JP2014227762A - コンクリート構造物の施工方法 - Google Patents

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孝 壺井
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【課題】 外壁や配管等の障害物に沿って容易に効率よくコンクリート構造物を構築することのできるコンクリート構造物の施工方法を提供する。【解決手段】 予め、薄鋼板型枠パネル2をランナー6、キャップ7及びアングル5により補強した上で、外壁A等の障害物に近接させて立設する。当該薄鋼板型枠パネル2に形成したセパレータ孔にPコン4a及びナット4bを用いてセパレータ3の一端を固定するとともに、当該セパレータの他端にコンクリートパネル8を締結具としてのフォームタイ9により固定し、コンクリート型枠1を形成する。そして、当該コンクリート型枠1の枠内にコンクリートを打設する。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリートを打設する際の薄鋼板型枠パネルを用いたコンクリート構造物の施工方法に関する。
従来、外壁等に隣接してコンクリート構造物を施工するにあたっては、当該外壁等に隣接して型枠を設置するのが困難であるため、外壁から内側の型枠まで全体にコンクリートを打設する必要があり、必要以上にコンクリートを使用することから無駄が生じていた。
また、配管等の障害物があった場合には、当該障害物がコンクリート型枠の構築を阻害するために、外壁等に近接してコンクリート構造物を構築することは困難だった。
そんな中、周囲に近接して擁壁が形成されたコンクリート地下構造物の外壁型枠工法において、擁壁側にラス型枠及び部屋側に合板の型枠を立設し、当該擁壁側のラス型枠の上方に間隔保持部材をシートパイルに橋架するように着脱状態に取付け、ラス型枠と合板の型枠とを固定するためにセパレータのラス型枠側先端をラス型枠の固定ボルトにねじ込み、合板の型枠を木端太やサポートを用いて補強した後、ラス型枠と合板の型枠の間にコンクリートを打設することによって、無駄なコストや資源を省くことができ、安全で効率の良い型枠工事を実現することのできる外壁型枠工法が提供されている(特許文献1)。
特開2004−52462号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術では、ラス型枠に対してセパレータの先端をねじ込んでいるに過ぎず、セパレータから擁壁方向にのみ加圧されていることからラス型枠が擁壁方向へと倒れ込む可能性があり、また、コンクリートの打設時の強度に危惧が生じるおそれがあるために、当該ラス型枠と擁壁との間にその間隔を保持するための間隔保持部材を設け、当該ラス型枠の擁壁方向への倒れ込みを防止し、当該ラス型枠を鉛直に適切に立設しているものの、当該間隔保持部材を取付けるための作業をする必要性があり、また、ラス型枠と擁壁との間隔に応じた間隔保持部材を用意する必要があることから、作業効率を低下させるという問題があった。
また、前記間隔保持部材を取付けるに際して、前記障害物が配管等であった場合には、対象が擁壁である場合と異なり、当該間隔保持部材を配管等に取付けることは容易ではなく、適切にラス型枠を立設することができないという問題もあった。
そこで、本発明は、間隔保持部材を取付ける必要がなく、外壁や配管等の障害物に沿って容易に効率よくコンクリート構造物を構築することのできるコンクリート構造物の施工方法を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に係る請求項1にコンクリート構造物の施工方法は、外壁又は配管等の障害物に近接させてコンクリート構築物を構築させる際の薄鋼板型枠パネルを用いたコンクリート構造物の施工方法であって、金属板体を屈曲させてリブを所定の間隔で形成し、当該リブの底面にセパレータを挿通する複数のセパレータ孔を任意のサイズの円形で設けた薄鋼板型枠パネルの下端に断面コ字状のランナーを嵌め込んで取り付けるとともに、当該薄鋼板型枠パネルの上端に断面コ字状のキャップを嵌め込んで取り付ける工程と、当該薄鋼板型枠パネルの複数のセパレータ孔のうち任意のセパレータ孔に対して内側及び外側から型枠保持部材を取付けるとともに、当該外側の型枠保持部材と薄鋼板型枠パネルとの間に一又は二以上の棒状の型枠補強部材を各左右の型枠保持部材にかけて取付ける工程と、当該薄鋼板型枠パネルを、当該薄鋼板型枠パネルの外側を外壁又は配管等の障害物に向けた状態で近接させて立設する工程と、前記薄鋼板型枠パネルのセパレータ孔に取付けた内側の型枠保持部材にセパレータの一端を挿入して固定する工程と、前記複数のセパレータの他端に前記内側の型枠保持部材と締結具によりコンクリートパネルを固定して、当該コンクリートパネルと前記薄鋼板型枠パネルによって囲まれたコンクリート型枠を構築する工程と、当該コンクリート型枠の枠内にコンクリートを打設する工程とからなることを特徴としている。
また、請求項2に記載のコンクリート構造物の施工方法は、前記コンクリート型枠を構築する工程の後でコンクリートを打設する工程の前に、コンクリートパネルの外側と地面との間に支保を固定する工程と、ロープ状体を張る工程とを含むことを特徴としている。
本発明に係る請求項1に記載のコンクリート構造物の施工方法によれば、薄鋼板型枠パネルを立設する前に、薄鋼板型枠パネルに予め型枠補強部材(アングル)を設け、さらに、薄鋼板型枠パネルの立設に際して、その下端に断面コ字状のランナーを嵌め込み、また、その上端に断面コ字状のキャップを嵌め込み、さらに薄鋼板型枠パネルの外壁側にアングルを取付けることにより、コンクリート型枠としての最低限の強度を保持することができ、強度を保持できることから、薄鋼板型枠パネルを立設してコンクリート型枠の形成した後に改めて前記間隔保持部材を設けることなくコンクリートを打設することができる。
また、前記の通り、従来の間隔保持部材を設ける必要性がないことから、前記障害物が配管等の間隔保持部材の設置が困難な場合であっても、容易に薄鋼板型枠パネルを立設することができ、種々の障害物が存していた場合であってもコンクリート構造物を構築することができる。
また、請求項2に記載のコンクリート構造物の施工方法によれば、コンクリートパネルの外側面と地面との間に支保を固定し、且つ、ロープ状体を張ることで、当該支保がコンクリートパネルの外側へと倒れ込むのを防止するために当該コンクリートパネルを支持し、且つ、コンクリートが打設されたコンクリート型枠が配管等の障害物方向へと倒れ込もうとするのに対して、ロープ状体側へと引張する力が働くため、当該コンクリート型枠の倒れ込みを防止することができ、支保及びロープ状体の両者のバランスにより安定してコンクリート型枠の立設を維持することができる。
本発明に係るコンクリート型枠を示す断面図である。 当該コンクリート型枠を示す外観斜視図である。 本発明に係る薄鋼板型枠パネルを示す外観斜視図である。 当該コンクリート施工方法の手順を示すフローチャートである。 当該コンクリート施工方法の手順を示す図である。 当該コンクリート施工方法の手順を示す図である。 前記薄鋼板型枠パネルを示す図である。 当該コンクリート施工方法の手順を示す図である。 当該コンクリート施工方法の手順を示す図である。 当該コンクリート施工方法の手順を示す図である。 他の実施例を示す断面図である。 他の実施例を示す断面図である。
以下、図面に基づき、コンクリート型枠1について説明した後、当該コンクリート型枠1を利用したコンクリート構造物の施工方法について具体的に説明する。
まず、図1は、本発明に係るコンクリート型枠1を示す断面図であり、図2は、当該コンクリート型枠1を示す外観斜視図である。図1及び図2に示すように、当該コンクリート型枠1は、薄鋼板型枠パネル2に複数のセパレータ3の一端を型枠保持部材4としてのPコン4a及びナット4bで螺合して所定の間隔で固定するとともに、当該薄鋼板型枠パネル2の外側面にアングル5、当該下端にランナー6、そして当該上端にキャップ7を補強材としてビス等で固定し、複数のセパレータ3の他端をPコン4a及び締結具としてのフォームタイ9(フォームタイは登録商標。)で螺合してコンクリートパネル8に固定したものである。なお、図2において、コンクリートパネル8は、コンクリート型枠1の枠内を示すため破線で表示した。
