JP2014228442A - 放射線検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造しやすい放射線検出器を提供する。【解決手段】本発明の構成によれば、従来構成における2つの反射板枠体が一体化して一つの反射板枠体とされている。この様な構成を採用することにより、シンチレータ2の製造が容易となる。すなわち、本発明の放射線検出器1は、シンチレータ2を製造する際に積み上げる反射板枠体の個数が抑制されており、シンチレータ2を容易に製造することができる。また、製造しなければならない反射板枠体の個数が少ないので、それだけ、シンチレータ2を製造するときに必要な部品点数が抑制される。したがって、本発明によれば従来構成と比べて容易にシンチレータ2を製造することができ、安価な放射線検出器1が提供できる。【選択図】図1

Description

この発明は、シンチレータ結晶が3次元的に配列された放射線検出器に関し、特に、深さ方向の蛍光の発生位置を区別するための反射板を備えた放射線検出器に関する。
γ線などの放射線を検出する放射線検出器には外見が図21のようなものがある。この様な放射線検出器51は、シンチレータ結晶cが縦、横、高さ方向に3次元的に配列したシンチレータ52と、シンチレータ52から発した蛍光を検出する光検出器53とを有している。シンチレータ52から発せられる蛍光は、放射線が変換されたものである(例えば特許文献1参照)。
放射線検出器51は、蛍光を測定する際に蛍光がシンチレータ52のどの部分で発したかを区別する機能を有している。この様な機能は、蛍光の位置弁別機能と呼ばれる。放射線検出器51は、シンチレータ52を構成するシンチレータ結晶cのどの結晶が蛍光を発したのかを特定することにより、蛍光の位置を弁別する。
シンチレータ結晶cを単に配列してシンチレータ52を構成しただけでは、蛍光の位置弁別を正確に行うことができない。特に、蛍光を発した結晶が図21の網掛けで示す高さ方向に配列した結晶のうちどれであるかを区別できるようにするには、シンチレータ52を構成する結晶の隙間に蛍光を反射する反射板54を設ける必要がある。
反射板54の構成について説明する。反射板54は、結晶と同じ高さを有しており、横方向に伸びるものと縦方向に伸びるものとの2種類がある。そして、横方向に伸びる反射板54と縦方向に伸びる反射板54とは、互いに嵌め合わされることにより反射板54が格子状となった反射板枠体を構成している。結晶はこの反射板枠体にはめ込まれるように配列している。図22は、反射板枠体の概略を表している。
従来の放射線検出器51におけるシンチレータ52は、反射板枠体に結晶をはめ込んでシンチレータ結晶cが縦横に配列したシンチレータ結晶層が高さ方向に積み上げられた構成となっている。このようなシンチレータ52を製造する場合、シンチレータ結晶層の層数と同じ数の反射板枠体が必要となる。例えば、シンチレータ結晶層を4段有している図21のシンチレータ52を製造するには4つの反射板枠体が必要となる。
ところで、近年になって、新しい構造のシンチレータ52が開発されてきている。すなわち、図23に示すように図21におけるシンチレータ結晶cが高さ方向に一体化したようなシンチレータ52である。この様なシンチレータ52を用いることにより、放射線検出器51の感度が向上する。すなわち、図23のシンチレータ52は、図21のような4層のシンチレータ結晶層を有する構成とは異なり、蛍光が確実に光検出器53に到達させることができる(例えば特許文献2参照)。
この様な図23で説明したシンチレータ52においても、反射板54から構成される4つの反射板枠体が備えられている。この反射板枠体により、放射線検出器51は、高さ方向についての蛍光の発生位置を弁別することができる。
特開2004−279057号公報 国際公開WO2009/101730号公報
しかしながら、従来の放射線検出器は次のような問題がある。すなわち、従来の放射線検出器51は、製造するのが困難である。
すなわち、従来のシンチレータ52を製造するには、4つの反射板枠体を高さ方向に積み上げ、反射板枠体の隙間にシンチレータ結晶を充填していかなければならない。反射板枠体は、短冊状の反射板から構成されるものであり、可撓性を有している。この様な可撓性を有する反射板枠体を4つも積み上げることは、簡単とは言えない。したがって、従来構成におけるシンチレータ52の製造は、相当煩雑な作業となる。シンチレータ52の製造が困難であるとすると、それだけ放射線検出器51の製造コストが高くなってしまう。
また、従来のシンチレータ52は、4つの反射板枠体を個別に準備しなければならない。反射板枠体を個別に製造しなければならないとすると、それだけ反射板枠体を構成する部品点数が増え、反射板枠体を製造するときの手間がかかってしまう。この手間はシンチレータ52の製造はますます煩雑なものとし、それだけ放射線検出器51の製造コストを高くしてしまう。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、製造しやすい放射線検出器を提供することにある。
本発明は上述の課題を解決するために次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る放射線検出器は、放射線を蛍光に変換するシンチレータ結晶が縦横に配列し、高さ方向に第1層ないし第4層の4つの層を有するシンチレータを備えた放射線検出器であって、互いに隣接するシンチレータ結晶の隙間に蛍光を反射する横方向または縦方向に伸びた複数の反射板を有し、横方向に伸びた反射板は、シンチレータの第1層と第2層との間で交互に出現するようにシンチレータ結晶1個分の周期で縦方向に配列しており、縦方向に伸びた反射板は、シンチレータの第1層と第2層とに跨っているとともにシンチレータ結晶2個分の周期で横方向に配列しており、横方向に伸びた反射板と、縦方向に伸びた反射板とが嵌め合わされることによりシンチレータの2層分の高さを有する反射板枠体が構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の放射線検出器は、シンチレータの第3層と第4層についても同様の構成を採用することができる。すなわち、上述の放射線検出器において、シンチレータの第3層と第4層とにも横方向または縦方向に伸びた複数の反射板を有し、横方向に伸びた反射板は、シンチレータの第3層と第4層との間で交互に出現するようにシンチレータ結晶1個分の周期で縦方向に配列しており、縦方向に伸びた反射板は、シンチレータの第3層と第4層とに跨っているとともにシンチレータ結晶2個分の周期で横方向に配列しており、横方向に伸びた反射板と、縦方向に伸びた反射板とが嵌め合わされることによりシンチレータの2層分の高さを有する反射板枠体が構成されていればより望ましい。
