JP2014239792A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋の開閉各々の状態において視認性が損なわれることのない洗濯機を提供する。
【解決手段】外蓋の開閉に応じて表示面の傾斜角度が変化する液晶パネル部33と、外蓋の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段40と、液晶パネル部33の駆動電圧を変更する電圧変更部51と、蓋開閉検知手段40により検知された外蓋の開閉状態に基づいて、電圧変更部51を介して駆動電圧を変更することで液晶パネル部33のコントラストを調整する制御部50と、を備える。
【選択図】図5
【解決手段】外蓋の開閉に応じて表示面の傾斜角度が変化する液晶パネル部33と、外蓋の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段40と、液晶パネル部33の駆動電圧を変更する電圧変更部51と、蓋開閉検知手段40により検知された外蓋の開閉状態に基づいて、電圧変更部51を介して駆動電圧を変更することで液晶パネル部33のコントラストを調整する制御部50と、を備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、液晶パネルを備えた洗濯機に関する。
従来の洗濯機では、動作状況などを表示する手段として液晶パネルを筐体表面に固定して配置したものが種々提案されている。この種の液晶パネルは、平均的なユーザの視角を想定して最適な視認性が得られるように液晶パネルのコントラストが設定されている。また、各ユーザの身長や操作位置に応じて、最適な視認性が得られるように、液晶パネルのコントラストを手動で調整可能な操作スイッチを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載のものでは、洗濯機の蓋に液晶パネルを搭載した場合、蓋の開閉各々の状態で、液晶パネルの表示面の傾斜角度が変化し、開閉のいずれか一方の状態でしか良好な視認性が得られなくなる問題がある。
本発明は、前記従来の問題を解決するものであり、蓋の開閉各々の状態において液晶パネルの視認性が損なわれることのない洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、洗濯槽を収容する筐体と、前記筐体に設けられ、前記洗濯槽の上部を開閉する蓋と、を備えた洗濯機において、前記蓋に設けられ、当該蓋の開閉に応じて表示面の傾斜角度が変化する液晶パネル部と、前記蓋の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段と、前記液晶パネル部の駆動電圧を変更する電圧変更部と、前記蓋開閉検知手段により検知された前記蓋の開閉状態に基づいて、前記電圧変更部を介して前記駆動電圧を変更することで前記液晶パネル部のコントラストを調整する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、蓋の開閉各々の状態において視認性が損なわれることのない洗濯機を提供できる。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、洗濯、すすぎ、脱水、乾燥を行うことができる洗濯機(いわゆる、縦型の洗濯乾燥機)を例に挙げて説明するが、洗濯、すすぎ、脱水を行うことができる洗濯機(いわゆる、全自動洗濯機)に適用することもできる。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る洗濯機の蓋開時の外観斜視図、図2は本発明の第1実施形態に係る洗濯機の蓋閉時の外観斜視図である。また、以下では、洗濯機1を正面から見たときの方向を基準として説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る洗濯機の蓋開時の外観斜視図、図2は本発明の第1実施形態に係る洗濯機の蓋閉時の外観斜視図である。また、以下では、洗濯機1を正面から見たときの方向を基準として説明する。
図1に示すように、洗濯機1は、筐体10、外蓋20、操作パネル30、蓋開閉検知手段40(図4参照)、制御部50(図5参照)などで構成されている。
筐体10は、外郭が鋼板と樹脂成型品とを組み合わせて構成され、内部に洗濯槽11が収納されるように構成されている。また、筐体10の上部には、洗濯槽11の上部を開放する平面視(上面視)略半円状の開口部10aが形成されている。
