JP2014234071A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アシストピニオンに設ける電動モータと減速機構とを一体化させ、車両搭載性の向上が可能な電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】ピニオン軸12がCWに回転中であるとき、SET3では内歯23と外歯24との位相が一致しており、コイル17に流れる電流は、吸引状態の電流値から0に戻り、内歯23は、戻し用弾性体25により押圧され外歯24との密着状態から離れ開放される。続くSET2では内歯23の位相は、外歯24の位相に対して、位相差θだけCWにずれており、コイル17に流れる電流は、吸引状態での最大電流値となり、歯面の接触により外歯24にはCWに接触反力が働き、接触反力の方が吸引力より大きくなりアシストトルクが発生する。残りの各SETではコイル17に反発力を発生させる小電流が流れ、内歯23を径方向外側に戻して外歯24との干渉が防止される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダブルピニオンタイプの電動パワーステアリング装置に関し、特に、アシストピニオンの電動モータと減速機構を一体化させ、搭載性の向上を可能にした電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置には、例えば、操舵部材(ステアリングホイール)からの操舵力をラック軸に伝達するピニオン(マニアルピニオン)と、電動モータからの操舵補助力(アシスト力)をラック軸に伝達するピニオン(アシストピニオン)とを有する、いわゆるダブルピニオンタイプの電動パワーステアリング装置がある(例えば、特許文献1参照)。このタイプの電動パワーステアリング装置は、車両レイアウト上、電動モータをステアリングシャフト近傍に配置できない場合に有利となる。
特開2002−154442号公報
ところが、特許文献1に記載されたアシストピニオンにウォームシャフトおよびウォームホイール減速機が設けられ、ウォームシャフトを電動モータで駆動するダブルピニオンタイプの電動パワーステアリング装置においては、電動モータに搭載性の自由度はあるものの、減速機と電動モータとの搭載スペースが大きくなり、また部品点数も増加するので車両レイアウト上不利となる場合がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、アシストピニオンに設ける電動モータと減速機構とを一体化させ、車両搭載性の向上が可能な電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ステアリングホイールに連結されたマニアルピニオンと、前記マニアルピニオンに噛合うラック軸と、前記マニアルピニオンと離間した位置で前記ラック軸に噛合うアシストピニオンと、前記アシストピニオンを減速機構を介して駆動する電動モータと、前記電動モータを収容するハウジングと、を備え、前記電動モータは、前記アシストピニオンのピニオン軸の外周面に周方向に等間隔に複数のマグネットが設けられたロータと、前記ハウジング内に固定されたベースに周方向に等間隔に複数のコイルが設けられたステータと、前記各マグネットの前記ラック軸側に配置され、前記ピニオン軸の外周面に形成された複数の外歯と、前記ベースに径方向に設けられた収納孔に支持され、前記各コイルの前記ラック軸側に配置され、前記ベースの内周面に形成された複数の内歯と、を備え、前記減速機構は、前記内歯と、前記内歯に噛み合う前記外歯とからなることを要旨とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、前記内歯は、通電された前記コイルと、前記マグネットとの間に発生する吸引力または反発力により径方向に移動可能に設けられたことを要旨とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、前記外歯の個数は、前記内歯の個数より少なくとも1個以上多くなるように形成されていることを要旨とする。