JP2014235573A - 半導体装置、半導体装置の製造方法および個体識別情報取得方法 - Google Patents

半導体装置、半導体装置の製造方法および個体識別情報取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体装置に形成される識別媒体の面積を小さくする技術を提供する。
【解決手段】半導体装置1は、半導体装置1を識別するための個体識別情報を含む識別媒体6を有する。前記個体識別情報は、識別媒体6に含まれる少なくとも1種類の元素によって示される。また、前記個体識別情報は複数のビットで表現され、前記複数のビットのそれぞれには、元素が対応付けられ、前記複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値は、当該ビットに対応付けられた元素を識別媒体6が含むか否かによって示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、個体識別情報を有する半導体装置に関する。
特許文献1〜3に記載されているように、半導体装置を識別するための識別媒体(例えば、二次元コードやバーコードなど)を半導体装置に形成する技術が従来から提案されている。
特開2011−129617号公報 特開2012−212914号公報 特開2012−209311号公報
さて、半導体装置については小型化が望まれているため、半導体装置に形成される識別媒体の面積についても小型化が望まれている。
そこで、本発明は上述した点に鑑みて成されたものであり、半導体装置に形成される識別媒体の面積を小さくする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る半導体装置の一態様は、前記半導体装置を識別するための個体識別情報を含む識別媒体を有し、前記個体識別情報は、前記識別媒体に含まれる少なくとも1種類の元素によって示される。
本発明によれば、半導体装置に形成される識別媒体の面積を小さくすることができる。
第一実施形態に係る半導体装置の平面図である。 第一実施形態に係る半導体装置の断面図である。 第一実施形態に係る個体識別情報のビット構成を示す図である。 特性X線のスペクトルを示す図である。 半導体装置の概略製造工程を示す図である。 個体識別情報の読み取りフローを示す図である。 第二実施形態に係る半導体装置の平面図である。 第二実施形態に係る個体識別情報のビット構成を示す図である。 特性X線のスペクトルを示す図である。 特性X線のスペクトルを示す図である。 第二実施形態に係る個体識別情報のビット構成を示す図である。 第二実施形態に係る個体識別情報のビット構成を示す図である。 第二実施形態に係る個体識別情報のビット構成を示す図である。 第三実施形態に係る半導体装置の平面図である。 特性X線のスペクトルを示す図である。
<1.第一実施形態>
<1−1.半導体装置の構造について>
図1は、第一実施形態に係る半導体装置1を示す平面図である。半導体装置1は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であって、当該IGBTを構成する集積回路はシリコンチップ(シリコン基板)に形成されている。IGBTは、インバータ等のパワーモジュールに搭載される。
図1に示されるように、半導体装置1は、電流取り出し電極であるエミッタ電極2、IGBTをスイッチング制御するためのゲート電極3、ガードリングなどの、半導体装置1の耐圧を向上するための終端構造4および無効領域5a〜5dを有している。無効領域5a〜5dは、半導体装置1の性能や電気特性に寄与しない領域であって、シリコンチップの角部に設けられている。無効領域5a〜5dは、シリコンチップの外周20と終端構造4とに挟まれている。
無効領域5cには、半導体装置1を識別するための個体識別情報を含む識別媒体6が形成されている。識別媒体6は、例えばインクで構成される。識別媒体6は、少なくとも1つの識別材料で構成される。図1に示される半導体装置1では、識別媒体6は、1つの識別材料7で構成されている。個体識別情報および識別媒体6については後で詳しく説明する。また、図中では、識別媒体6(識別材料7)を、便宜的に大きなサイズで示しているが、実際には識別媒体6(識別材料7)は10μm程度の微細なサイズである。図1は、識別媒体6(識別材料7)が、無効領域5cに形成される場合を示しているが、識別媒体6(識別材料7)は、例えば無効領域5a等といった他の無効領域に形成されてもよい。
図2は、識別媒体6が形成された無効領域5cと、その近傍の終端構造4及びエミッタ電極2とを含む、矢視A−Aにおける断面構造の模式図である。半導体装置1では、図2に示されるように、シリコン基板(シリコンチップ)8上に、エミッタ電極2及び終端構造4等が形成されている。終端構造4は複数のアルミ配線14を備えている。エミッタ電極2は例えばアルミ配線から成る。シリコン基板8上の、終端構造4及び無効領域5cが存在する領域には、層間酸化膜9が形成されている。層間酸化膜9上には、終端構造4の複数のアルミ配線14が形成されている。また層間酸化膜9上には、複数のアルミ配線14を覆うように、電界緩和のための半絶縁性窒化膜10が形成されている。半絶縁性窒化膜10上には、表面保護膜である絶縁性窒化膜11が形成されている。そして、絶縁性窒化膜11上には識別媒体6が形成されている。
