JP2014228492A - レーザ装置 - Google Patents

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Masahisa Kawamura
真久 川村
高橋 靖
Yasushi Takahashi
靖 高橋
欽一 及川
Kinichi Oikawa
欽一 及川
善幹 千葉
Yoshimoto Chiba
善幹 千葉
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Abstract

【課題】構造が簡素で、レーザ光放射部と受光手段の機械的干渉を有効に回避できるレーザ装置の実現を課題とする。【解決手段】対象物に照射レーザ光を照射し、前記対象物による反射レーザ光を検出するレーザ装置において、照射レーザ光を放射するレーザ光放射部10と、対象物により反射された反射レーザ光を集光させる集光光学系12と、集光光学系により集光される反射レーザ光を受光する受光手段14と、を有し、レーザ光放射部10は、ビーム径の細い平行光束状の照射レーザ光を放射するものであり、集光光学系12は、光軸対称な光学面による集光機能を有し、レーザ光放射部から放射されて対象物側へ射出する照射レーザ光PLと、集光光学系の光軸AXとの光軸直交方向の距離:Dが、前記光学面の半径:dに対して、0≰D<d の大小関係を満足し、記レーザ光放射部10が、集光光学系の光軸に直交する方向において、受光手段14と干渉しない位置に離れて配置されている。【選択図】図1

Description

この発明は、レーザ装置に関する。
対象物にレーザ光を照射し、対象物による反射レーザ光を検出する「レーザ装置」が種々知られている。
例えば、検出すべき物体を対象物として、物体の有無を検出する「物体検出装置」や、対象物までの距離を測定する「レーザ測距装置」である。
「物体検出装置」は、光電スイッチやレーザレーダ装置として実現されている。
「レーザ測距装置」は、対象物にレーザ光を照射し、対象物による反射レーザ光を検出し、レーザ光が対象物までの距離を往復する時間を計測する。
そして、計測された時間に基づいて、対象物までの距離を測定する。
このようなレーザ装置において、対象物に照射する照射レーザ光の光路と、検出する反射レーザ光の光路を共通化したものは「同軸系」と呼ばれている。
同軸系のレーザ装置では、照射レーザ光を放射するレーザ光放射部と、反射光を受光する受光手段が近接し易く、これらの機械的干渉を避ける必要がある。
このような機械的干渉を避ける方策を施したものとして、特許文献1、2に記載されたものが知られている。
これら特許文献1、2に開示された方策は、何れも有効であるが、構造の簡素化という面でなお改善の余地があると考えられる。
この発明は、簡単な構成で、レーザ光放射部と受光手段の機械的干渉を避けることが可能な新規なレーザ装置の提供を課題とする。
この発明のレーザ装置は、対象物に照射レーザ光を照射し、前記対象物による反射レーザ光を検出するレーザ装置において、照射レーザ光を放射するレーザ光放射部と、対象物により反射された反射レーザ光を集光させる集光光学系と、該集光光学系により集光される反射レーザ光を受光する受光手段と、を有し、前記レーザ光放射部は、ビーム径の細い平行光束状の照射レーザ光を放射するものであり、前記集光光学系は、光軸対称な光学面による集光機能を有し、前記レーザ光放射部から放射されて対象物側へ射出する照射レーザ光と、前記集光光学系の光軸との光軸直交方向の距離:Dが、前記光学面の半径:dに対して、
0≦D<d
の大小関係を満足し、前記レーザ光放射部が、前記集光光学系の光軸に直交する方向において、前記受光手段と干渉しない位置に離れて配置されていることを特徴とする。
この発明のレーザ装置は、構造が簡素であり、レーザ光放射部と受光手段の機械的干渉が有効に回避される。
レーザ測距装置の実施の形態を説明するための図である。 図1に示すレーザ測距装置による測距の概念図である。 レーザ測距装置の実施の別形態を説明するための図である。 レーザ測距装置の実施の別の形態を説明するための図である。 レーザ測距装置の実施の他の形態を説明するための図である。 レーザ測距装置の実施のさらに他の形態を説明するための図である。
