JP2014240784A - 試料保持装置 - Google Patents

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政宣 妹尾
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Abstract

【課題】放射線を用いた測定において、その放射線の光路の途中に、弾性変形可能な試料を、弾性変形させつつ保持して配置する試料保持装置を提供する。【解決手段】試料保持装置1は、X線(放射線)の光路の途中に、線状または帯状の弾性変形可能な試料を、弾性変形させつつ保持して配置する装置であり、装置本体2と、X線が通過可能な開口323が形成され、X線の光路に対してほぼ直交するように設けられた平板部322と、開口323を介して一対で平板部322の同一面に回転可能に設けられ、試料を巻回する滑車324a、324bとを有し、装置本体2に固定された第1の支持部3と、試料の一部を固定する固定部を有し、第1の支持部3に対して接近および離間するように、装置本体2に移動可能に設けられた第2の支持部4とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、試料保持装置に関する。
放射線の一種であるX線の散乱を観察することにより、試料内部の構造(構成)を特定する手法としてX線散乱法が知られている。このX線散乱法には、例えば、特許文献1に記載されたようなX線散乱測定装置が使用される。
かかるX線散乱測定装置では、固定された試料についてのみ測定が可能であるため、弾性変形可能な試料を観察する場合、弾性変形させない状態で観察するか、もしくは、弾性変形させた状態で観察するしか方法がなかった。そのため、現状では、弾性変形可能な試料について、弾性変形させつつ試料を観察することができず、弾性変形させた状態で観察した場合には、引張による挙動変化と、引張緩和による挙動変化の両方を観察していることとなるため、弾性変形時における内部構造を特定することができなかった。
特開2001−356197号公報
本発明の目的は、放射線を用いた測定において、その放射線の光路の途中に、弾性変形可能な試料を、弾性変形させつつ保持して配置する試料保持装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(10)に記載の本発明により達成される。
(1) 放射線の光路の途中に、線状または帯状の弾性変形可能な試料を、弾性変形させつつ保持して配置する試料保持装置であって、
装置本体と、
前記放射線が通過可能な開口が形成され、前記放射線の光路に対してほぼ直交するように設けられた平板部と、前記開口を介して一対で前記平板部の同一面に回転可能に設けられ、前記試料を巻回する滑車とを有し、前記装置本体に固定された第1の支持部と、
前記試料の一部を固定する固定部を有し、前記第1の支持部に対して接近および離間するように、前記装置本体に移動可能に設けられた第2の支持部とを備えることを特徴とする試料保持装置。
(2) 前記試料を前記第1の支持部の前記一対の滑車に巻回し、前記第2の支持部の前記固定部に固定したとき、前記試料の一部が前記平板部の前記開口を横切って、前記放射線の光路に対してほぼ直交するように配置され、
前記第2の支持部を前記第1の支持部に対して接近および離間させることにより、少なくとも前記開口を横切る前記試料の一部が伸縮するよう構成されている上記(1)に記載の試料保持装置。
(3) 前記放射線の光路方向をX軸方向として規定したとき、前記第2の支持部は、前記X軸方向と直交するY軸方向に沿って前記第1の支持部に対して接近および離間するように配置され、前記開口を横切る前記試料の一部は、前記X軸方向およびY軸方向に直交するZ軸方向に沿って伸縮するよう構成されている上記(2)に記載の試料保持装置。
(4) 前記第1の支持部は、さらに、前記平板部を固定する本体部を備え、
前記試料保持装置は、さらに、前記第1の支持部の前記本体部に設けられ、前記第2の支持部により前記試料を伸縮させる際の応力を検出する応力検出手段と、該応力検出手段の検出結果に基づいて、前記平板部の前記第2の支持部に対するY軸方向の位置を調整する位置調整手段とを備える上記(3)に記載の試料保持装置。
(5) 前記第1の支持部および前記第2の支持部は、さらに、前記Y軸方向周りに回転可能に設けられ、前記位置調整手段は、前記第1の支持部および前記第2の支持部の前記Y軸方向周りの位置を調整する機能を備える上記(4)に記載の試料保持装置。
(6) 前記試料は、環状をなし、
前記第2の支持部の前記固定部は、ピンと、該ピンに対して前記試料を押圧する押圧部材とを備える上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の試料保持装置。
