JP2014228705A - マルチコア光ファイバ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏波保持機能を有するコアと偏波保持機能を有さないコアとを備えたマルチコア光ファイバを提供する。【解決手段】マルチコア光ファイバ11は、円形のファイバ横断面において、中心に配置され且つ外郭形状が円形の中心コア11aと、中心から間隔を有して配置され且つ外郭形状が細長く形成された偏心コア11bとを備える。複数の偏心コア11bは、ファイバ横断面における細長の外郭形状の長軸の延びる方向が相互に異なる。【選択図】図1

Description

本発明は、マルチコア光ファイバ及びその製造方法に関する。
偏波保持ファイバは、コアが大きな複屈折率を有することにより、偏波状態を保持して光を伝送する光ファイバであり、例えば偏波依存性のある光デバイス等に用いられる。
偏波保持ファイバとしては、コアに非軸対称に応力を印加した応力型のものが挙げられ、例えば、特許文献1には、コアの両側に応力付与部を設けたいわゆるPANDAファイバが開示されている。
また、偏波保持ファイバとしては、コア及びその近傍の屈折率分布を非軸対称にした屈折率分布型のものが挙げられ、例えば、特許文献2には、コアの横断面における外郭形状を長方形、楕円形、及び六角形に形成したものが開示されている。特許文献3には、横長のコアの周りに多数の空孔を形成したものが開示されている。
さらに、特許文献4には、偏波保持機能を有するマルチコア光ファイバが開示されている。
特開2003−227956号公報 特開2010−262143号公報 特開2001−318260号公報 国際公開2013/051485
本発明の課題は、偏波保持機能を有するコアと偏波保持機能を有さないコアとを備えたマルチコア光ファイバ及びその製造方法を提供することである。
本発明は、円形のファイバ横断面において、中心に配置され且つ外郭形状が円形の中心コアと、中心から間隔を有して配置され且つ外郭形状が細長く形成された偏心コアと、を備えたマルチコア光ファイバである。
本発明は、円形のファイバ横断面において、中心に配置され且つ外郭形状が円形の中心コアと、中心から間隔を有して配置され且つ外郭形状が細長く形成された偏心コアと、を備えたマルチコア光ファイバの製造方法であって、
横断面において、中心に配置され且つ外郭形状が円形の中心コア形成部と、中心から間隔を有して配置され且つ外郭形状が円形の偏心コア形成部と、を備え、且つ横断面形状が4〜12回対称に形成されたプリフォームを準備するステップと、
前記準備したプリフォームを線引きして横断面形状が円形のマルチコア光ファイバを得るステップと、
を含む。
本発明によれば、中心に配置され且つ外郭形状が円形である中心コアが偏波保持機能を有さない一方、中心から間隔を有して配置され且つ外郭形状が細長く形成された偏心コアが偏波保持機能を有する。
実施形態に係るマルチコア光ファイバ心線の一例の斜視図である。 マルチコア光ファイバの第1の変形例の端面の正面図である。 マルチコア光ファイバの第2の変形例の端面の正面図である。 マルチコア光ファイバの第3の変形例の端面の正面図である。 (a)はプリフォームの一例の斜視図であり、(b)はその端面の正面図である。 (a)〜(c)は、プリフォームの作製方法を示す説明図である。 線引き装置の概略構成を示す図である。 線引きステップにおけるプリフォームの横断面の変形を示す説明図である。 (a)は第1の変形例のマルチコア光ファイバを形成するプリフォームの端面の正面図であり、(b)は第2の変形例のマルチコア光ファイバを形成するプリフォームの端面の正面図である。 第3の変形例のマルチコア光ファイバを形成するプリフォームの端面の正面図である。 実施形態に係るマルチコア光ファイバ心線の変形例の斜視図である。
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
(マルチコア光ファイバ心線)
図1は、実施形態に係るマルチコア光ファイバ心線10の一例を示す。
実施形態に係るマルチコア光ファイバ心線は、マルチコア光ファイバ11とそれを被覆する被覆層12とを有する。マルチコア光ファイバ心線10の外径は例えば200〜700μmである。
