JP2014229462A - 嵌合検知コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子と相手端子との導通不良を防止でき、ハウジング同士の嵌合状態の検知性を向上することができる嵌合検知コネクタを提供する。
【解決手段】一対の接触部3,3が設けられた端子5と、この端子5を収容する第1ハウジング7と、この第1ハウジング7に嵌合可能な第2ハウジング9と、この第2ハウジング9に収容され第1ハウジング7と第2ハウジング9との正規嵌合状態で一対の接触部3,3に接触される被接触部11,11がそれぞれ設けられた一対の相手端子13,13とを備えた嵌合検知コネクタ1において、一方の相手端子13の被接触部11に、一対の相手端子13,13の被接触部11,11が一対の接触部3,3に接触される前に、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合により一対の接触部3,3と摺動する摺動部15を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、嵌合検知コネクタに関する。
従来、嵌合検知コネクタとしては、一対の接触部としての摺動部が設けられた端子としての可動金具と、この可動金具を収容する第1ハウジングとしての雌側コネクタハウジングと、この雌側コネクタハウジングに嵌合可能な第2ハウジングとしての雄側コネクタハウジングと、この雄側コネクタハウジングに収容され雌側コネクタハウジングと雄側コネクタハウジングとの正規嵌合状態で一対の摺動部に接触される接続面がそれぞれ設けられた一対の相手端子としての待ち受け金具とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この嵌合検知コネクタでは、雌側コネクタハウジングと雄側コネクタハウジングとを嵌合させ、可動金具の一対の摺動部と一対の待ち受け金具の接続面との接触により雌側コネクタハウジングと雄側コネクタハウジングとの正規嵌合状態を検知することができる。
上記特許文献1の嵌合検知コネクタでは、雌側コネクタハウジングと雄側コネクタハウジングとの正規嵌合位置で、可動金具を一対の待ち受け金具の接続面に対して横切り動作させることにより、一対の摺動部を一対の待ち受け金具の接続面に摺動させている。
この一対の摺動部と一対の待ち受け金具の接続面との摺動により、一対の摺動部の表面に付着したゴミや表面に形成された酸化皮膜などを除去し、可動金具と待ち受け金具との導通不良を防止している。
特開平8−22873号公報
しかしながら、上記特許文献1のような嵌合検知コネクタでは、一対の相手端子の被接触部に対して一対の接触部をそれぞれ摺動させているので、ハウジング同士が正規嵌合状態となっていない場合にも、端子を介して一対の相手端子が導通されてしまう。
このため、一対の接触部の表面に付着したゴミや表面に形成された酸化皮膜などの不純物を除去して端子と相手端子との導通不良を防止することができるが、ハウジング同士の嵌合状態を正確に検知することができない恐れがあった。
そこで、この発明は、端子と相手端子との導通不良を防止でき、ハウジング同士の嵌合状態の検知性を向上することができる嵌合検知コネクタの提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、一対の接触部が設けられた端子と、この端子を収容する第1ハウジングと、この第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングと、この第2ハウジングに収容され前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの正規嵌合状態で前記一対の接触部に接触される被接触部がそれぞれ設けられた一対の相手端子とを備えた嵌合検知コネクタであって、前記一対の相手端子の被接触部のうち一方には、前記一対の相手端子の被接触部が前記一対の接触部に接触される前に、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合により前記一対の接触部と摺動する摺動部が設けられていることを特徴とする。
この嵌合検知コネクタでは、一対の相手端子の被接触部のうち一方に一対の相手端子の被接触部が一対の接触部に接触される前に、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合により一対の接触部と摺動する摺動部が設けられているので、摺動部が一対の接触部と摺動しても、端子を介して一対の相手端子が導通されることがない。
このため、第1ハウジングと第2ハウジングとが正規嵌合状態となる前に、摺動部によって一対の接触部の表面に付着したゴミや表面に形成された酸化皮膜などの不純物を除去することができる。
従って、このような嵌合検知コネクタでは、端子と相手端子との導通不良を防止でき、ハウジング同士の嵌合状態の検知性を向上することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の嵌合検知コネクタであって、前記一対の相手端子の被接触部は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合方向と直交する方向に並列に配置され、前記摺動部は、他方の相手端子の被接触部より前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合方向の前側に位置されていることを特徴とする。
