JP2014502022A - 発光ダイオードのための光再方向付け及び光散乱モジュール - Google Patents

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Abstract

本発明は、LEDベースの光学ユニットに関し、当該光学ユニットは、表面上に配置されたLEDと、LEDを包含するモノリシック・モジュールとを含み、さらに再方向付け部と第1の散乱部とを含む。第1の散乱部は、第1の散乱部上への入射光を散乱させるように構成されている。再方向付け部は、第1の散乱部に入射させるべく、LEDによって放射される光の少なくとも第1の部分を再方向付けするように構成されている。

Description

本発明の実施形態は、一般的には照明システムの分野に関し、より具体的にはLEDベースの光学ユニットに関する。
発光ダイオード(LEDs)の効率(ワット当たりのルーメンで測定される)と光束(ルーメンで測定される)とが増大すると、価格が下がり、LED照明やLEDベースの照明器具は直ぐに、広い面積の照明を提供するために今まで普及している発光管(TL)ベースの照明器具と競争力のあるレベルにまでなる及びそのレベルにある重要な代替品になると期待されている。このような照明器具は、主にオフィスビルでよく見かけるような15cm〜2.4mの長さの管と、1.5875cm(5/8inch),2.54cm(1inch),3.175cm(1.25inches)、或いはさらに大きい直径とを有する形状の管の長さに沿って均一な輝度を提供するような照明器具である。典型的なTL光束の出力密度は、メートル・チューブ長さ当たり3,000ルーメンである。LEDを改良するために、より低いルーメン値を見いだすことができるかもしれない。
現在のLED照明器具は、多数のLEDを基板上に線状アレイとして配置することによって製造されており、各LEDは、LEDよって放射された光を、LEDアレイに垂直な方向に且つ湾曲した反射面上の基板の面に平行な方向に再方向付けされるように構成されたレンズによって包含されている。図1には、特許文献1に開示されるそのような照明器具30の1つが例示されている。示されるように、照明器具30は、2つのLEDのアレイを含み、各LEDアレイは、対応する反射面31の長さに沿って基板20上に一列に配置されたLEDs10を含む。図1に示されるように、反射面31が湾曲しているので、水平方向に入射した光は、垂直方向に反射され、こうして照明を提供することになる。
このような配列の1つの欠点は、湾曲した反射面を設けることにより、製造上の課題を提起することである。別の欠点は、各LEDによって放射される光の一部が、対応するレンズを通過し、レンズから抜け出て、次に、反射面によって反射されなければならないので光が損失することである。
米国出願公開第2005/0265042号明細書
当技術分野で必要とされることは、上述の課題の少なくとも一部を向上させることができるような解決法を提供することである。
本発明の一態様に従って、光学ユニットが提供される。この光学ユニットは、表面上に配置されたLEDと、このLEDを包含するモノリシック・モジュールとを含む。このモノリシック・モジュールは、再方向付け部と第1の散乱部とを含み、ここで第1の散乱部は、入射光を散乱するように構成されており、再方向付け部は、第1の散乱部に入射させるべく、LEDによって放射される光の少なくとも第1の部分を再方向付けするように構成されている。
本発明の別の態様に従って、そのような光学ユニットを2つ以上含む照明器具が開示されている。一実施形態では、そのような2つ以上の光学ユニットは、例えば管状ケース内に一列に配列することができ、これにより、共に線状光源を形成する。別の実施形態では、多数のそのようなユニットが、グリッドとして又は他の任意のパターンとして配列することができ、それによって共に面光源を形成する。照明器具はさらに、例えば光学ユニットによって生成された光のさらなる散乱を提供することができるようなオプション・カバーを含むことができる。
本発明のさらに別の態様に従って、単一のモノリシック・モジュールによって包含された少なくとも2つのLEDを含む照明器具(押出し成形品)が、開示されている。
本明細書で使用されるような用語、「モノリシック」は、1つの機能性(例えば、光散乱部)を有するモジュールの一部が、別の機能性(例えば、光伝搬部)を有するモジュールの別の部分と一体化される部分となるようなモジュールを説明するために使用され、換言すれば、異なる光学特性が、単一体のさまざまな部分で実現されるようなモジュールを説明する。
本発明は、モノリシック・モジュールの再方向付け部の一体化部分に第1の散乱部を形成することによって、所望の機能性を維持しながら、光学系の製造を大幅に簡素化できるという認識に基づいている。次に、第1の散乱部を提供することは、単に、例えば白色塗料をレンズの適切な表面に塗布すること、又は例えば2K成形を用いることを含み、ここでレンズは、白色塗料又は白色プラスチックに光を入射させるべく、LEDによって放射される光を再方向付けするために用いることができる。
一実施形態では、再方向付け部はさらに、第1の散乱部に光が入射しないように、LEDによって放射される光の第2の部分を導くように構成されている。この実施形態は、LEDによって放射される光の一部が、第1の散乱部で乱反射されることなくモノリシック・モジュールから「漏出する」ことを提供する。一実施形態では、このような「漏出」光は、LEDによって放射される光の5〜10%を含んでいるが、しかしながら、この割合は、例えば照明されたユニットの十分に均一な外観を得るために、さらに調整することができる。最も良くグレアを低減した状態で最大限照明を効率化するために、この割合は可能な限り低くするべきである。しかしながら、照明スポットの非均一性を最小化するために、漏出光からと、散乱部により散乱された光からとの照明器具の単位表面積当たりのルーメンの積算量は、好ましくは、観測された表面でどこでも同じである必要がある。
光が漏出する位置及び形状(例えば、モノリシック・モジュールの上部中央、モジュールの角部等)と、漏出した光線の量及び方向とを、一様な光源輝度に関して最適化することができる。モノリシック・モジュールの完全に屈折させる再方向付け部分について、これは、注意深く計算された波形(例えば、マイクロレンズのような微細構造、「ホログラフィック散乱」状構造、又は規定された角度分布を有する他の微細構造)を、モジュールの外面の選択された位置に追加することによって行うことができる。モジュールの外面がミラーである場合には、同様の構造を追加することができるが、それに加えて、このミラーは、所望するある程度の漏出を得るために、局所的に多少なりとも透明にすることができる。或いは又はさらに、光漏出を制御することは、再方向付け部の内面及び/又は外面に1つ又は複数の同心リングを導入すること、及び/又は内面と外面との間に延在する1つ又は複数の同心リングを導入することによって達成することができる。再方向付け部が、回転対称である場合には、同心リングの中心を再方向付け部の対称軸と一致するように適合することができる。このようなリングによって、光学系をより容易に改良することができる。従って、リングの対称性は、好ましくは光学系の対称性(すなわち、再方向付け部)、及び/又は対応するLEDの対称性というよりはむしろよりそのような光学系を組み込んだ照明器具の対称性に関連付けされている。当然のことながら、他の実施形態では、このリングは、対応するLEDのビームパターンの対称軸に対して対称となるようにすることができる。
また、提供された照明の均一性をさらに改善するために、オプション・散乱カバーとモジュールとの間に存在する追加の容積用散乱器及び/又は表面用散乱器があってもよい。追加の容積用散乱器及び/又は表面用散乱器は、その体積又は表面上でそれぞれ変化するような最適化された形状及び/又は光学特性を有することができる。モジュールの再方向付け部が透明である場合に、それは、光漏出を誘導するために容積部内に又は表面上に散乱要素を含むこともできる。
最も良い照明スポットの均一性を得ることを目的にした実施形態では、第2の部分は、LEDによって放射される光の45%未満を含んでもよい。この実施形態は、有利には、LEDによって放射される光の大部分(55%以上)が散乱されるように規定する。
最も良い照明スポットの均一性を得るためではなく、最も良い効率性を得ることを目的にした実施形態では、第2の部分は、LEDによって放射される光の5〜10%未満を含んでもよい。この実施形態は、有利には、LEDによって放射される光の大部分(90%以上)が、モジュールから「漏出」する光のほんの一部とともに散乱されるように規定する。
一実施形態では、モノリシック・モジュールはさらに、第2の散乱部を含むことができ、そして再方向付け部はさらに、第2の散乱部に入射させるべく、LEDによって放射される光の第3の部分を再方向付けするように構成することができ、それによって、光の再方向付けされた第1の部分の平均方向の(LEDが搭載される「背面」の表面上の)投影と、光の再方向付けされた第3の部分の平均方向の(LEDが搭載される「背面」の表面上の)投影とが、0度〜180度の間の角度を形成する。この実施形態は、LEDによって放射された光の一部が、例えばモジュールの対向する側面に対して再方向付けされるだけでなく、他の方向にも再方向付けすることができることを規定する。これは、矩形パターンとして配列された、例えば4つ以上のそのような光学ユニットを含む照明器具から一様な照明を得るために特に有利となり、それによって、全てのユニットは、共に面光源を形成する。
一実施形態では、モノリシック・モジュールは、LEDのビームパターンの対称軸と一致するモノリシック・モジュールの対称軸と回転対称とすることができる。
本明細書で使用するような用語、「回転対称な構造」は、構造体の対称軸周りに一定の角度又は全ての角度の回転に対して対称性を有する構造体を意味する。一実施形態では、モノリシック・モジュールは、モジュールの対称軸周りの全ての角度の回転に対して回転対称とすることができ、従って、円形の上部プロファイルを有することになる。別の実施形態では、モノリシック・モジュールは、モジュールの対称軸の周りに特定の角度のみ回転するような回転に対して回転対称とすることができ、従って、非円形であるが対称な上部プロファイルを有することになる。例えば、90度の回転に対して回転対称性を有するようなモノリシック・モジュールは、正方形の上部プロファイルを有することができる。
