JP2014231430A - 画像形成装置 - Google Patents

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祥男 泉地
Yoshio Senchi
祥男 泉地
岡田 誠司
Seiji Okada
誠司 岡田
裕一郎 田中
Yuichiro Tanaka
裕一郎 田中
宏章 高井
Hiroaki Takai
宏章 高井
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【課題】排出トレイ上に積載可能な用紙の枚数を任意に変更することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】本発明の複合機1は、筐体4の内部で画像形成された用紙Pを該筐体4の外部に排出する第1排出口32と、第1排出口32から排出された用紙Pを受ける第1排出トレイ33と、第1排出口32よりも上方に配設され、用紙Pを筐体4の外部に排出する第2排出口42と、第1排出トレイ33よりも上方に位置し、第1排出口32または第2排出口42から排出された用紙Pを受ける第2排出トレイ43と、第2排出トレイ43を上下方向に移動可能に支持する移動機構44と、第1排出口32と第2排出口42との間で用紙Pの排出先を切り替える切替えガイド27と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式による画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置では、トナー像が定着して画像形成された用紙を、排出口から装置本体の外部に設けられた排紙トレイに排出するようになっている。
例えば特許文献1には、装置本体の上部に配設された第1の排出口から排出された用紙を受ける排紙トレイと、第1の排出口よりも上方に配設された第2の排出口から排出された用紙を受けるインナートレイと、を備えた画像形成装置が開示されている。装置本体内での用紙の排紙ルートは分岐爪により切り替えられ、用紙は、適宜選択された第1または第2の排出口から排出されるようになっている。また、排紙トレイおよびインナートレイは、それぞれ各排出口に対して所定の位置となるように固定されている。
特開2005−097001号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、排紙トレイおよびインナートレイは不動に設けられているため、各トレイ上に積載可能な用紙の枚数を任意に変更することができなかった。このため、ユーザーの要求する画像形成枚数(印刷数)が、各トレイの積載可能枚数を超えている場合、ユーザーは複数回に分けて印刷しなければならず、ユーザービリティの低下を招くという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、排出トレイ上に積載可能な用紙の枚数を任意に変更することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、筐体の内部で画像形成された用紙を該筐体の外部に排出する第1排出口と、前記第1排出口から排出された用紙を受ける第1排出トレイと、前記第1排出口よりも上方に配設され、前記用紙を前記筐体の外部に排出する第2排出口と、前記第1排出トレイよりも上方に位置し、前記第1排出口または前記第2排出口から排出された前記用紙を受ける第2排出トレイと、前記第2排出トレイを上下方向に移動可能に支持する移動機構と、前記第1排出口と前記第2排出口との間で前記用紙の排出先を切り替える切替えガイドと、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、第2排出トレイを上下方向に移動させることにより、第1排出トレイおよび第2排出トレイにそれぞれ積載可能な用紙の枚数を任意に変更することができる。例えば、第2排出トレイを下降させると、第1排出トレイ上に積載可能な用紙の枚数は減少するが、第2排出トレイ上に積載可能な用紙の枚数は増加する。これにより、ユーザーが要求する排出数に柔軟に対応した各排出トレイを構成することができるため、ユーザービリティを向上させることができる。
この場合、前記用紙の排出数に関する情報を含む出力指令を受信すると共に前記用紙の排出数に応じて前記移動機構および前記切替えガイドを制御する制御装置と、前記第1排出トレイ上に前記用紙が存在するか否かを検出する用紙検知装置と、を備え、前記制御装置は、前記第2排出トレイが前記第2排出口から排出された前記用紙を受けることが可能な標準位置にある状態において、前記第1排出トレイおよび前記第2排出トレイの少なくとも一方の最大積載量を超える前記出力指令を受信し、且つ、前記第1排出トレイ上に前記用紙が存在しないことを前記用紙検知装置により検出した場合に、前記移動機構を制御して前記第1排出口から排出された前記用紙を受けることが可能な位置まで前記第2排出トレイを移動させることが好ましい。
この構成によれば、第1排出トレイ上に用紙が存在しない状態で、ユーザーが各排出トレイの最大積載量を超える用紙の排出を要求すると、第2排出トレイは、第1排出トレイの上部近傍(または第1排出トレイに載置される)まで下降する。これにより、第1排出トレイまたは第2排出トレイの最大積載量を超える用紙を、下降させた第2排出トレイで受けることができる。なお、この場合、第1排出口と第2排出口との間で用紙の排出先を適宜切り替えてもよいし、第2排出口からのみ用紙を排出するようにしてもよい。
この場合、前記第1排出トレイ上に積載された前記用紙が最大積載量に達したか否かを検出する第1満杯検知装置を備え、前記制御装置は、前記第1排出口から排出され前記第2排出トレイ上に積載された前記用紙が最大積載量に達したことを前記第1満杯検知装置により検出した場合に、前記第1排出口からの前記用紙の排出を中止させ、前記切替えガイドを制御して前記第2排出口から前記用紙を排出させることが好ましい。
