JP2014229172A - 制御装置および給湯システムの制御装置 - Google Patents

制御装置および給湯システムの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィードフォワード制御およびフィードバック制御の組合せを高機能化して制御対象の制御精度を高める。
【解決手段】フィードバック制御部520は、出力偏差ΔXの比例フィードバック制御によりFB制御項Ufbを算出する。フィードフォワード制御部510は、制御対象600の操作入力値Uiと出力値Xとの間の予め求められた入出力特性に従って、出力値Xが目標値Xsとなるときの操作入力値をFF項Uffとして算出する。補正制御部580は、上記入出力特性に従って現在の出力値Xに対応する仮想入力値を算出するとともに、算出した仮想入力値と実際の操作入力値との差分の学習結果に基づいて補正項Ucrを算出する。演算部550は、FB制御項Ufb、FF項Uffおよび補正項Ucrを加算して、制御対象600の出力値Xを目標値Xsに制御するための操作入力値Uiを設定する。
【選択図】図5

Description

この発明は、制御装置および給湯器の制御装置に関し、より特定的には、フィードフォワード制御およびフィードバック制御を組合せて制御対象の出力を制御する制御装置に関する。
制御対象の出力を目標値に追従して制御するために、フィードフォワード制御およびフィードバック制御が用いられている。たとえば、特許第3204050号公報(特許文献1)には、燃焼装置の送風量を制御するためのファンモータの回転数を、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組合せによって制御することが記載されている。
同様に、特許第3504238号公報(特許文献2)にもフィードフォワード制御を適用したファンモータの回転数制御が記載されている。特許文献2には、ファンモータの個体差を反映するために、ファンモータを所定条件で実際に動作させたときの回転数データを記憶させて、フィードフォワード制御を補正することが記載されている。
特許第3204050号公報 特許第3504238号公報
特許文献1に記載されるフィードバック制御は、通常、比例制御および積分制御の組合せによって実行される。一般的には外乱や目標値の変化に応じて発生した過渡的な偏差を比例制御で補償するとともに、制御対象の個体差等のオフセットといった定常的な偏差を積分制御で補償することが行なわれている。しかしながら、積分制御では位相遅れの存在により制御ゲインを大きくすると出力の周期的な変動(いわゆる、ハンチング)が発生する虞がある。一方で、制御ゲインが小さいと目標値への制御応答性が低下する。このように積分制御の調整は困難である。
また、特許文献2に記載されたフィードフォワード制御では、所定条件での回転数データを得るためにファンモータを実際に動作させる特別な動作モード(FF量補正モード)を実行するための工程が機器毎に必要となってしまうため、作業負荷が増大する。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、フィードフォワード制御およびフィードバック制御の組合せを高機能化して制御対象の制御精度を高めることである。
本発明の制御装置は、制御対象の出力値を制御目標値に制御するための制御装置であって、フィードバック制御部と、フィードフォワード制御部と、制御補正部と、演算部とを含む。フィードバック制御部は、出力値の検出値と制御目標値との差分である出力偏差に基づいてフィードバック項を算出する。フィードフォワード制御部は、制御対象の操作入力値と出力値との間の予め求められた入出力特性に従って、出力値が制御目標値であるときに対応する操作入力値をフィードフォワード項として算出する。制御補正部は、入出力特性に従って出力値の検出値に対応する仮想入力値を算出するとともに、制御対象への実際の操作入力値と仮想入力値との差分の学習結果に基づく補正項を算出する。演算部は、フィードフォワード項と、フィードバック項と、補正項とに従って制御対象への操作入力値を演算する。フィードバック制御部は、出力偏差と比例制御ゲインとの積に従ってフィードバック項を算出する比例制御手段を含む。
上記制御装置によれば、目標値の変化に対してフィードフォワード制御によって追従するとともに、入力差の誤差を学習する補正制御によってオフセット誤差に代表される定常的な偏差を補償し、かつ、比例フィードバック制御によって目標値の変化および外乱に対応した過渡的な偏差を補償するように、フォードバック制御およびフィードフォワード制御を組み合わせて、制御対象の出力値を制御することができる。この結果、フィードフォワード制御およびフィードバック制御の組合せを高機能化することにより、積分フィードバック制御での位相遅れの問題を解消して、制御対象の制御精度を高めることができる。
