JP2014228097A - シフトバイワイヤ制御装置 - Google Patents

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信一 石原
清水 健司
Kenji Shimizu
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允人 舘野
Makoto Tateno
允人 舘野
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Masato Matsubara
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Abstract

【課題】シフトバイワイヤ制御の異常検出に応じて速やかにフェールセーフ処理を実行し、かつ、シフトバイワイヤ制御の監視負荷を低減する。
【解決手段】シフトバイワイヤ制御装置10は、シフトバイワイヤ制御部11と、シフトバイワイヤ制御を監視する監視部12と、監視制御を検証する検証部13とを備える。シフトバイワイヤ制御部11は、シフトレバー位置を判定するシフトレバー位置判定処理と、要求レンジを判定する要求レンジ判定処理と、出力レンジを判定する出力レンジ判定処理とを順次実行して、出力レンジを駆動制御装置に出力する。監視部は、シフトレバー位置判定処理の異常、要求レンジ判定処理の異常、出力レンジ判定処理の異常を、異常判定テーブルに基づいてそれぞれ別個に検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シフトバイワイヤ制御装置に関する。
近年、ユーザによる操作部の操作状態に応じて駆動部の動作を制御装置によって電気的に制御するいわゆるバイワイヤ制御に係る技術の開発が進められている。例えば特許文献1には、バイワイヤ制御を実行する第1レベルの機能、第1レベルの機能による制御をモニタリングする第2レベルの機能、第2レベルの機能によるモニタリングをさらにモニタリングする第3レベルの機能を設ける技術が開示されている。また、このようなバイワイヤ制御は、ユーザによるシフトレバーの操作位置に応じて自動変速機のシフトレンジを制御装置によって電気的に制御するいわゆるシフトバイワイヤ制御にも適用されつつある。
特表平10−507805号公報
しかしながら、従来の技術では、第1レベルの制御の全体、つまりシフトバイワイヤ制御の全体を第2レベルの機能によって常にモニタリングしながら異常を検出する。そのため、シフトバイワイヤ制御の異常検出に時間を要し、また、シフトバイワイヤ制御の異常検出から実際にフェールセーフ処理が実行されるまでの時間が長くなる傾向がある。従って、シフトバイワイヤ制御の異常検出により直ちに出力を遮断することができない。また、第2レベルの機能による処理負荷、つまりモニタリングの処理負荷が重くなり、シフトバイワイヤ制御の監視に時間がかかる。
そこで、本発明は、シフトバイワイヤ制御の異常検出に応じて速やかにフェールセーフ処理を実行することができ、かつ、シフトバイワイヤ制御の監視負荷を低減することができるシフトバイワイヤ制御装置を提供する。
本発明に係るシフトバイワイヤ制御装置は、シフトレバーの操作位置に応じて駆動制御装置を制御するシフトバイワイヤ制御部と、シフトバイワイヤ制御部による制御を監視する監視部と、監視部による監視が正常に動作しているか否かを検証する検証部と、を備える。シフトバイワイヤ制御部は、シフトレバーの操作位置をシフトレバー位置として判定するシフトレバー位置判定処理と、シフトレバー位置判定処理によって判定されたシフトレバー位置に応じて、駆動制御装置に要求するシフトレンジを要求レンジとして判定する要求レンジ判定処理と、要求レンジ判定処理によって判定された要求レンジに応じて、駆動制御装置に出力するシフトレンジを出力レンジとして判定する出力レンジ判定処理と、を順次実行する。そして、シフトバイワイヤ制御部は、出力レンジ判定処理によって判定された出力レンジを駆動制御装置に出力する。監視部は、異常検出処理を実行する。この異常検出処理は、シフトレバー位置判定処理の異常、要求レンジ判定処理の異常、および、出力レンジ判定処理の異常を、異常判定テーブルに基づいてそれぞれ別個に検出する処理である。
このようなシフトバイワイヤ制御装置によれば、シフトバイワイヤ制御部による制御は、処理順に従って時系列的に細分化されており、監視部は、シフトバイワイヤ制御部が順次実行する各処理の異常をそれぞれ別個に検出する。これにより、シフトバイワイヤ制御部が順次実行する何れかの処理に異常が発生した場合には、その異常を次の処理に移行する前に検出することができ、シフトバイワイヤ制御を構成する何れかの処理で異常が検出されたことに応じて速やかにフェールセーフ処理を実行することができる。また、シフトバイワイヤ制御部が実行する各処理の異常は、監視部によってそれぞれ別個に検出される。これにより、シフトバイワイヤ制御部による制御全体を常に監視する必要がなく、その監視負荷を低減することができる。
