JP2014238779A - 解析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号機の点灯色を容易に判別することができ、乗務員の運転評価を適正に行うことができる解析装置装置を提供する。
【解決手段】制御部51は、信号機が撮影された、第1の時点における場面の映像を検索する(S12)。制御部51は、検索された場面から、設定時間だけ進んだ先の、信号機が敷設された交差点の、第2の時点における場面から、映像を逆再生し、この逆再生された映像の中にある信号機65を認識する(S13)。制御部51は、第1の時点の位置から、あらかじめ設定された半径だけ離れた場合、逆再生動作を終了する(S14)。制御部51は、認識された信号機の赤信号が検出され、車両が信号機の認識を行った区間内で停車していない場合、信号無視と判断する(S16)。
【選択図】図6

Description

本発明は、ドライブレコーダによって記録された画像を再生して解析する解析装置に関する。
従来、ドライブレコーダで記録したデータで乗務員の運転評価を行う場合、急減速が少なく定速走行であると評価が高くなる。
しかし、信号機の変わりかけで停止せずに赤信号で通過した場合でも、評価は高いままであるので、法規を守る乗務員との間で不公平が生じる。
これに対し、ドライブレコーダで撮像されたカメラ映像から信号機を認識し、信号無視を監視して評価に反映させることが行われている。
この種の先行技術として、特許文献1には、ドライブレコーダによって記録された画像を解析する際、蓄積した画像を後ろから逆再生するために時系列的に画像を後ろから並べることが示されている。また、近い距離で撮像した画像において大きなスケールの対象物を検出し、この対象物が遠い距離で撮像した画像において小さなスケールになるまで追跡することが示されている。
特開2011−64639号公報
しかしながら、従来の解析装置では、つぎのような課題があった。すなわち、ドライブレコーダで一般に用いられるカメラによって路面上の信号機を撮影すると、撮影した画像の中で信号機の光源が小さくなってしまう。このため、撮影された画像を解析する際、信号機の点灯色を判別することが難しかった。この結果、車両が信号機を通過した際の該信号機の点灯色が乗務員の運転評価に考慮されておらず、乗務員の運転評価が適正でなくなるおそれがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、信号機の点灯色を容易に判別することができ、乗務員の運転評価を適正に行うことができる解析装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る解析装置は、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) ドライブレコーダによって記録された画像を再生して解析する解析装置であって、
前記再生される画像において信号機が敷設された位置の手前で撮影された第1の時点を特定し、
前記画像の順方向の再生が前記第1の時点よりも後になる第2の時点を特定し、
前記第2の時点から前記第1の時点にかけて逆方向に前記画像を再生し、
前記画像が逆方向に再生される過程でフレームに含まれる前記信号機を認識する、
こと。
(2) 上記(1)の構成の解析装置であって、
前記画像が逆方向に再生される過程でフレームに含まれる前記信号機の点灯色を判別し、
最初のフレームにおいて前記信号機の点灯色が青色であった場合、この後、逆方向に再生されるフレームに含まれる前記信号機の点灯色の判別を停止する、
こと。
(3) 上記(1)または(2)の構成の解析装置であって、
前記画像が逆方向に再生される過程でフレームに含まれる前記信号機の点灯色を判別し、
第1のフレームに含まれる前記信号機の点灯色と、前記第1のフレームよりも後に再生される第2のフレームに含まれる前記信号機の点灯色と、の順序に基づいて、運転の評価を行う、
こと。
(4) 上記(1)から(3)の構成の解析装置であって、
前記第1の時点を、前記信号機が敷設された位置に印された停止線を前記ドライブレコーダが認識した前記画像の撮影時刻から特定する、
こと。
(5) 上記(1)から(4)の構成の解析装置であって、
前記第2の時点を、前記第1の時点から所定の設定時間だけ離れた時点として特定する、
こと。
(6) 上記(1)から(4)の構成の解析装置であって、
前記ドライブレコーダが搭載された車両の走行速度を前記画像から取得し、
前記第2の時点を、所定の設定距離を前記走行速度で除して算出される設定時間だけ前記第1の時点から離れた時点として特定する、
こと。
