JP2014228305A - 異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来検出が難しかった浅い凹みを有する鋳片継目部の位置を、検出器の種類に関わりなく確実に検出することが可能な異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法を提供する。
【解決手段】異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の位置を測長ロール13でトラッキングして鋳片Sの切断位置を決定する方法において、測長ロール13によってトラッキングされた鋳片継目部の前後設定範囲について、測長ロール13の下流側に設置した検出器26により、検出器26による測定開始点からの鋳片上面の高さを一定時間間隔で測定して、記憶手段19に記憶されている鋳片上面の最高高さと比較し、鋳片上面の高さ>が鋳片上面の最高高さより大きいとき、鋳片上面の高さを鋳片上面の最高高さとして記憶手段19に記憶し、鋳片上面の高さが鋳片上面の最高高さより設定値以上小さいとき、鋳片上面の高さの位置を鋳片継目部と判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法に関する。
成分組成が異なる鋼種を連続的に鋳造する異鋼種連続鋳造では、先行チャージの溶鋼と後行チャージの溶鋼が鋳型内において混合しないようにするため、先行チャージの鋳造終了時に鋳片の引き抜きを一旦停止して、鋳型内の溶鋼中に仕切り金物を挿入させた後、鋳型内に後行チャージを注入して鋳片の引き抜きを再開している。
先行鋳片と後行鋳片の継目部は、鋳型の下流側に設置された測長ロールによってトラッキングされており、測長ロールによるトラッキングデータに基づいて鋳片継目部の位置を演算し、鋳片の切断位置を決定している。
しかし、鋳片の熱収縮や、測長ロールと鋳片との間のスリップ等により、トラッキングデータに基づいて演算された鋳片継目部の位置と実際の鋳片継目部の位置との間には誤差が生じる。そのため、鋳片継目部に近接した位置で鋳片を切断することが難しく、製造歩留まりの低下を招いている。
そこで、特許文献1では、鋳片の表面形状を計測するレーザ距離計をメジャリングロール(測長ロール)の下流側に設け、メジャリングロールにより鋳片継目をトラッキングして該継目がレーザ距離計の計測位置に到達する時点を予測し、該予測時点を含む特定範囲についてレーザ距離計により鋳片の表面形状を計測して真の鋳片継目を検出する発明が開示されている。そして、特許文献1によれば、トラッキングデータ及び形状計測結果の双方から鋳片継目の位置を検出するので、鋳片の熱収縮等による検出誤差が解消され、継目位置が正確に検出でき、製造歩留まりが向上するとされている。
特開平08−094309号公報
図7は、異鋼種連続鋳造における一般的な鋳片継目部10の断面を示したものである。同図よりわかるように、一般的な鋳片継目部10は、仕切り金物20を挟んで先行鋳片S1の後端部と後行鋳片S2の先端部が上方に反った形状をしており、先行鋳片S1の後端部と後行鋳片S2の先端部との間に割れ目21が形成されている。
特許文献1記載の発明では、現在点が、比較幅70mm離れた前の点より18mm以上深いとき、前の点の位置における水平面を基準面とする。そして、基準面からの深さがしきい値30mmを超える点が5回以上連続して計測されたとき、その位置を鋳片継目部10と判定する。
このように、特許文献1記載の発明では、現在点と該現在点から比較幅、離れた前の点の2点のみで基準面を設定するため、大きなしきい値を設定しないと、鋳片継目部10であるかどうか判定することができないという難点がある。そのため、鋳片継目部10の割れ目21が浅い場合、特許文献1記載の発明では鋳片継目部10を検出することができない。
また、特許文献1記載の発明では鋳片継目部10の検出にレーザ距離計を用いているが、検出器の種類に関わりなく、鋳片継目部10の位置を検出できることが望ましい。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、従来検出が難しかった浅い凹みを有する鋳片継目部の位置を、検出器の種類に関わりなく確実に検出することが可能な異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の位置を測長ロールでトラッキングして鋳片の切断位置を決定する方法において、
前記測長ロールによってトラッキングされた鋳片継目部の前後設定範囲について、前記測長ロールの下流側に設置した検出器により、該検出器による測定開始点からの鋳片上面の高さhを一定時間間隔で測定して、記憶手段に記憶されている前記鋳片上面の最高高さhMAXと比較し、
前記鋳片上面の高さhが前記鋳片上面の最高高さhMAXより大きいとき、前記鋳片上面の高さhを前記鋳片上面の最高高さhMAXとして前記記憶手段に記憶し、
前記鋳片上面の高さhが前記鋳片上面の最高高さhMAXより設定値α以上小さいとき、前記鋳片上面の高さhの位置を鋳片継目部と判定することを特徴としている。
