JP2014228155A - リキッドタンク一体型コンデンサ、リキッドタンクおよびリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法 - Google Patents

リキッドタンク一体型コンデンサ、リキッドタンクおよびリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法 Download PDF

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誠広 曽我部
圭祐 北島
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圭祐 北島
山崎 真
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Abstract

【課題】構成を簡素化し組立工数を削減することができるリキッドタンク一体型コンデンサを提供する。
【解決手段】板状の素材を塑性変形されることで形成されており、貫通孔25が形成されている第1の接合面部21と、貫通孔27が形成されている第2の接合面部23とが設けられている第1のプレート17と、板状の素材を塑性変形されることで形成されており、第1のプレートに一体的に組み付けられることで、内部に冷媒が入る閉空間29を形成する第2のプレート19とで構成されたリキッドタンク3と、貫通孔35が形成されており、リキッドタンクの第1の接合面部と係合している第3の接合面部31と、貫通孔37が形成されており、リキッドタンクの第2の平面状部と係合している第4の接合面部33とを備えて構成されたヘッダタンク5とを有するリキッドタンク一体型コンデンサ1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、リキッドタンク一体型コンデンサ、リキッドタンクおよびリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法に係り、特に、冷凍サイクルに使用されるものに関する。
従来、冷凍サイクルに使用されるリキッドタンク一体型コンデンサ301として、図13、図14で示すものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
リキッドタンク一体型コンデンサ301は、中間部材305を用いて筒状のリキッドタンク303をヘッダタンク307に設置している。そして、中間部材305の内部を冷媒が流れることで、リキッドタンク303とヘッダタンクとの間で冷媒の行き来きがされている。
特開2010−105656号公報
ところで、従来のリキッドタンク一体型コンデンサ301では、リキッドタンク303をヘッダタンク307に設置するとき、中間部材305が必要になっているので、構成が煩雑になっており、リキッドタンク303をヘッダタンク307に設置する工数も多くなるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、構成を簡素化し組立工数を削減することができるリキッドタンク一体型コンデンサ、リキッドタンクおよびリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、板状の素材を塑性変形されることで形成されており、中央部に貫通孔が形成されている第1の接合面部と、中央部に貫通孔が形成されている第2の接合面部とが設けられている第1のプレートと、板状の素材を塑性変形されることで形成されており、前記第1のプレートに一体的に組み付けられることで、内部に冷媒が入る閉空間を形成する第2のプレートとで構成されたリキッドタンクと、中央部に貫通孔が形成されており、前記リキッドタンクの第1の接合面部と係合している第3の接合面部と、中央部に貫通孔が形成されており、前記リキッドタンクの第2の平面状部と係合している第4の接合面部とを備えて構成されたヘッダタンクとを有するリキッドタンク一体型コンデンサである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリキッドタンク一体型コンデンサにおいて、前記リキッドタンクの第1の接合面部は、前記リキッドタンクの第1の突出部位の先端に形成されており、前記リキッドタンクの第2の接合面部も、前記リキッドタンクの第2の突出部位の先端に形成されており、前記ヘッダタンクの第3の接合面部は、前記ヘッダタンクの第3の突出部位の先端に形成されており、前記ヘッダタンクの第4の接合面部も、前記ヘッダタンクの第4の突出部位の先端に形成されているリキッドタンク一体型コンデンサである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のリキッドタンク一体型コンデンサにおいて、前記リキッドタンクの第1の接合面部は、前記リキッドタンクの第1の突出部位の先端に形成されており、前記リキッドタンクの第2の接合面部も、前記リキッドタンクの第2の突出部位の先端に形成されており、前記ヘッダタンクの第3の接合面部は、前記ヘッダタンクの凹んでいる第1の凹部位の底に形成されており、前記ヘッダタンクの第4の接合面部も、前記ヘッダタンクの凹んでいる第2の凹部位の底に形成されているリキッドタンク一体型コンデンサである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のリキッドタンク一体型コンデンサにおいて、前記リキッドタンクの第1の接合面部の貫通孔の縁から凸部が突出しており、前記凸部が前記ヘッダタンクの第3の接合面部の貫通孔に入り込み、前記ヘッダタンクに対する前記リキッドタンクの位置決めがなされるように構成されているか、もしくは、前記ヘッダタンクの第3の接合面部の貫通孔の縁から凸部が突出しており、前記凸部が前記リキッドタンクの第1の接合面部の貫通孔に入り込み、前記ヘッダタンクに対する前記リキッドタンクの位置決めがなされているリキッドタンク一体型コンデンサである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のリキッドタンク一体型コンデンサにおいて、前記リキッドタンクの、前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とから離れている部位には、第1の支持部が形成されており、前記ヘッダタンクの、前記第3の接合面部と前記第4の接合面部とから離れている部位には、前記リキッドタンクの第1の支持部に係合している第2の支持部が形成されているリキッドタンク一体型コンデンサである。
請求項6に記載の発明は、リキッドタンク一体型コンデンサのヘッダタンクに設置されるリキッドタンクにおいて、板状の素材を塑性変形されることで形成されており、中央部に貫通孔が形成されている第1の接合面部と、中央部に貫通孔が形成されている第2の接合面部とが設けられている第1のプレートと、板状の素材を塑性変形されることで形成されており、前記第1のプレートに一体的に組み付けられることで、内部に冷媒が入る閉空間を形成する第2のプレートとを有するリキッドタンクである。
