JP2014507913A - 移動通信システム、中継局、及び基地局 - Google Patents

移動通信システム、中継局、及び基地局 Download PDF

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Abstract

移動通信システムは、基地局(1)及び中継局(2)を含む。基地局(1)は、第1のキャリアを用いた第1の無線リンク(BL)の接続中にキャリア情報を中継局(2)に送信する。キャリア情報は、第1の無線リンク(BL)において複数キャリア通信(CA)を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示す。中継局(2)は、キャリア情報によって示される少なくとも1つの候補キャリアについての第1の無線リンク(BL)の構成に関する要求情報を基地局(1)に送信する。基地局(1)は、さらに、中継局(2)からの要求情報の受信に応じて、複数キャリア通信(CA)のために前記第1のキャリアとともに使用される第2のキャリアを決定する。

Description

本出願は、基地局と該基地局に帰属する中継局で構成されるシステムにおいて、基地局と中継局の間のバックホールリンクにて複数のキャリア(i.e. 搬送波、又は搬送波周波数帯域)を同時に使用する複数キャリア通信を行う場合のキャリア選択方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)のLTE-Advanced (Long Term Evolution Advanced)では、中継局(以下RN:Relay node)の導入が検討されている(非特許文献1及び2を参照)。RNは、セル端にいる移動局(以下UE:User Equipment)の通信速度の高速化や、基地局(以下eNB:Evolved Node B)のセル範囲拡大等を目的とした技術の1つである。3GPPで検討されているRNのアーキテクチャーの詳細は非特許文献2に記載されている。
以下では、非特許文献2に記載されているRNのアーキテクチャーに基づく移動通信システムの概要について説明する。図1は、3GPPで検討されているRN使用時のネットワーク構成例を示す図である。基地局(eNB)91は、移動体通信事業者のコアネットワーク(以下CN)4に帰属している。基地局(eNB)91は、eNBセル10を生成し、移動局(UE)3とコアネットワーク(CN)4との間でトラフィックを中継する。中継局(RN)92は、バックホールリンク(図中のBL1)によって基地局(eNB)91に帰属し、バックホールリンク(BL1)を介してコアネットワーク(CN)4に帰属する。移動局(UE)3は、アクセスリンク(図中のAL1)によって基地局(eNB)91または中継局(RN)92に帰属する。中継局(RN)92は、RNセル20を生成し、移動局(UE)3とコアネットワーク(CN)4との間でトラフィックを中継する。バックホールリンクおよびアクセスリンクに関しては後述する。
3GPPで検討されているRNには、タイプ1、タイプ1a、及びタイプ1bの3つのタイプが存在する(非特許文献3を参照)。RNは、これら3つのタイプうち1つのみをサポートする場合もあるし、複数のタイプの間で動作モードを変更できる場合もあるし、RNに帰属するUEの間で異なる動作モードを用いる場合もある。タイプ1のRNは、バックホールリンクとアクセスリンクに同一キャリア(つまり同一周波数)を使用し(In-band)、バックホールリンク用の無線リソースとアクセスリンク用の無線リソースを時分割する。これは、RNにおけるアクセスリンクの送信からバックホールリンクの受信への干渉を避けることが主な目的である。
タイプ1aのRNは、バックホールリンクとアクセスリンクに異なるキャリア(異なる周波数)を使用する(Out-band)。よって、タイプ1aのRNは、タイプ1のRNのような無線リソースの時分割を必要とせず、バックホールリンクとアクセスリンクとで互いに独立した通信を行う。
タイプ1bのRNは、タイプ1のRNと同様に、バックホールリンクとアクセスリンクで同一周波数を用いる。しかしながらタイプ1bのRNは、無線リソースの時分割は行わない。タイプ1bのRNを用いる場合、アクセスリンクの送信からバックホールリンクの受信への干渉が十分に抑制できていることが前提となっている。
RNがeNBに帰属する初期手順において、RNは、自身のRNタイプを含むRNタイプ情報をeNBに送信する。そして、eNBは、RNから受信したRNタイプ情報に基づいて、バックホールリンクの制御方法を決定する。より具体的には、eNBは、RNタイプ情報に基づいて、バックホールリンクの無線リソースを時分割するか否かを決定する。
本明細書では、RNの帰属を受け付ける機能を有するeNBは「Donor eNB(以下DeNB)」と呼ばれる。RNに直接帰属されるUEは「RN-UE」と呼ばれる。また、3GPPに関する議論では、将来的にマルチホップRNをサポートする要求が出ている。マルチホップRNとは、DeNBに帰属するRNに更にRNをカスケード接続できる技術のことである。本明細書では、マルチホップに関して述べる場合、DeNBの下位層に無線インターフェースで帰属されるRNを「上位RN」と呼び、上位RNの下位層に無線インターフェースで帰属されるRNを「下位RN」呼んで区別することとする。
本明細書では、DeNBとRN間および上位RNと下位RN間の無線インターフェースは「バックホールリンク」と呼ばれる。一方、eNBとeNB-UE間、及びRNとRN-UE間の無線インターフェースは「アクセスリンク」と呼ばれる。
さらに、3GPPのLTE-Advancedでは、複数のキャリア(i.e. 搬送波周波数帯域)を同時に用いて通信速度を向上させる技術であるCarrier Aggregation(以下CA)の導入も検討されている(非特許文献1)。CAにおいて同時に使用される複数のキャリアの各々はComponent Carrier(以下CC)と呼ばれる。eNBは、通信を行っているUEに対して複数のCCを通信用キャリアとして用いることが可能である。複数のCCを用いたCAは、通信の基準となる1つのPrimary Cell(以下PCell)と補助的に用いられる少なくとも1つのSecondary Cell(以下SCell)で構成される。
3GPP TR 36.912 V9.2.0 (2010-03), "Feasibility study for Further Advancements for E-UTRA (LTE-Advanced)",3GPP(3rd Generation Partnership Project), 2010年3月 3GPP TR 36.806 V9.0.0 (2010-03), "Relay architectures for E-UTRA (LTE-Advanced)",3GPP, 2010年3月 3GPP TR 36.814 V9.0.0 (2010-03), "Further advancements for E-UTRA physical layer aspects",3GPP, 2010年3月
本願の発明者等は、バックホールリンクにCAを導入する場合のCC選択方法について詳細検討を行った。既に述べたように、RNを導入した3GPPの移動通信システムでは、DeNBは、RNタイプが分からないとRNとの間のバックホールリンクの制御方法(つまり、どのキャリアを使用するか、及びそのキャリアにて時分割を行うか否か)を決定することができない。このため、3GPPでは、RNは、DeNBへ帰属する際の初期手順においてRNタイプ情報をDeNBに通知することが検討されている。そして、DeNBは、RNから通知されたRNタイプ情報に基づいて、バックホールリンクで使用するキャリアを決定し、さらにバックホールリンクの無線リソースを分割するか否かを決定する。しかしながら、このバックホールリンク制御方法は、バックホールリンクに1つのキャリアを用いる構成を前提としているため、CAをバックホールリンクに導入する場合に問題がある。すなわち、DeNBは、RNがDeNBへ帰属する際の初期手順において、PCellに対応する1つのキャリア(CC)に関するRNタイプ情報のみを知ることができる。しかしながら、DeNBは、SCellで使用可能な他の少なくとも1つの候補キャリア(CC)の各々についてRNタイプ情報を知ることができない。このため、DeNBは、SCellのRNタイプを決定することができず、複数キャリア通信(CA)を行う際のSCellの無線リソースを適切に設定・制御することができない可能性がある。例えば、RNがタイプ1として動作するCCをSCellで用いる場合にDeNBが当該CCに対して無線リソース分割を設定しないと、RNのアクセスリンク及びバックホールリンク間で干渉が発生してしまう。また、RNがタイプ1bとして動作するCCをSCellで用いる場合にDeNBが当該CCに対して無線リソース分割を設定してしまうと、無線リソースの分割損が発生し、したがって無線リソースの利用効率が劣化してしまう。
