JP2014231112A - 切断装置用ユニット、切断装置およびシート加工物の製造方法 - Google Patents

切断装置用ユニット、切断装置およびシート加工物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シート状の部材を切断する切断装置において、ホルダに保持された切刃の刃先でのスラスト振れを更に小さくすることが要求されている。
【解決手段】本発明の一態様に基づく切断装置用ユニットは、第1の回転軸と、第1の回転軸の外周に設けられた第1の切刃と、第1の回転軸の外周に設けられた、第1の切刃を第1の回転軸に固定する円筒状のホルダとを有する第1の切刃部材を具備し、ホルダは、第1の切刃が固定される円筒状の切刃固定部と、第1の回転軸に固定されるホルダ固定部と、切刃固定部とホルダ固定部との間に位置して切刃固定部とホルダ固定部とを連結する連結部とを有し、ホルダ固定部は、内周面側から外周面側にかけてスリットが設けられ、ホルダを第1の回転軸に固定する際にホルダの内周面に沿った周方向に弾性変形が可能であるとともに、連結部は、ホルダ固定部の変形に応じて弾性変形が可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート状の部材を所定の幅に切断する切断装置用ユニット、これを用いた切断装置、および切断装置用ユニットを用いて製造されるシート加工物の製造方法に関する。シート状の部材としては、例えば、金属箔、紙、樹脂フィルムのような部材が挙げられる。
シート状の部材を切断する切断装置としては、例えば特許文献1に記載のスリッタ装置が知られている。特許文献1に記載のスリッタ装置は、丸刃が嵌装される円筒状のホルダーを備え、このホルダーが、軸線方向に貫通し、略半径方向に向かい他方の面側に到らない深溝が形成されてなる、弾性変形が可能な連結部を有している。
このような連結部を有していることによって、ホルダーの内周面と外周面とが切断されることなく繋がっている。そのため、ホルダー単体での軸線方向のズレが小さくなるのでホルダーに保持された丸刃の刃先でのスラスト振れの発生を抑制できる。
特開2010−188464号公報
しかしながら、特許文献1に記載の切断装置においては、連結部が軸線方向に貫通しており、弾性変形が可能となっている。そのため、連結部が軸線方向にも僅かに弾性変形し得るので、ホルダー単体での軸線方向のズレが僅かに生じる。近年、スリット加工に対して高い品質が要求されている。そのため、スリット条件が厳しくなっており、ホルダーに保持された丸刃の刃先でのスラスト振れを更に小さくすることが要求されている。本発明の目的は、スラスト振れを極めて小さくできる切断装置を提供することにある。
本発明の一態様に基づく切断装置用ユニットは、第1の回転軸と、該第1の回転軸の外周に設けられた、前記第1の回転軸の軸を中心とする円環状の第1の切刃と、前記第1の回転軸の外周に設けられた、前記第1の切刃を前記第1の回転軸に固定する円筒状のホルダとを有する第1の切刃部材と、第2の回転軸と、該第2の回転軸の外周に設けられた、シート状の部材を前記第1の切刃との間に挟んで切断する第2の切刃とを有する第2の切刃部材と、前記第1の回転軸の両端および前記第2の回転軸の両端がそれぞれ回転可能に取り付けられた基台とを具備する切断装置用ユニットであって、前記ホルダは、前記第1の回転軸の軸方向の一方側に位置して前記切刃が固定される円筒状の切刃固定部と、前記第1の回転軸の軸方向の他方側に位置して前記第1の回転軸に固定されるホルダ固定部と、前記切刃固定部と前記ホルダ固定部との間に位置して前記切刃固定部と前記ホルダ固定部とを連結する連結部とを有し、前記ホルダ固定部は、内周面側から外周面側にかけてスリットが設けられ、前記ホルダを前記第1の回転軸に固定する際に前記ホルダの内周面に沿った周方向に弾性変形が可能であるとともに、前記連結部は、前記ホルダ固定部の変形に応じて弾性変形が可能であることを特徴としている。
上記態様の切断装置用ユニットにおいては、第1の切刃部材のホルダが、第1の回転軸
