JP2014231202A - 印刷装置、印刷装置の制御方法、および、プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】バッファーに画像データを展開し、展開した画像データに基づいて画像を印刷する、という特性を利用して、印刷面における余白を縮減する。
【解決手段】プリンター11は、記録媒体の印刷面への画像の印刷に際し、画像の画像データをページ単位で画像バッファー50に展開し、展開した画像データに基づいて印刷面に画像を印刷する印刷制御部41を備え、印刷制御部41は、画像バッファー50に展開した画像データにおける余白領域を検出し、検出した余白領域に基づく余白を縮減して印刷面に画像を印刷する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッファーに画像データを展開し、展開した画像データに基づいて画像を印刷する印刷装置、当該印刷装置の制御方法、および、当該印刷装置の制御に係るプログラムに関する。
従来、記録媒体に画像を印刷する印刷装置(プリンター)であって、記録媒体に画像を印刷する際、記録媒体に印刷すべき画像の画像データを所定の記憶領域に形成されたバッファー(記録バッファー)に展開した上で、展開した画像データに基づいて画像の印刷に係る処理を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−88391号公報
ところで、印刷装置では、記録媒体への画像の印刷に際し、余白を縮減することによって、記録媒体の無駄を抑制し、コストの削減を実現したいとするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、バッファーに画像データを展開し、展開した画像データに基づいて画像を印刷する、という特性を利用して、印刷面における余白を縮減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体の印刷面への画像の印刷に際し、画像の画像データをページ単位でバッファーに展開し、展開した画像データに基づいて前記印刷面に画像を印刷する印刷制御部を備え、前記印刷制御部は、前記バッファーに展開した画像データにおける余白領域を検出し、検出した前記余白領域に基づく余白を縮減して前記印刷面に画像を印刷することを特徴とする。
この構成によれば、バッファーにページ単位で画像データを展開する、という特性を利用して、展開後の画像データにおける余白領域を検出し、検出結果に基づいて的確に余白を縮減し、これにより、記録媒体の無駄を抑制できる。
また、本発明は、余白の長さを縮減する割合を指定可能に構成され、前記印刷制御部は、指定された所定の割合分、余白の長さを縮減することを特徴とする。
この構成によれば、一律な態様で余白が縮減されるのではなく、所望の割合で余白を縮減することが可能となる。
また、本発明は、前記印刷面に印刷される画像を構成する画素のうち、前記印刷面の最も先端側に形成される画素よりも先端側の先頭部位と、前記印刷面に印刷される画像を構成する画素のうち、前記印刷面の最も末端側に形成される画素よりも末端側の末端部位と、前記先頭部位と、前記末端部位との間に延在する中間部位とのうち、少なくとも、いずれか1つを選択可能に構成され、前記印刷制御部は、前記バッファーに展開した画像データについて、選択された部位に対応する領域における前記余白領域を検出することを特徴とする。
この構成によれば、先頭部位、末端部位、および、中間部位のうち、特定の部位について、選択的に余白を縮減することが可能となる。
また、本発明は、前記印刷制御部は、前記先頭部位が選択された場合、前記バッファーにおいて、最も先端側に展開されたドットよりも先端側の領域を、前記余白領域として検出することを特徴とする。
この構成によれば、先頭部位に対応する領域について、的確に余白領域を検出可能である。
また、本発明は、前記印刷制御部は、前記末端部位が選択された場合、前記バッファーにおいて、最も末端側に展開されたドットよりも末端側の領域を、前記余白領域として検出することを特徴とする。
この構成によれば、末端部位に対応する領域について、的確に余白領域を検出可能である。
また、本発明は、前記印刷制御部は、空改行コマンドに基づいて、前記1行分のスペースを前記印刷面に形成すべく、前記1行分のスペースに対応する領域を前記バッファーに形成し、前記中間部位が選択された場合は、前記空改行コマンドに基づく前記バッファー上のスペースを、前記余白領域として検出することを特徴とする。
この構成によれば、空改行に基づく余白を的確に縮減可能である。
また、本発明は、倒立印刷の指示が可能に構成され、前記印刷制御部は、倒立印刷が指示されている場合、前記バッファーに画像データを回転させて展開した後、回転後の画像データにおける前記余白領域を検出し、検出した前記余白領域に基づく余白を縮減して前記印刷面に画像を印刷することを特徴とする。
この構成によれば、倒立印刷を実行する場合であっても、的確に余白を削除することが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、印刷装置の制御方法であって、記録媒体の印刷面への画像の印刷に際し、画像の画像データをページ単位でバッファーに展開し、前記バッファーに展開した画像データにおける余白領域を検出し、検出した前記余白領域に基づく余白を縮減して前記印刷面に画像を印刷することを特徴とする。
この構成によれば、バッファーにページ単位で画像データを展開する、という特性を利用して、展開後の画像データにおける余白領域を検出し、検出結果に基づいて的確に余白を縮減し、これにより、記録媒体の無駄を抑制できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、印刷装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部を、記録媒体の印刷面への画像の印刷に際し、画像の画像データをページ単位でバッファーに展開し、前記バッファーに展開した画像データにおける余白領域を検出し、検出した前記余白領域に基づく余白を縮減して前記印刷面に画像を印刷する印刷制御部として機能させることを特徴とする。
