JP2014240678A - 電動リニアアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ねじ軸の回転を防止してボールねじの作動ロックを回避すると共に、過大な荷重が負荷されても強度・耐久性を向上させた電動リニアアクチュエータを提供する。
【解決手段】減速機構6を介して回転運動を駆動軸7の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構8を備えた電動リニアアクチュエータ1において、ハウジング2bの袋孔12にカップ状のスリーブ17が嵌挿され、このスリーブ17の内周に軸方向に延びる凹溝17aが形成され、これにねじ軸10の端部に植設された係止ピン15が係合されて当該ねじ軸10が回り止めされると共に、スリーブ17とハウジング2bの袋孔12との間にトレランスリング31がシメシロを持って介装され、このトレランスリング31が周方向に沿って等間隔で複数の波形部分が径方向に突出して形成され、これら波形部分が、環状部と、この環状部間に形成された凸状部で構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般産業用の電動機、自動車等の駆動部に使用されるボールねじ機構を備えた電動リニアアクチュエータ、詳しくは、自動車のトランスミッションやパーキングブレーキ等で、電動モータからの回転入力をボールねじ機構を介して駆動軸の直線運動に変換する電動リニアアクチュエータに関するものである。
各種駆動部に使用される電動リニアアクチュエータにおいて、電動モータの回転運動を軸方向の直線運動に変換する機構として、台形ねじあるいはラックアンドピニオン等の歯車機構が一般的に使用されている。これらの変換機構は、滑り接触部を伴うため動力損失が大きく、電動モータの大型化や消費電力の増大を余儀なくされている。そのため、より効率的なアクチュエータとしてボールねじ機構が採用されるようになってきた。
従来の電動リニアアクチュエータとしては、例えば、ハウジングに支持された電動モータにより、ボールねじを構成するナットを回転駆動し、このナットに内挿されたボールねじ軸を軸方向駆動することによってボールねじ軸に結合された出力部材を軸方向に変位可能としている。ボールねじ機構は、摩擦が非常に低く、出力部材側に作用するスラスト荷重によって簡単にナットが回転してしまうので、電動モータが停止時に出力部材を位置保持する必要がある。
そこで、例えば、電動モータにブレーキ手段を設けたり、あるいは伝達手段としてウォームギアのような低効率なものを設けたりすることがなされているが、その代表的なものとして、図9に示すような電動リニアアクチュエータが知られている。この電動リニアアクチュエータ50は、回転運動を直線運動に変換するボールねじ51を備えたアクチュエータ本体52と、電動モータ53の回転運動をアクチュエータ本体52に伝達する歯車減速機構54と、歯車減速機構54を構成する第1歯車55に係合してアクチュエータ本体52を位置保持する位置保持機構56とを備えている。
ボールねじ51は、外周面に螺旋状のねじ溝57aが形成され、出力軸としてのねじ軸57と、このねじ軸57に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝58aが形成されたナット58と、対向する両ねじ溝57a、58aによって形成された転動路に転動自在に収容された多数のボール59とを備えている。
アクチュエータ本体52は、ハウジング60の内周に、ナット58が一対の玉軸受61、62を介して回転自在に支持されると共に、ねじ軸57が、ハウジング60に対して相対回転不能で、かつ軸方向に移動自在に支持されている。そして、ナット58が歯車減速機構54を介して回転駆動されることにより、ねじ軸57が直線運動に変換される。
歯車減速機構54は、電動モータ53のモータ軸53aに固定された小径の平歯車からなる第1歯車55と、この第1歯車55に噛合し、ナット58の外周に一体に形成された大径の平歯車からなる第2歯車63とから構成されている。
位置保持機構56は、第1歯車55に対して係脱自在に設けられているロック部材としてのシャフト64と、このシャフト64を第1歯車55に対して係脱する方向に駆動する駆動手段としてのソレノイド65とを備えている。シャフト64は棒状をなし、ソレノイド65によって直線駆動され、その先端部が受部66に係脱するようになっている。このように、ソレノイド65を制御することにより、シャフト64が第1歯車55に係合して回転が阻止されるので、振動荷重が作用した場合においても、係合面が滑ることなく安定してアクチュエータ本体52のねじ軸57を位置保持することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−156416号公報
