JP2014235535A - タッチパネルセンサ、タッチパネルセンサを備える入出力装置およびタッチパネルセンサの製造方法 - Google Patents

タッチパネルセンサ、タッチパネルセンサを備える入出力装置およびタッチパネルセンサの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電気的な絶縁性に関する信頼性が改善されたタッチパネルセンサを提供する。【解決手段】タッチパネルセンサは、基材の前記アクティブエリアに配置された透明導電パターンと、基材の非アクティブエリアに配置され、透明導電パターンに接続された取出パターンと、を備えている。取出パターンは、遮光性および導電性を有する金属層と、金属層の表面のうち基材側の表面に接するよう設けられ、透光性および導電性を有する透明導電層と、を含んでいる。ここで、金属層と透明導電層との間の界面において、透明導電層の幅が、金属層の幅よりも小さくなっている。【選択図】図6

Description

本発明は、電気的な絶縁性に関する信頼性が改善されたタッチパネルセンサに関する。また本発明は、タッチパネルセンサを備える入出力装置、およびタッチパネルセンサの製造方法に関する。
今日、入力手段として、タッチパネル装置が広く用いられている。タッチパネル装置は、タッチパネルセンサ、タッチパネルセンサ上への接触位置を検出する制御回路、配線およびFPC(フレキシブルプリント基板)を含んでいる。タッチパネル装置は、多くの場合、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の装置等(例えば、券売機、ATM装置、携帯電話、ゲーム機)に対する入力手段として、表示装置とともに用いられている。このような装置においては、タッチパネルセンサが表示装置の表示面上に配置されており、これによって、表示装置に対する極めて直接的な入力が可能になっている。タッチパネルセンサのうち表示装置の表示領域に対面する領域は透明になっており、タッチパネルセンサのこの領域が、接触位置(接近位置)を検出し得るアクティブエリアを構成するようになる。
タッチパネル装置は、タッチパネルセンサ上への接触位置(接近位置)を検出する原理に基づいて、種々の形式に区別される。昨今では、光学的に明るいこと、意匠性があること、構造が容易であること、機能的にも優れていること等の理由から、容量結合方式のタッチパネル装置が注目されている。容量結合方式のタッチパネル装置においては、位置を検知されるべき外部導体(典型的には、指)が誘電体を介してタッチパネルセンサに接触(接近)する際、新たに奇生容量が発生する。この奇生容量に起因する静電容量の変化に基づいて、タッチパネルセンサ上における対象物の位置が検出される。容量結合方式には表面型と投影型とがあるが、マルチタッチの認識(多点認識)への対応に適していることから、投影型が注目を浴びている。
投影型容量結合方式のタッチパネルセンサは、誘電体と、誘電体のうち上述のアクティブエリア内に形成された透明導電パターンと、誘電体のうちアクティブエリアの外側の非アクティブエリア(いわゆる額縁領域)に形成された取出パターンと、を有している。取出パターンは、透明導電パターンからの信号をタッチパネルセンサの外部に設けられた制御回路に伝達するものであり、一般に、金属などの高い導電率を有する材料から形成される。一方、透明導電パターンは、透光性および導電層を有する材料、例えば金属酸化物から形成される。
タッチパネルセンサを製造する方法として、はじめに、透明導電パターンを構成するための金属酸化物からなる透明導電層や、取出パターンを構成するための金属からなる金属層などを含む積層体を準備し、次に、この積層体の任意の層をフォトリソグラフィー法などによってパターニングするという方法が知られている(例えば特許文献1)。また特許文献1においては、取出パターンの電気抵抗値を低減するため、透明導電層および金属層の両方を用いて取出パターンを形成することが提案されている。この場合、基材上に設けられた透明導電層のうち、アクティブエリアに配置されている部分が透明導電パターンを構成し、非アクティブエリアに配置されている部分が取出導電パターンの一部を構成する。また、非アクティブエリアに配置されている透明導電層の上には、金属層が設けられている。
特開2010−257442号公報
昨今においては、意匠性を向上させる目的、並びに、表示装置の表示領域を拡大させる目的から、額縁領域(非アクティブエリア)の面積を小さくすることが求められている。額縁領域の面積を小さくする方法の1つとして、額縁領域に設けられる複数の取出パターンの間の間隔を小さくすることが考えられる。しかしながら、取出パターンの間の間隔を小さくすることは、基材上に設けられている透明導電層のパターニング工程の難易度が高くなることを意味している。例えば、隣接する2つの取出パターンの間で基材上の透明導電層を完全に除去することが困難になり、この結果、隣接する2つの取出パターンの間に透明導電層の残渣が発生しやすくなってしまうことが考えられる。この場合、透明導電層上の金属層の金属イオンが、エレクトロマイグレーション現象等によって徐々に移動し、この結果、隣接する2つの取出パターンがショートしてしまうという不具合が生じることが考えられる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得るタッチパネルセンサを提供することを目的とする。また本発明は、タッチパネルセンサを備える入出力装置、およびタッチパネルセンサの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、タッチパネルセンサであって、タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、前記基材の前記アクティブエリアに配置された透明導電パターンと、前記基材の前記非アクティブエリアに配置され、前記透明導電パターンに接続された取出パターンと、を備え、前記取出パターンは、遮光性および導電性を有する金属層と、前記金属層の表面のうち前記基材側の表面に接するよう設けられ、透光性および導電性を有する透明導電層と、を含み、前記金属層と前記透明導電層との間の界面において、前記透明導電層の幅が、前記金属層の幅よりも小さくなっている、タッチパネルセンサである。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記金属層と前記透明導電層との間の界面における前記透明導電層の幅を第1の幅と称する場合、前記透明導電層が、前記金属層と前記透明導電層との間の界面以外の位置において、少なくとも部分的に、前記第1の幅よりも小さい幅を有していてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記透明導電層の表面のうち前記基材側の表面における前記透明導電層の幅を第2の幅と称する場合、前記第2の幅が前記第1の幅よりも小さくなっていてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記透明導電層の幅が、前記金属層と前記透明導電層との間の界面から前記基材に向かうにつれて単調に減少していてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記透明導電層の表面のうち前記基材側の表面における前記透明導電層の幅を第2の幅と称する場合、前記透明導電層が、前記透明導電層の表面以外の位置において、少なくとも部分的に、前記第1の幅および前記第2の幅よりも小さい幅を有していてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記透明導電層の幅が、前記金属層と前記透明導電層との間の界面から前記基材に向かうにつれて単調に増加していてもよい。