好ましくは、記制御補正部は、今回の制御周期における補正項と、今回の制御周期における操作入力値と仮想入力値との差分とを所定の重み付けに従って加算することによって次回の制御周期における補正項を算出する。
このようにすると、重み付けを変えることによって制御補正部における学習速度を調整することができるので、補正制御部を含む制御系を適切に設計することができる。
また好ましくは、フィードバック制御部は、出力偏差の積分値に基づく積分フィードバック制御を非実行とする。
このようにすると、ゲインを上げるとハンチングの発生が懸念される積分フィードバック制御をオフした上で、入力差の誤差を学習する補正制御によってオフセット誤差に代表される定常的な偏差を補償するように、制御系を設計することができる。
本発明の給湯システムの制御装置は、フィードバック制御部と、フィードフォワード制御部と、制御補正部と、演算部とを含む。フィードバック制御部は、給湯システムの構成要素である制御対象の出力値の検出値および制御目標値との差分である出力偏差に基づいてフィードバック項を算出する。フィードフォワード制御部は、制御対象の操作入力値と出力値との間の予め求められた入出力特性に従って、出力値が制御目標値であるときに対応する操作入力値をフィードフォワード項として算出する。制御補正部は、入出力特性に従って出力値の検出値に対応する仮想入力値を算出するとともに、制御対象への実際の操作入力値と仮想入力値との差分の学習結果に基づく補正項を算出する。演算部は、フィードフォワード項と、フィードバック項と、補正項とに従って制御対象への操作入力値を演算する。フィードバック制御部は、出力偏差と比例制御ゲインとの積に従ってフィードバック項を算出する比例制御手段を含む。
上記給湯システムの制御装置によれば、目標値の変化に対してフィードフォワード制御によって追従するとともに、入力差の誤差を学習する補正制御によってオフセット誤差に代表される定常的な偏差を補償し、かつ、比例フィードバック制御によって目標値の変化および外乱に対応した過渡的な偏差を補償するように、フォードバック制御およびフィードフォワード制御を組み合わせて、給湯システムの構成要素である制御対象の出力値を制御することができる。この結果、フィードフォワード制御およびフィードバック制御の組合せを高機能化することにより、積分フィードバック制御での位相遅れの問題を解消して、制御対象の制御精度を高めることができる。
好ましくは、制御対象は、燃焼装置に空気を供給するためのファンであり、操作入力値は、ファンを駆動するための電動機の電圧値または電流値に対応する。出力値は、ファンの回転数である。
このようにすると、給湯システムの構成部品である燃焼ファンの回転数を目標回転数に従って、高速かつ安定的に制御することができる。
また好ましくは、制御対象は、給湯器であり、操作入力値は、給湯器への要求発生熱量である。出力値は、給湯器からの出湯温度である。
このようにすると、給湯システムの構成部品である給湯器の出湯温度を設定温度に従って、高速かつ安定的に制御することができる。
この発明によれば、フィードフォワード制御およびフィードバック制御の組合せを高機能化することによって制御対象の制御精度を高めることができる。
本発明の実施の形態に従う制御装置によって制御される給湯システムの構成を示すブロック図である。 比較例として示される制御構成を説明するための機能ブロック図である。 制御対象である燃焼ファンの入出力特性を説明するための概念図である。 積分フィードバック制御の問題点を説明するための概念図である。 本発明に従う制御装置による制御構成を説明するための機能ブロック図である。 従来の積分フィードバック制御と本実施の形態で用いる補正制御とのゲイン特性を比較するためのボード線図である。 従来の積分フィードバック制御と本実施の形態で用いる補正制御とのゲイン特性を比較するためのボード線図である。 実施の形態2における制御対象、操作入力値、出力値およびフィードフォワード演算式を、実施の形態1との比較により説明するための図表である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は原則的に繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態に従う制御装置によって制御される給湯システム100の構成を示すブロック図である。
図1を参照して、給湯システム100は、給湯器110と、給湯配管180と、ガス供給配管190と、給湯制御部300と、ファン制御部310と、バーナ制御部320を含む。
給湯器110は、缶体115と、ガスバーナ120と、熱交換器130と、燃焼ファン160と、ファンモータ170とを含む。