上記(1)の構成の解析装置によれば、第2の時点から信号機が敷設された位置の手前で撮影された第1の時点にかけて逆方向に画像を再生し、逆方向に再生される過程の画像に含まれる前記信号機を認識する。
上記(2)の構成の解析装置によれば、信号機を通過した後に撮影されたフレームに含まれる信号機の点灯色が青だった場合、それより前に撮影されたフレームに含まれる信号機の点灯色を判別する処理を省く。
上記(3)の構成の解析装置によれば、交差点進入時の信号機の点灯色の変化を判別しこの点灯色の変化の順序から、危険度をレベル分けする。
上記(4)から(6)の構成の解析装置によれば、第1の時点または第2の時点を容易に特定することができる。
本発明によれば、第2の時点から信号機が敷設された位置の手前で撮影された第1の時点にかけて逆方向に画像を再生し、逆方向に再生される過程の画像に含まれる前記信号機を認識する。このため、信号機の点灯色を容易に判別することができ、乗務員の運転評価を適正に行うことができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の第1の実施形態の解析装置及びドライブレコーダを含む運転評価システムの構成を示す図である。 図2は、ドライブレコーダの記録動作手順を示すフローチャートである。 図3(A)及び図3(B)は、位置情報が指定されたマップ画面を示す図である。 図4は、本発明の第1の実施形態の解析装置の解析手順を示すフローチャートである。 図5は、第1の時点を通過して第2の時点に至る際に記録された映像を逆再生する様子を説明する図である。 図6(A)から図6(C)は、逆再生が開始されてからの映像の変化を示す図である。 図7は、危険運転の項目が加えられた安全運転日報を示す図である。 図8は、本発明の第2の実施形態における解析装置の解析手順を示すフローチャートである。 図9は、本発明の第3の実施形態における解析装置の解析手順を示すフローチャートである。 図10は、危険度レベル0〜3における信号機の点灯色の順序を示す図である。
本発明の実施形態における解析装置について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態の解析装置5及びドライブレコーダ7を含む運転評価システムの構成を示す図である。ドライブレコーダ7は車両3(図5参照)に搭載される。また、解析装置5は管理事務所(図示せず)に設置される。
ドライブレコーダ7は、筺体7aの内部に、制御系処理用CPU11、ROM12、SDRAM13、EEPROM24、信号インタフェース(I/F)14、GPS受信器15、CAN_I/F16、音声出力部17、バイブレータ出力部18、カードI/F19、PC設定用I/F20及びH/T_I/F21を有する。
また、ドライブレコーダ7は、筺体7aの内部に、画像認識用CPU25、デコーダ23、ROM26、SDRAM27及びモニタ出力部22を有する。
制御系処理用CPU11は、ドライブレコーダ7の全体の制御を司る。また、制御系処理用CPU11は、画像認識用CPU25とデータ通信を行う。ROM12には、制御系処理用CPU11が実行する制御プログラムが格納されている。SDRAM13には、各種の車両データが記憶される。
信号インタフェース(I/F)14には、イグニッションスイッチのオン信号(IGN信号)、手動スイッチの信号、トリガ出力信号、ブレーキ信号、ウインカL,R信号等が入力される。EEPROM24には、後述する指定された位置情報等が記憶される。
GPS受信器15は、GPS衛星からの信号を受信して車両の現在位置情報を取得する。CAN_I/F16には、各種の車載機器が接続され、相互にデータが伝送される。音声出力部17は、スピーカを有し、各種の音声を発する。バイブレータ出力部18は、振動を発生する。
カードI/F19には、運転データ等が記録される記録媒体が挿抜自在に装着される。PC設定用I/F20には、各種データが出力されるPCが接続される。H/T_I/F21には、各種の設定値が入力可能なハンディターミナル(図示せず)が接続される。
画像認識用CPU25は、撮像された映像の中から対象物(ここでは、信号機)等の画像を認識する処理を行う。また、画像認識用CPU25は、制御系処理用CPU11とデータ通信を行う。
デコーダ23には、広角カメラであるカメラ35が接続される。カメラ35は、車両前方を撮像するメインカメラ35aの他、車両後方、車両側面や車室内等を撮像するオプションカメラ35bを有する。デコーダ23は、カメラ35で撮像された映像に対して圧縮処理等を施し、画像認識用CPU25に出力する。