本発明は上述した問題点を考慮してなされたものである。本発明のいくつかの実施形態は、RNを含む移動通信システムにおいて、バックホールリンクに複数キャリア通信(CA)を導入した場合に、RNのアクセスリンク及びバックホールリンク間の干渉の回避と無線リソースの効率的な利用の両立に寄与する移動通信システム、中継局、基地局、これらの制御方法、及びプログラムの提供をする。
一実施形態では、移動通信システムは基地局及び中継局を含む。前記中継局は、前記基地局と接続される第1の無線リンク、及び移動局と接続される第2の無線リンクを用いて、前記基地局と前記移動局との間でデータ中継を行うよう構成されている。前記基地局は、第1のキャリアを用いた前記第1の無線リンクの接続に応じて、キャリア情報を前記中継局に送信するよう構成されている。前記キャリア情報は、前記第1の無線リンクにおいて複数キャリア通信を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示す。前記中継局は、さらに、前記キャリア情報によって示される前記少なくとも1つの候補キャリアについての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を、前記基地局に送信するよう構成されている。前記基地局は、さらに、前記要求情報の受信に応じて、前記複数キャリア通信のために前記第1のキャリアとともに使用される第2のキャリアを決定するよう構成されている。
別の実施形態では、中継局は無線通信部及び制御部を含む。前記無線通信部は、基地局と接続される第1の無線リンク、及び移動局と接続される第2の無線リンクを用いて、前記基地局と前記移動局との間でデータ中継を行うよう構成されている。前記制御部は、キャリア情報によって示される少なくとも1つの候補キャリアについての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を、前記無線通信部を介して前記基地局に送信するよう構成されている。前記少なくとも1つの候補キャリアは、前記第1の無線リンクにおいて複数キャリア通信を行うために使用可能である。前記キャリア情報は、第1のキャリアを用いた前記第1の無線リンクの接続に応じて、前記基地局から送信される。
もう1つの実施形態では、基地局は無線通信部及び制御部を含む。前記無線通信部は、第1及び第2の無線リンクを経由して、中継局に接続された移動局との間でデータ転送を行うよう構成されている。前記第1の無線リンクは前記無線通信部と前記中継局の間に接続され、前記第2の無線リンクは前記中継局と前記移動局の間に接続される。前記制御部は、(i) 第1のキャリアを用いた前記第1の無線リンクの接続に応じて、前記第1の無線リンクにおいて複数キャリア通信を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示すキャリア情報を前記中継局に送信し、(ii) 前記少なくとも1つの候補キャリアについての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を前記中継局から受信したことに応じて、前記複数キャリア通信のために前記第1のキャリアとともに使用される第2のキャリアを決定するよう構成されている。
さらにもう1つの実施形態では、中継局の制御方法は、以下のステップ(a)及び(b)を含む。
(a)第1のキャリアを用いた前記第1の無線リンクの接続中に、前記第1の無線リンクで複数キャリア通信を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示すキャリア情報を、前記中継局の無線通信部を介して前記基地局から受信すること;及び
(b)前記キャリア情報を参照することによって、前記少なくとも1つの候補キャリアについての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を、前記無線通信部を介して前記基地局に送信すること。
さらなる実施形態では、基地局の制御方法は、以下のステップ(a)及び(b)を含む。
(a)第1のキャリアを用いた前記第1の無線リンクの接続に応じて、前記第1の無線リンクで複数キャリア通信を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示すキャリア情報を、前記基地局の無線通信部を介して前記中継局に送信すること;
(b)前記少なくとも1つの候補キャリアについての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を前記中継局から受信したことに応じて、前記複数キャリア通信のために前記第1のキャリアとともに使用される第2のキャリアを決定すること。
もう1つのさらなる実施形態では、上述したさらにもう1つの実施形態に係る方法をコンピュータに行わせるためのプログラムが提供される。
さらにもう1つのさらなる実施形態では、上述したさらなる実施形態に係る方法をコンピュータに行わせるためのプログラムが提供される。
上述した各実施形態によれば、RNを含む移動通信システムにおいて、バックホールリンクに複数キャリア通信(CA)を導入した場合に、RNのアクセスリンク及びバックホールリンク間の干渉の回避と無線リソースの効率的な利用の両立に寄与する移動通信システム、中継局、基地局、これらの制御方法、及びプログラムを提供できる。
図1は、背景技術に係る、RNを含む3GPPの移動通信システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1における移動通信システムの構成例の構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1における基地局の構成例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1における中継局の構成例を示すブロック図である。 図5は、実施の形態1における移動局の構成例を示すブロック図である。 図6は、実施の形態1におけるバックホールリンク制御手順の一例を示すシーケンス図である。 図7は、実施の形態1における中継局の動作例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態1におけるDeNBの動作例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施の形態2におけるバックホールリンク制御手順の一例を示すシーケンス図である。 図10は、実施の形態2における中継局の動作例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態2におけるDeNBの動作例を示すフローチャートである。 図12は、本発明の実施の形態3におけるバックホールリンク制御手順の一例を示すシーケンス図である。 図13は、実施の形態3における中継局の動作例を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態3におけるDeNBの動作例を示すフローチャートである。 図15は、本発明の実施の形態4におけるバックホールリンク制御手順の一例を示すシーケンス図である。 図16は、実施の形態4における中継局の動作例を示すフローチャートである。 図17は、実施の形態4におけるDeNBの動作例を示すフローチャートである。 図18は、本発明の実施の形態5におけるバックホールリンク制御手順の一例を示すシーケンス図である。 図19は、実施の形態5における中継局の動作例を示すフローチャートである。 図20は、実施の形態5におけるDeNBの動作例を示すフローチャートである。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<実施の形態1>
本実施の形態では、基地局1が、中継局2から通知されたRNタイプ情報に基づいて、複数キャリア通信(CA)を行う際にSCellに用いるCCを選択するバックホールリンクの制御例を示す。本実施の形態にかかる移動通信システムは、FDD(Frequency division Duplex)−OFDMA、より具体的にはLTE-Advanced方式の移動通信システムであるとして説明を行う。図2は、本実施の形態に係る移動通信システムの構成例を示すブロック図である。図2において、基地局1は、移動体通信事業者のコアネットワーク4に帰属されており、移動局3とコアネットワーク4との間でトラフィックを中継する。基地局1は、中継局2の帰属を受け付けることが可能であり(つまりDeNB)、さらに移動局3の帰属を受け付けることも可能である。
