JP2014237190A - 締付装置 - Google Patents

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Toshimi Yuya
敏美 油谷
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Abstract

【課題】大きな締め付けトルクを得ることができる上に、流体配管の捩れや捻れが生じなくて、狭いスペースでも締め付け作業が能率良く、かつ、正確にできるコンパクトな締付装置を提供すること。【解決手段】締付装置は、台車2と、台車2上の移動部材5と、移動部材5上の昇降装置10と、軸部材40と、軸部材40に回転自在に外嵌する筒部材50と、筒部材50に固定された支持部材80と、支持部材80に取り付けたナットランナ60,60とを有する。上記軸部材40は、昇降装置10によって昇降させられ、かつ、流体通路41,42を有する。筒部材50のポート71,72は、軸部材40の流体通路41,42に連通し、かつ、可撓性の空気配管89,89によって、ナットランナ60,60に連結されている。【選択図】図3

Description

この発明は、自動車等のホイール、特に、バスやトラック等の大型車両のホイールのナットの締め付けに用いれば好適な締付装置に関する。
従来、この種の締付装置としては、特開平7−112334号公報(特許文献1)に記載のものがある。
この従来の締付装置は、台車の上に、リング状の1つのレールを設け、このレールに沿って支持部材の車輪が回転して、支持部材が旋回するようにしている。そして、この支持部材に設けた一対の電動式ナットランナを旋回させて、ホイールのナットの位相に、一対の電動式ナットランナの位相を合わせるようにしている。
特開平7−112334号公報
しかしながら、上記従来の締付装置は、電動モータを用いているために、バスやトラック等の大型車両のホイールのナットの締め付けに用いると、どうしても、大きな増力機構が必要になるため、全長が長くなって操作性が悪くなり、迅速な締付作業ができなくなるという問題がある。無理に締付装置の全長を短くすると、センサの検出性能が悪くなって、締付精度が悪くなるという問題がある。
そこで、締付装置に、油圧式や空気圧式の流体式ナットランナを用いることが考えられるが、流体式ナットランナを用いると、流体配管が必要であるため、次のような問題がある。
すなわち、流体式ナットランナをホイールのナットの位相にあわせて旋回させると、流体配管の捩れや捻れが生じてスムーズにナットランナを旋回させることができず、また、捩れや捻れを少なくするために流体配管の長さに余裕を持たせると、その長い流体配管のために、ホイールのナットの締め付けを狭いスペースでできないという問題がある。車両の修理する車庫等の場所は一般に極めて狭いスペースである。
この発明の課題は、操作性が良くて、迅速、正確に締め付けができる締付装置を提供することにある。特に、流体配管の捩れや捻れが生じなくて、狭いスペースでも締め付け作業が能率よくでき、新、中古のホイールナットに関係なく迅速、正確に締め付けができる締付装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の締付装置は、
台車と、
この台車に、この台車に対して移動可能に設けられた移動部材と、
この移動部材に設けた昇降装置と、
上記昇降装置に設けられると共に、上記昇降装置によって昇降させられ、かつ、内部に流体通路を有する軸部材と、
この軸部材に回転可能に外嵌すると共に、上記流体通路に通じているポートを有する筒部材と、
この筒部材に固定された支持部材と、
この支持部材に取り付けられると共に、上記ポートから可撓性の流体配管を介して流体が供給される流体で駆動される少なくとも一対のナットランナと
を備えることを特徴としている。
上記構成の締付装置によれば、流体で駆動されるナットランナを用いているので、電動式ナットランナに比べて大きな締め付けトルクを得ることができて、バスやトラックなどの大型車両のホイールのナットを迅速かつ正確に(正しい締め付けトルクで)締め付けることができる。
しかも、この締付装置によれば、上記ナットランナは、台車によって、ホイールの箇所の近傍に簡単に移動させられ、さらに、上記支持部材に取り付けられたナットランナの駆動軸の先端の連結部は、移動部材による軸部材の軸方向の移動と、昇降装置による軸部材の昇降と、筒部材の軸部材に対する回転とによって、3次元的に移動させられて、ホイールのナットに簡単に位置合わせできて、容易に連結される。
