JP2014232926A - 撮像装置の駆動方法、撮像装置、撮像システム - Google Patents

撮像装置の駆動方法、撮像装置、撮像システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014232926A
JP2014232926A JP2013111840A JP2013111840A JP2014232926A JP 2014232926 A JP2014232926 A JP 2014232926A JP 2013111840 A JP2013111840 A JP 2013111840A JP 2013111840 A JP2013111840 A JP 2013111840A JP 2014232926 A JP2014232926 A JP 2014232926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
potential
pixel
unit
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013111840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6238573B2 (ja
Inventor
智也 大西
Tomoya Onishi
智也 大西
小林 大祐
Daisuke Kobayashi
大祐 小林
武 大屋
Takeshi Oya
武 大屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013111840A priority Critical patent/JP6238573B2/ja
Priority to US14/286,871 priority patent/US9549137B2/en
Publication of JP2014232926A publication Critical patent/JP2014232926A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6238573B2 publication Critical patent/JP6238573B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/745Circuitry for generating timing or clock signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/77Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components
    • H04N25/772Pixel circuitry, e.g. memories, A/D converters, pixel amplifiers, shared circuits or shared components comprising A/D, V/T, V/F, I/T or I/F converters

Abstract

【課題】画素をリセットする際に生じるリセット電位の変動を低減することができる撮像装置の駆動方法、撮像装置、撮像システムを提供する。
【解決手段】第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素とを少なくとも含み、光電変換部9とAD変換部200を各々の画素が有し、光電変換部の電位と、AD変換部の入力の電位との少なくとも1つをリセットするリセット期間の開始を、前記第1の画素と前記第2の画素とで互いに異ならせるとともに、光電変換部の信号をAD変換部に入力するタイミングを、前記第1の画素と前記第2の画素とで同時とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、入射する電磁波に基づく信号を生成する変換部と、変換部が生成した信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部とを画素が有する撮像装置、撮像システムに関する。
特許文献1のように、入射する電磁波に基づく信号を生成する変換部と、変換部が生成した信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換部(以下、AD変換部と表記する)とを含む画素を有する撮像装置が知られている。
特開2006−203736号公報
特許文献1に記載の撮像装置において、変換部が入射光に基づく信号を生成する前に、変換部の電位をリセットする。変換部の信号をリセットする時に、電源電圧VDDを供給する電源線に変換部から電流が流れる。また、AD変換を行う前に、変換部の信号が与えられるAD変換部の入力ノードの電位をリセットする。このAD変換部の入力ノードのリセット時にも、電源電圧VDDを供給する電源線にAD変換部の入力ノードから電流が流れる。この電源電圧VDDを供給する電源線に電流が流れることによって電圧降下が生じ、電源電圧VDDの電位が変動してしまう。この電源電圧VDDの電位の変動は、複数の画素で同時にリセット動作を行った場合に、特に顕著である。電源電圧VDDの電位の変動により、変換部のリセット電位あるいはAD変換部の入力ノードのリセット電位が変動する。変換部のリセット電位が変動することにより、変換部が入射光に基づいて生成する信号の精度の低下が生じる。また、AD変換部の入力ノードのリセット電位が変動することにより、AD変換精度の低下が生じる。また、AD変換部がランプ信号と変換部が出力する信号とを比較する比較部を有する場合、比較部のランプ信号が与えられるノードのリセット時に、ランプ信号が与えられるノードから電源電圧VDDを供給する電源線に電流が流れる。これによって、電源電圧VDDを供給する電源線に電圧降下が生じ、電源電圧VDDの電位が変動する。この電源電圧VDDの電位が変動すると、ランプ信号が与えられるノードのリセット電位が変動するため、AD変換精度の低下が生じる。
特許文献1に記載の撮像装置では、画素のリセット動作によって生じるリセット電位の変動を低減する検討がなされていなかった。
本発明は上記の課題を鑑みて為されたものであり、一の態様は、入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、参照信号が入力される参照信号入力部と、前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部とを各々が有する複数の画素を有する撮像装置の駆動方法であって、前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素とを少なくとも含み、前記変換部の電位と、前記入力部の電位と、前記参照信号入力部の電位との少なくとも1つをリセットするリセット期間の開始を、前記第1の画素と前記第2の画素とで互いに異ならせるとともに、前記電気信号を前記変換部から前記入力部に入力するタイミングを、前記第1の画素と前記第2の画素とで同時とすることを特徴とする撮像装置の駆動方法である。
また、別の態様は、入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、参照信号が入力される参照信号入力部と、前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部とを各々が有する複数の画素を有するとともに、前記複数の画素に共通のリセット電位を供給する電位供給部を有する撮像装置の駆動方法であって、前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別であり、前記第1の画素よりも前記電位供給部からの前記リセット電位が供給される電気的経路が長い第2の画素とを少なくとも含み、前記変換部の電位と、前記入力部の電位と、前記参照信号入力部の電位との少なくとも1つをリセットするリセット期間を、前記第2の画素の方が、前記第1の画素よりも早く開始することを特徴とする撮像装置の駆動方法である。
また、別の態様は、入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、参照信号が入力される参照信号入力部と、前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、を各々が有する複数の画素を有するとともに、前記複数の画素に共通のリセット電位を供給する電位供給部を有する撮像装置の駆動方法であって、前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別であり、前記第1の画素よりも前記電位供給部からの前記リセット電位が供給される電気的経路の抵抗が大きい第2の画素とを少なくとも含み、前記変換部の電位と、前記入力部の電位と、前記参照信号入力部の電位との少なくとも1つをリセットするリセット期間を、前記第2の画素の方が、前記第1の画素よりも早く開始することを特徴とする撮像装置の駆動方法である。