給湯制御部300、ファン制御部310およびバーナ制御部320の機能は、たとえばマイクロコンピュータによって実現される。なお、図1の構成例では、給湯制御部300、ファン制御部310およびバーナ制御部320を別個の機能ブロックとして記載しているが、共通のマイクロコンピュータによってこれらの機能ブロックによる機能を実現するように構成することも可能である。
缶体115には、排気口140および吸気口150が設けられる。ガスバーナ120および熱交換器130は、缶体115の内部に収容される。ガスバーナ120は、ガス供給配管190から供給されたガスを燃焼することによって熱量を発生する。ガスバーナ120は熱交換器130に近接配置されており、ガスバーナ120が燃焼により発生した熱量は、熱交換器130を介して給湯配管180を流れる水に伝達される。これにより、給湯配管180を流れる水が加熱される。
燃焼ファン160は、吸気口150に接続されて、燃焼用空気を強制的に缶体115の内部へ供給する。排気口140は、燃焼後の排気を缶体115の外部へ排出する。ガス供給配管190には、ガス比例弁200が介挿接続される。ガス比例弁200は、たとえば比例電磁弁で構成される。給湯制御部300からの指令に応じたガス比例弁200の開度制御によって、ガスバーナ120へ供給されるガス圧が制御される。ガス圧の制御により、ガスバーナ120に対する単位時間あたりのガス供給量が制御される。
ガスバーナ120には複数の燃焼管125が設けられる。バーナ制御部320は、給湯制御部300からの指令に応じて、燃料供給の対象となる燃焼管125の数を制御する機能を有する。バーナ制御部320は、たとえば、ガス供給配管190と各燃焼管125との間に接続されて開閉制御される電磁弁(図示せず)を制御する機能を有する。燃料供給される燃焼管125の数とガス圧との組合せによって、ガスバーナ120から熱交換器130へ出力される熱量を制御することができる。
燃焼ファン160は、ファンモータ170によって駆動される。ファンモータ170は、たとえば、直流モータによって構成される。燃焼ファン160から缶体115へ供給される空気量は、燃焼ファン160の回転数(以下、ファン回転数とも称する)に応じて変化する。ファン回転数は、ファン回転数検出部240によって検出される。ファン回転数検出部240は、たとえば、燃焼ファン160またはファンモータ170の回転体に取付けられた電磁ピックアップ式のセンサによって構成される。
給湯配管180には、流量センサ210と、温度センサ220,230とが設けられる。給湯配管180の先には、図示しない給湯栓が接続される。給湯栓が開栓されると、流量Q>0となる。流量Qは、給湯栓の開度に応じて変化する。流量センサ210は、給湯配管180の流量Qを検出する。温度センサ220は、熱交換器130の下流側に設けられて、出湯温度Thを検出する。一方で、温度センサ230は、熱交換器130の上流側に設けられて、入水温度Tcを検出する。
給湯制御部300には、給湯システム100の設定温度Tr*が入力される。さらに、流量センサ210、温度センサ220,230およびファン回転数検出部240による検出値が、給湯制御部300に入力される。給湯制御部300は、設定温度Tr*に従って給湯配管180からの出湯温度が制御されるように、給湯システム100の動作を制御する。
具体的には、給湯制御部300は、設定温度Tr*と、検出された、入水温度Tc、出湯温度Thおよび流量Qとに基づいて、給湯器110への要求発生熱量Qtlを設定する。さらに、給湯制御部300は、要求発生熱量Qtlに基づいて、ガスバーナ120へのガス供給量を算出するとともに、算出されたガス供給量に対応させてガス比例弁200の開度指令を生成する。開度指令は、ガス比例弁200へ出力される。ガス比例弁200は、給湯制御部300からの開度指令に従って目標開度に制御されることにより、要求発生熱量Qtlに見合ったガス量をガスバーナ120へ供給する。
給湯制御部300は、さらに、ガスバーナ120に対するガス供給量の制御と連動させて、燃焼ファン160の目標ファン回転数Frを設定する。目標ファン回転数Frは、ガスバーナ120における空燃比が所定値に維持されるように逐次設定される。燃焼ファン160の目標ファン回転数Frは、ファン制御部310へ出力される。
ファン制御部310は、ファン回転数検出部240によって検出されたファン回転数Fcと、給湯制御部300から指示された目標ファン回転数Frとに従って、ファン回転数を目標ファン回転数Frに制御するためのファン制御指令値Fmを設定する。
ファン回転数は、図示しない電力変換器からファンモータ170に供給される電力(電圧×電流)に応じて変化する。したがって、ファン制御部310からのファン制御指令値Fmに応じて、ファンモータ170に供給される電圧ないし電流を制御することによって、ファン回転数を制御することができる。たとえば、ファン制御指令値Fmは、上記電力変換器のスイッチング素子のオンデューティをパルス幅変調制御する際のデューティ指令値とすることができる。