さらに、本明細書で使用されるような用語、LEDの「ビームパターン」は、空間の全ての方向において立体角当たりの光束を与えるようなLEDの強度分布を意味する。
一実施形態では、LEDは、発光ダイと、この発光ダイ上に配置されるとともにこの発光ダイを封止するように構成されたドームとを含むことができ、ここでモノリシック・モジュールは、ドームの上に配置されている。本実施形態では、モノリシック・モジュールが「二次光学系」として含まれてもよいことを規定し、本明細書で使用される場合に、この用語は、LEDパッケージ内に含まれない光学素子を意味する。対照的に、用語「一次光学系」は、典型的には、発光ダイと、この発光ダイ上に配置されるとともに発光ダイを保護するように構成されたドーム等とを含むようなLEDパッケージ内に含まれる素子を意味する。
一実施形態では、LEDは、発光ダイを含むことができ、そしてモノリシック・モジュールは、この発光ダイの直上に配置することができる。従前の実施形態とは対照的に、本実施形態では、モノリシック・モジュールが、LEDパッケージ内の「一次光学系」として含めることができるような実施形態を提供する。
さらに他の実施形態では、LEDは、発光ダイ上に配置されたドーム(複数可)又は直接的なモノリシック・モジュールのいずれか一方を有する多数の発光ダイを含むことができる。
一実施形態では、再方向付け部が、内部全反射によって光を再方向付けするように構成することができる。ミラーを用いて光を再方向付けするようないくつかの従来技術の実装品とは対照的に、本実施形態では、LEDによって放射された光を導く際に最小限の光損失を有するような再方向付け部の利点を提供する。
一実施形態では、第1の散乱部は、モノリシック・モジュールの再方向付け部の一部に配置された散乱特性を有する材料を含む。このような材料は、例えば白色塗料や白色プラスチックとすることができる。
一実施形態では、光学ユニットはさらに、入射光を透過散乱するように構成された散乱カバーを含むことができ、ここで第1の散乱部は、散乱カバーに入射させるべく、入射光を乱反射させるように構成することができる。この実施形態は、透過散乱カバーによってさらに散乱させるために提供されている。好ましい実施形態では、光学ユニットの外側に直接的に透過される前か、又はカバーを介して光学ユニットの外側に散乱透過される前のいずれかで、LEDによって放射される光の第1の部分の各ビームは、第1の散乱部によって一度だけ乱反射される。このように反射される光は、光損失を最小限に保つことができる。
一実施形態では、LEDは、65以上のルーメンの光束の発光能力を有する高出力LEDを含むことができる。照明器具内に高出力LEDを含めることによって、より少ないLEDを用いて照明器具からの所望の輝度出力を得ることができ、こうして、照明器具のコストや複雑さを減少させることができる。さらに、そのような光束を放射する能力を有する高出力LEDダイは、通常1×1mmよりも大きいサイズを有しているので、モジュールの内面がピーク部を含むように変更されるようなモノリシック・モジュールを含むことによって、そのようなLEDについて特に有利となる。しかしながら、本明細書に開示された実施形態は、高出力LEDを使用するために特に有益であるが、当然のことながら、本発明の教示は、65ルーメン未満の光束を有するLEDと共に実装することもできる。
一実施形態では、モノリシック・モジュールは、内面と外面とを備えており、そして、内面が、チャンバを形成するように適合されており、ここでチャンバは、LEDを少なくとも部分的に包含するように適合されており、内面は、外面に入射させるべく(第1の散乱部に光を入射する前に)、LEDによって放射される光の第1の部分のうちの少なくとも第1部を反射するように適合されており、外面は、内部全反射によって入射光の第1の部分の第1部を反射するように適合されており、内面は、ピーク部を含む。ピーク部は、内面の2つの部分によって形成されていると考えてもよく、好ましくはLEDの中心の上方となるように適合されている。様々な実施形態では、光学ユニットの断面図において、断面は、LEDのビームパターンの対称軸を含むように切り取られ、2つの部分は、例えばある角度で接合される内面の2つの線状部分(すなわち、2つの線状部分が、180度未満の角度を形成する)、2つの凸形状曲線、2つの凹形状曲線、又は2つの部分の各々が、線形部分、凸形状曲線、又は凹形状曲線の任意の組み合わせを含むことができ、随意に、ピーク部は、さらに丸みを帯びていてもよい。いくつかの実施形態では、ピーク部は、モノリシック・モジュールの内面の「頭部」と見なすことができる一方、このピーク部に隣接する内面の一部が、「肩部」であると見なすことができる。しかしながら、他の実施形態では、ピーク部が、モノリシック・モジュールの内面に「肩部」を1つも有することなく、内面の「頭部」と見なすことができる。
本明細書で使用する場合に、ピーク部を含むモノリシック・モジュールの内面についての本発明の概念として、内面は、LEDの周りにチャンバを形成するように適合される全ての実施形態を包含することを意図しており、このチャンバは、非球面の、ほぼ凸形状を有する。「ほぼ凸形状」という用語は、形状を説明するために使用されており、その形状は、いくつかの凹部又は線状部分を有するが、一般的には、凸形状であり、例えば図16に示されるような内面である。これらの規定に沿って、ピーク部を含む内面の概念は、(ドームが球体であり、非球体ではないため、)ドーム形状のチャンバを形成する内面を覆っておらず、(矩形は、「ほぼ凸形状」ではないため、)矩形の側面に沿って配置されるように適合されたLEDを有する矩形状チャンバを形成する内面を覆っていない。
そのようなモノリシック・モジュールは、LEDによって放射される光を略垂直方向からほぼ水平方向又は下向き水平方向(「後方」の方向)に再方向付けするために使用することができる。そのようなモジュールは、このモジュールが、光ガイドの一体化部分とすることができる場合には、LEDによって放射された光を光ガイド内で結合するように適合された光結合(incoupling)構造体として使用することができる。
ピーク部を有するモノリシック・モジュールの内面の考え方は、以下の認識に基づいており、それはモジュールの厚さは、LEDの放射面のサイズがモジュールの厚さと同程度である位置に低減されるときに、LEDは、もはや放射面の中心において単一の点から光を放射する点光源であると考えることができる。代わりに、LEDによって放射される全ての光ビームと外面上の入射光とがTIRによって反射されることが可能になるようにモジュールの形状を決定する際に、特別な注意を、LEDの放射面の拡張サイズに向ける必要がある。そのような注意が向けられない場合には、LEDの放射面の縁部付近から放射された光ビームは、モジュールの外面においてTIR条件が満たされないような角度でモジュールに入射され、これらの光ビームは、モジュールから脱出する、又は漏出する。従って、LEDの放射面の縁部付近から放射された光ビームは、TIR条件が依然として満たされるという態様で、モジュールの外面に入射されることを確実にするように注意を払う必要がある。モジュール全体の厚さを増大させることなく、そのような注意は、モジュールの最大厚さに対する内面の形状とモジュールの外面の形状とを適応させることを含み、それによって、LEDによって放射された全ての光ビームと、内面上の入射光と、さらにLEDの放射面の縁部付近から放射された光ビームとが、LEDの外面上の屈折された光ビームの入射角がTIR条件を満足するような角度で内面によって屈折させることができる。次に、LEDによって放射された全ての光ビームだけが、実質的にモノリシック・モジュール内に含まれることとなる。
従来技術の実装の際に使用されるドーム形状の内面は、以下に説明されるとともに図5に示されるように、最小化された光漏出に関して最適化されていない。その理由は、LEDの縁部付近から放射された光ビームの一部は、図13B及び図13Dに示され及び以下により詳細に説明されるように、モジュールの外面から漏出することができるからである。これとは対照的に、LED上方にピーク部を含む本発明の実施形態に従う内面は、外面の形状とモジュールの最大厚さとについてより最適化される。それは、そのような非ドーム形状の表面についてのみ形状を決定することができるためである。それによって、LEDによって放射された全ての光ビームは、モジュールの外面上の屈折された光ビームの入射角がTIR条件を満たすような角度で内面によって屈折される。
一実施形態では、モノリシック・モジュールの全体ではなく、モジュールの内面のみが、LEDのビームパターンの対称軸と一致するように適合された内面の対称軸と回転対称とする(すなわち、LEDを包含するように適合されるチャンバが回転対称にされる)ことができ、及びその逆とすることもできる。
一実施形態では、光学ユニットの断面、具体的にはLEDのビームパターンの対称軸を含む断面において、ピーク部は、LEDのビームパターンの対称軸に沿った位置にある。従って、モジュールの内面は、LEDのビームパターンの対称軸に沿って、LED上方に単一のピーク部を含むであろう。