請求項7に記載の発明は、複数本のチューブの長手方向の一端部に設けられ、前記各チューブ内を流れた冷媒が流入し、もしくは、前記各チューブ内を流れる冷媒が流出するヘッダタンクと、このヘッダタンクに設置され、前記ヘッダタンクから流出した冷媒を前記ヘッダタンクに流入させるリキッドタンクとを備えたリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法において、第1の板状の素材を第1の接合面部と第2の接合面部とを備えた所定形状に成形し、前記第1の接合面部の中央に貫通孔を形成し、前記第2の接合面部の中央に貫通孔を形成する第1のプレート成形工程と、第2の板状の素材を所定形状に成形する第2のプレート成形工程と、前記第1のプレート成形工程で成形された第1のプレートに、前記第2のプレート成形工程で成形された第2のプレートを組み付けることで、内部に冷媒が入る閉空間を備えたリキッドタンクを生成するリキッドタンク生成工程と、前記リキッドタンク生成工程で生成されたリキッドタンクを、中央部に貫通孔が形成されている第3の接合面部と中央部に貫通孔が形成されて第4の接合面部とを備えて構成されたヘッダタンクに、前記第1の接合面部が前記第3の接合面部と係合し、前記第2の接合面部が前記第4の接合面部と係するように組み付けるリキッドタンク組み付け工程とを有するリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法である。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法において、前記第1のプレート成形工程は、前記第1のプレートの第1の接合面部を、前記第1のプレートの第1の突出部位の先端に形成し、前記第1のプレートの第2の接合面部を、前記第1のプレートの第2の突出部位の先端に形成する工程であり、前記ヘッダタンクは、板状の素材を前記第3の接合面部と前記第4の接合面部とを備えた所定形状に成形し、前記第3の接合面部の中央に貫通孔を形成し、前記第4の接合面部の中央に貫通孔を形成する第1のヘッダタンク成形工程を経て生成されており、前記第1のヘッダタンク成形工程は、前記ヘッダタンクの第3の接合面部を、前記ヘッダタンクの第3の突出部位の先端に形成し、前記ヘッダタンクの第4の接合面部を、前記ヘッダタンクの第4の突出部位の先端に形成する工程であるリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法である。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載のリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法において、前記第1のプレート成形工程は、前記リキッドタンクの第1の接合面部を、前記第1のプレートの第1の突出部位の先端に形成し、前記第1のプレートの第2の接合面部を、前記第1のプレートの第2の突出部位の先端に形成する工程であり、前記ヘッダタンクは、板状の素材を前記第3の接合面部と前記第4の接合面部とを備えた所定形状に成形し、前記第3の接合面部の中央に貫通孔を形成し、前記第4の接合面部の中央に貫通孔を形成する第1のヘッダタンク成形工程を経て生成されており、前記第1のヘッダタンク成形工程は、前記ヘッダタンクの第3の接合面部を、前記ヘッダタンクの凹んでいる第1の凹部位の底に形成し、前記ヘッダタンクの第4の接合面部を、前記ヘッダタンクの凹んでいる第2の凹部位の底に形成する工程であるリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法である。
請求項10に記載の発明は、請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載のリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法において、前記第1のプレート成形工程は、前記リキッドタンクの第1の接合面部の貫通孔の縁から凸部を突出させて成形する工程であり、前記リキッドタンク組み付け工程は、前記凸部が前記ヘッダタンクの第3の接合面部の貫通孔に入り込み、前記ヘッダタンククに対する前記リキッドタンの位置決めがなされるような組み付けをする工程であるリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法である。
請求項11に記載の発明は、請求項7〜請求項10のいずれか1項に記載のリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法において、前記第1のプレート成形工程は、前記第1のプレートの、前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とから離れている部位に、第1の支持部を成形する工程であり、前記ヘッダタンクの、前記第3の接合面部と前記第4の接合面部とから離れている部位に、前記リキッドタンクの第1の支持部に係合している第2の支持部を成形する第2のヘッダタンク成形工程を有するリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法である。
本発明によれば、構成を簡素化し組立工数を削減することができるリキッドタンク一体型コンデンサ、リキッドタンクおよびリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るリキッドタンク一体型コンデンサに使用されているリキッドタンクとへッダタンクとを示す図であり、(a)はリキッドタンクがへッダタンクに設置されている状態を示す正面図であり、(b)はリキッドタンクがへッダタンクに設置される前の状態を示す斜視図である。 (b)は図1(b)におけるIIB部の拡大図であり、(a)は(b)に対応した変形例を示す図である。 へッダタンクを構成する第3のプレートの斜視図である。 図1(b)におけるIV部に対応した図であって、リキッドタンクの変形例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るリキッドタンク一体型コンデンサに使用されているリキッドタンクとへッダタンクとを示す図であり、リキッドタンクがへッダタンクに設置されている状態を示す断面図である。 図5におけるVI−VI矢視図である。 (a)は図5におけるVIIA部の拡大図であり、(b)は図5におけるVIIB部の拡大図である。 本発明の実施形態に係るリキッドタンク一体型コンデンサに使用されているリキッドタンクとへッダタンクとを分解した図であり、(a)に示すもの(第4のプレート)と(b)に示すもの(第3のプレート)とでへッダタンクが生成され、(c)に示すもの(第1のプレート)と(d)に示すもの(第2のプレート)とでリキッドタンクが生成される。 図7(a)に対応する図であって、第1のプレートと第3のプレートとの変形例を示す図である。 図6に対応する図であって、リキッドタンクとへッダタンクとの変形例を示す図である。 図6に対応する図であって、リキッドタンクとへッダタンクとの変形例を示す図である。 図6に対応する図であって、リキッドタンクとへッダタンクとの変形例を示す図である。 従来のリキッドタンク一体型コンデンサの正面図である。 従来のリキッドタンク一体型コンデンサにおけるリキッドタンクと中間部材との斜視図である。
本発明の実施形態に係るリキッドタンク一体型コンデンサ1は、たとえば、車両用冷凍サイクル(図示せず)に使用されるものである。
車両用冷凍サイクルは、走行用のエンジン(図示せず)から駆動力を得て冷媒を吸入圧縮する圧縮機と、圧縮機から吐出した冷媒(圧縮された冷媒)を冷却して気相冷媒を凝縮(液化)する凝縮器(コンデンサ;図13で示すコンデンサ301のようなコンデンサ)と、凝縮器から流出する冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して、冷凍サイクル中の余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに、液相冷媒を流出する受液器(リキッドタンク;レシーバ)3と、リキッドタンク3からから流出する液相冷媒を冷却して冷媒の過冷却度(サブクール)を高める過冷却器(サブクーラ)とを備えて構成されている。本実施形態では、コンデンサとリキッドタンク3に加えて、過冷却器も一体化している。
