JP2014237416A - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングホイールの位置調整を行う際の操作レバーの操作性の向上を図ったステアリングコラム装置を提供する。【解決手段】ステアリングコラム装置1は、ステアリングコラム3に固定されたコラム側ブラケット32及び車体に固定されたアッパブラケット8のそれぞれに形成された挿通孔に貫通するように設けられたチルト軸83と、操作レバー50の操作によってチルト軸83の軸方向に発生するカム推力でコラム側ブラケット32とアッパブラケット8との間に摩擦力を生じさせ、摩擦力によってコラム側ブラケット32のアッパブラケット8に対する移動を規制するとともに、チルト軸83がカム面から受ける反力のチルト軸83の軸方向の成分が互いに打ち消し合うように構成されたカム機構7とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ステアリングホイールの位置調整機能を備えたステアリングコラム装置に関する。
従来、ステアリングホイールが端部に固定されたステアリングシャフトと、ステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、ステアリングコラムを車体に固定するロック機構とを備え、このロック機構の解除状態でステアリングホイールのチルト調整が可能になるとともに、ロック機構を作動させることによりステアリングコラムを車体に固定するステアリングコラム装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたステアリングコラム装置は、車体に固定された車体側ブラケットが互いに向かい合う板状の一対のアーム部を有し、この一対のアーム部の間にステアリングコラムに固定されたコラム側ブラケットが配置されている。また、一対のアーム部とコラム側ブラケットのそれぞれに形成された挿通孔を貫通するようにチルトボルトが設けられている。そして、このチルトボルトに沿って、チルトボルトとの回転が拘束された固定された固定カムと、操作レバーの操作によってチルトボルトに対して回転する可動カムとが配置されている。
可動カムは、固定カムとの対向面に形成された突起が固定カムのカム面に乗り上げることにより、カム推力を発生させる。一対のアーム部は、操作レバーの操作によって固定カムと可動カムとの間に発生するカム推力によってコラム側ブラケットに押し付けられ、一対のアーム部とコラム側ブラケットとの間の摩擦力によって、ステアリングコラムが車体側ブラケットに固定される。
特開2005−193745号公報
しかし、従来のステアリングコラム装置では、可動カムの突起が固定カムのカム面に乗り上げる際、カム面からの反力がチルト軸に対して斜め方向に発生するため、その反力によるモーメントが可動カムをこじらせるように作用し、操作レバーの操作性を悪くしていた。
そこで、本発明は、ステアリングホイールの位置調整を行う際の操作レバーの操作性の向上を図ったステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、ステアリングホイールが端部に固定されたステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、前記ステアリングコラムに固定され、前記ステアリングコラムの位置調節時に前記ステアリングコラムとともに移動するコラム側ブラケットと、車体に固定された車体側ブラケットと、前記コラム側ブラケット及び前記車体側ブラケットのそれぞれに形成された挿通孔に貫通するように設けられた軸状部材と、操作レバーの操作によって前記軸状部材の軸方向に発生するカム推力で前記コラム側ブラケットと前記車体側ブラケットとの間に摩擦力を生じさせ、前記摩擦力によって前記コラム側ブラケットの前記車体側ブラケットに対する移動を規制するカム機構とを備え、前記カム機構は、前記操作レバーの操作に連動して前記軸状部材に対して回転する第1のカム部材と、前記第1のカム部材を前記軸状部材の軸方向に沿って挟む位置に配置された第2のカム部材及び第3のカム部材とを有し、前記操作レバーが前記カム推力を発生させるように操作されたとき、前記第1のカム部材が前記第2のカム部材及び前記第3のカム部材から受ける力の前記軸状部材の軸方向の成分が互いに打ち消し合う、ステアリングコラム装置を提供する。