[作用・効果]本発明の構成によれば、従来構成における2つの反射板枠体が一体化して一つの反射板枠体とされている。この様な構成を採用することにより、シンチレータの製造が容易となる。すなわち、本発明の放射線検出器は、シンチレータを製造する際に積み上げる反射板枠体の個数が抑制されており、シンチレータを容易に製造することができる。また、製造しなければならない反射板枠体の個数が少ないので、それだけ、シンチレータを製造するときに必要な部品点数が抑制される。したがって、本発明によれば従来構成と比べて容易にシンチレータを製造することができ、安価な放射線検出器が提供できる。
また、本発明によれば、2つの反射板枠体が一体化されている。この一体化された反射板枠体同士は、位置ズレを起こす余地がない。従って、本発明によれば反射板枠体がより正確に配置されたシンチレータを構成でき、検出精度の高い放射線検出器が提供できる。
そして、本発明によれば、シンチレータを製造する際、反射板枠体にシンチレータ結晶を容易に挿入することができる。反射板枠体を一体化することにより、反射板枠体同士の継ぎ目でシンチレータ結晶が引っかかることがなくなるからである。
更に、本発明によれば、理想通りの反射特性を有する反射板枠体が構成できる。反射板枠体を一体化することにより、反射板枠体同士の継ぎ目で蛍光が反射しない現象が生じなくなるからである。
また、上述の放射線検出器において、横方向に伸びた反射板および縦方向に伸びた反射板には、高さ方向に伸びた溝が設けられており、反射板枠体は、横方向に伸びた反射板に設けられた溝と縦方向に伸びた反射板に設けられた溝同士とを互いに嵌め合わせることにより構成されていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の放射線検出器のより具体的な構成を表している。反射板枠体が横方向に伸びた反射板に設けられた溝と縦方向に伸びた反射板に設けられた溝同士とを互いに嵌め合わせることにより構成されていれば、より確実に反射板枠体を構成できる。
また、上述の放射線検出器において、シンチレータの第1層と第2層とに跨って設けられている縦方向に伸びた反射板には、シンチレータの第3層にある横方向に伸びた反射板を通過させる切り欠きが設けられていればより望ましい。
また、上述の放射線検出器において、シンチレータの第3層と第4層とに跨って設けられている縦方向に伸びた反射板には、シンチレータの第2層にある横方向に伸びた反射板を通過させる切り欠きが設けられていればより望ましい。
また、上述の放射線検出器において、シンチレータの第2層に設けられている横方向に伸びた反射板には、シンチレータの第3層と第4層とに跨って設けられている縦方向に伸びた反射板を通過させる切り欠きが設けられていればより望ましい。
また、上述の放射線検出器において、シンチレータの第3層に設けられている横方向に伸びた反射板には、シンチレータの第1層と第2層とに跨って設けられている縦方向に伸びた反射板を通過させる切り欠きが設けられていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の放射線検出器のより具体的な構成を表している。シンチレータに2つ設けられる反射板枠体同士が位置ズレしないように、一方の反射板枠体にもう一方の反射板枠体をはめこむ切り欠きを設けるようにすれば、シンチレータを製造する際にシンチレータ結晶の挿入がしやすくなる。
また、上述の放射線検出器において、シンチレータ結晶は、シンチレータの第1層ないし第4層に跨って設けられていればより望ましい。
また、上述の放射線検出器において、シンチレータ結晶は、シンチレータの第1層ないし第4層ごとに個別に設けられていればより望ましい。
[作用・効果]本発明は、様々な態様のシンチレータについて適用できる。
また、上述の放射線検出器において、シンチレータに光学的に接続された蛍光を検出する光検出器を備えればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、本発明の放射線検出器のより具体的な構成を表している。光検出器を備えれば、蛍光をより確実に検出できる。
本発明の構成によれば、従来構成における2つの反射板枠体が一体化して一つの反射板枠体とされている。この様な構成を採用することにより、シンチレータの製造が容易となる。すなわち、本発明の放射線検出器は、シンチレータを製造する際に積み上げる反射板枠体の個数が抑制されており、シンチレータを容易に製造することができる。また、製造しなければならない反射板枠体の個数が少ないので、それだけ、シンチレータを製造するときに必要な部品点数が抑制される。したがって、本発明によれば従来構成と比べて容易にシンチレータを製造することができ、安価な放射線検出器が提供できる。