の軸方向の一方側に位置して切刃が固定される円筒状の切刃固定部と、第1の回転軸の軸方向の他方側に位置して第1の回転軸に固定されるホルダ固定部と、切刃固定部とホルダ固定部との間に位置して切刃固定部とホルダ固定部とを連結する連結部とを有している。そして、ホルダ固定部には内周面側から外周面側にかけてスリットが設けられ、ホルダを第1の回転軸に固定する際に、ホルダ固定部が、ホルダの内周面に沿った周方向に弾性変形が可能であるとともに、連結部は、ホルダ固定部の変形に応じて弾性変形が可能である。
そのため、ホルダ固定部を第1の回転軸に固定する際に、ホルダ固定部が変形した場合であっても、ホルダ固定部および連結部が変形する一方で、切刃固定部は殆ど変形しない。これにより、切刃固定部での軸線方向のズレが極めて小さくなるので、切刃固定部に固定された第1の切刃の刃先でのスラスト振れの発生を極めて小さくできる。
本発明の一実施形態の切断装置用ユニットを示す斜視図である。 図1に示す切断装置用ユニットにおけるホルダを示す斜視図である。 図2に示すホルダの反対側からの斜視図である。 図2に示すホルダのホルダ固定部側からの正面図である。 図4に示すホルダのA1方向からの側面図である。 図4に示すホルダのA2方向からの側面図である。 図5に示すホルダのB−B断面における断面図である。 図2に示すホルダに第1の切刃を取り付けた斜視図である。 図8に示すホルダの反対側からの斜視図である。 図8に示すホルダのホルダ固定部側からの正面図である。 図10に示すホルダのA3方向からの側面図である。 図8に示すホルダの分解斜視図である。 図7に示すホルダの第1の変形例を示す断面図である。 図7に示すホルダの第2の変形例を示す断面図である。 本発明の一実施形態の切断装置を示す概略図である。
以下、一実施形態の切断装置用ユニット1について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明の切断装置用ユニット1は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
図1〜12に示すように、本実施形態の切断装置用ユニット1(以下、単にユニット1とも言う)は、第1の切刃3を有する第1の切刃部材5と、第2の切刃7を有する第2の切刃部材9と、第1の切刃部材5及び第2の切刃部材9が取り付けられる基台11とを備えている。ユニット1に送り出された相対的に幅の広いシート状の部材201を、第1の切刃3及び第2の切刃7によって挟んで切断することによって、相対的に幅の小さいシート加工物203が作製される。
第2の切刃部材9は第1の切刃部材5の下方に位置している。すなわち、本実施形態においては、第1の切刃部材5における第1の切刃3が上切刃として、また、第2の切刃部材9における第2の切刃7が下切刃として機能する。
基台11は、下板部13と、下板部13に主面同士を互いに対向させて固定された一対
の側壁部15を備えている。下板部13の寸法としては、例えば、図1におけるx軸方向の幅を400〜2000mm、y軸方向の幅を100〜500mm、z軸方向の幅を200〜500mm程度に設定することができる。
なお、図1において、第1の切刃部材5における第1の回転軸25および第2の切刃部材9における第2の回転軸49に平行な方向をx軸方向、このx軸方向に垂直かつ下板部13の上面に平行な方向をy軸方向、図1における上下方向であって、x軸方向およびy軸方向に垂直な方向をz軸方向としている。
基台11は、第1の切刃部材5及び第2の切刃部材9を安定して保持するのに十分な強度を有する構成であればよい。そのため、基台11は、本実施形態のような下板部13および一対の側壁部15によって形成された構成に限られるものではない。たとえば、基台11が、本実施形態における下板部13および一対の側壁部15が一体形成されたような凹形状の構成であっても良い。
一対の側壁部15は、互いに独立した第1の切欠部17及び第2の切欠部19をそれぞれ有している。第1の切欠部17は、両側面および上面のうち1つに開口している。また、第2の切欠部19は、第1の切欠部17と同様に、両側面および上面のうち1つに開口している。本実施形態では、第2の切欠部19は第1の切欠部17の下方に位置している。