図1は、従来技術によるLEDベースの照明器具を例示する。 図2Aは、本発明の一実施形態による光学ユニットの三次元図を例示する。 図2Bは、本発明の別の実施形態による光学ユニットの三次元図を例示する。 図2Cは、図2A及び図2Bの光学ユニットの側断面図を例示する。 図3Aは、本発明のさらに別の実施形態による光学ユニットの三次元図を例示する。 図3Bは、図3Aの光学ユニットの側断面図を例示する。 図4Aは、本発明の様々な実施形態による、図2A,図2B,図3Aの光学ユニットを照明器具内に配置するための例示的な方法を例示する。 図4Bは、本発明の様々な実施形態による、図2A,図2B,図3Aの光学ユニットを照明器具内に配置するための例示的な方法を例示する。 図4Cは、本発明の様々な実施形態による、図2A,図2B,図3Aの光学ユニットを照明器具内に配置するための例示的な方法を例示する。 図4Dは、本発明の様々な実施形態による、図2A,図2B,図3Aの光学ユニットを照明器具内に配置するための例示的な方法を例示する。 図4Eは、本発明の様々な実施形態による、図2A,図2B,図3Aの光学ユニットを照明器具内に配置するための例示的な方法を例示する。 図4Fは、本発明の一実施形態による、全てのLEDを包含する単一のモノリシック・モジュールを用いつつ、図3Aの光学ユニットを照明器具内に配置する例を示す。 図4Gは、図4Fの配列の三次元図を例示する。 図5は、従来技術による光ガイドを例示する。 図6Aは、本発明の一実施形態による、LEDを包含するモノリシック・モジュールの最適化された内面を有する光学ユニットの三次元図を例示する。 図6Bは、本発明の一実施形態による、図6Aの光学ユニットの側断面図を例示する。 図6Cは、本発明の別の実施形態による、図6Aの光学ユニットの光ガイド光結合(incoupling)アプリケーションの側断面図を例示する。 図7は、図8〜12の説明に用いられる光学ユニットの模式図を提供する。 図8は、LEDが点光源放射体であると考えられるときに、TIR条件を満たす再方向付け構造体の外面の断面形状についての計算結果を提供する。 図9は、LEDが埋没型拡張光源放射体であると考えられるときに、TIR条件を満たす再方向付け構造体の外面の断面形状についての計算結果を提供する。 図10は、TIR条件を満たす上述した再方向付け構造体に対するLEDの放射面の大きさにおける光学サイズの依存性を例示する。 図11は、LEDが、点光源放射体である、又は埋没型拡張光源である、或いは再方向付け構造体のドーム形状の内面によって包含される拡張光源であると考えられるときに、TIR条件を満たす再方向付け構造体の外面の断面形状についての計算結果の比較を提供する。 図12は、様々な光結合チャンバを有する最小厚さのTIR再方向付け構造体の様々な断面についての計算結果の比較を提供する。 図13Aは、LEDの周りにドーム形状チャンバを形成する再方向付け構造体と、LED上方に鋭いピーク部を有するチャンバを形成するような本発明の一実施形態による再方向付け構造体との間の光漏出に関する相違を例示する。 図13Bは、LEDの周りにドーム形状チャンバを形成する再方向付け構造体と、LED上方に鋭いピーク部を有するチャンバを形成するような本発明の一実施形態による再方向付け構造体との間の光漏出に関する相違を例示する。 図13Cは、LEDの周りにドーム形状チャンバを形成する再方向付け構造体と、LED上方に鋭いピーク部を有するチャンバを形成するような本発明の一実施形態による再方向付け構造体との間の光漏出に関する相違を例示する。 図13Dは、LEDの周りにドーム形状チャンバを形成する再方向付け構造体と、LED上方に鋭いピーク部を有するチャンバを形成するような本発明の一実施形態による再方向付け構造体との間の光漏出に関する相違を例示する。 図14は、本発明の一実施形態による、漏出光が制御される光学ユニットの面650における側断面図を例示する。 図15は、本発明の別の実施形態による、光漏出が制御される光学ユニット650の面における側断面図を例示する。 図16は、本発明の様々な実施形態による、様々な形状のピーク部を含む内面を例示する。
以下に、本発明の実施形態をさらに詳細に説明する。しかしながら、本実施形態は、本発明の保護の範囲を限定するものとして解釈されないことを理解されたい。
全ての図面では、スケッチされた寸法は、説明のためだけに用いられ、真の寸法や比率を反映していない。全ての数値は、概略であり、実際の尺度ではない。具体的には厚さが他の寸法に対して誇張されている。また、このようなLEDチップ、ワイヤ、基板、ハウジング等の詳細は、明確にするために図面から時には省略されている。
以下の詳細な説明において、多数の特定の詳細な説明が本発明のより完全な理解を提供するために説明されている。しかしながら、本発明がこれらの特定の詳細な説明の1つ以上がなくても実施できることは、当業者には明らかであろう。他の例では、公知の特徴は、本発明を不明瞭にするのを避けるために説明されていない。
図2Aには、本発明の一実施形態による、光学ユニット200Aの三次元図が例示されている。示されるように、このユニット200Aは、モジュール215Aに包含されるとともに、このモジュール215Aの底面205と同一面(例えば、プリント回路基板の上面)上に配置されるLED210を含む。モジュール215Aの側面220Aは、それら側面が、入射光を乱反射させるように作製されている。モジュール215の容積部は、側面220Aに入射させるべく、LED210によって放射された光を導くように構成された光伝搬及び再方向付け構造体である。
光を乱反射するように構成されたモジュール215の一部は、モジュール215Aの側面(複数可)であるが、光を散乱部に導くように構成されたモジュール215Aの一部は、モジュール215Aの容積部であり、そのようなモジュール215Aは、光散乱部(すなわち、側面220A)と光再方向付け部(すなわち、モジュール215Aの容積部と側面220A以外のモジュール215Aの表面の残りの部分)とを含むモノリシック・モジュールとすることができ、ここで、散乱部と再方向付け部とは、単体の一体化部分である。当業者は、「光の散乱」は、「光の再方向付け」ともなるので、散乱部はまた、入射光を再方向付けすることを認識するであろう。しかしながら、本明細書で提供される考察のために、散乱部と再方向付け部との間の相違として、散乱部は、光を散乱させるだけでなく光を再方向付けするが、再方向付け部は、光を再方向付けするが、光を散乱させないことが挙げられる。
図2Aに示される実施形態では、モジュール215Aの再方向付け部は、ユニット200Aの横方向又はこのユニット200Aが組み込まれる照明器具の横方向(矢印242と244とで示される)に沿って主に散乱面220Aに光を入射させるべく、LED210によって放射される光の経路を変更するように設計されたレンズとすることができる。
他の実施形態では、モジュール215Aは、互いに隣接して配置された場合に、異なるモジュール間での光の混合を可能にするように、LED210によって放射された光を例えば横方向に垂直な他の方向に導くために様々な形状を有することができる。さらに、モジュール215Aの表面及び/又は側壁は、光を再方向付けして、散乱面の全長に亘って所望される輝度を提供するように最適化することができる。そのような一実施形態が図2Bに示されており、この図2Bには、本発明の別の実施形態による光学ユニット200Bの三次元図が例示されている。図2Bでは、図2Aと同じ参照符号を有する要素が、図2Aと同じ要素を例示している。従って、これらの要素に対する上述した考察の全てがここに適用され、簡潔にするため、繰り返さない。
光学ユニット200Bは、モジュール215Bが、軸線255周りの全ての回転角度に対して円対称であるという点でユニット200Aと異なり、ここで軸255は、LED210のビームパターンの対称軸となる。光学ユニット200Bはさらに、モジュール215Bの散乱部が側面220Bとして示された面であるという点と、モジュール215Bの容積部が、光を殆ど側面220Aに導くこととは対照的に、全ての側面においてLED210によって放射された光をLED210を取り囲む面220Bに導くように構成されているという点で、ユニット200Aと異なる。
図2A及び図2Bの三次元図に示されるように、モジュール215Aとモジュール215Bとの双方は、面250として示される平面に対して対称とすることができる。光学ユニット200Aと光学ユニット200Bとの動作を詳細に説明するために、これらのユニットの側断面図が図2Cに例示されている。図2Cの断面図は、光学ユニット200Aの断面が光学ユニット200Bの断面と同じように見えるように、面250に沿って切り取られた断面を示している。従って、図2Cでは、斜線記号(例えば、215A/215B)を使用して記載された要素番号は、その要素がユニット200Aに又はユニット200Bに属することができることを意図しており、以下の説明が両方のユニットに適用されることを示す。
動作において、LED210は、モジュール215Aに入射するような光を(上面放射LED又は側面放射LED等のいずれかとして)放射する。様々な実施形態では、LED210は、65以上のルーメンの発光出力を有する光を提供可能な高出力LEDを含むことができる。図2Cに示されるように、LED210は、ドーム214で覆われたLEDダイ212を含むことができる。LEDダイ212は、駆動信号に応答して光を放射するように構成されている。LEDダイ212に使用される材料によって、主として、例えば光の色、明るさ、及び/又は強度等のLED210の特性が決定される。LEDダイ212用に使用可能な材料としては、例えばGaN,InGaN,GaAs,AlGaAs等の無機半導体、又はAlqに基づく低分子半導体又は例えばポリ(p−フェニレンビニレン)やポリフルオレンの誘導体に基づくポリマー半導体等の有機半導体がある。
ドーム214は、通常、環境因子からLEDダイ212を保護する及び/又は、例えば依然として一定のエンベロープ内に適合させながら、又は最大数のアプリケーションのためにLEDの強度プロファイルをマッチさせながらLEDの全光束を最大化させるように構成されている。様々な実施形態では、ドーム214は、実際には図2Cに例示されるドーム形状の半体とは異なる形状を有することができ、LED210のアプリケーションの特定の要求に適合することができる。
図2Cにギャップ235として示されるように、例示される実施形態では、モジュール215Aは、LED210と物理的に接触することなくLED210を包含する。従って、ギャップ235は、LED210のドーム214とモジュール215Aとの間の間隙となる。ギャップ235は、空間であってもよく、又は適切な光学特性を有する材料を充填することができる。材料を充填する場合に、これは、様々なモジュール215Aの形状を必要とすることがある。代替実施形態(図2Cに図示せず)では、モジュール215Aはまた、LED210と物理的に接触していてもよい。