ここで、「鋳片上面」とは、鋳片の面のうち、鋳片継目部がせり上がっている側の面を指す。
本発明に係る異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法の原理を説明するための模式図を図1に示す。
(1)鋳型で鋳造された鋳片が下流方向に搬送され、鋳片継目部を含む前後設定範囲の前端部が検出器の位置に到達すると、測定開始点の高さに対する鋳片上面の高さh(iは自然数)が検出器によって一定時間間隔で測定される。
(2)測定された鋳片上面の高さhは、記憶手段に記憶されている鋳片上面の最高高さhMAXと比較される。先行鋳片の後端部は後方に向けてせり上がっているため、鋳片上面の最高高さhMAXがh、h、h、…と順次更新され、記憶手段に記憶される。図1の例では、鋳片上面の最高高さhMAXはhk−1まで更新され、記憶手段に記憶される。
(3)hk−1の次に測定された鋳片上面の高さhは鋳片上面の最高高さhMAXより小さくなるが、その差が設定値α以上であるとき、鋳片上面の高さhの位置が鋳片継目部と判定される。一方、測定された鋳片上面の高さhが鋳片上面の最高高さhMAXより小さく、その差が設定値α未満であるとき、hの位置は鋳片継目部ではなく鋳片表面の小さな凹凸であると判定される。
本発明では、鋳片継目部前後の形状を考慮し、鋳片上面の最高高さhMAXを徐々に更新していくため、鋳片継目部の判定基準となる設定値αを小さな値とすることができる。
また、本発明に係る異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法では、前記検出器が、前記鋳片を圧下する昇降ロールシリンダに内蔵されたインロッドセンサであってもよい。
当該構成では、連続鋳造設備に備えられている軽圧下装置を構成する昇降ロールシリンダに内蔵されているインロッドセンサを、鋳片継目部を検出するための検出器として使用するので、鋳片継目部を検出するための専用の検出器が不要となり、コスト削減を図ることができる。
また、本発明に係る異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法では、前記検出器が、非接触式変位計であってもよい。
当該構成では、鋳片継目部を検出するための検出器として非接触式変位計を使用するので、高温状態の鋳片に接触することなく、離れた位置から鋳片継目部を検出することができる。
本発明に係る異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法では、鋳片継目部前後の形状を考慮し、鋳片上面の最高高さhMAXを徐々に更新していき、鋳片上面の高さhが鋳片上面の最高高さhMAXより設定値α以上小さくなったとき、鋳片上面の高さhの位置を鋳片継目部と判定するので、鋳片継目部の判定基準となる設定値αを小さな値として、従来検出が難しかった浅い凹みを有する鋳片継目部の位置を確実に検出することができる。また、検出器の種類に依存することもない。
本発明に係る異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法の原理を説明するための模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法が適用された連続鋳造設備のブロック図である。 同異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法を説明するための模式図である。 同異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法のアルゴリズムを示したフロー図である。 同異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法によって鋳片継目部を検出できなかった場合の模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法が適用された連続鋳造設備のブロック図である。 異鋼種連続鋳造における一般的な鋳片継目部の断面を示した模式図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態に係る異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法(以下、単に「鋳片継目部の検出方法」と呼ぶ。)が適用された連続鋳造設備のブロック図を図2に示す。
前述したように、成分組成が異なる鋼種を連続的に鋳造する異鋼種連続鋳造では、先行チャージの溶鋼と後行チャージの溶鋼が鋳型11内において混合しないようにするため、先行チャージの鋳造終了時に鋳片Sの引き抜きを一旦停止して、鋳型11内の溶鋼中に仕切り金物20を浸漬させた後、鋳型11内に後行チャージを注入して鋳片Sの引き抜きを再開する。
鋳型11で鋳造された鋳片Sは、鋳型11の下流側に設置されている軽圧下装置24で圧下された後、軽圧下装置24の下流側に設置されているガスカッターなどの切断機12で切断される。
