JP2014239772A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】設置部材19に回動自在に配設した装置本体104に、動作演出装置N1,N2が配設される。動作演出装置N1,N2の駆動モータや発光用基板が配線接続された装置本体104の可動側中継基板と、設置部材19の固定用中継基板とが配線Hによって接続される。設置部材19に、配線Hを支持する配線支持部材157が回動自在に支持される。配線支持部材157は、第2引張りコイルバネ158によって配線Hを張った状態とする方向に付勢される。装置本体104が原点位置から第2位置へ回動するのに伴い引っ張られる配線Hによって回動した配線支持部材157は、装置本体104の第2位置から原点位置への回動に際して第2引張りコイルバネ158の付勢力によって配線Hを張った状態のまま元の位置に戻る。
【選択図】図13
Description
設置部(19)に移動自在に配設され、駆動手段(105)の駆動により待機位置と作動位置との間を移動される可動体(104)を備える遊技機において、
前記可動体(104)に設けられた電気部品(118,123,134,136,143)と、
前記電気部品(118,123,134,136,143)に一端が接続されると共に、他端が設置部(19)側に設けた基板(148)に接続される配線(H)と、
前記可動体(104)および基板(148)に接続した前記配線(H)の引回し経路に該配線(H)を支持可能に配設され、前記設置部(19)に対して移動自在な配線支持部材(157)と、
前記配線支持部材(157)を、該配線支持部材(157)で支持される配線(H)を張った状態とする方向に付勢する付勢手段(158)とを備え、
前記可動体(104)の待機位置から作動位置への移動に伴い引っ張られる配線(H)によって前記付勢手段(158)の付勢力に抗して移動した配線支持部材(157)を、該可動体(104)の作動位置から待機位置への移動に際して付勢手段(158)の付勢力によって配線(H)を張った状態のまま元の位置に戻すよう構成されたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、可動体の待機位置において配線支持部材の付勢手段による移動を規制手段で規制するよう構成したので、可動体の待機位置において配線を必要以上に引っ張ることがなく、配線の接続部が外れる問題が発生するのを確実に防止し得る。
該画成部材(153)に形成されて前記配線支持部材(157)の移動方向に延在する長孔(153a)と、
前記配線支持部材(157)に設けられ、前記長孔(153a)から引回し空間(154)外に延出する突出部(157e)とを備え、
前記引回し空間(154)の外側に設けられた前記付勢手段(158)が突出部(157e)に連繋して配線支持部材(157)を付勢するよう構成されたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、配線支持部材を付勢する付勢手段を、配線が引き回される引回し空間の外側に配設したので、該付勢手段が配線と干渉するのを防止することができる。
請求項4に係る発明によれば、配線支持部材と一体で移動する保護部によって配線が配線支持部材の移動方向と交差する方向に変位するのを防止することができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、全体として縦長の矩形状に構成されており、遊技者がパチンコ機10の前面に向かう姿勢でパチンコ遊技を行うことができるよう、パチンコ球の発射操作を行うための操作ハンドル17が前面右下部に設けられている。このパチンコ機10には、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤13(図2参照)を着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられると共に、遊技盤13の後側に、図柄を変動表示可能な表示手段としての図柄表示装置18(図3参照)が着脱し得るよう配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤13を透視可能に保護する透明板(透明部材)14aを窓部に備えた装飾枠としての前枠14が開閉可能に組付けられると共に、該前枠14の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿16が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前枠14の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿15が一体的に組付けられており、前枠14の開閉に合わせて上球受け皿15も一体的に開閉するよう構成される。また実施例では、前記図柄表示装置18としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置やドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の図柄表示装置を採用し得る。