また、車両用冷凍サイクルには、過冷却器から流出した冷媒を減圧する減圧器と、減圧器にて減圧された冷媒を蒸発させて冷凍能力を発揮する蒸発器とが設けられている。
コンデンサは、従来のものと同様に一対のヘッダタンク5と、コア部を構成している複数本のチューブとを備えて構成されている。なお、本発明の実施形態に係るリキッドタンク一体型コンデンサ1を示している図1〜図12では、リキッドタンク3側のヘッダタンク5のみを表示しており、また、チューブの表示は省略してある。
チューブは、扁平状に形成されており、内部を冷媒が流通するようになっている。複数本のチューブ間には、波状(コルゲート状)にローラ成形されたフィンが配設されており、このフィンおよびチューブにより冷媒を凝縮する凝縮コアが構成されている。
一対のヘッダタンク5のそれぞれは、チューブの長手方向両端のそれぞれに設けられているとともに、チューブの長手方向(横方向)と直交する方向(上下方向)に延びている。
図5等で示すように、一方のヘッダタンク5内は、第1セパレータ(隔壁)7と第2のセパレータ9とにより、その長手方向で3つの空間(上方から順に空間11、空間13、空間15)に区画されており、図示しない他方のヘッダタンク(図示せず)は、セパレータにより、その長手方向(上下方向)で2つの空間に区画されている。
そして、圧縮機から吐出した冷媒は、流入口(図示せず)から一方のヘッダタンク5の上側の空間11に流入した後、チューブ内を流通して他方のヘッダタンクの上側の空間に向けて流通する。そして、他方のヘッダタンクの上側の空間にてその流通の向きを180°転向して一方のヘッダタンク5の中央の空間13に向けて流通して、リキッドタンク3内に流入するようになっている。
また、リキッドタンク3内の冷媒は、一方のヘッダタンク5の下側の空間15に流入し、別のチューブを備えて構成されている過冷却器を通ることで冷却された後、他方のヘッダタンクの下側の空間に流入し、他方のヘッダタンクの下側の空間から減圧器に向けて流通するようになっている。
ここで、本発明の実施形態に係るリキッドタンク一体型コンデンサ1について詳しく説明する。
リキッドタンク一体型コンデンサ1は、リキッドタンク3とヘッダタンク5とを備えて構成されている。リキッドタンク3は、第1のプレート(第1のリキッドタンク構成体)17と第2のプレート(第2のリキッドタンク構成体)19とで構成されている。
第1のプレート17は、板状の素材を塑性変形されることで形成されている。たとえば、第1のプレート17は、アルミニウム等の板状の金属材料に、金型を用いた打ち抜き加工やプレス加工を施すことで形成されている。
また、第1のプレート17には、第1の接合面部(たとえば、第1の平面状部)21と第2の接合面部(たとえば、第2の平面状部)23とが設けられている。第1の平面状部21の中央部には貫通孔25が形成されており、第2の平面状部23の中央部には貫通孔27が形成されている。
第2のプレート19も、板状の素材を塑性変形されることで形成されている。たとえば、第2のプレート19も、アルミニウム等の板状の金属材料に、金型を用いた打ち抜き加工やプレス加工を施すことで形成されている。
第2のプレート19が第1のプレート17に一体的に組み付けられることで、内部に冷媒が入る閉空間29が形成されている。
ヘッダタンク5も、たとえば、板状の素材を塑性変形されることで形成されている。ヘッダタンク5には、第3の接合面部(たとえば、第3の平面状部)31と第4の接合面部(たとえば、第4の平面状部)33とが設けられている。第3の平面状部31の中央には貫通孔35が形成されており、第4の平面状部33の中央には貫通孔37が形成されている。
第3の平面状部31は、リキッドタンク3の第1の平面状部21と係合しており、第4の平面状部33は、リキッドタンク3の第2の平面状部23と係合している。そして、第1のプレート17の各貫通孔25,27とヘッダタンク5の各貫通孔35,37が、冷媒の通路(流路)になる。
さらに説明すると、ヘッダタンク5の第3の平面状部31にリキッドタンク3の第1の平面状部21を係合(面接触)させ、ヘッダタンク5の第4の平面状部33にリキッドタンク3の第2の平面状部23を係合(面接触)させることで、ヘッダタンク5にリキッドタンク3を設置したとき、各平面状部21,23,31,33のところで、リキッドタンク3とヘッダタンク5とがお互いに接触して接合される。
各平面状部21,23,31,33のところ以外(後述する支持部39,41のところを除く)では、リキッドタンク3がヘッダタンク5から離れており、リキッドタンク3とヘッダタンク5との間に空間(空隙)43が存在している(リキッドタンク3とヘッダタンク5とが所定の間隔をあけて離れている)。
第1の平面状部21と第3の平面状部31との接合、および、第2の平面状部23と第4の平面状部33との接合は、ロウ付けによってなされている。
上述した各平面状部21,31の接合がなされることで、リキッドタンク3の第1の平面状部21の貫通孔25とヘッダタンク5の第3の平面状部31の貫通孔35とがお互いに一致して重なる。各貫通孔25,35の周囲は、ロウ付けによってシールされている。
また、上述した各平面状部23,33の接合がなされることで、リキッドタンク3の第2の平面状部23の貫通孔27とヘッダタンク5の第4の平面状部33の貫通孔37とがお互いに一致して重なる。各貫通孔27,37の周囲は、ロウ付けによってシールされている。
各貫通孔27,37は、ヘッダタンク5(空間13)からリキッドタンク3に流れる冷媒の流路になり、各貫通孔25,35は、リキッドタンク3からヘッダタンク5(空間15)に流れる冷媒の流路になる。
リキッドタンク3は、筒状のもの(たとえば、円筒状のもの)の両端(筒状のものの中心軸の延伸方向の両端)の開口部(たとえば、円形状の開口部)を、平板状のもの(たとえば、開口部と同じ円形状に形成されていて、厚さが円筒の肉厚と同じであって、厚さ方向が筒状のものの中心軸C1の延伸方向と一致しているもの)で塞いだ形状になっている。
第1のプレート17は、円筒の両端の開口部(たとえば、円形状の開口部)が塞がれた形状になっているリキッドタンク3を、この中心軸C1を含む1つの平面で切断することで得られる2つのもののうちの1つのものと、同様な形状(たとえば、半円柱枡状)になっている。第2のプレート19も、第1のプレート17と同様な半円柱枡状になっている。
半円柱枡状の第1のプレート17の開口部(長方形状の開口部)の縁部と、半円柱枡状の第2のプレート19の開口部(長方形状の開口部)の縁部とを、たとえば、ロウ付けによってお互いに接合することで(上述した中心軸C1を含む1つの平面で切断前の状態に戻すように接合することで)、円柱状の閉空間29が内部に形成されたリキッドタンク3が生成されるようになっている。
リキッドタンク3の内部の閉空間29は、第1の平面状部21に形成された貫通孔(第1のプレート17の第1の平面状部21をこの厚さ方向で貫通している貫通孔)25と、第2の平面状部23に形成された貫通孔(第2のプレート19の第2の平面状部23をこの厚さ方向で貫通している貫通孔)27とを介して、リキッドタンク3の外部とつながっており、上記各貫通孔25,27を塞げば、リキッドタンク3の内部の閉空間29は、リキッドタンク3の外部から完全に遮断されるようになっている。