実施の形態1では、ファン制御部310によって、本実施の形態による「制御装置」が構成される。すなわち、燃焼ファン160が、本発明に従う制御装置の制御対象とされる。したがって、ファン回転数Fcが「出力値」に対応し、目標ファン回転数Frが「制御目標値」に対応し、ファン制御指令値Fmが「操作入力値」に対応する。また、本実施の形態では、所定の制御周期毎に制御対象の操作入力値が更新されるディジタル制御が実行されるものとする。
まず、比較例として、フィードフォワード制御およびフィードバック制御を組合せた、従来の制御構成について説明する。
図2は、比較例として示される制御構成を説明するための機能ブロック図である。
図2を参照して、比較例に従う制御システム500#は、フィードフォワード制御部(以下、FF制御部)510と、フィードバック制御部(以下、FB制御部)520と、演算部550とを有する。
制御対象600の出力値Xは、操作入力値Uiに応じて変化する。制御システム500#は、出力値Xを目標値Xsへ制御するように、操作入力値Uiを設定する。一例として、制御対象600が燃焼ファン160である場合には、X=Fcであり、Xs=Frであり、Ui=Fmである。
FF制御部510は、目標値Xsに従ってフィードフォワード制御項(FF制御項)Uffを算出する。フィードフォワード制御は、制御対象600(燃焼ファン160)の操作入力値に対する出力値の対応関係を示す、予め定められたフィードフォワード演算式に従って設定される。
図3は、制御対象である燃焼ファン160の入出力特性を説明するための概念図である。
図3を参照して、制御対象600である燃焼ファン160のファン回転数Fcは、ファン制御指令値Fmに応じて変化する。ファン制御指令値Fmに対するファン回転数Fcの対応関係(以下、入出力特性とも称する)を実験等によって予め求めることによって、特性線700を得ることができる。特性線700は、制御対象600の操作入力値Uiおよび出力値Xの間の入出力特性を示すものである。
特性線700に従って、ファン回転数Fcが目標ファン回転数Frとなるときのファン制御指令値Fmとして、Fm=U0を得ることができる。U0は、出力値Xが目標値Xsとなるときの(X=Xs)、操作入力値Uiに相当する。FF制御部510は、特性線700に従って、目標値Xs(目標ファン回転数Fr)に基づいてFF制御項Uffを設定する。すなわち、図3の例では、Uff=U0に設定される。
たとえば、特性線700を線形近似することにより、出力値XからFF制御項Uffを算出するための、フィードフォワード演算式FF[X]を、Xを変数とする一次式として、(1)式のように設定することができる。式(1)中のka,kbは、特性線700に従った定数である。
Uff=FF[X]=X×ka+kb …(1)
FF制御部510は、式(1)においてX=Xs(n)とすることにより、(2)式に従ってFF制御項Uffを演算する。
Uff(n)=Xs(n)×ka+kb …(2)
フィードフォワード制御により、制御対象600(燃焼ファン160)の特性を反映して、目標値Xs(目標ファン回転数Fr)の変化に対応して操作入力値Ui(ファン制御指令値Fm)を変化させることができる。
実際には、機器の個体差により、燃焼ファン160の特性線700は、ばらつきを有する。しかしながら、燃焼ファン160全数について、特性線700を別個に求めることは多大な作業負荷を要することになるので、同一仕様の給湯システム100では、共通の特性線700に従って制御システムを構成することが一般的である。
この結果、共通の特性線700を用いてフィードフォワード制御を実行すると、個体差により実際には特性線701,702の入出力関係を有する燃焼ファン160では、FF制御項Uffにオフセット的な誤差(図3中のU0−U1またはU2−U0)が生じることが理解される。このように、フィードフォワード制御を始めとして、制御対象の個体差によって出力値に制御誤差が生じる。この制御誤差は、フィードバック制御により補償することができる。
FB制御部520は、偏差演算部525と、比例制御演算部530と、積分制御演算部540と、演算部545とを有する。
偏差演算部525は、目標値Xsに対する出力値Xの出力偏差ΔXを演算する(ΔX=Xs−X)。比例制御演算部530は、比例ゲインKpおよび出力偏差ΔXの積に従って、比例フィードバック制御によるFB制御項Ufbpを演算する。たとえば、第n番目(n:自然数)の制御周期において、比例制御演算部530は、下記(3)式の演算を実行する。
Ufbp(n)=Kp×ΔX(n) …(3)
なお、(3)式中のΔX(n)=Xs(n)−X(n)で示される。
これにより、目標値Xsの変更、または、外乱の発生によって生じた出力偏差ΔXを解消するようにFB制御項Ufbpが演算される。すなわち、比例制御は、主に、目標値Xsの変化への追従性等、過渡的な制御性能を確保する。