前記遊技盤13は、図2および図3に示すように、前面(盤面)にパチンコ球が流下可能な遊技領域13aが画成されたベニヤ板からなる平板状の板部材であって、該遊技盤13の裏側に、光透過性の合成樹脂材により前方へ開口した箱状に形成されて、前記図柄表示装置18や後述する可動演出装置E等が配設される設置部材(設置部)19が配設されている。遊技盤13および設置部材19は、正面視における外郭形状が略整合する大きさおよび形状に形成されて、遊技盤13の後面に設置部材19を取着した状態で、設置部材19が遊技盤13の後面を全面的に覆うよう構成されている。なお、遊技盤13をアクリルやポリカーボネート等の合成樹脂材により光透過性を有するよう形成してもよい。この場合には、設置部材19を不透明な合成樹脂材により形成することで、裏側の構成をパチンコ機10前方から視認し難くしておくことが好ましい。
前記遊技盤13には、前記案内レール21および第3盤面保護部材20cで囲まれた前記遊技領域13aの略中央の大部分が開口する第1装着口23aに、前後に開口する窓口(開口部)29aが形成された枠状装飾体(装飾体)29が取り付けられて、該枠状装飾体29の窓口29aを介して図柄表示装置18の表示部18aが遊技盤13の前面側に臨むよう構成される。枠状装飾体29は、前記第1装着口23aに沿って延在する環状に形成された薄板状の台板29bと、該台板29bの開口内周に沿って後方へ突出する内周壁部と、該台板29bの開口内周に沿って設けられて、遊技盤13の前面より前方へ突出する庇部29dとを備える(図2参照)。そして、枠状装飾体29は、第1装着口23a内に内周壁部を挿入した状態で、遊技盤13に台板29bが前側からネジ止めされて、該枠状装飾体29の外側、具体的には庇部29dと案内レール21および第3盤面保護部材20cの間にパチンコ球が流下する流下経路30a,30bが画成されるようになっている。なお、枠状装飾体29を遊技盤13に取り付けた状態で、庇部29dの後端縁から外方に延出する台板29bが遊技盤13の前面に沿って延在して、該台板29bの前側をパチンコ球が通り得るようになっている。枠状装飾体29は、前記台板29b、内周壁部および庇部29dの夫々が一体に樹脂形成される構成であっても、別部材として形成される構成であってもよい。
前記遊技盤13に配設される前記始動入賞装置52は、前記第1装着口23aの下方に穿設された第2装着口23bに前側から着脱自在に配設される始動口飾り52aに、始動入賞口53a,53bが上下の位置関係で2つ設けられている。ここで、上側に位置する第1始動入賞口53aは、遊技領域13a内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされている。また、下側に位置する第2始動入賞口53bは、始動口飾り52aに前後方向へ揺動可能に配設された開閉部材54によって開閉するよう構成されており、駆動手段としての始動入賞ソレノイド55(図25参照)の駆動に伴って開閉部材54が第2始動入賞口53bを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置に変位するよう構成されている。すなわち、実施例において前記第1始動入賞口53aは、前記遊技領域13aを流下するパチンコ球が常時一定の確率で入賞可能に構成され、第2始動入賞口53bは、始動入賞ソレノイド55を駆動することでパチンコ球の入賞確率を可変し得るよう構成されている。なお、開閉部材54を閉鎖位置から開放位置に変位して第2始動入賞口53bを開放する開放条件および開閉部材54を開放位置から閉鎖位置に変位して第2始動入賞口53bを閉鎖する閉鎖条件としては、開閉部材54が開放位置に変位している継続時間(第2始動入賞口53bの開放時間)が挙げられるが、その他の条件を設定してもよい。
前記遊技盤13の第1経路30aにおいて内レール21bに沿って形成される第3装着口23cに配設される前記第1サイド装飾体58には、図2に示す如く、第1経路30a(遊技領域13a)を流下するパチンコ球が通過可能な第1球通過ゲート67が着脱自在に取り付けられており、該第1球通過ゲート67をパチンコ球が通過したことを第1球通過検出スイッチ69Aが検出するよう構成される。第1球通過検出スイッチ69Aは、前記メイン制御手段57に配線接続されており(図25参照)、該第1球通過検出スイッチ69Aは、パチンコ球の通過を検出して球検出信号をメイン制御手段57に出力するようになっている。そして、第1球通過検出スイッチ69Aからメイン制御手段57への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って普図当り抽選(後述)が行われ、該普図当り抽選の結果に応じて前記始動入賞装置52の始動入賞ソレノイド55が駆動制御されて開閉部材54が開閉動作するようになっている。また、第1サイド装飾体58には、前記第1球通過ゲート67の配設位置より下方に、複数の第1普通入賞口73が設けられている。なお、実施例では、3つの第1普通入賞口73が、前記始動入賞装置52に近づくにつれて下方に位置する階段状に配置されている。