図2Cには、ドーム214で覆われた発光ダイ212を含むLED210が例示されているが、ユニット200Aはまた、LED210の一部としてドーム214を含むことなく実装することができる。その代わりに、モジュール215A自体が、発光ダイ212の全体に亘ってドームの機能を果たすように使用することができる。このような実施形態では、モジュール215Aは、LED210を含むLEDパッケージの「一次」光学部品と呼称することができ、モジュール215Aは、発光ダイ212のいずれか面の直上に配置することができる(すなわち、ダイと接触し、例えばギャップ235のようなLED210とモジュール215Aとの間に空隙がない)又は(例えば、ギャップ235と同様に)空隙を有する発光ダイ212を包含することができる。
図2Cに示されるように、動作において、LEDダイ212は、モジュール215Aに最初に入射されるような模式的に光線251及び252として示されるように光を放射する。モジュール215Aの再方向付け部は、次に、散乱面220Aに入射させるべく、光の大部分(80〜90%を超える)を屈折及び反射するように構成されている。図2Cには、側面220Aに入射される光線251が点261に例示されているとともに、側面220Aに入射される光線252が点262に例示されている。同様に、点261と点262とを起点として矢印で模式的に示されるように、側面220Aは、様々な垂直方向にそれら側面への入射光を乱反射させる。
そのような動作は、例えば、光線252を追跡することによって例示することができる。光線252は、3つのセグメント、252a,252b,252cを有している。
セグメント252aは、光線252が、ギャップ235の充填材料とモジュール215Aと間の境界面で屈折される前の、LEDダイ212によって放射された光線252のセグメントを例示する。図面を乱雑にさせないために図2Cには例示されないが、セグメント252aはまた、ドーム214とギャップ235の充填材料との間の境界面で、その境界におけるそれぞれの材料の屈折率に依存して、屈折してもよいことに留意されたい。
セグメント252bは、ギャップ235の充填材料とモジュール215Aとの間の境界面で屈折されるとともに点262において側面220Aに入射させるべく、モジュール215Aの再方向付け部によって導かれた後の、光線252のセグメントを例示している。
好ましい実施形態では、モジュール215Aの再方向付け部は、LED210によって放射された光を吸収しない材料から製造することができ、そして内部全反射の原理に基づいてLED210によって放射された光を導くように設計されている。例えば、モジュール215の再方向付け部は、透明なPMMA、ポリカーボネート、ガラス、又は同等の材料から製造することができる。他の実施形態では、モジュール215Aの再方向付け部は、(例えば、金属の又は誘電体の)ミラー面を有し、中空又は透明材料で充填されたいずれかの状態で実施することができる。
セグメント252cは、側面220Aによって乱反射された後の光線252の一部を例示している。一実施形態では、側面220Aは、モジュール215の表面上に配置された平坦な白色材料を含むことができ、例えば白色プラスチック、白色塗料等から構成することができる。
図2Cには、光線が、光学ユニット200Aの右側の側面220Aに導かれるが、同様の例示と説明とが、光学ユニット200Aの他の側(左側)の側面220Aに拡張することができる。
散乱部と再方向付け部とを含むモノリシック・モジュールであるモジュール215Aは、LEDによって放射された光が、例えば図1に例示される別個の湾曲面等の異なる要素面である散乱器上に、レンズによって再方向付けされていたような先行技術の実装法とは対照的である。例えば白色塗料を再方向付け構造体の適切な部分に塗布することによって又は例えば2K成形プロセスを使用することによって、散乱部が再方向付け構造体の一体化部分となるように光学ユニットを製造することによって、図1の構造体と比較して遥かに容易に200A等の光学ユニットを有する器具、システム、及び/又は照明器具の製造を行うことができる。さらに、光損失を最小化するために、底面205及び/又はモノリシックユニットとLEDとが搭載される搭載面の関連する(すなわち、LEDに近い)部分は、さらに白色塗料や2K成形をこれらの部分に適用することによって、乱反射面に変換することができる。これによって、照明器具の他の表面上の光学的要求を少なくすることができ、そしてこの光学的要求は次に、例えば最も良い機械的又は熱的特性を得るために最適化される。モノリシック・モジュールが、円い形状215Bとして実装される場合に、又はそのモノリシック・モジュールが、モジュール215Aの上面と底面との各々が多角形の形状を有するような3つ、4つ、又はそれ以上の乱反射面220Aを有する形状215Aとして実装される場合に、低減された要求についてのこの利点はさらに増進される。
光損失を最小化するために、モジュール215Aは、光が好ましくは、光学ユニット200A(図示せず)から脱出する前に又は光学ユニット200Aを覆うオプション・カバーに入射する前に、散乱面220Aによって一度だけ反射されるように設計することができる。可能な限りこの最適条件に近づけるために、モジュール215の再方向付け部は、可能な限り多くのビームが、モジュール215Aの散乱部に衝突するようなビームパターンを有することができる。一実施形態では、オプション・カバーは、このカバーが単に入射光を透過させるような透明材料を含むことができる。或いはまた、このオプション・カバーは、入射光を透過散乱させるように構成された透過散乱層を含むことができ、それによって光学ユニット200Aによって提供される照明の均一性を向上させることができる。
本明細書で使用されるような用語、「乱反射させる」及びその派生語は、光の80〜90%以上が反射される準ランバートを意味し、用語「透過散乱させる」及びその派生語は、光の40〜60%以上が透過される準ランバートを意味する。好ましくは、オプション・カバーの散乱特性は、依然として均一性の要件を満たしながら、透過光の量を最大化するように最適化しなくてはならない。
モジュール215Aの再方向付け部は、側面220Aに入射させるべく、LED210によって生成された光の大部分を導くように設計することができる。随意に、モジュール215Aの底部の少なくとも一部は、光学ユニット200Aの効率をより低下させるような光の吸収を防止するために、少なくとも部分的に反射してもよい。
側面220Aに入射させるべくLED210によって生成された光の最適な割合は、光学ユニット200Aが用いられる特定の装置の輝度均一性と効率性との間の妥協点に依存する。例えば、一列に配列された2つ以上の光学ユニット200Aを含む照明器具について、LED210の各々によって生成された光の全て(100%)が、最も良くグレアが低減される状態で最も良い効率を得るためにそれぞれの側面220Aに入射させることができる。
他の実施形態では、モジュール215の再方向付け部は、LED210によって放射される光の一部が、「漏出する」ことがある(すなわち、側面220Aに入射するように導かれることなくモジュール215Aから脱出する)ような1つ以上のセグメント(図2Cに図示せず)を含むことができる。さらに別の実施形態では、漏出光は、モジュール215を覆うことができるオプション・散乱カバー(図2Cに図示せず)に入射させることができる。このようなオプション・散乱カバーは、入射光を(上述したオプション・散乱カバーと同様に)透過散乱するように構成することができる。
図2Cの上述した説明は、光学ユニット200Aの要素を参照するが、わずかな変更を含む同様の教示が、光学ユニット200Bに適用可能であることは、当業者には明らかであろう。モジュール215Bは、軸線255周りの全ての角度の回転に対して回転対称となる。従って、軸255を含む任意の平面に沿って切り取られた光学ユニット200Bの任意の断面は、図2Cに示される面250に沿って切り取られた断面のように見えるだろう。これらの断面の各々について、同様の論理的思考が、LED210によって放射される光がどのようにモジュール215Bに導かれるかを解析する際に適用することができる。このような実施形態は、多数のユニット200Bを有して面を照らす照明器具に特に有益であり、ここで図4D〜4E示され且つ以下に詳細に説明するように、例えば4つ又は9つの光学ユニット200Bが、面光源として共に作用するような正方格子として配置することができ、6つの光学ユニット200Bが、面光源として共に作用するように三角格子として配置することができる。
図3Aには、本発明のさらに別の実施形態による、光学ユニット300の三次元図が例示されており、図3Bには、光学ユニット300の側断面図が例示されている。図3A及び図3Bに示されるように、光学ユニット300は、LED310と乱反射面320を有するモジュール315とを含む。LED310は、上述したLED210に類似していてもよい。従って、LED210に対して上述した考察の全てが、ここでLED310に対して適用可能であり、簡潔にするため、ここでは繰り返さない。
光学ユニット300とモジュール315とは、光学ユニット200Aとモジュール215Aとそれぞれ同様であり、従って光学ユニット200Aとモジュール215Aとに対する上述した考察の全てが、ここで光学ユニット300とモジュール315とにそれぞれ適用可能であるが、いくつかの相違点もある。
1つの相違は、モジュール315の形状は、以下に説明するように照明器具400Fを有する図4F及び図4Gに示されるようないわゆる「押出し」プロファイルを形成するように、多数のLED310を一列に配置するとともに、単一のモジュール315に全てのLED310を包含させることにより線状光源を形成させるために特に有益であることが挙げられる。さらに、製造性が大幅に簡素化され、押出しプロファイルを用いることにより安価に製造することができることが挙げられる。白色の散乱側面は、1つの連続工程で光学素子を製造することが可能なように共押出しすることができることに留意されたい。さらに、オプション・散乱カバーも同じ工程で共押出しすることができる。
上述した2つ以上のユニット200A,200B、及び/又は300は、例えば広い面に亘って照明を提供するための照明器具に用いることができる。本発明の様々な実施形態に従って、図4A及び図4Bには、光学ユニット200A及び300等のユニットを照明器具内に配列するためのいくつかの例示的な方法が示されており、図4C〜図4Eには、光学ユニット200Bを照明器具内に配列するためのいくつかの例示的な方法が示されており、図4F及び図4Gには、光学ユニット300を照明器具内に配列する例の別の図が例示されている。