開口部10aの周縁部(図1の手前左側)には、洗剤、柔軟剤、漂白剤などを投入する蓋付きの洗剤ケース10bが設けられている。
洗濯槽11は、内槽(洗濯兼脱水槽)、この内槽を収容する外槽、内槽を回転させるモータ(図示せず)、洗濯物を出し入れする際に開閉する内蓋12(図4参照)などで構成されている。
図2に示すように、外蓋20は、前後方向の前側に位置する前板部21と、後側に位置する後板部22と、前板部21と後板部22とを回動可能に連結するヒンジ部23とで構成され、山型に折れ曲がりながら後ろ側に開くことにより開口部10aを開放するように構成されている(図1参照)。
前板部21には、左右方向の中央に操作パネル30が設けられるとともに、操作パネル30の後方に板状の把手24が設けられている。ユーザは、把手24を把持した状態で、外蓋20を前後に移動させることで外蓋20を開閉できるようになっている。
また、前板部21の前端の左右両端は、開口部10aの上方に前後方向に延びるレール部10c(図1参照、左側のみ図示)にスライド可能に支持されている。後板部22の後端の左右両端は、左右方向に延びる軸を介して筐体10に回動可能に支持されている。
これにより、外蓋20が閉じた状態において(図2参照)、ユーザが把手24を把持しながら外蓋20を後方へ移動させると、上方に向けて凸となるように山型に折り畳まれ、前板部21と後板部22とが重なることで外蓋20が全開状態となる(図1参照)。また、図2に示すように、外蓋20が閉じた状態では、前板部21の表面(上面)と後板部22の表面(上面)と筐体10の表面(上面)とが互いに面一となる。よって、操作パネル30に設けられた液晶パネル部33は、外蓋20が開いているとき(図1参照)と、外蓋20が閉じているとき(図2参照)とで、表示面33aの傾斜角度が変化する。
図3は、操作パネル30を示す平面図である。
図3に示すように、操作パネル30は、外蓋20(図1および図2参照)に設けられ、操作スイッチ群31と表示部32とで構成されている。このように、操作パネル30を筐体10ではなく、外蓋20に設けることにより、洗濯槽11の開口を広く確保できるようになり、洗濯容量や乾燥容量を増やすことができる。
図3に示すように、操作パネル30は、外蓋20(図1および図2参照)に設けられ、操作スイッチ群31と表示部32とで構成されている。このように、操作パネル30を筐体10ではなく、外蓋20に設けることにより、洗濯槽11の開口を広く確保できるようになり、洗濯容量や乾燥容量を増やすことができる。
操作スイッチ群31は、動作条件を設定するものであり、例えば、洗濯スイッチ31a、洗濯乾燥スイッチ31b、乾燥スイッチ31c、洗いスイッチ31d、すすぎスイッチ31e、脱水スイッチ31f、乾燥スイッチ31g、脱水/乾き具合スイッチ31h、予約スイッチ31i、スタート/一時停止スイッチ31jなどの押圧式のスイッチで構成されている。
洗濯スイッチ31aは、洗濯モード(洗い、すすぎ、脱水)を設定し、洗濯乾燥スイッチ31bは、洗濯〜乾燥モード(洗い、すすぎ、脱水、乾燥)を設定し、乾燥スイッチ31cは、乾燥モードを設定する、運転モード設定スイッチである。液晶パネル部33には、洗濯スイッチ31a、洗濯乾燥スイッチ31b、乾燥スイッチ31cで設定された標準設定値が表示される。図3に示す表示内容は、洗濯〜乾燥モードの場合であり、例えば、「9分」,「1回」,「5分」,「140分」と表示されている。
洗いスイッチ31d、すすぎスイッチ31e、脱水スイッチ31fおよび乾燥スイッチ31gは、標準設定値を手動で変更するスイッチである。脱水/乾き具合スイッチ31hは、脱水の程度または乾き具合の設定を変更するスイッチである。予約スイッチ31iは、所定時間後に運転を開始するスイッチである。スタート/一時停止スイッチ31jは、運転を開始または運転を一時停止するスイッチである。
表示部32は、液晶パネル部33と点灯表示部34とから構成されている。
液晶パネル部33は、例えば、モノクロタイプ且つバックライトを備え、動作条件および動作状況を表示するものである。また、液晶パネル部33には、洗剤量、運転終了までの残り時間、洗い行程に必要な時間、すすぎの回数、脱水の時間、乾燥行程に必要な時間などが表示される。なお、図3に示すものは一例であって、表示内容については適宜変更することができる。
点灯表示部34は、LEDなどの発光素子などから構成され、コース名称が表示される。コース名称は、洗濯スイッチ31a、洗濯乾燥スイッチ31b、乾燥スイッチ31cの操作によって選択された運転モードの下階層に設定されたコースである。例えば、洗濯スイッチ31aを押圧操作する毎に、選択可能なコース名称が切り替わりながら点灯する(例えば、標準→念入り→柔らか→毛布→ドライ)。