こうした従来の電動リニアアクチュエータ50では、ソレノイド65を制御することにより、シャフト64が第1歯車55に係合して回転が阻止されるので、振動荷重が作用した場合においても、係合面が滑ることなく安定してアクチュエータ本体52のねじ軸57を位置保持することができる特徴を備えている。
然しながら、この種の電気的な制御によって必要な作動が得られる電動リニアアクチュエータ50では、バッテリー電圧の降下により電源供給ができない状態になった場合、電動リニアアクチュエータ50の制御が不能になることが考えられる。この場合、ねじ軸57が押される側の荷重を受けた状況において、ソレノイド65や電動モータ53が作動不能となった場合は、ナット58回りの慣性モーメントにより回転し続けるためねじ軸57が直動する。この結果、ねじ軸57がハウジング60の内壁に衝突して作動ロックの状態となり、電動モータ53での復帰ができなくなってしまう恐れがある。
本発明は、こうした従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ねじ軸の回転を防止してボールねじの作動ロックを回避すると共に、回り止め機構にトルクリミッタ機能を設けてトルクを逃がすフェールセーフに着眼し、過大な荷重が負荷されても強度・耐久性を向上させた電動リニアアクチュエータを提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ハウジングと、このハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータの回転力を、モータ軸を介して伝達する減速機構と、この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、外周に前記減速機構を構成する出力歯車が固定され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されて前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動リニアアクチュエータにおいて、前記ハウジングに前記ねじ軸を回り止めするためのスリーブが嵌挿され、このスリーブの円筒部と前記ハウジングの円筒部との間に形成される環状空間に弾性部材が介装され、この弾性部材が、最大トルクが負荷されても前記スリーブとハウジングが周方向に回転せず、かつ過大トルクが負荷された時に前記スリーブとハウジング間が周方向に回転する。
このように、電動モータの回転力を伝達する減速機構と、この減速機構を介して電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、ボールねじ機構が、ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、外周に減速機構を構成する出力歯車が固定され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、駆動軸と同軸状に一体化され、外周にナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されてハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動リニアアクチュエータにおいて、ハウジングにねじ軸を回り止めするためのスリーブが嵌挿され、このスリーブの円筒部とハウジングの円筒部との間に形成される環状空間に弾性部材が介装され、この弾性部材が、最大トルクが負荷されてもスリーブとハウジングが周方向に回転せず、かつ過大トルクが負荷された時にスリーブとハウジング間が周方向に回転するので、振動の減衰・抑制効果が得られ、通常のトルクが負荷されている場合は、ねじ軸の回転を防止してボールねじ機構の作動ロックを回避すると共に、トルクリミッタ機能によって過大な荷重がスリーブに負荷されても、トルクを逃がすフェールセーフ機構を備え、強度・耐久性を向上させた電動リニアアクチュエータを提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記弾性部材が鋼板からプレス加工によってリング状に形成されたトレランスリングであれば、嵌合される部材間の距離、回転トルク、組立時の圧入荷重などに応じて任意に設定することができ、最大トルクが負荷されても滑らないようなシメシロを設定することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記トレランスリングが、周方向に沿って