JP2014236582A - 充電システム、及び充電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】適正な充電終了時間を演算して、表示部に表示する。
【解決手段】急速充電システム100であって、充電開始時に急速充電器50の出力可能電流値、二次電池30の状態情報に基づいて、二次電池30が所定量の充電に要する充電終了予定時間を演算する予定時間演算部22と、充電終了予定時間より充電開始時からの経過時間を減算して実時間に基づく充電終了目安時間を算出する実時間カウントダウン値算出部24と、充電終了予定時間より前記充電開始時からの前記二次電池のSOCの増加に基づいて算出されるSOCカウント時間を減算して充電終了目安時間を算出するSOCカウントダウン値算出部26と、実時間カウントダウン値算出部24とSOCカウントダウン値算出部26との充電終了目安時間を比較して、大きい値の方を二次電池の充電終了目安時間に決定する判定部28と、判定部での判定結果を二次電池の充電終了目安時間として表示する表示部52と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動自動車やハイブリッド自動車等の電動車両に搭載される二次電池への充電終了時間の演算や表示をする充電システム及び充電方法に関する。
近年、大容量の二次電池が搭載され、当該二次電池の電力で駆動される駆動モータを動力源の1つとするハイブリッド自動車や電気自動車が広く開発されている。このような電動車両に搭載される駆動用の二次電池において、当該二次電池の充電状態として二次電池の残容量を示すSOC( State Of Charge )を正確に把握することは、二次電池の過充電や過放電を防ぐと共に、走行時における二次電池の残容量を乗員に正確に伝えるという点において、非常に重要である。
電気自動車の充電システムでは、充電する際に、充電器のモニタに充電率や充電終了までの残り時間等を表示している。表示されている充電終了までの残り時間は、充電開始時、車両側が電池残量や温度、充電器の最大出力電流等から演算して求めた充電に要する最大時間を利用して表示している。当該表示される時間は、車両側にとっては、充電に要する最大時間となり、充電器側にとっては、この時間経っても充電が終了しない場合にタイムアウトして充電を停止させるための指標時間となる。
しかしながら、この表示時間を充電終了までの残り時間として表示しているため、充電開始時に表示される時間が実際にかかる時間よりも長い時間が表示されてしまう。すなわち、実際に充電が完了する時間と充電を開始する際に計算によって求められる充電残時間との間にずれが生じてしまうという問題がある。電池の温度や劣化状態、充電中の負荷状態を反映して、精度良く充電残時間を演算可能な充電残時間演算方法として、特許文献1には、充電の途中で充電電流値が減少する度にその充電電流値に基づいて充電残時間を補正する方法が開示されている。
特許3428389号公報
電気自動車やハイブリッド自動車等の電動車両が普及するにつれて、実際に充電が完了する時間と急速充電を開始する際に算出される充電残時間との間のずれを低減するニーズが高まっている。特に、充電規格が改訂されて、充電器モニタに表示される「充電までの残り時間」のために新たに設定された「充電終了目安時間」の項目は、車両側が任意に表示を変更可能としていることから、充電終了目安時間をより確実かつシンプルに演算して、表示することが望まれる。特許文献1に開示された充電残時間演算方法は、電池の温度や劣化状態、充電中の負荷状態を反映して、精度良く充電残時間を演算可能とするが、どのタイミングで補正するかセンサ等で検知する必要があり、システムが複雑化してしまうことが課題として残る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡素な構成で適正な充電終了時間を演算して、表示部に表示することの可能な、新規かつ改良された充電システム及び充電方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、充電システムの本発明は、二次電池に充電器を用いて充電する充電システムであって、充電開始時に前記急速充電器の出力可能電流値、前記二次電池の状態情報に基づいて、前記二次電池が所定量の充電に要する充電終了予定時間を演算する予定時間演算部と、前記充電終了予定時間より前記充電開始時からの経過時間を減算して実時間に基づく充電終了目安時間を算出する