また、別の態様は、入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、参照信号が入力される参照信号入力部と、前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部とを各々が有する複数の画素を有する撮像装置であって、前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素とを少なくとも含み、前記撮像装置はさらに、前記変換部の電位と、前記入力部の電位と、前記参照信号入力部の電位との少なくとも1つをリセットするリセット期間の開始を、前記第1の画素と前記第2の画素とで互いに異ならせるとともに、前記電気信号を前記変換部から前記入力部に入力するタイミングを、前記第1の画素と前記第2の画素とで同時とする制御部を有することを特徴とする撮像装置である。
また、別の態様は、入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、参照信号が入力される参照信号入力部と、前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部とを各々が有する複数の画素を有するとともに、前記複数の画素に共通のリセット電位を供給する電位供給部を有する撮像装置であって、前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別であり、前記第1の画素よりも前記電位供給部からの前記リセット電位が供給される電気的経路が長い第2の画素とを少なくとも含み、前記変換部と、前記入力部と、前記参照信号入力部と、の少なくとも1つに前記リセット電位を供給するリセット期間を、前記第1の画素よりも早く前記第2の画素に開始させる信号供給部を有することを特徴とする撮像装置である。
また、別の態様は、入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、前記電気信号が入力される入力部と、前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、参照信号が入力される参照信号入力部と、前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、を各々が有する複数の画素を有し、前記複数の画素に共通のリセット電位を供給する電位供給部と、
を有する撮像装置であって、前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別であり、前記第1の画素よりも前記電位供給部からの前記リセット電位が供給される電気的経路の抵抗が大きい第2の画素とを少なくとも含み、前記撮像装置はさらに、前記変換部と、前記入力部と、前記参照信号入力部と、の少なくとも1つに前記リセット電位を供給するリセット期間を、前記第1の画素よりも早く前記第2の画素に開始させる信号供給部を有することを特徴とする撮像装置である。
本発明により、画素をリセットする際に生じるリセット電位の変動を低減することができる。
撮像装置の構成の一例を示した模式図と、信号供給部と画素の構成の一例を示した模式図 カウンタの構成の一例を示した模式図と、撮像装置の動作の一例を示したタイミング図 画素のリセット動作の一例を示したタイミング図と、撮像装置の構成の一例を示した模式図と、電源線の寄生容量および寄生抵抗を示した模式図 画素のリセット動作に関わる電源線の電位と電流を示した図 撮像装置の構成の一例を示した断面図 信号供給部と画素の一例を示した模式図 信号供給部と画素の一例を示した模式図 信号供給部と画素の一例を示した模式図 撮像装置の動作の一例を示したタイミング図 撮像システムの一例を示した模式図
(実施例1)
図面を参照しながら、本実施例の撮像装置を説明する。
図1(a)は、本実施例の撮像装置の一例を示したブロック図である。画素アレイ1000には、行列状に配された複数の画素100が設けられている。ブロック1およびブロック2に含まれる画素100については、信号供給部3から見て1行目において、垂直走査回路2から見て1列目から4列目まで順に100−1〜100−4と枝番を付して符号を付している。以下、本明細書では、画素100について単にM行目(Mは1以上の整数)と記す時は、信号供給部3から見て数えたものとして扱う。また、画素100について単にN列目(Nは1以上の整数)と記す時は、垂直走査回路2から見て数えたものとして扱う。ブロック1に含まれる2行目の画素100は、1行目の画素100と同様に、1列目から順に4列目まで画素100−5〜100−8と符号を付している。垂直走査回路2は画素100を行ごとに選択する。信号供給部3は、画素100にクロック信号CLK、ランプ信号RAMP、信号PRES、信号RRESを供給する。
画素100が出力するデジタル信号は、水平走査回路4に与えられる。水平走査回路4は、各列の画素100が出力するデジタル信号を順次、外部出力部5に出力する。
画素100−1,100−2,100−5,100−6はブロック1に属している。信号供給部3は、ブロック1に属する画素100のそれぞれに共通の信号PRES_1を出力する。また、信号供給部3は、ブロック1に属する画素100のそれぞれに共通の信号RRES_1を出力する。画素100−3,100−4,100−7,100−8はブロック2に属している。信号供給部3は、ブロック2に属する画素100のそれぞれに共通の信号PRES_2を出力する。また、信号供給部3は、ブロック2に属する画素100のそれぞれに共通の信号RRES_2を出力する。
本実施例のブロック1、ブロック2はそれぞれ、特許請求の範囲で述べた第1のブロック、第2のブロックに対応する。また、ブロック1の画素100−1、100−2は信号供給部3と互いに異なる信号線で電気的に接続されているが、本実施例では信号供給部3は、画素100−1、100−2に対し、共通の信号PRES_1およびRRES_1を供給する。
図1(b)は本実施例の画素100の一例を示した模式図である。アナログ信号出力部6は、光電変換部9、トランジスタ10、トランジスタ11を含む。トランジスタ10の制御ノードには、垂直走査回路2から信号PTXが与えられる。垂直走査回路2が信号PTXをHighレベル(以下、HighレベルをHレベルと表記する。同様に、LowレベルをLレベルと表記する)とすると、トランジスタ10は、光電変換部9が生成した電気信号をトランジスタ12の入力ノードに転送する。トランジスタ12の入力ノードは、特許請求の範囲で示した、AD変換部の入力部である。信号供給部3が信号PRESをHレベルとすると、トランジスタ12の入力ノードの電位が電源電圧VDDに基づいてリセットされる。
AD変換部200は比較部7、メモリ部8を含む。比較部7は、トランジスタ12、トランジスタ13、トランジスタ14を有する。トランジスタ13の制御ノードには、信号供給部3から信号RRESが与えられる。信号供給部3が信号RRESをHレベルとすると、トランジスタ13が導通状態となり、トランジスタ15の入力ノードと、容量素子16の一方のノードとのそれぞれの電位が電源電圧VDDに基づいてリセットされる。トランジスタ14の一方の主ノードにはランプ信号RAMPが信号供給部3から与えられる。また、トランジスタ14の制御ノードには、信号供給部3から信号RAMP_STが与えられる。信号供給部3が信号RAMP_STをHレベルとすると、ランプ信号RAMPがトランジスタ15の入力ノードに与えられる。特許請求の範囲で示した参照信号は、本実施例ではランプ信号RAMPである。また、特許請求の範囲で示した参照信号入力部は、本実施例ではトランジスタ15の入力ノードである。
電源電圧VDDを供給する電源線は、トランジスタ11、13、17,18,19,20に共通して接続されている。また、電源電圧VSSはトランジスタ21,22,23に共通して接続されている。電源電圧VDD,VSSを供給するそれぞれの電源線は、複数のブロックの画素100に対して共通して接続されている。
メモリ部8は、カウンタ24を含む。信号供給部3はカウンタ24にクロック信号CLKを供給する。また、信号供給部3はカウンタ24に信号STを供給する。信号供給部3が信号STをHレベルとすると、カウンタ24はクロック信号CLKの計数を開始する。カウンタ24がクロック信号CLKを計数した信号をカウント信号CNTと表記する。さらにカウンタ24は、比較部7が出力する比較結果信号CMPの信号値が変化した時のカウント信号を保持する。