等間隔で複数の波形部分が径方向に突出して形成されると共に、これら波形部分が、環状部と、この環状部間に形成された凸状部で構成されていれば、波形部分がトレランスリングの径方向に付勢された弾性力を有するばねとして作用し、トレランスリングがスリーブの外径と袋孔との間に形成される環状空間内を滑ることで慣性トルクを吸収して過大トルクの発生を抑えるトルクリミッタ機構としての機能を備え、強度・耐久性を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記弾性部材が合成ゴムまたは合成樹脂から形成され、前記スリーブの外周面に接合されていれば、スリーブに振動や衝撃荷重が負荷された場合、振動の減衰・抑制効果が得られ、通常のトルクが負荷されている場合は、ねじ軸の回転を防止してボールねじ機構の作動ロックを回避すると共に、トルクリミッタ機能によって過大な荷重がスリーブに負荷されても、トルクを逃がすフェールセーフ機構を備え、強度・耐久性を向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記スリーブがMIMによって成形される焼結合金であれば、加工度が高く複雑な形状であっても容易に、かつ精度良く所望の形状・寸法に成形することができる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記ハウジングがアルミ合金からダイキャストで形成されていれば、量産性が良くなり、低コスト化を図ることができる共に、強度を高めてアルミ使用量を削減し、軽量化を達成することができる。
本発明に係る電動リニアアクチュエータは、ハウジングと、このハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータの回転力を、モータ軸を介して伝達する減速機構と、この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、外周に前記減速機構を構成する出力歯車が固定され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されて前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動リニアアクチュエータにおいて、前記ハウジングに前記ねじ軸を回り止めするためのスリーブが嵌挿され、このスリーブの円筒部と前記ハウジングの円筒部との間に形成される環状空間に弾性部材が介装され、この弾性部材が、最大トルクが負荷されても前記スリーブとハウジングが周方向に回転せず、かつ過大トルクが負荷された時に前記スリーブとハウジング間が周方向に回転するので、振動の減衰・抑制効果が得られ、通常のトルクが負荷されている場合は、ねじ軸の回転を防止してボールねじ機構の作動ロックを回避すると共に、トルクリミッタ機能によって過大な荷重がスリーブに負荷されても、トルクを逃がすフェールセーフ機構を備え、強度・耐久性を向上させた電動リニアアクチュエータを提供することができる。
本発明に係る電動リニアアクチュエータの一実施形態を示す縦断面図である。 図1のアクチュエータ本体を示す縦断面図である。 図1の中間歯車部を示す要部拡大図である。 図3の変形例を示す要部拡大図である。 図1のV−V線に沿った横断面図である。 図5の変形例を示す横断面図である。 本発明に係るトレランスリング単体を示す斜視図である。 (a)は、図7のVIII−VIII線に沿って切断した断面図、(b)は、(a)の変形例を示す断面図である。 従来の電動リニアアクチュエータを示す縦断面図である。
アルミ合金からダイカストによって形成されたハウジングと、このハウジングに取り付けられた電動モータと、この電動モータの回転力を、モータ軸を介して伝達する減速機構と、この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された一対の支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、外周に前記減速機構を構成する出力歯車が固定され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されて前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動リニアアクチュエータにおいて、前記ハウジングに前記ねじ軸を回り止めするためのスリーブが嵌挿され、このスリーブの円筒部と前記ハウジングの円筒部との間に形成される環状空間にトレランスリングが介装され、このトレランスリングが、最大トルクが負荷されても前記スリーブとハウジングが周方向に回転せず、かつ過