実時間カウントダウン値算出部と、前記充電終了予定時間より前記充電開始時からの前記二次電池のSOCの増加に基づいて算出されるSOCカウント時間を減算して充電終了目安時間を算出するSOCカウントダウン値算出部と、前記実時間カウントダウン値算出部と前記SOCカウントダウン値算出部の充電終了目安時間を比較して、大きい値の方を前記二次電池の充電終了目安時間に決定する判定部と、前記判定部での判定結果を前記二次電池の充電終了目安時間として表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本充電システムの発明によれば、充電終了目安時間として、実時間に基づく充電終了目安時間とSOCに基づく充電終了目安時間のうち大きい値の方を表示するので、実際に充電が完了する時間と急速充電を開始する際に算出される充電残時間との間のずれを低減できる。
このとき、本発明の一態様では、前記SOCカウント時間は、SOC割付時間を用いて算出され、該SOC割付時間は、前記充電終了予定時間を充電終了時のSOCに至るまでに充電を要するSOCで均等に除算した値としてもよい。
このようにすれば、SOCに基づく充電終了目安時間を表示する際に、SOCの経時変化(増加)に応じたより好適な充電終了目安時間を表示できる。
また、本発明の一態様では、前記表示部は、前記充電終了目安時間を表示する際に、前記実時間カウントダウン値算出部による算出結果を表示する場合と、前記SOCカウントダウン値算出部による算出結果を表示する場合とを異なる態様で表示することとしてもよい。
このようにすれば、表示部による充電終了目安時間の表示が何れの算出結果による表示であるかが明確になるので、急速充電システムのユーザビリティが向上する。
また、充電方法にかかる発明は、二次電池に充電器を用いて充電する充電方法であって、充電開始時に前記急速充電器の出力可能電流値、前記二次電池の状態情報に基づいて、前記二次電池が所定量の充電に要する充電終了予定時間を演算する予定時間演算工程と、前記充電終了予定時間より前記充電開始時からの経過時間を減算して実時間に基づく充電終了目安時間を算出する実時間カウントダウン値算出工程と、前記充電終了予定時間より前記充電開始時からの前記二次電池のSOCの増加に基づいて算出されるSOCカウント時間を減算して充電終了目安時間を算出するSOCカウントダウン値算出工程と、前記実時間カウントダウン値算出部と前記SOCカウントダウン値算出部の充電終了目安時間を比較して、大きい値の方を前記二次電池の充電終了目安時間に決定する充電終了目安時間判定工程と、前記充電終了目安時間判定工程での判定結果を前記二次電池の充電終了目安時間として表示する充電終了目安時間表示工程と、を含むことを特徴とする。
本充電方法の発明によれば、実際に充電が完了する時間と充電を開始する際に算出される充電残時間との間のずれを低減できるので、より適正な充電終了時間を演算して、表示することができる。
以上説明したように本発明によれば、簡素な構成で適正な充電終了時間を演算して、表示部に表示することができる。
本発明の一実施形態に係る急速充電システムを示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る急速充電システムによる急速充電方法の動作を示すフローチャートである。 (a)は、本発明の一実施形態に係る急速充電システムによる二次電池のSOC状態変化を示す図であり、(b)は、本発明の一実施形態に係る急速充電システムによる二次電池への充電電流の経時変化を示す図である。 本発明の一実施形態に係る急速充電システムによる充電終了目安時間の算出を説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態における急速充電システムの構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る急速充電システムを示す概略構成図である。
本実施形態の急速充電システム100は、電動自動車やハイブリッド自動車等の電動車両10に搭載される二次電池30に急速充電器50で急速充電する際に、充電終了予定時間を演算して、カウントダウン値となる充電終了目安時間を表示するシステムである。本実施形態では、急速充電システム100は、図1に示すように、車両10側には、ECU20と、二次電池となる高圧バッテリ30とを備え、急速充電器50側には、表示部52と、急速充電器50の総合的な制御を行う制御部54と、二次電池への電力を供給する電力供給部56とを備える。