一対の側壁部15の寸法としては、それぞれ、x軸方向の幅を10〜60mm、y軸方向の幅を100〜500mm、z軸方向の幅を200〜500mm程度に設定することができる。下板部13及び一対の側壁部15は、鋼、ステンレスなどを用いることができる。
一対の側壁部15のそれぞれの第1の切欠部17には、第1の切刃部材5が取り付けられる。第1の留具21を用いて第1の切欠部17の開口部を閉じることによって、第1の切刃部材5は第1の切欠部17に回転可能に固定される。また、一対の側壁部15のそれぞれの第2の切欠部19には、第2の切刃部材9が取り付けられる。第2の留具23を用いて第2の切欠部19の開口部を閉じることによって、第2の切刃部材9は第2の切欠部19に回転可能に固定される。
第1の切刃部材5は、第1の回転軸25、この第1の回転軸25の外周に設けられた、複数の第1の切刃3および複数の円筒状のホルダ27を有している。複数の第1の切刃3は、それぞれ第1の回転軸25の軸を中心とする円環状である。ホルダ27は、第1の切刃3を第1の回転軸25に固定するための部材であり、円筒状となっている。第1の回転軸25はx軸方向に平行な方向に軸を有する棒状の部材である。そのため、第1の回転軸25は下板部13の上面に平行となるように位置している。軸方向に垂直な断面は円形である。
また、複数の第1の切刃3の間には、第1の回転軸25の外周に設けられた第1の筒状部材29が取り付けられている。第1の筒状部材29は、複数の第1の切刃3の間隔を調整するための部材である。そのため、シート加工物203の所望のサイズに応じた幅の第1の筒状部材29を有することによって、シート状の部材201を所定の幅で切断できる。なお、本実施形態のユニット1は第1の筒状部材29を備えているが、この第1の筒状部材29は必ずしも必要ではない。
第1の回転軸25の両端は、一対の側壁部15の第1の切欠部17に取り付けられている。このとき、第1の回転軸25は軸周りに回転可能となるように第1の切欠部17に取
り付けられている。第1の回転軸25の寸法としては、例えば、軸方向(x軸方向)の長さを450〜2400mm、直径を30〜95mm程度に設定することができる。第1の回転軸25としては、鋼及びステンレスなどを用いることができる。
第1の回転軸25の両端部には、それぞれ第1の軸受部材31として円環状のベアリングが取り付けられている。第1の軸受部材31を第1の切欠部17に固定することによって、第1の切刃部材5が第1の切欠部17に固定されている。このような第1の軸受部材31を備えていることによって、第1の切刃部材5を安定して第1の切欠部17に固定しつつ、第1の回転軸25を容易に回転させることができる。ベアリングの寸法としては、外径を30〜95mm程度に設定することができる。
円環状の第1の切刃3は、第1の回転軸25の軸を中心として第1の回転軸25の外周に設けられており、第1の回転軸25に対してホルダ27を介して固定されている。第1の回転軸25が回転する際には、この第1の回転軸25の回転に合わせて第1の切刃3も回転する。本実施形態のユニット1においては、第1の切刃3は円板状または皿状の部材であり、第1の回転軸25に着脱可能に取り付けられている。
ホルダ27は、第1の切刃3を第1の回転軸25に固定するための部材である。そのため、第1の切刃3がホルダ27に固定されており、ホルダ27は第1の回転軸25に固定される。本実施形態におけるホルダ27は、切刃固定部33、ホルダ固定部35および連結部37を有している。
切刃固定部33は、円筒状であり、第1の回転軸25の軸方向の一方側(図1における左側、図2,3における右側)に位置して第1の切刃3が固定される部位である。ホルダ固定部35は、第1の回転軸25の軸方向の他方側(図1における右側、図2,3における左側)に位置して第1の回転軸25に固定される部位である。連結部37は、切刃固定部33とホルダ固定部35との間に位置してこれらの部位を連結する部位である。