大トルクが負荷された時に前記スリーブとハウジング間が周方向に回転すると共に、前記トレランスリングが周方向に沿って等間隔で複数の波形部分が径方向に突出して形成され、これら波形部分が、環状部と、この環状部間に形成された凸状部で構成されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る電動リニアアクチュエータの一実施形態を示す縦断面図、図2は、図1のアクチュエータ本体を示す縦断面図、図3は、図1の中間歯車部を示す要部拡大図、図4は、図3の変形例を示す要部拡大図、図5は、図1のV−V線に沿った横断面図、図6は、図5の変形例を示す横断面図、図7は、本発明に係るトレランスリング単体を示す斜視図、図8(a)は、図7のVIII−VIII線に沿って切断した断面図、(b)は、(a)の変形例を示す断面図である。
この電動リニアアクチュエータ1は、図1に示すように、円筒状のハウジング2と、このハウジング2に取り付けられた電動モータ(図示せず)と、この電動モータのモータ軸3aに取付けられた入力歯車3に噛合する中間歯車4およびこの中間歯車4に噛合する出力歯車5からなる減速機構6と、この減速機構6を介して電動モータの回転運動を駆動軸7の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構8と、このボールねじ機構8を備えたアクチュエータ本体9とを備えている。
ハウジング2はA6063TEやADC12等のアルミ合金からダイカストによって形成され、第1のハウジング2aと、その端面に衝合された第2のハウジング2bとからなり、固定ボルト(図示せず)によって一体に固定されている。第1のハウジング2aには電動モータが取り付けられると共に、これら第1のハウジング2aと第2のハウジング2bの衝合部には、ねじ軸10を収容するための袋孔11、12が形成されている。
電動モータのモータ軸3aは、その端部に入力歯車3が圧入により相対回転不能に取り付けられ、第2のハウジング2bに装着された深溝玉軸受からなる転がり軸受13によって回転自在に支持されている。平歯車からなる中間歯車4に噛合する出力歯車5は、後述するボールねじ機構8を構成するナット18にキー14を介して一体に固定されている。
駆動軸7は、ボールねじ機構8を構成するねじ軸10と一体に構成され、この駆動軸7の一端部(図中右端部)に係止ピン15が植設されている。また、第2のハウジング2bの袋孔12には後述するスリーブ17が嵌合され、このスリーブ17の内周に軸方向に延びる凹溝17a、17aが研削加工によって形成されている。そして、凹溝17a、17aは周方向に対向して配設されてねじ軸10の係止ピン15が係合され、ねじ軸10が、回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されている。
ボールねじ機構8は、図2に拡大して示すように、ねじ軸10と、このねじ軸10にボール19を介して外挿されたナット18とを備えている。ねじ軸10は、外周に螺旋状のねじ溝10aが形成されている。一方、ナット18は、内周にねじ軸10のねじ溝10aに対応する螺旋状のねじ溝18aが形成され、これらねじ溝10a、18aとの間に多数のボール19が転動自在に収容されている。そして、ナット18は、ハウジング2a、2bに対して、2つの支持軸受20、20を介して回転自在に、かつ軸方向移動不可に支承されている。21は、ナット18のねじ溝18aを連結して循環部材を構成する駒部材で、この駒部材21によって多数のボール19が無限循環することができる。
各ねじ溝10a、18aの断面形状は、サーキュラアーク形状であってもゴシックアーク形状であっても良いが、ここではボール19との接触角が大きくとれ、アキシアルすきまが小さく設定できるゴシックアーク形状に形成されている。これにより、軸方向荷重に対する剛性が高くなり、かつ振動の発生を抑制することができる。
ナット18はSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、真空浸炭焼入れによってその表面に55〜62HRCの範囲に硬化処理が施されている。これにより、熱処理後のスケール除去のためのバフ加工等を省略することができ、低コスト化を図ることができる。一方、ねじ軸10はS55C等の中炭素鋼あるいはSCM415やSCM420等の肌焼き鋼からなり、高周波焼入れ、あるいは浸炭焼入れによってその表面に55〜62HRCの範囲に硬化処理が施されている。