このとき、上記支持部材は、筒部材に取り付けられていて、筒部材と共に旋回するから、支持部材に取り付けられたナットランナと筒部材とは殆ど相対移動をしなく、したがって、ナットランナと筒部材のポートを連結する可撓性の流体配管には捻れや捩れが殆ど生じない。
したがって、上記可撓性の流体配管には、捻れや捩れを防止するために、長さに余裕を持たせる必要がないから、車庫等の狭いスペースでも締め付け作業を行うことができる。
また、上記締付装置は、可撓性の流体配管の長さに余裕を持たせる必要がないから、小型、コンパクトになり、ひいては、操作性がよくなる。
1実施形態では、
上記ナットランナは、
流体駆動部と、
この流体駆動部で駆動される増力部と、
この増力部により駆動される駆動軸と、
ケーシングと
を備え、
このケーシングは、
上記駆動軸の外側に位置すると共に上記支持部材に固定された固定部と、
上記増力部のインターナルギアの軸方向の一端が固定される厚肉部と、
上記固定部と上記厚肉部との間に位置すると共に上記インターナルギアの軸方向の他端が固定されていなく、かつ、上記厚肉部の外径よりも径方向内側に位置すると共に上記厚肉部よりも厚さが薄い薄肉部と
を有し、
上記薄肉部にトルクセンサが設けられている。
上記実施形態によれば、上記ケーシングの厚肉部に、増力部のインターナルギアの軸方向の一端が固定される一方、上記ケーシングの薄肉部には、インターナルギアの軸方向の他端が固定されない。したがって、反力の伝達経路は、インターナルギア、そのインターナルギアの軸方向の一体が固定されるケーシングの厚肉部、薄肉部、固定部の順になる。すなわち、上記インターナルギアから、厚肉部で折り返して、薄肉部を経由して、固定部への力の伝達経路となるので、薄肉部に設けたセンサの検出信号は、機械振動等のノイズ成分の影響が少なく、正確な反力、つまり、締付力のみを検出することができる。
上記実施形態では、
上記薄肉部は、上記厚肉部の外径よりも径方向内側に位置すると共に上記厚肉部よりも厚さが薄い。
上記実施形態によれば、上記薄肉部をより大きく歪ませることができ、締め付けトルクをより正確に検出することができる。
この発明によれば、全長を長くすることなく、大きな締め付けトルクを得ることができて、正確、迅速に締め付けができる上に、流体配管の捩れや捻れが生じなくて、狭いスペースでも締め付け作業を行うことができ、装置全体がコンパクトになって、操作性がよくなる。
この発明の1実施形態の締付装置の正面図である。 上記実施形態の締付装置の左側面図である。 上記実施形態の軸部材および筒部材の断面図である。 上記実施形態のナットランナの一部断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1および2に示すように、この発明の締付装置は、例えば6個の車輪1を有する台車2と、この台車2上に設けたレール3に沿って前後方向に移動する略板状の移動部材5を有する。
この移動部材5上には、昇降装置10を設けている。この昇降装置10は、上記移動部材5に固定して立設した昇降用の中空のガイドコラム11と、このガイドコラム11に昇降自在に嵌合した昇降ブラケット12と、上記移動部材5に固定して立設した筒13内に配置した送りネジ15を有し、この送りネジ15に昇降ブラケット12が螺合している。上記送りネジ15の上端に固定した昇降用の丸ハンドル16を回転することによって、送りネジ15を介して昇降ブラケット12を中空のガイドコラム11に沿って昇降させるようにしている。また、上記丸ハンドル16には上方に延びるノブ状の把手17を設けている。
なお、上記台車2の後端に立設している枠21の上部には、台車2を押すための横棒状の把手22を設けている。また、上記枠21の上端には、昇降装置10の筒13を固定して、移動部材5を固定するためのクランプ機構30を設けている。このクランプ機構30の回動可能なレバー31の先端の穴が、筒13の後端に設けたピン32に係合して、上記筒13を介して、移動部材5を固定するようにしている。
一方、図3に示すように、上記昇降ブラケット12には、軸部材40を固定している。この軸部材40の内部には、複数の流体通路の一例としての空気通路41,42,43,44,45を設けている。この複数の空気通路41,42,43,44,45には、昇降ブラケット12およびガイドコラム11内を通る可撓性の空気配管47,48,49を通して所定の圧力の空気が供給される。