層間酸化膜9は、例えばシリコン酸化膜(SiO)から成る。半絶縁性窒化膜10及び絶縁性窒化膜11は、例えばシリコン窒化膜(SiN)から成る。
<1−2.個体識別情報について>
前述したように、個体識別情報とは、半導体装置1を識別するための情報である。本実施の形態では、個体識別情報は、2進数で表現されており、少なくとも1つのビットで表現されている。個体識別情報には、例えば、半導体装置1の製造工場を特定するための情報(製造工場特定情報)、半導体装置1が備えるシリコンチップが切り出されたウェハのウェハ番号、当該シリコンチップについてのウェハ面内での位置を示す情報(ウェハ面内位置情報)などを含めることができる。製造工場特定情報、ウェハ番号及びウェハ面内位置情報のそれぞれは、少なくとも1ビットを用いて表現することができる。
例えば、製造工場がa工場およびb工場の2つ存在する場合には、a工場を「0」で表し、b工場を「1」で表すことによって、製造工場特定情報を1ビットで表現できる。また、2つ以上の情報を個体識別情報に含める場合には、それぞれの情報を示すビットを順番に連結させればよい。例えば、個体識別情報に製造工場特定情報及びウェハ面内位置情報が含まれる場合には、製造工場特定情報を示す1ビットの後に、ウェハ面内位置情報を示す3ビットを連結して、個体識別情報を4ビットで表現すればよい。この場合、製造工場特定情報を示す1ビットが「0」であって、ウェハ面内位置情報を示す3ビットが「110」である場合には、個体識別情報を示す4ビットは「0110」となる。
なお、ウェハ面内位置情報については、半導体装置1を製造する際に、マスクパターンのシリコンチップへの転写により、当該シリコンチップに示すことができる。したがって、この場合には、個体識別情報にウェハ面内位置情報を含めることは不要となる。
また、個体識別情報の表現方法は、上記の手法に限られない。個体識別情報は、必要な情報がビットで表現されたものであればよい。また、個体識別情報に含められる情報の種類や情報量なども上記の内容に限定されず、適宜決定すればよい。
以下の実施例においては、ウェハ番号のみが個体識別情報に含まれる場合を想定し、個体識別情報は例えば8ビットで表現されるものとして説明を行う。
<1−3.識別媒体について>
次に、識別媒体6について説明する。前述したように、識別媒体6は、少なくとも1つの識別材料で構成される。図1に示されるような第一実施形態における半導体装置1では、識別媒体6は、1つの識別材料7で構成される。
個体識別情報は、識別媒体6に含まれる少なくとも1種類の元素によって示される。本実施の形態では、識別媒体6は、1つの識別材料7で構成されることから、個体識別情報は、1つの識別材料7に含まれる少なくとも1種類の元素によって示される。識別媒体6(識別材料7)は、個体識別情報を示すための少なくとも1種類の元素を含むインクで構成されることで、個体識別情報を含むようになる。
<1−4.個体識別情報の示し方について>
次に、第一実施形態に係る個体識別情報の示し方について説明する。ここでは、8ビットで表現される個体識別情報を、8種類の元素A〜Hを用いて示す方法について例示する。
図3は、本実施形態に係る個体識別情報30のビット構成を示す図である。図3に示されるように、個体識別情報30は、ビット31〜38の8つのビットで表現されている。また、ビット31〜38には、個体識別情報30を示すための元素A〜Hがそれぞれ対応付けられている。具体的には、図3に示されるように、ビット31には元素A、ビット32には元素B、ビット33には元素C、ビット34には元素D、ビット35には元素E、ビット36には元素F、ビット37には元素G、ビット38には元素Hが対応付けられている。本実施形態では、個体識別情報30を表現するビット31〜38に複数種類の元素がそれぞれ対応付けられていることから、個体識別情報30を表現するビットの数と個体識別情報30を示すために必要となる元素の数とは、一致する。以後、元素A〜Hのように、個体識別情報を示すために使用される元素を「使用元素」と呼ぶことがある。
本実施形態では、個体識別情報30を表現する複数のビットに対応付けられた複数種類の使用元素のそれぞれが、識別媒体6(より詳細には識別媒体6(識別材料7)を形成するインク)に含まれるか否かによって、個体識別情報30が示される。具体的には、個体識別情報を表現する複数のビットのそれぞれについて、当該ビットに対応付けられた使用元素が識別媒体6(より詳細には識別媒体6(識別材料7)を形成するインク)に含まれるか否かによって、当該ビットの値が決定され、これにより個体識別情報が示される。例えば、識別媒体6にある種類の使用元素が含まれる場合には、個体識別情報30における当該使用元素に対応するビットの値は「1」となる。