図4A〜4Eには、照明器具400A〜400Eの上面図がそれぞれ提供されている。図2A〜2C、図3A及び図3Bからわかるように、光学ユニット200A,200B及び300の上部プロファイルは、その中に含まれているモノリシック・モジュール215A,215B、及び315の上部のプロファイルとそれぞれ一致する。従って、図4A〜4Eでは、モノリシック・モジュール215A,215B、及び315は、具体的に特定されないが、光学ユニット200A,200B、及び300のストライプ部分は、その中に含まれるモノリシック・モジュールの散乱部分を例示することを意図している。
図4Aには、光学ユニット200又は光学ユニット300等の4つのユニットは、基板405A上に一列に配置することができ、ユニット毎に、散乱部が、照明器具400Aの横方向に位置することが例示されている。別の説明として、図4Aには、散乱部のそれぞれの長軸が、照明器具400Aの長手方向に平行になることが例示されている。このように配列された光学ユニット200A又は300は、共に線状光源として作用することができる。対称性の検討に基づいて、白色表面上の最大輝度は、図2Aの面250内に存在する。散乱器は、中断されない2つの列として整列され、そして、短辺同士が隣接しており、図4Aの構成は、多少なりとも2本の平行線の外観を示すだろう。ユニットを一列に(線状に)配列することによって、1つのユニットから次のユニットへの光の漏出を可能にして、隣接するLEDs同士の間の色差/光束差を一様にすることに役立てることができる。
図4Bには、光学ユニット200A又は光学ユニット300等の4つのユニットは、基板405B上に一列に配列することができ、ユニット毎に、散乱部が、照明器具400Bの長手方向に位置することが例示されている。別の説明として、図4Bには、散乱部のそれぞれの短軸が、照明器具400Bの長手方向と平行となることが例示されている。このように配列されたユニット200A又は300は、共に線状光源として作用することができる。対称性の検討に基づいて、白色表面上の最大輝度は、図2Aの面250内に存在する。乱反射面が、長辺が隣接した状態で、中断された列として整列されるとき、図4Bの構成は、多少なりとも一列の外観を示すだろう。輝度分布の観点から、線光源の線形方向は、このような配列で強調されている。一方、このような配列はまた、個別にアドレスが指定されて配列された場合に、明確に規定されたピクセルのオンとオフとを切り替えることを可能とする。
図4Cには、4つの光学ユニット200Bは、基板405C上に一列に配列することができ、ユニット毎に、モノリシック・モジュールの再方向付け部が、対応するLEDによって放射された光をLED周りの全ての方向に導くように構成されていることが例示されている。このように配列された光学ユニット200Bは、共に線状光源として作用することもできる。
図4Dには、9つの光学ユニット200Bは、基板405D上に正方格子として配列することができ、ユニット毎に、モノリシック・モジュールの再方向付け部が、対応するLEDによって放射された光をLED周りの全ての方向に導くように構成されていることが例示されている。このように配列されたユニット200Bは、共に面光源として作用することができる。
図4Eには、6つの光学ユニット200Bは、基板405E上に三角格子として配列することができ、ユニット毎に、モノリシック・モジュールの再方向付け部が、対応するLEDによって放射された光をLED周りの全て方向に導くように構成されていることが例示されている。このように配列されたユニット200Bは、共に面光源として作用することもできる。
最後に、図4Fには、全ての光学ユニット300の全てのLEDs310を包含する単一のモジュール315を用いながら(すなわち、押出しプロファイル)、光学ユニット300が、照明器具400Fに一列に配列されることが例示されている。図4Gには、このような配列の三次元図が例示されている。上述したように、押出し成形を実施することによって、全ての散乱側面とオプション・散乱カバーとを単一の連続工程において共押出しすることによって、製造性を簡素化することと照明器具の全体のコストを低減させることとを可能にすることができる。
図4A〜4Gは、いくつかの模式的な例示の実施形態を提供することを意図しており、当業者であれば、光学ユニット200A,200B、及び/又は300を照明器具内に配列するための多くの他の様々な方法があることを認識するであろう。例えば、図4A及び図4Bに例示された照明器具400A及び400B内の散乱部分はそれぞれ、他の実施形態では、そのような散乱部は正方形とすることもできるため、長軸と短軸とを有する必要がない。
最適化された光結合(incoupling)構造を持つTIR光学系
上述した光学ユニットは、TIRによってモジュール外面に入射させる光ビームを反射することによって略水平下向きに又は水平方向に光ビームを伝搬させるために、LEDによって放射される光ビームの少なくとも一部を略垂直な方向に再方向付けするようなモノリシック・モジュールを用いている。本明細書で使用されるような用語、モノリシック・モジュールの「内面」は、図2C及び図3Bにそれぞれ例示される表面291と391とを指称し、ここで用語、モノリシック・モジュールの「外面」は、図2C及び図3Bにそれぞれ例示される表面292と392とを指称する。
欧州特許出願公開第0,945,673A1号明細書には、図5に例示されるように、上面発光LEDによって放射された光束を略垂直方向に導いて、水平方向及び/又は水平下向きに伝搬させるためのTIRベースの光ガイド(導波路)が開示されている。図5に示されるように、上面発光LED530の上方に逆三角形の形状の貫通孔550を有する光ガイド520が、基板540上に配置されている。図5に示されるように、光ガイド520は、LED530を取り囲むドーム形状の内面570と、上面510と、半径方向の反射面を形成するために内面570から半径方向に延び且つ上面510と対向する一対の反射面580とを有しており、ここで貫通孔550の側面550Aが、LEDから放射される光をTIRによって光ガイドの長手方向に再方向付けするために使用されている。
図5に例示される光ガイドを用いる1つの問題は、結果として得られる構造が比較的厚いことであり、薄い設置高さを必要とするアプリケーションや、光結合構造が光ガイドの一部であり、従って、厚さが製造上の理由から制限されるようなアプリケーションに望ましくない。さらに、LEDの放射面の拡張サイズに注意が全く払われていないように思われ、それは以下に説明されるように、光ガイドからの制御不能な光漏出をもたらすことがある。さらに別の問題は、追加のサイドミラーが、光を光ガイド内で結合するために必要とされるように示された対称性によって複雑性が追加されることである。
LEDを包含するモノリシック・モジュールの内面の形状を変更することによって、これらの問題のうちの少なくとも一部を改善するのに役立つようなアプローチが、以下に説明される。上述した実施形態は、上面発光LEDに対して特に有利である。図6Aには、本発明の一実施形態による、モノリシック・モジュール615の変更された内面を有する光学ユニット600の側断面図が例示されている。この断面は、図2A及び図2Bに示される光学ユニット200A及び200Bの面250と同様に、光学ユニット600の対称面として切り取られた面である。従って、図6Aに示される側断面図は、図2Cに示される側断面図と同様である。
一実施形態では、光学ユニット200A,200B及び光学ユニット300と同様に、光学ユニット600は、上述した照明器具400A〜400Fに使用することができる。他の実施形態において、モジュール615は、光ガイドの一部とすることができ、ここで、このモジュールは、図6Bに模式的に示されるように、LEDによって放射される光の全てを、LEDの位置からさらに離れて光を導く透明材料のより長い長片内で結合するように機能するであろう。
図6Aに示されるように、光学ユニット600は、LEDダイ612及びドーム614を備えたLED610と、モノリシック・モジュール615とを含む。LED610と、LEDダイ612と、ドーム614とは、上述したLED210と、LEDダイ212と、ドーム214とにそれぞれ類似している。従って、これらの要素に対して上述した考察の全てが、ここに適用可能であり、簡潔にするため、ここでは繰り返さない。モジュール615はまた、図2A及び図2Cにおいて例示され且つ説明された側面220Aと同様の乱反射側面620を含む。従って、乱反射側面に対して上述した考察の全てが、ここに適用可能であり、繰り返さない。
モジュール615は、内面691と外面692とを有する本体を含み、LED610の周りにチャンバを形成する内面691は、モジュール215Aと同様であり、従って、モジュール215Aに対して上述した考察の全てが、ここで適用されるが、いくつかの相違点も有する。
1つの相違は、内面691が、LED610の上方に鋭いピーク部638を有することが挙げられる。角度639は、以下により詳細に説明されるピーク部638の開き角度を例示している。
図6Aにチャンバ635として示されるように、例示された実施形態では、モジュール615の内面691は、LED610と物理的に接触することなくLED610を包含する。従って、チャンバ635は、LED610のドーム614(又はダイ612、ドーム614が存在せず、モジュール615が、LEDパッケージの一部である「1次光学部品」として作用する場合)とモジュール615との間に囲まれた空間である。上述したギャップ235と同様に、様々な実施形態では、チャンバ635は、空間で充たされる、又は適切な光学特性を有する材料で充填することができる。材料で充填される場合には、これは、様々なモジュール615の形状を必要とすることがある。
動作において、LEDダイ612は、モジュール615の再方向付け部によって略水平方向及び/又は水平方向下向き(又は後方)に光を再方向付けすることを意図して、略垂直方向(すなわち、上向き)に光を放射する。本明細書で使用されるような用語、「水平方向下向き」は、LEDダイが配置された場所に向かう方向を説明するために使用されている。再方向付けは、図6Aに示されるLEDダイ612によって放射された光ビームと、光線651とのうちの1つを追跡することによって説明することができる。