実施例1に係る放射線検出器の構成を説明する斜視図である。 実施例1に係るシンチレータの構成を説明する平面図である。 実施例1に係るシンチレータの構成を説明する平面図である。 実施例1に係る反射板の構成を説明する平面図である。 実施例1に係る反射板枠体の構成を説明する斜視図である。 実施例1に係る反射板の構成を説明する平面図である。 実施例1に係る高さ方向についての蛍光の発生位置を弁別する原理を説明する模式図である。 実施例1に係る高さ方向についての蛍光の発生位置を弁別する原理を説明する模式図である。 実施例1の構成の効果を説明する模式図である。 実施例1の構成の効果を説明する模式図である。 実施例1の構成の効果を説明する模式図である。 実施例1の構成の効果を説明する模式図である。 実施例1の構成の効果を説明する模式図である。 本発明の1変形例を説明する模式図である。 本発明の1変形例を説明する模式図である。 本発明の1変形例を説明する模式図である。 本発明の1変形例を説明する模式図である。 本発明の1変形例を説明する模式図である。 本発明の1変形例を説明する模式図である。 本発明の1変形例を説明する模式図である。 従来構成を説明する斜視図である。 従来構成を説明する斜視図である。 従来構成を説明する斜視図である。
(1)放射線検出器1の概略構成
図1に示すように、実施例1に係る放射線検出器1は、放射線を蛍光に変換するシンチレータ2と、シンチレータ2の下面に設けられ、シンチレータ2から発する蛍光を検知する光電子増倍管(以下、PMTとよぶ)3と、シンチレータ2とPMT3との間に介在する位置に配置されたライトガイド4とを備える。このPMT3は、マルチアノードタイプであり、入射した蛍光のx,およびy(横および縦)についての位置を弁別することができる。ライトガイド4は、シンチレータ2で生じた蛍光をPMT3に導くために設けられている。したがって、ライトガイド4は、シンチレータ2とPMT3とに光学的に結合されている。PMT3は、本発明の光検出器に相当する。
(2)シンチレータの構成
シンチレータ2は、放射線を蛍光に変換するシンチレータ結晶cがx,y方向に二次元的に配列して構成され、z方向に第1層L1ないし第4層L4の4つの層を有している。すなわち、シンチレータ2は、z方向(高さ方向)に細長状となっている4角柱形状のシンチレータ結晶cが二次元的に配列されることにより構成されている。シンチレータ結晶cの各々は、Ceが拡散したLu2(1−X)2XSiO(以下、LYSOとよぶ)によって構成されている。また、シンチレータ結晶cの各々は、例えば、x方向の幅が1.45mm,y方向の幅が1.45mm,z方向の高さが18mmの直方体をしている。また、シンチレータ2の4側端面は、図示しない反射膜で被覆されている。シンチレータ結晶cは、シンチレータ2の第1層L1ないし第4層L4に跨って設けられている。
なお、シンチレータ2で発した蛍光は、ライトガイド4を介してシンチレータ2に光学的に接続された蛍光を検出するPMT3によって弁別される。すなわち、PMT3は、シンチレータ2で発した蛍光がどのシンチレータ結晶cから発生したものであるのかを区別することができるのである。つまり、PMT3は、シンチレータ2のx方向およびy方向について蛍光の発生位置の弁別能を有している。
PMT3は、シンチレータ2のz方向についても蛍光の発生位置の弁別をすることができる。すなわち、PMT3は、シンチレータ2が有する4つの層のうち、どの層から蛍光が発したのかを弁別することができるのである。すなわち、シンチレータ2は、z方向について4つの領域に区分けすることができる。このときの区分けを順番に第1層L1,第2層L2,第3層L3,第4層L4と呼ぶことにする。これら4層のうち、シンチレータ2における放射線が入射する面である入射面側に位置する層を第1層L1であるものとし、シンチレータ2におけるライトガイド4側に位置する層を第4層L4であるものとする。シンチレータ2を構成するシンチレータ結晶cは、この各層L1,L2,L3,L4に跨って存在しているということになる。各層L1,L2,L3,L4のz方向の高さは、それぞれ4.5mmに設定されている。
互いに隣接するシンチレータ結晶cに挟まれる位置には、蛍光を透過する透過材tが設けられている。透過材tは、シンチレータ結晶cと反射板RX,RYとの間にも形成されている。この透過材tは、シンチレータ結晶cや反射板を結合してシンチレータ2を形作る役割も果たしている。この透過材tの厚さは、シンチレータ結晶cと反射板RX,RYとの間において25μm程度であり、材料としては、シリコン樹脂からなる熱硬化性樹脂が使用できる。
(3)反射板の構成
次に、反射板について説明する。シンチレータ2には、互いに隣接するシンチレータ結晶cの隙間に蛍光を反射するx方向(横方向)に伸びる反射板RXおよびy方向(縦方向)に伸びる反射板RYとが設けられている。反射板RX,RYは、図1に示すように、互いに隣接するシンチレータ結晶cの間に介在する位置には、例えばポリエステルフィルムなどのプラスチックフィルムで構成され、厚さは、例えば125μmとなっている。まず、反射板RXについて説明する。図2は、実施例1に係るシンチレータをそのzx側端面から見たときの平面図である。図2の示すように、いずれの反射板RXも、y方向、およびz方向に伸びた板状であり、第1層L1におけるシンチレータ結晶cの隙間にこの反射板RXが挿入されている。しかも、そのz方向の高さは例えば4.5mmに設定されている。このように、反射板Xと各層L1,L2,L3,L4の高さは等しい。反射板RXは、本発明の横方向に伸びた反射板に相当し、反射板RYは、本発明の縦方向に伸びた反射板に相当する。
第1層L1,第2層L2には、y方向に伸びる反射板RYaがシンチレータ結晶cの隙間に挿入されている。この反射板RYaは、x方向に配列された32個のシンチレータ結晶cのうち、例えば、c(2,1)とc(3,1)との間に挿入される。この様に、反射板RYaの左隣は、x方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RYaの右隣は、x方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置している。この反射板RYaの各々は、第1層L1,第2層L2に跨って設けられており、シンチレター2全体では15枚設けられる。反射板RYaは、シンチレータ2の第1層L1と第2層L2とに跨っているとともにシンチレータ結晶c2個分の周期でx方向に配列している。反射板RYaのz方向の高さは例えば9mmに設定されている。このように、反射板RYaの高さは第1層L1と第2層L2との合計の高さに等しい。
