JP2014229000A - 節電支援システム、節電支援装置、及び節電支援方法 - Google Patents
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[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る節電支援システム1の概要を説明する説明図である。
この図において、節電支援システム1は、電気事業者2(電力会社)と、アグリゲータ3(電力管理事業者)と、需要家4と、店舗5とを有している。
ここで、電気事業者2とは、需要家4に電力を供給する電力会社のことであり、電気事業者2には、例えば、一般電気事業者や特定規模電気事業者などが含まれる。
なお、「ネガワット」とは、「節電により得られた電力」のことを意味しており、節電された電力を発電所の発電電力に見立てたものである。
また、本実施形態において、アグリゲータ3は、節電支援装置100を有している。
また、店舗5は、顧客に商品又はサービスを提供する、例えば、小売店、レストランなどの飲食店、映画館などの娯楽施設や大型のショッピングモールなどであり、需要家4の住居地とは異なる店舗である。店舗5は、電力消費量を利用人数に依存させずに利用可能な店舗(例えば、映画館、カラオケ店など)や時間消費型の店舗を含む。
なお、店舗5は、クーポンに関する情報(例えば、クーポンの内容や、適用条件など)を予めアグリゲータ3の節電支援装置100に登録しておく(ステップS3)。
また、電気事業者2は、電力需給が逼迫した場合、又は電力需給が逼迫することが予想される場合に、節電要請(節電依頼要求)をアグリゲータ3に出力する(ステップS4)。
需要家4は、節電依頼に付加されているクーポン情報を利用する(クーポン利用)のために外出する(ステップS6)ことにより、店舗5からお得な体験が得られる(ステップS7)。とともに節電(ネガワットの創出)に協力する(ステップS5)。
また、アグリゲータ3は、節電協力(ネガワットの提供)する(ステップS10)ことの対価として、協力金を電気事業者2から得る(ステップS11)。
これにより、需要家4は、クーポンを店舗5で利用するために外出することにより節電を無理せずに行うことができ、クーポンによるお得な体験をすることができる。また、店舗5は、クーポンによる集客により、売上の増加が見込める。さらに、需要家4は、節電に協力することにより、アグリゲータ3から節電ポイントを得ることができる。
まず、図2〜図4を参照して、節電支援システム1の構成について説明する。
図2は、本実施形態における節電支援システム1の一例を示すブロック図である。
また、電力会社サーバ200は、通信部210、記憶部220、及び制御部230を備えている。
制御部230は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むプロセッサであり、電力会社サーバ200を統括的に制御する。また、制御部230は、電力推定部231と、節電要請出力部232とを備えている。
なお、電力推定部231は、例えば、需要家4が有するデマンドメータ460によって収集された各需要家4の需要電力量に基づいて、所定の時間後の需要電力量を推定してもよい。また、電力推定部231は、電気事業者2が電力を供給する所定の地域ごとに、需要電力量を推定してもよい。
なお、節電要請出力部232は、電気事業者2が電力を供給する所定の地域ごとに、所定の地域に対応するアグリゲータサーバ300に節電依頼要求を出力してもよい。
また、アグリゲータサーバ300は、通信部310、記憶部320、及び制御部330を備えている。なお、通信部310、記憶部320、及び制御部330は、本実施形態における節電支援装置100に対応する。すなわち、本実施形態では、アグリゲータサーバ300が、節電支援装置100を備えている場合の一例について説明する。
需要家情報記憶部321は、需要家4に関する情報を記憶するデータベースであり、需要家4を示す需要家情報(需要家ID)と地域を示す地域情報とを関連付けて記憶する。なお、需要家情報記憶部321の詳細については、図3を参照して後述する。
店舗情報記憶部322は、店舗5に関する情報を記憶するデータベースであり、地域を示す地域情報と店舗5を示す店舗情報(店舗ID)とを対応付けて記憶する。また、店舗情報記憶部322は、店舗情報と、クーポンに関する情報とを関連付けて記憶しているクーポン情報記憶部である。なお、店舗情報記憶部322の詳細については、図3を参照して後述する。
例えば、通知生成部101は、需要家4と関連付けられた地域に対応付けられた店舗5で使用可能なクーポンに関する情報と、節電依頼とを含む通知情報を生成する。なお、節電依頼要求には、アグリゲータ3が契約している需要家4のうち、節電依頼する地域が電力会社サーバ200から予め指定されている場合と、地域が指定されていない場合とが考えられる。本実施形態では、まず、地域が指定されていない場合の一例について、説明する。すなわち、ここでは、通知生成部101は、アグリゲータ3が契約している需要家4全員に対して、上述した通知情報を生成する。
なお、通知生成部101は、アグリゲータ3が契約している複数の需要家4の全てについて、同様に、通知情報を生成する。
また、通知処理部102は、店舗5に対して、節電依頼を通知してもよい。
需要家端末装置400は、需要家4に設備された負荷設備(例えば、空調設備、照明設備、動力負荷など)の消費電力量などの情報を計測するデマンドメータ460から出力されるデータを収集する機能を有する。また、需要家端末装置400は、アグリゲータサーバ300から通知された通知情報(電子メール)を受信して、表示部440に表示する機能を有する。
また、需要家端末装置400は、通信部410、記憶部420、制御部430、及び表示部440を備えている。
携帯端末450は、需要家4が有する、例えば、スマートフォンなどの携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)などの端末装置である。本実施形態では、携帯端末450は、例えば、需要家4が受信した通知情報に含まれるクーポンに関する情報を店舗5で提示するために使用される。
デマンドメータ460は、需要家4が消費する消費電力(需要電力)などの情報を計測する。例えば、デマンドメータ460は、予め決められた時間における最大需要電力を計測する。
表示部440は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示装置であり、店舗端末装置500の各種操作画面や、各種情報を表示する。