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載の電動パワーステアリング装置において、前記ピニオン軸の外周に前記内歯を前記ピニオン軸と反対方向に付勢する弾性部材を備えたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、減速機構はピニオン軸外周面に固定された複数個の外歯とハウジング内のベース内周面に設けられた複数個の内歯とからなり、外歯と内歯との回転方向の位相がわずかにずれた所定の位相差を有した位置で外歯と内歯との間の吸引力が最大となる。このとき、外歯には、この歯面の接触により接触反力、すなわちアシストトルクが発生し、このときの接触反力が吸引力より大きいので、発生した回転力によりピニオン軸が回転する。これにより、電動モータによるアシスト力を減速機構を介してピニオン軸に発生させてラック軸に伝達することができる。また、減速機構を電動モータに一体化して小型化が図れるので、電動パワーステアリング装置の搭載スペースを小さくでき、搭載性の自由度が大きくなる。
請求項2に係る発明によれば、各コイルに流す電流を変化させることにより、内歯が吸引力または反発力によって外歯に対して移動可能になっているので、外歯と内歯との位相(回転方向位置)のずれの大きさに応じて、コイルに流す電流を変化させ、外歯に対する内歯の径方向の位置を調整できる。これにより、ピニオン軸に電動モータによるアシスト力を発生させラック軸に伝達することができる。
請求項3に係る発明によれば、外歯の個数は、内歯の個数より少なくとも1個以上多く設定されているので、各コイルへの通電を一周させると、ピニオン軸は外歯と内歯との位相のわずかなずれ分および歯の個数により設定される所定の角度だけ回転する。これにより、ピニオン軸は、外歯と内歯との歯の個数差により減速駆動され、ピニオン軸に電動モータによるアシスト力を発生させラック軸に伝達することができる。
請求項4に係る発明によれば、外歯と内歯との位相が一致した位置にある場合、コイルに流す電流を0として、内歯は、ピニオン軸外周側に設けた弾性部材により径方向にピニオン軸とは反対側に付勢される。これにより、内歯は、ピニオン軸から遠ざかる方向に移動して外歯との吸引力による密着状態から離され、隙間を有した開放状態となる。
本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図。 本発明の実施形態に係る電動モータの縦断面図。 図2をA−A方向から見た減速機構の断面図。 (a)は、図2の磁気回路の詳細を示す構成図、(b)は、図3の弾性部材と内歯との関係を示す図。 図3に対してピニオン軸が外歯と内歯との位相差だけ回転した後の外歯と内歯との関係を示す図。
次に、本発明の実施形態に係る車両に搭載される電動パワーステアリング装置について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1に示すように、電動パワーステアリング装置1は、ステアリングホイール9と、ステアリングシャフト8と、操舵機構3を構成するマニアルピニオン6およびアシストピニオン10と、ラック軸5と、アシストピニオン10に連結される電動モータ4と、を備えて構成されている。操舵機構3は、ラック軸5の両端に連結されたタイロッド3aにより、車輪2を操舵する。ラック軸5は、軸方向に移動可能に車両の左右方向に延在して配設されたギヤハウジング26に支持されており、図1における左側の領域には第1ラック歯5aが形成され、右側の領域には第2ラック歯5bが形成されている。そして、ギヤハウジング26には、減速機構11を一体化して収容した電動モータ4が一体的に取り付けられている。
第1ラック歯5aには、マニアルピニオン6が噛合している。マニアルピニオン6は、トルクセンサ7を介してステアリングシャフト8に連結されてラック軸5と交差する軸線の回りに回転可能に支持されており、ステアリングシャフト8の上端に取り付けられているステアリングホイール9によって回転される。トルクセンサ7は、制御装置13に電気的に接続されており、ステアリングシャフト8に連結された操舵力を検出し、制御装置13に対して操舵力に応じた検出信号を送信可能となっている。
第2ラック歯5bには、アシストピニオン10が噛合している。アシストピニオン10は、ピニオン軸12を介して電動モータ4に連結されている。電動モータ4は、制御装置13に対して電気的に接続されており、図示しない電源装置および電源ケーブルにより、電力供給がおこなわれ、制御装置13からの駆動信号に応じてアシスト力(操舵補助力)を出力可能となっている。
