JP2014502801A - 多数のフィードバックパスを備えるシグマデルタ二乗差rms−dcコンバータ - Google Patents

多数のフィードバックパスを備えるシグマデルタ二乗差rms−dcコンバータ Download PDF

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Abstract

多数のフィードバックパスを用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータのアーキテクチャが提供される。二乗化非線形によって処理される量子化誤差のRMSレベルが最小化される種々のトポロジーにおいて、追加のフィードバックパスが安定なΣΔ閉ループ挙動を可能にする。このようなフィードバックパスとしては、ローパスフィルタリングされ、定数利得のフィードバックパス、ローパス及びハイパスフィルタリングされたパス、又は多数のローパスフィルタリングされたパスが含まれる。これらは追加のフィードフォワード又はフィードバックパスによって提供される周波数補償を備え、フォワードパスの多数の積分器と組み合わされ得る。電子的コンフィギュラビリティがこのアーキテクチャの総入力関連ダイナミックレンジ(DR)を更に拡張し得る。

Description

本明細書はシグマデルタ変調器に関し、より特定的には、RMS(Root-Mean-Square)信号値を直流(DC)信号に変換するために使用されるシグマデルタ変調器に関する。
デジタルRMS−DCコンバータは、デジタルコード化された出力信号を生成する電子回路であり、出力信号の平均(DCレベル)は入力信号の二乗平均平方根値(累乗の平方根)に比例する。RMS−DCコンバータは、試験及び測定、及び通信等の信号強度の尺度が重要となる様々な用途に用いられる。これらのデバイスの特定の特性は、それらの応答が波高因子変動に対して無反応であることである。このことは、コンバータ入力信号が多数の異なる形式(変調パラメータ、変数コーディング等)を達成し得る用途では特に重要である。移動通信機器(例えば、セルラー電話及び基地局)関連ではアンテナを介して送信される電力レベルを正確に測定する必要がある。
図1のブロック図はハンドセットのバックエンドセクションを示す。アンテナはデュプレクサ、即ち、送信されるべき信号をアンテナにリダイレクトする、又はアンテナからの受信信号を受信機回路(Rx)にリダイレクトするスイッチ、に接続される。送信されるべきRF信号を供給する電力増幅器(PA)はカプラを介してアンテナに接続される。カプラは、送信された電力の一定部分(およそ10%)をデジタル電力検出器に供給する。デジタル電力検出器は送信された電力のデジタルコード化された概算値をデジタル制御ブロックに提供する。デジタル電力検出器から得た測定結果に基づいて、可変利得増幅器(VGA)は、必要な送信電力レベルを得るように制御される。或いは、PA効率を増大させるために、PAの電力供給調節可能DC−DCコンバータユニティ(SUPA)を制御するようにデジタル電力検出器の出力が直接使用され得る。
長年、幾つかのタイプのアナログRF電力検出器が使用されてきた。これらの検出器には、単一のダイオードから、より高度な正確性と温度安定性を備える複雑なシステムまで多岐にわたる。
ΣΔ変調器は、固有のデジタル出力を備えるRMS−DCコンバータとするよう、二乗差RMS−DCコンバータと組み合わされ得る。このミックスドシグナルシステムは「ΣΔ二乗差RMS−DCコンバータ」と称され、米国特許第7,545,302号及び第7,545,303号に記載される。このアーキテクチャでは、RF入力の測定されたRMSレベルが変調器デジタル出力ビットストリームy[k]のDCレベルとしてコード化される。ΣΔ二乗差RMS−DCコンバータは、図2Aに示されるようにフィードフォワード及びフィードバック二乗化演算に基づいて、或いは図2Bに示されるようにフォワードパス乗算器の周りに実装され得る。
米国特許第7,545,302号 米国特許第7,545,303号
ΣΔ RMS−DCコンバータの大信号オペレーションは、それらのアナログ対応物のオペレーションに似ている。図2A及び図2Bでは、誤差信号e(t)は二乗された入力信号x(t)と二乗されたフィードバック信号y(t)との差に比例する。フィードバック信号y(t)=yDC+q(t)はデジタル出力y[k]のアナログバージョンであり、ここで、yDCは変調器出力のDCレベルであり、q(t)は積分器出力u(t)の内部アナログデジタル変換中に追加される量子化誤差である。y(t)、x(t)、及びu(t)の間の関係に基づいて、ΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号の静的伝達は次のように計算され得る。
ここで、Aは実際の積分器DC利得であり、式(1A)は図2Aに基づいて得られたものであり、式(1B)は図2Bに基づいて得られたものである。Aが無限に近づくと(1A)及び(1B)は次のようになる。
図2A及び図2Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータの定常状態DC解は、アナログRMS−DCコンバータで求められる解に非常によく似ている。主な違いは、量子化誤差平均二乗値qRMS を計算する追加の項である。この項は、DCでの測定された入力RMSレベルと、高周波数での追加された量子化誤差の両方を含んで、フィードバックビットストリームが二乗されることから生じる。実際には、qRMS の値は、小さな入力電力レベルのローコンフォーマンス誤差(Law conformance error)に影響を与え、入力関連ダイナミックレンジの下限を定義する。qRMS >xRMS のとき、式(2A)及び式2B)は有効ではなく、積分器の出力u(t)は負の供給電圧をクリップする。
フィードバックパスにフィルタを追加することによって、二乗化演算の前に量子化誤差平均二乗値を効果的に低減することができる。この技術は、単一ビット(M=l)内部量子化の場合に特に有用である。フィードバックパスにフィルタを用いるΣΔ RMS−DCコンバータのブロック図が図3A及び図3Bに示される。
図3A及び図3Bに基づいて、ΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号静的伝達も次のように計算され得る(A→∞)。
ここで、q(t)=y(t)−yDCはフィルタリングされた量子化ノイズ誤差である。フィルタリングされた量子化誤差の平均二乗値は小さくなる
ので、デジタル検出器の出力ダイナミックレンジは拡張される。しかしながら、フィードバックパスにフィルタを追加することは、ΣΔ RMS−DCコンバータの安定性に影響を与え得る。コンバータの閉ループ安定性を分析するために、非線形フィードバック及びフィードフォワード二乗化演算に関連する信号依存AC利得kが定義されなければならない。図2A及び図3Aに示されるようにΣΔ二乗差変調器が2つの二乗化セルを備えて実装されるとき、kは次のように求められる(K=K)。
図2B及び図3Bに示されるように、ΣΔ二乗差変調器がフォワードパス乗算器を備えて実装されるとき、kは次のように求められる(β=β)。
図3A及び図3Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャでは、選択されるフィードバックフィルタが−20×NdB/decの減衰を備えるN次ローパスフィルタ(LPF)であるとき、フィルタリングされた量子化ノイズq(t)の平均二乗値が最小化される。図4はこの状態のAC線形化モデルを示す。
図4に基づいて、信号依存フィードバックループフィルタL(s)は次のように表され得る。
式(5)はN+1個の極を含み、零点が無いので、図3A及び図3Bに示されるアーキテクチャのフィードバックパスに(任意の次数Nの)LPFを選択すると必ず不安定なΣΔ RMS−DCコンバータを生じさせる。安定なΣΔ RMS−DCコンバータを実装するためには、N次フィードバックLPFは、図5に示されるようにN個の高周波零点で補償されるべきである。
図5に基づいて、信号依存フィードバックループフィルタL(s)も次のように表され得る。
式(6)はN+1個の極、及びN個の零点を含むので、フィードバックフィルタがN個の極及び零点を含むとき、図3A及び図3Bに示されるアーキテクチャに基づいて安定なΣΔ RMS−DCコンバータを設計及び実装することが可能である。閉ループシステムの安定性のために支払われる対価は、得られるフィルタリングされた量子化ノイズq(t)の平均二乗値の増分である。これは極−零点フィルタの−20×NdB/decの減衰ロールオフが、そのシステムのサンプリング周波数の半分(f/2)未満の限られた周波数範囲内でのみ起こるために発生する。
多数のフィードバックパスを用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータのアーキテクチャが開示される。追加のフィードバックパスが、二乗化非線形によって処理される量子化誤差のRMSレベルが最小化される異なるトポロジーにおける安定なΣΔ閉ループ挙動を可能にする。このようなフィードバックパスとしては、ローパスフィルタリングされ、定数利得のフィードバックパス、ローパス及びハイパスフィルタリングされたパス、又は多数のローパスフィルタリングされたパスが含まれる。これらは追加のフィードフォワード又はフィードバックパスによって提供される周波数補償を備え、フォワードパスの多数の積分器と組み合わされ得る。電子的コンフィギュラビリティがこのようなアーキテクチャの総入力関連ダイナミックレンジ(DR)を更に拡張し得る
一例示実施形態に従って、シグマデルタ二乗差RMS−DCコンバータが、結果のアナログ信号を提供することによってアナログ入力信号及び少なくとも第1及び第2のアナログフィードバック信号に応答し、結果のアナログ信号が、アナログ入力信号の二乗、第1のアナログフィードバック信号の二乗、及び第2のアナログフィードバック信号の間の差に対応する少なくとも1つの信号成分を含む、アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素と、アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素に結合され、フィルタリングされたアナログ信号を提供することによって結果のアナログ信号に応答する、アナログ信号フィルタ回路要素と、アナログ信号フィルタ回路要素に結合され、関連するデジタル出力信号を提供することによってフィルタリングされたアナログ信号に応答する、アナログデジタル変換(ADC)回路要素とを含む。
また、シグマデルタ二乗差RMS−DCコンバータは、ADC回路要素に結合され、アナログ信号を提供することによって、デジタル出力信号に応答する、デジタルアナログ変換(DAC)回路要素と、DAC回路要素とアナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素との間に結合され、第1のアナログフィードバック信号を提供することによってアナログ信号に応答する、第1のフィードバック回路要素と、DAC回路要素とアナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素との間に結合され、第2のアナログフィードバック信号を提供することによってアナログ信号に応答する、第2のフィードバック回路要素とを含む。
