JP2014234073A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ寸法を大きくすることなく、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを抑制することのできる重荷重用空気入りタイヤを提供する。【解決手段】重荷重用空気入りタイヤ10において、インナーライナー16の底辺16kの下方側に、複数のコードを平行になるように配列して成るスチールコード補強層17を設けるとともに、タイヤ断面で見た時に、インナーライナー16の底辺16kとリム20のビードシート22とを平行とし、更に、インナーライナー16の底辺16kとスチールコード補強層17のコードの配列方向とが平行になるように、スチールコード補強層17を配置した構成として、リム20とビードベースとの間に発生する接線力を高めることができるようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、重荷重用空気入りタイヤに関するもので、特に、ビードベースとリムとの間の滑りを効果的に抑制することのできる重荷重用空気入りタイヤに関する。
図3は、建設用車両などに用いられる従来の重荷重用空気入りタイヤを示す図で、従来の重荷重用空気入りタイヤ50は、ビードコア51の周りにタイヤ表面側からタイヤ内面側へ折り返されるカーカスプライ52の外側に設けられたスチールコード補強層53と、スチールコード補強層53の外側に設けられたゴムチェーファー54を備えている。なお、同図において、符号20は重荷重用空気入りタイヤ50が装着されるリム、符号21はリムフランジ、符号22はビードシートである(例えば、特許文献1参照)。
重荷重用空気入りタイヤ50では、重荷重の使用条件下において、車両から発生するタイヤを回転させる力(トルク)に対し、リム20とビードベース55との間に発生する接線力が足りず、ビードベース55とリム20との間に滑りが発生していた。ビードベース55とリム20との間の滑りが大きくなると、図4に示すように、剪断変形により、重荷重用空気入りタイヤ50のサイド部表面にクラックが発生する場合があった。
そこで、図5に示すような、ビードコア51の内径を小さくすることで接線力を高めるようにした重荷重用空気入りタイヤ50Aや、図6に示すような、ビードコア51をタイヤ幅方向に大きくして接線力を高めるようにした重荷重用空気入りタイヤ50Bなどが提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。
特開平10−329514号公報 特開平1−285410号公報 特開2008−37367号公報
しかしながら、ビードコア51の内径を小さくした重荷重用空気入りタイヤ50Aでは、ビードコア51の下方(リム20側)に設けられたゴムチェーファー54のゴムにセパレーションが発生する虞があった。
また、ビードコア51をタイヤ幅方向に大きくした重荷重用空気入りタイヤ50Bでは、タイヤ寸法が大きくなってしまうため、コスト高になるといった問題点がある。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、タイヤ寸法を大きくすることなく、リムとビードベースとの間に発生する接線力を高めてタイヤとリムとの間に発生していた滑りを抑制することのできる重荷重用空気入りタイヤを提供することを目的とする。
一般に、タイヤとリムとの間に発生する滑りは、タイヤとリムとの接触面積とタイヤからリムへ作用する圧力を大きくすれば改善される。
本発明者は鋭意検討の結果、インナーライナーの下方側にコード補強層を配置すれば、重荷重の使用条件下においてタイヤからリムへ作用する圧力を大きくできることを見出し本発明に到ったものである。
すなわち、本願発明は、一対のビードコアと、前記ビードコアの周りにタイヤ表面側からタイヤ内面側へ折り返される折り返し部を有するカーカスプライと、前記カーカスプライの外側に配置されたインナーライナーとを備えた重荷重用空気入りタイヤであって、当該タイヤをリムに装着した時の前記インナーライナーのリム側である下方側に、複数のコードを平行になるように配列して成るコード補強層を備えることを特徴とする。
これにより、タイヤからリムへ作用する圧力を大きくして、リムとビードベースとの間に発生する接線力を高めることができるので、タイヤ寸法を大きくすることなく、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを抑制することができる。
また、本願発明は、タイヤ断面で見た時に、前記インナーライナーの前記リム側の辺である底辺と前記リムのビードシートとが平行であることを特徴とする。
これにより、タイヤとリムとの接触面積を大きくできるので、タイヤからリムへ作用する圧力を更に大きくできる。したがって、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを効果的に抑制することができる。
また、本願発明は、タイヤ断面で見た時に、前記インナーライナーの前記リム側の辺である底辺と前記コード補強層のコードの配列方向とが平行であることを特徴とする。