以下では、本実施の形態に係る移動通信システムの構成及び動作について詳細に説明する。図3は、基地局1の構成例を示すブロック図である。図3において、無線通信部11は、送信データ処理部12から供給される物理チャネルの送信シンボル列に対して、リソースエレメントへのマッピング、OFDM信号生成(e.g. IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)、周波数変換、信号増幅等の各処理を行ってダウンリンク信号を生成する。生成されたダウンリンク信号はアンテナから無線送信される。また、無線通信部11は、移動局3または中継局2から送信されるアップリンク信号を受信し、受信シンボル列を復元する。
送信データ処理部12は、通信部14から取得した移動局3または中継局2に向けて送信されるデータを移動局ごとかつベアラごとに設定されたバッファに保存する。送信データ処理部12は、バッファに保存されたデータに対して、誤り訂正符号化、レートマッチング、インタリービング等を行なってトランスポートチャネルを生成する。さらに、送信データ処理部12は、トランスポートチャネルのデータ系列に制御情報を付加して無線フレームを生成する。さらにまた、送信データ処理部12は、無線フレームのデータ系列に対するスクランブル、変調シンボルマッピングを行って物理チャネル毎の送信シンボル列を生成する。
受信データ処理部13は、無線通信部11から供給される受信シンボル列から論理チャネル毎の受信データを復元する。得られた受信データに含まれるユーザトラフィックデータと一部の制御データは、通信部14を経由してコアネットワーク4に転送される。
バックホールリンク制御部15は、中継局2とのバックホールリンクを介した通信に関する送信タイミングや無線リソース割当およびバックホールリンクに関する情報を制御する。さらに、バックホールリンク制御部15は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際のScellの設定を中継局2と協調して実施する。Scellの設定手順の詳細については後述する。
図4は、中継局2の構成例を示すブロック図である。中継局2は、特別な記述がない限り基地局1と同等の機能を持つ。図4において、下位無線リンク通信部21は、移動局から送信されたアップリンク信号に関し、アンテナを介して受信する。受信データ処理部23は、基地局の受信データ部13と同等の機能を持ち、得られた受信データは、上位無線リンク通信部24を経由して基地局1に送信される。
送信データ処理部22も基地局の送信データ処理部12と同様の機能を持ち、上位無線リンク通信部24から取得した移動局に向けて送信される送信データから送信シンボル列を生成する。下位無線リンク通信部21は、当該送信シンボル列からダウンリンク信号を生成し、当該ダウンリンク信号を移動局に送信する。
バックホールリンク監視部25は、基地局1とのバックホールリンクを介した通信に関する情報を監視する。さらに、バックホールリンク監視部25は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際のScellの設定を基地局1と協調して実施する。Scellの設定手順の詳細については後述する。
図5は、移動局3の構成例を示すブロック図である。無線通信部31は、アンテナを介してダウンリンク信号を受信する。受信データ処理部32は受信されたダウンリンク信号から復元した受信データをバッファ部35に送る。バッファ部35に格納された受信データは読み出され、その目的に応じて利用される。また、送信データ制御部33、送信データ処理部34及び無線通信部31は、バッファ部35に格納された送信データを用いてアップリンク信号を生成し、基地局1または中継局2に向けて送信する。
続いて以下では、本実施の形態におけるバックホールリンクの制御手順の具体例について図6〜7を参照して説明する。図6は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際の制御手順の一例を示すシーケンス図である。図6は、基地局1、中継局2および移動局3の相互作用を示しており、図中の「DeNB」は基地局1に対応し、「RN」は中継局2に対応し、「RN-UE」は移動局3に対応する。
ステップS101は、RN-UEとRN間、及びRNとDeNB間でPCellによるデータ通信が行われていることを示している。ステップS102において、DeNBは、所定のタイミングでCCリストをRNに通知する。CCリストは、SCellに使用可能な少なくとも1つの候補キャリア(CC)を示す情報を含む。RNは、CCリストで指定された各候補CCに対してRNタイプを決定し(ステップS103)、その決定したRNタイプに基づくRNタイプ情報をDeNBに通知する(ステップS104)。RNタイプ情報は、基地局1が少なくとも1つの候補CCの中から少なくとも1つをSCellで使用するCCとして選択する際に参考とされる情報を含む。RNタイプ情報は、例えば、各候補CCに関して、無線リソース分割の要否を示す情報、及びRNタイプを示す情報の少なくとも一方を含む。
DeNBは、受信したRNタイプ情報に基づいて、少なくとも1つの候補CCのうちどのCCをSCellにおいて使用するか決定する(ステップS105)。そして、DeNBは、SCellに使用することに決定したCCに関するSCell設定情報をRNに通知する(ステップS106)。SCell設定情報は、例えば、セルID、キャリア情報、及びチャネル設定情報を含む。ここで、セルID は、SCellの識別子である。キャリア情報は、SCellで使用されるCC(周波数)を示す。また、チャネル設定情報は、バックホールリンクにて搬送されるチャネルの設定情報を含む。RNは、受信したSCell設定情報に基づいてSCellを設定し(ステップS107)、eNBとの間でSCellを用いた通信を開始する(ステップS108)。
図7は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際の中継局2の動作例を示すフローチャートである。中継局2は、基地局1からCCリストを受信する際に図7の手順を開始する(ステップS201)。
CCリストを受信した場合(ステップS201でYes)、中継局2は、各候補CCに対するRNタイプを決定し(ステップS202)、決定したRNタイプに基づいて定まるRNタイプ情報(各候補CCついてのRNタイプ、無線リソース分割の要否などを含む)を基地局1に送信する(ステップS203)。RNタイプは、候補CCと中継局2のアクセスリンクで使用している又は使用予定のCCとを比較することで決定されてもよい。例えば、アクセスリンクで使用しているキャリアと異なる候補CCに関してのRNタイプは、無線リソース分割を必要としない「タイプ1a」と決定すればよい。一方、アクセスリンクで使用しているキャリアと同じ候補CCに関してのRNタイプは、無線リソース分割を必要とする「タイプ1」と決定すればよい。CCリストを受信しない場合(ステップS201でNo)、中継局2は、ステップS201に戻る。
ステップS204では、中継局2は、基地局1からSCell設定情報を受信したか否かを判断する。SCell設定情報を受信した場合(ステップS204でYes)、中継局2は、受信したSCell設定情報によって指定されたCCを用いてSCellを設定し、SCellでの通信を開始する(ステップS205)。SCell設定情報を受信しない場合(ステップS204でNo)、中継局2は、再度SCell設定情報の受信を判断するためにステップS204に戻る。
図8は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際の基地局1の動作例を示すフローチャートである。基地局1は、CCリストを中継局2に送信する際に図8の手順を開始する(ステップS301)。
ステップS302では、基地局1は、RNタイプ情報を中継局2から受信したか否かを判断する。RNタイプ情報を受信した場合(ステップS302でYes)、基地局1は、受信したRNタイプ情報に基づいてSCellに使用するCCを決定し(ステップS303)、決定したCCに関するSCell設定情報をRNに通知する(ステップS304)。RNタイプ情報を受信しない場合(ステップS302でNo)、基地局1は、再度、RNタイプ情報を受信したか否かを判断するためにステップS302に戻る。
ステップS303においてSCellに使用するCCを決定する場合に、基地局1は、CCの優先度に基づいてCCを選択してもよい。無線リソースの分割を必要としないCC(e.g. RNタイプがタイプ1a又は1bであるCC)は、中継局2から受信したRNタイプ情報を参照することによってSCellで使用するCCを選択する際に、無線リソースの分割を必要とするCCに比べて高い優先度を持つ。さらに、基地局1は、中継局2から通知されたRNタイプに加えて、各CCの無線リソース使用率を考慮してもよい。具体的に述べると、基地局1は、無線リソースの分割が不要なCCの無線リソース使用率が所定の基準を超えて高い場合に、無線リソースの分割が必要であるが使用率の低いCCをSCellで用いるCCとして選択してもよい。