本発明によるタッチパネルセンサにおいて、前記金属層と前記透明導電層との間の界面において、好ましくは、前記透明導電層の幅が、前記金属層の幅よりも少なくとも0.5μm小さくなっている。
本発明は、表示装置と、前記表示装置の表示面上に配置されたタッチパネルセンサと、を備え、前記タッチパネルセンサが、上記記載のタッチパネルセンサからなる、入出力装置である。
本発明は、アクティブエリアに配置された透明導電パターンと、前記アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアに配置され、前記透明導電パターンに接続された取出パターンと、を備えるタッチパネルセンサの製造方法であって、基材と、遮光性および導電性を有する金属層と、前記金属層の表面のうち前記基材側の表面に接するよう設けられ、透光性および導電性を有する透明導電層と、を含む積層体を準備する工程と、前記金属層をエッチングして、前記金属層をパターニングする工程と、前記パターニングされた金属層をマスクとして前記透明導電層をエッチングして、前記透明導電層をパターニングし、これによって、前記透明導電層および前記金属層を含む前記取出パターンを前記非アクティブエリアに形成する工程と、前記アクティブエリア内に存在する前記金属層を除去し、これによって、前記透明導電層からなる前記透明導電パターンを前記アクティブエリアに形成する工程と、を備え、前記取出パターンの前記金属層と前記透明導電層との間の界面において、前記透明導電層の幅が、前記金属層の幅よりも小さくなっている、タッチパネルセンサの製造方法である。
本発明によれば、取出パターンの金属層と透明導電層との間の界面において、透明導電層の幅が、金属層の幅よりも小さくなっている。このため、隣接する2つの取出パターンの間で金属層の金属イオンが移動することを抑制することができる。このことにより、隣接する2つの取出パターンがショートしてしまうことを抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態によるタッチパネルセンサを示す平面図。 図2は、図1のタッチパネルセンサの、II線に沿った断面図。 図3は、図1のタッチパネルセンサの、III線に沿った断面図。 図4は、図1のタッチパネルセンサの、IV線に沿った断面図。 図5は、図2に示す第1取出パターンを拡大して示す断面図。 図6は、本発明の実施の形態によるタッチパネルセンサによって得られる効果を説明するための図。 図7Aは、タッチパネルセンサを製造するために用いられる積層体を示す断面図。 図7Bは、感光層が設けられた積層体を示す図。 図7Cは、感光層をパターニングする工程を説明するための図。 図7Dは、金属層をパターニングする工程を説明するための図。 図7Eは、透明導電層をパターニングする工程を説明するための図。 図7Fは、アクティブエリアの感光層を除去する工程を説明するための図。 図7Gは、アクティブエリアの金属層を除去する工程を説明するための図。 図7Hは、非アクティブエリアの感光層を除去する工程を説明するための図。 図8(a)〜(d)は、第1透明導電層がエッチングされる様子を示す図。 図9は、本発明の実施の形態の第1の変形例によるタッチパネルセンサによって得られる効果を説明するための図。 図10(a)〜(d)は、図9に示す第1の変形例によるタッチパネルセンサの製造方法の一例を示す図。 図11は、本発明の実施の形態の第2の変形例によるタッチパネルセンサによって得られる効果を説明するための図。 図12(a)〜(d)は、図11に示す第2の変形例によるタッチパネルセンサの製造方法の一例を示す図。 図13(a)〜(c)は、図9に示す第1の変形例によるタッチパネルセンサの製造方法のその他の例を示す図。 図14(a)〜(c)は、図11に示す第2の変形例によるタッチパネルセンサの製造方法のその他の例を示す図。
以下、図1乃至図8を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
タッチパネルセンサ
はじめに図1を参照して、本実施の形態におけるタッチパネルセンサ30全体について説明する。ここでは、タッチパネルセンサ30が、投影型の静電容量結合方式のタッチパネルセンサとして構成される例について説明する。なお、「容量結合」方式は、タッチパネルの技術分野において「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等とも呼ばれており、本件では、これらの「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等と同義の用語として取り扱う。典型的な静電容量結合方式のタッチパネルセンサは、透光性を有する導電性のパターンを有しており、外部の導体(典型的には人間の指)がタッチパネルセンサに接近することにより、外部の導体とタッチパネルセンサの導電性のパターンとの間でコンデンサ(静電容量)が形成される。そして、このコンデンサの形成に伴った電気的な状態の変化に基づき、タッチパネルセンサ上において外部導体が接近している位置の位置座標が特定される。タッチパネルセンサは、通常、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置と組み合わされて用いられる。
図1に示すように、タッチパネルセンサ30は、基材32と、基材32の一方の側(観察者側)の表面32a上に所定のパターンで設けられた第1透明導電パターン41と、基材32の他方の側(表示装置側)の表面32b上に所定のパターンで設けられた第2透明導電パターン46と、を有している。本実施の形態において、透明導電パターン41,46とは、透光性および導電性を有する材料から構成されるパターンのことである。なお図1においては、第2透明導電パターン46などの、基材32の他方の側に設けられている構成要素が、便宜上、点線にて示されている。