(7) 前記第2の支持部は、さらに、前記第1の支持部の前記平板部とほぼ同一平面上に配置され、前記ピンを固定する平板部と、
前記ピンを介して一対で前記平板部の同一面に回転可能に設けられ、前記試料を巻回する滑車とを有する上記(6)に記載の試料保持装置。
(8) 前記ピンは、前記一対の滑車の間に位置する上記(7)に記載の試料保持装置。
(9) さらに、少なくとも前記第1の支持部および前記第2の支持部の周囲を覆うカバー部材を備える上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の試料保持装置。
(10) 前記放射線は、X線である上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の試料保持装置。
本発明によれば、放射線の光路の途中の正確な位置に、弾性変形可能な試料を、弾性変形させつつ保持することができる。そのため、この弾性変形する試料の内部構造を簡便かつ正確に特定することができる。
本発明の試料保持装置が用いられるX線散乱測定装置の一例を示す概略図である。 本発明の試料保持装置を示す側面図である。 図2に示す試料保持装置の上面図である。 図2に示す試料保持装置が備える第1の支持部および第2の支持部を拡大して示す側面図である。 シリカナノフィラーが分散したシリコーンゴムを試料とした際に、試料のX線画像から解析されるシリカナノフィラーのZ軸方向における平均長さと、試料の歪み量との関係を示すグラフである。 図5の試料の応力−歪み曲線を示すグラフである。
以下、本発明の試料保持装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の試料保持装置が用いられるX線散乱測定装置の一例を示す概略図、図2は、本発明の試料保持装置を示す側面図、図3は、図2に示す試料保持装置の上面図、図4は、図2に示す試料保持装置が備える第1の支持部および第2の支持部を拡大して示す側面図である。なお、図2〜図4では、一部の部材を断面で示してある。
まず、本発明の試料保持装置について説明するのに先立って、この試料保持装置が用いられるX線散乱測定装置の概略について説明する。
図1に示すX線散乱測定装置100は、X線発生装置200と、X線処理室300と、入射モノクロメータ室400と、試料室500と、アナライザ室600と、X線検出器700とを有する。なお、X線発生装置200から入射モノクロメータ室400までと、アナライザ室600からX線検出器700までとのX線(放射線)の光路は、それぞれ、減圧状態(真空状態)に維持されている。
図1において、X線の光路方向(図中の左右方向)がX軸方向、紙面斜め前後方向がY軸方向、紙面上下方向がZ軸方向であり、これらの方向は、互いに直交している。
X線発生装置200は、X線を発生するX線源と、X線源を覆うハウジングとを有している。X線源から発生したX線は、ハウジングに設けられた窓部を介して外部へ取り出される。
また、X線発生装置200は、窓部を開閉するシャッター手段を備えており、このシャッター手段により、X線発生装置200からのX線の外部への放出および遮断(遮蔽)を行う。
X線発生装置200から放出されたX線は、X線処理室300に入射する。X線処理室300の内部には、互いに垂直に接合された一対のX線反射ミラーで構成されるX線平行化ミラーが設けられている。
入射したX線は、X線反射ミラーのミラー面(反射面)で回折され、平行X線ビームとなってX線平行化ミラーから出射する。なお、この平行X線ビームは、強度が非常に強く、X線散乱測定に適したものとなる。
この平行X線ビームは、入射モノクロメータを備える入射モノクロメータ室400内、試料室500内、アナライザを備えるアナライザ室600内に、順次、入射する。試料室500内には、測定対象である試料Sが、本発明の試料保持装置によって保持され、配置される。
入射モノクロメータは、試料Sへ入射するX線を単色化及びXY平面内で平行化する機能を有する。また、アナライザは、平行X線ビームが入射した(照射された)際に、試料Sから発生した散乱X線から特定波長成分を選択してX線検出器700へ向かわせる機能を有し、かかる機能を発揮させる必要がない場合には、その機能を停止し得るよう構成されている。これらの入射モノクロメータおよびアナライザは、それぞれ、チャネルカット結晶で構成されている。
X線検出器700は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、SC(Scintillation Counter)等で構成されている。このX線検出器700は、X線取込み口から取り込んだX線をX線強度信号として出力する。