切刃固定部33は、第1の切刃3が固定される部位であり、第1の回転軸25の軸方向の一方側に位置して外径の相対的に小さな第1の部位33aと、第1の回転軸25の軸方向の他方側に位置して外径の相対的に大きな第2の部位33bとを有している。図12に示すように、第1の切刃3は、第1の部位33aの外周に位置するとともに第2の部位33bの側面に当接するように、第1の回転軸25の軸方向の一方側から取り付けられる。
第1の部位33aには、蓋部材39および円環状のバネ部材41が取り付けられる。これにより、第1の切刃3は、切刃固定部33の第2の部位33bと、蓋部材39およびバネ部材41とによって挟まれて固定される。バネ部材41は、蓋部材39を切刃固定部33に取り付ける際に第1の切刃3をホルダ27に押さえ付ける部材である。これにより、第1の切刃3をホルダ27に固定するための所定の圧力が安定して加わるように調整することができる。
蓋部材39の第1の部位33aへの固定方法としては、例えば、蓋部材39における第1の回転軸25が挿入される穴部の内周面にネジ溝を形成するとともに、切刃固定部33の第1の部位33aの外周面に上記ネジ溝に対応するネジ山を形成し、蓋部材39を第1の部位33aにネジ止めする方法が挙げられる。
また、上記の方法以外にも、蓋部材39および第1の部位33aに第1の回転軸25の軸方向に沿ってそれぞれネジ穴を形成するとともに、別途ネジ部材をこれらのネジ穴に取り付けることによって蓋部材39を第1の部位33aに固定しても良い。
バネ部材41は、蓋部材39を切刃固定部33に取り付ける際に蓋部材39によって第1の切刃3が損傷することを防止するための部材である。また、バネ部材41として例えば皿バネを用いた場合、第1の切刃3を固定するための所定の圧力が安定して加わるように調整することができる。
ホルダ固定部35には、内周面側から外周面側にかけてスリット43が設けられている。スリット43の数は1つであってもよいが複数であっても良い。本実施形態におけるホルダ固定部35は、2つのスリット43を有しており、これらのスリット43を介して互いに離れた複数の部分からなる構成となっている。
このようなスリット43を有していることによって、ホルダ固定部35はホルダ27の内周面に沿った周方向に弾性変形が可能となっている。ホルダ27を第1の回転軸25に固定する際にホルダ固定部35を弾性変形させることができるので、第1の回転軸25に対するホルダ27の取り外しが容易となっている。なお、本明細書中において、上記の「周方向に弾性変形が可能」であるとは、ホルダ27の内周面に沿った第1の回転軸25の軸周りでの変形が可能であることを意味している。
ホルダ固定部35は、スリット43を介して対向する表面に開口し、ホルダ27の内周面に沿って位置する貫通孔45を有している。本実施形態のホルダ固定部35は、2つのスリット43を有していることから、上記の貫通孔45を2つ有している。これらの貫通孔45はネジ穴として形成されている。これらのネジ穴にはホルダ固定部35を第1の回転軸25に固定するための固定ネジ47が挿入される。これらの固定ネジ47を締めることによってスリット43の幅が狭くなるように、ホルダ固定部35がホルダ27の内周面に沿った周方向にたわんで弾性変形する。そのため、ホルダ固定部35を第1の回転軸25に締め付けて固定することができる。
連結部37は、ホルダ固定部35と同様に、ホルダ27の内周面に沿った周方向に弾性変形が可能となっており、ホルダ固定部35の変形に応じて弾性変形が可能である。そのため、ホルダ固定部35を第1の回転軸25に固定する際にホルダ固定部35がホルダ27の内周面に沿った周方向に弾性変形した場合であっても、このホルダ固定部35の弾性変形に追従するように連結部37がホルダ27の内周面に沿った周方向に弾性変形する。そのため、ホルダ固定部35が弾性変形した場合であっても、連結部37によって切刃固定部33とホルダ固定部35とを連結しつつも、円筒状の切刃固定部33が変形することを抑制できる。
