JP2014238932A - バッテリ温調装置 - Google Patents

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季之 本橋
則行 大川
Noriyuki Okawa
則行 大川
哲 佐久間
Satoru Sakuma
哲 佐久間
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Takashi Otsuka
隆 大塚
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Abstract

【課題】バッテリケース内の凝縮水により発生する問題を回避し得るバッテリの温調装置を提供する。
【解決手段】制御装置(40)は、蒸発口(22)を閉じて、加熱器(5)及び冷却器(6)により温調された空気を送風口(21)からバッテリ(2)へと送風する送風モードと、送風口(21)を閉じて、冷却器(6)において発生する凝縮水(W)を加熱器(5)により蒸発させ蒸発口(22)から放出する凝縮水蒸発モードと、を切り換える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されるバッテリの温度を調整するバッテリ温調装置に関するものである。
ハイブリッド車両や電気自動車等の動力源としてのバッテリは、一般的に、水密構造のバッテリケースに収められる。そして、充放電時に高温となるバッテリを冷却する冷却装置として、空気を冷却する冷却器及び冷却器に空気を送る送風機がバッテリと共に収められる。
このような冷却装置では、空気が冷却される際に熱交換器で発生した凝縮水が電子部品の絶縁不良や腐蝕といった問題を引き起こす原因となる。そこで、凝縮水の発生を抑制するために、密閉されたバッテリケース内に不活性ガスを封入する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2009−259785号公報
しかしながら、シール部材等は経時劣化するため、バッテリケースの密閉度を長期にわたって維持することは難しい。密閉度が失われ水分を含んだ空気が侵入すると、バッテリケース内に凝縮水が発生してしまう。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、バッテリケース内の凝縮水により発生する問題を回避し得るバッテリの温調装置を提供することを目的とする。
本発明の実施態様によると、バッテリケースに収装されるバッテリと、バッテリケースに収装され、バッテリの温度を調整する温調ユニットと、バッテリの温度に基づいて温調ユニットを制御する制御装置と、を備えるバッテリ温調装置に適用される。温調ユニットは、送風を行う送風機と、送風機からの送風を加熱する加熱器と、送風機からの送風を冷却する冷却器と、加熱器及び冷却により温調された空気をバッテリへと送風する送風口と、冷却器で発生する凝縮水を蒸発させる蒸発口と、送風口及び前記蒸発口を開閉する開閉ドアと、を備え、制御装置は、蒸発口を閉じて加熱器及び冷却器により温調された空気を送風口からバッテリへと送風する送風モードと、送風口を閉じて凝縮水を加熱器により蒸発させ蒸発口から放出する凝縮水蒸発モードと、を切り換えることを特徴とする。
本発明の実施態様によると、通常はバッテリの温調を行う温調ユニットにおいて、凝縮水蒸発モードに切り換えて、冷却器の冷却に伴い発生した凝縮水を加熱器の熱によって蒸発させてバッテリケースの外へと放出することができる。このとき、開閉ドアにより送風口を閉じて凝縮水の蒸気がバッテリに送られることを防ぐことができる。
本発明の実施形態のバッテリ温調装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施形態のバッテリ温調装置の凝縮水蒸発モードの説明図である。 本発明の実施形態のバッテリ温調装置が実行する凝縮水蒸発制御処理のフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態のバッテリ温調装置100の構成を示す説明図である。
バッテリ温調装置100はバッテリケース1を備え、バッテリケース1には、バッテリ2と温調ユニット3とが収装される。また、バッテリ温調装置100には、温調ユニットの動作を制御する制御装置40が備えられる。
バッテリ2は、電気的に相互接続された複数のセルで構成される。温調ユニット3は、ブロアファン4、ヒータ5、冷却器6等を備え、ブロアファン4により送風される空気の温度を調節して、バッテリ2に送風する。