また、アナライザ室600とX線検出器700との間の連結部には、窓部を開閉するシャッター手段が設けられており、このシャッター手段により、試料Sから発生した散乱X線のX線検出器700への放出および遮断(遮蔽)を行う。シャッター手段のシャッター速度は、特に限定されないが、20〜100回/sec程度であるのが好ましく、30〜70回/sec程度であるのがより好ましい。かかるシャッター速度でX線画像を撮像することにより、高速で伸縮する試料Sの内部構造をより正確に特定(測定)することができる。
なお、X線検出器700としてCCDを用いた場合、CCDに、試料Sを透過した平行X線ビームが直接入射せず、散乱X線が選択的に入射するように、CCDの直前に試料Sと同形状のX線遮蔽板が配置される。
このようなX線散乱測定装置100において、本発明の試料保持装置が用いられる。すなわち、試料室500内における試料Sの保持に、本発明の試料保持装置が用いられる。
なお、本発明の試料保持装置では、線状または帯状(本実施形態では、環状)の弾性変形可能な試料Sが保持され、かかる形状の試料Sを保持することができるよう構成されている。
図2および図3に示す試料保持装置1は、装置本体2と、装置本体2に固定された第1の支持部3と、装置本体2に対してスライド(移動)可能に設けられた第2の支持部4と、第2の支持部4を装置本体2に対してスライドさせる駆動手段5と、特に、第1の支持部3のX線散乱測定装置100内での位置を調整する位置調整手段6と、試料保持装置1の作動を制御する制御手段7とを備えている。
かかる構成の試料保持装置1では、図4に示すように、第1の支持部3と第2の支持部4との間で、試料Sを保持し得るよう構成されている。そして、第2の支持部4は、駆動手段5の駆動(作動)により、第1の支持部3に対して接近および離間するよう構成されており、これにより、第1の支持部3と第2の支持部4との間に保持された試料Sが伸縮する。すなわち、第1の支持部3のX軸方向における接近・離間運動により、試料Sが伸縮運動するように構成されている。
以下、試料保持装置1の各部について、順次説明する。
装置本体2は、底部21と、この底部21に立設された右壁部22、中央壁部23および左壁部24と、底部21に立設され、中央壁部23と左壁部24とを接続する一対の側壁部25、26と、中央壁部23、左壁部24および側壁部25、26で画成される空間20を塞ぐ天板部27とを有する。
したがって、中央壁部23、左壁部24、側壁部25、26および天板部27は、全体として箱状をなしており、この内部の空間20内に、駆動手段5の一部が収納されている。
底部21、右壁部22、中央壁部23、左壁部24、側壁部25、26および天板部27のうちの一部の部材は、一体的に形成されていてもよい。また、これらの全てが別部材で構成され、ネジ止め、溶接等の方法により、互いに組み立てられていてもよい。
また、右壁部22と中央壁部23との間には、一対の固定棒28、28が設けられ、右壁部22および中央壁部23の上部のX軸方向の両側に固定されている。これにより、装置本体2の強度の向上が図られ、試料保持装置1を作動させた際にも、装置本体2が変形するのを防止することができる。
このような装置本体2の各部の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、軽量化のためのアルミ合金やジュラルミン、ステンレス等が挙げられる。
装置本体2の右壁部22には、その左側面に、第1の支持部3がネジ止め等の方法により固定されている。
図2に示すように、第1の支持部3は、右壁部22に固定された本体部31と、本体部31より左側に設けられたヘッド部32と、ヘッド部32と本体部31とを連結し、ヘッド部32を本体部31に対して固定する連結部(固定部)33とで構成されている。
本体部31は、本実施形態では、円柱状のブロック体で構成され、その内部には、応力検出手段8が設けられている。応力検出手段8は、第2の支持部4により試料Sを伸縮させる際に、試料Sに付加される応力を検出することができる。
この応力検出手段8は、各種応力検出装置で構成することができ、例えば、ロードセル(新菱社製、「SR602−50N」)により構成され、制御手段7に電気的に接続されている。
図4に示すように、ヘッド部32は、円柱部321と、この円柱部321の左側に一体的に形成された平板部322とを有している。
平板部322は、X線の光路(X軸方向)に対してほぼ直交するように設けられており、そのほぼ中央部に、X線が通過可能な開口323が形成されている。この開口323を介して、平板部322の同一面(図4の紙面手前側の面)には、一対の滑車324a、324bが回転可能に設けられている。各滑車324a、324bの周面には、湾曲状をなす溝が形成されており、この溝に試料Sを挿入することにより、滑車324a、324bに試料Sを巻回することができる。