ここで、一例として、個体識別情報30を構成する8ビットが「11010011」という値を表す場合を考える。個体識別情報30を構成する8ビットの中で、「1」の値を示しているビットは、ビット31,32,34,37,38である。したがって、識別媒体6(識別材料7)が、ビット31,32,34,37,38にそれぞれ対応付けられた使用元素A,B,D,G,Hを含むことで、識別媒体6(識別材料7)は、「11010011」という個体識別情報30を含むことになる。なお、識別媒体6(識別材料7)が、使用元素A〜Hのうちいずれの元素も含まない場合には、識別媒体6(識別材料7)は、「00000000」という個体識別情報30を含んでいることを意味する。
このように、本実施形態においては、個体識別情報30を、識別媒体6(識別材料7)に含まれる元素によって示しているのであって、特許文献1〜3に記載の技術のように、二次元コードやバーコードによって示しているのではない。二次元コードやバーコードは、その形状によって個体識別情報を示している。よって、二次元コードやバーコードに形状の欠けが存在する場合や、二次元コードやバーコードの色と背景色とのコントラストが低い場合には、二次元コードやバーコードが正しく読み取ることができず、正しい個体識別情報を取得できない可能性がある。しかし、本実施の形態では、そのような問題は発生しない。したがって、識別媒体6(識別材料7)は、半導体装置1上に形成される面積が小さくても、個体識別情報30を示すことができる。
なお、上記の例では、識別媒体6に含まれる元素に対応するビットの値を「1」としたが、「0」としても良い。
個体識別情報を示すために必要な使用元素には、識別媒体6の周囲に存在しない元素を採用することが望ましい。図1及び2に示される半導体装置1における識別媒体6の周囲には、シリコン(Si)、アルミニウム(Al)、シリコン酸化膜(SiO)、シリコン窒化膜(SiN)が存在する。したがって、この場合には、使用元素は、シリコン(Si)、アルミニウム(Al)、窒素(N)、酸素(O)とは異なる種類の元素であることが望ましい。
また、半導体装置1の製造工程において、半導体装置1の表面に付着しやすい元素(例えば炭素(C)など)や、半導体装置1の製造工程での有害不純物であるアルカリ金属元素(例えばナトリウム(Na)及びカルシウム(Ca)など)も、使用元素として採用しないことが望ましい。
さらに、本実施の形態のように、個体識別情報を示すために複数種類の使用元素が用いられる場合には、当該複数種類の使用元素についての吸収端エネルギーの差が十分に大きいことが望ましい。複数種類の使用元素の間での吸収端エネルギーの差は、例えば、蛍光X線分析法において、当該複数種類の使用元素に含まれる少なくとも1種類の元素を含む識別媒体6にX線を照射することで得られる、当該識別媒体6からの特性X線から、当該識別媒体6に含まれている全ての使用元素を容易に特定できる程度の差であればよい。つまり、識別媒体6を分析した結果、個体識別情報を示すために必要な複数種類の使用元素のそれぞれが、識別媒体6に含有されるか否かを容易に判断できればよい。したがって、吸収端エネルギーの差がどの程度必要であるかは、使用する分析手法や分析装置に応じて適宜決定すればよい。
上述した点を踏まえ、図1及び2に示される半導体装置1における個体識別情報を示すための使用元素としては、例えば、フッ素(F)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、チタン(Ti)、鉄(Fe)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、モリブデン(Mo)などを採用することが好ましい。フッ素(F)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、チタン(Ti)、鉄(Fe)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)及びモリブデン(Mo)の吸収端エネルギーは、それぞれ、686eV、1305eV、2149eV、4965eV、7114eV、8979eV、9659eV、20000eVである。
個体識別情報を示すために必要となる使用元素の種類の数は、個体識別情報で示される情報量に応じて決定される。基本的には、個体識別情報が示す情報量が多ければ、個体識別情報を示すために必要となる使用元素の種類の数も多くなる。
以下の説明では、上記に例示した8種類の元素を使用元素として使用する。具体的には、例えば、元素Aをフッ素(F)、元素Bをマグネシウム(Mg)、元素Cをリン(P)、元素Dをチタン(Ti)、元素Eを鉄(Fe)、元素Fを銅(Cu)、元素Gを亜鉛(Zn)、元素Hをモリブデン(Mo)とする。
識別媒体6において、上記の8種類の使用元素を含ませる場合には、例えば、フッ化アルミニウム(AlF)、酸化マグネシウム(MgO)、十酸化四リン(P10)、酸化チタン(TiO)、酸化鉄(FeO)、酸化銅(CuO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化モリブデン(MoO)といった、識別媒体6に含ませたい元素を含む化合物を一定量含有させたインクで識別媒体6を形成すればよい。インクに含有させる化合物の量は、使用元素が識別媒体6に含有していることが分かる量であればよい。したがって、インクに含有させる化合物の量についても、識別媒体6を分析する分析手法や分析装置に応じて適宜決定すればよい。
