JP2014228023A - 回転体支持構造体及び画像形成装置 - Google Patents

回転体支持構造体及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な操作で、回転体を着脱することができ、しかも、この装着動作及び取り外し動作中においては、回転体を大きく移動させる必要がない回転体支持構造体及び画像形成装置を提供する。【解決手段】回転体の軸方向両端部の被支持部を回転自在に支持する支持嵌合孔部を有する一対の支持部材を備える。支持嵌合孔部と外部とを連結するスリット孔を一方の支持部材に設ける。回転体の支持部材に接近する方向の移動によって、スリット孔を介して支持嵌合孔部に嵌入する小径部を回転体に設ける。小径部が支持嵌合孔部に嵌合された状態で、回転体を軸方向に沿ってスライドさせて、両支持部材の支持嵌合孔部にそれぞれ回転体の被支持部を嵌合させる。【選択図】 図1

Description

本発明は、回転体支持構造体およびこのような回転体支持構造体が用いられる複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
画像形成装置は、転写材(記録媒体)にトナー像を形成するためには、感光体を帯電させる帯電装置と、感光体上に潜像を作成する露光装置と、潜像にトナーを付着させる現像装置と、現像されたトナー像を転写材に転写する転写装置と、転写工程において転写材に転写されずに感光体上に残留したトナーを清掃する感光体クリーニング装置などから構成される。
前記感光体等は回転体であり、このような画像形成装置には、種々の回転体が用いられる。回転体としては、両軸端部で支持され、交換や点検・補修等のために、着脱可能とするのが好ましい。そのため、従来から、画像形成装置等に用いられる回転体を着脱可能の支持する支持構造が種々提案されている(特許文献1〜特許文献3)。
特許文献1では、回転体の両端軸部を支持する支持部材と、この支持部材が上方から落としこまれる嵌合孔部とを備えたものである。支持部材は、円筒状形状の円筒状部分の一部を切欠いた外周面をもつものである。また、嵌合孔部は、支持部材が嵌合する嵌合本体部と、開口部が上方に向かって拡大するテーパ開口部と、テーパ開口部と嵌合本体部とを連通する連通部とからなる。
嵌合本体部は、支持部材の円筒形状部と嵌合する円筒状内面を有するものであり、また連通部の幅寸法が支持部材の切欠面間寸法よりも僅かに長い寸法とされる。このため、支持部材を、その長径を鉛直状として、テーパ開口部から連通部を介して嵌合本体部に嵌入し、その後、支持部材に連設されたレバーの操作によって、支持部材を約90度だけ回動させて、支持部材の円筒形状部を嵌合本体部に嵌合させるものである。
また、特許文献2は、一対の支持部材(分割体)を組み合わせて軸受を構成し、この軸受を回転体の軸方向両端部にそれぞれ装着するものである。各支持部材には、回転体に設けられた周方向凹溝に嵌合する半周長さの凸条が形成されている、
このため、一対の支持部材が組み合わせて際には、半周長さの凸条が組み合わされて、回転体の周方向凹溝に嵌合する周方向凸部が形成される。また、一対の支持部材にて構成される軸受は、所定間隔で相対向する支持壁に装着され、回転体は軸方向の移動が規制された支持される。
特許文献3では、内径側の係止爪を有する短円筒状の支持部材を、回転軸の軸方向両端部に装着するものである。すなわち、回転体の軸方向両端部には、それぞれ溝が形成され、支持部材を回転体の軸方向外方から挿入することによって、支持部材の係止爪を回転体の溝に係止するものである。また、支持部材には、取手が設けられ、この取手を操作することによって、係止爪の溝への係止状態を解除することによって、支持部材を回転体から取り外すことができる。
しかしながら、特許文献1に記載のもので、筒状形状の円筒状部分の一部を切欠いた外周面をもつ支持部材を形成するともに、支持部材の相手側には、支持部材の円筒形状部と嵌合する円筒状内面を有する嵌合孔部を設ける必要がある。そして、支持部材の回動させることによって、円筒状内面を嵌合孔部の嵌合本体部に嵌合させる必要がある。
このため、この特許文献1では、比較的高精度に各部材を加工すると共に、軸方向両端部の支持部材と、これら嵌合する嵌合孔部の配置位置を高精度に設定する必要があり、生産性に劣るものである。しかも、操作レバーを操作するものであるので、この操作レバーを操作するための操作スペースを確保する必要があり、装置全体として大型化を招いたり、スペースを確保できなかったりして、設計の自由度は低下するおそれがあった。