この構成によれば、まず、下降した第2排出トレイに対し、第1排出口から用紙の排出が開始され、次に、第1満杯検知装置が最大積載量に達したことを検出すると、第1排出口に代えて第2排出口から用紙の排出が開始される。これにより、第2排出トレイ上に複数の用紙を適切に積み重ねた状態で保持させることができる。
この場合、前記第1排出口を開閉可能なシャッター機構を備え、前記制御装置は、前記第1排出口からの前記用紙の排出を中止した場合に、前記シャッター機構を制御して前記第1排出口を閉塞させることが好ましい。
この構成によれば、第1満杯検知装置が最大積載量に達したことを検出し、第1排出口からの用紙の排出が中止されると、第1排出口は閉塞され、第1排出口に代えて第2排出口から用紙の排出が開始される。これにより、第1排出口よりも上側位置まで第2排出トレイ上に用紙が積層されたとしても、排出済みの用紙が再び第1排出口内に進入することを防止することができる。
また、他の場合、前記用紙の排出数に関する情報を含む出力指令を受信すると共に前記用紙の排出数に応じて前記移動機構および前記切替えガイドを制御する制御装置と、前記第2排出トレイ上に積載された前記用紙が最大積載量に達したか否かを検出する第2満杯検知装置と、を備え、前記制御装置は、前記第2排出トレイが前記第2排出口から排出された前記用紙を受けることが可能な標準位置にある状態において、前記第1排出トレイおよび前記第2排出トレイの少なくとも一方の最大積載量を超える前記出力指令を受信した場合に、前記切替えガイドを制御して前記第2排出口から前記用紙を排出させ、前記第2排出口から排出され前記第2排出トレイ上に積載された前記用紙が最大積載量に達したことを前記第2満杯検知装置により検出した場合に、該第2満杯検知装置による最大積載量の検出がされないように、前記移動機構を制御して前記第2排出トレイを徐々に下降させることが好ましい。
この構成によれば、ユーザーが各排出トレイの最大積載量を超える用紙の排出を要求すると、まず、(例えば標準位置にある)第2排出トレイに対し、第2排出口から用紙の排出が開始される。次に、第2満杯検知装置が最大積載量に達したことを検出すると、第2排出トレイが下降し始める。このように、第2排出トレイを下降させながら排出された用紙を受けることができるため、第1排出トレイまたは第2排出トレイの最大積載量を超える用紙を受けることができる。また、用紙の排出中に切替えガイドにより排出先を変更する必要がなく、排出先の変更にかかる時間的損失の発生を防止することができる。
この場合、前記第1排出口を開閉可能なシャッター機構を備え、前記制御装置は、前記用紙が最大積載量に達したことを前記第2満杯検知装置により初めて検出した場合に、前記シャッター機構を制御して前記第1排出口を閉塞させることが好ましい。
この構成によれば、第2排出トレイが下降する際には、第1排出口は閉塞されているため、徐々に下降して行く第2排出トレイに積層された用紙が再び第1排出口内に進入することを防止することができる。
また、他にも、前記第1排出口を開閉可能なシャッター本体を含むシャッター機構を備え、前記シャッター本体は、下降してきた前記第2排出トレイに接触し、該第2排出トレイの下降に連動して前記第1排出口を閉塞するように設けられていることが好ましい。
この構成によれば、第2排出トレイの下降に伴ってシャッター本体が第1排出口を閉塞することができる。これにより、制御装置によるシャッター機構の制御を省略することができ、確動的にシャッター本体を動作させることができる。
本発明によれば、排出トレイ上に積載可能な用紙の枚数を任意に変更することができるため、ユーザービリティを向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る複合機の内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る複合機の用紙排出部を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る複合機の制御装置により制御される構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る複合機の用紙排出部において、第2排出トレイが下降した状態を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る複合機の制御装置による制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る複合機の用紙排出部において、第2排出トレイが下降して行く様子を模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る複合機の制御装置による制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る複合機の変形例のシャッター機構等を模式的に示す断面図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としての複合機について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、各図に示す矢印Frを複合機の正面側(前側)として規定する。
まず、図1を参照して、第1実施形態に係る複合機1の全体構成について説明する。ここで、図1は複合機1の内部構造を模式的に示す断面図である。
複合機1は、用紙Pに画像形成を行う作像部2と、所望の原稿上の画像を読み取る画像読取部3と、を備えている。
作像部2は、例えば、パーソナルコンピューターや画像読取部3から送信された画像データに基づいて画像形成処理を行うものである。作像部2は、合成樹脂等により略箱型状に形成される筐体4を備えている。