図2(a)は、カウンタ24の構成を示した図である。このカウンタ24はT型フリップフロップ回路を複数有する。それぞれのフリップフロップ回路のリセット端子には、信号供給部3から信号STが供給される。信号STがLレベルの時、各フリップフロップ回路がリセットされる。スイッチ25は、比較結果信号CMPの信号値がLレベルの時に導通状態となり、クロック信号CLKがフリップフロップ回路に入力される。また、スイッチ25は、比較結果信号CMPの信号値がHレベルの時に非導通状態となり、フリップフロップ回路にクロック信号CLKが入力されなくなる。各フリップフロップ回路はADスタート信号STがHレベルの時に、スイッチ25が導通状態から非導通状態となったタイミングの信号値をそれぞれ保持する。つまり、カウンタ24は、比較部7が出力する比較結果信号CMPの信号値が変化した時のカウント信号を保持する。
次に、図2(b)を参照しながら図1(a)に示した撮像装置のうち、ブロック1、ブロック2に属する画素100の動作について述べる。
時刻t1_1に、信号供給部3はブロック1の画素100に出力する信号PRES_1をHレベルとして、トランジスタ12の入力ノードの電位をリセットする。また、信号供給部3は、信号PRES_1をHレベルにするのと同時に信号RRES_1をHレベルとして、容量素子16の電位の初期化を行う。その後、信号供給部3は、信号PRES_1と信号RRES_1をそれぞれLレベルとする。時刻t1_1は、ブロック1に属する画素100のリセット期間の開始時刻である。
時刻t1_2に、信号供給部3はブロック2の画素100に出力する信号PRES_2をHレベルとして、トランジスタ12の入力ノードの電位をリセットする。また、信号供給部3は、信号PRES_2をHレベルにするのと同時に信号RRES_2をHレベルとして、容量素子16の電位の初期化を行う。その後、信号供給部3は、信号PRES_2と信号RRES_2をそれぞれLレベルとする。時刻t1_2は、ブロック2に属する画素100のリセット期間の開始時刻である。
時刻t2に、垂直走査回路2は、ブロック1、ブロック2の画素100に出力する信号PTXをHレベルとした後、Lレベルとする。これにより、複数の画素100の各々で同時に、光電変換部9で生成した電気信号がトランジスタ12の制御ノードに転送される。
時刻t3に、信号供給部3はブロック1、ブロック2の画素100に出力する信号RAMP_STをHレベルとすることにより、ブロック1の画素100に供給するランプ信号RAMPの時間に依存した電位の変化を開始する。また時刻t3に、信号供給部3はブロック1、ブロック2の画素100に出力する信号STをHレベルとする。
例えば時刻t4に、トランジスタ12の入力ノードの電位と、トランジスタ15の入力ノードの電位の大小関係が逆転したとする。すると、比較部7が出力する比較結果信号CMP1の信号値がLレベルからHレベルに変化する。メモリ部8は時刻t4におけるカウント信号CNTを保持する。ブロック1、ブロック2に属する各々の画素100は、比較結果信号CMPの信号値がLレベルからHレベルに変化した時のカウント信号の信号値を保持する。
ここで時刻t5に、信号供給部3は、ブロック1、ブロック2の画素100に供給するランプ信号RAMPの時間に依存した電位の変化を停止する。ブロック1、ブロック2のAD変換期間は時刻t3から時刻t5までの期間である。
水平走査回路4は時刻t5の後、各画素100のメモリ部8が保持したカウント信号CNTを、各画素100のメモリ部8から順次出力させて外部出力部5に順次転送する。
次に、図3(a)を参照しながら、図1(a)で示したブロック1〜3の各ブロックのリセットタイミングについて説明する。
図3(a)に示した、PRES_1、RRES_1は、それぞれ図1(a)を参照しながら説明したブロック1に属する画素100に信号供給部3が出力する信号である。同様に、PRES_2、RRES_2は、ブロック2に属する画素100に信号供給部3が出力する信号である。図3(a)ではさらに、信号供給部3がブロック3に属する画素100に出力する信号PRES_3、RRES_3を示している。ブロック3は、図1(a)に示した撮像装置において、ブロック2よりも垂直走査回路2から離れた領域に設けられているとともに、ブロック2に隣接して配置されている。ブロック2は、ブロック1、3に挟まれている。信号供給部3は、ブロック1に出力する信号PRES_1、RRES_1を同時にHレベルとする。その後、ブロック2に出力する信号PRES_2、RRES_2をHレベルとする。その後、ブロック3に出力する信号PRES_3、RRES_3をHレベルとする。つまり、本実施例の撮像装置は、ブロック毎に、AD変換部200の入力ノードをリセットするタイミングおよび比較部7のランプ信号RAMPの入力ノードをリセットするタイミングを異ならせている。一方、信号供給部3が、各ブロックの画素100に出力する信号PRESを同時にHレベルとした場合、各画素100のAD変換部200の入力ノードから電源電圧VDDを供給する電源線に電流が流れる。これにより、電源電圧VDDの電位が変動し、AD変換部200の入力ノードのリセット電位が変動してしまう。また、信号供給部3が、各ブロックの画素100に出力する信号RRESを同時にHレベルとした場合についても、各画素100の比較部7のランプ信号RAMPの入力ノード、容量素子16から電源電圧VDDを供給する電源線に電流が流れる。これによって、電源電圧VDDの電位が変動し、各画素100の比較部7のランプ信号RAMPの入力ノード、容量素子16のリセット電位が変動する。これにより、AD変換精度の低下が生じる。
本実施例の撮像装置は、ブロック毎に、AD変換部200の入力ノードをリセットするタイミングを異ならせている。これにより、全ブロック同時にAD変換部200の入力ノードをリセットする形態に比して、電源電圧VDDを供給する電源線に同時に流れ込む電流を低減することができる。従って、電源電圧VDDの電位の変動を低減することができる。よって、AD変換部200の入力ノードのリセット電位の変動を低減できる。また、ブロック毎に、比較部7のランプ信号RAMPの入力ノード、容量素子16をリセットするタイミングを異ならせている。これにより、全ブロック同時に比較部7のランプ信号RAMPの入力ノード、容量素子16をリセットする形態に比して、電源電圧VDDを供給する電源線に同時に流れ込む電流を低減することができる。これにより、比較部7のランプ信号RAMPの入力ノード、容量素子16のリセット電位の変動を低減でき、AD変換精度の低下を低減することができる。
また、本実施例の撮像装置は、電源電圧VDDを供給する電位供給部300から離れたブロックから信号PRES、RRESをHレベルにしていくことで、さらなる効果を得ることができる。これまで、図3(a)を参照しながら説明したように、信号供給部3は、ブロック1、2、3の順に信号PRES、RRESを順次Hレベルにしていた。以下では、ブロック3、2、1の順に、信号供給部3が信号PRES、RRESを順次Hレベルにする形態を説明する。
図3(b)は、電源電圧VDDを供給する電位供給部300と、画素100のブロックを合わせて示した図である。電位供給部300は、画素100の行単位で共通の電源電圧VDDを出力する。また、画素100の各ブロックは、ブロック1、2,3の順で電位供給部300から離れるように配置されている。
図3(c)は、図3(b)に示した撮像装置における、寄生抵抗、寄生容量を示した図である。
寄生容量について、まずAD変換部200の入力ノードのリセットについて注目すると、AD変換部200の入力ノードと、AD変換部200の入力ノードに電気的に接続されるトランジスタ10のノードとに寄生容量がある。また、比較部7の入力ノードの電位のリセットについて注目すると、比較部7の入力ノードの寄生容量がある。これらの画素100の寄生容量を含めて、図3(c)では1つの容量素子として表している。信号供給部3が信号PRESをHレベルにすることによって、この画素100が有する寄生容量から電源電圧VDDを供給する電源線に電流が流れる。また、電源電圧VDDを供給する電源線自身が寄生抵抗を有する。図3(c)に示した構成では、電位供給部300から離れたブロックほど、電源電圧VDDを供給する電源線の寄生抵抗が増大する。
図4(a)は単純化のため、図3(c)に示したうち、2つの画素100の寄生容量CP1、CP2と、電源電圧VDDを供給する電源線の寄生抵抗R1、R2とを示した図である。スイッチSW1、SW2はそれぞれ、画素100のリセット動作を簡略化して示したものである。つまり、スイッチSW1、SW2が導通状態となると、AD変換部200の入力ノード、比較部7のランプ信号RAMPの入力ノード、容量素子16の電位がそれぞれリセットされることを示す。ここでは、寄生抵抗R1には電流i1+i2が流れるものとする。また、寄生容量CP1の、スイッチSW1と電気的に接続されたノードの電位を電位V1とする。また、寄生容量CP2の、スイッチSW1と電気的に接続されたノードの電位を電位V2とする。