なお、移動局3の動作は、一般的な動作と差異がないため、説明を省略する。
上述したように、本実施の形態では、中継局2は、複数キャリア通信のためにSCellで使用可能な少なくとも1つの候補キャリアの情報(i.e. CCリスト)を基地局1から受信し、CCリストで指定された各候補キャリア(候補CC)に対するRNタイプ情報を基地局1に送信する。RNタイプ情報は、各候補CCに関して、無線リソース分割の要否を示す情報、及びRNタイプを示す情報のうち少なくとも一方を含む。そして、基地局1は、中継局2から通知された各候補CCに対するRNタイプ情報を参照することによって、複数キャリア通信を開始するためにSCellで使用するCCを決定する。つまり、基地局1は、SCellで使用するCC を決定する際に、各候補CCについて無線リソース分割の要否を考慮することができる。したがって、本実施の形態は、バックホールリンクに複数キャリア通信(CA)を導入する場合に、中継局2のアクセスリンク及びバックホールリンク間の干渉の回避と無線リソースの効率的な利用の両立を実現することができる。
<実施の形態2>
本実施の形態では、基地局1は、SCellに使用可能な少なくとも1つの候補キャリアの各々についてSCellの設定を予め行う。このSCellの設定は、セルIDの決定、リソース分割を行うか否かの設定、バックホールリンクにて搬送されるチャネルの設定などを含む。そして基地局1は、少なくとも1つのCCの各々について決定したSCell設定情報を中継局2に送信する。SCell設定情報の送信は、例えば、3GPP TS36.331に記載されているRRCメッセージを用いて行えばよい。中継局2は、受信したSCell設定情報に基づいて、少なくとも1つのCCの各々に対してRNタイプを決定するともに、各CCについてSCellを設定する。ただし、この段階では、SCellの起動(通信の開始)は行われない。中継局2は、少なくとも1つのCCの各々について決定したRNタイプを基地局1に通知する。そして、基地局1は、中継局2から通知された各CCのRNタイプを考慮して、起動するSCell(つまり使用するCC)を選択する。つまり、本実施の形態は、少なくとも1つの候補キャリア(CC)に関するSCellの設定が基地局1及び中継局2によって予め行われる点が上述した実施の形態1と相違する。
本実施の形態に係る移動通信システムの構成例は、図2に示した実施の形態1の例と同様である。以下では、本実施の形態におけるバックホールリンク制御手順の具体例について図9〜11を参照して説明する。
図9は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際の制御手順の一例を示すシーケンス図である。図中の「DeNB」は基地局1に対応し、「RN」は中継局2に対応し、「RN-UE」は移動局3に対応する。ステップS401は、PCellを用いて、RN-UEとRN間、及びRNとDeNB間でデータ通信が行われていることを示している。ステップS402において、DeNBはSCell設定情報を含むRRC Connection ReconfigurationメッセージをRNに送信する。上述したように、このSCell設定情報は、SCellに使用可能な少なくとも1つの候補キャリア(CC)の各々についての設定情報を含む。ステップS403では、RNは、SCell設定情報で通知された各CCに対してRNタイプを決定し(ステップS403)、その決定したRNタイプに基づくRNタイプ情報をDeNBに送信する(ステップS404)。図9の例では、RNタイプ情報の送信のために、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージが使用されている。ステップS404で通知されるRNタイプ情報は、SCell設定情報によって指定された少なくとも1つの候補キャリア(CC)の各々に関するRNタイプ情報を含む。
ステップS405では、DeNBは、受信したRNタイプ情報に基づいてどのCCを用いたSCellを起動するかを決定する。具体的には、DeNBは、RNタイプ情報を参照することによって無線リソース分割が必要なSCell(つまりCC)を判断し、中継局2のアクセスリンク及びバックホールリンク間の干渉の回避と無線リソースの効率的な利用を両立できるように、起動するSCellを決定すればよい。そして、DeNB は、決定したSCellを起動するためにActivateメッセージをRNに送信する(ステップS406)。Activateメッセージは、起動すべきSCell(又はCC)を特定するための情報を含む。Activateメッセージの送信タイミングは、起動するSCellを決定した後にSCellの起動が必要になった任意のタイミングであればよい。RNは、Activateメッセージの受信に応じて、Activateメッセージで指定されたSCellを起動する(ステップS407)。これにより、SCellを用いた通信が開始される(ステップS408)。
図10は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際の中継局2の動作例を示すフローチャートである。中継局2は、基地局1からSCell設定情報を受信する際に図10の手順を開始する(ステップS501)。上述したように、SCell設定情報は、例えば、RRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて送信される。
SCell設定情報を受信した場合(ステップS501でYes)、中継局2は、SCell設定情報によって指定された各候補CCに対するRNタイプを決定し(ステップS502)、決定したRNタイプに基づいて定まるRNタイプ情報(各候補CCについてのRNタイプ、無線リソース分割の要否などを含む)を基地局1に送信する(ステップS503)。RNタイプ情報は、例えば、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを用いて送信される。SCell設定情報を受信しない場合(ステップS501でNo)、中継局2は、ステップS501に戻る。
ステップS504では、中継局2は、基地局1からActivateメッセージを受信したか否かを判断する。Activateメッセージを受信した場合(ステップS504でYes)、中継局2は、Activateメッセージにて指定されたSCellを起動し、SCellでの通信を開始する(ステップS505)。Activateメッセージを受信しない場合(ステップS504でNo)、中継局2は、再度Activateメッセージの受信を判断するためにステップS504に戻る。
図11は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際の基地局1の動作例を示すフローチャートである。基地局1は、例えばRRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて、SCell設定情報を中継局2に送信する際に図11の手順を開始する(ステップS601)。
ステップS602では、基地局1は、中継局2からRNタイプ情報を受信したか否かを判断する。例えば、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージは、RNタイプ情報を運ぶ。RNタイプ情報を受信した場合(ステップS602でYes)、基地局1は、受信したRNタイプ情報に基づいて起動するSCellを決定する(ステップS603)。ステップS603におけるSCellの決定方法は、実施の形態1と同様なので説明を省略する。RNタイプ情報を受信しない場合(ステップS602でNo)、基地局1は、再度、RNタイプ情報の受信を判断するためにステップS602に戻る。
ステップS604では、基地局1は、SCellを起動するためにActivateメッセージを中継局2に送信する(ステップS604)。Activateメッセージは、ステップS603で決定されたSCell(又はCC)を特定するための情報を含む。
移動局3の動作は、一般的な動作と差異がないため、説明を省略する。
上述したように、本実施の形態では、中継局2は、複数キャリア通信のためにSCellで使用可能な少なくとも1つの候補キャリア(CC)の情報(i.e. SCell設定情報)を基地局1から受信し、SCell設定情報で指定された各候補CCに対するRNタイプ情報を基地局1に送信する。RNタイプ情報は、各候補CCに関して、無線リソース分割の要否を示す情報、又はRNタイプを示す情報等を含む。そして基地局1は、中継局2から通知された各CCに対するRNタイプ情報を参照することによって、予め設定した少なくとも1つのSCell(つまりCC)のうちいずれを起動するかを決定する。つまり、基地局1は、起動するSCell(つまりCC)を決定する際に、各CCについて無線リソース分割の要否を考慮することができる。したがって、本実施の形態は、実施の形態1と同様に、バックホールリンクに複数キャリア通信(CA)を導入する場合に、中継局2のアクセスリンク及びバックホールリンク間の干渉の回避と無線リソースの効率的な利用の両立を実現することができる。
