマー繊維にはポリアミドが挙げられる。別の実施例では、第2のバインダーにはアクリル樹脂、ポリウレタン、酢酸ビニル、又はそれらの任意の組み合わせが挙げられる。
第1の実施形態の追加の実施例では、バインダーは0.5MPa〜20MPaの範囲の貯蔵弾性率を有する。更なる実施例では、バインダーは200℃において少なくとも60%のTMAプローブ深さを有する。別の実施例では、バインダーは少なくとも−20℃のガラス転移温度を有する。更なる実施例では、バインダーは15回振動〜160回振動の範囲のケーニッヒ振子硬度を有する。別の実施例では、バインダーは少なくとも200%の伸度を有する。追加の実施例では、バインダーは20kgf/mm2〜80kgf/mm2の範囲のヌープ硬度を有する。
第1の実施形態の別の実施例では、研磨物品は砥石車の形状である。更なる実施例では、研磨物品はフラップの形状である。追加の実施例では、研磨物品はベルトの形状である。
第2の実施形態では、研磨物品には、第1のバインダーで固定された繊維を含む不織布繊維性材料、その不織布繊維性材料の上に付着され第2のバインダーで不織布繊維性材料に固定された砥粒、が含まれ、その第2のバインダーは、ブロック化イソシアネート成分と酸無水物成分とから誘導されたイミド架橋したウレタン成分を含む。
第2の実施形態の実施例では、第1のバインダーには、アクリル樹脂、ポリウレタン、酢酸ビニル、又はそれらの任意の組み合わせが含まれ、一方ではブロック化イソシアネート成分はポリエーテルブロックを含む。別の実施例では、ブロック化イソシアネート成分はポリエステル−エーテルブロックを含む。
第2の実施形態の更なる実施例では、酸無水物成分は、無水マレイン酸変性ポリマーである。例えば、無水マレイン酸変性ポリマーには、スチレン系ポリマー、ポリオレフィン、ジエンエラストマー、ビニルエーテルポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、アクリル系ポリマー、ポリエーテル、ポリエステル、シリコーン、又はこれらの任意の組み合わせ、が含まれる。特定の実施例では、無水マレイン酸変性ポリマーには、シリコーンが含まれる。別の実施例では、無水マレイン酸変性ポリマーには、スチレン系ポリマーが含まれる。追加の実施例では、無水マレイン酸変性ポリマーには、アクリル系ポリマーが含まれる。
第2の実施形態の別の実施例では、繊維には無機繊維が含まれる。例えば、繊維はポリマー繊維を含むことができる。一実施例ではポリマー繊維はポリアミドを含む。更なる実施例では、第2のバインダーにはアクリル樹脂、ポリウレタン、酢酸ビニル、又はそれらの任意の組み合わせ、が挙げられる。
第3の実施形態には研磨物品を形成する方法であって、不織布繊維性材料を含む基材を分配すること、及びその不織布繊維性材料をバインダー配合物でコーティングすることが含まれる。バインダー配合物にはブロック化イソシアネート成分及び酸無水物架橋剤が含まれる。更に、その方法には、砥粒を付着させてバインダー配合物と接触するようにすること、及びバインダー配合物を硬化させてイミド架橋したウレタンバインダーを形成することが含まれる。
第3の実施形態の一実施例では、その方法には更に、バインダー配合物及び砥粒を含有するスラリーを形成することが含まれ、不織布繊維性材料をそのスラリーでコーティングすることによって、コーティング及び付着が同時に生じる。追加の実施例では、付着の前にコーティングがもたらされる。
第3の実施形態の別の実施例では、その方法には更に、バインダー配合物を硬化させた後でその基材由来の研磨物品を成形することが含まれる。
第3の実施形態の追加の実施例では、その方法には更に、繊維性材料をランダムに付着させることによって基材を形成すること、及びその繊維性材料を第2のバインダーでコーティングすることが含まれる。
第3の実施形態の更なる実施例では、その方法には更に、付着された砥粒を覆う第2のバインダー配合物をコーティングすること、及び第2のバインダー配合物を硬化させることが含まれる。追加の実施例では、第2のバインダー配合物にはブロック化イソシアネート成分及び酸無水物架橋剤が含まれる。
第4の実施形態では、加工物を研磨する方法であって加工物の表面を研磨物品と接触させることが含まれる。研磨物品には繊維性基材、及びその繊維性基材に付着されたバインダーが含まれる。バインダーにはブロック化イソシアネート成分と酸無水物成分とから誘導されたイミド架橋したウレタンが含まれる。その方法には更に、砥粒をバインダーと接触させること、及びその研磨物品を加工物表面と接触させながら加工物に対して移動させること、が含まれる。
概要又は実施例において上記されている作業の全てが必ずしも必要とされているわけではなく、特定の作業の一部分が必要でない場合があり、及び、1つ又は複数のさらなる作業が記載されたものに追加して実施されてもよいことに注目すべきである。その上更に、列記された活動内容の順序が必ずしもそれらが実行される順序ではない。
前述の明細書の中で、特定の実施形態を参照して発明概念を説明した。しかしながら、当業者であれば各種の改変形態及び変形形態が以下の請求項に記載の本発明の範囲から逸脱すること無しに可能であることを理解する。従って、本明細書及び図面は、限定的な意味ではなくて例示的ものとみなされるべきであり、そのような全ての改変形態は本発明の範囲内に含まれることを意図するものである。