通知受信部531は、例えば、アグリゲータサーバ300からの節電依頼を受信する。
登録制御部532は、クーポンに関する情報の登録依頼をアグリゲータサーバ300に登録するための処理を制御する。
図3は、本実施形態における需要家情報記憶部321のデータ構成の一例を示す構成図である。
この図において、需要家情報記憶部321は、「需要家ID」、「契約者名」、「メールアドレス」、「年齢」、「性別」、「地域情報」、「節電ポイント」、「地区情報」、及び「節電ポイント」を関連付けて記憶している。ここで、「需要家ID」は、需要家4を示す需要家情報(識別情報)である。また、「契約者名」は、需要家4における契約者の氏名を示し、「年齢」は、契約者の年齢を示す、「性別」は、契約者の性別を示している。また、「メールアドレス」は、需要家4への通知情報の通知先である電子メールのメールアドレス情報を示している。また、「地域情報」は、需要家4が所在する地域を示す地域情報(例えば、A地区などの地区情報)を示し、「節電ポイント」は、需要家4が現在、獲得している節電ポイントの値を示している。
例えば、図3に示す例では、「需要家ID」が“U001”である需要家4では、「契約者名」が“○○ 太郎”、「メールアドレス」が“xxx@abc.co.jp”、「年齢」が“30”歳、「性別」が“男”(男性)、「地域情報」が“A地区”であることを示している。また、この“○○ 太郎”の「節電ポイント」が、“100”であることを示している。
この図において店舗情報記憶部322は、「店舗ID」、「店舗名」、「メールアドレス」、「URL」、「地域情報」、「クーポン情報」、及び「クーポン利用条件」を関連付けて記憶している。ここで、「店舗ID」は、店舗5を示す店舗情報(識別情報)である。また、「店舗名」は、店舗5の名前を示し、「メールアドレス」は、店舗5への節電依頼の通知先である電子メールのメールアドレス情報を示している。また、「URL」は、店舗5のウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)、すなわち、店舗5の各種情報を閲覧可能なウェブサイトのアドレス情報を示している。また、「地域情報」は、店舗5が所在する地域を示す地域情報(例えば、A地区などの地区情報)を示している。また、「クーポン情報」は、クーポンの内容を示す情報を示し、「クーポン利用条件」は、クーポンを利用可能な時間などの条件に関する情報を示している。
図5は、本実施形態における節電支援システム1の動作を説明するフローチャートである。
この図において、まず、店舗5の店舗端末装置500は、クーポン情報の登録要求をアグリゲータサーバ300(節電支援装置100)に送信する(ステップS101)。すなわち、店舗5は、店舗端末装置500を使用して、アグリゲータサーバ300に店舗情報とクーポン情報とを予め登録する要求をする。
ここで、本実施形態における通知情報の表示例について図6を参照して説明する。
この図において、画面G1は、通知情報メッセージM1の表示画面を示し、通知情報メッセージM1は、節電依頼メッセージDR1と、クーポン情報CPを示している。
この図に示すように、本実施形態における通知情報メッセージM1は、節電依頼メッセージDR1にクーピンの内容(ここでは、○○映画館の割引情報)を添付された電子メールである。
この際、需要家4は、上述の通知情報(電子メール)を印刷して、クーポン情報を店舗5で提示してもよいし、携帯端末450に通知情報(電子メール)を表示させて店舗5で提示してもよい。
このように、クーポンを利用することにより、需要家4は、有益なサービスを受けられるとともに、店舗5に行くだけで節電に協力することができる。また、店舗5は、節電に協力しつつ、顧客(需要家4)を集客することができるとともに、売上の増加が期待できる。
図7は、実施形態における通知情報の生成処理及び通知処理の一例を示すフローチャートである。
この図において、節電支援装置100の通知生成部101は、まず、電力会社サーバ200からの節電依頼要求があるか否かを判定する(ステップS201)。通知生成部101は、節電依頼要求があった場合(ステップS201:YES)に、処理をステップS202に進め、通知情報の生成処理を開始する。通知生成部101は、節電依頼要求がない場合(ステップS201:NO)に、ステップS201の処理を繰り返し、節電依頼要求の入力を待つ。
<第1変形例>
図8は、本実施形態の第1変形例における通知情報の生成処理及び通知処理の一例を示すフローチャートである。
<第2変形例>
図9は、本実施形態の第2変形例における節電支援システムの動作を説明するフローチャートである。
このように、第2変形例では、アグリゲータサーバ300の通知処理部102は、節電依頼要求に基づいて、店舗5に節電依頼を通知し、クーポン情報は、店舗5に通知された節電依頼に応じて設定される。
これにより、節電支援システム1は、節電依頼に応じた適切なクーポン情報が設定されるので、需要家4が店舗5に行く節電行動を起こし易くすることができる。そのため、節電支援システム1は、クーポン情報が予め定められている場合に比べて、需要家4を店舗5のクーポンを利用し易くすることができる。
これにより、需要家4がクーポンを店舗5で使用するために外出することが需要家4の節電行動になるので、本実施形態における節電支援システム1は、例えば、冷房の設定温度を上げたり、照明を消灯したりするなどの無理な節電を需要家4に強いることなく、節電することができる。また、店舗5は、節電依頼と連携して使用可能なクーポンを発行することにより、集客、及び売上向上が期待できる。よって、本実施形態における節電支援システム1は、節電依頼に応じて、好適な節電を行うことができる。
また、本実施形態における節電支援システム1は、節電依頼に応じて需要家4が店舗5を利用することにより、店舗5において冷暖房を共有するので、節電タイミング、及び節電効果の分かる適切な冷暖房の共有を実現することができる。
これにより、本実施形態における節電支援システム1は、節電依頼に応じて、需要家4(家庭など)と店舗5との地域で連携して、節電を行うことができる。
これにより、本実施形態における節電支援システム1は、地域に関連した店舗5で使用可能なクーポンに関する情報を簡易な手段により適切に取得することができる。そのため、本実施形態における節電支援システム1は、節電依頼に応じて、需要家4(家庭など)と店舗5との地域で適切に連携させて、節電を行うことができる。
これにより、節電依頼の協力を依頼する期間に合わせて、クーポンが使用可能であるので、本実施形態における節電支援システム1は、需要家4がクーポンを使用するために外出することで、確実に節電を行うことができる。