ECU20は、車両10の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。本実施形態では、ECU20は、図1に示すように、予定時間演算部22と、実時間カウントダウン値算出部24と、SOCカウントダウン値算出部26と、判定部28とを備える。
予定時間演算部22は、充電開始時に少なくとも急速充電器50の出力可能電流値、二次電池30のSOC、温度、特性、及び劣化係数の何れかに基づいて、二次電池30の充電に要する充電終了予定時間を演算する。ここで、本発明の二次電池の状態情報とは、二次電池30のSOC、温度、特性、及び劣化係数の何れかに相当する。すなわち、予定時間演算部22は、急速充電を開始する際に、上記の変動因子に基づいて算出される充電残時間を二次電池30の充電に要する充電終了予定時間として予測しながら演算する。なお、予定時間演算部22による充電終了予定時間の演算動作についての詳細な説明については、後述する。
実時間カウントダウン値算出部24は、予定時間演算部22で算出された充電終了予定時間より、充電開始時からの経過時間を減算することによって、実時間に基づく充電終了目安時間を算出する。すなわち、実時間カウントダウン値算出部24は、充電開始時からの経過時間を充電終了予定時間から減算することによって、経時的に単純減少する実時間カウントダウン値を充電終了目安時間として算出する。つまり、実時間カウントダウン値算出部24は、減算(カウントダウン)された実時間カウントダウン値を充電終了目安時間として算出する。
SOCカウントダウン値算出部26は、予定時間演算部22で算出された充電終了予定時間からSOCに基づく充電終了目安時間を算出する。すなわち、SOCカウントダウン値算出部26は、充電開始時からの二次電池30のSOCの増加に基づいて算出されるSOC経過時間(SOCカウント時間)を充電終了予定時間から減算することによって、経時的に単純減少しないSOCカウントダウン値を充電終了目安時間として算出する。
具体的には、SOCカウントダウン値算出部26は、充電終了時(満充電を含む設定された所定の充電量時)のSOCに至るまでに充電に要するSOCで、充電終了予定時間を均等に除算することによって、SOC割付時間を算出し、該SOC割付時間を用いて現SOCにおけるSOCカウント時間を算出して、該算出時間を充電終了予定時間より減算し、当該減算されたSOCカウントダウン値を充電終了目安時間として算出する。
なお、SOCカウントダウン値算出部26による充電終了目安時間の算出動作についての詳細については、後述する。
判定部28は、実時間カウントダウン値算出部24とSOCカウントダウン値算出部26の充電終了目安時間を比較して、大きい値の方を二次電池30の充電終了目安時間に決定する。すなわち、本実施形態では、判定部28は、実時間に基づくカウントダウン値と、SOCに基づくカウントダウン値とを比較して、値が大きい方を表示部52に表示する二次電池30の充電終了目安時間にすることを決める。
表示部52は、急速充電器50側に備わり、判定部28での判定結果を二次電池30の充電終了目安時間として表示する機能する。すなわち、表示部52は、車両10側のECU20で算出された充電終了目安時間を急速充電が開始される際に算出される充電残時間として表示する。このように、本実施形態では、充電終了目安時間として、実時間に基づく充電終了目安時間とSOCに基づく充電終了目安時間のうち、大きい値の方を表示するので、実際に充電が完了する時間と急速充電を開始する際に算出される充電残時間との間のずれを低減できる。
また、本実施形態では、表示部52は、充電終了目安時間を表示する際に、実時間カウントダウン値算出部24による算出結果を表示する場合と、SOCカウントダウン値算出部26による算出結果を表示する場合とを異なる態様で表示する。具体的には、例えば、実時間に基づくカウントダウン値を表示する場合と、SOCに基づくカウントダウン値を表示する場合で点滅する数字ランプの色を異なる色で表示したり、双方のカウントダウン値をそれぞれインジケータで同時に表示したりして、異なる態様の表示とする。このように、表示部52による充電終了目安時間の表示が何れの算出部24、26の算出結果による表示であるかを明確にすることによって、ユーザにとって急速充電システム100のユーザビリティが向上する。
