JP2014238949A - コネクタ - Google Patents

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孝広 芝田
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Abstract

【課題】電線カバーの装着を円滑に行うことができるようにする。
【解決手段】コネクタハウジング1の背面に装着される電線カバー2と、この電線カバー2の側面に形成され外方へ撓み変形可能なロック部7と、コネクタハウジング1の側壁に突出形成されロック部7と弾性係止可能なロック受け部5と、コネクタハウジング1の側壁に設けられたリブ9と、電線カバー2の側面に設けられてリブ9によって押さえられる被押さえ面28Aを有した被押さえ部27とを備え、電線カバー2の装着の際には被押さえ部27が撓み変形する前に、リブ9と被押さえ面28Aとが当接可能な開き止め状態となる。
【選択図】図3

Description

本発明はコネクタに関するものである。
従来、コネクタハウジングの背面に電線カバーを装着しコネクタハウジングの背面から導出される電線の配索方向を所定方向に矯正するようにしたコネクタが知られている。そのようなものとして、下記特許文献1を挙げることができる。ここに開示されたコネクタは、電線カバーの側面に外方へ撓み変形可能な弾性係止片が形成され、この弾性係止片をコネクタハウジング側に形成された係止部に係止することによって電線カバーの装着がなされるようにしてある。また、このコネクタでは弾性係止片に加えて、他の係止手段が付加され、電線カバーの外れが二重に防止されるようにしたものである。
すなわち、電線カバーの側面の下縁には弾性係止片に隣接してガイド突起が設けられその先端には規制突起が形成されている。一方、コネクタハウジングにはガイド部が外方へ張り出して形成され、ガイド突起がその内側に入り込んで規制突起が内側から係止するようにしてある。このことによって、電線カバーに作用する外力によって、弾性係止片が、電線カバーの側面と共に外方へ撓み変形しようとした場合に、規制突起はガイド部との係止代を増す方向に移動するため、電線カバーがコネクタハウジングから外れる事態を確実に防止することができる。
特開2008−300174号公報
しかし、上記したものにおいては、弾性係止片とガイド突起との間にはスリットが切り込まれてはいるものの、スリットの付け根部分では肉が連続しているため、弾性係止片が係止部を乗り越える際に外方へ撓み変形すると、その影響を受けてガイド突起も連動して外方へ撓み変形する。このため、ガイド突起の先端がガイド部の先端に突き当たってしまい、正しくガイド部の内側に入り込むことができず、結果として電線カバーの装着ができなくなる状況があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線カバーの装着を円滑に行うことができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、背面から電線が引き出されたコネクタハウジングと、コネクタハウジングの背面側に装着され内部に電線を収容しつつ前記電線の配索方向を所定方向に矯正する電線カバーと、電線カバーの側面に形成され外方へ撓み変形可能なロック部と、コネクタハウジングの側壁に突出形成され電線カバーが装着される際に、ロック部を外方へ撓ませた後に弾性復帰させてロック部と係止するロック受け部と、電線カバーの側面とコネクタハウジングの側壁のいずれか一方に設けられた開き止め部と、電線カバーの側面とコネクタハウジングの側壁のいずれか他方に設けられ電線カバーがコネクタハウジングに装着された状態で、開き止め部に当接してロック部が係止を解除する方向に変位するのを規制する被押さえ部と、を備え、電線カバーの装着に際しロック部が撓み変形することに伴って、電線カバーの側面のうち開き止め部か被押さえ部のいずれかが設けられた部位が撓み変形する前に、開き止め部と被押さえ部とが当接可能な状態となる構成であるところに特徴を有している。
本発明によれば、電線カバーがコネクタハウジングに装着された状態では、ロック部とロック受け部とが弾性係止するとともに、電線カバーかコネクタハウジングのいずれかに設けられた開き止め部が、相手側に設けられた被押さえ部に当接する。このようにすることで、ロック部を含み電線カバーの側面が外方へ撓み変形するのが防止されるため、電線カバーの外れ防止が強化される。