また、滑車324a、324bの一部は、第1の支持部3の側面視において、開口323と重なり、滑車324a、324bの中心軸(回転中心)を結ぶ線分は、Z軸方向とほぼ平行となっている。このため、滑車324a、324bに試料Sを巻回すると、図4に示すように、試料Sの一部は、Z軸方向に沿って開口323を横切るように配置される。すなわち、試料Sの一部は、X線の光路(X軸方向)に対して、ほぼ直交するように配置される。
開口323のサイズ(開口面積)は、試料Sに傾いて入射するX線ビームが妨げられない様に、試料Sと平板部322の間の距離および入射ビームの大きさに応じて設定する。試料Sに対するX線ビームの入射角は、特に限定されないが、±30度程度であるのが好ましく、±60度程度であるのがより好ましい。なお、試料Sに対するX線ビームの入射角は、試料保持装置1をZ軸周りに回転させたとき、または、ヘッド部32とヘッド部42とをY軸周りに回転し得る機構を用いて回転させたときにおける、入射するX線ビームとX軸とのなす角度のことを言う。
また、滑車324a、324bの直径、厚みおよび間隔は、試料Sから散乱されたX線ビームが妨げられないように設定する。
なお、第1の支持部3の各部の構成材料としては、例えば、装置本体2で挙げたのと同様のものを用いることができる。
このような第1の支持部3に対向し、かつ、この第1の支持部3に接近および離間可能に第2の支持部4が設けられている。
第2の支持部4は、本体部41と、この本体部41の右側端部に固定されたヘッド部42とを有している。
本体部41は、固定板411と、固定板411の左側面に接続(固定)された一対の稼動棒412、412とで構成されている。稼動棒412、412は、装置本体2の中央壁部23に、Z軸方向に沿って形成された貫通孔231に挿通され、その左側端部が空間20内に位置している。
また、稼動棒412、412の左側端部は、駆動手段5の一部(稼動板53)に固定されており、駆動手段5が駆動することにより、本体部41(第2の支持部4)がY軸方向に沿ってスライド(往復動)可能となっている。
図2〜4に示すように、ヘッド部42は、平板部421と、平板部421と本体部41の固定板411とを連結し、平板部421を固定板411に対して固定する連結部(固定部)422とを有している。
平板部421は、第1の支持部3の平板部322とほぼ同一平面上に配置されている。平板部421の同一面(図4の紙面手前側の面)には、一対の滑車423a、423bが回転可能に、固定ピン424が固定的に設けられている。各滑車423a、423bの周面には、湾曲状をなす溝が形成されており、この溝に試料Sを挿入することにより、滑車423a、423bに試料Sを巻回することができる。
また、滑車423a、423bの中心軸(回転中心)を結ぶ線分は、Z軸方向とほぼ平行となっており、固定ピン424は、滑車423aと滑車423bとの間であって、前記中心軸を結ぶ線分より左側に、さらに前記中心軸に平行な滑車423a、423bの外周に接する線分より右側に位置している。このため、滑車423a、423bに試料Sを巻回すると、図4に示すように、試料Sは、固定ピン424より左側に配置される。
連結部422は、平板部421と一体的に形成された筒状部425と、この筒状部425に対してスライド(移動)可能に設けられたスライドピン426とを備えている。
筒状部425が有する内腔は、Y軸方向の途中で縮径しており、この縮径部425aにスライドピン426が挿通されている。スライドピン426の左側端部には、環状のフランジ426aが突出して形成されており、このフランジ426aが縮径部425aの左側に形成された段差部425bに当接することにより、右側への移動が規制され、スライドピン426の筒状部425からの脱落が防止される。
筒状部425の内腔の左側端部には、固定板411を貫通して、ネジ427が螺合により挿入されている。また、筒状部425の内腔には、スライドピン426とネジ427との間に圧縮状態のコイルバネ428が設けられている。このコイルバネ428により、スライドピン426は、右側に向かって付勢されている。
このような構成において、滑車423a、423bに巻回された試料Sは、スライドピン(押圧部材)426によって固定ピン424に向かって押圧され、これらの間に挟持される。これにより、試料Sは、第2の支持部4に一点で固定される。すなわち、本実施形態では、固定ピン424とスライドピン426の右側端部とにより、第2の支持部4の固定部が構成されている。
第1の支持部3および第2の支持部4に試料Sを保持した状態で、第2の支持部4を第1の支持部3に対して接近および離間(第2の支持部4をY軸方向に沿って移動)させる操作を行うと、試料Sは、第2の支持部4の固定部で固定された状態で全体的に伸縮するようになる。
このとき、仮に、試料Sが第1の支持部3および第2の支持部4のいずれにも固定されていないと、かかる操作を繰り返すと、試料Sが時計回りまたは反時計周りに回転してしまう。このため、試料Sの第1の支持部の開口323を横切る部分が経時的に変化することになる。すなわち、試料Sの異なる部位に、X線を照射して観察することとなるため、試料Sの内部構造を正確に特定することができない。