この嵌合検知コネクタでは、摺動部が他方の相手端子の被接触部より第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合方向の前側に位置されているので、簡易な構造で一対の相手端子の被接触部が一対の接触部に接触される前に、確実に一対の接触部と摺動部とを摺動させることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の嵌合検知コネクタであって、前記端子には、前記一対の接触部が設けられ前記一対の接触部を付勢力によって前記一対の相手端子の被接触部に接触させる弾性片が設けられ、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとのうち少なくとも一方には、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが正規嵌合状態となるまでの間に前記弾性片の付勢力に抗して前記弾性片を変位させる変位部が設けられていることを特徴とする。
この嵌合検知コネクタでは、第1ハウジングと第2ハウジングとのうち少なくとも一方に第1ハウジングと第2ハウジングとが正規嵌合状態となるまでの間に弾性片の付勢力に抗して弾性片を変位させる変位部が設けられているので、第1ハウジングと第2ハウジングとの半嵌合状態で、変位部による弾性片の変位によって一対の接触部と一対の相手端子の被接触部とが接触することがなく、第1ハウジングと第2ハウジングとの半嵌合状態を確実に検知することができる。
本発明によれば、端子と相手端子との導通不良を防止でき、ハウジング同士の嵌合状態の検知性を向上することができる嵌合検知コネクタを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る嵌合検知コネクタの斜視図である。 本発明の実施の形態に係る嵌合検知コネクタの第1ハウジングの断面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る嵌合検知コネクタの第2ハウジングの断面図である。(b)は図3(a)の要部拡大図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る嵌合検知コネクタの第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合開始における断面図である。(b)は図4(a)の要部拡大図である。 本発明の実施の形態に係る嵌合検知コネクタの第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合途中における断面図である。 (a)は本発明の実施の形態に係る嵌合検知コネクタの第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合完了における断面図である。(b)は図6(a)の要部拡大図である。
図1〜図6を用いて本発明の実施の形態に係る嵌合検知コネクタについて説明する。
本実施の形態に係る嵌合検知コネクタ1は、一対の接触部3,3が設けられた端子5と、この端子5を収容する第1ハウジング7と、この第1ハウジング7に嵌合可能な第2ハウジング9と、この第2ハウジング9に収容され第1ハウジング7と第2ハウジング9との正規嵌合状態で一対の接触部3,3に接触される被接触部11,11がそれぞれ設けられた一対の相手端子13,13とを備えている。
そして、一方の相手端子13の被接触部11には、一対の相手端子13,13の被接触部11,11が一対の接触部3,3に接触される前に、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合により一対の接触部3,3と摺動する摺動部15が設けられている。
また、一対の相手端子13,13の被接触部11,11は、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合方向と直交する方向に並列に配置され、摺動部15は、他方の相手端子13の被接触部11より第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合方向の前側に位置されている。
さらに、端子5には、一対の接触部3,3が設けられ一対の接触部3,3を付勢力によって一対の相手端子13,13の被接触部11,11に接触させる弾性片17が設けられ、第1ハウジング7には、第1ハウジング7と第2ハウジング9とが正規嵌合状態となるまでの間に弾性片17の付勢力に抗して弾性片17を変位させる変位部19が設けられている。
図1〜図6に示すように、端子5は、薄板状の導電性材料を打ち抜き加工と折り曲げ加工とを施すことにより、基部21に対して弾性片17と、一対の接触部3,3とが設けられる。なお、端子5は、2つの導体間を接続させる短絡端子が用いられることが好ましい。
弾性片17は、基部21の一端側を折り曲げ加工することにより基部21と連続する一部材で形成され、所定の付勢力を有して弾性変形可能に設けられている。この弾性片17の先端部には、一対の接触部3,3が設けられている。