ナット18の外周面18bには減速機構6を構成する出力歯車5がキー14を介して固定されると共に、この出力歯車5の両側に鍔部18cを介して2つの支持軸受20、20が所定のシメシロを介して圧入されている。これにより、駆動軸7からスラスト荷重が負荷されても支持軸受20、20と出力歯車5の軸方向の位置ズレを防止することができる。また、2つの支持軸受20、20は、両端部にシールド板20a、20aが装着された密封型の深溝玉軸受で構成され、軸受内部に封入された潤滑グリースの外部への漏洩と、外部から摩耗粉等が軸受内部に侵入するのを防止している。
また、本実施形態では、ナット18を回転自在に支持する支持軸受20が同じ仕様の深溝玉軸受で構成されているので、前述した駆動軸7からスラスト荷重および出力歯車5を介して負荷されるラジアル荷重の両方を負荷することができると共に、組立時に誤組み防止のための確認作業を簡便化することができ、組立作業性を向上させることができる。なお、ここで、同じ仕様の深溝玉軸受とは、軸受の内径、外径、幅寸法をはじめ、転動体サイズ、個数および軸受内部すきま等が同一なものを言う。
また、ここでは、一対の支持軸受20、20のうち一方の支持軸受20がリング状の弾性部材からなるワッシャ27を介して第1のハウジング2aに装着されている。このワッシャ27は、強度や耐摩耗性が高いオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)、あるいは防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて形成されたウェーブワッシャからなる。そして、その内径Dが支持軸受20の内輪外径dよりも大径に形成されている。これにより、一対の支持軸受20、20の軸方向ガタをなくすことができ、円滑な回転性能を得ることができると共に、ワッシャ27が、支持軸受20の外輪のみに当接し、回転輪となる内輪とは干渉しないため、逆スラスト荷重が生じてナット18が第1のハウジング2a側に押し付けられても支持軸受20の内輪がハウジング2aに当接して摩擦力が上昇するのを防止し、ロック状態になるのを確実に防止することができる。
次に、減速機構6を構成する中間歯車4について説明する。図3に示すように、歯車軸22は第1、第2のハウジング2a、2bに植設され、中間歯車4は、転がり軸受23を介してこの歯車軸22に回転自在に支承されている。歯車軸22の端部のうち、例えば、第1のハウジング2a側の端部を圧入する場合、第2のハウジング2b側の端部をすきま嵌めに設定することにより、ミスアライメント(組立誤差)を許容して円滑な回転性能を確保することができる。転がり軸受23は、中間歯車4の内径4aに圧入される鋼板プレス製の外輪24と、保持器25を介して外輪24に転動自在に収容された複数の針状ころ26とを備えた、所謂シェル型の針状ころ軸受で構成されている。これにより、軸受の入手性が高く、低コスト化を図ることができる。
また、中間歯車4の両側にはリング状のワッシャ28、28が装着され、中間歯車4が直接第1、第2のハウジング2a、2bに接触するのを防止している。ここで、中間歯車4の歯部4bの幅が歯幅よりも小さく形成されている。これにより、ワッシャ28との接触面積を小さくすることができ、回転時の摩擦抵抗を抑えて円滑な回転性能を得ることができる。ここで、ワッシャ28は、強度や耐摩耗性が高いオーステナイト系ステンレス鋼板、あるいは防錆処理された冷間圧延鋼板からプレス加工にて形成された平ワッシャからなる。なお、これ以外にも、例えば、黄銅や焼結金属、または、GF(グラス繊維)等の繊維状強化材が所定量充填されたPA(ポリアミド)66等の熱可塑性の合成樹脂で形成されていても良い。
さらに、転がり軸受23の幅が中間歯車4の歯幅よりも小さく設定されている。これにより、摩擦による軸受側面の摩耗や変形を防止することができ、円滑な回転性能を得ることができる。
図4に、図3の変形例を示す。歯車軸22は第1、第2のハウジング2a、2bに植設され、中間歯車29は、滑り軸受30を介してこの歯車軸22に回転自在に支承されている。本実施形態では、中間歯車29は、歯部29bの幅が歯幅と同一に形成されると共に、滑り軸受30は、中間歯車29の内径29aに圧入され、グラファイト微粉末を添加した多孔質金属からなる含油軸受(NTN商品名;ベアファイト(登録商標))で構成されている。そして、中間歯車29の歯幅よりも大きく設定されている。これにより、ワッシャを装着しなくても中間歯車29が第1、第2のハウジング2a、2bに接触して摩耗するのを防止し、回転時の摩擦抵抗を抑えて円滑な回転性能を得ることができると共に、部品点数増加を抑えて低コスト化を図ることができる。なお、滑り軸受30は、これ以外にも、例えば、射出成形を可能にした熱可塑性ポリイミド樹脂で形成されていても良い。