そして特に、電線カバーの装着に際してロック部が撓み変形することに伴って電線カバーの側面において開き止め部か被押さえ部が設けられた部位が撓み変形をする前に、開き止め部と被押さえ部とが当接可能な状態となるようにしたため、開き止め部が被押さえ部と干渉してしまうことがなく、正規の組み付け位置に導くことができる。したがって、コネクタハウジングに対する電線カバーの組み付けを円滑に行うことができる。
コネクタハウジングと電線カバーとを組付ける前の状態であるコネクタと、嵌合相手となるコネクタとを示す正面図 電線カバーを組付ける前の状態におけるコネクタの側断面図 組付け途上を示す正面図 図3における組付け途上であって、開き止め部が電線カバー側に当接して電線カバーの開き規制を行っている状態を示す側断面図 組付けが完了した状態を示す正面図 同じく側断面図
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
(1)本発明のコネクタは、被押さえ部に、前記電線カバーが前記コネクタハウジングに装着される際に、前記電線カバーの前記コネクタハウジングに対する装着方向と略直交する方向から前記開き止め部を挟んで前記電線カバーのずれ止めを行うずれ規制面が形成されている構成とすることが好ましい。
このような構成によれば、電線カバーの装着の際に開き止め部はずれ規制面によって装着ガイドされながら、装着作業を行うことができるため、作業を円滑に行うことができる。
(2)また、前記コネクタハウジングに嵌合可能な他のコネクタハウジングには、その回動動作によって前記コネクタハウジングに設けられたカムフォロアをカム溝内で変位させることにより、倍力作用によって前記両コネクタハウジングを正規嵌合状態に至らせるレバーが装着されるとともに、このレバーには前記他のコネクタハウジングに解除可能に弾性係止して、前記カム溝に前記カムフォロアを受入可能な初期位置に前記レバーを保持する初期位置保持手段が設けられる一方、前記コネクタハウジングには、前記両コネクタハウジングを浅く嵌合させて前記カムフォロアを前記カム溝の入口に導いたときに前記初期位置保持手段の係止を解除する解除部が設けられるとともに、前記開き防止部はこの解除部の他端側に一体に形成されている構成としてもよい。
このような構成によれば、レバーを初期位置に保持する初期位置保持手段と他のコネクタハウジングとの係止を解除する解除部に開き止め部を一体に形成するようにしたから、開き止め部と解除部とを別途に設ける場合に比較して、コネクタの構成を簡素化することができる。
<実施例>
次に、本発明のコネクタを具体化した実施例について、図面を参照しつつ説明すると、本実施例のコネクタは、コネクタハウジング1と電線カバー2とを備えて構成されている。
コネクタハウジング1は合成樹脂材にて一体に形成されていて、全体としてブロック状に形成されている。コネクタハウジング1の内部には端子金具を収容する複数のキャビティ(図示しない)が形成されている。キャビティ内に端子金具が収容されると、各端子金具に接続された電線はコネクタハウジングの背面(図1では図示上面)に形成された電線引き出し面3から導出される。
コネクタハウジング1の対向する両側壁1Aにおいて、電線引き出し面3側の端縁部は一段内方へ引っ込んでおり、段差縁部4が形成されている。両段差縁部4において幅方向(図1等の左右方向)の中央部には、それぞれ一対ずつロック受け部5が幅方向に間隔をおいて対向して設けられている。両ロック受け部5は電線引き出し面3から電線の引き出し方向に向けて突出して形成されている。両ロック受け部5はコネクタハウジング1の幅方向の中心線を挟んで左右対称形状をなして形成されている。対をなすロック受け部5はそれぞれの先端側であって幅方向外側の部位が湾曲して切り欠かれた形状に形成されている。また、各ロック受け部5の先端の外面にはテーパ―状の面取り5Aが形成されている。
対をなす両ロック受け部5の外面でかつ高さ方向中央部にはロック突起6が外方に向けて突出して形成されている。ロック突起6は、両ロック受け部5において相互に対向する側に寄せられた部位に形成され、その外面には誘導斜面6Aが形成されている。誘導斜面6Aは、後述する電線カバー2の両側面部2Aのうちロック部7が形成されたロック部形成領域8がロック突起6に乗り上げ、さらには乗り越えの動作がそれぞれ円滑になされるよう、山形状をなして形成されている。。