図4は、エネルギー分散型の蛍光X線分析法において得られた、識別媒体6(識別材料7)から出力された特性X線(蛍光X線)のスペクトルの一例を示す図である。ここで、横軸は識別媒体6に照射するX線のエネルギーを表しており、縦軸は識別媒体6から放射される特性X線の強度を表している。
図4で示されるスペクトルは、元素A(フッ素:F),B(マグネシウム:Mg),D(チタン:Ti),G(亜鉛:Zn),H(モリブデン:Mo)が、識別媒体6(識別材料7)に含まれていることを示している。元素A,B,D,G,Hは、ビット31,32,34,37,38とそれぞれ対応することから、識別媒体6には、「11010011」という個体識別情報30が含まれている。図4で示されるスペクトルから、蛍光X線分析法を用いることによって、識別媒体6の周囲に存在するシリコン(Si)やアルミニウム(Al)などの元素と分離して、識別媒体6(識別材料7)に含まれる使用元素を容易に読み取ることができると言える。
<1−5.製造工程について>
ここでは、図5を参照しながら、本実施形態に係る半導体装置1の製造工程について説明する。図5は、半導体装置1の概略的な製造工程を示す図である。
はじめに、シリコンウェハがウェハプロセスに投入される(ステップS1)。ウェハプロセスでは、シリコンウェハに対して、拡散処理、成膜処理、写真製版処理、エッチング処理などが適宜繰り返して実行されることによって、シリコンウェハに対して、半導体装置1の集積回路が形成されたシリコンチップ(半導体チップ)が作り込まれる。これにより、シリコンウェハに半導体装置1が形成され、ウェハプロセスが完了する(ステップS2)。
ステップS2でウェハプロセスが完了すると、シリコンウェハに形成された半導体装置1における何れかの無効領域に対して、インクジェット印刷法が用いられてインクが塗布されて、当該無効領域に識別媒体6が形成される(ステップS3)。ここで、インクジェット印刷法によって半導体装置1に塗布されるインクは少なくとも1種類の使用元素を含むインクである。インクジェット印刷法を用いることで、容易に、識別媒体6を所望の大きさに形成することができる。
ステップS3で、識別媒体6が形成されると、半導体装置1の電気特性の測定が行われる(ステップS4)。続いて、シリコンウェハに対してダイシングが実行されて、個々のシリコンチップが互いに分離する(ステップS5)。これにより、周囲のシリコンチップから切り離された半導体装置1が得られる。
ステップS5の後、半導体装置1はアセンブリ工程に投入される(ステップS6)。アセンブリ工程では、識別媒体6から個体識別情報30が読み取られる(ステップS7)。そして、ワイヤボンディング工程や封止工程等が実行されることによって、樹脂等でモールドされた、半導体装置1(半導体チップ)を備える半導体製品(ICパッケージ)が作製される。ステップS7で読み取られた個体識別情報30は、コンピュータ等において、半導体製品の出荷製造番号と対応付けられて記憶される。これにより、半導体製品と、当該半導体製品に搭載されている半導体装置1(半導体チップ)とが紐付けされ、トレーサビリティが確保される。
アセンブリ工程が完了すると(ステップS8)、半導体装置1を搭載した半導体製品は、製品試験を経て(ステップS9)、出荷される(ステップS10)。
次にステップS7について図6を参照しながら詳細に説明する。図6は、蛍光X線分析法を用いた個体識別情報30の読み取りフローを示す図である。ステップS7が開始されると、まず、識別媒体6に対するX線の照射エネルギーを変化させながら、当該X線の照射によって識別媒体6から放射(出力)される特性X線を測定する(ステップS11)。ステップS11では、例えば、図4に示されるようなスペクトルを測定結果として得ることができる。続いて、ステップS11での測定結果に基づいて、個体識別情報30を表現する各ビットに対応付けられた使用元素が、識別媒体6に含まれているか否かを判定する(ステップS12)。図4の例では、元素A(フッ素:F),B(マグネシウム:Mg),D(チタン:Ti),G(亜鉛:Zn),H(モリブデン:Mo)が、識別媒体6に含まれていると判定される。
その後、ステップS12での判定結果により判明した、個体識別情報30を表現する各ビットに対応付けられた使用元素の有無に基づいて、個体識別情報30を表現する各々のビットの値を取得することで個体識別情報30を取得する(ステップS13)。図4の例では、「11010011」という個体識別情報30が取得される。
以上のステップS11〜S13までの工程については、コンピュータを有する蛍光X線分析装置を用いて自動的に行うことができる。
<1−6.効果について>