別の実施形態に従って、シグマデルタ二乗差RMS−DCコンバータが、結果のアナログ信号を提供するように、アナログ入力信号と少なくとも第1及び第2のアナログフィードバック信号とを乗算及び組み合わせるためのアナログ信号乗算器及び組み合わせ器手段であって、結果のアナログ信号がアナログ入力信号の二乗、第1のアナログフィードバック信号の二乗、及び第2のアナログフィードバック信号の間の差に対応する少なくとも1つの信号成分を含む、アナログ信号乗算器及び組み合わせ器手段、フィルタリングされたアナログ信号を提供するように、結果のアナログ信号をフィルタリングするためのアナログ信号フィルタ手段、フィルタリングされたアナログ信号を関連するデジタル出力信号に変換するためのアナログデジタルコンバータ(ADC)手段、デジタル出力信号をアナログ信号に変換するためのデジタルアナログコンバータ(DAC)手段、第1のアナログフィードバック信号を提供するように、アナログ信号を処理するための第1のフィードバック手段、及び第2のアナログフィードバック信号を提供するように、アナログ信号を処理するための第2のフィードバック手段を含む。
別の実施形態に従って、シグマデルタ二乗差RMS−DC変換を実行するための方法が、結果のアナログ信号を提供するように、アナログ入力信号と少なくとも第1及び第2のアナログフィードバック信号とを乗算及び組み合わせることであって、結果のアナログ信号が、アナログ入力信号の二乗、第1のアナログフィードバック信号の二乗、及び第2のアナログフィードバック信号の間の差に対応する少なくとも1つの信号成分を含むことと、フィルタリングされたアナログ信号を提供するように結果のアナログ信号をフィルタリングすることと、フィルタリングされたアナログ信号を関連するデジタル出力信号に変換することと、デジタル出力信号をアナログ信号に変換することと、第1のアナログフィードバック信号を提供するように、アナログ信号を処理することと、第2のアナログフィードバック信号を提供するように、アナログ信号を処理することとを含む。
別の実施形態に従って、シグマデルタ二乗差RMS−DCコンバータが、結果のアナログ信号を提供することによってアナログ入力信号、及び第1のアナログフィードバック信号に応答するアナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素であって、結果のアナログ信号がアナログ入力信号の二乗と第1のアナログフィードバック信号の二乗との間の差に対応する少なくとも1つの信号成分を含む、アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素と、アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素に結合され、フィードフォワード信号を提供することによって結果のアナログ信号及び少なくとも第2のアナログフィードバック信号に応答するアナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素と、アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素に結合され、関連するデジタル出力信号を提供することによってフィードフォワード信号に応答するアナログデジタル変換(ADC)回路要素と、デジタルアナログ変換(DAC)回路要素を含むフィードバック回路要素であって、ADC回路要素、アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素、及びアナログ信号組み合わせ回路要素の間に結合され、第1のアナログフィードバック信号及び少なくとも第2のアナログフィードバック信号を提供することによってデジタル出力信号に応答するフィードバック回路要素とを含む。
別の実施形態に従って、シグマデルタ二乗差RMS−DCコンバータが、結果のアナログ信号を提供するように、アナログ入力信号と第1のアナログフィードバック信号とを乗算及び組み合わせるためのアナログ信号乗算器及び組み合わせ器手段であって、結果のアナログ信号がアナログ入力信号の二乗と第1のアナログフィードバック信号の二乗との差に対応する少なくとも1つの信号成分を含む、アナログ信号乗算器及び組み合わせ器手段と、フィードフォワード信号を提供するように、結果のアナログ信号及び少なくとも第2のアナログフィードバック信号をフィルタリング及び組み合わせを行なうためのアナログ信号フィルタ及び組み合わせ器手段と、フィードフォワード信号を関連するデジタル出力信号に変換するためのアナログデジタルコンバータ(ADC)手段と、デジタル出力信号を第1のアナログフィードバック信号及び少なくとも第2のアナログフィードバック信号に変換するための、デジタルアナログコンバータ(DAC)手段を含むフィードバック手段とを含む。
別の実施形態に従って、シグマデルタ二乗差RMS−DC変換を実行するための方法が、結果のアナログ信号を提供するように、アナログ入力信号及び第1のアナログフィードバック信号を乗算及び組み合わせることであって、結果のアナログ信号が、アナログ入力信号の二乗と第1のアナログフィードバック信号の二乗との差に対応する少なくとも1つの信号成分を含むことと、フィードフォワード信号を提供するように、結果のアナログ信号及び少なくとも第2のアナログフィードバック信号をフィルタリングすること及び組み合わせることと、フィードフォワード信号を関連するデジタル出力信号に変換することと、デジタル出力信号を第1のアナログフィードバック信号及び少なくとも第2のアナログフィードバック信号に変換することとを含む。
デジタルRF電力検出器の典型的なアプリケーション図を示す。
2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
フォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
2つの二乗化回路及びフィードバックパスのフィルタを用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
フォワードパス乗算器及びフィードバックパスのフィルタに基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
フィードバックパスにN次LPFを備えるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
フィードバックパスにN次極−零点フィルタを備えるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
図7A/図7Bに示されるアーキテクチャのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
追加の定数フィードバックパスを備え、2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
追加の定数フィードバックパスを備え、フォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
1次LPF、K=K/50=β /50及びPin=0dBm又は−30dBmの場合の、図7A/図7Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた出力スペクトルを示す。
1次LPF及びK=K/50=β /50の場合の、図7A/図7Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた伝達曲線及びローコンフォーマンス誤差を示す。
ローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
ローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、フォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
1次LPF/HPF(fcHPF=fcLPF)及びK=K/50=β /50の場合の、図10A/図10Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた伝達曲線及びローコンフォーマンス誤差を示す。
1次LPF/HPF(fcHPF=5fcLPF)及びK=K/50=β /50の場合の、図10A/図10Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた伝達曲線及びローコンフォーマンス誤差を示す。
1次LPF及びHPF(fcHPF=fcLPF)を備える、図10A/図10Bに示されるアーキテクチャのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
1次LPF/HPF(fcHPF=fcLPF)、K=K/50=β /50、及びPin=0dBm又は−30dBmの場合の、図10A/図10Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた出力スペクトルを示す。
N次LPF及びHPF(fcHPF=fcLPF)を備える、図10A/図10Bに示されるアーキテクチャのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
N次LPF及びHPF(fcHPF=fcLPF)を備える、図10A/図10Bに示されるアーキテクチャのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
図21A/図21Bに示されるアーキテクチャのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
1次LPF、K=16K=16β /K、及びPin=0dBm又は−30dBmの場合の、図21A/図21Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた出力スペクトルを示す。
1次LPF、K=4K=4β /K、及びPin=0dBm又は−30dBmの場合の、図21A/図21Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた出力スペクトルを示す。
1次LPF、K=K=4β /K 及びPin=0dBm又は−30dBmの場合の、図21A/図21Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた出力スペクトルを示す。
ローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
ローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、フォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
1次LPF及びK=4K又は16Kの場合の、図21A/図21Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた伝達曲線及びローコンフォーマンス誤差を示す。
=4K及びA=100dB、80dB、又は60dBの場合の、図21A/図21Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた伝達曲線及びローコンフォーマンス誤差を示す。
多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備えるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、フォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
2つの積分器(フィードフォワード補償)、及びローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
2つの積分器(フィードフォワード補償)、及び、ローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、フォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
L個の積分器(フィードフォワード補償)及びN次フィードバックLPF/HPFを備えるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
2つの積分器(フィードフォワード補償)及びローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
2つの積分器(フィードフォワード補償)、及びローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、フォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
L個の積分器(フィードフォワード補償)、及びN次フィードバックLPFを備えるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
L個の積分器(フィードバック補償)を備え、2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
L個の積分器(フィードバック補償)を備え、フォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
2つの積分器(フィードバック補償)及びローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す
2つの積分器(フィードバック補償)及びローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、フォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
L個の積分器(フィードバック補償)及びN次フィードバックLPF/HPFを備えるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
2つの積分器(フィードバック補償)及びローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化回路を用いるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
2つの積分器(フィードバック補償)及びローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、フォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
N個の積分器(フィードバック補償)及びN次フィードバックLPFを備えるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの小信号線形モデルを示す。
2つの積分器(フィードバック補償)及びローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化回路を用いるコンフィギュラブルΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
2つの積分器(フィードフォワード補償)、及びローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、フォワードパス乗算器に基づくコンフィギュラブルΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
コンフィギュラブルΣΔ二乗差RMS−DCコンバータを示す。
図21A/図21Bに示されるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータアーキテクチャの可能性のある電子的実装を示す。
以下では、多数の処理された(例えば、フィルタリング、スケーリング、又はフィルタリング及びスケーリングされた)フィードバック信号を提供するための多数のフィードバックパスを備える例示のΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの幾つかのアーキテクチャを説明する。余分にフィードバックパスを追加することによって安定なΣΔ RMS−デジタルコンバータの設計が可能になる。このΣΔ RMS−デジタルコンバータでは、非線形の二乗化演算を供給する主フィードバックパスは、システムサンプリング周波数(fs)をはるかに上回る周波数のために−20×NdB/decのロールオフ減衰を備えるN次LPFを含む。以下では、ローパスフィルタリングされ、定数利得のフィードバックパスを備えるΣΔ RMS−DCコンバータを説明する。また以下では、ローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備えるΣΔ RMS−DCコンバータを説明する。また以下では、多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備えるΣΔ RMS−DCコンバータを説明する。また以下では、これらの技術が、追加のそれぞれフィードフォワード及びフィードバックパスによって安定化される多数の積分器とどのように組み合わせられるのかを説明する。また以下では、上述の全てのアーキテクチャに適用されるコンフィギュラビリティの概念を説明する。
図5のように高周波量子化誤差減衰を妥協することなく、図4に示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャを安定化させる最も簡単な方法は、例えば定数利得Kを備える増幅器によって提供される信号スケーリングを備える第2のフィードバックパスを追加することである。この状況は図6に示され、汎用N次LPFが、非線形二乗化演算に接続されたフィードバックパスと直列にされている(線形化AC利得kによって表される)。
図6に基づいて、信号依存フィードバックループフィルタLは次のように表され得る。
結果の伝達関数は、N+1個の極及びN個の零点を含み、入力電力レベルの或る範囲で条件付き安定であるように設計され得る(k∝xRMS)。次のように、フィルタ次数のNが大きくなると、高い入力電力レベル(k→∝)について、安定なループフィルタを設計するのがより難しくなる(k→∞)
次のように、非常に小さい入力電力レベル(k→0)の場合、Lは常に安定な1次ループフィルタになる。
図7A及び図7Bは、図6の線形化閉ループシステムに基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの主な可能性のある実装を示す。2つの分離されたフィードバックDACが用いられ、且つ/又はLPFがデジタルドメインに実装される場合に、同等の実装が達成され得る。上述の計算においてN次2項式として示されるN次LPF伝達関数は、係数(例えば、バターワース、チェビシェフ等)の任意の異なるセットを備えて、実装され得る。
フィードバックパスに1次LPFが用いられ、Vref(ADC/DAC基準電圧)が1.6Vに設定される場合の、図7A/図7Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた出力スペクトルが図8に示される。Pin=0dBmの場合、変調器出力は安定であり、量子化ノイズは、式(7)によって予測されるように、2次ロールオフ(40dB/dec)を示す。Pin=30dBmの場合、量子化ノイズは式(9)に示されるように1次ロールオフ(20dB/dec)を示す。
y(t)、x(t)、及びu(t)の間の関係に基づいて、図7A及び図7Bに示されるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号静的伝達は次のように計算され得る。
ここで、Aは実際の積分器DC利得であり、q1p(t)=y1p(t)−yDCはローパスフィルタリングされた量子化ノイズ誤差であり、式(10A)は図7Aに基づいて得られたものであり、式(10B)は図7Bに基づいて得られたものである。Aが無限に近づくと、式(10A)及び式(10B)は次のようになる。
図7A及び図7Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータの定常状態DC解は2つの主な特徴を示す。第1は、二乗された量子化誤差のRMSレベルがフィードバックLPFによって低減される
ことである。第2は、コンバータのDC伝達特性に、Kに比例する望ましくないシステム誤差が追加されることである。フィードバックパスに1次LPFが用いられ、K=K/50=β /50のときの、これらのΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた伝達曲線及びローコンフォーマンス誤差が図9に示される。
図7A及び図7Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャの主な欠点は、コンバータの出力に、Kに比例するシステム誤差が存在することである。追加のフィードバックパスにハイパスフィルタ(HPF)を直列に配することでこの問題は解決され得る。図10A及び図10Bはこのコンセプトに基づく主な可能性のある実装を示す。2つの分離されたフィードバックDACが用いられ、且つ/又はLPF及びHPFがデジタルドメインに実装される場合、同等の実装が達成され得る。
y(t)、x(t)、及びu(t)の間の関係に基づいて、図10A及び図10Bに示されるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号静的伝達は次のように計算され得る(A→∞)。