この構成によれば、バッファーにページ単位で画像データを展開する、という特性を利用して、展開後の画像データにおける余白領域を検出し、検出結果に基づいて的確に余白を縮減し、これにより、記録媒体の無駄を抑制できる。
本発明によれば、印刷面における余白の縮減が可能となる。
本実施形態に係るホストコンピューター、および、プリンターの機能的構成を示すブロック図である。 (A)は制御コマンドを示し、(B)は制御コマンドに基づいて画像データが展開された画像バッファーの状態を示し、(C)は画像が印刷された記録媒体を示す。 ユーザーインターフェースを示す図である。 ホストコンピューター、および、プリンターの動作を示すフローチャートである。 (A)は制御コマンドに基づいて画像データが展開された画像バッファーの状態を示し、(B)は余白縮減モードに係る紙片を示し、(C)は通常モードに係る紙片を示す。 (A)は制御コマンドに基づいて画像データが展開された画像バッファーの状態を示し、(B)は倒立印刷時の画像バッファーの状態を示し、(C)は余白縮減モードで倒立印刷をしたときの紙片を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る印刷システム1の機能的構成を示すブロック図である。
印刷システム1は、プリンター11(印刷装置)と、このプリンター11を制御する制御装置としてのホストコンピューター10とを備え、ホストコンピューター10の制御の下、プリンター11によって記録媒体に画像を印刷するシステムである。
プリンター11は、記録媒体たる感熱ロール紙を搬送方向に搬送しながら、発熱素子が並べて設けられた記録ヘッド15によって、感熱ロール紙の印刷面に熱を与えて、当該印刷面にドットを形成することにより、当該印刷面に画像を印刷するサーマルプリンターである。特に、プリンター11は、切断機構17を備えており、感熱ロール紙を切断することにより、画像が印刷された紙片を出力することができる。印刷システム1は、例えば、紙片としてのレシートの発行に利用される。
記録ヘッド15は、ラインサーマルヘッドであり、プリンター11は、感熱ロール紙を搬送しつつ、位置が固定された記録ヘッド15によって画像を印刷する。
図1に示すように、ホストコンピューター10は、ホスト側制御部25と、ホスト側入力部26と、ホスト側表示部27と、ホスト側記憶部28と、ホスト側インターフェイス部29(I/F)と、を備えている。
ホスト側制御部25は、ホストコンピューター10を制御するものであり、各種プログラムを実行するCPU、CPUにより実行される基本制御プログラム等を記憶するROM、CPUが実行するプログラムや処理対象のデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成するRAM、その他の周辺回路等を備えている。ホスト側制御部25は、アプリケーション実行部25aと、プリンタードライバー実行部25bと、を備えているが、これらについては後述する。ホスト側入力部26は、各種入力デバイスに接続され、これら入力デバイスに対する操作を検出し、ホスト側制御部25に出力する。ホスト側表示部27は、表示パネルに接続され、ホスト側制御部25の制御の下、表示パネルに各種情報を表示する。ホスト側記憶部28は、EEPROMや、ハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に、不揮発的に記憶する。ホスト側インターフェイス部29(I/F)は、ホスト側制御部25の制御の下、プリンター11との間で通信規格に準拠した通信を行う。
また、プリンター11は、図1に示すように、制御部20と、入力部31と、表示部32と、プリントエンジン33と、記憶部35と、インターフェイス部38(I/F)を備えている。
制御部20は、プリンター11の各部を制御するものであり、上述したホスト側制御部25と同様、CPUや、ROM、RAM、その他の周辺回路等を備えている。制御部20は、機能ブロックとして、印刷制御部41を備えているが、これについては後述する。制御部20は、RAM等の記憶領域に形成された画像バッファー50(バッファー)が接続されており、当該バッファーにデータを読み書き可能である。入力部31は、プリンター11に設けられた各種スイッチに接続され、スイッチに対する操作を検出し、制御部20に出力する。表示部32は、複数のLEDを備え、制御部20の制御の下、LEDを所定の態様で点灯/消滅させて、プリンター11の状態や、エラーの発生の有無、その他の情報を報知する。プリントエンジン33は、制御部20の制御の下、用紙端センサーや用紙残量センサー等の各種センサーの検出値を監視しながら、上述した記録ヘッド15のほか、感熱ロール紙を搬送する搬送機構16、感熱ロール紙を切断する切断機構17等の各種機構、装置を動作させて、感熱ロール紙に画像を印刷する。記憶部35は、EEPROMやハードディスク等の不揮発性メモリーを備え、各種データを書き換え可能に、不揮発的に記憶する。インターフェイス部38(I/F)は、制御部20の制御の下、ホストコンピューター10との間で通信規格に準拠した通信を行う。
次いで、感熱ロール紙に画像を印刷し、感熱ロール紙を切断して紙片を出力する際の、ホストコンピューター10、及び、プリンター11の動作について説明する。
本実施形態では、画像の印刷に係る動作モードとして通常モードと、余白縮減モードとの2つの動作モードがあり、プリンタードライバーが提供する所定のユーザーインターフェースを介して、ユーザーがいずれか一方の動作モードを選択可能な構成となっている。