本発明によれば、ステアリングホイールの位置調整を行う際の操作レバーの操作性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るステアリングコラム装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るステアリングコラム装置の要部を模式的に示す断面図である。 (a)は、アッパブラケットのチルトロック機構の概要を示す図2のA−A線断面図、(b)は、(a)を左方向から見たチルトロック機構の要部を示す図である。 可動カムを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 固定カムを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 (a)〜(c)は、チルトロック機構の動作をカムの周面を展開して示す要部展開図である。
図1は、本発明の実施の形態に係るステアリングコラム装置の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係るステアリングコラム装置の要部を模式的に示す断面図である。なお、図1及び図2では、図面の下側が車両における鉛直方向の下方にあたる。
このステアリングコラム装置1は、図1に示すように、ステアリングホイール100が端部に固定されたステアリングシャフト2と、ステアリングシャフト2を回転可能に支持するステアリングコラム3と、ステアリングシャフト2に操舵補助力を付与する操舵補助機構4と、車体9に固定されて操舵補助機構4のハウジング40を介してステアリングコラム3を揺動可能に支持するロアブラケット6と、ロアブラケット6よりもステアリングホイール100側で車体9に固定され、ステアリングコラム3を支持する車体側ブラケットの一例としてのアッパブラケット8とを備えている。
(ステアリングシャフト2の構成)
ステアリングシャフト2は、図2に示すように、アッパシャフト20及びロアシャフト21からなり、ステアリングコラム3内にその軸線回りに回転可能に支持され、操舵機構(図示せず)に自在継手22等を介して連結されている。ステアリングシャフト2は、ステアリングホイール100の回転力を操舵力として操舵機構(図示せず)に伝達し、転舵輪(図示せず)を操舵する。
アッパシャフト20は、ステアリングシャフト2のステアリングホイール100側に配置され、ステアリングコラム3の外部に露出した端部にステアリングホイール100が固定されている。アッパシャフト20は、ロアシャフト21の一部を収容する円筒状の部材である。
ロアシャフト21は、ステアリングシャフト2のロア側(操舵機構側)に配置され、ロア側の一端部が操舵補助機構4に連結されている。ロアシャフト21は、アッパシャフト20にその軸線に沿って相対移動可能に連結されている。ロアシャフト21とアッパシャフト20とは、例えばスプライン嵌合によって相対回転不能に連結されている。
(ステアリングコラム3の構成)
ステアリングコラム3は、図1及び図2に示すように、それぞれが互いに相対移動可能なアウタチューブ30及びインナチューブ31を有する。アウタチューブ30は、車体9にアッパブラケット8を介して支持されている。インナチューブ31は、アウタチューブ30にその軸線方向に沿って相対移動可能に配置されている。
操舵補助機構4は、コントローラ42からモータ電流の供給を受ける電動モータ41と、電動モータ41の出力を減速する減速機と、車両の運転者によってステアリングホイール100に付与された操舵トルクを検出するトルクセンサとを有し、減速機及びトルクセンサをハウジング40内に収容して構成されている。操舵補助機構4は、トルクセンサによって検出された操舵トルクに応じた大きさのモータ電流をコントローラ42から電動モータ41に供給し、運転者のステアリングホイール100の操作を補助する。
ロアブラケット6は、車体取付フランジ60によって車体9に固定されている。ロアブラケット6には、操舵補助機構4のハウジング40に固定された軸状の支持部材43を挿通させる貫通孔6aが形成され、ハウジング40は、支持部材43を介してロアブラケット6に揺動可能に支持されている。本実施の形態では、支持部材43がハウジング40の被支持部401に形成された螺子穴に螺合するボルトからなる。
アッパブラケット8は、ステアリングコラム3の揺動を規制するロック状態とステアリングコラム3の揺動を許容する非ロック状態とを切り替え可能となっている。アッパブラケット8は、ロック状態においてロアブラケット6よりもステアリングホイール100側でステアリングコラム3を支持する。