ここで、q1p(t)=y1p(t)−yDCはローパスフィルタリングされた量子化ノイズ誤差であり、式(12A)は図10Aに基づいて得られたものであり、式(12B)は図10Bに基づいて得られたものである。ここでも、二乗された量子化誤差のRMSレベルがフィードバックLPFによって低減される。しかしながら、このケースでは、追加のフィードバックパスがDC信号のために「開」であると考えられ得るため、コンバータのDC伝達特性に、定数利得Kqに比例するシステム誤差が追加されない。1次LPF/HPFがフィードバックパスに用いられ、K=K/50=β Km/50の場合の、これらのΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた伝達曲線及びローコンフォーマンス誤差が図11に示される。このシミュレーションでは、両方のフィードバックLPF及びHPFが同じカットオフ周波数を有する(fcHPF=fcLPF)。図9と比較すると、フィードバックHPFの追加によって、ローコンフォーマンス誤差がいかに低減するのかがわかる。
また、図11は単一のフィードバックパスに1次極―零点フィルタが用いられるとき(図5)の、図3A/図3Bに示されたアーキテクチャのローコンフォーマンス誤差(破線の曲線、右プロット図)を示す。追加の量子化ノイズフィルタ
によって、入力関連DRは、著しく拡大される。しかしながら、低電力レベル及び低Vref値では残留システム誤差によってこの改善が制限される。この残留システム誤差は式(12A)及び式(12B)では予測されないが、HPFカットオフ周波数(fcHPF)の増加によって低減され得る。高周波数フィードバックパスを通過する低周波数減衰が増加されると、この残留DC誤差が低減される。図12は、fcHPF=5fcLPFの場合の、シミュレートされた伝達曲線及びローコンフォーマンス誤差を示す。Vref=0.1Vの場合、出力DRは、残留システム誤差が低減されているため、図12では(図11に比較して)大きくなる。
1次フィードバックLPF及びHPF(fcHPF=fcLPF)の場合の、このΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャの小信号ACモデルが図13に示される。
図13に基づいて、信号依存フィードバックループフィルタL(s)は次のように表され得る。
結果の伝達関数は、2つの極及び1つの零点を含み、入力電力レベルの或る範囲で条件付き安定であるように設計され得る(k∝xRMS)。二乗化非線形小信号利得kが定数利得Kqに等しいときは、L(s)、次のように、安定な1次ループフィルタになる。
入力電力レベルが非常に高いとき(k→∞)、L(s)は、次のように、不安定な2次ループフィルタになる。
入力電力レベルが非常に小さい場合(k→0)は、L(s)は、次のように、有限DC利得を備える、安定な1次ループフィルタである。
フィードバックパスに1次LPF/HPFが用いられる場合(図13)の、図10A/10Bに示されたΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた出力スペクトルが図14に示される。Pin=0Bmの場合、変調器出力が安定で、量子化ノイズは、式(13)によって予測されるように、2次ロールオフ(40dB/dec)を示す。Pin=−30dBmの場合は、量子化ノイズは、式(16)によって予測されるように、1次ロールオフ(20dB/dec)を示す。
図10A/10Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャは、フィードバックフィルタの次数に関して汎用化され得る。N次LPF及びHPF(fcHPF=fcLPF)の場合の、この例の小信号ACモデルが図15に示される。
図15に基づいて、信号依存フィードバックループフィルタL(s)は次のように表され得る。
しかしながら、この例(図15)では、k→Kのとき、L(s)は1次ループフィルタに収束しないので、実用に充分に大きなDRを備える条件付き安定な(N+1)次ΣΔ RMS−DCコンバータを設計するのは、より困難である。k=KのときにL(s)が1次ループフィルタである代替アプローチが図16に示される。
図16に基づいて、信号依存フィードバックループフィルタL(s)も、次のように表され得る。
入力電力レベルが非常に高いとき(k→∞)、次のように、L(s)は不安定な(N+l)次ループフィルタになる。
二乗化非線形小信号利得kが定数利得Kに等しいとき、次のように、L(s)は式(14)にあるように常時安定な1次ループフィルタである。
入力電力レベルが非常に小さい場合(k→0)、次のように、L(s)は、フィードバックフィルタ時間定数τpが充分大きいとき1次ループフィルタに近づく。
結果のループフィルタ伝達関数L(s)は、k≦Kqのとき、1次ループフィルタに収束する。その結果、閉ループシステムは、入力電力レベルの或る範囲で条件付き安定であるように設計され得る(k∝xRMS)。上述の計算においてN次2項式として示されるLPF/HPF伝達関数は、係数(例えば、バターワース、チェビシェフ等)の任意の異なるセットを備えて実装され得る。残留システム誤差を低減するために、LPF及びHPFは、閉ループ挙動の安定性を犠牲にして異なるカットオフ周波数(fcHPF≠fcLPF)を有し得る。
大きな入力関連DRを達成するために、図10A及び図10Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャはLPF及びHPFを必要とする。追加のフィードバックパスがループフィルタ積分器の後に接続される場合、単一のLPFで同様の結果が得られる。この状況を示す、1次LPFの場合の、小信号ACモデルが図17に示される。
図17の小信号モデルは、図13(fcHPF=fcLPF)の小信号モデルから容易に得られ得る。図17に基づいて、信号依存フィードバックループフィルタL(s)は次のように表され得る。
ここで、K=Kωτである。結果の伝達関数は、2つの極及び1つの零点を含み、入力電力レベルの或る範囲で条件付き安定であるように設計され得る(k∝xRMS)。入力電力レベルが非常に高いとき(k→∞)、次のように、L(s)は不安定な2次ループフィルタになる。
二乗化非線形小信号利得kがK/(ωτ)に等しいとき、次のように、L(s)は安定な1次ループフィルタである。
入力電力レベルが非常に小さい場合(k→0)、次のように、有限DC利得を備えるL(s)は安定な1次ループフィルタになる。
1次LPFがフィードバックパスに用いられる場合の、図17に(及び図21A/図21Bにも)示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた出力スペクトルが図18、図19、及び図20に示される。図18に示されるシミュレーションの結果では、K=16Kであり、L(s)は、式(24)及び式(25)によって予測されるように入力電力レベルの全範囲で1次ループフィルタ(20dB/decロールオフ)である。しかしながら、Pin=0dBmのプロット図でわかるように、測定されたRMS電圧(DCレベル)は−10dBを下回り、その結果、ローコンフォーマンス誤差が非常に大きくなる(図22も参照のこと)。
図19は、K=4Kで得られるシミュレーション結果を示す。Pin=0dBmの場合、変調器出力が安定であり、量子化ノイズは式(22)によって予測されるように、2次ロールオフ(40dB/dec)を示す。このケースでは、出力DCレベルは0dBであり、その結果、ローコンフォーマンス誤差は非常に小さい(図22も参照)。Pin=−30dBmの場合、量子化ノイズは、式(25)によって予測されるように、1次ロールオフ(20dB/dec)を示す。
図20に示されるシミュレーション結果の場合、K=Kであり、L(s)は、式(22)及び式(23)によって予測されるように、入力電力レベルの全範囲で2次ループフィルタ(40dB/decロールオフ)である。しかしながら、Pin=0dBmのプロット図でわかるように、ΣΔ RMS−DCコンバータは不安定な挙動に近づく。
図17及び図21A/図21Bの定数フィードバックパスの利得係数であるパラメータKは、DCの正確性と安定性との間のトレードオフを制御する。K>>Kの場合、閉ループシステムは非常に安定であるが、ローコンフォーマンス誤差は高入力電力レベルでは悪化する。K→Kの場合、閉ループシステムは不安定に近づくが、ローコンフォーマンス誤差は高入力電力レベルでは非常に小さくなる。
図21A及び図21Bは、図17の線形化閉ループシステムに基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの主な可能性のある実装を示す。フィードバックDAC/LPFの2つの分離されたセットが用いられ、且つ/又はLPFがデジタルドメインに実装される場合に、同等の実装が達成され得る。
y(t)、x(t)、及びu(t)の間の関係に基づいて、図21A及び図21Bに示されるΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号静的伝達は次のように計算され得る。
ここで、Aは実際の積分器DC利得、q1p(t)=y1p(t)−yDCは、ローパスフィルタリングされた量子化ノイズ誤差であり、式(26A)は図21Aに基づいて得られたものであり、式(26B)は図21Bに基づいて得られたものである。また、二乗された量子化誤差のRMSレベルは、フィードバックLPFによって低減される。しかしながら、このケースでは、追加的なフィードバックパスがDC信号のための「短絡」と考えられ得るため、比K/AK=K/AKβ に比例するシステム誤差がコンバータのDC伝達特性に追加される。K/K=4及びK/K=16の場合の、このΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャのシミュレートされた伝達曲線及びローコンフォーマンス誤差が図22に示される。第1のケースでは、出力DRは、図9に比べて著しく拡大されている。しかしながら、第2のケースでは、低電力レベル及び低Vref値で、K/Kに比例するシステム誤差によってこの改善は低減される。K/K=16の場合、検出可能な最大入力電力は同様に低減される。
図18、図19、図20、及び図22に提示された全てシミュレーション結果は、理想的な積分器モデル(A=∞)を用いて得られた。しかしながら、式(26A)及び式(26B)の残留DC誤差は積分器の実際の有限DC利得Aに反比例する。図23は、K/K=4及びA=100dB、80dB、又は60dBの場合の、シミュレートされた伝達曲線及びローコンフォーマンス誤差を示す。
式(26A)及び式(26B)によって予測されるように、出力DRはA→∞の場合に最大になる。Aが低い値である場合は、量子化誤差平均二乗値でないシステムDC成分が、ローコンフォーマンス誤差プロット図における主な誤差源である。