前記遊技盤13の第2経路30bにおいて前記第3盤面保護部材20cに沿って形成される第4装着口23dに配設される第2サイド装飾体(飾り部材)75は、図2に示す如く、第2経路30b(遊技領域13a)を流下するパチンコ球が通過可能な第2球通過ゲート80が着脱自在に取り付けられており、該第2球通過ゲート80をパチンコ球が通過したことを第2球通過検出スイッチ69Bが検出するよう構成される。第2球通過検出スイッチ69Bは、前記メイン制御手段57に配線接続されており(図25参照)、該第2球通過検出スイッチ69Bは、パチンコ球の通過を検出して球検出信号をメイン制御手段57に出力するようになっている。そして、第2球通過検出スイッチ69Bからメイン制御手段57への球検出信号の入力(すなわちパチンコ球の検出)に伴って普図当り抽選(後述)が行われ、該普図当り抽選の結果に応じて前記始動入賞装置52の始動入賞ソレノイド55が駆動制御されて開閉部材54が開閉動作するようになっている。
前記設置部材19は、図3に示す如く、矩形状の背壁19aと、該背壁19aの周縁から前方へ向けて突出する囲い壁19bとから前方に開口する矩形箱状に形成された部材であって、該設置部材19は、囲い壁19bの前縁から外側方へ延在するフランジ19cを遊技盤13の後面に当接した状態で該遊技盤13に取り付けられる(図7参照)。また、背壁19aには、該背壁19aの後面に配設された前記図柄表示装置18の表示部18aを前方へ露出させる設置開口部19dが形成されている。そして、設置部材19の内側(図柄表示装置18より前側)に、動作によって演出を行う可動演出装置Eが配設されており、該可動演出装置Eは、図柄表示装置18の表示部18aで表示される図柄変動演出に関連して動作可能に構成されている。
前記設置部材19に配設された可動演出装置Eは、図13に示す如く、設置部材19の背壁19aに対して前後方向の軸回りに回動自在に支持された枠状の装置本体(可動体)104と、該装置本体104を揺動する第1駆動手段としての第1駆動モータ(駆動手段)105とを備える。第1駆動モータ105が設置部材19に配設されると共に、該第1駆動モータ105により回転駆動される駆動ギヤ106が、装置本体104の外周に形成された歯部107に噛合しており、第1駆動モータ105の正転駆動および逆転駆動によって、駆動ギヤ106を介して装置本体104が時計方向および反時計方向に所定角度範囲で回動するよう構成される。また、可動演出装置Eは、装置本体104に、後述する第1動作演出装置N1および第2動作演出装置N2が配設されており、装置本体104と共に両動作演出装置N1,N2も回動するようになっている。実施例では、後述する原点用センサ116で装置本体104に設けた原点用の原点用検出片104cを検出する原点位置を基準として、時計方向への回転を正回転と指称すると共に反時計方向への回転を逆回転と指称するものとする。
前記装置本体104における上側の外周および下側の外周には、図13に示す如く、円弧状に形成された円弧状部110,110が所定角度範囲で形成されている。これに対し、前記設置部材19には、設置開口部19dの上側および下側に、装置本体104の円弧状部110に当接可能な複数のローラ111,113が回転自在に枢支されており、設置部材19に対して装置本体104は、複数のローラ111,113に支持されて前後方向の回動軸(揺動軸)回りに揺動し得るよう構成される。装置本体104に配設されるローラ111,113には、該装置本体104に対して定位置で回転するよう配設される第1ローラ111と、装置本体104に対して前後方向の回動軸と交差する方向に変位可能に配設される第2ローラ113とがあり、これら第1ローラ111および第2ローラ113によって装置本体104が回転案内されるようになっている。
前記設置部材19には、前記設置開口部19dの下側に配設した2つの第1ローラ111,111の間に、該設置部材19に配設された弾性部材112によって常に装置本体104の円弧状部110に向けて付勢される第2ローラ113が配設されている。実施例では、装置本体104に一端部がネジ止め固定された可橈性を有する弾性部材112の自由端側に第2ローラ113が回転自在に枢支されており、該弾性部材112自体の弾性によって第2ローラ113は円弧状部110に押付けられるように構成される。前記装置本体104における下側の円弧状部110には、図8に示す如く、第2ローラ113が係合可能な位置決め凹部110bが径向外方に開放するように形成されており、装置本体104が後述する原点位置に臨む状態で、位置決め凹部110bに第2ローラ113が弾性部材112の付勢下に係合するよう構成される。なお、実施例では下側の円弧状部110におけるレール部110aの後側に臨む外周面に位置決め凹部110bが形成されており、第2ローラ113が設置部材19の背壁19aとレール部110aとの間に臨むことで、該第2ローラ113が前後方向に変位するのを防ぐようになっている。前記位置決め凹部110bは、上側に円弧状に凹む形状に形成されると共に、該位置決め凹部110bの周方向の端部と円弧状部110との連接部はなだらかに接続するように弧状に形成されている。これにより、位置決め凹部110bに第2ローラ113が位置した状態で、該第2ローラ113を安定して支持し得ると共に、装置本体104を回転する際には、大きな抵抗を与えることなく第2ローラ113の位置決め凹部110bからの移動を可能としている。
前記設置部材19における設置開口部19dの上側に、装置本体104の前側に臨む第1ガイド部材114が配設されている。この第1ガイド部材114の後側に前記上側の第1ローラ111が回転自在に支持されており、該第1ローラ111のフランジ部と第1ガイド部材114とによって、装置本体104の前後方向の変位を規制するよう構成される。また、設置部材19における上右隅部に、装置本体104の外周に形成されて径方向外方に延出する突片104bの前側に臨む第2ガイド部材115が配設されている。すなわち、設置部材19に対して装置本体104の上部は、複数のガイド部材114,115によって前方への変位が規制されるようになっている。