上記軸部材40には、筒部材50を回転自在に外嵌している。上記筒部材50の内周面には、複数の環状溝51,52,53,54,55を設け、この複数の環状溝51,52,53,54,55に複数の空気通路41,42,43,44,45を夫々連通させている。上記軸部材40の外周には、環状溝51,52,53,54,55の間に位置するOリング61を設けて、複数の環状溝51,52,53,54,55が互いに連通しないようにしている。この環状溝51には、180°の位相で対をなすナットランナ60,60のうちの一方のナットランナ60用のポート71が連通し、環状溝52には、対をなすナットランナ60,60のうちの他方のナットランナ60用のポート72が連通している。
なお、環状溝53に連通するポート73は、低速クラッチ用のポート73であり、環状溝54に連通するポート74は、高速クラッチ用のポート74であり、環状溝55に連通するポート75は、外部パイロット用のポート75であるが、これらのポート73,74,75は、この発明の要旨とは関係が無いので、詳しい説明は省略する。
一方、上記筒部材50の先端部には、図2に示す略矩形の2つの窓81a,81aを有する支持部材80を外嵌して固定している。この支持部材80は、図3に示すように、上記略矩形の2つの窓81a,81aを有する略矩形の板材81と、窓を有さない略矩形の板材82とからなる。図1および2に示すように、上記2つの窓81a,81aから前方へ向けて2つのナットランナ60,60がそれぞれ突出している。上記矩形の窓81a,81aを有する板材81に、図3に示すように、2つのレール85,86を設け、このレール85,86に、ナットランナ60,60を、ブラケット87,88を介して取り付けている。こうして、一対のナットランナ60,60の間の間隔をナット間の距離(複数のナットのピッチ円の直径)に応じて調節可能に取り付けている。
上記ナットランナ60,60は、図3に示す筒部材50のナットランナ60,60用のポート71,72に、可撓性の流体配管の一例としての空気配管89,89によって接続している。この可撓性の空気配管89,89の長さは、比較的短くて、過剰な余裕をもっていない。
上記ナットランナ60は、図4に示すように、流体駆動部の一例としてのエアモ−タ部94と、増力部の一例としての平歯車機構99および遊星歯車機構91,92と、駆動軸93とを有する。上記エアモ−タ部94の出力は、平歯車機構99および遊星歯車機構91で増力され、さらに、遊星歯車機構92で増力される。上記遊星歯車機構92のサンギア95とインターナルギア96に噛合する遊星歯車97は、駆動軸93の基部であるキャリア98に支持されている。
なお、この実施形態では、遊星歯車機構91,92は、2段の遊星歯車機構を構成するが、1段の遊星歯車機構を用いてもよい。
上記インターナルギア96の軸方向の一端は、ケーシング100の厚肉部101にボルト119で固定されている一方、インターナルギア96の軸方向の他端は自由端になっていて、他の部材に固定されていない。
なお、動力伝達の断続のためのクラッチ機構は、有っても、無くてもよい。また、高速、低速の切り替えのためのクラッチ機構も有っても、無くてもよい。クラッチ機構、クラッチ作用は、この発明の要旨とは、関係が無いので、以後、それらについての説明は省略する。
上記遊星歯車機構92の外側のケーシング100の部分は、上記厚肉部101になっており、インターナルギア96の軸方向の一端(後端)は、前述の如く、ケーシング100の厚肉部101に固定されている。
一方、上記ケーシング100の固定部103は、図3に示すように、上記支持部材80のレール85,86に、ブラケット87,88を介して、取り付けている。
図4に示すように、上記ケーシング100の厚肉部101と固定部103との間は、上記厚肉部101の肉厚よりも薄く、かつ、厚肉部101の外径よりも径方向の内側に位置する薄肉部102になっている。つまり、上記薄肉部102は、厚肉部101よりも薄肉で、厚肉部101の外径よりも小径の外径を有する。この薄肉部102に、インターナルギア96の軸方向の他端が固定されることはない。この薄肉部102の外面に、トルクセンサの一例としてのストレインゲージ等の歪みセンサ105を設けている。これにより、駆動軸93の締付トルクの反力を受けるインターナルギア96によって、薄肉部102に比較的に大きな歪みが生じ、この歪みを、歪みセンサ105で検出して、締付トルクを正確に検出できるようになっている。より詳しくは、上記ケーシング100の厚肉部101に、インターナルギア96の軸方向の一端が固定される一方、上記ケーシング100の薄肉部102には、インターナルギア96の軸方向の他端が固定されない。したがって、反力の伝達経路は、インターナルギア96、そのインターナルギア96の軸方向の一体が固定されるケーシング100の厚肉部101、薄肉部102、固定部103の順になる。したがって、上記インターナルギア96から、厚肉部101で折り返して、薄肉部102を経由して、固定部103への力の伝達経路となるので、薄肉部102に設けたセンサ105の検出信号は、機械振動等のノイズ成分の影響が少なく、正確な反力、つまり、締付力のみを検出することができる。さらに、このように力の伝達経路が、厚肉部101で折り返して薄肉部102に力を伝える経路であるので、ナットランナ60、ひいては、締付装置の全長を短くすることができる。