ここで、本実施形態に係るプリンター11は、いわゆるページモードによって感熱ロール紙に画像を印刷することが可能である。ページモードでは、感熱ロール紙に印刷すべき画像の画像データをページ単位で画像バッファー50に展開した後、感熱ロール紙を搬送方向へ搬送しつつ、画像バッファー50に展開した画像データに基づいて、感熱ロール紙に画像を印刷する。「画像データをページ単位で画像バッファー50に展開する」とは、1つの画像データについて、当該1つの画像データの全てを画像バッファー50に展開することを意味する。周知の通り、いわゆるページモードでは、一連の画像を印刷する場合、当該一連の画像の画像データの全てを画像バッファー50に展開した後、画像バッファー50に展開した画像データに基づいて、当該一連の画像を記録媒体に印刷する。本実施形態では、1つの画像データとは、印刷開始から感熱ロール紙を切断することにより画像が印刷された紙片を出力するまでを指示するデータであり、一連の画像とは、この紙片に印刷される画像である。
以下、まず、「通常モード」におけるホストコンピューター10、および、プリンター11の動作について説明する。
動作モードが「通常モード」の場合において、感熱ロール紙に係る画像を印刷する場合、まず、アプリケーション実行部25aは、以下の処理を実行する。すなわち、アプリケーション実行部25aは、ホストコンピューター10に予めインストールされたアプリケーションの機能により、感熱ロール紙に印刷すべき画像の情報を含む画像情報データを生成し、プリンタードライバー実行部25bに出力する。
次いで、プリンタードライバー実行部25bは、ホストコンピューター10に予めインストールされたプリンタードライバーの機能により、以下の処理を行う。すなわち、プリンタードライバー実行部25bは、アプリケーション実行部25aから入力された画像情報データに基づいて、感熱ロール紙への画像の印刷に係る一連の処理を実行させる制御コマンドを生成し、プリンター11に送信する。
プリンター11の制御部20の印刷制御部41は、ホストコンピューター10が送信した制御コマンドを受信すると、制御コマンドを順次実行することにより、プリントエンジン33を制御して、感熱ロール紙への画像の印刷を実行する。この印刷制御部41の機能は、CPUがファームウェアを実行する等、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。
以下、制御コマンド、および、通常モードにおける制御コマンドに基づく印刷制御部41の処理について詳述する。
図2(A)は、プリンタードライバー実行部25bが生成した制御コマンドの一例を模式的に示す図である。図2(A)では、説明の便宜を考慮して、制御コマンドを簡略化している。
図2(A)に示すように、制御コマンドの先頭には、バッファー形成指示コマンドBCが記述されている。このバッファー形成指示コマンドBCは、画像バッファー50に、展開領域60を形成することを指示するコマンドである。以下、詳述する。
図2(B)は、バッファー形成指示コマンドBCによって画像バッファー50に形成された展開領域60、および、展開可能最大領域61を模式的に示す図である。また、図2(C)は、展開領域に60に対応する印刷領域70、および、展開可能最大領域61に対応する印刷可能最大領域71を、感熱ロール紙の印刷面上に模式的に示す図である。
なお、図2(B)は、図2(A)に示す制御コマンドに基づいて印刷領域70に画像データを展開した様子を示している。また、図2(C)では、図2(B)に示す印刷領域70に展開した画像データに基づいて印刷面に画像を印刷した様子を示している。
図2(C)において、印刷面における印刷可能最大領域71は、ページモードによる一連の画像の印刷が可能な最大の領域である。ページモードによる一連の画像の印刷とは、画像バッファー50に展開した1つの画像データに基づいて行われる画像の印刷のことである。印刷可能最大領域71の記録媒体の搬送方向の交差する方向(図2では、短手方向)に対応する長さh1は、記録ヘッド15の発熱素子列の態様によって規定される。また、プリンター11はページモードによって印刷を行うため、印刷可能最大領域71の記録媒体の搬送方向(長手方向)に対応する長さt1は、展開可能最大領域61(後述)の対応する方向のドット長T1によって規定される。
また、図2(C)において、印刷領域70は、感熱ロール紙の印刷面において、実際に画像が印刷されることが予定されたエリアのことである。後に明らかとなるとおり、印刷可能最大領域71における印刷領域70の態様は、画像バッファー50の展開可能最大領域61における展開領域60の態様によって規定される。
一方、図2(B)において、展開可能最大領域61は、画像バッファー50に形成された記憶領域であり、上述した印刷可能最大領域71に対応したサイズを有している。
なお、本実施形態では、展開可能最大領域61上に、図2(B)における左上の頂点を原点Oとし、x軸が短手方向に対応する方向に延び、y軸が長手方向に対応する方向に延びた座標系が定義されている。展開可能最大領域61は、ビットマップ形式の画像データを展開可能な記憶領域であり、記録ヘッド15の解像度に応じて、ドットが定義されている。展開可能最大領域61に定義されたドットのそれぞれは、座標系における座標によって一意に特定される。
以下、図2(B)において、x軸上で、右方へ向かう方向をx軸+方向、左方へ向かう方向をx軸−方向と表現し、y軸上で、下方へ向かう方向をy軸+方向、上方へ向かう方向をy軸−方向と表現する。
また、図2(B)において、展開領域60は、印刷領域70に対応する記憶領域である。通常モードでは、画像バッファー50に形成された展開領域60に、感熱ロール紙に印刷すべき画像全体の画像データが展開された上で、展開された画像データに基づいて、印刷領域70への画像の印刷が実行される。この展開領域60が、ページモードにおいて、1ページ分の画像データが展開される記憶領域に対応している。