基材32は、タッチパネルセンサ30において誘電体として機能するものである。基材32は例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やシクロオレフィンポリマー(COP)など、十分な透光性を有する材料から構成された樹脂層を含んでいる。なお透明導電パターン41,46および取出パターン43,48を適切に保持することができる限りにおいて、基材32の具体的な構成が特に限られることはない。例えば基材32は、タッチパネルセンサ30における光の反射率や透過率を調整するためのインデックスマッチング層をさらに含んでいてもよい。他にも、樹脂層の表面に設けられたハードコート層がさらに基材32に含まれていてもよい。すなわち本実施の形態において、基材32とは、何らかの具体的な構造や材料を意味するものではなく、タッチパネルセンサ30を構成する透明導電パターン41,46や取出パターン43,48などのパターンの下地となるものを意味するに過ぎない。
図1に示すように、基材32は、タッチ位置を検出され得る領域に対応する矩形状のアクティブエリアA1と、アクティブエリアA1を囲む矩形枠状の非アクティブエリアA2と、を含んでいる。上述の第1透明導電パターン41および第2透明導電パターン46は、アクティブエリアA1内に配置されている。また非アクティブエリアA2には、透明導電パターン41,46からの信号を外部へ伝達するための取出パターン43,48および端子部44,49が配置されている。
以下、タッチパネルセンサ30を構成する各要素についてさらに詳述する。
(透明導電パターン)
図1に示すように、第1透明導電パターン41は、x方向に沿って直線状に延びるライン部41aと、ライン部41aから膨出した膨出部41bと、を有していてもよい。膨出部41bとは、基材32の表面に沿ってライン部41aから膨らみ出ている部分のことである。同様に、第2透明導電パターン46は、x方向に直交するy方向に沿って直線状に延びるライン部46aと、ライン部46aから膨出した膨出部46bと、を有していてもよい。図1に示すように、第1透明導電パターン41と第2透明導電パターン46とは、互いに異なるパターンで配置されていてもよい。
(取出パターン、端子部)
次に、取出パターン43,48および端子部44,49について説明する。図1に示すように、第1取出パターン43は、その一端において第1透明導電パターン41に接続されており、その他端において第1端子部44に接続されている。同様に、第2取出パターン48は、その一端において第2透明導電パターン46に接続されており、その他端において第2端子部49に接続されている。透明導電パターン41,46によって検出された信号は、取出パターン43,48を介して端子部44,49に伝達され、端子部44,49から外部へ取り出される。
(層構成)
次に図2〜4を参照して、透明導電パターン41,46、取出パターン43,48および端子部44,49の層構成について説明する。図2〜4はそれぞれ図1に示すタッチパネルセンサ30のII線〜IV線に沿った断面図である。
図2,3に示すように、透明導電パターン41,46は、透光性および導電性を有する透明導電層52a,52bから構成されている。透明導電層52a,52bを構成する材料としては、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化亜鉛、酸化インジウム、アンチモン添加酸化錫、フッ素添加酸化錫、アルミニウム添加酸化亜鉛、カリウム添加酸化亜鉛、シリコン添加酸化亜鉛や、酸化亜鉛−酸化錫系、酸化インジウム−酸化錫系、酸化亜鉛−酸化インジウム−酸化マグネシウム系などの金属酸化物を挙げることができる。また、これらの金属酸化物が2種以上複合されたものが用いられてもよい。透明導電層52a,52bの厚みは、好ましくは10nm〜40nmの範囲内になっており、例えば15nmになっている。なお透明導電層52a,52bは、図2〜4に示すように、アクティブエリアA1だけでなく非アクティブエリアA2にも設けられている。非アクティブエリアA2に配置されている透明導電層52a,52bは、後述するように取出パターン43,48の一部を構成する。
図2,3に示すように、透明導電パターン41,46は、遮光層および導電層を有する金属層54a,54bと、金属層54a,54bの表面のうち基材32側の表面に接するよう設けられた上述の透明導電層52a,52bと、を含んでいる。金属層54a,54bを構成する材料は、導電性やイオン化傾向などの特性を考慮して選択される。例えば後述するように、タッチパネルセンサ30の製造工程において、ハロゲン化水素系の溶液をエッチング液として用いて透明導電層52a,52bをパターニングする工程が実施される場合、金属層54a,54bを構成する材料としては、水素イオンよりもイオン化傾向が小さい金属材料、例えば銀、銅、パラジウム、金、白金、アンチモン、ビスマスまたはこれらの合金等が挙げられる。また、金属層54a,54bが透明導電層52a,52b用のエッチング液に曝されることが無い場合、金属層54a,54bを構成する材料として、水素イオンよりもイオン化傾向が大きい金属材料、例えばアルミニウム、モリブデン、クロム、チタン、ニッケル、マンガンまたはこれらの合金等を用いることもできる。金属層54a,54bの厚みは、好ましくは100nm〜500nmの範囲内になっており、例えば200nmになっている。図4に示すように、端子部44,49も取出パターン43,48と同様に、金属層54a,54bおよび透明導電層52a,52bを含んでいてもよい。
〔取出パターンの層構成〕
次に図5および図6を参照して、取出パターン43,48の層構成についてさらに詳細に説明する。なお第1取出パターン43の層構成と第2取出パターン48の層構成は同一であるので、ここでは第1取出パターン43についてのみ説明する。図5は、図2に示す第1取出パターン43を拡大して示す断面図であり、図6は、図6の第1取出パターン43をさらに拡大して示す断面図である。図6において、符号52cは、第1取出パターン43の第1透明導電層52aの表面のうち基材32から遠い位置にある表面を表し、符号52dは、基材32側の表面を表している。また符号54cは、第1取出パターン43の第1金属層54aの表面のうち基材32から遠い位置にある表面を表し、符号54dは、基材32側の表面を表している。また図5において、第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面における第1金属層54aの幅および第1透明導電層52aの幅が、それぞれ符号wbおよびwa1で表されている。なお、「第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面における第1透明導電層52aの幅」は、「表面54cにおける第1透明導電層52aの幅」と同一の意味である。以下の説明において、第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面における第1透明導電層52aの幅wa1を、第1の幅wa1と称することもある。