一対の接触部3,3は、弾性片17の先端部にそれぞれ半円状となるように折り曲げ形成され、弾性片17の先端部の幅方向に並列に配置されている。この一対の接触部3,3は、弾性片17の付勢力によって第2ハウジング9に収容された一対の相手端子13,13の被接触部11,11に接触され、端子5と一対の相手端子13,13とを電気的に接続させる。
このような端子5は、基部21が第1ハウジング7のロック部23に設けられた挿入溝25に挿入されてロック部23に支持され、弾性片17と一対の接触部3,3とが第1ハウジング7内部の収容室27内に収容配置される。
第1ハウジング7は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、筐体状に形成され、収容室27と、ロック部23とを備えている。収容室27は、第1ハウジング7内部の高さ方向の上側で幅方向の中央部に設けられ、端子5の弾性片17と一対の接触部3,3とが収容配置されている。また、収容室27のロック部23の基端側に位置する壁部には、第2ハウジング9に収容された一対の相手端子13,13の被接触部11,11を支持するリブ29を挿入可能な開口31が設けられている。この収容室27の上方には、ロック部23が設けられている。
なお、収容室27の高さ方向の下側と幅方向の両側には、電源や機器などに接続された電線33の端部に接続された複数の雌端子35が収容配置される複数の端子収容部37が設けられている。この複数の端子収容部37に収容された複数の雌端子35は、係止ランス39や端子収容部37に挿入される二重係止部材41などと係止することによって抜け止めがなされている。
ロック部23は、収容室27の開口31側を基端として収容室27の上方に揺動可能に設けられ、挿入溝25と、係止凸部43とを備えている。挿入溝25は、ロック部23の下面である収容室27側に設けられ、端子5の基部21が挿入されて端子5を支持する。このように挿入溝25に端子5の基部21を挿入して端子5を支持することにより、ロック部23の揺動によって端子5の配置位置が変動される。
係止凸部43は、ロック部23の上面の中央部に設けられ、第2ハウジング9との嵌合方向の前側が傾斜面となっており、嵌合方向の後側が垂直面で形成された係止面となっている。この係止凸部43は、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合時に、傾斜面が第2ハウジング9の被ロック部45と当接することによってロック部23を下方に向けて揺動させ、第1ハウジング7と第2ハウジング9との正規嵌合時に、係止面がロック部23の上方への復元によって被ロック部45に係止される。
なお、ロック部23の先端側には、操作部47が設けられており、操作部47を下方に向けて押圧操作することによってロック部23が下方に揺動され、係止凸部43と被ロック部45との係止が解除され、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合を解除することができる。
第2ハウジング9は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、筐体状に形成され、フード部49と、リブ29とを備えている。フード部49は、第1ハウジング7との嵌合方向の前側が開口され、第2ハウジング9の幅方向に、ここでは3つ設けられ、各フード部49に第1ハウジング7が嵌合可能となっている。また、フード部49の開口端には、第1ハウジング7のロック部23の係止凸部43が当接及び係止される被ロック部45が下方に向けて延設されている。このフード部49内には、リブ29が設けられている。
リブ29は、フード部49内において、一対の相手端子13,13が挿入される壁部から第1ハウジング7との嵌合方向の前側に向けて延設されている。このリブ29は、フード部49内に配置される一対の相手端子13,13の被接触部11,11を支持し、第1ハウジング7と第2ハウジング9とを嵌合させることにより、第1ハウジング7の開口31から収容室27内に挿入される。
なお、フード部49には、基板51に接続されたL字状の複数の雄端子53の接続部が収容配置されている。この複数の雄端子53は、第1ハウジング7と第2ハウジング9とが正規嵌合状態となることにより、第1ハウジング7に収容された複数の雌端子35に電気的に接続される。
一対の相手端子13,13は、導電性材料からなり、L字状に形成され、一端側が基板51に接続され、他端側がフード部49内に挿入されてリブ29上に支持される被接触部11,11となっている。また、被接触部11,11は、リブ29上で、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合方向と直交する方向、詳細にはリブ29の幅方向に並列に配置されている。この一対の相手端子13,13は、基板51に形成された導通回路にそれぞれ接続され、被接触部11,11に端子5の一対の接触部3,3がそれぞれ接触することによって端子5を介して一対の相手端子13,13が電気的に接続される。
このような一対の相手端子13,13は、第1ハウジング7と第2ハウジング9とが正規嵌合状態となったときに、被接触部11,11に端子5の弾性片17の付勢力によって一対の接触部3,3が接触されて導通される。この一対の相手端子13,13の導通の有無により、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合状態を検知することができる。このような端子5の弾性片17は、第1ハウジング7に設けられた変位部19によって変位される。