温調ユニット3は温調ユニットケース13を備え、温調ユニットケース13の内部に、ブロアファン4、ヒータ5、冷却器6が備えられる。温調ユニットケース13のバッテリ2に近接する側には送風口21が備えられており、温調された空気が送風口21からバッテリ2へと送風される。
温調ユニットケース13には、吸気口23が備えられている。吸気口23は、温調ユニットケース13において送風口21とは離れた位置に備えられる。送風口21から送風された空気がバッテリ2を加熱又は冷却しながらバッテリケース1の内部を循環し、再び吸気口23から温調ユニット3に戻る。吸気口23の内側には、吸気口23から吸気された空気をブロアファン4に導く整流部25が備えられている。
ブロアファン4は吸気口23付近に備えられており、吸気口23から空気を吸気する。ブロアファン4の送風側には、ヒータ5及び冷却器6が順に並べて配置される。ブロアファン4からの送風は、ヒータ5及び冷却器6を通過して、送風口21からバッテリ2に送風される。
ヒータ5は、例えばPTCヒータにより構成されており、ブロアファン4から送風される空気と熱交換を行うことでブロアファン4から送風される空気を加熱する。冷却器6は、冷凍サイクル(エアコンサイクル)のエバボレータであり、ブロアファン4から送風される空気とエバボレータ内部を流通する冷媒(例えば、R−134a)との間で熱交換を行うことで、ブロアファン4から送風される空気を冷却する。
制御装置40は、これらブロアファン4、ヒータ5及び冷却器6の動作を制御する。制御装置40は、バッテリ2の各セルの温度を取得して、バッテリ2の加温又は冷却を決定する。
バッテリ2の温度が低くバッテリ2を加温することを決定した場合は、制御装置40は、ブロアファン4を作動させると共にヒータ5を加熱させて、ヒータ5により加熱された空気をバッテリ2に送風する加温制御を行う。バッテリ2の温度が高くバッテリ2を冷却することを決定した場合は、制御装置40は、ブロアファン4を作動させると共に冷却器6を冷却させて、冷却器6により冷却された空気をバッテリ2に送風する冷却制御を行う。ヒータ5及び冷却器6を個別に制御するのではなく双方を同時に制御して、温度を細かく調整することもできる。
冷却器6は周囲の空気よりも低い温度となるため、バッテリケース1の内部にある空気中の湿度が凝縮して凝縮水Wが発生する。温調ユニットケース13の内部には、冷却器6の熱交換により発生して冷却器6から滴下する凝縮水Wを受ける貯留パン7が備えられている。貯留パン7には凝縮水Wを検出する凝縮水検出部17が備えられる。凝縮水検出部17は、例えば水位センサや重力センサ等により構成される。なお、貯留パン7の底部に、振動により凝縮水Wが溢れないように水分を吸収して保持する不織布等を備えてもよい。
凝縮水Wがバッテリケース1の内部に存在すると、バッテリ2等の電子部品の絶縁不良や腐蝕といった問題を引き起こす原因となる。そこで、凝縮水Wをバッテリケース1の外部へと放出することが必要となる。本発明の実施形態では、凝縮水Wを加熱して、蒸発した凝縮水Wをバッテリケース1の外部へと放出するように構成した。凝縮水Wの加熱は、ブロアファン4及びヒータ5を動作させることによって行われる。
凝縮水Wを蒸発させてバッテリケース1の外部に放出するために、温調ユニットケース13の上方側に蒸発口22が備えられる。蒸発口22は、温調ユニットケース13の送風口21に隣接して配置される。蒸発口22には、これと連通して上方へと延設する略円筒状の蒸発ダクト24が接続される。
一方、バッテリケース1には換気口30が開口して形成される。換気口30には、この開口部分を覆う透湿膜31が備えられる。透湿膜31は、液体の水は通過せず水蒸気のみが通過可能な膜である。換気口30は蒸発ダクト24に連通しており、蒸発した凝縮水Wが透湿膜31を介して外部へと放出される。
送風口21と蒸発口22とには、これらを選択的に開放及び閉塞する開閉ドア8が備えられている。開閉ドア8は、送風口21と蒸発口22との間に備えられる回転軸10を軸として揺動することで、送風口21を開放して蒸発口22を閉塞する状態、又は、送風口21を閉塞して蒸発口22を開放する状態、のいずれかの状態を取ることができる。開閉ドア8は、制御装置40の制御により、回転軸10に備えられるアクチュエータ10aによって揺動する。
なお、以降は、送風口21を開放して蒸発口22を閉塞した状態を「送風モード」と呼び、送風口21を閉塞して蒸発口22を開放した状態を「凝縮水蒸発モード」と呼ぶ。