リキッドタンク3は、たとえば、第1のプレート17と第2のプレート19との2つの部材のみで構成されている。また、リキッドタンク3は、既に理解されるように、円柱殻状に形成されている。円柱殻とは第1の円柱と、この第1の円柱よりも僅かに小さく第1の円柱の内側に存在している第2の円柱との間に存在している部位によって形成された形状である。第1の円柱と第2の円柱との間の部位の厚さは一定になっている。なお、第1の円柱の中心軸と第2の円柱の中心軸とはお互いに一致しており、第1の円柱の中心と第2の円柱の中心とはお互いに一致している。
使用時においては、リキッドタンク3の筒状部の中心軸C1の延伸方向が、上下方向とほぼ一致している。リキッドタンク3の2つの平面状部21,23は、リキッドタンク3の筒状部の中心軸C1の延伸方向で一端側(下端側)に位置している。また、リキッドタンク3の第1の平面状部21は、第2の平面状部23から僅かに離れて第2の平面状部23の下方に位置している。
ヘッダタンク5の各平面状部31,33のそれぞれと各貫通孔35,37のそれぞれとは、すでに理解されるように、リキッドタンク3の各平面状部21,23のそれぞれと各貫通孔25,27のそれぞれとに対応した箇所に設けられている。
ヘッダタンク5も、たとえば、リキッドタンク3と同様の形態に形成されている。ただし、ヘッダタンク5の断面(中心軸C2に対して直交する平面による断面)の形状は、円形状ではない他の形状になっている。たとえば、断面の形状が2つの等脚台形を接続した形状に近似した形状になっている。すなわち、平面上に1つの等脚台形を描き、この1つの等脚台形の下底に対して上記1つの等脚台形と対称な別の等脚台形を上記平面状に描いたとき、ヘッダタンクの断面の形状は、上記2つの等脚台形の2つの上底と4つの斜辺とで囲まれた形状と同様な形状になっている。
また、ヘッダタンク5も、たとえば、リキッドタンク3と同様にして、第3のプレート(第1のヘッダタンク構成体)45と第4のプレート(第2のヘッダタンク構成体)47とを備えて構成されている。この場合、第3の平面状部31と第4の平面状部33とは、第3のプレート45に設けられている。なお、第3のプレート45と第4のプレート47とで構成されている形態に限定される必要は無い。たとえば、六角の筒状のものの両端の開口部を、平板状のもので塞いだ形態になっていてもよい。
リキッドタンク3(第1のプレート17)の第1の平面状部21は、リキッドタンク3(第1のプレート17)の第1の突出部位49の先端に形成されており、リキッドタンク3(第1のプレート17)の第2の平面状部23も、リキッドタンク3(第1のプレート17)の第2の突出部位51の先端に形成されている。
また、ヘッダタンク5の第3の平面状部31は、ヘッダタンク5の第3の突出部位53の先端に形成されており、ヘッダタンク5の第4の接合面部33も、ヘッダタンク5の第4の突出部位55の先端に形成されている。
これにより、上述した空間(リキッドタンク3とヘッダタンク5との間の空間)43が生成されるようになっている。
さらに説明すると、リキッドタンク3は、リキッドタンク本体部57と、第1の突出部位49と、第2の突出部位51とを備えて構成されている。リキッドタンク本体部57は、円柱に形成されている。第1の突出部位49と、第2の突出部位51とが第1のプレート17に設けられていることで、第1のプレート17は、第1のプレート本体部59と、第1の突出部位49と、第2の突出部位51とを備えて構成されている。第1のプレート本体部59は、半円柱枡状に形成されている。第2のプレート19には、第1の突出部位49や第2の突出部位51が設けられていないので、第2のプレート19は、半円柱枡状に形成されている。
リキッドタンク3の各突出部位49,51は、第1のプレート17の一部を変形させたことで生成されており、第1のプレート本体部59の半円の外周から外側(第1のプレート本体部59やリキッドタンク本体部57の中心軸C1から離れる側)に突出している。
リキッドタンク3の第1の平面状部21を構成している第1の突出部位49は、たとえば、円柱枡状(円筒の一方の円形状の端部を円板で塞いだ形状)に形成されている。そして、円柱枡状の円筒の一方の端部を塞いでいる円板の部位で、第1の平面状部21が生成されている。
第1の突出部位49の中心軸C3は、リキッドタンク3(リキッドタンク本体部57)の中心軸C1に対して直交している。すなわち、第1の突出部位49の中心軸C3とリキッドタンク3の中心軸C1とは1点で交わるのであり(図6等も参照)、お互いの交差角度は90°になっている。
なお、図12で示すように、第1の突出部位49がオフセットされていてもよい。すなわち、第1の突出部位49の中心軸C3とリキッドタンク3の中心軸C1とが1点で交わることなく、ねじれの位置にあり、第1の突出部位49の中心軸C3が、リキッドタンク3の中心軸C1から所定の距離(リキッドタンク本体部57の半径の値から第1の突出部位49の半径の値を引き算して得られる値よりも小さい距離)だけ離れていてもよい。
リキッドタンク3の第2の平面状部23を構成している第2の突出部位51も、第1の突出部位49と同様に形成されており、第1の突出部位49から僅かに上方に離れ第1の突出部位49と同様に配置されている。ただし、第1の突出部位49の第1の平面状部21と、第2の突出部位51の第2の平面状部23とは、1つの平面上に位置している。
ヘッダタンク5も、ヘッダタンク本体部61と、第3の突出部位53と、第4の突出部位55とを備えて構成されている。
ヘッダタンク5の各突出部位53,55も、ヘッダタンク5の一部を変形させたことで生成されており、リキッドタンク3の各突出部位49,51の形状に形成されており、ヘッダタンク本体部61の外周から外側(ヘッダタンク本体部61の中心軸C2から離れる側)に突出している。
第3の平面状部31は、第3の突出部位53の先端に形成されており、第4の平面状部33は、第4の突出部位55の先端に形成されている。また、第1の平面状部21の外径と第2の平面状部23の外径と第3の平面状部31の外径と第4の平面状部33の外径とはお互いが等しくなっている。
第1の平面状部21の貫通孔25の直径と、第2の平面状部23の貫通孔27の直径と、第3の平面状部31の貫通孔35の直径と、第4の平面状部33の貫通孔37の直径とはお互いが等しくなっているか、もしくは、一方の孔の直径が僅かに大きくなっている。一方の孔の直径を少し大きくすることにより、位置決めをするときの誤差を補うことができる。第1の平面状部21の中心と第1の平面状部21の貫通孔25の中心とはお互いが一致しており、第2の平面状部23の中心と第2の平面状部23の貫通孔27の中心とはお互いが一致しており、第3の平面状部31の中心と第3の平面状部31の貫通孔35の中心とはお互いが一致しており、第4の平面状部33の中心と第4の平面状部33の貫通孔37の中心とはお互いが一致している。
ヘッダタンク5にリキッドタンク3を組み付けたとき、第1の平面状部21と第3の平面状部31とがお互いに面接触しており、第1の平面状部21の中心と第3の平面状部31の中心とがお互いに一致している。また、第2の平面状部23と第4の平面状部33とがお互いに面接触しており、第2の平面状部23の中心と第4の平面状部33の中心とがお互いに一致している。
また、リキッドタンク3(第1のプレート17)には、図7(a)等で示すように、凸部63が設けられている。凸部63は、リキッドタンク3(第1のプレート17)の第1の平面状部21の貫通孔25の縁からヘッダタンク5側に突出している。そして、凸部63がヘッダタンク5の第3の平面状部31の貫通孔35に入り込み、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めがなされるように構成されている。
