JP2014500942A - 排ガスの焼却におけるNOx排出を低減する方法および装置 - Google Patents
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Abstract
Description
1)サーマルNOx:高温(>1500℃)では、空気中の窒素および酸素は、反応してNOxを形成する。高発熱量燃料、例えば天然ガスは、それらの温度を超える火炎温度をもたらす可能性がある。そのため、例えば、天然ガスが燃やされたカーボンブラックバーナーは、サーマルNOxを作る。しかしながら、排ガス、例えば本明細書の例において例示した排ガスは、低発熱量を有しており、その断熱的な火炎温度は1400℃未満であり、そのためサーマルNOxは、排ガス焼却機、乾燥機またはフレアでは(天然ガスが、一緒に供給されない限り)、問題ではない。
2)フューエルNOx:これは、ファーネルカーボンブラック処理プラント、例えば、本明細書中の例において例示したもの、におけるNOxの支配的な供給源である可能性がある。フューエルNOxは、供給原料中の窒素からもたらされる。通常の燃料燃焼(例えば、石炭)では、機構は単純であり、供給原料中のNは、直接的にNOxに酸化される。カーボンブラック生成では、更なる工程がある。カーボンブラック生成は、供給原料の酸化、熱分解、および加水分解の組み合わせであるので、このカーボンブラック反応は、NOxに加えて、還元された窒素種、例えばHCNおよびNH3を放出する。従って、ファーネルカーボンブラック生成における排ガス、例えば本明細書中で例示されたものは、燃料の窒素をNOx前駆体(NPC)の混合物として含んでいる。これらのNPCは、次いで、排ガス焼却機中でNOxへと酸化される。
3)プロンプトNOx:これは、燃焼中に形成された炭化水素フリーラジカルが窒素と反応した場合に形成される。これは、通常は、フューエルNOxおよびサーマルNOxに比較して、重要でない原因でしかないと考えられている。このことは、特に、カーボンブラックプロセスからの排ガスについては、それが無視し得るほどの炭化水素しか含む可能性がないので、その通りである。
カーボンブラック反応および供給原料窒素、FSN、からのサーマルNOxは、カーボンブラック反応器中で変換することができ、HCN,NH3およびNOx、ならびに少量のN2を形成する。排ガス流中の前駆体中の窒素は、排ガス燃焼からのNOx排出に直接に影響する可能性がある。排ガス流中の窒素前駆体の含量を定量化することが必要である。この定量化は、下記のように表すことができる。
この工程では、NPCはNOxに酸化される。しかしながら、NOxは、次いでNPCと更に反応して、N2を形成する可能性がある。第2工程のNOx形成の効率を最小化するためには、燃焼器中で促進することが望ましいのは、この第2の反応である。
1.本発明は、
燃焼器温度を有する燃焼器中に排ガスを導入すること、該排ガスはNOx、NOx前駆体、またはその両方を含み、そしてxは正の値である;ならびに
該燃焼器温度を、約950℃〜約1100℃の温度に制御するために、希釈剤を該燃焼器に導入すること、
を含む、排ガスの焼却におけるNOx排出の低減方法に関する。
2.前記排ガスが、少なくとも1つのカーボンブラック炉からである、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
3.前記排ガスが、約0.2秒間〜約5秒間の前記燃焼器中の滞留時間を有する、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
4.前記燃焼器からの排出物を、約850℃〜約1100℃の温度を有する、少なくとも1つの選択的非触媒還元装置に送ることを更に含む、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
5.少なくとも1種のNOx還元剤を、前記燃焼器の下流に配置された、少なくとも1つの選択的非触媒還元装置、該燃焼器、またはその両方へと導入することを更に含み、該NOx還元剤またはその分解生成物またはその両方が、NOxと反応して、該少なくとも1つの選択的非触媒還元装置から排出される煙道ガスに含まれていた窒素を生成する、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
7.前記燃焼器に導入された排ガスが、約4質量&以下の水を含み、そして前記希釈剤が、前記少なくとも1つの選択的非触媒還元装置から排出される総煙道ガスの質量速度を基準として30%以上を構成し、そして前記NOx還元剤の少なくとも1部が、前記少なくとも1つの選択的非触媒還元装置中に直接に導入される、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