これに対して、試料保持装置1では、試料Sを固定ピン424とスライドピン426とにより挟持して、第2の支持部4に対して固定するので、前記操作を繰り返しても試料Sの回転が防止され、試料Sの開口323を横切る部分が経時的に変化しないため、試料Sの内部構造の正確な特定が可能となる。
特に、試料Sは、第2の支持部4に一点で固定され、さらに、滑車324a、324b、423a、423bに巻回されているので、試料Sは、図4中の上下においてほぼ等しい力(引張力および弛緩力)で伸縮する。このため、試料Sを、第2の支持部4に固定した点と対向する位置、すなわち、試料Sの第1の支持部の開口323を横切る部分のほぼ中央の位置(中点)を中心に、Z軸方向に沿って伸縮させることができる。
また、試料保持装置1では、第2の支持部4の往復動によるY軸方向に沿った試料Sに対する引張力を、開口323における試料SのZ軸方向に沿って伸張させる力に変更することができる。このため、試料保持装置1の各部をXY平面に配置することができ、試料保持装置1の高さ方向(Z軸方向)への大型化を防止することができる。
なお、滑車423a、423bの直径は、滑車324a、324bの直径とほぼ等しく設定される。
また、第2の支持部4の各部の構成材料としては、例えば、装置本体2で挙げたのと同様のものを用いることができる。
このような第2の支持部4は、装置本体2に対して駆動手段5によりスライド(往復動)可能となっている。
駆動手段5は、モーター51と、モーター51に接続されたボールネジ52と、ボールネジ52が螺合、挿通された稼動板53とを有している。
モーター51は、正逆回転可能なモーターであり、例えば、サーボモーター等で構成されている。このモーター51の回転速度は、特に限定されないが、1〜3000rpm程度であるのが好ましく、2〜2000rpm程度であるのがより好ましい。
かかる回転速度で回転可能なモーター51を用いることにより、1〜1500mm/sec程度で、好ましくは、1〜1000mm/sec程度で、第2の支持部4を第1の支持部3に対して接近および離間させるように設定可能である。かかる範囲のように、第2の支持部4を第1の支持部3に対して高速で接近および離間させることにより、高速で試料Sを伸縮させることができる。その結果、より広い範囲の変形速度において試料Sの変形速度あるいは応力に依存した内部構造の変化を観察(特定)することができるとともに、試料Sの内部構造の変化を、伸張時における変化と収縮時における変化とに分離して測定することが可能であるという利点もある。
モーター51は、左壁部24の左側面にネジ止め等により固定されており、その回転軸511は、左壁部24に形成された貫通孔241に挿通されている。回転軸511の右側端部には、接続部59を介して、ボールネジ52が同心的に固定され、ボールネジ52には、稼動板53が螺合している。
このため、モーター51が回転すると、回転軸511に接続されたボールネジ52が回転し、これにより、稼動板53は、それ自体が回転することなく、モーター51(ボールネジ52)の回転方向に応じて、前進(右方向への移動)および後退(左方向への移動)する。
稼動板53は、平面視で正方形をなす平板状の部材で構成され、そのX軸方向において、図示しないリニアベアリングを用いて支持されている。これにより、稼動板53のY軸方向に対する正確な往復動を可能とする。
また、稼動板53は、一対の側壁部25、26、底部21、天板部27、左壁部24および中央壁部23で形成される閉空間内に収納されており、この閉空間内を稼動板53が往復動する。そのため、往復動する稼動板53に測定者の手指が挟まれたり、異物が閉空間内に混入するのを的確に防止することができる。
この稼動板53の右側面に、第2の支持部4の稼動棒412、412の左側端部が固定されている。稼動板53がY軸方向に沿ってスライド(移動)することにより、第2の支持部4全体がY軸方向に沿ってスライド(移動)する。
なお、ボールネジ52、稼動板53および接続部59の構成材料としては、例えば、装置本体2で挙げたのと同様のものを用いることができる。
装置本体2の下方には、上述した各部のX線散乱測定装置100での位置を調整する位置調整手段6が設けられている。この位置調整手段6は、X軸方向における位置調整を行うXステージ61と、Y軸方向における位置調整を行うYステージ62と、Z軸方向における位置調整を行うZステージ63とを有している。
各ステージ61、62、63は、制御手段7に電気的に接続され、試料保持装置1をX線散乱測定装置100にセットした際に、制御手段7の制御により、第1の支持部3の開口323がX線の光路と一致するように位置調整を行う。