リキッドタンク3の第1の平面状部21の貫通孔25は円形状に形成されている。ヘッダタンク5の第3の平面状部31の貫通孔35は、リキッドタンク3の第1の平面状部21の貫通孔25よりも直径が大きい円形状に形成されている。リキッドタンク3の第1の平面状部21の貫通孔25の縁から突出している凸部63は、円筒状に形成されており、この円筒の外径は、ヘッダタンク5の第3の平面状部31の貫通孔35の直径よりもごく僅かに小さくなっている。
ヘッダタンク5にリキッドタンク3を組み付けたとき、リキッドタンク3の第1の平面状部21の貫通孔25の縁から突出している凸部63が、ヘッダタンク5の第3の平面状部31の貫通孔35に嵌合状態で入り込み、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めがなされるようになっている。
なお、リキッドタンク3(第1のプレート17)に凸部63を設ける代わりに、ヘッダタンク5に、位置決め用の凸部を設けてもよい。
すなわち、ヘッダタンク5の第3の平面状部31の貫通孔35の縁から凸部を突出させ、この凸部がリキッドタンク3(第1のプレート17)の第1の平面状部21の貫通孔25に入り込み、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めがなされるように構成されていてもよい。
また、ロウ付けによって、ヘッダタンク5にリキッドタンク3を設置する前に、各突出部位49,51,53,55同士を点溶接等によって固定し、ヘッダタンク5にリキッドタンク3を仮設置することが望ましい。
また、リキッドタンク3(第1のプレート17)の、第1の平面状部21と第2の平面状部23とから離れている部位には、第1の支持部39が形成されている。また、ヘッダタンク5の、第3の平面状部31と第4の平面状部33とから離れている部位には、リキッドタンク3の第1の支持部39に係合している第2の支持部41が形成されている。
リキッドタンク3の第1の支持部39は、第1の突出部位49および第2の突出部位51を塑性変形で形成するときいっしょに形成されている。ヘッダタンク5の第2の支持部41も同様に形成されている。
第1の支持部39が設けられていることで、第1のプレート17は、第1のプレート本体部59と、第1の突出部位49と、第2の突出部位51と、第1の支持部39とを備えて構成されている。
リキッドタンク3の第1の支持部39も、第1の突出部位49や第2の突出部位51と同様にして第1のプレート17の一部を変形させたことで生成されており、第1のプレート本体部59の半円の外周から外側(第1のプレート本体部59やリキッドタンク本体部57の中心軸C1から離れる側)に突出している。
さらに説明すると、第1の支持部39は、第1の突出部位49や第2の突出部位51と同様な形状に形成されており、同様に配置されている。ただし、第1の支持部39には貫通孔が設けられておらず先端が平面になっている。また、第1の支持部39は、第2の突出部位51を上側に所定の距離だけ移動したところに位置している。これにより、第1の突出部位49や第2の突出部位51は、リキッドタンク3の下端近傍に位置しているが、第1の支持部39は、リキッドタンク3の上端近傍に位置している。
なお、第1の突出部位49や第2の突出部位51と同様にして、第1の支持部39がオフセットされていてもよい。
第2の支持部41が設けられていることで、ヘッダタンク5は、ヘッダタンク本体部61と、第3の突出部位53と、第4の突出部位55と、第2の支持部41とを備えて構成されている。ヘッダタンク5の第2の支持部41も、第3の平面状部31と第4の平面状部33とを構成している各突出部位53,55と同様にしてヘッダタンク5の一部を変形させたことで生成されている。
さらに説明すると、第2の支持部41は、第3の突出部位53や第4の突出部位55と同様な形状に形成されており、同様に配置されている。ただし、第2の支持部41にも貫通孔が設けられておらず先端が平面になっている。また、第2の支持部41は、第4の突出部位55を上側に所定の距離だけ移動したところに位置している。これにより、第3の突出部位53や第4の突出部位55は、ヘッダタンク5の下側に位置しているが、第2の支持部41は、ヘッダタンク5の上側に位置している。なお、第1の支持部39がオフセットされている場合、これに応じて第2の支持部41もオフセットされている。
ヘッダタンク5にリキッドタンク3を組み付けたとき、リキッドタンク3の第1の支持部39の先端の平面と、ヘッダタンク5の第2の支持部41の先端の平面とがお互いに面接触しているとともに、第1の支持部39と第2の支持部41とがお互いにロウ付けによって接合されている。
なお、ロウ付けによって、ヘッダタンク5にリキッドタンク3を設置する前に、各支持部39,41同士を点溶接等によって固定し、ヘッダタンク5にリキッドタンク3を仮設置することが望ましい。
また、上記説明では、各支持部39,41の先端は平面になっているが、図7(b)で示すように、位置決めのための凹部65、凸部67を設けてもよい。
詳しく説明すると、第1の支持部39を成形するときに、第1の支持部39の先端面の中央部に凸部67を成形し、第2の支持部41を成形するときに、第2の支持部41の先端面の中央部に凹部65を成形してもよい。
そして、ヘッダタンク5にリキッドタンク3を組み付けるとき、第1の突出部位49の凸部63を第3の突出部位53の貫通孔35内に嵌合させ、第1の支持部39の凸部67を、第2の支持部41の凹部65に嵌めこむことで、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めをするように構成されていてもよい。
この場合、第2の突出部位51と第4の突出部位55とには、凸部63が設けられておらず、位置決めにはほとんど関与していないが、第2の突出部位51と第4の突出部位55とを位置決めに関与させてもよい。
すなわち、リキッドタンク3の第2の平面状部23の貫通孔27を、第1の平面状部21の貫通孔25と同様な円形状に形成し、ヘッダタンク5の第4の平面状部33の貫通孔37を、第3の平面状部31の貫通孔35と同様な円形状に形成し、リキッドタンク3の第2の平面状部23の貫通孔27の縁からも、第1の平面状部21の凸部63と同様な凸部を突出させてもよい。これによって、上下方向での位置決めをさらに確実に行うことができる。
さらに、図9に示すように、筒状の凸部63を設ける代わりに、たとえば、第1の平面状部21の貫通孔25の周辺部と、第3の平面状部31の貫通孔35の周辺部とに、凹部69と凸部71とを設け、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めをするようにしてもよい。
また、上述した位置決めをする凸部や凹部を設けることなく、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めを、冶具を用いるか、もしくは、その他の方法でするようにしてもよいが、点溶接によってリキッドタンク3をヘッダタンク5に仮設置することが望ましい。
また、図11で示すように、各突出部位49,51,53,55を円錐台状に形成してもよい。
ここで、リキッドタンク一体型コンデンサ1の製造方法におけるヘッダタンク5とリキッドタンク3との箇所について説明する。リキッドタンク一体型コンデンサ1は、上述したように、複数本のチューブの長手方向の一端部に設けられ各チューブ内を流れた冷媒が流入し、もしくは、各チューブ内を流れる冷媒が流出するヘッダタンク5と、このヘッダタンク5に一体的に設置されヘッダタンク5から流出した冷媒をヘッダタンク5に流入させるリキッドタンク3とを備えて構成されている。