同様に、第3層L3,第4層L4には、y方向に伸びる反射板RYbがシンチレータ結晶cの隙間に挿入されている。しかし、その挿入位置は、反射板RYaとは異なるものとなっている。すなわち、反射板RYbの左隣は、x方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RYbの右隣は、x方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置している。この反射板RYbの各々は、第3層L3,第4層L4に跨って設けられており、シンチレター2全体では16枚設けられる。反射板RYbは、シンチレータ2の第3層L3と第4層L4とに跨っているとともにシンチレータ結晶c2個分の周期でx方向に配列している。反射板RYbのz方向の高さは例えば9mmに設定されている。このように、反射板RYbの高さは第1層L1と第2層L2との合計の高さに等しい。
次に、本各実施例に係るシンチレータの有するyz側の側端面について説明する。図3は、実施例1に係るシンチレータをそのyz側端面から見たときの平面図である。図3の示すように、各層におけるシンチレータ結晶cの隙間には、x方向に伸びた反射板RXが挿入されている。しかも、そのz方向の高さは例えば4.5mmに設定されている。いずれの反射板RXも、x方向、およびz方向に伸びた板状である。
反射板RX1は、第1層L1のシンチレータ結晶cの隙間に挿入される反射板であり、反射板RX2は、第2層L2のシンチレータ結晶cの隙間に挿入される反射板である。また、反射板RX1は、y方向に配列された32個のシンチレータ結晶cのうち、例えば、c(32,2)とc(32,3)との間に挿入される。この様に、反射板RX1の左隣は、y方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RX1の右隣は、y方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置している。一方、反射板RX2は、シンチレータ結晶層において、反射板RX2とは異なる位置に挿入される。すなわち、反射板RX2の左隣は、y方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RX2の右隣は、y方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置している。なお、この反射板RX1は、第1層L1において15枚設けられ、反射板RX2は、第2層L2において16枚設けられる。このように、反射板RX1,RX2は、シンチレータ2の第1層L1と第2層L2との間で交互に出現するようにシンチレータ結晶c1個分の周期でy方向に配列している。反射板RX1の高さは、第1層L1の高さに等しく、反射板RX2の高さは、第2層L2の高さに等しい。
反射板RX3は、第3層L3のシンチレータ結晶cの隙間に挿入される反射板であり、シンチレータ2における反射板RX3の挿入位置は、反射板RX1と同様なものとなっている。同様に、反射板RX4は、第4層L4のシンチレータ結晶cの隙間に挿入される反射板であり、シンチレータ2における反射板RX4の挿入位置は、反射板RX2と同様なものとなっている。すなわち、反射板RX3の左隣は、y方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RX3の右隣は、y方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置している。そして、反射板RX4の左隣は、y方向について奇数番のシンチレータ結晶cが位置し、反射板RX4の右隣は、y方向について偶数番のシンチレータ結晶cが位置している。なお、この反射板RX3は、第3層L3において15枚設けられ、反射板RX4は、第4層L4において16枚設けられる。このように、反射板RX3,RX4は、シンチレータ2の第3層L3と第4層L4との間で交互に出現するようにシンチレータ結晶c1個分の周期でy方向に配列している。反射板RX3の高さは、第3層L3の高さに等しく、反射板RX4の高さは、第4層L4の高さに等しい。
(4)反射板枠体について:本発明における最も特徴的な構成
本発明に係る放射線検出器1は、反射板枠体について特徴があるので、これについて説明する。反射板枠体とは、x方向に伸びる反射板RXとy方向に伸びる反射板RYとが互いに嵌め合わされて構成する格子状の構造物のことである。
図4は、第1層L1に設けられている反射板RX1の構成、第1層L1と第2層L2とに跨って設けられている反射板RYa,および第2層L2に設けられている反射板RX2の構成を表した平面図である。反射板RX1には、z方向(図4では上下方向に相当)に伸びた溝が設けられている。この溝は、反射板RYaをはめ込む目的で設けられているものであり、シンチレータ2を構成するシンチレータ結晶cのx方向の幅の2倍に相当する距離Dを隔てて反射板RYaの枚数分だけ設けられている。そして、溝は、反射板RX1のz方向についての両端部のうち一方側の端部に開口が現れるように設けられている。溝のz方向の長さは、反射板RX1の半分の長さに一致する。反射板RX1におけるx方向(図4では左右方向に相当)についての端部からこの端部に最も接近して設けられる溝までの距離は、距離Dに等しい。
反射板RYaにもz方向(図4では上下方向に相当)に伸びた溝が設けられている。この溝は、反射板RX1をはめ込む目的で設けられているものであり、シンチレータ2を構成するシンチレータ結晶cのy方向の幅の2倍に相当する距離Dを隔てて反射板RX1の枚数分だけ設けられている。そして、溝は、反射板RYaのz方向についての両端部のうち一方側の端部に開口が現れるように設けられている。溝のz方向の長さは、反射板RX1の半分の長さに一致する。反射板RYaにおけるy方向(図4では左右方向に相当)についての端部からこの端部に最も接近して設けられる溝までの距離は、距離Dに等しい。