次に、本実施形態の急速充電システム100による急速充電動作について、図面を使用しながら説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る急速充電システムによる急速充電方法の動作を示すフローチャートである。また、図3(a)は、本発明の一実施形態に係る急速充電システムによる二次電池のSOC状態変化を示す図であり、図3(b)は、本発明の一実施形態に係る急速充電システムによる二次電池への充電電流の経時変化を示す図である。また、図4は、本発明の一実施形態に係る急速充電システムによる充電終了目安時間の算出を説明するための図である。
まず、急速充電器50が供給可能な最大電流値である出力可能電流値を、車両10が急速充電器50から受信したか否かを確認する(出力可能電流値受信確認工程S10)。本工程S10で急速充電器50の出力可能電流値の受信を確認したら、次に、充電開始時に少なくとも急速充電器50の出力可能電流値、二次電池30のSOC、温度、特性、及び劣化係数の何れかに基づいて、二次電池の充電に要する充電終了予定時間を演算する(予定時間演算工程S20)。
予定時間演算工程S20では、充電開始時に電池残量や電池温度、電池特性、電池劣化係数等から充電にかかる充電時間を演算して、充電終了予定時間(充電終了目安時間初期値)とする。二次電池30を充電する際には、図3(a)、(b)に示すように、充電を開始してから所定時間tP1までは、充電電流が所定値I0の定電流充電とし、その後、充電電流が随時下がる低電圧充電とする。
すなわち、充電開始時には、充電終了予定時間を求めるために、まず、急速充電器50の出力可能電流値、電池温度、電池劣化度等から定電流充電が可能なSOC(C1)を推定する。その後、推定した定電流可能SOC(C1)に基づいて、充電開始SOC(C0)、充電終了SOC(C2)、充電効率、電池劣化度から定電流充電時間(tP1)と定電圧充電時間(tP2−tP1)を算出する。そして、これら定電流充電時間と定電圧充電時間と補正値を足し合わせて、充電終了目安時間初期値となる充電終了予定時間を求める。
上述したように充電終了予定時間が算出されると、実時間カウントダウン値算出部24によって、当該充電終了予定時間より充電開始時からの経過時間を減算して実時間に基づく充電終了目安時間が算出される(実時間カウントダウン値算出工程S30)。具体的には、充電開始時に算出した充電終了予定時間(充電終了目安時間初期値)を利用して、当該充電終了予定時間の実時間に応じたカウントダウンを実行する。すなわち、充電終了予定時間から単純減少するように、カウントダウンを実行する。
例えば、充電終了予定時間が30分と算出されている場合には、図4のグラフL1に示すように、初期値を30分として、当該初期値から1分ごとで送信値を更新する単純減少するように、実時間に応じたカウントダウンを実行する。すなわち、実時間カウントダウン値算出工程S30では、1分経てば1分カウントダウンする単純カウントダウンが実行される。
また、充電終了予定時間が算出されると、実時間カウントダウン値算出部24による実時間に基づく充電終了目安時間の算出とは別に、充電終了予定時間からSOCに基づく充電終了目安時間を算出する(SOCカウントダウン値算出工程S40)。
具体的には、SOCカウントダウン値算出部26が充電終了予定時間を充電終了時のSOCに至るまでに充電に要するSOCで均等に除算してSOC割付時間を算出し、該SOC割付時間を用いて現SOCにおけるSOCカウント時間を算出し、該SOCカウント時間を充電終了予定時間より減算し、SOCに基づく充電終了目安時間を算出する。
すなわち、下記の式(1)に基づいて現在SOCにおけるSOCカウント時間を算出する。
(SOCカウント時間)=(充電終了予定時間)÷(充電終了SOC−充電開始時SOC)×(現在SOC−充電開始時SOC)・・・・(1)
例えば、予定時間演算工程S20で二次電池30のSOC経時変化予測値L0に基づいて充電終了予定時間が30分と算出されている場合には、SOCに基づくカウントダウン値、すなわち充電終了予定時間からSOCカウント時間を減算した値は、図4のグラフL2に示すように、SOC経時変化予測値L0の上昇曲線と線対象になるように変化する。すなわち、SOCカウントダウン値は、最初のうちは、急激に減少しながら、徐々に減少速度が低減するように、単調減少をしない経時変化をする。換言すると、SOCの増加に伴い、時間が減少するような単調減少をしない経時変化をする。