温調ユニットケース13の内部の上方側には、仕切壁26が形成されている、仕切壁26と温調ユニットケース13とにより通路29が形成される。凝縮水蒸発モードにおいて、送風口21を閉塞して蒸発口22を開放したとき、ブロアファン4の送風は、ヒータ5及び冷却器6を通過した後、その一部が蒸発口22から放出され、その一部が通路29を通過してブロアファン4の吸気側に戻る。
また、送風モードにおいて送風口21を開放して蒸発口22を閉塞したとき、開閉ドア8の延設部18が仕切壁26の端部に当接する。このときは通路29が閉鎖される。
図2は、本発明の実施形態のバッテリ温調装置100の構成を示す説明図であり、凝縮水Wを蒸発させる凝縮水蒸発モードの説明図である。
凝縮水蒸発モードが決定された場合は、制御装置40は、アクチュエータ10aを動作させて開閉ドア8を揺動させ、送風口21を閉塞し、蒸発口22を開放する。
このとき、制御装置40は、ブロアファン4を動作させると共にヒータ5を加熱させる。冷却器6の冷却は停止させる。
ブロアファン4から送風された空気はヒータ5により加温されて貯留パン7付近に送風されることにより、貯留パン7に貯留された凝縮水Wを加熱する。加熱された凝縮水Wは蒸発(気化)する。蒸発した凝縮水Wは空気の流れと共に上昇し、蒸発口22から蒸発ダクト24へと導かれる。蒸発した凝縮水Wは蒸発ダクト24を通過した後、透湿膜31を介して換気口30からバッテリケース1の外部へと放出される。
蒸発ダクト24の上方側の端部であって換気口30付近には、上方へと向かって拡径された拡径部24aが形成されている。拡径部24aは、蒸発ダクト24の内壁に接触した水蒸気が凝縮して再び凝縮水Wとなった場合にも、凝縮水Wがバッテリケース1の内部に滴下せず蒸発ダクト24の内側に滴下させるために設けられる。
ブロアファン4から送風される空気の一部は通路29を通過してブロアファン4の吸気側に戻り、温調ユニットケース13の内部を循環する。これにより温調ユニット3の内部の温度が上昇し温調ユニット3内の空気が膨張するため、凝縮水Wの蒸発及び放出が促進される。温調ユニット3の送風口21は開閉ドア8により閉塞されるので、バッテリ2に蒸発した凝縮水が送られることを防止する。
次に、このように構成されたバッテリ温調装置100の動作を、図3に示す凝縮水蒸発制御処理のフローチャートを参照して説明する。
制御装置40は、この図3に示すフローチャートを、バッテリ2に関して行われる他の制御と並行して、所定の周期(例えば10ms毎)で実行する。
制御装置40は、まずステップS10において、バッテリ2の加温制御又は冷却制御が実行されていない、すなわち、加温制御又は冷却制御がOFFであるか否かを判定する。
制御装置40は、バッテリ2の各セルの温度を取得している。この温度に基づき、バッテリ2の加温制御を実行するか、バッテリ2の冷却制御を実行するか、又は、いずれの処理も実行しないかを決定する。
バッテリ2の加温制御又は冷却制御を実行する場合は、本フローチャートの処理を終了して、他の処理に戻る。他の処理では、バッテリ2の温度に基づいて加温制御又は冷却制御を行う。
バッテリ2の加温制御及び冷却制御のいずれもOFFであると判定した場合は、ステップS20に移行する。ステップS20において、制御装置40は、貯留パン7に貯留された凝縮水Wの量が規定量を超えたか否かを判定する。凝縮水Wの量が規定量を超えたと判定した場合はステップS30に移行する。凝縮水Wの量が規定量以下であると判定した場合はステップS40に移行する。
貯留パン7に貯留された凝縮水Wの量は凝縮水検出部17により検出され、この検出結果に基づき、凝縮水Wの量が規定量を超えたか否かが制御装置40によって判定される。
凝縮水検出部17が水位センサで構成されている場合は、制御装置40は、貯留パン7に貯留されている凝縮水Wの水位が所定の水位を超えているか否かを判定する。凝縮水検出部17が重量センサで構成されている場合は、制御装置40は、貯留パン7に貯留されている凝縮水Wの重量が所定の重量を超えているか否かを判定する。
ステップS20における判定は、貯留パン7に凝縮水Wが存在することをもって規定量を超えたと判定してもよいし、貯留パン7に貯留できる凝縮水Wの上限から余裕分を考慮して規定値を設定し、この規定値を超えたか否かを判定してもよい。また、凝縮水Wの量が規定量を超えたか否かの判定にヒステリシスを設定してもよい。ヒステリシスを設定することにより、凝縮水蒸発処理の動作のハンチングを防止できる。
ステップS30では、制御装置40は凝縮水蒸発処理を実行する。制御装置40は、アクチュエータ10aを動作させて、開閉ドア8により送風口21を閉塞して蒸発口22を開放する凝縮水蒸発モードを選択する。凝縮水蒸発モードが選択された状態で、制御装置40は、ブロアファン4より送風を行うと共にヒータ5を加熱する。