本明細書において使用される場合、用語「含んでなる」、「含んでなること」、「含む」、「含むこと」、「有する」、「有すること」、又はそれらの他のあらゆる変化形は、非排他的包含を扱うことを意図している。例えば、特質のリストを含む処理、方法、物品、又は装置は、これらの特質に必ずしも限定されるものではなく、明確にリストされなかった他の特質、又はこのような処理、方法、物品又は装置に固有のその他の特質を含むことができる。更に、「又は」とは、反することが明示されていない限り、包含的論理和を指し、排他的論理和を指すものではない。例えば、条件A又はBは以下の事項のいずれか一つにより満足される。すなわちAは真であり(又は存在する)Bは偽である(又は存在しない)、Aは偽であり(又は存在しない)Bは真である(又は存在する)、及びA並びにBの両方が真である(又は存在する)。
同様に「1つ(「a」又は「an」)」は、本明細書で記述される要素及び成分を説明するために使用される。これは単に便宜的なものであり、本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われる。この記述は、1つの又は少なくとも1つを包含すると解釈すべきであり、単数形は明らかに他の意味となる場合を除けば、複数形をも包含すると解釈すべきである。
有益性、その他の利点及び課題に対する解決策を、特定の実施形態に関連して上記に説明した。しかしながら有益性、利点、課題に対する解決策、及び何らかの有益性、利点、又は解決策のいずれかを発生させる若しくはより明白にするいずれかの特質は、本発明の請求項の特徴の一部又は全てにとって極めて重要なもの、必要なもの、又は必須なものとして解釈すべきではない。
本明細書を読めば、当業者は、明確にするために別々の実施形態を背景にして本明細書に説明された特定の特徴が、同様に単一の実施形態に組み合わせて提供され得ることを理解するであろう。反対に簡潔化のために、単一の実施形態を背景にして説明された各種の特徴は別々に若しくは任意の小結合の形で提供され得る。更に、範囲の中で記述された値への言及は、その範囲内の個々の及び全ての値を包含する。

Claims (41)

  1. 繊維性基材と、
    前記繊維性基材の上に付着されたバインダーであって、ブロック化イソシアネート成分と酸無水物成分とから誘導されたイミド架橋したウレタン成分を含むバインダーと、
    前記バインダーと接触した砥粒と
    を含む研磨物品。
  2. 第1のバインダーと共に固定された繊維を含む不織布の繊維性基材と、
    前記不織布の繊維性基材の上に付着され、かつ第2のバインダーで前記不織布の基材に固定された砥粒と、
    ブロック化イソシアネート成分と酸無水物成分とから誘導されたイミド架橋したウレタン成分を含む第2バインダーと
    を含む研磨物品。
  3. 研磨物品を形成する方法であって、
    不織布を含む繊維基材を分配することと、
    前記不織布の繊維性基材を、ブロック化イソシアネート成分及び酸無水物架橋剤を含むバインダー配合物でコーティングすることと、
    砥粒を付着させ、前記バインダー配合物に接触させることと、
    前記バインダー配合物を硬化させ、イミド架橋したウレタンバインダーを形成することと
    を含む、研磨物品形成方法。
  4. 加工物品を研磨する方法であって、
    研磨物品を加工物品の表面に接触させることと、
    前記研磨物品を前記表面と接触させながら前記加工物に対して移動させることとを含み、前記研磨物品が、
    繊維性基材と
    前記繊維性基材の上に付着され、ブロック化イソシアネート成分と酸無水物成分都から誘導されたイミド架橋したウレタンを含むバインダーと、
    前記バインダーと接触した砥粒とを含む、方法。
  5. 前記ブロック化イソシアネート成分がポリエーテルブロックを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  6. 前記ブロック化イソシアネート成分がポリエステル−エーテルブロックを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  7. 前記酸無水物成分が無水マレイン酸変性ポリマーである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  8. 前記無水マレイン酸変性ポリマーが、スチレン系ポリマー、ポリオレフィン、ジエンエラストマー、ビニルエーテルポリマー、エチレン−酢酸ビニルコポリマー、アクリル系ポリマー、ポリエーテル、ポリエステル、シリコーン、又はこれらの組み合わせ、を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  9. 前記無水マレイン酸変性ポリマーがシリコーンを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  10. 前記無水マレイン酸変性ポリマーがスチレン系ポリマーを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  11. 前記無水マレイン酸変性ポリマーがアクリル系ポリマーを含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  12. 前記バインダーが下引き接着剤層を形成する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  13. 前記バインダーが上引き接着剤層を形成する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  14. 前記バインダーが超上引き接着剤層を形成する、請求項1〜13のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  15. 前記砥粒が、シリカ、アルミナ(溶融した又は焼結した)、ジルコニア、ジルコニア/アルミナ酸化物、炭化ケイ素、ガーネット、ダイヤモンド、立方晶窒化ホウ素、窒化ケイ素、セリア、二酸化チタン、二ホウ化チタン、炭化ホウ素、酸化錫、炭化タングステン、炭化チタン、酸化鉄、クロミア、フリント、エメリー、それらの任意の組み合わせ、を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  16. 