スリーブ17は、金属粉末を可塑状に調整し、射出成形機で成形される焼結合金からなる。この射出成形に際しては、まず、金属粉と、プラスチックおよびワックスからなるバインダとを混練機で混練し、その混練物をペレット状に造粒する。造粒したペレットは、射出成形機のホッパに供給し、金型内に加熱溶融状態で押し込む、所謂MIM(Metal Injection Molding)により成形されている。こうしたMIMによって成形される焼結合金であれば、加工度が高く複雑な形状であっても容易に、かつ精度良く所望の形状・寸法に成形することができる。
前記金属粉として、後に浸炭焼入が可能な材質、例えば、C(炭素)が0.13wt%、Ni(ニッケル)が0.21wt%、Cr(クロム)が1.1wt%、Cu(銅)が0.04wt%、Mn(マンガン)が0.76wt%、Mo(モリブデン)が0.19wt%、Si(シリコン)が0.20wt%、残りがFe(鉄)等からなるSCM415を例示することができる。スリーブ17は、浸炭焼入れおよび焼戻し温度を調整して行われる。また、スリーブ17の材料としてこれ以外にも、Niが3.0〜10.0wt%含有し、加工性、耐食性に優れた材料(日本粉末冶金工業規格のFEN8)、あるいは、Cが0.07wt%、Crが17wt%、Niが4wt%、Cuが4wt%、残りがFe等からなる析出硬化系ステンレスSUS630であっても良い。このSUS630は、固溶化熱処理で20〜33HRCの範囲に表面硬さを適切に上げることができ、強靭性と高硬度を確保することができる。
スリーブ17はカップ状に形成され、第2のハウジング2bの袋孔12の底部に密着するまで嵌合され、袋孔12の開口部に装着された止め輪16にとって軸方向に固定されている。そして、このスリーブ17の内周に軸方向に延びる凹溝17a、17aが研削加工によって形成され、係止ピン15が係合されている。この係止ピン15によってねじ軸10が回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されている。
一方、凹溝17aに係合する係止ピン15は、SUJ2等の高炭素クロム軸受鋼あるいはSCr435等の浸炭軸受鋼で形成され、その表面には、炭素含有量0.80wt%以上、58HRC以上の浸炭窒化層が形成されている。なお、係止ピン15に針状ころ軸受に使用される針状ころを適用することにより、58HRC以上の表面硬さが得られ、耐摩耗性が優れていると共に、入手性が良く、低コスト化を図ることができる。
なお、スリーブ17の材質は前述した焼結合金に限らず、例えば、S55C等の中炭素鋼あるいはSCM415やSCM420等の肌焼き鋼から冷間圧造法、あるいはオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)や冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて形成されたものであっても良い。
ここで、図5に示すように、ねじ軸10を回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持するスリーブ17は、第2のハウジング2bの袋孔12に所定の径方向すきまを介して嵌挿されている。そして、スリーブ17の外径と袋孔12との間に形成される環状空間にスリーブ17の回り止め部材となるトレランスリング31が装着されている。このトレランスリング31は、オーステナイト系ステンレス鋼板や冷間圧延鋼板からプレス加工によって形成され、図7に示すように、周方向に沿って等間隔で複数の波形部分32が径方向外方に突出して形成されている。なお、円を2分割した半円状を成す2つのトレランスリングを組み合わせることで、略環状をなすように構成されていても良い。
ここでは、トレランスリング31の波形部分32の凸状部32bの形状、大きさ、および個数等は、例えば、トレランスリング31の大きさや形状や嵌合される部材間の距離、回転トルク、組立時の圧入荷重などに応じて任意に設定されるため、ここでは特に限定されないが、最大トルク、例えば、8Nmが負荷されても滑らないような所定のシメシロを有するものとする。
このトレランスリング31の波形部分32は、図8(a)に示すように、両端の環状部32aと、この環状部32aの略中央部に形成された凸状部32bからなる。そして、環状部32aの内径が嵌合される一方の部材の外周面の外径よりも所定の径方向シメシロだけ小径であって、その外径(凸状部32bの最大部位を結ぶ仮想円の外径)が、嵌合される他方の部材の内径よりも所定の径方向シメシロだけ大径をなすように構成されている。すなわち、トレランスリング31の場合は、シメシロとトレランスリング31自体のばね力で相対回転を防止している。このとき、過大トルク負荷によって一度回転したらその地点で止まり、またトルクリミッタの機能を発揮する。