<実施の形態3>
本実施の形態では、実施の形態2と同様の手順で起動するSCell(つまりCC)が選択された後に、起動されないSCellの設定を解放する制御例を示す。本実施の形態に係る移動通信システムの構成例は、図2に示した実施の形態1の例と同様である。以下では、本実施の形態のバックホールリンク制御手順の具体例について図12〜14を参照して説明する。
図12は、本実施の形態におけるバックホールリンクの制御手順の一例を示すシーケンス図である。図中の「DeNB」は基地局1に対応し、「RN」は中継局2に対応し、「RN-UE」は移動局3に対応する。図12のステップS401からS408は、図9に示した同一符号のステップS401からS408と同様なので説明を省略する。図12のステップS708では、SCellを用いた通信を開始した後に、DeNBは、起動しなかったSCell(つまりCC)の少なくとも一部の設定を解放するため、SCell設定の解放要求をRNに送信する(ステップS709)。SCell設定の解放要求は、例えば、RRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて送信される。
RNは、解放要求によって指定されたSCell(つまりCC)に関するSCell設定を解放する(ステップS710)。SCell設定の解放は、ACTIVATEメッセージの受信によりSCellの起動が可能な状態を解消できればよく、例えば、ステップS402で受信されたSCell設定情報を消去することを含む。そして、RNは、SCell設定の解放完了の通知をDeNBに送信する(ステップS711)。この解放完了の通知は、例えば、Connection Reconfiguration Completeメッセージを用いて送信される。
図13は、起動されないSCellに関するSCell設定を解放する際の中継局2の動作例を示すフローチャートである。中継局2は、基地局1からSCell設定の解放要求を受信する際に図13の手順を開始する(ステップS801)。SCell設定の解放要求は、例えば、RRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて送信される。
SCell設定の解放要求を受信した場合(ステップS801でYes)、中継局2は、該当するSCell設定を解放(e.g. SCell設定情報を消去)する(ステップS802)。ステップS803では、中継局2は、SCell設定の解放完了通知を基地局1に送信する。この解放完了通知は、例えば、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを用いて送信される。SCell設定の解放要求を受信しない場合(ステップS801でNo)、中継局2は、ステップS801に戻る。
図14は、起動されないSCellに関するSCell設定を解放する際の基地局1の動作例を示すフローチャートである。基地局1は、例えばRRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて、SCell設定の解放要求を中継局2に送信する際に図14の手順を開始する(ステップS901)。ステップS902では、基地局1は、SCell設定の解放完了通知を中継局2から受信したか否かを判断する。SCell設定の解放完了通知は、例えば、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージに含まれる。SCell設定の解放完了通知を受信した場合(ステップS902でYes)、基地局1は動作を終了する。SCell設定の解放完了通知を受信しない場合(ステップS902でNo)、基地局1は、再度、解放完了通知の受信を判断するためのステップS902に戻る。
移動局3の動作は、一般的な動作と差異がないため、説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1及び2と同様に、中継局2のアクセスリンク及びバックホールリンク間の干渉の回避と無線リソースの効率的な利用の両立を実現できる。さらに、本実施の形態にかかる基地局1は、起動するSCellを決定した後に、起動しないSCellに関するSCell設定を解放する。そのため、本実施の形態は、基地局1及び中継局2のSCell設定情報の管理に要する負荷を軽減することができる。
<実施の形態4>
本実施の形態は、実施の形態2の変形例に関する。具体的に述べると、本実施の形態では、基地局1がRNタイプ情報に基づいて起動するSCell(つまりCC)を決定する際に、適切なSCell(CC)が存在しなかった場合の動作例について説明する。基地局1は、適切なSCell(CC)が存在しない場合に、実施の形態3で述べたのと類似の手順によって、予め設定済みのSCcel設定を解放する。そして、基地局1は、先にSCellを設定したときとは異なる候補キャリア(CC)を用いたSCellを改めて設定する。
本実施の形態に係る移動通信システムの構成例は、図2に示した実施の形態1の例と同様である。以下では、本実施の形態におけるバックホールリンク制御手順の具体例について図15〜17を参照して説明する。
図15は、実施の形態4におけるバックホールリンクの制御手順の一例を示すシーケンス図である。図中の「DeNB」は基地局1に対応し、「RN」は中継局2に対応し、「RN-UE」は移動局3に対応する。図15のステップS401からステップS404は、図9に示した同一符号のステップS401からステップS404と同様なので説明を省略する。ステップS1005では、DeNBは、受信したRNタイプ情報に基づいてどのCCを用いたSCellを起動するかを決定する。具体的には、DeNBは、RNタイプ情報を参照することによって無線リソース分割が必要なSCell(つまりCC)を判断し、中継局2のアクセスリンク及びバックホールリンク間の干渉の回避と無線リソースの効率的な利用を両立できるように、起動するSCellを決定すればよい。RNタイプ情報に基づいて適切なCCつまりSCellを決定できた場合、DeNBは、決定したSCellを起動するためにActivateメッセージをRNに通知する(ステップS1012)。RNは、Activateメッセージの受信に応じて、Activateメッセージで指定されたSCellを起動する(ステップS1103)。これにより、SCellを用いた通信が開始される(ステップS1104)。つまり、ステップS1012からS1014は、図9のステップS406からS408と同様である。
これに対して、起動するのに適切なCCつまりSCellをDeNBがRNタイプ情報に基づいて決定できなかった場合、DeNB及びRNはステップS1006からS1008を行い、その後ステップS402からS404を再度繰り返す。ステップS1006では、DeNBは、SCell設定の解放要求をRNに送信する。この解放要求は、予めステップS402において設定された少なくとも1つのSCell設定の解放要求を含む。SCell設定の解放要求は、例えば、RRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて送信される。RNは、解放要求にて指定されたSCell設定を解放する(ステップS1007)。そして、RNは、SCell設定の解放完了通知をDeNBに送信する(ステップS1008)。この解放完了通知は、例えば、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを用いて送信される。その後、DeNBおよびRNは、ステップS402からステップS404の動作を繰り返すことによって、先にSCellを設定したときとは異なる候補キャリア(CC)を用いたSCellを改めて設定する。
図16は、本実施の形態に係るバックホールリンク制御を行う際の中継局2の動作例を示すフローチャートである。中継局2は、基地局1からSCell設定情報を受信する際に図16の手順を開始する(ステップS501)。SCell設定情報は、例えば、RRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて送信される。なお、図16のステップS501からS503までは、図10に示した同一符号のステップS501からS503までと同様なので説明を省略する。