本実施形態においては、スリット43がホルダ固定部35の内周面から外周面にかけて貫通しており、ホルダ固定部35がスリット43を介して互いに離れた複数の部分からなる構成となっている。そのため、連結部37は、ホルダ固定部35におけるそれぞれの部分と切刃固定部33とを連結するように位置している。
なお、本実施形態におけるホルダ固定部35は、複数の部分からなる構成となっているが、第1の回転軸25の軸方向に弾性変形が可能な構成であれば特に限定されるものではない。例えば、スリット43を介して互いに離れた複数の部分からなる構成ではなく、これら複数の部分が肉薄部によって繋がっている構成、すなわち、ホルダ固定部35が肉厚部及び肉薄部を有し、肉薄部において弾性変形が可能である構成であっても良い。
ホルダ固定部35がスリット43を介して互いに離れた複数の部分からなる場合、第1の回転軸25の軸方向に対するホルダ固定部35の弾性変形が容易となる。また、ホルダ固定部35がスリット43を介して互いに離れた複数の部分からなる場合、それぞれの部分が連結部37によって切刃固定部33に連結されるので、ホルダ固定部35の弾性変形
による歪みに起因する内部応力が一部の連結部37に集中することを抑制できる。すなわち、上記それぞれの部分に連結された連結部37にこの応力を分散させることができる。そのため、ホルダ27の耐久性を向上させることができる。
本実施形態のユニット1においては上述の通り、ホルダ27が、切刃固定部33と、ホルダ固定部35と、これらの部分を連結する弾性変形が可能な連結部37とを有している。そのため、ホルダ固定部35を第1の回転軸25に固定する際に、ホルダ固定部35が変形した場合であっても、ホルダ固定部35および連結部37が変形する一方で、切刃固定部33は殆ど変形しない。
すなわち、本実施形態のユニット1においては、第1の切刃3が固定される部位と第1の回転軸25に固定する部位とを別々の部位として、これらの部位を弾性変形が可能な連結部37で連結している。そのため、ホルダ27の内周面に沿った周方向に弾性変形が可能なホルダ固定部35において安定してホルダ27を第1の回転軸25に固定しつつも、第1の切刃3が固定される切刃固定部33の変形、すなわち軸線方向のズレを小さくできる。結果として、切刃固定部33での軸線方向のズレが極めて小さくなるので、切刃固定部33に固定された第1の切刃3の刃先でのスラスト振れの発生を極めて小さくできる。
本実施形態における連結部37は、切刃固定部33とホルダ固定部35との間の領域全体では無く、この領域の一部に形成された複数の柱形状の部位からなっている。具体的には、図4、7に示すように、第1の回転軸25の軸方向から見た場合に、一辺がホルダ固定部35の内周面に対応するとともに別の一辺がスリット43に対応するように、それぞれの連結部37が略四角形に形成された四角柱形状となっている。四角柱形状の連結部37がスリット43に隣接するように4つ位置している。
なお、上記の「一辺がホルダ固定部35の内周面に対応する」とは、第1の回転軸25の軸方向から見た場合に、当該一辺がホルダ固定部35の内周面と一致していることを意味している。また、上記の「一辺がスリット43に対応する」とは、第1の回転軸25の軸方向から見た場合に、当該一辺がスリット43の内表面と一致していることを意味している。
本実施形態における連結部37のように、複数の柱形状の部位からなる場合、切刃固定部33とホルダ固定部35との間に隙間を設けることができる。これにより、第1の回転軸25の軸方向にホルダ固定部35が変形することが容易となるので、ホルダ固定部35を安定して第1の回転軸25に固定することができる。なお、第1の回転軸25の軸方向にホルダ固定部35が変形した場合であっても、切刃固定部33は弾性変形が可能な連結部37を介してホルダ固定部35と接続しているので、切刃固定部33における軸線方向のズレは殆ど発生しない。
また、4つの柱形状の連結部37のそれぞれにおいて、ホルダ27の内周面に沿った周方向の幅をW1、第1の回転軸25の軸方向の長さをW3、第1の回転軸25の軸方向および周方向に直交する方向の幅をW2とする。