これにより、クーポンの内容を示すクーポン情報が通知情報に直接含まれているので、本実施形態における節電支援システム1は、需要家4が通知情報を見ただけで、クーポンを使用した節電行動を取ることができる。そのため、本実施形態における節電支援システム1は、ウェブサイトなどに接続してクーポン情報を取得する場合に比べて、クーポンを使用した節電行動を取る可能性を高められる。
これにより、本実施形態における節電支援システム1は、店舗5によって予め定められたクーポン情報を含む通知情報を適切に生成することができる。クーポン情報が予め定められているので、アグリゲータサーバ300(節電支援装置100)は、節電依頼要求に応じて、店舗5に確認する必要がなく短時間に、通知情報を需要家4に通知することができる。
これにより、本実施形態における節電支援システム1は、例えば、店舗5の顧客の込み具合、商品の在庫などの状況に応じて、適切なクーポンを設定することができる。そのため、本実施形態における節電支援システム1は、クーポン情報が予め定められている場合に比べて、需要家4を店舗5のクーポンを利用し易くすることができる。
これにより、本実施形態における節電支援システム1は、店舗5からの要求に応じて、柔軟にクーポン情報を設定、及び変更することができる。
これにより、需要家4は、節電により節電ポイントが付与され、さらに、店舗5でクーポンを使用することで、例えば、割り引きなどのお得な体験が得ることができる。そのため、本実施形態における節電支援システム1は、節電依頼に応じて、より節電行動を起こし易くすることが可能な好適な節電を行うことができる。
これにより、電力会社サーバ200からの適切な節電依頼要求に応じて、節電支援装置100が節電依頼を需要家4に通知する。よって、本実施形態における節電支援システム1は、供給する電力の逼迫が推定される場合に、適切に節電依頼を需要家4に通知することができる。
これにより、例えば、マンションなどの集合住宅において、アグリゲータ3が、電気事業者2から電気を一括買い上げして、マンションの各住民(需要家4)に分配するようなシステムにおいても適用することができる。
これにより、需要家4が店舗5を利用しても、電力消費量が増加することがないので、本実施形態における節電支援システム1は、需要家4が店舗5を利用することで節電することができる。
これにより、需要家4がクーポンを店舗5で使用するために外出することが需要家4の節電行動になるので、本実施形態における節電支援装置100は、節電依頼に応じて、好適な節電を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る節電支援システム及び節電支援装置について、図面を参照して説明する。
図10は、第2の実施形態における節電支援システム1の一例を示すブロック図である。
この図において、図2に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、アグリゲータサーバ300が、節電支援装置100aを備え、節電支援装置100aが、需要家選択部105を備える点が、図2に示す第1の実施形態と異なる。
本実施形態では、複数の需要家4のうちから、節電依頼を通知する需要家4を適切に選択する場合の一例について説明する。
この図において、通知生成部101は、ステップS501において、図7のステップS201の処理と同様の処理を実行する。通知生成部101は、節電依頼要求があった場合(ステップS501:YES)に、処理をステップS502に進め、通知情報の生成処理を開始する。通知生成部101は、節電依頼要求がない場合(ステップS501:NO)に、ステップS501の処理を繰り返し、節電依頼要求の入力を待つ。
次に、需要家選択部105は、消費電力量が閾値(所定の閾値)以上であるか否かを判定する(ステップS503)。需要家選択部105は、消費電力量が閾値以上である場合(ステップS503:YES)に処理をステップS504に進め、消費電力量が閾値未満である場合(ステップS503:NO)に処理をステップS507に進める。
このように、本実施形態では、節電依頼の期間に、消費電量が多いと推定される需要家4に対して、節電依頼とクーポン情報とを含む通知情報を通知する。
これにより、クーポンの使用による節電効果が高いと推定される需要家4に、通知情報を通知するので、本実施形態における節電支援システム1は、無作為に需要家4全員に通知情報を通知する場合に比べて、節電効果を高めることができる。
<過去に協力した履歴に基づいて選択>
需要家選択部105は、例えば、過去の節電依頼に対して、需要家4が節電に協力した回数又は電力量に応じて、複数の需要家4のうちから、通知情報を通知する需要家4を選択してもよい。例えば、需要家選択部105は、協力した回数が所定の閾値以上の需要家4、又は、これまでに協力した電力量(ネガワット)が所定の閾値以上の需要家4を選択する。
この場合、需要家選択部105は、節電に協力してもらえる可能性の高い需要家4を選択するので、本実施形態における節電支援システム1は、無作為に需要家4全員に通知情報を通知する場合に比べて、節電効果を高めることができる。
需要家4は、例えば、節電依頼を通知する優先順位を示す複数のレベルに予め分類されており、需要家選択部105は、予め定められた複数のレベルに基づいて、複数の需要家4のうちから、通知情報を通知する需要家4を選択する。ここで、複数のレベルは、節電依頼を通知する優先順位を示すレベルであり、例えば、上述した過去に協力した履歴(協力した回数又は電力量など)により分類されている。
この場合、需要家選択部105は、節電に協力してもらえる可能性の高い需要家4をレベルに基づいて選択するので、本実施形態における節電支援システム1は、無作為に需要家4全員に通知情報を通知する場合に比べて、節電効果を高めることができる。
なお、この場合、通知処理部102は、節電の状況に応じて、レベルの順に需要家選択部105によって選択された需要家4に対して、複数段階に分けて通知情報を通知してもよい。
次に、本発明の第3の実施形態に係る節電支援システム及び節電支援装置について、図面を参照して説明する。
図12は、第3の実施形態における節電支援システム1の一例を示すブロック図である。
この図において、図2に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、アグリゲータサーバ300が、節電支援装置100bを備え、節電支援装置100bが、識別情報生成部106、需要家判定部107、履歴処理部108、広告料請求部109、及び履歴情報記憶部323を備える点が、図2に示す第1の実施形態と異なる。また、本実施形態では、店舗端末装置500が、識別情報取得部533を備えている点が、図2に示す第1の実施形態と異なる。