本件発明者が鋭意研究を重ねた結果、第1取出パターン43の第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面において、第1透明導電層52aの第1の幅wa1が第1金属層54aの幅wbよりも小さくなっている場合に、第1取出パターン43の電気的な信頼性を改善することができることを見出した。具体的には、第1取出パターン43のピッチや、隣接する2つの第1取出パターン43の間の間隔が小さい場合であっても、隣接する2つの第1取出パターン43,43間でのショートが生じることを抑制できることを見出した。なお第1取出パターン43のピッチとは、隣接する2つの第1取出パターン43,43各々の中心線の間の間隔のことである。また隣接する2つの第1取出パターン43,43間の間隔とは、隣接する2つの第1取出パターン43,43の第2金属層54b,54bの間の間隔のことである。第1取出パターン43のピッチは、例えば30μm〜100μmの範囲内になっている。
従来技術においては、例えば上述の特許文献1に記載されているように、第1取出パターン43の第1金属層54aの幅を第1透明導電層52aの幅よりも小さくすることが、第1金属層54aの金属イオンのエレクトロマイグレーションが生じる可能性を低減し、これによって第1取出パターン43の絶縁信頼性を高めることができると考えられていた。しかしながら、昨今においては、隣接する2つの第1取出パターン43の間の間隔をさらに小さく、例えば15μm〜50μmの範囲内にすることが求められている。この場合、従来技術のように第1金属層54aの幅を第1透明導電層52aの幅よりも小さくしてしまうと、隣接する2つの第1取出パターン43の第1透明導電層52aの間の間隔が非常に小さくなってしまい、この結果、第1透明導電層52aの残渣が発生しやすくなってしまう、ということを本件発明者は見出した。このような課題を解決すべく試行錯誤を重ねた結果として見いだされたのが、上述の「第1透明導電層52aの第1の幅wa1を第1金属層54aの幅wbよりも小さくする」という知見である。このように、本実施の形態による第1取出パターン43は、従来技術において提案されてきた第1取出パターンの形態とは大きく異なるものであり、従って、当業者が容易に想到することができるものではないと言える。
なお本実施の形態においては、図6に示すように、第1透明導電層52aの幅は、第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面から基材32に向かうにつれて単調に増加している。第1透明導電層52aの基材32側の表面52dにおける第1透明導電層52aの幅(以下、第2の幅とも称する)は、表面52cにおける第1の幅wa1と同様に、第1金属層54aの幅wbよりも小さくなっている。
以下、第1透明導電層52aの第1の幅wa1を第1金属層54aの幅wbよりも小さくすることによって、第1取出パターン43の絶縁信頼性が改善されることの理由について検討する。なお以下に記載する説明は例示的なものにすぎず、第1取出パターン43の絶縁信頼性が改善される理由が以下の説明に限定されることはない。
図6は、第1取出パターン43の第1金属層54aの金属イオンの振る舞いを説明するための図である。図6において、符号Iaは、第1金属層54aの基材32側の表面54dに現れる金属イオンを表しており、符号Ibは、第1金属層54aの側面54eに現れる金属イオンを表しており、符号Icは、第1金属層54aの、基材32から遠位に位置する表面54cに現れる金属イオンを表している。なお金属イオンは、第1金属層54aの表面に付着した水分などを起点として発生する。
一般に、金属イオンが移動する現象、いわゆるエレクトロマイグレーション現象は、パターン間や端子間の電位差を駆動力として発生する。図6においては、第1取出パターン43の電位が、当該第1取出パターン43よりも右側に位置する第1取出パターン43(図示せず)の電位よりも高く、このため矢印Eで示すように、電位差に基づく右方向への電界が生じている。一方、図6に示す第1取出パターン43の第1金属層54aの金属イオンIaが、隣接する第1取出パターン43まで移動するためには、図6に示す矢印(1)〜(3)の順に移動する必要がある。矢印(1)は、第1金属層54aの基材32側の表面54dに沿った移動を表しており、矢印(2)は、第1透明導電層52aの側面52eに沿った移動を表しており、矢印(3)は、基材32の表面32aに沿った移動を表している。
図6から明らかなように、矢印(3)の移動は、電界Eの向きに沿った移動であり、このため容易に発生し得る。また本実施の形態においては、第1透明導電層52aの幅が、基材32に向かうにつれて単調に増加しており、このため矢印(2)の移動も電界Eの向きに沿った移動である。従って、矢印(2)の移動も容易に発生し得る。但し、矢印(2)の移動距離は、第1透明導電層52aの側面52eが基材32の法線方向に平行に延びる場合の移動距離に比べて長くなっている。このため、金属イオンが基材32の表面まで到達してしまうことを抑制する効果をある程度期待することができる。
矢印(2)、(3)の移動の場合とは異なり、矢印(1)の移動は、電界Eの向きとは反対の向きのものである。すなわち、矢印(1)の移動が実現されるためには、金属イオンIaが電界Eに逆らって動く必要があり、従ってそのような移動は生じ難いものである。このように本実施の形態によれば、第1透明導電層52aの第1の幅wa1を第1金属層54aの幅wbよりも小さくすることによって、隣接する2つの第1取出パターン43の間で第1金属層54aの金属イオンIaが移動することを抑制することができる。このことにより、隣接する2つの取出パターン43がショートしてしまうことを抑制することができる。
なお図6から明らかなように、金属イオンIb,Icが隣接する第1取出パターン43まで移動するためには、金属イオンIaの場合と同様に、矢印(1)〜(3)の順に移動する必要がある。ここで上述のように、矢印(1)の移動は電界Eに逆らう移動である。従って本実施の形態によれば、金属イオンIaの場合と同様に、金属イオンIb,Icが隣接する第1取出パターン43まで移動することを抑制することができる。
第1透明導電層52aの第1の幅wa1、および第1金属層54aの幅wbは、求められる絶縁信頼性や電気抵抗値に応じて適宜設定される。例えば第1透明導電層52aの第1の幅wa1は、5μm〜50μmの範囲内となっており、より具体的には10μmとなっている。また第1金属層54aの幅wbは、15μm〜60μmの範囲内となっており、より具体的には20μmとなっている。好ましくは、第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面において、第1透明導電層52aの第1の幅wa1が、第1金属層54aの幅wbよりも少なくとも0.5μm小さくなるよう、第1透明導電層52aおよび第1金属層54aが構成される。これによって、金属イオンの移動が隣接する第1取出パターン43まで移動することを効果的に抑制することができる。
タッチパネルセンサの製造方法
