JP2014234286A - シート類分離装置及びこれを用いたフィーダ装置並びに画像読取装置 - Google Patents

シート類分離装置及びこれを用いたフィーダ装置並びに画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】下流側の処理位置にシート類を給送する給紙部にシートとカードを、それぞれに適合した分離機構で確実に分離して下流側に供給することが可能なシート類分離装置を提供する。
【解決手段】紙載トレイに配置されたサイド規制部材を給紙直交方向に異なる第1,第2エリアに移動可能に構成し、このサイド規制部材が第1エリアに設定されたときには第1の分離機構が、第2エリアに設定されたときには第2の分離機構がトレイ上のシート類に臨むように配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、トレイ上に積載収納したシート、カードなどのシート類を1枚ずつ分離して下流側の処理位置に給送するシート類分離装置に係わり、分離機構が異なるシート類を確実に分離して処理部に給送することが可能な分離機構の改良に関する。
一般にこの種の装置は、紙載台に積載収納したシートをキックローラなどの繰り出し手段で最上シート若しくは最下シートを繰り出し、このシートを分離手段で1枚ずつ分離して下流側の処理位置に給送する装置として広く知られている。
この分離手段としては給紙方向に回転するローラ、ベルトなどの回転体と、この回転体に圧接してシートの重送を阻止する分離手段(ローラ、摩擦パッドなど)で構成される摩擦分離機構と、シート1枚分のギャップを形成したギャップ分離機構などが用いられている。
摩擦分離機構では、紙シート、プラスチックフィルムなどの薄いシート材の分離に適し、その分離給送経路は湾曲したパスで繰り出すことも可能であるが、厚紙、プラスチックプレートなどのカード類ではその分離が困難でありノンフィード、ダブルフィードなどの問題も知られている。一方、ギャップ分離機構では厚紙、プラスチックプレートなどの分離に適し、その分離給送経路は直線に形成することが必要となる。
そこでシート類を厚紙から薄紙まで、また変形しやすいフィルムから変形しにくいプレート材を、共通の分離機構で分離することは不可能に近いこととされている。本出願人は先にカード類を分離する分離機構と、シート類を分離する分離機構を備えた給紙機構を例えば特許文献1に提案している。
特許文献1にはプリンタ装置の印字部にシートとカードを選択的に給送する給紙装置として、普通紙を供給するトレイに、カードを給送するサブトレイ(カセットトレイ)を装着することによって、普通紙トレイには普通紙分離機構(コーナ爪分離)が、サブトレイにはギャップ分離機構が設けられ、給送する紙類に応じて分離機構を異ならせる構造が開示されている。
特開平07−228377号公報(図5)
上述のように厚い或いは変形し難いカード類と、薄く変形しやすい紙シート類をその用途に応じて分離して処理部に給送する装置は、例えば特許文献1などに提案されている。
ところが特許文献1の装置は、紙シート類を給送する紙載トレイの上にカード類を収納するカセットを装着する構造を採用しているため、カセットトレイを普通紙トレイに装着する作業が面倒であり、装置が大型となる欠点が知られている。またカセットトレイはカードサイズに応じて複数準備しなければならず、その取り扱いが面倒である。
そこで本発明者は、厚く変形しにくいカードと薄く変形しやすいシートを異なる分離機構を備えた給紙部から分離給送する際に、カード類サイズは小さいエリアに、紙シート類サイズは大きいエリアにセットされることに着眼し、シートサイド規制板のセット位置に連動して分離機構を異ならせるとの着想に至った。これによって簡単な操作で確実にシート類に応じて正しい分離機構でシート類を分離給送することが可能となった。
本発明は、下流側の処理位置にシート類を給送する給紙部に紙シート類とカード類を、それぞれに適合した分離機構で確実に分離して下流側に供給することが可能なシート類分離装置の提供をその課題としている。
なお、本発明にあって「シート」とは、事務用の普通紙など比較的薄く変形しやすい用紙、フィルムシートなどを云い、「カード」とは比較的厚く変形しにくい厚紙、プラスチックプレートなどを云い、これらを総称して「シート類」と云う。
上記課題を解決するため本発明は、紙載トレイに配置されたサイド規制部材を給紙直交方向に異なる第1,第2エリアに移動可能に構成し、このサイド規制部材が第1エリアに設定されたときには第1の分離機構が、第2エリアに設定されたときには第2の分離機構がトレイ上のシート類に臨むように配置することを特徴としている。
更にその構成を詳述すると、シート類を積載する紙載トレイと、紙載トレイに配置された少なくとも1つのサイド規制部材と、サイド規制部材を、給紙直交方向に異なる第1エリアと第2エリアに位置移動可能に支持するサイドシフト手段と、紙載トレイに積載されたシート類を繰り出すピックアップ部材と、ピックアップ部材を紙載トレイの積載方向に昇降するピックアップ昇降手段と紙載トレイの下流側に配置されピックアップ部材で送られたシート類を下流側の処理位置に向けて給送する給紙ローラと、紙載トレイからピックアップ部材と給紙ローラとトレイシフト手段を制御する制御手段と、から構成する。
上記サイドシフト手段でサイド規制部材が第1エリアに設定されると、第1の分離機構が、ピックアップ部材を給紙方向に回転するのと同時に紙載トレイのシート漸減に追従するように降下させて最上シートを繰り出す制御手段の動作と、紙載トレイ先端と給紙ローラとの間に配置したピックアップ部材で繰り出されたシートに捌き作用を与えて給紙ローラに給送する捌き手段と、給紙ローラに送られたシートを給紙ローラと圧接して重送を阻止する分離部材とで構成する。
上記サイドシフト手段でサイド規制部材が第2エリアに設定されると、第2の分離機構が、ピックアップ部材を所定の高さ位置で最上カードと係合して回転させる制御手段の動作と、紙載トレイ上に積載されたカードを漸減に応じて繰り上げるリフト手段と、ピックアップ部材で繰り出された最上カードのみ通過を許容するカード先端規制部材とで構成する。このときカード先端規制部材は、サイド規制部材に連動して第1エリアのときにはトレイ外部に、第2エリアのときには紙載トレイ上に位置するように構成する。
本発明は紙載トレイに給紙直交方向に移動可能に構成したシートサイド規制部材が、第1エリアのときには第1の分離機構が、第2エリアのときには第2の分離機構がトレイ上のシート類に臨むように構成してあるから以下の効果を奏する。