(チルトロック機構の構成)
図3(a)は、アッパブラケット8のチルトロック機構の概要を示す図2のA−A線断面図、図3(b)は、図3(a)に示すチルトロック機構を車幅方向左側から見た状態を示す模式図である。
アッパブラケット8のチルトロック機構は、ステアリングコラム3のアウタチューブ30に固定されたコラム側ブラケット32をアッパブラケット8の一対の挟持部81で挟むことにより、ステアリングコラム3を固定する。
チルトロック機構は、コラム側ブラケット32に形成された長孔32a及びアッパブラケット8の一対の挟持部81に形成された貫通孔81aを貫通するように設けられたチルト軸83と、操作レバー50の操作によってチルト軸83の軸方向に発生するカム推力でコラム側ブラケット32と一対の挟持部81との間に摩擦力を生じさせるカム機構7とを有する。
コラム側ブラケット32の長孔32a及びアッパブラケット8の貫通孔81aは、本発明における軸状部材としてのチルト軸83を挿通させる挿通孔の一例である。コラム側ブラケット32の長孔32aは、鉛直方向の上下に延びるように形成され、アッパブラケット8の貫通孔81aは、チルト軸83よりも僅かに大きい内径を有する丸孔である。
カム機構7は、操作レバー50に連結された第1のカム部材としての可動カム71と、可動カム71をチルト軸83の軸方向に沿って挟む位置に配置された第2及び第3のカム部材としての第1の固定カム72A及び第2の固定カム72Bとを有している。可動カム71は、操作レバー50の操作に連動してチルト軸83に対して回転し、カム推力を発生させる。そして、カム機構7は、このカム推力によって発生する摩擦力によってコラム側ブラケット32のアッパブラケット8に対するチルト方向の移動を規制する。
操作レバー50は、チルト軸83の一端に形成されたネジ部831に螺合した六角ナット84によって、チルト軸83に固定されている。チルト軸83の他端には、貫通孔81aの内径よりも大きな外径の頭部832が形成されている。第1の固定カム72Aは、可動カム71のコラム側ブラケット32側に、第2の固定カム72Bは、可動カム71の六角ナット84側に、それぞれ配置されている。
六角ナット84と第2の固定カム72Bとの間には、六角ナット84よりも大きな外径を有する円板状の押え部材82が配置されている。押え部材82は、第2の固定カム72Bの六角ナット84側への軸方向移動を規制している。
六角ナット84には、ストッパプレート86が回転不能に嵌合されている。ストッパプレート86は、六角ナット84に嵌合される六角形状の嵌合穴86aと、嵌合穴86aに対し半径方向にずれた位置に形成された円弧溝86bとを有する。円弧溝86bには、操作レバー50に螺合したストッパボルト85が挿通されている。操作レバー50は、円弧溝86bをストッパボルト85が移動可能な範囲内に、チルト軸83を中心とする回転角度が規制されている。
図4は、可動カム71を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。可動カム71は、円板状の基部710と、基部710の両面から軸方向に突出して形成された筒状突起711と、基部710の両側に突出して形成された複数(本実施の形態では4つ)の突部712とを一体に有している。基部710には、中心軸を中心として所定の角度範囲に亘って形成された円弧状の円弧孔713が形成されている。
また、可動カム71には、チルト軸83を挿通させる挿通孔71aが、基部710及び筒状突起711を貫通して形成されている。また、可動カム71は、操作レバー50の嵌合孔50aに圧入されて操作レバー50と一体に回転する。
図5は、第2の固定カム72Bを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。なお、第1の固定カム72Aは、第2の固定カム72Bと対称な形状を有するので、図示を省略する。
第2の固定カム72Bは、可動カム71と反対側に平面720aを有する円板状の基部720を有する。また、第2の固定カム72Bには、チルト軸83に平行な軸方向の厚みが異なる複数の薄肉部723aと厚肉部723bとが、周方向に交互に形成されている。薄肉部723aと厚肉部723bとの間には、軸方向の厚みが徐々に変化する傾斜部723cが周方向に形成されている。
第2の固定カム72Bは、薄肉部723a,厚肉部723b,及び傾斜部723cの表面がカム面723となっている。第2の固定カム72Bのカム角は、例えば5°から10°に設定されている。ここで、第2の固定カム72Bのカム角は、基部720の周方向に対する傾斜部723cの傾斜角である。