積分制御演算部540は、出力偏差ΔXの積分値と、積分ゲインKiとの積に従って、積分制御によるFB制御項Ufbiを演算する。たとえば、第n番目の制御周期において、積分制御演算部540は、下記(4)式の演算を実行する。
Ufbi(n)=Ufbi(i−1)+Ki×ΔX(n) …(4)
これにより、主に、目標値Xsが安定した状態での定常的な出力偏差ΔXを解消するように操作入力値が演算される。すなわち、積分制御は、主に、目標値Xsへの収束性等、定常状態での制御性能を確保する。
演算部545は、比例制御によるFB制御項Ufbpと、積分制御によるFB制御項Ufbiとを加算して、FF制御部520によるFB制御項Ufbを算出する。
演算部550は、FF制御部510によるFF制御項Uffと、FB制御部520によるFB制御項Ufbとを加算することにより、下記(5)式に従って、制御対象600の操作入力値Uiを設定する。
Ui(n)=Uff(n)+Ufb(i) …(5)
これにより、目標値Xsの変化に追従するためのフィードフォワード制御と、出力偏差ΔXを補償するためのフィードバック制御とを組み合わせて、制御対象600の出力値X(ファン回転数Fc)を目標値Xs(目標ファン回転数Fr)に制御することができる。
すなわち、図3で説明した、制御対象600(燃焼ファン160)の個体差に起因する制御誤差についても、フィードバック制御によって補償することができる。図3から理解されるとおり、当該制御誤差は、オフセット状の誤差として生じるため、定常偏差として積分フィードバック制御によって補償される。しかしながら、積分フィードバック制御には、制御ゲインを上げられないという問題点がある。
図4は、積分フィードバック制御の問題点を説明するための概念図である。
図4を参照して、時刻t0以前では、出力値Xが目標値Xsよりも低い。積分フィードバック制御によるFB制御項Ufbi>0に設定されることにより、XがXsに向かって上昇する。これによりΔXは減少するが、ΔX>0であるため、FB制御項Ufbiは上昇を続ける。
時刻t0において、X=Xsになるため出力偏差ΔX=0になる。この時点から、ΔX<0となるためFB制御項Ufbiが低下を始めるが、Ufbi>0の領域内であるため、出力値Xは上昇を続ける。すなわち、ΔXの積分値が0となる時刻t1までの間、出力値Xは上昇を続ける。時刻t1以降では、Ufbi<0となるため、出力値Xは低下に転じる。
すなわち、積分フィードバック制御では、時刻t0〜t1の間においても、Ufbi>0に設定されることによって出力偏差ΔXを増大させてしまう位相遅れが発生する。この位相遅れの存在により、積分ゲインKiを大きくすると、周期的な出力値の変動(ハンチング)を生じさせる虞がある。この結果、通常の積分制御では、図3で説明したオフセット誤差を補償するための制御速度を高めることが困難である。
このため、本実施の形態に従う制御装置では、制御対象の個体ばらつきに起因する出力偏差を補償するための補正制御を組み合わせた制御構成を採用する。
図5は、本発明に従う制御装置による制御構成を説明するための機能ブロック図である。
図5を参照して、本発明に従う制御システム500は、FF制御部510と、FB制御部520と、補正制御部580とを含む。
FF制御部510は、図3と同様に、予め設定されたフィードフォワード演算式(たとえば、式(2))に従って、目標値Xsに基づいてFF制御項Uffを算出する。
フィードバック制御部520は、偏差演算部525および比例制御演算部530を有する。偏差演算部525および比例制御演算部530は、上述の式(3)に従って、比例フィードバック制御によるFB制御項Ufbpを演算する。
制御システム500では、オフセット誤差を補正制御部580によって補償する。この結果、定常的な出力偏差を補償するための積分フィードバック制御のウェイトを下げることができる。好ましくは、必然的に位相遅れを含むために調整が困難である積分フィードバック制御をオフして、比例フィードバック制御のみでフィードバック制御を実行することができる。したがって、好ましくは、FB制御項Ufbは、比例フィードバック制御に従って、Ufb(n)=Ufbp(n)=Kp×ΔX(n)に設定される。
あるいは、式(4)中の積分ゲインKiを通常値から低下させることによって、実質的には積分フィードバック制御が寄与しないようにすることも、実質的には積分フィードバック制御をオフすることに含まれる。この場合には、補正制御部580との共存が制御外乱とならないように考慮して、積分ゲインKiを調整することが必要となる。
補正制御部580は、制御対象600(燃焼ファン160)の入出力特性の個体差を学習することによって、制御補正項Ucrを算出する。補正制御部580は、基準となる入出力特性(たとえば、図3に示した特性線700)に従って、現在の出力値Xに対応する仮想入力値Uvを算出するとともに、当該仮想入力値Uvと実際の操作入力値Uiとの差分である入力差ΔUを学習する。入力差ΔUは、制御対象600の実際の入出力特性と、基準となる入出力特性(特性線700)との誤差に起因して生じる。したがって、入力差ΔUの学習によって算出される制御補正項Ucrは、制御対象600の実際の入出力特性に従う特性線と、特性線700との誤差、特に、オフセット的な誤差に応じた値となることが理解される。