ステップS1104において、中継局2は、基地局1からSCell設定の解放要求またはActivateメッセージを受信したか否かの判断を行う。SCell設定の解放要求は、例えば、RRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて送信される。SCell設定の解放要求及びActivateメッセージを共に受信しない場合(ステップS1104でNo)、中継局2は、再度SCell設定の解放要求及びActivateメッセージの受信を待つステップS1104に戻る。ステップS1104でActivateメッセージを受信した場合、中継局2は Activateメッセージにて指定されたSCellを起動し、SCellでの通信を開始する(ステップS1105)。ステップS1104でSCell設定の解放要求を受信した場合、中継局2は、該当するSCell設定を解放(e.g. SCell設定情報を消去)する(ステップS1106)。ステップS1107では、中継局2は、SCell設定の解放完了通知を基地局1に送信する。この解放完了通知は、例えば、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを用いて送信される。
図17は、本実施の形態に係るバックホールリンク制御を行う際の基地局1の動作例を示すフローチャートである。基地局1は、例えばRRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて、SCell設定情報を中継局2に送信する際に図17の手順を開始する(ステップS601)。なお、図17のステップS601及びS602は、図11に示した同一符号のステップS601及びS602と同様なので説明を省略する。
ステップS1203では、基地局1は、中継局2から受信したRNタイプ情報に基づいて起動するSCellを決定する。なお、ステップS1203におけるSCellの決定方法は、実施の形態1と同様なので説明を省略する。ステップS1203において適切なSCellが決定された場合(ステップS1204でYES)、基地局1は、SCellを起動するためにActivateメッセージを中継局2に送信して、図17の手順を終了する(ステップS1205)。
一方、RNタイプ情報を考慮した結果、起動するのに適したSCellが存在しないと判定した場合(ステップS1204でNO)、基地局1は、例えばRRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて、SCell設定の解放要求を中継局2に送信する(ステップS1206)。ステップS1207では、基地局1は、SCell設定の解放完了通知を中継局2から受信したか否かを判断する。SCell設定の解放完了通知は、例えば、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージに含まれる。SCell設定の解放完了通知を受信した場合(ステップS1207でYes)、基地局1は、ステップS601に戻り、先にSCellを設定したときとは異なる候補キャリア(CC)に関するSCell設定情報を送信する。SCell設定の解放完了通知を受信しない場合(ステップS1207でNo)、基地局1は、解放完了通知の受信を判断するためにステップS1207に戻る。
移動局3の動作は、一般的な動作と差異がないため、説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1及び2と同様に、中継局2のアクセスリンク及びバックホールリンク間の干渉の回避と無線リソースの効率的な利用の両立を実現できる。さらに、さらに、本実施の形態にかかる基地局1は、起動するのに適したSCellが存在しないと判定した場合に、起動しないSCellに関するSCell設定を解放する。そのため、本実施の形態は、基地局1及び中継局2のSCell設定情報の管理に要する負荷を軽減することができる。
<実施の形態5>
本実施の形態では、上述した実施の形態1の具体例について説明する。すなわち、本実施の形態では、基地局1は、SCellの設定に先立って、SCellで使用可能な少なくとも1つの候補キャリアの情報(i.e. CCリスト)を中継局2に送信する。中継局2は、CCリストに含まれる各候補CCに対するRNタイプ情報を決定して基地局1に返信する。そして、基地局1は、RNタイプ情報に基づいて少なくとも1つの候補CCの中から選択したCCを用いてSCellを設定するよう中継局2に要求する。
本実施の形態に係る移動通信システムの構成例は、図2に示した実施の形態1の例と同様である。以下では、本実施の形態におけるバックホールリンク制御手順の具体例について図18〜20を参照して説明する。
図18は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際の制御手順の一例を示すシーケンス図である。図中の「DeNB」は基地局1に対応し、「RN」は中継局2に対応し、「RN-UE」は移動局3に対応する。図18のステップS101からステップS105は、図6に示した同一符号のステップS101からステップS105と同様なので説明を省略する。
ステップS1306では、DeNBは、RNタイプ情報に基づいてSCellに使用することに決定したCCに関するSCell設定情報をRNに送信する。図18の例では、SCell設定情報は、RRC Connection Reconfigurationメッセージを用いて送信される。ステップS1306で送信されるSCell設定情報は、複数のSCell(つまり複数のCC)に関する設定情報を含んでもよい。
RNは、受信したSCell設定情報に基づいてSCellを設定する(ステップS1307)。ステップS1308では、RNは、SCellの設定完了を示す通知をDeNBに送信する。このSCellの設定完了通知は、RNタイプ情報を含んでもよい。図18の例では、SCellの設定完了通知は、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを用いて送信される。
図18のステップS1309からS1311は、図9に示したステップS406からS408と同様である。すなわち、ステップS1309では、DeNBは、SCellを起動するためにActivateメッセージをRNに送信する。Activateメッセージは、起動すべきSCell(又はCC)を特定するための情報を含む。Activateメッセージの送信タイミングは、SCellの起動が必要になった任意のタイミングであればよい。RNは、Activateメッセージの受信に応じて、Activateメッセージで指定されたSCellを起動する(ステップS1310)。これにより、SCellを用いた通信が開始される(ステップS1311)。
図19は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際の中継局2の動作例を示すフローチャートである。中継局2は、基地局1からCCリストを受信する際に図19の手順を開始する(ステップS201)。図19のステップS201からステップS204は、図7に示した同一符号のステップS201からステップS204と同様なので説明を省略する。
図19のステップS1405では、中継局2は、基地局1から受信したSCell設定情報に従ってSCellの設定を行い、SCellの設定完了通知を基地局1に返信する。ステップS1406では、中継局2は、基地局1からActivateメッセージを受信したか否かを判断する。Activateメッセージを受信した場合(ステップS1406でYes)、中継局2は、Activateメッセージにて指定されたSCellを起動し、SCellでの通信を開始する(ステップS1407)。Activateメッセージを受信しない場合(ステップS1406でNo)、中継局2は、再度Activateメッセージの受信を判断するためにステップS1406に戻る。
図20は、バックホールリンクにおいて複数キャリア通信(CA)を開始する際の基地局1の動作例を示すフローチャートである。基地局1は、CCリストを中継局2に送信する際に図20の手順を開始する(ステップS301)。図20のステップS301からステップS304は、図8に示した同一符号のステップS301からステップS304と同様なので説明を省略する。
ステップS1505では、基地局1は、中継局2からSCellの設定完了通知を受信したか否かを判断する。SCellの設定完了通知は、例えば、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージに含まれる。設定完了通知を受信しない場合(ステップS1505でNo)、基地局1は、再度、設定完了通知の受信を判断するためにステップS1505に戻る。
ステップS1506では、基地局1は、SCellを起動するためにActivateメッセージを中継局2に送信する。Activateメッセージは、起動すべきSCell(又はCC)を特定するための情報を含む。