図4(b)は、スイッチSW1、SW2が、図4(b)に示した時刻t10に同時に導通状態となる場合の電位V1、V2の変化と、電源電圧VDDを供給する電源線に流れる電流とを示した図である。図4(b)では時刻t10より前では、電位V1、V2の電位が等しいものとしている。スイッチSW1を導通状態とすると、図4(a)に示したように寄生容量CP1と電源線との間に電流i1が流れる。また、スイッチSW2を導通状態とすると、図4(a)に示したように寄生容量CP2と電源線との間に電流i2が流れる。電流i2は、寄生抵抗R2の影響を受ける分、電流i1よりも値が小さくなる。つまり、寄生容量CP1に対し、寄生容量CP2の方が、時定数が大きい。
これによって、図4(b)に示したように、電位V2の方が、電位V1よりも電位の単位時間当たりの変化量が小さくなる。つまり、時刻t10から時刻t11までの期間、電位V1と電位V2との値が異なる。
時刻t11以降のように、リセット開始から十分時間が経過すれば電位差V1−V2は0になる。しかし、時刻t10から時刻t11までの時間が取れない場合では電位差V1−V2が残ることになる。また、時刻t10から時刻t11までの期間を設けようとすると、撮像装置の高速化を妨げてしまう場合がある。
このように、電位供給部300から離れた画素100ほど、寄生容量CPのリセットに時間を要する。つまり、1つの電源線に共通に接続された画素100について、同時にリセットを開始してから、各画素100のリセット電位が揃う前にリセットを終了したとする。この場合、電位供給部300から離れた画素100ほど、リセット開始から終了までの寄生容量CPの電位の変化量が小さくなる。その後、光電変換部9が生成した電気信号を用いて画像を生成すると、画像には寄生容量CPの電位の分布に基づくシェーディングが発生することがある。
図4(c)は、スイッチSW2を導通状態とした後に、スイッチSW1を導通状態とした場合の、電位V1、V2の変化と、電源電圧VDDを供給する電源線に流れる電流とを示した図である。時刻t20にスイッチSW20を導通状態とする。これにより、時定数が寄生容量CP1よりも大きい寄生容量CP2のリセットが、寄生容量CP1よりも先に開始される。寄生抵抗R1には電流i2が流れる。図4(b)を参照しながら説明したタイミングでは、寄生抵抗R1には電流i1+i2が流れていた。従って、電源線に流れる電流量が、スイッチSW1、SW2を同時に導通状態とする場合よりも少なくなる。よって、電源電圧VDDの電圧降下は小さくなる。従って、寄生容量CP2は、スイッチSW1、SW2を同時に導通状態とする場合よりも高い電圧でリセットが行われるため、リセットに要する期間を短縮できる。
その後、スイッチSW1を導通状態とし、寄生容量CP1のリセットを開始する。寄生容量CP1の方が、寄生容量CP2よりも時定数が小さい。よって、スイッチSW1、SW2を共に導通状態とした場合、電位V1の方が電位V2よりも、単位時間当たりの電位の変化が大きい。従って、電位V2と電位V1との差は時間の経過とともに縮小する。時刻t21には、電位V2と電位V1との差がほぼ0となる。寄生容量CP1、CP2の電位が静定する前であっても、電位V1、V2との差がほぼ0であれば、画素100ごとでリセット電位のばらつきを低減することができる。従って、光電変換部9が生成した電気信号に基づいて生成した画像に、シェーディングが発生しにくい。
図4(b)で示した時刻t10から時刻t11の期間に比して、図4(c)で示した時刻t20から時刻t21の期間は短い。従って、寄生容量CP1、CP2のそれぞれの電位が静定するまでのリセット期間を設けられない場合であっても、画像にシェーディングが発生しにくい。
本実施例では、信号供給部3が信号PRESをHレベルとする期間に、垂直走査回路2が信号PTXをLレベルとしている形態を説明した。他の形態として、信号供給部3が信号PRES、RRESをHレベルとしている期間に、垂直走査回路2が信号PTXをHレベルとし、光電変換部9のリセットを行うようにしても良い。この形態の場合、光電変換部9の電位をリセットするタイミングを、複数の画素100で互いに異ならせることができる。これにより、複数の画素100で同時に光電変換部9の電位のリセットを行う形態に比して、電源電圧VDDの電位の変動を低減することができる。
また、本実施例の撮像装置では、垂直走査回路2が同時に全画素100に出力する信号PTXをHレベルとして、光電変換部9が生成した電気信号が同時にAD変換部200の入力ノードに転送される形態としても良い。これにより、グローバル電子シャッタ動作を行うことができる。この撮像装置にグローバル電子シャッタを行わせる制御部は、本実施例では垂直走査回路2と信号供給部3を含む。
また、本実施例の図1(a)を参照しながら述べたブロック1とブロック2は、それぞれが少なくとも1つの画素100を有している形態であれば良い。つまり、本実施例の撮像装置は、ブロック1の第1の画素100とブロック2の第2の画素100とが、光電変換部9で生成した電気信号がトランジスタ12の制御ノードに同時に転送される。そして、トランジスタ12の制御ノードのリセットを開始するタイミングが、第1の画素100と第2の画素200とで互いに異なっていればよい。
また、本実施例ではランプ信号RAMPを用いたAD変換を例に説明した。本実施例はこの形態に限定されるものではない。比較器を有する他のAD変換の形態として、例えば逐次比較型、パイプライン型のAD変換がある。これらの形態であってもリセットを開始するタイミングを各ブロックで異ならせれば良い。
画素100が比較部7、メモリ部8を有する撮像装置の形態として、いわゆる裏面照射型の撮像装置がある。裏面照射型の撮像装置の一例の画素100の断面図を図5に示した。マイクロレンズ28に入射した光はカラーフィルタ29を介して光電変換部9に入射する。配線層30は光電変換部9から見て、マイクロレンズ28とは反対側に設けられている。配線層30はAD変換部200を含む。つまり、光電変換部9はマイクロレンズ28とAD変換部200との間に設けられている。この裏面照射型の撮像装置では、光電変換部9の受光面積の減少を抑制しながら、比較部7、メモリ部8を有する画素100を構成することができる。
各ブロックが複数の画素100を有する形態について述べたが、1つのブロックが1つの画素100で構成される形態であっても良い。
また、本実施例ではAD変換部200を画素100が有し、複数の画素100に対して信号供給部3が信号PRES,RRESを供給する形態を説明した。本実施例はこの形態に限定されるものではなく、AD変換部200が行列状の画素100が配された画素アレイの外部に設けられている形態であっても良い。例えば、AD変換部200が、画素100の配された列に対応して設けられた、列並列型のAD変換部200を有する形態であっても実施することができる。
本実施例では、入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部の一例として光電変換部9を有する撮像装置を説明した。変換部は他に、X線、紫外線、赤外線などの電磁波を電気信号に変換する変換部であっても良い。
(実施例2)
本実施例の撮像装置について、実施例1とは異なる点を中心に説明する。本実施例の撮像装置は、信号供給部3が、遅延量が互いに異なる複数の信号の論理和に基づいてリセット信号を生成する。
本実施例では、信号RRESを伝送する信号線の寄生抵抗を利用して、ランプ信号RAMPの入力ノード、容量素子16をリセットするタイミングを複数の比較部7で互いに異ならせる。
図6は、本実施例の画素100と、信号Pre−RRES1、Pre−RRES2を伝送する信号線とを示した図である。第1の信号線31は、撮像装置の一方の端部側から信号Pre−RRES1が与えられ、第2の信号線32は、撮像装置の一方の端部とは反対側の端部側から信号Pre−RRES2が与えられる。信号Pre−RRES1と信号Pre−RRES2の信号値が変化するタイミングは同時である。
第1の信号線31、第2の信号線32では、それぞれの信号線に存在する寄生抵抗33と寄生容量34によって、信号Pre−RRES1、Pre−RRES2に遅延が生じる。つまり、第1の信号線31では、信号Pre−RRES1の供給部からの電気的経路が長くなるにつれて、信号Pre−RRES1の遅延が増大する。つまり、第1の信号線31では、図6の左から右に向かうにつれて、信号Pre−RRES1の遅延が増大する。一方、第2の信号線32では、図6の右から左に向かうにつれて、信号Pre−RRES2の遅延が増大する。