まず、第1の板状の素材を、たとえば、金型を用いたプレス加工することで塑性変形させ、第1の接合面部(たとえば、第1の平面状部)21と第2の接合面部(たとえば、第2の平面状部)23とを備えた所定形状に成形し、たとえば、金型を用いた打ち抜き加工をすることで第1の接合面部21の中央に貫通孔25を形成し、第2の接合面部23の中央に貫通孔27を形成する(第1のプレート成形工程)。
また、第2の板状の素材(第1の板状の素材とは別の板状の素材)を、たとえば、金型を用いたプレス加工することで塑性変形させ所定形状に成形する(第2のプレート成形工程)。
第1のプレート成形工程で成形された第1のプレート17に、第2のプレート成形工程で成形された第2のプレート19を組み付けることで、内部に冷媒が入る閉空間29を備えたリキッドタンク3を生成する(リキッドタンク生成工程)。
リキッドタンク生成工程で生成されたリキッドタンク3を、中央部に貫通孔35が形成されている第3の接合面部(たとえば第3の平面状部)31と中央部に貫通孔37が形成されて第4の接合面部(たとえば第4の平面状部)33とを備えて構成されたヘッダタンク5に、第1の接合面部21が第3の接合面部31と係合し、第2の接合面部23が第4の接合面部33と係するように組み付ける(リキッドタンク組み付け工程)。
なお、第1のプレート成形工程は、第1のプレート17の第1の接合面部21を、第1のプレート17の第1の突出部位49の先端に形成し、第1のプレート17の第2の接合面部23を、第1のプレート17の第2の突出部位51の先端に形成する工程である。
また、ヘッダタンク5は、板状の素材(第3の板状の素材)を、たとえば、金型を用いたプレス加工することで塑性変形させ、第3の接合面部31と第4の接合面部33とを備えた所定形状に成形し、たとえば、金型を用いた打ち抜き加工をすることで第3の接合面部31の中央に貫通孔35を形成し第4の接合面部33の中央に貫通孔37を形成する第1のヘッダタンク成形工程を経て生成されている。
また、第1のヘッダタンク成形工程は、ヘッダタンク5の第3の接合面部31を、ヘッダタンク5の第3の突出部位53の先端に形成し、ヘッダタンク5の第4の接合面部33を、ヘッダタンク5の第4の突出部位55の先端に形成する工程である。
また、第1のプレート成形工程は、リキッドタンク3の第1の接合面部21の貫通孔25の縁から凸部63を突出させて成形する工程である。
また、リキッドタンク組み付け工程は、凸部63がヘッダタンク5の第3の接合面部31の貫通孔35に入り込み、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めがなされるような組み付けをする工程である。
また、第1のプレート成形工程は、第1のプレート17の、第1の接合面部21と第2の接合面部23とから離れている部位に、第1の支持部39を、たとえば、金型を用いたプレス加工することで成形する工程である。
また、ヘッダタンク5の、第3の接合面部31と第4の接合面部33とから離れている部位に、リキッドタンク3の第1の支持部39に係合している第2の支持部41を、たとえば、金型を用いたプレス加工することで成形する第2のヘッダタンク成形工程を有する。
なお、第1のヘッダタンク成形工程と第2のヘッダタンク成形工程との順序は問わないものとする、さらには、第1のヘッダタンク成形工程と第2のヘッダタンク成形工程とが同時になされてもよい。
リキッドタンク一体型コンデンサ1によれば、リキッドタンク3を構成している第1のプレート17と第2のプレート19とが、板状の素材を塑性変形されることで形成されており、塑性変形によって形成された第1のプレート17の第1の接合面部21とヘッダタンク5の第3の接合面部31とが係合し、塑性変形によって形成された第1のプレート17の第2の接合面部23とヘッダタンク5の第4の接合面部33とが係合することで、リキッドタンク3がヘッダタンク5に組み付けられて冷媒通路が形成されているので、従来のような中間部材が不要になっており、構成が簡素化されている。
また、リキッドタンク一体型コンデンサ1によれば、リキッドタンク3をヘッダタンク5に組み付けるとき、従来のように中間部材を用いていないので、リキッドタンク一体型コンデンサ1の組立工数を削減することができる。
また、リキッドタンク一体型コンデンサ1によれば、リキッドタンク3をヘッダタンク5に組み付けた状態で、各平面状部21,23,31,33のところおよび各支持部39,41のところ以外では、リキッドタンク3がヘッダタンク5から離れており、リキッドタンク3とヘッダタンク5との間に空間43が存在しているので、リキッドタンク3が熱の影響を受けにくくなっている。すなわち、ヘッダタンク5とリキッドタンク3との間で、冷媒以外の熱伝達媒体の熱抵抗が大きくなっている。たとえば、高温のヘッダタンク5の表面から、低温のリキッドタンク3の表面への熱伝達がしにくくなっている。
また、リキッドタンク一体型コンデンサ1によれば、リキッドタンク3の第1の突出部位49の先端の第1の平面状部21に設けられた貫通孔25を冷媒が通り、リキッドタンク3の第2の突出部位51の先端の第2の平面状部23に設けられた貫通孔27を冷媒が通るようになっているので、従来のものに比べ、冷媒の流路抵抗を小さくすることができ、リキッドタンク3内の冷媒の流れが良くなる。
また、リキッドタンク一体型コンデンサ1によれば、リキッドタンク3をヘッダタンク5に組み付けるとき、リキッドタンク3の第1の平面状部21にヘッダタンク5の第3の平面状部31を面接触させ、リキッドタンク3の第2の平面状部23にヘッダタンク5の第4の平面状部33を面接触させるようになっている。すなわち、平面同士が面接触しているので、ロウ付けがしやくなっており、リキッドタンク3をヘッダタンク5に精度よくかつ確実に設置することができ、振動に対する耐久性が向上する。
また、リキッドタンク一体型コンデンサ1によれば、第1のプレート17が半円柱枡状に形成されており、第1の接合面部21と第2の接合面部23とが、半円柱枡の側面から突出している形態になっているので、第1のプレート17をプレス加工により得やすくなっている。
また、リキッドタンク3とヘッダタンク5にそれぞれ突出部位49,51,53,55が形成され、リキッドタンク3とヘッダタンク5がオフセットされた場合でも十分な空間を確保することができ、リキッドタンク3とヘッダタンク5の設計度を向上させることができる。
また、リキッドタンク一体型コンデンサ1によれば、第1のプレート17の第1の接合面部21の貫通孔25の縁から凸部63が突出しており、凸部63がヘッダタンク5の第3の接合面部31の貫通孔35に入り込み、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めがなされるように構成されているので、リキッドタンク3をヘッダタンク5に設置するとき、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めがしやすくなる。
また、リキッドタンク一体型コンデンサ1によれば、第1のプレート17に第1の支持部39が形成されており、ヘッダタンク5にリキッドタンク3の第1の支持部39に係合している第2の支持部41が形成されているので、ヘッダタンク5とリキッドタンク3とをより強固に一体化することができる。