さて、バッファー形成指示コマンドBCは、座標系における展開領域60の4つの頂点(図2(B)の例では、頂点P1〜P4)の座標を指定して、展開可能最大領域61上に、展開領域60を形成することを指示する。その際、頂点P1〜P4の座標は、予め設定された左右のマージンを反映した適切な値とされる。プリンター11の制御部20の印刷制御部41は、指定された座標に基づいて、展開可能最大領域61上の適切な位置に適切なサイズの展開領域60を形成する。
図2(A)に示す制御コマンドにおいて、バッファー形成指示コマンドBCの次には、コマンドC1が記述されている。このコマンドC1は、文字列印刷指示コマンドMC、および、改行コマンドLFを含んで構成されている。
文字列印刷指示コマンドMCは、文字列を指定すると共に、指定した文字列の印刷を指示するコマンドである。文字列印刷指示コマンドMCは、1行分の文字列の印刷を指示する命令コードと、文字列を指定するデータ部と、を含んで構成されている。データ部には、所定の文字コード(例えば、Unicodeや、アスキーコード)によって表現された文字の組み合わせが記述される。コマンドC1に係る文字列印刷指示コマンドMCは、「XXX‘AAA’」(ただし、「XXX」は、文字列の印刷を指示する命令コード。クォーテーション内は、データ部であり印刷すべき文字列が指定されている。)という構成となっている。改行コマンドLFは、改行を指示するコマンドである。
ここで、本実施形態では、プリンター11によって印刷可能な文字のそれぞれについて、各文字のフォントデータが事前にプリンター11に登録(記憶)されている。そして、印刷制御部41は、コマンドC1に係る文字列印刷指示コマンドMCに基づいて、当該コマンドのデータ部において指定された文字列を構成する各文字を、フォントデータに変換する。次いで、印刷制御部41は、図2(B)に示すように、コマンドC1に係る文字列印刷指示コマンドMCに基づいて、展開領域60の先頭位置から、フォントデータを適切な順番で、展開領域60に展開する。さらに、印刷制御部41は、コマンドC1に係る改行コマンドLFに基づいて、展開領域60において画像データを展開する基準位置を、次の行に移行する。基準位置とは、展開領域60に、画像データ(例えば、1行分のフォントデータ)を展開する際の起点となる位置のことである。
また、図2(A)に示す制御コマンドにおいて、コマンドC1の次には、コマンドC2が記述されている。コマンドC2は、文字列「BBB」の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドMCと、改行コマンドLFとを含んで構成されている。印刷制御部41は、図2(B)に示すように、コマンドC2に係る文字列印刷指示コマンドMCに基づいて、文字列「BBB」に対応するフォントデータを、展開領域60の文字列「AAA」の次の行の適切な位置に展開する。さらに、印刷制御部41は、コマンドC2に係る改行コマンドLFに基づいて、基準位置を次の行に移行する。
図2(A)に示す制御コマンドにおいて、コマンドC2の次には、空改行コマンドLLが3つ連続して記述されている。空改行コマンドLLは、1行分のスペースを形成すること(以下、「空改行」という。)を指示するコマンドである。空改行コマンドLLの実行により、展開領域60において、基準位置に対応する行にフォントデータが展開されることなく、基準位置が次の行へと移行し、これにより、展開領域60に1行分のスペースが形成される。図2(A)に示す制御コマンドでは、空改行コマンドLLが連続して3つ記述されているため、図2(B)に示すように、展開領域60には、3行分のスペースが形成される。
図2(A)に示す制御コマンドにおいて、3つの空改行コマンドLLの次には、コマンドC3が記述されている。コマンドC3は、文字列「CCC」の印刷を指示する文字列印刷指示コマンドMCと、改行コマンドLFとを含んで構成されている。印刷制御部41は、図2(B)に示すように、コマンドC3に係る文字列印刷指示コマンドMCに基づいて、文字列「CCC」に対応するフォントデータを、展開領域60の適切な位置に展開する。さらに、印刷制御部41は、コマンドC3に係る改行コマンドLFに基づいて、基準位置を次の行に移行する。
図2(A)に示す制御コマンドにおいて、コマンドC3の次には、切断指示コマンドCCが記述されている。切断指示コマンドCCは、感熱ロール紙の切断を指示するコマンドである。切断指示コマンドCCは、制御コマンドにふくまれるコマンドのうち、必ず、最後のコマンドとなる。従って、切断指示コマンドCCは、展開領域60への画像データ(フォントデータ)の終了を示すコマンドでもある。
さて、切断指示コマンドCCの読み出しをトリガーとして、印刷制御部41は、画像バッファー50の展開領域60に展開した画像データに基づいて、画像を印刷する。すなわち、印刷制御部41は、展開領域60に展開した画像データに基づいて、記録ヘッド15を駆動する駆動回路、および、搬送機構16の各種モーターを駆動する駆動回路を制御する。これにより、印刷制御部41は、適切なタイミングで記録ヘッド15および搬送機構16を駆動して、印刷領域70に、展開領域60に展開した画像データに基づく画像を印刷する。以上により、図2(C)に示すように、感熱ロール紙の印刷領域70に、展開領域60に展開した画像データに対応する画像が印刷される。
画像の印刷後、印刷制御部41は、切断指示コマンドCCに基づいて、印刷領域70の末端を超えた位置である切断位置SD1(図2(C)参照。)にて感熱ロール紙を切断する。以上により、画像が印刷された紙片が出力される。
次に、「余白縮減モード」におけるホストコンピューター10、および、プリンター11の動作について説明する。