この信号Pre−RRES1、Pre−RRES2の遅延量は、信号線の寄生抵抗33で調節することができる。信号の寄生抵抗33の調節とは、たとえば信号線の配線厚みの変更とすることができる。この遅延の増大する方向の異なる第1の信号線31と第2の信号線32の信号RRESをAND回路50に出力する。AND回路50が出力する信号が、信号RRESである。信号PRESは、遅延量が互いに異なる複数の信号の論理和に基づいて生成される信号である。
第1の信号線31と第2の信号線32とで、寄生抵抗33の抵抗値および寄生容量34の容量値が等しいとする。この場合、信号Pre−RRES1の供給部からの電気的経路と、信号Pre−RRES2の供給部からの電気的経路との差が最も小さいAND回路50の出力が最初にHレベルとなる。例えば、第1の信号線31と第2の信号線32が全く同じ長さとする。この場合、第1の信号線31と第2の信号線32のそれぞれの中央から信号Pre−RRES1、Pre−RRES2が出力されるAND回路50の出力が、全てのAND回路50の中で最初にHレベルとなる。図6では、AND回路50の中で、AND回路50−2の出力が最初にHレベルとなるものとする。
その後、第1の信号線31、第2の信号線32のそれぞれの中央から、一方の端部および他方の端部に向かって順次AND回路50に出力がHレベルとなる。つまり、図6では、AND回路50−1の出力が最初にHレベルとなった後、AND回路50−1、50−3の出力がほぼ同時にHレベルとなる。
このように、本実施例の撮像装置では、信号RRESを伝送する信号線の寄生抵抗33、寄生容量34を用いて、複数の画素100で互いに信号RRESがLレベルからHレベルに変化するタイミングを異ならせることができる。これにより、本実施例の撮像装置は、全画素同時に信号RRESをLレベルからHレベルとする形態に比して、電源電圧VDDを供給する電源線に同時に流れ込む電流を低減することができる。これにより、比較部7のランプ信号RAMPの入力ノード、容量素子16のリセット電位の変動を低減でき、AD変換精度の低下を低減することができる。
また、本実施例では、信号RRESを生成するAND回路50を有する撮像装置を説明した。他の例として、撮像装置が信号PRESを生成するAND回路を有するようにしても良い。この場合についても、信号供給部3が、遅延量が互いに異なる複数の信号の論理和に基づいて、信号PRESを生成するようにすればよい。
(実施例3)
本実施例の撮像装置について、実施例2と異なる点を中心に説明する。
図7は、画素100が行列状に設けられた画素アレイ1000と、信号RRESを供給する信号供給部3000と、信号RRESを伝送する信号線35と、電源供給部2000−1、2000−2とを示した図である。
電源供給部2000−1、2000−2はそれぞれ、画素アレイの一方の端部側と、一方の端部とは反対側の端部側と、に設けられている。
本実施例の撮像装置は、電源供給部2000−1,2000−2に対して、全列の画素100の中で最も電気的経路が長い列の画素100に対し、信号供給部3000からの電気的経路が最も短くなるようにしている。
信号RRESを伝送する信号線35には、寄生抵抗36、寄生容量37がある。従って、信号供給部3000からの電気的経路が長くなるにしたがって、信号RRESの遅延が増大する。これにより、信号供給部3000が信号RRESをHレベルとすると、電源供給部2000−1、2000−2から最も電気的経路が長くなる列の画素100が、全列の画素100の中で最初に信号RRESがHレベルとなる。その後、信号供給部3000からの電気的経路が短い列から長い列へ順に信号RRESがHレベルとなる。また、同じ列の画素100においても、信号供給部3000からの電気的経路が短い画素100から長い画素100の順で信号RRESがHレベルとなる。電源供給部2000は、行ごとに電源電圧VDDを供給している。共通の電源電圧VDDが供給される一つの行において、電源供給部2000からの電気的経路が長い画素100から、短い画素100の順で信号RRESがHレベルとなる。これにより、本実施例の撮像装置は、実施例2の撮像装置と同様の効果を得ることができる。
(実施例4)
本実施例の撮像装置について、実施例1と異なる点を中心に説明する。
図8は、本実施例の撮像装置の構成を示した図である。
本実施例は、画素100が相関二重サンプリング(以下、CDSと表記する。CDSはCorrelated Double Samplingの略である)を行う形態である。
画素100を有する複数のブロックの配置は図1(a)と同様とすることができる。
図8は、本実施例の画素100の構成の一例を示したものである。図8では、実施例1で述べた図1(b)の画素100と同様の機能を有する部材については、図1(b)と同じ符号を付している。
図8に例示した画素100は、図1(b)に例示した画素100に対し、トランジスタ38、トランジスタ38に電流を供給する電流源39、トランジスタ38とトランジスタ12との間に設けられた容量素子40を有する点で異なる。さらに、図8に例示した画素100は、図1(b)に例示した画素100に対し、容量素子40のトランジスタ12側のノードの電位をリセットするスイッチ41を有する点でも異なる。スイッチ41は垂直走査回路2が供給するリセット信号CRESで制御される。また、図8に例示した画素100は図1(b)に例示した画素100に対し、メモリ部8に、ノイズ信号に基づくカウント信号を保持するNメモリ42を有する点でも異なる。その他の構成については、図1(b)に例示した画素100と同様とすることができる。トランジスタ38は、変換部が生成した電気信号を増幅してAD変換部200の入力部に出力する増幅部である。特許請求の範囲に示した信号保持部は、本実施例ではトランジスタ38の入力ノードである。
次に図9に、図8に例示した画素100を有する撮像装置の動作のタイミング図を示す。
時刻t21_1から時刻t22_1の期間、信号供給部3はブロック1に属する画素100に供給するリセット信号PRES_1をHレベルとする。これにより、ブロック1に属する画素100のトランジスタ38の入力ノードの電位がリセットされる。よって、ブロック1に属する画素100のトランジスタ38の出力電圧PDOUT_1がリセットされる。
また、時刻t21_1から時刻t22_1の期間、信号供給部3は信号RRES_1をHレベルとする。これにより、ブロック1に属する画素100のトランジスタ15の制御ノードと容量素子16の電位がリセットされる。これにより、ブロック1に属する画素100のランプ信号RAMPの電位がリセットされる。
また、時刻t21_1に、信号供給部3は信号CRESをHレベルにする。これにより、ブロック1、ブロック2に属する画素100のスイッチ41が導通状態となるため、トランジスタ12の入力ノードの電位がリセットされる。
その後、時刻t22_1に信号CRESをLレベルにすることで、スイッチ41は非導通状態となる。よって、ブロック1、ブロック2に属する画素100の容量素子40は信号RRESがHレベルからLレベルとなった時に、トランジスタ38が出力している信号を保持する。
時刻t21_2から時刻t22_2の期間、信号供給部3はブロック2に属する画素100に供給するリセット信号PRES_2をHレベルとする。これにより、ブロック2に属する画素100のトランジスタ38の入力ノードの電位がリセットされる。よって、ブロック2に属する画素100のトランジスタ38の出力電圧PDOUT_2がリセットされる。
また、時刻t21_2から時刻t22_2の期間、信号RRES_2をHレベルとする。これにより、ブロック2に属する画素100のトランジスタ15の制御ノードと容量素子16の電位がリセットされる。これにより、ブロック2に属する画素100のランプ信号RAMPの電位がリセットされる。
信号供給部3は、ブロック2に属する画素100に出力する信号CRES(不図示)を、時刻t21_2にHレベルとし、時刻t22_2にLレベルとする。これにより、ブロック2に属する画素100の容量素子40は、時刻t22_2にトランジスタ38が出力している信号を保持する。
時刻t23に、信号供給部3が信号PRMPをHレベルとすることで、ランプ信号RAMPの時間に依存した電位の変化を開始する。また、時刻t23に信号供給部3は信号STをHレベルとすることで、カウンタ24は、クロック信号CLKの計数を開始する。
時刻t24に、トランジスタ12の制御ノードの電位と、トランジスタ15の制御ノードの電位の大小関係が逆転する。これにより、比較結果信号CMPの信号値が変化する。カウンタ24は、この時のカウント信号を保持する。
時刻t25に、信号供給部3が信号PRMPをLレベルとすることで、ランプ信号RAMPの時間に依存した電位の変化を停止する。カウンタ24は、保持したカウント信号をメモリ42に出力する。このメモリ42が保持した信号を、以下、デジタルN信号と表記する。このデジタルN信号は、リセットされたトランジスタ38の入力ノードの電位に基づくデジタル信号である。