移動局3の動作は、一般的な動作と差異がないため、説明を省略する。
本実施の形態は、上述した実施の形態1と同様に、バックホールリンクに複数キャリア通信(CA)を導入する場合に、中継局2のアクセスリンク及びバックホールリンク間の干渉の回避と無線リソースの効率的な利用の両立を実現することができる。
<その他の実施の形態>
上述した発明の実施の形態1〜5では、LTE-Advanced方式の移動通信システムに本発明を適用する場合について説明した。しかしながら、本発明の適用先は、LTE-Advanced方式の移動通信システムに限定されるものではない。つまり、中継局を含む移動通信システムにおいて、基地局と中継局の間のバックホールリンクに複数キャリア通信を用いる移動通信システムに対して、本発明は広く適用可能である。
上述した発明の実施の形態1〜5で述べた、バックホールリンクでの複数キャリア通信(CA)を開始する際に行われる基地局1及び中継局2の処理は、いずれもASIC(Application Specific Integrated Circuit)を含む半導体処理装置を用いて実現されてもよい。また、これらの処理は、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等のコンピュータにプログラムを実行させることによって実現されてもよい。具体的には、図7、8、10、11、13、14、16、17、19、及び20のうち少なくとも1つに示したアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含むプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータに供給すればよい。
このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
また、発明の実施の形態1〜5は、適宜組み合わせることも可能である。さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
基地局と、
前記基地局と接続される第1の無線リンク、及び移動局と接続される第2の無線リンクを用いて、前記基地局と前記移動局との間でデータ中継を行うよう構成された中継局と、
を備え、
前記基地局は、第1のキャリアを用いて前記第1の無線リンクが接続中であるときに、前記第1の無線リンクにおいて複数キャリア通信を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示すキャリア情報を前記中継局に送信するよう構成され、
前記中継局は、さらに、前記キャリア情報によって示される前記少なくとも1つの候補キャリアの各々についての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を、前記基地局に送信するよう構成され、
前記基地局は、さらに、前記要求情報に基づいて、前記複数キャリア通信のために前記第1のキャリアとともに使用される第2のキャリアを決定するよう構成されている、
移動通信システム。
(付記2)
前記要求情報は、前記少なくとも1つの候補キャリアの各々を前記複数キャリア通信に使用する際の無線リソース分割の要否を判定するための情報を含む、付記1に記載の移動通信システム。
(付記3)
前記無線リソース分割の要否を判定するための情報は、前記中継局の動作タイプを示す情報を含む、付記2に記載の移動通信システム。
(付記4)
前記基地局は、前記少なくとも1つの候補キャリアのうち、前記無線リソース分割が不要な候補キャリアを前記第2のキャリアとして優先的に決定する、付記2又は3に記載の移動通信システム。
(付記5)
前記基地局は、前記少なくとも1つの候補キャリアのうち、前記無線リソース分割が不要であり、かつ無線リソースの使用率が所定の基準レベルを下回る候補キャリアを前記第2のキャリアに決定する、付記2〜4のいずれか1項に記載の移動通信システム。
(付記6)
前記キャリア情報は、前記複数キャリア通信の開始に先立って前記基地局から前記中継局に送信され、前記複数キャリア通信を開始するための前記中継局による設定に使用される設定情報に含まれる、付記1〜5のいずれか1項に記載の移動通信システム。
(付記7)
前記基地局は、さらに、前記第2のキャリアを用いた通信の起動要求を前記中継局に送信するよう構成され、
前記中継局は、さらに、前記設定情報に基づいて予め保持している前記少なくとも1つの候補キャリアの通信設定のうち、前記起動要求にて示される前記第2のキャリアに対応した通信設定を用いて前記第2のキャリアを用いた通信を起動するよう構成されている、
付記6に記載の移動通信システム。
(付記8)
前記基地局は、さらに、前記第2のキャリアを除く各前記候補キャリアの通信設定の解放を要求するための解放要求を前記中継局に送信するよう構成され、
前記中継局は、さらに、前記解放要求に応答して、前記第2のキャリアを除く各前記候補キャリアの通信設定を解放するよう構成されている、
付記7に記載の移動通信システム。
(付記9)
前記基地局は、前記少なくとも1つの候補キャリアから前記第2のキャリアを決定できないことに応じて、前記少なくとも1つの候補キャリアの通信設定の解放を前記中継局に要求するとともに、前記少なくとも1つの候補キャリアとは異なる新たなキャリアを示すキャリア情報を含む前記設定情報を前記中継局に送信するよう構成されている、付記6に記載の移動通信システム。
(付記10)
前記基地局は、さらに、前記第2のキャリアに関する設定情報を前記中継局に送信するよう構成され、
前記中継局は、さらに、前記設定情報を参照することによって、前記第2のキャリアを用いた前記複数キャリア通信を開始するための設定を行うよう構成されている、
付記1〜5のいずれか1項に記載の移動通信システム。
(付記11)
基地局と接続される第1の無線リンク、及び移動局と接続される第2の無線リンクを用いて、前記基地局と前記移動局との間でデータ中継を行うよう構成された無線通信部と、
キャリア情報によって示される少なくとも1つの候補キャリアの各々についての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を、前記無線通信部を介して前記基地局に送信するよう構成された制御部と、ここで、前記少なくとも1つの候補キャリアは、前記第1の無線リンクにおいて複数キャリア通信を行うために使用可能であり、前記キャリア情報は、第1のキャリアを用いて前記第1の無線リンクが接続中であるときに前記基地局から送信される、
を備える中継局。
(付記12)
前記要求情報は、前記少なくとも1つの候補キャリアの各々を前記複数キャリア通信に使用する際の無線リソース分割の要否を判定するための情報を含む、付記11に記載の中継局。
(付記13)
前記無線リソース分割の要否を判定するための情報は、前記中継局の動作タイプを示す情報を含む、付記12に記載の中継局。
(付記14)
第1及び第2の無線リンクを経由して、中継局に接続された移動局との間でデータ転送を行うよう構成された無線通信部と、ここで、前記第1の無線リンクは前記無線通信部と前記中継局の間に接続され、前記第2の無線リンクは前記中継局と前記移動局の間に接続され、
(i) 第1のキャリアを用いて前記第1の無線リンクが接続中であるときに、前記第1の無線リンクにおいて複数キャリア通信を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示すキャリア情報を前記中継局に送信し、(ii) 前記少なくとも1つの候補キャリアの各々についての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を前記中継局から受信し、(iii) 前記複数キャリア通信のために前記第1のキャリアとともに使用される第2のキャリアを前記要求情報に基づいて決定するよう構成された制御部と、
を備える基地局。
(付記15)
前記要求情報は、前記少なくとも1つの候補キャリアの各々を前記複数キャリア通信に使用する際の無線リソース分割の要否を判定するための情報を含む、付記14に記載の基地局。
(付記16)
前記無線リソース分割の要否を判定するための情報は、前記中継局の動作タイプを示す情報を含む、付記15に記載の基地局。
(付記17)
前記制御部は、前記少なくとも1つの候補キャリアのうち、前記無線リソース分割が不要な候補キャリアを前記第2のキャリアとして優先的に決定する、付記15又は16に記載の基地局。
(付記18)
前記制御部は、前記少なくとも1つの候補キャリアのうち、前記無線リソース分割が不要であり、かつ無線リソースの使用率が所定の基準レベルを下回る候補キャリアを前記第2のキャリアに決定する、付記15〜17のいずれか1項に記載の基地局。
(付記19)