ユーザーが動作モードとして余白縮減モードを選択した場合、余白縮減モードに係る処理を実行するために必要な情報を入力するためのユーザーインターフェースUIがユーザーに対して提供される。ユーザーインターフェースUIを提供するプログラムは、プリンタードライバーや、アプリケーション、その他のソフトウェア的なツール等、何であってもよい。
図3は、ユーザーインターフェースUIの一例を示す図である。
図3に示すように、ユーザーインターフェースUIには、余白縮減部位選択エリアA1が設けられている。後に明らかとなるとおり、余白縮減モードは、余白を縮減しつつ、印刷領域70に画像を印刷するモードである。そして、余白縮減部位選択エリアA1は、余白を縮減する部位として、先頭部位B1、末端部位B2、および、中間部位B3を選択するエリアである。先頭部位B1とは、図2(C)に示すように、感熱ロール紙の先端から、画像として感熱ロール紙の最も先端側に形成される画素までの部位のことである。末端部位B2とは、図2(C)に示すように、画像として感熱ロール紙の最も末端側に形成される画素から、感熱ロール紙の末端までの部位のことである。中間部位B3とは、図2(C)に示すように、先頭部位B1と、末端部位B2との間に延在する部位のことである。
余白縮減部位選択エリアA1では、チェックボックスにチェックを入れることによって、先頭部位B1、末端部位B2、および、中間部位B3を選択する構成となっているが、2以上の部位を重複して選択可能である。従って、先頭部位B1のみを選択することも可能であり、先頭部位B1および末端部位B2を選択することも可能であり、また、先頭部位B1、末端部位B2、および、中間部位B3の全てを選択することも可能である。
さらに、ユーザーインターフェースUIには、余白縮減割合選択エリアA2が設けられている。後に明らかとなるとおり、余白縮減モードでは、余白の縮減に際し、縮減可能な最大の長さを100パーセントとして、指定されたパーセンテージの長さ分の余白を縮減する。そして、余白縮減割合選択エリアA2では、プルダウンメニューを介して、余白を縮減するパーセンテージとして、1〜100%のいずれかを選択可能となっている。
さらに、ユーザーインターフェースUIには、印刷態様選択エリアA3が設けられている。この印刷態様選択エリアA3では、標準印刷、および、倒立印刷のいずれか一方を選択可能となっている。標準印刷とは、画像を倒立させることなく通常の態様で印刷することをいい、倒立印刷とは、標準印刷で印刷したときの画像を、180°回転した状態で印刷することをいう。
余白縮減モードでの画像の印刷に際し、ユーザーは、ユーザーインターフェースUIの各エリアに入力を行い、確定する。ユーザーが行った入力は、所定の手段により、プリンター11の設定ファイルに記述される。
図4は、動作モードが「余白縮減モード」の場合に、感熱ロール紙に画像を印刷するときのホストコンピューター10、および、プリンター11の動作を示すフローチャートである。(A)はホストコンピューター10の動作を示し、(B)はプリンター11の動作を示している。
ユーザーインターフェースUIへの入力後、ユーザーにより画像の印刷の開始が指示されると、ホストコンピューター10のアプリケーション実行部25aは、感熱ロール紙に印刷すべき画像の情報を含む画像情報データを生成し、プリンタードライバー実行部25bに出力する(ステップSA1)。次いで、プリンタードライバー実行部25bは、アプリケーション実行部25aから入力された画像情報データに基づいて、感熱ロール紙への画像の印刷に係る一連の処理を実行させる制御コマンドを生成し(ステップSA2)、プリンター11に送信する(ステップSA3)。
制御コマンドを受信すると(ステップSB1)、プリンター11の印刷制御部41は、余白縮減印刷処理を実行する(ステップSB2)。
以下、余白縮減印刷処理について詳述する。
以下の説明では、プリンター11が受信した制御コマンドの内容は、図2(A)で例示した通常モードで受信したものと同様であるとする。
また、以下の説明では、ユーザーインターフェースUIの余白縮減部位選択エリアA1において、ユーザーは、先頭部位B1、末端部位B2、および、中間部位B3の全てを選択しているものとする。また、ユーザーインターフェースUIの余白縮減割合選択エリアA2において、ユーザーは、80%を選択しているものとする。また、ユーザーインターフェースUIの印刷態様選択エリアA3において、ユーザーは、標準印刷を選択しているものとする。
余白縮減印刷処理において、印刷制御部41は、図2(A)に示す制御コマンドに含まれるバッファー形成指示コマンドBC〜コマンドC3に基づいて、図2(B)に示す態様で、画像データを画像バッファー50に展開する。ここまでの処理は、通常モード時と同様である。
次いで、印刷制御部41は、切断指示コマンドCCの読み出しをトリガーとして余白検出処理を実行する。
図5(A)は、余白検出処理を説明するための図であり、制御コマンドに基づく画像データが画像バッファー50に展開された様子を示している。すなわち、図5(A)は、図4(B)と同様の図である。
余白検出処理において、印刷制御部41は、展開領域60の先頭行に展開したフォントデータ(本例では、文字列「AAA」に対応するフォントデータ)における最もy軸−方向側に位置する黒ドットのy座標を検出する。本例では、y座標は、「Y1」であるものとする。黒ドットとは、記録媒体に印刷される画像を構成する画素に対応するドットのことである。
ここで、展開可能最大領域61のy軸−方向側の端(=x軸)と、展開領域60の先頭に展開したフォントデータとの間に形成された領域は、黒ドットを形成可能であるものの(=対応する印刷面上の領域に画像を構成する画素を形成可能であるものの)、黒ドットが形成されていない領域である。つまり、画像バッファー50における余白領域である。また、当該領域は、先頭部位B1に対応する領域である。従って、上記処理は、画像バッファー50において、先頭部位B1に対応する領域における余白領域を検出する処理に該当する。