具体的には、トレランスリング31、環状部32aの内径がスリーブ17の外周面の外径よりも所定の径方向シメシロだけ小径であって、その凸状部32bの外径が、第2のハウジング2bの袋孔12の内径よりも所定の径方向シメシロだけ大径をなすように構成されている。これにより、波形部分32がトレランスリング31の径方向に付勢された弾性力を有するばねとして作用し、例えば8Nm程度の最大トルクが負荷されても第2のハウジング2bとスリーブ17が相対的に周方向に滑らない(回転しない)が、最大トルクの1.5倍の12Nmの過大トルクが負荷された際には、スリーブ17を第2のハウジング2bに対して周方向に滑らせる(回転する)ことで過大トルクを逃がすことが可能な、所定のシメシロをトレランスリング31に持たせることができる。これにより、トレランスリング31は8Nmの最大トルクは伝達し、12Nmの過大トルクは伝達させない所謂トルクリミッタ機構としての機能を備える。なお、スリーブ17が第2のハウジング2bに対して周方向に滑る(回転する)とは、トレランスリング31がスリーブ17と共に滑る場合と、第2のハウジング2bとトレランスリング31に対してスリーブ17のみが滑る場合のどちらの場合であっても良い。
また、第2のハウジング2bに対するスリーブ17の固定力がこのトレランスリング31の弾性力と摩擦力で確保されるため、振動の減衰・抑制効果が得られ、通常のトルクが負荷されている場合は、ねじ軸10の回転を防止してボールねじ機構8の作動ロックを回避すると共に、トルクリミッタ機能によって過大な荷重がスリーブ17に負荷されても、トルクを逃がすフェールセーフ機構を備え、強度・耐久性を向上させた電動リニアアクチュエータ1を提供することができる。
また、図8(b)に示すように、トレランスリング33の波形部分34の凸状部34bが軸方向に3列形成され、各凸状部34bの高さHと幅Lが同一に設定されると共に、環状部34a、34cの内径が同一に設定されていても良い。これ以外にも、環状の一部を切り欠いたC字状をなすように構成しても良い。これにより、閉塞された環状空間にもトレランスリングを容易に嵌挿させることができる。また、波形部分32、34が径方向内方に突出して形成されていても良い。
前述した回り止め部材(トレランスリング)の変形例を図6に示す。この回り止め部材35はNBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)等の合成ゴムからなる弾性部材で構成され、蒲鉾型に形成されている。この回り止め部材35は、円筒状のスリーブ36の外周面に対向して一対形成された平坦面(2面幅)36a、36aに加硫接着により一体に接合され、第2のハウジング2bの袋孔12に所定のシメシロを介して嵌挿されている。スリーブ36に振動や衝撃荷重が負荷された場合、前述したトレランスリングと同様、振動の減衰・抑制効果が得られ、通常のトルクが負荷されている場合は、ねじ軸10の回転を防止してボールねじ機構8の作動ロックを回避すると共に、トルクリミッタ機能によって過大な荷重がスリーブ36に負荷されても、トルクを逃がすフェールセーフ機構を備え、強度・耐久性を向上させることができる。また、回り止め部材35が合成ゴム等の弾性部材の場合は、接着剤(例えば加硫接着など)で、ハウジングとスリーブとの間を接着させる。この時、接着する箇所は、ハウジングとゴム、ゴムとスリーブとで周方向にずらした位置にて接着しても良い。これにより、ゴムの弾性変形を利用して、ハウジングとスリーブとが相対回転可能となる(トルクを逃がすことが可能)。この場合は、過大トルク負荷によって一度回転後、過大トルクの負荷がなくなった時点で、元の場所に戻る。
なお、回り止め部材35の材質としては、例示したNBR以外にも、例えば、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)等をはじめ、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはシリコンゴム等を例示することができる。