反射板RYaには、反射板RX1をはめ込む目的の溝とは別に反射板RX2をはめ込む目的のz方向(図4では上下方向に相当)に伸びた溝を有している。この溝はシンチレータ2を構成するシンチレータ結晶cのy方向の幅の2倍に相当する距離Dを隔てて反射板RX2の枚数分だけ設けられている。そして、この溝は、反射板RYaのz方向についての両端部のうち反射板RX1をはめ込む目的の溝が設けられている端部とは反対側の端部に開口が現れるように設けられている。この溝のz方向の長さは、反射板RX2の半分の長さに一致する。反射板RYaにおけるy方向(図4では左右方向に相当)についての端部からこの端部に最も接近して設けられる溝までの距離dは、シンチレータ結晶c1個分のy方向の幅に等しい。
反射板RX2にも、z方向(図4では上下方向に相当)に伸びた溝が設けられている。この溝は、反射板RYaをはめ込む目的で設けられているものであり、シンチレータ2を構成するシンチレータ結晶cのx方向の幅の2倍の長さ距離Dを隔てて反射板RYaの枚数分だけ設けられている。そして、溝は、反射板RX2のz方向についての両端部のうち一方側の端部に開口が現れるように設けられている。溝のz方向の長さは、反射板RX2の半分の長さに一致する。反射板RX1におけるx方向(図4では左右方向に相当)についての端部からこの端部に最も接近して設けられる溝までの距離は、距離Dに等しい。
図4で説明する構成では、反射板RX1と反射板RX2とは、同じ構成の部材である。すなわち、反射板RX1を図4における上下逆さまになるように裏返すと、反射板RX2と同様の構成となる。
この様な反射板RX1,RYa,RX2が嵌め合わされて一体化したのが反射板枠体Waである。反射板枠体Waは、反射板RX1に設けられたz方向に伸びる溝と、反射板RYaに設けられたz方向に伸びる溝との位置を一致させた状態で溝同士を互いに嵌合させることで反射板RX1,RYa同士を嵌め合わせるとともに、反射板RX2に設けられた溝と、反射板RYaに設けられた溝との位置を一致させた状態で溝同士を互いに嵌合させることで反射板RX2,RYa同士を嵌め合わせることにより構成される。
図5は、こうして構成された反射板枠体Waを表した斜視図である。反射板枠体Waは、シンチレータ2における第1層L1と第2層L2との二層分の高さを有し、反射板RYaがy方向にシンチレータ結晶c2個分の幅で等間隔に配列した構成となっている。反射板枠体Waの第1層L1に設けられた反射板RX1は、x方向にシンチレータ結晶c2個分の幅でx方向に配列しており、第2層L2に設けられた反射板RX2は、x方向にシンチレータ結晶c2個分の幅でx方向に配列している。そして、反射板RX1と反射板RX2とは、交互に出現するようにシンチレータ結晶c1個分の幅を開けて設けられている。
図6は、第3層L3に設けられている反射板RX3の構成、第3層L3と第4層L4とに跨って設けられている反射板RYa,および第2層L2に設けられている反射板RX2の構成を表した平面図である。反射板RX3は、上述の反射板RX1と同様な構成となっているが、溝が設けられている位置が異なる。すなわち、反射板RX3におけるx方向(図4では左右方向に相当)についての端部からこの端部に最も接近して設けられる溝までの距離は、シンチレータ結晶cのx方向の幅に相当する距離dに等しい。
反射板RYbは、図4で説明した反射板RYaと同じ構成である。そして、反射板RX4は、反射板RX3と同じ構成の部材である。すなわち、反射板RX3を図6における上下逆さまになるように裏返すと、反射板RX4と同様の構成となる。
この様な反射板RX3,RYb,RX4が嵌め合わされて一体化したのが反射板枠体Wbである。反射板枠体Wbは、反射板RX3に設けられたz方向に伸びる溝と、反射板RYbに設けられたz方向に伸びる溝との位置を一致させた状態で溝同士を互いに嵌合させることで反射板RX3,RYb同士を嵌め合わせるとともに、反射板RX2に設けられた溝と、反射板RYbに設けられた溝との位置を一致させた状態で溝同士を互いに嵌合させることで反射板RX4,RYb同士を嵌め合わせることにより構成される。
こうして構成された反射板枠体Waは、シンチレータ2における第3層L3と第4層L4との二層分の高さを有し、反射板RYbがy方向にシンチレータ結晶c2個分の幅で等間隔に配列した構成となっている。反射板枠体Wbの第3層L3に設けられた反射板RX3は、x方向にシンチレータ結晶c2個分の幅でx方向に配列しており、第4層L4に設けられた反射板RX4は、x方向にシンチレータ結晶c2個分の幅でx方向に配列している。そして、反射板RX3と反射板RX4とは、交互に出現するようにシンチレータ結晶c1個分の幅を開けて設けられている。
この様に、シンチレータ2は、z方向に積層された二つの反射板枠体Wa,Wbを備えている。シンチレータ2を構成するシンチレータ結晶cは、この反射板枠体Wa,Wbを構成する反射板RX,RYにより形成される区画の各々を充填するように縦横に配列される。
<蛍光の発生位置の弁別方法>
次に、実施例1に係る放射線検出器1のx,y,z方向における蛍光の発生位置の弁別方法について説明する。シンチレータ2に入射したγ線は、4領域のいずれかで蛍光に変換される。この蛍光は、ライトガイド4の方向に進み、ライトガイド4を介してPMT3に入射する。PMT3は、マルチアノードタイプであり、入射位置に応じて出力される検出信号の電圧が段階的に変化する構成となっている。こうして、蛍光がPMT3に入射したx,およびy方向の位置を弁別することができる。
次に、図7,図8を参照しながら、放射線検出器1のz方向における蛍光の発生位置の弁別方法について説明する。図7,図8に示すように、シンチレータ2の4領域において、反射板RXと反射板RYの挿入位置が互いに異なるものとなっている。図7,図8を通じて(2,2)に位置するシンチレータ結晶c(2,2)(図7,図8中に斜線で示す)に注目すると、4領域における反射板RX,RYの挿入方向は、互いに異なったものとなっている。シンチレータ結晶cで生じた蛍光は、x,およびy方向に広がりながらPMT3に到達するが、反射板RX,RYを設けることによって、その広がり方に方向性が付加される。しかも、x,yの位置が同一な各層L1,L2,L3,L4で発した蛍光の各々を比較すれば、それらが広がる方向は互いに異なったものとなっている。つまり、シンチレータ2のz方向における蛍光発生位置の違いは、蛍光のx,y方向の位置の違いに変換されることになる。PMT3は、このz方向の位置の違いに起因する蛍光のx,y方向のわずかなずれを検知し、そこから蛍光のz方向に関する発生位置が各層L1,L2,L3,L4の中のどこかを割り出すことができる。