特許文献2では、多くの部品を必要として、組み立て性に劣るものである。しかも、所定間隔で相対向する支持壁に対して、いずれか一方の支持壁の外側から、回転体をその軸心に沿って挿入する必要があり、配置部位によっては、この回転体を配置できないおそれもある。特に、回転体の端部等に、他の付属部材(たとえば、回転数を検出センサ等)が付設されている場合、組み付けが困難になっていた。
特許文献3では、回転体を取り外す際に、作業者が取手を指で操作することによって、係止爪の溝への係止状態を解除するものであり、作業性に劣るとともに、その解除動作中に取手を損傷させるおそれもある。また、特許文献2と同様、所定間隔で相対向する支持壁に対して、いずれか一方の支持壁の外側から、回転体をその軸心に沿って挿入する必要があり、配置部位によっては、この回転体を配置できないおそれもある。
本発明は、斯かる事情に鑑み、簡単な操作で、回転体を着脱することができ、しかも、この装着動作及び取り外し動作中においては、回転体を大きく移動させる必要がない回転体支持構造体及び画像形成装置を提供しようとするものである。
本発明の回転体支持構造体は、回転体の軸方向両端部を回転自在に支持する回転体支持構造体であって、回転体の軸方向両端部の被支持部をそれぞれ回転自在に支持する支持嵌合孔部を有する一対の支持部材を備え、支持嵌合孔部と支持部材の外端面とを連結するスリット孔を少なくとも一方の支持部材に設けるとともに、回転体の支持部材に接近する方向の移動によって、スリット孔を介して支持嵌合孔部に嵌入する小径部を回転体に設け、小径部が支持嵌合孔部に嵌合された状態で、回転体を軸方向に沿ってスライドさせて、両支持部材の支持嵌合孔部にそれぞれ回転体の被支持部を嵌合させるものである。
本発明の回転体支持構造体では、装着する際には、回転体を、支持部材に接近する方向の移動を行った後、回転体の軸方向にスライドさせるものであり、逆に、取り外す際には、回転体を、回転体の軸方向に逆方向にスライドさせた後、回転体を支持部材から回転体を離間させれば、取り外すことができる。このため、付加部材が回転体に付設されていても、簡単な操作で、回転体を着脱することができ、しかも、この装着動作及び取り外し動作中においては、回転体を大きく移動させる必要がなく、装置の大型化を招かず、また、種々の配置位置の回転体の支持に用いることができる。
本発明の回転体支持構造体の簡略斜視図である。 前記回転体支持構造体に回転体を装着する方法を示す簡略斜視図である 前記回転体支持構造体の一方の支持部材の正面図である。 前記回転体の要部断面図である。 前記回転体支持構造体の前記支持部材のスリット孔と、回転体の小径部との関係を示す簡略図である。 前記回転体も軸方向規制部材を装着する前の斜視図である。 一対の付加部材が装着された回転体に軸方向規制部材を装着する前の斜視図である。 前記回転体支持構造体が用いられら画像形成装置の全体簡略図である。
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための形態を説明する。
図8は、本発明に係る画像形成装置の実施の一形態を示す概略構成図である。図1に示す本発明の画像形成装置は、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1BKを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1BKは、画像形成装置本体Hに対して着脱可能に構成してある。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1BKは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。そこで、1つのプロセスユニット1Yを例にその構成を説明する。
プロセスユニット1Yは、像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像手段としての現像装置4(後述するように、現像ローラ23等を有する)と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング装置5を備えている。このため、プロセスユニット1Y,1C,1M,1BKが、少なくとも、感光体2と帯電ローラ3と現像ローラ23とを備える画像形成ユニットを構成する。この場合、画像形成ユニットはクリーニング装置5も備えることになる。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1BKの図の上方には、感光体2の表面を露光する露光手段としての露光装置7が配設されている。また、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1BKの図の下方には、中間転写ユニット6が配設されている。中間転写ユニット6は、無端状のベルトから構成される中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、駆動ローラ8及び従動ローラ9に張架され、図の矢印の方向に周回走行可能に構成されている。