たとえば、FF制御部510でのフィードフォワード演算式FF[X]を共用して、仮想入力値Uvを求めることができる(Uv(n)=FF[X(n)]=X(n)×ka+kb)。また、実際の操作入力値Ui(n)=Fm(i)である。したがって、制御対象600(燃焼ファン160)の入力差ΔUは下記(6)式に従って算出することができる。さらに、入力差ΔUの学習値に相当する制御補正項Ucrは、下記(7)式に従って算出することができる。
Figure 2014229172
式(7)中のpは学習パラメータであり、pは0<p<1の範囲内で設定される。学習パラメータpが大きいほど、現在の出力値における入力差ΔUを制御補正項Ucrへ反映する学習速度は速くなる。
あるいは、学習パラメータLを用いて、式(7)を下記式(8)に変形することも可能である。LはL>0の範囲で設定される。学習パラメータLが小さいほど、学習速度は速くなる。すなわち、補正制御部580による学習は、現在の制御周期での入力差ΔUi(n)と、今回の制御周期における学習値Ucr(n)とを、学習パラメータLまたはpによって定められる所定の重み付けに従って加算することによって、次回の制御周期Ucr(n+1)を算出するように実行される。
Figure 2014229172
演算部550は、FF制御項Uffと、FB制御項Ufbと、制御補正項Ucrとを加算することによって、制御対象600の操作入力値Uiを設定する。実施の形態1では、ファン制御指令値Fm(n)=Ui(n)に設定される。これに応じて、制御対象600の出力値Xに相当するファン回転数Fcが、目標値Xsに相当する目標ファン回転数Frに制御される。
このように、本実施の形態による制御システム500では、積分フィードバック制御に代えて、制御対象600の入出力特性の個体差の学習に基づく補正制御が実行される。したがって、従来の積分フィードバック制御と、本実施の形態で用いる補正制御との周波数特性を比較する。
積分フィードバック制御は、上記式(4)に従って演算される。このため、離散化した伝達関数H(z)は下記(9)式で示される。
Figure 2014229172
式(9)に示される伝達関数H(z)に対して、角周波数ωの入力に対するゲインおよび位相差は、それぞれ式(10)および式(11)で示される。
Figure 2014229172
これに対して、(8)式に示された制御補正項Ucr(n)の演算に従えば、離散化した伝達関数H(z)は下記(12)式で示される。
Figure 2014229172
式(12)に示される伝達関数H(z)に対して、角周波数ωの入力に対するゲインおよび位相差は、それぞれ式(13)および式(14)で示される。
Figure 2014229172
図6および図7には、積分フィードバック制御と補正制御とを比較するためのボード線図が示される。図6および図7の横軸には、入力周波数fを、制御周期の逆数に相当するサンプリング周波数fsで除算した周波数パラメータf/fsが示される。図6の縦軸には、伝達関数H(z)の入出力比(ゲイン)が示され、図7の縦軸には、伝達関数H(z)の入力に対する出力の位相差が示される。
図6(a)には、補正制御のゲイン特性が示される一方で、図6(b)には、積分フィードバック制御のゲイン特性が比較される。また、図7(a)には補正制御の位相特性が示される一方で、図7(b)には、積分フィードバック制御の位相特性が比較される。
図6(b)および図7(b)から理解されるとおり、従来の積分フィードバック制御では、低周波数領域において、ゲインが発散してしまうとともに、位相遅れの発生が避けられない。
したがって、低周波数領域での安定性を確保するために、積分ゲインKiをそれ程高くすることができない。この結果、目標値の変化に対して出力値が整定するまでの時間を短縮することが難しい。また、低周波数の外乱に対しては、出力値の振動を招くことが懸念される。
これに対して、図6(a)から理解されるように、本実施の形態で用いられる補正制御では、f=0であってもゲインの最大値を1.0に制限することができる。また、学習パラメータLを変化させることにより、ゲインを調整することも可能である。
また、図7(a)から理解されるように、補正制御では、f=0における、学習パラメータL(またはp)によって位相遅れを変化させることができる。