ROM26には、画像認識用CPU25が実行する処理プログラムが格納されている。また、SDRAM27には、カメラ35で撮像され、デコーダ23によって圧縮処理等が施された映像データが一時的に記憶される。
モニタ出力部22には、外部のディスプレイ40が接続される。ディスプレイ40は、モニタ出力部22から出力されるNTSC信号に従って後述するマップ画面61(図3(A)及び図3(B)参照)等を表示する。
解析装置5は、制御部51、記憶部55、操作部53、表示部54、外部インタフェース(I/F)56、カードI/F52、データ記録部57及び印刷部58を有する。
制御部51は、解析装置5の全体の制御を司るCPUを有し、後述する解析処理を行う。制御部51は、解析処理において、信号機65(図6(A)から図6(C)参照)を認識する際、あらかじめ信号機の形状(例えば輪郭)を表すデータを登録しておき、この登録されたデータに合致する対象物がある場合、映像の中に信号機が含まれていると判断する。また、制御部51は、認識された信号機内の色を識別することで、信号機の点灯色を判別する。なお、色を識別する代わりに、信号機内で輝度が高くなっている部分の相対位置から、青、黄、赤の点灯色を識別してもよい。
記憶部55には、制御部51が実行する解析処理プログラムが格納される。操作部53は、管理者等が操作可能な入力インタフェースである。表示部54は、カメラ35で撮像された映像や解析処理結果等を表示する。
外部インタフェース(I/F)56には、各種の機器が接続可能である。カードI/F52には、ドライブレコーダ7で使用されるメモリカード45が挿抜自在に装着される。
データ記録部57は、大容量のストレージである。データ記録部57には、車両データの他、後述する安全運転日報90(図7参照)のデータが記憶される。印刷部58は、制御部51の指示に従って、安全運転日報90等を印刷する。
上記構成を有する運転評価システムの動作を示す。図2はドライブレコーダ7の記録動作手順を示すフローチャートである。この制御プログラムはROM12に格納されており、CPU11によって実行される。
制御系処理用のCPU11は、カメラ35によって撮影された映像から、信号機65(図5参照)が敷設された交差点等の位置の手前に印された停止線67を認識する処理を行う(ステップS1)。停止線の認識処理は、例えば、あらかじめ登録された停止線の輪郭と一致する対象物が画像に含まれるか否かで行われる。なお、停止線の代わりに、各車線の進行方向を知らせる矢印標示としてもよい。
認識の結果、CPU11は、停止線67が認識されたか否かを判別する(ステップS2)。停止線67が認識されていない場合、CPU11は、ステップS1の処理に戻る。
一方、停止線67が認識された場合、CPU11は、この停止線67が認識された時点を第1の時点として特定し、その撮影時刻にフラグ情報を付加し、現在の日時と位置情報を、カメラ35によって撮影された画像と対応付けて、SDRAM13に登録する(ステップS3)。ここで、カメラ35によって撮影される映像は、画像認識用CPU25によってSDRAM27に時系列に常時記録されている。この後、CPU11は、ステップS1の処理に戻る。
車両の運行終了後、SDRAM13に記録された現在の日時及び位置情報と、SDRAM27に記録された映像データとが、CPU11によって読み出され、カードI/F19を介してメモリカード45に記録される。
なお、信号機が敷設された交差点等の位置は、ドライブレコーダ7に搭載されたハザードマップ機能により、位置情報として自動的に指定されてもよい。図3(A)及び図3(B)は位置情報が指定されたマップ画面61を示す図である。このマップ画面61は、モニタ出力部22に接続されたディスプレイ40あるいは解析装置5の表示部54に表示される。図3(A)に示すように、マップ画面61には、ドライブレコーダ7のハザードマップ機能により自動的に指定された、信号機が敷設された箇所を含む複数の位置情報64が表示される。設定された位置情報64は、メモリカード45等に記録される。この位置情報64を利用する場合、CPU11は、現在の位置情報が位置情報64と一致または位置情報64を中心とする範囲内に進入した時点を第1の時点として特定し、その撮影時刻にフラグ情報を付加し、現在の日時と位置情報を、カメラ35によって撮影された画像と対応付けて、SDRAM13に登録する(ステップS3)。
また、事務所の管理者が解析装置5を操作して、信号機が敷設された交差点等の位置情報を指定してもよい。図3(B)に示すように、マップ画面61には、管理者がポインタaを用いて指示することによって指定された、信号機が敷設された交差点等を含む位置情報63が表示される。この位置情報63を利用する場合、CPU11は、常時、現在の日時と位置情報を、カメラ35によって撮影された画像と対応付けて、SDRAM13に登録する(ステップS3)。そして、解析装置5が、画像に対応付けられた日時と位置情報を参照し、その位置情報が位置情報63と一致する時点または位置情報63を中心とする範囲内に進入した時点を第1の時点として特定する。