第一実施形態によると、個体識別情報30が、識別媒体6に含まれる少なくとも1種類の元素によって示される。したがって、識別媒体6の形状やコントラストによらず、当該識別媒体6から適切に個体識別情報30を取得することができる。その結果、識別媒体6の面積を小さくすることができる。
また、第一実施形態では、識別媒体6が、個体識別情報30を表現するビットに対応付けられた元素を含むか否かは、蛍光X線分析法などを使用して容易に判断することができる。したがって、識別媒体6から容易に個体識別情報30を取得することができる。
また、第一実施形態では、識別媒体6はインクで構成されていることから、簡単に識別媒体6を形成することができる。例えば、元素を含むインクをインクジェット印刷法を用いて半導体装置1に塗布することによって、半導体装置1に識別媒体6を簡単に形成することができる。
また、第一実施形態では、識別媒体6は、個体識別情報30を含む1つの識別材料7で構成されていることから、識別媒体6をより小さく形成することができる。
<2.第二実施形態>
<2−1.第一実施形態と第二実施形態との違いについて>
既述した第一実施形態では、識別媒体6は、1つの識別材料7で構成されているのに対して、第二実施形態では、識別媒体6は、複数の識別材料で構成される。つまり、第一実施形態では、1つの識別材料7によって個体識別情報30を示していたのに対して、第二実施形態に係る半導体装置1では、複数の識別材料によって個体識別情報30を示す。第二実施形態に係る半導体装置1の残余の構成は、第一実施形態と同様である。
図7は、第二実施形態に係る半導体装置1を示す平面図である。図7に示される半導体装置1では、識別媒体6は、例えば2つの識別材料12及び13で構成されている。識別材料12及び13のそれぞれは、例えばインクで形成されている。なお、識別媒体6を構成する複数の識別材料は、図7に示されているように、必ずしも無効領域5cに形成する必要はない。また、識別媒体6を構成する複数の識別材料を、必ずしも同じ無効領域に形成する必要もない。
<2−2.第二実施形態における個体識別情報の示し方について>
図8は、第二実施形態に係る個体識別情報30のビット構成を示す図である。図8に示されるように、ビット31及び35には元素A、ビット32及び36には元素B、ビット33及び37には元素C、ビット34及び38には元素Dが対応付けられている。また、個体識別情報30を構成する8ビットは第1のビットグループ40と第2のビットグループ41に分割されている。ここで、ビット31〜34は第1のビットグループ40に含まれ、ビット35〜38は第2のビットグループ41に含まれている。
第二実施形態においては、識別材料12及び13が、第1のビットグループ40及び第2のビットグループ41にそれぞれ対応している。そして、識別材料12及び13のそれぞれは、自身に対応するビットグループに含まれる各ビットの値を示す。具体的には、第1のビットグループ40に含まれる各ビットの値は、当該ビットに対応付けられた使用元素が識別材料12に含まれるか否かによって示される。例えば、第1のビットグループ40に含まれるビット31の値は、ビット31に対応付けられた使用元素Aが識別材料12に含まれるか否かによって示される。また、第1のビットグループ40に含まれるビット34の値は、ビット34に対応付けられた使用元素Dが識別材料12に含まれるか否かによって示される。識別材料12において、例えば元素A〜Cが含まれている場合には、第1のビットグループ40を構成するビット31〜34の値は、それぞれ「1」、「1」、「1」、「0」となる。
また、第2のビットグループ41に含まれる各ビットの値は、当該ビットに対応付けられた使用元素が識別材料13に含まれるか否かによって示される。例えば、第2のビットグループ41に含まれるビット36の値は、ビット36に対応付けられた使用元素Bが識別材料13に含まれるか否かによって示される。また、第2のビットグループ41に含まれるビット37の値は、ビット37に対応付けられた使用元素Cが識別材料13に含まれるか否かによって示される。識別材料13において、例えば元素A、C、Dが含まれている場合には、第2のビットグループ41を構成するビット35〜38の値は、それぞれ「1」、「0」、「1」、「1」となる。
このように、本実施形態では、複数のビットグループが、同じ種類の元素が対応付けられた複数のビット(元素Aが対応付けられたビット31,35、元素Bが対応付けられたビット32,36等)をそれぞれ含むため、少ない種類の元素で個体識別情報30を示すことができる。
また、本実施形態では、識別媒体6を構成する複数の識別材料の少なくとも1つには、複数の識別材料のそれぞれが複数のビットグループのうちのどのビットグループに対応するかを示す少なくとも1種類の特定用元素を含んでいる。本実施形態では、例えば、元素Hが、識別材料12及び13のそれぞれが第1のビットグループ40及び第2のビットグループ41のうちのどのビットグループに対応するかを示す特定用元素となっている。そして、第1のビットグループ40に対応する識別材料12は必ず元素Hを含み、第2のビットグループ41に対応する識別材料13は元素Hを必ず含まないようになっている。これにより、蛍光X線分析法等を使用して、2つの識別材料12及び13のそれぞれが元素Hを含むか否かを特定することによって、当該2つの識別媒体12及び13のそれぞれが、第1のビットグループ40及び第2のビットグループ41のどちらかに対応するか特定することができる。よって、識別媒体12から読み出された4ビットの値と、識別媒体13から読み出された4ビットの値とを用いて、個体識別情報30を構成する8ビットを再現することができる。つまり、複数の識別材料12及び13から取得されたビットの値から個体識別情報30を容易に特定することができる。