マルチコア光ファイバ11は、例えば石英ガラスで形成されている。マルチコア光ファイバ11の横断面形状は円形である。ここで、「円形」には、真円の他、横断面形状における短軸に対する長軸の比が1.1以下である略円形も含まれる(以下同様)。マルチコア光ファイバ11の外径は例えば100〜500μmである。
マルチコア光ファイバ11は、中心コア11aと複数の偏心コア11bとクラッド11cとを備える。
中心コア11aは、ファイバ横断面において中心に配置されている。中心コア11aは、例えば屈折率を高めるGe等のドーパントがドープされた石英ガラス等で形成されている。中心コア11aのファイバ横断面における外郭形状は円形である。中心コア11aは、例えば波長が400〜2200nmの光に対してシングルモード動作するものであってもよい。中心コア11aの直径は、好ましくは2μm以上、より好ましくは4μm以上であり、また、好ましくは14μm以下、より好ましくは20μm以下である。
複数の偏心コア11bのそれぞれは、ファイバ横断面において、中心から間隔を有し且つ中心コア11aとの間及び外周との間にもそれぞれ間隔を有して配置されている。各偏心コア11bの中心コア11aとの間の間隔は例えば20〜80μmである。各偏心コア11bの外周までの寸法は例えば25〜70μmである。
複数の偏心コア11bは、ファイバ横断面において相互に間隔を有して中心コア11aを囲うように配設されている。相互に隣接する偏心コア11b間の間隔は例えば25〜70μmである。複数の偏心コア11bは、図2及び3に示すように、中心コア11aを中心とした正多角形(図2及び3では正六角形)を形成するように配設されていてもよい。複数の偏心コア11bは、図1に示すように中心コア11aを囲うように単層に配設されていてもよく、また、図4に示すように中心コア11aを囲うように二層以上の多層に配設されていてもよい。偏心コア11bの数は、図1では8個、図2及び3では6個、図4では24個(内側層8個及び外側層16個)であるが、好ましくは2個以上、より好ましくは4個以上であり、また、好ましくは18個以下、より好ましくは36個以下である。
複数の偏心コア11bは、例えば屈折率を高めるGe等のドーパントがドープされた石英ガラス等で形成されている。複数の偏心コア11bは、一部又は全てが同一材料で形成されていてもよい。複数の偏心コア11bは、一部又は全てが中心コア11aと同一材料で形成されていてもよい。複数の偏心コア11bの屈折率は、一部又は全てが同一であってもよい。複数の偏心コア11bの屈折率は、一部又は全てが中心コア11aの屈折率と同一であってもよい。
複数の偏心コア11bのそれぞれのファイバ横断面における外郭形状は細長く形成されている。つまり、各偏心コア11bは偏波保持機能を有する。各偏心コア11bのファイバ横断面における細長の外郭形状としては、例えば楕円形等が挙げられる。複数の偏心コア11bのファイバ横断面における細長の外郭形状は、一部又は全部が同一であってもよい。各偏心コア11bのファイバ横断面の細長の外郭形状における長軸は、好ましくは3μm以上、より好ましくは6μm以上であり、また、好ましくは30μm以下、より好ましくは21μm以下である。短軸は、好ましくは1μm以上、より好ましくは2μm以上であり、また、好ましくは7μm以下、より好ましくは10μm以下である。短軸に対する長軸の比は、好ましくは1.2以上、より好ましくは1.5以上であり、また、好ましくは4以下、より好ましくは6以下である。ここで、「長軸」は、偏心コア11bのファイバ横断面における細長の外郭形状の最大長さであり、「短軸」は、長軸に直交する方向の最大幅である。
複数の偏心コア11bは、ファイバ横断面における細長の外郭形状の長軸の延びる方向が相互に異なる偏心コア11bを含むことが好ましい。図1に示すマルチコア光ファイバ11は、長軸の延びる方向が半径方向に一致する偏心コア11bと長軸の延びる方向が半径方向に直交する偏心コア11bとが周方向に交互に配設されており、また、中心コア11aを挟んで配設された一対の偏心コア11bは、長軸が延びる方向が一致しており、従って、長軸が延びる方向が相互に異なる4種の偏心コア11bを備える。マルチコア光ファイバ11は、これに限定されず、図2に示すように、周方向に配設された6個の偏心コア11bのいずれも長軸の延びる方向が半径方向に一致し、また、中心コア11aを挟んで配設された一対の偏心コア11bは、長軸が延びる方向が一致しており、従って、長軸が延びる方向が相互に異なる3種の偏心コア11bを備えたものであってもよい。また、マルチコア光ファイバ11は、図3に示すように、周方向に配設された6個の偏心コア11bのいずれも長軸の延びる方向が半径方向に直交し、また、中心コア11aを挟んで配設された一対の偏心コア11bは、長軸が延びる方向が一致しており、従って、長軸が延びる方向が相互に異なる3種の偏心コア11bを備えたものであってもよい。