これにより、タイヤとリムとの接触面積を更に増大させることができるとともに、インナーライナーが変形してもコード補強層との間にセパレーションが発生しにくいので、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを安定して抑制できるとともに、耐久性についても向上させることができる。
また、本願発明は、当該タイヤを正規のリムに組付けて規定の内圧を充填した時の前記コード補強層の内径dが、前記リムのリム径Dの100%〜105%の範囲にあることを特徴とする。
これにより、コード補強層の効果を十分に発揮できるので、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを確実に抑制することができる。
また、本願発明は、前記コード補強層のコードの延長方向タイヤ周方向とのなす角度が0°〜90°の範囲にあり、かつ、前記コード補強層のタイヤ幅方向の長さLwが、ビードコアの最大幅wMの100%〜200%の範囲にあることを特徴とする。
これにより、コード補強層の効果を十分に発揮できるので、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを確実に抑制することができる。
また、本願発明は、タイヤ縦断面で見た時の前記ビードコアの高さhが、正規のリムのフランジ高さHの20%〜50%の範囲にあり、前記ビードコアの幅wが前記リムのビードシートの幅Wの20%〜100%の範囲にあることを特徴とする。
このように、ビードコアの大きさを適正化したので、ビードコアを大きくすることなく、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを確実に抑制することができる。
また、本願発明は、前記インナーライナーを構成するゴムを、300%伸長時の弾性率が10MPa〜12MPaの範囲にある厚さが1mm以上のゴムとしたことを特徴とする。
このように、コード補強層をリムのリム径Dの100%〜105%の位置に設けることで、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを確実に抑制できるので、インナーライナーのゴムの耐久性を向上させることができる。
また、本願発明は、前記コード補強層とビードベースとの間には、300%伸長時の弾性率が11MPa〜13MPaの範囲にある厚さが1mm以上のゴムから成るゴムチェーファーが配置されていることを特徴とする。
これにより、ゴムチェーファーのゴムの耐久性が向上する。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本発明の実施の形態に係る重荷重用空気入りタイヤの断面図である。 本実施の形態に係る重荷重用空気入りタイヤのビード部近傍の拡大断面図である。 従来の重荷重用空気入りタイヤのビード部近傍の拡大断面図である(従来タイヤA)。 重荷重の使用条件下におけるタイヤサイド部の変形状態を示す図である。 従来の重荷重用空気入りタイヤのビード部近傍の拡大断面図である(従来タイヤB)。 従来の重荷重用空気入りタイヤのビード部近傍の拡大断面図である(従来タイヤC)。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施の形態に係る重荷重用空気入りタイヤ(以下、タイヤという)10の構成を示す断面図で、同図において、11はビード部、11Cはビードコア、12はカーカスプライ、13a〜13cはベルト層、14はベルト補強層、15はトレッドゴム層、16はインナーライナー、17はスチールコード補強層、18はゴムチェーファーである。
カーカスプライ12は、ビード部11に配置された1対のビードコア11Cにトロイド状をなして跨るように設けられた、当該タイヤ10の骨格を成す部材で、このカーカスプライ12のタイヤ径方向外側に3枚のベルト層13a〜13cが配置される。ベルト層13a,13bは、それぞれ、スチールコードもしくは有機繊維を撚ったコードを、赤道方向に対して20°〜70°の角度で交錯するように配置される。
ベルト補強層14は、例えば、片撚りのナイロンコードをその延長方向がタイヤ周方向に略平行になるようにスパイラル状に巻回したもので、ベルト層13a〜13cのタイヤ径方向外側に配置される。
トレッドゴム層15は、ゴム部材(トレッドゴム)から成り、ベルト補強層14のタイヤ径方向外側に配置される。
図2は、ビード部11近傍の拡大断面図である。
本例では、ビードコア11Cの大きさとしては、タイヤ縦断面で見た時に、ビードコア11Cの高さhを、正規のリム20のリムフランジ21の高さをHの20%〜50%の範囲とし、幅wを、リム20のビードシート22の幅Wの20%〜100%の範囲とした。
これにより、ビードコア11Cを大きくすることなく、タイヤ10からの圧力を、インナーライナー16及びスチールコード補強層17を介して、リム20へ有効に伝達できるので、タイヤ10とリム20間に発生していた滑りを確実に抑制することができる。
インナーライナー16は、カーカスプライ12の外側に設けられる。