前記第1ガイド部材114に、原点用センサ(位置検出手段)116および移動位置用センサ117が周方向に離間して配設されている(図13参照)。両センサ116,117としては、発光部と受光部とを備えるフォトセンサや磁気センサ等の種各のセンサを用いることができる。前記装置本体104における可動体開口部104aの上側に臨む前面に、前側に向けて突出する原点用検出片104cおよび移動位置用検出片104dが周方向に離間して設けられている(図5参照)。両検知片104c,104dは、前記センサ116,117により検出可能な位置に設けてある。そして、原点用検出片104cが原点用センサ116で検出される位置が、装置本体104の原点位置(図13)として設定されている。なお、装置本体104の原点位置において移動位置用検出片104dは、移動位置用センサ117より右側で該移動位置用センサ117で検出されない位置に臨むよう構成される。そして、装置本体104が原点位置から時計方向に回転して、原点用検出片104cが移動位置用センサ117で検出される位置が、装置本体104の第1位置(図14)として設定されると共に、装置本体104が原点位置から反時計方向に回転して、移動位置用検出片104dが移動位置用センサ117で検出される位置が、装置本体104の第2位置(図15)として設定される。そして、後述するサブ制御手段162は、各センサ116,117が検出片104c,104dを検出したときに第1駆動モータ105を停止制御することで、装置本体104を原点位置、第1位置および第2位置に位置決め停止し得るようになっている。言い替えれば、原点用センサ116の検出状態では、装置本体104が原点位置にあることをサブ制御手段162が認識し、原点位置から第1駆動モータ105を正転駆動して移動位置用センサ117が検出状態となったときには装置本体104が第1位置にあることをサブ制御手段162が認識し、原点位置から第1駆動モータ105を逆転駆動して移動位置用センサ117が検出状態となったときには装置本体104が第2位置にあることをサブ制御手段162が認識し得るようになっている。
前記装置本体104に配設される前記第1動作演出装置N1は、発光用基板(電気部品,発光装置)118を内蔵した第1可動部材(可動部材)119と、該第1可動部材119を待機位置(第1位置)および作動位置(第2位置)の間を往復移動させる駆動機構120とを備える。第1動作演出装置N1は、駆動機構120の駆動に応じて、第1可動部材119が前記図柄表示装置18の表示部18aに沿って移動するよう構成されている。すなわち、第1可動部材119は、装置本体104の回動軸線と交差する方向に移動するようになっている。そして、第1可動部材119の待機位置では、図9(a)に示す如く、可動体開口部104aから退避して前記収容空間S1,S2,S3,S4に収容されることで前半体108の裏側に略全体が隠れるように位置して、前記図柄表示装置18の表示部18aの略全体が可動体開口部104aを介して前側から視認可能となる状態となる(図2参照)。一方、第1可動部材119の作動位置では、図9(b)に示す如く、収容空間S1,S2,S3,S4から出て可動体開口部104aに略全体が臨むように位置して、前記図柄表示装置18の表示部18aの前側に重なることで、可動体開口部104aを介して表示部18aが前側から視認可能な領域を狭める状態となるよう構成されている(図21参照)。すなわち、第1可動部材119は、回動軸線から離間して表示部18aの前側(演出領域)から退避する待機位置(第1位置)と、回動軸線に近接して表示部18aの前側(演出領域)に延出する作動位置(第2位置)との間を往復移動するよう構成される。
前記第1可動部材119は、図10に示す如く、実施例では4つの遮蔽部材121,121,122,122から構成されており、各遮蔽部材121,121,122,122に、LED等の発光体を実装した発光用基板118が夫々配設されている。4つの遮蔽部材121,121,122,122は、上下で対をなす第1遮蔽部材121,121と、左右で対をなす第2遮蔽部材122,122とからなる。第1遮蔽部材121,121は、装置本体104に対して上下方向に移動可能に支持されており、駆動機構120の駆動に応じて相互に近接離間するよう構成される。そして、両第1遮蔽部材121,121は、相互に離間することで、前記上収容空間S1および下収容空間S2に収容されて前半体108の裏側に略全体が隠れる待機位置(第1位置)に臨むと共に、相互に近接することで上収容空間S1および下収容空間S2から延出することで、前記表示部18aの前側に重なって該表示部18aの一部を隠す作動位置(第2位置)に臨むようになっている。第1遮蔽部材121,121は、略矩形状に形成されて、その長手が装置本体104の可動体開口部104aにおける上下に対向する縁部に沿って延在する姿勢で、相互に近接離間移動するようになっている(図10,図11参照)。