変位部19は、第1ハウジング7の収容室27内でロック部23に対して対向して設けられ、ロック部23側に突設された支点部55を有する。この支点部55は、端子5が第1ハウジング7に組付けられた状態で、端子5の弾性片17に当接される。この支点部55と端子5の弾性片17との当接により、ロック部23の揺動によって配置位置が変動される端子5の弾性片17を付勢力に抗して変位させることができる。
詳細には、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合途中では、ロック部23の下方への揺動によって端子5の配置位置が下方に変動されることにより、支点部55が弾性片17の付勢力に抗して弾性片17を上方に変位させる。この弾性片17の変位により、一対の接触部3,3と一対の相手端子13,13の被接触部11,11とが離間され、端子5と一対の相手端子13,13との導通が防止される。これにより、第1ハウジング7と第2ハウジング9とが半嵌合状態であることを検知することができる。
一方、第1ハウジング7と第2ハウジング9との正規嵌合状態では、ロック部23の上方への揺動によって端子5の配置位置が上方に変動されることにより、弾性片17の付勢力によって弾性片17が下方に変位される。この弾性片17の変位により、一対の接触部3,3が弾性片17の付勢力によって一対の相手端子13,13の被接触部11,11に接触され、端子5を介して一対の相手端子13,13が導通される。これにより、第1ハウジング7と第2ハウジング9とが正規嵌合状態であることを検知することができる。
このように端子5の一対の接触部3,3に接触、或いは接触解除される一対の相手端子13,13の被接触部11,11のうち一方の被接触部11には、一対の相手端子13,13の被接触部11,11が一対の接触部3,3に接触される前に、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合により一対の接触部3,3と摺動する摺動部15が設けられている。
摺動部15は、並列に配置された被接触部11,11のうち一方の被接触部11の先端部から他方の被接触部11より第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合方向の前側に延設されると共に、被接触部11,11の配列方向に延設されている。また、摺動部15の先端面は、第1ハウジング7と第2ハウジング9と嵌合方向の前側から後側に向けて上り傾斜となる傾斜面となっている。
この摺動部15は、第1ハウジング7と第2ハウジング9とが嵌合を開始してからロック部23が揺動を開始するまでの間に、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合による第1ハウジング7の開口31へのリブ29の挿入によって端子5の一対の接触部3,3と摺動する。この摺動部15と一対の接触部3,3との摺動により、一対の接触部3,3の表面に付着したゴミや表面に形成された酸化皮膜などの不純物を除去することができ、不純物介在による一対の接触部3,3と一対の相手端子13,13の被接触部11,11との導通不良を防止することができる。
このように一対の接触部3,3と摺動する摺動部15を一方の被接触部11のみに設けることにより、一対の接触部3,3と摺動部15とが摺動しても、端子5を介して一対の相手端子13,13が導通することがなく、第1ハウジング7と第2ハウジング9との半嵌合状態で、正規嵌合状態と誤認することを防止することができる。
一方、一対の接触部3,3と摺動部15との摺動をロック部23が揺動を開始する前に行うことにより、端子5の弾性片17が変位部19によって変位されることがなく、確実に一対の接触部3,3と摺動部15とを摺動させることができる。
このように構成された嵌合検知コネクタ1は、まず、第1ハウジング7に端子5と各部材を組付けると共に、第2ハウジング9に一対の相手端子13,13と各部材を組付ける。次に、第1ハウジング7と第2ハウジング9とを嵌合させる。
第1ハウジング7と第2ハウジング9とが嵌合を開始してからロック部23が揺動を開始するまでの間には、第1ハウジング7の開口31から第2ハウジング9のリブ29が挿入され、端子5の一対の接触部3,3と一方の被接触部11の摺動部15とが摺動する。この摺動により、一対の接触部3,3の表面の不純物が除去される。
第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合途中では、ロック部23の係止凸部43が被ロック部45の頂面に当接されロック部23が下方に揺動され、端子5の配置位置が下方に変動される。この端子5の配置位置の変動により、変位部19によって弾性片17が上方に変位され、端子5の一対の接触部3,3と一対の相手端子13,13の被接触部11,11とが離間される。この接触解除により、端子5と一対の相手端子13,13との導通が防止され、第1ハウジング7と第2ハウジング9との半嵌合状態を検知することができる。