また、試料Sの内部構造の特定(測定)を開始すると、試料Sの伸縮に伴って、試料Sに応力が掛ることに起因して、応力検出手段8に接続した連結部33が僅かに移動するため試料SのY軸方向に移動する場合がある。そのため、第1の支持部3の開口323に位置する試料SとX線の光路との間に位置ズレが生じることがある。
そこで、Xステージ61およびYステージ62は、かかる位置ズレを補正すべく、第1の支持部3に設けられた応力検出手段8による試料Sに付加された応力の検出結果に基づいて、試料Sの測定期間においても、第1の支持部3の開口323がX線の光路と一致するように常に位置調整(位置補正)を行っている。これにより、試料Sの内部構造をより正確な測定を行うことができる。
なお、試料SのY軸方向に対する位置ズレは、測定する試料Sの材質等により固有の大きさとなっている。したがって、試料Sの位置ズレの大きさと応力検出手段8に掛る応力の大きさとの関係を予め測定しておき、この測定結果に基づいて、応力検出手段8に掛る応力の大きさに応じて、試料Sの位置ズレの大きさを予測し、Xステージ61およびYステージ62により、第1の支持部3を位置補正することで、試料Sを必ず開口323を通過するX線の光路上に位置させることができるようになる。また、この位置調整は応力検出手段8の出力と試料の移動量の関係を予め調べておくことにより、電気制御で自動的に行ってもよい。
さらに、本実施形態では、第1の支持部3および第2の支持部4は、Y軸方向周りに回転可能に設けられている。これら第1の支持部3および第2の支持部4は、制御手段7に電気的に接続され、試料保持装置1をX線散乱測定装置100にセットした際に、制御手段7の制御により、第1の支持部3の開口323がX線の光路と一致するように位置調整を行う。特に、試料Sとして結晶性のものを用い、その回折反射を解析に用いる場合、子午線上の回折反射がブラッグ条件を満たして対応する構造の情報を得る必要があるが、かかる構成とすることにより、入射されるX線ビームと試料Sから回折反射されるXビームとの双方を、開口323を通過させることができる。
また、この位置調整手段6、および、前述した駆動手段5のモーター51および応力検出手段8が、制御手段7に電気的に接続されている。制御手段7は、例えば、パーソナルコンピュータ等で構成され、これに接続された各部(試料保持装置1)の作動を制御する。
以上のような試料保持装置1を用いて、試料Sに対するX線散乱測定は、次のようにして行われる。
[1] まず、試料保持装置1をX線散乱測定装置100(試料室500)から取り出す(引き出す)。
[2] 次に、試料Sを、第1の支持部3の滑車324a、324bおよび第2の支持部4の滑車423a、423bに巻回するとともに、第2の支持部4の固定ピン424とスライドピン426とで試料Sの一部を挟持する。これにより、試料Sは、第2の支持部4に固定される。
[3] この状態で、試料保持装置1をX線散乱測定装置100に戻す(セットする)。
[4] 次に、制御手段7を作動させ、Xステージ61、Yステージ62およびZステージ63を制御することにより、第1の支持部3の開口323がX線の光路と一致するように位置調整を行う。
[5] その後、X線散乱測定装置100を作動させ、X線発生装置200において、X線を発生させる。このとき、X線発生装置200のシャッター手段を開放した状態とする。
X線発生装置200において発生したX線は、X線処理室300において平行X線ビームとされ、入射モノクロメータ室400、試料室500およびアナライザ室600を介して、X線検出器700に入射する。
なお、試料室500内において、平行X線ビームは、試料保持装置1に保持された試料Sに照射される。
また、X線検出器700をCCDで構成する場合には、後述する試料Sの伸縮の速度に応じて、アナライザ室600とX線検出器700との間の連結部に配置させたシャッター手段のシャッター速度を調整する。
[6] 次に、制御手段7の制御により、モーター51を、所定の回転数および周期で、正回転および逆回転させる。これにより、このモーター51に接続されたボールネジ52が回転し、稼動板53がY軸方向に沿って、所定の速度で往復動する。
稼動板53が往復動することにより、これに接続された第2の支持部4も、Y軸方向に沿って、所定の速度で往復動し、試料Sが伸縮する。特に、開口323を横切る試料Sの一部は、Z軸方向に沿って伸縮する。
上記の平行X線ビームは、この伸縮する試料Sに照射されるため、試料保持装置1を用いることにより、弾性変形する試料Sを時系列的に観察することができるため、その内部構造を特定することが可能である。なお、試料Sの弾性変形が完全である必要は無い。伸長後に収縮した際、完全に元に戻らず塑性変形を伴うものでも本発明に使用可能である。