また、リキッドタンク一体型コンデンサ1によれば、リキッドタンク3の第1の支持部39が第1の接合面部21および第2の接合面部23を塑性変形で形成するときいっしょに形成されており、ヘッダタンク5の第2の支持部41も同様に形成されているので、第1の支持部39や第2の支持部41の成形が容易になっている。
ところで、リキッドタンク一体型コンデンサ1を図10で示すように変形してもよい。
図10で示すリキッドタンク一体型コンデンサ1では、ヘッダタンク5の各平面状部31,33が凹部に形成されている点が、上述したリキッドタンク一体型コンデンサ1と異なっている。
すなわち、図10に示すリキッドタンク一体型コンデンサ1では、リキッドタンク3(第1のプレート17)の第1の接合面部21は、リキッドタンク3(第1のプレート17)の第1の突出部位49の先端に形成されており、リキッドタンク3(第1のプレート17)の第2の接合面部23も、リキッドタンク3(第1のプレート17)の第2の突出部位51の先端に形成されている。
一方、ヘッダタンク5の第3の接合面部31が、ヘッダタンク5の凹んでいる第1の凹部位73の底に形成されており、ヘッダタンク5の第4の接合面部33も、ヘッダタンク5の凹んでいる第2の凹部位75の底に形成されている。
さらに説明すると、リキッドタンク3の各突出部位(第1の突出部位49、第2の突出部位51)は、図6等で示すものと同様に形成されて同様に配置されている。ただし、第1の突出部位49、第2の突出部位51の突出高さの値は、図6等で示すものよりも大きくなっている。
ヘッダタンク5も、ヘッダタンク本体部61と、第3の平面状部31と、第4の平面状部33とを備えて構成されている。
ヘッダタンク5の凹んでいる部位(第1の凹部位73、第2の凹部位75)も、ヘッダタンク5の一部を変形させたことで生成されており、リキッドタンク3の各突出部位49,51に対応した凹形状に形成されている。すなわち、ヘッダタンク5の第1の凹部位73、第2の凹部位75は、ヘッダタンク本体部61の外周から内側(ヘッダタンク本体部61の中心軸C2に近づく側)にへこんでいる。
そして、第3の平面状部31は、第1の凹部位73の底の平板状の部位に形成されており、第4の平面状部33は、第2の凹部位75の底の平板状の部位に形成されている。
ヘッダタンク5にリキッドタンク3を組み付けたとき、リキッドタンク3の第1の突出部位49が、ヘッダタンク5の第1の凹部位73内に、たとえば、嵌合状態で入り込み、第1の平面状部21と第3の平面状部31とがお互いに面接触しており、リキッドタンク3の第2の突出部位51が、ヘッダタンク5の第2の凹部位75内に、たとえば、嵌合状態で入り込み、第2の平面状部23と第4の平面状部33とがお互いに面接触しているとともに、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めがなされている。
なお、上記説明では、リキッドタンク3に各突出部位49,51が設けられており、ヘッダタンク5に各凹部位73,75が設けられているが、これとは逆に、リキッドタンク3に凹部位が設けられており、ヘッダタンク5に突出部位が設けられていてもよい。
また、リキッドタンク3の第1の突出部位49とヘッダタンク5の第1の凹部位73との組み合わせ、リキッドタンク3の第2の突出部位51とヘッダタンク5の第2の凹部位75との組み合わせのうちの少なくとも一方の組み合わせを、嵌合状態しない構成であってもよい。たとえば、リキッドタンク3の第2の突出部位51の外径をヘッダタンク5の第2の凹部位75の内径より小さくしてもよい。
図10で示すリキッドタンク一体型コンデンサ1の製造方法では、第1のプレート成形工程で、リキッドタンク3の第1の接合面部21を、第1のプレート17の第1の突出部位49の先端に形成し、第1のプレート17の第2の接合面部23を、第1のプレート17の第2の突出部位51の先端に形成するようになっている。
また、ヘッダタンク5は、板状の素材(第3の素材)を、たとえば、金型を用いたプレス加工することで塑性変形させ第3の接合面部31と第4の接合面部33とを備えた所定形状に成形し、たとえば、金型を用いた打ち抜き加工をすることで、第3の接合面部31の中央に貫通孔35を形成し、第4の接合面部33の中央に貫通孔37を形成する第1のヘッダタンク成形工程を経て生成されるのである。
また、第1のヘッダタンク成形工程では、ヘッダタンク5の第3の接合面部31を、ヘッダタンク5の凹んでいる第1の凹部位73の底に形成し、ヘッダタンク5の第4の接合面部33を、ヘッダタンク5の凹んでいる第2の凹部位75の底に形成するようになっている。
図10で示すリキッドタンク一体型コンデンサ1によれば、第1のプレート17の第1の接合面部21が第1のプレート17の第1の突出部位49の先端に形成されており、第1のプレート17の第2の接合面部23も、第1のプレート17の第2の突出部位51の先端に形成されており、ヘッダタンク5の第3の接合面部31がヘッダタンク5の第1の凹部位73の底に形成されており、ヘッダタンク5の第4の接合面部33もヘッダタンク5の第2の凹部位75の底に形成されており、リキッドタンク3をヘッダタンク5に設置するとき、第1の突出部位49が第1の凹部位73に嵌合し、第2の突出部位51が第2の凹部位75に嵌合するので、ヘッダタンク5に対するリキッドタンク3の位置決めがしやすくなっている。
なお、各支持部39,41においても、各支持部39,41のいずれか一方を凹部で構成してよい。
1 リキッドタンク一体型コンデンサ
3 リキッドタンク
5 ヘッダタンク
17 第1のプレート
19 第2のプレート
21 第1の接合面部(第1の平面状部)
23 第2の接合面部(第2の平面状部)
25,27 貫通孔
29 閉空間
31 第3の接合面部(第3の平面状部)
33 第4の接合面部(第4の平面状部)
35,37 貫通孔
39 第1の支持部
41 第2の支持部
49 第1の突出部位
51 第2の突出部位
53 第3の突出部位
55 第4の突出部位
63 凸部
73 第1の凹部位
75 第2の凹部位

Claims (11)

  1. 板状の素材を塑性変形されることで形成されており、中央部に貫通孔が形成されている第1の接合面部と、中央部に貫通孔が形成されている第2の接合面部とが設けられている第1のプレートと、板状の素材を塑性変形されることで形成されており、前記第1のプレートに一体的に組み付けられることで、内部に冷媒が入る閉空間を形成する第2のプレートとで構成されたリキッドタンクと、
    中央部に貫通孔が形成されており、前記リキッドタンクの第1の接合面部と係合している第3の接合面部と、中央部に貫通孔が形成されており、前記リキッドタンクの第2の平面状部と係合している第4の接合面部とを備えて構成されたヘッダタンクと、
    を有することを特徴とするリキッドタンク一体型コンデンサ。
  2. 請求項1に記載のリキッドタンク一体型コンデンサにおいて、
    前記リキッドタンクの第1の接合面部は、前記リキッドタンクの第1の突出部位の先端に形成されており、前記リキッドタンクの第2の接合面部も、前記リキッドタンクの第2の突出部位の先端に形成されており、
    前記ヘッダタンクの第3の接合面部は、前記ヘッダタンクの第3の突出部位の先端に形成されており、前記ヘッダタンクの第4の接合面部も、前記ヘッダタンクの第4の突出部位の先端に形成されていることを特徴とするリキッドタンク一体型コンデンサ。
  3. 請求項1に記載のリキッドタンク一体型コンデンサにおいて、
    前記リキッドタンクの第1の接合面部は、前記リキッドタンクの第1の突出部位の先端に形成されており、前記リキッドタンクの第2の接合面部も、前記リキッドタンクの第2の突出部位の先端に形成されており、