次に、以上のような構成からなるタッチパネルセンサ30を製造する方法について、図7A〜図7Hを参照して説明する。図7A〜図7Hは、図1のタッチパネルセンサ30のII線に沿った位置において、タッチパネルセンサ30の製造方法の各工程における層構成を示す図である。
はじめに図7Aに示すように、タッチパネルセンサ30を作製するための元材としての積層体50(ブランクとも呼ばれる)を準備する。積層体50は、基材32と、基材32の一方の側の表面32aに順に設けられた第1透明導電層52aおよび第1金属層54aと、基材32の他方の側の表面32bに順に設けられた第2透明導電層52bおよび第2金属層54bと、を含んでいる。
次に、図7Bに示すように、積層体50の一方の側の表面上に第1感光層56aを形成するとともに、積層体50の他方の側の表面上に第2感光層56bを形成する。第1感光層56aおよび第2感光層56bは、特定波長域の光、例えば紫外線に対する感光性を有している。感光層56a,56bは、例えば、積層体50の表面上にコーターを用いて感光性材料をコーティングすることにより形成される。感光層56a,56bのタイプが特に限られることはない。例えば光溶解型の感光層が用いられてもよく、若しくは光硬化型の感光層が用いられてもよい。ここでは、光溶解型の感光層が用いられる例について説明する。
次に、図7Cに示すように、感光層56a,56bが、形成されるべき透明導電パターン41,46および取出パターン43,48に対応したパターンを有するようになるよう、感光層56a,56bを所定のパターンで露光して現像する。その後、図7Dに示すように、パターニングされた第1感光層56aをマスクとして第1金属層54aをエッチングするとともに、パターニングされた第2感光層56bをマスクとして第2金属層54bをエッチングする。金属層54a,54b用のエッチング液としては、例えば、希塩化鉄、塩化銅、無機系酸および有機酸を含む溶液が用いられる。
次に、図7Eに示すように、パターニングされた第1感光層56aおよび第1金属層54aをマスクとして第1透明導電層52aをエッチングするとともに、パターニングされた第2感光層56bおよび第2金属層54bをマスクとして第2透明導電層52bをエッチングする。これによって、透明導電層52a,52bおよび金属層54a,54bを含む取出パターン43,48を非アクティブエリアA2に形成することができる。透明導電層52a,52b用のエッチング液としては、例えばハロゲン化水素系(HCl、HF、HBr等)の溶液が用いられる。なおハロゲン化水素系の溶液は、水素イオンよりもイオン化傾向が小さい金属材料をエッチングしない(溶かさない)ものである。従って、透明導電層52a,52b用のエッチング液としてハロゲン化水素系の溶液が用いられる場合、金属層54a,54bを構成する材料として水素イオンよりもイオン化傾向が小さい金属材料を採用することにより、透明導電層52a,52bをエッチングする際に同時に金属層54a,54bがエッチングされてしまうことを防ぐことができる。
図8(a)〜(d)は、第1透明導電層52aがエッチングされる様子をより詳細に示す図である。図8(a)は、エッチングが開始される前の第1透明導電層52aを示す図である。
透明導電層52a,52b用のエッチング液に積層体50が触れると、第1透明導電層52aが等方的にエッチングされていく。すなわち、第1透明導電層52aの表面のうち第1金属層54a側の表面52c近傍の部分がはじめにエッチングされていく。図8(b)には、第1透明導電層52aの側面52eが、基材32側よりも第1金属層54a側においてより深くサイドエッチングされている様子が示されている。
図8(c)は、第1透明導電層52aがさらにエッチングされ、この結果、第1透明導電層52aの全ての位置において、その幅が第1金属層54aの幅以下になった状態を示している。このときには、図8(c)に示すように、第1透明導電層52aの第1金属層54a側の表面52cの近傍において第1透明導電層52aが深くサイドエッチングされている。なお以下の説明において、「第1透明導電層52aの全ての位置において、その幅が第1金属層54aの幅以下になった状態」のことを、「標準エッチング状態」とも称する。
さらにエッチングを継続すると、図8(d)に示すように、第1透明導電層52aの基材32側の表面52dにおいて、第1透明導電層52aの幅が第1金属層54aの幅よりも十分に小さくなる。このことは、隣接する2つの第1取出パターン43の間において、基材32の表面32a上の第1透明導電層52aが十分に除去されるであろうことを示唆している。すなわち、標準エッチング状態を超えてエッチングを継続すること、いわゆるオーバーエッチングを実施することにより、第1透明導電層52aの第1の幅wa1を第1金属層54aの幅wbよりも十分に小さくすることだけでなく、第1透明導電層52aの残渣を除去することも期待できる。
次に、感光層56a,56bのうちアクティブエリアA1内に存在する感光層56a,56bに対して露光光を照射する。その後、感光層56a,56bを現像する。これによって、図7Fに示すように、アクティブエリアA1内に存在する感光層56a,56bを除去することができる。
その後、図7Gに示すように、非アクティブエリアA2内に残っている感光層56a,56bをマスクとして、金属層54a,54bをエッチングする。これによって、金属層54a,54bのうちアクティブエリアA1内に存在する金属層54a,54bが除去される。このことにより、透明導電層52a,52bからなる透明導電パターン41,46をアクティブエリアA1に形成することができる。金属層54a,54b用のエッチング液としては、1回目の金属層54a,54bのエッチングの場合と同様に、希塩化鉄、塩化銅、無機系酸および有機酸を含む溶液が用いられ得る。
次に、図7Hに示すように、金属層54a,54b上に残っている感光層56a,56bを除去する。このようにして、図1〜4に示すタッチパネルセンサ30を得ることができる。
入出力装置の製造方法
以上のようにして得られたタッチパネルセンサ30を、文字や図等の情報を映像として出力する出力装置として機能する表示装置に、接着剤などを用いて接合する。これによって、文字や図等の情報を映像として表示することができるとともに、タッチによって情報を入力することができる入出力装置が得られる。
本実施の形態によれば、取出パターン43,48の金属層54a,54bと透明導電層52a,52bとの間の界面において、透明導電層52a,52bの幅が、金属層54a,54bの幅よりも小さくなっている。このため、1つの取出パターン43,48の金属層54a,54bの金属イオンが、金属層54a,54bの透明導電層52a,52b側の表面に沿って移動することを抑制することができる。従って、金属層54a,54bの金属イオンが透明導電層52a,52bに到達することを抑制することができ、このことにより、隣接する2つの取出パターン43,43;48,48がショートしてしまうことを抑制することができる。