また、ギヤハウジング26には、ラック軸5をマニアルピニオン6およびアシストピニオン10に向けて押圧するサポートヨーク手段(図示せず)が設けられ、このサポートヨーク手段によってラック軸5とマニアルピニオン6およびアシストピニオン10との噛合を適正に維持するようにしている。
上記した構成により、運転者がステアリングホイール9を操作すると、ステアリングシャフト8に連結されたマニアルピニオン6が回転し、ラック軸5を軸方向に移動させるとともに、トルクセンサ7がステアリングシャフト8の操舵力を検出し、制御装置13に検出信号を送信する。制御装置13は、この検出信号に応じて、操舵補助用の電動モータ4を駆動して、アシスト力をラック軸5に伝達することが可能となる。
次に、図2は、本発明の実施形態に係る電動モータ4の縦断面図、図3は、図2をA−A方向から見た減速機構11の断面図、図4(a)は、図2の磁気回路の詳細を示す構成図、(b)は、図3の戻し用弾性体25と内歯23との関係を示す図である。図2に示すように、ピニオン軸12の一端には、ピニオン軸12の位相を検出する回転角センサ14を連結している。ピニオン軸12の他端は、ラック軸5(図1参照)に形成された第2ラック歯5b(図1参照)と噛合している。
電動モータ4は、ステータ15とロータ20とから構成され、減速機構11とともに、金属製(例えば、鉄)のモータハウジング22の内側に収容されるように配置されている。ステータ15は、円筒状に形成され、複数個(本実施形態では、11個)のコイル17がコア(鉄芯)18に巻回されてモータハウジング22の内周面に固定されたベース16に嵌め込んで配置されている。ベース16は、金属材料(例えば、鉄)または樹脂材料により形成されている。
ロータ20は、複数個(本実施形態では、12個)のセグメント磁石のマグネット(永久磁石)21がピニオン軸12の外周面に軸線方向に延設して固定され、ステータ15のベース16の内周面に対向するようにステータ15に対して相対回転可能に配置されている。すなわち、ステータ15の各コイル17に電力を供給することにより、ロータ20がステータ15に対して回転軸(ピニオン軸12)中心に回転するようになっている。
次に、減速機構11の構成について説明する。減速機構11は、モータハウジング22の内部に収容され、内歯23と、内歯23を収納するベース16と、外歯24と、外歯24を固定するピニオン軸12とから構成される。外歯24および内歯23は、金属材料(例えば、鉄)からなり、インボリュート歯形に形成されており、外歯24の個数(本実施形態では、12個)N2は、内歯23の個数(本実施形態では、11個)N1より1個多くなるように形成されている。ここで、外歯個数N2はマグネット21の個数と、内歯個数N1はコイルの個数と等しく配設されている。
内歯23は、各コイル17の軸線方向直下の位置に、回転軸中心から径方向に延出してベース16に設けられた収納孔19に移動可能に収納されている。また、外歯24は、各マグネット21の軸線方向直下の位置に、内歯23と噛み合うようにピニオン軸12の外周面に固定されている。図4(a)に示すように、コイル17、内歯23、外歯24、およびマグネット21によりそれぞれ磁気回路(矢印破線で示す)が形成されている。
次に、減速機構11によるピニオン軸12の減速動作について説明する。図3に示すように、コイル17および内歯23、ならびにマグネット21および外歯24は、それぞれピニオン軸12を中心とした回転方向に等間隔となるように形成されている。回転角センサ14(図2参照)により検出されるピニオン軸12の位相に応じて、各コイル17に流す電流は個別に制御される。その電流により内歯23と近傍の外歯24との間には吸引力または反発力が発生し、吸引力により内歯23が径方向にピニオン軸12側へ、または反発力により径方向にピニオン軸12と反対方向へ移動する。
図3において、ピニオン軸12はCW(時計方向)に回転中である。SET3(外歯と内歯との周方向位置関係を表わす)では内歯23と外歯24との位相が一致している。このとき、コイル17に流れる電流は、吸引状態の電流値から0に戻り、内歯23は、図4(b)に示す弾性部材(例えば、ゴムなど)からなる戻し用弾性体25により押圧されマグネット21により形成された磁気回路による外歯24との密着状態から離れ開放される。続くSET2では内歯23の位相は、外歯24の位相に対して、位相差θ(deg)(=360°/内歯個数N1−360°/外歯個数N2)だけCWにずれている。このとき、コイル17に流れる電流は、吸引状態での最大電流値となり、歯面の接触により外歯24にはCWに接触反力が働き、アシストトルクが発生する。すなわち、歯面の圧力角による接触反力のCW回転力が吸引力の同方向成分より大きくなる。残りの各SETではコイル17に反発力を発生させる小電流が流れ、反発力により内歯23を径方向外側に戻して外歯24との干渉が防止される。