筐体4は、主要部を成す装置本体5と、装置本体5の上部後側(図1右上側)から上方に延設される凸設部6と、図1において奥側から上方に延設される側壁部7と、により略一体形成されている。凸設部6および側壁部7の上端面には、画像読取部3が載せられた状態で固定されている。
装置本体5の下部には用紙P(の束)を収納した給紙カセット8が設けられ、装置本体5の上部には用紙排出部9が設けられている。なお、用紙Pとは、紙製の記録材に限らず、樹脂フィルムやOHPシート等のシート状の記録材も含まれる。
装置本体5の内部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器10が、給紙カセット8の上方に配設されている。露光器10の上方には、像担持体としての中間転写ベルト11が複数のローラー間に架設され、この中間転写ベルト11の下側に沿って4個の画像形成部12がトナーの色ごとに設けられている。また、装置本体5の内部には、複合機1を統括制御する制御装置13が設けられている。
各画像形成部12は、回転可能に設けられた感光体ドラム14の周囲に一次転写のプロセス順に配置される帯電器15と、現像器16と、一次転写部17と、クリーニング装置18と、除電器19と、を含んで構成されている。中間転写ベルト11の上方には、4個のトナーコンテナ20が各画像形成部12に対応するトナーの色ごとに設けられている。
装置本体5の後側および凸設部6の内部には、用紙Pの搬送経路21が設けられている。搬送経路21は、給紙部22の下流端に連なる主経路21aと、主経路21aから分岐する反転経路21bと、を有している。
主経路21aの上流部分には、給紙カセット8等から用紙Pを取り出す給紙部22が設けられている。主経路21aの中流部分には、中間転写ベルト11の後端部との間に二次転写部23が設けられている。二次転写部23よりも下流側における主経路21aには、加熱ローラーと加圧ローラーとで構成される定着装置24が設けられている。
主経路21aは、定着装置24よりも下流側において上下に2分岐している。詳細には、主経路21aは、第1搬送路25と、第1搬送路25よりも上方に設けられる第2搬送路26と、を有している。
また、第1搬送路25と第2搬送路26の分岐点には、切替えガイド27が設けられている。切替えガイド27は、図示を省略する支点を中心に揺動可能に装置本体5内に支持されている。切替えガイド27は、第1搬送路25を開放して第2搬送路26を閉鎖する第1の姿勢と、第1搬送路25を閉鎖して第2搬送路26を開放する第2の姿勢と、を選択することで用紙Pの搬送先を切り替え可能に構成されている。
反転経路21bは、用紙Pに両面印刷を行う際に用いられる経路であり、反転経路21bの下流端は、第2搬送路26の下流端に接続されている。
用紙排出部9は、第1搬送路25を通って排出された用紙Pを受ける第1排出トレイ33と、第2搬送路26を通って排出された用紙Pを受ける第2排出トレイ43と、を含んで構成されている。なお、用紙排出部9の詳細については後述する。
ここで、複合機1の画像形成動作について説明する。複合機1に電源が投入されると、各種パラメーターの初期設定が実行される。そして、複合機1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器15によって帯電された感光体ドラム14の表面に対し、露光器10によって画像データに応じた露光が行われる。これにより、感光体ドラム14上に形成された静電潜像は、現像器16によって各色のトナー像に現像される。このトナー像は、一次転写部17において中間転写ベルト11上に一次転写される。以上の動作を各画像形成部12が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト11上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、各感光体ドラム14上の残留トナーおよび電荷は、クリーニング装置18および除電器19によって除去される。
一方、給紙部22によって給紙カセット8等から取り出された用紙Pは、上述の画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部23へと搬送される。中間転写ベルト11上のフルカラーのトナー像は用紙Pに二次転写され、その用紙Pは主経路21aを通って定着装置24に搬送される。定着装置24によってトナー像の定着が行われた用紙Pは、第1搬送路25または第2搬送路26に進入し、第1排出トレイ33または第2排出トレイ43に排出される。なお、第2搬送路26に進入した用紙Pは、第2排出トレイ43への排出の他に、両面印刷のために反転経路21bへと搬送される場合もある。
次に、図1および図2を参照して、用紙排出部9について詳細に説明する。ここで、図2は用紙排出部9を模式的に示す断面図である。
用紙排出部9は、凸設部6と、側壁部7の内面(図1において手前面)と、装置本体5の上面と、画像読取部3の下面とにより囲まれる空間Sに設けられている。この空間Sは、前面および図1において手前側が開放されている。
用紙排出部9は、定着装置24の前側斜め上方に配設される第1排紙ユニット30と、第1排紙ユニット30の上方に配設される第2排紙ユニット40と、を備えている。
第1排紙ユニット30は、第1搬送路25の下流端部に配設される第1排出ローラー対31と、筐体4の内部で画像形成された用紙Pを筐体4(凸設部6)の外部に排出する第1排出口32と、第1排出口32から排出された用紙Pを受ける第1排出トレイ33と、第1排出トレイ33上に用紙Pが存在するか否かを検出する用紙検知センサー34と、第1排出トレイ33上に積載された用紙Pが最大積載量に達したか否かを検出する第1満杯検知センサー35と、第1排出口32を開閉可能なシャッター機構36と、を有している。
第1排出ローラー対31は、凸設部6内の第1排出口32近傍に設けられている。第1排出ローラー対31は、第1駆動ローラー31aと、第1駆動ローラー31aの上方に対向配置される第1従動ローラー31bと、を有している。