図4は蓋開閉検知手段40を示す外観斜視図である。なお、図4は、外蓋20を半開きの状態で、洗濯機1の右後側方から筐体10と外蓋20との間から洗濯機1の内部を見たときの斜視図である。
図4に示すように、蓋開閉検知手段40は、筐体10に設けられるスイッチ部41と、前板部21に設けられる押圧部42とを含んで構成されている。
スイッチ部41は、開口部10aの周縁に上面が開放する穴部41aと、穴部41a内に設けられ、上下方向に移動可能な可動片41bとから構成されている。また、可動片41bは、図示しないバネによって鉛直方向上方へ付勢されている。
押圧部42は、前板部21の右端側下面に下方に向けて突出して形成され、外蓋20を閉じたときに押圧部42が穴部41a内に収まる位置および長さで構成されている。
これにより、外蓋20が図1に示す開状態から閉じられると、押圧部42が可動片41bの上面を下方に向けて押圧することで、外蓋20が閉じられたという信号が制御部50(図5参照)に送られる。また、外蓋20が図2に示す閉状態から開かれると、可動片41bが図示しないバネによって上方に向けて復帰することで、外蓋20が開かれたという信号が制御部50(図5参照)に送られる。
図5は本実施形態に係る洗濯機を示すブロック図である。
図5に示すように、制御部50は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を搭載したCPUボード、入出力インターフェースボード等を搭載し、液晶パネル部33および点灯表示部34を制御するとともに、電圧変更部51を介して液晶パネル部33を制御する。なお、液晶パネル部33を制御するとは、液晶表示内容信号を生成すること(文字や絵などの表示内容を選択すること)である。
図5に示すように、制御部50は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を搭載したCPUボード、入出力インターフェースボード等を搭載し、液晶パネル部33および点灯表示部34を制御するとともに、電圧変更部51を介して液晶パネル部33を制御する。なお、液晶パネル部33を制御するとは、液晶表示内容信号を生成すること(文字や絵などの表示内容を選択すること)である。
すなわち、制御部50は、ユーザが操作して選択した運転モードおよびコースなどの操作スイッチ群31からの動作条件を示す信号により、液晶パネル部33の表示内容を決定して制御信号を作成し、点灯表示部34を発光または消灯させる。また、制御部50は、洗い行程、すすぎ行程、脱水行程および乾燥行程に応じた洗濯槽11(図1参照)の運転を制御する。
また、制御部50は、蓋開閉検知手段40により、外蓋20の開閉状況を検出し、外蓋20が開いた状態では、液晶パネル部33のコントラストを高くするために電圧変更部51を介して駆動電圧を上昇させ、外蓋20が閉じた状態では、液晶パネル部33のコントラストを低くするために電圧変更部51を介して駆動電圧を下降させ、外蓋20の各々の状態で視認性が損なわれないように制御する。
ところで、衣類を洗濯槽11に投入し、外蓋20に設けられた操作パネル30の指示に基づき、衣類量のセンシングや洗剤等の投入を行った後、蓋開閉検知手段40により外蓋20が閉じている場合、洗濯行程や乾燥行程に移行する。この一連の行程において、外蓋20が開いた状態でも、ユーザの使い勝手を考慮して、操作パネル30を操作することを可能としている。このため、外蓋20が開いた状態(図1参照)でも、液晶パネル部33の視認性を確保する必要がある。また、操作パネル30の操作は、外蓋20を閉じた状態でも可能としている。このため、外蓋20の開閉各々の状態で、ユーザは外蓋20が開状態と閉状態のどちらの状態であっても操作を行う場合がある。よって、外蓋20が開状態であっても閉状態であっても液晶パネル部33の視認性の確保が必要になる。
図6は蓋開閉時各々の液晶パネル部33の視角を示す洗濯機の側面図である。
図6に示すように、外蓋20に液晶パネル部33が設けられているものでは、外蓋20が開いているときに、ユーザの液晶パネル部33に対する視角VA1が、液晶パネル部33の表示面33a(図3参照)に垂直な方向S1に対して12時方向となり、外蓋20が閉じているときに(2点鎖線参照)、ユーザの液晶パネル部33に対する視角VA2が、表示面33a(図3参照)に垂直な方向S2に対して6時方向となり、外蓋20の開閉各々の状態で視角VA1,VA2が異なる。なお、視角が12時方向とは、垂直な方向S1と、表示面33aに対して上側に位置する方向S10とで成す角度範囲αに視角が位置している場合を意味している。また、視角が6時方向とは、垂直な方向S1と、表示面33aに対して下側に位置する方向S20とで成す角度範囲βに視角が位置している場合を意味している。したがって、視角VA1は、12時方向であり、視角VA2は、6時方向となる。