このようにして、初期値となる充電終了予定時間からSOCに基づく充電終了目安時間を算出する。なお、図2では、実時間カウントダウン値算出工程S30の後に、SOCカウントダウン値算出工程S40を実行しているが、これらの工程S30、S40は、同時に実行しても、順番を逆にして実行してもよい。
その後、判定部28が実時間カウントダウン値算出部24とSOCカウントダウン値算出部26の充電終了目安時間を比較して、大きい値の方を二次電池30の充電終了目安時間に決定する(充電終了目安時間判定工程S50)。
具体的には、図4に示すように、充電を開始してからt1分までの間は、実時間カウントダウン値算出部24で算出された充電終了目安時間の方が大きいから、判定部28は、充電終了目安時間として実時間カウントダウン値算出部24で算出された充電終了目安時間を表示時間Tに決定する。
一方、t1分以降は、SOCカウントダウン値算出部26で算出された充電終了目安時間の方が大きいから、判定部28は、充電終了目安時間としてSOCカウントダウン値算出部26で算出された充電終了目安時間を表示時間Tに決定する。
このようにして、充電終了目安時間判定工程S50では、判定部28によって、充電終了目安時間をグラフL3に示す曲線で示す経時変化となるように決定する。
充電終了目安時間判定工程S50が終了したら、次に、判定部28での判定結果を二次電池30の充電終了目安時間として表示する(充電終了目安時間表示工程S60)。図4に示すように、充電を開始してからt1分までの間は、実時間カウントダウン値算出部24で算出された充電終了目安時間の方が大きいから、該充電終了目安時間を表示部52に表示する。
一方、t1分以降は、SOCカウントダウン値算出部26で算出された充電終了目安時間の方が大きいから、該充電終了目安時間を表示部52に表示する。すなわち、実時間t1を境にして、表示部52に表示する充電終了目安時間を、実時間カウントダウン値算出部24からSOCカウントダウン値算出部26で算出された値に切り替える。
このように、本実施形態では、実時間カウントダウン値算出部24からの充電終了目安時間と、SOCカウントダウン値算出部26からの充電終了目安時間とを比較してから、その時間における大きい値の方を充電終了目安時間として、表示部52に表示する。二次電池30の充電開始時は、定電流充電のため、SOCカウントダウン値の方が早く減少するので、実時間カウントダウン値算出部24からの充電終了目安時間を、表示部52に表示する。
一方、二次電池30の充電がある程度進んだ定電圧充電に切り替わって以降では、途中からSOCカウントダウン値の方が遅く減少して値が大きくなるので、SOCカウントダウン値算出部26からの充電終了目安時間を、表示部52に表示する。すなわち、本実施形態では、実時間とSOCに基づく2通りのカウントダウンを実行してから、充電終了目安時間の大きい方を急速充電器50の表示部52に出力する。
このため、実際に充電が完了する時間と急速充電を開始する際に算出される充電残時間との間のずれを低減できるので、より適正な充電終了時間を演算して、表示することができる。すなわち、充電開始時の充電終了目安時間に関して、実際の急速充電に要する時間と大きくかけ離れることがなくなる。このため、本実施形態の急速充電システムを電動車両に搭載された二次電池への急速充電に適用した場合に、ユーザは、買物等の私用の際に、どの程度車両から離れることができるかを的確に把握することができるので、ユーザビリティが向上する。
また、本実施形態では、表示部52に表示する充電終了目安時間を簡易なロジックで演算可能としている。このため、二次電池の変更や車種変更の際にも、本実施形態の急速充電システムのロジックを取り入れられるので、二次電池や車両に関する仕様変更の際における設計が容易となる。例えば、今後、高温時の電流制限変更の際に、従来のような最大充電時間のような見直しの手間を低減し、また、二次電池の変更や車種変更の際に、充電終了目安時間が足りずに、最終値クリップのまま充電を継続するような手間を省ける。
なお、上記のように本発明の一実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本発明の範囲に含まれるものとする。