なお、図6(a)および図7(a)の特性から、本実施の形態で用いられる補正制御は、直流誤差に対する補償能力が高いことが理解される。したがって、上述した、制御対象600の個体差によって生じるオフセット誤差(たとえば、入出力特性のずれによって生じる制御誤差)を速やかに補償することができる。また、学習パラメータL(または、式(7)中のp)の調整により、ゲインおよび位相特性を調整することができるので、高周波数の外乱に対しても、適切な周波数特性を設定することによって補償することができる。
このように、本発明の実施の形態によれば、目標値の変化に対してフィードフォワード制御によって追従するとともに、従来の積分フィードバック制御に代わる補正制御によってオフセット誤差に代表される定常的な偏差を補償し、かつ、比例フィードバック制御によって目標値の変化および外乱に対応した過渡的な偏差を補償するように、フォードバック制御およびフィードフォワード制御を組み合わせることができる。この結果、フィードフォワード制御およびフィードバック制御の組合せを高機能化することにより、積分フィードバック制御での位相遅れの問題を解消して、制御対象の制御精度を高めることができる。実施の形態1の例では、燃焼ファン160の回転数(ファン回転数Fc)を、目標ファン回転数Frに従って、安定的かつ速やかに制御することができる。
特に、補正制御およびフィードフォワード制御が共通の演算式を用いることにより、補正制御は、特性線700に従うフィードフォワード制御の誤差を補償する機能を有することにもなるので、制御性がさらに向上する。
[実施の形態2]
再び図1を参照して、実施の形態1では、燃焼ファン160を制御対象600とする例を説明したが、制御対象を他の機器としても、本実施に従う制御構成を適用することが可能である。実施の形態2では、給湯器110を制御対象600とする例を説明する。したがって、実施の形態2では、給湯制御部300によって、本実施の形態による「制御装置」が構成される。
図8は、実施の形態2における制御対象、操作入力値、出力値およびフィードフォワード演算式を、実施の形態1との比較により説明するための図表である。
図8を参照して、給湯器110を制御対象600(図5)とすると、制御対象600の操作入力値Uiは、給湯器110の要求発生熱量Qtlとなる。そして、出力値Xは、給湯器110からの出湯温度Thとなる。
一般的に、給湯装置では、要求発生熱量Qtlは、号数を単位として演算される。号数=1は、Q=1(L/min)の流量において湯温を25度上昇させるのに必要な熱量に相当する。したがって、以下では、要求発生熱量Qtlを入力号数Qtlとも称する。上述のように、入力号数Qtlに基づいて、ガスバーナ120(図1)への供給ガス量が算出される。そして、算出された供給ガス量に対応させてガス比例弁200の開度を制御することによって、入力号数Qtlに相当する熱量を発生するためのガス量が、ガスバーナ120へ供給される。
給湯器110での出湯温度Thを設定温度Tr*とするためには、流量Qの水を、入水温度Tcから設定温度Tr*まで上昇させる必要がある。したがって、上記の号数の定義に従うと、出湯温度を変数(X)とするフィードフォワード演算式FF[X]を下記(15)式に従って設定することができる。
FF[X]=(X−Tc)/25×Q …(15)
したがって、フィードフォワード制御は、出湯温度の目標値である設定温度Tr*に応じて、下記(16)式に従って、第n番目の制御周期におけるFF制御項Uff(n)を演算することができる。
Figure 2014229172
フィードバック制御における出力偏差ΔX(図2)は、設定温度Tr*に対する出湯温度Thの温度偏差となる(ΔX=Tr*−Th)。したがって、FB制御項Ufbは、当該温度偏差の比例フィードバック制御によって演算される。すなわち、下記(17)式に従って、第n番目の制御周期におけるFB制御項Ufb(n)を演算することができる。
Figure 2014229172
実施の形態2では、補正制御における制御対象600の入出力特性の個体差の学習において、現在の出力値Xに対応する仮想入力値Uvは、式(15)に示したフィードフォワード演算式において、X=Thを代入することで求めることができる。また、実際の操作入力値Ui(n)=Qtl(n)である。したがって、学習のための入力差ΔUは、下記(18)式に従って演算することができる。
Figure 2014229172
制御補正項Ucrは、式(18)によって制御周期毎に演算された入力差ΔUiを、式(7)または式(8)に従って学習することによって算出することができる。
このように演算された、FF制御項Uff(n)、FB制御項Ufb(n)および、制御補正項Ucr(n)を用いて、給湯器110の入力号数Qtl(n)を設定することにより、実施の形態1と同様に、従来の積分フィードバック制御に代わる補正制御によってオフセット誤差に代表される定常的な偏差を補償することができる。これにより、積分フィードバック制御での位相遅れの問題を解消して、制御対象の制御精度を高めることができる。
この結果、実施の形態2の例では、給湯器110の出湯温度Thを設定温度Tr*に、安定的かつ速やかに制御することができる。