履歴情報記憶部323は、需要家4がクーポンを使用したことを示す履歴情報を記憶する。履歴情報記憶部323は、図13に示すように、「使用日時」と、「需要家ID」と、「店舗ID」とを関連付けて記憶している。
図13は、本実施形態における履歴情報記憶部323のデータ構成の一例を示す構成図である。
ここで、「使用日時」は、クーポンがし世鬱された日時を示す情報であり、「需要家ID」は、需要家4を示す需要家情報(識別情報)であり、「店舗ID」は。店舗5を示す店舗情報(識別情報)である。
なお、本実施形態における通知生成部101は、通知情報が通知された需要家4を識別する識別情報(例えば、ユニークコードや二次元コード)を含む通知情報を生成し、通知処理部102は、この識別情報を含む通知情報を需要家4に通知する。
これにより、節電支援装置100bは、節電依頼とともに需要家4に通知されたクーポンが、実際に使用された回数などの情報を管理することができる。
制御部530aは、例えば、通知受信部531と、登録制御部532と、識別情報取得部533とを備えている。
なお、本実施形態における通信部510(識別情報送信部)は、識別情報取得部533が取得した当該識別情報を節電支援装置100bに送信する。
この図において、ステップS601〜ステップS604の処理は、図5に示すステップS101〜ステップS104の処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。
この際、需要家4は、上述の通知情報(電子メール)を印刷して、クーポン情報及び識別情報を店舗5で提示してもよいし、携帯端末450に通知情報(電子メール)を表示させて店舗5で提示してもよい。
これにより、節電依頼に付加したクーポンが実際に店舗5で使用したことを判定できるので、本実施形態における節電支援システム1は、節電依頼に応じた節電効果を明確にすることができる。
これにより、履歴情報から、節電依頼に付加したクーポンが実際に店舗5で使用したことを判定できるので、本実施形態における節電支援システム1では、節電依頼に応じた節電効果を明確にすることができる。
これにより、本実施形態における節電支援システム1では、例えば、クーポンの使用に応じて、広告料を店舗5に請求することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る節電支援システム及び節電支援装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、第3の実施形態とは別の方式により、需要家4がクーポンを使用した履歴を取得する場合について説明する。
この図において、図2及び図12に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、アグリゲータサーバ300が、節電支援装置100cを備え、節電支援装置100cが、需要家判定部107a、履歴処理部108、広告料請求部109、及び履歴情報記憶部323を備える点が、図2に示す第1の実施形態と異なる。また、本実施形態では、店舗端末装置500が、使用情報生成部534を備えている点が、図2に示す第1の実施形態と異なる。
制御部530bは、例えば、通知受信部531と、登録制御部532と、使用情報生成部534とを備えている。
情報読取部453(読取部)は、店舗端末装置500が表示するクーポン使用情報を読み取る読取部であり、例えば、撮像装置などである。
情報送信部454(使用情報送信部)は、情報読取部453によって読み取られた当該クーポン使用情報を節電支援装置100cに送信する。すなわち、情報送信部454は、クーポン使用情報と、携帯端末450の所有者である需要家4の需要家情報とを含む情報を、通信ネットワーク6を介して節電支援装置100cに送信する。なお、需要家情報は、情報送信部454が自動でクーポン使用情報に付加してもよいし、需要家4に入力するように指示してもよい。
この図において、ステップS701〜ステップS707の処理は、図5に示すステップS101〜ステップS107の処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。
この際、需要家4は、上述の通知情報(電子メール)を印刷して、クーポン情報を店舗5で提示してもよいし、携帯端末450に通知情報(電子メール)を表示させて店舗5で提示してもよい。
これにより、節電依頼に付加したクーポンが実際に店舗5で使用したことを判定できるので、本実施形態における節電支援システム1は、節電依頼に応じた節電効果を明確にすることができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る節電支援システム及び節電支援装置について、図面を参照して説明する。
この図において、図2及び図12に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、第3の実施形態に、節電依頼にクーポン情報を添付する店舗を選択する店舗選択部110を追加した場合について説明する。
本実施形態では、アグリゲータサーバ300が、節電支援装置100dを備え、節電支援装置100dが、店舗選択部110を備える点が、図12に示す第3の実施形態と異なる。
本実施形態におけるその他の処理については、上述した第3の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
これにより、本実施形態における節電支援システム1では、過去の履歴情報に基づいて、クーポン情報を付加する適切な店舗5を選択することができる。よって、本実施形態における節電支援システム1は、全店舗5のクーポン情報を通知する場合、又は無作為に店舗5を選択する場合に比べて、節電効果を高めることができる。
これにより、本実施形態における節電支援システム1は、利用頻度の多い人気のある店舗5を優先的に選択することができる。また、本実施形態における節電支援システム1は、需要家4の趣向を考慮した店舗5を適切に選択することができる。そのため、本実施形態における節電支援システム1は、全店舗5のクーポン情報を通知する場合、又は無作為に店舗5を選択する場合に比べて、節電効果を高めることができる。
これにより、本実施形態における節電支援システム1は、需要家4の属する構成員の年齢又は性別を考慮した適切な店舗5を選択することができる。