中間転写ベルト10の内周面には、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11Y,11C,11M,11BKが配設されている。各一次転写ローラ11Y,11C,11M,11BKは、それぞれ感光体2に対向した位置で中間転写ベルト10の内周面に圧接している。この圧接によって、各感光体2は中間転写ベルト10の外周面に圧接し、それらの圧接部において一次転写ニップを形成している。
中間転写ベルト10を張架する駆動ローラ8に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は、中間転写ベルト10の外周面に圧接しており、それらの圧接部において二次転写ニップを形成している。また、中間転写ベルト10の外周面には、ベルトクリーニング装置21が配設されている。
中間転写ユニット6の図の下方には、廃トナーを収容するための廃トナー収容器22が配設されている。廃トナー収容器22の入口部にはベルトクリーニング装置21から伸びた図示しない廃トナー移送ホースが接続されている。
画像形成装置本体Hの下部には、紙やOHPシート等の転写材Pを収容した転写材収容部13が配設されている。転写材収容部13には、転写材Pを搬出する供給ローラ14等が設けてある。
画像形成装置本体H内には、転写材Pを転写材収容部13から上方へ案内するための搬送路Rが配設されている。駆動ローラ8と二次転写ローラ12が圧接して形成された二次転写ニップよりも、搬送路Rの搬送方向上流側(図の下方)に、一対のレジストローラ15a,15bが配設されている。また、二次転写ニップよりも、搬送路Rの搬送方向下流側(図の上方)に、定着装置16が配設されている。定着装置16は、加熱ローラ17と加圧ローラ18を有し、加熱ローラ17と加圧ローラ18が互いに圧接した圧接部において定着ニップが形成されている。
搬送路Rの搬送方向下流端部には、一対の排出ローラ19a,19bが配設されている。また、転写材Pを積載するためのストック部20が、画像形成装置本体Hの上面を内方へ凹ませて形成されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
プロセスユニット1Yにおいて、感光体2を図の矢印の方向に回転させ、その感光体2の表面を帯電ローラ3によって均一な高電位に帯電させる。次いで、画像データに基づいて露光装置7から感光体2の表面にレーザビームが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。この感光体2の表面に形成された静電潜像の部分に、現像装置4によって帯電させたトナーを静電的に転移させ、イエローのトナー画像を形成(可視画像化)する。現像装置4は、感光体2に形成された静電潜像の可視像処理を行う現像剤担持体に相当する現像ローラ23と、この現像ローラ23にトナーを供給する供給ローラ24とを有する。
一次転写ローラ11Yに、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ローラ11Yと感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界を形成する。そして、一次転写ニップにおいて、回転する感光体2上のトナー画像を、図の矢印方向に走行する中間転写ベルト10に一次転写する。
その他の各プロセスユニット1C,1M,1BKにおいても、同様にして感光体2上にトナー画像を形成し、4色のトナー画像を互いに重なり合うように中間転写ベルト10に一次転写する。
また、一次転写行程を経た後の感光体2の表面を、クリーニング装置5によってクリーニングし、残留トナーを除去する。さらに、感光体2の表面に残る残留電荷を図示しない除電ランプによって除電する。
一方、転写材収容部13に収容されている転写材Pを、供給ローラ14を回転させて搬送路Rへ送り出す。送り出された転写材Pは、レジストローラ15a,15bによって一旦停止される。