鋳型11と軽圧下装置24との間(鋳型11から程遠くない位置)には、仕切り金物20を含む鋳片継目部10の位置をトラッキング(追跡)するための測長ロール13が設置されている。測長ロール13は、鋳片Sに当接し、鋳片Sの移動に伴って回転する。測長ロール13の回転数は、測長ロール13に接続されたパルスジェネレータ14によって検出され、演算装置15に出力される。
また、本実施の形態では、軽圧下装置24に配設されている複数の昇降ロールシリンダ25のうち、最上流側に設置されている昇降ロールシリンダ25に内蔵されているインロッドセンサ26(検出器の一例)の検出信号が演算装置15に出力される。
演算装置15は、パルスジェネレータ14(測長ロール13)及びインロッドセンサ26の出力信号に基づいて鋳片継目部10の位置を検出し、その結果に従って切断機12に切断指令を発すると共に、軽圧下装置24を構成する軽圧下ロール27の昇降退避動作を制御する。
なお、軽圧下ロール27の昇降退避動作とは、上方にせり上がった鋳片継目部10を軽圧下ロール27が圧下しないようにするため、鋳片継目部10が近づいてきたら軽圧下ロール27を上昇させ、鋳片継目部10が通過したら軽圧下ロール27を下降させる動作のことである。
図2に示すように、演算装置15は、パルスジェネレータ14の出力信号に基づいて鋳片継目部10の位置をトラッキングする継目トラッキング部17と、継目トラッキング部17によるトラッキングデータとインロッドセンサ26の出力信号に基づいて鋳片継目部10の位置を検出する継目検出部18と、鋳片上面の最高高さhMAXを記憶する記憶部19(記憶手段)と、切断機12及び軽圧下装置24の制御を行う切断・軽圧下制御部22とを備えている。
継目トラッキング部17は、鋳型11内の溶鋼湯面から仕切り金物20をセットする位置までの距離、鋳型11内の溶鋼湯面から測長ロール13までの距離、並びに測長ロール13の直径又は周長と測長ロール13の回転数から算出した鋳片Sの移動量に基づいて鋳片継目部10の位置をトラッキングし、その結果を継目検出部18に出力する。
継目検出部18は、継目トラッキング部17による鋳片継目部10を含む前後設定範囲(例えば鋳片継目部10を挟んで前後各1000mm程度)の前端部がインロッドセンサ26の位置に到達した時点から、インロッドセンサ26によって一定時間間隔ごとに測定される、測定開始点の高さに対する鋳片上面の高さh(iは自然数)を、記憶部19に記憶されている鋳片上面の最高高さhMAXと比較して鋳片継目部10の正確な位置を検出する。
なお、一定時間間隔とは測定周期のことであり、例えば鋳片Sの移動量5mmごとに鋳片上面の高さhを測定する場合、測定周期=5mm/鋳片Sの搬送速度となる。
継目検出部18によって検出された鋳片継目部10の正確な位置は、継目トラッキング部17にフィードバックされ、トラッキングデータの補正が行われる。補正されたトラッキングデータは切断・軽圧下制御部22に出力される。
切断・軽圧下制御部22は、補正されたトラッキングデータに基づいて、切断機12に対して切断指令を発すると共に、軽圧下装置24に配設されている複数の昇降ロールシリンダ25の昇降退避動作を制御する。
次に、継目検出部18で実行される鋳片継目部10の検出アルゴリズムについて、図3及び図4を用いて説明する。
(1)継目トラッキング部17による鋳片継目部10を含む前後設定範囲の前端部がインロッドセンサ26の位置に到達したかどうか定期的にチェックされ(ST1)、鋳片継目部10を含む前後設定範囲の前端部がインロッドセンサ26の位置に到達した時点で、鋳片上面の最高高さhMAXの初期値としてゼロが設定され、記憶部19に記憶される(ST2)。
(2)インロッドセンサ26による測定が開始されると、鋳片上面の高さhが測定開始点の高さからの増分量Δhとして測定される。次いで、hから1測定周期後の鋳片上面の高さhがh+増分量Δh、hから1測定周期後の鋳片上面の高さhがh+増分量Δh等と測定され、継目検出部18に出力される。
(3)継目検出部18では、測定された鋳片上面の高さh(iは自然数)が、記憶部19に記憶されている鋳片上面の最高高さhMAXより設定値α以上小さいかどうか、即ち、hMAX−h≧αが満足されるか否かチェックされる(ST3)。なお、設定値αの値としては、例えば2mm程度でよい。
(4)hMAX−h≧αが満足されない場合、hMAX<hが満足されるどうか、即ち、測定された鋳片上面の高さhが、記憶部19に記憶されている鋳片上面の最高高さhMAXより大きいかどうかチェックされる(ST5)。
(5)hMAX<hである場合、測定された鋳片上面の高さhが鋳片上面の最高高さhMAXとして記憶部19に記憶され(ST6)、(3)に戻る。図3の例では、hからhk−1まで順次、鋳片上面の最高高さhMAXが更新されていく。
(6)なお、hMAX≧hである場合は、測定された鋳片上面の高さhの位置は鋳片継目部10ではなく鋳片表面の小さな凹凸であると判定され、(3)に戻る。