また本実施の形態によれば、透明導電層52a,52bの幅を小さくするため、標準エッチング状態のための時間を超えて、透明導電層52a,52bがオーバーエッチングされ得る。このことは、隣接する2つの取出パターン43,43;48,48の間に透明導電層52a,52bの残渣が存在する可能性を低減する。このため、透明導電層52a,52bの残渣を介して金属イオンの移動が容易化されることを防ぐことができる。このように本実施の形態によれば、取出パターン43,48の透明導電層52a,52bの側面に沿って金属イオンが移動することを抑制するだけでなく、基材32の表面に沿って金属イオンが移動することをも抑制することができる。また、透明導電層52a,52bの残渣自体に起因して隣接する2つの取出パターン43,43;48,48がショートしてしまうことを抑制することもできる。
このように本実施の形態によれば、取出パターン43,48の絶縁信頼性を高めることができる。このため、取出パターン43,48のピッチを従来よりも小さくすることができ、このことにより、額縁領域の面積を小さくすることができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、いくつかの変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
透明導電層の形状の変形例
上述の本実施の形態においては、第1透明導電層52aの幅が、第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面から基材32に向かうにつれて単調に増加している例を示した。すなわち、第1透明導電層52aの幅が、第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面において最大になる例を示した。しかしながら、第1透明導電層52aの幅が第1金属層54aの幅よりも小さくなっており、これによって第1金属層54aの金属イオンの移動を抑制することができる限りにおいて、第1透明導電層52aの形状が特に限られることはない。例えば、第1取出パターン43の第1透明導電層52aが、第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面以外の位置において、少なくとも部分的に、第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面における第1透明導電層52aの第1の幅wa1よりも小さい幅を有していてもよい。
(第1の変形例)
はじめに図9を参照して、第1透明導電層52aの基材32側の表面52dにおける第1透明導電層52aの幅(第2の幅)wa2が、第1透明導電層52aの第1金属層54a側の表面52cにおける第1の幅wa1よりも小さくなっている例について説明する。具体的には、図9に示すように、第1透明導電層52aの幅が、第1金属層54aと第1透明導電層52aとの間の界面から基材32に向かうにつれて単調に減少する場合について説明する。図9において、符号Idは、第1金属層54aの基材32側の表面54dと第1透明導電層52aの側面52eとが接する位置に現れる金属イオンを表している。
図9に示す例において、第1金属層54aの金属イオンIdが隣接する第1取出パターン43まで移動するためには、図9に示す矢印(4)、(5)の順に移動する必要がある。矢印(4)は、第1透明導電層52aの側面52eに沿った移動を表しており、矢印(5)は、基材32の表面32aに沿った移動を表している。
図9から明らかなように、矢印(5)の移動は、電界Eの向きに沿った移動であり、このため容易に発生し得る。一方、矢印(4)の移動は、電界Eの向きとは反対の向きに進む成分を含むものである。すなわち、矢印(4)の移動が実現されるためには、金属イオンIdが電界Eに逆らって動く必要があり、従ってそのような移動は生じ難いものである。このように本実施の形態によれば、第1透明導電層52aの第2の幅wa2を第1の幅wa1よりも小さくすることにより、第1金属層54aの表面54dに沿って金属イオンが移動することを抑制するだけでなく、第1透明導電層52aの側面54eに沿って金属イオンが移動することをも抑制することができる。このことにより、隣接する2つの第1取出パターン43,43がショートしてしまうことをより強固に抑制することができる。
図10(a)〜(d)は、図9に示す第1取出パターン43の第1透明導電層52aを形成するための方法の一例を示す図である。ここでは、第1透明導電層52aと第1金属層54aとの間の密着性が、第1透明導電層52aと基材32との間の密着性よりも高くなっている積層体50を用いる例について説明する。図10(a)は、エッチングが開始される前の第1透明導電層52aを示す図である。
エッチング液が基材32の表面32aに到達するまでの間は、第1透明導電層52aが等方的にエッチングされていく。すなわち、第1透明導電層52aの表面のうち第1金属層54a側の表面52c近傍の部分がはじめにエッチングされていく。図10(b)には、第1透明導電層52aの側面52eが、基材32側よりも第1金属層54a側においてより深くサイドエッチングされている様子が示されている。
ここで本変形例においては、第1透明導電層52aと第1金属層54aとの間の密着性が、第1透明導電層52aと基材32との間の密着性よりも高くなっている。すなわち、第1透明導電層52aは、第1透明導電層52aと第1金属層54aとの間の界面に比べて、第1透明導電層52aと基材32との間の界面において、剥離され易くなっている。この場合、エッチング液が基材32の表面32aに到達すると、エッチング液が第1透明導電層52aと基材32との間の界面に浸透し、この結果、第1透明導電層52aと基材32との間の界面における第1透明導電層52aのエッチングが急激に進行する。このため第1透明導電層52aの側面52eが、第1金属層54a側よりも基材32側においてより速くエッチングされるようになる。この結果、ある時点を境に、図10(c)に示すように、第1透明導電層52aの基材32側の表面52dにおける第2の幅wa2が、第1金属層54a側の表面52cにおける第1の幅wa1よりも小さくなる。エッチングをさらに継続すると、図10(d)に示すように、第1の幅wa1と第2の幅wa2との間の差がさらに拡大する。このようにして、表面52dにおける第2の幅wa2が、表面52cにおける第1の幅wa1よりも小さくなっている第1透明導電層52aを有する第1取出パターン43を得ることができる。
なお、第1透明導電層52aと第1金属層54aとの間の密着性を、第1透明導電層52aと基材32との間の密着性よりも高くするための方法が特に限られることはない。例えば、第1金属層54aのうち少なくとも第1透明導電層52aに接する部分を、第1透明導電層52aに対する高い密着性を有する材料で構成することができる。具体的には、第1透明導電層52aがITOから構成されている場合、第1金属層54aのうち第1透明導電層52aに接する部分を、MoNb合金やCuNi合金などITOに対する高い密着性を有する材料で構成する。なお第1金属層54aは、MoNb合金の層の上に設けられ、MoNb合金よりも高い導電性を有する材料からなる層、例えば銀合金からなる層をさらに有していてもよい。