なお、本実施形態では、画像バッファー50における「余白領域」とは、x軸方向に延びるドット列中に黒ドットが存在しないドット列が、1又は複数、連続して形成される領域のことをいう。
また、上記処理は、ユーザーインターフェースUIの余白縮減部位選択エリアA1において先頭部位B1が選択されているため、先頭部位B1に対応する領域おける余白領域を検出すべく行われる処理であり、先頭部位B1が選択されていない場合、上記処理は行われない。
次いで、印刷制御部41は、画像バッファー50の展開可能最大領域61において、空改行コマンドLLに基づいて形成される1行分のスペースのそれぞれについて、y軸−方向側のy座標と、y軸+方向側のy座標とを検出する。
本例では、図5(A)に示すように、1つ目の空改行コマンドLLに基づくスペースのy軸−方向側のy座標は「Y2」であり、y軸+方向側のy座標は「Y3」である。また、2つ目の空改行コマンドLLに基づくスペースのy軸−方向側のy座標は「Y3」であり、y軸+方向側のy座標は「Y4」である。また、3つ目の空改行コマンドLLに基づくスペースのy軸−方向側のy座標は「Y4」であり、y軸+方向側のy座標は「Y5」である。
ここで、空改行コマンドLLに基づく1行分のスペースは、上述した余白領域に該当する。また、空改行コマンドLLに基づく1行分のスペースは、中間部位B3に対応する領域に形成される。従って、上記処理は、画像バッファー50において、中間部位B3に対応する領域における余白領域を検出する処理に該当する。
なお、上記処理は、ユーザーインターフェースUIの余白縮減部位選択エリアA1において中間部位B3が選択されているため、中間部位B3に対応する領域おける余白領域を検出すべく行われる処理であり、中間部位B3が選択されていない場合、上記処理は行われない。
次いで、印刷制御部41は、展開領域60の最終行に展開したフォントデータ(本例では、文字列「CCC」に対応するフォントデータ)における最もy軸+方向側に位置する黒ドットのy座標を検出する。本例では、y座標は、「Y6」であるものとする。
ここで、展開領域60において、展開領域60の最終行に展開したフォントデータよりも、y軸+方向側の領域は、黒ドットを形成可能であるものの(=対応する印刷面上の領域に画像を構成する画素を形成可能であるものの)、黒ドットが形成されていない領域である。つまり、画像バッファー50における余白領域である。また、当該領域は、末端部位B2に対応する領域である。従って、上記処理は、画像バッファー50において、末端部位B2に対応する領域における余白領域を検出する処理に該当する。
なお、上記処理は、ユーザーインターフェースUIの余白縮減部位選択エリアA1において末端部位B2が選択されているため、末端部位B2に対応する領域における余白領域を検出すべく行われる処理であり、末端部位B2が選択されていない場合、上記処理は行われない。
なお、展開領域のy軸+方向側の端のy座標は、「Y7」である。
次いで、印刷制御部41は、以下のようにして、画像バッファー50に基づく画像の印刷を行う。
すなわち、印刷制御部41は、感熱ロール紙の印刷面への印刷に際して、y座標(0)〜y座標(Y1)に係る領域L1(図5(A)参照。)に対応して、印刷面の印刷可能最大領域71に形成される余白について、その長手方向の長さを80パーセント分、縮減する。上述したように、領域L1は、画像バッファー50において、先頭部位B1に対応する領域に形成される余白領域である。また、80パーセントとは、本例において、ユーザーが指定したパーセンテージである。つまり、印刷制御部41は、印刷面上に、長手方向の長さがY1ドットであった余白に代えて、長手方向の長さが(Y1×20/100)ドットの余白を形成する。この余白の縮減は、例えば、余白の縮減を行わない場合の感熱ロール紙の搬送量が算出された後、その搬送量の20パーセント分の搬送が実行されることにより行われる。余白の縮減はどのような方法で行われてもよい。
さらに、印刷制御部41は、印刷に際し、y座標(Y2)〜y座標(Y3)に係る領域L2(図5(A)参照。)に対応して、印刷面の印刷可能最大領域71に形成される余白について、その長手方向の長さを80パーセント分、縮減する。上述したように、領域L2は、画像バッファー50において、中間部位B3に対応する領域に形成される余白領域である。同様に、印刷制御部41は、y座標(Y3)〜y座標(Y4)に係る領域L3(図5(A)参照。)に対応する余白、および、y座標(Y4)〜y座標(Y5)に係る領域L4(図5(A)参照。)に対応する余白についても、その長手方向の長さを80パーセント分縮減する。
さらに、印刷制御部41は、印刷に際し、y座標(Y6)〜y座標(Y7)に係る領域L5に対応して、印刷面の印刷領域70に形成される余白について、その長手方向の長さを80パーセント分縮減する。上述したように、領域L5は、画像バッファー50において、末端部位B2に対応する領域に形成される余白領域である。
印刷制御部41は、以上のようにして、余白を縮減しつつ画像を印刷した後、切断指示コマンドCCに基づいて、感熱ロール紙の切断を実行する。
図5(B)は、図2(A)に示す制御コマンドに基づいて、余白縮減モードにより画像が印刷され、感熱ロール紙が切断されることによって出力された紙片を示す図である。図5(C)は、通常モードにより画像が印刷され、切断されることによって出力された紙片を示す図である。
上述したとおり、余白縮減モードで画像を印刷した場合、先頭部位B1における余白、中間部位B3における余白、および、末端部位B2における余白が、それぞれ、ユーザーによって指定された割合で縮減される。その結果、図5(B)と、図5(C)との比較によって明らかなとおり、情報が一切失われることなく、余白縮減モードに係る紙片の長手方向の長さが、通常モードに係る紙片の長手方向の長さよりも短くなる。これにより、感熱ロール紙の無駄が抑制される。