また、上記実施形態では、SOC割付時間を、充電終了予定時間を充電終了時のSOCに至るまでに充電を要するSOCで均等に除算した値としたが、これに限られず、所定のSOCに対して任意の時間を割り付けて設定した値としてもよい。例えば、SOCカウントダウン値算出部は、充電が開始されてから所定SOC(例えば、5%)増加する毎に、予め設定した任意の時間(例えば、5分)をSOCカウント時間として、充電終了予定時間より減算し、当該減算した値を充電終了目安時間として算出するようにしてもよい。この場合、所定のSOCに対して割り付け設定される時間は、実験やシミュレーションなどから求められた適当な値が予め設定されるものとし、二次電池の状態や充電環境に応じて適宜変更するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、充電終了目安時間を表示する表示部52を急速充電器に設ける構成を示したが、これに限られず、車両にも表示部を設けてもよい。そして、車両に設けた表示部においても、充電終了目安時間を表示する際に、実時間カウントダウン値算出部24による算出結果を表示する場合と、SOCカウントダウン値算出部26による算出結果を表示する場合とを異なる態様で表示するようにしてもよい。これにより、ユーザへのユーザビリティをより向上できる。
また、上記実施形態では、急速充電システム、及び急速充電方法に適用した例を示したが、これに限られず、普通充電システム、及び普通充電方法に適用してもよい。
尚、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、急速充電システムの構成、動作も本発明の各実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 車両
20 ECU
22 予定時間演算部
24 実時間カウントダウン値算出部
26 SOCカウントダウン値算出部
28 判定部
30 高圧バッテリ(二次電池)
50 急速充電器(充電器)
52 表示部
54 制御部
56 電力供給部
100 急速充電システム(充電システム)

Claims (4)

  1. 二次電池に充電器を用いて充電する充電システムであって、
    充電開始時に前記充電器の出力可能電流値、前記二次電池の状態情報に基づいて、前記二次電池が所定量の充電に要する充電終了予定時間を演算する予定時間演算部と、
    前記充電終了予定時間より前記充電開始時からの経過時間を減算して実時間に基づく充電終了目安時間を算出する実時間カウントダウン値算出部と、
    前記充電終了予定時間より前記充電開始時からの前記二次電池のSOCの増加に基づいて算出されるSOCカウント時間を減算して充電終了目安時間を算出するSOCカウントダウン値算出部と、
    前記実時間カウントダウン値算出部と前記SOCカウントダウン値算出部の充電終了目安時間を比較して、大きい値の方を前記二次電池の充電終了目安時間に決定する判定部と、
    前記判定部での判定結果を前記二次電池の充電終了目安時間として表示する表示部と、を備えることを特徴とする充電システム。
  2. 前記SOCカウント時間は、SOC割付時間を用いて算出され、該SOC割付時間は、前記充電終了予定時間を充電終了時のSOCに至るまでに充電を要するSOCで均等に除算した値であることを特徴とする請求項1に記載の充電システム。
  3. 前記表示部は、前記充電終了目安時間を表示する際に、前記実時間カウントダウン値算出部による算出結果を表示する場合と、前記SOCカウントダウン値算出部による算出結果を表示する場合とを異なる態様で表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の充電システム。
  4. 二次電池に充電器を用いて充電する充電方法であって、
    充電開始時に前記充電器の出力可能電流値、前記二次電池の状態情報に基づいて、前記二次電池が所定量の充電に要する充電終了予定時間を演算する予定時間演算工程と、
    前記充電終了予定時間より前記充電開始時からの経過時間を減算して実時間に基づく充電終了目安時間を算出する実時間カウントダウン値算出工程と、
    前記充電終了予定時間より前記充電開始時からの前記二次電池のSOCの増加に基づいて算出されるSOCカウント時間を減算して充電終了目安時間を算出するSOCカウントダウン値算出工程と、
    前記実時間カウントダウン値算出部と前記SOCカウントダウン値算出部の充電終了目安時間を比較して、大きい値の方を前記二次電池の充電終了目安時間に決定する充電終了目安時間判定工程と、
    前記充電終了目安時間判定工程での判定結果を前記二次電池の充電終了目安時間として表示する充電終了目安時間表示工程と、を含むことを特徴とする充電方法。
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