紙載トレイにシート類をセットする動作で、所定サイズ以下のカードはその分離に適した第2の分離機構(例えばギャップ分離機構)に、所定サイズ以上のシートはその分離に適した第1の分離機構(例えば摩擦分離機構)に設定される。このため使用者はシート類の厚さと変形しやすさの程度に応じて第1の分離を選択するか第2の分離を選択するかの判断を必要としない。従って誤操作を招くことなくカードとシートを下流側の処理位置に確実に分離してミスフィードを引き起こすことなく給送することが可能である。
さらに本発明は、シートサイド規制部材のセット位置に応じて第1の分離機構と第2の分離機構を下流側の給紙部(給紙ローラなど)に、カードは直線経路でシートは湾曲経路で給送することによって更にシート類の変形棄損を招くことがない。
本発明にかかわる画像読取システムの全体構成の説明図。 図1の装置におけるフィーダ装置の斜視構成の説明図であり、給紙トレイにシート(最大サイズシート)を載置セットする状態を示す。 図2に示すフィーダ装置の側面構造の説明図であり、(a)は第1姿勢の状態を示し、(b)はトレイシフト手段の説明図。 図2に示すフィーダ装置のトレイ底面構造の説明図。 図2の装置における給紙トレイにカードを載置セットする状態の斜視説明図。 図5のカードを載置セットする状態における側面構造の説明図であり、(a)は第2姿勢の状態を示し、(b)はその要部を示す。 図5のカードを載置セットする時の、シートサイド規制板がカード幅より少し広い状態におけるトレイ底面構造の説明図。 図5のシートサイド規制板がカード幅と同一の状態におけるトレイ底面構造の説明図。 図1の装置における第2分離機構の説明図であり、(a)は全体斜視図を示し、(b)はゲートストッパの説明図。 図1の装置における動作状態の説明図であり、(a)は大容量のシート分離状態を、(b)は少容量のシート分離状態を示す。 図1の装置における動作状態の説明図であり、大容量のカードを分離する状態を示す。 図1の装置における動作状態の説明図であり、少容量のカードを分離する状態を示す。 図2と異なるフィーダ装置の第2実施形態の説明図であり、(a)はカードをセットした状態の全体構成図を示し、(b)は(a)の側面断面図。 図2と異なるフィーダ装置の第2実施形態の説明図であり、(a)はシートをセットした状態の全体構成図を示し、(b)は(a)の側面断面図。 図13に示すフィーダ装置のトレイ底面構造の説明図。
図1は本発明にかかわる画像読取システムAの全体構成を示す説明図である。画像読取システムAは画像読取装置Bとフィーダ装置Cで構成され、フィーダ装置には、シート類分離給送装置Dがユニットとして組み込まれている。
この種の画像読取装置Bはスキャナ装置、複写機、FAX機など原稿画像を光学的に読み取る装置では用途に応じて予め画像読取するシート類の仕様を定めてその範囲内のサイズ、厚さ、材質のシート類を「分離」「給送」「読取」する装置として設計している。ところが最近、ネットワークシステムの入力端末など多様な用途に画像読取装置が用いられると厚くて変形しづらいカードと、薄く変形しやすいシートを同一の装置で画像読み取りする必要が生ずる。
例えばカードで個人認証して許可されたオペレータがそのデザインシートを登録システムに伝送する入札システム。或いはカードで個人認証した使用者が記入した投票シートを伝送する選挙投票システム等、カードとシートを同一のトレイにセットして画像読取部で処理する必要がある。本発明は厚く変形しづらいカードと薄く変形しやすいシートをトレイ上にセットするとシートの性状に応じた分離機構で分離して下流側の処理部(画像読取部)に給送する分離機構に関する。以下画像読取装置B、フィーダ装置Cの順に説明する。
[画像読取装置]
図1に従って画像読取装置Bを説明する。装置ハウジング1には読み取る原稿シートをセットするプラテン2が準備されている。このプラテンに沿って読取手段を搭載したキャリッジ(不図示)が往復動可能に配置されている。読取手段はCCDなどの光電変換素子が用いられ、原稿画像を電気信号として読取った画像データを出力するようになっている。装置ハウジング1には、所定速度で移動する原稿を画像読取する走行プラテン3が設けられ、このプラテンの上を所定速度で移動する原稿画像を読み取ってそのデータを出力する。
[フィーダ装置]
上記走行プラテン3には、画像原稿を連続的に給送するフィーダ装置Cが装備されている。図示のフィーダ装置Cは、画像読取装置Bの装置ハウジング1に搭載されるユニットハウジング4を備えている。
上記ユニットハウジング4(以下ADFハウジングという)には、給紙トレイ5と、排紙スタッカ6と給紙トレイから排紙スタッカに至る搬送経路7が装備されている。給紙トレイ5はシートをおよびカードを積載して収納可能なトレイ(以下「紙載トレイ」という)で構成され、複数種類シート及びカードを積層状に収納する樹脂プレートなどで構成されている。
上記給紙トレイ5について説明する。図2に示すように給紙トレイ5は、最大サイズシートを載置する大きさの紙載面5aを有し、積載された複枚数のシートを束状に収納可能に構成されている。この給紙トレイ5には、本発明にかかわるシート類分離給送装置Dが内蔵されている。
なお、図2に示す実施形態では給紙トレイ5の紙載面5aは複数に分離したトレイ部材で構成する場合を示しているが、最大サイズのシート類を載置する大きさのプレート(板状部材)であってもよい。この給紙トレイ5の詳細については後述する。
次に排紙スタッカ6について説明する。図1に示すように排紙スタッカ6は給紙トレイ5の上方に配置され、給紙トレイ5から送られたシートをU字状にUターンさせて上方の排紙スタッカ6に収納するように構成されている。排紙スタッカ6は回動可能な構成となっており、排紙スタッカ6の解放により給紙ローラ8、レジストローラ9のニップが解除され、搬送ジャム処理が可能な構造になっている。
上記搬送経路7について説明する。図1に示すように給紙トレイ5と排紙スタッカ6との間には搬送経路7が設けられ、給紙トレイ5から送られたシートを走行プラテン3に送って画像読取りした後に、このシートをUターン経路で上方に位置する排紙スタッカ6に収納している。このため搬送経路7には、経路入口に給紙ローラ8がその下流にレジストローラ9が、さらにその下流に搬送ローラ(読取ローラ)11が配置されている。そして給紙トレイ5から送られたシートは給紙ローラ8でレジストローラ9に送られ、このレジストローラ9でレジストループを描いて先端揃えし、その後に所定のタイミング(給紙指示信号)で下流側の搬送ローラ11に給送する。
上記搬送ローラ11ではシートを読取開始タイミングに合わせて走行プラテン3に繰り出し、所定速度(一定の読取速度)でプラテン3上を走行させて画像読み取りを実行する。走行プラテン3の下流側には搬出ローラ12が配置され、画像読み取りされたシートをプラテンから引き離す方向に搬出する。そして搬出ローラ12の下流側には排紙ローラ13が配置され、画像読み取りしたシートを排紙スタッカ6に収容する。
上記搬送経路7には、シート類の先後端を検出するシートセンサが配置され、図示Se1はレジストセンサであり、Se2はリードセンサであり、Se3は排紙センサである。Se1は給紙ローラ8から送られたシート先端を検出してシート先端が下流側のレジストローラ9に突き当たって所定量湾曲したレジストループを形成するタイミングで給紙ローラ8を停止する。Se2はレジストローラ9から送られたシート先端を検出して画像読取装置Bから送られる読取開始信号でシートを走行プラテン3に向けて給送する。Se3は走行プラテン3から送られたシートの端面を検出し、このシートが正常に(ジャムすることなく)搬送されているか否か判別する信号を発信する。
尚上述のレジストローラ9、搬送ローラ11、搬排出ローラ12、排紙ローラ13はいずれも同一方向に同一周速度で回転するように単一もしくは複数の駆動モータ(不図示)に連結されている。
[分離給送装置の第1実施形態]
上述したフィーダ装置Cにおけるシート類分離給送装置(ユニット)Dについて説明する。本発明はシート類を積載する給紙トレイ5と、その下流側に給紙搬送手段8(後述の給紙ローラ)を配置し、給紙トレイ5に積載されたシート類を1枚ずつ分離して給紙搬送手段8に送り、この給紙搬送手段で下流側の処理部に給送するシート類の分離給送機構に関する。この場合に給紙トレイ5に「シート」が積載されたときには第1の分離機構がシートを分離して給紙搬送手段8に給送し、給紙トレイ5に「カード」が積載されたときには第2の分離機構がカードを分離して給紙搬送手段8に給送する。
「シート」は、薄く変形しやすい紙、プラスチックフィルムなどのシート類であり、分離および給送する際に湾曲変形することが可能な材料であり、シート相互間の摩擦係数より大きい摩擦係数を有する一対の回転体(ローラベルトなど)で1枚ずつ分離することが可能な処理媒体とする。また、「カード」は、厚く変形しにくい厚紙プラスチックプレートなどの容易に変形しない材料で構成される処理媒体とする。
これらの処理媒体は給紙トレイ5に積載セットされ、下流側に配置されている処理部(画像読取り処理、画像形成処理、断裁処理、製本綴じ処理、折り処理など)に給送する。
[給紙トレイ]
給紙トレイ5は図2にその全体の示すように、シート類を載置する載置面5aを有するトレイ部材で構成される。このトレイ部材は最大サイズシートを載置可能に1つの紙載面を有するトレイで構成するか、或いは前後若しくは左右に分離した複数のトレイ部材で構成する。図示の装置は、後端支持トレイ15(以下「後端トレイ」という)と先端支持トレイ14(以下「先端トレイ」という)とサイド規制部材16で構成され、後端トレイ15は給紙方向にシートの後端部を支持し、先端トレイ14はシートの先端部を支持する分離した部材で構成されている。サイドトレイ16はシートの側縁を位置規制するサイド規制部材16a、16bで構成されている。後端トレイ15には後端紙載面15aが、先端トレイ14には先端紙載面14aが、サイド規制部材16には側縁紙載面16xが、それぞれ形成されている。
なお、通常シート類は後端トレイ15と先端トレイ14でブリッジ状に支持され、その側縁を位置規制するサイド規制部材16にはシートの側縁を載置する面が一体に形成されている。このためシート側縁を載置支持する面を側縁紙載面16xという。そして図示の実施形態においてはこの側縁紙載面16xは後述するようにカードを積載するときには後端紙載面15a及び先端紙載面14aから独立して側縁紙載面16xのみで支持している。この側縁紙載面は、左右一対のサイド規制部材16a、16bの少なくともいずれか一方に設けられ、図示のものはそれぞれのサイド規制部材に側縁紙載面16xが一体形成されている。
上述したように給紙トレイ5は最大サイズシートに応じた大きさの1つのトレイ部材で構成しても、複数の分離したトレイ部材で構成してもいずれであっても良い。また、サイド規制部材16には必ずしも側縁載置面16xを形成する必要はないが、以下サイド規制部材16の少なくも一方に側縁載置部を形成する場合について説明する(第1実施形態及び第2実施形態)。
なお図2に示す装置は、後端トレイ15に先端トレイ14を揺動可能に軸支持している。図4に示すように先端トレイ14には軸支ピン18が設けられ、この支持ピンを中心に揺動可能に後端トレイに軸支持されている。これは先端トレイ14を後述する第1姿勢と第2姿勢に高さ位置を異ならせるためである。
[サイド規制手段]
サイド規制手段について説明する。図2、図4に示すように、1つ若しくは複数の紙載面に支持されるシート類は、そのサイズに応じて予め設定された位置にセットされる必要がある。このため複数の紙載面の何れか1つには給紙方向と直交する方向に移動可能なサイド規制板(サイド規制部材;以下同様)16a、16bが少なくとも一つ配置される。そして紙載面に支持されるシートをセンター基準、若しくはサイド基準で位置決めする。図示の装置はセンター基準を示し、左右一対のサイド規制板16a、16bは予め設定されたシートセンタを基準に連動して移動するように構成されている。
この左右一対のサイド規制板16a、16bを、同一量ずつ接近及び離反する方向に連動させる機構は種々の方法が知られている。図4に示す機構は、左右の一対のサイド規制板16a、16bをトレイ(図示のものは先端トレイ14)の紙載面14aに形成したスリット溝17a,17bに沿って左右方向に移動可能に組み込まれている。そしてトレイの背面側では、図4に示すように右サイド規制板16aには右側ラック19r(スライド部材;以下同様)がガイドレール19gに沿って移動可能に支持され、左サイド規制板16bには左側ラック20r(スライド部材;以下同様)がガイドレール20gに移動可能に支持されている。そしてこの左右のラック19r、20rは互いに平行する位置に配置され、右側ラック19rには右サイド規制板16aが、左側ラック20rには左サイド規制板16bが一体に連結されている。