続いて、図5は、図3に対してピニオン軸12が外歯24と内歯23との位相差θだけ回転した後の外歯24と内歯23との関係を示す図である。ピニオン軸12が図3に対して位相差θだけCW回転した状態において、図5に示すSET1’,SET2’,SET3’のそれぞれの内歯23と外歯24との位相関係は、図3におけるSET2,SET3,SET4と同じ位相関係になっている。コイル17に流れる電流も同様に連続的に制御されている。そして、この通電動作パターンが一周にわたって繰り返されたとき、ピニオン軸12は、位相差θ×内歯個数N1(deg)(=360°/外歯個数N2、ただし、外歯個数N2=内歯個数N1+1)だけCW回転しているようになっている。
上述したように、本実施形態の減速機構11は、外歯24と内歯23との個数差(本実施形態では、1個)を設け、各SETにおいては位相差θのわずかな回転角度の間のみ歯面の摺動、接触反力を発生させることにより、個数差に基づいて減速するものである。ここで、減速機構11の回転比1/Rは、1/R=(N2−N1)/N2により算出される。外歯24は内歯23と噛み合っているため、ピニオン軸12が一回転すると外歯24は内歯23との個数差N2−N1だけ、ベース16(ステータ15)に対して進む。つまり、ステータ15側の各コイル17へ通電動作が一回転(一周)すると、ピニオン軸12は、(N2−N1)/N2だけ回転することになる。例えば、N1=11、N2=12に設定した場合、回転比1/Rは、1/12となり大きな減速(減速比R=12)を得ることが可能になる。
次に、上記のように構成された本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置1の作用および効果について説明する。
本実施形態の構成によれば、アシストピニオン10のピニオン軸12に連結された電動モータ4内に一体的に設けられた減速機構11は、ピニオン軸12外周側の外歯24とベース16内周側の内歯23とからなる。外歯24と内歯23との位相がわずかにずれた位相差θの位置で接触した外歯24と内歯23との間の吸引力が最大となり、このとき、歯面の接触により外歯24には接触反力によるCW回転力が発生する。これにより、接触反力がアシストトルクとなり、歯面の圧力角の効果によってこの接触反力による回転力は吸引力より大きいので、ピニオン軸12がCW回転する。ここで、各コイル17に流す電流を変化させることにより、内歯23が吸引力または反発力により外歯24に対して移動可能になっているので、外歯24と内歯23との位相差θに応じて、コイル17に流す電流を変化させ、内歯23の径方向の位置を調整できる。
また、外歯24の個数N2は、内歯23の個数N1より少なくとも1個以上多く設定されている(本実施形態では、個数差1個)ので、各コイル17への通電動作を一周させると、ピニオン軸12(外歯24)側は内歯23との位相差θにより設定される所定の角度(θ×N1)だけ回転する。外歯24と内歯23との位相が一致した位置にある場合、コイル17に流す電流を0として、内歯23は、ピニオン軸12外周面に設けた戻し用弾性体25によりピニオン軸12とは反対方向に付勢される。このとき、内歯23は、ピニオン軸12から遠ざかる方向へ移動して外歯24との吸引力による密着状態から離され、隙間を有した開放状態となる。さらに、残りの外歯24と内歯23との位相では、コイル17に反発力を発生させる小電流が流れ、内歯23を径方向外側に戻して外歯24との干渉が防止される。
これにより、アシストピニオン10に設けた電動モータ4に連結されたピニオン軸12は、噛み合う外歯24と内歯23との個数差により減速駆動され、電動モータ4による駆動力がピニオン軸12に発生して、アシスト力としてラック軸5に伝達することができる。また、減速機構11を電動モータ4に一体化して小型化が図れるので、電動パワーステアリング装置1の搭載スペースを小さくでき、搭載性の自由度が大きくなる。