前記駆動機構120は、図5,図6,図10,図11に示す如く、正逆回転可能な回転軸を備える第2駆動モータ(第2駆動手段)123と、該第2駆動モータ123の回転軸に固着される駆動ギア124と、該駆動ギア124の回転に応じて作動する動力伝達機構125とから構成されている。前記上側の第1遮蔽部材121の左右方向の両端に、上下方向に延在する第1ラック126が夫々設けられると共に、各第1ラック126に噛合する駆動ピニオン127が前記装置本体104に回動自在に枢支されている。また、装置本体104における可動体開口部104aより上側位置に、左右方向に延在するシャフト128が回転自在に枢支されると共に、該シャフト128の軸方向の両端に対応する駆動ピニオン127に噛合する伝達ギヤ129が一体回転可能に配設されている。一方の伝達ギヤ129は、前記駆動ギヤ124に噛合しており、第2駆動モータ123を正転方向および逆転方向に回転することで、駆動ギヤ124および伝達ギヤ129を介して一対の駆動ピニオン127,127が正転方向および逆転方向に回転し、該駆動ピニオン127,127に噛合する第1ラック126,126を介して上側の第1遮蔽部材121が上下方向に往復移動するよう構成される。なお、第2駆動モータ123は、装置本体104における上部右隅部に設けられている。
前記装置本体104には、可動体開口部104aより右外側位置に第2動作演出装置(演出装置)N2が配設されている。第2動作演出装置N2は、図12に示すように、発光用基板(電気部品,発光装置)134を内蔵した第2可動部材(第2の可動部材)135と、該第2可動部材135を待機位置および作動位置の間を往復移動させる第3駆動モータ(第3駆動手段,電気部品)136と、該第3駆動モータ136および第2可動部材135が配設される台座部137とを備えてユニット化されており、台座部137を装置本体104の前面(前半体108)に位置決め固定することで第2動作演出装置N2が装置本体104に取り付けられる。第2動作演出装置N2は、第3駆動モータ136の駆動に応じて、第2可動部材135が装置本体104(前半体108)の前側を前記図柄表示装置18の表示部18aに沿って揺動するよう構成されている。また、第2可動部材135は、待機位置において前半体108における可動体開口部104aより右側部分の前側に略全体が位置するのに対し、作動位置では可動体開口部104aの前側に延出して図柄表示装置18の表示部18aの前側に重なるように位置して、該第2可動部材135によって表示部18aの一部を隠し得るよう構成されている(図25参照)。なお、第2可動部材135の待機位置において、図2に示す如く、該第2可動部材135の一部が前記枠状装飾体29の窓口29aの内側に臨んで前側から視認可能に構成してある。
前記可動演出装置Eでは、装置本体104に、前記第2動作演出装置N2が可動開口部104aの右側、すなわち装置本体104の回動中心(揺動中心)から側方に偏倚する位置に配設されることで(図13参照)、当該装置本体104の重心は、揺動中心から側方に偏倚するようになっている。すなわち、前記設置部材19に対して装置本体104は、重心から偏倚した位置で前後方向の軸回りに回動可能に支持されており、当該装置本体104に外力が加わらない状態では、第2動作演出装置N2の配設部位が下方(重心が回動中心の直下)に位置する姿勢で安定し、前記原点位置では常に装置本体104は自重によって第1位置に向けて回動する力が加わっている。実施例では、重心から偏倚した位置で回動軸回りに回動可能に支持された装置本体104の構成において、該装置本体104を原点位置に保持するための手段として第1引張りコイルバネ(付勢手段)144が設けられている。
前記可動演出装置Eの前記装置本体104における下部収容空間S2に、可動側中継基板147が配設されており、該可動側中継基板147に、前記装置本体104に配設された電気部品である前記第3駆動モータ136、第1可動部材119および第2可動部材135に配設された各発光用基板118,134、位置センサ133、原位置センサ143に接続する各配線がコネクタ接続されている。そして、該可動側中継基板147にコネクタ接続される中継用配線が、前記設置部材19に配設した固定側中継基板(基板)148にコネクタ接続されるよう構成される。なお、実施例では前記第2駆動モータ123に一端がコネクタ接続される配線は、可動側中継基板147を介することなく直接固定側中継基板148にコネクタ接続されている。実施例では、可動側中継基板147にコネクタ接続される複数の中継用配線および第2駆動モータ123にコネクタ接続される配線は、後述する配線保持部材149によって纏められた後に固定側中継基板148まで引き回されるようになっているので(図13参照)、これら複数の中継用配線および配線が纏められた配線群について配線Hとして指称する場合がある。
前記設置部材19の裏側には、設置開口部19dの下側における左右方向の略中央位置に固定側中継基板148が配設されており、該固定側中継基板148に、前記配線Hがコネクタ接続される。そして、該固定側中継基板148に接続する中継用配線が、前記サブ制御手段162に接続されるようになっている。なお、設置部材19の背壁19aには、後述する配線保持ユニット150の配設位置から右方(固定側中継基板148の配設側)に離間する位置に、図13に示す如く、前後方向に開放する配線用の挿通口19eが形成されており、該配線保持ユニット150を経た配線Hは、設置部材19の背壁19aの前側を挿通口19eまで引き回された後に、該挿通口19eを介して設置部材19の裏側に引き出されて固定側中継基板148に接続されるように構成される。