また、回り止め部材35は合成ゴムに限らず、GF(ガラス繊維)等の繊維状強化材が含有されたPA(ポリアミド)66等の熱可塑性の合成樹脂で形成され、インサート成形によってスリーブ36に一体に接合されていても良い。これにより、ねじ軸10を介してスリーブ36に衝撃荷重が負荷されてもそれを緩和することができる。なお、繊維状強化材としては、GFに限らず、CF(炭素繊維)やアラミド繊維、ホウ素繊維等を例示することができる。さらに、PPA(ポリフタルアミド)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の所謂エンジニアリングプラスチックと呼称される熱可塑性の合成樹脂やPPS(ポリフェニレンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PAI(ポリアミドイミド)等の熱可塑性の合成樹脂、あるいは、PF(フェノール樹脂)、EP(エポキシ樹脂)、PI(ポリイミド樹脂)等の熱硬化性の合成樹脂であっても良い。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る電動リニアアクチュエータは、一般産業用の電動機、自動車等の駆動部に使用され、電動モータからの回転入力を、ボールねじ機構を介して駆動軸の直線運動に変換するボールねじ機構を備えた電動リニアアクチュエータに適用できる。
1 電動リニアアクチュエータ
2 ハウジング
2a 第1のハウジング
2b 第2のハウジング
3 入力歯車
3a モータ軸
4、29 中間歯車
4a、29a 中間歯車の内径
4b、29b 中間歯車の歯部
5 出力歯車
6 減速機構
7 駆動軸
8 ボールねじ機構
9 アクチュエータ本体
10 ねじ軸
10a、18a ねじ溝
11、12 袋孔
13 転がり軸受
14 キー
15 係止ピン
16 止め輪
17、36 スリーブ
17a 凹溝
18 ナット
18b ナットの外周面
18c 鍔部
19 ボール
20 支持軸受
20a シールド板
21 駒部材
20a 支持軸受の内径面
20b 支持軸受の外径面
22 歯車軸
23 転がり軸受
24 外輪
25 保持器
26 針状ころ
27、28 ワッシャ
30 滑り軸受
31、33 トレランスリング
32、34 波形部分
32a、34a、34c 環状部
32b、34b 凸状部
35 回り止め部材
36a 平坦面
50 電動リニアアクチュエータ
51 ボールねじ
52 アクチュエータ本体
53 電動モータ
53a モータ軸
54 歯車減速機構
55 第1歯車
56 位置保持機構
57 ねじ軸
57a、58a ねじ溝
58 ナット
59 ボール
60 ハウジング
61、62 玉軸受
63 第2歯車
64 シャフト
65 ソレノイド
66 受部
D ワッシャの内径
d 支持軸受の内輪外径
H 凸状部の高さ
L 凸状部の幅

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    このハウジングに取り付けられた電動モータと、
    この電動モータの回転力を、モータ軸を介して伝達する減速機構と、
    この減速機構を介して前記電動モータの回転運動を駆動軸の軸方向の直線運動に変換するボールねじ機構とを備え、
    このボールねじ機構が、前記ハウジングに装着された支持軸受を介して回転可能に、かつ軸方向移動不可に支持され、外周に前記減速機構を構成する出力歯車が固定され、内周に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、
    このナットに多数のボールを介して内挿され、前記駆動軸と同軸状に一体化され、外周に前記ナットのねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝が形成されて前記ハウジングに対して回転不可に、かつ軸方向移動可能に支持されたねじ軸とで構成された電動リニアアクチュエータにおいて、
    前記ハウジングに前記ねじ軸を回り止めするためのスリーブが嵌挿され、このスリーブの円筒部と前記ハウジングの円筒部との間に形成される環状空間に弾性部材が介装され、この弾性部材が、最大トルクが負荷されても前記スリーブとハウジングが周方向に回転せず、かつ過大トルクが負荷された時に前記スリーブとハウジング間が周方向に回転することを特徴とする電動リニアアクチュエータ。
  2. 前記弾性部材が鋼板からプレス加工によってリング状に形成されたトレランスリングである請求項1に記載の電動リニアアクチュエータ。
  3. 前記トレランスリングが、周方向に沿って等間隔で複数の波形部分が径方向に突出して形成されると共に、これら波形部分が、環状部と、この環状部間に形成された凸状部で構成されている請求項2に記載の電動リニアアクチュエータ。
  4. 前記弾性部材が合成ゴムまたは合成樹脂から形成され、前記スリーブの外周面に接合されている請求項1に記載の電動リニアアクチュエータ。
  5. 前記スリーブがMIMによって成形される焼結合金である請求項1に記載の電動リニアアクチュエータ。
  6. 前記ハウジングがアルミ合金からダイキャストで形成されている請求項1に記載の電動リニアアクチュエータ。
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