また、コネクタハウジング1の両側壁1Aであって幅方向の片側(図1では右側)に寄った部位には高さ方向に沿ってリブ9が一体に突出形成されている。このリブ9は本願発明の開き止め部を構成するものである。本実施例の場合、リブ9は、後に詳述するが、電線カバー2の側面部に対する開き止め機能と、嵌合相手となる他のコネクタハウジング10に設けられたレバー11の初期位置の保持を解除する機能とを併せ持っている。
リブ9は、コネクタハウジング1の両側壁1Aにおいて嵌合面12から図示上方にやや離間した高さ位置に第1端部9A(解除部)を有し、ここから高さ方向に沿って延出して段差縁部4に至り、電線引き出し面3から図示下方にやや離間した高さ位置に第2端部9Bを有している。第1端部9Aの外面は嵌合面12側に向けて下り勾配となる解除斜面13が形成されている。第2端部9Bは、図2等に示すように、電線引き出し面3側の端面からテーパ溝14が高さ方向に沿って且つ全幅に亘って切り込み形成されている。テーパ溝14は、側壁1Aからの外方への突出方向に関し、電線引き出し面3側が広く開口し奥方(下方)に行くにしたがって狭くなるようにしてある。より具体的には、テーパ溝14内の外面側には奥方へ行くにしたがって下り勾配となる押さえ面15が形成され、内面側は高さ方向と平行な支持面16が形成されている。
コネクタハウジング1の両側壁1Aの中央部には高さ方向に長い長円形状に形成されたカムフォロア17が外方へ向けて突出している。
図1に示すように、コネクタハウジング1に嵌合可能な相手側コネクタハウジング10には、支持軸18を中心に回動可能なレバー11が装着されている。レバー11にはカム溝19が形成されている。レバー11は、カム溝19の入口にカムフォロア17を進入させつつ両コネクタハウジング1,10を浅く嵌合させ、その状態でレバー11が回動操作されると、レバー11の倍力作用により、軽い操作力でもって両コネクタハウジング1,10を完全嵌合状態に至らせることができる。
レバー11には、両コネクタハウジング1,10を浅く嵌合させたときに、カムフォロア17がカム溝19の入口へ自動的に誘導されるような位置(初期位置)にレバー11を保持しておくための仮係止爪20(初期位置保持手段)が外方へ撓み可能に形成されている。この仮係止爪20は相手側コネクタハウジング10の一部に係止することで、レバー11を時計回り及び反時計回りのいずれの操作方向にも回動規制することができる。この仮係止爪20の係止部位は、両コネクタハウジング1,10が嵌合する過程でのリブ9の進入経路上に位置するような設定となっている。そして、両コネクタハウジング1,10が浅く嵌合した時点で、解除部であるリブ9の第1端部9Aが仮係止爪20の係止部位に作用して、仮係止爪20を、相手側コネクタハウジング10との係止が解除される方向に撓み変形させることができるようになっている。なお、レバー11には係止孔22が開口し、両コネクタハウジング1,10が完全嵌合する位置まで回動操作されたときに、電線カバー2に形成された係止突起21に係止してレバー11を同位置に保持することができる。
電線カバー2も合成樹脂材にて一体に形成されている。電線カバー2は略鉛直に切り立った一対の側面部2Aと、両側面部2Aを連結する天井面部2Bとを備えて構成されている。電線カバー2はコネクタハウジング1の電線引き出し面3と対向する方向(下方)に向けて開口し、内部は電線を収容するための収容空間23となっている。電線カバー2は側方(図1における右方)へも開口して電線引き出し口24となっていて、その開口方向へ向けて電線の配索方向を矯正することができる。
電線カバー2の両側面部2Aにおける幅方向の中央部は、図示下縁が高さ方向の内方(図示上方)へ後退しており、ここには本発明のロック部を構成するロック孔25が一対開口して形成されている。対をなすロック孔25は、電線カバー2の側面部2Aにおいて所定の高さ範囲に亘って設けられ、それぞれは略方形状に形成されている。電線カバー2のうち対をなすロック孔25が形成されている領域はロック部形成領域8を構成し、同領域8を幅方向に挟んだ部位には、一対のスリット26が端縁から高さ方向に沿って切り込み形成されている。このことによって、ロック部形成領域8は外方への撓み変形がし易くなっている。
電線カバー2の両側面部2Aにおいて、図1における右側のスリット26より電線引き出し口24側の部位には、前記リブ9によって押さえ付けられて同部位の外方への撓みを防止する被押さえ部27が形成されている。ロック部形成領域8と被押さえ部27との間には上記したように、スリット26が介在されているものの、スリット26より上部側では互いの肉が連続しているため、撓みの影響を相互に及ぼし合う関係にある。本実施例では、逆に、リブ9が被押さえ部27を押さえ付けて被押さえ部27の撓み規制をすることにより、ロック部形成領域8の撓みを規制してロック孔25とロック突起6との係止解除が規制されるようにしている。