以下、実施の形態を説明する。
図1は、レーザ測距装置として実施されるレーザ装置の実施の形態と、その変形例を示す図である。
レーザ測距装置は「対象物までの距離を測定する装置」である。
即ち、対象物に照射レーザ光を照射し、対象物による反射レーザ光を検出し、レーザ光が対象物までの距離を往復する時間を計測して「対象物までの距離」を求める。
図1(a)に実施の1形態を示すレーザ測距装置は、レーザ光放射部10と、集光光学系12と、受光手段14と、制御演算装置20とを有する。
レーザ光放射部10は、照射レーザ光PLを放射する。
集光光学系12は、対象物により反射された反射レーザ光RLを集光させる。
受光手段14は、集光光学系12により集光される反射レーザ光を受光する。
制御演算手段20は、レーザ光放射部10における「レーザ発光」を制御し、受光手段14の受光出力に応じて「対象物までの距離」を演算する。
図1(b)は、レーザ光放射部10を説明するための図である。
説明中の実施の形態におけるレーザ光放射部10は、レーザ光源としての半導体レーザ101と、コリメートレンズ102とを有して構成されている。
半導体レーザ101の「レーザ発光」は、制御演算手段20により制御される。
半導体レーザ101から放射されるレーザ光は、コリメートレンズ102により、略平行なレーザ光束に変換される。
コリメートレンズ102の光学機能は、半導体レーザ101からのレーザ光を「ビーム径の細い平行光束状」の照射レーザ光PLに変換する機能である。
即ち、照射レーザ光PLは「ビーム径の細い平行光束状」である。
照射レーザ光PLのビーム径は、レーザ測距装置の仕様に応じ、0.1mm〜5mm程度とすることができる。
集光光学系12は、説明中の実施の形態においては、正のパワーを持つ集光レンズである。以下、集光光学系12を、集光レンズ12とも言う。
集光レンズ12は、光軸対称な光学面を有する。集光レンズ12の形状は、図1(c)に示すように「光軸AXに平行な断面により一部を切除された形状」となっている。
光学面が光軸AXに対して対称であるとは、切除された部分が「切除されない状態」において、光学面が光軸AXに対して回転対称であることを意味する。
集光レンズ12には、平行光束状の照射レーザ光PLを通過させる貫通孔12Aが、光軸AXから離れた位置に穿設されている。
図1(a)に示すように、集光レンズ12とレーザ光放射部10とは、照射レーザ光PLが集光レンズ12の貫通孔12Aを通過するように位置関係を設定されている。
また、照射レーザ光PLのビーム径と、貫通孔12Aの大きさとは、照射レーザ光PLが、貫通孔12Aを有効に通過するように設定されている。
前記ビーム径と貫通孔径が等しいことが理想であるが、ビーム径が貫通孔径よりも若干小さければ良い。
図2は、図1(a)に実施の形態を示したレーザ測距装置による測距の概念図である。
レーザ光放射部10から放射された「ビーム径の細い平行光束状」の照射レーザ光PLは、集光レンズ12の光軸AXに平行な状態で貫通孔12Aを通過する。
貫通孔12Aを通過した照射レーザ光PLは、直進して対象物Obを照射し、対象物Obにより反射されて反射レーザ光RLとなる。
反射レーザ光RLは、集光レンズ12に戻ると、集光レンズ12の集光作用により集光する。その集光位置は、対象物Obに対する共役位置である。
一般的な測距条件では、対象物Obと上記「集光位置」との結像倍率は小さく、従って集光レンズ12により集光される集光点は「殆ど点状」になる。
また、この集光点の位置は光軸AXに直交する方向においては、光軸AXに近い位置である。光軸AXに平行な方向では、対象物Obの位置により変動する。
そこで、対象物Obの「測定上の基準距離」をレーザ測距装置の仕様として定める。
即ち、対象物Obが測定上の基準距離にあるときの「反射レーザ光RLの集光レンズ12による集光位置」を基準位置とする。
そして、この集光位置に受光面を合致させて、受光手段14を配置する。
そうすると、対象物Obの位置が、集光レンズ12から遠ざかる方向にずれても、近づく方向にずれても、受光手段14の受光面が受光する光束の径は大きくなる。