また、本実施形態では、滑車324aと滑車324bとの間隔、および滑車423aと423bとの間隔が等しく設定され、さらに滑車423aと423bとの間でスライドピン426および固定ピン424を用いて試料Sが固定されている。そのため、試料Sの伸縮によっても、試料Sにおける平行X線ビームの照射位置が位置ズレすることが的確に抑制または防止される。
ここで、生成する内部構造には、変形速度依存性あるいは応力依存性がある。いずれの依存性が本質かを調べるためには、変形しながら歪みと応力を記録し、さらに、広い範囲の変形速度での測定を行う必要があるが、試料保持装置1を用いることにより、変形速度を高速にすることが可能となる。これは、上述のとおり、試料保持装置1では、第2の支持部4のY軸方向における往復動を、試料SのZ軸方向における伸縮動に変換していることで、第1の支持部3が備える連結部33を支持している本体部31が有する応力検出手段(ロードセル)8に、ヘッド部32と連結部33の運動による慣性応力が印加されない構造となっていることによる。さらに、試料Sの伸縮によっても、試料Sにおける平行X線ビームの照射位置の位置ズレが的確に抑制または防止されていることによる。
また、このとき、応力検出手段8は、試料Sに付加された応力を検出しており、この検出結果に基づいて、制御手段7は、Xステージ61およびYステージ62を制御して、試料SがX線の光路からズレないように位置補正を行う。
例えば、試料Sとして、シリカナノフィラーが分散したシリコーンゴムを試料として用いると、内部構造として、シリコンナノフィラーの分散凝集構造の特定を行うことができる。
具体的には、試料Sを伸張させる過程において、X線検出器700で撮像されたX線画像から解析されるシリカナノフィラーのZ軸方向における平均長さと、試料Sの歪み量とをプロットすると、図5に示すようなグラフを描くことができる。
一方、この過程における試料Sの応力−歪み曲線は、図6に示すグラフとして示され、両図に示されるグラフの形状が相関することが判る。
各グラフにおいて、試料SがIの状態からIVの状態に至る過程において、試料Sの内部構造(シリカナノフィラーの分散凝集構造)は、以下に示すように変化しているものと考えられる。
すなわち、まず、Iの状態からIIの状態に至る過程では、シリカナノフィラーを含むネットワークを切断するため、試料Sの伸張に非常に大きな応力を必要とし、また、この過程では、シリカナノフィラー自体も伸張されるため、そのZ軸方向における平均長さも大きく変化する。
次に、IIの状態からIIIの状態に至る過程では、シリカナノフィラーを含むネットワークが既に切断(破壊)されているため、シリコーンゴムの弾性に応じた比較的小さな応力を必要とし、また、この過程においては、シリカナノフィラー自体は、それほど伸張されないため、そのZ軸方向における平均長さの変化率も小さい。
さらに、IIIの状態からIVの状態に至る過程では、シリコーンゴムの分子同士の架橋の切断および再度シリカナノフィラーの伸張を要するため、若干大きな応力を必要とし、また、この過程でも、シリカナノフィラー自体も伸張されるため、そのZ軸方向における平均長さの変化率も大きくなる。
以上のように、弾性変形する試料Sの保持に試料保持装置1を用いることで、試料Sが弾性変形する際に発生した散乱X線を、X線検出器700において経時的に観察することができるため、弾性変形する試料Sの内部構造を正確に特定することができる。
なお、試料保持装置1は、図2および図3において一点鎖線で示すように、少なくとも第1の支持部3および第2の支持部4の周囲を覆うカバー部材9を備えていてもよい。かかるカバー部材9を設けることにより、カバー部材9内に温度調節手段を設けることで、カバー部材9内を所望の温度に保つことができるようになる。したがって、かかる構成とすることで、試料Sの内部構造の変化に対する環境温度変化による影響を排除することができるようになる。また、異なる温度で試料Sの弾性変形を観察することにより、試料Sにおける内部構造の変化の温度依存性を観察することができるようになる。
以上、本発明の試料保持装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、試料保持装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
例えば、第2の支持部4においては、一対の滑車423a、423bを省略することができる。また、試料Sが閉じた環状でなく、線状をなす場合には、第2の支持部4には、固定部として、試料Sの両端部をそれぞれ把持する2つの把持部を設けるようにしてもよい。ただし、前記実施形態のように、滑車324aおよび滑車324bを有するものとし、滑車324aと滑車324bとの間隔、および滑車423aと423bとの間隔を等しく設定して、さらに滑車423aと423bとの間でスライドピン426および固定ピン424を用いて試料Sを固定する構成とすることで、試料Sの伸縮によっても、試料Sにおける平行X線ビームの照射位置が位置ズレすることを的確に抑制または防止することができる。