8.前記煙道ガスが、同じ選択的非触媒還元装置から、前記燃焼器へと再循環され、該選択的非触媒還元装置へ、前記NOx還元剤が、直接に導入される、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
9.前記希釈剤が、前記少なくとも1つの選択的非触媒還元装置の前記煙道ガスの少なくとも一部を含み、そして前記NOx還元剤の少なくとも一部が、前記燃焼器に導入される、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
10.前記希釈剤が、燃焼供給源からの煙道ガスを含み、そして随意選択的に、前記NOx還元剤の少なくとも一部が、前記燃焼器中に導入される、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
12.前記希釈剤が、200℃超の温度を有するカーボンブラック乾燥機からの煙道ガスを含む、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
13.前記燃焼器中に、前記排ガス以外の燃料または他の排ガスを導入することを更に含む、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
14.前記排出物の、前記少なくとも1つの選択的非触媒還元装置への導入の前に、反射板(radiant shield)が、排出物温度を約10℃超低下させることを妨げることなく、該流出物が、前記燃焼器から、該少なくとも1つの選択的非触媒還元装置へと送られる、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
15.前記NOx還元剤が、尿素、アンモニア、またはその両方である、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
16.前記NOx還元剤が、水性尿素溶液を含む、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
18.前記焼却機に導入された前記排ガスが、約40〜約120BTU/標準立法フィート(scf)の正味熱量値を有する、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
19.サーマルNOxが、前記排ガスの前記焼却中に発生する副次的反応である、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
20.前記排ガスの焼却が、サーマルNOxの実質的な不在で起こる、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
21.前記排ガスの焼却が、サーマルNOxの形成なしに起こる、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
22.ボイラー体積に対するSNCR体積が、約0.1〜約10の比率である、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
少なくとも1種の炭化水素の燃焼からの排ガスを、焼却温度を有する焼却機中へ導入すること、該排ガスは、NOxおよびNOx前駆体を含み、xは、正の値である;
希釈剤を、該焼却温度を、約950℃〜約1100℃の温度に制御するために、該焼却機中に導入すること;
該焼却機からの排出物を、約850℃〜約1100℃の温度を有する少なくとも1つの選択的非触媒還元装置へと送ること;
少なくとも1種のNOx還元剤を、該少なくとも1つの選択的非触媒還元装置、該燃焼器、またはその両方に導入すること、該NOx還元剤またはその分解生成物、またはその両方は、NOxと反応して、該少なくとも1つの選択的非触媒反応装置から排出される煙道ガスに含まれていた窒素を生成する、
を含んでなる方法。
24.排ガスの焼却におけるNOx排出を低減する方法であって、
排ガスがその中に導入される燃焼器中の空気対燃料比率を制御し、一方で、該燃焼器の火炎温度を、希釈剤注入によって制御することを含み、該排ガスは、NOx、NOx前駆体、またはその両方を含み、xは正の値であり、かつ該燃焼器の排出物の酸素濃度は、燃焼器温度を増大させることなく低下される、
方法。
25.前記燃焼器からの排出物を、少なくとも1つの選択的非触媒還元装置へと送ることを更に含み、該選択的非触媒還元装置から排出された煙道ガスのO2濃度は、約8体積%未満である、前記もしくは下記のいずれかの実施態様/特徴/態様のいずれかの方法。
26.排ガスの焼却のためのボイラー設備であって、
(i)以下の(a)および(b)を受容することが実施可能な燃焼器、
(a)NOx、NOx前駆体、またはその両方を含む排ガス、および