多数のフィードバックパス、及び二乗化非線形に接続される低周波数パスにN次のローパスフィルタを有するために図17、図21A、及び図21Bに示されるΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャは汎用化され得る。この状況を示す小信号ACモデルが図24に示される。
係数KLiがKωτに等しいとき、図24のアーキテクチャのフィードバックループフィルタ伝達関数L(s)は、図16のアーキテクチャで得られるのと同じである。このケースでは、結果のループフィルタ伝達関数L(s)は、k≦KLi/ωτが充分大きいとき、1次ループフィルタに収束するため、多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備えるアーキテクチャでは式(18)〜式(21)は等しく有効である。その結果、閉ループシステムは、入力電力レベルの或る範囲で条件付き安定であるように設計され得る(k∝xRMS)。
図25A及び図25Bは、図24の線形化閉ループシステムに基づくΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの主な可能性のある実装を示す。フィードバックDAC/LPFの多数の分離されたセットが用いられ、且つ/又はLPFがデジタルドメインに実装される場合、同等の実装が達成され得る。
y(t)、x(t)、及びu(t)の間の関係に基づいて、図25A/図25BのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号静的伝達は次のように計算され得る。
ここで、Aは実際の積分器DC利得であり、K=Kωτであり、qlpN(t)=ylpN(t)−YDCはN次ローパスフィルタリングされた量子化ノイズ誤差であり、式(27A)は図25Aに基づいて得られたものであり、式(27B)は図25Bに基づいて得られたものである。汎用化されたアーキテクチャのために求められるDC解は、単一の1次LPFが用いられる(図21A/図21B)場合に非常に似ているが、2つの大きな違いがある。第1は、量子化誤差平均二乗値は、N次LPFによって減衰されることである。第2は、比NK/AK=NK/AKβ に比例する残留システム誤差が、コンバータのDC伝達特性に追加されることである。従って、量子化誤差平均二乗値の低減と、残留システム誤差の増加との間にはトレードオフが存在する。
上述の全てのアーキテクチャは多数の積分器を備えて実装され得る。しかしながらこの場合、ΣΔ RMS−DCコンバータのフォワードパスも、高周波数零点を備えて安定化される必要がある。本明細書では、多数のフォワードパスを備えて周波数補償が実装される幾つかのアーキテクチャが説明される。
フィードフォワード補償されたループフィルタは、ローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスと、又はローパスフィルタリングされ、且つ、定数利得のフィードバックパスと組み合わされ得る。図26A及び図26Bは、このコンセプトに基づく主な可能性のある実装を示す。2つより多い積分器が用いられ、ハイパスフィルタリングされたフィードバックパスが定数利得(K)パスに置き換えられ、2つの分離されたフィードバックDACが用いられ、且つ/又はデジタルドメインにLPF及びHPFが実装される場合、同等の実装が達成され得る。
y(t)、x(t)、及びu(t)の間の関係に基づいて、図26A/26BのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号静的伝達は、次のように計算され得る。
ここで、AFFはフィードフォワードパスを備えて安定化された積分器の組み合わされたDC利得であり、Aは第1の積分器の実際のDC利得であり、Aは第2の積分器の実際のDC利得であり、aはフィードフォワード係数であり、q1p(t)=y1p(t)−YDCはローパスフィルタリングされた量子化ノイズ誤差であり、式(28A)は図26Aに基づいて得られたものであり、式(28B)は図26Bに基づいて得られたものである。フィードフォワードパスに多数の積分器を用いることの主な利点は、式(28A)/式(28B)のシステム成分の減衰を増加することである。
図27は、図26A/図26Bに示されたアーキテクチャの汎用化されたAC小信号モデルを示す。L個の積分器及びN次フィードバックLPF/HPFを備えるこの閉ループシステムは、(L+N)次ノイズシェーピングを特徴とする。
図27に基づいて、信号依存フィードバックループフィルタL(s)も、次のように表され得る。
結果のループフィルタ伝達関数L(s)は、k≦Kのとき、L次安定ループフィルタに収束する。その結果、閉ループシステムは、入力電力レベルの或る範囲で条件付き安定であるように設計され得る(k∝xRMS)。図27にN次2項式として示されるLPF/HPF伝達関数は、係数(例えば、バターワース、チェビシェフ等)の任意の異なるセットを備え、且つ閉ループ挙動の安定性を犠牲にして異なるカットオフ周波数(fcHPF≠fcLPF)を備えて実装され得る。
フィードフォワード補償されたループフィルタは多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスと組み合わされ得る。図28A及び図28Bはこのコンセプトに基づく主な可能性のある実装を示す。2つ以上の積分器が用いられ、2つ以上のLPFが用いられ、多数のフィードバックDACが用いられ、且つ/又はデジタルドメインにLPFが実装される場合、同等の実装が達成され得る。
y(t)、x(t)、及びu(t)の間の関係に基づいて、図28A/図28BのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号静的伝達は、次のように計算され得る。
ここで、AFFは、フィードフォワードパスを備えて安定化された積分器の組み合わされたDC利得であり、Aは第1の積分器の実際のDC利得であり、q1p2(t)=y1p2(t)−yDCはローパスフィルタリングされた量子化ノイズ誤差であり、式(31A)は図28Aに基づいて取得されたものであり、式(31B)は図28Bに基づいて取得されたものである。このアーキテクチャがフィードフォワードパスに多数の積分器を用い得るということに加え、KL1十KL2(...+KLN)に比例するシステム誤差成分は、第1の積分器の利得Aによって減衰されるだけである。
図29は、図28A/図28Bに示されるアーキテクチャための汎用化されたAC小信号モデルを示す。L個の積分器及びN次フィードバックLPFを備えるこの閉ループシステムは、(L+N)次ノイズシェーピングを特徴とする。
係数KLiが、KがKωτに等しいとき、図29のアーキテクチャのためのフィードバックループフィルタ伝達関数L(s)は図27のアーキテクチャを用いて得られるものと同じである。このケースでは、式(30)は多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備えるアーキテクチャに関し、等しく有効であり、結果のループフィルタ伝達関数L(s)は、k≦KL1/ωτのとき、L次ループフィルタに収束する。その結果、閉ループシステムは、入力電力レベルの或る範囲で条件付き安定であるように設計され得る(k∝xRMS)。
上述の全てのアーキテクチャは、多数の積分器を備えて実装され得る。しかしながら、このケースでは、ΣΔ RMS−DCコンバータのフォワードパスも高周波数零点を備え安定化される必要がある。ここでは、多数のフィードバックパスを備えて周波数補償が実装される幾つかのアーキテクチャが説明される。基本のL次フィードバック補償されたΣΔ RMS−DCコンバータが図30A/図30Bに示される。二乗化される量子化ノイズ電力を低減するために、LPF又は極−零点フィルタは(図3A/図3Bに示されるように)フィードバック二乗化非線形の前に配され得る。
y(t)、x(t)、及びu(t)の間の関係に基づいて、図30A/図30BのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号静的伝達は、次のように計算され得る。
ここで、AFBは全ての積分器のDC利得の積であり、Aはi番目の積分器の実際のDC利得であり、bはフィードバック係数である。このアーキテクチャでは、各追加の積分器に対応するのは、必要とされるフィードバックパスに起因する残留システム誤差の成分である。第1の積分器(l>1)に起因するシステム誤差は次のように求められる。
フィードバック補償ループフィルタは、ローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスと、又はローパスフィルタリングされた定数利得のフィードバックパスと組み合され得る。図31A及び図31Bは、このコンセプトに基づく主な可能性のある実装を示す。2つ以上の積分器が用いられ、ハイパスフィルタリングされたフィードバックパスが定数利得(K)パスに置き換えられ、2つの分離されたフィードバックDACが用いられ、且つ/又はLPF及びHPFがデジタルドメインに実装される場合、同等の実装が達成され得る。
y(t)、x(t)、及びu(t)に基づいて、図31A/図31BのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号静的伝達は、次のように計算され得る。
ここで、AFB=Aは、フィードバックパスを備えて安定化された積分器の組み合わされたDC利得であり、Aは第1の積分器の実際のDC利得であり、Aは2番目の積分器の実際のDC利得であり、b及びKはフィードバック係数であり、q1p(t)=Ylp(t)−yDCはローパスフィルタリングされた量子化ノイズ誤差であり、式(35A)は図31Aに基づいて得られたものであり、式(35B)は図31Bに基づいて得られたものである。
図32は、図31A/図31Bに示されるアーキテクチャのための汎用化されたAC小信号モデルを示す。L個の積分器及びN次フィードバックLPF/HPFを備えるこの閉ループシステムは、(L+N)次ノイズシェーピングを特徴とする。
図32に基づいて、信号依存フィードバックループフィルタL(s)も、次のように表され得る。
結果のフィルタ伝達関数L(s)は、k≦Kqのとき、L次の安定なループフィルタに収束する。その結果、閉ループシステムは、入力電力レベルの或る範囲で条件付き安定であるように設計され得る(k∝xRMS)。図32でN次の2項式として示されたLPF/HPF伝達関数は、係数(例えば、バターワース、チェビシェフ等)の任意の異なるセットを備え、閉ループ挙動の安定性を犠牲にして異なるカットオフ周波数(fcHPF≠fcLPF)を備えて実装され得る。
フィードバック補償ループフィルタは、多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスと組み合され得る。図33A及び図33Bは、このコンセプトに基づく主な可能性のある実装を示す。2つ以上の積分器が用いられ、多数のフィードバックDACが用いられ、且つ/又はLPFがデジタルドメインに実装される場合、同等の実装が達成され得る。