これと共にトレイ背面にはピニオン21が回転可能に軸支され、このピニオンに左右のラック19r、20rがそれぞれ図示のように噛合されている。このような構造において一方のサイド規制板を、接近方向(センタ寄せ)に移動すると他方の規制板も同一量接近する。また、一方を離間方向に移動しても同様に移動する。尚この左右のサイド規制板16a、16bの連動機構はラック−ピニオン以外にも、左右一対のプーリにワイヤを巻回して左右のサイド規制板を連結しても同様の連動運動を得ることが出来る。
図3に従って上述の給紙トレイ5に配置される分離機構について説明する。前述したように先端トレイ14は、後端トレイ15に軸支ピン18で揺動可能に支持されている。そして紙載面5aに支持されたシート類は図3に示す第1姿勢と後述する図6に示す第2姿勢との間で揺動可能となる。そして紙載面5aは第1姿勢では、シートの積載方向に低い位置に、第2姿勢では高い位置に設定されている。そこで紙載面5aが第1姿勢のときには第1の分離機構が、紙載面5aが第2姿勢のときには第2の分離機構がトレイ上のシート類に臨むように構成されている。この第1分離機構と第2分離機構について説明する。
[給紙搬送手段]
上述の給紙トレイ5には、その下流側に給紙搬送手段8が配置されている。この給紙搬送手段8は、給紙トレイ5に積載されたシート類を1枚ずつ分離して下流側に搬送する搬送回転体で構成される。図示の装置は給紙ローラで、給紙方向に駆動回転する摩擦ローラ体で構成されている。この給紙ローラ8には、重送(ダブルフィード)を防止する分離手段22が対向配置されている。図示の分離手段は固定ローラ体、逆回転ローラ(リタードローラ)、正逆転ローラ(トルクリミッタ付ローラ体)などで給紙ローラで送られるシートに後続シートが連れ送りされる重送を阻止するように構成されている。このローラ体の外、分離手段としては摩擦パッド部材などで構成することが可能である。
[ピックアップ機構]
図3に従ってピックアップ機構について説明する。上述の給紙トレイ5には、積載されたシート類を下流側の給紙搬送手段8に向けて繰り出すピックアップ機構が配置されている。図3に示すように、給紙トレイ5の上方には揺動可能なピックアップローラ23(ベルトなどの回転体を含む)が配置されている。図示のピックアップローラ23は排紙スタッカ6のシート収納面の対面側に揺動可能に取り付けられた昇降ブラケット24に回転可能に支持され、この昇降ブラケット24には昇降モータ(図示のものは給紙モータを共用;不図示)が連結され、給紙トレイ5に対してピックアップローラ23が上下動するように構成されている。従ってこの昇降モータと昇降ブラケットがピックアップ昇降手段を構成している。
このピックアップローラ23の回転と上下昇降機構は広く知られているので図示しないが例えば次のような駆動機構を採用する。上記昇降ブラケット24を給紙ローラ8の回転軸8xに遊嵌カラーなどで揺動可能に軸支持する。そして給紙ローラ8に正逆転可能な駆動モータ(給紙モータ)を連結する。このとき駆動モータの回転は給紙ローラ8にワンウエイクラッチを介して給紙方向のみの回転が伝達するように連結する。この給紙ローラ8の回転をピックアップローラ23に伝動ベルトなどで連結する。これによって駆動モータの正方向回転で給紙ローラ8とピックアップローラ23は、いずれも給紙方向に回転し、シート類に搬送力を付与している。
上記給紙ローラ8に回転を伝達する駆動回転軸8xには昇降ブラケット24がバネクラッチを介して伝達され、回転軸の正方向回転(給紙ローラの給紙方向回転)で昇降ブラケット24は下降する。ピックアップローラ23が給紙トレイ5上のシートに係合すると、バネクラッチが緩み方向に作用し昇降ブラケット24の自重及びバネクラッチのトルク分の圧接力をピックアップローラ23に付与しシートを搬送する。また回転軸8xの反対方向回転ではバネクラッチは緊縮して昇降ブラケット24を上昇させる(図3反時計方向)。そして昇降ブラケット24が図示しないストッパに突き当たると駆動系統内の別のバネクラッチが弛んでその位置(待機位置)に位置保持される。
このような構成で給紙モータを給紙方向に回転すると、給紙ローラ8は給紙方向に回転し、ピックアップローラ23は待機位置からトレイ上のシートと係合する作動位置に下降すると同時に給紙方向に回転する。そして給紙モータを給紙反対方向に回転すると、給紙ローラ8とピックアップローラ23は回転を停止するのと同時にピックアップローラ23は作動位置から待機位置に上昇して、その位置に保持される。
[トレイシフト手段]
前述したように先端トレイ14は軸支ピン18を中心に揺動可能に装置フレーム15(図示のものは後端トレイ15)に軸支持されている。この先端トレイ14には、シート類の積載方向に高さ位置の異なる第1の姿勢(図3)と第2の姿勢(図6)に切り換えるトレイシフト手段25が設けられている。そして第1の姿勢のときには後述する第1の分離機構が、第2の姿勢のときには後述する第2の分離機構が紙載面上のシート先端に臨むようになっている。
図3に示すように装置フレーム15(図示のものは後端トレイ15)には、基端部27aを揺動可能に軸支され、先端部27bが先端トレイ14のシート前方に突出するレバー部材から成る昇降レバー27が設けられている。
上記昇降レバー27には、その基端部27aにカム部材26が配置されていると共に、シート類を積載した先端トレイ14とリフト手段30で連結され、更にレバー先端部27bには先端規制部材27c(カード先端規制部材;以下同様)が取り付けられている。昇降レバー27は上述したように装置フレーム15と先端トレイ14との間に配置され、基端部27aを支点として揺動可能に支持されている。
また上記カム部材26は、昇降レバー27を昇降するシフト力をサイド規制板16の位置決め移動から伝動(運動変換)させる。リフト手段30は、昇降レバー27の揺動運動で先端トレイ14を第1姿勢と第2姿勢との間で上下方向に揺動させる。また先端規制部材27cは、昇降レバー27が先端トレイ14を第2姿勢にシフトした状態でピックアップローラ23との間にカード1枚の通過を許容する間隙を形成する。
上記カム機構について図3及び図4に従って説明する。昇降レバーの基端部27aにはカム部材26が配置されている。カム部材26は図4に示すように装置フレーム15に回転軸26xで回転可能に取り付けられた偏心カムで構成されている。この偏心カム26に形成されているカム面26aの変位量が昇降レバー27に伝達されるように圧縮スプリングで構成される伝動レバー28でカム部材26と昇降レバー27との間は連結されている。