(第2の変形例)
次に図11を参照して、第1透明導電層52aが、第1透明導電層52aの表面52c,52d以外の位置において、少なくとも部分的に、表面52cにおける第1の幅wa1および表面52dにおける第2の幅wa2よりも小さい幅を有している例について説明する。具体的には、図11に示すように、第1透明導電層52aの幅が、厚み方向におけるほぼ中間位置において最小になっている場合について説明する。
図11に示す例において、第1金属層54aの金属イオンIdが隣接する第1取出パターン43まで移動するためには、図11に示す矢印(6)〜(8)の順に移動する必要がある。矢印(6)は、第1透明導電層52aの第1金属層54a側の表面52cから上記中間位置までの、第1透明導電層52aの側面52eに沿った移動を表している。矢印(7)は、上記中間位置から第1透明導電層52aの基材32側の表面52dまでの、第1透明導電層52aの側面52eに沿った移動を表している。矢印(8)は、基材32の表面32aに沿った移動を表している。
図11から明らかなように、矢印(7),(8)の移動は、電界Eの向きに沿った移動であり、このため容易に発生し得る。一方、矢印(6)の移動は、電界Eの向きとは反対の向きに進む成分を含むものである。すなわち、矢印(6)の移動が実現されるためには、金属イオンIdが電界Eに逆らって動く必要があり、従ってそのような移動は生じ難いものである。このように本実施の形態によれば、第1透明導電層52aが、第1透明導電層52aの表面52c,52d以外の位置において、少なくとも部分的に、表面52cにおける第1の幅wa1および表面52dにおける第2の幅wa2よりも小さい幅を有していることにより、第1透明導電層52aの側面52eに、金属イオンが移動し難い部分を設けることができる。このことにより、隣接する2つの第1取出パターン43,43がショートしてしまうことをより強固に抑制することができる。
図12(a)〜(c)は、図11に示す第1取出パターン43の第1透明導電層52aを形成するための方法の一例を示す図である。図12(a)〜(c)に示す例においても、図10(a)〜(d)の場合と同様に、積層体50として、第1透明導電層52aと第1金属層54aとの間の密着性が、第1透明導電層52aと基材32との間の密着性よりも高くなっているものが用いられる。図12(a)は、エッチングが開始される前の第1透明導電層52aを示す図である。
図10(a)〜(d)の場合と同様に、エッチング液が基材32の表面32aに到達するまでの間は、第1透明導電層52aが等方的にエッチングされていく。図12(b)には、第1透明導電層52aの側面52eが、基材32側よりも第1金属層54a側においてより深くエッチングされている様子が示されている。
エッチング液が基材32の表面32aに到達すると、エッチング液が第1透明導電層52aと基材32との間の界面に浸透し、この結果、第1透明導電層52aと基材32との間の界面およびその近傍における第1透明導電層52aのエッチングが急激に進行する。ここで、上述の図10(c)に示す段階までエッチングが進行するよりも前にエッチング処理を終了させると、図12(c)に示すように、表面52cにおける第1の幅wa1および表面52dにおける第2の幅wa2よりも小さい幅を有する部分を、厚み方向における第1透明導電層52aの中間位置の近傍に設けることができる。このようにして、第1透明導電層52aの表面52c,52d以外の位置において、少なくとも部分的に、表面52cにおける第1の幅wa1および表面52dにおける第2の幅wa2よりも小さい幅を有している部分が存在する第1透明導電層52aを有する第1取出パターン43を得ることができる。
製造方法の変形例
上述の各変形例においては、第1透明導電層52aと第1金属層54aとの間の密着性が、第1透明導電層52aと基材32との間の密着性よりも高くなっている積層体50を用いることによって、各変形例に示す形状を有する第1取出パターン43の第1透明導電層52aを得る例を示した。しかしながら、各変形例に示す形状を有する第1取出パターン43の第1透明導電層52aを得るための方法が特に限られることはなく、様々な方法が適宜採用され得る。例えば第1透明導電層52aを、異なる結晶性を有する複数の層によって構成することにより、各変形例に示すような形状を有する第1取出パターン43の第1透明導電層52aを得ることもできる。
以下、図9に示す第1の変形例による第1透明導電層52aを得るための方法のその他の例について、図13(a)〜(c)を参照して説明する。ここでは、積層体50として、基材32側に配置された非晶質透明導電層52aaと、第1金属層54a側に配置され、非晶質透明導電層52aaよりも高い結晶性を有する結晶質透明導電層52abと、を含む第1透明導電層52aを備えたものが用いられる。図13(a)は、エッチングが開始される前の第1透明導電層52aを示す図である。
上述のように、結晶質透明導電層52abは、非晶質透明導電層52aaよりも高い結晶性を有している。このため図13(b)に示すように、非晶質透明導電層52aaがエッチングされる速度は、結晶質透明導電層52abがエッチングされる速度よりも大きくなっている。この結果、図13(c)に示すように、基材32側の表面52dにおける第2の幅wa2が第1金属層54a側の表面52cにおける第1の幅wa1よりも小さくなっている第1透明導電層52aを有する第1取出パターン43を得ることができる。
次に、図11に示す第2の変形例による第1透明導電層52aを得るための方法のその他の例について、図14(a)〜(c)を参照して説明する。ここでは、積層体50として、第1透明導電層52aの各表面52c,52dを構成する一対の結晶質透明導電層52abと、一対の結晶質透明導電層52abの間に配置された非晶質透明導電層52aaと、を含む第1透明導電層52aを備えたものが用いられる。図14(a)は、エッチングが開始される前の第1透明導電層52aを示す図である。
上述のように、結晶質透明導電層52abは、非晶質透明導電層52aaよりも高い結晶性を有している。このため図14(b)に示すように、非晶質透明導電層52aaがエッチングされる速度は、結晶質透明導電層52abがエッチングされる速度よりも大きくなっている。この結果、図14(c)に示すように、非晶質透明導電層52aaの幅は、その大部分において、表面52cにおける第1の幅wa1および表面52dにおける第2の幅wa2よりも小さくなる。このようにして、第1透明導電層52aの表面52c,52d以外の位置において、少なくとも部分的に、表面52cにおける第1の幅wa1および表面52dにおける第2の幅wa2よりも小さい幅を有している部分が存在する第1透明導電層52aを有する第1取出パターン43を得ることができる。