y(t)、x(t)、及びu(t)の間の関係に基づいて、図33A/図33BのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの大信号静的伝達は次のように計算され得る。
ここで、AFB=Aは、フィードバックパスを備えて安定化された積分器の組み合わされたDC利得であり、Aは第1の積分器の実際のDC利得であり、Aは第2の積分器の実際のDC利得であり、b及びKLjはフィードバック係数であり、q1p(t)=ylp(t)−yDCはローパスフィルタリングされた量子化ノイズ誤差であり、式(37A)は図33Aに基づいて得られたものであり、式(37B)は図33Bに基づいて得られたものである。このアーキテクチャでは、各積分器に対応するのは、2つのフィードバックパスに起因する残留システム誤差である(最後の積分器を除く)。第1の積分器(l>1)の後に追加されるシステム誤差は、次のように求められる。
図28A/図28B及び図25A/図25Bに示されるアーキテクチャに比べて、図33A/図33Bに示されるアーキテクチャの主な利点は、フィードバック係数KLjに起因するシステム誤差の寄与が、前の全ての積分器(A〜A)からの総DC利得によって除されるということである。従って、フィードバックフィルタリングを介する量子化誤差平均二乗値の低減と、追加のフィードバックパス(前のアーキテクチャで存在する)に起因する残留システム誤差の増加との間のトレードオフが大きく低減される。
図34は、図33A/図33Bに示されたアーキテクチャのための汎用化されたAC小信号モデルを示す。N個の積分器及びN次のフィードバックLPFを備えるこの閉ループシステムは、2N次ノイズシェーピングを特徴とする。
図34のアーキテクチャのためのフィードバックループフィルタ伝達関数L(s)は、L=N、及び次式の場合、図32のアーキテクチャを用いて得られるものと同じである。
このケースでは、多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備えるアーキテクチャの場合、式(36)は等しく有効であり、結果のループフィルタ伝達関数L(s)は、k≦Kのとき、N次安定ループフィルタに収束する。その結果、閉ループシステムは、入力電力レベルの或る範囲で条件付き安定であるように設計され得る(k∝xRMS)。図34でN次2項式として示されるLPF伝達関数は、係数(例えば、バターワース、チェビシェフ等)の任意の異なるセットを備え、且つ/又はデジタルドメインに実装され得る。
本明細書で説明される全てのΣΔ二乗差RMS−DCコンバータアーキテクチャは条件付き安定な挙動を示す。これは、それらそれぞれの閉ループシステムが、入力電力レベルの或る範囲で安定なだけであることを意味する。幅広い電力レベルで適切に動作することが可能になるように、幾つかのトポロジーは、入力信号の大きさ(例えば.高電力レベル、中電力レベル、又は低電力レベル)に従って、或る実装パラメータの最適化を必要とする。コンフィギュラビリティは、次数の高い(L+N>2)ΣΔ RMS−DCコンバータで特に有用である。
入力電力レベルの或る範囲を測定するためのΣΔ RMS−DCコンバータの調整は、実装の任意の内部パラメータの電子構成を介して達成され得る。図35及び図36はコンフィギュラブルΣΔ RMS−DCコンバータの例を示す。電圧/電流利得、時間定数、相互コンダクタンス、フィルタ次数、及びカットオフ周波数、サンプリング周波数、基準電圧等の内部パラメータは、ローコンフォーマンス誤差を最小化するように、且つ/又は安定なΣΔ閉ループ挙動を保証するように構成され得る。更に、或る信号パスは測定されるべき電力レベルの範囲に従って、接続/切断(オン/オフ)され得る。より広義には、本明細書で提示された全てのアーキテクチャは、ある種のコンフィギュラビリティと組み合わされ得る。
コンフィギュラビリティの原理及び本明細書で説明される全ての前のアーキテクチャに基づいて、ΣΔ二乗差RMS−DCコンバータの全般的な説明が図37に示される。フィードバック及びフィードフォワードフィルタの一部がデジタルドメインに、又はアナログ切り替え回路要素(例えば、スイッチドキャパシタ)として実装され、且つ/又は多数のフィードバックDACが用いられる場合、同等の記述が得られる。
本明細書で説明される全てのΣΔ RMS−DCコンバータアーキテクチャは、米国特許第7,545,302号及び第7,545,303号に示されるチョッパ安定化技術と完全に適合し得る。例えば、図21A/図21Bに示されるアーキテクチャの、可能性のある電子実装が図38に示され、そこでは出力DRのDCオフセットの影響を低減するために整流子が用いられている。
上述の説明に基づいて、本明細書で請求される発明の実施形態は多くの有利な特徴を提供することがわかる。それらの有利な特徴には、ローパスフィルタリングされ、定数利得のフィードバックパスを備え、2つの二乗化セル又は単一のフォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図7A/7Bに示されるようなもの);ローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化セル又は単一のフォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図10A及び図10Bに示されるようなもの);多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化セル又はフォワードパス乗算器に基づくΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図21A/図21B及び図25A/図25Bに示されるようなもの);2つの二乗化セル又は単一のフォワードパス乗算器に基づき、追加のフィードフォワードパスによって安定化された多数の積分器を備え、ローパスフィルタリングされ、定数利得のフィードバックパスを備える、ΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ;追加のフィードフォワードパスによって安定化された多数の積分器を備え、2つの二乗化セル又は単一のフォワードパス乗算器に基づき、ローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備えるΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図26A/図26Bに示されるようなもの);追加のフィードフォワードパスによって安定化された多数の積分器を備え、2つの二乗化セル又は単一のフォワードパス乗算器に基づき、多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備える、ΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図28A/図28Bに示されるようなもの);追加のフィードバックパスによって安定化された多数の積分器を備え、フィルタリングが用いられていない単一のフィードバックパスを備え、2つの二乗化セル又は単一のフォワードパス乗算器に基づく、ΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図30A/図30Bに示されるようなもの);追加のフィードバックパスによって安定化された多数の積分器を備え、LPF又は極−零点フィルタが用いられている単一のフィードバックパスを備え、2つの二乗化セル又は単一のフォワードパス乗算器に基づく、ΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ;追加のフィードフォワードパスによって安定化された多数の積分器を備え、ローパスフィルタリングされ、定数利得のフィードバックパスを備え、2つの二乗化セル又は単一のフォワードパス乗算器に基づく、ΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ;追加のフィードバックパスによって安定化された多数の積分器を備え、ローパス及びハイパスフィルタリングされたフィードバックパスを備え、2つの二乗化セル又は単一のフォワードパス乗算器に基づく、ΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図31A/図31Bに示されるようなもの);追加のフィードバックパスによって安定化された多数の積分器を備え、2つの二乗化セル又は単一のフォワードパス乗算器に基づき、多数のローパスフィルタリングされたフィードバックパスを備える、ΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図33A/図33Bに示されるようなもの);電子的にコンフィギュラブルなパラメータを備える、ΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図35A/図35Bに示されるようなもの);及び、米国特許第7,545,302号及び第7,545,303号に記載されるようなチョッパ安定化を用いるΣΔ二乗差RMS−デジタルコンバータ(例えば、図38に示されるようなもの)が含まれるがこれらに限定されない。
当業者であれば、記載された例示の実施形態に改変が成さわれ得ること、及び請求された発明の範囲を逸脱することなく多くの他の実施形態が実現され得ることが理解されるであろう。

Claims (20)

  1. シグマデルタ二乗差RMS−DCコンバータを含む装置であって、
    アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素であって、結果のアナログ信号を提供することによってアナログ入力信号及び少なくとも第1及び第2のアナログフィードバック信号に応答し、前記結果のアナログ信号が、前記アナログ入力信号の二乗、前記第1のアナログフィードバック信号の二乗、及び前記第2のアナログフィードバック信号の間の差に対応する少なくとも1つの信号成分を含む、前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素と、
    前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素に結合され、フィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記結果のアナログ信号に応答する、アナログ信号フィルタ回路要素と、
    前記アナログ信号フィルタ回路要素に結合され、関連するデジタル出力信号を提供することによって前記フィルタリングされたアナログ信号に応答する、アナログデジタル変換(ADC)回路要素と、
    前記ADC回路要素に結合され、アナログ信号を提供することによって、前記デジタル出力信号に応答する、デジタルアナログ変換(DAC)回路要素と、
    前記DAC回路要素と前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素との間に結合され、前記第1のアナログフィードバック信号を提供することによって前記アナログ信号に応答する、第1のフィードバック回路要素と、