つぎに、メモリカード45に記録された映像を再生して解析する処理について説明する。図4は本発明の実施形態の解析装置5の解析手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは記憶部55に格納されており、制御部51によって実行される。制御部51は、カードI/F52にメモリカード45が装着されると、メモリカード45に登録されたデータ(撮影時刻を含む日時と位置情報、映像データ)の読み込みを開始し、データ記録部57に記憶する(ステップS11)。
制御部51は、ドライブレコーダ7によって記録されたフラグ情報をもとに、第1の時点における場面の映像を検索する(ステップS12)。あるいは、解析装置5に設定された位置情報63の一定範囲内(例えば20m)に進入した時点を第1の時点とし、その第1の時点における場面の映像を検索する(ステップS12)。
制御部51は、検索された場面から、順方向に再生される、あらかじめ設定された時間(所定の設定時間)だけ進んだ先の、第1の時点よりも後になる第2の時点を特定し、この第2の時点における場面から、映像を逆方向に再生する(ステップS13)。制御部51は、この逆方向に再生される映像に含まれる信号機65を認識する。ここで、信号機を認識する際、あらかじめ信号機の形状(例えば輪郭)を表すデータを登録しておき、この登録されたデータに合致する対象物がある場合、映像の中に信号機が含まれていると判断する。また、信号機を表すデータとしては、例えば、丸い輪郭を持つ部分が3つ並んで存在する場合、信号機であると判断してもよく、さらに、その中の最も輝度の高い部分の相対位置から点灯色を判断してもよい。
図5は第1の時点を通過して第2の時点に至る際に記録された映像を逆方向に再生する様子を説明する図である。ドライブレコーダ7には、車両3が第1の時点を通過した後、信号機65が敷設された交差点等を車両3が通過する第2の時点に達するまでの画像が録画されている。これを、解析装置5は、第2の時点から逆再生を開始し、第2の時点から所定の距離(例えば10m)戻った地点まで逆再生する。このとき用いられる距離は、ドライブレコーダ7によって記録される映像に含まれる対象物の通過時間と距離とから算出されてもよいし、CAN_I/F16を介して他の車載機器から取得されてもよい。
また、第1の時点から逆再生が開始される第2の時点までの時間(設定時間)は、信号機が敷設された交差点を通過するまでの道路の状況に適した時間(例えば10秒)に設定される。これにより、信号機の点灯色の判別が容易となる。
なお、この設定時間は、第1の時点の位置から信号機が敷設された交差点等を通過するまでの設定距離を、車両の走行速度で除して算出される時間に設定されてもよい。これにより、設定時間は車両の走行速度に合わせた適切な時間になる。このとき用いられる車両の走行速度は、ドライブレコーダ7によって記録される映像に含まれる対象物の通過時間と距離とから算出されてもよいし、CAN_I/F16を介して他の車載機器から取得されてもよい。
制御部51は、第2の時点において撮影された位置から、あらかじめ設定された所定の距離だけ離れた場合、逆再生動作を終了する(ステップS14)。
制御部51は、ステップS13で認識された信号機の点灯色として、赤信号が検出されたか否かを判別する(ステップS15)。ここで、赤信号を検出する際、制御部51は、信号機内の色を識別することで、信号機の点灯色を判別してもよいし、前述したように、信号機内で輝度が高くなっている部分の相対位置から点灯色を判別してもよい。点灯色として、赤信号が検出されない場合、制御部51はステップS12の処理に戻る。
一方、赤信号が検出された場合、制御部51は、車両3が信号機65の認識を行った区間内で停車したか否かを判別する(ステップS16)。車両3が停止した場合、制御部51は、ステップS12の処理に戻る。一方、車両3が信号機65の認識を行った区間内で停車していない場合、制御部51は、信号無視と判断し、その旨をデータ記録部57に記録する(ステップS17)。この後、制御部51は本動作を終了する。