なお、上述の非晶質透明導電層52aaおよび結晶質透明導電層52abを有する第1透明導電層52aを含む積層体50を作製するための方法が特に限られることはない。例えば特開2003−16858号公報には、スパッタリングによってITOを成膜する際に添加される水素や水蒸気の量を調整することによって、得られるITOの結晶性を制御することができることが開示されている。一般には、添加される水素や水蒸気の量が多いほど、得られるITO膜が非晶質になりやすいことが知られている。ITO膜のこのような性質を利用して、添加される水素や水蒸気の量を変更しながら複数のITO膜を積層させることにより、結晶性の異なる複数の層を含む第1透明導電層52aを得ることができる。
また上述の本実施の形態および各変形例においては、フォトリソグラフィーなどのサブトラクティブ法を用いて積層体50をパターニングすることにより、タッチパネルセンサ30を製造する方法を示した。しかしながら、これに限られることはなく、めっきなどのアディティブ法を用いてタッチパネルセンサ30の取出パターン43,48を形成してもよい。
また上述の本実施の形態および各変形例において、図示はしないが、透明導電パターン41,46および取出パターン43,48を覆うオーバーコート層が設けられていてもよい。これによって、透明導電パターン41,46および取出パターン43,48を適切に保護することができる。オーバーコート層は、真空ラミネートや減圧ラミネートによって形成され得る。ここで上述の本実施の形態および各変形例によれば、取出パターン43,48の金属層54a,54bと透明導電層52a,52bとの間の界面において、透明導電層52a,52bの幅wa1が金属層54a,54bの幅wbよりも小さくなっている。すなわち、取出パターン43,48の金属層54a,54bと透明導電層52a,52bとの間の界面において、金属層54a,54bが側方に突出している。このため、オーバーコート層が金属層54a,54bの突出部分に引っかかり易くなっており、このことにより、金属層54a,54bに対するオーバーコート層の密着性が高くなっている。従って、従来のタッチパネルセンサに比べて、オーバーコート層をより強固に固定することができる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
30 タッチパネルセンサ
32 基材
41 第1透明導電パターン
43 第1取出導電パターン
46 第2透明導電パターン
48 第2取出導電パターン
50 積層体
52a 第1透明導電層
52b 第2透明導電層
54a 第1金属層
54b 第2金属層
56a 第1感光層
56b 第2感光層
A1 アクティブエリアA1
A2 非アクティブエリアA2

Claims (9)

  1. タッチパネルセンサであって、
    タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、
    前記基材の前記アクティブエリアに配置された透明導電パターンと、
    前記基材の前記非アクティブエリアに配置され、前記透明導電パターンに接続された取出パターンと、を備え、
    前記取出パターンは、遮光性および導電性を有する金属層と、前記金属層の表面のうち前記基材側の表面に接するよう設けられ、透光性および導電性を有する透明導電層と、を含み、
    前記金属層と前記透明導電層との間の界面において、前記透明導電層の幅が、前記金属層の幅よりも小さくなっている、タッチパネルセンサ。
  2. 前記金属層と前記透明導電層との間の界面における前記透明導電層の幅を第1の幅と称する場合、前記透明導電層が、前記金属層と前記透明導電層との間の界面以外の位置において、少なくとも部分的に、前記第1の幅よりも小さい幅を有している、請求項1に記載のタッチパネルセンサ。
  3. 前記透明導電層の表面のうち前記基材側の表面における前記透明導電層の幅を第2の幅と称する場合、前記第2の幅が前記第1の幅よりも小さくなっている、請求項2に記載のタッチパネルセンサ。
  4. 前記透明導電層の幅が、前記金属層と前記透明導電層との間の界面から前記基材に向かうにつれて単調に減少する、請求項3に記載のタッチパネルセンサ。
  5. 前記透明導電層の表面のうち前記基材側の表面における前記透明導電層の幅を第2の幅と称する場合、前記透明導電層が、前記透明導電層の表面以外の位置において、少なくとも部分的に、前記第1の幅および前記第2の幅よりも小さい幅を有している、請求項2に記載のタッチパネルセンサ。
  6. 前記透明導電層の幅が、前記金属層と前記透明導電層との間の界面から前記基材に向かうにつれて単調に増加する、請求項1に記載のタッチパネルセンサ。
  7. 前記金属層と前記透明導電層との間の界面において、前記透明導電層の幅が、前記金属層の幅よりも少なくとも0.5μm小さくなっている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサ。
  8. 表示装置と、
    前記表示装置の表示面上に配置されたタッチパネルセンサと、を備え、
    前記タッチパネルセンサが、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のタッチパネルセンサからなる、入出力装置。
  9. アクティブエリアに配置された透明導電パターンと、前記アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアに配置され、前記透明導電パターンに接続された取出パターンと、を備えるタッチパネルセンサの製造方法であって、
    基材と、遮光性および導電性を有する金属層と、前記金属層の表面のうち前記基材側の表面に接するよう設けられ、透光性および導電性を有する透明導電層と、を含む積層体を準備する工程と、
    前記金属層をエッチングして、前記金属層をパターニングする工程と、
    前記パターニングされた金属層をマスクとして前記透明導電層をエッチングして、前記透明導電層をパターニングし、これによって、前記透明導電層および前記金属層を含む前記取出パターンを前記非アクティブエリアに形成する工程と、
    前記アクティブエリア内に存在する前記金属層を除去し、これによって、前記透明導電層からなる前記透明導電パターンを前記アクティブエリアに形成する工程と、を備え、
    前記取出パターンの前記金属層と前記透明導電層との間の界面において、前記透明導電層の幅が、前記金属層の幅よりも小さくなっている、タッチパネルセンサの製造方法。
JP2013116190A 2013-05-31 2013-05-31 タッチパネルセンサ、タッチパネルセンサを備える入出力装置およびタッチパネルセンサの製造方法 Active JP6202370B2 (ja)

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