第1実施形態に係るシフトバイワイヤ制御装置の構成を概略的に示すブロック図 シフトレバーの操作位置の一例を概略的に示す図 各判定処理からの出力信号とその出力信号が確定されるまでの時間との関係の一例を示す図 シフトレバー位置判定処理の異常検出に用いられる異常判定テーブルの一例を示す図 要求レンジ判定処理の異常検出に用いられる異常判定テーブルの一例を示す図 出力レンジ判定処理の異常検出に用いられる異常判定テーブルの一例を示す図 シフトバイワイヤ制御装置による制御の一例を示すフローチャート 第2実施形態に係る図1相当図 共通の異常判定テーブルの一例を示す図
以下、シフトバイワイヤ制御装置の複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に示すシフトバイワイヤ制御装置10は、例えば車両に搭載されるものであり、図示しないマイクロコンピュータにおいて制御プログラムを実行することにより、シフトバイワイヤ制御部11、監視部12、検証部13からなる複数の機能レベルをソフトウェアによって仮想的に実現している。なお、これら機能レベル11〜13は、集積回路としてハードウェア的に実現してもよい。シフトバイワイヤ制御部11は、さらに、シフトレバー位置判定処理部111、要求レンジ判定処理部112、出力レンジ判定処理部113をソフトウェアによって仮想的に実現している。なお、これら処理部111〜113は、集積回路としてハードウェア的に実現してもよい。
シフトレバー位置判定処理部111は、シフトセンサ20から信号S1が入力されるとシフトレバー位置判定処理を実行する。シフトセンサ20は、ユーザが図示しないシフトレバーを操作すると、その操作位置を示す信号S1をシフトレバー位置判定処理部111および監視部12に出力する。このシフトレバー位置判定処理は、シフトセンサ20から入力される信号S1に基づいて、シフトレバーの操作位置をシフトレバー位置として判定する処理である。シフトレバー位置判定処理部111は、判定したシフトレバー位置を示す信号S2を要求レンジ判定処理部112および監視部12に出力する。
なお、図2は、シフトレバーの操作位置の一例を概略的に示している。即ち、「D」はドライブポジション、「N」はニュートラルポジション、「R」はリバースポジション、「B」はブレーキポジション、「M」はモーメンタリポジションを示す。ドライブポジション「D」、ニュートラルポジション「N」、リバースポジション「R」は周知の通りである。ブレーキポジション「B」は、例えば急な坂道などにおいて回生ブレーキを利用しながら車両を走行させるポジションである。モーメンタリポジション「M」は、ユーザがシフトレバーを放したときに当該シフトレバーが自動的に復帰するポジションである。例えば、図2に矢印aで示すように、ユーザがシフトレバーをドライブポジション「D」に移動させて当該シフトレバーを放すと、自動変速機30のシフトレンジはシフトレンジ「D」にシフトしたまま、図2に矢印bで示すように、シフトレバーのみがモーメンタリポジション「M」に戻るようになっている。なお、シフトレバーの操作位置は、図2に例示するものに限られるものではない。
要求レンジ判定処理部112は、シフトレバー位置判定処理部111から信号S2が入力されると要求レンジ判定処理を実行する。この処理は、入力された信号S2に基づいて、シフトレバー位置判定処理によって判定されたシフトレバー位置を特定し、そのシフトレバー位置に応じて、自動変速機30に要求するシフトレンジを要求レンジとして判定する処理である。要求レンジ判定処理部112は、判定した要求レンジを示す信号S3を出力レンジ判定処理部113および監視部12に出力する。
出力レンジ判定処理部113は、要求レンジ判定処理部112から信号S3が入力されると出力レンジ判定処理を実行する。この処理は、入力された信号S3に基づいて、要求レンジ判定処理によって判定された要求レンジを特定し、その要求レンジに応じて、自動変速機30に出力するシフトレンジを出力レンジとして判定する処理である。出力レンジ判定処理部113は、判定した出力レンジを示す信号S4を自動変速機30および監視部12に出力する。そして、自動変速機30は、入力された信号S4に基づいてシフトレンジを変更する。なお、詳しい説明は省略するが、信号S4は、図示しないモータ制御装置やメータ制御装置などにも出力され、各装置は、それぞれ入力された信号S4に基づいて動作する。本発明の駆動制御装置には、自動変速機30のほか、こられモータ制御装置やメータ制御装置など、シフトバイワイヤ制御装置10から出力される出力レンジに応じて各種の駆動部の駆動を制御する制御装置も含まれる。