隣り合う2つのカム面723の間には、厚肉部723bよりもさらに可動カム71側に突出した係止突起724が設けられている。係止突起724は、可動カム71の突部712を係止して可動カム71の固定カム72A,72Bに対する回転を規制する。
第2の固定カム72Bの中心部には、可動カム71の筒状突起711を収容する収容孔72aが形成されている。また、第2の固定カム72Bは、カム面723が形成されていない平坦部725に、図3に示す連結ピン73が挿入される貫通孔726が基部720を貫通して形成されている。
第1の固定カム72Aは、可動カム71に対して第2の固定カム72Bと対称な形状を有し、第2の固定カム72Bと同様に、基部720,薄肉部723a,厚肉部723b,傾斜部723c,及び貫通孔726が形成されている。また、可動カム71と第1の固定カム72Aとの間におけるカム面723のカム角は、可動カム71と第2の固定カム72Bとの間におけるカム面723のカム角と等しい。
ただし、第1の固定カム72Aの貫通孔726は、第2の固定カム72Bの貫通孔726よりも僅かに内径が大きく、連結ピン73は、第2の固定カム72Bの貫通孔726に軸方向移動不能に圧入され、第1の固定カム72Aの貫通孔726に遊嵌されている。この構成により、第1の固定カム72Aと第2の固定カム72Bとは、チルト軸83の周方向の相対回転が規制され、かつチルト軸83の軸方向に相対移動可能である。
なお、第1の固定カム72Aの貫通孔726と第2の固定カム72Bの貫通孔726とを同径とし、連結ピン73における両端部の太さを異ならせることで、第1の固定カム72Aと第2の固定カム72Bとを軸方向移動可能かつ相対回転不能に連結してもよい。
(チルトロック機構の動作)
図6(a)〜(c)は、チルトロック機構の動作をカムの周面を展開して示す要部展開図である。操作レバー50が回転操作されると、可動カム71が第1及び第2の固定カム72A,72Bに対して回転し、可動カム71の突部712が第1及び第2の固定カム72A,72Bの厚肉部723bに当接する第1位置(ロック状態)と薄肉部723aに対向する第2位置(非ロック状態)との間を移動する。
(1)非ロック状態
図6(a)に示すように、可動カム71の突部712が第2位置に移動して第1及び第2の固定カム72A,72Bの薄肉部723aに当接すると、可動カム71が第1及び第2の固定カム72A,72Bをほとんど押圧しなくなり、ステアリングコラム3がコラム側ブラケット32とともにアッパブラケット8に対して移動可能となる。これにより、ステアリングコラム3のチルト方向の揺動が許容された非ロック状態となる。
(2)ロック状態
操作レバー50がステアリングコラム3をロックするように操作されると、この操作レバー50による可動カム71の回転によって第1及び第2の固定カム72A,72Bがチルト軸83の軸方向に離間することにより、カム推力が発生する。より具体的には、図6(b)に示すように、可動カム71の突部712が傾斜部723cにおけるカム面723を摺動して第1位置に移動し、第1及び第2の固定カム72A,72Bの厚肉部723bに当接すると、可動カム71が第12の固定カム72Aと第2の固定カム72Bとの間を押し広げ、カム機構7が一方の挟持部81を介してコラム側ブラケット32を押圧する。また、この押圧の反力により、チルト軸83の頭部832が他方の挟持部81を介してコラム側ブラケット32を押圧する。これにより、ステアリングコラム3がアッパブラケット8に固定され、ステアリングコラム3の揺動が規制されたロック状態となる。
(3)非ロック状態からロック状態への移行時
図6(a)に示す非ロック状態から図6(b)に示すロック状態への移行時には、図6(c)に示すように、可動カム71の突部712が傾斜部723cに当接する。この際、可動カム71の第1の固定カム72Aとの対向面における突部712は、第1の固定カム72Aから反力Rを受け、可動カム71の第2の固定カム72Bとの対向面における突部712は、第2の固定カム72Bから反力Rを受ける。この反力R,Rのチルト軸83の軸方向の向きは互いに逆向きであるので、操作レバー50がカム機構7のカム推力を発生させるように操作されたとき、可動カム71が第1の固定カム72A及び第2の固定カム72Bから受ける力のチルト軸83の軸方向の成分が互いに打ち消し合う。本実施の形態では、前述のように第1の固定カム72A及び第2の固定カム72Bのカム角が互いに等しいので、反力R,Rが相殺される。このため、可動カム71には、その軸方向に対して斜め方向から力が加わらないため、チルト軸83をこじらせるような作用は生じない。この結果、操作レバー50の操作感が良好となる。