    前記DAC回路要素と前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素との間に結合され、前記第2のアナログフィードバック信号を提供することによって前記アナログ信号に応答する、第2のフィードバック回路要素と、
    を含む装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素が、
    第1のアナログ積信号を提供することによって前記アナログ入力信号に応答する第1のアナログ信号乗算回路要素、
    第2のアナログ積信号を提供することによって前記第1のアナログフィードバック信号に応答する第2のアナログ信号乗算回路要素、及び
    前記第1及び第2のアナログ信号乗算回路要素に結合され、前記結果のアナログ信号を提供することによって前記第1及び第2のアナログ積信号、及び前記第2のアナログフィードバック信号に応答する、アナログ信号組み合わせ回路要素、
    を含む装置。
  3. 請求項1に記載の装置であって、前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素が、
    前記アナログ入力信号に関連する第1及び第2のルーティングされたアナログ入力信号を提供することによって、アナログ入力信号に応答するアナログ入力信号ルータ回路要素、
    前記第1のアナログフィードバック信号に関連する第1及び第2のルーティングされたアナログフィードバック信号を提供することによって前記第1のアナログフィードバック信号に応答するアナログフィードバック信号ルータ回路要素、
    前記アナログ入力信号ルータ回路要素、及び前記アナログフィードバック信号ルータ回路要素に結合される第1のアナログ信号組み合わせ回路要素であって、それぞれ、前記第1のルーティングされたアナログ入力とフィードバック信号、及び前記第2のルーティングされたアナログ入力とフィードバック信号、の組み合わせに関連する第1及び第2の組み合わされたアナログ信号を提供することによって前記第1及び第2のルーティングされたアナログ入力信号及び前記第1及び第2のルーティングされたアナログフィードバック信号に応答する、前記第1のアナログ信号組み合わせ回路要素、
    前記第1のアナログ信号組み合わせ回路要素に結合されるアナログ信号乗算回路要素であって、前記第1及び第2のルーティングされたアナログ入力信号の積と、前記第1及び第2のルーティングされたアナログフィードバック信号の積との間の差に対応する少なくとも1つの信号成分を含むアナログ積信号を提供することによって前記第1及び第2の組み合わされたアナログ信号に応答する、アナログ信号乗算回路要素、及び
    前記アナログ信号乗算回路要素に結合され、前記結果のアナログ信号を提供することによって前記アナログ積信号及び前記第2のアナログフィードバック信号に応答する、前記第2のアナログ信号組み合わせ回路要素、
    を含む、装置。
  4. 請求項1に記載の装置であって、前記アナログ信号フィルタ回路要素が、
    第1の中間信号を提供することによって前記結果のアナログ信号に応答する第1のフィルタ回路要素、
    前記第1のフィルタ回路要素に結合され、第2の中間信号を提供することによって前記第1のフィルタリングされた信号に応答する第2のフィルタ回路要素、
    前記第1のフィルタ回路要素に結合され、第3の中間信号を提供することによって前記第1の中間信号に応答するスケーリング回路要素、
    前記第2のフィルタ回路要素、及び前記スケーリング回路要素に結合され、前記フィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記第2及び第3の中間信号に応答するアナログ信号組み合わせ回路要素、
    を含む、装置。
  5. 請求項1に記載の装置であって、
    前記DAC回路要素と前記アナログ信号フィルタ回路要素との間に結合され、第3のアナログフィードバック信号を提供することによって前記アナログ信号に応答する、第3のフィードバック回路要素を更に含み、
    前記アナログ信号フィルタ回路要素が、
    中間のフィルタリングされた信号を提供することによって前記結果のアナログ信号に応答する第1のフィルタ回路要素、
    前記第1のフィルタ回路要素及び前記第3のフィードバック回路要素に結合され、組み合わされたアナログ信号を提供することによって前記中間のフィルタリングされた信号及び前記第3のアナログフィードバック信号に応答するアナログ信号組み合わせ回路要素、及び
    前記アナログ信号組み合わせ回路要素に結合され、前記フィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記組み合わされたアナログ信号に応答する第2のフィルタ回路要素、
    を含む、装置。
  6. 請求項1に記載の装置であって、前記第1のフィードバック回路要素が信号フィルタリング回路要素を含む、装置。
  7. 請求項1に記載の装置であって、前記第2のフィードバック回路要素が信号スケーリング回路要素を含む、装置。
  8. 請求項7に記載の装置であって、前記第2のフィードバック回路要素が前記信号スケーリング回路要素に直列に結合される信号フィルタリング回路要素を更に含む、装置。
  9. 請求項8に記載の装置であって、前記アナログ信号フィルタ回路要素が、
    第1の中間信号を提供することによって前記結果のアナログ信号に応答する第1のフィルタ回路要素、
    前記第1のフィルタ回路要素に結合され、第2の中間信号を提供することによって前記第1のフィルタリングされた信号に応答する第2のフィルタ回路要素、
    前記第1のフィルタ回路要素に結合され、第3の中間信号を提供することによって前記第1の中間信号に応答するスケーリング回路要素、及び
    前記第2のフィルタ回路要素及び前記スケーリング回路要素に結合され、前記フィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記第2及び第3の中間信号に応答するアナログ信号組み合わせ回路要素、
    を含む、装置。
  10. 請求項8に記載の装置であって、
    前記DAC回路要素と前記アナログ信号フィルタ回路要素との間に結合され、第3のアナログフィードバック信号を提供することによって前記アナログ信号に応答する第3のフィードバック回路要素を更に含み、
    前記アナログ信号フィルタ回路要素が、
    中間のフィルタリングされた信号を提供することによって前記結果のアナログ信号に応答する第1のフィルタ回路要素、
    前記第1のフィルタ回路要素、及び前記第3のフィードバック回路要素に結合され、組み合わされたアナログ信号を提供することによって前記中間のフィルタリングされた信号及び前記第3のアナログフィードバック信号に応答するアナログ信号組み合わせ回路要素、及び
    前記アナログ信号組み合わせ回路要素に結合され、前記フィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記組み合わされたアナログ信号に応答する第2のフィルタ回路要素、
    を含む、装置。
  11. シグマデルタ二乗差RMS−DCコンバータを含む装置であって、
    結果のアナログ信号を提供するように、アナログ入力信号と少なくとも第1及び第2のアナログフィードバック信号とを乗算及び組み合わせるためのアナログ信号乗算器及び組み合わせ器手段であって、前記結果のアナログ信号が、前記アナログ入力信号の二乗、前記第1のアナログフィードバック信号の二乗、及び前記第2のアナログフィードバック信号の間の差に対応する少なくとも1つの信号成分を含む、前記アナログ信号乗算器及び組み合わせ器手段、
    フィルタリングされたアナログ信号を提供するように前記結果のアナログ信号をフィルタリングするためのアナログ信号フィルタ手段、
    前記フィルタリングされたアナログ信号を関連するデジタル出力信号に変換するためのアナログデジタルコンバータ(ADC)手段、
    前記デジタル出力信号をアナログ信号に変換するためのデジタルアナログコンバータ(DAC)手段、
    前記第1のアナログフィードバック信号を提供するように前記アナログ信号を処理するための第1のフィードバック手段、及び
    前記第2のアナログフィードバック信号を提供するように前記アナログ信号を処理するための第2のフィードバック手段、
    を含む装置。
  12. シグマデルタ二乗差RMS−DC変換を実行するための方法であって、
    結果のアナログ信号を提供するように、アナログ入力信号と少なくとも第1及び第2のアナログフィードバック信号とを乗算及び組み合わせることであって、前記結果のアナログ信号が前記アナログ入力信号の二乗、前記第1のアナログフィードバック信号の二乗、及び前記第2のアナログフィードバック信号の間の差に対応する少なくとも1つの信号成分を含むことと、
    フィルタリングされたアナログ信号を提供するように前記結果のアナログ信号をフィルタリングすることと、
    前記フィルタリングされたアナログ信号を関連するデジタル出力信号に変換することと、
    前記デジタル出力信号をアナログ信号に変換することと、
    前記第1のアナログフィードバック信号を提供するように前記アナログ信号を処理することと、
    前記第2のアナログフィードバック信号を提供するように前記アナログ信号を処理することと、
    を含む、方法。
  13. シグマデルタ二乗差RMS−DCコンバータを含む装置であって、
    結果のアナログ信号を提供することによって、アナログ入力信号及び第1のアナログフィードバック信号に応答するアナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素であって、前記結果のアナログ信号が前記アナログ入力信号の二乗と前記第1のアナログフィードバック信号の二乗との間の差に対応する少なくとも1つの信号成分を含む、前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素と、
    前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素に結合され、フィードフォワード信号を提供することによって、前記結果のアナログ信号及び少なくとも第2のアナログフィードバック信号に応答するアナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素と、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素に結合され、関連するデジタル出力信号を提供することによって前記フィードフォワード信号に応答するアナログデジタル変換(ADC)回路要素と、