つまり圧縮スプリングで構成されている伝動レバー28は、カム面26aの変位量がバネ力として昇降レバー27に作用するようになっている。そして昇降レバー27に伝達されたバネ力でリフト手段30(後述する付勢スプリング)を介して先端トレイ14に伝達される。
この圧縮スプリングから構成される伝動レバー28は、先端トレイ14に下方(第1の姿勢)に揺動するように付勢する作用と、先端トレイ14に上方(第2の姿勢)に揺動するように付勢する作用に揺動角度によってバネ力が反転するようになっている。カム部材26は、装置フレーム15に回転可能に取り付けられた偏心カムで構成され、伝動レバー28の基端部に形成したフォロワ部(半円コロ)28aがカム面26aに係合している。
そして偏心カム(カム部材)26の変位量が少ない図3の状態では、伝動レバー28は先端トレイ14を第1姿勢に位置保持するようにバネ力を作用させている。また偏心カム26の変位量が大きい図6の状態では、伝動レバー28は、先端トレイ14を第2姿勢に位置保持するようにバネ力を作用させている。
そこでカム部材26は、トレイ上のシート類の側縁と係合するサイド規制板16の位置に連動してカムの回転角度を変位量が大きい状態(図6)と変位量が小さい状態(図3)に切換えている。このため前述した左側又は右側のラック20r(19r)にはカム駆動歯車(伝動ラック)29がカム部材26に一体形成されている受動歯車(扇形歯車)26yと噛合するようになっている。
つまり左右のサイド規制板16a、16bと一体に形成されているラック19r、20rには、カム部材側に延出する連結部材(図示のものは垂下部材)に伝動ラック29が設けられている。この伝動ラック29はサイド規制板16が後述する第2エリアに位置するときカム部材26を変位量が大きい角度に回転させている。
またサイド規制板16が第1エリアに位置するときにはカム部材26と非係合若しくは変位量が小さい(図示のものは非係合)回転角度にしている。従って左右一対のサイド規制板16をシートの側縁に適合するように移動する動作(オペレータの操作)に連動してカム部材26が回転するように構成されている。
そして図2に示すように、左右一対のサイド規制板16は最大サイズから最小サイズのシートの間を第1エリアに設定してあり、最小サイズシートより更に短いセンター寄りの範囲を第2エリアに設定してある。これはトレイ上に載置するカードの給紙直交方向の長さはトレイ上に載置する最小サイズのシート幅より短いことを前提にして、サイド規制板16の規制(整合)位置に連動させてトレイの高さ姿勢を第1姿勢から第2姿勢に切り換えるようにしている。
また、トレイシフト手段25をサイド規制板16に連動させることなく、操作レバーを設けてトレイの高さを第1姿勢と第2姿勢との間で切り換えることも可能である。この場合には装置フレーム15に揺動可能又はスライド可能な操作レバーを設け、その運動で前述のカム部材26を回転するように構成する。また、カム部材に代えてクランクレバーなどの運動変換手段であってもよい。
以上の説明から明らかなようにトレイシフト手段25は、「昇降レバー27」と「カム部材26」と「サイド規制板16」と「リフト手段30」と「伝動レバー28」で構成されている。
[リフト手段]
次に図3に従ってリフト手段30について説明する。上述したようにサイド規制板16のシート整合動作に連動して昇降レバー27が先端トレイ14から退避した第1姿勢と、先端トレイを上昇させた第2姿勢にシフトさせている。この第2姿勢のときに先端トレイ上に積載されているカードの積載量が漸減するのに追随してカードを繰り上げる必要があり、このために昇降レバー27はその揺動運動を付勢スプリングを介して先端トレイ14に伝達している。つまり図示の実施形態ではコイルスプリングからなる付勢スプリングがリフト手段30を構成している。
そしてこの付勢スプリングからなるリフト手段30は、先端トレイ14を第1の姿勢から第2の姿勢に上昇方向に付勢する付勢スプリングと、この先端トレイ14に作用する付勢スプリングの付勢力を係脱切換える切換え部材とで構成し、先端規制部材27cは、先端トレイ14から退避した退避位置と紙載エリア内の作動位置との間で移動可能に構成し、先端規制部材27cと付勢スプリングの切換え部材とは、サイド規制板16のシート幅方向の移動に連動する連動手段を有している。
上述したように先端トレイ14はシート積載方向に低い位置に設定された第1姿勢(図3の状態)と、高い位置に設定された第2姿勢(図6の状態)との間で上下動する。そして紙載面の広い領域に設定された第1エリアにシートをセットするときには第1姿勢に、紙載面のセンター寄りの狭い領域に設定された第2エリアにカードをセットするときには第2姿勢に上下動する。このとき図3の第1姿勢ではシートは、上方にせり上がるように傾斜した方向から下流側の給紙ローラ8に給送され、図6の第2姿勢ではカードは略直線方向から下流側の給紙ローラ8に給送される。そして第1姿勢では第1の分離機構が、第2姿勢では第2の分離機構が紙載面上のシート類の前方に準備される。以下各分離機構について説明する。
[第1分離機構]
図3に示すように先端トレイ14は、後端トレイ15とほぼ同一の平面でシートを支持し、その下流側には給紙ローラ8が、上方にはピックアップローラ23が配置されている。そして先端トレイ14と給紙ローラ8との間にはシートを迫り上げる方向に案内する傾斜面を有する捌き部材(捌き手段)31が形成されている。つまり紙載面上に積層状にセットされたシート先端を傾斜面に倣わせて前後にズラせることによって給紙ローラ8と分離手段22との間(ニップ点)に送られるシートの重送を低減させる作用を得ている。この傾斜面から形成される捌き部材31はシート相互間の摩擦係数より大きい摩擦係数であることが効果的であり高摩擦のゴム質材などで構成することが好ましい。
また、捌き部材31の下流側には前述した給紙ローラ8と圧接する分離手段22が配置されている。これと共に前述のピックアップローラ23は、給紙モータ(駆動モータ)の回転で給紙方向に回転するのと同時に、上方の待機位置から紙載面上の最上シートと係合する作動位置に降下し、シートの積載量の漸減に追随して下降するようになっている。
以上の説明から明らかなように第1の分離機構は、先端トレイ14の紙載面上に積載状にセットしたシートをピックアップローラ23がシートの漸減に追随して降下しながら給紙ローラ8に向けて繰り出す。このときシート先端を捌き部材31で前後にズラしながら分離手段22に送る。そして給紙ローラ8と分離手段22との間で1枚に分離して下流側に給送するように構成されている。
[第2分離機構]