時刻t23から時刻t25に関する動作は、ブロック1に属する画素100について説明した。時刻t23から時刻t25に関する動作については、ブロック2に属する画素100についても、ブロック1に属する画素100の各動作のタイミングと同じとすることができる。
次に、画素100は、光電変換部9が入射光に基づいて生成した電気信号に基づくデジタル信号の生成を行う。
時刻t26_1に、信号供給部3が信号STをLレベルとすることで、カウント信号がリセットされる。
時刻t26_1から時刻t27_1の期間、信号供給部3が信号RRES_1をHレベルとすることで、ブロック1に属する画素100のトランジスタ15の制御ノードと容量素子16の電位をリセットする。これにより、ブロック1に属する画素100のランプ信号RAMPの電位がリセットされる。
時刻t26_2から時刻t27_2の期間、信号供給部3が信号RRES_2をHレベルとすることで、ブロック2に属する画素100のトランジスタ15の制御ノードと容量素子16の電位をリセットする。これにより、ブロック2に属する画素100のランプ信号RAMPの電位がリセットされる。
以下に述べる動作は、ブロック1、ブロック2に属する画素100で共通の動作である。
次に、時刻t28から時刻t29の期間、信号供給部3は信号PTXをHレベルとする。これにより、光電変換部9で生成した電気信号がトランジスタ38の入力ノードに転送される。トランジスタ38はこの入力ノードの電位に基づく信号を出力する。この信号を光電変換信号と表記する。
時刻t30に、信号供給部3がトランジスタ14の制御信号PRMPをHレベルとすることで、ランプ信号RAMPの時間に依存した電位の変化を開始する。また、時刻t29に信号供給部3が信号STをHレベルとすることで、カウンタ24がクロック信号CLKの計数を開始する。
時刻t31に、トランジスタ12の制御ノードの電位と、トランジスタ15の制御ノードの電位との大小関係が逆転する。カウンタ24は、この時のカウント信号を保持する。このカウンタ24が保持したカウント信号をデジタルS信号と表記する。
時刻t32に、信号供給部3が信号PRMPをLレベルとすることで、ランプ信号RAMPの時間に依存した電位の変化を停止する。
垂直走査回路2は、各行の画素100から、メモリ42が保持したデジタルN信号と、カウンタ24が保持したデジタルS信号とをそれぞれ水平走査回路4に出力させる。水平走査回路4は、順次、デジタルS信号とデジタルN信号を外部出力部5に出力する。外部出力部5は、デジタルS信号とデジタルN信号との差の信号を、撮像装置の外部に出力する。
本実施例の撮像装置は、デジタルS信号から、ノイズ成分であるデジタルN信号を差し引いた信号を外部に出力するため、ノイズ成分を低減したデジタル信号を出力することができる。
また、本実施例の撮像装置は、信号PRES、RRESをLレベルからHレベルとするタイミングをブロックごとに異ならせている。これにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
尚、本実施例の撮像装置では、デジタルS信号とデジタルN信号の差の信号の生成を、外部出力部5が行っていた。他の例として、画素100あるいは水平走査回路4がデジタルS信号とデジタルN信号との差の信号を生成する形態であっても良い。
また、本実施例の撮像装置では、各画素100がメモリ42を有する形態を説明した。他の例として、画素アレイ1000の画素列の各々に、メモリ42を設ける形態としても良い。この場合には、各列のメモリ42は、対応する列の各画素100から順次出力されるデジタルN信号を保持する。そして、水平走査回路4が各列のメモリ42を走査することによって、各列のメモリ42がデジタルN信号を順次、外部出力部5に出力する。
また、本実施例では、信号CRESについて、ブロック1、ブロック2で共通の信号としていた。しかし、本実施例の撮像装置は、信号CRESについても、信号PRES、RRESと同様に、LレベルからHレベルとするタイミングを、ブロック毎に異ならせても良い。また、本実施例の撮像装置は、同一ブロック内で、信号PRES、RRES、CRESのそれぞれについて、LレベルからHレベルとするタイミングを異ならせても良い。
(実施例5)
これまで実施例1〜実施例4で述べた撮像装置を撮像システムに適用した場合の実施例について述べる。撮像システムとして、デジタルスチルカメラやデジタルカムコーダーや監視カメラなどがあげられる。図10に、撮像システムの例としてデジタルスチルカメラに撮像装置を適用した場合のブロック図を示す。
図10において、撮像システムは被写体の光学像を撮像装置104に結像させるレンズ102、レンズ102の保護のためのバリア101、レンズ102を通った光量を可変にするための絞り103を有する。また、撮像システムは撮像装置104より出力される出力信号の処理を行う信号処理部105を有する。
信号処理部105はデジタル信号処理部を有し、撮像装置104から出力される信号を、必要に応じて各種の補正、圧縮を行って信号を出力する動作を行う。
また、撮像システムは、画像データを一時的に記憶する為のバッファメモリ部106、記録媒体に記録または読み出しを行うための記憶媒体制御部110を有する。さらに撮像システムは、撮像データの記録または読み出しを行う為の半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体111を有する。さらに、撮像システムは、外部コンピュータ等と通信する為の外部インターフェース部107、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部109、撮像装置104を有する。さらに撮像システムは、信号処理部105に、各種タイミング信号を出力するタイミング発生部108を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システムは少なくとも撮像装置104と、撮像装置104から出力された出力信号を処理する信号処理部105とを有すればよい。
2 垂直走査回路
3 信号供給部
4 水平走査回路
100 画素

Claims (16)

  1. 入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、
    前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、
    参照信号が入力される参照信号入力部と、
    前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部とを各々が有する複数の画素を有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素とを少なくとも含み、
    前記変換部の電位と、前記入力部の電位と、前記参照信号入力部の電位との少なくとも1つをリセットするリセット期間の開始を、前記第1の画素と前記第2の画素とで互いに異ならせるとともに、前記電気信号を前記変換部から前記入力部に入力するタイミングを、前記第1の画素と前記第2の画素とで同時とすることを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  2. 入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、
    前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、
    参照信号が入力される参照信号入力部と、
    前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部と
    を各々が有する複数の画素を有するとともに、
    前記複数の画素に共通のリセット電位を供給する電位供給部を有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別であり、前記第1の画素よりも前記電位供給部からの前記リセット電位が供給される電気的経路が長い第2の画素とを少なくとも含み、
    前記変換部の電位と、前記入力部の電位と、前記参照信号入力部の電位との少なくとも1つをリセットするリセット期間を、前記第2の画素の方が、前記第1の画素よりも早く開始することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  3. 入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、
    前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、