    デジタルアナログ変換(DAC)回路要素を含むフィードバック回路要素であって、前記ADC回路要素、前記アナログ信号乗算及び組み合わせ回路要素、及び前記アナログ信号組み合わせ回路要素の間に結合され、前記第1のアナログフィードバック信号及び前記少なくとも第2のアナログフィードバック信号を提供することによって前記デジタル出力信号に応答する、前記フィードバック回路要素と、
    を含む装置。
  14. 請求項13に記載の装置であって、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素が、
    フィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記結果のアナログ信号に応答するフォワード信号フィルタ回路要素、及び
    前記アナログ信号フィルタ回路要素に結合され、組み合わされたアナログ信号を前記フィードフォワード信号として提供することによって前記フィルタリングされたアナログ信号、及び前記第2のアナログフィードバック信号に応答する、アナログ信号組み合わせ回路要素、
    を含み、
    前記フィードバック回路要素が、
    アナログ信号を提供することによって前記デジタル出力信号に応答する前記DAC回路要素、
    前記DAC回路要素に結合され、フィルタリングされたアナログ信号を前記第1のアナログフィードバック信号として提供することによって前記アナログ信号に応答するフィードバック信号フィルタ回路要素、及び
    前記フィードバック信号フィルタ回路要素に結合され、前記第2のアナログフィードバック信号を提供することによって前記第1のアナログフィードバック信号に応答する、フィードバック信号スケーリング回路要素、
    を含む、装置。
  15. 請求項13に記載の装置であって、
    前記少なくとも第2のアナログフィードバック信号が少なくとも第2及び第3のアナログフィードバック信号を含み、
    前記フィードバック回路要素が、
    アナログ信号を提供することによって前記デジタル出力信号に応答する前記DAC回路要素、
    前記DAC回路要素に結合され、複数の連続的にフィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記アナログ信号に応答するフィードバック信号フィルタ回路要素であって、前記連続的にフィルタリングされたアナログ信号の1つが前記第1のアナログフィードバック信号として提供される、前記フィードバック信号フィルタ回路要素、及び
    前記フィードバック信号フィルタ回路要素に結合され、前記少なくとも第2及び第3のアナログフィードバック信号を提供することによって前記複数の連続的にフィルタリングされたアナログ信号の少なくとも一部に応答する、フィードバック信号スケーリング回路要素、
    を含む、装置。
  16. 請求項15に記載の装置であって、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素の第1の部分が、第1のフィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記結果のアナログ信号に応答する第1のアナログ信号フィルタ回路を含み、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素の第2の部分が、前記第1のアナログ信号フィルタ回路に結合され、且つ、第1の組み合わされたアナログ信号を提供することによって前記第1のフィルタリングされたアナログ信号、及び前記少なくとも第2のアナログフィードバック信号に応答する、第1のアナログ信号組み合わせ回路を含み、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素の第3の部分が、前記第1のアナログ信号組み合わせ回路に結合され、且つ、第2のフィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記第1の組み合わされたアナログ信号に応答する、第2のアナログ信号フィルタ回路を含み、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素の第4の部分が、前記第1のアナログ信号組み合わせ回路に結合され、且つ、フォワードスケーリングされた信号を提供することによって前記第1の組み合わされたアナログ信号に応答する、フォワード信号スケーリング回路要素を含み、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素の第5の部分が、前記第2のアナログ信号フィルタ回路及び前記フォワード信号スケーリング回路要素に結合され、第2の組み合わされたアナログ信号を前記フィードフォワード信号として提供することによって、前記第2のフィルタリングされたアナログ信号及び前記フォワードスケーリングされた信号に応答する、第2のアナログ信号組み合わせ回路を含む、
    装置。
  17. 請求項13に記載の装置であって、
    前記少なくとも第2のアナログフィードバック信号が複数のアナログフィードバック信号を含み、
    前記フィードバック回路要素が、
    前記第1のアナログフィードバック信号を提供することによって前記デジタル出力信号に応答する前記DAC回路要素、及び
    前記DAC回路要素に結合され、前記複数のアナログフィードバック信号を提供することによって前記第1のアナログフィードバック信号に応答する、フィードバック信号スケーリング回路要素、
    を含み、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素が、交互の様式で相互に結合される、複数のアナログ信号フィルタ回路と複数のアナログ信号組み合わせ回路とを含み、前記複数のアナログ信号フィルタ回路と複数のアナログ信号組み合わせ回路が、前記フィードフォワード信号を提供するように、上流の信号を連続的にフィルタリングすることと、前記フィルタリングされた上流の信号のそれぞれを、前記複数のアナログフィードバック信号のそれぞれと組み合わせることによって、前記結果のアナログ信号及び前記複数のアナログフィードバック信号に応答する、
    装置。
  18. 請求項13に記載の装置であって、
    前記少なくとも第2のアナログフィードバック信号が第2、第3、及び第4のアナログフィードバック信号を含み、
    前記フィードバック回路要素が、
    アナログ信号を提供することによって前記デジタル出力信号に応答する前記DAC回路要素、及び
    前記DAC回路要素に結合され、フィルタリングされたアナログ信号を前記第1のアナログフィードバック信号として提供することによって前記アナログ信号に応答する、フィードバック信号フィルタ回路要素、
    を含み、
    前記DAC回路要素に結合され、前記第2のアナログフィードバック信号を提供することによって前記アナログ信号に応答する、第1のフィードバック信号スケーリング回路要素、
    前記フィードバック信号フィルタ回路要素に結合され、前記第3のアナログフィードバック信号を提供することによって前記第1のアナログフィードバック信号に応答する、第2のフィードバック信号スケーリング回路要素、及び
    前記フィードバック信号フィルタ回路要素に結合され、前記第4のアナログフィードバック信号を提供することによって前記第1のアナログフィードバック信号に応答する、第3のフィードバック信号スケーリング回路要素、
    を含み、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素の第1の部分が、第1のフィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記結果のアナログ信号に応答する第1のアナログ信号フィルタ回路を含み、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素の第2の部分が、前記第1のアナログ信号フィルタ回路に結合され、且つ、第1の組み合わされたアナログ信号を提供することによって前記第1のフィルタリングされたアナログ信号、及び前記第2及び第3のアナログフィードバック信号に応答する、第1のアナログ信号組み合わせ回路を含み、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素の第3の部分が、前記第1のアナログ信号組み合わせ回路に結合され、且つ、第2のフィルタリングされたアナログ信号を提供することによって前記第1の組み合わされたアナログ信号に応答する、第2のアナログ信号フィルタ回路を含み、
    前記アナログ信号フィルタ及び組み合わせ回路要素の第4の部分が、前記第2のアナログ信号フィルタ回路に結合され、且つ、第2の組み合わされたアナログ信号を前記フィードフォワード信号として提供することによって前記第2のフィルタリングされたアナログ信号及び前記第4のアナログフィードバック信号に応答する、第2のアナログ信号組み合わせ回路を含む、
    装置。
  19. シグマデルタ二乗差RMS−DCコンバータを含む装置であって、
    結果のアナログ信号を提供するように、アナログ入力信号と第1のアナログフィードバック信号とを乗算及び組み合わせるためのアナログ信号乗算器及び組み合わせ器手段であって、前記結果のアナログ信号が、前記アナログ入力信号の二乗と前記第1のアナログフィードバック信号の二乗との差に対応する少なくとも1つの信号成分を含む、前記アナログ信号乗算器及び組み合わせ器手段と、
    フィードフォワード信号を提供するように、前記結果のアナログ信号及び少なくとも第2のアナログフィードバック信号をフィルタリング及び組み合わせるためのアナログ信号フィルタ及び組み合わせ器手段と、
    前記フィードフォワード信号を関連するデジタル出力信号に変換するためのアナログデジタルコンバータ(ADC)手段と、
    前記デジタル出力信号を前記第1のアナログフィードバック信号及び前記少なくとも第2のアナログフィードバック信号に変換するための、デジタルアナログコンバータ(DAC)手段を含む、フィードバック手段と、
    を含む装置。
  20. シグマデルタ二乗差RMS−DC変換を実行するための方法であって、
    結果のアナログ信号を提供するように、アナログ入力信号及び第1のアナログフィードバック信号を乗算及び組み合わせることであって、前記結果のアナログ信号が、前記アナログ入力信号の二乗と前記第1のアナログフィードバック信号の二乗との差に対応する少なくとも1つの信号成分を含むことと、
    フィードフォワード信号を提供するように、前記結果のアナログ信号及び少なくとも第2のアナログフィードバック信号をフィルタリング及び組み合わせることと、
    前記フィードフォワード信号を関連するデジタル出力信号に変換することと、
    前記デジタル出力信号を前記第1のアナログフィードバック信号及び前記少なくとも第2のアナログフィードバック信号に変換することと、
    を含む方法。
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