示されているように、光線651は、3つのセグメント、651a,651b、及び651cを含む。セグメント651aは、チャンバ635を充填する材料と内面691との間の境界面で屈折する前の、LEDダイ612によって放射された光線651のセグメントを例示している。これは図面を乱雑にさせないために図6Aには例示されていないが、セグメント651aは、境界面におけるそれぞれの材料の屈折率に依存して、ドーム614とチャンバ635を充填する材料との間の境界面で屈折されてもよいことに留意されたい。セグメント651bは、チャンバ635を充填する材料と内面691との間の境界面で屈折されるとともに、外面692に入射されるような光線651のセグメントを例示している。最後に、セグメント651cは、TIRによって外面692において反射されている光を例示しており、このように光線651は、略垂直な方向に伝播する光線651を再方向付けして、略水平方向又は後方に伝搬させている。
ピーク部638を含むように内面691を成形することによって、内面691で屈折された後に外面692に入射されるようなLEDダイ612によって放射された全ての光ビームが、TIRによって外面692で反射させることができるような光学ユニット600の動作が可能となる。結果として得られる構造は、構造の全体の厚さを最小限に抑えつつ、モジュール615からの制御不能な光漏出を大幅に低減させるため、図5に例示される構造と比較して有利である。そしてその利点がもたらされる理由は、図5の構造で実施されたように、光を再方向付けするモジュールに孔を含める必要がなく、且つLEDが、点光源放射体と見なすことができるという位置にモジュール615の厚さを増加する必要がないからである。
LEDの上方に鋭いピーク部を含むようなLEDを包含するモノリシック・モジュールの内面を有することの利点、及びどのようにしてそのような内面の形状を想到したのかについて、図7〜12を参照してここに説明する。それは、説明されるモジュール615と同様のモノリシック・モジュールの再方向付け機能を有するので、そのようなモジュールは、以下では、「再方向付け構造体」と呼称される。
図7は、図8〜12の説明に用いられる光学ユニット700の模式図を提供する。示されるように、光学ユニット700は、LED710と、内面791及び外面792を有する再方向付け構造体715とを含む。一実施形態では、LED710と再方向付け構造体715とは、上述したLED610とモジュール615とにそれぞれ類似しており、従って、その詳細な説明は、ここでは繰り返さない。
内面791は、ドームとして図7に示されているが、これは、図8〜12に示された結果を説明する目的のために関連しておらず、実際には以下に説明するように、内面791の形状は異なっていてもよい。同様に、外面792は、砂時計の形状を有するように示されているが、この形状も、例えば所望される放射パターンに依存して異なってもよい。内面791は、単に「内面」が、LED710を部分的に包含する再方向付け構造体715の表面であることを例示するために示されており、外面792は、「外面」が、TIRによって光ビームの入射光を反射させるように適合されるTIR面を例示するために示されている。点線732と733との間の角度は、本明細書中で、再方向付け構造体715の「エンボス角」と呼称することにする。
図8〜12の考察では、LED710は、図7に円形であるLED710として例示されるような「点光源」放射体(すなわち、LEDのダイによって放射された全ての光ビームが、一点に由来する)と、図7に点線の長方形であるLED710として例示されるような「拡張光源」放射体(すなわち、LEDのダイによって放射された光ビームが、一点から由来するのではなく、ダイの放射面の様々な点から由来している)とのいずれかであると見なされる。
図8、図9、図11及び図12の説明で使用される座標系が、x軸とy軸とを用いて示されており、ここで座標系の点(0,0)は、(点光源放射体又は拡張光源放射体である)LED710の放射面の中心であると見なされ、x軸は、任意単位の長さの位置を示すために使用され、y軸は、任意単位の長さとして示され、さらに再方向付け構造体715の厚さ「t」を測定するために使用されている。本明細書で使用されるような用語、再方向付け構造体の「厚さ」は、y軸方向において、x軸(典型的には、LED710と再方向付け構造体715とが配置された基板)から外面792までの測定距離を意味する。従って、図7に例示される厚さtmaxは、再方向付け構造体715の厚さがその最大(厚さ=最大厚さ)となる位置を示し、図9に例示されるtは、再方向付け構造体715の厚さがその最小となる位置を示し、本明細書中では、再方向付け構造体の「出発厚さ」と呼称する。図7に例示される砂時計形状の再方向付け構造体について、出発厚さは、LED710のビームパターン(すなわち、LED710の中心の上方)の対称軸に沿って測定するときに生じる。この出発厚さは、例えばLEDチャンバの高さ(すなわち、LEDダイ912を包含するドーム914の高さ)と、必要な機械的特性を有しているか又は製造上の理由によって生じるような再方向付け構造体715の材料の最小の材料厚さとによって与えられる。
本明細書で使用されるような用語、「最大厚さ」の語、「最大」は、その最大となる再方向付け構造体の厚さを意味し、「最大厚さ」は、外面792上に入射する全ての光ビームをTIRによって反射させることを可能にするような再方向付け構造体の厚さの実際の最小値であることに注意されたい。
スネルの法則と光伝搬則とを用いて、1組の適切な三角方程式が、LEDの放射面上の様々なスポットから再方向付け構造体の内面と外面とによって形成された境界面に伝搬するような様々な角度で放射される光の光路を説明するために規定される。内面と外面とによって形成される境界面の様々な面上の材料の屈折率に関する情報と、当該技術分野において公知である内面の形状及び外面792の形状に関する情報とを含めることによって、外面792に入射する全ての光ビームがTIRを介して反射させることを可能にするように決定される。
以下の考察では、再方向付け構造体715が、屈折率nを有する材料から作製され、空気(すなわち、1に等しい屈折率を有する材料によって取り囲まれている)によって取り囲まれているものと仮定する。
TIR条件をちょうど満たす外面を計算するために、出発点は、LED710の中心の上方とされる。再方向付け構造体715の屈折率が1.49に等しく(例えば、再方向付け構造体715が、PMMAから作製される)、LED710が、点光源放射体であると考えられる場合には、砂時計状配列のエンボス角度は、95.7°に等しくなるように計算される。外面の次の座標点(x,y)は、以下の式からを計算される。
Figure 2014502022
式(1)では、tは、再方向付け構造体715の出発厚みを表し、θTIRは、TIR条件を満たすような最小入射角であり、βRayは、LED710からの放射角である。(0,0)に位置する点光源について、βRayは、外面の座標と直接的にリンクし、外面の方程式は以下のようになる。
Figure 2014502022
図8は、LED710が点光源放射体であると考えられる場合に、TIR条件を満たす外面792のそのような形状の断面(x,y(x))の計算結果を提供する。図8のシミュレーションでは、再方向付け構造体715は、内面791がLED710を包含するドームチャンバを形成するような形態、又はLED710が再方向付け構造体715内に埋没されるような形態である。本明細書で使用するように用語、「埋没」は、内面791が、LED710と直接接触しているような実施形態を説明するために使用される。図10のシミュレーション結果の検査から明らかになるように、この場合には、外面792は、同様に再方向付けした後に得られた光ビームパターンが、基本的にコリメートされるように意図されている場合に、基本的に(TIR条件を満足する最小の高さを有する)放物線となるように選択することができる。
LED710の中心の上方に出発厚さtを有した状態で、TIR条件(上記式(2)を参照)に基づいて背面上の再方向付け構造体715は、再方向付け構造体715の最大厚さとなる。
最大厚さ=tkπ/2
ここで、
Figure 2014502022
しかしながら、LED710は、常に点光源放射体とみなすことはできない。LED710の放射面のサイズが、再方向付け構造体715の出発厚さと同程度である場合に、この光源の種類を考慮することが特に重要となる。放射面の指定されたサイズ(光源サイズ)を有するLED710について、LED710の中心の上方の高さhにおいて、放射面からの(外面792上の)入射角が、
±arctan(光源サイズ/2h)
の間で分布しており、ここで放射面のサイズと等しい高さにおいて、LED710の中心の上方に−26°〜+26°に分布した放射角度をもたらす。これは、再方向付け構造体715のエンボス角度が、TIR条件を満たすために(PMMAから作製された再方向付け構造体715に対して)55°に減少することを意味する。図7に例示される再方向付け構造体715のエンボス角度と最大厚さと間の関係を簡易な幾何学的検査から既に明らかとなるように、エンボス角度が小さくなればなるほど、再方向付け構造体715の最大厚さはより大きくなる。従って、減少したエンボス角度は、依然として満足すべきTIR条件のために再方向付け構造体715の大幅に増加した厚さをもたらす。式(2)は、拡張光源の放射位置を含むようにここで修正される。
Figure 2014502022
ここで、source sizeは、光源サイズを表す(以下、同様)。
この場合が図9に示されており、LED710が、埋没された拡張光源放射体(図9の点線)であると考えられる場合に、TIR条件を満たす外面792の断面形状についての計算結果を提供している。比較のため、図8のシミュレーション結果(すなわち、LED710が、点光源放射体であると考えられている)も、図9に含まれている(図9の実線)。
LED710が、再方向付け構造体715内に埋没されていると考えられる場合には、再方向付け構造体715の最大厚さについての解は、依然として解析的に表すことができ、光源サイズと光学素子のサイズとの依存性が示される。