複数の偏心コア11bは、スロー軸及びファスト軸のそれぞれの分散値及び分散スロープ、非線形係数、伝送損失、モードフィールド径、偏波クロストーク、モード複屈折率等の特性が同一であってもよく、また、これらの特性が異なるものが混在していてもよい。
クラッド11cは、ファイバ横断面において中心コア11a及び複数の偏心コア11bを含み、クラッド11cの海に中心コア11a及び複数の偏心コア11bの島が配設された海−島構造を構成するように設けられている。クラッド11cは、例えば純粋な石英ガラスや屈折率を低下させるF等のドーパントがドープされた石英ガラス等で形成されている。
被覆層12は、例えば紫外線硬化型のアクリル樹脂等で形成されている。被覆層12の厚さは例えば30〜200μmである。
以上の構成の実施形態に係るマルチコア光ファイバ心線10は、中心に配置され且つ外郭形状が円形である中心コア11aが偏波保持機能を有さない一方、中心から間隔を有して配置され且つ外郭形状が細長く形成された複数の偏心コア21bが偏波保持機能を有する。
(マルチコア光ファイバ心線の製造方法)
実施形態に係るマルチコア光ファイバ心線10の製造方法は、プリフォーム準備ステップと線引きステップとを含む。
<プリフォーム準備ステップ>
プリフォーム準備ステップでは所定形状に形成したプリフォーム20を準備する。
図5(a)及び(b)はプリフォーム20の一例を示す。なお、この図5(a)及び(b)に示すプリフォーム20により図1に示すマルチコア光ファイバ心線10を製造することができる。
プリフォーム20は、横断面において、中心に配置され且つ外郭形状が円形の中心コア形成部21aと、各々、中心から間隔を有して配置され且つ外郭形状が円形の複数の偏心コア形成部21bとを備える。また、プリフォーム20の横断面形状は4〜12回対称に形成されている。つまり、プリフォーム20の横断面形状は、360°/(4〜12)回転する毎に元の形状に重なる回転対称の形状に形成されている。具体的には、例えば、正方形は4回対称、正五角形は5回対称、正六角形は6回対称、正十二角形は12回対称である。図5(a)及び(b)に示すプリフォーム20の横断面形状は、角部が円弧の略正方形であり、従って、4回対称である。プリフォーム20の最大外径は例えば15〜30mmであり、長さは例えば100〜700mmである。
プリフォーム20は、例えば以下のようにして作製することができる。
まず、図6(a)に示すように、サポートパイプ31内に、各々、横断面形状が円形の相対的に高屈折率のコアロッド32及び相対的に低屈折率のクラッドロッド33を、コアロッド32が所定の配置(図6(a)では3×3の正方配置)になるように充填する。
続いて、図6(b)に示すように、サポートパイプ31にコアロッド32及びクラッドロッド33を充填したものを加熱してコラプスすることにより円柱体34を形成する。このとき、コアロッド32であった部分が中心コア形成部21a及び偏心コア形成部21bに構成される。
そして、図6(c)に示すように円柱体34の外周面を研磨或いは研削して所定の横断面形状に形成することによりプリフォーム20を作製する。
なお、プリフォーム20の作製方法は、特にこれに限定されるものではなく、例えば、シングルモード光ファイバ用プリフォームに、コア形成部を囲うようにクラッド形成部に複数の孔加工を施し、それらにコアロッドを挿入してコラプスした後、外周面を研磨或いは研削する方法であってもよく、その他の方法であってもよい。
<線引きステップ>
線引きステップでは、プリフォーム準備ステップで準備したプリフォーム20を線引きして横断面形状が円形のマルチコア光ファイバ11を得た後、それを被覆層12で被覆してマルチコア光ファイバ心線10を製造する。