以上のように、本発明の実施形態によれば、アシストピニオンに設ける電動モータと減速機構とを一体化させ、車両搭載性の向上が可能な電動パワーステアリング装置を提供できる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することも可能である。
上記実施形態では、内歯23は、ピニオン軸12に対して径方向に移動可能に形成されていたが、これに限らず、ピニオン軸12の軸線方向に移動可能なように外歯24と内歯23とが噛み合うように構成されていてもよい。
上記実施形態では、外歯24および内歯23は、それぞれ一つの部材から形成された一体構造としたが、これに限らず、金属製(例えば、鉄)の歯部分と磁性材料(例えば、軟鉄)部分とからなる二重構造としてもよい。また、外歯24は、個別の部材で構成するようにしたが、各歯が一体的に形成された歯車がピニオン軸12の外周面に固定されるようにしてもよい。
上記実施形態では、外歯24と内歯23との位相が一致する場合、戻し用弾性体25を用いて内歯23を付勢して押圧し、内歯23を外歯24から分離するようにしたが、これに限らず、接触後の歯面を電流により分離可能であれば戻し用弾性体25を設けなくてもよい。
上記実施形態では、外歯24の個数N2が内歯23の個数N1より1個多い場合について説明したが、これに限らず、減速比Rに応じて設定が可能である。
上記実施形態では、電動モータ4を回転制御する制御装置13は別体としたが、これに限らず、車両のレイアウトに合わせて制御装置13を電動モータ4と一体化した構成としてもよい。
上記実施形態では、減速機構11を一体的に設けた電動モータ4をダブルピニオンタイプの電動パワーステアリング装置1に適用する例を説明したが、これに限らず、例えば、ウォームシャフトおよびウォームホイール減速機を電動モータで駆動する他の装置に適用することも可能である。
1:電動パワーステアリング装置、2:車輪、3:操舵機構、3a:タイロッド、
4:電動モータ、5:ラック軸、5a:第1ラック歯、5b:第2ラック歯、
6:マニアルピニオン、7:トルクセンサ、8:ステアリングシャフト、
9:ステアリングホイール、10:アシストピニオン、11:減速機構、
12:アシスト側ピニオン軸、13:制御装置、14:回転角センサ、15:ステータ、16:ベース、17:コイル、18:コア、19:収納孔、20:ロータ、
21:マグネット、22:モータハウジング、23:内歯、24:外歯、
25:戻し用弾性体(弾性部材)、26:ギヤハウジング、
N1:内歯個数、N2:外歯個数、θ:外歯と内歯との位相差、R:減速比

Claims (4)

  1. ステアリングホイールに連結されたマニアルピニオンと、
    前記マニアルピニオンに噛合うラック軸と、
    前記マニアルピニオンと離間した位置で前記ラック軸に噛合うアシストピニオンと、
    前記アシストピニオンを減速機構を介して駆動する電動モータと、
    前記電動モータを収容するハウジングと、を備え、
    前記電動モータは、
    前記アシストピニオンのピニオン軸の外周面に周方向に等間隔に複数のマグネットが設けられたロータと、
    前記ハウジング内に固定されたベースに周方向に等間隔に複数のコイルが設けられたステータと、
    前記各マグネットの前記ラック軸側に配置され、前記ピニオン軸の外周面に形成された複数の外歯と、
    前記ベースに径方向に設けられた収納孔に支持され、前記各コイルの前記ラック軸側に配置され、前記ベースの内周面に形成された複数の内歯と、を備え、
    前記減速機構は、前記内歯と、前記内歯に噛み合う前記外歯とからなることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記内歯は、通電された前記コイルと、前記マグネットとの間に発生する吸引力または反発力により径方向に移動可能に設けられたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記外歯の個数は、前記内歯の個数より少なくとも1個以上多くなるように形成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記ピニオン軸の外周に前記内歯を前記ピニオン軸と反対方向に付勢する弾性部材を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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