<本発明の構成によって得られる効果>
本発明のように4層を有するシンチレータ2において、2つの反射板枠体Wa,Wbを有する構成とすることにより、複数の効果を得ることができる。これら効果について順に説明する。
<本発明の効果:反射板枠体の積み上げの簡素化>
本発明のシンチレータ2は、4層それぞれに個別の反射板枠体を有する従来構成と比べて組み立てが簡単である。まず、従来構成によれば、それぞれ個別に組み立てた反射板枠体を4段に積み上げて、反射板枠体により形成される区画の各々を充填するようにシンチレータ結晶cを配列していかなければならない。従来構成によれば、そもそも、反射板枠体を4段積み上げること自体が煩雑である。これに比べて実施例の構成によれば、積み上げる反射板枠体は、2つしかないので、より簡単に反射板枠体を積み上げることができる。
また、本発明によれば、シンチレータ2を製造するときに必要となる反射板の枚数を抑制することができる。すなわち、本発明の反射板RYは、従来構成における2枚の反射板を一体化したような構成となっている。従って、2枚必要であった反射板が本発明では1枚の反射板RYで代用できるのである。したがって、本発明に従えば、従来よりも少ない部品点数でシンチレータ2を製造することができ、従来よりもシンチレータ2の製造が簡略化される。
<本発明の効果:反射板の正確な配置>
また、本発明によれば、反射板を正確に配置することができる。図9,図10は、この理由を説明するものである。反射板枠体を積み上げようとすると、一方の反射板枠体に属する反射板ともう一方の反射板枠体に属する反射板とが当接する。この当接には二つのタイプがある。
図9は、当接のタイプのうちの一つを示している。図9の左側に示すように互いに直交する反射板同士が当接する場合、反射板は、図9の右側に示すように一点で交わる。この様にすることで、上の反射板は下の反射板に点で支えられることになり、反射板同士の位置は、一義的に決定される。反射板枠体を積み上げるときには、このようなタイプの当接が望ましい。
図10は、もう一つのタイプを示している。図10の左側に示す互いに平行な反射板同士が当接する場合、反射板は、図10の右側に示すように、図9のようにはうまく積み上げられない。図10の場合、上の反射板は下の反射板に線で支えられることになる。すると、下の反射板は、上の反射板を線で支えなくても線上のどこか1点で支えてもよいということになってしまう。結果として上の反射板は、下の反射板に対してずれることが可能となり、反射板同士の位置は、一義的に決定されない。反射板枠体を積み上げるときには、このようなタイプの当接は避けるべきである。
本発明によれば、二つの反射板枠体を重ねるときに、図9で示すようなタイプの当接しか起こらない。したがって、反射板枠体同士は、ずれることなく正しい位置関係を保った状態で積み上げられるのである。一方、従来構成においては、反射板枠体を4層に積む際に、図10で示すようなタイプの当接が起こる。したがって、従来構成では、4層の反射板枠体を精度良く積み上げるのは困難なのである。
シンチレータ2において正しい位置に反射板が差し込まれているとそれだけ、蛍光は理想通りにPMT3で検出されることになる。したがって、本発明によれば、空間分解能が向上した放射線検出器1が提供できるのである。
<本発明の効果:シンチレータ結晶cの挿入の簡素化>
また、本発明の構成によれば、反射板枠体Wa,Wbの積み上げの容易性とは別の理由によりシンチレータ2の製造がしやすくなる。すなわち、積み上がった反射板枠体Wa,Wbに対するシンチレータ結晶cの挿入がやりやすくなるのである。
図11の左側は、2層に積み上げた反射板枠体Wa,Wbにシンチレータ結晶cを充填している様子を表している。このときシンチレータ結晶cは、反射板RYa,RYbに触れながら反射板枠体Wa,Wbに挿入されることになる。図11の右側は、シンチレータ結晶cを挿入する際、シンチレータ結晶cの側面が反射板RYaに接触した状態を保ったままシンチレータ結晶cが滑り降りていく様子を表している。反射板RYaは、凹凸のない平滑面となっているので、挿入されるシンチレータ結晶cは、反射板RYaに引っかかることなくスムーズに滑り降りる。
これに比べて、従来構成のシンチレータ2は、シンチレータ結晶cを反射板枠体に挿入しにくい。図12の左側は、4層に積み上げた反射板枠体W1,W2,W3,W4にシンチレータ結晶cを充填する様子を示している。この構成は従来構成に相当する。このときシンチレータ結晶cも反射板に触れながら反射板枠体W1,W2,W3,W4に挿入されることになる。図12の右側は、シンチレータ結晶cを挿入する際、シンチレータ結晶cの側面が反射板に接触した状態を保ったままシンチレータ結晶cが滑り降りていく様子を表している。従来構成は、本発明に係る反射板RYaの代わりにz方向に連接する2枚の反射板を有する構成となっている。従って、従来構成のシンチレータ2には、z方向に連接する反射板同士の間に隙間が存在することになる。この隙間がシンチレータ結晶cの挿入をしにくくする。
反射板は、シート状のプラスチック材料を裁断することにより製造される。したがって、反射板の端部は、図12の右側に示すようにめくれてしまっている。これにより従来構成の反射板同士の間にある隙間には、反射板がめくれていることによる返しが現れる。挿入されるシンチレータ結晶cは、この返しに引っかかってしまいスムーズに滑り降りることができない。
本発明によれば、反射板枠体を構成する反射板の枚数を極力少なくしているので、従来構成と比べて反射板枠体に含まれる反射板の端部に現れる返しの数が少ないものとなっている。これにより、本発明によれば、シンチレータ2を製造する際にシンチレータ結晶cの挿入が従来構成と比べてより行いやすくなる。