図6に示すように先端トレイ14が、第2姿勢のときには前述した昇降レバー27の先端部に形成されている先端規制部材27cが昇降ブラケット24との間にカード1枚分の通過間隙を形成するようになっている。
図9(a)に示すように図示の先端規制部材27cは昇降レバー27に一体形成され、その先端部にはピックアップローラ23の昇降ブラケット24と係合するストッパ部27xがあり、昇降ブラケット24との間にカード1枚分の通過を許容するギャップGが形成されている。つまり昇降レバー27の先端部のストッパ部27xが昇降ブラケット24に係合して先端規制部材27cは位置決めされ、昇降ブラケット24との間のギャップGが位置保証される。なお、昇降ブラケット24の一方にはギャップ分離が確実に行えるように、板状部材24aがブラケットと一体に形成されている。
これと共に、先端トレイ14には昇降レバー27との間にリフト手段25として付勢スプリングが配置され、この付勢スプリングは前述したように紙載面14a上に積載されたカードの漸減に従ってカードを繰り上げるように先端トレイ14をピックアップローラ23に向けて押圧する。
[ゲートストッパ]
上述した給紙トレイ5には、紙載面が第1姿勢、第2姿勢いずれであってもシート類をセットする際にその先端を突き当て規制するゲートストッパ32が設けられている。図9(b)に示すように、紙パスガイドより内側に軸支ピン32xで揺動可能に軸支持されたゲートストッパ32が取り付けられている。このストッパの先端部32aにはトレイ上に垂れ下がった状態でトレイに積載するシート先端を係止する規制面32yが形成されている。
また、昇降ブラケット24にはゲートストッパ32の規制面32yがシート先端を係止する姿勢で運動規制する係止レバー33が設けられている。この係止レバー33はピックアップローラ23の回転軸23xに回転可能に支持されている。そして同図の状態で係止レバー33はゲートストッパ32を係止し、昇降ブラケット24が下降すると係止レバーは図示点線位置に揺動し、ゲートストッパ32を解除する。そして係止を解除されたゲートストッパ32は揺動可能となりシートの移動を妨げることなく図示時計方向に揺動する。
従ってピックアップローラ23を支持する昇降ブラケット24が図9(b)の待機位置のときにはゲートストッパ32は、係止レバーに運動規制され同図の状態にシート先端を突き当て整合する。その後昇降ブラケット24が給紙方向に下降するとゲートストッパ32は係止レバー33から解除され、同図破線の状態に揺動可能となる。また、トレイ上のシートの給紙動作がすべて終了したのちに駆動モータ(給紙モータ)の逆回転で昇降ブラケットが図示反時計方向に揺動すると係止レバー33はゲートストッパ32を係止する位置に復帰する。
[第1実施形態におけるシート類の分離給送動作]
第1実施形態におけるシートの分離動作について説明する。図2の状態でシートを紙載面14a上に載置する。このときシートは第1エリアに載置され、第2エリアには載置されない(前述したようにシートは最小サイズであっても第2エリアより大きい幅領域であるため)。そしてシート先端はゲートストッパ32に突き当て規制されその先端姿勢が揃えられる。
そこでオペレータが左右一対のサイド規制板16をシート側縁と係合する位置に移動すると、シートは図10(a)の状態にセットされる。このとき前述したトレイシフト手段を構成する昇降レバー27は、カム部材26が伝動ラック29と係合することなくトレイ14を第1姿勢に維持する。
そこで図示しない制御手段は、給紙モータを給紙方向に回転し、給紙ローラ8とピックアップローラ23を図示時計方向に回転する。このモータの回転で昇降ブラケット24は待機位置からトレイ上の最上シートと係合する作動位置に降下し、これと同時にゲートストッパ32は揺動可能に係止レバー33から解除されシートの進行を妨害することなく揺動する。
紙載面上のシートがピックアップローラ23で給紙ローラ方向に送られると、シート先端は捌き部材31に突き当たって、その傾斜面に沿って下流側の給紙ローラに到達する。このシートに連れ送りされるシートは、この捌き部材に突き当たってその進行が阻止される。このとき捌き部材の表面を高摩擦材料で形成すると重送(ダブルフィード)するのをさらに防止する。
給紙ローラ8に送られたシートは、このローラに対向配置されている分離手段22(ローラ、ベルト、パッドなど)で1枚に分離され下流側のレジストローラ9に給送される。このトレイ上からのシートの繰り出しと分離給送を繰り返すと、ピックアップローラ23は積載されたシートの漸減に倣って最後の一枚までシートを給紙ローラ8に給送する。この状態を図10(b)に示す。
次に紙載面上に「カード」を積載する場合を説明する。図5の状態で紙載面上にカードを積載する。このときカードは第2エリアに収納される(前述した通りカードは最小サイズシートより狭小幅に形成されているため)。
そこでオペレータが左右一対のサイド規制板16をカード側縁と係合する位置に移動すると、カードは図11の状態にセットされる。サイド規制板16には連結部材29zが一体形成されており、また伝動ラック29が連結部材29zと係合しているので、一体様に移動する。このため、サイド規制板16を移動すると伝動ラック29は図8の状態にカム部材26と係合してカム面の変位量が大きい角度に回転する。するとこのカム面に係合する伝動レバー28は先端トレイ14を軸支ピン18を中心に所定角度揺動させて紙載面14aを第2姿勢にシフトする。これと共に昇降レバー27は図11の状態に先端規制部材27cのストッパ部27xが昇降ブラケット24の一部と衝合する。この状態を図11に示す。
そこで図示しない制御手段は、給紙モータを給紙方向に回転し、給紙ローラ8とピックアップローラ23を図示時計方向に回転する。このモータの回転で昇降ブラケット24は待機位置からトレイ上の最上カードと係合する作動位置に降下し、これと同時に昇降レバー27は先端規制部材27cのストッパ部27xが昇降ブラケット24の一部と衝合する。つまり昇降ブラケット24と先端規制部材27cとは、衝合部が突き当たることによってお互いの間隔が規制され、カードを分離するギャップGが形成される。
紙載面上のシートがピックアップローラ23で給紙ローラ8方向に送られると、カード先端は先端規制部材27cに形成されているギャップGで1枚の通過が許容され、最上カードのみが給紙ローラ8に送られる。
給紙ローラ8に送られたカードは、このローラに対向配置されている分離手段22との間を通過して下流側のレジストローラ9に給送される。このトレイ上からのカードの繰り出しと分離給送を繰り返すと、紙載面はリフト手段30(付勢スプリング)の作用で順次上方に迫り上げられ最後の1枚までカードを給紙ローラ8に給送する。この状態を図12に示す。