それで、所望の測距範囲に応じて、受光手段14の受光する反射レーザ光の光束径の変化が、受光手段14の受光面内に収まるようにする。
例えば「測定上の基準位置」が集光レンズ12から6mの位置で、2〜10mの範囲で距離測定を行なう場合、2〜10mの範囲で光束径変化が受光面内に収まるようにする。
これは、集光レンズ12のパワーの調整で実行できる。
受光手段14に戻る反射レーザ光RLは、対象物Obにより反射される全反射光の一部であり、光量的には然程大きくない。
従って、受光手段14としては「感度の高いフォトダイオード」(PDと略記する。)」を用いる。
例えば、アバランシェ・フォトダイオード」(APDと略記する。)は、受光手段14として用いるのに好適である。
若干付言すると、照射レーザ光PLのビーム径が大きくなると、対象物Obの「照射レーザ光PLに照射される面積」が大きくなり、反射レーザ光RLの発散性も大きくなる。
そうすると、集光レンズ12に入射する反射レーザ光RLの光量も小さくなり、受光手段14に高い受光感度が求められる。
この点を鑑みると、照射レーザ光PLは「ビーム径が細いもの(例えば、0.5mm程度)」を用いるのが良い。
また、照射レーザ光PLのビーム径が大きくなると、それに応じて集光レンズ12における貫通孔12Aの径も大きくなる。
貫通孔12Aの径が大きくなると、集光レンズ12の集光作用に寄与するレンズ面面積が小さくなり、これは受光手段14が受光する光量の減少に繋がる。
この点からも、照射レーザ光PLのビーム径は小さい(細い)のがよい。
距離測定は、ある瞬間:Tにレーザ光放射部10から照射レーザ光PLを放射し、対象物Obによる反射レーザ光RLが受光手段14で受光される瞬間:T+ΔTを求める。
この場合、時間:ΔTは、レーザ光がレーザ測距装置と対象物Obとの間の距離を往復するのにかかった時間である。
従って、レーザ測距装置と対象物の間の距離は、光束を「C」として「C・ΔT/2」で与えられる。
なお、上記時間:ΔTは、厳密には「レーザ光放出部10の半導体レーザ101の発光面から射出した照射レーザ光PLが、受光手段14に戻るまでの時間である。
厳密な測定を行なう場合には、この点を勘案して補正を行なえば良い。
半導体レーザ101のレーザ発光の制御、受光手段14の受光出力に応じた「対象物までの距離の演算」は、制御演算手段20が行う。
制御演算手段20は、CPUやマイクロコンピュータにより構成できる。
時間:ΔTの測定としては、制御演算手段20により半導体レーザ101からパルス状の照射レーザ光PLを放射させ、パルス状の反射レーザ光RLを検出する方法がある。
また、制御演算手段20により「正弦波状に変調した照明レーザ光PLを放射し、正弦波状の反射レーザ光RLとの位相差」から時間:ΔTを求める方法がある。
これらの方法は、従来から広く知られており、この発明のレーザ測距装置においても、適宜に採用できる。
上に実施の形態を説明したレーザ測距装置は、対象物Obに照射レーザ光PLを照射し、対象物Obによる反射レーザ光RLを検出する。
そして、レーザ光が対象物Obまでの距離を往復する時間:ΔTを計測して、対象物Obまでの距離を測定する。
このレーザ測距装置は、照射レーザ光PLを放射するレーザ光放射部10と、対象物Obにより反射された反射レーザ光RLを集光させる集光光学系12を有する。
また、集光光学系12により集光される反射レーザ光RLを受光する受光手段14を有する。
さらに、レーザ光放射部10におけるレーザ発光を制御し、受光手段14の受光出力に応じて対象物Obまでの距離を演算する制御演算手段20を有する。
即ち、制御演算手段20は、受光手段14の受光出力に応じて「レーザ光が対象物までの距離を往復する時間」を計測して、対象物Obまでの距離を演算する。
レーザ光放射部10は、ビーム径の細い平行光束状の照射レーザ光PLを放射する。
集光光学系12は、光軸対称な光学面による集光機能を有し、平行光束状の照射レーザ光PLを通過させる貫通孔12Aを、光軸AXから離れた位置に穿設されている。
そして、レーザ光放射部10から放射された照射レーザ光PLを、集光光学系12の貫通孔12を通して、対象物Obに照射する。