以上の通り、シフトバイワイヤ制御部11は、シフトセンサ20から信号S1が入力されると、時系列的に分割されたシフトレバー位置判定処理、要求レンジ判定処理、出力レンジ判定処理を順次実行して、最終的に、出力レンジを示す信号S4を自動変速機30に出力する。これにより、シフトバイワイヤ制御部11は、いわゆるバイワイヤ制御によって、シフトレバーの操作位置に応じて自動変速機30のシフトレンジを電気的に制御する。
監視部12は、上述したシフトバイワイヤ制御部11による制御を監視するものであり、異常検出処理部121をソフトウェアによって仮想的に実現している。なお、この処理部121は、集積回路としてハードウェア的に実現してもよい。監視部12は、シフトバイワイヤ制御部11から信号S1,S2,S3,S4が順次入力されると、異常検出処理部121によって異常検出処理を順次実行する。この異常検出処理は、シフトレバー位置判定処理部111による判定処理の異常、要求レンジ判定処理部112による判定処理の異常、および、出力レンジ判定処理部113による判定処理の異常を、異常判定テーブルに基づいてそれぞれ別個に検出する処理である。
図3に示すように、この場合、監視部12は、シフトレバー位置判定処理部111からの信号S2の出力が第1所定時間K1継続したときに、その信号S2に基づいてシフトレバー位置を確定する。また、監視部12は、要求レンジ判定処理部112からの信号S3の出力が第2所定時間K2継続したときに、その信号S3に基づいて要求レンジを確定する。また、監視部12は、出力レンジ判定処理部113からの信号S4の出力が第3所定時間K3継続したときに、その信号S4に基づいて出力レンジを確定する。そして、監視部12は、確定したシフトレバー位置判定処理の出力、要求レンジ判定処理の出力、および、出力レンジ判定処理の出力に基づいて、各判定処理の異常の有無を検出する。なお、所定時間K1〜K3は、例えば数十msほどの時間で適宜変更して設定することができる。また、所定時間K1〜K3は、それぞれ異なる時間で設定してもよいし、同じ時間で設定してもよい。
また、この場合、監視部12は、シフトレバー位置判定処理の異常は個別異常判定テーブルT1を用いて検出し、要求レンジ判定処理の異常は個別異常判定テーブルT2を用いて検出し、出力レンジ判定処理の異常は個別異常判定テーブルT3を用いて検出する。
図4は、個別異常判定テーブルT1の一例を示す。即ち、監視部12は、例えば、信号S1によって特定されるシフトレバーの操作位置が「M」であるにも関わらず、シフトレバー位置判定処理部111が出力する信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「R」または「N」または「D」である場合には、シフトレバー位置判定処理の出力が異常であることを検出する。また、監視部12は、信号S1によって特定されるシフトレバーの操作位置が「R」であるにも関わらず信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「D」である場合、信号S1によって特定されるシフトレバーの操作位置が「D」であるにも関わらず信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「R」である場合、信号S1によって特定されるシフトレバーの操作位置が「N」であるにも関わらず信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「R」または「D」である場合などにも、シフトレバー位置判定処理の出力が異常であることを検出する。
図5は、個別異常判定テーブルT2の一例を示す。即ち、監視部12は、例えば、信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「M」または「N」であるにも関わらず、要求レンジ判定処理部112が出力する信号S3によって特定される要求レンジが「R」または「D」である場合には、要求レンジ判定処理の出力が異常であることを検出する。また、監視部12は、信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「R」であるにも関わらず信号S3によって特定される要求レンジが「D」である場合、信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「D」であるにも関わらず信号S3によって特定される要求レンジが「R」である場合などにも、要求レンジ判定処理の出力が異常であることを検出する。