[分離給送機構の第2実施形態]
次に図13、図14、図15に示す分離給送機構の第2実施形態を説明する。前述の実施形態では給紙トレイ5を第1姿勢と第2姿勢とに積載方向上下に異なる高さにシフトする形態を説明した。本発明はこのようにトレイを上下異なる角度姿勢にシフトすることに限らず、例えば互いに分離した第1トレイと第2のトレイを上下に配置し、一方の第2トレイのみを上下動させることも可能である。以下その構成について説明する。
図13に示すように給紙トレイ5を、1つのトレイ若しくは先端トレイ14と後端トレイ15で構成し、この先端トレイ14にサイド規制板40(第3のトレイ)を給紙直交方向に移動可能に装着する。このサイド規制板40の装着方法は前述した第1実施形態と同一構造を採用すれば良い。サイド規制板40は右サイド規制板40aと左サイド規制板40bの一対で構成され、その少なくとも一方にカードを支持するサイド紙載面41を設ける。図示のものは左右それぞれに紙載面41a、41bを備えている。そしてこのサイド規制板40がシートセンタを基準に第2エリアにあるときには高い位置姿勢に、第1エリアのときには低い姿勢に上下動させる。
図13に従ってその構造を説明するが前述の第1実施形態と同一の構成には同一符号を付して説明を省略する。先端トレイ14は後端トレイ15に固定して一体化した1つのトレイとしてあり、両トレイの紙載面14a、15aでシート全体を支持する。この先端トレイ14(後端トレイであってもよい)には、給紙方向と直交する方向にシート側縁を規制するサイド規制板40(サイド規制部材)が左右一対配置してある。この左右一対のサイド規制板40には、シート側縁を規制する基準面40yと、シートを載置支持するサイド載置面41が少なくとも一方に配置されている。図示のものは左右のサイド規制板40それぞれにサイド紙載面41a、41b(サイド支持面;以下同様)が配置してある(図15参照)。
図13はサイド紙載面41上にカードをセットする場合を、図14は紙載面14a上にシートをセットする場合をそれぞれ示している。図13に示すように先端トレイ14には、右サイド規制板40aのラック42と左サイド規制板40bのラック43がそれぞれトレイ背面に一体形成されているガイドレール44a、44bにスライド可能に取付けられている。そして各ラック42,43には嵌合孔45a、45bが形成され、この嵌合孔にサイド規制板40に植設した嵌合ピン46a、46bが上下動可能に嵌合されている。
上記左右のラック42、43はピニオン47に噛合され、同一量ずつ反対方向に連動して移動するようになっている。その構成は前述のものと同様であり、一方のラックに一体に形成されている連結部材(垂下部材)29zが伝動ラック29に係合している。伝動ラック29には偏心カムからなるカム部材26が係合し、カム部材26には、圧縮スプリングからなる伝動レバー28が連結されている。そして昇降レバー27が装置フレーム15に支軸で揺動可能に配置され、この昇降レバーの先端には先端規制部材27cが一体に形成されている。これらのラックピニオン構造及びカム部材26と伝動レバー28並びに昇降レバーの構成は前述の第1実施形態を同一である。
図示の実施形態では図13に示すように、昇降レバー27に取付けられた付勢スプリングから成るシフト手段25が、給紙トレイ14に形成されている開口48からサイド紙載面41を直接上方に押圧するように構成されている。
従ってサイド規制板40を幅寄せ移動して偏心カムを変位量が大きい角度に回転したとき、このカム面と係合する伝動レバー28は昇降レバー27を図13に示す先端トレイ14の紙載面14aから退避した下降位置から紙載面上方に突出した作動状態に変化させる。
これと共にリフト手段30は、その付勢スプリングのバネ力でサイド紙載面41a、41bを図示状態に上昇させる。この状態でピックアップローラ23を第1実施形態と同様に下降させると昇降ブラケット24と先端規制部材27cとの間にカード1枚の通過を許容するギャップGが形成される。そしてカードは1枚ずつ給紙ローラ8に送られカードの漸減に従って付勢スプリングの作用でサイド紙載面41上のカードは繰り上げられる。
図14はシートをサイド紙載面41a、41bにセットする場合を示し、このときサイド紙載面41aは先端トレイ14の紙載面14aと同一平面を形成するように一体化され、その上にシートがセットされる。そしてその作用は前述の第1実施形態と同一であるのでその説明を省く。
図15は、サイド紙載面41a、41bの平面構成を示す。左右一対のサイド規制板40a、40bにはシート類の側縁を規制する基準面40yとシートを載置支持するサイド載置面41a、41bが設けられている。左右のサイド紙載面41a、41bは同一形状に構成しても良いが、その部材にはピックアップローラ23と係合する面が左右に別れるためシートスキューなどの給紙ミスを招くことがある。そこでの左右紙載面の一方がピックアップローラと係合するように一方を広い面積に形成してある。
なお、本発明にあってトレイシフト手段は、サイド規制板40に連動してトレイ姿勢を第1、第2姿勢に切換える構成に限らず、給紙トレイ14を第1、第2姿勢に変更する切換え手段を配置するなどサイド規制板40以外の操作部材と連動させる構成を採用しても良い。
また、トレイシフト手段として駆動モータなどのアクチュエータを設け、シートとカードのいずれを給送するのか指示信号を取得してアクチュエータで自動的に先端トレイ14を第1姿勢又は第2姿勢にシフトすることも可能である。
本発明にあって捌き手段31とは、先端トレイ14から給紙ローラ8に所定角度で傾斜した傾斜面を有する構成であれば足り、傾斜面を高摩擦部材で構成する必然性はない。
本発明は、トレイ上に積載収納したシート、カードなどのシート類を1枚ずつ分離して下流側の処理位置に給送するシート類分離装置に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
C フィーダ装置
5 給紙トレイ(紙載トレイ)
6 排紙スタッカ
8 給紙ローラ(給紙搬送手段)
9 レジストローラ
14 先端トレイ
14a 先端紙載面
15 後端トレイ
15a 後端紙載面
16 サイド規制手段
16a サイド規制部材(右サイド規制板)
16b サイド規制部材(左サイド規制板)
16x 側縁紙載面
17 スリット溝(17a,17b)
18 軸支ピン
19g ガイドレール
19r 右側ラック
20g ガイドレール
20r 左側ラック
21 ピニオン