薄鋼板型枠パネル2は、当該薄鋼板型枠パネル2と外壁Aとの距離間隔が70mmの間隔で立設されているため、当該外壁Aに極めて近接させてコンクリート型枠1を構築することができ、したがって、外壁Aに沿ってコンクリート構造物を構築することができる。当該外壁Aのような障害物は、当該外壁Aのように平らな平面を形成するものだけでなく、配管等のように表面が曲面であるものや、側面が平らでないようなものであってもよく、そのような障害物が近接していた場合でも薄鋼板型枠パネル2を立設してコンクリート構造物を建築することができる。
なお、本実施例では、図1に示すように、薄鋼板型枠パネル2と外壁Aとの距離間隔を70mm、アングル5の外壁A側先端と外壁Aの距離間隔を20mmとしたが、コンクリート型枠1の構築を行うことができる程度の作業スペースを確保することができればよく、さらに当該距離間隔を狭くして、例えば、アングル5の外壁A側先端から約10mmの距離間隔としてもよく、逆に、壁面Aの表面に凹凸が形成されている場合等の特殊な状況において必要があるときは、当該距離間隔を広くしてもよい。
図3は、前記薄鋼板型枠パネル2を示す拡大斜視図である。当該薄鋼板型枠パネル2は、金属板体を屈曲させてリブ2aを所定の間隔で形成し、当該リブ2aの底面にセパレータ3を挿通する複数のセパレータ孔2bを任意のサイズの円形で設けている。当該セパレータ孔2bは、当該リブ部2aを底面に円形のC型スリットを設け、当該C型スリットを指等で押圧することによって開口するように形成されている。
このように構築したコンクリート型枠1を用いてコンクリート構造物を建築する手順を、以下の図4のフローチャート及び図5乃至図10等を用いて具体的に説明する。図5及び図6並びに図8乃至図10は、本コンクリート施工方法の手順を示す図であり、図7は、薄鋼板型枠パネル2を示す図である。
まず、図5の薄鋼板型枠パネル2の断面図に示すように、薄鋼板型枠パネル2の下端に断面コ字状に形成したランナー6を嵌め込み、当該ランナー6及び薄鋼板型枠パネル2の下端を貫通するようにビスαで留めることにより、薄鋼板型枠パネル2の下端にランナー6を固定する。また、薄鋼板型枠パネル2の上端に断面コ字状に形成したキャップ7を嵌め込み、ランナー6と同様にビスαを打ち込み、薄鋼板型枠パネル2の上端にキャップ7を固定する。なお、当該図5に示した工程は、予め、薄鋼板型枠パネル2を立設する前に行っておく。
次に、図6に示すように、前記薄鋼板型枠パネル2に対して、当該薄鋼板型枠パネル2の複数のセパレータ孔2bのうち任意のセパレータ孔2bに対して内側のPコン4a及び外側のナット4bからなる型枠保持部材を取付けるとともに、当該ナット4bと薄鋼板型枠パネル2との間に一又は二以上の型枠補強部材としての棒状のアングル5を各左右の型枠保持部材にかけて図7に示す如く取付ける。このように、薄鋼板型枠パネル2に予めランナー6、キャップ7及びアングル5といった補強部材を取付けることにより強度を向上させておく。なお、当該実施例を示す図6では、二本のアングル5を取付けたが、薄鋼板型枠パネル2のサイズ等に応じて一本又は二本以上のアングル5を適宜取付けてもよい。
次に、図8に示すように、前記図6で示した前記薄鋼板型枠パネル2を墨出し位置に合わせて外壁Aに近接させ、薄鋼板型枠パネル2の下部の強度を確保することを目的として、断面コ字状のランナー6と当該ランナー6の内側に嵌め込まれた薄鋼板型枠パネル2との間隙に高圧釘打機等を用いて地面まで貫通する程度に所定の間隔でコンクリート釘βを打ち込んで固定し、薄鋼板型枠パネル2を立設する。このとき、外壁Aとの距離間隔は、図1に示すとおり、アングル5の外壁A側先端から20mmで、薄鋼板型枠パネル2の外側表面から70mmである。なお、当該距離間隔は、コンクリート型枠1の構築を行うことができる程度の作業スペースを確保することができればよく、さらに当該距離間隔を狭くして、例えば、アングル5の外壁A側先端から約10mmの距離間隔としてもよく、逆に、壁面Aの表面に凹凸が形成されている場合等の特殊な状況において必要があるときは、当該距離間隔を広くしてもよい。