    前記ヘッダタンクの第3の接合面部は、前記ヘッダタンクの凹んでいる第1の凹部位の底に形成されており、前記ヘッダタンクの第4の接合面部も、前記ヘッダタンクの凹んでいる第2の凹部位の底に形成されていることを特徴とするリキッドタンク一体型コンデンサ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のリキッドタンク一体型コンデンサにおいて、
    前記リキッドタンクの第1の接合面部の貫通孔の縁から凸部が突出しており、前記凸部が前記ヘッダタンクの第3の接合面部の貫通孔に入り込み、前記ヘッダタンクに対する前記リキッドタンクの位置決めがなされるように構成されているか、
    もしくは、
    前記ヘッダタンクの第3の接合面部の貫通孔の縁から凸部が突出しており、前記凸部が前記リキッドタンクの第1の接合面部の貫通孔に入り込み、前記ヘッダタンクに対する前記リキッドタンクの位置決めがなされていることを特徴とするリキッドタンク一体型コンデンサ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のリキッドタンク一体型コンデンサにおいて、
    前記リキッドタンクの、前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とから離れている部位には、第1の支持部が形成されており、
    前記ヘッダタンクの、前記第3の接合面部と前記第4の接合面部とから離れている部位には、前記リキッドタンクの第1の支持部に係合している第2の支持部が形成されていることを特徴とするリキッドタンク一体型コンデンサ。
  6. リキッドタンク一体型コンデンサのヘッダタンクに設置されるリキッドタンクにおいて、
    板状の素材を塑性変形されることで形成されており、中央部に貫通孔が形成されている第1の接合面部と、中央部に貫通孔が形成されている第2の接合面部とが設けられている第1のプレートと、
    板状の素材を塑性変形されることで形成されており、前記第1のプレートに一体的に組み付けられることで、内部に冷媒が入る閉空間を形成する第2のプレートと、
    を有することを特徴とするリキッドタンク。
  7. 複数本のチューブの長手方向の一端部に設けられ、前記各チューブ内を流れた冷媒が流入し、もしくは、前記各チューブ内を流れる冷媒が流出するヘッダタンクと、このヘッダタンクに設置され、前記ヘッダタンクから流出した冷媒を前記ヘッダタンクに流入させるリキッドタンクとを備えたリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法において、
    第1の板状の素材を第1の接合面部と第2の接合面部とを備えた所定形状に成形し、前記第1の接合面部の中央に貫通孔を形成し、前記第2の接合面部の中央に貫通孔を形成する第1のプレート成形工程と、
    第2の板状の素材を所定形状に成形する第2のプレート成形工程と、
    前記第1のプレート成形工程で成形された第1のプレートに、前記第2のプレート成形工程で成形された第2のプレートを組み付けることで、内部に冷媒が入る閉空間を備えたリキッドタンクを生成するリキッドタンク生成工程と、
    前記リキッドタンク生成工程で生成されたリキッドタンクを、中央部に貫通孔が形成されている第3の接合面部と中央部に貫通孔が形成されて第4の接合面部とを備えて構成されたヘッダタンクに、前記第1の接合面部が前記第3の接合面部と係合し、前記第2の接合面部が前記第4の接合面部と係するように組み付けるリキッドタンク組み付け工程と、
    を有することを特徴とするリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法。
  8. 請求項7に記載のリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法において、
    前記第1のプレート成形工程は、前記第1のプレートの第1の接合面部を、前記第1のプレートの第1の突出部位の先端に形成し、前記第1のプレートの第2の接合面部を、前記第1のプレートの第2の突出部位の先端に形成する工程であり、
    前記ヘッダタンクは、板状の素材を前記第3の接合面部と前記第4の接合面部とを備えた所定形状に成形し、前記第3の接合面部の中央に貫通孔を形成し、前記第4の接合面部の中央に貫通孔を形成する第1のヘッダタンク成形工程を経て生成されており、
    前記第1のヘッダタンク成形工程は、前記ヘッダタンクの第3の接合面部を、前記ヘッダタンクの第3の突出部位の先端に形成し、前記ヘッダタンクの第4の接合面部を、前記ヘッダタンクの第4の突出部位の先端に形成する工程であることを特徴とするリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法。
  9. 請求項7に記載のリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法において、
    前記第1のプレート成形工程は、前記リキッドタンクの第1の接合面部を、前記第1のプレートの第1の突出部位の先端に形成し、前記第1のプレートの第2の接合面部を、前記第1のプレートの第2の突出部位の先端に形成する工程であり、
    前記ヘッダタンクは、板状の素材を前記第3の接合面部と前記第4の接合面部とを備えた所定形状に成形し、前記第3の接合面部の中央に貫通孔を形成し、前記第4の接合面部の中央に貫通孔を形成する第1のヘッダタンク成形工程を経て生成されており、
    前記第1のヘッダタンク成形工程は、前記ヘッダタンクの第3の接合面部を、前記ヘッダタンクの凹んでいる第1の凹部位の底に形成し、前記ヘッダタンクの第4の接合面部を、前記ヘッダタンクの凹んでいる第2の凹部位の底に形成する工程であることを特徴とするリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法。
  10. 請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載のリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法において、
    前記第1のプレート成形工程は、前記リキッドタンクの第1の接合面部の貫通孔の縁から凸部を突出させて成形する工程であり、
    前記リキッドタンク組み付け工程は、前記凸部が前記ヘッダタンクの第3の接合面部の貫通孔に入り込み、前記ヘッダタンククに対する前記リキッドタンの位置決めがなされるような組み付けをする工程であることを特徴とするリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法。
  11. 請求項7〜請求項10のいずれか1項に記載のリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法において、
    前記第1のプレート成形工程は、前記第1のプレートの、前記第1の接合面部と前記第2の接合面部とから離れている部位に、第1の支持部を成形する工程であり、
    前記ヘッダタンクの、前記第3の接合面部と前記第4の接合面部とから離れている部位に、前記リキッドタンクの第1の支持部に係合している第2の支持部を成形する第2のヘッダタンク成形工程を有することを特徴とするリキッドタンク一体型コンデンサの製造方法。
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