<本発明の効果:反射損失の抑制>
本発明のシンチレータ2は、z方向に連接する反射板の間の隙間が存在しない。本発明のシンチレータ2は、そもそも反射板がz方向に連接していなからである。本発明は、このような隙間がないことから反射板枠体の反射損失を抑制することができる。この効果について、具体的に説明する。
図13は、z方向に連接する反射板の間の隙間がない場合とある場合とで蛍光の広がりにどのような違いがあるかを説明している。図13の左側は、本発明の構成である。図13の左側に示すように、シンチレータ結晶c内の発生点pで発生した蛍光は、放射状に広がりながら反射板RYaで反射される。この反射板RYaの反射は理想通りとなっている。
図13の右側は、従来構成を示している。図13の右側に示すように、シンチレータ結晶c内の発生点pで発生した蛍光は、放射状に広がりながら2枚の反射板で反射される。このとき、反射板の隙間に入射した蛍光は、反射されず、隣のシンチレータ結晶cに進入してしまう。この反射板の反射は理想通りとは言えない。
すなわち、本発明の反射板枠体Wa,Wbは、従来と比べてより理想通りに蛍光を反射するのである。本発明の反射板枠体Wa,Wbを用いてシンチレータ2内部の蛍光の反射を理想に近づけることにより、放射線検出器1の検出精度を高めることができる。
以上のように、本発明の構成によれば、従来構成における2つの反射板枠体が一体化して一つの反射板枠体Waとされている。この様な構成を採用することにより、シンチレータ2の製造が容易となる。すなわち、本発明の放射線検出器1は、シンチレータ2を製造する際に積み上げる反射板枠体の個数が抑制されており、シンチレータ2を容易に製造することができる。また、製造しなければならない反射板枠体の個数が少ないので、それだけ、シンチレータ2を製造するときに必要な部品点数が抑制される。したがって、本発明によれば従来構成と比べて容易にシンチレータ2を製造することができ、安価な放射線検出器1が提供できる。
また、本発明によれば、従来構成の2つの反射板枠体が一体化されている。この一体化された反射板枠体同士は、位置ズレを起こす余地がない。従って、本発明によれば反射板枠体Wa,Wbがより正確に配置されたシンチレータ2を構成でき、検出精度の高い放射線検出器1が提供できる。
そして、本発明によれば、シンチレータ2を製造する際、反射板枠体Wa,Wbにシンチレータ結晶cを容易に挿入することができる。従来構成の2つの反射板枠体を一体化することにより、反射板枠体同士の継ぎ目でシンチレータ結晶cが引っかかることがなくなるからである。
更に、本発明によれば、理想通りの反射特性を有する反射板枠体Wa,Wbが構成できる。従来構成の2つの反射板枠体を一体化することにより、反射板枠体同士の継ぎ目で蛍光が反射しない現象が生じなくなるからである。
本発明は上述の構成に限られず、下記のように変形実施することができる。
(1)本発明は、実施例1の構成に加えて、反射板枠体Wa,Wb同士が位置ズレを起こさないような構成を備えていても良い。すなわち、図14に示すように、反射板枠体Waに属する反射板RYaに切り欠きを設け、この切り欠きに反射板枠体Wbに属する反射板RX3を通過させるようにしてもよい。すると、シンチレータ2を製造しようとして反射板枠体Wa,Wbを積み重ねると、反射板枠体Wa,Wb同士が反射板RX3と切り欠きを通じてかみ合う。したがって、積み重ねられた反射板枠体同士が互いに位置ズレを起こすことがなく、シンチレータ結晶cの挿入がやりやすくなる。
図15は、反射板RYaに設けられる切り欠きについて具体的に説明している。切り欠きは、反射板RYaのうち、反射板RX2をはめ込む溝が設けられている端部の側に設けられており、反射板RX2をはめ込む溝と切り欠きまではシンチレータ結晶c1個分の距離dだけ離れている。切り欠きは、反射板RYa上にシンチレータ結晶c2個分の幅を隔てて等間隔に設けられている。反射板RYaは、反射板枠体Wbを構成する反射板RX3の枚数と同じ数だけの切り欠きを有している。反射板RYaに設けられる切り欠きのy方向についての位置と、反射板RX1をはめ込む溝のy方向についての位置とは一致している。
シンチレータ2に2つ設けられる反射板枠体Wa,Wb同士が位置ズレしないように、一方の反射板枠体Waにもう一方の反射板枠体Wbをはめこむ切り欠きを設けるようにすれば、シンチレータ2を製造する際にシンチレータ結晶cの挿入がしやすくなる。
(2)同様に、反射板枠体Wbに属する反射板RYbに切り欠きを設け、この切り欠きに反射板枠体Waに属する反射板RX2を通過させるようにしてもよい。図16は、反射板RYbに設けられる切り欠きについて具体的に説明している。切り欠きは、反射板RYbのうち、反射板RX2をはめ込む溝が設けられている端部の側に設けられており、反射板RX2をはめ込む溝と切り欠きまではシンチレータ結晶c1個分の距離dだけ離れている。切り欠きは、反射板RYb上にシンチレータ結晶c2個分の幅を隔てて等間隔に設けられている。反射板RYbは、反射板枠体Waを構成する反射板RX2の枚数と同じ数だけの切り欠きを有している。反射板RYbに設けられる切り欠きのy方向についての位置と、反射板RX4をはめ込む溝のy方向についての位置とは一致している。
(3)同様に、反射板枠体Waに属する反射板RX2に切り欠きを設け、この切り欠きに反射板枠体Wbに属する反射板RYbを通過させるようにしてもよい。図17は、反射板RX2に設けられる切り欠きについて具体的に説明している。切り欠きは、反射板RX2のうち、反射板RYaをはめ込む溝が設けられている端部とは反対側の端部に設けられており、反射板RYaをはめ込む溝と切り欠きまではシンチレータ結晶c1個分の距離dだけ離れている。切り欠きは、反射板RX2上にシンチレータ結晶c2個分の幅を隔てて等間隔に設けられている。反射板RX2は、反射板枠体Wbを構成する反射板RYaの枚数と同じ数だけの切り欠きを有している。