対象物Obにより反射され、集光光学系12により集光される集光レーザ光は受光手段14により受光される。
集光光学系12は「集光レンズ」であり、光軸AXに平行な断面により一部を切除された形状である。
受光手段14とレーザ光放射部10とは、集光光学系(集光レンズ)12に関して同じ側に配置されている。
上記の如く、貫通孔12Aは、集光レンズ12の光軸AXから離れた位置に穿設され、反射光RLの集光光束は、光軸AXの近傍に集光する。
従って、レーザ光放射部10と受光手段14とは「光軸直交方向に離れた位置」に配置できる。
即ち、図1(a)に示すように、レーザ光放射部10から放射されて対象物側へ射出する照射レーザ光PLと、集光レンズ12の光軸AXとの光軸直交方向の距離をDとする。
また、集光レンズ12の光学面の半径をdとする。
距離:Dと半径:dとは、以下の大小関係を満足する。
0≦D<d 。
そして、レーザ光放射部10が、集光レンズ12の光軸AXに直交する方向において、受光手段14と干渉しない位置に離れて配置されている。
なお、照射レーザ光PLは平行光束状であるから、レーザ光放射部10の位置は、光軸AXに平行な方向においては適宜の位置に設定できる。
すなわち、図1に実施の形態を示すレーザ測距装置は、構造が簡素で、レーザ光放射部10と受光手段14の機械的干渉を有効に回避することができる。
なお、集光レンズ12により集光される反射レーザ光RLを、集光途上でミラー等により反射させた後、PDやAPDに導光するようにしても良い。
この場合は、PDやAPDとミラー等が「受光手段」を構成し、その一部であるミラー等とレーザ光放出部10とを、集光光学系12に関して同じ側に配置してもよい。
図1(d)と(e)は、上に説明した実施の形態の変形例である。
この例では、集光光学系である集光レンズ120の貫通孔121の周囲に、迷光の発生を防止するための遮光処理122が施されている。
このような遮光処理122を施すことにより、貫通孔121のエッジ部で発生しやすい迷光の影響を軽減もしくは除去して距離測定を行なうことができる。
図3以下に実施の別形態を示す。繁雑を避けるため、混同の虞が無いと思われるものについては図1、図2におけるものと同一の符号を用いる。
図3(a)に示す実施の形態では、集光光学系としての集光レンズ12aは、レンズの一部が「光軸に平行な断面」により切除されている。
レーザ光放出部10から放出される照射レーザ光PLは、集光レンズ12aの「切除された部分」を通って、光軸AXに平行に対象物へ照射される。
レーザ光放射部10から放射されて対象物側へ射出する照射レーザ光PLと、集光レンズ12aの光軸AXとの光軸直交方向の距離:Dは、光学面の半径:dよりも小さい。
レーザ光放射部10は、集光レンズ12aの光軸AXに直交する方向において、受光手段14と干渉しない位置に離れて配置されている。
集光レンズ12aは、図3(b)に示すように、図において「切除面より下の光学面部分の全体(切除部)」が切除されている。
しかしこの例に限らず、図3(c)の集光レンズ12a1のように、レンズの一部が矩形状に切除され、この切除された部分を照射レーザ光PLが通るようにしても良い。
このようにすると、反射レーザ光RLを集光するレンズ面積を大きくできるので、レーザ光の利用効率を高くできる。
図4(a)に示す実施の形態では、集光レンズ12bは、光軸AXに対して45度傾いた切断面で切断され、この切断面が反射面PRとなっている。
そして、レーザ光放射部10から放射された「ビーム径の細い平行光束状の照射レーザ光PL」は、反射面PRに図の下方から入射し、反射される。
反射された照射レーザ光PLは、集光レンズ12bの光軸AXに平行な光束となって、対象物へ照射される。
レーザ光放射部10から放射されて対象物側へ射出する照射レーザ光PLと、集光レンズ12bの光軸AXとの光軸直交方向の距離:Dは、光学面の半径:dよりも小さい。
レーザ光放射部10は、集光レンズ12bの光軸AXに直交する方向において、受光手段14と干渉しない位置に離れて配置されている。
図4(b)に示す実施に形態は、同図(a)の変形例であり、レーザ光放射部10からの照射レーザ光PLは、ミラーmにより反射されて反射面PRに入射する。