第1駆動ローラー31aは、ギア列を介して接続されるモーター等の駆動源(いずれも図示せず)により回転駆動される。第1従動ローラー31bは、第1駆動ローラー31aに圧接されて従動回転するように構成されている。
第1排出口32は、凸設部6の前面下寄り位置において用紙Pが挿通可能な略矩形状に貫通形成されている。また、第1排出口32は、第1搬送路25の下流端に設けられている。
第1排出トレイ33は、装置本体5の上面として形成されている。第1排出トレイ33は、凸設部6の近傍から前後方向略中間部まで上傾し、前後方向略中間部から前端まで略水平に延出して一体に形成されている。
用紙検知センサー34は、所謂反射型の光センサーであり、発光部および受光部を上方に向けた姿勢で、第1排出トレイ33の上面から突出しないように、第1排出トレイ33に埋設されている。第1排出トレイ33上に用紙Pが存在する場合、発光部からの光は、用紙Pに当たって反射して受光部に入射する。すなわち、第1排出トレイ33上の用紙Pが用紙検知センサー34により検出される。一方、用紙Pが存在しない場合には発光部からの光は受光部で受光されない。なお、例えば、用紙検知センサー34を光センサーに代えて重量センサー等で構成してもよい。
第1満杯検知センサー35は、所謂反射型の光センサーであり、発光部および受光部を前方に向けた姿勢で、凸設部6の前面から突出しないように、凸設部6内に設けられている。第1満杯検知センサー35は、第1排出口32(第1駆動ローラー31a)の下側近傍に配設されている。発光部からの光が第1排出トレイ33上に積み重ねられた用紙Pで反射して受光部に入射することで、第1排出トレイ33上の最大積載量に達したことが第1満杯検知センサー35により検出される。一方、最大積載量に達していない場合には発光部からの光は受光部で受光されない。なお、例えば、第1満杯検知センサー35を光センサーに代えて重量センサーや用紙Pの排出枚数を検出するカウンター等で構成してもよい。
シャッター機構36は、シャッター本体37と、シャッター本体37を回動させるシャッター駆動部38(図3参照)と、を有している。
シャッター本体37は、側面視で円弧状に形成されており、第1排出口32の前面側を覆うことが可能な大きさに形成されている。シャッター本体37は、シャッター駆動部38を駆動させることにより図示を省略する支点を中心に回動し、第1排出口32を開放する開口位置と、第1排出口32を閉塞する閉口位置との間を移動するように構成されている。
第2排紙ユニット40は、第2搬送路26の下流端部に配設される第2排出ローラー対41と、第1排出口32よりも上方に配設され、筐体4の内部で画像形成された用紙Pを筐体4(凸設部6)の外部に排出する第2排出口42と、第1排出トレイ33よりも上方に位置し、第1排出口32または第2排出口42から排出された用紙Pを受ける第2排出トレイ43と、第2排出トレイ43を上下方向に移動可能に支持する移動機構44と、第2排出トレイ43上に積載された用紙Pが最大積載量に達したか否かを検出する第2満杯検知センサー45と、を有している。
第2排出ローラー対41は、凸設部6(筐体4)内の第2排出口42近傍に設けられている。第2排出ローラー対41は、第2駆動ローラー41aと、第2駆動ローラー41aの上方に対向配置される第2従動ローラー41bと、を有している。
第2駆動ローラー41aは、ギア列を介して接続される駆動源(いずれも図示せず)により回転駆動される。第2従動ローラー41bは、第2駆動ローラー41aに圧接されて従動回転するように構成されている。
第2排出口42は、凸設部6の前面上寄り位置において用紙Pが挿通可能な略矩形状に貫通形成されている。また、第2排出口42は、第2搬送路26の下流端に設けられている。
第2排出トレイ43は、合成樹脂等により平面視で略矩形薄板状に形成されている。第2排出トレイ43は、第1排出トレイ33と略同一形状を成しており、凸設部6の近傍から前後方向略中間部まで上傾し、前後方向略中間部から前端まで略水平に延出して一体に形成されている。
移動機構44は、第2排出トレイ43の後端部および奥側端部にそれぞれ設けられる複数のラック46と、各ラック46に噛合するように凸設部6の前面および側壁部7の内面にそれぞれ回転可能に設けられる複数のピニオン47と、各ピニオン47を回転駆動するように凸設部6および側壁部7の内部に設けられる複数のギア駆動部48(図3参照(1つのみ図示))と、を有している。
各ラック46は、第2排出トレイ43の下端から上方に延設されている。各ギア駆動部48は、例えば、モーターおよびその回転軸に固定されたギア列(いずれも図示せず)を介して所定の減速比でピニオン47を回転させる。各ギア駆動部48によりピニオン47を同期して回転させることにより、各ラック46を介して第2排出トレイ43が上下方向に移動するようになっている。なお、図2に示すように、第2排出トレイ43は、最上端に移動した状態で第2排出口42から排出された用紙Pを受けることができるようになっており、以下の説明では、この位置を標準位置と呼ぶこととする。
なお、凸設部6および側壁部7に各ラック46を設け、第2排出トレイ43に各ピニオン47および各ギア駆動部48を設けてもよい。また、移動機構44は、所謂ラック・アンド・ピニオンに限定されない。例えば、移動機構44としてソレノイドを用いて第2排出トレイ43を上下方向に移動させてもよい。また、例えば、移動機構44としてリニアモーター機構やボールネジ機構等を用いてもよい。
第2満杯検知センサー45は、所謂反射型の光センサーであり、発光部および受光部を前方に向けた姿勢で、凸設部6の前面から突出しないように、凸設部6内に設けられている。第2満杯検知センサー45は、第2排出口42(第2駆動ローラー41a)の下側近傍に配設されている。第2満杯検知センサー45による最大積載量の検出原理は、上記した第1満杯検知センサー35と同様である。なお、例えば、第2満杯検知センサー45を光センサーに代えて重量センサーや用紙Pの排出枚数を検出するカウンター等で構成してもよい。