(b)燃焼器温度を、約950℃〜約1100℃に制御するための種類および量の希釈剤、ならびに、
(ii)少なくとも1つの選択的非触媒還元装置およびボイラーを含む少なくとも1つの選択的非触媒還元設備、該還元設備は、該燃焼器から排出される排出物ならびに、NOxと反応可能であって、少なくとも1つの選択的非触媒還元設備から排出される煙道ガスに含まれていた窒素を生成する、少なくとも1種のNOx還元剤またはその分解生成物またはその両方、を受容することを実施可能である、
を含むボイラー設備。
27.カーボンブラック生成のための設備であって、カーボンブラックおよび排ガスを生成するためのカーボンブラック反応炉、該排ガスからカーボンブラックを分離するためのフィルタ、および前述の請求項に記載された該排ガスの焼却のためのボイラー設備、を含む設備。
本発明は、市販の、排ガスを燃料とするスチームポイラーで例証した。このボイラーの構成を、図7に示した。図面は、測定のためのものではない。
上部燃焼区域(A):58.3m3
下部燃焼区域(B):258.7m3
SNCR反応区域(C):101.4m3
上部燃焼区域(A):2280hr−1
下部燃焼区域(B):514hr−1
SNCR反応区域(C):1311hr−1
この例は、典型的なボイラーの運転条件を示している。排ガスは、ボイラーシステムの燃焼器に入口(105)から入り、そしてライン(101)への全体の空気の流れは、ボイラーの出口酸素含有量が5.9%であるように制御された。結果を、表3に示した。排ガス中のNPCの全てが、ボイラー中でNOxに変換されたならば、煙道ガス中で1455mg/Nm3(乾燥量基準)のNO2が測定されるであろう。しかしながら、この最適化されていない構成においてすら、NPCの僅かに35.9%しかNO2に変換されておらず、そして乾燥量基準で、522mg/Nm3のNO2が、ボイラーの出口で測定された。尿素は、SNCRに供給されておらず、従って、NO2の更なる分解は起こらなかった。
比較例1Aと同じボイラー運転条件で、SNCRを作動させた。最小量のNO2排出が得られるまで、尿素の流量を増加させた。この条件では、SNCRに供給されたNO2の36.4%が分解された。しかしながら、反射板を通した熱損失で、焼却機の出口での935℃から、SNCRの入口温度は882℃へと低下した。これは、SNCR運転のための温度としては低過ぎることが知られている。SNCR運転は、一般には、900℃〜1000℃の範囲で最適化される(例えば、Duoら、Can J. chem. Eng., 70, p.1014 (1992)。
この例では、NO2低下が、主に出口酸素濃度の低減によって試みられた。SNCRは用いなかった。より少ない酸素は、NOx形成反応の反応速度は、酸素濃度に依存するために、NOx排出を低下させるはずである。しかしながら、この例では、最小限の煙道ガス再循環(新鮮なガスの全供給量の7質量%未満)しか与えられなかった。これは、比較例1Aにおいて、低温を維持するには十分ではない。この結果は、ガスの混合は、化学量論的な燃焼のための空気の比率により近いので、温度はより高いというものである。より高い温度がNOxの形成に有利であるので、これは酸素を減少させることの利益と相殺される。NOxにはいくらかの改善があった(比較例1Aに対して、NPCからのNOxの44.6%少ない生成)。
比較例2Aと同じボイラー運転条件で、SNCRを作動させた。NO2排出量の最小の量が得られるまで、尿素の流量を増加させた。この条件では、供給されたNO2の60質量%が分解された。しかしながら、反射板を通した熱損失は、焼却機の出口での1008℃から、SNCRの入口温度を850℃に低下させた。例1Bにおけるように、反射板(radiant shield)を通した損失は、SNCRが、許容できる温度未満で運転されることをもたらした。NO2の変換は、この例での流量が、比較例1Bよりも低いだけのために、より良好であった。
比較例2Aのように、先ず出口酸素濃度を低下させることによって、NO2の低減を試みたが、しかしながら例2Aとは異なり、焼却機温度を905℃に低下させるために、煙道ガス再循環を、多量(新鮮なガス供給の39質量%)に用いた。SNCRは用いなかった。焼却機をより低い温度に保持しながら、出口酸素を低減させることによって、NOx排出の顕著な低下を示した。NOxは、比較例1Aに対して、61.2%低下し(NOxに変換されたNPCの%で測定して)、そして例2A(より少ない酸素だけが用いられた)からの、NPCのNOxへの収率で、16.6%、更に低下した。この例は、高い煙道ガス再循環比率が、焼却機温度を実質的に低下させ、そして従って、特に、低下された出口酸素と組み合わされた場合には、NOx排出を低下させるために用いることができることを示している。