ホルダ27の内周面に沿った周方向の幅とは、図7に示すように、第1の回転軸25の軸方向に沿った方向からホルダ27の内周面を見た場合にこの内周面に接する接線方向、言い換えれば第1の回転軸25の軸を中心としてホルダ27の内周面に接する接線方向での連結部37の幅を意味している。また、第1の回転軸25の軸方向の長さW3とは、図6に示すように、切刃固定部33とホルダ固定部35との間の間隔と置き換えることができる。
本実施形態においては、上記の幅W1および幅W2が、長さW3よりも大きい。これにより、第1の回転軸25に沿った方向よりも第1の回転軸25に直交する方向に連結部37が弾性変形し易くなる。そのため、切刃固定部33に固定される切刃の、第1の回転軸25に沿った方向での位置ずれを小さくできる。
さらに本実施形態における4つの柱形状の連結部37のそれぞれは、第1の回転軸25の幅W1が、第1の回転軸25の幅W2よりも大きい。このような場合には、第1の回転軸25の径方向よりもホルダ27の内周面に沿った周方向に連結部37が弾性変形し易くなる。そのため、切刃固定部33に固定される切刃の、第1の回転軸25に垂直な径方向での位置ずれを小さくできる。
連結部37は、図13に示すようにスリット43から離れた位置に設けられていても良いが、本実施形態における連結部37は、第1の回転軸25の軸方向から見た場合に、連結部37の一辺がスリット43に対応するように、連結部37がスリット43に隣接している。
本実施形態におけるホルダ27は、切刃固定部33、ホルダ固定部35および連結部37が一体形成されているが、このような構成に限定されるものではない。例えば、これらの部位を別体形成した後に接着させることによって形成しても良い。また、切刃固定部33およびホルダ固定部35における互いに対向する領域に凹部を設け、連結部37として、これらの凹部に挿入固定されるピン形状の部材を用いても良い。
また、本実施形態のユニット1においては、連結部37が四角柱形状であって、切刃固定部33とホルダ固定部35との間に隙間が設けられているが、例えば、連結部37として樹脂部材を用い、図14に示すように、別体形成された切刃固定部33とホルダ固定部35との間に樹脂部材を充填することによって切刃固定部33とホルダ固定部35とを接合し、樹脂部材を連結部37として用いても良い。この場合、樹脂部材として切刃固定部33およびホルダ固定部35として用いられる部材よりも容易に弾性変形するものを用いることが好ましい。
第2の切刃部材9は、第2の回転軸49と、複数の第2の切刃7と、複数の第2の筒状部材57とを有している。複数の第2の切刃7は、それぞれ第2の回転軸49の外周に設けられている。複数の第2の切刃7は、それぞれ第2の回転軸49の軸を中心とする円環状である。第2の回転軸49は、第1の回転軸25に対して平行となるような軸を有しており、第1の回転軸25の下方に設けられた棒状の部材である。そのため、第2の回転軸49は、ユニット1を上面視した場合に第1の回転軸25に重なるように位置している。第2の回転軸49の軸方向に垂直な断面は、第1の回転軸25と同様に円形である。第2の回転軸49の寸法としては、第1の回転軸25と同等程度にすれば良い。
複数の第2の筒状部材57は、第2の回転軸49の外周であって、複数の第2の切刃7の間に位置するように設けられている。第2の筒状部材57は、第2の回転軸49の軸を中心軸とする円筒形状である。第2の筒状部材57は、複数の第2の切刃7の間隔を調整するための部材である。そのため、第1の筒状部材29と併せて、シート加工物203の所望のサイズに応じた幅の第2の筒状部材57を有することによって、シート状の部材201を所定の幅で切断できる。
第1の回転軸25の一方の端部側には上軸ギア51が固定されている。また、第2の回転軸49の一方の端部側であって、上軸ギア51の下方には下軸ギア53が固定されている。下軸ギア53は、上軸ギア51と噛み合っている。上軸ギア51および下軸ギア53は、第1の回転軸25を回転駆動させるため、第2の回転軸49の駆動力を第1の回転軸
25に伝えるための部材である。第2の回転軸49の両端は、一対の側壁部15の第2の切欠部19に取り付けられている。このとき、第2の回転軸49は軸周りに回転可能となるように第2の切欠部19に取り付けられている。