次に、本発明の第6の実施形態に係る節電支援システム及び節電支援装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、通知情報に、クーポン情報の代わりにクーポン情報が閲覧可能な店舗5のURLを節電依頼とともに、需要家4に通知する場合の一例について説明する。
この図において、節電支援システム1aは、電気事業者2(電力会社)と、アグリゲータ3(電力管理事業者)と、需要家4と、店舗5と、コンテンツ事業者7とを有している。
なお、この図において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
なお、店舗5は、クーポンに関する情報(例えば、クーポン情報を閲覧可能なURL、クーポンの内容、適用条件など)を予めアグリゲータ3の節電支援装置100に登録しておく(ステップS23)。
また、店舗5は、コンテンツ事業者7のウェブサーバ700に、店舗5の広告情報とともに、クーポン情報を予め登録しておく(ステップS25)。
次に、需要家4は、節電依頼に付加されているURLにアクセスし、店舗5のウェブサイトからクーポン情報を閲覧する(ステップS28)。これにより、需要家4は、店舗5で使用可能なクーポン情報を取得する。
また、アグリゲータ3は、節電協力(ネガワットの提供)する(ステップS33)ことの対価として、協力金を電気事業者2から得る(ステップS34)。
これにより、需要家4は、クーポンを店舗5で利用するために外出することにより節電を無理せずに行うことができ、クーポンによるお得な体験をすることができる。また、店舗5は、クーポンによる集客により、売上の増加が見込める。さらに、需要家4は、節電に協力することにより、アグリゲータ3から節電ポイントを得ることができる。
まず、図19を参照して、節電支援システム1aの構成について説明する。
図19は、本実施形態における節電支援システム1aの一例を示すブロック図である。
なお、この図において、図2に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図20は、本実施形態における節電支援システム1aの動作を説明するフローチャートである。
この図において、まず、店舗5の店舗端末装置500は、URL及びクーポン情報の登録要求をアグリゲータサーバ300(節電支援装置100)に送信する(ステップS801)。すなわち、店舗5は、店舗端末装置500を使用して、アグリゲータサーバ300に店舗情報と、URL及びクーポン情報とを予め登録する要求をする。
ウェブサーバ700は、店舗端末装置500からのクーポン情報の登録要求に応じて、クーポン情報の登録を行う(ステップS804)。
ここで、本実施形態における通知情報の表示例について図21を参照して説明する。
この図において、画面G2は、通知情報メッセージM2の表示画面を示し、通知情報メッセージM2は、節電依頼メッセージDR2と、アドレス情報L1(URL)を示している。
この図に示すように、本実施形態における通知情報メッセージM2は、節電依頼メッセージDR2にクーポン情報を閲覧可能なアドレス情報L1(ここでは、○○映画館のURL)を添付された電子メールである。
この際、需要家4は、上述の表示したクーポン情報を印刷して、クーポン情報を店舗5で提示してもよいし、携帯端末450に上述のクーポン情報を表示させて店舗5で提示してもよい。
図22は、実施形態における通知情報の生成処理及び通知処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS203aにおいて、通知生成部101aは、URLを取得する。すなわち、通知生成部101aは、店舗情報記憶部322から店舗5に対応するURLを取得する。
<第3変形例>
図23は、本実施形態の第3変形例における節電支援システム1aの動作を説明するフローチャートである。
ウェブサーバ700は、店舗端末装置500からのクーポン情報の登録要求に応じて、クーポン情報の登録を行う(ステップS905)。
続く、ステップS908〜ステップS916の処理は、図20に示すステップS807〜ステップS815の処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
これにより、節電支援システム1aは、節電依頼に応じた適切なクーポン情報が設定されるので、需要家4が店舗5に行く節電行動を起こし易くすることができる。そのため、節電支援システム1aは、クーポン情報が予め定められている場合に比べて、需要家4を店舗5のクーポンを利用し易くすることができる。
これにより、需要家4は、ウェブサーバ700を利用してクーポン情報を取得するので、節電支援システム1aは、通知情報にクーポン情報を付加する第1の実施形態と比べて、通知情報を簡略化することができるとともに、ウェブサーバ700で詳細なクーポン情報を需要家4に提供することができる。
これにより、節電支援システム1aは、クーポン情報を状況に応じて柔軟に変更することができる。
次に、本発明の第7の実施形態に係る節電支援システム及び節電支援装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、第6の実施形態にクーポンを使用する店舗5の予約処理を追加した場合の一例について説明する。
図24において、節電支援システム1aは、電気事業者2が有する電力会社サーバ200と、アグリゲータ3が有するアグリゲータサーバ300と、各需要家4が有する需要家端末装置400、携帯端末450、及びデマンドメータ460と、店舗5が有する店舗端末装置500と、コンテンツ事業者7が有するウェブサーバ700とを備えている。なお、電力会社サーバ200、アグリゲータサーバ300、需要家端末装置400、携帯端末450、店舗端末装置500、及びウェブサーバ700は、通信ネットワーク6を介して互いに接続されている。
なお、この図において、図19に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
予約確認処理部701は、入力された予約確認要求に応じて、店舗5の予約状態(予約状況)を出力する。予約確認処理部701は、例えば、ウェブサーバ700に入力された予約の確認を要求する予約確認要求に応じて、ウェブサーバ700又は店舗端末装置500が備える予約記憶部(不図示)に記憶されている店舗5の予約情報を読み出して出力する。ここで、予約記憶部は、店舗ごとの予約情報を店舗5の予約状態として記憶している。
予約確認処理部701は、例えば、需要家端末装置400又はアグリゲータサーバ300からの予約確認要求に応じて、店舗5の予約状態を予約確認要求送信した装置に出力する。
図25は、本実施形態における節電支援システム1aの動作を説明するフローチャートである。