本例では、カーカスプライ12のタイヤ外面側と、リム20側である下方側と、タイヤ外面側とにインナーライナー16を配置するとともに、インナーライナー16の下方側に、スチールコード補強層17を配置している。
インナーライナー16は、300%伸長時の弾性率が10MPa〜12MPaの範囲にある厚さが1mm以上のゴム部材で、その端部は、図2の左側であるタイヤ外面側で、ビードコア11Cの最大幅の位置にある。
インナーライナー16のゴムの300%伸長時の弾性率を10MPa〜12MPaの範囲としたのは、重荷重の使用条件下において、ゴムが十分に変形できるとともに、クリープ(塑性変形の増大)を抑制して耐久性を向上させるためである。
また、本例では、インナーライナー16の底辺(リム20側の辺)16kとビードシート22とが平行であるように、インナーライナー16を形成している。
これにより、インナーライナー16をビードシート22に効果的に押し付けることができるので、タイヤ10からリム20へ作用する圧力を大きくできる。したがって、接線力を高めることができ、タイヤ10とリム20との間に発生していた滑りを効果的に抑制することができる。
スチールコード補強層17は、複数のスチールコードを平行になるように配列したもので、図2に示すように、タイヤ断面で見た時に、インナーライナー16の底辺16kとスチールコード補強層17のコードの配列方向とが平行になるように、スチールコード補強層17を配置している。
これにより、インナーライナー16が変形してもスチールコード補強層17との間にセパレーションが発生しにくいので、タイヤ10からリム20へ作用する圧力を大きくできる効果に加えて、タイヤ10の耐久性を向上させることができる。
また、スチールコード補強層17の内径dの大きさとしては、当該タイヤ10を正規のリム20に組付けて規定の内圧を充填した時にリム20のリム径Dの100%〜105%の範囲にあることが好ましい。
内径dをリム径Dよりも小さくすると、インナーライナー16の下側にゴムチェーファー18の厚さが薄くなるので、耐久性の向上の点で好ましくない。また、内径dがリム径Dの105%を超えると、ゴムチェーファー18にクリープが発生する虞があるので、内径dとしては、リム径Dの100%〜105%の範囲とすることが好ましい。
また、スチールコード補強層17のコードの延長方向とタイヤ周方向とのなす角度としては、0°〜90°の範囲にあれば、コードとゴムとのセパレーションが起きにくいので、スチールコード補強層17のコードの延長方向とタイヤ周方向とのなす角度は、タイヤ10の大きさや構造により、適宜決定すればよい。
また、スチールコード補強層17のタイヤ幅方向の長さLwは、ビードコア11Cの最大幅wMの100%〜200%の範囲にあることが好ましい。
すなわち、長さLwがビードコア11Cの最大幅wMよりも小さい場合には、インナーライナー16が変形し易くなって、タイヤ10からリム20へ作用する圧力を十分大きくできないので、接線力を大幅に向上させることは困難である。なお、長さLwがビードコア11Cの最大幅wMの200%を超えても、接線力は長さLwを長くした分だけ向上することはなく、かえってコストが高くなるだけなので、長さLwはビードコア11Cの最大幅wMの100%〜200%の範囲とすることが好ましい。
ゴムチェーファー18は、300%伸長時の弾性率が11MPa〜13MPaの範囲にある厚さが1mm以上のゴム部材で、インナーライナー16のタイヤ外面側と、スチールコード補強層17の外側と、インナーライナー16のタイヤ内面側とに設けられる。
ゴムチェーファー18のゴムの300%伸長時の弾性率を11MPa〜13MPaの範囲としたのは、重荷重の使用条件下において、ゴムが十分に変形できるとともに、クリープを抑制して耐久性を向上させるためである。
このように、本実施の形態では、重荷重用空気入りタイヤ10において、インナーライナー16の底辺16kの下方側に、複数のコードを平行になるように配列して成るスチールコード補強層17を設けるとともに、タイヤ断面で見た時に、インナーライナー16の底辺16kとリム20のビードシート22とが平行とし、更に、インナーライナー16の底辺16kとスチールコード補強層17のコードの配列方向とが平行になるように、スチールコード補強層17を配置することで、リム20とビードベースとの間に発生する接線力を高めることができるようにしたので、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを安定して抑制することができる。
また、インナーライナー16とスチールコード補強層17との間にセパレーションが発生しにくいので、耐久性を向上させることができる。
図1及び図2に示したインナーライナーとスチールコード補強層とを備えたタイヤ(本発明のタイヤ)について室内試験を行い、タイヤ−リム間の滑り量、耐久性、及び、タイヤコストを評価した結果を、以下の表1に示す。
なお、本発明のタイヤのタイヤサイズは26.5R25 VJTz、スチールコード補強層の内径は635mm、ビードコア幅は20mm、ビードコア高さは18mmである。