円環状の第2の切刃7は、第2の回転軸49の軸を中心として第2の回転軸49の外周に設けられており、第2の回転軸49に対して固定されている。第2の回転軸49が回転する際には、第2の回転軸49の回転に合わせて第2の切刃7も回転する。第2の切刃部材9は、第1の切刃3の数に応じて複数の第2の切刃7を有している。
このような円環状の第2の切刃7の側面が、円環状の第1の切刃3の側面に当接している。そのため、シート状の部材201が第1の切刃3及び第2の切刃7に挟まれてこれらの切刃の間を通過する際に、シート状の部材201に剪断応力が加わるので、シート状の部材201が切断されることになる。第2の筒状部材57の、軸方向に沿った方向の幅は、シート加工物203の寸法に応じて適宜設定される。第2の切刃7としては、第1の切刃3と同様に、超硬合金、サーメット、鋼及びステンレスなどを用いることができる。
第2の回転軸49の両端部には、それぞれ第2の軸受部材55として円環状のベアリングが取り付けられている。第2の軸受部材55を第2の切欠部19に固定することによって、第2の切刃部材9が第2の切欠部19に固定されている。このような第2の軸受部材55を備えていることによって、第2の切刃部材9を安定して第2の切欠部19に固定しつつ、第2の回転軸49を容易に回転させることができる。ベアリングの寸法としては、外径を30〜95mm程度に設定することができる。
次に、本発明の一実施形態の切断装置について図面を用いて説明する。
本実施形態の切断装置101は、図15に示すように、上記の実施形態に代表される切断装置用ユニット1と、第1のロール103と、第2のロール105とを備えている。
第1のロール103は、切断装置用ユニット1の第1の切刃3及び第2の切刃7によって切断されるシート状の部材201が巻き付けられる部材である。切断装置101を使用する際には、第1のロール103が回転することによって、第1のロール103に巻き付けられたシート状の部材201がユニット1に送り出される。
このとき、本実施形態の切断装置101においては、ユニット1と第1のロール103との間に第1のガイドロール107が設けられており、第1のガイドロール107を通して第1のロール103からユニット1へとシート状の部材201が案内される。
第2のロール105は、ユニット1で切断されたシート状の部材201を巻き取るための部材である。本実施形態の切断装置101は、1つの第2のロール105を備えており、切断され個片化されたシート状の部材201が一括して1つの第2のロール105に巻き取られている。
このとき、本実施形態の切断装置101においては、ユニット1と第2のロール105との間に第2のガイドロール109が設けられており、第2のガイドロール109を通して切断装置用ユニット1から第2のロール105へとシート状の部材201が排出される。
なお、第2のロール105は一つのみである必要はなく、複数の第2のロール105を備えていても良い。すなわち、第2のロール105それぞれによって個片化されたシート状の部材201をそれぞれ巻き取る構成であっても良い。
シート加工物203は、シート状の部材201を切断することによって作製される。本実施形態における製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、(1)切断装置用ユニット1の第1の切刃部材5と第2の切刃部材9との間にシート状の部材201を挿入する工程と、(2)第1の切刃3と第2の切刃7とによってシート状の部材201を切断する行程と、を備えている。
切断装置用ユニット1を備えた上記の切断装置101を用いた場合であれば、第1のロール103が回転することによって切断装置用ユニット1の第1の回転軸25と第2の回転軸49との間にシート状の部材201が挿入される。また、第2のロール105が回転することによって、シート加工物203が第2のロール105に巻き取られる。
なお、シート状の部材201としては、例えば、金属箔、紙、樹脂フィルムのような部材が挙げられる。
1・・・切断装置用ユニット
3・・・第1の切刃