なお、個体識別情報30が、例えば「11010011」であるとすると、第1のビットグループ40は「1101」を示し、第2のビットグループ41は「0011を示す。第1のビットグループ40において「1」の値を示すビットは、ビット31,32,34である。したがって、第1のビットグループ40に含まれる各ビットの値を示す識別材料12は、ビット31,32,34に対応付けられている元素A,B,Dおよび特定用元素である元素Hを含むインクで形成すればよい。また、第2のビットグループ41において「1」の値を示しているビットは、ビット37及び38である。したがって、第2のビットグループ41に含まれる各ビットの値を示す識別材料13は、ビット37及び38に対応付けられている元素C及び元素Dを含むインクで形成すればよい。
また、特定用元素として使用する元素には、個体識別情報30を表現する各ビットに対応付けられた元素とは異なる種類の元素を採用する必要がある。また、特定用元素として使用する元素は、本実施形態のように、個体識別情報30を表現する各ビットに対応付けられる元素との間で吸収端エネルギーの差が十分に大きくなる種類の元素を採用するのが望ましい。
図9及び10は、蛍光X線分析法によって得られる識別材料12及び13からの特性X線のスペクトルをそれぞれ示す図である。図9に示されるスペクトルから、識別材料12には、使用元素として、元素A(F)と、元素B(Mg)と、元素D(Ti)とが含まれるとともに、特定用元素である元素H(Mo)が含まれていることが理解できる。また図10に示されるスペクトルから、識別材料13には、使用元素として、元素C(P)と元素D(Ti)とが含まれ、特定用元素である元素H(Mo)が含まれていないことが理解できる。したがって、識別材料12,13に含まれる元素の種類を特定することによって、識別材料12から「1101」の4ビットが、識別材料13から「0011」の4ビットがそれぞれ得られるとともに、識別材料12,13が第1のビットグループ40及び第2のビットグループ41にそれぞれ対応することが特定できる。よって、識別材料12,13から取得される8ビットを用いて、「11010011」の8ビット、つまり個体識別情報30を再現できる。
なお、本実施形態における個体識別情報30には、複数のビットグループの間で少なくとも1種類の共通の元素が含まれていれば良い。例えば、個体識別情報30の構成として、図11に示されるようなビット構成を採用してもよい。図11に示されるビット構成では、第1のビットグループ42と第2のビットグループ43の双方に含まれる元素は元素Aしかなく、元素Aが対応付けられているビット31及び35以外のビット32〜34及び36〜38には、互いに異なる種類の元素が対応付けられている。このように、複数のビットグループの間で、少なくとも1種類の共通の元素が含まれていれば、第一実施形態と比較して、少ない元素の種類で個体識別情報30を示すことができる。
ただし、複数のビットグループの間で、共通の元素が多ければ多いほど、少ない元素の種類で個体識別情報を示すことができる。したがって、図8に示されるように、複数のビットグループの間では、ビットに対応する元素の種類が完全に同じである場合の方が望ましい。
また、上記の例では、特定用元素が1種類であったが、複数種類の特定用元素を使用しても良い。例えば、特定用元素として、元素Hだけではなく、元素A〜Hとは異なる元素Iを使用しても良い。この場合には、識別材料12には元素Hを含めて、識別材料13には元素Iを含める。そして、識別材料12が元素Hを含む場合には、識別材料12は第1のビットグループ40に対応すると判定し、識別材料13が元素Iを含む場合には、識別材料13は第2のビットグループ41に対応すると判定する。このような場合であっても、識別材料12,13から取得された複数のビットの値を用いて個体識別情報30を再現することができる。
また、例えば、個体識別情報30には、図12に示されるようなビット構成を採用してもよい。図12に示される個体識別情報30を構成する複数のビットは、第1のビットグループ44と、第2のビットグループ45と、第3のビットグループ46とに分割されている。また、第1のビットグループ44および第2のビットグループ45には元素A〜Cが対応付けられ、第3のビットグループ46には元素A及びBが対応付けられている。個体識別情報30のビット構成が図12に示されるビット構成の場合には、識別媒体6は3つの識別材料で構成されることになる。ビットグループが3つ以上である場合には、複数種類の特定用元素を使用する。例えば、特定用元素として元素G及びHを用いる。この場合には、例えば第1のビットグループ44に対応する識別材料には、元素Gを含めて、第2のビットグループ45に対応する識別材料には元素Hを含め、第3のビットグループ46に対応する識別材料には特定用元素である元素G及びHを含めない。