また、二次転写ローラ12にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加して二次転写ニップに転写電界を形成する。あるいは、二次転写ローラ12に対向する駆動ローラ8にトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加して、同様の転写電界を形成してもよい。その後、レジストローラ15a,15bの駆動を再開し、中間転写ベルト10上のトナー画像とタイミング(同期)をとって転写材Pを二次転写ニップへ送る。そして、二次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上のトナー画像を転写材P上に一括して二次転写する。また、二次転写後、中間転写ベルト10の表面に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置21によって除去され、除去されたトナーは廃トナー収容器22へ回収される。
トナー画像を転写された転写材Pは、定着装置16へと搬送される。定着装置16に送り込まれた転写材Pは、加熱ローラ17と加圧ローラ18間に挟まれて加熱・加圧され、トナー画像が転写材P上に定着される。その後、転写材Pは排出ローラ19a,19bによってストック部20に排出される。
ところで、このように構成された画像形成装置では、感光体2、帯電ローラ3、現像ローラ23、及び転写ローラ12等は、いわゆる回転体31を構成することになる。
このため、これらの回転体31としては、図1等に示す回転体支持構造体30に回転自在として支持することがきる。回転体支持構造体30としては、回転体31の軸方向両端部の被支持部32a,32bをそれぞれ回転自在に支持する支持嵌合孔部33a,33bを有する一対の支持部材34a,34bを備える。
支持部材34a,34bは、図2(a)等に示すように、図例ではそれぞれ矩形平板体にて構成され、所定間隔に同一高さに配置される。また、支持嵌合孔部33a,33bは円形孔であって、同一軸心上に配置される。そして、一方の支持部材34aの支持嵌合孔部33aには、支持部材34aの外端面(一方の短辺である下面)も開口するスリット孔35が連設されている。すなわち、スリット孔35は、嵌合孔部33aと外部とを連結する。
この場合の回転体31の一端側、つまり、一方の支持部材34a側に小径部36が形成されている。この小径部36の外径寸法をW2(図4参照)とし、前記スリット孔35の幅寸法をW1(図3参照)としたときに、W1>W2である。また、小径部36の軸方向長さをT2(図5参照)とし、支持部材34aの肉厚寸法(軸方向長さであって、支持部材間方向)をT1(図5参照)としたときに、T2>T1である。さらに、支持嵌合孔部33aの内径寸法をC1(図3参照)とし、回転体31の外径寸法をC2(図4参照)としたときに、C1>C2となる。このため、C1>C2>W1>W2となる。
また、回転体31には軸方向位置規制部材37が装着されている。この規制部材37は、図2(c)に示すように、回転体31が嵌入される貫孔37aを有するものであって、この貫孔37aには、外径側に開口する径方向スリット孔37bが連設されている。この場合、径方向スリット孔37bの開口部を回転体31に向けて、回転体31の外径方向から、回転体31の軸方向と直交する方向に沿って、接近させていくことになる。これによって、径方向スリット孔37bのスリット間隔が弾性的に拡大して、径方向スリット孔37bが回転体31に嵌入していき、貫孔37aに回転体31が嵌合した状態となる。このため、自由状態での貫孔37aの径寸法を、回転体31の外径寸法と同一乃至回転体31の外径寸法よりも小さくするのが好ましい。
次に、前記のように構成された支持構造体30に回転体31を支持させる方法を説明する。この場合の回転体31には、その一方の端部側、つまる、軸方向一端面に、付加部材40が付設されている。ここで、付加部材40とは、各種回転体31に付設される種々の部品(例えば、回転数を検出センサ等)である。
まず図2(a)に示すように、小径部36を、一方の支持部材34aのスリット孔35に対応させる。この際、支持部材の嵌合孔部33a、33bの軸心と、回転体31の軸心(軸方向)とを平行状態とする。
次に、この図2(a)に示す状態から、嵌合孔部33a、33bの軸心方向と平行方向に沿って、矢印X1方向に支持部材34a、34bに接近させていく。この際、前記したように、T2>T1であり、W1>W2であるので、小径部36は、スリット孔35に侵入していって、図2(b)に示すように、一方の支持部材34aの支持嵌合孔部33aに遊嵌状に嵌合する。