レーザ光放射部10から放射されて対象物側へ射出する照射レーザ光PLと、集光レンズ12bの光軸AXとの光軸直交方向の距離:Dは、光学面の半径:dよりも小さい。
レーザ光放射部10は、集光レンズ12bの光軸AXに直交する方向において、受光手段14と干渉しない位置に離れて配置されている。
図4(b)の例では、図4(a)の実施の形態よりも、図の上下方向を「よりコンパクト」にできる。
図4(a)、(b)の実施の形態に用いられている。集光レンズ12bは、図4(c)に示すように、図において「切断面より下の光学面部分の全体」が切断されている。
そして切断面全体が反射面PRとなっている。
しかし、この例に限らず、図4(d)に示す集光レンズ12cのように、レンズの一部が矩形状に切除され、この切除された部分に反射面PR1が形成されたものでも良い。
このようにすると、図3(c)の集光レンズ12a1と同様、反射レーザ光RLを集光するレンズ面積を大きくできるので、レーザ光の利用効率を高くできる。
なお、図4に示す実施の形態では、集光レンズ12bや12cの反射面PRの作用により、レーザ光放射部10を、光軸AXよりも図の下方に配置できる。
このため、対象物側へ射出する照射レーザ光PLと、集光レンズの光軸AXとの光軸直交方向の距離:Dを0とし、照射レーザ光PLを光軸AXと合致させることもできる。
なお、反射面PRやPR1は、集光レンズの切断面そのものを反射面としてもよいし、上記切断面に金属膜等を形成して反射効率を高めるようにしてもよい。
図5(a)に示す実施の形態では、集光レンズ12dの光軸AXよりも図で下方の部分を平行平板状部分TR1とし、この部分を通して照射レーザ光PLを透過させる。
平行平板状部分TR1は、集光レンズの一部を加工して形成しても良いし、別の部材として形成したものを接着等の固着手段で集光レンズに一体化しても良い。
平行平板状部分TR1は、集光レンズ12dの支持部材として用いても良い。
図5(b)に示す実施の形態例は、図5(a)の変形例であり、図5(a)における平行平板状部分TR1を偏光プリズムPRSにしたものである。
レーザ光の有する直線偏光性を生かして、レーザ光放射部10からの照射レーザ光PL0と、レーザ光放射部10Aからの照射レーザ光PL1を合成して対象物へ照射できる。
図5(a)、(b)の形態例とも、対象物側へ射出する照射レーザ光と、集光レンズの光軸との光軸直交方向の距離:Dが、光学面の半径:dよりも小さい。
また、レーザ光放射部は、集光光学系の光軸に直交する方向において、受光手段と干渉しない位置に離れて配置されている。
図6は、レーザ測距装置の実施の別形態を示す図である。
図6の実施の形態では、集光光学系12Mは「正のパワーを持つ反射鏡」である。
以下では、集光光学系12Mを反射鏡12Mとも言う。
レーザ光放射部10から放射された照射レーザ光PL(ビーム径の細い平行光束状である。)は、反射鏡12Mに穿設された貫通孔12MAを通して対象物Obに照射される。
貫通孔12MAは、反射鏡12Mの光軸AX0から離れた部分に穿設されている。
対象物Obによる反射レーザ光RLは、反射鏡12Mにより反射されるとともに集光され、その集光部に受光面を配置した受光手段14により受光される。
即ち、図3の実施の形態では、集光光学系が反射鏡12Mであり、レーザ光放射部10は、反射鏡12Mの裏面側に配置される。
そして、受光手段14は、反射鏡12Mの反射面側に配置されている。
反射鏡12Mは「光軸AX0に平行な断面により一部を切除された形状」である。
貫通孔12MAは、反射鏡12Mの光軸AX0から離れた位置に穿設され、反射光RLの集光光束は、光軸AX0の近傍に集光する。
従って、レーザ光放射部10と受光手段14とは、光軸直交方向に離れた位置に配置できる。
また、レーザ光放射部10の位置は、光軸AX0に平行な方向においては適宜の位置に設定できる。
即ち、レーザ光放射部10から放射されて対象物側へ射出する照射レーザ光PLと、反射鏡12Mの光軸との光軸直交方向の距離:Dは、光学面の半径:dよりも小さい。
レーザ光放射部10は、反射鏡12Mの光軸AX0に直交する方向において、受光手段14と干渉しない位置に離れて配置されている。