また、前記実施形態では、放射線の一例としてX線を代表に説明したが、これに限定されず、放射線としては、例えば、中性子線、陽子線等であってもよい。
1 試料保持装置
2 装置本体
20 空間
21 底部
22 右壁部
23 中央壁部
231 貫通孔
24 左壁部
241 貫通孔
25、26 側壁部
27 天板部
28 固定棒
3 第1の支持部
31 本体部
32 ヘッド部
321 円柱部
322 平板部
323 開口
324a、324b 滑車
33 連結部
4 第2の支持部
41 本体部
411 固定板
412 稼動棒
42 ヘッド部
421 平板部
422 連結部
423a、423b 滑車
424 固定ピン
425 筒状部
425a 縮径部
425b 段差部
426 スライドピン
426a フランジ
427 ネジ
428 コイルバネ
5 駆動手段
51 モーター
511 回転軸
52 ボールネジ
53 稼動板
59 接続部
6 位置調整手段
61 Xステージ
62 Yステージ
63 Zステージ
7 制御手段
8 応力検出手段
9 カバー部材
S 試料
100 X線散乱測定装置
200 X線発生装置
300 X線処理室
400 入射モノクロメータ室
500 試料室
600 アナライザ室
700 X線検出器

Claims (10)

  1. 放射線の光路の途中に、線状または帯状の弾性変形可能な試料を、弾性変形させつつ保持して配置する試料保持装置であって、
    装置本体と、
    前記放射線が通過可能な開口が形成され、前記放射線の光路に対してほぼ直交するように設けられた平板部と、前記開口を介して一対で前記平板部の同一面に回転可能に設けられ、前記試料を巻回する滑車とを有し、前記装置本体に固定された第1の支持部と、
    前記試料の一部を固定する固定部を有し、前記第1の支持部に対して接近および離間するように、前記装置本体に移動可能に設けられた第2の支持部とを備えることを特徴とする試料保持装置。
  2. 前記試料を前記第1の支持部の前記一対の滑車に巻回し、前記第2の支持部の前記固定部に固定したとき、前記試料の一部が前記平板部の前記開口を横切って、前記放射線の光路に対してほぼ直交するように配置され、
    前記第2の支持部を前記第1の支持部に対して接近および離間させることにより、少なくとも前記開口を横切る前記試料の一部が伸縮するよう構成されている請求項1に記載の試料保持装置。
  3. 前記放射線の光路方向をX軸方向として規定したとき、前記第2の支持部は、前記X軸方向と直交するY軸方向に沿って前記第1の支持部に対して接近および離間するように配置され、前記開口を横切る前記試料の一部は、前記X軸方向およびY軸方向に直交するZ軸方向に沿って伸縮するよう構成されている請求項2に記載の試料保持装置。
  4. 前記第1の支持部は、さらに、前記平板部を固定する本体部を備え、
    前記試料保持装置は、さらに、前記第1の支持部の前記本体部に設けられ、前記第2の支持部により前記試料を伸縮させる際の応力を検出する応力検出手段と、該応力検出手段の検出結果に基づいて、前記平板部の前記第2の支持部に対するY軸方向の位置を調整する位置調整手段とを備える請求項3に記載の試料保持装置。
  5. 前記第1の支持部および前記第2の支持部は、さらに、前記Y軸方向周りに回転可能に設けられ、前記位置調整手段は、前記第1の支持部および前記第2の支持部の前記Y軸方向周りの位置を調整する機能を備える請求項4に記載の試料保持装置。
  6. 前記試料は、環状をなし、
    前記第2の支持部の前記固定部は、ピンと、該ピンに対して前記試料を押圧する押圧部材とを備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載の試料保持装置。
  7. 前記第2の支持部は、さらに、前記第1の支持部の前記平板部とほぼ同一平面上に配置され、前記ピンを固定する平板部と、
    前記ピンを介して一対で前記平板部の同一面に回転可能に設けられ、前記試料を巻回する滑車とを有する請求項6に記載の試料保持装置。
  8. 前記ピンは、前記一対の滑車の間に位置する請求項7に記載の試料保持装置。
  9. さらに、少なくとも前記第1の支持部および前記第2の支持部の周囲を覆うカバー部材を備える請求項1ないし8のいずれか1項に記載の試料保持装置。
  10. 前記放射線は、X線である請求項1ないし9のいずれか1項に記載の試料保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110213993A (zh) * 2017-01-18 2019-09-06 株式会社岛津制作所 巡诊用x射线装置

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