なお、この図2(b)に示す状態では、回転体31としては、小径部36よりも他方の支持部材34b側が、支持部材34a、34b間に侵入する必要があり、支持部材34a、34b間寸法に応じて回転体31の長さ寸法を設定する必要がある。すなわち、図2(a)に示すように、支持部材34a、34b間寸法をL1とし、回転体31の小径部36から軸方向他端ませの寸法をL2としたときに、L1>L2とする必要がある。
この図2(b)に示す状態から、矢印Y1に示すように、回転体31をその軸方向(嵌合孔部33a、33bの軸心方向)に沿って、他方の支持部材34b側に回転体31をスライドさせる。これによって、図2(c)に示すように、一方の被支持部32aを一方の支持部材34aの支持嵌合孔部33aに嵌合させるとともに、他方の被支持部32bを他方の支持部材34bの支持嵌合孔部33bに嵌合させる。この状態で、この支持構造部30でもって、回転体31を回転自在に支持することができる。
その後は、軸方向位置規制部材37を回転体31に装着することになる。すなわち、径方向スリット孔37bの開口部を回転体31に向けて、回転体31の外径方向から、回転体31の軸方向と直交する方向(矢印Z1方向)に沿って、接近させることによって、嵌合させることになる。
支持部材34a,34nの支持嵌合孔部33a,33bに回転体31の被支持部32a、32bが嵌合している状態において、規制部材37は、小径部36の支持嵌合部33a,33bへの移動を規制するものである。この場合、他方の支持部材34bよりも反一方の支持部材34a側に配設され、回転体31は、前記矢印Y1方向と反対のY2方向へのスライドを規制することになる。これによって、不意に、回転体31の小径部36がスリット孔35に対応する状態にならない。このように、回転体31の小径部36がスリット孔35に対応する状態にならなければ、この回転体31が支持部材34a、34bから外れることがない。
また、この図2(d)に示すように、回転体31が支持部材34a、34bにて支持されているとともに、規制部材37にて位置が規制されている状態において、規制部材37を、前記矢印Z1方向と反対の矢印Z2方向に、回転体31の軸方向と直交する方向に沿って引張れば、回転体31から規制部材37を引き抜くことができ、図2(c)の状態に戻すことができる。すなわち、規制部材37が回転体31に装着されている状態において、回転体31を矢印Z2方向に引張れば、径方向スリット孔37bのスリット間隔が弾性的に拡大して、矢印Z2方向に沿って引き抜くことができる。
図2(c)の状態に戻れば、回転体31を軸方向に沿って矢印Y2方向(図2(b)に示す矢印Y1方向と逆方向)にスライドさせて、図2(b)に示すように、小径部36を、一方の支持部材34aの嵌合孔部33aに対応させることができる。この状態では、回転体31は他方の支持部材34bの嵌合孔部33bから抜け出た状態となる。
このため、この図2(b)に示す状態から図2(a)の矢印X2方向(前記矢印X1方向と反対方向)に、回転体31を嵌合孔部33a、33bの軸心方向と平行方向に沿って移動させれば、図2(a)に示しように、回転体31をこの支持構造体30から取り外すことができる。
本発明の回転体支持構造体によれば、一方の支持部材34aのスリット孔35に、回転体31の小径部36を対向させた状態で、回転体31を支持部材34a,34bに接近させていけば、小径部36をスリット孔35を介して支持嵌合孔部33aに嵌入させることができる。この状態で、回転体31をその軸方向に沿ってスライドさせれば、回転体31の被支持部32a,32bを、両支持部材34a,34bの支持嵌合孔部33a,33bに嵌合させることができる。これによって、回転体支持構造体にて回転体31を回転自在に支持することができる。
また、この支持状態から、回転体31をその軸方向に沿って前記スライドと逆方向にスライドさせることによって、両支持部材34a,34bの支持嵌合孔部33a,33bから、回転体31の被支持部32a,32bをずらせて、一方の支持部材34aの支持嵌合孔部33aに回転体31の小径部36を嵌合させた状態とできる。この状態で、回転体31を支持部材34a,34bから離間させていけば、回転体31の小径部36を、スリット孔35を介して外部へ抜け出させることができる。これによって、回転体31の支持状態を解除することができる。
本発明の回転体支持構造体では、装着する際には、回転体31を支持部材34a,34bに接近する方向の移動を行った後、回転体31を軸方向にスライドさせるものであり、逆に、取り外す際には、回転体31を、その軸方向に逆方向にスライドさせた後、回転体31を、支持部材34a,34bから回転体31を離間する方向に移動させれば、取り外すことができる。このため、図1に示すような付加部材40が回転体31に付設されていても、簡単な操作で、回転体31を着脱することができ、しかも、この装着動作及び取り外し動作中においては、回転体32を大きく移動させる必要がなく、装置の大型化を招かず、また、種々の配置位置の回転体31の支持に用いることができる。