5・・・第1の切刃部材
7・・・第2の切刃
9・・・第2の切刃部材
11・・・基台
13・・・下板部
15・・・側壁部
17・・・第1の切欠部
19・・・第2の切欠部
21・・・第1の留具
23・・・第2の留具
25・・・第1の回転軸
27・・・ホルダ
29・・・第1の筒状部材
31・・・第1の軸受部材
33・・・切刃固定部
35・・・ホルダ固定部
37・・・連結部
39・・・蓋部材
41・・・バネ部材
43・・・スリット
45・・・貫通孔
47・・・固定ネジ
49・・・第2の回転軸
51・・・上軸ギア
53・・・下軸ギア
55・・・第2の軸受部材
57・・・第2の筒状部材
101・・・切断装置
103・・・第1のロール
105・・・第2のロール
107・・・第1のガイドロール
109・・・第2のガイドロール
201・・・シート状の部材
203・・・シート加工物

Claims (7)

  1. 第1の回転軸と、該第1の回転軸の外周に設けられた、前記第1の回転軸の軸を中心とする円環状の第1の切刃と、前記第1の回転軸の外周に設けられた、前記第1の切刃を前記第1の回転軸に固定する円筒状のホルダとを有する第1の切刃部材と、
    第2の回転軸と、該第2の回転軸の外周に設けられた、シート状の部材を前記第1の切刃との間に挟んで切断する第2の切刃とを有する第2の切刃部材と、
    前記第1の回転軸の両端および前記第2の回転軸の両端がそれぞれ回転可能に取り付けられた基台とを具備する切断装置用ユニットであって、
    前記ホルダは、前記第1の回転軸の軸方向の一方側に位置して前記切刃が固定される円筒状の切刃固定部と、前記軸方向の他方側に位置して前記第1の回転軸に固定されるホルダ固定部と、前記切刃固定部と前記ホルダ固定部との間に位置して前記切刃固定部と前記ホルダ固定部とを連結する連結部とを有し、
    前記ホルダ固定部は、内周面側から外周面側にかけてスリットが設けられ、前記ホルダを前記第1の回転軸に固定する際に前記ホルダの内周面に沿った周方向に弾性変形が可能であるとともに、前記連結部は、前記ホルダ固定部の変形に応じて弾性変形が可能であることを特徴とする切断装置用ユニット。
  2. 前記連結部は、複数の柱形状の部位からなることを特徴とする請求項1に記載の切断装置用ユニット。
  3. 前記複数の柱形状の連結部のそれぞれは、前記周方向の幅、ならびに前記軸方向および前記周方向に直交する方向の幅が、前記第1の回転軸の軸方向の長さよりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の切断装置用ユニット。
  4. 前記スリットは、前記ホルダ固定部の内周面から外周面にかけて貫通していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の切断装置用ユニット。
  5. 前記ホルダ固定部は前記スリットを複数有し、前記ホルダ固定部における複数の前記スリットによって分けられるそれぞれの領域が前記連結部を介して前記切刃固定部に連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の切断装置用ユニット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の切断装置用ユニットと、
    前記シート状の部材が巻き付けられ、前記切断装置用ユニットに前記シート状の部材を送り出す第1のロールと、
    前記切断装置用ユニットで切断された前記シート状の部材を巻き取る第2のロールとを備えた切断装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の切断装置用ユニットの前記第1の切刃部材と前記第2の切刃部材との間にシート状の部材を挿入する工程と、
    前記第1の切刃と前記第2の切刃とによって前記シート状の部材を切断することによってシート加工物を作製する工程とを有するシート加工物の製造方法。
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