図6(A)から図6(C)は逆再生が開始されてからの映像30の変化を示す図である。撮像された映像30は表示部54に表示される。図6(A)は第2の時点における場面の画像(映像)30を示す。図6(B)は逆再生の途中の画像(映像)30を示す。図6(C)は、第1の時点における場面の画像(映像)30を示す。これ以降、あらかじめ設定された距離以上離れると、逆再生動作が終了する。図6(A)から図6(C)では、逆再生する過程で、映像には、信号機の点灯色として赤信号が検出されているので、信号無視が行われたことが分かる。
図7は危険運転の項目が加えられた安全運転日報90を示す図である。制御部51は、データ記録部57に記録された各種のデータをもとに、印刷部58で安全運転日報90を印刷する。安全運転日報90には、符号eに示すように、信号無視が行われて危険運転であると判断されたイベントが時系列に印刷される。また、符号fに示すように、危険運転の項目には、点数、評価、コメントが印刷される。
以上、第1の実施形態の解析装置によれば、広角カメラで撮像された映像であっても、画像中で比較的大きく写された信号機が認識されるので、画像中から信号機を認識することが容易になるとともに、信号機の点灯色を容易に判別することができる。従って、短時間で信号無視の検出を含めた、乗務員の運転評価を適正に行うことができる。また、映像が逆再生される第1の時点及び第2の時点を容易に特定することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の解析装置は第1の実施形態とほぼ同一の構成を有する。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
図8は第2の実施形態における解析装置5の解析手順を示すフローチャートである。前記第1の実施形態と同一のステップ処理については、同一のステップ番号を付すことによりその説明を省略する。
制御部51は、ステップS13で逆再生された映像の中にある信号機を認識した後、信号機を認識した最初のフレームで点灯色が青色であるか否かを判別する(ステップS13A)。最初のフレームで点灯色が青色である場合、制御部51はステップS12の処理に戻る。
一方、最初のフレームで点灯色が青色でない場合、制御部51は、第2の時点において撮影された位置から、あらかじめ設定された距離だけ離れた場合、逆再生動作を終了する(ステップS14)。
制御部51は、信号機の認識を行った区間内で赤信号が検出されたか否かを判別する(ステップS15A)。赤信号が検出されない場合、制御部51は、ステップS12の処理に戻る。
一方、赤信号が検出された場合、制御部51は、前述したステップS16以降の処理を行い、車両が信号機の認識を行った区間内で停車したか否かを判別する。
以上、第2の実施形態の解析装置によれば、信号機を通過した後に撮影されたフレームに含まれる信号機の点灯色が青だった場合、それより前に撮影されたフレームに含まれる信号機の点灯色を判別する処理を省くことができ、処理が速くなる。特に、対象となる交差点の数が多い場合、早期に必要の無い場面を判断することが可能となり、処理の軽減が図られる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の解析装置は第1の実施形態とほぼ同一の構成を有する。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
図9は第3の実施形態における解析装置5の解析手順を示すフローチャートである。前記第1の実施形態と同一のステップ処理については、同一のステップ番号を付すことによりその説明を省略する。
制御部51は、ステップS13で逆再生された映像の中にある信号機を認識した後、信号機を認識した最初のフレームで、信号機の点灯色が青色であるか否かを判別する(ステップS13A)。青色でない場合、制御部51はステップS14の処理に進む。一方、信号機の点灯色が青色である場合、制御部51は危険度レベル0であると判断する(ステップS18)。この後、制御部51はステップS12の処理に戻る。なお、危険度レベルの数値が低い程、安全と判断される。
制御部51は、ステップS16で車両が信号機の認識を行った区間内で停車していない場合、制御部51は、逆再生された映像のフレーム順で信号機の点灯色が黄色から青色に変化したか否かを判別する(ステップS16A)。黄色から青色に変化した場合、制御部51は危険度レベル1であると判断する(ステップS19)。この後、制御部51はステップS12の処理に戻る。
一方、黄色から青色に変化していない場合、制御部51は、認識した信号機の点灯色が黄色のみである、または、赤色から黄色に変化したか否かを判別する(ステップS16B)。黄色のみである、または、赤色から青色に変化した場合、制御部51は危険度レベル2であると判断する(ステップS20)。この後、制御部51はステップS12の処理に戻る。