軸方向規制部材37を備えたものでは、回転体31の軸方向の移動が規制され、回転体31の支持が安定する。すなわち、不意に、回転体31の小径部36がスリット孔35に対応することがなくなって、支持部材34a,34bからの抜け防止できる。また、回転体31の軸方向と直交する方向から外嵌が可能であるので、この装着方向と相反する方向に軸方向規制部材37を移動させれば、軸方向規制部材37を取り外すことができる。このため、軸方向規制部材37は、回転体31の軸方向と直交する方向に沿った着脱動作を行うことができ、操作性に優れる。
小径部36の軸方向長さT2をスリット孔35の軸方向長さT1をよりも長く設定するとともに、小径部36の外径寸法W2をスリット孔35の幅寸法W1よりも小さく設定することによって、回転体31を安定して着脱することができる。また、支持嵌合孔部33aの内径寸法C1を、回転体31の外径寸法C2よりも大きくしたことにより、回転体31は滑らかに回転する。
図6では、規制部材37を小径部36に装着するものである。このため、小径部36の軸方向長さとしては、規制部材37が小径部36に嵌合できるように、前記図1に示す場合よりも長く設定する必要がある。また、規制部材37は、自由状態での貫孔37aの径寸法を、小径部36の外径寸法と同一乃至小径部36の外径寸法よりも小さくするのは好ましい。この場合、規制部材37は他方の支持部材34b側に配置されている。このため、この規制部材37を用いても、矢印Y2方向の回転体31の軸方向の移動(スライド)が規制される。
このように、軸方向規制部材37を小径部36に装着するものでは、小径部に装着することによって、小径部36の有効利用を図ることができ、より省スペース化を図ることができるとともに、構成の簡略化を図ることができる。
図7では、回転体31の一方の軸方向端面に付設された付加部材40(40a)加え、さらに、他方の支持部材34a側にも他の付加部材40(40b)が付設されている。このため、小径部36が一対の付加形状部40a,40bの間に配置されることになる。
しかしながら、このように、一対の付加形状部40a,40bであっても、装着する際には、回転体31を支持部材34a,34bに接近する方向に移動を行った後、回転体31を軸方向にスライドさせるものであり、逆に、取り外す際には、回転体31を、その軸方向に逆方向にスライドさせた後、回転体31を、支持部材34a,34bから回転体31を離間する方向に移動させれば、取り外すことができる。このため、この付加形状部40a,40bが邪魔にならずに、装着・取り外しを行うことができる。
このように、画像形成装置に用いられる種々の回転体31に対して、前記支持構造を用いて支持することができ、各種の部材の交換や点検・補修等に優れたものものとなる。このため、画像形成装置は、安定した画像形成が可能となる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明に係る画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等がある。また、スリット孔35としては、前記実施例では、一方の支持部材34aに形成していたが、他方の支持部材34bに設けてもよく、さらには、両支持部材34a、34bに設けてよい。両支持部材34a、34bにスリット孔35を設けた場合、それに対応して小径部36を一対設けることになる。このように、両支持部材34a、34bにスリット孔35を設けることによって、回転軸31の軸方向長さを長くできる。すなわち、図例のように、一方の支持部材34aにのみにスリット孔35を設けた場合、図2(a)に示す状態から、図2(b)に示す状態とする場合、回転軸31は、その小径部36から他端までが支持部材34a、34b間に入る必要があるため、その軸方向長さが短くなる。
また、図1に示す支持構造体等において、他方の支持部材34b側の規制部材37に加えて、一方の支持部材34aの反他方の支持部材側に他の規制部材37を装着するようにしてもよい。このように、一対の規制部材37を装着すれば、回転体31の軸方向のY1方向及びY2方向のスライドを規制することができる。なお、他方の支持部材34b側の規制部材37を省略して、一方の支持部材34a側のみに規制部材37を設けてもよい。