また、比較のため、図3に示した従来の重荷重用空気入りタイヤ(従来タイヤA)と、図5に示したビードコアの内径を小さくしたタイヤ(従来タイヤB)と、図6に示した、ビードコアをタイヤ幅方向に大きくしたタイヤ(従来タイヤC)とを準備して同様の試験を行い、タイヤ−リム間の滑り量、耐久性、及び、タイヤコストを評価した。
Figure 2014234073
タイヤ−リム間の滑り量については、リムサイズが22.00/3.0のリムに組み付けたタイヤを、直径1.7mのスチール製のドラムに押し付け、内圧500kPa、荷重15.0tonを付加しながら、60km/hで10000km走行させた後、測定した。
また、耐久性については、走行後のタイヤのビードベース割れの有無で判定した。
また、タイヤコストについては、従来タイヤAを100とした指数で示した。
表1から明らかなように、本発明のタイヤは、タイヤ−リム間の滑り量が小さいだけでなく、ビードベース割れもなく、タイヤコストも従来タイヤA〜Cよりも安価であった。
これに対して、ビードコアの内径を小さくした従来タイヤBは、タイヤ−リム間の滑り量は小さくできるが、ビードベース割れが発生した。また、タイヤコストも従来タイヤAとほとんど変わらなかった。
一方、ビードコアをタイヤ幅方向に大きくした従来タイヤCは、タイヤ−リム間の滑り量が小さく、かつ、ビードベース割れもないが、従来タイヤAよりもタイヤコストが高価になってしまった。
これらの評価結果から、本発明のタイヤは、タイヤ寸法を大きくすることなく、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを抑制することができるとともに、耐久性にも優れていることが確認された。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
このように、本発明によれば、タイヤ寸法を大きくすることなく、タイヤとリムとの間に発生していた滑りを抑制することができるので、重荷重車両に装着するのに好適な重荷重用空気入りタイヤを提供することができる。
10 重荷重用空気入りタイヤ、11 ビード部、11C ビードコア、
12 カーカスプライ、13a〜13c ベルト層、14 ベルト補強層、
15 トレッドゴム層、16 インナーライナー、17 スチールコード補強層、
18 ゴムチェーファー、20 リム、21 リムフランジ、22 ビードシート。

Claims (8)

  1. 一対のビードコアと、前記ビードコアの周りにタイヤ表面側からタイヤ内面側へ折り返される折り返し部を有するカーカスプライと、前記カーカスプライの外側に配置されたインナーライナーとを備えた重荷重用空気入りタイヤであって、
    当該タイヤをリムに装着した時の前記インナーライナーのリム側である下方側に、複数のコードを平行になるように配列して成るコード補強層を備えることを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
  2. タイヤ断面で見た時に、前記インナーライナーの前記リム側の辺である底辺と前記リムのビードシートとが平行であることを特徴とする請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. タイヤ断面で見た時に、前記インナーライナーの前記リム側の辺である底辺と前記コード補強層のコードの配列方向とが平行であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  4. 当該タイヤを正規のリムに組付けて規定の内圧を充填した時の前記コード補強層の内径dが、前記リムのリム径Dの100%〜105%の範囲にあることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  5. 前記コード補強層のコードの延長方向とタイヤ周方向とのなす角度が0°〜90°の範囲にあり、かつ、前記コード補強層のタイヤ幅方向の長さLwが、ビードコアの最大幅wMの100%〜200%の範囲にあることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  6. タイヤ縦断面で見た時の前記ビードコアの高さhが、正規のリムのフランジ高さHの20%〜50%の範囲にあり、前記ビードコアの幅wが前記リムのビードシートの幅Wの20%〜100%の範囲にあることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  7. 前記インナーライナーを構成するゴムは、300%伸長時の弾性率が10MPa〜12MPaの範囲にある厚さが1mm以上のゴムであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  8. 前記コード補強層とビードベースとの間には、300%伸長時の弾性率が11MPa〜13MPaの範囲にある厚さが1mm以上のゴムから成るゴムチェーファーが配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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