前記キャリア情報は、前記複数キャリア通信の開始に先立って前記基地局から前記中継局に送信され、前記複数キャリア通信を開始するための前記中継局による設定に使用される設定情報に含まれる、付記14〜18のいずれか1項に記載の基地局。
(付記20)
基地局と接続される第1の無線リンク、及び移動局と接続される第2の無線リンクを用いて、前記基地局と前記移動局との間でデータ中継を行う中継局の制御方法であって、
第1のキャリアを用いて前記第1の無線リンクが接続中であるときに、前記第1の無線リンクにおいて複数キャリア通信を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示すキャリア情報を、前記中継局の無線通信部を介して前記基地局から受信すること、及び
前記キャリア情報を参照することによって、前記少なくとも1つの候補キャリアの各々についての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を、前記無線通信部を介して前記基地局に送信すること、
を備える中継局の制御方法。
(付記21)
前記要求情報は、前記少なくとも1つの候補キャリアの各々を前記複数キャリア通信に使用する際の無線リソース分割の要否を判定するための情報を含む、付記20に記載の方法。
(付記22)
前記無線リソース分割の要否を判定するための情報は、前記中継局の動作タイプを示す情報を含む、付記21に記載の方法。
(付記23)
中継局と接続される第1の無線リンクを経由して、前記中継局に第2の無線リンクによって接続された移動局との間でデータ転送を行う基地局の制御方法であって、
第1のキャリアを用いた前記第1の無線リンクの接続中に、前記第1の無線リンクにおいて複数キャリア通信を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示すキャリア情報を、前記基地局の無線通信部を介して前記中継局に送信すること、
前記少なくとも1つの候補キャリアの各々についての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を、前記無線通信部を介して前記中継局から受信すること、及び
前記複数キャリア通信のために前記第1のキャリアとともに使用される第2のキャリアを前記要求情報に基づいて決定すること、
を備える基地局の制御方法。
(付記24)
前記要求情報は、前記少なくとも1つの候補キャリアの各々を前記複数キャリア通信に使用する際の無線リソース分割の要否を判定するための情報を含む、付記23に記載の方法。
(付記25)
前記無線リソース分割の要否を判定するための情報は、前記中継局の動作タイプを示す情報を含む、付記24に記載の方法。
(付記26)
前記第2のキャリアの決定は、前記少なくとも1つの候補キャリアのうち、前記無線リソース分割が不要な候補キャリアを前記第2のキャリアとして優先的に決定することを含む、付記24又は25に記載の方法。
(付記27)
前記第2のキャリアの決定は、前記少なくとも1つの候補キャリアのうち、前記無線リソース分割が不要であり、かつ無線リソースの使用率が所定の基準レベルを下回る候補キャリアを前記第2のキャリアに決定することを含む、付記24〜26のいずれか1項に記載の方法。
(付記28)
前記キャリア情報は、前記複数キャリア通信の開始に先立って前記基地局から前記中継局に送信され、前記複数キャリア通信を開始するための前記中継局による設定に使用される設定情報に含まれる、付記23〜27のいずれか1項に記載の方法。
(付記29)
付記20〜22のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに行わせるためのプログラム。
(付記30)
付記23〜27のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに行わせるためのプログラム。
この出願は、2011年3月11日に出願された日本出願特願2011−054427を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 基地局
2 中継局
3 移動局
4 コアネットワーク
11 無線通信部
12 送信データ処理部
13 受信データ処理部
14 通信部
15 バックホールリンク制御部
21 下位無線リンク無線通信部
22 送信データ処理部
23 受信データ処理部
24 上位無線リンク通信部
25 バックホールリンク監視部
31 無線通信部
32 受信データ処理部
33 送信データ制御部
34 送信データ処理部
35 バッファ部

Claims (10)

  1. 基地局と、
    前記基地局と接続される第1の無線リンク、及び移動局と接続される第2の無線リンクを用いて、前記基地局と前記移動局との間でデータ中継を行う中継局と、
    を備え、
    前記基地局は、第1のキャリアを用いた前記第1の無線リンクの接続に応じて、前記第1の無線リンクで複数キャリア通信を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示すキャリア情報を前記中継局に送信するよう構成され、
    前記中継局は、前記キャリア情報によって示される前記少なくとも1つの候補キャリアについての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を、前記基地局に送信するよう構成され、
    前記基地局は、さらに、前記要求情報の受信に応じて、前記複数キャリア通信のために前記第1のキャリアとともに使用される第2のキャリアを決定するよう構成されている、
    移動通信システム。
  2. 前記要求情報は、前記少なくとも1つの候補キャリアを前記複数キャリア通信に使用する際の無線リソース分割の要否を判定するための情報を含む、請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記無線リソース分割の要否を判定するための情報は、前記中継局の動作タイプを示す情報を含む、請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記基地局は、前記少なくとも1つの候補キャリアのうち、前記無線リソース分割が不要な候補キャリアを前記第2のキャリアとして決定する、請求項2又は3に記載の移動通信システム。
  5. 前記基地局は、前記少なくとも1つの候補キャリアのうち、前記無線リソース分割が不要であり、かつ無線リソースの使用率が所定の基準レベルを下回る候補キャリアを前記第2のキャリアに決定する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  6. 基地局と接続される第1の無線リンク、及び移動局と接続される第2の無線リンクを用いて、前記基地局と前記移動局との間でデータ中継を行う無線通信手段と、
    キャリア情報によって示される少なくとも1つの候補キャリアについての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を、前記無線通信手段を介して前記基地局に送信する制御手段と、ここで、前記少なくとも1つの候補キャリアは、前記第1の無線リンクにおいて複数キャリア通信を行うために使用可能であり、前記キャリア情報は、第1のキャリアを用いた前記第1の無線リンクの接続に応じて前記基地局から送信される、
    を備える中継局。
  7. 前記要求情報は、前記少なくとも1つの候補キャリアを前記複数キャリア通信に使用する際の無線リソース分割の要否を判定するための情報を含む、請求項6に記載の中継局。
  8. 第1及び第2の無線リンクを経由して、中継局に接続された移動局との間でデータ転送を行う無線通信手段と、ここで、前記第1の無線リンクは前記無線通信手段と前記中継局の間に接続され、前記第2の無線リンクは前記中継局と前記移動局の間に接続され、
    (i) 第1のキャリアを用いた前記第1の無線リンクの接続に応じて、前記第1の無線リンクにおいて複数キャリア通信を行うために使用可能な少なくとも1つの候補キャリアを示すキャリア情報を前記中継局に送信し、(ii) 前記少なくとも1つの候補キャリアについての前記第1の無線リンクの構成に関する要求情報を前記中継局から受信したことに応じて、前記複数キャリア通信のために前記第1のキャリアとともに使用される第2のキャリアを決定する制御手段と、
    を備える基地局。
  9. 前記要求情報は、前記少なくとも1つの候補キャリアを前記複数キャリア通信に使用する際の無線リソース分割の要否を判定するための情報を含む、請求項8に記載の基地局。
  10. 前記制御手段は、前記少なくとも1つの候補キャリアのうち、前記無線リソース分割が不要な候補キャリアを前記第2のキャリアとして決定する、請求項9に記載の基地局。
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