図6に示すように、外蓋20に液晶パネル部33が設けられているものでは、外蓋20が開いているときに、ユーザの液晶パネル部33に対する視角VA1が、液晶パネル部33の表示面33a(図3参照)に垂直な方向S1に対して12時方向となり、外蓋20が閉じているときに(2点鎖線参照)、ユーザの液晶パネル部33に対する視角VA2が、表示面33a(図3参照)に垂直な方向S2に対して6時方向となり、外蓋20の開閉各々の状態で視角VA1,VA2が異なる。なお、視角が12時方向とは、垂直な方向S1と、表示面33aに対して上側に位置する方向S10とで成す角度範囲αに視角が位置している場合を意味している。また、視角が6時方向とは、垂直な方向S1と、表示面33aに対して下側に位置する方向S20とで成す角度範囲βに視角が位置している場合を意味している。したがって、視角VA1は、12時方向であり、視角VA2は、6時方向となる。
一般的に、液晶パネル部33は、同一電圧で駆動された場合、6時方向または12時方向のいずれか一方の視認性が優れるという特徴を有している。このため、例えば、外蓋20が開状態である12時方向で最適な視認性が得られるように駆動電圧を調整した場合、外蓋20が閉状態である6時方向での視認性が損なわれることになる。逆に、外蓋20が閉状態である6時方向で最適な視認性が得られるように駆動電圧を調整した場合、外蓋20が開状態である12時方向での視認性が損なわれることになる。そこで、本実施形態では、液晶パネル部33に対して、外蓋20の開閉各々の状態で視認性が損なわれないように、外蓋20の開閉時において駆動電圧を変更してコントラストを調整するようにしたものである。
図7は電圧変更部51Aを示す回路図である。
図7に示すように、電圧変更部51Aは、抵抗分圧方式のものであり、例えば、抵抗体52,53、開閉手段54などから構成されている。また、電圧変更部51Aは、抵抗体52と抵抗体53とが直列に接続されるとともに、抵抗体52に並列に開閉手段54が接続されて構成されている。また、電圧変更部51Aには、電源電圧(例えば、5V)が供給され、抵抗体52と抵抗体53との間には、液晶パネル駆動電圧が印加される。
図7に示すように、電圧変更部51Aは、抵抗分圧方式のものであり、例えば、抵抗体52,53、開閉手段54などから構成されている。また、電圧変更部51Aは、抵抗体52と抵抗体53とが直列に接続されるとともに、抵抗体52に並列に開閉手段54が接続されて構成されている。また、電圧変更部51Aには、電源電圧(例えば、5V)が供給され、抵抗体52と抵抗体53との間には、液晶パネル駆動電圧が印加される。
開閉手段54は、蓋開閉検知手段40により外蓋20が開いていることが検知された場合には、ON(閉)に制御され、蓋開閉検知手段40により外蓋20が閉じていることが検知された場合には、OFF(開)に制御される。なお、開閉手段54は、ONとOFFとをメカニカル的に切り替えるものであってもよく、トランジスタを用いて切り替えるものであってもよい。
これにより、外蓋20が開いている場合には、開閉手段54がONになり、抵抗体52が短絡(ON、閉)することで、液晶パネル部33に与えられる駆動電圧が5Vになる。また、外蓋20が閉じている場合には、開閉手段54がOFF(開)になり、抵抗体52の抵抗値と抵抗体53の抵抗値とによる分圧比により求まる電圧が、液晶パネル部33に与えられる駆動電圧となる。このように、外蓋20の開閉状態に応じて、抵抗体52の開閉手段54を切り替えることで、例えば、外蓋20の開時は5V、外蓋20の閉時は分圧比により求まる電圧で液晶パネル部33を駆動可能となり、外蓋20の開閉各々で異なった駆動電圧で液晶パネル部33を制御することが可能となる。このように、電圧変更部51Aによる電圧変更は、構成が簡易で低コストで構成できる利点がある。
図8は電圧変更部51Bの変形例を示す回路図である。