(4)同様に、反射板枠体Wbに属する反射板RX3に切り欠きを設け、この切り欠きに反射板枠体Waに属する反射板RYaを通過させるようにしてもよい。図18は、反射板RX3に設けられる切り欠きについて具体的に説明している。切り欠きは、反射板RX3のうち、反射板RYaをはめ込む溝が設けられている端部とは反対側の端部に設けられており、反射板RYaをはめ込む溝と切り欠きまではシンチレータ結晶c1個分の距離dだけ離れている。切り欠きは、反射板RX3上にシンチレータ結晶c2個分の幅を隔てて等間隔に設けられている。反射板RX3は、反射板枠体Waを構成する反射板RYaの枚数と同じ数だけの切り欠きを有している。
(5)実施例1に係るシンチレータ2が有する4層は、同じ幅となっていたが、本発明はこの構成に限られない。図19に示すように、4層の幅を違えるような構成とすることもできる。
(6)実施例1に係るシンチレータ結晶cは、シンチレータが有する4層を跨ぐように設けられていたが、本発明はこの構成に限られない。図20に示すように、シンチレータ2の第1層L1ないし第4層L4ごとに個別にシンチレータ結晶cを有する構成とすることもできる。
(7)本発明におけるライトガイド4は、必ず必要ではなく、シンチレータ2が直接PMT3に結合しているような構成としてもよい。
(8)シンチレータ2の第3層L3、第4層L4を従来通りの構成としてもよいし、シンチレータ2の第1層L1、第2層L2を従来通りの構成としてもよい。
(9)本発明における蛍光の検出装置は必ずしもPMTである必要は無く、PMTの代わりにSiPMを用いることもできる。
(10)本発明は、上述の変形例(1)〜(9)のうちの2以上を同時に備えるような構成としてもよい。また、上述の変形例の全てを備えるような構成としてもよい。
c シンチレータ結晶
RX 反射板(横方向に伸びた反射板)
RY 反射板(縦方向に伸びた反射板)
Wa,Wb 反射板枠体
2 シンチレータ
3 PMT(光検出器)

Claims (10)

  1. 放射線を蛍光に変換するシンチレータ結晶が縦横に配列し、高さ方向に第1層ないし第4層の4つの層を有するシンチレータを備えた放射線検出器であって、
    互いに隣接するシンチレータ結晶の隙間に蛍光を反射する横方向または縦方向に伸びた複数の反射板を有し、
    横方向に伸びた反射板は、前記シンチレータの第1層と第2層との間で交互に出現するようにシンチレータ結晶1個分の周期で縦方向に配列しており、
    縦方向に伸びた反射板は、前記シンチレータの第1層と第2層とに跨っているとともにシンチレータ結晶2個分の周期で横方向に配列しており、
    横方向に伸びた反射板と、縦方向に伸びた反射板とが嵌め合わされることにより前記シンチレータの2層分の高さを有する反射板枠体が構成されていることを特徴とする放射線検出器。
  2. 請求項1に記載の放射線検出器において、
    前記シンチレータの第3層と第4層とにも横方向または縦方向に伸びた複数の反射板を有し、
    横方向に伸びた反射板は、前記シンチレータの第3層と第4層との間で交互に出現するようにシンチレータ結晶1個分の周期で縦方向に配列しており、
    縦方向に伸びた反射板は、前記シンチレータの第3層と第4層とに跨っているとともにシンチレータ結晶2個分の周期で横方向に配列しており、
    横方向に伸びた反射板と、縦方向に伸びた反射板とが嵌め合わされることにより前記シンチレータの2層分の高さを有する反射板枠体が構成されていることを特徴とする放射線検出器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の放射線検出器において、
    横方向に伸びた反射板および縦方向に伸びた反射板には、高さ方向に伸びた溝が設けられており、
    前記反射板枠体は、横方向に伸びた反射板に設けられた溝と縦方向に伸びた反射板に設けられた溝同士とを互いに嵌め合わせることにより構成されていることを特徴とする放射線検出器。
  4. 請求項2に記載の放射線検出器において、
    前記シンチレータの第1層と第2層とに跨って設けられている縦方向に伸びた反射板には、前記シンチレータの第3層にある横方向に伸びた反射板を通過させる切り欠きが設けられていることを特徴とする放射線検出器。
  5. 請求項2に記載の放射線検出器において、
    前記シンチレータの第3層と第4層とに跨って設けられている縦方向に伸びた反射板には、前記シンチレータの第2層にある横方向に伸びた反射板を通過させる切り欠きが設けられていることを特徴とする放射線検出器。
  6. 請求項2に記載の放射線検出器において、
    前記シンチレータの第2層に設けられている横方向に伸びた反射板には、前記シンチレータの第3層と第4層とに跨って設けられている縦方向に伸びた反射板を通過させる切り欠きが設けられていることを特徴とする放射線検出器。
  7. 請求項2に記載の放射線検出器において、
    前記シンチレータの第3層に設けられている横方向に伸びた反射板には、前記シンチレータの第1層と第2層とに跨って設けられている縦方向に伸びた反射板を通過させる切り欠きが設けられていることを特徴とする放射線検出器。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の放射線検出器において、
    前記シンチレータ結晶は、前記シンチレータの第1層ないし第4層に跨って設けられていることを特徴とする放射線検出器。
  9. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の放射線検出器において、
    前記シンチレータ結晶は、前記シンチレータの第1層ないし第4層ごとに個別に設けられていることを特徴とする放射線検出器。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の放射線検出器において、
    前記シンチレータに光学的に接続された蛍光を検出する光検出器を備えることを特徴とする放射線検出器。
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