この図において、ステップS1001〜ステップS1009の処理は、図20に示すステップS801〜ステップS809の処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。
次に、需要家4は、予約状態を確認した上で、需要家端末装置400から予約依頼を実行する(ステップS1013)。すなわち、需要家端末装置400は、ウェブサーバ700に予約依頼を出力する。
これにより、本実施形態による節電支援システム1aは、需要家4が店舗5に予約をした上で、クーポンを利用するので、需要家4が店舗5を利用する確度を高めることができる。また、需要家4は、予約状態を確認した上で、クーポンを利用する店舗5を選択することも可能であり、本実施形態による節電支援システム1aは、クーポンを利用する際の利便性を向上させることができる。
これにより、本実施形態による節電支援システム1aは、予約状態を確認した上で、クーポンを発行できるので、例えば、予約の空きがなく節電効果の期待できない店舗5をクーポンの発行対象から予め外すことができる。よって、本実施形態による節電支援システム1aは、全店舗5のクーポン情報を通知する場合、又は無作為に店舗5を選択する場合に比べて、節電効果を高めることができる。
また、上記の実施形態では、店舗5の予約に用いるクーポンに関する情報が、URLである場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、店舗5の予約に用いるクーポンに関する情報は、予約用の電子メールアドレス、予約用の電話番号などであってもよい。すなわち、クーポンに関する情報には、予約用の電子メールアドレス、予約用の電話番号などの予約に関する情報が含まれてもよい。
次に、本発明の第8の実施形態に係る節電支援システム及び節電支援装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、電気事業者2が有する電力会社サーバ200が、節電支援装置100を備える場合の一例について説明する。
この図において、節電支援システム1bは、電気事業者2(電力会社)と、需要家4と、店舗5とを有している。
なお、この図において、図1に示す構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、電気事業者2が、アグリゲータ3を介さずに需要家4に直接電力を供給する場合の一例である。
なお、店舗5は、クーポンに関する情報(例えば、クーポンの内容、適用条件など)を予め電気事業者2の節電支援装置100に登録しておく(ステップS42)。
なお、本実施形態における節電支援システム1bの構成は、電力会社サーバ200がアグリゲータサーバ300の代わりに、節電支援装置100を備える点を除いて、第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
これにより、需要家4は、クーポンを店舗5で利用するために外出することにより節電を無理せずに行うことができ、クーポンによるお得な体験をすることができる。また、店舗5は、クーポンによる集客により、売上の増加が見込める。さらに、需要家4は、節電に協力することにより、電気事業者2から節電ポイントを得ることができる。よって、本実施形態における節電支援システム1bは、第1の実施形態と同様に、節電依頼に応じて、好適な節電を行うことができる。
上記の各実施形態は、単独で実施される場合について説明したが、上記の各実施形態を組み合わせて実施されてもよい。
例えば、第2〜第5の実施形態を第6の実施形態又は第6の実施形態に適用してもよいし、第6の実施形態に第1変形例を適用してもよい。また、第1の実施形態と、第6の実施形態とが、組み合わせて実施されてもよい。
また、クーポンによって提供されるサービスには、上記のサービスに限定されるものではない。例えば、クーポンによって提供されるサービスには、アグリゲータ3又は電気事業者2が付与する節電ポイントの付与を含めてもよい。また、例えば、クーポンにより提供されるサービスには、図4に示すように、店舗5における取引に応じて金券(例えば、商品券、食事券など)を付与するサービスを含めてもよい。また、例えば、クーポンにより提供されるサービスには、クーポンにより提供されるサービスには、店舗5における取引に応じて所定の金額を事後にキャッシュバックするサービスを含めてもよい。
また、上記の第3〜第5の実施形態において、アグリゲータ3が店舗5に広告料を請求する形態について説明したが、アグリゲータ3又は電気事業者2が、履歴情報に基づいて。店舗5に協力金を支払う形態であってもよい。
また、上記の各実施形態において、携帯端末450を用いて店舗5でクーポンを利用する形態を説明したが、これに限定されるものではなく、クーポン情報を紙に印刷して利用してもよい。
また、上記の第6の実施形態において、コンテンツ事業者7がウェブサーバ700を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、店舗5が、クーポン情報を閲覧可能なウェブサーバ装置を有してもよいし、アグリゲータ3又は電気事業者2がクーポン情報を閲覧可能なウェブサーバ装置を有してもよい。
また、ウェブサーバ700は、クーポン情報の他に、店舗5の混み具合や予約状況などが閲覧可能であってもよい。この場合、需要家4は、店舗5の混み具合や予約状況を考慮して、クーポンを利用する店舗5を選択することができる。
また、上記の第8の実施形態では、一例として、第1の実施形態においてアグリゲータ3を備えない場合を説明したが、他の実施形態において同様に適用してもよい。
また、例えば、アグリゲータサーバ300(節電支援装置100、100a〜100d)又は店舗端末装置500は、このクーポンの利用の予約に基づいて、利用する需要家4の利用人数を推定し、さらに、推定した利用人数に基づいて、店舗5の混み具合を推定し、需要家4に通知してもよい。これにより、需要家4は、店舗5の混み具合を考慮して、クーポンの利用を選択することができる。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
2 電気事業者(電力会社)
3 アグリゲータ
4 需要家
5 店舗
6 通信ネットワーク
7 コンテンツ事業者
100、100a、100b、100c、100d 節電支援装置
101、101a 通知生成部
102 通知処理部
103 クーポン登録部
104 節電ポイント付与部
105 需要家選択部
106 識別情報生成部
107、107a 需要家判定部
108 履歴処理部
109 広告料請求部
110 店舗選択部
200 電力会社サーバ