次に、図9に示すように、前記立設した薄鋼板型枠パネル2にセパレータ3を固定する。具体的には、前記薄鋼板型枠パネル2のセパレータ孔2bに対して内側に取付けたPコン4aにセパレータ3の一端を取付ける。当該セパレータ3の両端にはネジ溝が刻まれており、また、Pコン4aにはネジ穴が開口しており、当該ネジ穴にネジ溝が刻まれたセパレータ3の一端を嵌め込んで螺合することにより固定する。なお、通常、セパレータ3を固定する前にコンクリート型枠1内の配筋作業を行う。
次に、図1及び図2に示すように、前記セパレータ3の他端にコンクリートパネル8を固定する。当該コンクリートパネル8は、合板型枠パネルや前記薄鋼板型枠パネル2のようなコンクリート構造物を構築するために用いられる一般的な型枠パネルであればよい。当該コンクリートパネル8には、前記セパレータ3に対応する箇所にセパレータ3の挿通孔が設けられ、当該挿通孔の内側にPコン4aを配置してフォームタイ9により固定されるとともに、当該Pコン4aのネジ穴にセパレータ3の他端を嵌め込んで螺合することによりセパレータ3を固定する。なお、薄鋼板型枠パネル2と外壁Aとの間隙においては、十分なスペースがないために、当該コンクリートパネル8のようにフォームタイ9を利用してセパレータ3を固定することはない。
このようにしてコンクリート型枠1を組み立てた後、図10に示すように、当該コンクリート型枠1の枠内にコンクリートを打設する。なお、コンクリートパネル8に合板型枠パネルを利用した場合には、コンクリートの硬化後に取り外す必要がある。
上記工程のように、本発明に係るコンクリート構造物の施工方法によれば、コンクリート型枠1を組み立てる前に、予め、薄鋼板型枠パネル2にランナー6、キャップ7及びアングル5を固定して補強することにより、コンクリート型枠1の型枠として十分な強度を得ることができるため、コンクリートを打設しても倒れ込むことがなく独立して立設することができる。
また、薄鋼板型枠パネル2と外壁Aとの間隙に間隔保持部材等の補強部材を設ける必要がないことから、外壁Aが配管等の間隔保持部材を取付けるのが困難な障害物に置き換わっても、コンクリート型枠1を容易に組み立てることができる。
さらに、薄鋼板型枠パネル2の外壁A方向への倒れ込みを防止するための前記間隔保持部材を設ける必要がないため、薄鋼板型枠パネル2と外壁Aとの間隙を可及的に狭くすることができ、コンクリート構造物を構築する際、構築現場のスペースを効率的に利用することができる。
次に、図11を用いて、第二の実施例について説明する。図10は、当該実施例のコンクリート型枠1を示す断面図である。基本的な構成は上記実施例と同様であるところ、当該実施例では、コンクリートパネル8の外側に支保10とロープ状体11とが地面との間で橋架するように取付けられている。当該ロープ状体11は、チェーン、ワイヤ又は縄等のロープ状のものであればよい。
当該支保10は、コンクリートパネル8が外側に倒れ込むことを防止するためにコンクリートパネル8を支持するために取付けられ、一方、当該ロープ状体11は、コンクリートパネル8が内側に倒れ込むのを外側に引くことによって倒れ込むことを防止している。この支保10及びロープ状体11による押し引きのバランスによりコンクリートパネル8、そしてコンクリート型枠1の立設を安定して維持することができる。
これ以外にも、図12に示すように、さらに端太12等をコンクリートパネル8の外側に設けることにより補強してもよい。
その他の実施例として、前記実施例では薄鋼板型枠パネル2の外側に型枠補強部材としてのアングル5を取付けた後に薄鋼板型枠パネル2を立設したが、当該薄鋼板型枠パネル2を立設した後にアングル5を取付けてもよい。
また、薄鋼板型枠パネル2の立設幅が比較的長くて高い場合、当該立設幅に適合する長さの薄鋼板型枠パネル2に同程度の長さのアングル5を取付けると重量が増すことからその立設が困難になる場合がある。このような場合、当該立設幅が比較的長い薄鋼板型枠パネル2を所定の間隔幅で分割して連設することにより、比較的長いアングル5を薄鋼板型枠パネル2に取付ける以下の工法を採用することができる。