また、例えば、個体識別情報30には、図13に示されるようなビット構成を採用してもよい。図13に示される個体識別情報30では、第1のビットグループ47に含まれるビットはビット31,33,35,37であり、第2のビットグループ48に含まれるビットはビット32,34,36,38である。図13に示されるように、ビットグループに含まれる複数のビットは、個体識別情報30を表現する複数のビット内で連続する複数のビットである必要はなく、個体識別情報30を表現する複数のビットのなかから自由に各ビットグループが含むビットを選ぶことができる。
<2−3.効果について>
第二実施形態によると、個体識別情報30を表現する複数のビットを構成する複数のビットグループは、同じ種類の元素が対応付けられた複数のビットをそれぞれ含むため、少ない種類の元素で個体識別情報30を示すことができる。
また、第二実施形態によると、複数の識別材料の少なくとも1つには、複数の識別材料のそれぞれが複数のビットグループのうちのどのビットグループに対応するかを示す少なくとも1種類の特定用元素が含まれているため、各識別材料から取得されたビットの値が、どのビットグループに含まれるビットの値かを容易に特定することができる。よって、複数の識別材料から取得されたビットの値から個体識別情報30を容易に特定することができる。
<3.第三実施形態>
<3−1.第二実施形態と第三実施形態との違いについて>
既述した第二実施形態では、少なくとも1種類の特定用元素を用いて、複数の識別材料のそれぞれは、複数のビットグループのうちのどのビットグループに対応するかを示しているのに対して、第三実施形態では、複数の識別材料のそれぞれは、当該識別材料が形成される位置によって、どのビットグループに対応しているのかを示す。第三実施形態に係る半導体装置1の残余の構成は、第二実施形態と同様である。
図14は、第三実施形態に係る半導体装置1を示す平面図である。図14に示される半導体装置1では、識別媒体6は、無効領域5cに形成された識別材料14および無効領域5dに形成された識別材料15で構成されている。また、個体識別情報30のビット構成は、例えば図8に示されるビット構成と同じとする。識別材料14は第1のビットグループ40に対応し、識別材料15は第2のビットグループ41に対応している。
本実施形態では、識別材料が形成される複数の位置に対して、個体識別情報30を表現する8ビットを構成する複数のビットグループが、それぞれ対応付けられている。具体的には、識別材料が形成される無効領域5c,5dに対して、第1のビットグループ40及び第2のビットグループ41がそれぞれ対応付けられている。そして、識別材料は、当該複数の位置のうち、自身が対応するビットグループが対応する位置に形成されている。具体的には、識別材料14は、自身が対応する第1のビットグループ40が対応する無効領域5cに形成され、識別材料15は、自身が対応する第2のビットグループ41が対応する無効領域5dに形成されている。これにより、識別媒体6を構成する複数の識別材料のそれぞれについて、当該識別材料が複数のビットグループのうちのどのビットグループに対応するかが、当該識別材料の位置によって示されるようになる。
ここで、個体識別情報30が例えば「11010011」という値を表す場合を考える。この場合には、第1のビットグループ40を構成する4ビットは「1101」となり、第2のビットグループ41を構成する4ビットは「0011」となる。したがって、第1のビットグループ40に対応する識別材料14は、第1のビットグループ40において「1」の値を示しているビット31,32,34に対応付けられている元素A,B,Dの含むインクによって無効領域5cに形成される。また、第2のビットグループ41に対応する識別材料15は、第2のビットグループ41において「1」の値を示しているビット37及び38に対応付けられている元素C及びDを含むインクによって無効領域5dに形成される。
図15はこのように形成された識別材料14からの特性X線のスペクトルの一例を示す図である。なお、識別材料15からの特性X線のスペクトルは例えば上述の図10に示されるスペクトルと同じとなる。本実施形態では、識別材料の位置によって、当該識別材料が対応するビットグループが示されることから、図15に示されるように、識別材料15には元素H(Mo)は含まれない。
なお、本実施形態においては、識別材料の形成位置によって、当該識別材料がどのビットグループに対応しているのかを特定できるのであれば、識別媒体6を構成する複数の識別材料を、必ずしも無効領域5c,5dに形成する必要はない。例えば、識別材料14,15を無効領域5a,5bにそれぞれ形成しても良いし、図7と同様に、識別材料14,15を同じ無効領域に形成しても良い。