上記した被押さえ部27は、図1に示すように、ロック部形成領域8の下縁よりもさらに下方へ張り出して形成されている。被押さえ部27の下縁部には溝部28が凹み形成されるとともに、同溝部28は下方(リブ9の第2端部9Bと対向する側)に向けて開放するように形成されている。この溝部28はリブ9の第2端部9B側が進入可能な溝幅に形成されている。また、溝部28の底面の下縁は図1に示すように、被押さえ部27の下縁から内方(図示上方)へ後退して位置している。溝部28の底面は、図2等に示すように、溝部28の奥方(図示上方)へ向けて上り勾配となる被押さえ面28Aが形成されている。被押さえ面28Aの勾配は、リブ9の押さえ面15の勾配とほぼ等しく設定されていて、電線カバー2がコネクタハウジング1に正規に装着されると、図6に示すように、押さえ面15と被押さえ面28Aとは整合した状態で密着する。被押さえ面28Aの裏面は電線カバー2の側面部2Aの内面と面一であり、電線カバー2の装着の際には、リブ9の第2端部9Bに形成されたテーパ溝14の支持面16と接し、電線カバー2がコネクタハウジング1に正規に装着されると、図6に示すように、テーパ溝14の奥部に至る。
また、溝部28の幅方向の両側面にはずれ規制面28Bが形成され、電線カバー2の装着の際にはリブ9の第2端部9Bの両側面と摺接することで、電線カバー2の幅方向の位置ずれを規制可能としている。
本実施例においては、電線カバー2の装着の際に、リブ9の第2端部9Bの先端が溝部28の被押さえ面28Aの下端に達したときに、ロック部形成領域8の下縁が両ロック突起6に乗り上げ直前の位置に達するようにしてある。したがって、この状態から電線カバー2の装着が進行すると、直ちに、被押さえ面28Aがリブ9の押さえ面15の内方に潜り込んでいる。すなわち、ロック部形成領域8がロック突起6に乗り上げて撓み変形することの影響を受けて被押さえ部27が撓み変形を開始する前に、被押さえ部27はリブ9による撓み規制がされる状況が確保されるようにしてある。
次に、上記のように構成された本実施例の作用効果を説明する。電線カバー2をコネクタハウジング1に装着する場合には、電線カバー2を、図1に示す姿勢にして、コネクタハウジング1の電線引き出し面3の上方から接近させる。
そして、図3、図4に示すように、電線カバー2の両側面部2Aをコネクタハウジング1の外側から被せるようにして装着を開始する。この際には、ロック部形成領域8がコネクタハウジング1側の両ロック受け部5の先端部に対し外側から被せられると同時に、コネクタハウジング1側におけるリブ9の第2端部9Bが溝部28の入口側に進入する。これにより、リブ9の第2端部9Bはその幅方向両側が、溝部28の幅方向両側面に形成されたずれ規制面28Bに挟まれるため、コネクタハウジング1に対する電線カバー2の幅方向の位置決めがなされる。そして、そのまま電線カバー2の装着がさらに進行し、ロック部形成領域8の下縁部が両ロック突起6に乗り上げるときには、ロック部形成領域8全体は外方へ撓み変形しているが、そのときには既に、被押さえ面28Aがテーパ溝14内の押さえ面15の内方に潜り込んだ状態となっている。したがって、図4に示すように、被押さえ部27が外方へ撓み変形しても、被押さえ面28Aが押さえ面15に当接して撓み規制がされる。
そして、電線カバー2の装着が図5、図6に示す正規状態にまで進行する間は、ロック部形成領域8では両ロック突起6を乗り越えて弾性復帰し、各ロック突起がロック孔25の孔縁に係止する。一方で、被押さえ部27も同様に弾性復帰するとともに、被押さえ面28Aは押さえ面15の傾斜に沿って内方へ案内される結果、被押さえ面28Aは押さえ面15に、また被押さえ面28Aの裏面は支持面16に対しそれぞれ整合状態で密着する。
かくして、電線カバー2がコネクタハウジング1に対して正規に装着された状態において、ロック孔25とロック突起6との係止に加え、リブ9が被押さえ部27を押さえ付けて、間接的にロック部形成領域8の係止解除方向への撓みを規制するようにしたため、電線カバー2の外れ防止が強化される。また、このようなリブ9による電線カバー2の開き規制が、電線カバー2の側面部2Aの開き変形がなされる前に実現されるようにしたため、リブ9と溝部28とが干渉することなく正規の組み付け関係を成立させることができる。したがって、電線カバー2の装着作業を円滑に行うことができる。