一方、黄色のみ、赤色から青色に変化のいずれでも無い場合、制御部51は、認識した信号機の点灯色が赤色のみであるか否かを判別する(ステップS16C)。赤色のみである場合、制御部51は危険度レベル3であると判断する(ステップS20)。この後、制御部51はステップS12の処理に戻る。一方、赤色のみでない場合、制御部51はステップS12の処理に戻り、次の処理を行う。
図10は危険度レベル0〜3における信号機の点灯色の順序を示す図である。危険度レベル0では、最初のフレームで青色が点灯している。即ち、車両は青信号のまま信号機を通過したと判断される。
危険度レベル1では、最初のフレームで黄色が点灯しており、その前の信号機の点灯色が青色であり、信号機を通過中に黄色に変わった判断される。危険度レベル2では、最初のフレームで赤色が点灯し、その前の信号機の点灯色が黄色であり、あるいは、黄色のみであり、交差点侵入時に黄色であったと判断される。また、危険度レベル3では、最初のフレームで、赤色が点灯しており、その前の信号機の点灯色が赤色であり、車両は信号無視で進入したと判断される。
第3の実施形態の解析装置によれば、交差点進入時の信号機の点灯色の変化を判別することができる。また、この点灯色の変化の順序から、危険度をレベル分けすることで、より細かく正確な運転評価を行うことができ、乗務員の指導の効率化に繋がる。
以上、本発明の解析装置によれば、ドライブレコーダによって記録された画像を再生して解析する際、信号機を容易に判別することができるとともに、その信号機の点灯色を容易に判別することができる。
3 車両
5 解析装置
7 ドライブレコーダ
7a 筐体
11、25 CPU
12、26 ROM
13、27 SDRAM
14 信号インタフェース(I/F)
15 GPS受信器
16 CAN_I/F
17 音声出力部
18 バイブレータ出力部
19、52 カードI/F
20 PC設定用I/F
21 H/T_I/F
22 モニタ出力部
23 デコーダ
24 EEPROM
35 カメラ
35a メインカメラ
35b オプションカメラ
40 ディスプレイ
45 メモリカード
51 制御部
53 操作部
54 表示部
55 記憶部
57 データ記録部
58 印刷部
61 マップ画面
63、64 位置情報
65 信号機
67 停止線
90 安全運転日報

Claims (6)

  1. ドライブレコーダによって記録された画像を再生して解析する解析装置であって、
    前記再生される画像において信号機が敷設された位置の手前で撮影された第1の時点を特定し、
    前記画像の順方向の再生が前記第1の時点よりも後になる第2の時点を特定し、
    前記第2の時点から前記第1の時点にかけて逆方向に前記画像を再生し、
    前記画像が逆方向に再生される過程でフレームに含まれる前記信号機を認識する、
    ことを特徴とする解析装置。
  2. 前記画像が逆方向に再生される過程でフレームに含まれる前記信号機の点灯色を判別し、
    最初のフレームにおいて前記信号機の点灯色が青色であった場合、この後、逆方向に再生されるフレームに含まれる前記信号機の点灯色の判別を停止する、
    ことを特徴とする請求項1記載の解析装置。
  3. 前記画像が逆方向に再生される過程でフレームに含まれる前記信号機の点灯色を判別し、
    第1のフレームに含まれる前記信号機の点灯色と、前記第1のフレームよりも後に再生される第2のフレームに含まれる前記信号機の点灯色と、の順序に基づいて、運転の評価を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の解析装置。
  4. 前記第1の時点を、前記信号機が敷設された位置に印された停止線を前記ドライブレコーダが認識した前記画像の撮影時刻から特定する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の解析装置。
  5. 前記第2の時点を、前記第1の時点から所定の設定時間だけ離れた時点として特定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の解析装置。
  6. 前記ドライブレコーダが搭載された車両の走行速度を前記画像から取得し、
    前記第2の時点を、所定の設定距離を前記走行速度で除して算出される設定時間だけ前記第1の時点から離れた時点として特定する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の解析装置。
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