図13に示す如く、前記設置部材19の背壁19aにおける左下隅部の前側に、配線保持ユニット150が配設されている。この配線保持ユニット150は、図16,図17に示す如く、前方に開口する箱状に形成されたベース部材152と、該ベース部材152の前開口を塞ぐようにベース部材152に着脱自在に取り付けられるカバー部材(画成部材)153とからユニット本体151が構成されており、配線保持ユニット150は、ユニット本体151が設置部材19に対して着脱自在に配設されるように構成してある。ベース部材152は、板状の基壁152aの外周縁に前方に延出する側壁152bを立設して箱状に形成されており、板状のカバー部材153の裏面を側壁152bの前面に当接した状態で該カバー部材153をベース部材152に取り付けることで、両部材152,153の間(ユニット本体151内)に前記配線Hが引き回される引回し空間154を画成するよう構成される。
前記配線保持ユニット150に、前記引回し空間154に導入された配線Hを支持する配線支持部材157が配設されている。すなわち、配線支持部材157は、図16,図17に示す如く、前記配線保持部材149で纏められた配線Hが、前記固定用中継基板148に接続されるまでの引回し経路に配設され、該引回し経路を引き回される配線Hの途中を該配線支持部材157で支持し得るよう構成される。この配線支持部材157は、前記ベース部材152の基壁152aに突設した軸部152dに回転自在に枢支されている。なお、軸部152dは、前記可動演出装置Eにおける装置本体104の回動軸線(揺動軸線)と平行に延在しており、配線支持部材157は、装置本体104と平行な軸回りに回動可能に構成されている。
前記遊技盤13の所定位置(実施例では、遊技領域13a外の右下部位置)には、前記メイン制御手段57により決定された各種の遊技情報を表示する遊技情報表示部Mが設けられており、当該遊技情報表示部Mを確認することで、遊技に必要な遊技情報を適宜に確認し得るようになっている。遊技情報表示部Mには、前記第1始動入賞口53aおよび第2始動入賞口53bへの入賞を契機として行われる特図当り判定(特図当り抽選)の結果を示す報知用の特別図柄を特定可能に表示する特図表示部(表示手段)160A,160Bが設けられる(図25参照)。特図表示部160A,160Bは、第1始動入賞口53aへの入賞(第1始動入賞検出スイッチ56aの検出)を契機として、複数種類の特別図柄の変動表示を開始する第1特図表示部160Aと、第2始動入賞口53bへの入賞(第2始動入賞検出スイッチ56bの検出)を契機として、複数種類の特別図柄の変動表示を開始する第2特図表示部160Bとから構成される。そして、前記各始動入賞口53a,53bへのパチンコ球の入賞を契機として、対応する特図表示部160A,160Bの変動表示が行われ、最終的に複数種類の特別図柄の内の1つを表示するようになっている。また、特図表示部160A,160Bの何れかに、大当り表示としての特別図柄が表示されることで、当り表示に対応した大当り遊技(遊技者に利益を与えることが可能な遊技)が引き続いて遊技者に付与されるようになっている。
次に、パチンコ機10の制御構成について簡単に説明する。実施例のパチンコ機10には、図25に示す如く、パチンコ機10を全体的に制御するメイン制御手段57と、該メイン制御手段57からの制御信号に基づいて各制御対象を制御するサブ制御手段162とが設けられている。すなわち、メイン制御手段57では、パチンコ機10に備えられた各種検出スイッチ(検出手段)からの検出信号に基づいて各種処理が実行され、その処理結果に応じた各種の制御信号(制御コマンド)がサブ制御手段162に出力されるようになっている。そして、サブ制御手段162は、メイン制御手段72が出力した制御信号(制御コマンド)に基づいて、前記図柄表示装置18、可動演出装置E、発光装置118,134およびスピーカ163を制御するよう構成されており、パチンコ機10で実行される各種遊技演出(図柄変動演出や発光演出、音声演出)をサブ制御手段162が統括的にコントロールし得るようになっている。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
前記原点用センサ116が原点用検出片104cを検出している可動演出装置Eにおける装置本体104の原点位置では、装置本体104に配設された前記第1動作演出装置N1の第1可動部材119は前記基準姿勢となっている。また装置本体104の原点位置では、前記枠状装飾体29の窓口29aには、図2に示す如く、右側縁部に前記第2動作演出装置N2の第2可動部材135の一部が露出した状態となっている。そして、装置本体104を原点位置に保持した状態で、前記第2駆動モータ123の駆動によって第1動作演出装置N1の第1可動部材119が動作されると、前記第1遮蔽部材121,121が枠状装飾体29の窓口29aにおける上下端縁から基準姿勢のまま相互に近接することで、窓口29aを介して前記図柄表示装置18の表示部18aが見える領域が狭くなる。また、第2駆動モータ123により第1可動部材119が動作される際には、前記第2遮蔽部材122,122が両第1遮蔽部材121,121の間に側方から回動しつつ入り込んで下側の第1遮蔽部材121の上側に接触するように位置することで、窓口29aを介して表示部18aが見える領域(変化演出領域)は、図21に示すように僅かとなる。この状態において、前記サブ制御手段162は、前記基準演出パターンに基づいて図柄表示装置18を制御して、表示部18aに基準演出パターンに対応する図柄変動演出を実行することで、遊技者は第1可動部材119が待機位置において広い領域(装置本体104の可動体開口部104aで規定される演出領域)に表示される表示演出とは異なる趣のある演出を楽しむことができる。