210、310、410、510 通信部
220、320、320a、420、520 記憶部
230、330、330a、330b、330c、330d、430、530、530a 制御部
231 電力推定部
232 節電要請出力部
300 アグリゲータサーバ
321 需要家情報記憶部
322 店舗情報記憶部
323 履歴情報記憶部
400 需要家端末装置
431 通知受信部
432 節電制御部
440、452、540 表示部
450 携帯端末
451 通知受信部
453 情報読取部
454 情報送信部
460 デマンドメータ
500 店舗端末装置
531 通知受信部
532 登録制御部
533 識別情報取得部
534 使用情報生成部
700 ウェブサーバ
701 予約確認処理部
702 予約受付部
Claims (33)
- 電気事業者から電力の供給を受ける需要家に節電の協力を依頼する節電依頼を通知する節電支援装置を備える節電支援システムであって、
前記節電支援装置は、
前記節電依頼を要求する節電依頼要求の入力に応じて、店舗で使用可能なクーポンに関する情報と、前記節電依頼とを含む通知情報を生成する生成部と、
前記生成部が生成した前記通知情報を前記需要家に通知する通知部と
を備えることを特徴とする節電支援システム。 - 前記生成部は、
前記需要家と関連付けられた地域に対応付けられた前記店舗で使用可能なクーポンに関する情報と、前記節電依頼とを含む通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の節電支援システム。 - 前記生成部は、
前記需要家を示す情報と地域を示す情報とを関連付けて記憶する需要家情報記憶部と、前記地域を示す情報と前記店舗を示す情報とを対応付けて記憶する店舗情報記憶部とから、前記通知情報を通知する前記需要家に関連付けられた当該地域を示す情報に対応する前記店舗を示す情報を取得し、取得した前記店舗を示す情報に対応する前記店舗で使用可能なクーポンに関する情報と、前記節電依頼とを含む通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の節電支援システム。 - 前記生成部は、
前記節電依頼によって節電の協力を依頼する期間を含む前記通知情報を生成し、
前記クーポンは、前記節電の協力を依頼する期間を含む所定の期間において、前記店舗で使用可能である
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記クーポンに関する情報には、前記クーポンの内容を示すクーポン情報が含まれ、
前記生成部は、
前記クーポン情報と前記節電依頼とを含む通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記クーポンに関する情報には、前記店舗に対応付けられた、前記クーポンの内容を示すクーポン情報を閲覧可能なネットワーク上の場所を示すアドレス情報が含まれ、
前記生成部は、
前記アドレス情報と前記節電依頼とを含む通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記クーポン情報を閲覧可能なウェブサイトをコンテンツとして提供するウェブサーバ装置を備える
ことを特徴とする請求項6に記載の節電支援システム。 - 前記クーポン情報は、前記クーポン情報と前記店舗を示す情報とを対応付けて記憶するクーポン情報記憶部に、前記店舗を示す情報に対応付けられて予め定められており、
前記生成部は、
前記クーポン情報記憶部から、前記店舗を示す情報に対応する前記クーポン情報を取得し、取得した当該クーポン情報と前記節電依頼とを含む通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記通知部は、
前記節電依頼要求に基づいて、前記店舗に前記節電依頼を通知し、
前記クーポン情報は、前記店舗に通知された前記節電依頼に応じて設定される
ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記生成部は、
前記クーポン情報と前記店舗を示す情報とを対応付けて記憶するクーポン情報記憶部から、前記店舗を示す情報に対応する前記クーポン情報を取得し、取得した前記クーポン情報と前記節電依頼とを含む通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項9に記載の節電支援システム。 - 前記店舗からの要求に応じて、前記クーポン情報記憶部に、前記クーポン情報と前記店舗を示す情報とを対応付けて記憶させる登録部を備える
ことを特徴とする請求項8又は請求項10に記載の節電支援システム。 - 前記節電支援装置は、
前記節電依頼によって節電の協力を依頼する時間帯に消費が推定される前記需要家の消費電力量に応じて、複数の前記需要家のうちから、前記通知情報を通知する前記需要家を選択する需要家選択部を備え、
前記通知部は、
前記需要家選択部によって選択された前記需要家に対して前記通知情報を通知する
ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記節電支援装置は、
過去の前記節電依頼に対して、前記需要家が節電に協力した回数又は電力量に応じて、複数の前記需要家のうちから、前記通知情報を通知する前記需要家を選択する需要家選択部を備え、
前記通知部は、
前記需要家選択部によって選択された前記需要家に対して前記通知情報を通知する
ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記需要家は、前記節電依頼を通知する優先順位を示す複数のレベルに予め分類されており、
前記節電支援装置は、
予め定められた前記複数のレベルに基づいて、複数の前記需要家のうちから、前記通知情報を通知する前記需要家を選択する需要家選択部を備え、
前記通知部は、
前記需要家選択部によって選択された前記需要家に対して前記通知情報を通知する
ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記節電支援装置は、
前記節電依頼に対して、前記需要家が節電に協力した電力量又は回数に応じて、節電ポイントを付与する節電ポイント付与部を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記生成部は、
前記通知情報が通知された前記需要家を識別する識別情報を含む前記通知情報を生成し、
前記節電支援装置は、