前記実施例では、スリット孔35が下方の短辺の外端面に開口するものであったが、スリット孔35が上方の短辺の外端面に開口するものであってもよい。このように、スリット孔35が上方に開口するものでは、回転体31が支持部材34a、34bが上方から挿入することになる。また、スリット孔35として、支持部材34a、34bの側辺(長辺)に外端面に開口するものであってもよい。
支持部材34a、34bとして、矩形平板に限るものではなく、要は、同一直線上に同一径の嵌合孔部33a,33bが所定間隔で配設でき、しかも、少なくとも、いずれか一方の嵌合孔部33a(又は33b)に連通されるスリット孔35を形成できるものであればよい。
また、回転体31として、水平方向に配設されるものに限るものではなく、鉛直線上に配設されるものであっても、水平方向に対して、所定角度で傾斜するものであってもよい。
ところで、図2(a)に示す状態から、図2(b)に示す状態、つまり、回転体32の小径部36を一方の支持部材34aの嵌合孔部33aに嵌合する状態とする場合、前記実施例では、回転体31の軸方向を、支持部材34a、34bの嵌合孔部33a、33bの軸心方向と平行方向に移動させるものであった。しかしながら、このように平行移動させることなく、支持部材34a、34bの嵌合孔部33a、33bの軸心方向と回転体31の軸方向とが任意の角度を成すものであってもよく、要は、回転体31の小径部36を嵌合孔部33aを介して一方の支持部材34aの嵌合孔部33aに嵌合でき、その後、回転体31をその軸方向に沿ってスライドさせることによって、回転体31の被支持部32a、32bを、嵌合孔部33a、33bに嵌合できればよい。また、逆に、図2(b)に示す状態から、図2(a)に示す状態とする場合であっても、支持部材34a、34bの嵌合孔部33a、33bの軸心方向と回転体31の軸方向とが任意の角度を成すものであってもよい。
31 回転体
33a、33b 嵌合孔部
34a、34b 支持部材
35 スリット孔
36 小径部
37 規制部材
40a、40aa、40b 付加部材
特開平1−242812号公報 特開平8−1778750号公報 特開平4−219517号公報

Claims (8)

  1. 回転体の軸方向両端部を回転自在に支持する回転体支持構造体であって、
    回転体の軸方向両端部の被支持部をそれぞれ回転自在に支持する支持嵌合孔部を有する一対の支持部材を備え、支持嵌合孔部と支持部材の外端面とを連結するスリット孔を少なくとも一方の支持部材に設けるとともに、回転体の支持部材に接近する方向の移動によって、スリット孔を介して支持嵌合孔部に嵌入する小径部を回転体に設け、小径部が支持嵌合孔部に嵌合された状態で、回転体を軸方向に沿ってスライドさせて、両支持部材の支持嵌合孔部にそれぞれ回転体の被支持部を嵌合させることを特徴とする回転体支持構造体。
  2. 両支持部材の支持嵌合孔部にそれぞれ被支持部を嵌合させた状態で、回転体に対して回転体の軸方向と直交する方向から着脱可能に外嵌して、回転体の軸方向の移動を規制する軸方向規制部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の回転体支持構造体。
  3. 前記軸方向規制部材が小径部に装着されることを特徴とする請求項2に記載の回転体支持構造体。
  4. 支持部材の支持嵌合孔部に回転体の被支持部が嵌合している状態において、前記軸方向規制部材は、小径部の支持嵌合部への移動を規制することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の回転体支持構造体。
  5. 小径部の軸方向長さをスリット孔の支持部材間方向長さをよりも長く設定するとともに、小径部の外径寸法をスリット孔の幅寸法よりも小さく設定したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の回転体支持構造体。
  6. 回転体に、少なくとも一方の端部側に付加形状部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の回転体支持構造体。
  7. 回転体には、少なくとも一対の付加形状部が設けられ、前記小径部が一対の付加形状部の間に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の回転体支持構造体。
  8. 前記請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の回転体支持構造体を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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