例3Aと同じボイラー運転条件で、SNCRを作動させた。最小量のNO2排出が得られるように、尿素流量を増加させた。この条件では、SNCRに供給されたNO2の僅かに19%しか分解されず、そして供給された尿素のわずかに2%しか消費されなかった。低温燃焼温度および熱反射板を通しての熱損失は、817℃の非常に低いSNCR運転温度をもたらしたが、これはSNCR運転の許容可能な温度よりも十分に低い。この例は、低温燃焼のパラドックスを示している。燃焼温度が低下されると、焼却機中の固有のNOxは低減されるが、しかしながら、低温は、伝統的に設計されたSNCR還元装置を非効率にしてしまう。
例4Aは、焼却機中の温度を制御するための、内部煙道ガス再循環を用いる代わりの、外部の希釈剤の有益な使用を説明している。この例では、温度、および出口酸素比率は、例3Aと同じに保持されるが、しかしながら温度は、外部燃焼供給源からの煙道ガスによって制御される。この例では、カーボンブラック乾燥機排出物が、比較例1Aからの煙道ガスと同様の組成で用いられ、522mg/m2のNOx(乾燥量基準)を含んでいる。このガスは、500℃のボイラーに送られた。例3Aよりも、性能は2つの点で向上する。
例4Bは、例3B中に記載したパラドックスを解決するものである。運転は、1つの重要な変更を行った以外は、例3Bと同じである。尿素溶液を流れ(113)に注入する代わりに、尿素溶液は、噴霧のために少量のFGR(または他のガス)と共に、流れ(107)に同時注入される。通常の焼却機運転(FGRまたは他の希釈剤が流れ(106)に加えられない)では、区域(B)の温度が、SNCR運転には高過ぎるために、このことは効果的ではない。しかしながら、この例では流れ(106)でのFGRは、区域(B)の温度を低温側で907℃に低下させるが、しかしながら、SNCRの許容できる運転ウィンドウ内である。更に、この低温は、SNCRの空洞よりもずっと大きな体積の区域(B)によって相殺されている。区域(B)は、体積が区域(C)の概ね2.5倍であり、そして従って、滞留時間もまた区域(C)の2.5倍である。結果として、尿素変換率(50%)とNOx変換率(60%)のより典型的な効率が観察される。この例は、ボイラーの最適化と最良の構成のSNCRを用いており、全ての例の最少のNOxをもたらし、基本の例1Aよりも84.9%低い。
Claims (27)
- 排ガスの焼却においてNOx排出を低減させる方法であって、
燃焼器温度を有する燃焼器中に排ガスを導入すること、該排ガスはNOx、NOx前駆体、またはその両方を含み、xは正の値である;ならびに
該燃焼器温度を、約950℃〜約1100℃の温度に制御するために、希釈剤を該燃焼器に導入すること、
を含んでなる、方法。 - 前記排ガスが、少なくとも1つのカーボンブラック炉からである、請求項1記載の方法。
- 前記排ガスが、前記燃焼器中で、約0.2秒間〜約5秒間の滞留時間を有する、請求項1または2記載の方法。
- 前記燃焼器からの排出物を、約850℃〜約1100℃の温度を有する、少なくとも1つの選択的非触媒還元装置に送ることを更に含む、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
- 少なくとも1種のNOx還元剤を、前記燃焼器の下流に配置された、少なくとも1つの選択的非触媒還元装置、該燃焼器、またはその両方へと導入することを更に含み、該NOx還元剤またはその分解生成物またはその両方が、NOxと反応して、該少なくとも1つの選択的非触媒還元装置から排出される煙道ガスに含まれる窒素を生成する、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
- 前記希釈剤が、前記少なくとも1つの選択的非触媒還元装置から排出される総煙道ガスの質量速度を基準として、25%以上を含み、かつNOx還元剤の少なくとも一部が、該少なくとも1つの選択的非触媒還元装置中に直接に導入される、請求項1〜5のいずれか1項記載の方法。
- 前記燃焼器に導入された排ガスが、約4質量&以下の水を含み、そして前記希釈剤が、前記少なくとも1つの選択的非触媒還元装置から排出される総煙道ガスの質量速度を基準として30%以上を含み、かつ前記NOx還元剤の少なくとも1部が、前記少なくとも1つの選択的非触媒還元装置中に直接に導入される、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
- 前記煙道ガスが、同じ選択的非触媒還元装置から、前記燃焼器へと再循環され、該選択的非触媒還元装置へ、前記NOx還元剤が、直接に導入される、請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。
- 前記希釈剤が、前記少なくとも1つの選択的非触媒還元装置の前記煙道ガスの少なくとも一部を含み、かつ前記NOx還元剤の少なくとも一部が、前記燃焼器に導入される、請求項1〜8のいずれか1項記載の方法。