(7)一方、hMAX−h≧αが満足される場合、即ち、測定された鋳片上面の高さhが、記憶部19に記憶されている鋳片上面の最高高さhMAXより設定値α以上小さい場合は、測定された鋳片上面の高さhの位置が鋳片継目部10と判定され、鋳片継目部10の位置が継目トラッキング部17に出力される(ST4)。図3の例では、測定された鋳片上面の高さhの位置が鋳片継目部10と判定される。
図5は、本実施の形態における鋳片継目部の検出方法によって鋳片継目部10を検出できなかった場合を示している。鋳片継目部10に形成された割れ目21が非常に浅く、図5に示すように、割れ目21の深さがα未満の場合、本実施の形態における鋳片継目部の検出方法では、鋳片継目部10を見逃すことになる。
図5に示すように、鋳片継目部10の前後設定範囲では、先行鋳片S1の後端部が上方に傾斜し、後行鋳片S2の先端部が下方に傾斜しているため、本実施の形態における鋳片継目部の検出方法では、後行鋳片S2の先端部を鋳片継目部として検出する。しかし、本実施の形態における鋳片継目部の検出方法によって検出された鋳片継目部と実際の鋳片継目部10との誤差は数十mm〜100mm程度であり、従来方法における数百mm程度の誤差に比べて充分小さいものである。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法が適用された連続鋳造設備のブロック図を図6に示す。本実施の形態における連続鋳造設備は、軽圧下装置を備えておらず、演算装置16は切断・軽圧下制御部22ではなく切断制御部23を備えている点と、検出器としてインロッドセンサ26に代えて非接触式変位計28が切断機12の上流側に設置されている点が第1の実施の形態と異なっている。
なお、非接触式変位計28としては、レーザ距離計や赤外線センサなどを使用することができる。
本実施の形態における鋳片継目部の検出方法では、非接触式変位計28によって測定された鋳片上面の高さhが演算装置16の継目検出部18に出力される。継目検出部18では、継目トラッキング部17によるトラッキングデータと非接触式変位計28の出力信号に基づいて鋳片継目部10の位置を検出する。
継目検出部18によって検出された鋳片継目部10の正確な位置は、継目トラッキング部17にフィードバックされ、トラッキングデータの補正が行われる。補正されたトラッキングデータは切断制御部23に出力され、切断制御部23は、補正されたトラッキングデータに基づいて切断機12に対して切断指令を発する。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、上記実施の形態における鋳片継目部の検出アルゴリズムでは、鋳片上面の高さhが鋳片上面の最高高さhMAXより設定値α以上小さいとき、鋳片上面の高さhの位置を鋳片継目部と判定しているが、鋳片上面の高さhが鋳片上面の最高高さhMAXより設定値α以上小さい箇所が複数回連続したとき、当該位置を鋳片継目部と判定してもよい。
10:鋳片継目部、11:鋳型、12:切断機、13:測長ロール、14:パルスジェネレータ、15、16:演算装置、17:継目トラッキング部、18:継目検出部、19:記憶部(記憶手段)、20:仕切り金物、21:割れ目、22:切断・軽圧下制御部、23:切断制御部、24:軽圧下装置、25:昇降ロールシリンダ、26:インロッドセンサ、27:軽圧下ロール、28:非接触式変位計、S:鋳片、S1:先行鋳片、S2:後行鋳片

Claims (3)

  1. 異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の位置を測長ロールでトラッキングして鋳片の切断位置を決定する方法において、
    前記測長ロールによってトラッキングされた鋳片継目部の前後設定範囲について、前記測長ロールの下流側に設置した検出器により、該検出器による測定開始点からの鋳片上面の高さhを一定時間間隔で測定して、記憶手段に記憶されている前記鋳片上面の最高高さhMAXと比較し、
    前記鋳片上面の高さhが前記鋳片上面の最高高さhMAXより大きいとき、前記鋳片上面の高さhを前記鋳片上面の最高高さhMAXとして前記記憶手段に記憶し、
    前記鋳片上面の高さhが前記鋳片上面の最高高さhMAXより設定値α以上小さいとき、前記鋳片上面の高さhの位置を鋳片継目部と判定することを特徴とする異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法。
  2. 請求項1記載の異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法において、前記検出器が、前記鋳片を圧下する昇降ロールシリンダに内蔵されたインロッドセンサであることを特徴とする異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法。
  3. 請求項1記載の異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法において、前記検出器が、非接触式変位計であることを特徴とする異鋼種連続鋳造における鋳片継目部の検出方法。
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