次に、図3を参照して、制御装置13について説明する。図3は制御装置13により制御される構成を示すブロック図である。
制御装置13は、CPUや入出力インターフェースを含む制御部50と、ROMやRAM等の記憶装置で構成される記憶部51と、画像読取部3や外部のコンピューター等から画像データや用紙Pの排出数(印刷数)に関する情報を含む出力指令を受信する受信部52と、を含んで構成されている。
制御部50は、記憶部51に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて、移動機構44および切替えガイド27(ガイド駆動部54)等、複合機1の各部の制御を行うように構成されている。記憶部51には、例えば、各用紙Pの種類や厚さ、標準位置にある第1排出トレイ33および第2排出トレイ43の最大積載量(用紙Pの厚さにより異なる。)等が記憶されている。
制御部50は、筐体4(または画像読取部3)に設けられた操作表示部53と接続されている。操作表示部53には、例えば、各種操作キーやタッチパネル等が設けられ、ユーザーが操作キー等を操作すると、その操作指示が制御部50に出力される。また、制御部50から各種出力信号に基づいて、エラーメッセージ等の各種情報が操作表示部53に表示される。
制御部50は、ソレノイド等のガイド駆動部54を介して切替えガイド27と接続されている。また、制御部50は、用紙検知センサー34、第1満杯検知センサー35、シャッター駆動部38、第2満杯検知センサー45およびギア駆動部48とそれぞれ接続されている。なお、説明は省略するが、制御装置13(制御部50)は、複合機1を統括制御するために、その他各構成(例えば定着装置24等)にもそれぞれ接続されている。
次に、制御装置13による用紙Pの排出数(印刷数)に応じた複合機1の制御について説明する。なお、以下の説明では、印刷開始前(画像形成動作前)の状態において、第2排出トレイ43は標準位置にあるものとする。また、シャッター本体37は開口位置にあるものとする(図2参照)。また、例えば、第1排出トレイ33の最大積載量(A)は、第2排出トレイ43の最大積載量(B)よりも大きい(A>B)ものとする。
例えば、ユーザーが複合機1に接続されたコンピューターまたは操作表示部53を操作して、用紙Pの排出先を第1排出トレイ33として第1排出トレイ33の最大積載量(A)以内である所定枚数の印刷開始を指示すると、これらの情報を含む出力指令が制御装置13の受信部52に送信される。
受信部52が当該出力指令を受信すると、制御装置13(制御部50)は、ガイド駆動部54を駆動して切替えガイド27を第1の姿勢に切り替え、上述したように用紙Pに対して画像形成動作が行われる。画像形成が行われた用紙Pは、第1搬送路25を搬送されて行き、第1駆動ローラー31aと第1従動ローラー31bとの間に進入し、第1排出口32を通って第1排出トレイ33上に排出される。
また同様に、ユーザーが、用紙Pの排出先を第2排出トレイ43として第2排出トレイ43の最大積載量(B)以内である所定枚数の印刷開始を指示すると、これらの情報を含む出力指令が制御装置13の受信部52に送信される。
受信部52が当該出力指令を受信すると、制御装置13(制御部50)は、ガイド駆動部54を駆動して切替えガイド27を第2の姿勢に切り替え、上述したように用紙Pに画像形成動作が行われる。画像形成が行われた用紙Pは、第2搬送路26を搬送されて行き、第2駆動ローラー41aと第2従動ローラー41bとの間に進入し、第2排出口42を通って第2排出トレイ43上に排出される。なお、第2駆動ローラー41aを逆回転させることで、第2搬送路26を搬送されてきた用紙Pは、反転経路21bに進入(所謂スイッチバック)し、両面印刷に供されるようになっている。
以上のように、切替えガイド27は、制御装置13によって制御され、第1排出口32と第2排出口42との間で用紙Pの排出先を切り替えることができる。なお、ユーザーが用紙Pの排出先を指定せず、所定枚数の印刷開始を指示した場合、制御装置13が、記憶部51に記憶された各最大積載量を参照し、所定枚数と比較し、適当に用紙Pの排出先を決定してもよい。例えば、ユーザーが指定した所定枚数が、最大積載量(B)より大きく、且つ最大積載量(A)以下である場合には、制御装置13は、用紙Pの排出先を第1排出トレイ33に決定する。
次に、図4および図5を参照して、第1排出トレイ33および第2排出トレイ43の少なくとも一方の最大積載量を超える出力指令を、制御装置13の受信部52が受信した場合の制御について説明する。ここで、図4は第2排出トレイ43が下降した状態を模式的に示す断面図である。図5は制御装置13による制御手順を示すフローチャートである。
例えば、ユーザーが第1排出トレイ33の最大積載量(A)以上である所定枚数の印刷開始を指示すると、これらの情報を含む出力指令が制御装置13の受信部52に送信される。なお、最大積載量(A)以上である所定枚数とは、各最大積載量の和(A+B)を超えない枚数を指すものとする。
まず、制御装置13(制御部50)は、用紙検知センサー34の検出結果から第1排出トレイ33上に用紙Pが存在するか否かを確認する(ステップS1)。
第1排出トレイ33上に用紙Pが存在することを用紙検知センサー34により検出した場合(ステップS2「Y」)、制御装置13は、例えば、第1排出トレイ33上の用紙Pを取り除くことをユーザーに促す警告メッセージを操作表示部53に表示して、制御を中止する。
一方、第1排出トレイ33上に用紙Pが存在しないことを用紙検知センサー34により検出した場合(ステップS2「N」)、制御装置13は、各ギア駆動部48(移動機構44)を駆動制御して、第1排出口32から排出された用紙Pを受けることが可能な位置まで第2排出トレイ43を移動させる(ステップS3)。具体的には、第1排出トレイ33の上面に当接する位置まで第2排出トレイ43を下降させる(図4参照)。