前記砥粒が0.1ミクロン〜1500ミクロンの範囲にある平均粒径を有する、請求項1〜15のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  17. 前記バインダーがアンチローディング剤を更に含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  18. 前記アンチローディング剤がステアリン酸金属塩である、請求項1〜17のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  19. 前記バインダーが粘度調整剤を更に含む、請求項1〜18のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  20. 前記バインダーが懸濁剤を更に含む、請求項1〜19のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  21. 前記繊維性基材又は繊維性材料が不織布である、請求項1〜20のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  22. 前記繊維性基材又は不織布繊維性材料が第2のバインダーによって接合された繊維を含む、請求項1〜21のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  23. 前記繊維が無機繊維を含む、請求項1〜22のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  24. 前記繊維がポリマー繊維を含む、請求項1〜23のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  25. 前記ポリマー繊維がポリアミドを含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  26. 前記第2のバインダーがアクリル樹脂、ポリウレタン、酢酸ビニル、又はそれらの任意の組み合わせを含む、請求項2及び請求項22〜25のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  27. 前記バインダーが0.5MPa〜20MPaの範囲内の貯蔵弾性率を有する、請求項1〜26のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  28. 前記バインダーが200℃で少なくとも60%のTMAプローブ深さを有する、請求項1〜27のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  29. 前記バインダーが少なくとも−20℃のガラス転移温度を有する、請求項1〜28のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  30. 前記バインダーが15回振動〜160回振動の範囲のケーニッヒ振子硬度を有する、請求項1〜29のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  31. 前記バインダーが少なくとも200%の伸度を有する、請求項1〜30のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  32. 前記バインダーが20kg/mm2〜80kg/mm2の範囲のヌープ硬度を有する、請求項1〜31のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  33. 前記研磨物品が砥石車の形状である、請求項1〜32のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  34. 前記研磨物品がフラップの形状である、請求項1〜33のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  35. 前記研磨物品がベルトの形状である、請求項1〜34のいずれか一項に記載の研磨物品又は方法。
  36. 前記バインダー配合物及び前記砥粒を含むスラリーを形成することを更に含み、前記不織布繊維性材料を前記スラリーでコーティングすることによって、コーティングすることと付着させることとが同時に生じる、請求項3に記載の方法。
  37. コーティングすることが付着させることの前に起こる、請求項3又は36に記載の方法。
  38. 前記バインダー配合物を硬化させた後に、研磨物品が前記基材から成形されることを更に含む、請求項3、36、及び37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 繊維性材料をランダムに付着させ、前記繊維性材料を第2のバインダーでコーティングすることによって基材を形成することを更に含む、請求項3及び36〜38のいずれか一項に記載の方法。
  40. 前記付着された砥粒を覆って第2のバインダー配合物をコーティングし、前記第2のバインダー配合物を硬化させることを更に含む、請求項3及び36〜39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記第2のバインダー配合物が、ブロック化イソシアネート成分及び酸無水物架橋剤を含む、請求項3及び36〜40のいずれか一項に記載の方法。
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