具体的には、プリフォーム20を、図7に示す線引き装置40にセットし、加熱炉41において加熱溶融させて線引きすることにより細径化させてマルチコア光ファイバ11を形成し、そして、それに連続して、マルチコア光ファイバ11を樹脂槽42に貯留した未硬化の紫外線硬化型樹脂内に通過させた後、UV光源43からの紫外線を照射することにより紫外線硬化型樹脂を硬化させて被覆層12を形成する。
このとき、プリフォーム20の加熱温度、つまり、加熱炉41の設定温度は例えば2000〜2300℃である。線引き速度は例えば10〜200m/秒である。
マルチコア光ファイバ11の形成時には、プリフォーム20がマルチコア光ファイバ11まで細径化し、また、4〜12回対称に形成された横断面形状が円形のファイバ横断面形状に変形する。この変形によりプリフォーム20に作用する力は横断面の中心部分では平衡するため、図8に示すように、プリフォーム20の横断面における中心に配置された中心コア形成部21aは、円形の外郭形状が維持され、マルチコア光ファイバ11では、ファイバ横断面において中心に配置された外郭形状が円形の中心コア11aに形成される。
一方、この変形は、プリフォーム20の横断面の外周部分では、相対的に外径の大きい箇所では収縮し、また、相対的に外径の小さい箇所では膨張する。従って、図8に示すように、プリフォーム20の横断面の外周部分における相対的に外径の大きい箇所に配設された偏心コア形成部21b(図8における四隅の偏心コア形成部21b)は、半径方向に圧縮され、その結果、長軸の延びる方向が半径方向に直交する偏心コア11bに形成される。また、プリフォーム20の横断面の外周部分における相対的に外径の小さい箇所に配設された偏心コア形成部21b(図8における四隅の偏心コア形成部21bで挟まれた偏心コア形成部21b)は、半径方向に伸張され、その結果、長軸の延びる方向が半径方向に一致する偏心コア11bに形成される。
従って、例えば、図9(a)に示すように、横断面形状が正六角形に形成され、且つ中心コア形成部21aが横断面における中心及び偏心コア形成部21bが横断面における外周の各辺の中間部に対応して正六角形を形成するように配設されたプリフォーム20を用いることにより、図2に示すように、ファイバ横断面において、中心に外郭形状が円形の中心コア11aが配置されていると共にそれを囲うように6個の偏心コア11bが配設され、且つそれらの6個の偏心コア11bの外郭形状が細長に形成され、そして、プリフォーム20において、横断面に正六角形を形成する偏心コア形成部21bが外周部分における外径の小さい箇所に配設されていることから、それらのいずれの偏心コア11bも長軸の延びる方向が半径方向に一致したマルチコア光ファイバ11を形成することができる。
また、図9(b)に示すように、横断面形状が正六角形に形成され、且つ中心コア形成部21aが横断面における中心及び偏心コア形成部21bが横断面における外周の頂点に対応して正六角形を形成するように配設されたプリフォーム20を用いることにより、図3に示すように、ファイバ横断面において、中心に外郭形状が円形の中心コア11aが配置されていると共にそれを囲うように6個の偏心コア11bが配設され、且つそれらの偏心コア11bの外郭形状が細長に形成され、そして、プリフォーム20において、横断面に正六角形を形成する偏心コア形成部21bが外周部分における外径の大きい箇所に配設されていることから、それらのいずれの偏心コア11bも長軸の延びる方向が半径方向に直交したマルチコア光ファイバ11を形成することができる。
さらに、図9(a)及び(b)に示すように、横断面形状が正m角形に形成され、且つ偏心コア形成部21bが正n角形(nはmの約数)を形成するように配設されたプリフォーム20を用いることにより、プリフォーム20において、横断面に正n角形を形成する偏心コア形成部21bが同等の変形をすることから、複数の偏心コア11bが均質であるマルチコア光ファイバ11を形成することができる。
線引きステップにおいて偏心コア形成部21bから偏心コア11bへの変形を容易化する観点からは、プリフォーム20の横断面形状は4〜8回対称に形成されていることが好ましく、4〜6回対称に形成されていることがより好ましい。