図8に示すように、電圧変更部51Bは、PWM(Pulse Width Modulation)制御方式のものであり、PWM出力を、抵抗体55,56と、コンデンサ57とにより平滑し、生成した直流電流を液晶パネル部33の駆動電圧とするものである。PWM出力のデューティ比を変更することで、駆動電圧を変更することが可能となる。例えば、外蓋20が開いている場合には、5Vの駆動電圧が得られるデューティ比とし、外蓋20が閉じている場合には、4.2Vの駆動電圧が得られるデューティ比とする。このように、電圧変更部51Bによる電圧変更は、よりきめ細かな電圧変更が可能であり、外蓋20の構成に、より適合した調整ができる利点がある。
図8に示すように、電圧変更部51Bは、PWM(Pulse Width Modulation)制御方式のものであり、PWM出力を、抵抗体55,56と、コンデンサ57とにより平滑し、生成した直流電流を液晶パネル部33の駆動電圧とするものである。PWM出力のデューティ比を変更することで、駆動電圧を変更することが可能となる。例えば、外蓋20が開いている場合には、5Vの駆動電圧が得られるデューティ比とし、外蓋20が閉じている場合には、4.2Vの駆動電圧が得られるデューティ比とする。このように、電圧変更部51Bによる電圧変更は、よりきめ細かな電圧変更が可能であり、外蓋20の構成に、より適合した調整ができる利点がある。
なお、電圧変更部51Bは、PWM制御方式に限定されるものではなく、マイコン等によるD/Aコンバータ出力により駆動電圧を変更するなど、別方式を用いてもよい。
図9は第1実施形態に係る液晶パネル部33の動作を示すフローチャートである。なお、この実施形態での液晶パネル部33は、外蓋20が閉じているときに(6時方向のときに、図6参照)、良好な視認性が得られるように液晶の種類が設定されているものである。
図9に示すように、ステップS10において、制御部50は、外蓋20が閉じているか否かを判定する。外蓋20が閉じているか否かは、蓋開閉検知手段40から得られる信号により検知することができる。
制御部50は、外蓋20が閉じていると判定した場合には(S10、Yes)、ステップS20に進み、ステップS20で駆動電圧をV1として、コントラスト(コントラスト比)が低くなるように調整する。これにより、液晶パネル部33の画面上の一番明るい白表示と一番暗い黒表示との明るさ(輝度)の比が小さくなる。
制御部50は、外蓋20が開いていると判定した場合には(S10、No)、ステップS30に進み、ステップS30で駆動電圧V1よりも高い駆動電圧V2として(V1<V2)、外蓋20が閉じているときよりもコントラスト(コントラスト比)が高くなるように調整する。これにより、液晶パネル部33の画面上の一番明るい白表示と一番暗い黒表示との明るさ(輝度)の比が大きくなる。
以上説明したように、第1実施形態に係る洗濯機1によれば、制御部50が、蓋開閉検知手段40で検知した外蓋20の開閉状態に基づいて、電圧変更部51(51A,51B)を介して駆動電圧V1,V2を変更して液晶パネル部33のコントラストを調整することで、外蓋20が開閉いずれの状態であっても視認性が損なわれることがない。
また、本実施形態では、制御部50が、蓋開閉検知手段40により外蓋20が閉状態であると検知したときに、外蓋20が開状態であるときよりも駆動電圧を低くすることで(V1<V2)、液晶パネル部33の非表示部分Q(一例として図3の破線部分参照)を目立たなくすることができる。つまり、6時方向(図6参照)の視認性が12時方向(図6参照)の視認性よりも優れるように設定されている場合には、外蓋20を閉じたときに、液晶パネル部33の見えなくてよいところ(非表示部分Q)まで見えるおそれがあり、視認性が損なわれる。よって、外蓋20を閉じたときの駆動電圧V1を、外蓋20が開いているときの駆動電圧V2よりも低くすることにより、液晶パネル部33の非表示部分Qを目立たなくして、液晶パネル部33の視認性を高めることが可能になる。
(第2実施形態)
図10は本発明の第2実施形態に係る洗濯機を示す制御ブロック図、図11は第2実施形態に係る液晶パネル部33の動作を示すフローチャートである。第2実施形態に係る洗濯機1は、外蓋20が全閉状態と全開状態である場合の他に、外蓋20が開閉途中状態である場合を検知する蓋開閉途中検知手段60を備えるものである。なお、第1実施形態と同様の処理については同一のステップ符号を付して重複した説明を省略する。
図10は本発明の第2実施形態に係る洗濯機を示す制御ブロック図、図11は第2実施形態に係る液晶パネル部33の動作を示すフローチャートである。第2実施形態に係る洗濯機1は、外蓋20が全閉状態と全開状態である場合の他に、外蓋20が開閉途中状態である場合を検知する蓋開閉途中検知手段60を備えるものである。なお、第1実施形態と同様の処理については同一のステップ符号を付して重複した説明を省略する。