また、電線カバー2の装着に際しては、リブ9が溝部28のずれ規制面28Bによって幅方向に案内されるため、このことも装着作業の円滑さに寄与する。さらに、リブ9はレバー11の初期位置保持のための仮係止爪20に対する係止解除の構造を利用して形成されるようにしたため、開き止めのための専用構造を別途に設ける場合に比べてコネクタの構成の簡素化を図ることができる、という効果も得られる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では開き止め部としてのリブ9をコネクタハウジング1側に形成し、被押さえ部を電線カバー2側に形成した場合を示したが、これとは逆にリブを電線カバー2側に設け、被押さえ部27をコネクタハウジング1に設ける構成も考えられる。
(2)上記実施例では、ロック受け部5をコネクタハウジング1の両側壁1Aに片側一対ずつ設けたが、必ずしも対で設ける必要はなく、一つずつ設けるようにしてもよい。
(3)上記実施例では、ロック部形成領域8と被押さえ部27との間にスリット26を介在させたが、スリットは省略することができる。
(4)上記実施例では、本発明をレバー式のコネクタに適用した場合を示したが、必ずしもレバー式である必要はない。
(5)上記実施例では、リブ9に開き止めの機能とレバー11の初期位置解除の機能を併せ持たせるようにしたが、レバー11の初期位置解除の機能はなくてもよい。
1…コネクタハウジング
2…電線カバー
5…ロック受け部
7…ロック部
8…ロック部形成領域
9…リブ
9A…第1端部(解除部)
9B…第2端部(開き止め部)
11…レバー
17…カムフォロア
19…カム溝
20…仮係止爪(初期位置保持手段)
27…被押さえ部
28…溝部
28A…被押さえ面
28B…ずれ規制面

Claims (3)

  1. 背面から電線が引き出されたコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングの背面側に装着され内部に前記電線を収容しつつ前記電線の配索方向を所定方向に矯正する電線カバーと、
    前記電線カバーの側面に形成され外方へ撓み変形可能なロック部と、
    前記コネクタハウジングの側壁に突出形成され前記電線カバーが装着される際に、前記ロック部を外方へ撓ませた後に弾性復帰させて前記ロック部と係止するロック受け部と、
    前記電線カバーの側面と前記コネクタハウジングの側壁のいずれか一方に設けられた開き止め部と、
    前記電線カバーの側面と前記コネクタハウジングの側壁のいずれか他方に設けられ前記電線カバーが前記コネクタハウジングに装着された状態で、前記開き止め部に当接して前記ロック部が前記係止を解除する方向に変位するのを規制する被押さえ部と、を備え、
    前記電線カバーの装着に際し前記ロック部が撓み変形することに伴って、前記電線カバーの側面のうち前記開き止め部か前記被押さえ部のいずれかが設けられた部位が撓み変形する前に、前記開き止め部と前記被押さえ部とが当接可能な状態となる構成であることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記被押さえ部には、前記電線カバーが前記コネクタハウジングに装着される際に、前記電線カバーの前記コネクタハウジングに対する装着方向と略直交する方向から前記開き止め部を挟んで前記電線カバーのずれ止めを行うずれ規制面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記コネクタハウジングに嵌合可能な他のコネクタハウジングには、その回動動作によって前記コネクタハウジングに設けられたカムフォロアをカム溝内で変位させることにより、倍力作用によって前記両コネクタハウジングを正規嵌合状態に至らせるレバーが装着されるとともに、このレバーには前記他のコネクタハウジングに解除可能に弾性係止して、前記カム溝に前記カムフォロアを受入可能な初期位置に前記レバーを保持する初期位置保持手段が設けられる一方、
    前記コネクタハウジングには、前記両コネクタハウジングを浅く嵌合させて前記カムフォロアを前記カム溝の入口に導いたときに前記初期位置保持手段の係止を解除する解除部が設けられるとともに、前記開き防止部はこの解除部の他端側に一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
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