図6は、個別異常判定テーブルT3の一例を示す。即ち、監視部12は、例えば、信号S3によって特定される要求レンジが「要求なし」であるにも関わらず、出力レンジ判定処理部113が出力する信号S4によって特定される出力レンジが「R」または「D」または「B」である場合には、出力レンジ判定処理の出力が異常であることを検出する。また、監視部12は、信号S3によって特定される要求レンジが「R」であるにも関わらず信号S4によって特定される出力レンジが「D」である場合、信号S3によって特定される要求レンジが「D」または「B」であるにも関わらず信号S4によって特定される出力レンジが「R」である場合、信号S3によって特定される要求レンジが「N」であるにも関わらず信号S4によって特定される出力レンジが「R」または「D」である場合などにも、出力レンジ判定処理の出力が異常であることを検出する。なお、要求レンジ判定処理部112は、信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「M」である場合に、正常な要求レンジとして「要求なし」を示す信号S3を出力するように設定されている。また、個別異常判定テーブルT1〜T3の内容は、それぞれ適宜変更して設定することができる。
検証部13は、検証処理を実行することにより、監視部12による監視が正常に動作しているか否かを検証する。即ち、検証部13は、上述した信号S1〜S4に代わるダミーの異常検出用信号D1〜D4を監視部12に順次出力する。そして、検証部13は、異常検出用信号D1〜D4を順次出力したことに応じて監視部12が順次異常を検出して異常検出信号R1〜R4を出力した場合には、監視部12による監視が正常に動作していると判定する。一方、検証部13は、異常検出用信号D1〜D4を順次出力したにも関わらず監視部12から異常検出信号R1〜R4が出力されない場合には、監視部12による監視が正常に動作していないと判定する。なお、検証部13による検証処理の実行タイミングは、適宜変更して設定することができる。
シフトバイワイヤ制御装置10は、監視部12がシフトレバー位置判定処理、要求レンジ判定処理、出力レンジ判定処理の何れかの処理の異常を検出した場合、または、検証部13が「監視部12による監視が正常に動作していない」と判定した場合には、所定のフェールセーフ処理を実行する。このフェールセーフ処理としては、例えば図示しないモータ制御装置によるモータの駆動を強制的に停止する処理など、車両の各駆動部を停止状態に移行させる種々の処理を適用することができる。
次に、シフトバイワイヤ制御装置10による制御の一例について説明する。即ち、図7に示すように、シフトバイワイヤ制御装置10は、上述した監視部12によりシフトバイワイヤ制御部11の各処理をそれぞれ別個に監視する(S1)。そして、シフトバイワイヤ制御装置10は、異常が検出されなければ(S2:NO)、この処理を終了する。一方、シフトバイワイヤ制御装置10は、異常が検出されると(S2:YES)、異常カウンタをカウントアップして(S3)、カウントアップ後の異常カウンタが予め設定された閾値を超えたか否かを判断する(S4)。なお、この閾値は適宜変更して設定することができる。シフトバイワイヤ制御装置10は、異常カウンタが閾値を超えた場合には(S4:YES)、所定のフェールセーフ処理を実行して(S5)、この処理を終了する。一方、シフトバイワイヤ制御装置10は、異常カウンタが閾値を超えていない場合には(S4:NO)、フェールセーフ処理を実行することなく、この処理を終了する。なお、異常カウンタは、例えばフェールセーフ処理を実行した場合などに適宜クリアするように設定することができる。
本実施形態に係るシフトバイワイヤ制御装置10によれば、シフトバイワイヤ制御部11による制御は、処理順に従って時系列的に細分化されており、監視部12は、シフトバイワイヤ制御部11が順次実行する各処理の異常をそれぞれ別個に検出する。これにより、シフトバイワイヤ制御部11が順次実行する何れかの処理に異常が発生した場合には、その異常を次の処理に移行する前に検出することができ、シフトバイワイヤ制御を構成する何れかの処理で異常が検出されたことに応じて速やかにフェールセーフ処理を実行することができる。また、シフトバイワイヤ制御部11が実行する各処理の異常は、監視部12によってそれぞれ別個に検出される。これにより、シフトバイワイヤ制御部11による制御全体を常に監視する必要がなく、実行中の処理のみを監視することで異常の有無を検出することができ、監視部12による監視負荷を低減することができる。
また、シフトバイワイヤ制御装置10によれば、シフトバイワイヤ制御部11が実行する各処理の異常をそれぞれ別個に検出するので、異常が発生した処理を特定することができ、詳細な異常検出を実現することができる。