Figure 2014502022
ここで、max.thicknessは、最大厚さを表す。
図9には、再方向付け構造体715の外面792が、外面792に入射する全ての光ビームがTIRによって反射されることを確認するために最適化される時点で、LED710の放射面のサイズは、LED710がもはや点光源放射体でないと考えられるような場合に、再方向付け構造体715の厚さは、増大しなければならない。そのLED710がもはや点光源放射体でないと考えられるときに、LED710の放射面のサイズをどの位の大きさにしなければならないかが、図10に例示されている。
図10には、LED710の放射面のサイズに関する光学素子サイズの依存性が例示されており、ここで用語、「光学厚さ」は、再方向付け構造体715の最大厚さを意味する。図10中のx軸は、再方向付け構造体715の出発厚さ(すなわち、t)とLED710の放射面のサイズとの比を示すために使用されており、y軸は、LED710が拡張光源放射体と考えられるときの再方向付け構造体715の最大厚さと、LED710が点光源放射体と考えられるときの再方向付け構造体715の最大厚みとの比を示すために使用されている(すなわち、上述した式(5)と式(3)とに従って計算された値の比である)。
図10中の点Aは、放射面のサイズが、再方向付け構造体715の出発厚さの約2倍の大きさであるときに(すなわち、図10のx軸に沿って図示された比が、0.5に等しい)、再方向付け構造体の最大厚さは、LED710が、点光源放射体と考えられることができる場合にTIR条件を満たすのに必要な最大厚さと比べて約3倍に増大する。これは、比t/(光源サイズ)が0.5に等しい場合に、上述した式(5)に従って計算された値未満の最大厚さを有する再方向付け構造体715が、入射角の全てについてTIR条件を満たすことができないことを意味し、光の一部が漏出する。
図10はさらに、再方向付け構造体715の出発厚さが、LED710放射面のサイズに対して増加される場合に、拡張光源放射体と点光源放射体との光学素子のサイズ同士の比が減少することを例示する。従って、図10中に点Bとして示されるように、再方向付け構造体715の出発厚みが、LED710の放射面のサイズよりも2.5倍大きい場合に、再方向付け構造体の最大厚さは、LED710が点光源と考えられるときに、最大厚さと比較してTIR条件を満足するために、約1.25倍だけ増加させる必要がある。
図10中の点Cは、図9において、tが、ユニット長さの1.5倍に等しくなるように示されているが、拡張光源の半分は、ユニット長さの0.5倍に等しくなるように示されているので、光学素子の出発厚さと光源サイズとの比が1.5に等しい場合の図9に示されたシナリオに対応する。上述したように点(0,0)はLEDの中心と一致するので、図9には、拡張光源の半分のみが例示されている。図10中に点Cとして例示されるように、光学素子の出発厚さと光源サイズとの比について、拡張光源と点光源とについて計算された光学素子同士の厚さの比が、1.5よりも少し小さい。これは、図9において、点線の最大厚さと実線の最大厚さとを比較することにより明らかとなる。
図10に基づいて、再方向付け構造体715が十分に厚く形成されている場合に、いくつかのLED710は点光源であるとみなすことができ、且つ外面792の形状は、TIR条件が、入射する全ての光ビームについて満足されるように決定することができると結論付けることができる。しかしながら、背景技術の欄で説明したように、再方向付け構造体715をできるだけ薄く作製することが望ましい場合がある。そのために、ドーム形状の内面791(すなわち、LED710の周りにドームを成形するために形成された内面791)を用いることによって、依然としてTIR条件を満たしながら、図9で説明した埋没したLEDと比較して、再方向付け構造体715の全体の厚さを減少させることができる。これは、図11に例示されており、LED710が、このLED710を包含するドーム形状チャンバを形成する内面791を有する拡張光源放射体であると考えられるときに(図11中の一点鎖線)、TIR条件を満たす外面792の断面形状についてのシミュレーション結果が提供される。比較のために、図8のシミュレーション結果(すなわち、LED710が、点光源放射体であるとみなされる)と、図9のシミュレーション結果(すなわち、LED710が、拡張光源エミッタ放射体であるとみなされる)とが、図11に含まれている。(図11に実線と点線とで、それぞれ示されている)。
LED710が、ドーム形状の内面791によって包含されるとみなされる場合に、再方向付け構造体715の最大厚さについての解は、もはや解析的に表すことはできない。その代わりに、全ての入射ビームについてTIR条件を満たすであろう外面792についての式は、数値的に解く必要のある内面791のドーム形状が与えられる条件で、以下のように示されるだろう。
Figure 2014502022
式(6)では、(x,y)は、(x,y)において外面に入射する前のドーム形状の界面との交差する光線の座標である。
図11から明らかなように、ドーム形状の内面791を用いることによって、埋没された拡張光源シナリオについて必要な最小厚さ(図11の点線)と比較して、再方向付け構造体715の全体の厚さを減少させることができるが、全体的な厚さは、点光源のシナリオについての必要な最小厚さよりも依然としてはるかに大きくなる(図11の実線)。ドーム形状を超えて791内面を成形することにより、すなわち、LED710の上方にピーク部を形成することにより、光ビームは、外面792においてTIRによって反射させるべく、内面の境界において十分に屈折することができ、制御不能な漏出がなく、再方向付け構造体715の厚さの最小増加量を有している。内面791が、図6Aに示されるように形成されるときに(そのような表面を「ピーク形状」面と呼称することがある)、次に、図11に示されたシミュレーションと同様の数値シミュレーションは、点光源シナリオの外面792の形状に最も近接する外面792の形状をくぼませる、すなわち、再方向付け構造体715の全体に亘って最小厚さとなる。
ドーム形状の内面と同様に、ピーク形状の内面791の再方向付け構造体715の最大厚さについての解は、解析的に表現することができないが、数値解として求めることができる。
チャンバ内側の形状を計算するために、内面の勾配は、光源の表面の縁部から放射された光線を(外側TIR面がその位置で最初に設計されるような)中心から伝搬される光線の方向に「回転」させるように向き合わせされる。換言すれば、内面の勾配は、それら光線が光源の放射面の中心から放射されたかのように現れるような角度で、光源の放射面の縁部から放射される光線が内面によって屈折されるように、向き合わせされるべきである。本明細書で使用されるように、放射面の縁部から放射される光線の「回転」の文脈における用語「回転」は、それら光線が、内面の形状の変化に起因する内面を有した状態で、境界面において屈折された後の光線の方向の変化を説明するために使用されている。
対応する式は次のようになる。
Figure 2014502022
式(7)では、αinnerは、座標(xinner,yinner)における内側界面の勾配がx軸に形成される角度であり、αtargetは、屈折率nの媒質中の光源の縁部の光線の目標角度である(すなわち、光源の中心位置から放射された光線によって規定されるような角度である)。内面の形状は、次式のように統合することができる。
Figure 2014502022
式(8)では、yは、ここで説明されるような両面タイプの再方向付け構造体についてのLEDの中心の上方のチャンバ内部の出発高さである(すなわち、y軸の方向に、x軸からピーク部638等のチャンバ内部のピーク部にかけて測定された距離である)。全体の光源サイズ/光学素子厚さの比に依存して、光源の縁部に近づくと、チャンバがゼロの厚さに低減されるように勾配は増加することに留意されたい。このことを回避するために、勾配が必要以上に小さく選択することができ、外面は光学素子に少し厚めの解をもたらすように、修正する必要がある。しかしながら、厚さの増加分は、ドーム形状の内面よりも遥かに小さく、外面の出発勾配として、光源の中心の上方で大幅に減少されている。
これは、図12に例示されており、LED710が、このLED710を包含するピーク形状のチャンバを形成する内面791を有する拡張光源放射体であると考えられるときに、TIR条件を満たす外面792の断面形状のシミュレーション結果が提供される(図12中の一点鎖線、式(7)と(8)との解)。比較のために、図8のシミュレーション結果(すなわち、LED710は、点光源放射体であるとみなされている)と、図9のシミュレーション結果(すなわち、LED710は、拡張光源放射体であるとみなされている)とが、図12に含まれている(図12中に、それぞれ実線と点線とで示されている)。この数値シミュレーションは、従って、点光源シナリオについての外面792の形状に最も近接する外面792の形状をくぼませる、すなわち、再方向付け構造体715の全体に亘って最小厚さとなる。
当業者は、例えば、最終的な放射パターン及び機械的制約に依存して、再方向付け構造体が、ここでの例示的な実施形態に例示した形状とは異なる形状によって表すことができることを認識するであろう。しかし、再方向付け構造体の特定の形状に関係なく、LED上方の中心において別の急峻なエンボス角度を減少させることは、LEDが拡張光源であると考えられる場合には、再方向付け構造体の最終的な厚さのために最も重要な考慮事項である。ピーク形状の内面は、再方向付け構造体の外面においてより容易にTIR条件を満たすことができるような方向に光源の縁部から伝搬される光線を「回転」させることによってこの角度の減少に効率的に寄与する。ピーク形状の内面は、図6Aに1つが示されるような断面図において、ピーク部638とLEDダイ612の縁部との間に引かれた直線が内面691を横断しないような平均開き角度(例えば図6Aに例示されるような開き角度639等)を有することとなる。内面の出発高さyについて、この条件は次のように表せる。
開き角度=2αinner(0,y)=2atan(光源サイズ/2/y