従って、図6に実施の形態を示すレーザ測距装置は、構造が簡素で、レーザ光放射部10と受光手段14の機械的干渉を有効に回避できる。
制御演算手段20による「レーザ発光の制御や、距離の演算」は、図1に即して説明した実施の形態の場合と同様であり、上記説明を援用する。
なお、反射鏡12Mにより集光される反射レーザ光RLを、集光途上でミラー等により反射させた後、PDやAPDに導光するようにしても良い。
この場合は、PDやAPDとミラー等が「受光手段」を構成し、その一部であるミラー等とレーザ光放出部10とを、反射鏡12Mに関して反対側に配置してもよい。
さらに、図6の実施の形態においても、集光光学系である反射鏡12Mの貫通孔12MAの周囲に「迷光の発生を防止するための遮光処理」を施すことができる。
図1の実施の形態と、図6の実施の形態とを比較すると、図1の実施の形態では、レーザ光放射部10と受光手段14とが、集光レンズ12に関して同じ側に配されている。
従って、図1の実施の形態の方が、図6の実施の形態よりもコンパクト性が良い。
また、上に説明した実施の形態では、集光光学系12、12Mが「光軸に平行な断面により一部を切除された形状」であるが、集光光学系の形状はこのような形状に限らない。
集光レンズ12や反射鏡12Mとして「一部を切除されていない完全な形態のもの」を用いることができる。
しかし、実施の形態の集光レンズ12や反射鏡12Mのように「一部を切除した形状」のものを用いることにより、レーザ測距装置の小型化をはかることができる。
図6に即して説明した実施の形態に対しても、図3〜図5に示した変形例と同様の変形を施すことができることは言うまでも無い。
レーザ光放射部10と集光光学系12等と、受光手段14とを有する部分は、レーザ測距装置以外のレーザ装置(光電スイッチやレーザレーダ装置)としても実施できる。
10 レーザ光放射部
12 集光光学系
14 受光手段
20 制御演算装置
PL 照射レーザ光
RL 反射レーザ光
特開平 8−015413号公報 特開2000−261792号公報

Claims (6)

  1. 対象物に照射レーザ光を照射し、前記対象物による反射レーザ光を検出するレーザ装置において、
    照射レーザ光を放射するレーザ光放射部と、
    対象物により反射された反射レーザ光を集光させる集光光学系と、
    該集光光学系により集光される反射レーザ光を受光する受光手段と、を有し、
    前記レーザ光放射部は、ビーム径の細い平行光束状の照射レーザ光を放射するものであり、
    前記集光光学系は、光軸対称な光学面による集光機能を有し、
    前記レーザ光放射部から放射されて対象物側へ射出する照射レーザ光と、前記集光光学系の光軸との光軸直交方向の距離:Dが、前記光学面の半径:dに対して、
    0≦D<d
    の大小関係を満足し、
    前記レーザ光放射部が、前記集光光学系の光軸に直交する方向において、前記受光手段と干渉しない位置に離れて配置されていることを特徴とするレーザ装置。
  2. 請求項1記載のレーザ装置において、
    前記レーザ光放射部におけるレーザ発光を制御し、前記受光手段の受光出力に応じて、レーザ光が対象物までの距離を往復する時間を計測して、前記対象物までの距離を演算する制御演算手段を有するレーザ装置。
  3. 請求項1または2記載のレーザ装置において、
    集光光学系が集光レンズであることを特徴とするレーザ装置。
  4. 請求項3記載のレーザ装置において、
    集光レンズが、平行光束状の照射レーザ光を通過させる貫通孔および切除部の少なくとも一方を有することを特徴とするレーザ装置。
  5. 請求項1または2記載のレーザ装置において、
    集光光学系が反射鏡であり、
    レーザ光放射部が、前記反射鏡の裏面側に配置され、受光手段の少なくとも一部が、前記反射鏡の反射面側に配置されたことを特徴とするレーザ装置。
  6. 請求項5記載のレーザ装置において、
    反射鏡が、平行光束状の照射レーザ光を通過させる貫通孔および切除部の少なくとも一方を有することを特徴とするレーザ装置。
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