続いて、制御装置13は、ガイド駆動部54を駆動制御して切替えガイド27を第1の姿勢に切り替え(ステップS4)、用紙Pに対する画像形成動作を実行する(ステップS5)。これにより、画像形成が行われた用紙Pは、第1搬送路25を搬送されて、第1排出口32から下降させた第2排出トレイ43上に排出される。この画像形成動作は、第2排出トレイ43上に積層された最上位の用紙Pが第1満杯検知センサー35により検出されるまで実行される。
用紙Pの排出が進み、第2排出トレイ43上に複数の用紙Pが積層されて行くと、最上位の用紙Pが第1満杯検知センサー35により検出される。すなわち、第1排出口32から排出され第2排出トレイ43上に積載された用紙Pが最大積載量に達したことを第1満杯検知センサー35により検出した場合、制御装置13は、第1排出口32からの用紙Pの排出(画像形成動作)を中止させる(ステップS6)。続いて、制御装置13は、シャッター駆動部38を駆動制御してシャッター本体37を閉口位置に移動させ、第1排出口32を閉塞する(ステップS7(図4に示す二点鎖線参照))。
そして、制御装置13は、ガイド駆動部54を駆動して切替えガイド27を第2の姿勢に切り替え(ステップS8)、用紙Pに対する画像形成動作を継続(再開)する(ステップS9)。これにより、画像形成が行われた用紙Pは、第2搬送路26を搬送されて、第2排出口42から排出される。
ユーザーが指定した所定枚数の用紙Pが排出されると画像形成動作が終了する。なお、図示は省略するが、第2排出トレイ43には、第2排出トレイ43上に用紙Pが存在するか否かを検出する第2用紙検知センサー(光センサーや重量センサー等)が設けられている。ユーザーが第2排出トレイ43上に排出された用紙P(の束)を取り除くと、これを第2用紙検知センサーが検出し、制御装置13は、移動機構44を制御して第2排出トレイ43を標準位置に移動させる。
以上の第1実施形態に係る複合機1によれば、第2排出トレイ43を上下方向に移動させることにより、第1排出トレイ33および第2排出トレイ43にそれぞれ積載可能な用紙Pの枚数を任意に変更することができる。例えば、第2排出トレイ43を下降させると、第1排出トレイ33上に積載可能な用紙Pの枚数は減少するが、第2排出トレイ43上に積載可能な用紙の枚数は増加する。これにより、ユーザーが要求する排出数に柔軟に対応した各排出トレイ33,43を構成することができるため、ユーザービリティを向上させることができる。
また、第1実施形態に係る複合機1によれば、第1排出トレイ33上に用紙Pが存在しない状態で、ユーザーが各排出トレイ33,43の最大積載量を超える用紙Pの排出を要求すると、第2排出トレイ43は、第1排出トレイ33に載置されるまで下降する。これにより、第1排出トレイ33または第2排出トレイ43の最大積載量を超える用紙を、下降させた第2排出トレイ43で受けることができる。この場合、まず、下降した第2排出トレイ43に対し、第1排出口32から用紙Pの排出が開始され、次に、第1満杯検知センサー35が最大積載量(A)に達したことを検出すると、第1排出口32からの用紙Pの排出が中止される。そして、第1排出口32は閉塞され、第1排出口32に代えて第2排出口42から用紙Pの排出が開始される。これにより、第2排出トレイ43上に複数の用紙Pを適切に積み重ねた状態で保持させることができる。また、第1排出口32はシャッター本体37により閉塞されるため、第1排出口32よりも上側位置まで第2排出トレイ43上に用紙Pが積層されたとしても、排出済みの用紙Pが再び第1排出口32内に進入することを防止することができる。
なお、第1実施形態に係る複合機1では、制御装置13が第1排出口32と第2排出口42との間で用紙Pの排出先を適宜切り替えていたが、これに代えて、第2排出口42からのみ用紙Pを排出するようにしてもよい。
なお、第1実施形態に係る複合機1では、第2排出トレイ43を第1排出トレイ33に載置されるまで下降させていたが、これに限定されるものではなく、ユーザーが指定する所定枚数(排出する用紙Pの枚数)に応じて適宜変更することが好ましい。例えば、第2排出トレイ43を第1排出トレイ33の上部近傍(当接しない)まで下降させてもよい。また、例えば、ユーザーが指定した所定枚数が、第1排出トレイ33の最大積載量(A)よりも僅かに多いだけの場合には、標準位置よりも下側で、且つ第1排出口32よりも上側となる範囲で第2排出トレイ43を移動させてもよい。この場合、第1排出口32を閉塞する必要はなく、用紙Pの排出は第2排出口42からのみ行われる。
なお、第1実施形態に係る複合機1では、第2排出トレイ43の移動(ステップS3)の後に、切替えガイド27の切り替え(ステップS4)を行ったが、これらのステップの順序を入れ替えてもよいし、同時に行ってもよい。同様に、シャッター本体37の移動(ステップS7)の後に、切替えガイド27の切り替え(ステップS8)を行ったが、これらのステップの順序を入れ替えてもよいし、同時に行ってもよい。
なお、第1実施形態に係る複合機1では、各ギア駆動部48(モーター等)を用いて第2排出トレイ43を上下方向に移動させていたが、これに代えて、第2排出トレイ43を手動で移動させてもよい。この場合、移動機構44の各ピニオン47および各ギア駆動部48は省略される。そして、第2排出トレイ43の後端部および奥側端部を各ラック46の任意の凹部に嵌合させることにより、第2排出トレイ43の上下方向の位置を調整可能に構成する。また、第2排出トレイ43の位置を検出するためのセンサーをラック46に設け、制御装置13が、センサーの出力に基づいて切替えガイド27を移動させる。また、操作表示部53に第2排出トレイ43の位置を表示することが好ましい。この場合、バネ等の付勢部材により第2排出トレイ43を後方に付勢しておくことが好ましい。また、第2排出トレイ43を付勢部材の付勢力に抗して手前に引き寄せる際にユーザーが操作する突起等を設けてもよい。さらに、第2排出トレイ43の下方への移動を規制すると共に上方への移動を許容するように、第2排出トレイ43と各ラック46とによりラチェット機構を構成してもよい。