また、上記の例においては個体識別情報30のビット構成が図8に示されるビット構成である場合について説明したが、第三実施形態においても、個体識別情報30のビット構成として、図11,12,13に示されるようなビット構成を採用することができる。
<3−2.効果について>
第三実施形態によると、複数の識別材料のそれぞれについて、当該識別材料の位置によって、当該識別材料が複数のビットグループのうちのどのビットグループに対応するかが示されることから、各識別材料から取得されたビットの値が、どのビットグループに含まれるビットの値を示しているかを容易に特定することができる。よって、複数の識別材料から取得されたビットの値から個体識別情報30を容易に特定することができる。
また、第三実施形態では、識別材料を形成する位置によって、当該識別材料が複数のビットグループのうちのどのビットグループに対応するかが示されるため、第二実施形態のように、特定用元素を必要としない。よって、第二実施形態と比較して、個体識別情報30の値を取得するために必要となる元素の種類を少なくすることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 半導体装置、6 識別媒体、7,12,13,14,15 識別材料、30 個体識別情報、40,41,42,43,44,45,46,47,48 ビットグループ。

Claims (10)

  1. 半導体装置であって、
    前記半導体装置を識別するための個体識別情報を含む識別媒体を有し、
    前記個体識別情報は、前記識別媒体に含まれる少なくとも1種類の元素によって示される、半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記識別媒体はインクで構成されている、半導体装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の半導体装置であって、
    前記個体識別情報は、複数のビットで表現され、
    前記複数のビットのそれぞれには、元素が対応付けられ、
    前記複数のビットのそれぞれについて、当該ビットの値は、当該ビットに対応付けられた元素を前記識別媒体が含むか否かによって示される、半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置であって、
    前記識別媒体は、前記個体識別情報を含む1つの識別材料で構成され、
    前記個体識別情報を表現する複数のビットには、複数種類の元素がそれぞれ対応付けられている、半導体装置。
  5. 請求項3に記載の半導体装置であって、
    前記識別媒体は複数の識別材料で構成され
    前記個体識別情報を表現する複数のビットは、前記複数の識別材料にそれぞれ対応する複数のビットグループに分割され、
    前記複数のビットグループのそれぞれについて、当該ビットグループに含まれるビットの値は、当該ビットに対応付けられた元素を、前記複数の識別材料のうち当該ビットグループに対応付けられた識別材料が含むか否かによって示され、
    前記複数のビットグループは、同じ種類の元素が対応付けられた複数のビットをそれぞれ含む、半導体装置。
  6. 請求項5に記載の半導体装置であって、
    前記複数のビットグループの間では、ビットに対応する元素の種類が同じである、半導体装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の半導体装置であって、
    前記複数の識別材料の少なくとも1つには、前記複数の識別材料のそれぞれが前記複数のビットグループのうちのどのビットグループに対応するかを示す少なくとも1種類の特定用元素が含まれている、半導体装置。
  8. 請求項5又は請求項6に記載の半導体装置であって、
    前記複数の識別材料は、互いに異なる位置に配置され、
    前記複数の識別材料のそれぞれについて、当該識別材料が前記複数のビットグループのうちのどのビットグループに対応するかが、当該識別材料の位置によって示される、半導体装置。
  9. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法であって、
    元素を含むインクをインクジェット印刷法を用いて前記半導体装置に塗布することによって、前記半導体装置に前記識別媒体を形成するステップを備える、半導体装置の製造方法。
  10. 請求項3に記載の半導体装置から個体識別情報を取得する個体識別情報取得方法であって、
    前記識別媒体にX線を照射することによって前記識別媒体から出力される特性X線を測定する第1ステップと、
    前記第1ステップでの測定結果に基づいて、前記個体識別情報を表現する複数のビットのそれぞれについて、当該ビットに対応する元素が前記識別媒体に含まれているか否かを判定する第2ステップと、
    前記第2ステップでの判定結果に基づいて、前記個体識別情報を取得する第3ステップと、
    を備える、個体識別情報取得方法。
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