    参照信号が入力される参照信号入力部と、
    前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、
    を各々が有する複数の画素を有するとともに、
    前記複数の画素に共通のリセット電位を供給する電位供給部を有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別であり、前記第1の画素よりも前記電位供給部からの前記リセット電位が供給される電気的経路の抵抗が大きい第2の画素とを少なくとも含み、
    前記変換部の電位と、前記入力部の電位と、前記参照信号入力部の電位との少なくとも1つをリセットするリセット期間を、前記第2の画素の方が、前記第1の画素よりも早く開始することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  4. 前記撮像装置は、各々が前記画素を複数有する複数のブロックを有し、
    前記リセット期間の開始を、前記複数のブロックで互いに異ならせることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  5. 前記AD変換部が、リセットされた前記入力部の電位に基づくデジタル信号をさらに生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  6. 前記入力部に入力される前記電気信号が、前記変換部が生成した前記電気信号を増幅した信号であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の撮像装置の駆動方法。
  7. 前記複数の画素の各々は、さらに信号保持部を有し、
    前記信号保持部は、前記変換部が生成した前記電気信号を保持し、
    前記入力部に入力される前記電気信号が、前記信号保持部が保持した前記電気信号を増幅した信号であり、
    前記リセット期間が、前記変換部の電位と、前記入力部の電位と、前記参照信号入力部の電位と、前記信号保持部の電位との少なくとも1つをリセットする期間であることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置の駆動方法。
  8. 入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、
    前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、
    参照信号が入力される参照信号入力部と、
    前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部と
    を各々が有する複数の画素を有する撮像装置であって、
    前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別の第2の画素とを少なくとも含み、
    前記撮像装置はさらに、
    前記変換部の電位と、前記入力部の電位と、前記参照信号入力部の電位との少なくとも1つをリセットするリセット期間の開始を、前記第1の画素と前記第2の画素とで互いに異ならせるとともに、前記電気信号を前記変換部から前記入力部に入力するタイミングを、前記第1の画素と前記第2の画素とで同時とする制御部を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 前記制御部は、前記リセット期間を開始させるリセット信号を前記複数の画素に供給する信号供給部をさらに有し、
    前記信号供給部は、遅延量が互いに異なる複数の信号の論理和に基づいて、前記複数の画素の各々の前記リセット期間を開始させることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  10. 入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、
    前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、
    参照信号が入力される参照信号入力部と、
    前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部と
    を各々が有する複数の画素を有するとともに、
    前記複数の画素に共通のリセット電位を供給する電位供給部を有する撮像装置であって、
    前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別であり、前記第1の画素よりも前記電位供給部からの前記リセット電位が供給される電気的経路が長い第2の画素とを少なくとも含み、
    前記変換部と、前記入力部と、前記参照信号入力部と、の少なくとも1つに前記リセット電位を供給するリセット期間を、前記第1の画素よりも早く前記第2の画素に開始させる信号供給部を有することを特徴とする撮像装置。
  11. 前記信号供給部は、前記リセット期間を開始させるリセット信号を前記複数の画素に供給し、
    前記複数の画素のうち、前記電位供給部からの前記リセット電位の電気的経路が長い画素の方が、前記電位供給部からの前記リセット電位の電気的経路が短い画素よりも、前記信号供給部からの前記リセット信号の電気的経路が短いことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 入射する電磁波に基づく電気信号を生成する変換部と、
    前記電気信号が入力される入力部と、
    前記電気信号が前記変換部から入力される入力部と、
    参照信号が入力される参照信号入力部と、
    前記入力部の電位と前記参照信号入力部の電位とを比較した結果に基づいて、前記電気信号をデジタル信号に変換するAD変換部と、
    を各々が有する複数の画素を有し、
    前記複数の画素に共通のリセット電位を供給する電位供給部と、
    を有する撮像装置であって、
    前記複数の画素は、第1の画素と、前記第1の画素とは別であり、前記第1の画素よりも前記電位供給部からの前記リセット電位が供給される電気的経路の抵抗が大きい第2の画素とを少なくとも含み、
    前記撮像装置はさらに、
    前記変換部と、前記入力部と、前記参照信号入力部と、の少なくとも1つに前記リセット電位を供給するリセット期間を、前記第1の画素よりも早く前記第2の画素に開始させる信号供給部を有することを特徴とする撮像装置。
  13. 前記信号供給部は、遅延量が互いに異なる複数の信号の論理和に基づいて、前記複数の画素の各々の前記リセット期間を開始させることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の撮像装置。
  14. 前記複数の画素の各々は、さらに増幅部を有し、
    前記入力部に入力される前記電気信号が、前記変換部の生成した前記電気信号を前記増幅部が増幅した信号であることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに記載の撮像装置。
  15. 前記複数の画素の各々は、さらに信号保持部を有し、
    前記信号保持部は、前記変換部が生成した前記電気信号を保持し、
    前記入力部に入力される前記電気信号が、前記信号保持部が保持した前記電気信号を前記増幅部が増幅した信号であり、
    前記リセット期間が、前記変換部と、前記入力部と、前記参照信号入力部と、の少なくとも1つに前記リセット電位を供給する期間であることを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 請求項8〜15のいずれかに記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力される前記デジタル信号を用いて画像を生成する信号処理部と、
    を有することを特徴とする撮像システム。
JP2013111840A 2013-05-28 2013-05-28 撮像装置の駆動方法、撮像装置、撮像システム Active JP6238573B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013111840A JP6238573B2 (ja) 2013-05-28 2013-05-28 撮像装置の駆動方法、撮像装置、撮像システム