そして、第1ハウジング7と第2ハウジング9とが正規嵌合状態となったときには、ロック部23の係止凸部43が被ロック部45に係止されロック部23が上方に揺動され、端子5の配置位置が上方に変動される。この端子5の配置位置の変動により、弾性片17が付勢力によって下方に変位され、弾性片17の付勢力によって一対の接触部3,3が一対の相手端子13,13の被接触部11,11に接触される。この接触により、端子5を介して一対の相手端子13,13が導通され、第1ハウジング7と第2ハウジング9とが正規嵌合状態となったことを検知することができる。
このような嵌合検知コネクタ1では、一方の相手端子13の被接触部11に一対の相手端子13,13の被接触部11,11が一対の接触部3,3に接触される前に、第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合により一対の接触部3,3と摺動する摺動部15が設けられているので、摺動部15が一対の接触部3,3と摺動しても、端子5を介して一対の相手端子13,13が導通されることがない。
このため、第1ハウジング7と第2ハウジング9とが正規嵌合状態となる前に、摺動部15によって一対の接触部3,3の表面に付着したゴミや表面に形成された酸化皮膜などの不純物を除去することができる。
従って、このような嵌合検知コネクタ1では、端子5と相手端子13との導通不良を防止でき、ハウジング7,9同士の嵌合状態の検知性を向上することができる。
また、摺動部15は、他方の相手端子13の被接触部11より第1ハウジング7と第2ハウジング9との嵌合方向の前側に位置されているので、簡易な構造で一対の相手端子13,13の被接触部11,11が一対の接触部3,3に接触される前に、確実に一対の接触部3,3と摺動部15とを摺動させることができる。
さらに、第1ハウジング7には、第1ハウジング7と第2ハウジング9とが正規嵌合状態となるまでの間に弾性片17の付勢力に抗して弾性片17を変位させる変位部19が設けられているので、第1ハウジング7と第2ハウジング9との半嵌合状態で、変位部19による弾性片17の変位によって一対の接触部3,3と一対の相手端子13,13の被接触部11,11とが接触することがなく、第1ハウジング7と第2ハウジング9との半嵌合状態を確実に検知することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る嵌合検知コネクタでは、第1ハウジングに端子の弾性片を変位させる変位部が設けられているが、第2ハウジングに変位部を設けてもよい。この場合には、例えば、第2ハウジングのリブにおいて、摺動部と他方の被接触部との間で一対の接触部間に挿入可能なように変位部を上方に向けて突設させ、一対の接触部と摺動部とが摺動した後に、変位部によって弾性片を変位させればよい。
1…嵌合検知コネクタ
3…接触部
5…端子
7…第1ハウジング
9…第2ハウジング
11…被接触部
13…相手端子
15…摺動部
17…弾性片
19…変位部

Claims (3)

  1. 一対の接触部が設けられた端子と、この端子を収容する第1ハウジングと、この第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングと、この第2ハウジングに収容され前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの正規嵌合状態で前記一対の接触部に接触される被接触部がそれぞれ設けられた一対の相手端子とを備えた嵌合検知コネクタであって、
    前記一対の相手端子の被接触部のうち一方には、前記一対の相手端子の被接触部が前記一対の接触部に接触される前に、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合により前記一対の接触部と摺動する摺動部が設けられていることを特徴とする嵌合検知コネクタ。
  2. 請求項1記載の嵌合検知コネクタであって、
    前記一対の相手端子の被接触部は、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合方向と直交する方向に並列に配置され、
    前記摺動部は、他方の相手端子の被接触部より前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合方向の前側に位置されていることを特徴とする嵌合検知コネクタ。
  3. 請求項1又は2記載の嵌合検知コネクタであって、
    前記端子には、前記一対の接触部が設けられ前記一対の接触部を付勢力によって前記一対の相手端子の被接触部に接触させる弾性片が設けられ、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとのうち少なくとも一方には、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが正規嵌合状態となるまでの間に前記弾性片の付勢力に抗して前記弾性片を変位させる変位部が設けられていることを特徴とする嵌合検知コネクタ。
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JPH0822873A (ja) * 1994-07-08 1996-01-23 Amp Japan Ltd 短絡型電気コネクタ
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