さらに、光源の縁部から放射されるビームの「回転」を可能にするために、内面の角度は、光源サイズに等しい出発高さを有する内面に対して中心に配置され、n=1.49の屈折率となる。
2αinner(0,光源サイズ)=74°(ドーム形状の解に対して与えられた条件180度の代わりに)
実際には、再方向付け構造体が、例えば射出成形により製造されるときに、上述したように設計された開き角度を含む鋭いピーク部を有する代わりに、内面のピーク部が、実際に(図16に例示されるいくつかの例示的な構造体に示されるように)その頂点で丸められる。このような場合に、開き角度が、実際には、(ピーク部自体が、再方向付け構造体の内面の中心にドームを形成するため)180度に等しくすることができる。しかしながら、当業者はさらに、ピーク部が実際に丸みを帯びている場合に、適切なピーク部を導入することに関して本発明に開示された教示を再方向付け構造体の内面にどのように適用するかを認識するであろう。
内面の第2の部分は、最終的な目標方向にLEDから既に放射された光線の機械的制約及び最小フレネル反射によってむしろ与えることができる。これらの出発点を考慮に入れて、光線追跡用ソフトウェを、全体的な妥協点を見つけるために用いることができる。
図13A〜13Dには、再方向付け構造体715が同一の最大厚さ及び同一の出発厚さを有し、外面792が同一形状を有する条件下において、LED710の放射面の縁部付近から放射された光ビームが、ドーム形状の内面791が用いられる場合に、どのように漏出するかを例示する(図13B及び図13Dを参照)。対照的に、ピーク形状の内面791が用いられる場合に、同一の光ビームは、TIRによって外面792において反射される(図13A及び13C参照)。従って、外面792に対する内面791の形状によって、内面791において屈折された全ての光ビームと外面792上の入射光とが、TIRによって外面792において反射されることを実現することを可能にする。
図6Aに例示される光学ユニットを再び参照して、光の一部が光学ユニット600から漏出することを必要とするアプリケーションにおいて、追加の構造体を、本発明の一実施形態に従って、LED610に対して予め定められた位置において光漏出を制御することを可能にするモジュール615に導入することができる。そのために、図14には、光学ユニット600と同様である光学ユニット1400の面250の側断面図が例示されている。光学ユニット1400は、上述したLED610とモジュール615と同様に、LED1410とモノリシック・モジュール1415をそれぞれ含む。従って、簡潔にするため、LED1410とモジュール1430との説明はここでは繰り返さない。図6Aに図示される光学ユニット600と光学ユニット1400との主な相違は、光学ユニット1400が、モジュール1415の外面1492上にリング1403をさらに含むことが挙げられる。このリング1403は、LED1410によって放射された光ビームの一部の漏出を制御するように適合されている。或いはまた又はさらに、再方向付け構造体からの光の制御された漏出は、図15に模式的に示されるように、モジュールの外面に異なる波形を導入することによって達成することもできる。
上述した実施形態は、ドームで覆われた発光ダイ含むLEDの全てを説明した。光学ユニット600と1400とはまた、ドーム614と1414とを含むことなく実装することもできる。代わりに、モノリシック・モジュール自体を、発光ダイの上方にドームの機能を果たすために使用することができる。このような実施形態では、モノリシック・モジュールは、「一次」光学ユニット部品と呼称することができる。
さらに、上述した光学ユニットは、全ての角度に対して回転対称とすることもできるが及び/又は、例示された実施形態が、上面発光LEDと共に使用するのに特に有利になるが、本発明の教示は、側面発光LEDと共に使用するために適用することもできる。
さらに、本明細書に説明されている実施形態は、全てモノリシック・モジュールの内面に鋭いピーク部を含むが、異なる形状のピーク部の内面を有する実施形態は、本発明の範囲内である。図16は、本発明の様々な実施形態による、様々な形状のピーク部を含む内面を有するモノリシック・モジュールを例示する。
モノリシック・モジュールの内面を変更することについての説明は、光学ユニット200Aを参照して上述しているが、図6A〜16に対して提供されているそれらの実施形態と同様な考慮事項は、それらの内面にもピーク部が含まれるように、光学ユニット200B及び300を変更するために適用することができる。当業者であれば、図6A〜16に対して提供された考慮事項をモノリシック・モジュールの他の形状にどのように適合させるかを容易に理解するであろうことから、そのような適合の詳細な考察は、ここでは必ずしも必要ではない。
前述した説明は、本発明の実施形態に向けられているが、本発明の他の実施形態及びさらなる実施形態は、その基本的な発明の範囲から逸脱することなく創作することができる。従って、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によって決定される。

Claims (15)

  1. 光学ユニットであって、当該光学ユニットが:
    表面上に配置された発光ダイオード(LED)と;
    前記LEDを包含するとともに、再方向付け部及び第1の散乱部を含むモノリシック・モジュールと;を備え、
    第1の散乱部は、入射光を散乱させるように構成されており、
    前記再方向付け部は、第1の散乱部に入射させるべく、前記LEDによって放射される光の少なくとも第1の部分を再方向付けするように構成されている、
    光学ユニット。
  2. 前記再方向付け部はさらに、第1の散乱部に入射させないように、前記LEDによって放射される光の第2の部分を再方向付けするように構成されている、
    請求項1に記載の光学ユニット。
  3. 光の第2の部分は、前記LEDによって放射される光の45%未満を含む、
    請求項2に記載の光学ユニット。
  4. 前記モノリシック・モジュールはさらに、第2の散乱部を含み、
    前記再方向付け部はさらに、第2の散乱部に入射させるべく、前記LEDによって放射される光の第3の部分を再方向付けするように構成されており、それによって、表面上への再方向付けされた光の第1の部分の投影と表面上への再方向付けされた光の第3の部分の投影とが、0度と180と度の間の角度を形成する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学ユニット。
  5. 前記モノリシック・モジュールは、前記LEDのビームパターンの対称軸と一致するような前記モノリシック・モジュールの対称軸と回転対称である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学ユニット。
  6. 前記LEDは、発光ダイと、該発光ダイの上に配置されたドームとを含み、前記モノリシック・モジュールが、前記ドーム上に配置されている、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学ユニット。
  7. 前記LEDは、発光ダイを備え、前記モノリシック・モジュールが、前記ダイの直上に配置されている、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学ユニット。
  8. 前記再方向付け部が、内部全反射によって光を再方向付けするように構成されている、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学ユニット。
  9. 第1の散乱部が、再方向付け部の一部に塗布された散乱材料を含む、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学ユニット。
  10. 第1の散乱部に入射光を透過散乱するように構成された散乱カバーを備え、
    第1の散乱部が、前記散乱カバーに入射させるべく、入射光の少なくとも一部を乱反射するように構成されている、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の光学ユニット。
  11. 前記モノリシック・モジュールは、内面と外面とを備え:
    前記内面は、チャンバを形成するように適合され、該チャンバは、前記LEDを少なくとも部分的に包含するように適合され、
    前記内面は、前記外面に入射させるべく、前記LEDによって放射される光の第1の部分のうちの少なくとも第1部を屈折するように適合され、
    前記外面は、内部全反射により入射光の第1の部分のうちの第1部を反射するように適合され、
    前記内面は、ピーク部を含む、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の光学ユニット。
  12. 前記内面は、前記LEDのビームパターンの対称軸と一致するように適合された前記内面の対称軸と回転対称であり、又は前記モノリシック・モジュールが、前記LEDのビームパターンの対称軸と一致するように適合された前記モノリシック・モジュールの対称軸と回転対称である、
    請求項11に記載の光学ユニット。
  13. 前記モノリシック・モジュールの断面、前記LEDのビームパターンの対称軸を含む断面において、前記ピーク部が、前記LEDのビームパターンの対称軸に沿った位置にある、
    請求項12に記載の光学ユニット。
  14. 照明器具は、請求項1〜13のいずれか一項に記載の光学ユニットを2つ以上含む。
  15. 照明器具であって、当該照明器具が:
    表面上に配置された第1の及び第2の発光ダイオード(LEDs)と;
    第1の及び第2の発光ダイオード(LEDs)を包含するとともに、再方向付け部及び第1の散乱部を含むモノリシック・モジュールと;を備え、
    第1の散乱部は、入射光を散乱させるように構成されており、
    再方向付け部は、第1の散乱部に入射させるべく、第1の及び第2のLEDの各々によって放射される光の少なくとも第1の部分を再方向付けするように構成されている、
    照明器具。
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