また、シフトバイワイヤ制御装置10によれば、監視部12は、シフトレバー位置判定処理の異常、要求レンジ判定処理の異常、および、出力レンジ判定処理の異常を、それぞれ異なる個別異常判定テーブルT1〜T3を用いて検出する。これにより、各処理に適した異常判定テーブルを用いて異常を検出することができ、異常検出の精度を格段に向上することができる。また、1つの監視部12が全ての個別異常判定テーブルT1〜T3にアクセスできるように構成したので、監視制御に係る構成が複雑にならず、構成のコンパクト化を図ることができる。
また、シフトバイワイヤ制御装置10によれば、監視部12は、シフトレバー位置判定処理の「出力」の異常、要求レンジ判定処理の「出力」の異常、および、出力レンジ判定処理の「出力」の異常を検出する。即ち、次の処理部に与える「出力」の異常を検出することにより、次の処理部が異常な出力に基づいて処理を進めてしまうことを確実に防止することができる。
また、シフトバイワイヤ制御装置10によれば、監視部12は、シフトレバー位置判定処理の出力が所定時間K1継続したときにシフトレバー位置を確定し、要求レンジ判定処理の出力が所定時間K2継続したときに要求レンジを確定し、出力レンジ判定処理の出力が所定時間K3継続したときに出力レンジを確定する。これにより、一時的な出力ではなく、ある程度の継続的な出力に基づいて確定された各処理の判定結果に基づいて監視部12による監視制御を行うことができ、その監視精度を一層向上することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、監視部12による異常検出処理に係る構成およびその処理内容が上述の実施形態と異なる。以下、異なる点のみを説明する。即ち、図8に示すように、シフトバイワイヤ制御装置10において、監視部12は、シフトレバー位置判定処理の異常、要求レンジ判定処理の異常、および、出力レンジ判定処理の異常を、共通異常判定テーブルTCを用いて検出する。
図9は、共通異常判定テーブルTCの一例を示す。即ち、監視部12は、シフトバイワイヤ制御部11がシフトレバー位置判定処理を実行している場合において、例えば、信号S1によって特定されるシフトレバーの操作位置が「M」または「B」であるにも関わらず、シフトレバー位置判定処理部111が出力する信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「R」または「N」または「D」である場合には、シフトレバー位置判定処理の出力が異常であることを検出する。また、監視部12は、信号S1によって特定されるシフトレバーの操作位置が「R」であるにも関わらず信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「D」である場合、信号S1によって特定されるシフトレバーの操作位置が「D」であるにも関わらず信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「R」である場合、信号S1によって特定されるシフトレバーの操作位置が「N」であるにも関わらず信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「R」または「D」である場合などにも、シフトレバー位置判定処理の出力が異常であることを検出する。
また、監視部12は、シフトバイワイヤ制御部11が要求レンジ判定処理を実行している場合において、例えば、信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「M」または「B」であるにも関わらず、要求レンジ判定処理部112が出力する信号S3によって特定される要求レンジが「R」または「N」または「D」である場合には、要求レンジ判定処理の出力が異常であることを検出する。また、監視部12は、信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「R」であるにも関わらず信号S3によって特定される要求レンジが「D」である場合、信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「D」であるにも関わらず信号S3によって特定される要求レンジが「R」である場合、信号S2によって特定されるシフトレバー位置が「N」であるにも関わらず信号S3によって特定される要求レンジが「R」または「D」である場合などにも、要求レンジ判定処理の出力が異常であることを検出する。