なお、各排出トレイ33,43の最大積載量(A),(B)は、(A>B)という関係であったが、例えば(A<B)や(A=B)という関係であってもよい。
次に、図6および図7を参照して、第2実施形態に係る複合機1について説明する。ここで、図6は第2排出トレイ43が下降して行く様子を模式的に示す断面図である。図7は制御装置13による制御手順を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、上述した第1実施形態に係る複合機1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態に係る複合機1では、第1排出トレイ33および第2排出トレイ43の少なくとも一方の最大積載量を超える出力指令を、制御装置13の受信部52が受信した場合の制御手順が、上述した実施形態に係るものと異なっている。なお、上述した実施形態に係るものと同様に、印刷開始前の状態において、第2排出トレイ43は標準位置にあり、シャッター本体37は開口位置にあるものとする。
例えば、ユーザーが第1排出トレイ33の最大積載量(A)以上である所定枚数(A+Bを超えない枚数)の印刷開始を指示すると、これらの情報を含む出力指令が制御装置13の受信部52に送信される。
まず、制御装置13(制御部50)は、ガイド駆動部54を駆動して切替えガイド27を第2の姿勢に切り替え(ステップS10)、用紙Pに対する画像形成動作を実行する(ステップS11)。これにより、画像形成が行われた用紙Pは、第2搬送路26を搬送されて、第2排出口42から第2排出トレイ43上に排出される。この画像形成動作は、第2排出トレイ43上に積層された最上位の用紙Pが第2満杯検知センサー45により検出されるまで実行される。
用紙Pの排出が進み、第2排出トレイ43上に複数の用紙Pが積層されて行くと、最上位の用紙Pが第2満杯検知センサー45により検出される。制御装置13は、用紙Pが最大積載量(B)に達したことを第2満杯検知センサー45により初めて検出した場合に、シャッター駆動部38を駆動制御してシャッター本体37を閉口位置に移動させ、第1排出口32を閉塞する(ステップS12(図6に示す二点鎖線参照))。
また、制御装置13は、第1排出口32を閉塞と同時、または、これに前後して、第2排出トレイ43を下降させ始める(ステップS13)。すなわち、第2排出口42から排出され第2排出トレイ43上に積載された用紙Pが最大積載量に達したことを第2満杯検知センサー45により検出した場合、制御装置13は、第2満杯検知センサー45による最大積載量(B)の検出がされないように、各ギア駆動部48(移動機構44)を駆動制御して、第2排出トレイ43を徐々(段階的)に下降させる(図6参照)。つまり、用紙Pの排出に連動して、標準位置にある第2排出トレイ43を下方に移動させて行く。なお、用紙Pが1枚排出されるごとに第2排出トレイ43を(1枚の厚さ以上)下降させてもよいし、複数枚(例えば10枚)排出されるごとに第2排出トレイ43を(10枚の厚さ以上)下降させてもよい。
そして、ユーザーが指定した所定枚数の用紙Pが排出されると画像形成動作および第2排出トレイ43の下降(移動機構44の制御)が終了する。なお、第1実施形態に係るものと同様に、ユーザーが第2排出トレイ43上に排出された用紙P(束)を取り除くと、制御装置13は、移動機構44を制御して第2排出トレイ43を標準位置に移動させる。
以上の第2本実施形態に係る複合機1によれば、ユーザーが各排出トレイ33,43の最大積載量を超える用紙Pの排出を要求すると、まず、標準位置にある第2排出トレイ43に対し、第2排出口42から用紙Pの排出が開始される。次に、第2満杯検知センサー45が最大積載量に達したことを検出すると、第2排出トレイ43が下降し始める。このように、第2排出トレイ43を下降させながら排出された用紙を受けることができるため、第1排出トレイ33または第2排出トレイ43の最大積載量を超える用紙Pを受けることができる。また、用紙Pの排出中に切替えガイド27により用紙Pの排出先を変更する必要がなく、排出先の変更にかかる時間的損失の発生を防止することができる。また、第2排出トレイ43が下降する際には、第1排出口32は閉塞されているため、徐々に下降して行く第2排出トレイ43に積層された用紙Pが再び第1排出口32内に進入することを防止することができる。
次に、図8を参照して、第2実施形態に係る複合機1の変形例について説明する。ここで、図8は、本変形例のシャッター機構36等を模式的に示す断面図である。なお、以下の説明では、上述した第1および第2実施形態に係る複合機1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
この変形例に係る複合機1では、シャッター本体37が、下降してきた第2排出トレイ43に接触し、第2排出トレイ43の下降に連動して第1排出口32を閉塞するように設けられている。なお、この場合、シャッター駆動部38は省略されている。また、図示は省略するが、シャッター本体37は第1排出口32を開放する方向にバネ等の付勢手段により付勢されている。
具体的には、図8に示すように、開口位置にあるシャッター本体37の前端部には、外側に屈曲する鍔部37aが形成されている。この鍔部37aは、凸設部6の前面よりも僅かに前方に突出しており、下降してくる第2排出トレイ43に接触するようになっている。これにより、下方に移動する第2排出トレイ43の後端部に鍔部37aが接触し、シャッター本体37は閉口位置(図8に示す二点鎖線参照)に回動する。なお、画像形成動作が終了し、第2排出トレイ43が標準位置に戻された場合、シャッター本体37は、付勢手段の付勢力により閉口位置から開口位置に復帰する。