ここで、前記可動演出装置Eの装置本体104に第2動作演出装置N2が右側に偏って配設されることで、該装置本体104の原点位置において、第2動作演出装置N2の重量分の力が装置本体104を正転する方向に加わっている。このように、前後方向の軸回りに回動可能に支持される装置本体104において重心位置が回動軸中心から偏倚していると、装置本体104を原点位置に保持するために第1駆動モータ105の回転を規制する機構を設ける必要があり、駆動機構が複雑となる。しかるに、実施例のパチンコ機10では、図13に示す如く、前記設置部材19と装置本体104との間に前記第1引張りコイルバネ144を張設し、原点位置において装置本体104を正転方向に回動する向きに作用する力と、該第1引張りコイルバネ144の付勢力とが均衡した状態となるよう構成してあるので、第1駆動モータ105の停止時に該第1駆動モータ105に装置本体104の荷重が作用することはなく、装置本体104を原点位置に停止した際に第1駆動モータ105に掛かる負荷を軽減することができる。すなわち、第1駆動モータ105の停止状態を維持するための複雑な機構を設ける必要はなく、構成を簡略化し得る。
次に、前記可動演出装置Eの装置本体104の回動に伴う配線支持部材157の作用につき説明する。
図13に示すように、前記装置本体104が原点位置に位置する状態において、該装置本体104に設けた前記配線保持部材149で纏められて左方に延在する配線Hは、前記配線保持ユニット150のユニット本体151に対して第1配線挿通口155から引回し空間154内に導入されている。そして、引回し空間154内において配線Hは、前記配線支持部材157における支持部157cの左側を回った後にユニット本体151の第2配線挿通口156から外部右方に導出され、該配線Hは前記設置部材19の背壁19aに形成した挿通口19eから裏側に引き回されて前記固定用中継基板148に接続される。すなわち、引回し空間154内において配線Hは、図13に示す如く、右方に開口する略U字状に湾曲するように延在して、該配線Hの湾曲部分が支持部157cで支持されている。また、装置本体104の原点位置において、前記第2引張りコイルバネ158によって回動付勢されている配線支持部材157の突出部157eは、前記カバー部材153の長孔143aにおける第1端部153cに当接して位置規制されており、該第2引張りコイルバネ158の付勢力によって配線Hが必要以上に引っ張られることはない。従って、装置本体104の原点位置において配線Hが必要以上に引っ張られることで、該配線Hの各基板147,148に対するコネクタ接続部が外れる問題が発生するのを確実に防止し得る。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 実施例では、配線を張った状態に保持するための付勢手段として引張りコイルバネを用いたが、配線支持部材を配線が張った状態となる方向に付勢し得るものであれば、捻りコイルバネ等のその他のバネやゴム等の弾性を有する手段であってもよい。
(2) 実施例では、配線を支持する配線支持部材を回動自在に配設し、装置本体の回動に伴って移動する配線に追従して配線支持部材が回動することで、該配線を常に支持した状態に維持するよう構成したが、該配線支持部材を直線的に移動自在に配設し、装置本体の回動に伴って移動する配線に追従して配線支持部材が直線的に往復移動することで配線を支持する状態を維持する構成を採用し得る。
(3) 実施例では、配線支持部材における軸方向の一方にのみ保護壁を設けたが、該配線支持部材において配線が支持される部位を挟む軸方向の両側に保護壁を設け、一対の保護壁によって配線が配線支持部材の移動方向と交差する方向へ変位するのを規制するようにしてもよい。
(4) 実施例では、配線支持部材の移動を規制する規制手段として、該配線支持部材の突出部が挿通される長孔を画成する壁を用いたが、該規制手段は、配線支持部材が移動する経路上に設けられた突部であってもよく、該突部に当接することで配線支持部材が移動規制されるようになっていればよい。
(5) 実施例では、ユニット本体の内部に配線支持部材を配設したが、設置部材の背壁に配線支持部材の支持部(軸部)を設けると共に、該背壁と対向するように画成部材を設置部材に配設し、背壁と画成部材との間に配線の引回し空間を画成する構成を採用し得る。
(6) 実施例では、電気部品が配設される装置本体が回動する場合で説明したが、該装置本体が設置部材の背壁に沿って上下方向や左右方向に直線移動するものであってもよく、または装置本体が背壁に対して前後方向に移動するものであってもよい。そして、配線支持部材は、装置本体の移動方向等に応じて配線支持部材の移動方向を設定すればよい。
(8) 実施例では、装置本体の重心が、第2動作演出装置を回動中心から偏倚した位置に配設することで回動中心から偏倚する構成で説明したが、装置本体自体の形状によって重心が回動中心から偏倚する構成であってもよい。