(実施の形態の効果)
以上説明した本実施の形態によれば、可動カム71の突部712が第1及び第2の固定カム72A,72Bの薄肉部723aから厚肉部723bに乗り上げる際、薄肉部723aと厚肉部723bとの間の傾斜部723cから受ける反力R,Rがそれぞれチルト軸83に対して斜め方向に発生するが、反力R,Rのチルト軸83の軸方向の成分が打ち消し合うことにより、可動カム71をこじらせるようなモーメントが抑制され、操作レバー50の操作性が向上する。
以上、本発明の電動パワーステアリング装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。
例えば、上記実施の形態では、本発明をチルト調整に適用した場合について説明したが、本発明をテレスコ調整時やチルト及びテレスコ調整時に適用してもよい。
また、カム機構は、軸状部材がカム面から受ける反力の軸状部材の軸方向の成分が相殺される構成であれば、上記実施の形態に限定されずに、種々な構成(カムの数、カム面の形状等)を採り得る。
1…ステアリングコラム装置、2…ステアリングシャフト、3…ステアリングコラム、4…操舵補助機構、6…ロアブラケット、6a…貫通孔、7…カム機構、8…アッパブラケット、9…車体、20…アッパシャフト、21…ロアシャフト、22…自在継手、30…アウタチューブ、31…インナチューブ、32…コラム側ブラケット、32a…長孔、40…ハウジング、41…電動モータ、42…コントローラ、43…支持部材、50…操作レバー、50a…嵌合孔、60…車体取付フランジ、71…可動カム、71a…挿通孔、72A…第1の固定カム、72B…第2の固定カム、72a…収容孔、73…連結ピン、81…挟持部、81a…貫通孔、82…バネ部材、83…チルト軸、84…六角ナット、85…ストッパボルト、86…ストッパプレート、86a…嵌合穴、86b…円弧溝、100…ステアリングホイール、401…被支持部、710…基部、711…筒状突起、712…突部、713…円弧孔、720…基部、720a…平面、723…カム面、723a…薄肉部、723b…厚肉部、723c…傾斜部、724…係止突起、725…平坦部、726…連結孔、831…ネジ部、832…頭部

Claims (3)

  1. ステアリングホイールが端部に固定されたステアリングシャフトを回転可能に支持するステアリングコラムと、
    前記ステアリングコラムに固定され、前記ステアリングコラムの位置調節時に前記ステアリングコラムとともに移動するコラム側ブラケットと、
    車体に固定された車体側ブラケットと、
    前記コラム側ブラケット及び前記車体側ブラケットのそれぞれに形成された挿通孔に貫通するように設けられた軸状部材と、
    操作レバーの操作によって前記軸状部材の軸方向に発生するカム推力で前記コラム側ブラケットと前記車体側ブラケットとの間に摩擦力を生じさせ、前記摩擦力によって前記コラム側ブラケットの前記車体側ブラケットに対する移動を規制するカム機構とを備え、
    前記カム機構は、前記操作レバーの操作に連動して前記軸状部材に対して回転する第1のカム部材と、前記第1のカム部材を前記軸状部材の軸方向に沿って挟む位置に配置された第2のカム部材及び第3のカム部材とを有し、前記操作レバーが前記カム推力を発生させるように操作されたとき、前記第1のカム部材が前記第2のカム部材及び前記第3のカム部材から受ける力の前記軸状部材の軸方向の成分が互いに打ち消し合う、
    ステアリングコラム装置。
  2. 前記第2のカム部材と前記第3のカム部材とは、前記軸状部材の周方向の相対回転が規制され、かつ前記軸状部材の軸方向に相対移動可能であり、
    前記操作レバーの操作による前記第1のカム部材の回転によって前記第2のカム部材及び前記第3のカム部材が前記軸状部材の軸方向に離間することにより、前記カム推力が発生する、
    請求項1に記載のステアリングコラム装置。
  3. 前記第1のカム部材と前記第2のカム部材との間におけるカム面のカム角が、前記第1のカム部材と前記第3のカム部材との間におけるカム面のカム角と等しい、
    請求項2に記載のステアリングコラム装置。
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