次に、ユーザーインターフェースUIの印刷態様選択エリアA3において、ユーザーが倒立印刷を選択した場合の、プリンター11の動作、特に、余白縮減印刷処理について説明する。
倒立印刷が選択された場合と、選択されていない場合とでは、ホストコンピューター10の処理は一切変わらず、プリンター11による余白縮減処理のみが異なる。
以下の説明では、ホストコンピューター10がプリンター11に対して、図2(A)の制御コマンドを送信したものとして、余白縮減処理について説明する。
倒立印刷が選択された場合、余白縮減処理において、印刷制御部41は、図2(A)に示す制御コマンドに含まれるバッファー形成指示コマンドBC〜コマンドC3に基づいて、図2(B)に示す態様で、画像データを画像バッファー50に展開する。
次いで、印刷制御部41は、切断指示コマンドCCの読み出しをトリガーとして以下の処理を実行する。
すなわち、印刷制御部41は、座標系において、展開可能最大領域61が形成される領域内で、展開可能最大領域61を180°回転する。
図6(A)は、図2(A)の制御コマンドに基づく画像データが画像バッファー50上に展開された様子を示し、図6(B)は、展開可能最大領域61を180°回転させた様子を示している。図6(B)に示すように、印刷制御部41は、回転前に原点Oに位置していた展開可能最大領域61の頂点Q1の対角線上にある頂点Q3が、画移転後に原点Oに位置するように、展開可能最大領域61を180°回転させる。なお、回転後の展開可能最大領域61を画像バッファー50上の別の記憶領域に形成するようにしてもよく、また、座標系の定義を変更することによって、回転した場合と同様の効果を得られるようにしてもよい。
次いで、印刷制御部41は、回転後の展開可能最大領域61(以下、「回転後展開可能最大領域」という。)について、上述した余白検出処理を実行する。
詳述すると、印刷制御部41は、余白縮減部位として先頭部位B1が選択されている場合には、回転後展開可能最大領域のy軸−方向側の端(=x軸)と、最もy軸−方向側に展開された黒ドットとの間に形成された領域M1(図6(B)参照。)を余白領域として検出する。また、印刷制御部41は、余白縮減部位として末端部位B2が選択されている場合には、回転後展開可能最大領域における展開領域60のy軸+方向側の端と、最もy軸+方向側に展開された黒ドットとの間に形成された領域(図6(B)の例では、存在しない)を余白領域として検出する。また、印刷制御部41は、余白縮減部位として中間部位B3が選択されている場合には、空改行コマンドLLに基づくスペースに対応する領域M2、M3、及び、M4を余白領域として検出する。
次いで、印刷制御部41は、検出した余白領域に基づく余白について、ユーザーによって指定されたパーセンテージ分の縮減を行った上で、画像の印刷を実行する。その後、印刷制御部41は、切断指示コマンドCCに基づく感熱ロール紙の切断を行う。
図6(C)は、上記処理により出力された紙片を示す図である。図6(C)に示すように、検出した余白領域に対応する余白が縮減され、これにより、感熱ロール紙の無駄の抑制が図られる。
以上説明したように、本実施形態によれば、印刷制御部41は、画像バッファー50(バッファー)に展開した画像データにおける余白領域を検出し、検出した余白領域に基づく余白を縮減して印刷面に画像を印刷する。
この構成によれば、画像バッファー50にページ単位で画像データを展開する、という特性を利用して、展開後の画像データにおける余白領域を検出し、検出結果に基づいて的確に余白を縮減し、これにより、記録媒体の無駄を抑制できる。
また、本実施形態では、ユーザーインターフェースUIを介して、余白の長さを縮減する割合を指定可能に構成されており、印刷制御部41は、指定された所定の割合分、余白の長さを縮減する。
この構成によれば、一律な態様で余白が縮減されるのではなく、所望の割合で余白を縮減することが可能となる。
また、本実施形態では、ユーザーインターフェースUIを介して、先頭部位B1と、末端部位B2と、中間部位B3とのうち、少なくとも、いずれか1つを選択可能な構成となっている。そして、印刷制御部41は、画像バッファー50に展開した画像データについて、選択された部位に対応する領域における余白領域を検出する。
この構成によれば、先頭部位B1、末端部位B2、および、中間部位B3のうち、特定の部位について、選択的に余白を縮減することが可能となる。
また、本実施形態では、印刷制御部41は、先頭部位B1が選択された場合、画像バッファー50において、画像を構成する画素に対応するドットを展開可能な展開可能最大領域61のy軸−方向側(先端側)の端と、最もy軸−方向側(先端側)に展開された黒ドットと、の間に形成される領域を、余白領域として検出する。
この構成によれば、先頭部位B1に対応する領域について、的確に余白領域を検出可能である。
また、本実施形態では、印刷制御部41は、末端部位B2が選択された場合、画像バッファー50において、最もy軸+方向側(末端側)に展開された黒ドットよりもy軸+方向側(末端側)の領域を、余白領域として検出する。
この構成によれば、末端部位B2に対応する領域について、的確に余白領域を検出可能である。
また、本実施形態では、印刷制御部41は、中間部位B3が選択された場合は、空改行コマンドLLに基づく画像バッファー50上のスペースを、余白領域として検出する。
この構成によれば、空改行に基づく余白を的確に縮減可能である。
また、本実施形態では、印刷制御部41は、ユーザーインターフェースUIを介して倒立印刷が指示されている場合、画像バッファー50に画像データを回転させて展開した後、回転後の画像データにおける余白領域を検出し、検出した余白領域に基づく余白を縮減して印刷面に画像を印刷する。