前記店舗に備えられる店舗端末装置であって、前記識別情報を取得する識別情報取得部と、取得した当該識別情報を前記節電支援装置に送信する識別情報送信部とを有する店舗端末装置から送信された前記識別情報に基づいて、前記クーポンを使用した前記需要家を判定する判定部を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記節電支援装置は、
前記店舗において前記クーポンが使用されたことを示すクーポン使用情報を表示部に表示する店舗端末装置に表示されている前記クーポン使用情報を読み取る読取部と、前記読取部によって読み取られた当該クーポン使用情報を前記節電支援装置に送信する使用情報送信部とを有する携帯端末により読み取られて送信された前記クーポン使用情報に基づいて、前記クーポンを使用した前記需要家を判定する判定部を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記節電支援装置は、
前記需要家が前記クーポンを使用したことを示す履歴情報を記憶する履歴情報記憶部に、前記判定部が前記クーポンを使用したと判定した当該需要家を示す需要家情報と、当該クーポンが使用された当該店舗を示す店舗情報とを関連付けた情報を前記履歴情報として記憶させる履歴処理部
を備えることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の節電支援システム。 - 前記履歴情報記憶部に記憶されている前記履歴情報に基づいて、前記店舗に対する広告料を算出し、算出した前記広告料を前記店舗に請求する広告料請求部を備える
ことを特徴とする請求項18に記載の節電支援システム。 - 前記節電支援装置は、
前記履歴情報記憶部に記憶されている前記履歴情報に基づいて、複数の前記店舗のうちから、前記クーポンに関する情報を前記通知情報により通知する前記店舗を選択する店舗選択部を備え、
前記生成部は、
前記店舗選択部によって選択された前記店舗に対応する前記クーポンに関する情報を含めた前記通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項18又は請求項19に記載の節電支援システム。 - 前記店舗選択部は、
前記履歴情報に基づいて、前記需要家に対して前記店舗ごとの利用回数を算出し、前記店舗ごとの利用回数に応じて、複数の前記店舗のうちから、前記クーポンに関する情報を前記通知情報により通知する前記店舗を選択する
ことを特徴とする請求項20に記載の節電支援システム。 - 前記節電支援装置は、
前記需要家に属する構成員の年齢又は性別に基づいて、複数の前記店舗のうちから、前記クーポンに関する情報を前記通知情報により通知する前記店舗を選択する店舗選択部を備え、
前記生成部は、
前記店舗選択部によって選択された前記店舗に対応する前記クーポンに関する情報を含めた前記通知情報を生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項19のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記店舗は、電力消費量を利用人数に依存させずに利用可能な店舗を含む
ことを特徴とする請求項1から請求項22のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記電気事業者が有する電気事業者管理装置を備え、
前記電気事業者管理装置は、
前記需要家4が需要する需要電力量を推定する電力推定部と、
前記電力推定部によって推定された前記需要電力量が所定の閾値以上になる場合に、前記節電依頼要求を出力する節電依頼要求出力部と
を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項23のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記電気事業者が供給する電力を、予め契約した前記需要家に供給する電力管理事業者が有する電力管理装置を備え、
前記電力管理装置は、前記節電支援装置を備える
ことを特徴とする請求項24に記載の節電支援システム。 - 前記電気事業者管理装置は、前記節電支援装置を備える
ことを特徴とする請求項24に記載の節電支援システム。 - 前記クーポンにより提供されるサービスには、前記店舗における取引額から割引額を割り引く割引サービスが含まれる
ことを特徴とする請求項1から請求項26のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記クーポンにより提供されるサービスには、前記店舗における取引に応じて所定のポイントを付与するポイントサービスが含まれる
ことを特徴とする請求項1から請求項27のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記クーポンにより提供されるサービスには、前記店舗における取引に応じて金券を付与するサービス、又は、前記店舗における取引に応じて所定の金額を事後にキャッシュバックするサービスが含まれる
ことを特徴とする請求項1から請求項28のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記クーポンに関する情報に基づいて、前記クーポンを使用する前記店舗の予約を受け付ける予約受付部と、
入力された予約確認要求に応じて、前記店舗の予約状態を出力する予約確認処理部と
を備えることを特徴とする請求項1から請求項29のいずれか一項に記載の節電支援システム。 - 前記生成部は、
前記予約確認処理部から出力された前記予約状態に応じて、前記クーポンに関する情報を前記通知情報により通知する前記店舗を変更する
ことを特徴とする請求項30に記載の節電支援システム。 - 電気事業者から電力の供給を受ける需要家に節電の協力を依頼する節電依頼を通知する節電支援装置であって、
前記節電依頼を要求する節電依頼要求の入力に応じて、店舗で使用可能なクーポンに関する情報と、前記節電依頼とを含む通知情報を生成する生成部と、
前記生成部が生成した前記通知情報を前記需要家に通知する通知部と
を備えることを特徴とする節電支援装置。 - 電気事業者から電力の供給を受ける需要家に節電の協力を依頼する節電依頼を通知する節電支援装置を備える節電支援システムの節電支援方法であって、
前記節電支援装置が、前記節電依頼を要求する節電依頼要求の入力に応じて、店舗で使用可能なクーポンに関する情報と、前記節電依頼とを含む通知情報を生成する生成ステップと、
前記節電支援装置が、前記生成ステップによって生成された前記通知情報を前記需要家に通知する通知ステップと
を含むことを特徴とする節電支援方法。
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