具体的には、まず、立設幅が比較長い薄鋼板型枠パネル2を任意の間隔幅、例えば600mmで分割切断し、そのうちの一つの薄鋼板型枠パネル2を地面に立設する。次に、当該立設した薄鋼板型枠パネル2と外壁Aとの間隙から、当該一枚目の薄鋼板型枠パネル2の連設するのとは逆側の端部にあるセパレータ孔2bに、前記比較的長いアングル5の一端のみをPコン4a及びナット4bによって固定して仮留めを行う。この際、当該アングル5の他端は何ら固定されておらず下方に垂れることから、当該端端を桟木等に仮留めしてアングル5が水平を維持できるようにしてもよい。
次に、当該一枚目の薄鋼板型枠パネル2の連設する側の端部にあるセパレータ孔2bにPコン4a及びナット4bによって前記アングル5を水平になるように固定する。このとき、当該Pコン4aにセパレータ3も取付ける。
次に、当該一枚目の薄鋼板型枠パネル2に並べて二枚目の薄鋼板型枠パネル2を連設するとともに、当該二枚目の薄鋼板型枠パネル2であって三枚目の薄鋼板型枠パネル2が連設される側にあるセパレータ孔2bにPコン4a及びナット4bによって前記アングル5を固定する。このとき、当該Pコン4aにセパレータ3も取付ける。このように、二枚目の薄鋼板型枠パネル2と同様に、三枚目から所定の立設幅までの分割切断された薄鋼板型枠パネル2を連設することにより、比較的長いアングル5を薄鋼板型枠パネル2に取付けることができる。
その後、前記セパレータ3の他端にコンクリートパネル8を取付けることによってコンクリート型枠1を構築することができる。なお、当該工法においても、前記実施例と同様に、支保10及びロープ状体11を設けてもよい。また、当該アングル5は、薄鋼板型枠パネル2の高さに従って、図7に示すように二列に設けてもよく、また、三列以上設けてもよい。
なお、薄鋼板型枠パネル2に取付けたアングル5の同一線上に他のアングル5を連設する際には、各アングル5の間に約5mm程度の隙間が生じても、コンクリートの打設後に薄鋼板型枠パネル2が膨らむ等の問題はなく、容易にアングル5を連設することも可能である。
本発明に係るコンクリート構築物の施工方法によれば、外壁Aや配管等だけでなく、その他あらゆる障害物に近接してコンクリート構造物を構築することができる。
1 コンクリート型枠
2 薄鋼板型枠パネル
2a リブ
2b セパレータ孔
3 セパレータ
4a Pコン
4b ナット
5 アングル
6 ランナー
7 キャップ
8 コンクリートパネル
9 フォームタイ
10 支保
11 ロープ状体
A 外壁
α ビス
β コンクリート釘

Claims (2)

  1. 外壁又は配管等の障害物に近接させてコンクリート構築物を構築させる際の薄鋼板型枠パネルを用いたコンクリート構造物の施工方法であって、
    金属板体を屈曲させてリブを所定の間隔で形成し、当該リブの底面にセパレータを挿通する複数のセパレータ孔を任意のサイズの円形で設けた薄鋼板型枠パネルの下端に断面コ字状のランナーを嵌め込んで取り付けるとともに、当該薄鋼板型枠パネルの上端に断面コ字状のキャップを嵌め込んで取り付ける工程と、
    当該薄鋼板型枠パネルの複数のセパレータ孔のうち任意のセパレータ孔に対して内側及び外側から型枠保持部材を取付けるとともに、当該外側の型枠保持部材と薄鋼板型枠パネルとの間に一又は二以上の棒状の型枠補強部材を各左右の型枠保持部材にかけて取付ける工程と、
    当該薄鋼板型枠パネルを、当該薄鋼板型枠パネルの外側を外壁又は配管等の障害物に向けた状態で近接させて立設する工程と、
    前記薄鋼板型枠パネルのセパレータ孔に取付けた内側の型枠保持部材にセパレータの一端を挿入して固定する工程と、
    前記複数のセパレータの他端に前記内側の型枠保持部材と締結具によりコンクリートパネルを固定して、当該コンクリートパネルと前記薄鋼板型枠パネルによって囲まれたコンクリート型枠を構築する工程と、
    当該コンクリート型枠の枠内にコンクリートを打設する工程とからなることを特徴とするコンクリート構築物の施工方法。
  2. 前記コンクリート型枠を構築する工程の後でコンクリートを打設する工程の前に、コンクリートパネルの外側と地面との間に支保を固定する工程と、ロープ状体を張る工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート構築物の施工方法。
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