なお、実施の形態1,2では、本実施の形態に従う制御装置の制御対象が給湯システムの構成部品である例を説明したが、本発明の適用は例示した制御対象の制御対象に限定されるものではない。すなわち、個体差によってオフセット的な出力誤差が生じるような制御対象であれば、給湯システムの他の構成部品、あるいは、給湯システム以外の他の機器を制御対象の出力値の制御にも同様に、本発明を適用することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 給湯システム、110 給湯器、115 缶体、120 ガスバーナ、125 燃焼管、130 熱交換器、140 排気口、150 吸気口、160 燃焼ファン、170 ファンモータ、180 給湯配管、190 ガス供給配管、200 ガス比例弁、210 流量センサ、220,230 温度センサ、240 ファン回転数検出部、300 給湯制御部、310 ファン制御部、320 バーナ制御部、500 制御システム、510 FF制御部、520 FB制御部、525 偏差演算部、530 比例制御演算部、540 積分制御演算部、545,550 演算部、580 補正制御部、600 制御対象、700,701,702 特性線、Fc ファン回転数、Fm ファン制御指令値、Fr 目標ファン回転数、Q 流量、Qtl 要求発生熱量(入力号数)、Tc 入水温度、Th 出湯温度、Tr 設定温度、Ucr 制御補正項、Ufb FB制御項、Uff FF制御項、Ui 操作入力値、Uv 仮想入力値、X 出力値、Xs 目標値、f 入力周波数、fs サンプリング周波数。

Claims (6)

  1. 制御対象の出力値を制御目標値に制御するための制御装置であって、
    前記出力値の検出値と前記制御目標値との差分である出力偏差に基づいてフィードバック項を算出するためのフィードバック制御部と、
    前記制御対象の操作入力値と前記出力値との間の予め求められた入出力特性に従って、前記出力値が前記制御目標値であるときに対応する前記操作入力値をフィードフォワード項として算出するためのフィードフォワード制御部と、
    前記入出力特性に従って前記出力値の検出値に対応する仮想入力値を算出するとともに、前記制御対象への実際の前記操作入力値と前記仮想入力値との差分の学習結果に基づく補正項を算出するための制御補正部と、
    前記フィードフォワード項と、前記フィードバック項と、前記補正項とに従って前記制御対象への前記操作入力値を演算するための演算部とを備え、
    前記フィードバック制御部は、
    前記出力偏差と比例制御ゲインとの積に従って前記フィードバック項を算出する比例制御手段を含む、制御装置。
  2. 前記制御補正部は、今回の制御周期における前記補正項と、今回の制御周期における前記操作入力値と前記仮想入力値との差分とを所定の重み付けに従って加算することによって次回の制御周期における前記補正項を算出する、請求項1記載の制御装置。
  3. 前記フィードバック制御部は、前記出力偏差の積分値に基づく積分フィードバック制御を非実行とする、請求項1または2記載の制御装置。
  4. 給湯システムの制御装置であって、
    前記給湯システムの構成要素である制御対象の出力値の検出値および制御目標値との差分である出力偏差に基づいてフィードバック項を算出するためのフィードバック制御部と、
    前記制御対象の操作入力値と前記出力値との間の予め求められた入出力特性に従って、前記出力値が前記制御目標値であるときに対応する前記操作入力値をフィードフォワード項として算出するためのフィードフォワード制御部と、
    前記入出力特性に従って前記出力値の検出値に対応する仮想入力値を算出するとともに、前記制御対象への実際の前記操作入力値と前記仮想入力値との差分の学習結果に基づく補正項を算出するための制御補正部と、
    前記フィードフォワード項と、前記フィードバック項と、前記補正項とに従って前記制御対象への前記操作入力値を演算するための演算部とを備え、
    前記フィードバック制御部は、
    前記出力偏差と比例制御ゲインとの積に従って前記フィードバック項を算出する比例制御手段を含む、給湯システムの制御装置。
  5. 前記制御対象は、燃焼装置に空気を供給するためのファンであり、
    前記操作入力値は、前記ファンを駆動するための電動機の電圧値または電流値に対応し、
    前記出力値は、前記ファンの回転数である、請求項4記載の給湯システムの制御装置。
  6. 前記制御対象は、給湯器であり、
    前記操作入力値は、前記給湯器への要求発生熱量であり、
    前記出力値は、前記給湯器からの出湯温度である、請求項4記載の給湯システムの制御装置。
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