ブロアファン4から送風される空気はヒータ5により加温されて貯留パン7付近に送風されることで、貯留パン7に貯留された凝縮水Wを加熱して蒸発させる。蒸発された凝縮水Wは蒸発口22から蒸発ダクト24へと導かれ、透湿膜31を介して換気口30からバッテリケース1の外部へと放出される。
ブロアファン4からの送風の一部は通路29からブロアファン4に戻り、温調ユニットケース13内部を循環することで温調ユニット3の内部の温度を上昇させる。これにより凝縮水Wの蒸発が促進される。このステップS30の処理の後、本フローチャートの処理を終了して、他の処理に戻る。
ステップS20において凝縮水Wの量が定量以下であると判定した場合は、ステップS40に移行する。ステップS40では、制御装置40は、凝縮水蒸発処理を停止する。制御装置40は、アクチュエータ10aを動作させて、開閉ドア8により送風口21を開放して蒸発口22を閉鎖する送風モードを選択する。送風モードが選択された状態で、制御装置40は、ブロアファン4を停止させ、ヒータ5の加熱を停止する。
これらステップS30又はS40の処理の後、本フローチャートの処理を終了して、他の処理に戻る。他の処理において、制御装置40は、バッテリ2の各セルの温度に基づき、ブロアファン4、ヒータ5及び冷却器6の動作を制御する。
制御装置40は、この図3に示すフローチャートの処理を実行することにより、貯留した凝縮水Wを蒸発させてバッテリケース1の外部へと放出することができる。
なお、凝縮水検出部17は、水位センサや重量センサなど、貯留パン7に貯留された凝縮水Wの量を直接計測するものでなくてもよい。例えば、貯留パン7の底部に導通センサを備え、導通センサがONとなった場合に貯留パン7に貯留された凝縮水Wが規定量を推定してもよい。または、貯留パン7の底部に温度センサを設け、周囲の温度と貯留パン7の温度との差が規定の値を超えた場合に、貯留パン7に貯留された凝縮水Wの量を推定してもよい。
また、凝縮水検出部17は、車外からの情報により当日の湿度を検出し、冷却器6による冷却の開始前と開始後の温度を比較して、発生する凝縮水の量を推定してもよい。このようにして推定された凝縮水の量に基づいて、前述のステップS20の判定を行ってもよい。
以上のように、本発明の実施形態では、バッテリケース1に収装されるバッテリ2と、バッテリケース1に収装され、バッテリ2の温度を調整する温調ユニット3と、温調ユニット3の動作を制御する制御装置40と、を備えるバッテリ温調装置100に適用される。温調ユニット3は、送風機としてのブロアファン4、加熱器としてのヒータ5及び冷却器6を備え、温調された空気をバッテリ2へと送風する送風口21と、冷却器6で発生する凝縮水を蒸発させる蒸発口22と、送風口21及び蒸発口22のいずれか一方を閉じる開閉ドア8とを備える。
制御装置40は、開閉ドア8により蒸発口22を閉じて、ヒータ5及び冷却器6により温調された空気を送風口21からバッテリ2へと送風する送風モードと、開閉ドア8により送風口21を閉じて、冷却器6において発生する凝縮水Wをヒータ5により蒸発させ、蒸発口22からバッテリケース1の外部に放出する凝縮水蒸発モードと、を切り換える。
このような構成により、通常はバッテリの温調を行う温調ユニットが凝縮水蒸発モードに切り換えられ、冷却器6の冷却に伴い発生した凝縮水Wを、加熱器の熱によって蒸発させてバッテリケースの外へと放出することができる。
このとき、送風口21は開閉ドア8により閉じられているので、バッテリ2に蒸発した凝縮水が送られることが防止され、バッテリ2等の電子部品に凝縮水Wが付着することが防止される。
また、凝縮水蒸発処理は、バッテリ2の温調が必要ない間に行われるためバッテリ2の温調を妨げないので、凝縮水蒸発処理によってバッテリ2の充放電効率が低下されることがない。
また、この構成では温調ユニット3の構成の変更は最小限であり、温調ユニット3に備わるヒータ5により凝縮水Wを蒸発させることができる。このとき開閉ドア8により送風口21を閉鎖するので、必要最小限の空間のみを加熱することで、凝縮水Wの蒸発を行うときにも、省電力化、高効率化を図ることができる。なお、温調ユニット3の吸気口23に開閉するドアを更に備え、凝縮水蒸発モードのときに吸気口を閉塞するように構成してもよい。
温調ユニットケース13の蒸発口22とバッテリケース1の換気口30との間には蒸発ダクト24が備えられ、蒸発した凝縮水Wをバッテリケース1の外部に放出することができる。蒸発ダクト24を備えることで、既存の温調ユニット3の形状を変更することなく凝縮水Wを外部に放出する通路を形成できる。