US14/286,871 US9549137B2 (en) 2013-05-28 2014-05-23 Driving method for imaging apparatus, imaging apparatus, and imaging system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013111840A JP6238573B2 (ja) 2013-05-28 2013-05-28 撮像装置の駆動方法、撮像装置、撮像システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017209377A Division JP6479136B2 (ja) 2017-10-30 2017-10-30 撮像装置の駆動方法、撮像装置、撮像システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014232926A true JP2014232926A (ja) 2014-12-11
JP6238573B2 JP6238573B2 (ja) 2017-11-29

Family

ID=51984685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013111840A Active JP6238573B2 (ja) 2013-05-28 2013-05-28 撮像装置の駆動方法、撮像装置、撮像システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9549137B2 (ja)
JP (1) JP6238573B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11368639B2 (en) * 2019-09-30 2022-06-21 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion apparatus, image capturing system, method for driving photoelectric conversion apparatus, and moving object

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035967A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Olympus Corp 電子内視鏡
JP2011171950A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Sony Corp 信号処理装置、半導体装置、固体撮像装置、撮像装置、電子機器、ノイズ抑制方法
JP2013085079A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Canon Inc 固体撮像装置
JP2013090233A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Sony Corp 撮像素子およびカメラシステム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4589131B2 (ja) 2005-01-24 2010-12-01 株式会社フォトロン 画像センサおよびその画像読み出し方法
JP4442515B2 (ja) * 2005-06-02 2010-03-31 ソニー株式会社 固体撮像装置、固体撮像装置におけるアナログ−デジタル変換方法および撮像装置
JP5935291B2 (ja) * 2011-11-01 2016-06-15 ソニー株式会社 撮像装置および撮像表示システム
US8953075B2 (en) * 2012-03-30 2015-02-10 Pixim, Inc. CMOS image sensors implementing full frame digital correlated double sampling with global shutter

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035967A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Olympus Corp 電子内視鏡
JP2011171950A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Sony Corp 信号処理装置、半導体装置、固体撮像装置、撮像装置、電子機器、ノイズ抑制方法
JP2013085079A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Canon Inc 固体撮像装置
JP2013090233A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Sony Corp 撮像素子およびカメラシステム

Also Published As

Publication number Publication date
US20140354864A1 (en) 2014-12-04
US9549137B2 (en) 2017-01-17
JP6238573B2 (ja) 2017-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6164869B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法
US9307173B2 (en) Signal processing circuit, solid-state imaging device, and camera system
JP4725608B2 (ja) 比較器、比較器の校正方法、固体撮像素子、およびカメラシステム
US20150062102A1 (en) Driving method of imaging device and driving method of imaging system
JP6562243B2 (ja) 撮像装置
US10574917B2 (en) Pixel output level control device and CMOS image sensor using the same
JP6152992B2 (ja) 固体撮像装置およびカメラ
JP6230260B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法
JP6529352B2 (ja) 撮像装置及び撮像システム
US9219872B2 (en) Image pickup apparatus, driving method for image pickup apparatus, image pickup system, and driving method for image pickup system
JP6532224B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、及び撮像装置の駆動方法
JP6238573B2 (ja) 撮像装置の駆動方法、撮像装置、撮像システム
US9386251B2 (en) Image pickup device, image pickup system, and method of driving image pickup device in which comparison start times are controlled
JP6479136B2 (ja) 撮像装置の駆動方法、撮像装置、撮像システム
JP2019009672A (ja) 撮像装置及びその駆動方法
US10009561B2 (en) Driving method of imaging apparatus, imaging apparatus, and imaging system
JP6410882B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法
JP6796776B2 (ja) 電圧供給回路
US9807333B2 (en) Imaging apparatus and imaging system
JP2020191505A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2017103561A (ja) 固体撮像素子および撮像システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171031

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6238573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151