以上の変形例に係る複合機1によれば、第2排出トレイ43の下降に伴ってシャッター本体37が第1排出口32を閉塞することができる。これにより、シャッター駆動部38を省略することができ、シャッター機構36の構造を簡略化することができる。また、制御装置13によるシャッター機構36の制御を省略することができ、確動的にシャッター本体37を動作させることができる。
なお、各実施形態(変形例を含む。)の説明は、本発明に係る複合機1における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、各実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、且つ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した各実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 複合機(画像形成装置)
4 筐体
27 切替えガイド
32 第1排出口
33 第1排出トレイ
34 用紙検知センサー(用紙検知装置)
35 第1満杯検知センサー(第1満杯検知装置)
36 シャッター機構
37 シャッター本体
42 第2排出口
43 第2排出トレイ
44 移動機構
45 第2満杯検知センサー(第2満杯検知装置)
P 用紙

Claims (7)

  1. 筐体の内部で画像形成された用紙を該筐体の外部に排出する第1排出口と、
    前記第1排出口から排出された用紙を受ける第1排出トレイと、
    前記第1排出口よりも上方に配設され、前記用紙を前記筐体の外部に排出する第2排出口と、
    前記第1排出トレイよりも上方に位置し、前記第1排出口または前記第2排出口から排出された前記用紙を受ける第2排出トレイと、
    前記第2排出トレイを上下方向に移動可能に支持する移動機構と、
    前記第1排出口と前記第2排出口との間で前記用紙の排出先を切り替える切替えガイドと、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記用紙の排出数に関する情報を含む出力指令を受信すると共に前記用紙の排出数に応じて前記移動機構および前記切替えガイドを制御する制御装置と、
    前記第1排出トレイ上に前記用紙が存在するか否かを検出する用紙検知装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記第2排出トレイが前記第2排出口から排出された前記用紙を受けることが可能な標準位置にある状態において、前記第1排出トレイおよび前記第2排出トレイの少なくとも一方の最大積載量を超える前記出力指令を受信し、且つ、前記第1排出トレイ上に前記用紙が存在しないことを前記用紙検知装置により検出した場合に、前記移動機構を制御して前記第1排出口から排出された前記用紙を受けることが可能な位置まで前記第2排出トレイを移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1排出トレイ上に積載された前記用紙が最大積載量に達したか否かを検出する第1満杯検知装置を備え、
    前記制御装置は、前記第1排出口から排出され前記第2排出トレイ上に積載された前記用紙が最大積載量に達したことを前記第1満杯検知装置により検出した場合に、前記第1排出口からの前記用紙の排出を中止させ、前記切替えガイドを制御して前記第2排出口から前記用紙を排出させることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1排出口を開閉可能なシャッター機構を備え、
    前記制御装置は、前記第1排出口からの前記用紙の排出を中止した場合に、前記シャッター機構を制御して前記第1排出口を閉塞させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙の排出数に関する情報を含む出力指令を受信すると共に前記用紙の排出数に応じて前記移動機構および前記切替えガイドを制御する制御装置と、
    前記第2排出トレイ上に積載された前記用紙が最大積載量に達したか否かを検出する第2満杯検知装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記第2排出トレイが前記第2排出口から排出された前記用紙を受けることが可能な標準位置にある状態において、前記第1排出トレイおよび前記第2排出トレイの少なくとも一方の最大積載量を超える前記出力指令を受信した場合に、前記切替えガイドを制御して前記第2排出口から前記用紙を排出させ、
    前記第2排出口から排出され前記第2排出トレイ上に積載された前記用紙が最大積載量に達したことを前記第2満杯検知装置により検出した場合に、該第2満杯検知装置による最大積載量の検出がされないように、前記移動機構を制御して前記第2排出トレイを徐々に下降させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1排出口を開閉可能なシャッター機構を備え、
    前記制御装置は、前記用紙が最大積載量に達したことを前記第2満杯検知装置により初めて検出した場合に、前記シャッター機構を制御して前記第1排出口を閉塞させることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1排出口を開閉可能なシャッター本体を含むシャッター機構を備え、
    前記シャッター本体は、下降してきた前記第2排出トレイに接触し、該第2排出トレイの下降に連動して前記第1排出口を閉塞するように設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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