図10に示すように、蓋開閉途中検知手段60は、外蓋20に液晶パネル部33の傾斜角度を検出する加速度センサを用いることにより構成することができる。また、蓋開閉途中検知手段60の他の方法としては、押圧式スイッチを複数個設ける方法、磁石とホールICとで構成された磁気センサなどを挙げることができる。
図11に示すように、制御部50は、外蓋20が閉じていると判定した場合には(S10、No)、ステップS15に進み、ステップS15で外蓋20が開閉途中状態であるか否かを判定する。外蓋20が開閉途中状態であるか否かは、蓋開閉途中検知手段からの信号に基づいて判定される。
制御部50は、外蓋20が開閉途中状態でないと判定した場合には(S15、No)、ステップS30に進む。また、制御部50は、外蓋20が開閉途中状態であると判定した場合には(S15、Yes)、ステップS40に進み、ステップS40で電圧変更部51を介して、駆動電圧V1よりも高く、かつ、駆動電圧V2よりも低い、駆動電圧V3で液晶パネル部33を制御する(V1<V3<V2)。
第2実施形態によれば、第1実施形態による効果に加えて、外蓋20を全閉状態から開く際の途中状態、または外蓋20を全開状態から閉じる際の途中状態において、液晶パネル部33の視認性が損なわれるのを防止することができる。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更することができる。例えば、本実施形態では、外蓋20を閉じたときに(6時方向の場合:図6参照)、液晶パネル部33の視認性が優れるようにした場合を例に挙げて説明したが、外蓋20を開いたとき(12方向の場合:図6参照)、液晶パネル部33の視認性が優れるように構成してもよい。
また、本実施形態では、外蓋20が二つ折りになることで開放する構成を例に挙げて説明したが、外蓋20を閉時と開時とで液晶パネル部33の傾斜角度が変化するものであれば、四つ折りになることで開放するなど他の構成であってもよい。
1 洗濯機
10 筐体
10a 開口
10b 洗剤ケース
10c レール部
11 洗濯槽
20 外蓋(蓋)
21 前板部
22 後板部
23 ヒンジ部
24 把手
30 操作パネル
31 操作スイッチ群
32 表示部
33 液晶パネル部
34 点灯表示部
40 蓋開閉検知手段
50 制御部
51,51A,51B 電圧変更部
52,53,55,56 抵抗体
54 開閉手段
57 コンデンサ
60 開閉途中検知手段
10 筐体
10a 開口
10b 洗剤ケース
10c レール部
11 洗濯槽
20 外蓋(蓋)
21 前板部
22 後板部
23 ヒンジ部
24 把手
30 操作パネル
31 操作スイッチ群
32 表示部
33 液晶パネル部
34 点灯表示部
40 蓋開閉検知手段
50 制御部
51,51A,51B 電圧変更部
52,53,55,56 抵抗体
54 開閉手段
57 コンデンサ
60 開閉途中検知手段
Claims (3)
- 洗濯槽を収容する筐体と、
前記筐体に設けられ、前記洗濯槽の上部を開閉する蓋と、
を備えた洗濯機において、
前記蓋の開閉に応じて表示面の傾斜角度が変化する液晶パネル部と、
前記蓋の開閉状態を検知する蓋開閉検知手段と、
前記液晶パネル部の駆動電圧を変更する電圧変更部と、
前記蓋開閉検知手段により検知された前記蓋の開閉状態に基づいて、前記電圧変更部を介して前記駆動電圧を変更することで前記液晶パネル部のコントラストを調整する制御部と、を備えることを特徴とする洗濯機。 - 前記液晶パネル部は、前記蓋が閉状態のときの視認性が、前記蓋が開状態のときの視認性よりも高くなるように設定されており、
前記制御部は、前記蓋開閉検知手段により前記蓋が閉状態であるときに、前記蓋が開状態であるときよりも前記駆動電圧を低くすることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。 - 前記蓋の開閉途中状態を検知する蓋開閉途中検知手段を備え、
前記制御部は、前記蓋開閉途中検知手段により前記蓋が開閉途中状態であるときに、前記電圧変更部を介して前記駆動電圧を変更して前記液晶パネル部のコントラストを調整することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013123306A JP2014239792A (ja) | 2013-06-12 | 2013-06-12 | 洗濯機 |
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