22 分離手段
23 ピックアップローラ
24 昇降ブラケット
25 トレイシフト手段
26 カム部材(運動変換手段)
26a カム面
26x 回転軸
26y 受動歯車(扇形歯車)
27 昇降レバー
27a 基端部
27b 先端部
27c 先端規制部材
28 伝動レバー
29 カム駆動歯車(伝動ラック)
30 リフト手段
31 捌き部材(捌き手段)
32 ゲートストッパ
32a 先端部
32x 軸支ピン
32y 規制面
33 係止レバー

Claims (9)

  1. 紙載トレイの給紙直交方向に異なるセット位置からシートとカードを第1、第2の分離機構で分離して下流側に給送する装置であって、
    シート類を積載する紙載トレイと、
    前記紙載トレイに配置された少なくとも1つのサイド規制部材と、
    前記サイド規制部材を、給紙直交方向に異なる第1エリアと第2エリアに位置移動可能に支持するサイドシフト手段と、
    前記紙載トレイに積載されたシート類を繰り出すピックアップ部材と、
    前記ピックアップ部材を前記紙載トレイの積載方向に昇降するピックアップ昇降手段と
    前記紙載トレイの下流側に配置され前記ピックアップ部材で送られたシート類を下流側の処理位置に向けて給送する給紙ローラと、
    前記ピックアップ部材と前記給紙ローラと前記トレイシフト手段を制御する制御手段と、
    から構成され、
    前記サイドシフト手段で前記サイド規制部材が第1エリアに設定されると、
    前記第1の分離機構が、
    前記ピックアップ部材を給紙方向に回転するのと同時に前記紙載トレイのシート漸減に追従するように降下させて最上シートを繰り出す前記制御手段の動作と、
    前記紙載トレイ先端と前記給紙ローラとの間に配置され、前記ピックアップ部材で繰り出されたシートを先端を迫り上がる方向に案内する傾斜面を有する捌き手段と
    前記給紙ローラに送られたシートを給紙ローラと圧接して重送を阻止する分離部材と、
    で構成され、
    前記サイドシフト手段で前記サイド規制部材が第2エリアに設定されると、
    前記第2の分離機構が、
    前記ピックアップ部材を所定の高さ位置で最上カードと係合して回転させる前記制御手段の動作と、
    前記紙載トレイ上に積載されたカードを漸減に応じて繰り上げるリフト手段と、
    前記ピックアップ部材で繰り出された最上カードのみ通過を許容するカード先端規制部材と、
    で構成され、
    前記カード先端規制部材は、
    前記サイド規制部材に連動して第1エリアのときにはトレイ外部に、第2エリアのときには紙載トレイ上に、
    位置することを特徴とするシート類分離装置。
  2. 前記紙載トレイには、上流側から異なるサイズのシート類がセンター基準で搬入され、
    前記サイド規制部材は、センター基準で左右一対が連動して移動可能に構成され、
    本発明前記第1エリアは給紙方向中央部に、前記第2エリアはその外側に範囲設定されていることを特徴とする請求項1に記載のシート類分離装置。
  3. 前記第1の分離機構において、
    前記ピックアップ部材は、前記紙載トレイ上のシートの漸減に追従して最上シートと係合するロール部材で構成され、
    前記捌き手段は、前記紙載トレイから送られたシート先端を迫り上げる方向に傾斜した板状摩擦部材で構成され、
    この摩擦部材の表面は、シート相互間の摩擦係数より大きい摩擦係数に設定されて、
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート類分離装置。
  4. 前記第2の分離機構において、
    前記リフト手段は、前記サイドシフト手段に連動して非作動位置からカードを載置した紙載トレイを押圧する作動位置に位置移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート類分離装置。
  5. 前記紙載トレイは、
    装置フレームに揺動可能に取り付けられていると共に、
    前記サイドシフト手段に連動して高さ位置の異なる第1姿勢と第2姿勢に変位し、
    前記サイド規制部材が第1エリアのとき第1姿勢に、第2エリアのとき第2姿勢に、
    設定され、
    前記紙載トレイの第1姿勢は、漸減に応じてシートが迫り上がる傾斜方向から給送し 、前記第2姿勢は、漸減に応じてカードを繰り上げて予め設定された直線方向から給送することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシート類分離装置。
  6. 前記紙載トレイは
    前記サイド規制部材は、前記処理トレイ上に左右一対形成されていると共に、
    予め設定されたサイズのカードを載置可能なカード紙載面と、
    カード両側面を位置規制する側縁規制面と、
    を有し、
    前記カード紙載面は、前記紙載トレイのトレイ面と略同一平面に位置する第1姿勢と、トレイ面の上方に位置する第2姿勢との間で位置移動可能に構成され、
    このカード紙載面は前記サイド規制部材に連動して第1姿勢と第2姿勢との間で上下動することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のシート類分離装置。
  7. 請求項6に記載のシート類分離装置であって、
    前記カード紙載面は第2姿勢のとき、
    前記シフト手段は、前記紙載トレイに形成されている開口部からカード紙載面を前記ピックアップ部材側に押圧する位置に移動することを特徴とするシート類分離装置。
  8. シート類を積載収納する紙載トレイと、
    前記紙載トレイに収納されたシート類を1枚ずつ分離するシート分離ユニットと、
    前記シート分離ユニットから送られたシート類を読取プラテンに給送する搬送経路と、
    前記搬送経路に配置された搬送手段と、
    から構成され、
    前記シート分離ユニットは請求項1から7のいずれか1項に記載のシート類分離装置であることを特徴とするフィーダ装置。
  9. 読取プラテンと、
    前記読取プラテンに原稿シートを給送するフィーダ装置と、
    前記読取プラテンに送られた原稿シートを画像読取する画像読取手段と、
    とから構成され、
    前記フィーダ装置は請求項8に記載のフィーダ装置であることを特徴とする画像読取装置。
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