蒸発ダクト24の上方側で換気口30の付近には、上方へと向かって拡径された拡径部24aが形成されている。拡径部24aは、蒸発ダクト24の内壁に接触した水蒸気が凝縮して再び凝縮水Wとなった場合にも、凝縮水Wがバッテリケース1側に滴下することなく蒸発ダクト24の内側へと流下させる。これにより、蒸発ダクト24とバッテリケース1との間に隙間が発生している場合であっても、バッテリ2側に凝縮水Wが到達することを防止できる。
制御装置40は、貯留パン7に貯留された凝縮水の量が所定の量を超えた場合にのみ凝縮水蒸発モードに切り換えて凝縮水を蒸発させるので、必要以外の時に電力を消費することがない。凝縮水Wの水量は、貯留パン7の水位や重量により直接検出することもできるが、温度や湿度等によって間接的に検出することもできる。このようにセンサの位置や数を自由に選定できるほか、温調ユニット3に新たにセンサを設けることなく、凝縮水Wの量を推定することもできる。なお、貯留パン7の水位や重量を検出するセンサと、温度や湿度により凝縮水Wの水量の推定とを組み合わせて使用し、貯留パン7の凝縮水Wを検出してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。例えば、上記実施形態では車両に搭載されるバッテリ2の温調装置について説明したが、これに限られるものではなく、車両以外のものに搭載されるバッテリについても同様に適用可能である。
1 バッテリケース
2 バッテリ
3 温調ユニット
4 ブロアファン(送風部)
5 ヒータ(加熱器)
6 冷却器
7 貯留パン
8 開閉ドア
10 回転軸
10a アクチュエータ
13 温調ユニットケース
17 凝縮水検出部
18 延設部
21 送風口
22 蒸発口
23 吸気口
24 蒸発ダクト
24a 拡径部
26 仕切壁
29 通路
30 換気口
31 透湿膜
40 制御装置
100 バッテリ温調装置

Claims (6)

  1. バッテリケースに収装されるバッテリと、前記バッテリケースに収装され、前記バッテリの温度を調整する温調ユニットと、前記バッテリの温度に基づいて前記温調ユニットを制御する制御装置と、を備えるバッテリ温調装置であって、
    前記温調ユニットは、
    送風を行う送風機と、
    前記送風機からの送風を加熱する加熱器と、
    前記送風機からの送風を冷却する冷却器と、
    前記加熱器及び前記冷却により温調された空気を前記バッテリへと送風する送風口と、
    前記冷却器で発生する凝縮水が蒸発することで前記バッテリケースの外部へと放出する蒸発口と、
    前記送風口及び前記蒸発口のいずれか一方を閉じる開閉ドアと、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記蒸発口を閉じて、前記加熱器及び冷却器により温調された空気を前記送風口から前記バッテリへと送風する送風モードと、
    前記送風口を閉じて、前記加熱器により前記凝縮水を蒸発させ前記蒸発口から前記バッテリケースの外部へと放出する凝縮水蒸発モードと、を切り換える
    ことを特徴とするバッテリ温調装置。
  2. 前記温調ユニットは、前記冷却器で発生する前記凝縮水を貯留する貯留パンと、前記貯留パンに貯留された前記凝縮水を検出する凝縮水検出部と、を備え、
    前記制御装置は、前記凝縮水検出部により検出された前記凝縮水の量が所定量を超えたと判定した場合に、前記凝縮水蒸発モードに切り換えることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ温調装置。
  3. 前記凝縮水検出部は、前記貯留パンに貯留された前記凝縮水の水量を検出することを特徴とする請求項2に記載のバッテリ温調装置。
  4. 前記凝縮水検出部は、前記貯留パンの温度に基づいて、前記貯留パンに貯留された前記凝縮水の量を推定することを特徴とする請求項2又は3に記載のバッテリ温調装置。
  5. 前記バッテリケースには、蒸発した前記凝縮水を前記バッテリケースの外部へと放出する換気口が備えられ、
    前記温調ユニットには、蒸発した前記凝縮水を前記蒸発口から前記換気口へと導く蒸発ダクトが備えられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のバッテリ温調装置。
  6. 前記蒸発ダクトは、前記換気口付近で、前記換気口に向かうに従って拡径した形状を有することを特徴とする請求項5に記載のバッテリ温調装置。
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