なお、図示しないが、薄肉部102の外径は、厚肉部101の外径と同じにしてもよい。
また、図2に示すように、上記略矩形状の支持部材80には、その支持部材80の外側に位置する大径の輪状のハンドル110を固定している。作業者は、上記送りネジ15の上端のノブ状の把手17を握って台車2を静止させた状態で、この輪状のハンドル110を旋回させることによって、支持部材80を旋回させて、ナットランナ60,60を旋回させて、ホイールのナットの位置に合わせることができる。
上記構成の締付装置は、次のように動作する。
まず、作業者は、上記台車2の枠21の上端に設けたクランプ機構のレバー31の先端の穴を、昇降装置10の筒13の後端のピン32に係合させて、台車2に対して昇降装置10、移動台5を移動不可にした状態で、横棒状の把手22を押して、台車2を車両のホイール(図示せず)の正面まで移動させる。
そして、上記昇降装置10の丸ハンドル16を回転させて、送りネジ15を回転させて、昇降ブラケット12をガイドコラム11に沿って昇降させて、軸部材40の中心をホイールの中心に一致させる。
次に、作業者は、上記送りネジ15の上端の丸ハンドル16のノブ状の把手17を握って台車2を静止させた状態で、支持部材80の外側の大径の輪状のハンドル110を旋回させて、支持部材80を旋回させて、ナットランナ60,60を旋回させて、ホイールのナットとナットランナ60,60との位相を合わせ、かつ、ナットランナ60,60を、支持部材80に設けたレール85,86に沿って軸部材40の軸方向と直交する方向に移動させて、ホイールのナットとナットランナ60の駆動軸93とを一直線上に合わせる。
このように、支持部材80の外側の大径の輪状のハンドル110と、ノブ状の把手17とで、ナットランナ60,60を旋回させて、ナットとナットランナ60の位相を合わせることができるので、操作性がよい。
このとき、上記支持部材80は、筒部材50に取り付けられていて、筒部材50と共に旋回して、支持部材80に取り付けられたナットランナ60,60と筒部材50とは大きな相対移動を殆どしないから、ナットランナ60,60と筒部材50のポート71,72を連結する可撓性の空気配管89,89には捻れや捩れが殆ど生じない。
したがって、上記可撓性の空気配管89,89には、捻れや捩れを防止するために、長さに大きな余裕を持たせる必要がなく、装置全体が極めてコンパクトになり、かつ、作業時に空気配管89,89を振り回すことがないから、車庫等の狭いスペースでも締め付け作業を能率良く行うことができる。
また、上記ナットランナ60,60は、台車2によって、ホイールの箇所の近傍に簡単に移動させられ、さらに、上記支持部材80に取り付けられたナットランナ60,60は、軸部材40の軸方向と直行する方向へのレール85,86に沿っての移動と、昇降装置10による軸部材40の昇降と、筒部材50の軸部材40に対する回転とによって、3次元的に移動させられるから、ホイールのナットに簡単に連結することができる。
次に、クランプ機構30のレバー31を回動させて、レバー31とピン32トの係合を解除して、移動部材5を台車2上のレール3に沿って前後に移動できるようにする。そして、移動部材5を前進させて、ナットランナ60,60の駆動軸93,93の先端の連結金具(図示せず)を、ホイールのナットに嵌合する。
次に、上記ナットランナ60の図示しない電磁弁を開放して、エアモ−タ部91に高圧空気を供給して、エアモ−タ部94を駆動する。この高圧空気は、ガイドコラム11内の可撓性の空気配管47、軸部材40内の空気通路41,42、筒部材50の環状溝51,52およびポート71,72、可撓性の空気配管71,72を介して供給される。
上記エアモ−タ部94の比較的大きな出力は、ナットの着座後は、平歯車機構99,遊星歯車機構91,92によってさらに増力されて、駆動軸93が回転されて、ナットが大きな締め付けトルクで締め付けられる。このナットの締め付けに応じて、移動部材5が前進し、ナットランナ60,60等が前進する。