同様に、線引きステップにおいて偏心コア形成部21bから偏心コア11bへの変形を容易化する観点からは、プリフォーム20の横断面において、偏心コア11bを形成する偏心コア形成部21bは中心よりも外周に近い側に配置されていることが好ましい。従って、形成されるマルチコア光ファイバ11の複数の偏心コア11bは、ファイバ横断面において中心よりも外周に近い側に配置された偏心コア11bを含むことが好ましく、また、いずれの偏心コア11bも、ファイバ横断面において中心よりも外周に近い側に配置されていることがより好ましい。
なお、図10に示すように、横断面形状が正方形に形成され、且つ中心コア形成部21aが横断面における中心及び偏心コア形成部21bが中心コア形成部21aを囲うように二層に配設され、中心コア形成部21a及び偏心コア形成部21bが全体として5×5に正方配置されたプリフォーム20を用いれば、図4に示すように、ファイバ横断面において、中心に外郭形状が円形の中心コア11aが配置されていると共にそれを囲うように内側層の8個及び外側層の16個の合計24個の偏心コア11bが配設され、且つそれらの偏心コア11bの外郭形状が細長に形成されたマルチコア光ファイバ11を形成することができる。
特許文献4には、複数のコアのそれぞれに応力付与部を設けたマルチコア光ファイバが開示されているが、その場合、コア間の間隔を広くする必要があるため、ファイバ横断面も大きくせざるを得ない。しかしながら、上記実施形態に係るマルチコア光ファイバ心線10の製造方法によれば、中心コア11a及び偏心コア11b間の間隔を特に広くする必要はなく、従って、ファイバ横断面を大きくする必要もない。
また、特許文献4には、全てのコアが偏波保持機能を有するマルチコア光ファイバが開示されているが、上記実施形態に係るマルチコア光ファイバ心線10の製造方法によれば、ファイバ横断面における外郭形状が円形の中心コア11aを形成することができ、1本のマルチコア光ファイバ11において、偏波保持機能を有さない中心コア11aと偏波保持機能を有する偏心コア11bとを併有させることができる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、偏心コア11aを複数有するマルチコア光ファイバ心線10としたが、特にこれに限定されるものではなく、図11に示すように、1個の中心コア11aと1個の偏心コア11bとを備えたマルチコア光ファイバ心線10であってもよい。
本発明は、マルチコア光ファイバ及びその製造方法について有用である。
10 マルチコア光ファイバ心線
11 マルチコア光ファイバ
11a 中心コア
11b 偏心コア
11c クラッド
12 被覆層
20 プリフォーム
21a 中心コア形成部
21b 偏心コア形成部
31 サポートパイプ
32 コアロッド
33 クラッドロッド
34 円柱体
40 線引き装置
41 加熱炉
42 樹脂槽
43 UV光源

Claims (5)

  1. 円形のファイバ横断面において、中心に配置され且つ外郭形状が円形の中心コアと、中心から間隔を有して配置され且つ外郭形状が細長く形成された偏心コアと、を備えたマルチコア光ファイバ。
  2. 請求項1に記載されたマルチコア光ファイバにおいて、
    前記偏心コアを複数備えたマルチコア光ファイバ。
  3. 請求項2に記載されたマルチコア光ファイバにおいて、
    前記複数の偏心コアは、ファイバ横断面において相互に間隔を有して前記中心コアを囲うように配設されているマルチコア光ファイバ。
  4. 請求項2又は3に記載されたマルチコア光ファイバにおいて、
    前記複数の偏心コアは、ファイバ横断面における細長の外郭形状の長軸の延びる方向が相互に異なる偏心コアを含むマルチコア光ファイバ。
  5. 円形のファイバ横断面において、中心に配置され且つ外郭形状が円形の中心コアと、中心から間隔を有して配置され且つ外郭形状が細長く形成された偏心コアと、を備えたマルチコア光ファイバの製造方法であって、
    横断面において、中心に配置され且つ外郭形状が円形の中心コア形成部と、中心から間隔を有して配置され且つ外郭形状が円形の偏心コア形成部と、を備え、且つ横断面形状が4〜12回対称に形成されたプリフォームを準備するステップと、
    前記準備したプリフォームを線引きして横断面形状が円形のマルチコア光ファイバを得るステップと、
    を含むマルチコア光ファイバの製造方法。
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