(9) 装置本体に作用する力との均衡を原点位置で保つための付勢手段としては、実施例の引張りコイルバネに限らず、ゴム等であってもよい。
(11) 実施例では装置本体に配設される第1可動部材として、4つの遮蔽部材を備えたものを挙げたが、遮蔽部材は1つ、2つ、3つあるいは5つ以上であってもよい。
(12) 実施例では、装置本体が3つの位置で停止するよう構成したが、該装置本体が停止する位置は3つに限らず2つまたは4つ以上であってもよい。また、装置本体は、所定角度範囲で揺動する構成に限らず、1回転以上で回転する構成であってもよい。
(13) 実施例では、装置本体の停止位置に応じて図柄表示装置の表示部で表示される図柄変動演出のパターンを切り替えるようにしたが、図柄表示装置の図柄変動演出のみでなく発光装置での発光演出やスピーカでの音演出を切り替えるようにしてもよい。
(14) 実施例では、装置本体を、設置部材に配設した複数のローラで移動自在に支持するよう構成したが、装置本体の外周に複数のローラを回転自在に配設し、該ローラが設置部材(設置部)に設けたレールに沿って移動する構成を採用し得る。
(15) 実施例では、装置本体に設けた歯部に噛合する駆動ギヤを駆動モータで回転駆動することで装置本体を回動するよう構成したが、駆動モータの駆動によって作動するリンク機構やカム機構等の連繋手段によって装置本体を回動(移動)する構成であってもよい。
(16) 実施例では、第1可動部材が備える4つの遮蔽部材を1つの駆動モータの駆動によって移動するよう構成したが、第1遮蔽部材と第2遮蔽部材とを別々の駆動モータ(駆動手段)で移動したり、または各遮蔽部材が夫々独立した駆動モータによって移動する構成を採用し得る。
(18) 実施例では、装置本体に、第1可動部材に対して前後の関係で重なることが可能な1つの第2可動部材を配設したが、第2可動部材を装置本体に複数配設する構成を採用し得る。また、第2可動部材は、第1可動部材の前側に重なるものと後側に重なるものとを装置本体に配設するようにしてもよい。
(19) 実施例では、装置本体を原点位置で保持する第2ローラを装置本体に向けて付勢する付勢手段として第2ローラを回転自在に支持する弾性部材を用いたが、第2ローラを回転自在に保持する部材を、バネやゴム等の手段で付勢する構成を採用し得る。
(20) 実施例では、メイン制御手段とサブ制御手段とで分けて各種制御を行うようにしたが、メイン制御手段で行う制御をサブ制御手段で行うようにしたり、逆にサブ制御手段が行う制御をメイン制御手段で行うようにしてもよい。すなわち、メイン制御手段とサブ制御手段とを分けることなく1つの制御手段で、パチンコ機の全体を制御する構成を採用し得る。
(21) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
104 装置本体(可動体)
105 第1駆動モータ(駆動手段)
118 発光用基板(電気部品)
123 第2駆動モータ(電気部品)
134 発光用基板(電気部品)
136 第3駆動モータ(電気部品)
143 原位置センサ(電気部品)
148 固定側中継基板(基板)
153 カバー部材(画成部材)
153a 長孔
153c 第1端部(規制手段)
154 引回し空間
157 配線支持部材
157b 保護壁(保護部)
157c 支持部
157e 突出部
158 第2引張りコイルバネ(付勢手段)
H 配線
Claims (4)
- 設置部に移動自在に配設され、駆動手段の駆動により待機位置と作動位置との間を移動される可動体を備える遊技機において、
前記可動体に設けられた電気部品と、
前記電気部品に一端が接続されると共に、他端が設置部側に設けた基板に接続される配線と、
前記可動体および基板に接続した前記配線の引回し経路に該配線を支持可能に配設され、前記設置部に対して移動自在な配線支持部材と、
前記配線支持部材を、該配線支持部材で支持される配線を張った状態とする方向に付勢する付勢手段とを備え、
前記可動体の待機位置から作動位置への移動に伴い引っ張られる配線によって前記付勢手段の付勢力に抗して移動した配線支持部材を、該可動体の作動位置から待機位置への移動に際して付勢手段の付勢力によって配線を張った状態のまま元の位置に戻すよう構成された
ことを特徴とする遊技機。 - 前記可動体の待機位置において、前記付勢手段の付勢力による配線支持部材の移動を規制する規制手段を備える請求項1記載の遊技機。
- 前記設置部との間に前記配線が引き回される引回し空間を画成する画成部材と、
該画成部材に形成されて前記配線支持部材の移動方向に延在する長孔と、
前記配線支持部材に設けられ、前記長孔から引回し空間外に延出する突出部とを備え、
前記引回し空間の外側に設けられた前記付勢手段が突出部に連繋して配線支持部材を付勢するよう構成された請求項1または2記載の遊技機。 - 前記配線支持部材における配線の支持部から該配線支持部材が付勢手段の付勢力によって移動する方向に延出する保護部が設けられ、前記支持部に支持されている配線の配線支持部材の移動方向と交差する方向への変位を保護部で規制し得るよう構成された請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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