- 前記希釈剤が、燃焼供給源からの煙道ガスを含み、かつ随意選択的に、前記NOx還元剤の少なくとも一部が、前記燃焼器中に導入される、請求項1〜9のいずれか1項記載の方法。
- 前記希釈剤が、カーボンブラック乾燥機からの煙道ガスを含み、かつ随意選択的に、前記NOx還元剤の少なくとも一部が前記燃焼器中に導入される、請求項1〜10のいずれか1項記載の方法。
- 前記希釈剤が、200℃超の温度を有するカーボンブラック乾燥機からの煙道ガスを含む、請求項1〜11のいずれか1項記載の方法。
- 前記燃焼器中に、前記排ガス以外の燃料または他の排ガスを導入することを更に含む、請求項1〜12のいずれか1項記載の方法。
- 前記排出物の、前記少なくとも1つの選択的非触媒還元装置への導入の前に、反射板が、排出物温度を約10℃超低下させることを妨げることなく、該排出物が、前記燃焼器から、該少なくとも1つの選択的非触媒還元装置へと送られる、請求項1〜13のいずれか1項記載の方法。
- 前記NOx還元剤が、尿素、アンモニア、またはその両方である、請求項1〜14のいずれか1項記載の方法。
- 前記NOx還元剤が、水性尿素溶液を含む、請求項1〜15のいずれか1項記載の方法。
- 約1200℃の温度で運転された前記燃焼器で得られる前記煙道ガス中のNOxに対して、質量速度を基準として、該煙道ガス中のNOxの少なくとも10%の低下が得られる、請求項1〜16のいずれか1項記載の方法。
- 前記焼却機に導入された前記排ガスが、約40〜約120BTU/標準立法フィート(scf)の正味熱量を有する、請求項1〜17のいずれか1項記載の方法。
- サーマルNOxが、前記排ガスの焼却中に発生する副次的反応である、請求項1〜18のいずれか1項記載の方法。
- 前記排ガスの焼却が、サーマルNOxの実質的な不在で起こる、請求項1〜19のいずれか1項記載の方法。
- 前記排ガスの焼却が、サーマルNOxの形成なしに起こる、請求項1〜20のいずれか1項記載の方法。
- ボイラー体積に対するSNCR体積が、約0.1〜約10の比率である、請求項1〜21のいずれか1項記載の方法。
- 燃焼排ガス中のNOx排出を低減する方法であって、
少なくとも1種の炭化水素の燃焼からの排ガスを、焼却温度を有する焼却機中へ導入すること、該排ガスは、NOxおよびNOx前駆体を含み、xは、正の値である;
希釈剤を、該焼却温度を、約950℃〜約1100℃の温度に制御するために、該焼却機中に導入すること;
該焼却機からの排出物を、約850℃〜約1100℃の温度を有する少なくとも1つの選択的非触媒還元装置へと送ること;
少なくとも1種のNOx還元剤を、該少なくとも1つの選択的非触媒還元装置、該燃焼器、またはその両方に導入すること、該NOx還元剤またはその分解生成物、またはその両方は、NOxと反応して、該少なくとも1つの選択的非触媒反応装置から排出される煙道ガスに含まれる窒素を生成する、
を含んでなる方法。 - 排ガスの焼却におけるNOx排出を低減する方法であって、
排ガスがその中に導入される燃焼器中の空気対燃料比率を制御し、一方で、該燃焼器の火炎温度を、希釈剤注入によって制御することを含み、該排ガスは、NOx、NOx前駆体、またはその両方を含み、xは正の値であり、かつ該燃焼器の排出物の酸素濃度は、燃焼器温度を増大させることなく低下される、
方法。 - 前記燃焼器からの排出物を、少なくとも1つの選択的非触媒還元装置へと送ることを更に含み、該選択的非触媒還元装置から排出された煙道ガスのO2濃度は、約8体積%未満である、請求項24記載の方法。
- 排ガスの焼却のためのボイラー設備であって、
(i)以下の(a)および(b)を受容することが実施可能な燃焼器、
(a)NOx、NOx前駆体、またはその両方を含む排ガス、および
(b)燃焼器温度を、約950℃〜約1100℃に制御するための種類および量の希釈剤、ならびに、
(ii)少なくとも1つの選択的非触媒還元装置およびボイラーを含む少なくとも1つの選択的非触媒還元設備、該還元設備は、該燃焼器から排出される排出物ならびに、NOxと反応可能であって、少なくとも1つの選択的非触媒還元設備から排出される煙道ガスに含まれる窒素を生成する、少なくとも1種のNOx還元剤またはその分解生成物またはその両方、を受容することを実施可能である、
を含んでなるボイラー設備。 - カーボンブラック生成のための設備であって、カーボンブラックおよび排ガスを生成するためのカーボンブラック反応炉、該排ガスからカーボンブラックを分離するためのフィルタ、ならびに排ガスの焼却のための、請求項26記載のボイラー設備、を含んでなる設備。
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