このように、エアモ−タ部94を有する空気圧式のナットランナ60,60を用いているので、電動式ナットランナに比べて大きな締め付けトルクを得ることができて、バスやトラックなどの大型車両のホイールのナットを迅速かつ正確に(正しい締め付けトルクで)締め付けることができる。
上記駆動軸93によるナットの締め付け時には、ケーシング100の厚肉部101に、インターナルギア96の軸方向の一端が固定されているから、ケーシング100の駆動軸93の締付力の大きな反力を受けるが、厚肉になっているから、十分の強度を有して、振動などが少ない。
一方、このとき、上記ケーシング100の厚肉部101と固定部103との間の薄肉部102は、厚肉部101よりも薄肉かつ小径になっているから、締付力に対して十分に歪み、歪みセンサ105は、薄肉部102のこの大きな歪みを、振動等が少ない状態で、より正確に、検出して、締付力を正確に検出することができる。より詳しくは、上記ケーシング100の厚肉部101に、インターナルギア96の軸方向の一端が固定される一方、上記ケーシング100の薄肉部102には、インターナルギア96の軸方向の他端が固定されない。したがって、反力の伝達経路は、インターナルギア96、そのインターナルギア96の軸方向の一体が固定されるケーシング100の厚肉部101、薄肉部102、固定部103の順になる。したがって、上記インターナルギア96から、厚肉部101で折り返して、薄肉部102を経由して、固定部103への力の伝達経路となるので、薄肉部102に設けたセンサ105の検出信号は、機械振動等のノイズ成分の影響が少なく、正確な反力、つまり、締付力のみを検出することができる。さらに、このように力の伝達経路が、厚肉部101で折り返して薄肉部102に力を伝える経路であるので、ナットランナ60、ひいては、締付装置の全長を短くすることができる。
このようにして、1つの位相にある2つのナットの締め付けを同時に行った後、前述と同様にして、支持部材80を旋回させて、別の位相にある2つのナットにナットランナ60,60の位置を合わせて、ナットの締め付け作業を行う。ナットの緩め作業も、同様である。
上記実施形態のナット締付装置は、ナットランナ60,60の数は2個である2軸であったが、4個以上にして、4軸、6軸、8軸、10軸等の多軸にしてもよい。
また、上記ナットランナ60,60は、空気圧で駆動するものであったが、油圧で駆動するものであってもよい。この場合、油圧モータ、可撓性の油圧配管等を用いることになる。
2 台車
5 移動部材
10 昇降装置
40 軸部材
50 筒部材
80 支持部材
60 ナットランナ
71,72,73,74,75 ポート
41,42,43,44,45 流体通路
47,48,49,71,73 空気配管
100 ケーシング
101 厚肉部
102 薄肉部
103 固定部
105 歪みセンサ

Claims (2)

  1. 台車と、
    この台車に、この台車に対して移動可能に設けられた移動部材と、
    この移動部材に設けた昇降装置と、
    上記昇降装置に設けられると共に、上記昇降装置によって昇降させられ、かつ、内部に流体通路を有する軸部材と、
    この軸部材に回転可能に外嵌すると共に、上記流体通路に通じているポートを有する筒部材と、
    この筒部材に固定された支持部材と、
    この支持部材に取り付けられると共に、上記ポートから可撓性の流体配管を介して流体が供給される流体で駆動される少なくとも一対のナットランナと
    を備えることを特徴とする締付装置。
  2. 請求項1に記載の締付装置において、
    上記ナットランナは、
    流体駆動部と、
    この流体駆動部で駆動される増力部と、
    この増力部により駆動される駆動軸と、
    ケーシングと
    を備え、
    このケーシングは、
    上記駆動軸の外側に位置すると共に上記支持部材に固定された固定部と、
    上記増力部のインターナルギアの軸方向の一端が固定される厚肉部と、
    上記固定部と上記厚肉部との間に位置すると共に上記インターナルギアの軸方向の他端が固定されていなく、かつ、上記厚肉部の外径よりも径方向内側に位置すると共に上記厚肉部よりも厚さが薄い薄肉部と
    を有し、
    上記薄肉部にトルクセンサが設けられている
    ことを特徴とする締付装置。
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