また、監視部12は、シフトバイワイヤ制御部11が出力レンジ判定処理を実行している場合において、例えば、信号S3によって特定される要求レンジが「M」または「B」であるにも関わらず、出力レンジ判定処理部113が出力する信号S4によって特定される出力レンジが「R」または「N」または「D」である場合には、出力レンジ判定処理の出力が異常であることを検出する。また、監視部12は、信号S3によって特定される要求レンジが「R」であるにも関わらず信号S4によって特定される出力レンジが「D」である場合、信号S3によって特定される要求レンジが「D」であるにも関わらず信号S4によって特定される出力レンジが「R」である場合、信号S3によって特定される要求レンジが「N」であるにも関わらず信号S4によって特定される出力レンジが「R」または「D」である場合などにも、出力レンジ判定処理の出力が異常であることを検出する。なお、共通異常判定テーブルTCの内容は、適宜変更して設定することができる。
本実施形態によっても、シフトバイワイヤ制御の異常検出に応じて速やかにフェールセーフ処理を実行することができ、かつ、シフトバイワイヤ制御の監視負荷を低減することができる。
また、シフトバイワイヤ制御装置10によれば、監視部12は、シフトレバー位置判定処理の異常、要求レンジ判定処理の異常、および、出力レンジ判定処理の異常を、共通の異常判定テーブルTCを用いて検出する。これにより、各処理の異常を1つの異常判定テーブルを用いて検出することができ、監視制御に係る構成が複雑にならず、構成のコンパクト化を図ることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述した複数の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。また、上述の複数の実施形態を組み合わせて実施してもよい。
図面中、10はシフトバイワイヤ制御装置、11はシフトバイワイヤ制御部、12は監視部、13は検証部、30は自動変速機(駆動制御装置)を示す。

Claims (5)

  1. シフトレバーの操作位置に応じて駆動制御装置を制御するシフトバイワイヤ制御部(11)と、
    前記シフトバイワイヤ制御部による制御を監視する監視部(12)と、
    前記監視部による監視が正常に動作しているか否かを検証する検証部(13)と、
    を備えるシフトバイワイヤ制御装置(10)であって、
    前記シフトバイワイヤ制御部は、
    前記シフトレバーの操作位置をシフトレバー位置として判定するシフトレバー位置判定処理と、
    前記シフトレバー位置判定処理によって判定された前記シフトレバー位置に応じて、前記駆動制御装置に要求するシフトレンジを要求レンジとして判定する要求レンジ判定処理と、
    前記要求レンジ判定処理によって判定された前記要求レンジに応じて、前記駆動制御装置に出力するシフトレンジを出力レンジとして判定する出力レンジ判定処理と、
    を順次実行して、前記出力レンジ判定処理によって判定された前記出力レンジを前記駆動制御装置に出力し、
    前記監視部は、前記シフトレバー位置判定処理の異常、前記要求レンジ判定処理の異常、および、前記出力レンジ判定処理の異常を、異常判定テーブルに基づいてそれぞれ別個に検出する異常検出処理を実行するシフトバイワイヤ制御装置。
  2. 前記監視部は、前記シフトレバー位置判定処理の異常、前記要求レンジ判定処理の異常、および、前記出力レンジ判定処理の異常を、それぞれ異なる異常判定テーブル(T1,T2,T3)を用いて検出する請求項1に記載のシフトバイワイヤ制御装置。
  3. 前記監視部は、前記シフトレバー位置判定処理の異常、前記要求レンジ判定処理の異常、および、前記出力レンジ判定処理の異常を、共通の異常判定テーブル(TC)を用いて検出する請求項1に記載のシフトバイワイヤ制御装置。
  4. 前記監視部は、前記シフトレバー位置判定処理の出力の異常、前記要求レンジ判定処理の出力の異常、および、前記出力レンジ判定処理の出力の異常を検出する請求項1から3の何れか1項に記載のシフトバイワイヤ制御装置。
  5. 前記監視部は、
    前記シフトレバー位置判定処理の出力が所定時間継続したときに前記シフトレバー位置を確定し、
    前記要求レンジ判定処理の出力が所定時間継続したときに前記要求レンジを確定し、
    前記出力レンジ判定処理の出力が所定時間継続したときに前記出力レンジを確定する請求項1から4の何れか1項に記載のシフトバイワイヤ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180061465A (ko) * 2016-11-28 2018-06-08 현대오트론 주식회사 Sbw 시스템의 변속제어 오류 진단 장치 및 방법

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