この構成によれば、倒立印刷を実行する場合であっても、的確に余白を削除することが可能となる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、画像バッファー50に展開した画像データにおける余白領域の検出は、画像バッファー50に展開した画像データについて、画像処理によって、余白領域を検出(特定)することによって行ってもよい。この方法は、ホストコンピューター10がプリンター11に対して画像データを送信し、プリンター11は、受信した画像データを画像バッファー50に展開する場合に、有効である。
また、余白を縮減するパーセンテージは、先頭部位B1、末端部位B2、および、中間部位B3のそれぞれについて、部位ごとに指定できる構成であってもよい。
また例えば、上述した実施形態では、プリンター11は、サーマル式の印刷装置であったが、インクジェット式や、ドットインパクト式等、印刷装置の印刷形式は何であってもよい。すなわち、本発明は、ページモードで印刷を実行する印刷装置に広く適用可能である。
また、図1に示す各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアの協働により任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。また、ホストコンピューター10、プリンター11の各機能を、これら装置に外部接続される別の装置に持たせるようにしてもよい。また、ホストコンピューター10、プリンター11は、外部接続される記憶媒体に記憶させたプログラムを実行することにより、各種動作を実行してもよい。
1…印刷システム、10…ホストコンピューター、11…プリンター(印刷装置)、20…制御部、33…プリントエンジン、41…印刷制御部、50…画像バッファー(バッファー)、B1…先頭部位、B2…末端部位、B3…中間部位。

Claims (9)

  1. 記録媒体の印刷面への画像の印刷に際し、画像の画像データをページ単位でバッファーに展開し、展開した画像データに基づいて前記印刷面に画像を印刷する印刷制御部を備え、
    前記印刷制御部は、
    前記バッファーに展開した画像データにおける余白領域を検出し、検出した前記余白領域に基づく余白を縮減して前記印刷面に画像を印刷することを特徴とする印刷装置。
  2. 余白の長さを縮減する割合を指定可能に構成され、
    前記印刷制御部は、
    指定された所定の割合分、余白の長さを縮減することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷面に印刷される画像を構成する画素のうち、前記印刷面の最も先端側に形成される画素よりも先端側の先頭部位と、
    前記印刷面に印刷される画像を構成する画素のうち、前記印刷面の最も末端側に形成される画素よりも末端側の末端部位と、
    前記先頭部位と、前記末端部位との間に延在する中間部位とのうち、少なくとも、いずれか1つを選択可能に構成され、
    前記印刷制御部は、
    前記バッファーに展開した画像データについて、選択された部位に対応する領域における前記余白領域を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷制御部は、
    前記先頭部位が選択された場合、前記バッファーにおいて、最も先端側に展開されたドットよりも先端側の領域を、前記余白領域として検出することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷制御部は、
    前記末端部位が選択された場合、前記バッファーにおいて、最も末端側に展開されたドットよりも末端側の領域を、前記余白領域として検出することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  6. 前記印刷制御部は、
    空改行コマンドに基づいて、前記1行分のスペースを前記印刷面に形成すべく、前記1行分のスペースに対応する領域を前記バッファーに形成し、前記中間部位が選択された場合は、前記空改行コマンドに基づく前記バッファー上のスペースを、前記余白領域として検出することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  7. 倒立印刷の指示が可能に構成され、
    前記印刷制御部は、
    倒立印刷が指示されている場合、前記バッファーに画像データを回転させて展開した後、回転後の画像データにおける前記余白領域を検出し、検出した前記余白領域に基づく余白を縮減して前記印刷面に画像を印刷することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに印刷装置。
  8. 印刷装置の制御方法であって、
    記録媒体の印刷面への画像の印刷に際し、画像の画像データをページ単位でバッファーに展開し、前記バッファーに展開した画像データにおける余白領域を検出し、検出した前記余白領域に基づく余白を縮減して前記印刷面に画像を印刷することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  9. 印刷装置を制御する制御部により実行されるプログラムであって、
    前記制御部を、
    記録媒体の印刷面への画像の印刷に際し、画像の画像データをページ単位でバッファーに展開し、前記バッファーに展開した画像データにおける余白領域を検出し、検出した前記余白領域に基づく余白を縮減して前記印刷面に画像を印刷する印刷制御部として機能させることを特徴とするプログラム。
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